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2015-11-13

「今、民主主義について考える49冊」から除外された本

書名著者
SEALDs 民主主義ってこれだ!SEALDs
時代の正体神奈川新聞時代の正体」取材班
右傾化する日本政治中野晃一
社会を変えるには小熊英二
デモいこ!TwitNoNukes
私達は"99%"だ「オキュパイガゼット編集部
革命のつくり方港千尋
デモ!オキュパイ未来のための直接行動三一書房編集部
希望政治学布施
日本人民主主義を捨てたがっているのか?想田和弘
立憲主義について佐藤幸治
ぼくらの瀕死のデモクラシー枝川公一
政治はなぜ嫌われるのかコリン・ヘイ
日本国憲法新装学術文庫編集部
法とは何か長谷部恭男
憲法とは何か長谷部恭男
読むための日本国憲法東京新聞政治部
タカ派改憲論者はなぜ自説を変えたのか小林節
憲法は、政府に対する命令であるC.ダグラス・ラミス
国家暴走古賀茂明
検証法治国家崩壊吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司
ソフトパワージョセフ・S・ナイ
リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください井上達夫
キング牧師辻内鏡人、中條献
I Have A Dream!マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
隷属への道F.A.ハイエク
世界を動かした21の演説クリスアボット
戦争プロパガンダ10法則アンヌ・モレリ
精読アレント全体主義起源牧野雅彦
ヒトラー演説高田博行
劇画ヒットラー 復刻版水木しげる
悪あがきのすすめ辛淑玉
独裁者のためのハンドブックブルース・ブエノ・デ・メスキータアラスター・スミス
輿論世論佐藤卓己
永遠平和のために 啓蒙とは何か 他3篇カント
アメリカデモクラシー(1上下・2上下トクヴィル
国家上下プラトン
自由ミル
一九八四年[新訳版]ジョージ・オーウェル
動物農場ジョージ・オーウェル
イェルサレムアイヒマンハンナ・アーレント
人間の条件ハンナアレント

ソース

http://pbs.twimg.com/media/CSmpHEIUwAAOfO2.jpg

http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=10696

2010-02-17

今日読売新聞「「電子黒板」より生身の職員」by佐藤卓己 京大

平成22年2月17日(水)の読売新聞コラム「「電子黒板」より生身の職員」があまりにも酷い内容だったので筆を取らざるを得なかった。

佐藤卓己という京大教授が書いたというこのコラムの内容は、要約すると下記のような内容だ。

電子黒板など意味がない。なぜならば10年前、教育現場パソコンを導入しようとして失敗したではないか。電子黒板などノそんでいるのは情報機器メーカーだけだ。電子黒板事業など事業仕分けされて当たり前だ。唯一成功したメディア教育は黒板と教科書媒介した人間的な教育だけだ。」

この佐藤卓己という人間は、民主党のまわしものか、日教組組合員か。いずれにせよ、教育の現状を知っているまともな人間ではない。

教育現場でのパソコン導入が失敗したのは、パソコンの使い方がわからない教員のせいだ。

教員たちはパソコンを与えられても「仕事を増やすのは労働者の権利を侵害する」などと言って学ぼうとせず、ホコリを被って可動すらしない状態になるまで放置しておいて「そらみたことか。そんなものは教育に役立たない」と言った。

また、生徒たちが「パソコンを使いたい」と言っても「壊したら責任が持てない」などと言って触らせもしなかった。

結局、子供達は自発的に携帯電話電子端末を持つ事となった。それが子供達本人の負担、教育情報格差に繋がっているにもかかわらず、学校教育はそれらを無視してきた。

学校裏サイト」などというものができて、子供達自身が作り出す電子メディア学校の運営を脅かす状況になっても、教員たちは「それは外部の事だ」と無視をきめこんでいる状態だ。

電子黒板がどれほどのもので、果たして成功するかどうかわからない。

しかし、間違いなく言えるのは、「唯一成功したメディア教育は黒板と教科書媒介した人間的な教育だけ」なのではなく、

教員の怠慢によって、教育メディアアナログにとどまっているだけなのだ。

それをよしとするのでは、あまりにも向上心がない。向上心のない教育など、教育ではない。

先日、SFCネットビジネスイノベーション政策フォーラムでは「物事を覚え、関心する最大の原動力は感動である。感動を与えるために、感動的な電子デバイスを全ての子供達に渡そうではないか」というスピーチがあった。

それをネットを通して観ていた数万人の人が「教育は感動」という言葉に感嘆した。

しかし、もし今の教育現場に感動的な電子デバイスが導入しても、教員達は己の怠慢のために子供の感動を剥奪するだろう。

教員が、自ら新しい教育手段を模索し、いかに子供達に興味関心を持って貰えるか工夫しない限り、日本教育は暗澹たるものだ。

佐藤卓己コラムは、向上心のない教員たちによる教育の失敗の責任転嫁するものであり、日本教育未来を閉ざすものだ。

 
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