2023-08-09

痛くなった理由

普通より若干成長が早くて、小学3年生くらいかニキビができはじめ毛深くなり脂肪がついて周りより背がデカくなった。醜さに拍車がかかって浮いていたし、ちょうどその頃の女の子が好きな「かわいいもの」が似合わなくなり、ピンク色の小物やスカートを異常なまでに避けるようになった。

結局成長が終わるのも周りより早くて、上記の性徴は中学3年生くらいには収まってきたが、身長は153cmで止まり顔つきも体つきも14~15歳くらいの感じでストップした。

20歳の今、お金を割と自由に使えるようになり、ピンクハートがついた指輪ビーズブレスレット魔法少女風の安っぽいネックレスファンシーキャラクターTシャツトートバッグを買うようになった。少女趣味ものを集めたい!という強い思いは特に無く、単純に今の私の感性がこれいいなあと思ったものを買っているだけなんだけど、きっと私は心のどこかで9歳から13歳の期間に失ったものを取り戻そうとしているんだと思う。

性徴が中学生あたりの正常な時期に始まった友達はみんな今、大人っぽい服装をして大人っぽいアクセサリーをつけている。その子たちは小学生の時に「かわいい」ができたからもう飽きたんだろう。それが”普通”なんだろう。ファンシーな「かわいい」を好むのは小学生で終わるはずなんだろう。

でも性徴に邪魔されて小学生の時に「かわいい」ができなかった私は、20歳にもなってピンクハートがついたビーズネックレスをつけている。

私はこのスタイルが好きだし自分アイデンティティだとも思っているから、まあいいんだけど、楽しいんだけど、ふと我に返って今の自分少女趣味になった理由を考えてみたとき、苦しくなることがある。

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