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2017-02-28

虐殺器官ハーモニー最初単行本からラノベ的なイラスト表紙だったのにそれが多くの伊藤計劃ファン脳内で無かったことになって文庫新装版のredjuice絵にキレてるのは何故。

2017-02-13

メディアミックスされた作品の楽しみ方

色んな媒体作品化された際、どういった順序で見るのが一番楽しめる(個人の感想です)のかを紹介。

 

アニメ漫画→あれば映画小説→あればドラマCD

 

何を根拠に並べているのかというと表現技法情報量について、だ。

原作小説場合であってもこの順番が恐らく一番楽しめる。

小説アニメだと原作との突き合わしによる矛盾とかが出てきてしまい、視聴の障害になりやすい(個人の感想です)。

これがアニメ小説だとアニメで語られなかったことやアニメとの相違点を素直に別作品として受け入れられる(個人の感想)。

よく原作組はアニメの出来にイチャモンや難癖を並べているのも、自分の中で膨らました小説イメージ再現されなかったかである

これがアニメ小説なら最初から別物であると割り切って門をくぐるので余計なぶつかり合いが無い。

からアニメ小説正義

 

その間に漫画があるのは、消化しやすいとか、アニメという絵が付いた媒体から音を無くして入り込む段階とかそんなところ。

ぶっちゃけ小説漫画順序はどっちでもいい。

 

映画位置重要で、予備知識がないと楽しめないものが多い。

本当は最後に持っていきたいところだが、映画現在公開されていくのが観に行く正義なのでやってほしい。

最低限アニメ観ておけば楽しめる構成にはなっているはず。

特に映画公開時期で話題が高騰しているので時間的制約からアニメ漫画くらいしか消化できないだろう。

ドラマCDは本編と関係ないサイドストリーが多いので一番予備知識いると思う。

なので最後に消化するのが一番よい。

 

 

というわけで2017年公開予定、弐瓶勉SFアクション漫画作品映画BLAME!」をよろしく!!!

http://blame.jp/

BLAME!小説ドラマCDがないか漫画だけで予習できるぞ!

ちなみに新装版も発売されているがぶっちゃけ古い方がオススメだ。違いはちょっとした書き直しや表紙の書き直しだが旧版の方が味あっていいです。要らん。

電子書籍でも買えるしアマゾンでもコミック買えるだろう。

あと次の情報も要注意↓ 

2月16日(木) ”ツトムの日”に、『BLAME!劇場アニメ化記念「シドニアの騎士」一挙放送が決定!

シドニアの騎士は有名だろうが、BLAME!はまさに人を選ぶ作品だ。

この面白さを理解できるやつと酒を飲んで喧嘩して絶交する。ドン弐瓶勉ワールド

追記:

冲方丁によるノベライズ小川一水九岡望飛浩隆・酉島伝法・野﨑まどによるアンソロジー、という超豪華メンツによる小説版が待ってるぞ。>BLAME!

こんなとこで宣伝してんじゃねーよ馬鹿野郎

http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2017-01-26-172157.html

これか!講談社早川書房!ああ!

2016-11-27

http://anond.hatelabo.jp/20161127082710

ここまで読んでフィリップ・K・ディックを読んでないのはもったいない!!!

最近新装版が出ているので手にも入りやすいですよ!

処女作からしてランダム性を主題に掲げて人造人間10人の意識がのべつ間もなく入り込むお話ですから

ディック長編SFサスペンスな要素が強く映画化もされているのでまずはそこから3つ手に入りやすものおすすめしま

どれもこれも面白いですが、苦手になってほしくないのでポップな面白さで図抜けているユービックを一晩(一番)にどうぞ

暗闇のスキャナー(A Scanner Darkly)

電気羊はアンドロイドの夢を見るか(Do Androids Dream of Electric Sheep?)

ユービック(Ubik)

SFは他の分野に比べて短編が非常に充実してると思います

ディック長編は一気に読ませるほど面白いんですが綻びがなくもないので短編の方が実はおすすめです。

火星年代記を読まれているということは多分短編小説もたしなまれると思いますので次の2つをおすすめします。どちらもベスト版です。

人間以前

アジャストメント

アジャストメント」は映画にもなった表題作ですが、他にも「にせもの」や「電気蟻」、「くずれてしまえ」など特におすすめの一作です。

他の短編集に収録されているものが多いのでコレクターの方には不評ですが、最後エッセイだけでも買う価値あると思いますよ~

ディックからもう一歩踏み込むならJ・G・バラード安倍公房をおすすめします。

安部公房作品はどれをとっても入りやすく、それでいて本質を問うような内容でとってもおすすめです。

ノーベル賞関連で取りざたされることも多いですがそんなことはそっちのけて入り込んでほしいです。

SF色が強いのは「第四間氷期」ですが、他のどれをとっても馴染んでいけると思います

J・G・バラードはいわゆるニューウェーブ作家さんですが、その価値を抜きにしても読んでほしいと思います

中後期の作品は非常に濃く、好き嫌い分かれるところだと思いますが、最初期の「結晶世界」だけでも手にとって欲しいです。

SF的な味付けはありますユング心理学でいうところの「シャドウ」に直面するような内容です。それをどのように受け取るかで面白さが変わってくると思います

2016-11-06

http://anond.hatelabo.jp/20161106222909

サンクコスト(見えないコスト)によると思う。

自宅の近所に新装開店A店ができた場合なら、

遅かれ早かれ一度はA店を評価しにいくことになるから、迷わずA店を選ぶ。

A店がまずかったら、二度といかないだけの話で済む。


一方で、年に一度の新婚旅行で思い出作りに行った異国の地。

A:並んでなくて、入ればすぐに飯が食える。旨いのかどうかは不明

B:人が並んでいて1時間ほど待つ必要がある。ネット情報によると旨いらしい。

これはBを選ぶ人が大半でしょう。

2016-10-20

[]

螺旋階段アリスと虹の家のアリスを読んだ。新装版は表紙が詐欺過ぎると思う。かといって前の装丁があっているとはいいがたいのだけれど。

全体的に、不思議の国のアリスオマージュしているせいか日常ミステリなんだけど、非日常感が漂っているように感じられた。

やり取りが不思議の国のアリスっぽいのはいいんだけど、そのせいでふわふわしちゃって、日常らしくなかった気がする。

内容としては、扱っている事件結構毒のあるものがあった気がする。けど、心温まるおちが多分に用意されているので安心して読み進められると思う。それだけじゃないけれど。

ミステリとしては虹の家のアリス内の鏡の家のアリスにやられてしまった。まんまと騙されたので、変に恥ずかしいです。

2016-10-02

[]

今回は裏サンデー

LiLy 12

今回はもうすぐ新装開店に向けての、目標の収支だとか、コストの話だとか、メイド喫茶という商売目線での話ね。

まあ、今回の話用に取って付けたかのような、付け焼刃みたいな浅い話ではあるが。

はいっても、そんなディープな話されても恐らくほとんどついていけないし、作風的に求められてもいないだろうから、これ位でいいと思う。

要は「リアリティは重視しないが、全く無視する気もない」って解釈で読ませてもらう。

まあ、今後の展開次第では、私のスタンス齟齬をきたすかもしれないが。

グッド・ナイトワールド 37話

父に対する嫌悪感の、決定的な理由が今回語られたか

娘にとった厳格な態度が完全に裏目に出た、と。

しかも、身内の死に対して、まるで仕事を失敗したときみたいな言い訳

そりゃあ結果論だし、客観的に見ればその言い訳は間違っていない。

でも、言動の結果として招いた事態であることは事実だし、自身に少しでも呵責があるならその言い訳父親としては勿論、人としてもいただけないよなあ。

まあ、真意が明確に描写されていない段階だし、キャラクター人格描写が多側面的な作風なので、一概に是非を決めるべきではないのだろうけれども、如何な理由があっても最悪な印象は覆らないのは仕方ないよな、これは。

給食時間です。 3話

今回は、学校での友人関係や、食べ物好き嫌い、そして親子関係

これら要素が独立せず、それぞれが相関した結果、どれもが良好になっていくというストーリー構成は、中々の完成度。

皮肉でも何でもなく、とても真面目な作りに感心する。

小綺麗にまとまっていて私は評価するけれども、特筆した独自性がこれといってないから、あんまりウケがよくなさそうなのが気になるんだよなあ。

2016-08-13

http://anond.hatelabo.jp/20160813095436

斜陽からってなくなったりはしない。その需要がなくなる=用済みになるっていう短絡な発想が増田の悪いところ。どうせディープラーニングが伸びるとか思ってんだろ。1度できた需要はそう簡単には潰えない。

法律書を今でも全くIT化せずに本で印刷してる会社がある。どうみても時代遅れだし、やり方も原始的な手作業だが、客もITを毛嫌う弁護士とかなので、彼らの需要がある限りなくならない。

町外れにあるいつ潰れてもおかしくない喫茶店が長続きして、新装ピカピカのスウィーツ店がすぐ潰れるのは、前者は定期的に通う顧客がいるのに対し後者はそれがないからだ。

あそこいい店だよね、とネットで評判が広まり初動はいいが、定着しない。いい店以上の価値がないから。通い続けたくなる要素がない。どうせ人もバイトから入れ替わるし。

新しいものを取り入れなくても、主流から切り離されても、その時の止まった世界にいる顧客がいる限り、斜陽産業はいつまでも残り続ける

2016-08-04

kindle unlimitedで読めるバカ高い本一覧(1万円以上)

・通常価格1万円前後

・ちゃんとした出版社から販売されている

・内容も(おそらく)しっかりしていると思われる

以上の理由で選定した。

仕事ができる人は実践している 結果を出す為のビジネス書大全 (SMART BOOK) Kindle版

https://www.amazon.co.jp/dp/B01GFAY680/

\10,800

週刊東洋経済eビジネス新書 合本版 1~100

https://www.amazon.co.jp/dp/B00UJDDMMQ/

\10,800

新版 数字で分かる・実行できる工場問題解決対策事典: 問題解決必要評価指標の設定とモニタリング方法

https://www.amazon.co.jp/dp/B01DTJCBYQ/

\16,752

テクニカル分析迷信 ──行動ファイナンス統計学活用した科学アプローチ

https://www.amazon.co.jp/dp/B00MTJZE7O/

\7,884

【合本版1-10巻】魔術士オーフェンはぐれ旅 新装

https://www.amazon.co.jp/dp/B00UV6MYIY

\9,180

とりあえずこの辺は買っておいて損はないと思う。

10制限を考えれば合本版は便利だと思うので1番上のビジネス本まとめ、

あとオーフェンは入れておきたい。

2016-04-06

http://anond.hatelabo.jp/20160406121430

丸井本店のそばに住んでいる。

閑古鳥である

まり閑古鳥加減に数年前に本店は閉店してオフィスビルになることが決まっていたんだが住民が不満を訴えて復活した。

その時の住民の声。

丸井が無くなったら靴下ハンカチ買うところがない!

・地下のピーコックを復活させろ!

無印を返せ!

屋上遊園地を復活させろ!

丸井最後以外を全て拾い、手土産につかえるゴディバあけぼのまでくっつけて新装開店した。

相変わらず閑古鳥である住民丸井がある安心感に浸っている。

2015-12-03

レジンキャストミルク (電撃文庫) 藤原

スペインユダヤ人 (世界史リブレット) 関 哲行

キリスト教歴史 (講談社学術文庫) 小田垣 雅也

帰ってきたヒトラーティムール ヴェルメシュ

社会福祉思想歴史魔女裁判から福祉国家の選択まで (MINERVA福祉ライブラリー) 朴 光駿

☆ザ・フェデラリスト (岩波文庫) A.ハミルトン

インフォメーション―情報技術人類史 ジェイムズ グリック

アメリカ文学史のキーワード (講談社現代新書) 巽 孝之

異端審問 (講談社現代新書) 渡辺 昌美

シルバー事件 アスキー

絶対に解けない受験世界史 (大学入試問題問題シリーズ) 稲田義智

筋と義理を通せば人生はうまくいく 高須 克弥

99歳ユダヤスーパー実業家が孫に伝えた 無一文から大きなお金成功を手に入れる習慣 矢吹 紘子

女子マネージャーの誕生とメディアスポーツ文化におけるジェンダー形成 高井 昌吏

世界一即戦力な男――引きこもり非モテ青年音速で優良企業から内定をゲットした話 菊池

愛についての感じ 海猫沢 めろん

借金底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター借金1億2千万円、利息24%から生還記 金森 重樹

猫背を伸ばして 新装版 (フレックスコミックス) 押切蓮介

こんな上司が部下を追いつめる―産業医ファイルから (文春文庫) 荒井 千暁

棟梁―技を伝え、人を育てる (文春文庫) 小川 三夫

石井直方筋肉まるわかり大事石井 直方

フルーツ果汁100% 第1巻 (白泉社文庫 お 3-1) 岡野 史佳

☆「個性」を煽られる子どもたち―親密圏の変容を考える (岩波ブックレット) 土井 隆義

読書の方法―なにを、どう読むか 吉本 隆明

予備校なんてぶっ潰そうぜ。 花房 孟胤

海洋堂創世記 樫原 辰郎

世界堂書店 (文春文庫) 米澤 穂信

コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus) 西尾 泰和

☆九月、東京路上1923年関東大震災ジェノサイド残響 加藤 直樹

大東亜戦争の実相 (PHP文庫) 瀬島 龍三

そこに僕らは居合わせた―― 語り伝える、ナチス・ドイツ下の記憶 グードルン・パウゼヴァン

クリスマス少女は還る (創元推理文庫) キャロル オコンネル

江戸のハローワーク (双葉新書) 山本 眞吾

Three Essays on the State of Economic Science Tjalling C. Koopmans

The Elements of Style, Fourth Edition William Strunk Jr.

ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD] リー・ペイス

アメリカめっちゃスゴい女性たち 町山 智浩

☆船に乗れ!〈1〉合奏と協奏 藤谷 治

ちょー美女と野獣 (コバルト文庫) 野梨原 花南

11/22/63 上 スティーヴン キング

システム×デザイン思考世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」 前野隆司

追われ者―こうしてボクは上場企業社長の座を追い落とされた 松島

劣化国家 ニーアル ファーガソン

ブラック企業経営者本音 (扶桑社新書) 秋山 謙一郎

創価学会研究 (講談社現代新書) 玉野 和志

グロースハック 予算ゼロビジネスを急成長させるエンジン 梅木 雄平

女のカラダ、悩みの9割は眉唾 (講談社+α新書) 宋 美玄

To Repair the World: Paul Farmer Speaks to the Next Generation (California Series in Public Anthropology) Bill Clinton

社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書) 小坂井 敏晶

Making the Modern World: Materials and Dematerialization Vaclav Smil

高校教育アイデンティティー総合制と学校づくりの課題 (「教育」別冊 (9)) 小島 昌夫

☆名作はこのように始まる〈1〉 (ミネルヴァ評論叢書・文学の在り処) 千葉 一幹

グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換 [DIPシリーズ] ニコラス サリバン

単純な脳、複雑な「私」 (ブルーバックス) 池谷 裕二

天涯武士幕臣小栗上野介 (1之巻) (SPコミックス時代劇画) 木村 直巳

秋葉原事件 加藤智大の軌跡 (朝日文庫) 中島岳志

ぐいぐいジョーはもういない (講談社BOX) 樺 薫

LEAN IN(リーン・イン) 女性仕事リーダーへの意欲 シェリル・サンドバーグ

鬼畜のススメ―世の中を下品のどん底に叩き堕とせ!! 村崎 百郎

男性学の新展開 (青弓社ライブラリー) 田中 俊之

闘争領域の拡大 ミシェル ウエルベック

実録 ドイツ決闘した日本人 (集英社新書) 菅野 瑞治

男性ECCE HOMO (文春新書 934) ヤマザキ マリ





正統と異端 - ヨーロッパ精神の底流 (中公文庫) 堀米 庸三

魔女狩り (「知の再発見」) ジャン・ミシェル サルマン

図説 魔女狩り (ふくろうの本/世界歴史) 黒川 正剛

魔女狩り (岩波新書) 森島 恒雄

異端審問 (文庫クセジュ) ギー・テスタス

剣豪将軍義輝〈上〉鳳雛太刀 (徳間文庫) 宮本 昌孝

2015-11-19

顧客に平然と我慢を強いる業界

http://ameblo.jp/arikawahiro0609/entry-12095468256.html

つの商品でできるだけ長く稼ぎたい・できるだけ利鞘のある商品を売りたいというのが商業上のセオリーだということは、働いている人ならご理解いただけると思う。そして、出版業界もそのセオリーに則って動いていることは、他業種と同じだ。

というのは一方的な都合であって「読者は理不尽に耐えてくれ」といっているだけだ。「顧客理不尽無視するから衰退するんだろ」以外の感想が出てこなかった。

「でも、最初は高い単行本で売って、後から安い文庫を出すなんてずるい」そう仰る方に思い出していただきたいのは、時間お金反比例するという資本主義社会における大原則だ。例えば電車。鈍行は安い。しかし、時間がかかる。移動に時間をかけたくない人は、特急を使う。つまり時間お金で買っている。「早さ」というサービスを受けようとすると、その分お金がかかるのである

 本も同じだ。単行本は高いが、発売と同時にすぐ手に入る。文庫は廉価だが、手に入れるのは数年先になる

本当にこの理由しかないのであれば同じ値段でいいから単行本文庫を同時に発売すればいい。

2年でも3年でも経った後に廉価版単行本文庫本新装版でも新たな解説もつけて売りだせばいい。

名のある文芸賞はだいたい単行本しか候補になることすらならない。だから賞をとったとしてもその時には単行本しか買うことができない。文庫しか読まない人は買う動機が一番高まっているであろうその時に買うという選択肢がそもそもなくなってしまっている。

なぜそんな数秒考えれば出てきそうなアイディアを実行しない? 理由は色いろあるのだろう。たとえば、単行本文庫部署がわかれていることが多い。その部署収益も別々にとられているか本来協調をとるべき二者間がなぜかお互いがお互いの収益を食い合うライバル同士みたいになってしまう。もちろんこれが全ての原因などというつもりはないが、なぜ「こういう理由があるから読者は理不尽しかない環境に耐えてくれ」なんて呑気にいえるのかと疑問に思う。

問題があると認識しているのであれば改善アイディアを出し、プロセスを走らせるのが普通なのでは。

2015-11-17

伊藤計劃原作劇場版ハーモニー感想

 映画化は継ぎ接ぎだ。

 ある状況下において必要だった形質も、喉元すぎれば不要になる。その場その場で必要であった言葉の集合、小説文体は場当たりの継ぎ接ぎでできている。映画化なんて前向きな語は間違ったイメージを人々に与えやすい。エンタメは、いやすべてのコンテンツは膨大なその場しのぎの集合体なのだ

 だとしたら。我々読者が獲得したこの伊藤計劃なる奇妙な作家を、とりたてて有り難がり、神棚に祀る必要がどこにあるのだろう。『ハーモニー』は、『虐殺器官』は、すべて時代への適応として作家が描出したにすぎない継ぎ接ぎの一部だ。死後の評価も、映画化の「プロジェクト」も、すべて「ある時代で」においてのみ、皆が生きるために必要だったから、SFというジャンル生存寄与たか存在しているだけだ。

 かつて読者には、怒りが必要だった。

 かつて読者には、喜びが必要だった。

 かつて読者には、哀しみが必要だった。

 かつて読者には、楽しみが必要だった。

 1990年代(かつて)、2000年代(かつて)、伊藤計劃が生きていた時代(かつて)。

 それは過ぎ去った名作と時代に向けられる弔いの言葉

 かつて読者には、「これ」こそがわたしであるという思い込み必要だった。

<list:protocol>

<p:チケット券売機で買う>

<p:購入したチケットをもぎりのあんちゃんに渡す>

<p:その他パンフ等を入念にチェックする>

</list>

大丈夫。わたしは観られる」

 そうつぶやくと、斜面に並べられ、ふかふかのウレタンの詰まった座席に腰を沈めた。

「やあ、読者。七年ぶり、だよね」

「でしょ。ここでやってるって、映画.com で聞いたから」

「『屍者の帝国』は――残念だった。エンディングロール後も」

 不思議と、そう言われても頭に血が上りはしなかった。

「でも、仕方なかったって言うんでしょうね、きっと」

「ええ、言うわ。『仕方なかった』」

 わたしは例の盗撮注意CMを聞いた。映画泥棒パトランプの白い指先をかすめ、法で定められた条文が読み上げられる。

「わたしにとっては、仕方なくないわ」

「そうだね。でもこれ以上衰退させるわけにはいかないんだよ。わたしたちの世界SF)をね」

プロジェクトがあるから?」

「そう。わたしたちの望みはね、伊藤計劃読者のハーモニクスなの」

 わたしはね、永遠と人々が思っているものに、不意打ちを与えたい。

 止まってしまった時代に、一撃を食らわせたい。

 わたしたち三作の死が、その一撃なの……。そうわたしは聞いた。世界って変わるの。

 わたしたちにとっては、すべてが変わってしまうわ。

「ついに、わたしたちはここまで来た」

「ここまでって」

「『すばらしき新世界』。ユートピアだよ。

 業界幸福を目指すか。真理を目指すか。読者は<天才夭逝>のあと幸福を選んだ。まやかし永遠であることを、自分進化のその場その場の適応パッチの塊で、継ぎ接ぎの出来損ないなコンテンツであることの否定を選んだ。人格を圧倒すれば、それが得られる。すべて、わたしたちが読んでいるこの世界のすべてをシノギに置換すれば、それが得られる。読者はもう、戻ることのできない一線を超えてしまっていたんだよ」

 わたしは画面にくぎづけになったまま、戸惑いの表情を浮かべる。

 それを憎んでいたのは、

 誰よりも否定していたのは、

 伊藤計劃あなたじゃなかったの。

wikipedia で見たわ。あなたは――」

「そ、わたしは『意識のない』作家の一員。というより、生を必要としない作家の一員、と言ったほうがいいかな。生を獲得した今となっては、だった、って過去形なっちゃうけど。わたしの生はあなたたちのそれとは管理する現実のセクションが違うんだよ。TOHOアニメーション早川書房の一部でエミュレーションしている、らしい。わたしのプロジェクトはね、ここで生まれたんだ」

 性器が屹立したような桃色の建造物の群れ。『チャージマン研』のころの未来像。

「ここはね、アニメスタジオだった。書店から誘拐された原作本(おんなのこ)たちが、ここで毎日アニメーターにやられてた」

 百合百合百合

「わたしにのしかかってきたプロデューサーはね、わたしに繰り返し繰り返し入れながら、原画台本をわたしに触らせてた。これがアニメだ、これが贈与だ、これが力だって言いながら、まるで自分のもうひとつペニスをさすらせ、しゃぶらせるようにわたしの口にredjuiceを突っ込んで、何度も何度も突き入れた」

 わたしは計劃の話を聞きながら、既に涙を流していた。

 これほどのことを、こうもにこやかにさわやかに話すことのできる意識

 それはいったい何なのだろうか。

「そうして突き入れられて、台本修正校でべたべたにしているときに、わたしは生まれたの。このスクリーンなかには、LINEスタンプ新装カバーコミカライズ特集トリビュートアンソロジーもグッズも本屋大賞も、すべての夢がたっぷりと染みついている。わたしは希望のなかでもう一度生まれた。いわゆる、プロジェクトとしてね」

「計劃は言ってたじゃない」と言うわたしの顔は涙と鼻水でぼろぼろになっている。

「計劃はこの世界を憎んでいるって。愛し愛され真綿で首を締められるようなこの産業を憎んでるって。どうなの、あそこはここ、この劇場よりひどい場所だったの……わたしたちの読んでいたジャンルは、この生首ディスカッションばかりのアニメよりひどい作品だったの……」

「どうしたらいいか、わからなかった。

 わたしは1990年代に、2000年代に生きていた。

 この世界を憎んで、この世界に居場所がないって、どの作品も叫んでいた。わたしはそのときに思ったの。わたしは人間がどれだけに自意識過剰になれるか知っている。そしていま、逆に人間自意識を――自然を押さえつけようとして、どれだけ壊れていくかを知った。そのときは、わたしは単純に思ったの。この社会が、このクール・ジャパンが、この2010年代という時代の仕組みがおかしいんだって。内部から自分の裡からあのときの感動を徹底して求める読者がおかしいんだって考えたの」

 そうだ。商業健康を何よりも優先すべき価値観とするイデオロギーの許に、ポジティブ感想を常に提出しつづけなければならない空気ジャンルの存続のために自らを厳しく律することが平和協調と新作を生むと皆が信じている社会

「そう、あなたはこの業界の仕組みを憎んだ」

「でも、manglobeが潰れたときに、わたしは学んだの」

「何を」

「読者は変われるってこと。読者としての、信者としての偏狭視点限界突破できるってことに」

「この業界を、わたしたち読者を憎んでいるから、あん桜Trickを作ったわけじゃないのね」

「うん。わたしは愛している。この映画を全力で愛してる。あなたたちを愛してる――すべてはこの世界肯定するため。すべては『わたし』を忘却できず、『わたし』に侵食される世界を救うための」

「この世界にとって完璧プロジェクトを求めたら、作品の質は最も不要な要素だった。お笑いぐさよね」

「わたしは、笑わなかったよ」

 感動げな大自然映像が流れる。感動げなコーラスが流れる。どこからニコニコ動画の亡霊の歌声が響いてくる。

「そうすべきだと思った。いま、世界中で何万というコンテンツが発生している。日本でもね。ジャンル要請する小さな利益とか、そういう細々した関係性を扱う以前に、わたしたちはまずどうしようもなく読者で、継ぎ接ぎの機能としての快楽や欲望のよせあつめにすぎない、っていうところを忘れることはできないんだ」

あなたは思ったのね。この現状に信者たちがなじめず腐っていくのなら――」

「そ、伊藤計劃読者であることをやめたほうがいい」

 伊藤計劃が指をぱちん、と鳴らすと、今度は『ファイト・クラブ』の上映がはじまった。

 "タイラー・ダーデンを知っているか、とよく訊かれる"……。

「というより、読者であることをやめたほうがいい。SFファンを、オタクであることをやめたほうがいい。文化が生み出した継ぎ接ぎの快楽摂取行為にすぎない読書を、この身体の隅々まで徹底して駆逐して、骨の髄まで社会的存在に変化したほうがいい。わたしがわたしであることを捨てたほうがいい。社畜になったほうがいい。書を捨てよ、会社に行こう――『わたし』とか意識とか、夭逝天才だとか、プロジェクトだとか、SFだとか、アニメだとか、映画だとか、環境がその場しのぎで人類に与えた機能は削除したほうがいい。そうすれば、復讐を目指したあなたたちに、本物の復讐が訪れる」

「じゃあ、計劃は戻りたかったんだ。あの『エヴァンゲリオン』以前の風景に。自分民族本来はそう在ったはずの風景に」

 伊藤計劃は小さくうつむくと、そっとうなずいて、

「そう、なのかもしれない。ううん、きっとそうなんだね」

「じゃあ、それを奪うことは、わたしのささやか復讐になるのかな」

「え」

SF死ぬ必要がなかった。だから早川コンテストを再建したんでしょ。創元は短編賞作ったんでしょう」

「……そう、なのかな」

あなたの『プロジェクト』は自己正当化する必要があった。あのときは。既に受賞済みの、止めようがない才能たちに対して」

「そうなのかな」

 わたしはうなずいて、そしてきちんと座り直した。

「だから、わたしはここでSFと冬の時代復讐をする」

「どうやって」


あなたの望んだ映画は公開してあげる。

 だけど、あなたの望んだ忘却は与えない」


 そして、わたしは席を立った。

2015-11-13

「今、民主主義について考える49冊」から除外された本

書名著者
SEALDs 民主主義ってこれだ!SEALDs
時代の正体神奈川新聞時代の正体」取材班
右傾化する日本政治中野晃一
社会を変えるには小熊英二
デモいこ!TwitNoNukes
私達は"99%"だ「オキュパイガゼット編集部
革命のつくり方港千尋
デモ!オキュパイ未来のための直接行動三一書房編集部
希望政治学布施
日本人民主主義を捨てたがっているのか?想田和弘
立憲主義について佐藤幸治
ぼくらの瀕死のデモクラシー枝川公一
政治はなぜ嫌われるのかコリン・ヘイ
日本国憲法新装学術文庫編集部
法とは何か長谷部恭男
憲法とは何か長谷部恭男
読むための日本国憲法東京新聞政治部
タカ派改憲論者はなぜ自説を変えたのか小林節
憲法は、政府に対する命令であるC.ダグラス・ラミス
国家暴走古賀茂明
検証法治国家崩壊吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司
ソフトパワージョセフ・S・ナイ
リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください井上達夫
キング牧師辻内鏡人、中條献
I Have A Dream!マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
隷属への道F.A.ハイエク
世界を動かした21の演説クリスアボット
戦争プロパガンダ10法則アンヌ・モレリ
精読アレント全体主義起源牧野雅彦
ヒトラー演説高田博行
劇画ヒットラー 復刻版水木しげる
悪あがきのすすめ辛淑玉
独裁者のためのハンドブックブルース・ブエノ・デ・メスキータアラスター・スミス
輿論世論佐藤卓己
永遠平和のために 啓蒙とは何か 他3篇カント
アメリカデモクラシー(1上下・2上下トクヴィル
国家上下プラトン
自由ミル
一九八四年[新訳版]ジョージ・オーウェル
動物農場ジョージ・オーウェル
イェルサレムアイヒマンハンナ・アーレント
人間の条件ハンナアレント

ソース

http://pbs.twimg.com/media/CSmpHEIUwAAOfO2.jpg

http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=10696

2015-10-18

皆さん、阿部洋一という漫画家を御存知でしょうか

阿部洋一という漫画家がいる。

彼の独特な作風は間違いなく評価されるべき才能であると思うのだが、ものすごい不遇。圧倒的に不遇。

地味な作家ならいろいろ打ち切られても当然だと思わなくはないのだが、彼に関しては間違いなく光る何かを持っている。それでいて埋もれている。

グーグル画像検索してみれば独特なのはすぐにわかる。


まずデビュー作の「少女奇談まこら」という作品があるのだが、これは未だ完結していない。

この作品原作付きで、原作平野俊貴魔法騎士レイアースなどの監督植竹美男アニメ脚本家)の2人。

ゲゲゲの鬼太郎」をオマージュした妖怪漫画で、妖怪皇の血を引く少女まこらが、お供の妖怪と共に父母を探す旅に出るお話

2006年リイド社月刊少年ファングで連載を開始したのだが、1年後にその雑誌休刊

作品自体は好評だったようで、その後、講談社ピテカントロプスというウェブコミック誌で「まこら〜ひひひ怪々伝」に改題して連載再開したのだが、これも08年の終わりあたりに突然の更新終了。無念。

その後、しばらく「まこら」は音沙汰がなく打ち切り状態に。

その間に、講談社別冊少年マガジンで「バニラスパイダー」が連載開始(2009年)。

別冊少年マガジン創刊号の連載陣としてラインナップされ、そのおどろおどろしい世界観SF的なストーリーでそこそこ注目された。

原作無しの完全オリジナルの連載は初めてだが、きちんとストーリーも書けることを証明してみせたわけだ。

だが、別マガには他に同じようなおどろおどろしい雰囲気を持った怪物的な作品があった。

そう、「進撃の巨人である

こちらの作品は瞬く間に注目され、あっという間に人気作に。

一方バニラスパイダーの方は一部で話題に出るもの特にブレイクはせず、地道に連載を続けていたのだが、結局3巻で打ち切られることになった。

別に巨人」に何の罪もないのだが、完全に陰に隠れてしまった感がある。

実はこの作品、3巻でものすごくきれいにまとまった傑作なので、最初から3巻の予定だったのでは?という疑問も浮かぶのだが、

序盤に出された伏線が回収できていないことと、3巻での作者のコメントを見る限り「打ち切り」だったのは間違いないと見ていい。


とまあここまでならありきたりな話だが、阿部洋一の不遇はまだ続く。


バニラスパイダー終了後、2010年末に今度はアスキー・メディアワークス電子コミック誌電撃コミックジャパンで「血潜り林檎と金魚鉢男」を連載開始。

コミックジャパンという名が付いてる時点で嫌な予感がするのだが(過去に短命に終わった同名の雑誌が2つある)、先に言ってしまおう。これも休刊する。

しかも、こともあろうに阿部洋一はこの雑誌で2つの連載をしていたのだ。

1つは前述の「血潜り~」、そしてもう1つはなんと連載を休止していた「少女奇談まこら」だったのである

「まこら」連載再開時には大きく「復活」と取り上げられ、それまで発表された話数に加筆修正を加えた「完全版」の刊行、そして最後まで連載するという宣言もあり、ファンを歓喜させた。

そして「血潜り」と並行して連載されることになったのだが、結果は御存知の通り休刊で連載中断である。ひどい。

「血潜り~」は奇抜な設定の漫画で、第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品に選ばれたりとなかなかの高評価を得ていた。

「まこら」も連載再開後のエピソード「夢華族」が傑作中の傑作で、この作品はもう名作になること間違いなしだな、と勝手に思っていた。

それが休刊で2つ同時に中断である。「まこら」に関してはぬか喜びもいいところである

休刊時の発表では、打ち切りではなく今後の動向は追ってお知らせするとなっていたが、いつまで経っても発表はされず、ついにはサイトまで消滅してしまった。


1つの連載作品で3つも休刊経験するなんてなかなか無いことで、よくわからない称号を得たような感じすらある。

その後はまた別マガで2013年に「橙は、半透明に二度寝する」を連載開始したり(2015年中に完結予定、打ち切りかは定かでない。既刊1巻)、

集英社ウルトラジャンプで短期連載の「オニクジョ」を含め読切が複数回掲載され、短編集が発売されたり、

デジタル版に完全移行したコミックアーススターで「新・血潜り林檎と金魚鉢男」として連載が復活したり(これまた新装版が発売されるようだ)(雑誌雑誌なだけにまた休刊するんじゃないかとの声もある)

と、なんとか漫画家を続けてこられている。(しかし「まこら」は音沙汰なし)

これはもはや逆に考えて幸運なのか・・・

とにかく阿部洋一という漫画家もっと知られてもいい。

ネット上でオススメ漫画とか紹介するのが流行ってたりするみたいだが、そこにもほとんど顔を出さない。

完全に主観だが、間違いなく才能ある漫画家なのよホントに。

少女奇談まこら」はマジで傑作。「橙は、半透明に二度寝する」もとてつもない怪作。オムニバスなんでとりあえず1話だけでも。(http://www.shonenmagazine.com/bmaga/daidaiha


というわけで、皆さん是非読んでみてね。(わざわざ言わなくてもいいと思うけど、本人じゃないよ)


(追記)

ブコメに「総合マンガキッチュの話はしないのかい?」とありましたが、はい

キッチュ」は同人誌に近いマンガ誌で、編集長阿部洋一氏と同じく京都精華大学マンガ学科ストーリーマンガコースの一期生であるという繋がりからか、作品がよく掲載されています

しかし残念ながらまだこの雑誌を読めていないんですよね。

「それはただの先輩のチンコ」とかいタイトルだけで気になる作品とかもあったりするんですが。

http://studiokitsch.info/about.html

2015-03-02

http://anond.hatelabo.jp/20150302192125

原 罪(はら つみ)1880-1937

第19代内閣総理大臣となり「平民宰相」と渾名された原敬長男

幼少の頃から自身名前に苦悩したが、やがて「邪悪なる存在オリジナル・シン」と称し、

黒ずくめの扮装に奇怪な隈取りをして町内を走り回るようになり、父・敬を困らせたという。

民明書房刊「新装版・中二病バイブル」より)

2014-11-24

大極宮新装版)ビジネス光明は見えるんか問題

2012年には31冊中2冊だった(新装版)が

2013年には6冊(/28冊)になって、今年さすがに目に余るわー。と数えたら

2014年には17冊/34冊に及んでました報告。

クリエイターにおける加齢問題をしのぐ身すぎ世すぎとして

コレクター向け「バージョン違い」ビジネス、を

許容するのも愛読者の務めか。と思いつつも

新装版・と明快に書く光文社はギリ許す。

改題してあわよくば騙し打とう・というKADOKAWA商法は認めん。

……というか、大沢オフィスもそういうやり方に乗るのはやめれ。

2014-10-03

私がラノベを読まない理由

はじめに私にとっての「ラノベ」の定義します。「表紙にアニメっぽい絵が描いてある本」。以上。

続いて理由です。「アニメっぽい絵が表紙だから」。以上。OH、トートロジー

レーベルにかかわらず、アニメっぽい絵が表紙だとまず手にとりません(唯一の例外は『ルー=ガルー2』。読みたさが勝ってノベルスをイヤイヤ買ったが、読後すぐ売った。そんで文庫を買い直した)。

((話は逸れるが、作品映像化にあたって、文庫カバーデザインを変えるのやめてほしい。俳優顔写真ドドーンって表紙の本を誰が欲しがると思うのか。帯にしろ帯に。))

学園ものミステリーオカルトSFなんかを取り入れたエンタメ小説は好きなので、おそらくこんな理由で手にとらないのは損してるんだろうなぁとは思うんだけど、なんでかダメなんすよね。

いわゆる「ラノベ」と呼ばれる作品で、アニメ絵を無くしたバージョンが出てたりしませんかね…電子書籍でいいんで。そしたら読んでみたい。

桜庭一樹さんみたいに、ラノベ時代作品新装版が出ていると私のような読者にはありがたいんですが、まあレアケースですよね。

追伸

伊藤計劃さんの『虐殺器官』『ハーモニー』もアニメ表紙になったんか…。持っててよかった旧装版。

2014-06-07

女王新装馬車を初披露 1000年分の英国史満載 写真10枚 国際ニュースAFPBB News

http://www.afpbb.com/articles/-/3016877

また、デザインには第2次世界大戦中に活躍した英空軍爆撃機ランカスター(Lancaster)」や戦闘機スピットファイア(Spitfire)」「ハリケーン(Hurricane)」の部品が組み込まれた。

ニッポニアサヨク軍国主義とか文句をつけないのかね?

2014-05-28

海上護衛戦復刊に際するミリオタの見当違いな批判

ブコメではわかってる人も多いけど狭量で視野の狭いミリオタが多すぎるからあえて書くの。

新装版「海上護衛戦」 帯と解説について賛否 - Togetterまとめ

これ見てうわぁ・・・ってなったのはこっちなの。

もともとニッチなんだから復刊自体がありえないレベルなの。

出す側としては慈善事業じゃないんだからある程度売れる見込み(今回で言えば艦これとのコラボ需要による売上見込)があって初めて復刊しましょうって話になんの。

あんたらみたいな少数のミリオタが買うくらいで復刊なんかできないの。

復刊はうれしいけど下手に艦これコラボすんな?調子いいこと言ってんじゃないの。

復刊されるだけでもありがたいってレベルなの。

艦これ感謝しろとは言わないけど、艦これがあるから復刊につながったんであって、こと復刊について艦これを批判するのは自分の首を締めるのと同義なの。

ミリオタファンタジーに生きてるのかもしれないけど出版業界現実に生きてるの。

理想でメシは食えないの。

ただ、帯が赤城なのと艦これプロデューサーが解説書かされてるのとゲーム内で大井提督扱いしてるズレに閉口するのは同意なの。

2014-05-15

http://anond.hatelabo.jp/20140511001043

ロストがある理由、戦闘システム簡素な理由、内部データをあまり開示しない理由は

田中Pより語られてますよ。

.

http://www.4gamer.net/games/205/G020591/20130911062/

.

司令部レベルによって敵の強さが変化するのは、ゲーム始めて間もない人の救済の為じゃないですかね?

1年近くやってる人と、初めて2ヶ月位の人とでは練度や育ってる艦の数も違う訳ですし、

前者に合わせれば後者はついてこれず、後者に合わせれば前者は簡単にクリアしてしまますし。

.

新装備については、現在戦闘機系以外、無くても既存兵器クリアできるので

特に必要は感じないですね。

.

ツール使いは、鯖に負担をかけて運営や他のユーザー迷惑かけるだけではなく

不公平感やツールの蔓延ゲーム寿命を短くするので、

しっかり取り締まって欲しいですね。

.

艦種によって強さが異なるのは仕方無い事では?

逆に駆逐艦戦艦級や重巡級の強さ持ってしまっては

興ざめになってしまうと思いますよ。

.

5については概ね同意

完全に嘘言ってる事あるので、これは運営改めて欲しいですね。

.

現在艦これは、旧日本海軍は、有名所はほとんど使ってしまいましたので

なんとかゲーム寿命を伸ばそうとして苦慮している感じですね。

勲章の使い方は疑問です。

.

それとゲームバランスの取り方も苦労している感じですね。

.

.

艦これは肩肘はらず、まったりやるのが長く楽しめるコツだと思います

自分はわざと艦娘コンプしないようにしています

そして何より自分にとって艦これの一番の問題は、駆逐艦小中学生設定なのに如月さんはエロすぎないか?

という事であります

2014-05-11

艦これ』1年目で感じた5つの問題点

◆0,艦これについて

艦これ』が一部界隈で話題になり始めた直後にプレイし始め、継続プレイ約1年ちかく。

小規模ゲームであるにも関わらず、すさまじい数のプレイヤーが遊ぶ人気ゲームとなり、

小規模な運営も火の車状態でなんとか回している・・・という現状。

また、ゲーム内容についてもその辺のすぐに「いいから金を出せ!」という化けの皮が剥がれるゲームに比べれば

はるかによく出来ていると思う(実際私も2000円で入渠ドックを2つだけと、関連グッズ、公式書籍等何点か購入しただけで1年近く遊べている)。

しかし、元々「さっさとたたむつもりだった」(白書インタビューより)からか、1周年を迎えた『艦これ』は

いちプレイヤーから見ても「やや雲行きが怪しくなってきた」と感じる。

以下はあくまで私がいちプレイヤーとしてプレイしていて感じた点であり、

決して『艦これ』自体のアンチである萌えミリアレルギーというわけではない。

しろ、好きだからこそ気になる5つの点である

◆1,プレイヤーの強さの頭打ち

艦娘の強さに関しては、ゲーム開始時に規定された数値が継続して使用されている。

だいたいは元になった艦種ごとにスペックを算出し、基礎値+近代改修値(合成)が限界である

この数値はゲーム開始時に設けられたスペックを使い続けているものであり、新鋭艦でもそれほど大きくは変わらない。

それ自体はキャラゲーとして見れば許容範囲だろうが、この問題は以下で述べる2,3の問題点により構成されている。

要約すれば「新装備・レベルキャップ解放のないMMO状態」である

現状でプレイヤーが組める最強のパーティーは戦艦・空母編成であるが、その戦艦/空母編成を遥かに越えて敵だけが

インフレしすぎている、というような問題が発生しているためこの後はもう泥沼になる様しか想像できないのである(詳しくは3で述べる)。

キャラゲーとして「好きなキャラを強くする」にも、2の問題が引っかかり数ヶ月単位時間がかかるという延命仕様であり、

これからアニメ・グッズ展開などをかけていくにあたって「ゲーム自体が落ち目のMMOのような空気」を漂わせるというのが問題点だ。

また、平然とイベントなどで採用されるようになった「司令部レベルで敵の強さが変わるが、報酬は共通」という仕様も悪手で、

早々にプレイヤーが動かせるコマ頭打ちになってしまうので「一部の艦娘を入手し、育てたら後は司令部レベルを上げない」というのが

イベントを楽に攻略する手段だと言うのだからもはや笑うしかない状態である

そもそも司令部レベルが高くて何故敵が強くなるのか?何故報酬が同じなのか?一切設定や「リアリティ」では説明が付かないし、

艦娘の強さは司令部レベル20でも50でも80でも頭打ちですよ、という話だ。

◆2,「新装備」が入手できない

とにかく「新装備」が手に入らないことが、先に述べた艦娘の強さの頭打ちを更に強めている。

例えば「20.3cm(3号)連装砲」は重巡を少しでも強くしたいプレイヤーにとっては欲しい装備であるが、

この装備は現状手に入れる方法はA,ランキング上位報酬 B,三隈(改)の初期装備 C,利根/筑摩(改二)の初期装備 D,衣笠(改二)の初期装備 の4つだけである

Bは三隈を入手するというステップ自体が大型建造という全く割に合わないガチャを回すかドロップ堀り、

Cは勲章4つ(通常プレイでは2個/月でしか入手できない)、Dは非常に高いレベルまでの育成を必要とするため余程の根気が必要である

ではAはどうなのかというと、サーバーにもよるだろうが「ランキング上位者はありえない量の戦果を稼いでいる」のである

(参考までに述べておくと、横須賀サーバーではランキング1位は4月の集計時に6000近い戦果を稼いでいる)

これらのプレイヤーは24時間張り付いていたとしても手動では稼ぎ得ない戦果をたたき出し、その数値が他のプレイヤーからでも

参照できてしまうという状態、要するに「不正プレイが横行しているし、それをユーザーも確認できるが野放しにされている」という状況。

ほぼ現実的レア装備を入手しうる手段であるランキング上位報酬も、多くのユーザー不正プレイを使って優先的に取得している、という状況は

あまりにもまずい、というか普通のMMOなら大炎上不可避なレベル事態ではあるが、『艦これ』では常態化している。

まあ、これは良い。好きなゲームから太平洋よりも広い心で許すとしよう。

さて、このレアな装備を「先行」実装した時にははっきりと「将来的に他のプレイヤーも入手できます」と明言されているが、

上の例で挙げた3号砲が最初に配布されたのは2014年4月のランキング報酬である

つまり、1年以上の間「先行」配信を受け取る資格を得た上位ランキングプレイヤー以外はB,C,Dのうちいずれかで

膨大な手間をかけてやっと1つ入手可能なのである

これは他の装備(試作晴嵐)などでも同じで、ランキング入賞できないプレイヤーは入手機会は未だに「イベント」か関連艦娘の装備だけである

このような状況から、とにかく「自分の好きな艦娘を集め、一番良い装備をさせる」ことも非常に難しい。

元々『艦これ』が流行った要員に「キャラゲーとしての楽しみ」があるのは間違いないにも関わらず、

「好きなキャラを強くする」ことができる可能性が非常に狭められており、プレイしていてストレスに感じる。

◆3,ゲーム設計上の問題点

史実」という言葉がある。艦これに登場する艦娘過去WWⅡにおいて建造された艦をモデルとしており、関連した能力を持つ。

これは『艦これ』というゲーム大前提であり、敵とステージもそれをある程度共有しているのが世界観としての約束であった。

この「史実」をモデルとすることによる豊富バックボーンは多くのプレイヤーを惹きつけた要素となったわけだが、

残念なことに現在ではこの「史実」はプレイヤーを縛り付けるための方便だけに成り果てている。

主にプレイヤーと敵のパワーバランスの問題である

艦これ』では、プレイヤーが敵艦が跋扈する海域に突入し、連戦をくぐり抜け最終的にボスを倒す、というのが目的である

一度でもゲーム製作したことがある方にあっては態々言うまでもなくご存知のことと思うが、プレイヤーヘルス=敵のヘルスではない。

プレイヤーヘルス最後のリスポーンポイントからそこまで来るだけのバリューを持っており、リスポーン可能な敵のヘルスは軽い。

しかし、このゲームでは後半の海域差し掛かるに連れて「味方よりも高いヘルスを持った敵」が平然と出現するのである

艦これ』がアクションゲームでなんとかガードを決めればどんな攻撃でもダメージ0どころか反撃できるとか、

プレイヤーの卓越した作戦でうまく行動する前に叩き潰せる等の方法があればこの構造は「ボスモンスター」として問題はない。

プレイヤー艦娘たちの戦闘に干渉できるのは戦闘前の陣形決定ボタンを押すのみで、押した瞬間に勝敗は決するうえ、

味方の艦隊は敵陣の奥深くに切り込めば切り込むほど燃料・弾薬が減って不利になっていく。

そこで「何度も」味方のキャラクターよりも絶対的に強い敵が登場する、というマップ設計ゲーム制作素人どころの話ではない。

2-4などのようにボスとして配置するならまだわかる。

特にflagshipヲ級改・ル級改とレ級である

プレイヤーが使える艦娘実質的ヘルスキャップ値は100であるが、これら敵艦は平気で100を越えたヘルスを持つ。

更に道中で連戦・攻撃力も高い・避ける方法はなしとなればプレイヤーサイドでできる事は最早

「一番スペックの高い艦娘を並べて敵が攻撃を全部ミスすることを祈る」だけである

先に述べたようにはっきりいって『艦これ』のゲームとしての戦略性は下の下どころの話ではない。祈るだけである

いわば「味方を一切操作できないWizシリーズで何の対策もなしにクソ固いボーパルバニー連戦」状態だ。

その状態でいくら「強敵」を出現させられても、「高難易度やりがいがある」とはならずただ面倒なだけである

そもそも、長門の2倍のHPを持ち、加賀の2倍の艦載数を不自然に一箇所に割り振られ、軽巡以上の対潜能力を持った艦とは何なのか?

帝国海軍が戦っていた相手にビッグセブンはるかに越えたスペックを持つそのような化け物が居たということなのだろうか。

残念ながら筆者はWWⅡの時代艦船専門家ではないため、そのような存在がいたかどうかについては判断のしようがないのだが。

そして一方で、味方のステータス、装備はいつまでも「史実」に沿った数値のままで一向にパワーアップしない。

ケッコンカッコカリなどのシステムが追加こそされたものの、上がるステータス自体は微々たるもの

次々に追加される敵艦ははるかに強い・・・という状態。

一部『if改造』の入った大井北上は超パワーアップを遂げたという例を除けば「史実」は多くの艦娘にとって

実質的な「能力キャップ」として機能するだけのペナルティと化している。

戦艦で最強クラス大和武蔵が実装され、この「史実」をモデルにしている以上プレイヤーにはこれ以上強い戦艦は手に入らないのである

それこそ大和宇宙戦艦になったり武蔵ゲッターロボに乗るif改造でもなければ。

◆4,艦種の扱い

大艦巨砲主義

上述した難易度調整の結果、一部の艦以外の存在意義は非常にあやふやで、

周回して何度もボスドロップ等を入手しようというプレイヤーでなければ戦艦・正規空母以外を使う価値は非常に薄い。

そもそも強い強い敵と正面から殴りあうしか攻略が無いので、耐久と火力の高い艦以外は後半海域になると一気に出番がなくなる。

既存マップがほぼすべて「戦艦や正規空母を含む敵と連続で会敵し、戦う」という構造を取ってしまっているため、

駆逐・軽巡などは道中に潜水艦が居る場合でもなければ入れる価値が非常に薄い、ただ大破撤退を引き起こすキャラと化している。

その潜水艦に関しても後先考えない実装をしたせいで味方の潜水艦だけは一瞬で敵駆逐・軽巡に大破させられるキャラとなっており

(対潜水艦装備をしていない駆逐・軽巡でもどんどん「敵だけは」攻撃を当ててくる)、通常マップではかなり有用性が薄い。

実際に後半海域で出番が回ってくるのはごく一部の戦艦娘大鳳赤城加賀を除けば大井北上ぐらいのものである

一般的なMMOで「終盤MAPでジョブや装備が絞られる」というのはまだわかるが、『艦これ』のゲーム性はそこまで深くない。祈るだけだ。

艦これがウケた理由の一員である多種多様キャラクターたちは実質的に後半海域では20人以下まで絞りこまれ、

後は後述するハンデキャップマッチお荷物役にしかならないというのはキャラゲー部分にも影を落とす設計である

空母烈風ガン積みで制空権を取ったら戦艦だけが殴りあう。WWⅠどころか大航海時代レベルの海戦ゲームである

艦種縛り

2-4以降目につくようになるのが「艦種しばり」である

代表的な例としては、3-2をクリアするために必要な「駆逐艦縛り」などであるが、これらマップは「史実」をベースにしたと言われている。

(3-2、キス島はキスカ撤退作戦のもじりである

このキス島作戦の時点で駆逐艦を編成して突入しても普通に戦艦と遭遇し、ここをいかに中破で乗り切ってくれるか祈るだけ・・・というマップ構造になっている。

しかし、モデルになったと言われるキスカ撤退作戦では駆逐艦は敵艦には「遭遇していない」。

これを再現しろというのはさすがに無理だが、後々の艦首縛りマップでもだいたいの場合普通に敵主力とは会敵し、撃破する必要がある。

結局のところ、この「艦種しばり」も「史実」にかこつけたプレイヤー側への一方的なハンデキャップであり、

将棋で言えば飛車角落ち、ひどくすれば金銀桂香全落ち程度にまで行くというのが実情である

お荷物を抱えれば道中を通過しやすくなりますよ、というのが2-4以降での方針らしいが

自分の好きなキャラクターお荷物扱いされて気持ちの良い人がいるのだろうか?その辺りの考えが非常に浅い。

駆逐艦縛りや軽巡縛りにすることで事前工作活動を行い、主力攻略を有利に進められるようなシステムであれば良いものだが、

残念ながら現状の『艦これ』の戦闘は操作不能のボーパルバニー連戦モードだけである

また、重雷装巡洋艦は先手で敵の数を減らすまたは削れるというかなり強い特徴を与えられたのに対し、

航空巡洋艦は非常にその特徴が薄く、いつまでも劣化重巡のまま(そしてその重巡も戦艦の劣化版)である

申し訳程度に引き上げが入ったものの、早々に"if改造"が適用された雷巡とは違い劣化重巡、ひいては劣化戦艦という色が強く、

専用装備である水上機は2で述べたようにほぼ手に入れる手段が皆無ときている。更に言えば、弱い。

開幕の爆雷攻撃で落とせるのは精々低レベル雑魚駆逐のみであり、更に潜水艦がいれば無意味な攻撃を繰り返すという仕様で

どうもこのあたりから「開発方針を決定する人のお気に入りかそうでないか」という格差を感じるのである

どうも最近の新規マップを見る限り、開発方針は「ドラム缶でも運んでろ」という事らしいが。

このあたりの艦種縛りに使うために都合よく部分的に引用される「史実」と、

その史実から外れることができる・できないの基準が不明瞭極まる点がプレイしていて非常に不満点として持ち上がってくる、

というか2-4実装までとそれ以降で明らかに設計基準が違うことを感じるのである

特に後に実装されたものになればなるほど「史実」を使った理不尽プレイヤーいじめがひどく、

敵は好き放題パワーアップしていくという印象が強い。

5,運営アナウンス

0で述べたように艦これ運営オーバーキャパ状態で回している。大変だと思う。

いつも新規解放などに追われていて、大変そうにしている・・・それはわかる。

が、艦これ運営新実装に関するアナウンスはいい加減で、「かろうじて嘘はついていない」レベルのものが多い。

2で述べた「先行配信」で1年以上、勲章実装時の「持っていたらいいことがあるかも・・・?」から後出し設計図

新装備実装の「~するといいことがあるかも?」というような物言い

元々『艦これ』自体がかなりマスクデータの多いゲームで、プレイヤーは解析でもしない限り情報を与えられないが

(事実として公式轟沈の発生する条件も未だに伏せられているままである)、その中で公式物言い

ギリギリ嘘ではない」レベルアナウンス運営スタッフにさせる点はかなり不誠実な開発方針である

運営は大変そうだけど開発からアナウンスがあまりにも不誠実だよね」という点は間違いなく艦これ運営問題点だ。

なんとなく維持運営が大変そうなので心情的に同情してしまいがちだが、その影で開発からアナウンスに関しては

後出しイベント報酬を追加する、後出し勲章重要アイテムにする(うえにリアルタイム縛りにする)、

決して嘘は言っていないというレベルの適当な新装備の説明、先行実装(1年)という装備の出し渋り等、枚挙に暇が無いのである

twitter上だとアカウントひとつで巧妙に偽装されている上に、だいたいここらへんの不満を率先して

袋叩きにしにくる憲兵が居るので口が裂けても言えない話なのであるが。

◆まとめ

まとめると、2014年5月現在艦これアニメ化、グッズ展開、コミック展開等をかけていくに「これから」という時に

肝心のゲーム側の鍍金ボロボロと剥がれ、末期臭を漂わせながらキャラゲーとして楽しんでいる人にまで影を落としつつある。好きなキャラが使えないのだ。

コミカライズやこれから放送されるアニメ同人誌や関連グッズだけで『艦これ』に触れる人は良いかもしれない。

だが、その一方でゲーム本編ではどんなかわいいキャラ潜水艦退治かハンデキャップマッチ以外に仕事がなく、

そのキャラが気に入っても全く強くすることはできず、嘲笑うかのように敵は遥かに強いものが出現する。

強い強い深海棲艦に比べあまりに艦娘は貧弱で矮小無限にリスポーンする敵に対して一度死ねばロストという儚いもの

肝心のゲーム部分で「艦娘」というキャラクター価値を落とすようなことをしているのは非常に残念、というのが私の思いである。

プレイヤーがどんなにキャラクターに愛着を持っても、開発方針がそれをシステム

 徹底的に否定するようなアプデ・イベントを繰り返すのはやめてほしい」、ただそれだけの話だ。

2013-09-01

http://anond.hatelabo.jp/20130901102804

http://anond.hatelabo.jp/20130830202223最初トラバ先)

http://anond.hatelabo.jp/20130831142238自分の記事)

元増田の人が2nd Seasonを書いてくれたので、こういった若い人たちに役立ちそうな知識をさらに追記してみたい。

(実は若くなかったら申し訳ない)

念のために書いておくけれど、僕は最近ラノベ専門学校の実態は知らないし、体験入学に行ってみて入らないというのは、優れた判断だと思う。

実際に教師の質をどう担保しているのか不透明だし、やはり意識の低い学生も多い。(自分の時は、おおよそ2割=10人は中退した)

教師は別に仕事を持つ社会人が多く、どちらかというと偏った業界の偏った人格人達で、しかも扱う分野が本来主観的ものであって、生徒への評価も心情的になりやすい。

それに、最近ラノベブームで、雨後のタケノコのように学校が開かれているのかもしれない。

そういったところはやはりノウハウも無いだろうし、授業の質も低いだろう。

(余談だが、僕が通学していた当時は、まさかこれほどラノベ流行するとは正直誰も思っていなかった。ただ、先生は「これからミステリー小説のように定番ジャンル化するだろう」と予言していた。涼宮ハルヒも出ていない頃だ)

から専門学校に通わないというのは、比較的低リスク・低コスト賢明な判断だと言える。

しかしながら、元増田が挙げてくれた問題について、それを断定のまま終わらせてしまうのはもったいない

特に3番目の問題、

でも、文章を書く営みって、そんな秩序立ったものではないですよね?

もっと柔らかくて、鵺のように捉えどころがない。そんなものを『教える』ことなんてできるんですか?



は、創作を志す人間が当然抱いて然るべき疑問だ。

元増田が残念なのは、この深い疑問を、専門学校体験入学ときで解決してしまった気分になっていることだ。

僕自身、先生に教わったり罵倒を受けたりしながらも、この疑問に突き当たった。

そして、学校の内側と外側の両方で、この問題について世の中の頭の良い人達がどのように携わってきたか、それなりに気にしてきた。

これから、僕の認識できた範囲での参考資料を挙げようと思う。

おそらく、以下の参考資料を全部精読し、実習を行い、誰か信頼できる人から客観的添削を受け、頭だけではなく全身に技術をしみ込ませることができれば、決して取り戻せない数百万円と数年を賭して専門学校に行く必要など、皆無だろう。

また、下記ばかりでなく、もっと体系的でしっかりした知識が学べる大学なり海外大学なりケンブリッジオックスフォードもあるかもしれない。

そういったものがあると分かったら、単純にそこへ行くべきだ。

「文章作法」について



文芸的な文章を除く基本的なライティングについては、古典的な書籍がたくさんある。

下記2冊は、ここで紹介するのが恥ずかしいくらい基本的な書籍だ。

日本語の作文技術
理科系の作文技術


「文章作法」について、上記以外



さて、上記のような確立した情報伝達技術ではなく、独自の表現をしてみたり、人を感動させる文章を書きたい場合、そういった技術は教える・教わることができるのか?

それを体系的に扱うことは確かに難しい。そもそも人の感情であったり、表現から受け取る印象が非体系的だからだ。

からといって、先人がそれを教育世界で取り扱おうと努力してこなかったわけではない。

どうしても総論ではなく各論になってしまうが、それでも個人的に見て良書は多い。

「文章作法学校教育のように教えられない」結論に至るのは自由だが、下記書籍を全部読んでから至っても決して遅くない。

読みやすものから順に挙げる。

文章表現400字からのレッスン
新作文宣言


「作文」の価値を捉え直した、文章表現入門書。作品でも製品でもなく、純粋な「作文」そのもの価値を再発見している。

文章表現法講義


大学講義をまとめた本。固いタイトルに反して、極めて柔らかい語り口で柔らかい内容を講義してくれている。

だけど、書くことの意味について、「美」について、とても鋭い視点であふれている。

レトリック感覚
レトリック認識
レトリックの記号論


前の文章でちょっとだけ出した。レトリック、つまり、文章で人の心を動かすための体系的知識(!)を取り扱っている名著。

レトリックは長らく馬鹿にされていたらしい(結局、ただの言葉のあやではないか?)が、それを感覚論・認識論記号論観点から再評価した名著。

なぜ直喩隠喩より優れた修辞技法になり得るのか? といったことが詳しく書いてある。

新しい文学のために


大江健三郎による文学論。そもそも小説文芸作品とは何を目指すものなのか? といったことを明確に書いてくれている。

それは同時に、読者としての私たちが誠実な文芸作品の中に何を求めるべきなのか? ということでもある。

文章読本


文章読本は色々あるが、その中でももっと実践的と言われる丸谷才一の本だ。

歴史的仮名遣いで読みにくく感じるかもしれないが、内容そのものは平明だったと思う。

しかし、いまなぜか手許に無いので詳しいことは書けない。「ちょっと気取って書け」くらいしか思い出せない)

小説の諸相


E.M.フォースターによる文学理論Amazonで8000円くらい。僕はカチグミなので古書店1000円で入手できた。

ストーリーはあまり美しい要素ではありません」という衝撃的な宣言が印象に残っている。

ナボコフの文学講義 上
ナボコフの文学講義 下


最近文庫本で読んだ。

小説というものを本来どう味わうべきか? どう書かれるべきか? という熱のこもった講義録だ。

ロリータ」を読む視点が変わる。

まだ見ぬ書き手へ


新装版が出るんだ……。

芥川賞を最年少(23歳)で受賞しながら、文壇に属せず、独りストイック小説を書き続けている作家文学指南書。

テクニックの本ではないが、ここで明らかにされている執筆姿勢には衝撃を受ける。

アウトサイダー(上)
アウトサイダー(下)


ホームレスをしていた25歳のコリン・ウィルソン大英博物館一気呵成に書き上げた文芸評論書。

アウトサイダー」というキーワードのもと、文学美術舞踏哲学などなどを横断的に眺め渡した名著。

本気で読むと人生が狂う。

日本文学史序説〈上〉
日本文学史序説〈下〉


先の記事で書いた。全日本人が読むべき。

なんだかこういう本のことを書けるのが嬉しくて、ついかっとなってリストアップしてしまった。今は反省している

偉そうに書いたけれど、結局は僕も文学界新人賞名前が小さく載ったくらいの実績しかない人間で、そんなには当てにはならないだろう。

しかし、僕自身が当てにならなくても、何が当てになりそうかの感性結構あるつもりだ。

教育における教師とはそういうもので、自分ができなくても人の作品を見て添削できたりはする。

オリンピック選手だってコーチはいるのだ。

失敗している人からだって、むしろ失敗している人だからこそ学べることもある。

そういった人達の行く末をよく見て、やはりラノベなんかやめて、楽しくOSエディタコンパイラでも作ろうと思って欲しいのだ。

2013-08-14

なんか、AV観てオナニーしてる男が気持ち悪いらしいので、

からヘルスでさくっと抜いてもらってきまーす!

今、お気に入りの店が新装開店で割引サービス中なんですよね。

みんなもキャンペーンを利用してAVみないで、

ヘルスプロにさくっと抜いてもらえばいいのに。

2012-01-06

2012年初頭でのライトノベル関連のニュースサイト考察雑感


ライトノベル総合情報サイトラノベニュースオンライン
http://ln-news.com/

ニュース更新頻度は、まあ普通レベルな印象。今のところオリジナルの企画としては、インタビュー記事が多い。(だが角川系レーベルへのインタビューができていないので、今後はMF文庫Jインタビューもできなくなる可能性も?この辺りは「このライトノベルがすごい!」あたりと事情が重なっている?)

今までのニュース更新を見ている限り、中の人ニュース更新スキルは(まだ慣れていないからか)中途半端な印象が強い。それにライトノベル全般の知識量も半端な印象があり、サイト構築に使っているブログツールの「WordPress」を上手く使いこなしていないようにも思える。せっかく「WordPress」を使っているのにスマートフォン対応用のページが用意されていないようだし。

あと正直なところ、単価が高いアニメ関連商品を除いて考えた場合、1冊の単価が安いライトノベルで商用サイトとして(Amazonアソシエイトだけで)儲けを出すことができるのか微妙ではないかと思うのだが、実際のところどうなのだろう?儲けが出なければ運営が先立たないので、長期間に亘る運営は難しいのではないと思うのが……。

どこかの小金持ち趣味で運営されていることを期待して、それなりに長くは続いて欲しいとは思っています


かつくらWEB(試行錯誤中)
http://katsukura.xxxblog.jp/

こちらもある意味では商用サイト的な存在。元「活字倶楽部」、現在は「かつくら」の編集部が運営されているブログ

ラノベニュースオンライン」と比べると商売気がかなり少なく、雑誌かつくら」を作る上での情報収集的なログみたいな印象が強い。その分、長く安定して運営してくれるようにも感じる。

情報はかなり多め。ただし少年向けライトノベル以外の情報も多く、というか少女向けのライトノベル情報や、若い人に人気の高い作家情報なども多いので、少年向けのライトノベル情報けが欲しい人には、やや不向きなところもある場合も。

しか現在のところ、更新頻度は高いので、チェックしていて損はないところだと思います


ライトノベルを書こう!!
http://lightnovel.jpn.org/

ライトノベル公式サイト更新情報を見るだけであれば、便利なところ。

ニュース過去ログはないみたいなので、情報を遡って探すというのには不向き。


リココのLieと述べる記憶
http://d.hatena.ne.jp/niconico_licoco/

ニコ生ライトノベル関連の放送をやっている方。

ブログ的にはライトノベルニュース専門でもないようだし、情報収集更新不安定なところがあるので、今のところは微妙な印象。


新装版 ライトノベル速報中
http://raitonoberusokuhou.blogspot.com/

更新頻度は高め。ただ公式情報というよりは、個人ブログまとめサイトなどの情報経由でのニュースが多い印象。


最後にこちらを。


気が向いたらのライトノベル週報
http://d.hatena.ne.jp/latio/

年末での更新終了が悔やまれます

自分の中では、ライトノベルのニューサイトスタンダード的なところでした。安定したニュース更新シンプルな記事構成、他では取り上げていない公式サイトからニュースを見つけてくる情報力の高さなど、ライトノベル情報を扱っているところとしては、トータルバランスの高さで隙がなく、非常に優秀なところでした。

ニュース記事のカテゴリー分けも細かく、はてなダイアリー機能を上手く活かして運営されていたので、過去記事の一覧性も良く、便利で完成されていたところだったと思います

下手なライトノベル感想サイトログよりも、大変貴重と思われるニュースログなので、是非ともプライベートモードの解除をお願いしたいところ。まだログの削除をしていないことを期待します。

長い間お疲れ様でした。



自分としては長く見ていた分、「気が向いたらのライトノベル週報」はライトノベルニュースサイトとして完成度の印象に非常に強いです。

ページを開けば、数日分の何個かのニュース記事を閲覧できるシンプルな構成で見れましたし、カテゴリーけがしっかりとされていて、レーベルごと、アニメ情報ドラマCD、部数情報など、キチンと分かれていていました。

基本的にはシンプルな記事構成でしたが、何気なく「関連記事」や「関連リンク情報も加えられていて、その記事で取り上げられていた作品や作者情報の中から関わりの深い最近記事などをピックアップしていたので、これらは他のところでは余りされていない付加情報でしたので、丁寧さを感じるある種の職人的な仕事ぶりだったと思います

復活、または後継サイトの登場を期待したいところです。

2011-10-05

小説を知らない人への小説の売り方

http://anond.hatelabo.jp/20111005092209

文学賞

直木賞芥川賞本屋大賞など。文学賞を創設してこれというものを選んで授賞する。本屋大賞なんか一番わかりやすくて「書店員が一番売りたい本」を選んで授賞してるんだよね。ある意味で一番効果的なプロモーション。上に上げた3賞以外ではノーベル文学賞が有効。世界大家でも日本では無名作家が一気に売れるようになる。

映画化ドラマ

普段本なんか読まない賞にとって、これも有効なプロモーション俳優陣は勿論、脚本家監督も実績のある人を採用すれば効果的。観客動員や視聴率のために原作からの改変なんて当たり前だけど(中年男の主人公が若い女性になったり、殺人の動機が単純になったり)、それでも原作が売れるようになる。ただしやり方を間違えると元から原作ファンが立腹する可能性あり。ラノベアニメ化もこれに含まれる。

企画本

「小節は読まないけどビジネス書は読む」「雑誌新聞は読む」という人には有効。「もしドラ!」「チーズはどこへ消えた」「GOAL」など。ただ、これ「小説を売る」じゃなくて「書籍というパッケージを売る」というものだけど。難点はブームが去ればあっという間に著者が一発屋化すること。

新訳、新装

ここ数年の流行夏目漱石太宰治小畑健の絵をつけたり、サリンジャーチャンドラー村上春樹訳で発売したり。これもやり過ぎると陳腐化する。

芸能人作家デビュー

去年辺りまで流行ってた。小説と言うよりもタレント本といったほうがいいのかもしれない。ただあれだけ話題になった劇団ひとりが2作目は全然売れてないし、水嶋ヒロも2作目が出る気配がない。その後も作家として活動しているのは辻仁成(辻はブーム前に出てきたけど)、川上未映子など少数。

一見すると効果があるように思われて、実は効果がないもの
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