周りの人が、面白かった、と言っていたので観に行きたいとずっと思っていて、もうすぐ終了ということであわてて観に行った。
観た結果、面白かったし、観に行って良かったのだが、なんかめちゃくちゃダメージを受けている。心が弱っているのかな。
とにかく人生の苦しみのオンパレード。特に、発達障害、いじめ、虐待など学校関係や家庭環境にトラウマがある人にとっては大変つらい内容ではないかと思う。
・なんでもっと上手く立ち回れないんだ、お前も弁護士雇え、と思ったがこの人も発達障害なのか。
・母親視点の先生と、先生視点の先生が全然違ったが、正しい(客観的な)評価は母親視点の方なのか。
・明らかな落ち度は、クラスで湊が暴れた時によく事情を確認しないまま、湊に皆の前で謝らせたことだけど。にしても先生が酷い目に遭いすぎてつらい。
・クラスでアンケートとった時に、湊が暴れた時の状況とか依里がいじめられていることとか、本当のことを書く生徒はおらんのか。アンケートが記述式ではないからか。
・先生が、なんで自殺をストップしたのか分からなかったが、ネットの考察で、楽器の音が聞こえたから、とあった。そうなんだ。
依里
・発達障害、同性愛、暴力父、イジメをする馬鹿なクラスメイト、と不幸のオンパレード。え、しかも、最後死んだの?勘弁して。
・クラスでキスを強要されそうになるイジメを受けていたが、キスの相手がいじめっ子の男子で、ちょっと違和感があった。つまり、いじめる方も依里のことを可愛いと思っているんだろうなあ、と。
・家庭内で虐待を受けていて、そのために、学習に影響出ていて、ホントは発達障害ではないみたいな考察をしているものがネットであった。コミュニケーションや受け応え能力は高そうなのでそうかも。
・でも依里が同性愛者ということを周囲(父やクラスメイト)は分かっていそうで、その点を周囲にわかる形で出してしまっていることや、ビル放火に対する罪の意識が低いことから、設定年齢よりも子供っぽく見える。
・父親に虐待され風呂場に沈められていたところを湊が助けたシーン、「湊、警察通報しろ!」と思った。でも通報しても湊も住居侵入だし、なんで家にいるのか話せないだろうから無理か泣
・最後2人とも生きていて、依里の転校で離れ離れになっても(イジメや虐待の解決のためにも祖母のところへ転校した方がいいとは思う)、連絡はとり合っていて、お互い励まし合って、大人になって一緒に住めるようになる、そんな未来でありますように。