はてなキーワード: 週刊文春とは
んで男性向け漫画でももっと高年齢向けになれば人間関係についても描かれるようになる
男児より女児の方が精神的な発達が早いので、より低年齢向けでも大人向けに近い内容が取り入れられている、というだけのこと
あと少年少女向けに限った事ではないが、女は男性向け漫画も普通に読むので
(女子中学生だったか高校生が最も読んでいる漫画雑誌は少女漫画誌ではなくジャンプ、と言う統計があったような
実際女性漫画誌の部数は小学生向けのちゃおが頂点でそれ以降は減る一方で、男性誌には到底叶わない)
男性でも読むような内容ならわざわざ客が女性に限られていて部数が少ない女性誌でやる必要ないから
「女は女性向け漫画しか読んでいない」と言う前提がそもそも間違っている
週刊誌なんかもそうだよ
うろ覚えだが、菅原一秀がそういうようなことを言った、と昔週刊文春に書いてあったような気がして、「菅原一秀ロリコンかよ」と呆れた記憶がある。
当方40overの男。アラフォーの女性には十分女性としての魅力を感じる。26歳より年下の女性は、むしろ子供に近い感覚である。可愛いとは思うけれど、性的な魅力はさほど感じない
と思っていたが、最近思い直してきた。
人生守りに入っている、ということが伝わってくる。
今の生活を守ること、転落しないことが全て。
男は生活手段であり、生活手段にならない男は眼中にないのだ。だったら何でデートに付いて来たんだよ。断れよ。
で、自分の社会的な立ち位置を確認したいのか、どんな話題にもマウンティングを仕掛けてくる。
それでいて、やたら防御力が高い。容貌は衰えているのに、防御力は向上するのか。そういうものか。
詰まらん。疲れる。
デートするからといって、取って食おうなんて考えてない。いや、ウソだ。考えている。でも、実行に移す気はない。予定外の金、時間、体力が掛かる。面倒くさい。散歩したり、酒を飲みながら、しゃれた話、きわどい話をしたいだけである。
でも、それが出来ないのが35歳以上の女性だ。
実に詰まらん。
元増田です。なぜか消えてしまってオダミツオさんとかに心配していただいているみたいなんで再掲します。
まあ、私が元増田かどうかも、どうでもいいじゃないですか。「CC BY 4.0」宣言しているんだし。
5/20の再掲が字数オーバーだったのかもしれませんし、捨てアドでアカウントとられたのを、はてなさんが怒っているのかも。
結論:
アマゾンの「バックオーダー発注」廃止は、流通改善に名目を借りた正味戦争の宣戦布告である。この戦争に敗北し、多くの出版社が個別直接取引(e託)に応じてアマゾンのみに特恵条件を与えることは、破壊的な状況をもたらす。
また、直接取引をしたところで流通が改善するという保証はない。アマゾン依存度が上がるほどに、苛烈な「ご提案」に逆らえない状態となる。
在庫ステータス管理の問題は、業界が抱えつづける課題ではあるが、このアマゾンの施策とはほぼ関係ない。
長くなってしまったので、結論を先に書いた。これに納得できた人は、この先は読まなくてもいい。そうでない人、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁く声に揺れている人に向けてこれを書く。
取引正味の現状
出版社から取次への引渡 69%(-2~+10数%)
取次から書店への引渡 77%(-5~+数%)
一般に、老舗ほどよい条件を持っている。(大手がすごくいいというわけでもなく、特に正味が高いのは法学・医学などの高額専門書出版社である)
正味以外にも新興出版社は上記条件のほかに歩戻し(新刊委託手数料)を支払い、新刊の代金支払いは納入の7か月後、さらに3か月から1年の支払い保留を課されるケースもある。
一方で、老舗出版社は新刊でも搬入翌月に代金の半額の内払いを受けるなど有利な取引条件を有している。
かつては出版社ごとの正味の違いは書店への卸正味に反映されていたが、取次間の書店獲得競争の結果「一本正味」が増えている。その結果、老舗出版社の高額商品を卸すと取次が赤字になるという「逆ザヤ」も生じている。
大手出版社が取次の株式を保有しているという背景もあり、こうした取引条件が改定されることはめったにない。
アマゾンの直接取引(e託)は、これを年会費9000円、正味60%の直接取引に一本化しようという提案である。
https://www.amazon.co.jp/gp/seller-account/mm-product-page.html?topic=201463220
ある意味で平等に見えるが、背面では個別に違った取引条件が出版社に持ちかけられている。漏れ聞いたところでは66%の提示までは確認したし、中堅以上からはそれ以上の条件で取引しているという示唆も受けた。
しかし公式以外の取引条件はあくまで特約であり、アマゾンの提示する「条件」が守られなかったと判断された場合は一方的に破棄される。また、契約書をよく読んだ人は、その条件が数年間の時限であることに気づいたはずだ。
アマゾンはこれまで(おそらく)73%くらいで仕入れていた本を、60%で仕入れるようにしたい。まずのところ、「取次に在庫を置いてもらえていない本」から。いきなり60%と言っても受け入れてもらえないから、短期的には優遇条件や集荷などのエサを出す。
なぜこのタイミングで言ってきたのか
アマゾンはアフィリエイトにしてもマーケットプレイスにしても、市場占有率が上がるにつれ、取引条件を何度も改定してきた。取次からの卸を「73%」と推察したのも、天秤をかけられている取次がギリギリ呑めるラインを推察しての話だ。日本上陸時の大阪屋との取引正味が75%で、そこからコンマ5%刻みで4回、計2%下げただろうというのが筆者の読みである。取次のアマゾンに対する態度が「あんな条件では積極的には欲しくない」に年々変わってきたというのが傍証となっている。
それにしても今回の「バックオーダー発注廃止」は急で乱暴な施策に見える。通告メールの文面にも焦りが垣間見え、「3月期の利益が取次対応の遅れによる売り逃しで毀損された」からだと主張している。
3月は新刊が多く、セット搬入等も含めラインは輻輳する。アマゾンと日販の蜜月が終わり、日販が「こんな粗利のところに便宜を図っていられない」と気づいたのもあるかもしれないが、今日に始まったことではない。
より説得的な答えは、「配送料の値上げにより利益が圧迫されるので、別途利益を上げる見込みを立てて早急に本社に報告しないと、日本法人の評価が下がるから」だろう。
アマゾンは、租税回避や配送・資材・仕分の業者を徹底して継続的に買い叩くことに不断の努力を払い、設備投資の源泉を得てきた。そうした抜け道は徐々に塞がれてきたが、その間に無視できないシェアを得た。その買い叩きの対象が、いよいよ本格的に出版社にまわってきたということだ。
アマゾンで品切が頻発する理由
さて、「話題になった本がアマゾンに行ったら品切になっていた」が、なぜ頻発するかの考察に移る。
アマゾンの発注の仕組みは以下の記事に詳しい。
アマゾンのバックオーダー発注の件について小零細出版社が考えるべきこと
このバックオーダーの発生してからのこれまでの流れについては、以下の5年前の記事が(ちょっと出版社が鈍すぎだが)おおむね正しい。そして、この流れは一般書店も変わらない。
amazonの本の補充はなぜ遅いのか
精力的な書店は、発注を出版社に直接行ない入庫処理も迅速なので、出版社に在庫があるもののバックオーダー後の入荷はアマゾンより4営業日以上早い。
このバックオーダー発注を7月1日から「取次を介してやらない。e託しない出版社の取次に在庫のない商品は扱いを中止する」というのが今回の通告である。
そして、高島氏の言うように在庫状態を開示して搬入を早くしても、問題は解決されない。
ベンダーセントラル(VC)でチェックするとわかるのだが、アマゾンの発注は間歇的になされる。たとえば、週に10冊需要のある本は、2か月に1度、100冊の注文が来る。
その冊数の在庫を日販が準備していなければ、大阪屋栗田の在庫を見に行って、それでなければ翌日繰り返す。そんなことをされたところで、それに対応して発注される可能性のある品目を網羅的に取次が在庫することは不可能である。日販にしてみれば、その照会は大阪屋栗田で充足されたかもしれず、明日発注されるかもわからないのに、その数を即仕入れろというのも無理な話だ。
なぜコンスタントに補充をやらないのかという疑問が起こるだろう。在庫が少ないタイミングで受注の波が来たら、アマゾンにしても機会損失になるからだ。
しかし、実際にこの十数年、定番書であっても同じアイテムの「バックオーダー発注」の短冊が数週間に一度、同じ日に何枚も「市川13,6,4、小田原9,5,2、堺20,7、鳥栖6,5,2」というようにまわってきて、その前後でアマゾンで品切になり、回復まで10日間というような事態が繰り返されてきた。
ベンダーセントラルを見ると、受注は多少の波はあれどコンスタントであり、アマゾン自身の「需要予測」もおおむね頷ける値になっている。しかし、発注だけがすさまじく間歇的なのだ。
最初は倉庫の入荷オペレーションのためかと考えていた。しかし、倉庫が各地に増えた現在では、各倉庫の発注時期をずらせば、品切を回避できるはず。アマゾンの優秀な人たちがそれに気づかないはずはないが、折に触れてその点は提案してきた。
「発注時期を倉庫毎にずらせませんか」「バックオーダーの発注を版元に直接送りませんか」
しかし、そのたびに返ってくる返事は「当社独自の計算にもとづき、在庫量・発注時期は最適なかたちでおこなわれています」「流通にご不満がある場合は、e託契約をご検討ください」だった。
いま筆者が持っている仮説は2つ。
「倉庫ごとに時期をずらすと、北海道の発注が佐賀に飛ぶような高コスト事例が頻発しかねないので、各倉庫の在庫を平準化したい」
「在庫についてつねに不安定にすることで、出版社と取次に対して取引カードにしている」
それが穿ちすぎであるにしても、アマゾンの在庫が過小であり、それを解消する意思がないのはあきらかだ。
過少な在庫量と倉庫の人手、発注遅延、そして入荷時期への過大な要求
「アマゾンの在庫が過小だ」と指摘すると、返ってくるのは「市川や小田原や川崎に、あんなに巨大な倉庫を持っているのに、あれ以上投資しろというのは無理」という反応だ。
しかし、あの倉庫は流通のためのスペースが大きく、書籍以外のものも大量に扱っている。書籍の在庫量が売上に対してひどく少ないのは、厳然たる事実である。
業界紙『新文化』 の2017年1月12日号に成毛眞氏がアマゾンのキャッシュフローについて述べている(以下リンクは小田光雄氏の要約)。
http://d.hatena.ne.jp/OdaMitsuo/20170201/1485874803]
それによれば、顧客から代金を回収し、納入業者たちに支払う期間のキャッシュコンバージョンサイクルはマイナス18・86日だという。仕入は月締め翌月払いの平均45日サイクルとみて、顧客回収サイクルはどんなに短くみても10日あるだろうから、平均在庫期間は17日、年間在庫回転数21強ということになる。この値は、筆者が複数の出版社から確認しているVC上の在庫/売上比とも整合する。
これは、書店としては驚異的な値で、駅売り雑誌スタンドかと見紛うばかり。ちょっと話題になるだけで「品切御免」となるのも、致し方ないことだ。
話題の週刊文春が売り切れだからとスタンドを責める人は、まあどうかしている。アマゾンは、そういう在庫量でやっていくことを選択しているということだ。
そして、取次から入荷後に出荷可能になるまでの期日も遅い。通常の書店でも、入荷後に配架担当者がいなくて1~2日寝る場合はあるが、アマゾンは入荷から出荷まで3日寝るのがデフォルトである。これは、現場の人員と設備を慢性的に不足させて、100%以上の稼働率を維持しているからだろう。そのため、繁忙期や天候不良時には業務がさらに停滞する。
アマゾンの発注判断は遅い。判断に人間を介さないため、需要が急激に伸びた場合にもその要因がパブリシティなのか、ネットのバズりなのか、その需要はいつまで続くのかという読みを外部情報に求めることをしていない。したがって、自サイトでの顧客の行動を見て、「売り逃し」が続いてから発注を増やすという行動になる。
この入荷遅れと発注遅延という行動様式は、e託を導入しても基本的に解決しない。
「いま寄越せすぐ寄越せ、寄越さないならペナルティだ」とクレームする先が、取次から出版社になるだけである。
在庫ステータス22(重版中)のものも、アマゾンは同様の行動様式で発注する。即出荷できないものは発注せず、11になったら最前列に割り込ませろと言う。割り込ませなかったら、特恵条件は破棄される。
新刊については改善しつつある
問題がここ1年で飛躍的に改善したのが新刊である。新刊については、情報が出てから発売までに時間があるので、アマゾンの遅い発注判断でも、じゅうぶんな量の入手が可能になる。そのうえ、アマゾンも「新刊の追っかけ発注は入手しにくい」ということを学習したのか、発注量も多くなった。
新刊委託配本をしない出版社でも、取次とコミュニケーションを密にとれば発売即品切れを回避しやすくなった。
とはいえ、発注タイミングはやはり遅い。「発売前重版」になるような本がアマゾンで入手できず、一般書店には平積みになるようなことは多い。それは、書店としてのアマゾンの能力が低いということの証左だ。発売4週間前に発注しても入手できない個人書店の事情とは問題のレベルが違う。
一方で、アマゾンの利用はどんどん広がっているし、検索順位は高い。話題書をスマホで検索して即注文しようとすると、アマゾンがトップに出てきて「2~3週間後出荷」となっている。そういうときに出てくるのが転売業者だ。
マーケットプレイスで3倍程度の価格をつけ、「希少品につきプレミアム価格です」と説明している。そして、その業者のページを見ると、数十万点の出品物がある。もちろん商品を仕入れているわけではない。受注があってから、hontoや紀伊國屋やヨドバシに発注し、届いたものを転送するのだ。
商品登録から値付けまですべてbotを活用した、「他の書店を探すのが面倒な人」から無知税を搾り取るためのビジネスモデルである。
転売業者も栄枯盛衰が激しいが、いまは「ブックマーケティング」や「メディアフロント」が勢いがあるようだ。関心ある人は探してみてほしい。
彼らの最大利益を追求する商魂や、ネガティブなコメントを即流しにかかる熱意など、学ぶところは多い。
トップ企業であるということは、いちばん情報に疎い人がやってくる場だということでもある。だからアマゾンを偏愛する利用者は他の書店利用者より平均的に無知で、流行に流されやすく、堪え性がない。したがって配送関係でトラブルを起こすことも多い。発送に時間がかかれば、カジュアルにキャンセルしてくる。この層を相手にするのはコストがかかる。だから、アマゾンはそのコストの負担を要求しているのである。
そういう人へ売り伸ばすのは商売の勘所でもある。
どこまでやればいいのか
アマゾンの要求は単純だ。「扱ってほしければ情報を出せ。情報を出したらカネを出せ。カネを出したらもっと出せ」ということだ。
出版社、ディスカバー21の干場社長の証言がある。2014年10月のものだ。
>https://newspicks.com/news/654047>
「これまでは大型パブや広告がある場合、前持って出版社の方で手動で在庫を増やすように指示できたのですが、10月1日より、今後、全てそれまでの平均売り上げによる自動補充にするという通知が10月を過ぎてからただ1通ポーンと送られてきました。
それが嫌なら、去年からアマゾンが出版社に持ちかけているパートナー契約を結べと。つまり年間600万円以上の契約料を払えと。
それはアマゾンによる一方的な評価基準により価格が決まるもので、売り上げに準じたものではない。今回の処置は、パートナー契約を結ばない出版社への締め付けとも受け取れます。」
<<
この書きぶりからすると、ディスカバー21はおそらくe託を利用しているのだろう。というか、取次を利用せず書店と直接取引するのが、柳原書店破綻以降の同社のスタンスである。「在庫を増やすように指示」などが出来たところからすると、導入当初はあるていど優遇されていたようだ。
しかし、依存度が高くなったとみると掌を返す。大変合理的な行動だ。e託の正味60%もいつまでも固定されるとも限らない。
こうした「パートナー契約」によってサイト内の表示順序も左右されているのが現在の状況だ。
都合が悪くなったら出口があるのか?
「e託で条件が切り下げられたら、取次取引に戻せばいい」。そういう意見もあるだろう。
「みんながそうやったあと、取次は数年後も残っているのか」という問題はまず措く。
それにしても、アマゾンは裏切り者を許さない。海外での事例は、反目した出版社の商品に対して注文ボタンの撤去や検索結果への非表示など、アマゾンが自社サイトの優位性を最大限に活用した実力行使を辞さず、読者の利益を損ねることをものともしないことを我々に教えてくれる。
「e託やってたんだけどさ、不利になってきたからやめたよ。e託しなくてもそんなに不都合ないよ」などと公言する出版社の存在が、アマゾンの戦略にとってどれだけ目障りかを考えてみよう。個別取引の合理性などかなぐり捨てて「アマゾンから離れた出版社は倒産した」という事例をつくりにくることは覚悟しなければならない。
複数の出版社でこの問題を訴えようにも「e託契約」も「パートナー契約」も、すべて明細は秘密保持契約(NDA)の向こう側にあり、その訴訟リスクが情報共有と連帯を阻む。今回、筆者が匿名で書かざるを得ないのもそのためだ。
現在でもアマゾンは不定期にポイント付与率の上げ下げを実施している。対抗馬のhontoがもっと派手にポイントをバラまいているので、日本の出版界はそれを非難することもできない。
現在のe託では販売価格の主導権は出版社にあるが、市場を更に占有したところで契約更改は再販廃止が条件となり、「プロモーション」「正味下げ」「値下げ」の3点セットの「ご提案」がつぎつぎに舞い込むことになるだろう。
アマゾンで買えばほかより安いとなれば、消費者はなお雪崩を打ち、発言力はさらに高まる。
電子書籍では、入金額分配契約の出版社の場合、「アマゾンで本を買うと、他の手段より著者への支払いが少ない」という事態は、すでに起きている。これから紙の本にも普及してくる可能性が高い。
アマゾン1社を優遇するなら、出版社は縮小均衡の果てに「アマゾン制作部門の下請け」となる道を選ぶしかなくなるだろう。
もうひとつの解は、アマゾンの条件を呑むのなら、その条件をオープンにし、他の書店にも同様の扱いをするということではないだろうか。60%条件ならば書店を起こせる人は多くなる。1社独占になりさえしなければ、安すぎる正味だとは思わない。本の価格は上がるだろうが、この正味戦争に建設的な出口を探すとすれば、そういう方向しかない気もする。
アマゾンがやっていることは、「すべてのお客様のために」ある。アマゾンが考えるお客様の希望は「手軽で安価な入手」だ。だから、「手軽で安価」な入手に協力する者は優先するし、それに協力しない者を悪く見せるために努力をいとわない。
「ほかの書店はともかくアマゾンで品切れするなんて」「売っていないなんて」という読者と著者の態度が、それを後押しする。
「業界が絶望へ相転移するときのエネルギーを利益に変えている」と言ってもいい。
だから、折りに触れ現れ、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁くあの提案書を追いかけまわして、「そいつの言うことに耳を貸さないで!」と叫ぶ。
あなたが、すべての絶望を希望に変える奇跡の道を見つけるまでは、契約してはいけない。
2017.5.20--追記
思いのほかたくさんの反響をいただきました。
匿名の身ですので、本記事は「CC BY 4.0」転載・再配布・翻案自由とします。
とだけ宣言しに舞い戻ってきたのですが、せっかくなのでもう少し蛇足を。
取次の擁護ウザい。
→擁護していない。取次が硬直的な差別取引で出版社が新しく出てくる芽を潰していることは既述の通り。
→まっぱだかの資本主義が野蛮で不合理な結果をもたらしてきたということくらいは、10代のうちに学んでおこう。消費者利益もエシカルでなければ持続可能にならない。いいからパンツくらい穿け。見ているこっちが恥ずかしい。
独禁法と公取は仕事するべき。
→アマゾンは公取と密接に連絡を取って、アウトにならないギリギリの線を見極めて活動している。そして、紙の本はもちろん、電子書籍においてさえアマゾンは圧倒的な独占を未だ手にしてはいないので、公取は様子見。まあ、ケータイ相手のコミック商売をしている国内勢がまだ大きいからなのだが。
パトレイバーの後藤隊長みたいな言いかたになるけど、役所が動くのは常に手遅れで犠牲が多数出てからだし、そうでなくてはならない。文化的な公害のおそれには予防原則を持ち込むべきではない。
国内勢力を糾合して対抗するべき。
→それこそ公取の出番になる。出版界は笛吹けど踊らない者が多様にいるからこそ、自由でいられる場。そのメリットを手放すのは下策。テーマは変わるが、軽減税率ほしさに政府に嘆願する業界団体は恥を知れ。おまえらは出版界全体を代表してなんかいない。業界が一丸になどなったらあっという間に規制され、規制団体に天下りを送り込まれる。
→流通は改善している。アマゾンで入手できるような本なら、たいがいの書店でさほど待たずに注文できる。アマゾンが1週間以上になっているならば、多くのケースで書店やコンビニのほうが早い。というか、ド田舎以外で入手を急ぐならまずはhonto withでチェックするべき。
書店で取り寄せできないと書店のせい、アマゾンで取り寄せできないと出版社のせいにする読者をネット上で散見するが、実際は逆。アマゾンは出版社に連絡をする労すら惜しむ。
とはいえ、取り寄せを渋ったり、TONETSやNOCSの在庫情報の見方を教育されていなくて「この本は取り寄せできません」とウソをついたりする書店員も、たしかにいる
ーーーーー
なんて書いたんだっけ。
「。社員に流通教育もできない書店はつぶれればいいのに。」までは確かなんだけど。
ラストはガンジーの糸車と塩の行進にからめてなんか書いた記憶がある。だれかとっといてくれてないかなあ。
今日のところはここまでで。
2017.6.18 続きを書きました。
それでは計算いたしませう
独断と偏見で勝手にニュースメディアの信頼度ランクを付けてみる
ーーーーーーーーーーーー一流の壁ーーーーーーーーーーーー
準大手メディア、大手と比べて取材力が弱く、読者(視聴者)に迎合しがちなものもある
ーーーーーーーーーーー大手メディアの壁ーーーーーーーーーーーー
取材力が低い、あるいは取材力が高いがスキャンダル重視でクソみたいな記事を出す。
ーーーーーーーーーーー総会屋雑誌の壁ーーーーーーーーーーーー
独自取材に価値があるが、飛ばしスキャンダル憶測上等になっている。
面白い記事も多いが、クオリティの確保が十分になされていない。
ーーーーーーーーーーーー機関紙の壁ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーデマ屋の壁ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーヘイターの壁ーーーーーーーーーーーー
http://anond.hatelabo.jp/20170414013324
名前 | 2016年のベスト(一部2015年) | リンク | 所感等 |
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週刊文春ミステリーベスト10 | 国内 『罪の声』塩田武士 海外『傷だらけのカミーユ(文春文庫)』ピエール・ルメートル | 年末恒例! ミステリーベスト10 - 週刊文春WEB | 40回も続いている老舗。 |
このミステリーがすごい! | 国内 『涙香迷宮』竹本健治] 海外 『熊と踊れ(ハヤカワ・ミステリ文庫)』アンデシュ・ルースルンド、ステファン・トゥンベリ | ― | 1988年~ |
本格ミステリ・ベスト10 | 国内 『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』井上真偽 海外 『ささやく真実 (創元推理文庫)』ヘレン・マクロイ | ― | 1997年~ |
ミステリが読みたい! | 国内 『真実の10メートル手前』米澤穂信 海外 『熊と踊れ』アンデシュ・ルースルンド、ステファン・トゥンベリ | ― | 2007年から早川書房が実施。 |
SFが読みたい! | 国内『夢みる葦笛』上田早夕里 海外 『死の鳥 (ハヤカワ文庫SF)』ハーラン・エリスン | 2016年のベストSF小説は? 『SFが読みたい!』ランキング特別公開 | 1990年から早川書房が実施。 |
映画本大賞(キネマ旬報) | 『日本映画について私が学んだ二、三の事柄〈1〉―映画的な、あまりに映画的な』山田宏一 (2015年発行が対象) | 【公式】映画本大賞 2015 結果 | キネマ旬報 | KINENOTE | ハイコンテクスト。 |
歴史・時代小説ベスト10(週刊朝日) | 『室町無頼』垣根涼介 | 週刊朝日「2016年 歴史・時代小説ベスト10」を発表! 〈PR TIMES〉|dot.ドット 朝日新聞出版 | ちなみに『この時代小説がすごい!』(宝島社)は過去3年は12月に発行されていたが2016年版は発行されていない。 |
決定的な証拠が出る可能性まで認識して怯えてたなら、報告書にそう出るよ
文春についても証拠じゃなくて疑惑であると竜王は認識してるし竜王から連盟に説明してる
https://www.shogi.or.jp/news/investigative_report_1.pdf
http://anond.hatelabo.jp/20161223021343
・YouTube誕生。ひろゆきが当時2ちゃんねるメールマガジンにて「アニメとかが見れてすごい」と話題にする。
・ドワンゴの子会社「ニワンゴ」設立。未来検索ブラジルの深水英一郎と、ひろゆきが取締役就任で話題になる。
・VIPのスレをまとめた「ニュー速VIPブログ(`・ω・´)」誕生。「他人のレスをまとめてお金を稼ぐ行為」の是非が大きな議論を呼ぶ。
・この頃ぐらいに当時提出されていた「人権擁護法案」をめぐりネット上で大騒動になる。このぐらいを境目に、ネタOFFが多かった大規模OFF板に政治活動系の話題が幅をきかせるようになる
・「ハッピー☆マテリアル」をオリコン1位にする運動
・いかりや長介死去
・33-4
・構造計算書偽造問題発覚。この事件を受けてVIPでは「姉は一級建築士 〜イケない構造設計〜」というタイトルのエロゲを作ろうとする(未完成で開発休止)
https://www.youtube.com/watch?v=oahEB2C3npk
https://www.youtube.com/watch?v=zAk6T3zAJgc
・YouTubeで人気だった動画がニコニコ動画に流れ込み、定着する。
・YouTubeをGoogleが16億5000万ドルで買収。
・釣神様
・PS3発売
・「涼宮ハルヒの憂鬱」放送。VIPでED曲をオリコン1位にする祭りが行われたり、ニコニコ動画やYouTubeでハレ晴レユカイを踊ってみた動画が多くアップされる。翌年の「らき☆すた」のOP曲も同様の現象が発生し、ネット上の出来事が徐々に現実の世界にも影響を与えるようになる。
・9月11日、テレビ番組の生放送中に女優の米倉涼子が放屁し、無差別生物テロを単独で実行。同事件による被害者の数は全世界で数えきれない程に上り、一説では10億人以上とも囁かれている。この放屁では実も出た可能性があるとして、現在も有志が調査中。屁ではないことの証拠として、「日本音響研究所所長・鈴木松美氏の解析により、デジタル機器のオーバーレベルによるノイズだったことが判明した」という記事を上げて、ノイズであることを主張する輩もいる。しかしこの記事を掲載した週刊文春が某女優の所属事務所に買収されていた、もしくは結託してもみ消しを試みた可能性もあるので、これは全く証拠にならない。この件については、10年たった今も公式コメント、謝罪が未だに無く、更に我々にはこの事件を後世に伝えていかなければならない義務がある。
・流行:「物売るってレベルじゃねえぞ!」「wwwwww」「思い出は億千万」「レッツゴー陰陽師」「あいつこそがテニスの王子様」「た〜らこ〜た〜らこ〜」
https://www.youtube.com/watch?v=lhTumBn-D_s
https://www.youtube.com/watch?v=lTuy_Hn4_8o
https://www.youtube.com/watch?v=Md38v8OFFYQ
・ニコニコ動画がγ時代に入る。この頃にVIPPERとニコニコユーザの軋轢が進む
・ニコニコ生放送開始
・オプーナ発売
・流行:「ニコ厨」「アベする・アサヒる」「スイーツ(笑)」「ゆとり」「nice boat.」
https://www.youtube.com/watch?v=-glkIghqlw8
https://www.youtube.com/watch?v=YwortdC_o14
同年8月10日午後4時3人のメンバーが社長に解散要求をしたと報道されているが同じ時刻に社長はSMAPの後輩のコンサート会場で目撃されている。また、事務所によれば、8月12日SMAPの4人のメンバーが一緒に話したとあるが、1人は朝から仕事をしていて、1人はお昼から夜中まで仕事だった。
【8月10日の件】
「週刊新潮」2016年8月25日秋風月特大号((www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20160817/))に「SMAP解散の魑魅魍魎」という記事が掲載された。記事は「総力取材!特集」と銘打っている。しかしこの記事にはいくつかの疑問点がある。以下それらの疑問点について検証してみたい。
記事ではある「芸能関係者」が何月何日にこういう事があったと非常に詳細な時系列を述べており、それゆえこの記事は大変信憑性があるもののように見えるのだが、その中に次のような記述がある。
この「翌日」は2016年8月10日のことである。しかしこの日はジャニーズグループ、ABC-Zのコンサートが国立代々木競技場第一体育館で開催されており、ジャニー氏はこのコンサートを見に来ていた事が、当日コンサートに参加していた複数のファンによってその日のうちにTwitterで呟かれていた((www.cyzowoman.com/2016/08/post_21415.html))。ある呟きによると、ジャニー氏は開演3分ぐらい前に会場に入ってきたという。開演時間は17時であり、開演が若干遅れたという話もあるが、やはり17時ごろにはジャニー氏は代々木体育館にいたと見て問題ないだろう。とすると「16時から1時間半近く」メンバーと面談したというジャニー氏は一体誰だったのか?
この8月10日のジャニー氏との面談で4人が「解散」を申し入れたとの報道は新潮以外のメディアでも一貫している。どれも情報ソースが事務所である(SMAPから提供されたのでない限り、もう一方の当事者である事務所しかこの情報は提供できない)からであろうが、これまで「休業」でまとまっていたものを4人がいきなり「解散」を言い出したとされている。しかしもしそうであれば、ジャニー氏はじめ事務所側は驚き、説得にそれなりの時間を費やすのではないだろうか。「解散」ともなればジャニーズ事務所の経済的損失は計り知れない。もし16時からのジャニー氏との面談で「解散」が決まったのであれば、その面談は1時間以下であったことになる。そのような短時間で事務所にとってもこれほどの大事が決まるものだろうか?
【8月12日の件】
8月25日発売の「週刊文春」9月1日号((shukan.bunshun.jp/articles/-/6484))では、それとは少し違う時系列となっている。文春によれば、10日の面談ではジャニー氏が反対したため、12日に事務所顧問の小杉理宇造氏(文春の記事はこの小杉氏がソース元であると推測される部分が多い)がメンバー4人と面談し、その後役員会にて13日深夜(12日深夜で日付的には13日と思われる)に解散が正式決定した。ジャニー氏は最後まで反対であったという。筆頭株主であり社長のジャニー氏が反対なのに解散が決定できるのかという疑問はここではさておく。
12日にジャニーズ事務所から「SMAP解散」についてマスコミにレクチャーがあったことは、芸能レポーターがTV番組で話している((www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/187789))。また、8月25日発売「週刊新潮」9月1日号によれば、このレクチャーは「12日夜」であったという。週刊文春が13日早朝に自宅を出る中居を直撃し(注1)、解散発表が13日深夜(ネットメディアによる第一報は13日22時頃)であったことからも、事務所がマスコミにレクチャーしたのは12日の夜であり、この時には解散は決まっていたとみて間違いないだろう。
しかし、12日は中居はTBSでリオ五輪の生中継が朝9時から12時まであり、朝早くから少なくとも12時まではTBSにいた。一方香取はこの日「おじゃMAP!!」のロケを昼12時過ぎから深夜1時過ぎまで行っている。12日の深夜までこの二人が揃うことは物理的に不可能である。
12日に香取が収録したのは8月24日放送の佐々木健介とのロケと、8月31日放送の渡辺直美とのロケの2本である。佐々木健介は8月12日のブログ((ameblo.jp/sasaki-kensuke-blog/day-20160812.html))で「ノンストップが終わって、そのまま《おじゃMAP!!》の皆さんにお世話になりました」と書いている。この日11:48のエントリー((ameblo.jp/sasaki-kensuke-blog/day2-20160812.html))では「(ノンストップ)終わったすぐですが、これからロケに行って来ます」とあることから、昼の12時ごろにはロケはスタートしていると考えられる。また、12:30頃にはフジテレビにおいて佐々木、香取、及び番組レギュラーの山崎弘也の目撃談がTwitterに投稿されている(この日のロケはフジテレビ玄関からスタートであった)。また、同日18:30過ぎには表参道(この回のロケの最終目的地)で佐々木、香取、山崎の目撃談がTwitterに投稿されており、少なくともこの時間まではロケであったことがわかる。
その後、20時過ぎには代々木公園で渡辺直美、香取、山崎の目撃談がTwitterに投稿されている。その後渋谷でロケを行った後、亀戸に移動してのロケではロケの進行とともに「PM11:20」「PM11:50」「AM0:30」のテロップが画面に出た。さらに「おじゃMAP!!」では毎回ロケ後に山崎が番組を宣伝するための動画を撮影しているのだが、この回の動画((www.youtube.com/watch?v=qOb4tziidEo))では山崎は「今深夜1:12」と述べている。
注1:
8月17日発売「週刊文春」((shukan.bunshun.jp/articles/-/6453))によると、
というが、この日のTBSリオ五輪中継は朝7時からであり、自宅を出たのは5時前であると推測される。したがって、文春が解散について知ったのはそれより前である。
文春9月1日号に今までの報道と相違がある件を画像でまとめてみた((ch300flowers.moo.jp/newpage2.html))。
報道どおり「10日面談、11日の役員会で正式決定」であったとしよう。その場合、「なぜジャニーズ事務所はこれほど事を急いだのか?」という疑問をもたざるを得ない。以下この時系列が正しいと仮定して検証してみよう。
10日の16時からジャニー氏と面談したのであれば、面談時間は1時間以下である。「SMAP解散」は首相以下閣僚がコメントし、New York TIMES((www.nytimes.com/2016/08/20/world/asia/japan-smap-breakup.html))やBBC((www.bbc.com/news/world-asia-37075638))でも報道され、NHKすら五輪中継中に速報テロップを入れるほどの大事件である。ジャニーズ事務所にとっても大きな売上げ(注2)を失う事態となる。それほどのことをメンバーと1時間も話していないうちに「よしわかった」となるものだろうか。それまでメンバーから「解散」という言葉は出ていないことは各紙とも一致している。事務所にとっては寝耳に水の発言のはずである。そもそも「解散したい」「はいどうぞ」となるほどタレントの意志を尊重してくれる事務所なら、2016年1月18日のスマスマでの公開謝罪は行われなかったであろう。
しかし事務所は翌11日には役員会を開いて解散を正式決定してしまう。まるで「解散」という言葉がメンバーから出る事を待ち構えていたかのようだ。この時、木村拓哉はハワイで家族と休暇中のため不在である((www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/08/22/kiji/K20160822013218160.html))。木村自身にとっても大きな影響を与える決定を、本人不在のうちに行えるものだろうか。木村が帰国するまで待つ、あるいは「こういう事態になったから今すぐ帰って来い」と言えなかったのだろうか。
そして12日にマスコミを集めてレクチャー、13日深夜には発表と、ジャニーズ事務所は迅速すぎるほど迅速に動いている。まるであらかじめスケジュールが決まっていて用意されていたかのようである。これほど急いで五輪開催中に(事務所所属の中居と櫻井はTBSと日テレで五輪キャスターを務めている)「解散」を発表しなければならなかったのはなぜだろうか。
どのように発表するか、CMスポンサーやTV局にはどう説明するか、解散までのタイムスケジュールはどうするか、ファンクラブの取り扱いはどうするか。「解散」が決まったあとで事務所が決めなくてはいけないことは山ほどある。しかも、実質的な経営者であるメリー喜多川副社長と、その娘であり次期社長であるジュリー藤島氏は13日からハワイで休暇である((www.asagei.com/excerpt/64244))。重要なことはその前に全て決めてしまわなくてはいけないのだが、それに充分な時間があったのだろうか。疑問は尽きない。
注2:
「文藝春秋」2016年3月号((gekkan.bunshun.jp/articles/-/1792))によると、ジャニーズ事務所は
連結で年間七百億~一千億円の売り上げが推測される。そのうちSMAPの売上げは二百五十億円と言われています。[経済専門誌記者](p.195)
ここ最近、隊長の調子が悪い。都知事選でも能年玲奈に関しても、ポジショントークに終始しているし、今回のほぼ日に関しても切れ味が悪い。勢いがあって笑えた文章も、ただの罵倒にしか見えなくなってきた(個人の感想です)。
この変化は、メディア環境の変化と関係があるだろう。元々、隊長の持ち味はどこから集めたのかわからないリーク情報をベースにして、それをネット文体で書きたてるものだった。ちょっと前まで、ネットには独自取材をする人がいなかったので、それはとても貴重なものだった。しかし、バズフィードに代表されるように、既存メディアからの人材移動がいよいよ本格的に始まり、取材力を持ったライターが現れ始めたことによって、その価値は薄れてしまったのだ。
既存メディアのライターは強い。なぜなら、電話取材ができるから。何か起こったらすぐに取材をしてその日のうちに記事にしてしまう。正規のルートで一気に突破する。隊長は片手間にやっているから、この点で出遅れてしまうし、本業ではないから正規のルートが通れず、取材力も弱い。
雑誌の凋落で人材が週刊文春に集中し、彼らがネット展開のやり方も覚えてしまったので、出処が不確かな噂話も価値がなくなってしまった。
この変化はすべての個人の書き手に当てはまる。あなたはこの数ヶ月、個人ブロガーが「炎上」以外で注目を集めているのを見たことがあるだろうか? かつて「面白い」と言われていたネットメディアも、ぜんぜん見ていないのではないか? おそらく「YES」と言うだろう。既存メディアで教育を受けてきた人がいよいよネットに進出してきたので、個人ブロガーの存在感はどんどんなくなってきている。素人の与太話や感想を読むくらいなら、きちんと取材されたものを読みたいと思うだろう。
Kindle Unlimited、Dマガジン、Netflix、TVer……書籍も雑誌も映画もテレビも、すべてプロが作ったクオリティの保証されたものが、インターネットで手軽に見られるようになってきている。この変化は、インターネットにいっぱいいる個人の書き手を、どんどん駆逐していくだろう。切込隊長も例外じゃない。いよいよ「古き良き」インターネットは終わろうとしているのだ。
中村記者は、そもそも連盟が三浦の処分を発表するずっと前から追っていたと文春の記事に書いていたよね(文春の記事はもし未読ならバックナンバー買うか図書館行くかで確認しておいたほうがいいと思う)。
失敬。この件はWeb上の無料記事以外の情報源は見てなかった。文春読みます。
で,本題。
もし渡辺竜王が三浦九段との対局以前から *ソフト不正利用疑惑が文春によって報道されるという話* を知っていたとしたら,
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/776e356c508c722cdef73bf521b5a6df
10月上旬の時点で放っておいても三浦九段に対する報道が出る可能性が高いことを知りました。このまま竜王戦に入れば七番勝負が中断になる可能性もありますし、将棋連盟にとって最悪の展開は後に隠していたと言われることです。
その時点で行動すべきではないのだろうか。
これについて,考えられる可能性は以下:
さすがにAはないと思う。嘘をつく理由もわからないし,リスクが大きすぎる。報道が出ることを知っていたのに何も行動を取らないというのも不自然。
B1も行動が不自然だし,後述の通り出版までの期間が短すぎるのも厳しい。
B2は行動の整合性は取れるが,(自分は出版界に詳しいわけではないが)10月20日に書店に並ぶムック向けのインタビューを10月3日以降に行うというのはいくら何でも日が短い。インタビューの後に記事執筆,版面デザイン,校正,印刷(特にこれが大きいと思う)があることを考えると,普通は余裕を持って最低でも一月くらい前にはインタビューは終えていると思う。
となるとやはりCが一番妥当ではないかと思うのだけど,そうすると今度は誰がどういうタイミングで知らせたのかがわからなくなる。
知らせたのは中村記者だとしても,いきなり電話かけて「今度文春で〜」とやるのはやはり変だし,その場合はやはり http://anond.hatelabo.jp/20161103225926 の (b2a)
なのではないかと思う。
どうだろうか?
知らぬ間にトラバが付いていた。ふだん余り増田にアクセスしないので気づくのが遅れてもうしわけない。
10月20日に発売された『別冊宝島 将棋「名勝負」伝説』というムックがある。
なるほど。でも10月20日発売だと,インタビューはかなり前に行われているのでは?
もし10月3日の渡辺-三浦戦以前にこのインタビューが行われていたとしたら,元増田は10月3日以前の段階で渡辺竜王が疑惑について知っていた,という考えなのかな?
一応自分は http://shogi1.com/miurahiroyuki-soft-ryuousen-3rd/ の時系列の記述をベースに考えているので,
というスタンスで書いている。
それが違っていて,10月3日以前の段階で渡辺竜王が疑惑について(噂レベルかもしれないが)知っていたが,自分との対戦でそれが使われた(と思って)激怒して今回の行動に出たのだとしたら,文春やブログで語っている「将棋界のため」というよりは,すごく利己的な動機から行動しているように感じられてしまう。
そういえば話は変わるが,電子機器持ち込み禁止ルールの制定を提案したのは,7月の疑惑の対戦の対戦相手の一人である久保九段である(by 文春報道)ことに今更ながら気づいた。なぜ9月の月例報告会まで待ったのだろう?
http://shogi1.com/miurahiroyuki-soft-ryuousen-3rd/ を読んでいて,ふと気になったので,考えを整理するために書く。
上記ブログのまとめによると,渡辺竜王が疑惑について知らされ,(自らの検証の結果)確信するに至ったのは10月3日の対局後とのこと。
そして同竜王が連盟に自らの疑惑を伝えたのは,わかっている範囲では10月7日の島理事への電話が最初。
一方,竜王は http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/776e356c508c722cdef73bf521b5a6df で
と書いている。
島理事への電話以降のイベントはいきなり10月10日の「極秘会合」になっているので,少なくとも10月7日の時点では,竜王は三浦九段の疑惑だけでなく,それを文春が報道しようとしていることも知っていた可能性が極めて高い。
早い。いくら何でも早すぎる。報道に関しては「噂をなんとなく聞いた」という話ではないと思う。
だとすると,渡辺竜王自身が文春の報道のトリガーを引いたのでなければ, 「誰かが文春の報道のことを竜王に知らせた」 としか考えられない。
それはいつ,誰が行ったのだろうか? 以下に考えられる可能性を挙げてみる。
蓋然性が高そうなのは,(b1) か (b2a) ではないかと思う。
(a) はさすがになさそう。仮に報道のトリガーを引くとしても,自身が連載を持っている週刊新潮にするのが妥当そうなので,やはりこれの可能性は極めて低いと思う。
(c) については,文春は他社に抜かれるのを恐れて取材については秘密にするだろうから,そういう情報がWebに書かれる可能性は極めて低いと思う。
(b2a) の「文春記者が疑惑の取材に来たのでわかった」は一番ありそうだが,文春が動き出したのも http://shogi1.com/miurahiroyuki-soft-ryuousen-3rd/ によると10月3日の対局後ということなので,そんな取材初期に,漏洩の可能性が高い取材対象に取材に行くかな?という疑念はある。
(b1) の「ソフト不正使用疑惑について知らせた人物(棋士と言われている)が知らせた」も,(b1a), (b1b) いずれのタイミングにせよ,かなりありそう。
ただもしそうだとすると,この人物がどうしてそんなに早く文春の報道のことを知ったのかという疑問が出てくる。そこで考えられる一つの可能性が, その人物自身が実は文春の取材のトリガーを引いた ,である。
そもそも,「文春がなぜこの疑惑に興味をもったか」が本件ではあまり明確ではない。日頃から将棋界をウォッチしていた,というのは(将棋の人気からすると,残念ながら)ほとんど考えられない。誰がか「こんな疑惑がある」ということを文春の関係者に伝えて,そこから取材が始まったと考える方が適当だと思う。
話を戻す。
もし「渡辺竜王にソフト不正使用疑惑について知らせた」人物が「文春に疑惑の存在を話した」人物と同じだとしたら,その人物は(これまで全く名前が出てきていないが)本件に極めて重大な責任があることになる。
まあ,新しい情報が出てこない限りこの辺のことは推測すらできないが,
追記:
「竜王戦が始まってから疑惑が公になれば、シリーズは中断される可能性が高いと考えました。
それだけでなく、タイトル戦を開催する各新聞社が“不正”を理由にスポンサー料の引き下げや、
タイトル戦の中止を決めたら連盟自体の存続さえも危うくなると思ったのです。
そんななかで最悪のシナリオは『疑惑を知りながら隠していたという事が発覚する事だ』と判断しました」
10月7日、渡辺竜王は日本将棋連盟理事の島朗九段(53)に事情を説明。
それを受けて10月10日に羽生善治三冠(46)、佐藤天彦名人(28)、
将棋連盟会長の谷川浩司九段(54)らトップ棋士7人が集まり“極秘会合”が開かれた。
渡辺竜王から説明を受けた出席者たちからは「99.9%やってますね」という意見も出て、“シロ”を主張する棋士はいなかった。
その翌日、将棋連盟の「常務会」による三浦九段のヒアリングが行われ、
訴えるとしたらとりあえず出場停止の撤回と名誉回復なんじゃね?
出場撤回で言えば勝てる見込みは薄いと思う。休場届けを出さなかったというのがあるので。
ただ、三浦九段は辞退表明していないという主張なんでそこはどうかな。
直接的にカンニングしたという形で処分されてなくても、渡辺竜王などのインタビューで名誉傷つけられた
とかいうことで名誉毀損で文集と竜王を訴えることは可能だと思う。
正直この場合も三浦九段が実際にやってたかどうかという話でも無くなるので。
逆に三浦九段が白か黒かは。連盟が判断せずにいるのに(別件で出場停止にして)
一方で文春や竜王が情況証拠黒だって言ったら、実際黒でも名誉毀損になるんじゃないかと。
個人的には将棋連盟は公益財団法人なので、玉虫色の決着をするのは許されないんじゃないの?ってスタンス。
将棋の世界の論理や常識だけで済ますわけには行かないでしょう。相撲だって色々な封建的な制度があったけど
公益財団法人として優遇制度がある中で、八百長やイジメ問題では相撲界の論理だけでは許されなかった。
想像ですが、内偵していた週刊文春に記事にすると圧力かけられて泡くって繕おうとしたのが
今回のわけわからん状況に発展していると思うんだが。
将棋ファンの一部に「渡辺竜王は自ら将棋界を守るために対応した」とか
「将棋界のためには仕方なかった」とトップ棋士や将棋連盟を擁護する意見も多いけど
力士が見て分かるからってのはそりゃそうだし、サッカー野球でもそうだろうと思うんだけども、
例えば今回の三浦九段ってすごい評判悪いって聞きますし、結託して追い出すっていう話も
無いとはいえない。
上層部も慌てたんじゃないですかね。それこそ竜王戦の最中や直後にでたら存亡に関わりますしね。
それがなければこういう対応はしないとは思うんですけれども。
※ 将棋やプロ棋士のシステムについては素人なのでご了承下さい
今日の週刊文春で、将棋連盟の理事を含む7人で協議して「99.9%クロ」みたいな結論になったという話があったけど
相撲だって同部屋の親方弟子ってケースがあるので完璧じゃないにせよ、例えば白鵬が日馬富士の不正疑惑を
検証することはないですよね。基本は現役引退した親方衆がやる。
サッカーも野球もOBやコミッショナーとか事務方がやるでしょう。
相撲に例えたら、琴光喜(例示とはいえ元琴光喜さんすみません)の八百長を白鵬や日馬富士や把瑠都や稀勢の里が集まって検証して
「直接的な物証はないけど、力士の視点から見たらいくつも怪しい部分があって限りなくヤオの疑いが深い」
とか言ってるのと同じだよね。
それが処分に影響するのって変じゃない?