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2016-09-21

なぜ自業自得透析患者を殺してはいけないのか

長谷川豊執筆記事

自業自得人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステム日本を亡ぼすだけだ!!」を読むと、彼の主張は

人工透析患者を殺せ」

ではなく

生活習慣を帰院として糖尿病罹患し、人工透析に到った患者は全額自己負担医療を受けさせろ。それを拒否するなら死んでもらっても仕方ない」

であろうと思います。なのでここで

人工透析必要とする人はすべてが自業自得なのではない」

という反論をしてもきっとかの御仁の胸に響くことはないでしょう。なので反論すべきは

「なぜ自業自得透析患者を殺してはいけないのか」あるいは「なぜ自業自得透析患者を全額自己負担にしてはいけないのか」です。

自業自得とは


まず自業自得による糖尿病ってなんなの? という問題があります

糖尿病生活習慣病ですから、食べ過ぎ飲み過ぎ、体重増加、運動不足によって病気にかかるリスク高まることが知られています

糖尿病 | 生活習慣病 | 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会

「まあ食べ過ぎ飲み過ぎは不摂生だし、自業自得だよね」

と思いがちですが、どこからが食べ過ぎ飲み過ぎになるのでしょう?

毎日、ご飯3合と焼肉400g、ビール1リットルを飲んだら自業自得

ケーキが大好きで毎日ショートケーキを1ピースずつ食べている人は自業自得

・一日おきに牛丼を食べてる人は……?

食べ過ぎ飲み過ぎの線を引くだけでもこれほどあいまいで、境界などありはしないのに、糖尿病遺伝などによっても発症やすい体質か否かの差が生じます毎日ケーキを食べて糖尿病になる人もいればならない人もいるわけです。

長谷川豊氏は一体どこに「自業自得」の線を引けというのでしょうか?

「ああ、あの時、ビール一杯ガマンすれば保険治療できたのに、あなたお酒飲みすぎラインを越えちゃったから今後は全額自己負担ね」

国民皆保険制度を壊し、こんな医療制度を実現することが可能だというのでしょうか。

自業自得の線を引けたとして


100歩ゆずってみんなが納得する自業自得の線が引けたとしましょう。けれど、その線を引けたからといって、やはり自業自得患者医療を全額自己負担にするわけにはいきません。

我が国国民皆保険制度の下で、どんな人も低額で医療サービスを受けることができるようになっています。これは日本国憲法第25条の第1項に

『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』

規定され、第2項には

『国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない』

規定されていることによります

国民に認められたこの「社会権」の下、医療保険制度国民保険料負担し、健康機能がおびやかされるに至った別の国民は低額で医療サービスを受けることができる「相互扶助」の精神運営されています

まり、「全員が健康文化的な最低限の生活ができるように、みんなでお金を出し合って支え合っていきましょう」と決められているわけです。病気発症する原因を問うことなく、「みんなで病気になった人を助けましょう」というのが日本医療保険制度です。

人工透析の話に戻れば、長谷川豊氏はこの制度否定し、「助け合える人間だけで助けあえば良い」「助けたい人間かどうかは助ける側(保険料を支払っている側)の人間評価すべきだ」と主張されているわけです。

「自堕落生活病気になった奴を我々の金で助けるなんて不愉快だ」という感情ベースに人が人の生き死にを左右しようという考え方に見えます

あいつは不愉快から保険を使えないようにしよう」

その考え方で医療システムがまっとうに機能するのでしょうか。

議論すべきは……


これほどに極端な記事掲載した彼の思惑を察するに、「これを起点に医療保険制度議論が活発になれば」ということなのでしょうが人工透析医療財政を圧迫していると考えるのであれば、透析医療の値段(診療報酬)を引き下げることを議論すれば良いのです。

あるいは腎臓移植特に死後移植の活発化を訴えるべきなのです。

彼の極端な記事を読んで

人工透析患者はすべて自業自得なわけではない」

反論するのは有効ではありません。その反論を前にしても彼は

「俺はそんなこと言ってないし、やっぱりネット民バカばっかりだな」

となお一層調子に乗るだけでしょう。そうではなく、

国民皆保険制度がなぜ今の日本存在し、それを破壊することがどのような影響を及ぼすのか

・人が人の生き死にを決めることはどれほど危険な考え方かなのか

人工透析医療費を下げる方法にはどのような方法があるのか

を主張し、反論とすべきかと考えます

2016-08-24

http://anond.hatelabo.jp/20160823183045

患者を診察すると、後で診療報酬請求することになる。

心療内科精神科場合、初診時に30分以上診察しなければ、

通院・在宅精神療法が請求できないらしい。

従って、くだらない質問をだらだらとして時間を稼いだ可能性がある。

(1)初診料       282点

(2)通院・在宅精神療法 600点 or 400点

(3)処方せん料     68点 or 70点

記載されている保険点数はあくまでも目安

※1点 10

精神医療への信頼感を損なわせる、大変いけない内容なので

冗談半分でお読み下さい。

2016-07-11

参院選を終えたこれからのこと

今後の政治情勢並びに制度改革について、いち増田妄想を書いておく。

保育園増・保育士給与増等の待機児童問題連対策について

優先順位としては相当に後回しになるとみてほぼ間違いない。「日本死ね増田一過性ブームに終わってしまった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160705-00000095-asahi-pol

http://nippon-kosodate.jp/questionnaireresult.html

http://www.komazaki.net/activity/2016/03/004786.html

介護施設増・介護に関する費用負担介護士の労働環境改善等の介護問題連対策について

保育園より絶望的な状況。具体的な優先順位については不明、というのも何せ言及自体がされていないため。増税延期で財源が限られている中でこれはお察し。

なお診療報酬制度など見ると、少なくとも医療の側からは自宅や施設へと送り出す方針になるとすでに決まっていて実際にそう動いている。

http://www.asahi.com/sp/articles/DA3S12410792.html

労働環境改善関係について

→各党とも「同一労働同一賃金」「最低賃金1000円以上」「非正規雇用正規雇用への転換」「長時間労働抑制」を挙げてきたが、自民党はこのうち最低賃金の件以外はなんかフンワリした公約特に時間外労働を一律規制する政策や勤務間のインターバルを設ける政策については、「再検討を開始」「企業の取り組みを促進」といったかたちでしか言及していない。サビ残させると経営者が罰されるといったような方向性労働環境改善が成されるのは相当先だろうと思う、

https://special.jimin.jp/political_promise/bank/

・おまけ:憲法改正について

議席は取っちゃったので国民投票実施されることはほぼ決定である

首相は前文から書き換える気満々であり、散々呪いの書としてツッコミを食らってきた例の草案については「既に叩き台として出してある」とのことで、つまり党としてはアレがベース問題なかろうと思っているらしいことがうかがえる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160711-00000042-san-pol

https://www.buzzfeed.com/daisukefuruta/revision-of-the-constitution?utm_term=.noQKMAE64#.uio3vDkN2

http://m.huffpost.com/jp/entry/10913812

仮に草案自助ベースな「家族助け合い」が憲法義務化された場合、「保育園が足りないと声をあげたり介護施設に空きがないと声をあげたりサビ残横行でろくな職がないと声を上げたりすることはすべて自助の不足であり、従って公的予算を費やす対象でない」として一蹴する暴論を、これまで以上に助長させることになる。待機児童問題なんかはまさに憲法法的根拠ひとつに数えて「保育園を増やすのは国及び自治体義務」という論理でやってきている部分があるのだが、それは一切通用しなくなる。

急募

憂き世を生き延びるために庶民年収400万円未満)が知っておくと良いような小ネタがあったら、ぜひ。

アラサー相手候補すらいないもの結婚したいし子供も欲しいしでも今の仕事楽しいしか田舎で親が年老いているいち増田ですた。


追記

あ、そうだそうだ参院選だ。普段政治に関心薄い方だし「選挙」しか呼ばないから間違えた。すんませんタイトルしましたてへぺろ

2016-07-08

http://anond.hatelabo.jp/20160708155445

民主党政権がやろうとしたこと(実績)

子ども手当を経て新児童手当を創設しました

妊婦健診公費負担継続不妊治療助成を拡充

妊娠出産時に家計を助ける出産一時金の引き上げを継続

待機児童の解消を目指して保育所等拡充、定員増を実現

一人ひとりに目が届く教育の実現に向けて教育体制を充実

子どもたちの安全確保へ小中学校耐震化を加速

高校実質無償化中退者が減少

生活保護母子加算を復活・継続しています

児童扶養手当父子家庭にも拡大しました

診療報酬2回連続プラス改定十分な医療体制を整備

大学授業料減免奨学金制度の充実で学生支援

1300万人の年金記録回復

医療先進国並み医師数確保へ医師不足解消の取り組み強化

別所補償制度の創設で農業再生

新たな雇用につながる法人税特別税額控除を創設

派遣労働者雇用環境改善。「日雇い派遣」の原則禁止

非正規労働者221万人に新たに雇用保険適用拡大

パート派遣など有期契約労働者不安を取り除く法改正

障害者虐待の防止、早期発見へ国や国民の責務を定める

年金・無収入をなくすため高齢者雇用安定法を改正 

国家公務員人件費約1割カットを実現

貸し渋り貸しはがし対策等を実施

中小企業資金繰り支援のため補正予算継続的対処

中小企業法人税率引き下げ

2030年代原発ゼロに向け新エネ開発・省エネ推進

2016-05-12

在宅酸素療法

母が在宅酸素療法を行うことになった。病院から出た処方箋のような書類を元に、帝人在宅医療担当者酸素ボンベと据え置き型酸素濃縮器を持ってきた。酸素濃縮器はドラム洗濯機をひと回り小さくしたくらいのサイズがある。

母は比較アクティブ性格で、よく外出もするし、たまに海外旅行もした。そんな母が24時間、部屋の隅の機械につながれているのは見ていて辛いものがあった。外出中は酸素ボンベを使うが、呼吸を検出して息を吸う時だけガスを出す専用のバルブを使っても数時間しか持たないため、外泊はできなくなった。

いろいろ調べると、米国在宅酸素療法では携帯型の酸素濃縮器(POC)がポピュラーらしい。米国路線航空機では酸素ボンベを医療用であっても載せられないというから、POCはよほど普及しているらしい(日本では載せられる)。なるほど、ではそれをうちでもお願いしようと帝人担当者に聞いてみたところ、帝人で扱いのあるPOCでは十分な流量が出せないというのだ。また、チューブを長くできないので室内での取り回しが困難とも。

改めて米国メジャーな、たとえばチャート社のカタログなどを見ると、連続で3L/分以上出せる機種はいくつかあるしチューブ長も50ftなどと書かれており、言われているような制約はこれらの製品ではなさそうだ。帝人の扱っているPOCが非力だということであろう。国内の他社を見てみるとフクダ電子などもPOCを作っているようだが、性能面では帝人とさほど違わなかった。

機械を作るのであれば日本企業のほうが優秀そうだが、なぜそうでないのか。おそらく企業にとって収益性問題があるのだろう。在宅酸素療法も他の医療行為と同様に定められた点数にもとづいて診療報酬請求される仕組みだ。同じ点数、つまり売上が固定されているのなら単純でコストのかからない機械を使おうとするだろうし、新しい技術を開発したり他社と競争して機械を小型化したり性能を上げるメリットがない。また国内の在宅酸素サービスでは帝人シェアが6割といわれていて、市場寡占化していることも要因の1つだろう。

ある海外医療機器メーカー日本法人に問い合わせをしたところ、それなりの従業員数があるはずなのに社長直々に返事をいただき国内で同社製品を使う手続き代理店を丁寧に案内してくれた。日本では医療行為標準化して報酬を定めることで、国民皆保険制度が成り立っていて専門的な医療安価自己負担で受けることができるわけだが、そのことで企業活動が硬直化することは患者のためにならない。患者選択肢を持てる医療制度医療機器メーカー姿勢が求められているなと切に感じた。

2016-02-20

死にたい。いや、死にたくはないんだけど、死んでしまいたいというか、苦しい。頭の中が死にたい一色になってしまうんだよなー。

鬱だかなんだかわからない状態になって1年半。

多分解離性障害なんだと思う。頭の中でずーっと音がする。正確には、耳鳴りと歌が聞こえる。

24.の時の最初医者から鬱と言われてそのあとの医者双極性障害と言われたけど、それから10年、

どうも、一時的な鬱→抗鬱剤ドグマチールパキシル躁転→躁だから双極性障害2型→パキシル中止してデパケン追加→眠くて仕方ない→やっぱり鬱ってなんなんだよ!12年越しの誤診ってなんなんだよ。

母親との共依存父親仕事に逃げてしまい、母親愚痴をずっと聞かされてた。

小学生の時、借金があると聞かされたし、母親父親に騙されて結婚した。農業なんてしなくていいって言われてたのに来てみたら家事と牛とで大変で、といわれて、離婚したらどう?って言ったんだよ。帰るところないから離婚できないっていわれたけどさ。

そういう風に自分の奥さんだけはしたくないって思ってたけど、結局結婚できなかった。

彼女できない、付き合い出したらすぐ別れてしまう。

仕事自治体非正規嘱託仕事がある分、恵まれてるのだとは思う。

あと、何人か、一緒に遊んでくれる友人がいてくれることもありがたいと思う。

こんな田舎、早く出て一人暮らしして、できれば結婚したい。1年前に別れてしまった彼女とできれば一緒になりたい。

無理だとわかっていても、グダグダ、ありもしない空想ばかり浮かんでくる。

カウンセラーと話す分には普通の人、らしい。

多分体が弱いとか未熟児ギリギリ出産とか学校勉強オール5体育だけ1とかから考えてなんらかの発達障害なんだろうな。

吐き出したら、少しは楽になった。少なくとも、今は死にたくない。死にたいなんて思わない。

今の医者は、あなたがやってることは小学生が靴が気に入らないと言って学校に行かなくてただこねてるようなものだ、とっとと学校に行けばいいのに。という。頭を殴られたような感じだった。これが本当の精神療法なんだろう。お説教して診療報酬330点か。今までの医者はなんなんだ?

はてな上場しても、増田だけは無くさないでほしい。

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2015-07-16

実家帰省で怖くなってきたこと

今年もやっと実家に帰れる時期がやってきた。

医療機関事務で働いている私は年末年始も、ゴールデンウィーク診療報酬の請求で帰ることができない。

帰れるのは盆休みシルバーウィークに無理やり3連休取るのがやっとだったりする。

実家から離れて7年、随分経過すると実家に帰る楽しみよりも自分が過ごしてきた実家の思い出が徐々に薄れつつのが怖くなってきている。

最初の頃は、メールmixi実家に帰る!と連絡すると地元の友人からもそこそこレスポンスがあってワイワイ騒ぐことが出来た。

ところが、昨年くらいだろうか。

実家に帰るとFBLINEタイムラインに書き込んでも反応は正直ほぼ皆無であり、

実家にいない人、もしくは疎遠になって連絡を取ることがなくなってきているのだ。

また、思い出の場所や店も色を変えていく。それ自体は当たり前のことなのだが、

自分が過ごしてきた街とのかかわり合いが薄れていくつつあるのが正直怖くなる時がある。

からといって、今過ごしている場所帰宅はだいたい23時位であり、当直が月5-6回ある。

こちらに居ても会話をしたりすることが会社の人以外では無いわけだ。

年々自分が築き上げてきた様々なリソースが薄れていくのが実感する。

それが実家に帰る怖さである。日頃会えない家族交流を取るのも嬉しいけど。

勿論、幅が広ければいいという問題ではないが、こうやって社畜にいくことの再確認をするようで少し嫌な25の夏なのである

2015-01-22

http://anond.hatelabo.jp/20150122004517

産科婦人科の違いすら分かってない時点で医療関係者とはとても思えんが。

産科燃えつき率が高いのは、元々分娩は24時間365日休み無しで負担が多い上に大野病院事件などアレな事件が続いたから。

前者は女性医師だと自分結婚出産するとそんな仕事と家庭を両立出来なくなるし(これは医師に限った事ではなく一般企業勤めの女性でも同じだろ)

産科は元々女性医師が多いので結果的に残った僅かな男性医師結婚しない女性医師へ多大なしわ寄せが行く→彼らも嫌になって辞めてしまう、と言う構図がある故。

婦人科という逃げ道があるのも辞める人が多い理由

後者警察のせい。界隈じゃ福島県警が最大の戦犯と言われまくってるからな。

その辺を無視して母親キチガイからとか言い出す辺り、単なるミソジニーだろお前。

まあ小児科も含めて事故った時の賠償金が高額になりがちってのはあるが、そりゃ扱うのが子供からであって。

子供はその後の寿命が長い為に賠償金が高くなりがち。一生引き摺る障害負ったりしたら尚更)

分娩は異常分娩でない限り保険適応外なので診療報酬関係ない(まあ実際は政府補助金実質的な料金の基準とはなってるが、都市部はそれじゃ賄えない額を設定している産科が多い)

婦人科は他の科と大して変わらん。入院わず平日日中のみのクリニック経営する分には長時間労働でもない。

雇われではなく開業という時点で金銭面のリスクはあるがそれも他科と同じ。

入院扱う大病院勤務医やるなら患者は老人ばかり。

2014-09-25

精神科慢性期病棟で働いて一年経った(長文)

昨今では忌み嫌われる長文で、たいして面白くもない内容なので誰も読まないだろうが、それでいい。

軽く自己紹介精神科病棟で働きはじめて一年になろうとしている。看護助手契約社員。今年で21歳になった。

一浪して合格した、世間的には難関と認識されている、都内の有名私立大学()を半年で退学して、今の職場に入った。高卒資格なしで将来食っていけるか不安なので、不況でも食いっぱぐれないと聞く、看護師を目指そうと今は考えている。それ以前はコンビニアルバイト日雇い倉庫作業くらいしかしたことがなかった。退学した理由はくだらない。授業に出席せず、単位取得における必須出席率(三分の二)に満たなかったので、留年がほぼ確定していたかである受験当初から志望校などなく、勉強もさほどせず、たまたま合格した大学にとりあえず入ったという塩梅で、絶対に卒業しなければならないという意志もなかった。中流家庭で経済的には比較的恵まれていたので、仮に努力さえすれば(一般的大学生にとってはそれは努力ではなく普通ことなのだろうが)一留したとしても卒業はできたはずである。まったく親不孝な息子である

わたしが働いているのは比較的症状が安定した患者が療養する慢性期病棟である患者の平均年齢は65歳くらいで、ほぼ全員が統合失調症患者である。平均入院年数は約15年である医学的知識に乏しいので統合失調症とは何かといった説明はしないが、約100人に1が罹患するとされている疾患である自分の身近に統合失調症を患った者がいても珍しいことではない。事実、わたしの身内にも罹患者がいる。距離的に頻繁に会うことはできず、ほとんど疎遠である自分と年齢が近いこともあり気にかけている。

病棟で働いていくつか思ったことあるので適当に書き連ねる。

慢性期の開放病棟とは言え、当然ながらそれは院内における開放という意味であって、自由に院外に出られるという意味ではない。あたりまえのことだ。また患者各々の処遇によって、院内開放の認められる患者とそうでないものがいる。前者は全体の三割ほどだろうか。それ以外の患者看護師同伴での外出の外は、ほぼ365日病棟内で過ごすことになる。彼らの生活は異常なほどに規則正しいものになっている。規定時間に起床を促され、看護スタッフ監視(長年にわたる薬の服用がもとで嚥下問題がある患者が多く、誤嚥で窒息する恐れがあるため)のもと朝食を済ませ、その日が入浴日であれば風呂に入るよう半ば強引(彼らは清潔観念が乏しく風呂嫌いが多い)に促され、昼食を食べ、自主参加ではあるが作業療法に参加し、夕食を済ませる。食後は各々に処方された抗精神病薬を服用し、就寝前には看護用語でVDSと呼ばれる就寝前薬を服用し消灯、就寝となる。もちろん彼ら全員がすんなりと眠ってくれるわけではないので、必要に応じて追加薬として眠剤さらに服用させる。それでも睡眠ゼロ時間で朝をむかえる患者もいるが。

規則正しい生活健康を保つ秘訣であるとは言われるが、物事がすべて規則的に進む環境に長く置かれれば、精神的に健康人間でも何らかの精神症状を示すようになるのじゃないかと思う。何事も適度にやることが大切である。仮に自分が彼ら患者と同じ生活をしてみるとなれば、1ヶ月も耐え切れないのではないか。

普通の人から見れば異常な規則生活を強いられているばかりでなく、彼らはプライベート空間を与えられていない。病室は4人1部屋の総室であり、ベッドにはカーテンが備え付けられはいるが、必要とあればスタッフが遠慮無く開けるのでプライバシーの確保としては機能しない。唯一例外として挙げられるとすれば個室トイレであるが、それでも外側から簡単に鍵を開けられる。もちろん理由はある。ここは精神科である患者を1人にするのはリスクが伴う。その最悪のリスク患者病棟内で自殺するというケースだ。自殺するのに銃もロープも包丁必要ない。タオルシーツ1枚で十分である。首を吊る必要もなく頸動脈を絞めれば尻をついた体勢でも逝ける。患者希死念慮の疑いがあれば、保護室と呼ばれる個室で隔離し、常時モニターで観察する。必要であれば拘束帯で手足、体幹を拘束する。それは仕方のないことである個人的にも思う。そのようなことがあれば直ぐに訴訟になり、病院だけでなく医師看護師資格を有していない看護助手裁判にかけられるのである人間が外部との接触なく常に1人きりで長時間過ごすことに耐えられないのは、拘置所などにおけるSolitary Confinementが精神に及ぼす悪影響を鑑みれば明らかであるが、それでも生活の中に1人の時間を設けることは精神の安定にとって非常に重要なことである

一日の中で病棟が最も活気にあふれるのは3時のおやつ時間である患者小学生の小遣いほどの小銭を握りしめて、病院に併設された売店へと向かう。わたしも幼少時代、同じように手汗にまみれた小銭を握りしめ駄菓子屋へ足を運んだ記憶があるが、自分より2回り以上年齢を重ねた彼らが喜びと興奮の面持ちで売店に赴くのである。もちろん離院されては困るのでスタッフ同伴である。なかには1時間も2時間も前から「○○さん、おかし」とこちらが辟易とするほど頻回に訪ねてくる患者もいる。そのたびに「△△さん、時計見てください。今何時ですか?3時まで待ってくださいね」と説明する。しか時間を把握することができないのか、理解に乏しいのか、その後にわたって同じやりとりが何度となく繰り返される。そしておやつ時間が近づくと、患者詰所ナースステーション)に詰めかけて「かいものかいもの」の大合唱がはじまる。入社して形式的研修を終え、病棟で働きはじめた初日、その光景を目の当たりにし、「これはなにごとか、いったい今から何が始まるんだ」と誇張なしで思ったものである。一度に売店へ連れていけるいけるのは、多くて5名である。それに対して2名の看護スタッフが同伴する。離院のリスクが高い患者はマン・ツー・マンで対応しなければならないので、業務の都合上、最後に後回しにしざるをえない。この対応に納得のいかない患者は時としてもの凄い険相でこちらを睨みつけたりもするが、申し訳ないが待って頂く。いざ売店へとたどり着くと、患者菓子の並ぶ棚を物色し、各々お気に入り菓子飲み物十中八九コーラである)を買うのだが、彼らの選択肢はさほど多くはない。金銭的な問題もあるが、誤嚥のリスクが高い菓子類(特にパンや、硬いもの)は遠慮してもらう。病棟へ戻り、スタッフの目の届く範囲のテーブルで購入した菓子を食べるのだが、彼らの食べる、飲むの早さは尋常ではない。これは食事においても同じであるコーラを飲み干す早さは、ハイキングウォーキングQちゃんにも引けをとらないだろう。

余談だがこの病棟にはデイルームに自動販売機が1つ設置されているのだが、患者が選ぶのは常にコーラであるコーラの横に並ぶ水やお茶などを患者が買う場面を見た試しがない。聞くところによるとこの傾向はこの病棟病院)に特異なものではないらしい。特にかくコーラの消費量が半端ではないのである。1日になんども業者コーラの補充に来る。仮に1日のコーラ販売数が最も多い自販機であったとしても驚かないだろう。

ここで少しOT活動作業療法)について触れておきたい。その内容ではなく病院経営観点から見た作業療法である。わたしは不勉強参加者1人あたりの診療報酬がいくらで、具体的に自分の働いてる病棟で月あたりどれほどの利益が出ているのかといったデータは知らないのだが、現状でも結構な額の利益を稼ぎだしているようなのであるしかしそれ自体はなんら問題ではない。病院利益を出さないかぎり存続が危ぶまれるわけであり、それは結果として直接的に患者不利益になるので致し方無いだろう。しか病院経営者としては、さらなる診療報酬の増収を求めて参加者の今まで以上に増やすことを病棟プレッシャーをかけてくる。だが経営観点からのみ作業療法を考えるのは、本末転倒であり、本来の作業療法の意義を見失いやしないだろうか。普段活動意欲の乏しい患者たちの他者交流する機会の場を提供したり、同じことの繰り返しである日常に些細でも刺激や楽しみを見出させ、活動意欲の向上を目指す。わたしは作業療法士ではないので専門的な知識はないが、研修とき作業療法士からそのような目的を聞かされた記憶がある。作業療法は任意参加である。もちろん参加したほうが治療的には望ましいことは間違いないが、患者自身活動に対して主体的にならなければ効果は期待できない。仮に活動に参加しない患者には売店へ行かせない等のやり方で、強制的に参加を促したところで継続しないのは明らかで、それ以前に患者自身の金でおかしを買わせないとなると人権侵害である。ある患者は「おもしろくないから、わたしはいいよ」と参加を断り続けている。確かにプログラムマンネリ化していることは否めない。病院作業療法士仕事に対して不真面目であるからではない。みな限られた予算のなかで真面目に患者のことを思い必死でやっている。要は作業療法で得た診療報酬はどこに還元されているのかという話なのである。言うまでもなく、参加をしぶっている患者に対して毎日声掛けしている現場スタッフには還元されない。それは別にいい。しかしOT部門への予算を増やす給料面で還元するなど多少はできないのだろうかと常々感じている。慢性期病棟ほとんどの患者退院が見込めないため、患者を金づるにし作業療法による診療報酬利益を出そうとう考えなのだろうか。これは完全なる愚痴である

わたしは今まで目的も夢もなく堕落的に生きてきたので、それゆえか「生きがい」だとか「なぜ人は生きなければいけないのか」といった面と向かって口にするのは恥ずかしい問題だが、漠然と考えてきた。

いままでは、どちらかと言えば普遍的命題として考えていたのだが、統合失調症を身内に持つものとして、同じ疾患の患者毎日のように接触を持ち、「彼らに生きがい、あるいは生きる目的があるとすれば、それはなにか」といった具体的な疑問に変遷していった。

ある患者病棟での生活で一番楽しいことはなんですか、と尋ねたところ「(部屋の窓から)道をみること」という答えが返ってきた。わたしから見れば、そんな些細なことが彼女にとって一番楽しいことなである。別の患者は「婚約者結婚して二人で暮らすこと」だと言う。彼には婚約者もいなければ彼女もいない。すべて妄想なのであるしかし誰が「あなたの言ってることは妄想によるものですよ」などと否定できるだろうか。このような閉鎖的な環境で長年生きていれば、自分虚構世界をつくりあげてそれにすがって生きていくしかないのではないかと個人的には思う。

精神疾患に対して偏見を持っている者は多くいるだろう。わたし自身も実際に今の職場で働き始めるまで偏見を持っていただろうし、今も偏見はあるだろう。偏見というものは概して無意識のうちに身体に染み付いているものであって、「わたしは○○に対して偏見はありません」などと平気で言う人々は疑ってかかったほうがいい。自分のなかに偏見があることを自覚し、それを少しでも減らしいくことしか我々にはできない。ちなみに今までこの文章は、一つの精神病院にたった一年しか勤めていない人間が書いたものなので多分にいろいろなバイアスがかかっていることだろう。

(追記)

ここで、わたしは実際のところ統合失調症患者です、つい先日退院しました、と書けば結構釣りになるのだろうが、残念ながらそうではない。

上記の文章を読まれたかたは、鬱屈した患者たちの姿を想像されるかもしれない。彼ら患者たちは、閉鎖的な環境長期間に渡る入院生活を余儀なくされている。憐れむべき現実だろう。病棟に飾られた造花の紅葉では秋の匂いを感じさせてはくれない。夏が過ぎ去った後の秋風の涼しさを感じることもできない。しか患者たちの表情は思いのほか明るく柔和である。無論、ついさっきまでニコニコとしていた患者が、いまにも殴りかからんばかりの表情に急変することは多々あるのだが。概して、彼らは彼らなりに現在環境適応し、楽しみを見つけながら生活している。

彼らは退院することな死ぬまで病院で過ごすことになるのだろうか。慢性期病棟長期間入院する患者退院が難しいことは言うまでもない。特に高齢者となると退院後の受け入れ先が限られてくる。また患者自身退院したいという意欲に乏しいという場合もある。それもそうだろう。入院生活が十数年にも及ぶとなると、社会復帰をためらうのも無理もない。病棟の五十代のある患者精神症状もほとんど見られず、一見して彼が精神障害者であるとは思えない。人当たりの良いハゲのおじさんといった風貌である精神保健福祉士が先頭に立って、退院実現を図ろうと粘り強く退院促進をすすめている。退院後は病院デイケアを利用してもらう計画である。それでも普段多弁である彼は、退院という言葉を聞くとそっぽを向いて耳を貸さない。

ショーシャンクの空に』という映画がある。有名な映画なので観たことのある人も多いだろう。そのなかでモーガン・フリーマン演ずる囚人レッドがこんなことを言う。

「あの塀を見てみろ。はじめは憎らしく見えるだろうが、しだいにそれに慣れ、しまいには依存するようになる」

わたしは退院をしぶる彼を見て、長期入院している精神科患者も似たような心境の変遷をたどるのかもしれないと考えることがある。ホームレスと違い、入院していれば働かなくとも毎日腹を満たすことができる。そのかわり自由制限されるが、ときとして自由は重荷にもなりうるのであるしかし彼は年齢的にまだ中年であり、やりたいことも多々あるだろう。彼が恐怖心を断ち切り、入院生活に終止符を打つことを願っている。ダメだったら戻ってくればいいいのである

精神科で働いてわかったことは、統合失調症という人格存在しないという当たり前の事実である。彼らには統合失調症という共通項があるにしても、性格精神症状も皆異なる。それがこの疾患のおもしろいところと言うと語弊があるかもしれない。しか患者と日々接するのは、うんざりするどころか楽しいである。たまに患者ヤクザ口調で怒声を浴びたり、軽く殴られたりもするが、病気のせいだと考えれば、それも仕事だと思える。頓服薬を服用して落ち着いた患者は、自ら「さっきはごめん」と謝ってくる。わたしは「べつに気にしないでいい」と答えるだけである

最後に、ある六十代の患者さんは「葬式ないよね?」と頻回にスタッフに尋ねる。彼女が「姉さん」と呼んでいる妹さんが死ぬという妄想があるようで、妹の葬式はないかと確認しているのである。とりわけ、わたしに対して尋ねてくる。恐らくはわたしが坊主頭で、彼女に坊さんと呼ばれているからであろう。わたしが実際に坊さんではないことは理解している様で、ある時冗談で、「○○さん(彼女)が死んだら、葬式は僕に任せて下さいね」と言うと、彼女は笑った。ブラックジョーク理解するだけのユーモア精神のある患者さんである

2014-06-05

安倍総理大臣のおかげで日本が素晴らしいことになってる件

・消費増税5%→8%

年金支給0.7%減額

国民年金料引き上げ

高齢者医療費負担

診療報酬引き上げ(医療費値上げ)

国民保険料高齢者引き上げ

・40-64歳介護保険料引き上げ

児童扶養手当減額

石油石炭増税ガソリン代リッター5円UP!

・電力料金大幅値上げ

高速料金大幅値上げ ETC割引縮小

公務員給与減額停止

軽自動車税は、現在の7200円から1.5倍の10800円に値上げ

国会議員給与25%アップ


増税後は高島屋等の百貨店の売り上げも-10%以上で消費は冷え込み

働いても働いても残業代でない世の中にしてくれる安倍総理

天才的発想

残業しすぎ、働きすぎで過労死等良くないブラック

残業代を0にすれば誰も残業しなくなるから安心

本当に凄い発想だと思うさすが安倍総理大臣ありがとう


安倍総理のおかげで雇用も大幅に増えてる、ありがとう

http://i.imgur.com/mEdKaQe.jpg

2013-11-02

足の裏に白いぶつぶつができて、とてもかゆいので、皮膚科に行く。

診察まで一時間近く待った後、診療室へ。

症状とアパートカーペット敷きなのでダニ等の可能性はないか、と医者に説明すると、

看護師さんとこの症状は...とあーでもないこーでもないと議論した後、

へらのようなもので足裏をゴリゴリ削られることに...

『真っ平らにしてしまいましたが、足裏をもう一度見ていただけますか。

 これはウイルス性イボですね。今は自然治癒の段階にあって、

 かゆいのはむしろいいことなんですよ。ほら、ここに血豆があるでしょう。

 これは治るまえにこうなるんです。

 自覚症状がないだけでこれは以前からあったのではないでしょうか』

写真ですごく丁寧に解説してくれた。

はいえ、すわ、病気かと乗り込んだ結果が「ほっとけば勝手に治るよ」である

肩透かしとはこういうのを指すのだろうか。

薬も出なかった。

診療報酬には「鶏眼」の文字。。。

まぁ、安心料と思えば安いのか。脱力してしまった。

2013-10-06

[][][][]プリンシパルエージェント理論

エージェンシー・スラック(agency slack)とは、エージェントが、プリンシパルの利益のために委任されているにもかかわらず、プリンシパルの利益に反してエージェント自身の利益を優先した行動をとってしまうこと。プリンシパル=エージェント理論 - Wikipedia

医師が不必要に多くの薬を患者に与えて診療報酬を増やそうとする場合。これは、医師(エージェント)が処方する薬の量が医学的に適切なのか否かが患者(プリンシパル)には判断できない、医師(エージェント)が必要以上に薬を処方しないように医療保険の保険者(プリンシパル)が医療現場を監視するのが困難である、という情報の非対称性に基づく。 モラル・ハザード - Wikipedia

官僚(エージェント)は政治家(プリンシパル)よりも情報優位者である。よって、情報の非対称性を利用して、官僚が政治家の選好から逸脱した法案を作成し政策を実施してしまう可能性がある。 プリンシパル=エージェント理論 - Wikipedia

ニスカネンの予算最大仮説

情報の非対称性 - Wikipedia

プリンシパル=エージェント理論 - Wikipedia

競業避止特約の効果 | rionaoki.net

受託開発とは|contracted development - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典

人月 - Wikipedia

見積りの根拠出してくれっていったら、金くれって言われたよ

システム屋に不当にボッタクられないための発注者心構え

1ジョブ5万って普通なんですかね?

3社に依頼したソフトの開発の見積金額に唖然:仕事を考えたきっかけ:図解で描く仕事の設計図

システム開発で60〜300万円の見積もりが出てきました。

プログラマーって本当に労働者なのか?

http://anond.hatelabo.jp/20160123131828

2013-10-02

[][]エージェンシー・スラック

互恵利他主義

互恵的利他主義(ごけいてきりたしゅぎ)とは、あとで見返りがあると期待されるために、ある個体が他の個体の利益になる行為を即座の見返り無しでとる利他的行動の一種である。

エージェンシー・スラック

エージェンシー・スラック(agency slack)とは、エージェントが、プリンシパルの利益のために委任されているにもかかわらず、プリンシパルの利益に反してエージェント自身の利益を優先した行動をとってしまうこと。プリンシパル=エージェント理論 - Wikipedia

医師が不必要に多くの薬を患者に与えて診療報酬を増やそうとする場合。これは、医師(エージェント)が処方する薬の量が医学的に適切なのか否かが患者(プリンシパル)には判断できない、医師(エージェント)が必要以上に薬を処方しないように医療保険の保険者(プリンシパル)が医療現場を監視するのが困難である、という情報の非対称性に基づく。 モラル・ハザード - Wikipedia

官僚(エージェント)は政治家(プリンシパル)よりも情報優位者である。よって、情報の非対称性を利用して、官僚が政治家の選好から逸脱した法案を作成し政策を実施してしまう可能性がある。 プリンシパル=エージェント理論 - Wikipedia

学閥

経営者は株主の意向を無視して(利潤最大化に反する)学閥優先人事を行っている!株主は経営者への監視をせよ

経営者が監督される時代  ――商法改正で企業経営はどう変わるのか!

必要以上に豪華な社用車や役員室を使ったり、交際費を濫用すること

[株主][利潤最大化][エージェンシー][スラック][社員][学閥]

第11回 暴走する"エージェント"――食べログ不正問題と宮根アナ隠し子騒動の類似点

★派閥、学閥、地縁・血縁の弊害(公私混同はアホな行為)



[学閥][閨閥][派閥][藩閥][同調圧力][空気の研究][先輩][保身][企業][就職]

2013-09-21

[][][][][][]

お中元お歳暮接待

接待を受ける」ことが悪いのではなく、「接待を受けた相手に便宜を図る」ことが悪いのである

「接待は受けません」のその後|日経BP社 ケンプラッツ

うちは公務員の家系。ある日、お中元でうちに民間会社の社長から『ベンツ』が届いたったwww

うちは公務員系の家系役職関係で昔はうちにも何百てお歳暮お中元が届いてた

父が貰った一番高価なお歳暮ベンツ

あるとき家に帰ったら庭にベンツがとまってて、

それがお中元だと知ってビックリしたのを憶えてる

名義は某会社社長名義だけど、自由に使ってください

必要なら名変代金、贈与税金は向こう持ちで名義も変えますよって感じの変わったお中元だった


学閥エージェンシー・スラック

自分より優れたるものを自分の周りに置きし者ここに眠る。カーネギー

側近を見れば、君主の頭の良し悪しが分かる。マキャべリ

組織内政治、ゴマすりばかりが上手な人物が出世することになれば、実務能力があり判断の優れた人物が無能な人間の指揮下に入ることになり、前線の混乱と敗北は避けられない

日本軍は「やる気を見せること・積極性」が組織内の人物評価として重視され、戦果や失敗責任については考慮される比率が低い集団でした。この歪んだ人事評価制度はのちに、無謀な作戦を実行し責任を取らない人物を日本軍の内部に増加させてしまい、敗北を決定的にします。

勝てない提督や卑怯な司令官をすぐさま更迭した米軍

医師が不必要に多くの薬を患者に与えて診療報酬を増やそうとする場合。これは、医師(エージェント)が処方する薬の量が医学的に適切なのか否かが患者(プリンシパル)には判断できない、医師(エージェント)が必要以上に薬を処方しないように医療保険の保険者(プリンシパル)が医療現場を監視するのが困難である、という情報の非対称性に基づく。

官僚(エージェント)は政治家(プリンシパル)よりも情報優位者である。よって、情報の非対称性を利用して、官僚が政治家の選好から逸脱した法案を作成し政策を実施してしまう可能性がある。 プリンシパル=エージェント理論 - Wikipedia

プリンシパル=エージェント理論 - Wikipedia

エージェンシー・スラック(agency slack)とは、エージェントが、プリンシパル利益のために委任されているにもかかわらず、

プリンシパル利益に反してエージェント自身の利益を優先した行動をとってしまうこと。

エージェンシーコスト

エージェンシー問題により発生するコスト

エージェンシーラックによる利潤の減少や

エージェンシーラックを防止するための監視コストなど。

プリンシパル・エージェント問題

経営者株主意向無視して(利潤最大化に反する)学閥優先人事を行っている!株主経営者への監視をせよ

就職サイトと差別(?)問題

第11回 暴走する"エージェント"――食べログ不正問題と宮根アナ隠し子騒動の類似点

★派閥、学閥、地縁・血縁の弊害(公私混同はアホな行為)

互恵的利他主義(ごけいてきりたしゅぎ)とは、あとで見返りがあると期待されるために、ある個体が他の個体の利益になる行為を即座の見返り無しでとる利他的行動の一種である。

情報の非対称性 - Wikipedia

エージェンシー・スラック - NAVER まとめ

[学歴][学閥][シグナリング理論][ハロー効果][情報の非対称性]

[リスク][ストックオプション][損][既存株主][メリット][デメリット]

ステークホルダー(英: stakeholder)とは、企業行政NPO等の利害と行動に直接・間接的な利害関係を有する者を指す。

また、日本語では利害関係者という。

具体的には、消費者顧客)、従業員、株主債権者、仕入先、得意先、地域社会行政機関など。

ステークホルダー - Wikipedia

2013-07-20

医者権益確保システム凄すぎワロタ

考えれば考えるほど、医者製薬会社官僚権益確保システムがよくできていて笑うしかない。

さすが日本最高の頭脳がよってたかって長年かけて作り上げたシステム、非の打ち所がない。

あらゆる方面に対してWIN-WIN関係(もしくはそう見えるような状況)を巧妙に作り上げて文句も言われにくくなってところも、もう芸術的といっていい素晴らしさだ。

収入源(健康保険)が凄い

日本国民国民皆保険制度により、3割の負担医療を受けることができる。

どんな医療行為がいくらになるかは診療報酬制度で全国一律となっており、地域差病院によって負担が不公平にならないようになっている。すばらしい。

現行の診療報酬

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/10/dl/s1005-4e.pdf

このへんがオフィシャルなのかな。

このPDFに、具体的な例があるのでそのまま引用してみる。

背部痛があり診療所受診し、検査画像診断を受け、外用薬を処方された場合

うん。よくあるよね。なんだか痛いので整形外科にいくようなパターン

初診料 270点

検査 577点

画像診断 158点

処方せん料 70点

計 1,075点

---------------------------

医療費合計 10,750円

( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

  _, ._

(;゚ Д゚)

高っ!

初診料270点て。座っただけで2700円。キャバクラか!

レントゲン1発撮って1580円(MRIなら8500円!)いつもどおりの処方せん書いて700円。なんという戦略価格

でも、3割負担から請求されるのは3225円。これぐらいなら。まあ…ちょっと高いけど、また痛くなったらお願いしようかと思うよね。これが老人なら2割負担から2150円。それなら毎日のように通って看護師さんに優しく湿布貼り替えてもらおうかって思うよね。

でも病院には10,750円ちゃんと支払われる。そりゃ儲かるよ!八百屋トマト1個300円で売って、でもお客は90円しか払わなくていいってなってたら、そりゃあ八百屋儲かるよ!

もちろん残りの7割はみんなの給料から結構な金額天引きされてる健康保険価格の7割を税金で補助してもらえる産業なんて医療おいて他にはない。医者開業するとき銀行は喜んで億単位の資金を貸し出してくれる。回収できる確率が非常に高いことが判ってるからだ。その辺の社長さんが起業するときあちこちから1000万借りるのにする苦労に比べたらえらい違いだ。

住宅地路地裏にひっそりあるお爺ちゃん先生のんびりやってる内科医院とか、あれでも潰れないどころか、ベンツ乗って大きい家に住んでるからね。しか100m歩く間にそんな病院が3軒あったりして。そんで息子はお金かけてええとこの医学部行ってこんどは資本金いらずで後を継ぐね。なに、新しいレントゲンが2000万?よっしゃ父ちゃん開業祝いにポーンと現金一括買いしちゃろ。

http://nensyu-labo.com/sikaku_isya.htm

開業後しばらくの間は借入金の返済に追われる日々となります。」とか書いてあるけど10年ぐらいで返し終わったらあとはジャンジャン儲かる日々だからね。

収入源の守り方が凄い

そんな現代貴族とも言うべきお医者さん。でもさすがにそれは他業種に比べてあまりにも保護されすぎだろう、皆保険制度なんてやめちまえ、という話には、ほとんどならない。

お金のない人でも、等しく医療を受けることができるようにしましょう」

という国民皆保険精神はどこからも文句のつけようがない正義からだ。素晴らしい。

また、全国一律の価格設定になっていて、それ以外の価格を提示してはいけないという縛りがあって、さら医療法病院広告宣伝にはものすごく厳しい制限がかかっている。具体的には、例えば病院の「売りや自慢できるところ」を不特定多数に向けて宣伝できない。看板に書いていいのは病院名と科目名ぐらい。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/index.html

まり市場原理が著しく制限され、働かないようになっている。

するとどうなるか。

経営に力を入れて儲けようとする病院と、そうでない病院に差が生まれにくくなる(口コミ等で多少の差はできるが決定的にはならない)。つまり住宅地路地裏に(略)内科医院が潰れない。一般企業だと起業したら9割は数年で潰れるけど、病院はよっぽどのことがないと潰れない。潰れないどころかベンツ乗って(略)。

でもそんなのおかしいじゃないかもっと競争を働かせて過剰な町医者は淘汰されるべきだ、という話には、まずならない。

「全ての市民かかりつけ医ホームドクター)を持って日常的に健康を保ち、難しい症状の場合だけ、大きい基幹病院に行くようにしましょう」

という「サテライト構想」は、文句のつけようがなく国民全員の利益にかなっているように見えるからだ。

もう鮮やかすぎて感心するしかない。

人数が増え過ぎないようにする工夫が凄い

定期的に、医師不足が叫ばれている。そういうときテレビワイドショーに出てくるのは産婦人科と基幹病院救急救命。「当直明けで外来もこなさないといけない」「ちょっとしたことですぐ訴訟されちゃう」激務や責任ドロップアウトしてしま医師も多い。医師もっとやすべきなんじゃないか

医者になって開業すれば貴族になれるって判ってるんだから医者になりたがる高校生はいくらでもいるだろう。医学部を新設して定員をどーんと増やしてちょっとキャンペーンはればあっという間に(医学部6年+経験を積む数年ぐらいで)医師不足解消できるよ。

という議論が出た時、反対したのは日本医師会

http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20100714_1.pdf

医師数増加に関する日本医師会見解医学部を新設すべきか-

また、G7 平均(G8 からロシアを除く)の人口 1,000 人当たり医師数は 2.9人である。仮に日本人口 1,000 人当たり医師数をG7平均なみに引き上げるとすると、現状の人口を前提に医師数を1.3倍に増加させる必要がある。

と、先進国との比較医師数が少ないというデータには触れながらも、

医学部新設に係る具体的な問題点は以下のとおりである

1.教員確保のため、医療現場から医師を引き揚げざるを得ず、地域医療崩壊を加速する。

2.教員分散し、医学教育の水準、ひいては、医療の質の低下をまねく。

3.人口減少など社会の変化に対応した医師養成数の柔軟な見直しを行いにくくなる。

1医育機関当たり医師数は289 人であるが、二次医療圏の約 4割では、医療施設従事医師数が289人以下である医学部が新設されることにより、地域さら医療崩壊が進むことを否定できない。

として、医学部新設には反対。既存医学部の定員増でゆるやかに変化していけばいいというのんびりした見解

実際のところ、なんであの激務のお医者さんたちが「全然人が足りない!」ってなってるのかって、つまり忙しくてそれほど儲からない勤務医よりも楽で儲かる開業医のほうがいいからみんなそっちに行っちゃってるからからなわけだけど、華麗にスルー。そこには触れられたくないんだろうね。貴族制度の崩壊につながるといけないからね。

印象操作が巧妙すぎて凄い

月18万もらってる生活保護の受給者を妬む人がすごく多い割には、月100万以上稼ぐ開業医を妬む人は少ない。「開業医ちょっと楽して儲け過ぎじゃね?」という話題があんまりどこからも出ないのと、定期的にテレビマンガで格好いい医師の話が印象づけられるのもそこそこ影響してるんじゃないかと思う。ああいうのに出てくるのは必ず勤務医離島とか過疎地の忙しそうなお医者さんで、間違っても町の暇そうなのにベンツ乗って(略)お医者さんは出てこない。

病院だけじゃなく、薬局に流れこむお金税金で7割ブーストされている。そこで儲かってる製薬会社にも広告宣伝の制限はあるけど、TVCMをしてもいいってことにはなっててつまり大スポンサーなわけで、その辺が関係してるんじゃないかと思うのはこれは僕の単なる想像だけど。

人数動員方法が凄い

医師が国に守られてるみたいなこと言ってるけど、制度を決めるのは官僚政治家であって医師でなく云々。もちろんその点についても抜かりはない。

官僚東大卒エスタブリッシュメントエリート同士はやっぱり理解し合いやすいし、お互い得になるスキームを賢い者同士で作りましょう、ということにはなる。厚生労働省には元医師が医系技官としてしっかり入り込んでたりもする。医療費の規模が大きくなる=厚生労働省予算が大きくなるのだからやはりWIN-WIN関係だ。出産一時金が30万円から50万円に上った途端、町の産婦人科出産料金が軒並み50万円に上がったのにそういうのを規制しようなんて話には一切ならなかったのは記憶に新しい。

政治家は票を沢山動員する団体の味方。日本医師会は超強力な圧力団体だ。なんせ会員数16万人

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E4%BC%9A

に加えて、病院看護師や事務員、介護職員も動員できる(選挙の時期になると医師会から誰々を応援すべしというプリントが配られる)ことから、いったい何百万票規模になるのやら。

介護職員なんか、ワーキングプア代名詞みたいなのに、まんまと医師会の言うこと聞いて医師お金持ちになる手助けしてるという。でも自分たちの給料上げろとかって全国一斉ストライキなんて企てもしない。いい子たちやなあ。

追記

たくさんブクマもついてめでたいことです。自分意見を書いてなかったので書きますよ。

医者が儲け過ぎてて妬ましいので医者は貧しくなってワーキングプアになれ! ←そんなこと思いもしない。ただ飛行機パイロットよりちょっと安いぐらいでよくない?とは思う。

国民皆保険が糞だからやめちまえ! ←素晴らしいって本文でも言ってるじゃん。安い負担医療が受けられるのは本当にいいこと。

アメリカよりはまし ←ほんとそう思う。アメリカがひどすぎて、っていうか、アメリカ市民生活にかかわる社会システムは見習わないほうがいいものが多すぎる。若者の死因第2位が殺人なんておかしい。

現状をこうこう変えるべきとか思いつきもしない。だってどこかを変えたらどこかに不利益がでるもの。そんな風に、しっかり独占と税金ブーストによる利益を確保しながら、心理的にも構造的にも変化を受けづらいようなしくみになってるところが「凄すぎる」って話です。

2012-12-10

http://anond.hatelabo.jp/20121210133650

総合病院職員。医事課とか診療報酬請求担当じゃなくて経営基幹業務。

経営企画とか総務とか人事とかそういう普通会社にもあるバックオフィス的な部分。

入職にあたっての試験は一般常識とかそういうのでそこらへんの営利企業とそれほど変わらない。公務員ほど特殊な試験勉強とか要らない。ただ院長の名前かぐらいは押さえておかないと、下手すると面接で気まずい。

実務上で要される知識はとりあえずPCの基本操作エクセルワードパワポは最低限、あとマクロ組めたりデータベースソフトに強いといい)、それから医療経営士の3級でもとっとけばやる気アピールしやすい。(能力ではなくやる気のアピールね)あと経理採用には簿記が要る。DPCの知識も必要だけど細かい部分は入職後に嫌でも身につくので制度の何たるかとかの触りだけで充分、そしてそれは医療経営士で大体カバーできる。

病院と部署によるけど基本的に定時帰りだし休暇申請はスルスル通るし使わないつもりらしいけど産休や保育もだいたい充実してる。給与もまあ大卒税込で19ならぎりぎりアリか。

転勤はない。病院は基本的に独立採算だし他の病院との人員やり取りとかは短期的な研修に留まる場合が多い。相当出世するかあるいは採用時にマネージャ候補って銘打たれて予め転勤ありと説明されるとかを除けば、まずありえない。

2012-12-03

政策まとめ

http://matome.naver.jp/odai/2135321398034940301

を元に各党の政策をまとめてみた

独断偏見に基づく新自由主義

自民 = 維新 = みんなの党 = 新党改革新党日本緑の党 = 新党大地 = 社民党 = 共産党 = 公明

不明:国民新党,国民の生活が第一,国民新党

経済

自民
民主
共産
維新
みんなの党
国民の生活が第一
社民党
国民新党
新党大地
みどりの党
新党日本
新党改革
公明

社会保障

自民
民主
共産
維新
みんなの党
国民の生活が第一
社民党
国民新党
  • 若年者に対する負担を軽減する
新党大地
みどりの党
新党日本
新党改革
公明

エネルギー

自民
民主
共産
維新
みんなの党
国民の生活が第一
社民党
国民新党
新党大地
みどりの党
新党日本
新党改革
公明

#指摘があったので存在しない政党を消した

2012-07-02

http://anond.hatelabo.jp/20120702022531

その国の診療報酬国民税金から支払われているわけで

ほとんど国から支払われる診療報酬

以前は 本人2割負担が 今は3割負担が当たり前になってるだろ?

報酬を増やすなら、4割負担5割負担になってくるよ。

 

緊縮財政が叫ばれている今、単純な報酬増は

どこぞの政党と同じで 財源はあるのか?理論に鳴るよ。そして、報酬負担増にたどり着くだろ。

 

国のお金はみんなのお金。湧いて出てくるわけじゃないんだよ。

投資みたいに投資先が1つ2つならともかく、医療保険みたいに貧困層全部の場合は、莫大な支払い数になるから、とうぜん負担貧困層に回るよ。

 

診療報酬は増えるべきだと思うが、その負担をどこに回すか?という話かと。ジェネリックはもう今やってるから、それ以外の負担軽減策が必要

http://anond.hatelabo.jp/20120702010445

医者さんの給料は、ほとんど国から支払われる診療報酬のはず。

病院カウンタで払っているお金医療費の3割、高齢者は1割。保険が使える場合のはなし。

医者給料をあげたら結局貧乏人は払えない

ということにはならない。

国は支出している医療費を抑えたいから、報酬を減らして、新薬の代わりにジェネリックを推しているわけ。

http://anond.hatelabo.jp/20120701234540

医者金持ちというのはイメージだけ。これはもちろん

都心部医者が余ってる

これも正しくない。

歯科皮膚科眼科整形外科あたりは人気(他に比べて忙しくなく、命にかかわることも少ないかららしい)。

ほかは不人気。

命を扱う責任あるのに忙しく、医療改革診療報酬は下げられて給料は高くない、とんでもない職業だろ。

はやく給料挙げて、インセンティブを働かせないと医者が不足して治療受けられなくなっちゃうよ。

都市部だって高齢者がどんどん増えて、病院は減っているか対応できない。

金持ちけが高いお金出して医療を受けられ、貧乏人は何か月も手術を待たざるを得ない。

先進国アメリカみたいな。

2012-05-28

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エージェンシースラック(agency slack

モラル・ハザード - Wikipedia

会社株主プリンシパル)が経営者エージェント)を、業績に連動する報酬で任用した場合

経営者会社に大きな利益をもたらせば高額の報酬を得るが、多額の損失を会社に与えても(あからさまな過失・故意が立証されない限りは)損失を負担する義務はなく、最悪でも解任されるのみである

このとき経営者収入期待値を最大化する経営判断は、会社にとって最も合理的判断よりも、よりハイリスクハイリターンなものとなる。

しかし、株主経営判断のための十分な情報をもたないため経営者判断に任せるほかない。

エージェンシー・スラック(agency slack)とは、エージェントが、プリンシパルの利益のために委任されているにもかかわらず、プリンシパルの利益に反してエージェント自身の利益を優先した行動をとってしまうこと。プリンシパル=エージェント理論 - Wikipedia

医師が不必要に多くの薬を患者に与えて診療報酬を増やそうとする場合。これは、医師(エージェント)が処方する薬の量が医学的に適切なのか否かが患者(プリンシパル)には判断できない、医師(エージェント)が必要以上に薬を処方しないように医療保険の保険者(プリンシパル)が医療現場を監視するのが困難である、という情報の非対称性に基づく。

経営者は株主の意向を無視して(利潤最大化に反する)学閥優先人事を行っている!株主は経営者への監視をせよ

[株主][利潤最大化][エージェンシー][スラック][社員][学閥]

ストックオプション

既存株主が損をするのが、ストックオプションの正体

はてなブックマーク - 役員に2.4兆円。コーラの高額報酬に物議 | The New York Times | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

ストックオプション会社指揮官に与えると、彼らはプラスの「儲け」だけを気にするが、マイナス面の大きさはどうでもよくなる。

会社10億円損しようが100億円損しようが、経営者ストックオプションはどちらにしても無価値になるだけだ。

ストックオプションは博打につながる

自らが保有するストック・オプションによって、少なくとも「損をする可能性はゼロ」であるからだ。攻撃的、あるいはギャンブル的な経営が失敗して、企業業績が悪化し、株価が下がったとしても、オプション(株の取得権利)を行使しない限り、この経営者は損をしないのである。

現金給与にも恵まれる大企業の人間に対して、ノーリスクでキャピタルゲインが得られる仕組みを株主が認めるのには疑問を持たざるを得ない。

ストックオプションは、経営をハイリスク・ハイリターンにする傾向がある

既存株主が損をするのが、ストックオプションの正体


有利発行 - Wikipedia

既存株主の有利発行への監視の目 - ストックオプションのブログ

背任的ストックオプション

個人的には、投資家の利益と従業員(特に役員)の利益を一致させるには、ストックオプションでは無く、賞与を支給しそれで株を買わせるべきだと感じます。

本格化するストックオプション経済崩壊

BTB 第5回「ストックオプション」 - 板倉雄一郎事務所

株主は株価下落によって損害を被るが、受給者はストックオプションを行使できなくなるだけで、実害はない。

社員に大盤振る舞いしたストックオプションは、あとで企業がツケを払わなければならない。

取得者の利益と既存株主の損失はトレードオフの関係にある

正社員は1人4億円の、やり直しのきかない投資。そのリスクを減らさないと、雇用は増えない。

正社員の解雇には2千万円かかる!

年収3000万円のパイロットの賃金も下げられず、 痴漢をした車掌にも退職金を支払う

優れた業績を上げた社員に対して「昇給で報いる」のは間違い

従業員には賞与で報いる

シリコンバレーで主流になっている「Convertible Notes」とは? | Startup Dating

Life is beautiful: 法律の勉強:社員に株式を与える4つの方法

週刊isologue(第148号)創業メンバーの中途退任時に株を返してもらう方法 | isologue

起業家が結ぶべき「創業株主間契約書」とは。そしてその契約のポイント。

2011-12-16

http://anond.hatelabo.jp/20111216010739

海外資本の参入はあんまり期待できないと思う。

診療報酬制度出来高から包括に変更したくらいの時点はある意味チャンスだったはずだけど参入なかったし。

正直日本医療に入ってきたってうまみ無いでしょ。障壁は無駄にすごい高いし。

寒村とか言葉の通じる日本人ベテランドクターが逃げ出すんだぜ。

2011-11-09

http://anond.hatelabo.jp/20111109161340

医療保険だけの話で。

TPPに参加したら医療保険制度はなくなり、薬価や診療報酬も自由化ですね。

アメリカのように「盲腸切って200万円」とかですかね。(値段は下記から

http://www.sompo-japan.co.jp/kinsurance/travel/kaigai/case/

老人だけでなく、全員に影響がありますよ。

参加しなければ、保険料は上がって自己負担も4割5割になるかもしれませんが、

一応維持するでしょう。

どちらがいいの?

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