「台詞」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 台詞とは

2024-05-08

以前からからあっただけで流行ったのはハレンチ学園じゃね?

wikiとこれと本人談を読んだ限りで時系列にすると

https://books.google.co.jp/books?id=Okhi4BqhKB4C&pg=PT278&redir_esc=y#v=onepage&q&f=false


問題なのは①と②の流行り具合の差であろう

党派性によって「ハレンチ学園より前に流行っていた」vs「広めたのはハレンチ学園」になるのは明白だ

ご本人の談としてはこのようなものが見つかった

そういう中で描いたのが「スカートめくり」だった。当時を知らない人のために書いておくと、当時テレビ流行っていたCMパロディーだ。小川ローザさんというハーフモデルさんが出演していて、風で彼女スカートがまくれ上がって「オー! モーレツ!」と台詞が入るという、全国のお父さんが鼻の下を伸ばしていたアレだ。

CMを元にしたのは間違いなさそうだ

これを描いたら、アッという間に日本中学校で「スカートめくり」が大流行することになった。

ご本人も描いた後に大流行したという認識

よほどインパクトが強かったのだろう。十兵衛がパンツを穿き忘れていた、という設定にしちゃったのが原因かもしれないけれど。

ドラゴンボールブルマみたいな感じだった様子。確かにインパクトは凄かったのかも


ということで、私は当時を100%知っている著者ご本人の「描いた後に大流行した」説を支持しま

モーレツごっこ」と「ごっこ」がついているのも漫画の真似だと認識されていたんだと思う

http://www.mazingerz.com/GOSIRYOKUKENKYUJO/2003_01_09/21content.html

2024-05-06

錯覚右回りにも左回りにも見えるやつ

そういう有名な動画あるじゃん

あれって、最初右回りに見えていても「左回りだよ」って言われて意識してみると今度は左回りに見えてくるやつ。

あれの音声版というか、意識の仕方によって聞こえ方が異なるようなものを見つけたから試しに聞いてみてほしい。

https://youtu.be/5UlkVQx0f2Y?si=Is4kqyYCNN8gTHip&t=146

その音声とはスト6のザンギ台詞

正式には「効かん効かん!」らしいけど、自分はずっと「危険危険!」だと思ってた。

でも「効かん効かん!」だと知って意識するとそう聞こえてきたか不思議というか…面白いなと。

2024-05-05

anond:20240504180148

朝ドラ」というものそもそも分かってないみたいだね。

アレは映像がついてるけど基本的にはラジオなんだよ。

それも家事をやりながらでも聞けるようなラジオイメージしてる。

家事をやりながらっていう主婦の都合も考えて、毎日見ることなんて想定してなくてちょっと話を飛ばしても成立するようにも作ってある。

橋田壽賀子三谷幸喜確立していった手法なんだがね。

日本ドラマは大きく分けて2つの方針があるんだ。

ながら見を前提としていて耳だけちょっと意識を残しておけば全容が把握できる絵付きのラジオドラマ

ちゃんと視聴することを前提としていてちゃんと画面を見なければ成立しない本格派ドラマ

このうち前者に属しているドラマに求められるのは、全体の半分の台詞を聞いていれば話が把握できることなんだよ。

からどうしても簡単な内容になってしまう。

これを幼稚だ女は頭が悪いだと批判するのはそもそもが分かってないね

そもそもの作りが離乳食とは言わずとも携行食レベルなんだよね。

ちゃんと座って向き合うような本格的なドラマと同じ枠組みで評価しようって発想がおかしいわけ。

映画ゲームBGMに対して「これって単品で聞くとそんなでもないねクラシックの方が全然いいわ」と言ってるようなもんだよ。

anond:20240505075437

「片手間に見ても大丈夫」だから「つまらない」とは思わないけどな

そもそも分かりやすくないと世でヒットしないよね

朝ドラに限らず、大多数の人間コンテンツをそう真剣に見ていない

ましてテレビ番組は皆が皆毎週録画したり配信で見返すわけでもないか

途中で席外したり一話飛ばしたりすると意味が分からなくなるようでは大多数が途中で挫折する

鬼滅の刃もいちいち全部言葉説明する、とよく言われてたけど、そうだからヒットした

毎週画面に食いついて台詞の一つ一つを噛み締め何度も見返しネット解説見て初めて意味が分かるコンテンツなど一般受けしないのだ

2024-05-04

フーリガンオタクの読解力不足漫画表現を殺す例

インベスターZの炎上事例 https://anond.hatelabo.jp/20240503185920

には、昨今のオタク的ないちゃもんの付け方がどんな風に表現を殺しているか典型例が現れている。

 

それはこの箇所だ。

 作中に「ぼくの見た奴は面白かったから」という理由で、映画を「損切り」出来なかったことを正当化している部員がいる。これ、普通の読解力で普通に読めば、作者のエクスキューズである。(中略)しかし、これすらも、号泣暴走グルグルパンチと化したオタクには「作家自身も気づいてない矛盾を俺が指摘してやる」といういちゃもんのつけどころになる。

 

漫画キャラクターによって論調を緩和する

 インベスターZの作中では、──わかる人はわかって当然なのであえて意識もしないが、──キャラクターの相対化による論調の緩和というものを行っている。

 作中に、ある意見強硬に述べるものがいても、それに明らかに賛成していない人物を出すことで、その論が絶対ではないという作者の立場を示すマーカーである

 当たり前すぎて言っててバカらしくなってくるが、どうもこんなことすらわからないのが今やオタク評論家だを気取ってネットで偉そうにものを語るやつらの一大勢力に成り果てたのだということを、残念ながら痛感せざるを得ない。

 

漫画を読み取るには高い知能が必要

 ではなぜそんなことをするのかと言うと(これもわざわざ説明しなければいけないというのがバカらしいが)、台詞の流れを読みやすくするためである

 漫画文章とは違う。一人の人間がある立場意見を示しながら、その意見絶対ではないしそれを判断するのは相手自由であるなんてことを一人で全部語っていたら、台詞が長くなるし読みにくくなる。

 だからそのかわり、意見の相対化は複数キャラクター不同意空気によって読み取らせることが基本になってくる。そういう意味では漫画の読み取りには、ある種の本などより知能がいるのかもしれない。

 

オタク表現の敵になった

 あるキャラクターが述べていることだけで作品テーマを早合点し、それに反対するキャラクターもまた作者の手による創造であることを忘れるような理解力の低いオタクには、作品を語る資格なんかないし、こういう連中がのさばればのさばるほど漫画表現は萎縮し後退していくしかないのである

 オタク表現の敵だ。

 

anond:20240504180148

視聴者に語りかける時の説明台詞っぽさは本当になんとかならないのかと感じてしまう。

基本的に作り手が客を信用していないのが伝わるというのが、あなた朝ドラを気に入らない理由だとわかる

から富野由悠季のGレコを見よう。こちはいくらなんでも客を信用しすぎている。セリフを消化するだけで胃袋がもたれる

「虎に翼」を面白いと言ってる人って他にはどういう作品がが好きなの?

「虎に翼」を評価してる人って普段どういう作品を楽しんでいるの?

好きなドラマ映画漫画ゲーム演劇、なんでもいいから教えて欲しい。

なんでかって?

「虎に翼が好き」という感覚理解したいからだ。

私は虎に翼が面白いとは全く思えない。

正々堂々とハッキリ言っておくのがフェアだろう。

私が朝ご飯リビングで食べる時間母親が毎朝見いるから一緒に見せられているが、全然面白くない。

出勤日には食堂や休憩室のテレビで同僚と一緒に見ることもあるが、全然面白くない。

なんでこんなのを見せられなきゃいけないんだろうと思ってる。

正直、朝ドラは全部苦痛だ。

まらない。

虎に翼だけは特別面白いとも思えないし、それ以前にやっていた作品と差があるようにも思えない。

そして、虎に翼は正直言って他のドラマよりもある意味レベルが低いと思っている。

扱っている題材が単なる恋愛モノに留まっていない分、出来の悪さがより如実にやすくなっているように感じるからだ。

なんでこんなこんな作品評価されているのかが知りたすぎる。



「じゃあ逆に、虎の翼が好きじゃない人はどんな作品が好きなんだろう」と感じた人もいるだろう。

それに先に応えるのがフェアだろうから回答する。

国産ドラマなら「dele」「民王」「おいしい給食」が最近(もう結構古いな・・・)だと好きだった。

海外ドラマ場合は本当につい最近配信された「フォールアウト」を推したい。

小説だとミヒャエルエンデ、劉慈欣、恒川光太郎村上春樹といったファンタジー系の作家を好んでいる。

映画ならファンタジー作品だと「チャッピー」のようなSF人間は愚か、実話系でも「イミテーション・ゲーム」のようにサスペンス寄りなものが好きだな。

全体として、手間暇をかけて世界観空気感を構築する作品を好んでいるようだ。


さて、じゃあ私は「虎に翼」に対して丁寧な世界観空気感の構築を感じていないということなのではという仮説が立つな。

うん。そうなんだと思う。

「この時代はこんなにも男女不平等だったんですよ~~~~」と視聴者に語りかける時の説明台詞っぽさは本当になんとかならないのかと感じてしまう。

説明することにばかり意識が言っていて、その中に不自然さが溢れているんだよ。

まれから今日まで当たり前のように男女不平等世界に生きてきた人々であるという感覚そもそもないとういか、突然あの時代に転生してしまった現代人が必死にあの時代人間のふりをしているかのような語り口なのはなんとかならないのか。

脚本を作っている人たちの中に、男女の生き方についての「常識」が違ったという前提がすっぽり抜け落ちているようにさえ見えてくる。

「男(女)が~~~なのは当たり前でしょ?」という感覚の当たり前感が薄っぺらい。

劇中でそれをわざわざ再度強調する時の

「女~~~~!!!女ごときが~~~~~!女め~~~~!!!

「え?女だから駄目なんですか」

やれやれとんだ差別主義者がいたものだな」

「女ごときが~~~俺が間違っているというのか~~~~~」

法律ではこのようになってますな」

「それは法律が間違っているんです」

「女~~~~まだ言うか~~~~~~!!!!」

みたいな流れも見ていていい加減うんざりするというか、アレを作劇的に意味があるものだとして監督ディレクターOKを出している、というよりも後押しをしてより安っぽい作りにしようと頑張っているんだろうなということに程度の低さを感じて目眩がしてくる。

男女平等啓発のための30分程度の教育ビデオならともかく、30時間も尺があるドラマで「物語を通して薄っすらと見えてくる現代とは違う男女観」を浮かび上がらせることを放棄して、露骨でっち上げた憎まれ役に「女ごときが~~~~」と何度も言わせているのは稚拙と言わざるを得ない。

なぜ、こんなもの評価されているのか、私には本当に不思議でならないんだよなあ。





追記

皆さんの好きな作品

闇金ウシジマくん」「そこをなんとか」「少しだけ生き返る」

ドラマだと「白い巨塔」「PICU」「Nのために」

国産ドラマは「最愛」「vivant」、海外ドラマは「グッドファイト」「トッケビ」、アニメは「PSYCHO-PASS」、本は小説より宇宙物理が好き、映画ネイチャードキュメンタリーが好き。

朝ドラだと「あまちゃん」「ゲゲゲの女房」「エール大河だと「鎌倉殿の13人」「いだてん」「西郷どん」「真田丸」辺りが好き。

北村薫推理小説白石加代子の一人舞台劇「百物語」、柿本人麻呂長歌、スーシェのポアログールドバッハグルダモーツアルトジョージ・セルの「ハーリ・ヤーノシュ」。

漫画課金勢ワイ、この一年で見てるドラマは虎に翼だけ。こんな私が漫画で好きなのは、違国日記、君の心に火がついて、隠密お局、明日カノ、薬屋、町田くんの世界平和の国の島崎へ、繕い裁つ人、銀太郎さん等

同じくカーネーションが飛び抜けてるという感想だが今回のも秀作。光る君へ、鎌倉殿、拾われた男、エルピス、大豆田十和子、カルテット大奥nhk)、MIU404他野木脚本など

クールアニメ「ウィンドブレーカー」「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」見てる。/ 一番好きな漫画は「ワールドトリガー

鎌倉殿野木亜紀子と坂本裕二が好き…。ごめんね、ど定番で。。マンガ萩尾望都吉田秋生小説恩田陸村上春樹が好き

虎に翼みたいに、主人公ペラペラよく喋るドラマは掛け合い漫才みたいでわりと好き。逃げ恥とか、ミステリと言う勿れとか、大豆田とわ子とか。

なるほど、色々あるな。

虎に翼以外の朝ドラも見てる人が多くて、大河も見てる人が多いっぽいがそもそも視聴率が高めだからなんともだな。

大河だと鎌倉殿が人気っぽく見えるし、全体として味付けの濃いキャラがたくさん出てきてガヤガヤしてるタイプが好きって傾向が強そうに思える。

朝ドラ説明台詞は画面を注視せずに分かる作りで仕方ない

朝ドラ」というものそもそも分かってないみたいだね。

アレは映像がついてるけど基本的にはラジオなんだよ。

それも家事をやりながらでも聞けるようなラジオイメージしてる。

なるほど。そもそもの前提として適当に見るような作品として作られているのか。細かい機微表現することを最初から捨てているとああいった大雑把な演技・脚本になるんだなあ。

「男女の生き方についての「常識」が違ったという前提がすっぽり抜け落ちている」その常識に疑問を抱き戦った女性達の話なのでああなるのは作劇上必然。当時の常識に従い耐え忍ぶ話が見たいなら別の話をどうぞ

ちょっと話が噛み合ってないかな。前提としている常識の違いを台詞によって表現する際の微妙機微が出せていないという話なんだが。まあこれもそもそもながら見前提の大味演技のせいで削ぎ落とされてしまった部分ということなのかな。だとしても、それを出せない癖にこういった題材を扱うのはなんというか・・・失礼な気がするんだがな。

この人がちむどんどんをどう乗り越えたのかが気になる。

乗り越えられなかった。「ちむどんどんする!ちむどんどんする!」の声を聞きたくなくて別の場所で飯食ってたよその時期。

母親とか職場の人に聞けばいいのに

N=1とか2とかじゃなくて幅広く情報を集めたかったので。

なんとなく色々分かった気がするので増田で聞いて良かったと思う。

2024-05-02

・否にはあらず

「ねぇ、僕とお付き合いしてくださいよ」

 人付き合いが苦手だという彼は、唐突にこんなことを言い出した。

「…付き合うって、どういう事です?美妙さん」

「どうって、当世では男が女をこのように誘うと聞きました。男と女の付き合いを、知らないわけではないでしょう?」

 なるほど。要は特務司書であるこの私に女として付き合うことを要求する、と言う事らしい。彼…最近この帝国図書館にやってきた山田美妙は高らかにこう続けた。

「なんならここから飛び出しても良い。こんな退屈なところ、うら若き貴女にとっても良くはありません。どうです?僕と一緒にここから逃げませんか?何なら俥を用意しましょう。俥で行けるところまで行ったら、今度は舟に乗りましょう。こっそり脱け出せば、誰も追いかけてきやぁしませんって」

 なんと一緒に駆け落ちしようと来た。軽薄な男であると言うのは逍遥先生から聞いていたが、まさかここまでとは思わなかった。

 それと同時に、悪魔的な好奇心を彼に感じるのもまた事実だった。色素の薄い整った顔立ちにどこか仰々しい立ち振る舞い、そして蠱惑的な台詞言い回し。軽薄だと分かっていても、花に寄っていく蝶のようにフラフラとそちら側に倒れてしまいそうな感覚を覚えて、くらりと少し視界が回る。恐らくは彼も本気ではないだろう。それならば、このお遊びに付き合うのも悪くはない、むしろ面白そうだと思って、私は彼が差し伸べた手を取り、引かれるがままに立ち上がった。

「そうですね…二人でどこか遠いところへ行くのも、良いかもしれません」

 私がそう答えると、彼は目を丸くした。色良い返事を期待していなかったのだろうか。そのまま顔を引きつらせ、口角をつり上げて高笑いをしだした。

「ハ…ハハッ…貴女、本気にしたんですか?ここから、逃げる?ハハハハッ!僕に惚れていたのなら残念でしたね!共に逃げ出したところで、僕の芸の、文学の肥やしにするだけですよ、ハハハハハッ!!」

 乾いた笑いが部屋の中に響く。それは軽くて、悲しい笑いだった。向けられた好意に素直に反応ができない彼の精一杯の強がりのように見えた。なら、私も、その強がりに見合った対応をしよう。

「……何を言っているんですか?」

「え、何って……」

 放たれた一言によって高笑いが止む。私は矢継ぎ早にこう続けた。

「惚れたも何も、そもそも本気になんてしていませんよ。単純に、あなたとの火遊びに興味がわいているだけです。誘いに乗ったのだって、ただ何となく面白そうだったからに過ぎません」

「………………」

「私を芸の肥やしにする?それも結構!私は私で、あなたを私の好奇心を埋めるくさびとして扱いましょう。そこには愛も何も有りはしません」

 ここまで言い切って一息つくと、彼は呻き声を上げながら固まっていた。少しやり過ぎたかな、と思いつつ、伸びたままになっていた手を握り返す。

あなた火遊びのつもりで誘ったのなら、お互い利害が一致して良いじゃないですか。金と女は自由に生きるのにあるだけ欲しいって前に言ってたの、こっちは覚えてるんですよ。嗚呼、金は流石に用意できませんが」

「あ……え……その……」

「さぁ行きましょう。俥は目立ちますから自動車を呼びますね。嗚呼、遠出をするとは言え、朝になる前には帰ってきますからそのつもりで」

 私は握り返した手をそのまま引っ張って彼を外へ連れ出そうとする。最初の威勢は何処へやら……抵抗なくついてくる彼は、まるで初めて共寝を迫られた乙女のように顔を赤く染めて、俯いていた。

 これは火遊びするどころじゃなさそうかな。そんなことを考えながら、私は彼の腕を引っ張る力を強めた。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12703400#3

2024-04-30

奇天烈相談ダイヤル」が本当に気に食わなかった

でもSTEAMニコニコ大百科でこんな話したら可愛そうだからココに書くことにする。

ここだったら便所コオロギ以外の目には触れないから。

最初に逝っておくが、俺は最初の10人だけ対応した所で愛想が尽きたので「それ、後半になるとタネ明かしされるよ?」ってことなら誤る。

カメラを止めるなを10分の所で退場したアホと一緒だという烙印を押してくれていいよ。


相談ダイヤル「私が聞いたことある怪奇現象と一部が一致しないから、あなたのそれは嘘か妄想ですね」←は????俺が相談者ならキレルガ???

マジでコレ。

俺がこのゲームに不満がある最も大きな所はコレ。

怪奇現象だって相談されて、本当にごく一部の違いを当てるゲームなんだけど、その違いを当てたら相手が素直に引き下がってお礼を言うんだよね。

意味分からんくね?

相談ダイヤル「 ”メリーさん”じゃなくて”メアリさん”と名乗っていたので、それはただのストーカーですね」 ←え?これで納得できる?

相談してる人の気持ちになって考えるですよ。

ちょっと決め台詞名前が違ってたからって何だよ!俺は呪われそうなんだよ!」ってなりませんか?

イタズラ電話でやってたにしても、そこら辺は食い下がったりしません?

マジで意味分からん

じゃあどうしたらいいのかって?

たとえばその場では「は!もう相談しません!呪われたらお前を呪ってやる!」→後日「ごめんなさい。友達のイタズラでした。相談ダイヤルを試してみたくて俺を巻き込んだんだってよ。一発殴ってやったよ。疑って悪かったな」みたいな感じでもよくありませんか?

なんかこう入り込めないんですよね世界観の作り込みが雑だと。

相談ダイヤル怪奇現象だと思います」→相談者「は?テキトーこいてんじゃねえよ!どうしてそう思うんだよ!」←え?じゃあなんで電話したん?

怪奇現象だということを肯定したらしたで、証拠情報の集め方が足りないとキレられるんですよね。

別によくない?

「そっか!やっぱり怪奇現象なんだ!早くプロにお祓いを頼みますね!」みたいになりません?

なんなん?

たとえばですよこれだって専門家に行ったら全然違うって言われて恥をかいたぞ!相談料もちょっとかかった!授業料だと割り切って弁償しろとは言わないでやる。でも、お前らは信用できないって言いふらすからな!」みたいに後から言わせるとか出来るんじゃないですか?

相談した人はなぜ結果を知っているの?

いやマジで謎。

本当に怪奇現象なのかどうか知ってるなら相談ダイヤルにかける必要なくないですか?

なんで相談者のほうが正しい答えを知ってるの?

元ネタの『Papers, Please』の場合は通して良いか悪いを誰がいつどう判定したのかはブラックボックスになってるんですよね。

監視カメラとかダブルチェックとか業務日誌を見られているとか警察が捕まえてから判明とか色々考えられますけど、とりあえず何が起きてるのかはわからないんですよ。

対してこのゲームは「怪異かどうかを外すと依頼者が怒り出す」という形にしてる。

ええええええええええええええええええええ?????????????????????

うなっちゃ駄目でしょ。

マジで意味がわからない。

なんかもうちょいどうにかならなかったんですかね?

『Papers, Please』のマネっ子で、判定成功失敗についてはその場ですぐ分かるようにしつつ依頼者が怒る演出は次の日の新聞だけで済ますとかでもよくないですか?

相談ダイヤルで判定に失敗したら妖怪に襲われる仕組みになっているとかそういうのでも別にいいです。

「なぜか自分怪異に本当に遭遇したのかを依頼者が知っていて怒り出す」はマジで意味不明。

電話する意味ある?

素材が違うのに『Papers, Please』に寄せようとうい気持ちが強すぎる

結局のところ、このゲームの何がよくないって、『Papers, Please』から換骨奪胎が上手くいってないことなんですよ。

『Papers, Please』のゲームシステムはあの設定だから成立してたし、それで成立するように細かい味付けを調整してるわけです。

でもこのゲームは『Papers, Please』のシステム踏襲したうえで「怪異に遭遇したかどうかを判定する電話相談」という設定にそぐわないようなシステムになってるんですね。

その矛盾を埋めようとせず、むしろ矛盾さらに広げるような方向にシステムを調整してしまっている。

ぶっちゃけね、ちょっとしたスパイスを加えれば十分解決できるよなもの放置しまくってるんですよ。

依頼人が何故か結果を既に知っているというシステムになんてしなくても「怪異相談ダイヤルに住み着いてる妖怪がいて結果だけを教えてくれる。失敗した時に嘲笑うために」みたいな設定をひとつまみ加えるだけで私の不満点は解消できたわけです。

そこを掘り下げれてないのが本当に気に食わない。

お前本気でこのゲーム作り込む気あったのかよと思ってしまうわけです。

そもそもをして『Papers, Please』の次々にルールが増えていって煩雑になっていく馬鹿馬鹿しさと、無数の怪異がいて検索をかけて調べなきゃいけない面倒くささってなんか一致してないんですよね。

『Papers, Please』の何を面白いと感じてこの形にしたんだよと。

一字一句指定怪異検索システムがクソ

このゲームで一番よく使うシステムが不親切な所もマジでクソ。

メリまで入れたら「メリーさんの電話」が出てくるようにしろと。

つうか「電話」で入れたら電話と関連する怪異を一覧で出せと。

そして、序盤のうちは出てこない怪異なら序盤は検索に引っかからないようにしろと。

段々と面倒になる『Papers, Please』の面白さを再現するならそこだろと。

序盤はあんまり種類の多くなかった怪異ドンドン増えていって、ドンドン考えることが増えていく、そもそも怪異ドンドン増えている事自体がなんか嫌な予感がすると思ったら、悪いやつが都市伝説を広めることで恐怖を煽り集合無意識の力で怪異が量産されていたのだー!みたいな流れを作れと。

ほんまなんなん?

『Papers, Please』の何が好きでこのゲーム作ったんだよと言いたくなりすぎる。

と俺は思ったけど、好きな人は好きなんじゃないですかね。

じゃあ成仏するわ。

2024-04-29

Netflix名探偵コナン 異次元狙撃

・「絶対違うとわかっているが犯人赤井さんじゃない?」が何回も繰り返された

・蘭姉ちゃんが(台詞的な意味で)ドラゴンボールみたくなってた

蘭姉ちゃんが強いのはネットで言われ尽くしてるから言わんけど しかもっとやれたのではないないか

「許せない…!」犯人の前に躍り出て腹パン制圧位やるかと思った

・腐ババアいきなりの赤ジョディ描写ビビる

青山剛昌神の御心のままに

2024-04-26

「虎に翼」評価してる人がいるのが邦ドラのレベルの低さを意味してるよなあ

日本コンテンツ産業の中でドラマって相当レベル低いよなやっぱ

お笑いアニメ漫画小説・ポップ音楽クラシックゲームといった他の産業比較してもダントツにしょーもないと思う。

ごくごくたまに映画がチラっと評価されることはあってもテレビドラマ評価されているのなんてもう完全に見かけない。

ずっと昔に冬ソナ流行って「昔の日本ドラマパクリだね」とキャッキャッしてたけど、その頃にはもう日本ドラマはズブズブに腐り果てて半沢直樹みたいなとりあえず叫んでいれば名台詞扱いで受けるような作品が人気の超低IQ向けの産業に成り果てた。

テレビ業界が頭の悪い人向けの番組を安く仕上げて適当に流すのに慣れきるのに合わせて、テレビで放映されるドラマドンドン酷くなっていく一方だったよ。

アニメはまだ海外に輸出するっていう意識があったか国外でも通用するようなコンテンツを作ろうとしてたけど(つうかまあ日本オタクの財布の総量がアニメ業界を支えるには弱すぎたんだけど)、ドラマ業界芸能事務所とズブってそこから金を引っ張ることを選んで内に閉じてった。

そんで見事に駄目駄目になったドラマをだらだらと見続けてハードルの下がりまくった視聴者が「虎に翼は伝説的なドラマになる」とか抜かしてるわけですよ?

えー嘘だーと思っちゃうね。

同じNHKでやってるユーフォの3期でも見てみろって。

劇伴クオリティからして既に段違いだから

マジでさ、虎に翼でまともなのってOP米津玄師だけだろ?

アレもよくよく歌詞を聞いてみれば「朝ドラとか見てるやつって結局恋愛脳なんだろ?女性社会進出について語ってるようなドラマでも顔の良い俳優の色恋沙汰にしか興味ないんだろ?悲しいね。結局お前らは性欲まみれなんだね。男女平等とか言ってるけど、そもそも根底に男か女かで世界を見てしまうのは、お前らが結局性欲でばかり世界を見てるからだよね。哀れだね」みたいなこと言ってめっちゃ煽られてるぞ?

ほんまさ、「虎に翼」程度でもベタ褒めされてるってのは致命的にヤバイって感じたほうが良いよ。

2024-04-25

anond:20240425151655

元増田じゃないけど、スネイルは上も下も自由奔放な社員達に囲まれて悩む神経質で真面目で融通が利かない苦労人の中間管理職って感じがして結構好き。それでいて決め台詞面白いとは卑怯でしょ。

異世界転生で乗り物が出てこない話の追加コメ

アニメコミカライズだけ見てた場合作画コストを考えたら馬や乗り物なんか出したくない、徒歩で済ませるものは徒歩で、となると思う

というか、たぶん最大の理由がそれ…なるべく人間だけ描いて終わらせたい

登場人物たちではなくアニメーターや漫画家などの作画スタッフ断捨離したいんだろう

 

そのほか

スローライフ推奨はテレビ番組でやってる、国や自治体宣伝してる、ゲームでもヒット作多数、というか「異世界のんびり農家」なんて台詞で出てくるのがダッシュ村だし、やってるのは「あつ森」だし、メジャーな素材を拾って作りましたしか言いようがない

あと、田舎といってもそこそこ規模の地方都市在住なら農業なんて無縁なので「あこがれのスローライフ」は普通に娯楽として消費するよね。「地方都市在住なら自動車必須」という話と営農とは、分析対象としても描写対象としても全く重ならない…「乗り物描写がない…スローライフに憧れ…これは完全に一致!」という発想こそ都会的発想では

2024-04-24

anond:20240424230153

声優が悪いわけじゃなく、演出側がやらせていることが判明。

竹内 例えば、振り返るときに「んっ」って言って後ろを向いたり、そんな人間いないよって初めは思ったんですよ。

── 普通だったら何も言わずに振り返りますからね。

竹内 でもアニメはそれも一つの様式美で、お客さんに対して音として指定する解りやすサインだと思ってやるようになったんですけど、

普段出してない音だったので、最初意味がわからなかったです。

(…)

竹内 「こ、これは!?」の最初の「こ」はなんだよ! とか、悪者最初台詞はなんで「ハハハから始まるんだろうとか、

いろんなところが引っかかってはいたんですよ。

ヒス女さん「夫たるもの自分で(私がやるべきと思っていることを察して、私が普段やってるやり方を教えられなくても理解したうえで)考えて家事に関わって欲しい」

 

駄目だよね。

指示責任者をやりたくないなら、自分が指示される側に回る必要がある。

こういうヒス女さんが本当に夫に言わねばならない台詞こそが、「次は何をすればいいですか?」だ。

先輩冒険者敬語は話すのも聞くのも苦手なんだ。普通に話してくれていいぜ!」

だいたいどのなろう作品もこれに類することやってるけど、いったい誰のためなんだ?

敬語台詞書くのがめんどくさい作者?

正しい敬語添削しなくちゃいけない編集者

まどろっこしい敬語のやり取りを読みたくない読者?

 

なんかあのやり取りを見るたびに冷めるんだよな・・・

2024-04-22

増田くんは他人に興味ないよね

て言う奴居るけど

この単に事実を述べてるだけの、罵倒にもならない台詞言う奴ってなに期待してるんだろうね?

なんて返したら喜ぶんだろうね

「ああ、君と同じでね」とでも返したらいいのだろうか?

2024-04-21

同じマンションのガキ

下の階に住んでるガキ、中学生なんだけど

とにかく口が悪い マジでありえないぐらい口が悪い

別にヤンキーっぽい子ではないと思うんだけど

代表的悪事としては、その場に女の人がいるとき、すれ違いざまに「セックス!!!!!!!」って言ってくる ガキ2、3人で 俺は住んで3年になるけど通算で4回ぐらいされてる

あと平日の夕方は窓開けてずっとゲラゲラ笑ってる

親が留守だから友達連れてきてるんだろうな

マンコ!とかセックス!とかずっとデカい声で言ってる

最初はなんだこいつと思ってちょっと面白かったんだけど、もう年がら年中ずっとこんな感じだから最近は鬱陶しく感じる あと女の人に言ってるのもヤバい

苦情出した人もいるみたいで「騒音に気をつけてください」みたいな手紙が既に何回も配られてる

でも全然懲りてない

最近静かだなーと思ってたらまたうるさくなる…の繰り返し

あとなんかマンションだけじゃなくて外でも似たようなことしてる

こないだ見たとき自転車乗りながら近所の知らんおっさんに「アナル!!アナル!!おっほ〜〜!!」って叫んでた 作り話じゃなくてマジでこの台詞のまま叫んでる おっさんびっくりしてて可哀想だったな

というかそのうち殴られるんじゃないかと思う

キチガイに遭遇したらどうなるんだろう

事件に巻き込まれときって案外そんなもんよな

ゲームが好きな彼氏

彼氏が好きな対戦ゲームがある。

それを一緒にやってほしいと言われてやったけど全然勝てない

勝てないとムカつくしやりたくないと伝えると練習するように言ってくる

やりたくないもの練習したくないと伝えると拗ねる

その割に向こうもやる相手がいないとすぐ誘ってくる

気持ちいくらボコボコにされるので少しくらい負けてくれても良いんじゃないかと思うけどそんなこと言うなら練習しなよくらい言ってくる

ただ初心者ボコして気持ちよくなりたい人なんだなって

なんか今日バズってた韓国ドラマの別れ話のワンシーンで彼女彼氏ゲームくらい手加減しろって台詞にそんなもの出来ないって引用リプしてるちんこばっかりでふと思い出した

ゲーム練習してまで頑張りたいと思う人なんてネット上には溢れてるけど現実では一握りだよ

「私は……」「君は……」って主語だけ言いかける表現が嫌い

ちゃんと述語も言えよ」ってなるし、

大抵その後他の人の台詞が入るんで、「最後まで言わせてやれよ」ともなる

英語勉強方法

日本人の皆よくああい受験勉強学習方法英語覚えられるなあと逆に感心する

形容詞が〜副詞が〜、be used to は日本語で〇〇という意味なので〜とか、そういう日本語を経由した思考やや〇〇詞の使い方みたいな公式を経由した思考で覚えられるのがすごい

頭悪いか普通にパンクする

ひたすら圧倒的にネイティブの物を多聴多読台詞の真似や暗記、ニュース記事を見て英英辞書で調べたりとかの、日本語を全く介さないやり方じゃないと身に付けられない、自分場合

2024-04-20

真実はいつも一つ」は誰の台詞なのか

コナン台詞で有名な「真実はいつも一つ」だが

原作で出てくるのは10巻でそれより以前には出てこない

アニメ化されたときには第一から工藤新一の決め台詞として使われ始めたのだが

実は10巻の発売(1996/5/15)はアニメ(1996/1/8)よりも後なので

10巻を読んだときに「アニメから台詞逆輸入したな!」と思った記憶がある

ただ、該当の話がサンデー掲載されたのは、恐らく1996年の3〜4号で

これは恐らく1995年12月頃には掲載されていたと思われるが

私は単行本派だったのでその辺の事情に詳しくなく知っている人がいれば補正してほしい

ただ時期間を考えるとアニメ制作時期に青山剛昌氏と打ち合わせをして台詞を決め、本誌にも掲載したのではないか、と思われる

ところが、ちょうどあの時期に「正義は勝つ」という織田裕二主演のドラマフジテレビで放映されていた(1995/10/18〜1995/12/20

このドラマ織田裕二演じる高岡淳平の決め台詞が「真実はいつも一つ」だった(微妙に違ったかも?)

法廷バトルものドラマで一部では人気だったが、当時のフジドラマとしてはイマイチの扱いでそれほど有名になっていない

時系列を見ても分かるとおり、ちょうどこのドラマが終わった後にコナンアニメが始まり

しか第一から真実はいつも一つ」と原作にはない台詞を喋っていたのだ

当時のコナンアニメはそれほど継続する気が無かっただろうと想像できて

原作を平気で改変するだけでなく誰が見ても重要伏線となっている宮野明美(灰原の姉)の事件では死亡せずに生き残るという致命的やらかしを行っている

とても原作者の意向を汲んでいたとは思えないので恐らくは脚本家監督台詞をパクってきた上で使用をして

それがあまりにも有名になりすぎたのではないか、と思っている

2024-04-18

anond:20240418093856

そのチームは、はっきり言って、お話にならないくらい下手だった。もちろん技術面でもそうだし、ゲームに対する姿勢のものがいまひとつ弱腰だった。おそらくだが、このゲームクランマッチデザイン自体に、プレイヤー言い訳をさせるようなところがあるのだ。ふだんはある程度任意の動きを許されているプレイヤー達は、ユーバーチャージが貯まるタイミングでチームプレイシフトし、まとまって動いていかなければならない。しかし、チームプレイというものには、個別プレイヤーの動きとは異なり、実体がない。ここに自分への甘えを許す罠がひそんでいるのだ――おれのプレイが悪かったのではなく、チームとしてのまとまりが悪かったのだ、というような。

Nとの出会いと「MGE」

折しも大学合格したばかりで浮かれていた私自身も、この甘えに参加していなかったかと問われれば、違うとは言い切れない。そんな私とともにこの悪い流れに拍車をかけていたNも、私がチームに参加しはじめたころは、手数よりも口数のほうが多い人間だった。他のメンバーに不出来なプレイを指摘されると、よくもまあそんな理屈をすぐに思いつくよなと感心するほどの切り返しで、「だってから始まる台詞を連発した。

だってソルジャーが付いてこなかったんだ。」「だって相手ゴリ押ししてきたんだ。」「だって、おれは下手なんだ。」おそらく連日の負け続きのために、彼自身にどうしようもない負け犬根性が染みついてしまい、しかも彼はそのことを自覚できていなかったのだと思う。チーム自体にはおもしろ人間が揃っていたし、Nもまた日常会話ではとても楽しい思いをさせてくれたが、勝負事となるといかんせん悪いところが出てしまっていた。

第一回プニ4トーナメント」が開催されるころには、すでに多種多様な戦法が開発され、そのうちのいくつかは創始者名前を冠するほど有名なものとなっていた。たとえば「エアショ」という技術は、語感から空中にいる相手ミサイルを当てるものだと想像できると思う。しかし、たとえば高所に立っているプレイヤー視野の狭さを逆手に取り、地上からミサイルの直撃を狙う「タンザナイト」や、攻撃を避けるために圧倒的な地形的有利をあえて捨て、さらに対戦相手の動揺を誘う「ハイペリオン」、その派生系の「疑似ハイペ」などは、あの当時の盛り上がりと、そこで活躍したプレイヤー革新的発明がなければ生まれなかった、奇跡的な語彙と言っていい。

「MGE」は、相撲将棋を掛け合わせたようなゲームだった。要するに、狙ったところに駒を正確に打つために専門技術が要り、しかも持ち時間ゼロなのだ技術、体力、精神力集中力、持続力――思いつく限りのあらゆるゲーミングスキルが試され、しか言い訳はできない。繰りかえすが、負けは負け、勝ちは勝ちなのだ私たちは否応なく加熱していく舌戦とともに、ただ次の戦いに勝利することだけを望み、全身全霊をかけてこのゲームに臨んだ。

そして、いつごろからか、あれだけ言い訳ばかりしていたNが、「プニ4」での試合に限って、だんだん自分欠点を認めるようになっていった。あそこで高所から降りるのは悪手だった、あそこで狙いが乱れたのは集中力不足だった、もっと大胆に動くべきだった――そんな言葉が彼の口からいくつも溢れだし、その希望象徴するかのように、彼の強さを表すポイントは天を突くような勢いで伸びていった。

そして5年が経った。先日、私はこのゲームの思い出を記すために、かつての「山本Gaming」のメンバー、Gにコンタクトを取った。彼は快く私を迎えてくれ、ボイスチャットに誘ってくれた。矢のように過ぎ去った時をほんのすこしでも埋めようと、Gと話をしているとき、仮眠から目覚めたNがボイスチャットに現れた。どう話を切り出したものか迷っていたが、私が「プニ4」という言葉を口にすると、Nの口から光に満ちた言葉がとめどなく溢れだした。彼は昔とおなじように、私のスクリーンネームを短く縮めた「ロールさん」という言い方で、私のことを呼んだ。

「ロールさん、これだけは言っとくよ。もし『プニ4』がなければ、いまのオレはないよ。オレはあそこで、勝負おもしろさを知ったんだ。あれがなければ、おれはこんなふうに戦えていなかったよ。たとえば、いま、負けるとするじゃないか。でも、そんなことは当たり前のことなんだよ。負けるなんて当然のことなんだよ。だってオレは何百回も、何千回も、何万回もあそこで負けてきたんだ。でも、そのたびに取り返してきた。戦ってきたんだよ。いまやっているゲームだって、負けることは当然ある。でも、そんなこと、ほんとうに当たり前のことなんだよ、ロールさん。だって、オレの心は、絶対に負けないんだから。勝つために、オレたちは戦い続けることができるんだから。」

【電遊奇譚:其七】敗北の先にある戦い

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん