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はてなキーワード: シャンパンとは

2022-11-08

Vtuberバーチャルホストならプロホストが銭乞い配信したらどうなるのか

の答えの一つを出したのがROLAND2022年7月に再始動したホストクラブ「THE CLUB」の圧倒的ナンバー1の

俊のYoutubeチャンネル『俊ちゃんねる』である

彼はYoutubeスーパーチャット以外のドネーションシステム使用し、

7月にはシャンパンタワーを投げ銭で立てるイベントを行い500万近い投げ銭を集めた。

その後10月には1000万円分の投げ銭シャンパンタワーを立てるイベントを行い、目標クリア

さすがにプロホストと言う感じである

 

2022年7月Vtuberスパチャランキングで言えば500万は15位程度

※1位は引退ブーストで荒稼ぎした黛灰(現やみえん)で約5000万

2022年10月Vtuberスパチャランキングで言えば1000万は2位

※1位は永遠に稼ぎ続けているにじさんじENのVox Akumaで約1200万

 

一つ違うところがあるとすればVtuberは一番デカく売れるところはスーパーチャットということになるが

プロホストである俊はスーパーチャットとは別で実店舗で3000万近い売り上げをあげているという点か。

 

そして稼ぎがある人気Vtuberは稼いだ配信では1万以上の同時接続者数があり

大きな分母から金を吸い上げているが

チャンネルはおおよそ1000人未満の同時接続者数からそれだけの金を吸い上げている。

ディープな闇深さで言えば、やはりプロホストのほうが一枚上手と言える。

 

ところで、なぜホストなんだ?という話になると思うが、

Vtuberなんてバーチャルキャバクラでしょwと言っている層にはあまり知られていないが

今大きく稼いでいるのは圧倒的に男である

毎月の平均や年間の累計を見れば女ホロライブVtuberは安定して上位に入っている強さはあるが、

月や週のランキングにしたときに5位圏内に入っているVtuberの多くは男性Vtuberとなっている。

最近男性Vtuberは瞬発的な稼ぎ力が非常に高まっており、

これはホストバースデーイベントなどで荒稼ぎする様に非常に似通っていると感じる。

2022-10-21

anond:20221021144003

横だけどスケジューリングもだけど予算生活できないとか借金抵抗ない人間は生きる財布扱いされるよ

シャンパンタワー入れてくれたらNo1ホストになれて、その太客は君だって自慢できるみたいな手管でガンガン金引き出すし、

ツケ払いだから大丈夫って言っておいて後で一括請求、払えなかったら消費者金融で借りさせて水商売風俗転売させたりするよ

野郎場合体売れないか横領かに手を出させるんだろうな

キャバにハマったことがあるからすげーわかるよ

キャバクラにハマったことがあるからすげーよくわかる。ブコメも早く彼氏作れとかマッチングアプリしろとか全然わかってねえな。キャバクラ道の本質は金で買える恋愛友達)はラクで、そして金の続く限り、その恋愛友情)は永遠に続くことなんだ。 何を言っているかよくわかんねぇと思うけど、そういうものなんだ。

考えてもみろ。人間関係には色々と面倒くさいことがある。恋人友達に会うだけでも、いつ会うかアポをとって、行く場所を決めたり何をするか調整しなきゃいけない。それがキャバであれば 自分の行きたい時に、会いたい時に、お金さえあればそれが実現できるんだよ。しかも会ったら否定なしの全肯定で話を合わせてくれる。相手のことは気遣わなくてもいい(実際は気遣っている)。つまり人間関係の面倒くさいところをすべて取り除いて、いいところだけを残したのがキャバクラでありホストなんだよ。カネはかかるんだけど、逆に言えば、お金だけしかいらないんだ。

ウシジマくんの中年会社員くん編に、その日に会える若い女は貴重だ、そんな女をたくさん飼っている養豚場キャバクラだってセリフがあって、ああ、これだと思ったね。

俺の末路を語る。おれは普通サラリーマンで30代の既婚者で子供もいる。だからシャンパンポンポンいれるような感じじゃなくて、指名で入ってドリンク入れて1セットか2セットいて帰るみたいな客だった。1セットで帰ると2万弱、2セットいると3万くらいね。安キャバいうな。

それまでつきあいキャバに一緒にいくことはあっても、つまんねーと思っていた。だけどある日、一人でいって変わった。キャバ団体個人全然違う。

それで通いが始まった。やがて小遣いの範囲を超えて、手元にお金ができるといくようになった。例えば飲み会会計で、割り勘を徴収してカードで支払ったときお金とか、家庭や会社での立替分を現金で貰ったときとかそういうお金

しまいには朝たべず、昼たべず、夜320円の牛丼を食べてキャバにいく。そこで2万使うわけだ。朝食べないのは朝食べるとなぜか昼に腹が減るから

オープンから入るとセット料金が安いんだけど、なんかガチっぽくてイヤだから時間つぶして22時とか23時に入ってた。アフター狙いでラスト1セットで行ったりもしたな。おまえらは午前2時に焼肉食べたことあるか? うまいぞ。

しかし、なんで通ってたんだろうな。飲んだ後とかに、なんか、脳みそ電気が走る感覚で、あ、いかないと、みたいな感じになるんだよね。ドレスアップした女の子接待してくれて、黒服がかしずく日常的な空間麻薬なんだと思う。

通う頻度もじりじり多くなって、1ヶ月に1回が、2回になり、2週に1回が週に1回になる。最終的には週に2,3回はいってたと思う。個人貯金も随分使ってしまった。

俺の場合はもう使える金がなくなって終わった。あ、このままはもう無理だってカード払いに躊躇がなかったらもっと行ってたと思うし、会社のカネを預かる立場なら少し拝借してたかもしれない。女の場合は体使えば現金化できるから、そうなっちゃうよね。すごいよくわかる。

元増田もいけるとこまで遊んだらいいよ。いつか気付くから最後まで気付かなかったら、金で買える恋愛の中で死ねるんだからそれはそれで幸せだろうと思う。

https://anond.hatelabo.jp/20221019162017

2022-09-30

ホストやってた時に面白かった傾向

姫(お客様)相手に「シャンパン入れてくれ」「次のイベントまでに〇〇万用意しといてくれ」みたいに言える、集金意識が高いホストほど客が切れない。

逆に「無理しなくていいよ」とか「来てくれるだけでうれしいよ」みたいな優しいだけのホストは客がすぐ切れる

で、切れた客は他所ホストに貢いでる

 

ホスト遊びしてるような女って「男のために金を使える自分」が好きなんだろうなって何となく思ってた

みんな「〇〇君、ナンバー(売上順位)上げるために頑張ってるから私も頑張って稼ぐね」みたいなこと言ってたな

 

そしてそれを最近Vtuberスパチャ投げ続けるオタクを見ながら思い出してる

2022-09-11

なんで、仁藤夢乃ホストを好感しているのか

仁藤夢乃ホストを好感しているように見えるし、それに違和感を感じているフェミニストも多いですよね。

結論的に言うと、公的福祉が届かないところにアウトリーチするからっていう話ですよね、これ。

まあ、仁藤がそこまで考えているわけではなくて、自分経験から直感的にやっているだけなのかもしれないですけど。

フェミニストとして支援活動していく中で、ホストにハマり良い様に貢がされ借金を重ねた人、

そのまま風俗落ちしてしまった人、既婚者なのにホストに入れ込み家庭も経済破綻した人もいる。

私が見てきた限り、ホストという存在女性のエネミーとしての一面を確かに持っているのだが

そんなホストという存在に好感を抱き散々持ち上げている時点で、彼女と私とではスタンスが違いすぎる。

anond:20220910201813

このブコメも、多くのスターを集めている。

id:frothmouth あれはホントに謎ですね “ホストという存在女性のエネミーとしての一面を確かに持っているのだがそんなホストという存在に好感を抱き散々持ち上げている時点で、彼女と私とではスタンスが違いすぎる。”

https://b.hatena.ne.jp/entry/4725107326971118659/comment/frothmouth

まず、大前提として、若い女性というのは性的価値があるので、それを換金するにせよ、あるいは直接に消費する形にせよ、買手は引く手あまたなんですね。

このため、若い女性が好感するように振舞うこと、例えば優しく振舞ったり、あるいはオラついて強さを感じさせたり、適度に頼ってみたりすることで、搾取するというビジネスが成立するわけです。これがホストスカウトですね。

これは、金を持ってるオッサンに好感させて、金を貢がせるというビジネス本質的には変わらないんですが、バカオッサンはそうそ金持ちにはなれないのに対して、若い女であること、あるいは容姿や気立てが良いことはそういう知性や理性と無関係なんですね。なので、ホスクラでは金もない若い女がツケで何十万のシャンパンを入れて、ツケを払うために体を売るということが頻発するわけです。キャバクラで豪遊するオーナー社長シャンパン入れるけど、年収600万のサラリーマンは、あんまりそんな飲みかたしないからね。

で、女を落とすことで金を稼ぐホストスカウトと、福祉をやってる公務員がヨーイドンで、若い貧困女性アプローチしたらどうなるか、という話です。

方や、四角四面でああせいこうせいと「正しい」指示をしてくる小汚いオッサン公務員と、自信満々のイケメンが優しくしてくれたり、頼ってくれたり、オラついたりして、偉そうに「正しい」ことを言わないホストスカウト、そりゃ後者が勝つに決まってるんですよ。

仁藤は、学校や家庭でうまくいか非行に走った経歴なわけで、今回の補助金関係の話でもあったように、お役所的に証跡残してちゃん事務をするっていうのが嫌いなわけですよ。偉そうに細々と指摘してくる木っ端役人教師や親みたいなのが嫌で嫌で仕方がない子だった自分のような子を救いたいっていうのが仁藤の原点なんでしょう。

そんで、今、たまたまアウトリーチ」って言葉で、役所の手が若い女に届かないってことが政治的認識されるようになった結果、仁藤のやり方に公金が突っ込まれるようになったわけですが、そもそも役所的なアプローチが嫌い・苦手なところにやってるから、今回みたいな問題になっているんでしょうね。

まあ、ぶっちゃけ、この問題に限らないけど「若い女性的価値があるから」ということでスポイルされることは多いし、多くの問題の原因もそこなので、フェミニストの人たちはがんばってください。

anond:20220910171140

スパシャンパンタワーって全く同じでしょ。男Vtuberは貧者のホストクラブなんだよ。

2022-09-10

anond:20220910094841

あいうのは、嬢とどうこう言うよりは金の使い方の綺麗さや金の力を見せつけて他の男を格付けしてキャストたちからちやほやされて気持ちえーするところだから

シャンパンやら酒やら入れるのもそういう他の男にかっこいいところを見せつけて格付けしてるってわけ

楽しみ方はそれぞれだけども

2022-09-03

いきなり大量のイケメンに取り囲まれシャンパンみたいにクビをポーンと飛ばされたい

2022-08-31

ぼったくりバー店員だったことがある 其の三


パート

https://anond.hatelabo.jp/20220830220250

わかった風に述べてきたが、俺自身はそこまでI店に貢献したわけでもない。最初の三ヶ月は時給800円以下の日払いアルバイトだった。社員の人や、キャスト女性が多くのお金をもらっているのを見て、自分もいつかはと考えていた。

キャッチ役になると、I店に連れてきた人数と支払額に応じてバックがもらえるが、代わりに固定給時間換算が500円以下となる(実績主義)。閑古鳥が鳴くような平日火曜日とかだと、むしろ働くのが損みたいなことになる。

お客さんがゼロの日が三度あったのだが、さすがにキツかった。その日の給料は相当安いし、皆の目線ちょっと冷たい。でも、店長も、キャストの人も、ほかの人も、「ドンマイ!気にすんな」とか「お前は慎重だから」とか「あんたは人の表情を見る力はあるんど。今はそれでいいんじゃけ。焦るな」とかいろいろ言ってくれて、涙がじんわりと出てきたのを覚えている。

終りはあっけなかった。

働き始めて二年が経つ頃だったか店長に呼ばれて、店内のソファに向かい合わせに座っていた。

それで、言われたのだ。より上のランクを目指してみないかと。要するところ、このグループ社員(と呼んでいいのであれば…)になって、さらに実績を出せば上のグループに入れてやれるというものだ。

入店してすぐに感づいていた。この人達反社だということを。反社なんだけれども、本格的な人達ではなくて、中途半端存在だった。店長だけは組に籍を置いていた。それで、俺に見込みがあるようなら入れてやろうという話を持ち掛けてきたのだと思う。

その場で断った。1年間ほぼ2年間、お世話になってきた店長だった。接客キャッチ指導もしてくれたし、若い人間にとってよりよい生き方も教えてくれたし、居酒屋でも風俗店でもいつもおごってくれたし、従業員の前でキレたりすることもなかった(お客さんは脅したり殴ったりする)。いい人だった。

でも、こういうずる賢いところがあるのが俺だ。一本筋が通っていない。あれだけ世話になった店長に対して恩返しをしていない。誘いを断った理由ひとつで、もし自分評価を受けて組に入ったが最後、まともな人生を送れないことが明らかだからだ。盆暗な自分でも、そのことだけは明白に、クリヤーに理解できた。

店長は、「いいよ。わかったまた考え直したら連絡がほしい」という感じでソファを立って、スタッフルームに入っていった。

二週間ほど後だった。休み明けに店に行くと、もぬけの殻になっていた。外観はちゃんとあるのだけど、店には鍵がかかっていた。ガラス越しに中を覗いてみると、主だった備品が無くなっている。

店長電話してみようと思ったけど、やめておいた。多分しない方がいいと思ったから。それから一週間以内に、店長とほかのスタッフから電話があったけど、出ることはなかった。

……不義理なことをしたのだと思う。法や道理に反する行いはしていたけれども、俺達は仲間だった。(調子に乗ってると思われるのが嫌で)ここまで書かなかったが、当時の手取りは25万を超えていた。馬鹿自分は、店長からの「税金は引いてあるからな。全部お前の金だ」という真っ赤な嘘を信じ込んでいた。

店長は俺を買ってくれていた。エピソードは言えないけど、とにかく評価してくれたのだ。そんな人を裏切ってしまった。俺がもっと任侠心のある人間だったら、きっと店長の誘いを受けて、その道に入っていたに違いない。仁義という意味では、それが正しい姿に違いない。



ぼったくりに遭わないために~

自分語りはここまでにして、ぼったくりに遭わないための方策を教えよう。

まずは、ぼったくり被害が生じる原因にして、ぼったくり店が存在し続ける最大の理由を述べよう。

お前たちが馬鹿からだ。

どうして1時間飲み放題で3,500円などという話を信じるのか。この世界のどこかにぼったくり店が存在することなど、社会人相当年齢の人なら皆知っているだろう。どうしてキャッチなんかにホイホイ付いていくのか。人が十分に賢くなれば、世の中に詐欺が溢れることはなくなる。悪徳業者は撲滅される。

個人的な話になるが、これまで俺が会ってきた優れた人間特に経営者)は、利益を得るよりも不幸を避ける戦略採用していた。ショボい利益額になっても、とにかく損失を避けるやり方を好んでいた。

繁華街を飲み歩く時は、酔って認識力が低下することまで含めて最悪への対応を考えておくべきだ。飲み歩きを是とする者にとっての正義ひとつだと思う。

自分場合は、飲み歩く時は以下の戒めをほぼ順守している。

原則①】入るお店は1夜につき5店まで

 (理由:酔いつぶれ防止のため)

原則②】ストレートロックは1店につき1杯まで

 (理由:〃)

原則③】シャンパンワインボトルはハレの日に限る

 (理由お金無駄だし、酔ったら理性のタガがはずれやすい)

原則④】飲酒運転(※いつも自転車を利用)はしない。

 (補足:もししたくなったら、密着警察24時で赤信号無視免許取消になった自転車乗りのおじさんに思いを馳せる)

原則⑤】キャッチ絶対無視(無料案内店のスタッフを含む)

 (理由:言うまでもない)

この原則を打ち立ててから10年、失敗したことは一度としてない。たまに破って「失敗したかも」と感じたことは何度もある。人生の損失みたいなレベルの失敗はしていない。

もし、あなた学生だったり、若手社会人だったり、地方から都会に出てきたばかり(※1)の場合ぼったくり店に入ってしま可能性がある。そうなった場合対策も教えておこう。

まず、お店に入ったところから始めよう。身も蓋もないが、ぼったくり店かも?と思った時点で脱出することだ。あるいはメニュー表を見せてもらう。カウンターの上に等間隔でメニューが置いてあったり、店内に料金が掲示してあった場合は信じていい。

店員カウンターの下からショット出してきた場合はやや警戒(9/2追記 メニューをよいしょっと出してきたの意)。口頭のみだった場合は、さらに怪しいので帰った方がいい。席に座った時点で料金発生というのが業界標準だ。その前に帰ろう。先ほど述べたとおり、利益を得るよりも損失を減らす方針を採った方が人生におけるリターンが優れている。

さて、それなりに飲んで、サービスを受けて、さあ帰ろうとなったところで料金の請求を受けることになる。伝票に書いてある数十万以上の金額を見て、ぼったくり店だったと知ることになる。

ここからは、以下に従うことで脱出できる可能性が高くなる。手順以前に最も大事なのは、怯まずに粘ることだ。向こうは強気な態度に出るだろうが、法的な後ろめたさの現れだ。

ステップ

これは正当な料金ではない、根拠を示せと言う。ぼったくり店は「これがうちの料金だから」とか、カウンターの下からメニューを出してきて「ここに書いてあるでしょ」とか、「キャッチの料金説明は間違い。あとでシメとくから」など、料金の正当性を主張する。

その場合でも、「これはぼったくりである相場の料金しか払わない。解決しない場合警察を呼ぶ」とはっきり主張する。相場の料金としては、普通飲食店の料金想定額×2倍程度を言っておく。かなり運がいいと、割高の料金を支払うことで解放される。

なお、ぼったくり店が主張する請求額は絶対に払ってはならない(※2)。

ステップ

彼らは、刑法上の詐欺罪となる『無銭飲食』を根拠として強い口調で攻めてくる。あなたを囲い込んだり、帰り道を塞ぐのは基本である。「払えないならおそろしい目に遭う」と口々に脅してくる。免許証のコピー取らせろとか、名刺を渡せとか普通に言ってくる。従う必要はない。ステップ①のとおり金銭交渉を続ける。

もし話し合いがNGとなったら後は通報するだけだ。携帯電話を取り上げられるのでは、と思うかもしれないが、警察への通報実力行使で止めた場合公務執行妨害となることは向こうもわかっている。さりとて、無理やり監禁されてボコボコにされるのでは……と考える人もいるし、ぼったくり店もそのイメージを植え付けることを狙っている。

その場で携帯電話を取り出すか、○万円などの支払意思を示したうえで店を出て交番に向かう。相手も付いてくるだろうが心配しなくていい。

相手プロから逮捕リスクを考える。そこまでして金がほしいとは思わない。警察のお縄になったら、当然お店の営業はできないし、刑務所に入りたくないと考えるのはカタギと同じだ。

ただし、半グレ特に若い衆)が経営している店は要注意。そんなことなどお構いなしに、暴力監禁脅迫などしてくる店がある。基本、そういう連中は未来のことは考えていない。良くも悪くも今を生きている。

ステップ

かのぼったくり店で起こった事例で説明する。

ある日、福山市街のとある交番の前で、I店の近所のぼったくり店と引っかかったお客さんがモメていた。警察官数名が話を聞いている。

ぼったくり店はメニューに料金が書いてあるからと主張するが、お客さんは最初に聞いていた金額と話が違うと主張する。話は平行線でまとまりようがなかった。こうした場合ぼったくり店もメンツがあるのでどこまでも食い下がる。最終的には、当初請求額の2分の1などで収まる場合が多い。

が、そのお客さんはできる部類の人間だった。狐並みの賢明さを有していたのは間違いない(そこまで飲んでなかったのかも)。

お客さんは「私は1万円を支払うと言っていますが、それだと無銭飲食ということですね」と店側に言った。店は当然、「○○万円払わないと警察に突き出す」と言う。

ここで、お客さんは警察に向かって、「私がここに1万円を置いて、福山駅の方に帰って行くとしましょう。彼らが実力行使に出た場合傷害罪刑事事件となりますか」と問うた。警察官は「そうなる可能性があります」と店のスタッフ側を睨んで言った。

「では、私が1万円を置いてそのまま去った場合、無銭飲食で私を逮捕しますか」とさらに問うと、なんと警察官は、「何もしません。帰ってもらっていいです」とはっきり言ったのだ。知性と粘りの勝利だった。

店側は「おかしいでしょ!法律に従ってくださいよ」と警察官に詰め寄るが、「民事不介入です(※3)」と突っぱねるばかりだった。お客さんは警察官に1万円を供託すると、そのままタクシーを捕まえて、駅の方まで帰っていった。

まり相手が主張する請求額を払ってはならない。その場から逃れて家に帰ることだ。それで九分九厘逃げられる。

ぼったくり犯罪だ。お金を支払う道理はない。ぼったくる側もわかってやっている。

一応、これまでの判例を調べてみたが、警察裁判所も、ぼったくり店の味方をすることは一切ない。問答無用でお客側の味方をする。

彼らの多くは、正義真実に基づいて行動する。面倒くさいと思ってぼったくり店への苦情を放置する警官もいることはいる。かといって、ぼったくり店の味方をしてお客さんを逮捕した場合、おそらくは警察内部での白い目と恥の目線が待っているのではないか

※1…

地方都市にぼったくり店は少ない。ぼったくり店は密集して初めて力を発揮する。その界隈に1店舗だけポツンとあってもすぐに悪い噂が広まるし、警察官も手柄欲しさに喜んで飛んでくる。ぼったくり店には都会性がある。かなり前に帰省した時、福山駅のI店跡周辺に行ってみたが、ぼったくり店と思しき店々は悉く消えていて、複雑な気分になった。悪が撲滅してよかったという想いと、地域経済力が低下していることのもの悲しさを感じた。ついでに福山駅前がめっちゃ綺麗になっててビビったわ……。昔はヤンキー集団が屯していて、駅前には汚いものが色々と転がっていた(自主規制)。

※2…

民事不介入関係するが、ぼったくり店にお金を渡していた場合は、あの警察官でもどうにもできなかった。なぜなら、サービス債務と金債務が共に履行されるという、まさに民法上の契約と支払が成っているからだ。真の意味での民事不介入となり、お店からお金を取り返すのは不可能に近くなる。

※3…

警察官はストリートレベル行政職員典型例だ。要するに、上司許可がなくても裁量的に動くことができる。ほかにも、ケースワーカーなど現場に出る公務員はその仲間らしい。一般企業(働いたことないけどさ…)だと、上司許可がないと○円払って下さいという納付書を切れないのだろう。しか警察官は、自己裁量交通違反者に反則切符罰金の納付書を発行する。上のぼったくりの例でも、警察官が「民事不介入です」と主張できたのは、社会的公正とか、後で上司に叱られる不安ゼロだったか自己判断でできたことだ(と推測する)。公務員には身分保障があるのも大きい。

【参考】

首都東京法律事務所

https://ik-law.jp/blog/bottakuri/

(2 警察に、お店との間に入ってもらうを参照)



それからお前はどうなったかって? サッと説明する。このへんはあまり言いたくないんだ。

コンビニアルバイトで食いつなぐなど到底できるはずもなく、祖父を頼った。頭を下げて、実家に戻らせてほしいと頼んだ。そしたら「実家に戻ることは認めないが、最後の温情として職を案内してやる」と言われた。

祖父からは『面接でしゃべること』というメモをもらって、必死で覚えて採用試験に臨んだ。筆記試験中学レベルの内容だったからどうにかなったが、面接がやはりしんどかった。じいちゃんからは、とにかく自信を!というアドバイスと、「儂の名前絶対に言わないように」と釘を刺された。

それで、晴れて合格になって、市内の公園とか道路とか福祉施設とか、そういうところのベンチを直したり、壁をコンクリで補強したり、草木剪定したり、道路不法投棄されたごみを拾ったりとか、そういう仕事に就いた。

でも、俺はとんでもない馬鹿で、20代後半になる頃だったか。大声で絡んできた住民の人がいて、あまりにムカついて、ブチ殴って怪我をさせてしまった。

それで人事に呼ばれて、「謝罪意思がないなら、もう雇い続けることはできない」と言われた。先輩や上司からは、「労働組合を通じてお願いできるよ、きちんと謝罪意思を示せば人事もわかってくれる可能性はある。低いけれども」と言われたが、当時の俺は聞けなかった。自分がした行為は正しいと思い込んでいた。あのおっさんが醜い言葉で俺達をバカにしたのが悪いと主張して譲らなかった。

で結局、謝罪意思を示すことなく、諭旨免職を受け入れて、ちょっとばかしの退職金をもらった。じいちゃんやほかの家族挨拶をすることもなく、遠くにある自動車期間工仕事に申し込んで、1社目で運よく採用になって、それからずっと今まで続いている。

以上で、この日記は終わりだ。

辛い思い出もあったし、楽しいと思えることもあったけど、このまま惰性で生きていってもいいのかと思い始めたところで増田投稿してみようと思った。読んでくれた人、ありがとうな。



【余談】

近年のぼったくり事案について思うところを述べたい。

近年の傾向としては、行政消費者をより手厚く守るようになったことだ。昔だったら、「騙されたけど勉強になったやろ」的な観点警察対応することも多かったが、当時に比べると親身になっていると感じる。

そんなご時世、流行り出したのがプチぼったくりだ。いや、普通ぼったくりなのだが、キャバクラバーと比べるとはるか良心的(?)な価格に設定されている。レシートにも、それっぽい名目の料金が少しずつ加算されている。黒だとは言い切れないギリギリを攻める。

都道府県ぼったくり防止条例は、居酒屋などの一般飲食店対象としていないという事情がある。ぼったくり店側も、高額請求逮捕されるよりはプチぼったくりで地道に稼いだ方が効率的ということだろう。

これについては、以下のはてなブログが詳しい。

バズってるけど評判の悪い店を紹介しま

https://mazuimeshi1.hatenablog.com/

この至高の御方は、自分の足でぼったくり店を探して記事を書いている。残念ながら今は更新されていない。

この人の記事が好きだった。自分で身銭を切って、読者にぼったくり店の注意を促したり、ツイッターで気を付けるべきアルファツイッタラーを紹介したり、とにかく公益的な活動をされていた。

この当時、多くの人は森友学園とか、芸能人賭博とかギャンブルとか、イケハヤとかはあちゅうがまた一般から金を巻き上げてるとか、みんなで集団になって攻撃できる話題を探していた。

でも、この方は個人ぼったくり孤独に戦い続けていた。そこまでバズるわけでもないのに、それでも粘り強く都内ぼったくり店を渡り歩いて、劣悪なサービス屈辱を味わい続け、ブログレシートをアップする。

そういうところに、同じ人間として憧れる。この人がYouTubeをやってたら、投げ銭をする確率100%といっていい。またブログ再開しないかな。

2022-08-30

anond:20220830111017

> ホスクラ: ホストクラブ

ホストクラブ

プレイヤー: ホストクラブ接客担当従業員

この文脈だと現場接客するホストのこと。

文脈としては「増田彼氏だと思っているホストが「店長指名客の接待を手伝った」と言い訳して増田放置したが、増田店長がすでに接待現場プレイヤーから引退しているのを知っている」ということである

> カロリ: カロリーメイト

安い缶チューハイ。もともとは「カロリ」って銘柄缶チューハイが終売に伴い投げ売りされてたのがホストクラブ業務利用に流れたのだと思われる。人工甘味料を使ってカロリーオフにした甘いフルーツチューハイの走り的な商品

苦い酒は苦手、太りたくない、そういう女性客のニーズ合致しており、原価がゴミのように安いので、缶チューハイホストクラブレギュラードリンクとして普及している。金を使わずに遊ぶ客は、カロリだけ頼んで適当に帰る。

紅白アルマンド: シャンパン銘柄

シャンパン銘柄

> 仰向け: 騎乗位、デリヘル嬢が楽なので好きな体位

デリヘル嬢は本番しないので騎乗位ではない。文字通り客が仰向けに寝っ転がってるだけで下手に何もしないのが一番楽という意味

担当: デリヘル仕事を依頼するデリヘル会社従業員

指名するホストのこと。ホストクラブは一度本指名を入れるとその店で他のホスト指名することはできず担当ホストは固定される。

> ガシマン: 激しく手マンすること

激しく手マンすること

2022-08-24

anond:20220824102929

ちなみにホスクラシャンパンラストオーダーの時間を分けてるのは、営業中にその日の売り上げを計上してその日のナンバーを発表しないといけないか

2022-08-21

ホストマニュアルメモ

ネットで見かけたホストマニュアルの転記。

自分業界自分顧客にもタイプ別テンプレ作る時の役に立てれば。

できるだけリピ率上げたい美容師とか、面倒な客が多いコンビニとかも、こういうテンプレ作っておくと楽そう。

 

ホストに来る女のタイプと特徴

1.飲む・騒ぐが好き→酒好きのバカ

2.ちやほやされたい→デブス、モテない、自信過剰

3.友達がいない→地方出身内弁慶、家庭環境に難あり

4.担当に恋→悲劇のヒロイン、M気質、尽くす自分に酔う

 

タイプ別対処

1.ノリよく楽しませてガンガン飲む

 元々、ある程度使える金を持ってないとできない。

 持ってるおカネを引き出すために、ひたすら楽しませて下僕営業

 

2.初回荒らし

 基本はスルー。店外厳禁

 初回枕狙いや、その後の育てを楽しむタイプ

 思わせぶりだけど来る気ゼロ。店外したら負け。

 媚メっぽくないLINEを続け、週1くらいでTEL。

 基本的いかにタダでホスト相手されるかを大事にしているので

 「最低料金でいいから、ワンタイムでいいから」はNG

タイミングを見て「2万握りしめて来て!」という。

 

3.心を開いて話せる人になる。自分の内側も見せる。

ハマれば熱い。ひたすら聞き役に徹する。

メンヘラ度高い子にも極力普通に接して、巻き込まれないように気を付ける。

細くてもちょこちょこアフター、店外。LINEは定時にマメに。

慣れてきたら軽めに自分相談アドバイスをもらい

「○○ちゃんアドバイス通りにやったらうまくいったよ!」

ありがとう!!」と感謝を伝える。

「お互いに高めあえる良い関係」にして離れられなくする。

徐々に店外、アフターは減らすが連絡だけはまめに。

今日は頑張りたいから2時間だけアフターに行ってくるよ」など自分の行動もさりげなく細かく報告する(内容は嘘でもいい)

自分に使ってくれる時間が減っても「担当のことを一番わかっているのは自分!」というプライドを保たせる。きっかけ(太客等負けたくないライバル登場など)を掴んで煽る。

ヘルプにはおごらせない。予算を伝えてるときには堅守する。

出にラスソンが近いときなどは「あとX万でラスソンなんだけど」とお願いしてみる。嬉しさ、悔しさをオーバーに。

 

4.最速で育てる。細から太へ一番育てやすい。

細飲みのうちは基本3と同様。

相手がハマってきたと感じたらすぐアフター、店外を減らす。

連絡だけは超まめに。逆色掛けられても流されない。

最初に枕をすると切れる可能性大。

「好き」という言葉が何度か出てきたところで

「ねぇ、本気で言ってる?」とまじめな顔で聞く。

向こうも本気で落とそうとしていれば必死に何か言ってくるので、それを聞いて受け止める。(フリ)「俺もホストから彼女になったらつらいよ?でも本気でちゃん応援してくれるなら、俺も本気で○○ちゃんを最優先する」という。

反応見て「でもお金使うのは無理!」「店行かなくても会ってくれる?」等言い出したら、「やっぱり覚悟できてないでしょ?辞めてからまた考えるとして、今まで通り仲よくしよ♪」といって一旦終了。

「頑張る!使う!」となったら本営スタート

最初シャンパン記念にお泊りしよう!」と高額を煽る。

最初は酔いすぎたふりをして枕はしない。シャンパン=枕を匂わせ、2~3回目で1回やる。その後の枕はなるべく出し惜しみ。

 

タイプは変化することもある

1や2→3や4、3→4など、変化することもある。

相手の求めていることを見逃さな

 

タイプ共通

ありがとうはしつこいくらいに言う。

・3には負けて悔しい気持ちも出す。

・4には負けて悔しくてイライラしている雰囲気も出す。

イライラしてごめんと、翌日ちゃんフォロー入れる)

・最低料金でいいからはNG

 1に対しては言われたら冷めて来なくなる。

 2に対しては時間無駄

 3,4は育つのが遅くなる。

自分の売り上げを自分コントロールする

特に3はヘルプ煽りで来なくなる人も。

4は「シャンパン入れてあげたら喜ぶだろうね」くらいの事はヘルプに言ってもらうのもあり。

基本は自分でお願いする。誠実に。

ナンバーにこだわる。

「頑張ってる彼を応援してあげよう」という空気を作る

2022-08-11

[]anond:20220811155519

■妻が元ガールズバー勤務なことで親に差別された

俺 30代前半、妻 20代後半

妻とは5年前にガールズバーの客と店員として出会い通い詰めて結婚した

俺と付き合って半年で妻は仕事を辞めて今は専業主婦をしてる

俺は親の不動産賃貸業で食べているんだが、親がほぼ全ての遺産を妹に渡すし3年以内に仕事を見つけないと援助を止めると言い出した

親の言い分

・俺にも俺の妻にも金を渡してもろくな使い方をしないので金が無駄にならないように妹に渡したい

水商売偏見があるわけではないしちゃんとした人もいると思うが(これが怪しい)あいさつもまともにできないし家事をしなくても悪びれないし金目当ての香り最初からしていた

俺の言い分

・俺は親の跡を継ぐために難関資格に挑戦させられたが失敗してまともな職業経験を得られなかったから親の不動産で食うことは当然

・確かに俺と俺の妻の金遣いは荒いが、最終的には俺の金になるから別にいつ使っても一緒

妹の言い分

・俺と俺の妻に関わりたくないので正直どうでもいいが、金が無駄になると思うのは同意

プライドを捨てて今からバイトでもいいから働けばいい

誰が正しい?

ちなみにガールズバー勤務については俺がある髪型だった時の話になって嫁が写真を親に見せた時、その写真ガールズバーソファかつシャンパンを持った写真だったので違和感を持った親がこれどこ?と聞いたら妻が喋った

(追記)妻が元ガールズバー勤務なことで親に差別された

俺 30代前半、妻 20代後半

妻とは5年前にガールズバーの客と店員として出会い通い詰めて結婚した

俺と付き合って半年で妻は仕事を辞めて今は専業主婦をしてる

俺は親の不動産賃貸業で食べているんだが、親がほぼ全ての遺産を妹に渡すし3年以内に仕事を見つけないと援助を止めると言い出した

親の言い分

・俺にも俺の妻にも金を渡してもろくな使い方をしないので金が無駄にならないように妹に渡したい

水商売偏見があるわけではないしちゃんとした人もいると思うが(これが怪しい)あいさつもまともにできないし家事をしなくても悪びれないし金目当ての香り最初からしていた

俺の言い分

・俺は親の跡を継ぐために難関資格に挑戦させられたが失敗してまともな職業経験を得られなかったから親の不動産で食うことは当然

・確かに俺と俺の妻の金遣いは荒いが、最終的には俺の金になるから別にいつ使っても一緒

妹の言い分

・俺と俺の妻に関わりたくないので正直どうでもいいが、金が無駄になると思うのは同意

プライドを捨てて今からバイトでもいいから働けばいい

誰が正しい?

ちなみにガールズバー勤務については俺がある髪型だった時の話になって嫁が写真を親に見せた時、その写真ガールズバーソファかつシャンパンを持った写真だったので違和感を持った親がこれどこ?と聞いたら妻が喋った

(追記)

すみません、私は妹です

からの長文お気持ちLINEの一部を書いてみました

義理の姉が父の財布からお金を抜いたこと、母のBを盗んで売ったことなどが決定打となり実は兄はもう会社から追放・今住んでいる父名義のマンションからも退去させられることが決定してます(本人は知りませんが)

ちなみに2人はTwitter不動産界隈でイキっていて

兄は「年収3000万くらいならバイタリティさえあれば誰だってなれる」とまるで自分叩き上げのように見せていて自己啓発ツイートしたり他人説教したり

義理の姉は未婚者やワーママコケにするツイートをよくしてるので

近々消えると思いますがもしリアルでも仲良くしてる人がいるなら気が向いたらご飯でも奢ってあげてください

2022-07-08

浴槽にお湯張ったつもりで浴室に行くと、カラッポで驚く問題

anond:20220705221515

上記増田記事で、シャンプーしてるとシャンパンたかからなくなる問題という、お風呂ありがちなあるあるネタが挙がっていたが、私の場合タイトルに挙げた問題あるあるなのである

お湯張りボタンを押して風呂が沸いたものとして浴室に行くと、なんと浴槽がカラッポなのであるそもそもボタンなど押していないのである

2022-07-02

無駄気遣い精神削ってる

からとにかく争いごとが嫌いだった。

というか他人に嫌われることが苦痛だった。

小学生のころ、デブなのに男子と仲がよかったせいで女子カースト上位からささいないじめの標的にされた。

仲の良かったグループの子達を彼女自分グループに引き入れて、私を孤立させた。

田舎で、一学年一学級しかないぐらいの過疎った土地だったので結局高校までじわじわ「仲間外し」は続いた。約10年、逃げ場のないこっそりとした嫌がらせを受けるのは私の性格を変えるには充分な期間だった。

今はダイエットもして上京もしているが、

「嫌われるのが怖い」

というところは全く変わらない。

恋人はどんどん高圧的になり、モラハラの餌食になる確率が高い。

半端に立ち回りが上手くなったせいで大体職場では人間関係炎上しているところにクッション役としてまわされる。

いつも誰かの機嫌をとって、悩みを聞いて

増田さん肝座ってるし、ストレスとか感じないでしょw」

と言われる。そんなことねーよバーカバーカ。

外ではずっと笑顔で、どんなに腹立つことがあってもおくびにもそれは出さない。

アンガーマネジメントも学んで、アサーティブ講座もやって、大学では臨床心理認知心理も学んで、とにかく争いのない嫌われない怒らない自分を目指していたのに、やりすぎて自分の芯はなくなるわ、やっかいごと引き受け係になるわサンドバッグにされるはもう何が何だか

今週も会社派閥争いの仲裁老害の機嫌取り、御局様の尻拭いをして、プライベートではやたら突っかかってくる元カレをなだめて、鬱憤がもう臨界点に達していた。

もう3ヶ月前からうつ病病院に通っていた。

摂食障害不眠症発症していた。

そんな折に、好きな人からすっぽかし食らったのに「気にしないで!お仕事がんばってね!今度あった時構ってもらうからいいよ~」なんてLINE打ってたらどうでもよくなった。

もう私のリソースを私のために使って何が悪いんだと思って勢いでいった久しぶりのホストクラブで気づいたらシャンパン2本空けていた。やってしまった。今月ボーナス出て本当によかった。

金を失った後悔はあるが、飲みたいように飲み、自由に振る舞い、周囲は自分のご機嫌取りだけをし、帰宅後即ゲロ吐いて、自分快楽のために金銭を浪費するのはかなり快感だった。

さすがに後悔がかなり大きいし生活圧迫しているので二度と行かないと思うが(実際飲み直しは初めて)とにかく嫌われるとか考えずに自分を出すと人と会ってても疲れないのだと知った。

少しずつでいいから、自分を変えていかないと、また奇行をおかすから気をつけようと思った。

2022-07-01

エロマンガを描いて生きている 2/3


長編作品DLsite投稿した次の日だった。

サイトを眺めたところ、新着のおススメ欄に自分のやつがあった。クリックしてみると……「ランキング 24時間1位」とあった。「ファッ!?」という声が出た。無意識だった。あんな声が人間から出るのだなと素朴に感じた。

pixiv活躍している絵師です」と自分のことを紹介してくれる人がいた。嬉しかった。コメントを読んでいると、こんなに多くの人が気持ちよくなってくれたんだと思って涙が出た。自分がやったことは無駄ではなかったんだ、これでよかったんだ、と心臓の奥からじんわりとした感情が湧き出した。

マックフライヤーに真新しいオイルを入れた時の、あの澄んだ小麦色の油面脳裏に浮かんだ。生卵をそこに割って落として、ポーチドエッグを作って食べるのが当時の朝マッククルーの楽しみだった(追記 お湯に落とすのが本来ポーチドエッグです。当時の呼び方尊重しました)。

朝五時くらいの周囲がまだ暗い中、夜マックから朝マックに切り替わるまさにその時、みんなでワイワイと集まって創作料理をやっていた。自分が作るのはポーチドエッグ相場が決まっていた。皆、おいしいと言ってくれた。そんな記憶が、あのランキング1位の画面を観た時に脳裏をよぎった。

デビュー作品投稿した年だけで1000万以上も稼いだ。図に乗った自分は、また同じ系統作品を作り始めた。再び三ヶ月程度は労しただろうか。前作と同程度の執筆期間だ。

いよいよその時だ。満を持して販売開始ボタンを押した。はっきりいって二番煎じだった。濃さについては前作よりも強いつもりだ。

売れ行きは……前回とほとんどいっしょだった。24時間ランキングは1位だったし、1週間ランキングでも、1ヵ月ランキングでも一番になった。コンテンツ需要があると確信した瞬間だった。

次作はこれとは違う作品を作ってみようと思い立った。妹凌辱ものではなくて、もっと社会的健全とされるエロ分野に挑戦してみようと思った。多くの大家のページを巡っていったところ、クリムゾン先生のページに辿り着いた。販売作品ひとつずつ見ていったところ、「この人すげー安定してるな」と感嘆したのを覚えている。それでいて創作ペースも早い。

自分場合はこうはいかない。下書きの段階では絵も字も死ぬほど汚いし、ペンタブを握ってもそんなに変わらない。初稿は売り物にならないレベルで、第二稿、第三稿と繰り返すたびにちょっとずつ売れる絵になっていき、販売開始をクリックする頃には第7稿とかになっている。

クリムゾン先生の安定感は素晴らしいとは思ったけど、自分には到底真似できないことも理解した。でも、これでいいのだ。自分場合は遅筆で、年に投稿できる作品は少ないけど、その代わり、とびっきり質のいいやつを出してやろう。それで読者に喜んでもらえばいい。

それから、いろんな経験をした。

DLsiteFANZAから個別に連絡があって、「今度、このようなキャンペーンで~~」といった内容で、いわゆる商談というやつだ。あとは出版社からも連絡があった。オリジナル作品をウチで出してみないか? という提案が。乗り気ではなかったが、編集者がいい人だったので1冊だけ紙の本を出した。

社会のことをもっと勉強しておけばよかった。会社員の人って、みんなけっこうシャキンとしていて、キビキビとしていて、マナーレベルが高かったりするだろう。絵描きというのは社会経験がない人が多いので、そのあたりはルーズだ。

例えば、FANZAとかで滅茶苦茶に売れている大御所の人で、態度が凄まじく横柄な人がいる。出版社の人や、イラストレーターや、もっというと初対面の人が誰だかわかっていなくても、自分が神であるかのような傲慢な態度で望む。20代はもちろん、30代、40代の人でさえそういう行動を取る人はいる。お金があれば何をしてもいいんだ、という心が透けて見えるようで気分が悪い。

自営業にとっては自然なことだ。自分が作った世界勝負して、それでお金を稼いでいるのだから会社員みたいに礼儀マナーを身に着ける必要はない。傲慢だろうと誠実だろうと、ご飯を食べていけるならそれでいい。他者への態度は、その人が自分責任で決めることだ。



かくいう自分も失敗をした。

二作目を売りに出してから少し時間が経っていた。通帳をみると、一作目の投稿から数えて約二千万円が入金されていた。このお金で何かしてみようと思ったところ、秋葉原にあるメイドカフェで豪遊してみようと思い立った。

専門学生だった頃に、友人と2回ばかり行った経験があるのだが、そこにはいい年をしたおっさん連中がいた。メイドさん達をわが物のように扱い、ほかのお客のところに行かせないようにしていた。彼らというのは基本的に、ものすごくうるさくて、ありえないほど近い距離メイドさんに接する。心理的にも物理的にも。ああいうのは苦手だ。

対照的に、ものかに食事を嗜んでいるおじさんや若い人もいたが、少数派だった――年齢は関係ない。大人びた人というのは、大抵は子どもの頃から大人だったりする。

結局、学生だった当時は、メイドさんとロクに喋ることはできず、40分ほど滞在して割高なオムライスを食べて帰った。世知辛い思い出だ。

ある秋の日、自分は一人でその店を訪れた。当時と変わらない佇まいだった。木目調のカウンターに色とりどりの置物が飾ってある。メニューもおしゃれだ。簡素だけど、手作り感が満載の。

あの時と一緒だった。おっさん連中が三人ほどいて、お気に入りメイドさんドリンクを飲ませていた。

観察してみると、カラオケサービスを頼む際にメイドAさんの胸を人差し指タッチしたり、フロアに立っているメイドBさんの隙を探して肩を揉んだりしていた。

40を過ぎた大人が、若いの子に対してお金と引き換えにセクハラをする場――学生などお呼びではない。それが当時のメイドカフェに対する認識だった。

でも今は違う。今の自分は専門学生ではなく、pixiv発のいっぱしのプロ絵描きなのだ

入店してすぐ、メイドさんこちらに気が付いた。

「お帰りなさいませ(はぁと)。ご主人様」

紋切り型の楽しげな挨拶を受けて、カウンター椅子腰かけた。今のはメイドCさんとする。ちょっとしゃがんで、上目遣いでこちらを見上げている。猫耳を付けていた。リボン付きの首輪も。

「初めてですか?」

はい。初めてです」

こちらがメニューです~(以下、お店のシステム説明)」

了解しました。1時間で帰る予定です」

「ご注文は何にいたしましょう? ご主人様」

オムライスください」

かしこまりました。オムライスの種類がこちらになります

「『くまたんはんばーぐ☆オムライス』にします。ドリンクは『ふりふりしゃかしゃか♥オレンジじゅーちゅ』で。何分くらいで来ますか」

「お飲み物はすぐに。オムライスはお時間かかります

了解です」

オレンジジュースはすぐに来た。メイドの人がふりふりしゃかしゃかすると、魔法がかかって味が変わるらしい。「今回はいいです」と断って、その場でグラスの半分まで飲んでみた。普通にうまい。前回は、お金がなかったのでウーロン茶を頼んだはずだ。

オムライスはあと20分お待ちください。私はあちらのご主人様の方にいますので、何かあったら呼んでくださいね

「そうですか。では待っている間にシャンパンを飲みます。これをください」

メニューの一番右上にあるシャンパンを指さした。ドンペリ白だった。当時、ドンペリが何なのかわかっていなかった。とりあえず高い酒ということは知っていたが。メニューには55,000円とあった。

メイドCさんは、「えっ!?」という声にならない声を上げて、おじさん方の接客をしているメイドAさんとBさんのところに駆けていった。

一時的キッチンの中に引っ込んでの作戦会議の後に、メイドBさんとCさんが自分のところにドンペリを――おそるおそる持ってきた。今思えばけっこう揺れていたかもしれない。Aさんは接客に戻っている。

ドンペリの瓶について、ずんぐりとした形状だったのを覚えている。天井LEDに照らされた酒瓶は、生まれたてナイフのような恥じらいを帯びていた。鈍い色の光沢が煌めいてる。生涯で初めてのドンペリだ。

こちらでよろしいですか」

OKです」

「ご主人様。ご自分でお開けになりますか――?」

「開け方がわかりません」

「そうなんですか。実は私達も開けたことがなくて」

「何……だと……?」(ブリーチ

Aさんの前にいるおじさん3人がこちらを睨んでいる。メイドAさんなら開け方がわかりそうなものだが、色々と事情があったのかもしれない。

やけくそだった。なんかもう適当ねじねじとしたやつを外して、ボトルの蓋を解体していった。コルクだけになったところで携帯電話をパカッと開いて、ようつべドンペリの開け方を調べた。どうやら、ねじねじとしたやつは残しておくものらしい。

ようつべの画面に映ったバーテンが、コルクの栓を捩じりながら開けていくのを見て成功確信を得た。自分も真似してやってみよう。メイド2人が手元をまじまじと眺めている。

何十秒かそこらだったと思うが、ずっとコルクを捩じり続けていた――ポォンッ!! という音を立てて、コルク天井に突き刺さった。すごい音だった。直後、メイドBさんの方にコルクが落っこちるのを観た。

冷たい、と感じた。見れば膝にドンペリが零れているではないかテーブルの上はさらにヒドイことになっている。

やってしまった、ドンペリの瓶を揺さぶり過ぎたのだ。炭酸がこんなに強いなんて。当時の自分は知らなかった。ドンペリの四分の一くらいが零れたのを見て、さっきのおじさん達がゲラゲラと笑っていた。メイドAさんがこっちに向かってきて、BさんとCさんを悲しそうな目で見た後で、

申し訳ありませんご主人様!」

謝罪したのを覚えている。

「いいですよ。みんなでゆっくり飲みましょう」としか言いようがなかった。零れたものしょうがないのだ。これが現実なのだハム太郎)。

メイドさんとしばらく話をした。あれは楽しかった。初めての体験というのが大きい。以下に抜粋してみよう、うろ覚えだ。BさんとCさんとの会話がメインで、Aさんは傍で見ていてたまにしゃべる感じだった。半ば酔っていたので、お見苦しい発言がいくつもある。

「改めて、Cといいます。どちらから来られたんですか?」

千葉の端っこからきました」(比企谷くんの近所に住んでます

「へー! わたし千葉に住んでるんです」

もしかして家が隣かもね」(なんてね!)

「かもしれませんねー」

「このお店、やって長いんですか。この木目調のカウンターとか。古さがいい感じです」(i'm lovin' it!)

「えっと、たしか五年目ですね。前ここバーだったんです」

へぇバーですか。どおりで。照明を消したらバーになりそうですね。ところで姉さん、失礼ですが年はおいくつですか」(24とみた)

「えー、いくつに見えますか?」

「22」

「ブー、違います

「うーん、25?」

「違います!」

「27?」

「ブー、ぜんぜん違います

「参った。正解を教えてよ」

「正解は……17才です!」

「あー、そっちかー」

意味わかるんですか? おにいさ……ご主人様」

「わかるよ。有名な声優さんのやつ。で、ぶっちゃけ本当は年いくつ? 自分は26。見た目はおにいさんじゃないけどね」(おにいさんってあなたもしかして夜の店で働いてた?)

「こないだ19になりました」

若いね。ところでなんだけど。なんかさ、たばこ匂いがするよ?」(この子まじでヤニ臭いんですけど……)

「そんな匂いしません! 未成年ですから

煙草は吸わないけど、ドンペリは飲むんだ」(やりますね!)

「ご主人様だから特別ですよ。内緒にしてくださいね

(ここで一瞬、AさんとBさんが神妙な顔つきに。Bさんが話してくる)

「ご主人様って、アニメ好きな人ですか~?」

「うん。アニメ好きです。毎季いろいろ見てます!」(うえぃ、酔いが回ってきた)

「え。アニメ好きなんですね。今のだったらどんなのおススメですか? 観てみたい」

「うーん。すぐにはちょっと。頭の回転が追い付かない。Bさんは、どんな感じのがお好み?」(装甲騎兵ボトムズとか? あまり答えたくないな。恥ずかしいし)

「笑えるやつがいいです」

「どんなアニメだって笑えるじゃん」(話題よ逸れてくれ)

「泣けるのが好きかな~。わたしにもおススメ教えてくださいよ」

「うん、ちょっと考えるね」(こんちきしょうめ!)

「あー、ご主人様かわいい。頭ひねってる」

「焦らずに。ちょっと待ちなって」(お答えしますよ!)

(当時のアニメ視聴リスト。○が思い出せた)

あかねさす少女 ○

・うちのメイドがウザすぎる!

アニマエール! ○

・俺が好きなのは妹だけど妹じゃない ○

寄宿学校のジュリエット

ジョジョの奇妙な冒険黄金の風

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ○

やがて君になる ○

ゾンビランドサガ

アニマエール一見やんちゃなようで、友情がしっかりしていて面白いんで見ることにしましたよ。やがて君になるも捨てがたいですねェ」(戸愚呂弟)

アニマエール見てないです。どのへんが面白いんですか」

「緩くて、緩くて、緩いところかな。1話を見たらわかる。それだけでいい」(語彙貧困

「ご主人様、すごいですね」

「恐縮です。Bさんのおススメはある?」(もっと褒めてもいいんですよ)

「色づく世界明日から、てゆうのが感動できます。泣きますよ~」

「素晴らしい作品を見てるんだね」(そんなの知らない!)

「ご主人様、見る目あるんですね」

「どういたしまして」(ヘヘッ!)

絶対みてくださいね

(※翌年、全話視聴してガン泣きした)

「ところで。そちらのお姉さんはベテランさんですか?」(Aさん!Aさん!)

はい……まあ。そうですね。オープンからいるんで」

「へー。オープンから!! それはそれは!! 大事役割を任されてるんですねェ。今日開店時間からずっといるんですねェ」

「そういう意味じゃありません」

「ごめんなさいwww」

(※このあたりから記憶がない。ドンペリ白をほとんど飲み干していた)

「ご主人様ってなんか。自分をお持ちのお顔ですね。アニメだけではなくてー、ほかにもいろいろ趣味が多そうな気がします」

はいイラスト描くの好きですよ」(わかってますね!)

「そーなんですね。渋のアカウント持ってます?」

「持ってますとも」

「見せてくださいよー」

「また今度ね。もっと別の、楽しい話題に移りませう」(絶対みせないでをかう……)

「ご主人様の見たいです。次は絶対見せてくださいね

「その時が来たら見せますよ! ところで、自分さっき、どの漫画キャラの真似してたかわかりました?」

アニメ版の戸愚呂弟かなって思いました」

あんたもなかなかやるねェ」(ヘ、ヘッ!)

「ご主人様は、イラスト以外にもモノマネお上手なんですね」

「戸愚呂が一番好きなんです」(へへッ!)

わたし、戸愚呂兄のモノマネが得意なんですよ。今からやってみますね!」

割愛

しばらく喋っているうちにドンペリ(3/4)をほぼ1人で飲み切り(メイドAさんとCさんが2杯ずつ飲んだ)、美味しいオムライスを食べた後、現金でお会計を済ませると、のんびり歩いて秋葉原駅まで行った。

おじさん連中には、キッチンから出てきた料理担当とおぼしきメイドさん対応していた。あの時のおじさん達のことは今でも覚えている。自分カウンターを立って会計をする時も、物笑いにするような目つきでこちらを眺めていた。

それで、実家への帰り道の途中、酩酊した状態自転車に乗っていたものから、見事に転んでコンクリート水路蓋に頭を打ちつけた――転んだ自分の目の前に、青い空が映っていた。千葉県某所の空に、みたいなタイトルが頭をよぎった。当時は若かった。今の自分飲酒運転など絶対にしない。

しかし。真の失敗は飲み方の汚さにあった。あの時以降も、グラスに注いだ高い酒をペースを考えずにグイグイと飲みまくった。どう考えても見た目が悪い。高い酒を飲むやつが偉いだろうと心の奥底で考えていた。その時点で、あのおじさん達と同じ穴の狢というわけだ。

今はそういう飲み方をすることはなくなった。世の中には優しいおじさんもいて、ある時だった。別のメイドカフェで、ピンクドンペリを直飲みでイッキして騒いでいたところ、隣にいたおじさんが言ったのだ。

「君の飲み方は汚い。もっと周りのことを考えて吞みなさい」

はっとした。そのとおりだった。自分調子に乗っていたのだ。「ごめんなさい」と謝ったら、「俺もね、あなたくらいの時にお酒で失敗してね……」といろいろ話してくれた。

お金を稼げたから、それだけで偉いなんてことはない。人間の偉さがあるのだとしたら結局、人柄とか、人格とか、行動とかで見られるんだと思う。まだ30手前だけどわかる。人生の明らかな事実だ。



次で最後です

https://anond.hatelabo.jp/20220701210746

2022-06-25

anond:20220625124534

年収5000万の誇張も自虐もないリアルを教えてやる。

スペック

JTCに10年勤めたあと独立。スモールビジネスがなんとなくうまくいってしまい、独立6年で額面年収5000万円の経営者。2社経営しており、役員報酬の合計が上記金額となる。

結婚はしていない独り身40代だ。

年収5000万のリアル

そもそもこの金額帯を実現できるのは、一部の外資系コンサル外資系金融を除けばいわゆる経営者サイドとなる。

この額面年収役員報酬によって実現されているが、中小企業経営者においては報酬外で様々に生活を豊かにするやり方がある。

飲食費を経費にする、車は社用車にする、家は役員社宅にするなど。従って額面5000万円でも、実質的な“使えるお金”はここに真水で1200万円ほど乗ってくるイメージだ。

もちろん雇われでこうしたことをするのは簡単ではないが、資産管理会社などを作って調整することは可能

生活リアル

まず大前提として「お金を使うときに躊躇する」ことがほとんどなくなる。5万、10万の出費は誤差のようなもので、欲しい物は値札は見ないで購入可能

私はそれなりに趣味を多く持っていて、アウトドア釣り、あるいは音楽などだが欲しい物を買うときに悩むことはない。とりあえず購入する。

移動は基本的タクシー出張が多いのだが常にビジネスクラス、グリーン車である

基本的生活必需品や移動のコストはほぼ誤差で、趣味の品や食事物欲を完全に満たす程度に実行できる。また人にご馳走をすることに躊躇がなくなる。この、「お金を出すときに悩まなくなる」というのは趣味が多い私にとっては心理的安全性によるQOL向上につながっている。

・貯蓄状況

基本的に私は趣味はあるが、ブランド時計、高額な車に興味がないため、結果的に「使っても使ってもお金が貯まる」という状況になる。

どんなに使ってもお金が増えるというのは変な感覚だ。余り金は基本的50%富裕層向けの投資に投入している。

基本的お金で困ることはない心理的な余裕がある。

・上には上がいる

ただ、これは幸いなことに私が金をかかる趣味嗜好を持っていないことがポジディブに働いていることはわかっている。

ハッキリ言って世の中には次元の違う金持ちが多く存在する。わたしなど富裕層の中では最下層だろう。富裕層向けのサービスは桁が違うものが多く存在するし、金のかかる趣味はまさに青天井金額要求する。

5000万円程度の世界では、例えば六本木の高級キャバクラ世界では雑魚であるVIPに座って良いシャンパン2本空けたら30万overとかの世界である。これは私にはとても払えない。

愛人に月30万の部屋を与え、会うたびに10万渡す、高級時計を毎月買い、高級車を乗り換える。家は都内に戸建てやタワマンの上層階。

これは年収億を遥かに越え、資産も二桁億の世界の人の話。

富裕層世界でも確実に階層がある。

悲惨な人たち

周囲を見て大変そうなのは、このスーパー富裕層に憧れてしまった年収3000-8000万の人であるスーパー富裕層生活に追いつくのは純粋な額面年収の上昇だけでは追いつかないレベル

にも関わらず、夜の店に激しくハマってしまったり、高級車にハマってしまうと、身を持ち崩すことになるのだ。そういった事例を経営者仲間で多く見てきた。年収5000万は破天荒なことはできない。

日常生活が極限ストレスフリーになり、楽しくなる」というのが実態だろう。非日常世界を存分に味わうにはそれでは足りないのだ。

幸いわたしは金がかかりすぎる趣味もなく、見栄もあまり必要としないことが幸いして健やかで居られるが、上を見始めてしまうと非常に危険だという危機感は常に持っている。

なにかの参考になれば。

2022-06-24

シャンパンを持ってこい。豚が死んだぞ。

2022-06-15

結婚など良い理由でなく)金が必要になり、ラウンジバイトを始めたものの、出勤5回目で心が折れている。

シャンパンが開く卓でガバガバ飲めず、ママにブチギレられた

酔っ払いのクソめんどくさい客との沈黙が耐えられず話しかけ続けたらブチギレられた

キャストの先輩が隣で自分悪口が始めた時は、うわ〜こういう女の世界久しぶりすぎ、、と嫌な汗を10年ぶりくらいにかいた。

いや〜我ながら夜職向いてないな〜と苦笑いしつつ、今月で辞めさせていただこうと思ってるんだけど、心のどこかで こういう仕事が耐えられなかった自分人間として負けた と思っちゃってる。

夜職したくないけど、できる人を尊敬する。そしてできなかった自分への肯定感が削れている。

2022-06-08

anond:20220608164333

でも楽に稼ぐことを覚えると

普通に働くの

バカバカしくて

パパに頼んで

女子アナ女優になって

ホストジャニシャンパンタワーですよね

2022-05-26

お前らさぁ、身の程知らずって怖くね?

なんかフィクション?らしいよ

 世は情報化社会である。嘗て分割され知る事のなかった世間垣間見ルサンチマンの増殖する気色の悪い社会である解脱より他に道はない

 

 この気味の悪い隊列のひとパーツを成していた。いや、現在に至るまでもほとほと嫌気がさしたのみで飲み込まれたままとも言える。私は世間若者と同じく何者かになりたい、正確に言えば既に「何者」かであると思い込もうとしていた。確かに将来に対する希望を持っていた、自分の力で切り拓ける何かがあると信じ、曖昧なまま先へ進もうとした。

 

 小学生であった。H学園では中学入試過去問すら解けず足切りの点数を宣言されて立ち上がったままの知人を「そういった」カテゴライズを内々に行い、性欲よりも先に歪な承認欲求を覚えた。もとより学校人間推して知るべしと言ったところである

 

 中学生となった。勿論合格した。Twitterを覚えた。これだと思った。学問という何やらクールな物に興味を抱き大学という何やらクールな物の範囲を進める人間へ憧れを抱いた。お受験を終えてお受験へと走り出す医学部志望のサイボーグは命の重みを考えたことが無く、心から見下していた。

 

 高校生に上がった。全国大会へ進んだ。AクラスだのSAクラスだの音声を発しているサイボーグ達が霞んで見えた。学校としての成績は下位を取り続けていたがそもそも興味がなかった。取り柄のない人間ジャパニーズドリームだと思っていた。

 日本代表候補になり損ねた。親の代から同じ事をしている人間がいた。ivyに行くのという人間がいた。彼らは資本主義の顔をしていた。美しく寒気のする顔だった。家も学校港区?にあると言った。

 

 大学に落ちた。勿論日本大学だった。何もない人間がいた。激しく悔やんだ結果を自己主張としてレイプしぐちゃぐちゃになった精神を持って私大に拾われた私がいた。小学生の頃の知らない同級生出会った。指定校?で入って来たらしい。頑張って良い大学に入れて満足だと、高校の三年間を頑張って良かったと笑顔で語った。

 

 

 彼は彼のゲームプレイした。彼女彼女ゲームプレイした。知らぬ間にデバッグしかないものを行なっていた

 

 

 

 

 久々にInstagramを開いた。珍しく気分の良い日だった。窓から差し込む日の光が綺麗で反射する置いたままの黒いゴミ袋は凪いだ海の様で繁茂した海藻匂いは気にならなかった。私の散らかって行く人生と違い進んで行く彼らの物語がそこに並んでいた。

 

 結婚式を挙げていた。合コン愚痴を載せていた。シャンパンを空けていた。白木屋で呑んでいた。資金調達を行なっていた。彼らはゲームを続けていた。半端な脳味噌博士課程に進みアカハラで見通しが立ち消え、どこの会社にも拾われなかった人間にこのゲームは向いていなかった様だった。しかしながら、彼らなりのヒエラルキーの中で生きてるのに十五秒で忘れられて行く物語は少しばかり滑稽で可笑しかった。私も十五秒で忘れられる。

 

 式を挙げたのかは定かでない。陽は暮れていた

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