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2023-09-27

anond:20230927173453

欧州大企業の女CEOとか、一体どこに、出産キャリア形成ストップがかかる要素があるのか、教えてもらえるかな?

anond:20230927172909

出産育児でのキャリア形成ストップがかかるし、年収割合として出産を挟んでも夫と子供を養える女性割合を考えろ。

普通に共働きが主流なのに、主夫を選ぶやつが多いわけ無いやん。

2023-09-20

このインフレは少なくとも2027年まで続く可能性がある

毎度話題になる物価インフレを抑えるためのFRBの利上げ

アメリカという大国インフレ世界中物価に影響があり日本例外ではない

だがFRBの楽観的な見通しに反して物価はまだまだ前年比でプラスとなったまま上がり続けている

では何故利上げによる物価抑制効果が発揮されないのか

それは、トランプバイデンあわせて2兆ドル規模の返済義務のない補助金を紐無しマネーとしてばら蒔いたからに他ならない

このマネーは返済義務がないので、一旦市中に出回ると利上げでは直接回収できない

利上げで直接回収できるマネーは利下げで刷った、返済義務のある紐付きマネーであって、企業債務維持コストが上がるため債務を減らそうと言う動きが増加し、そして返済されたマネー信用創造の逆回転でバランスシートから消えてマネーの総量が減りマネーの希少価値が高まってインフレが抑えられていく

から補助金で配ったマネーが莫大な場合いくら利上げしてもインフレが収まらない

アメリカインフレストップするには、マジで増税しかない。

だけど大統領選を控えてるバイデン増税を言うことなんてほぼ不可能なので増税をするのは2024年11月以降

まり補助金マネーの回収が始まるのは少なくとも2025年以降

物価が下がり始めるのは早くて税金徴収実務が始まる2026年6月以降

もしこの間$1=100円レベル円高誘導できなければ、為替起因の日本国内のインフレはまだ3年近く続く可能性がある

そうなった場合対策検討しといた方がいい

2023-09-18

投稿迎合したらつまらなくて伸びないポストを伸びるまで再投稿し続ける地獄が始まるから甘えでストップかける方が合理的なんよ

anond:20230918075710

2023-09-17

人体に、死に至る行動を制約する人工的な機構を組み込むことは、人類にとって幸せことなのだろうか

それが、マイクロロボット的なものになるのか、直接脳に作用するAI的なものになるのかは知らないが、あくまでも思考実験として。

例えば、意図的自動車スピード違反の爆走をしようとする。

するとなぜか、右足が勝手ブレーキを踏んでしまう。

例えば、嫌なことがあって酒を大量に飲もうとする。

するとなぜか、途中でジョッキが持ち上げられなくなってしまう。

例えば、大量の仕事押し付けられ、週末まで泊まり残業を続けようとする。

するとなぜか、ある日の夜に仕事を投げ出して帰ってしまう。

自身意思とは別に、そういう自己防衛機構を人体に組み込んだら、人類幸せになるのだろうか。

ある人間意識して、死に至るような行動をとったときに、それにストップをかける人工的な機構は、その人にとって嬉しいものなのだろうか。

もちろん、人が死ににくくなるのはその人にとっても、人類全体にとっても良いことだ。

しかし、自分意思が、何かよくわからない機構によって妨げられることは怖い。

だったら、その機構が、行動だけでなく感情意識にも作用したらどうなのだろう。つまり

「あっ、スピード出すの怖いな」

「あっ、もう飲む気がしないな」

「あっ、なんかもう帰りたいな」

と、あくまでも自分気持ちとして、その機構が働くのなら、それは案外良いんじゃないかというような気がしてしまう。

個人的結論としては、もしもそのような機構を設けるのなら、自意識の方も合わせて調整してほしい。

まり自分意思として、それ(死に至る行動の回避)を選択したような気分にさせてほしいなと思いました。

_____

というか、自意識修正可能なら、常に幸せを感じられるようにすればいいのか。

じゃあ、そういう機構そもそも要らないという結論になるな。

2023-09-11

松本潤 遂に井上真央と年明け結婚へ》

・性加害問題所属タレント結婚ストップする所では無くなり「結婚NG」が撤廃

事務所松本結婚のゴーサイン

・『どうする家康』が終了すれば私生活自由

井上真央37歳の誕生日来年1月9日前後結婚をする方向で調整

2023-09-08

入札にしないと日本共産党が騒ぐんだよ

給食委託で入札をやってた話がバズってるが、お役所側も、許されるなら入札という面倒な手続き踏みたくないんだよ。

でも随意契約ばかりにすると、ある政党が騒ぎ出す。

はてなユーザーが大好きな日本共産党という団体がな。「癒着を許さない」という棍棒を振りかざしてくる。

「そんな案件まで入札させてるの?」という話はだいたい日本共産党嫌がらせが影響している。

従って、給食ストッ問題の真因は日本共産党存在と言っても大袈裟ではないし、入札制度弊害を無くすには、日本共産党にご退場してもらうのが唯一の解決法となる。

2023-09-06

最近はすっかりHUNTER×HUNTER休載していることが日常になってきて、作者の体調不良状態が明かされたことでネタとしてイジることもしにくくなって、いつ連載再開する?みたいな話題になることも減ったね。

前回の連載期間が2022年から2023年始くらいだっけ。あの頃はジャンプ本誌にハンターが乗っていることが不思議な感じがしていた。

一時期バズっていた作者のTwitterでのつぶやきも、今年の3月最後にまたストップしているようだ。これが動き出したら、次の連載再開が近づいてきたサインになるだろうか。

とある給食屋の破産

広島県内の高校寮の食事停止問題提供業者ホーユーが近く破産申請 全国の契約先150施設の半数で供給ストッ

https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/356111

これって、物価上がったんで、1食の値段も上げさせてくださいが通らない契約からだよね。

契約期間と、食単価を最初契約時に決めて、期間中は数量が多くても少なくても、食単価を変えられない。

からコロナ提供量が激減して人件費コストが上がっても負担してもらえないし、

コロナが終わって提供量が増えると同時に物価高で仕入れコストが上がっても負担してもらえない。

給食業界に詳しいブロガー名前忘れた)さんに、実際どうなのか解説を聞いてみたいところ。

2023-09-05

校正なんて賎業だろ

追記

「俺は今でも、あの41話をチェックした人のことを思っている」の末尾に句点なし。「一番最後」は口語表現OKなのかな。

ありがとう、助かる。

どっか落としてるだろうとは思ってたが、仕事終わりに自分文章なんかマトモに読めねえんだよな。

句点イレル。そういや同じ現場だった校正者もよくやらかしてたな。元気してるだろうか。

「一番最後」はママで。副詞用法だと「ぶっちぎり」みたいなニュアンスを感じるから、おっしゃる通り強調表現範囲内として個人的には違和感いかな。もちろん要指摘事項だが。

“?”の後ろに文章が続けばスペースあり、後ろが “」”の記号ならスペースなし、“これはいったい何年前の学説なんだ?って” と促音でもスペースなし、が校正ルールってことかなーと思いながら読んだ。

だいたいそう。最後場合はスペース入れる表記ルールも多いけど、俺は一文としてつながりがあるならアキなしの方が好き。

校正って、文章体裁を整えるだけじゃなくて、内容のチェックも求められるじゃん。

科学的に間違ってるとか、事実関係が間違ってないかとか。

そこまで求めるのかって思うわ。

この前もゲーム歴史みたいな本が、事実と違うって炎上して回収騒ぎになって、校正は何をしてるんだって出版社文句言われてたけど、こそまで調べられるなら著者に書かせないで出版社自分で書くだろっていつも思うわ。

文章体裁を整えるのは校正で、事実関係確認や内容に踏み込んだ指摘をするのが校閲であり、それぞれ別の仕事である……ってのは大昔の話。

写植がなくなり、ネットが普及した今じゃどっちもやるのが当たり前になった。

校正しろって言われても最低限の事実確認はするし、校閲しろって言われても行頭二分アキ折り返し天ツキー、だ。

現代じゃ校正校閲業務自体ラクになったんだろうが、そのぶん求められることが増えた。どっちの方がマシなんだろうな。

ゲーム歴史も、あんだけミスがありゃ業界素人校正者でも1個や2個ぐらいは事実との齟齬を見つけてたかもな。でも「校閲は何をしているのか」って増田にも書かれてるように、校閲者のひと声で進行がストップするなんてまずありえない。

「じゃあAIでいいじゃん」ってブコメがあったが、全くその通りだと思うぜ。




(本文)

なんか一瞬だけ校正話題になったらしいがな、あんなんロクな仕事じゃねえ。

俺はこの業界に入った直後の飲み会で「この仕事20年くらいで頭おかしくなって失踪ちゃう人多いから気をつけてね」って笑いながら言われたぞ。

俺はあと何年もつんだろうな。もう壊れてるかもな。

だいたい、どこのどいつがしょーもない誤字脱字を見つけられて感謝するんだ。

自分ミスをほじくり返されてイラつかない奴はいないだろ。

から嫌われるのが仕事なんだよ、校正は。

「いやいや、自分感謝している」ってか? 嘘つけ、とんちんかんな指摘が来たら逆上してSNSにアップするんだろどうせ。指摘がとんちんかんかどうかも出版社や著者によって変わってくるんだからな、まったくやってられねえ。

ある案件鉛筆を入れれば烈火のごとく怒られ、ある案件では鉛筆を入れなかったことにねちねち詰められた。

あの時の判断はどっちも間違ってなかったって、俺は今でも思ってるけどな。

一番クソなのは表記統一だな。あんなの気にする奴なんかいるか?

「つながる」だろーと「繋がる」だろーと、混在してようがどっちでもいいだろ。

一文中の漢字仮名バランスガーとかそんな高尚なもんじゃなく、単純に気にして読んでる奴なんて誰もいねえんだよ。

いるとしたら、そいつ校正者だ。話を聞く価値もねえ。

「繋」は俗字だから直せだと? うるせーな、てめえは校正者か?

今どき「繫」を使ってるメディアなんかねえだろ、たぶん。

まったくもって、誰のためにもならない仕事だ。

著者をキレさせて、読者にそっぽを向いて、出版の奴らしか気にしないようなエセルールを厳守して満足してるわけだ。

ダーシや3点リーダがひとつだろうとふたつだろうと、どうでもいいんだよ。

誤脱拾わせるのなんてWordにでも任せとけ。

とっととAIにとって代わればいいんだよ、こんな仕事

「非常に複雑な判断が求められるからAIには無理」とか言う奴も多いから聞かせてもらうけどよ、人間脳みそって本当にAIより出来がいいのか?

俺にはとてもそうとは思えねえ。あと5年か10年もすりゃ余裕で超えるだろ。

だいいち、人間サマの書いてる文章がそこまで上等じゃねえ。

AIのほうがよっぽどマトモな文章を書くぞ。

うさんくせえアフィ記事段落ひとつをまるまるコピペして、ちょろっと表現変えただけでファクトチェックは全部ぶん投げるクソライター

専門分野より先に日本語を学べってレベルで主述関係メチャクチャで、挙げ句の果てに自分とこの専門用語さえ間違えてるクソ学者

そんなものにセコセコ鉛筆入れてるこの仕事も、ロクなもんじゃないに決まってる。

AIファクトチェックができないって? なるほど、どうなんだろうな。

それならもしかしたら人間も、生き残れるかもな。

だが、専門家でもない俺らのファクトチェックなんざ、たかが知れてるだろ。

どうせパソコンたかたやって、ネットのマトモっぽいサイト見つけて「うーん……これはたぶん公式!」って適当認定して、そこから情報がきちんとコピペされてるかチラッと見る……やっぱもう5年か10年もありゃ、普通にAIでもできそうじゃねえか?

そもそも公式サイトだって平気で間違ってるしな。

「××駅から徒歩10分!」とか書いといて、GoogleMap見たら30分はかかりやがる。

俺ら御用達コトバンクだって、これはいったい何年前の学説なんだ?ってのがザラにあるじゃねえか。

ああ? もっと真面目に仕事をやれってか。

だが校正ってのはとにかく時間がねえ。出版ルートにおける一番最後、要するに下水道だ。

著者がなかなか書きやがらねえ。編集がなかなか回してこねえ。そのくせ締め切りは動かねえ。ならどうするか? 校正時間を削るんだよ。

まり一番どうでもいい工程なんだってことは、出版業界共通認識なんだろ?

とにかくこの仕事は、必要のないことをやって金を得ている。

ブルシット・ジョブよりタチが悪い。

役に立たないどころか、人をイラつかせてるんだからな。

若者台詞なのに「これはら抜き! い抜き!」とか鉛筆入れてる初校を見ると「バカかテメェは?」とか言いたくなるんだよ。

そんときばかしは著者に同情するな。「あの校正者をクビにしろ!」とかクレーム電話の1本や2本入れるかもしれねえ。

仕方ねえから初校フィードバックすると、すげえ不満そうな顔されんだよな。

正しい日本語ってなんだ? それは著者の表現したいものより大切なのか?

俺もさ、はじめはさ、希望を持ってこの仕事を選んだんだよ。

著者の頭の中にある世界を、誤字脱字なんか余計なノイズなしに、そのまま100%伝えるんだって

気づけば俺は、「十年と一〇年で表記がユレてます」なんてクソどうでもいいことばかり憧れの作家に抜かしてるわけだ。

でも仕方ねえじゃねえか。

木っ葉校正者地位なんてカスみたいなもんだから、身を守るには野暮な指摘を入れるしかねえんだよ。

「私はちゃんとここに気付いてますけど、あえてママにしているんですよね?」ってアピールをしとくんだ。

だって入れたくねえよ、こんな鉛筆。でもそうしなきゃ、いつ契約を切られるか分かりやしねえ。

正直な話、俺は小説より漫画が好きだからよ、いつもジャンプのことを考えてるんだ。

暗殺教室知ってるか。あれに有名な誤字があるんだ。

「転んだ」が「殺んだ」になってるってやつな。

俺は今でも、あの41話をチェックした人のことを思っている。

主人公の才能がついに開花したっていう超激熱エピソードでよ。

そんなクソ盛り上がるシーンなんだから松井先生もそりゃお得意の言葉遊びをするだろうさ。

俺がもし「(念)この『殺んだ』は『転んだ』の誤表記ではありませんね?」なんてお伺いを立ててる奴を見かけたら、もう絶叫しちまうよ。

当たり前だろ。マジで冷めるから鉛筆だろうと死んでも入れるなよ、そんな指摘。

ところがどうだ、実際はマジの誤植で、編集からお詫びまで出た。

いったいどうするのが正しかったんだろうな。

やっぱり指摘をしとけば、防げるミスだったんだろうよ。

でもな、答えを知っちまった今でも、俺はやっぱり「殺んだ」をスルーするのが一番だと思うんだ。

たとえ校正者として間違った態度だとしても。

「私はあなたあなた作品を信頼しています。だからこの表現には何も指摘を入れません」

そういう仕事をしてえよな。

ただまあ、もう一つだけ欲を言えば、俺が恐縮しながら入れた鉛筆が、作品世界ちょっとだけ広げることにつなげられたなら……。

いいや、それは下心がありすぎだ。何様だよ、お前は。

校正者が前に出ても、いいことなんか何一つねえ。

から俺は明日も結局、ホームページ代わりにインスタを使ってるオシャレ飯屋に悪態をついたり、聞いたこともねえ企業が前株なのか後株なのかを必死こいて調べたり、シャーペンの先っぽで一字一字ゲラ文字をぷちぷち押さえたりするだけなんだ。

誰にも求められてない仕事のためにな。

ああ、クソッタレ

あとはトロだけでいいから、ストップと言うまで、ずっとにぎってくれ

2023-09-04

anond:20230904113638

「はっきり言うと賢い人、優しい人ほど結婚出産は悪しき行為だと理解してストップ」

自分もそう思っている。

賢い人ほど想像力があり自分性格を把握しているので、結婚出産に向いていないと実感するとストップしている。

から巷のジジババが言う「結婚していない人間は未熟」論に、反対。

2023-09-03

anond:20230903155656

1946年5月21日、ロスアラモ研究所で、カナダ出身物理学者ルイススローティンとその同僚らが、中性子反射体(ベリリウム)と核分裂物質デーモン・コア)を接近させて、臨界状態が発生する距離の測定実験を行っていた[12]。スローティンらは球体状にしたベリリウムを分割して二つの半球状にし、その中央デーモン・コアを組み込んだ。そして、ベリリウムの半球の上半分と下半分との間にマイナスドライバーを挟み込み、ドライバーを動かして上半分の半球をコアに近づけたり離したりしながらシンチレーション検出器で相対的な比放射能を測定していた。挟みこんだドライバーが外れて二つの半球が完全に接触すると、デーモン・コアは即座に臨界に達し、大量の中性子線が放出してしまう大変危険実験であった。小さなミスも許されない危険から、リチャード・ファインマンが「ドラゴン尻尾をくすぐるようなものだ」("tickling the dragon's tail")と批判し、他のほとんどの研究者実験への参加を拒否したほどであった[13][14]。 しかし、功名心の強いスローティンは皆の先頭に立ってこの実験実施し、エンリコフェルミも「そんな調子では年内に死ぬぞ」と忠告していたと言われる[15]。

そしてこの日、スローティンの手が滑り、挟みこんだドライバーが外れて二つの半球が完全にくっついてしまった。即座にデーモン・コアから青い光が放たれ、スローティンの体を熱波が貫いた。コアが臨界状態に達して大量の中性子線が放出されたことに気づいたスローティンは、あわてて半球の上半分を払いのけ、連鎖反応をストップさせ他の研究者たちの命を守ろうとした。反射体とコアの接触時間比較的短かったため、最初事故では反応度が15セント英語版)[注 4]超過したのに対し、第二の事故では約10セントの超過だったと推定されている[8]。彼は文字通り皆の先頭に立って実験を行っていたため、他の研究者たちへの放射線をさえぎる形で大量の放射線を浴びてしまった。彼はわずか1秒の間に致死量(21シーベルト)の中性子線とガンマ線を浴び、放射線障害のために9日後に死亡した[8]。

2023-09-02

anond:20230830203626

JTC時代に、新入社員として、Bさんのような社員サポートにつけられたことがある。

「A山学院大学英文学を専攻していました」

自己紹介したBさんはホラン千秋に似た、いかにも海外営業といった容姿独身女性であった。

しかし、Bさんに質問をしても

「私も異動してきたばかりで何も分からないの」

と困ったように微笑むばかりであった。

事実彼女自身仕事についても何も知らなかった。

どんなにつまらない社内向けの書類でも、OSアップデートでも、Bさんは胸にメモを押し頂くようにして、別の社員に教えを請いにいった。

わたし能力は人並み以下だが、危機察知能力の高さには自信がある。

初日、Bさんから一日半かかると聞いたパソコンセットアップが1時間弱で完了した時、

(この人の言うことは本当に信用できるのか?)

という疑問が生まれた。

Bさんと担当するプロジェクトについては、Bさんから

「開催はだいぶ先だから今することはないの。

何もすることがないのはつらいかもしれないけど、緩急のある仕事から仕方ないわ」

もっともらしい話を聞いていた。

しかし、念のため、わたし自身の予習を兼ねて過去メールを読み返すことにした。

すると、Bさんが回答する必要があるメールが何通も月単位放置されていることに気付いた。

JTC風にいうと、「ボールはこっちにある」というやつである

プロジェクトはとっくに動き出していたのだが、Bさんが返信を怠ったせいで数か月ストップしてしまっていた。

相手方から数度にわたって催促のメールが届いているメールさえあった。

なぜ返信しないのか聞くと

「私に返信を求めているとは思わなかったわ。解釈の違いね

と会話を打ち切られてしまった。

わたしは数日目にして、まずい状況に身を置いていることに気付いた。

そこでチームに「状況の」やばさをアピールしつつ、彼女の顔を立てながら、プロジェクトの遅れを取り戻そうと必死になった。

Bさんはとくに焦るでもなく、

増田さんは配属されて一か月なのに、もう何年も働いているみたいね

とまんざらでもなさそうだった。

わたしはBさんに仕事を教わっているという体であったので、成果物はすべて彼女個人フォルダに保存することになっていた。

自動で保存される更新履歴を見るかぎり、彼女はもう自身フォルダを開いていなかった。

おもな作業者わたしを筆頭としたBさん「以外」の社員であり、作業の進捗を管理し、遅れや不足に気付くのもわたしたちだった。

Bさんは仕事優先順位をつけることができないという点で、会社員として絶望的だった。

期日等は考えずに自分がこなせる単純な仕事だけ片付け、それ以外は放置して忘れてしまう癖があった。

わたし彼女タスクに気付くと、その背景と彼女がとるべきアクション説明して、例えばメールならわたしが背後で文章を読み上げてタイプしてもらった。

わたし時間がとれなくなると、メールの本文を代筆して送り、名前だけBさんのものに変えてもらった。

簡単タスクを与えずに放っておくと、気まぐれに取引先のメール

「〇日ですね。承知いたしました」

などと返信してしまうことがあった。

それに気づくたびに

「Bの部下の増田です。その日程は別件の立ち合いのため厳しいです。

×日、または△日でいかがでしょうか」

などと真逆の内容の訂正メールを送ることになった。

取引先の担当者たちは察しがよく、Bさんのメールに返信することをやめ、わたしと直接やりとりするようになった。

Bさんは「契約書」や「議事録」といった基本的ビジネス用語、また「アダプタ」や「URL」といったPC関連の固有名詞をまったく知らなかった。

クラウド」や「AI」といった近年の技術をすべて「システム」と呼び、

学校で習わなかった」

と不満そうにしていた。

「やりたいか説明して」

マニュアル作成して」

と言うのでその通りにすると感謝されるが、知識ノウハウよりも、自身の向学心を表現することに満足してしまうようで、マニュアルは一度も開かれないままだった。

実際、目の前にあることに対する好奇心は強いかただったと思う。

会議などに出席する機会があると

「聞いてるとなかなか面白いわ。オススメよ」

などとうれしそうにしていた。

なお、わたしはその時、彼女の代わりに翌日提出予定の議事録報告書を起草していた。

ある昼下がり、顧客との打ち合わせに向かう前に急ぎの仕事を片付けていると、彼女が言いにくそうに話しかけてきた。

「あのね、増田さん、気付いてるかもしれないけど、わたし、実は…」

(またわたしの知らない熟成案件が?まさかから会う会社関連のなのか?)

青ざめるわたしをよそに彼女はこう打ち明けた。

わたし、実はキティちゃんが好きなの!このポーチキティちゃんだし、定期入れもキティちゃんなの!」

(え?今、その話するの?私、あと15分で打ち合わせに入るんだけど?というか、Bさんもですよね?)

彼女は放心状態わたしに対して、キティちゃんとの出会いからご当地キティちゃんを追いかけて京都沖縄を旅したことについて語ってくれた。

彼女お気に入り旅行先は南国で、「何もしないでぼうっとするのが好き」とのことであった。

ある日、彼女口内炎になった。

わたしは何の医学知識もないのに、彼女口内炎の経過を毎日30分近く聞かされることになった。

口内炎が完治する頃には、チームの全員が彼女口内炎について直接聞いて知っていた。

数分後に経営会議を控えた幹部を呼び止めてブリーフィングすることすらあった。 

季節は真夏となり、わたし名実ともにBさんの業務を代行していた。

その頃にはBさんは社内外で完全に孤立しており、話の長いBさんに話しかける人はいなくなっていた。

Bさんは自身の行いを省みることなく、

「みんなオトコだから若い女性が好きなのね。だからわたしに冷たいんだ」

「この会社は古いから、新しい仕事のやり方が受け入れられないんだ」

といったとんちんかん愚痴を言っていた。

彼女とて社内外の担当者が彼女スルーしていることに気付いていたはずで、無理やりでも責任転嫁することで自分プライドを守っていたのだと思う。

同時期に私は驚くような事実を知った。

口癖のように「わたしも配属されたばかり」と言っていたBさんは、実は私に1年前に異動してきていた。

しかも、だいぶ若々しく見えるが、新卒入社して勤続30年近い管理世代社員だったのである

このあたりでわたしの中の何かが決壊してしまった。

当時、わたしがBさんに感じていたのは、自分理解できない存在に対する本能的な恐怖であった。

私が英日ネイティブだという話をすると

「私も英語は得意なの。英語力をキープする方法はある?」

時期的に就職活動が難しかったという話をすると、

「私の年も氷河期で一番入りたい企業に入れなかった友人がいたわ」

共通点アピールしてきた。

わたしがBさんの英語能力を目にする機会はなかったし、彼女の同期(管理職)によれば彼女バブル世代である

彼女はそういった意味のない嘘をつく癖があった。)

しかし、わたしたちの間に横たわっていたのは、世代学力の差といったレベルでは片付けられない、まったくの断絶であった。

彼女瀟洒スーツを着て滑らかな日本語を話す、かぎりなく会社員に近く、(わたしの考える)会社員ではないものだった。

わたしは早朝のランニングをやめて、仕事の整理をする時間を作った。

毎朝「今日自分がすること」と「今日Bさんにさせること」の二つのリストを作って、スマホスキャンし、会社メールアドレスに送信した。

わたしの体は謎の存在対峙することに疲れ果てていた。

とにかく甘いものが食べたかった。

趣味を楽しむ心の余裕はなくなっていた。

書店に行って本を選ぼうとしたが、何を選んだらよいのか分からなかった。

口座には毎月自動的に振り込まれ給料が貯まっていた。

学生時代図書館で借りるしかなかった学芸文庫だって買えるのに、何を手にとってもときめかなかった。

本を選ぶことができず、例のメモ用のフリクションペンを買った時、自分が変質してしまったように感じた。

会社の最寄り駅に近づくと、吐き気めまいに悩まされるようになった。

自分が同期の中でも期待されていないから、Bさんのお守りを押し付けられたのかもしれない」

という疑念を振り払うことができなかった。

わたし同級生から海外労働事情について聞いていたので、日本終身雇用制について好意的にとらえていた。

しかし、何かの予算で1000万円という金額を見た時に、Bさんが

「1000万円なんて私ももらったことないのに」

と不満げに漏らしたことがあった。

それを聞いた瞬間、数々の疑問が湧いてきた。

年功序列とはいえど、新卒一括採用という一発勝負で、何もできない社員に1000万円が現実的に思える額の給与を与えるのはどうなの?

子供のような年の社員にお世話係をさせてまで引き止める必要があるの?

それ宝くじとどう違うの?わたしオポチュニティはどうなるの?

仕事が極端にできない社員には引導を渡して、パソコン契約もない、指示が一行で完結するような仕事に就かせた方が本人も周囲も楽なんじゃないの?

とくに出来がいいわけでもないのに、そんなことを考えてしま自分嫌悪した。

結局、わたしは冬頃には会社に対する信頼を失っており、1年を待たずに外資系企業転職した。

会社の育成計画的にはわたしも失敗作なので、その点に関して言い訳をする気はない。

しかし、Bさんは給与について文句を言いつつも、おそらく転職機会がないという消極的理由から、今も会社に居残っている。

災厄のような社員解雇できず、中途半端な高給を与えて飼い殺すシステムは疑問だし、そのつけを他の人に払わせるのはもっと疑問。

2023-08-30

薬が効かないしらみと15万円の治験

「あたり、しらみだね!」

ルーペをのぞと医者はうれしそうに言った。全身鳥肌がたち、頭が真っ白になった。

うちの娘にしらみ?

風呂だって毎日入れてるし、なんならわたしが丁寧に頭皮を洗ってあげてる、そんな娘にしらみ?

「一緒に寝てる?じゃあお母さんも確認ね」

看護師さんがやってきて、私の髪を丁寧にすくいだす。

先生、これ!」

「あたり!しらみだね」

おェェェェ、頭皮に虫が住んでてタマゴうんでるとか無理、交尾して増えてるとか絶対無理

そして先生説明が始まる。

まとめると、

◯この地域のしらみは、薬剤耐性があって、普通の薬は効かない。効くのはアースしらみとりローション1種のみ。

現在アメリカの薬が治験中。治験に参加すると謝礼金がでる。

◯でもプラセボの薬があたる可能性があって、それだと当然、薬を使ってもシラミはいなくならない!

とのこと。

「1人4〜5万円でるよ、家族全員15万だよ」

にこりと治験おすすめしてくる医者

すごい!!15万円欲しい!!

でも、現在進行形で、私の頭で虫が増えてるとか絶対無理DDT!!DDT!!

家族旅行だって行けちゃうよ〜」

更に治験を進めてくる医者

15万円だし、産卵だし、旅行???混乱してゲロ吐きそうになってたら、

先生患者さんが動揺してます

看護師さんのストップが入った。ふらふらと診察室を出る私。

治験には参加しなかった。無理。

2023-08-29

パウリナ・サラスロベルトミランダを殺したのか?(1)

 この度、岩波文庫からアリエルドルマン(昔は、英語風にドーフマン表記だった)の戯曲作品『死と乙女』が刊行された。90年代に一度、英語から日本語翻訳されたものが劇書房から刊行されたが、その後は長く絶版品切状態だった作品である

 「過去に読んだが岩波文庫から復刊したことは知らなかった」という人は、書店に急いで欲しい。

 読んだことの無い人も、やはり書店に急いで欲しい。

 もしかしたら、作品を読んだことは無くても、朴璐美真木よう子などが主演した舞台を、日本国内で観たという人もいるかも知れない。または、ポランスキーによる映画作品を観た人もいるかもしれない。

 ちなみに、これを書いている増田は、ど田舎生活低所得者なので、演劇文化とは縁が無いことから舞台を観たことはない。

 今回の岩波文庫版は、著者の母語であるスペイン語で書かれたバージョンから翻訳となる。翻訳者による詳細な解説があるので、作品執筆の背景となった70〜90年代チリ内外の政治事情を知ることも出来ることから、一読者として有り難い。

 これを目にしている貴方が、書店に赴いて『死と乙女』を入手して読んでくれるならば、もう以下の駄文を読む必要は無い。

 この増田が読むことを勧めている『死と乙女』とは、どのような作品なのか、読んだことは無いが少しだけ興味が有るという人に向けて、以下を記す。

 ただし『死と乙女』の結末に触れる部分があるので、未読で結末は自分で知りたいという人は、ここで一旦、この駄文を読むのをストップしてもらいたい。

 また、直接的ではないものの、性暴力言及する箇所もあるので、精神的な苦痛を喚び起こされる虞がある人は、ここで読むことを止めてもらいたい。

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 物語の大雑把な時代背景と、粗筋を述べる。

 1970年南米チリで、サルバドール・アジェンデ大統領とする政権誕生した。俗に、史上初の民主主義選挙により誕生した社会主義政権とされる。

 しかし、アジェンデ政権を皮切りに中南米地域社会主義国がドミノ倒し的に増加することを怖れた米国ニクソン政権は、チリへの介入を決定する。かくして、米国の後ろ楯を得たピノチェトが起こした軍事クーデターによって、チリ独裁国家となる。

 この独裁政権時代チリでは、多くのチリ国民政治犯として弾圧され、不当な身柄拘束、拷問虐殺対象となっている。

 チリ国外亡命した人間もいる(亡命はしたものチリ国外暗殺されたという人間もいる)。映画『イル・ポスティーノ』の主人公詩人も、そのような逃亡者であったことを、記憶している人もいるかもしれない。或いはまた、ヨーロッパ亡命していたチリ映画監督ミゲル・リティンが、ピノチェト支配下チリへ潜入して取材する姿を、コロンビア出身ノーベル文学賞受賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスルポルタージュ戒厳令チリ潜入記』(邦訳岩波新書)として著したので、それを読んだ人もいるかもしれない。   

 本作『死と乙女』の著者アリエルドルマンも、チリ国外亡命した人間の一人である

 そして『死と乙女』の主人公パウリナ・サラスもまた、ピノチェト政権下で筆舌に尽くし難い苦痛を味わい、生還したチリ国民の一人である

 本戯曲題名は、音楽家シューベルトの曲に来する。

 パウリナの夫ヘラルド・エスコバルは、ピノチェト政権下で、弾圧されている人々をチリ国外亡命させる手助けをしていた。そのためにヘラルドは、ピノチェト政権当局から弾圧対象とされた。

 しかし、ヘラルドが当局の手を脱して逃亡したので、彼の居場所を吐かせるために秘密警察は、彼の妻であるパウリナの身柄を拘束し、彼女拷問した。その時、拷問者は、目隠しされたパウリナをレイプしながら、シューベルト作品『死と乙女』をBGMに流したのである

 時が流れて90年代に入ると、チリ民主主義国家へと移行する。ヘラルドが逃亡する必要も、パウリナが夫の隠れ場所を吐かずに耐える必要も無くなり、二人は夫婦として、堂々と暮らせるようになった。しかし、パウリナの心には、拷問による拭いきれない大きな傷が残り、それが二人の暮らしに暗い影を落とし続けていた。

 民主主義政権となったチリ政府は、ピノチェト独裁時代に行われた弾圧について、調査究明を行なう国民約束し、そのための調査委員会を任命する。今やパウリナの夫ヘラルドは、その調査委員会のメンバーの一人である。これが、物語の開始の時点で、主人公の置かれた状況である

 物語の冒頭、或る晩、ヘラルドは、パウリナの待つ自宅へと自動車で帰る途中、タイヤパンクにより立往生していたところを、通りがかった医師ロベルトミランダに助けられる。ロベルトミランダの車で自宅に送り届けられたヘラルドは、夜も遅いし助けてくれたお礼にと言って、ロベルトに自宅へ泊まっていくことを勧める。

 結局ロベルトミランダヘラルドの申し出に甘えることにし、ヘラルドが寝室に居るパウリナに声を掛けて、彼女にも客人を泊まらせることを了承させる。

 翌朝。

 ロベルトミランダは、椅子に縛られている。パウリナが、彼にリボルバー拳銃を突き付けている。

 それを見て驚く夫ヘラルドと、狼狽する医師ロベルトミランダに対して、主人公パウリナは告げる。

「昨夜、この男の声を聴いて気づいた。この男、ロベルトミランダこそが『死と乙女』をBGMとして流しながら、あたしを拷問し、レイプした人間だ」と。

 ロベルトミランダ拳銃を突き付けて「洗い浚い罪を吐かせる」と主張する主人公パウリナに対して、夫ヘラルドは思い止まるように説得する。

 チリピノチェト独裁体制を脱して民主主義国家となったとはいえ、いまだピノチェトを支持するチリ国民も決して少ないとは言えない(現実世界2023年現在でも、ピノチェト支持者が残っているのだから民主政権に移行したばかりの90年代前半を時代設定としている物語の中では、尚更である)。独裁政権時代弾圧活動に関与した人間たちの全てを、罪に問うて処罰しようとしたならば、親ピノチェト派の有権者からの反発を招き、まだ体制も盤石とは言い難い民主主義政権が倒れることになりかねない。最悪の場合内戦が勃発して、更に血で血を洗う国民同士の殺し合いともなりかねない。

 そのため、現実世界チリで行われた調査も、調査対象事件を「被害者殺害されたという重大なケース」に限定し、尚且つ、真実を綿密に明らかにした調査報告書を作成する代わりに、弾圧関与者の氏名公表や厳しい処罰免除するという、謂わば折衷案の形をとらざるを得なかった。

 処罰免除するという条件を餌にした、一種司法取引によって、ピノチェト独裁政権時代弾圧に関与した人間に、己の罪を自発的告白するように促したとも言える。

 しかし、もしも調査委員の一人であるヘラルドの妻パウリナが、ロベルトミランダ殺害してしまったとしたら、いや、殺害せずとも、拳銃を突き付けてロベルトミランダ自白強要したこと世間に知られたならば。

 民主化した政権も、真相究明も、全てが水泡に帰すことになりかねない。

 パウリナは、ロベルトミランダの命までは取らないことを条件にして、今ここにいるパウリナ、ヘラルド、ロベルトミランダの三人で"裁判"を行なうことを強引に承諾させる。かくして、現実チリで行われた真相究明の動きを追体験するような、緊迫の一夜が、舞台上で演じられることとなる。

 以下では、物語の結末に触れているので、未読の人は一旦ここで増田駄文を読むのを切り上げて、まず『死と乙女』を読んでもらいたい。

 ロベルトミランダに罪を告白させること(供述テープレコーダーに録音した上で、ロベルト自身の手で文字起こし原稿を書かせ、さらに「自発的真実を語った」と宣誓する署名までさせること)が出来たミランダは、ロベルト監禁する前に家から離れた場所へ移動させておいた彼の車を、返すために取りに行くようにと夫ヘラルドに頼む。

 そして夫ヘラルドが家を出て二人きりになると、パウリナはロベルトミランダ銃口を向け直す。

 「真実告白すれば命を助けると言ったのに、約束が違う!」と抗議するロベルトミランダに、銃口を向けるパウリナ。

 パウリナは、ロベルトミランダの語りを聞いて、心の底から反省や悔悛が彼には見られないと判断したのだ。

 ここで演出として、舞台には幕が降り始め、パウリナとロベルトミランダの姿を隠すとともに、その幕は鏡となっており、演劇『死と乙女』を観ている観客たち自身を映し出す手筈になっている。

 再び幕が上がると、物語ラスト場面であり、パウリナとヘラルドは、二人で連れ立って、音楽演奏会に出掛けている。演奏の休憩時間では、他の観客と、調査委員会による調査の成果について、夫ヘラルドは語り合っている。

 休憩が終わり、演奏が再開される。

 すると、その演奏会の会場にロベルトミランダが入って来て、主人公夫婦から離れた、ずっと後方の客席に彼は座る。

 夫ヘラルドは気づいていないが、パウリナはロベルトミランダ存在に気づいて、しばし後ろを振り返り、ロベルトミランダを見る。ロベルトミランダは、何も言葉を発すること無く、ただ、主人公パウリナに視線を向け続ける。やがてパウリナも、ロベルトミランダから視線を外し、前方(演奏会舞台があると設定されている方向)を向いて、物語は終わる。

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 パウリナ・サラスは、ロベルトミランダを殺したのだろうか?

 この増田は、殺したと考えている。(続く)

2023-08-28

眼精疲労頭痛対策情報共有しようよ

仕事PCを扱うことやスマホタブレットを見る時間が多い昨今いかがお過ごしでしょうか。

30歳後半くらいか生命力?の低下や疲労の蓄積から肩、首こり、眼精疲労頭痛~倦怠感からモチベーション低下で悩んでいました。

あれこれ試して少しづつ解消されてきたのですがメンテナンスタスクが増えてきたのが逆の悩みでもあります

神経科に行くと若い子でも同じような症状があるようなので中年が多いと聞くはてな村民でも多いことでしょう。

民間療法よろしく、みんなが試した方法を出し合って情報ハブにしたい。

オカルト情報商材的なものはなるべくご遠慮願いたい。

自分が試した結果は以下。

個人差があるのは当たり前なので参考程度にね)

 王道対策だね。あんまり効果は実感しないけど同じ姿勢が長時間続くならやらないよりはマシだろう。

 首を上下左右にゆっくり伸ばす、首をグルっと一回しする繰り返し運動や腕の上げ下げ、肩回しなど。

 レンジで温めて使うアレだね。血行と筋緊張を和らげるのにいい。効果は上々。

 眼と肩周りを温めるものを使ってる。両方とも一日3、4回は使っている。

 少し前に流行ったアレだね。使わず嫌いだったけど、意を決して買ってみたけど手放せなくなったね。

 デコルテ、頭と首の付根なんかのマッサージに使ってる。

 自分の手でマッサージするやつ。腕が疲れるし、効果イマイチ

 効果イマイチ

 首肩に関係ないけど仕事中に足裏でコロコロするやつは使っている。

 相性が合う施術者を探すのが大変。お金もかかる。

 大筋群にはいいが、首肩の小さめの筋肉をやってくれる施術者に出会っていない。

 デコルテ付近~首の横側なんて難しいよな...。

 ストッレチと同じだね。効果イマイチ。出し入れがめんどい

 血行促進効果があると言われるが効果イマイチだった。

 ホットパックのが効く。

 全身を温めるので良いんじゃないかな?

 普段シャワーのみ。週1でスーパー銭湯だ。

 まじ面倒くさい。洗濯ものも増える。効果もあまり実感しない。

 が、ついでにストレッチや軽い運動で全身の筋肉を動かせるので重要なんだろう。

 重要なんだろうと言うか首肩だけでなく身体全体のメンテナンスを考えると必須

 ただ腹が減るようになるので、途中でタバタトレーニングを入れてカロリー消費を上げておくようにしている。

 本当にめんどくさい。

 眼精疲労や辛いコリに...とか記載されているアレだ。

 最近試し始めて経過観察中。

日本人が貧しくなったから巨大な中国市場に目を向けた結果どうなったか

中国日本海産物全面的禁輸措置を取った結果、これまで中国市場で設けていた日本の海産業者は大打撃を受けることになるだろう。

この構図について、今から4年前にも同じようなものを見た気がする。

2019年12月に中国コロナウイルス蔓延し始めて、中国人観光客による訪日が完全にストップした。

中国人のインバウンド依存していた日本ホテル観光地繁華街などは大打撃を受けた。

京都古民家改装した民泊とか、今どうなっているんだろう。

日本人の一人として、ホタテマグロウニイクラは大好きである

なぜ今まで日本人に売らずに、中国市場に海産物を流してしまったのか未だに理解できていない。

いや、日本人の所得が減ってデフレ傾向が30年以上続いていて、その結果金を出さなくなったというのは判るよ。

100円ショップユニクロが今の日本成長産業である、というのが不健全であることもその通りだと思う。

日本国内ではもう成長が見込めないからといって、安易中国に救いを求めるのもどうなんだろう。

今回の海産物しろ、4年前のインバウンド産業しろ、どちらも「中国依存し過ぎると痛い目に遭う」というのが一つの教訓ではないか

経済成長し切ってしまった日本と比べて、中国人口も多く内陸部は未だ未開発で潜在的経済成長が見込めるので、日本人であれば魅力的な場所に見える。

誰とは言わないが、巨大な中国市場のことを「麻薬」と表現した人がいた。

麻薬」は一時的には惹きつけられても、最終的には破滅するということだ。

2023-08-10

今更だが映画怪物」観に行った(ネタバレ注意)

周りの人が、面白かった、と言っていたので観に行きたいとずっと思っていて、もうすぐ終了ということであわてて観に行った。

知識は、「社会派映画」「LGBT」くらい。

普段映画あんまり観ない。

観た結果、面白かったし、観に行って良かったのだが、なんかめちゃくちゃダメージを受けている。心が弱っているのかな。

人生の苦しさ99%、希望1%みたいな映画だった。

とにかく人生の苦しみのオンパレード特に発達障害いじめ虐待など学校関係や家庭環境トラウマがある人にとっては大変つらい内容ではないかと思う。

以下、具体的内容に言及したネタバレ



先生

・なんでもっと上手く立ち回れないんだ、お前も弁護士雇え、と思ったがこの人も発達障害なのか。

母親視点先生と、先生視点先生全然違ったが、正しい(客観的な)評価母親視点の方なのか。

・明らかな落ち度は、クラスで湊が暴れた時によく事情確認しないまま、湊に皆の前で謝らせたことだけど。にしても先生が酷い目に遭いすぎてつらい。

クラスアンケートとった時に、湊が暴れた時の状況とか依里がいじめられていることとか、本当のことを書く生徒はおらんのか。アンケート記述式ではないからか。

小学校の各クラス監視カメラ設置すべき。

先生が、なんで自殺ストップしたのか分からなかったが、ネット考察で、楽器の音が聞こえたから、とあった。そうなんだ。


依里

発達障害同性愛暴力父、イジメをする馬鹿クラスメイト、と不幸のオンパレード。え、しかも、最後死んだの?勘弁して。

クラスキス強要されそうになるイジメを受けていたが、キス相手いじめっ子の男子で、ちょっと違和感があった。つまりいじめる方も依里のことを可愛いと思っているんだろうなあ、と。

小学校の各クラス監視カメラを設置すべき。

家庭内虐待を受けていて、そのために、学習に影響出ていて、ホント発達障害ではないみたいな考察をしているものネットであった。コミュニケーションや受け応え能力は高そうなのでそうかも。

・でも依里が同性愛者ということを周囲(父やクラスメイト)は分かっていそうで、その点を周囲にわかる形で出してしまっていることや、ビル放火に対する罪の意識が低いことから、設定年齢よりも子供っぽく見える。

父親虐待され風呂場に沈められていたところを湊が助けたシーン、「湊、警察通報しろ!」と思った。でも通報しても湊も住居侵入だし、なんで家にいるのか話せないだろうから無理か泣

最後2人とも生きていて、依里の転校で離れ離れになっても(イジメ虐待解決のためにも祖母のところへ転校した方がいいとは思う)、連絡はとり合っていて、お互い励まし合って、大人になって一緒に住めるようになる、そんな未来でありますように。

2023-08-09

痛くなった理由

普通より若干成長が早くて、小学3年生くらいかニキビができはじめ毛深くなり脂肪がついて周りより背がデカくなった。醜さに拍車がかかって浮いていたし、ちょうどその頃の女の子が好きな「かわいいもの」が似合わなくなり、ピンク色の小物やスカートを異常なまでに避けるようになった。

結局成長が終わるのも周りより早くて、上記の性徴は中学3年生くらいには収まってきたが、身長は153cmで止まり顔つきも体つきも14~15歳くらいの感じでストップした。

20歳の今、お金を割と自由に使えるようになり、ピンクハートがついた指輪ビーズブレスレット魔法少女風の安っぽいネックレスファンシーキャラクターTシャツトートバッグを買うようになった。少女趣味ものを集めたい!という強い思いは特に無く、単純に今の私の感性がこれいいなあと思ったものを買っているだけなんだけど、きっと私は心のどこかで9歳から13歳の期間に失ったものを取り戻そうとしているんだと思う。

性徴が中学生あたりの正常な時期に始まった友達はみんな今、大人っぽい服装をして大人っぽいアクセサリーをつけている。その子たちは小学生の時に「かわいい」ができたからもう飽きたんだろう。それが”普通”なんだろう。ファンシーな「かわいい」を好むのは小学生で終わるはずなんだろう。

でも性徴に邪魔されて小学生の時に「かわいい」ができなかった私は、20歳にもなってピンクハートがついたビーズネックレスをつけている。

私はこのスタイルが好きだし自分アイデンティティだとも思っているから、まあいいんだけど、楽しいんだけど、ふと我に返って今の自分少女趣味になった理由を考えてみたとき、苦しくなることがある。

2023-08-08

判断が遅い!

製造業増田評価部門に居る。本職はこれから本腰入れて開発する製品技術原理評価だけど、人手不足もありライン開発もせざるを得ない。


会社組織なので、それ自体文句を言う気はないが、いくらなんでも計画性や節度というものがなさすぎて辟易としてる。


本職は本職で進めないといけないから、あらかじめ「フルでこれをやると本職が全く進まない。本職の進行にはこれだけ必要」と提示した工数無視した業務量を押し付けてくるのはまだかわいいのかもしれない。

ただ、最近残業でもカバーできない形になりつつあり、いい加減にしろポイントひとつ


そして、ここ最近は緊急対応と称して、作業量増し増しで来ることも残業のみでカバーが厳しくなってきてる原因が増えててストレスが溜まってる。


そこに、ここ数週間、とある海外拠点などが、まず対応無理だよね? というスケジュール勝手に引いて押し通そうとすること。

さらに、その案件は数ヶ月以上前から危ないと言われているのに、根本対策検討を後回しにしてサボり、目の前のやりくりでなんとかしてたのが、ついにどうにもできなくなったから緊急対応とか吐かした、今まで何してたんだという話。こんなのが連続してる。


そもそも、いよいよどうにもならないようになってから話を持ってくるのも気に食わないが、なんでそのために半年も前から計画して楽しみにしてた計画休暇を移動して当然という態度をとるのか。何様だお前はという話。


そもそもその日は全休にしたかったけど、午後半休で済ませてる時点で譲ってんだけど?って話だし、さらに言えば、この件の対応によりその期間の本業まるまるストップも調整してんだけど?

もうずっと危機アラートは上がってたのに、お前らが根本対策検討サボりにサボってたせいで。


そもそもライン開発の評価の後って製造になるからほぼ評価って遅れが許されないし、前の遅れの被害だけは一方的に受ける。

そんな無茶なスケジュールを、限界まで頑張ってこなし続けても、きちんと出来たものはできて当たり前で評価されない、何かやらかすとそれはダメと減点しかない。

そりゃ、こんな仕事の仕方をずっと強要されりゃ日野自動車みたいな案件も出かねないよねと思ったし、続けられやしないなと思った。


ライン評価から抜けるか、転職するかしかなくなってきたなと感じてる。原理評価考慮されるところに行けるならさっさと行きたい。

2023-08-07

転職先ハズレだった

転職して1ヶ月

フルリモート給与やや増でラッキーと思ってたけどなかなかハズレだった

・前任者がお子さんの病気で急に長期休職、引き継ぎ0(勤怠打刻の方法すら3回くらいリマインドしてやっと教えてもらえた)

・上とは別で経験豊富スタッフが辞めたらしく、納期遅延、ミスクレーム大量発生

・フルリモートなのに上司チャットレス電話の応対も激遅で業務進まず

業務必要データ閲覧の権限付与されておらず、要求しても認められるまでにめちゃくちゃ時間がかかることが多く業務進まず

情報共有の仕組みがないのでブラックボックス化してる部分が多数存在

業務必要サービスが料金未納により使用不可になり、業務ストップ(単に経理ミスらしいけど全然復旧されない)

自分が頑張って職場を良くできればと思ってたけど、至る所に埋まってる地雷タスクを振るだけ振って作業のための権限付与すらロクにしない上司ギリギリになって炎上している案件に突っ込まれて客からクレーム祭り

等々が嫌になってきた。まだ1ヶ月だけど

同僚も上司も悪い人じゃない、ただ忙しくて情報共有できなくて〜の悪循環

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