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はてなキーワード: 神経衰弱とは

2018-10-23

神経衰弱しようって言われた

怖ない?

罵声を浴びせれるのだろうな。

2018-06-12

精神疾患流行

2000年頃より、うつ病ブーム双極性障害ブーム発達障害ブームという流れをメンタル業界は歩んできたわけだが、次は何が「啓蒙」されるのだろうか。

マインドフルネスとかデイケアとかスピリチュアルだとか、精神医学はいよいよ変な方向に向かっている気がする。

マインドフルネスなんて、100年も前に森田正馬提唱していた概念のものだろうに。

グレーゾーンな人々を最も的確に表していたのは神経衰弱神経症という言葉だろう。

DSMから神経症が消え、何でもかんでも「○○障害」となったのにはどうしても製薬会社陰謀を感じてしまう。

私の周りで、せっせと真面目に精神科に通って良くなった人は一人もいない。本当に薬が必要なのは統合失調症古典的なうつ病と躁鬱病(今で言う双極I型障害)だけであろう。

鬱っぽくて色々な薬を試したがどれも効かなかったという場合は、性格問題だと考えざるを得ない。根性論を主張したいわけではないが。

ダラダラ合う薬を探すのではなく、一定ライン薬物療法に見切りをつけるべきだと思う。

薬を飲んでも飲まなくても変わらないならば、飲まない方が遥かに賢い選択である

100年後、平成精神医学黒歴史になっているだろう。

2018-04-13

anond:20180413130439

まりビリビリ帯電増田さん」だという事?

面白いサイト見つけたので貼っとくね。やばい増田さん!

http://www.dr-hori.com/media/mag/20101002_kn.php

【体内静電気】の影響によって起こり得る病気

生活習慣病

ガン、動脈硬化、高血圧心臓病、狭心症糖尿病肝臓機能障害腎臓機能障害脾臓機能障害脳出血メタボリック症候群

アレルギー性疾患

腰原病、リウマチぜんそくアトピー性皮膚炎、べーチェット病、花粉症、鼻炎

美容

ニキビ、吹き出物、小じわ、シミ、肌荒れ、ひび、あかぎれ、早期老化、若白髪更年期症状

心の病気

明るさがない、積極性がない、暴力行為うつ病、パ二ック障害拒食症過食症登校拒否症、出社拒否症、集中力欠如、不眠症神経衰弱、居眠り

痛み

頭痛、関節痛・関節炎、肩こり腰痛、神経痛

体調不良

朝起きられない、体がだるい、疲れやすい、風邪が治りにくい、むくみ貧血めまい立ちくらみ便秘、冷え症、虚弱体質、食欲不振、低血圧息切れイライラ

脳神経の病気

アルツハイマーパーキンソン病

その他

バセドウ病くる病前立腺肥大、頻尿、排尿困難、血液不良、白血病、胃潰傷、慢性胃炎ストレス十二指腸潰傷、腸疾患、慢性下痢不妊症虫歯弱視、骨格形成不全、生理痛水虫

全身をよく操む

首のストレッチをする

大地を素足で歩く

アミノ酸ミネラルビタミンをとる

【体内静電気】除去機能のある化粧品をつける

おしやぶりをする

唇を閉じて紳創一骨を下唇から上唇の方向にはる

口を閉じて日頃使わないほうの歯で無糖ガムを噛む

鼻の両側と鼻の下の真ん中の部分を指で刺激する

約1%の食塩水で「あーいーうーえーおー」といいながら上を向いてうがいをする

おしゃぶりをする??? Д)° °

体験談 【体内静電気】を抜いたら、やつれていくばかりだったうつ病改善。休んでいた仕事も元気に再開

4年間うつ病を患った妻の顔に半月笑顔

増田さん、これよ!あなたの求めていたのは~。

2018-03-23

今更『吾輩は猫である』読んだんだ

面白かった、一気に読めた

中学生の時読もうとしたら小難しくて断念したきり手を付けていなかった

それが罠で、「馬鹿馬鹿しいことを小難しく書いていることが面白い」んだな

多少分からない言葉が出てきても何が言いたいのか大筋が掴めれば良くて、そのくらいで読めばいいのだとやっと気付いた

堅苦しいんじゃなくて、気楽に読んでこその『猫』だったんだと

今も昔も人の考え方は全然変わっていなくて、鼻がデカいだの職業マウント合戦だの人それぞれの死生観だの、面白

それと迷亭キャラいいね自分アニメを見ないけど、非常に登場人物アニメチックだと思った

教科書で昔読んだ『こころ』はすぐに本を買って読んだけど、それしか読んでなかった

そのせいか夏目漱石は「神経衰弱の人」という印象があって、猫を読んでイメージがガラッと変わった

当時は感銘を受けたんだけれど、今読むとこころ先生は相当「かあいい」。

人が離れていく前から離れていくのを恐れて遠ざけるのは矛盾していて、自覚があるから苦悩している

夏目漱石は、未熟さや端々さを描いていて若者が読むとハマると思った

2018-03-13

恐妻家と言えば夏目漱石だが

Twitterで「ご飯要らない」と連絡を忘れ帰ったら流しにご飯がぶちまけられていたという写真が流れてきた。

ホームを見てみると彼は恐妻家アカウントで、日々ヒステリックな妻の愚痴を呟いていた。

かに夫婦でもめて大変そうだが、共働き子持ちで嫁さんがご飯を作って、晩ごはんいらないと連絡を忘れて午前3時に飲み会から帰ってきてぶち撒けられた晩ごはん写真Twitterに上げてる恐妻家の夫…と見ていて生ぬるい気持ちになった。

彼のアイコン夏目漱石だった、夏目漱石恐妻家として有名で、彼の妻は悪妻として名高いからだろう。

しか夏目漱石の長女の娘はこのように語っている

世間ではソクラテスの妻と並び称されるほどの悪妻として通っているが、母に言わせれば、鏡子だからあの漱石とやっていけたのだと、むしろ褒めてあげたい位のことが沢山あったのだそうである

長男

「結局母は父のためにはいい奥さんではなかったかもしれないが父を心から愛し尊敬していたのだと思う。母を悪妻のようにいうのは当たらない。ぼくたちにしてみれば、母はごく普通の女だったと思う」

また弟子の前では温厚で人当たりが良かったが、神経衰弱の発作が爆発した時には妻子に暴力をふるう事も多かった夏目漱石について

「今ならドメステックバイオレンスと騒ぎ立てて訴えることも出来ようが、当の漱石にはその自覚がまったくないのだから医師の診断を仰がせることも叶わず常軌を逸した漱石が振るう暴力に鏡子はひたすら耐えるしかなかった」

と語っている。

また漱石が病に侵された際には彼の500グラムの大吐血自分着物を真っ赤に染めても気丈に看病をしていたそうだ。

未だに恐妻家アカウントアイコンに使われるくらい悪妻の代名詞のように言われてるのは気の毒だな。

2018-02-21

解決事件で気になったことを適当ピックアップ考察してみる。

まず陽子の話を信じるな、ね。

これは多分陽子さんかその父親精神的な病気に罹ってるだけ。あのメモの出どころは定かでなくてコラ画像じゃないかって話もあるから。というかその動画がないらしく事件はあっただろうけどそれ以外の尾ひれ付いてるのはデマかなと。

次に名古屋妊婦切り裂き事件。これね、以前ベトナム人女性下呂死体遺棄事件があったと思うけど、その時の犯人で後にシリアルキラーに数えられたサイコパス後藤明弘って奴が事件当時に現場付近をうろうろしてたと言った証言があって、それからそこで窃盗事件逮捕されたらしいという話が出てるので、件の猟奇的事件は奴によって起こされたのか?という話が挙がってた。

三番目は西成マザーテレサね。これは他殺だと遺族や飛松五男氏、各メディアも言ってる。でこれに抗議してるのが女医殺しの黒幕じゃないかと噂されてるNPO団体さんみたいね。ちなみにこの団体人身売買とか臓器売買に手を出してるとかよくない噂もある。西成署の中にそれのスパイ取引相手がいるとか阿修羅かに書かれてるので詳細は各自確認をば。

四番目はペッパーランチ女性強姦事件ね。これはもしかしたら三番目の西成女医さん変死事件と関連あるかもしれないよね。その強姦された女性以外にも多数の女性行方不明らしいし人肉事件または臓器売買事件に関わってるとかいう話が出てるけど、西成女医さんの事件NPO団体が臓器売買や人身売買をやってるぞ!って事を知人の記者と一緒になって告発しようと準備してた矢先に起きた事みたいだし。ちなみにペッパーランチ事件唐突に終わったのはどうやら社長政府高官に口添えしてもらったからだというけど、この事件における社長は恐らくシロ。外食チェーンからしたらそんな組織ぐるみ事件は早々に風化して欲しいと思うはずだから黒幕とか言われるのも癪だけど事件を最小限に食い止めようとした経営者としての当然の判断だったろうから、この件に関していえば社長当事者ではないのだろうと勝手解釈

しかし、大阪と言えば熊取町集団自殺事件もだけど、やたらヤクザに縁のある連続不審死事件が多いな。また、住所不定浮浪者とかを拉致ったり、自治体と組んでるかは知らんけど、福島除染処理に連れて行ったりして今の西成特にあいりん地区炊き出し待ちの乞食に身を窶してでもって労働者があまりにも多すぎるんだよね。

ホント何があっても浮浪者ないしホームレスにだけはなりたくないね。こうやって貧困ビジネスにかこつけて平然と拉致ってくる奴らがいるんだから。そしてそれを記事にしようものなら平然と暗殺するし、西成警察に口止め料でも払って事件自殺とか事故に切り替えて貰えるんだからホントヤバいね、あの地域は。ちなみにペッパーランチ現場心斎橋だったそうな。どうでもいいな!

五番目はパリ人肉事件佐川一政氏は有罪なのか無罪なのかって事。フランス警察のアホ過ぎる捜査誤訳の末に犯行当時、神経衰弱状態だったとして無罪釈放になった佐川くん。後に唐十郎著の佐川から手紙や本人出演のインタビューとかから犯行当時の精神状態は安定していたことが明らかになってる、らしい。日本警察フランス警察に何度も働きかけてるけど、フランス警察無能晒す事をプライドが許さないのか頑なに捜査再開を拒否ってるんだとか。

六番目は同じ人肉事件フィリピン人女性によるカニバリズム事件ね。日本の話じゃないけど、あれ結論から言うとデマ可能性があるらしいね

画像2011年当時のものらしいけど、実は2006年からあったそうな。なるほど一つ疑惑が出てくるとポロポロと嘘が明るみになってくる。まあそういう事だろう。

七番目はジャーナリスト黒木明雄氏の不審死事件自殺という事らしいけど、直前に中国マフィアがどうたらこうたら。警察の内情に詳しく、後にペテン師として知られるようになる元公安の北芝氏とやり合うようになり、気付けば公安マークされるハメになった可哀想な人。岩手17女性殺害事件真相に辿り着いた矢先に殺処分されたとか何とか。他にもヤマしい警察内部の闇を握ってたので公安に殺された説が有力。ちなみに岩手事件現在も未解決のまま。こういうまともなジャーナリストがあっさり暗殺された上に警察からは明らかに他殺なのに自殺と断定発表される時点で警察が深く関わってたんだろうなと察しちゃう

2018-01-15

私の嫉妬神経衰弱カード(18歳未満は閲覧禁止!)

1.元カレに買ってもらったネオジオ本体を今でも大切に保管している

2.元カレラブホで撮った2ショットパソコンに残ってる

3.元カレに突かれながら潮を噴きまくった夜を忘れられない

4.元カレにもらったスク水タンスにある

5.元カレといたした後とてもボーッとしながら二人でラーメン屋に行って、ボーッとしながら食べた

6.元カレ実家の台所で1回、元カレの弟がいる部屋のすぐそばで1回いたして、翌朝ラブホテルで3回くらいいたした

絶対今の彼氏には言えないぜ

そんなことより今の彼氏との対面座位してる瞬間が最高に幸せ

必死に腰振りながら私のおっぱっぴー必死に吸ってるの

すごくかわいい。歳上だけど最高にかわいい。好き。

2017-08-21

体調不良

少し前から仕事をしているとイライラすることが増えてきた。

もともといろいろな仕事結構マルチタスクで開いてしまい、少しつづ閉じていく。。。みたいな仕事をするタイプなのだけど、開いた仕事を忘れてしまうことが増えてきた。

はいえど、一大事にならない程度には回収はできていた。


その状態で少し仕事をしていたけど、また少し経ったぐらいから明らかに涙もろくなったり、感情的にいろいろな人と会話することが増えてきたように感じることが増えてきた。

その罪悪間で押しつぶされそうになる日も多くなってきた。その頃から自分に対して負荷をかけるようになった。例えば、昼ごはんを罰としてあえて抜いてみたり、体をつねってみたり。

体に悪い、痛い、そういう感覚が味わえることをちょこちょこ与えつつなんとか乗り切ってきてた。あまりにもいろいろ不安になって一度本気で首絞めしてた時期もある。

自分自分に課す首絞めは簡単には死ねないので大丈夫。(死ぬ前に手の力が抜けるので死ぬまではいかないのです)


そのあともう少し経ったぐらいから急にまた調子よく仕事できる時期が来た。結構いい感じでこなしていて、バンバンタスクぶっ壊していた。

でもその頃のことを思うと、結構ミスとか抜けが多かったように思う。調子良かったのはたぶん上部だけなんじゃないか・・・


もう少したってから会社に行こうとするたび目眩頭痛吐き気が襲ってくるようになった。最初の頃はまだ調子悪いなー?風邪引いたかな??ぐらいで済んでいた。

そのうち会社に行くのも辛いレベルで、朝起きれなくなった。この段階でさすがにもう無理、おかしいとなり、病院に行った。

結論から言うと、神経衰弱https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E8%A1%B0%E5%BC%B1_(%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%96%BE%E6%82%A3)

と診断された。そして、医者からすぐにでも1ヶ月間の休職をすべき。という診断書をもらった。

人事に連絡をし、この診断書を提出、なるべく早めに休ませろ。という要望を出してほぼ1ヶ月。というのが今。



実は現状まだ休職扱いにはなっていない。少ない有給を使いつつなんとか仕事に噛り付いている状況。

今日は完全に動けず家で休んでいて、ふと動けるようになったのでこの文章を書いている。

人事にはその旨を伝えているが、引き継ぎやらなんやらをしないと休ませられない。の一点張りで話が進んでおり、明日医者に行くので再度強めの診断書をもらう予定だったりする。

現状の診断書では休ませられない。というのが本音らしい。

診断書には法的な拘束力がないのは知っている。最近仕事中は何も食べ物が通らないレベルで体調が悪くなってきている。ウィダーインゼリーを飲み込むのが精一杯でなんとか仕事している。

そのような状況を話しても引き継ぎだの・・・という話になる。

そんな会社もうさっさとばっくれちゃえ。っていう意見も聞く。だけど、こんな状態になるまで働き続けるぐらいには変に正義感が強い私なのでどうしようもないらしい。

このあと引き継ぎが終わったとしても素直には休職にはさせてくれないだろうなとは思っていて、すでに転職活動もしている。

ここに書いて何かして欲しいとか、そういうわけではないのだけれど、記録として残したい書き出したらスッキリするかな?と思いここに記載をした。

ちなみに今日は一日中、ひたすら泣いている。ここまでのメンタル状況になったのは誰のせいなんだろうなと思う。

自分のせい?上司のせい?会社のせい??と思いつつ、完全に動けなくなるXデーまできっと働かなきゃならないのだろう。

2017-02-21

日本テレビ女尊男卑!っていうけど

量産型女子神経衰弱

・街行く女をバカにする「聞きにくい事を聞く」という番組

・街行く女性ヒール勝手に切ってしま番組

お笑いミソジニーネタ

中学生惨殺事件における、元警察の「残酷な殺し方だから犯人は女」

にわかカープ女子一切摘発

料理のできない若い女性バカにする「やってTRY

女性タレント暴言、ベッドに引きずり込み尻を叩く

・「女って怖〜い」「女の敵は女」ネタ

等等…

すべて、ここ二、三年のうちに見たもの

これでどこが「女尊男卑」なんだ?

で、これが男に対してやられた途端に「男性差別だ!男女逆なら許されないのに!」って騒ぎ出すんだろうな

カイカイ反応通信を見てると、ねらーと同じくミソジニスト韓国人イルベ民が日本バラエティを見て「なんて女性の扱いだ!神国韓国でやったら女性部に潰される!」と騒いでた

日本世界一女尊男卑日本番組女尊男卑だとか言ってるやつは韓国行ったら憤死しそう(あっちには徴兵制あるし)

2017-02-15

舞台「孤島の鬼―咲きにほふ花は炎のやうに―」(ネタバレ注意)

とんでもない作品だった。とんでもない体験をした一週間であった。


まず先に言うと、本作品は『ミステリー演劇』だった。

それは原作推理小説カテゴリーされているからとか、原作者江戸川乱歩だからとか、そういう理由じゃない。

私はその解説、および回答を以下に記すのだけど、それは完全なるネタバレです。

もう知らなかった頃には戻ってこられない、作品を殺す系のネタバレ

なので、未観劇の方には本当に読むことを勧めません。

本作は素晴らしい完成度の傑作だし、舞台演劇でここまでのミステリーを作り上げるのは絶対に容易じゃない。

また、私はエグいほど容赦なくネタバレしていますので、正直自分ももう二度とミステリー演劇は鑑賞できない脳になってしまったのでは…と震えております。

(なので、読んでほしい気持ちがあって増田に書いているものの、観劇済みの方も生半可な気持ちではネタバレを読んでほしくない。六道の辻で迷い不幸だと感じている方にだけ、光が届けば良い。)

まり未観劇でネタバレを読むということは、人生の楽しみを自らの手で一つ潰すということ。尋常じゃない損失です。

本作はDVDの発売が決定しています。

公式DVD予約サイトhttp://www.shop-ep.net/east_park/shopping/a04020102/iid/0000000001746/

(発送日未定。予約は3月末まで)

めちゃくちゃ好評だったので、あなたの周りにも購入している人が居るはず。そして恐らく「見せてほしい」と頼めば喜ばれるはず。布教したくなるタイプの作品なのです。なので数ヵ月後DVDを鑑賞してから、是非また読みに来てください。

「数ヵ月なんて待てねーよ!」って方は、妥協点として2015年に他の演出家さんで上演されたものを見ることができます。

こちらは未観劇のためなんとも言えませんが、おそらく2015年版は絶対解けない「超ハードモードの『ミステリー演劇』」か、『ミステリーではない普通演劇』の可能性が高いと予想しています。でもまぁ全く観ないでネタバレ読むよりは絶対良い。

たぶんDVD売ってるし、3月になれば我らがdアニメストア殿が配信してくれます。

https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/CP/CP00000660

高いチケット買って劇場に行くか高いDVD買うかしか選択肢がなかった時代を生きてきた作品の取捨選択にすごい苦しんできた勢なので、dアニさん月額400円でこんだけ見れるとかマジ神過ぎ。最初目を疑った。(WOWOWさんにも感謝していますが、うちTV無いから見れないんですよ…そもそも家にあんま居ないし。お金なら払うのでスマホでもWOWOW見れるようにしてください。)

原作「孤島の鬼」を読むのも手ですが、本作はある意味では『原作本質を描いている』けど、ある意味原作とは全くの別物』です。だから舞台版のネタバレは、舞台版を観てから読んでほしい。

そして、せっかく未来の楽しみを潰してまでネタバレを読んでしまうのだから、その前に『ミステリー演劇』の推理に挑戦してほしい。

一人で解くのは超ハードだと思うので、できれば仲を深めたい方と一緒に。(私が今回の回答に至るのに協力してもらった友人の数は4人です。内1人は原作を読み込み一緒に推理してくれました。)

ぼっちの方も安心してください。本作はめちゃくちゃ面白かったので『2017年版の感想』も、ネットの海に転がっています。そこから辿り着くことも不可能じゃないはず。鮮度のいい印象論の良さも、一晩寝かせた感想の良さもあるので、いろいろ漁ってみてください。

あと私は推理した一週間の思考ログをほぼすべて残しているので、トリックがわかってからログを読み返してみたら翻弄されている自分がめちゃくちゃ面白かった(当時は睡眠不足神経衰弱で瀕死でしたけどね)。間違ってはいないけど騙されている。そんな楽しさもあるので、ぜひ推理に挑戦してみてください。

そして私がまだ解いていない謎の答えを見つけられたら、ぜひ教えていただきたい。

また、運良く本作を劇場でご覧になられた皆さま。感想はもう書き残しまたか

公式がwebでアンケート回収もしています。送ると抽選で非売品舞台写真もらえます。私もとても欲しい。

本作は、『感想を残す』ところまでを含めて作品です。せっかく運良く観劇できたのだから、140字で良いから書き残しておきましょう。

できれば思いの丈をすべて書き出しておくと良いです。『他者に感想を伝えようとした人だけが、謎解きの後に得られる感動』があります。(※個人の感想ですが!)

この感動を、本作品が本当に素晴らしい江戸川乱歩原作舞台化であったことを伝えたくて、読んだら作品を殺すことになるようなネタバレを恥を忍んで書いています。

私はソワレ観劇後、徹夜で翌昼に感想書き上げました。これが私の沼への一歩だった訳ですけれども、これを書き残しておいたお陰で、謎が解けた時に私の回答を出すことができました。

一度ネタバレを読んでしまうと、もう観劇で感じた感想書けなくなると思いますので、本当に一言で良いから感想書き残しておいてください。ついでだから公式アンケートに答えて非売品写真当てましょう。当たったら私にも見せてください。

最後に公式各位。

ネタバレにあたる部分は私の個人的ミステリー体験なので、これが公式解とは主張断言しません。

と言うか、理由なき見落しと、自分の能力ではどうしても咀嚼できなかった部分(言葉スムーズに脳に入ってこなくて読解しながら観劇することができなかった原作には無いシーン)があったので、私のネタバレは不完全です。他にも拾い損ねている箇所がポロポロ出てくる。逆転する可能性が大いにある、お粗末な推理

ですが、キャストの皆さまが最後までネタバレに配慮されていたのに、ネタバレを公開し誰かに読んでほしいと願うことが、浅間しいようにも感じています。

ネタバレ注意喚起に約2000字程裂きましたので、どうか堪忍してください。

p.s.オリジナルマグボトル購入しました。作中に赤い色が無かったのでデザインも綺麗だし購入したのですが…紐解いてみるとなかなか意味深なグッズですね。とても良い記念品になりました。


それでははじめます。

導入


無人の屋敷に風が吹き込む

暗転

まったく光のない深い暗闇から男性の声が聞こえる

「不幸ということが、私にもよくよく分って来ました。本当に不幸という字が使えるのは、私だけだと思います。遠くの方に世界とか日本かいものがあって、誰でもその中に住んでいるそうですが、私は生れてから、その世界日本というものを見たことがありません。これは不幸という字に、よくよくあてはまると思います」

暗転明け

無人だった屋敷に白髪の男性が立っており、書物を音読していた。

彼は自身について取り止めなく独り言つ。

彼……『私』を語り部とした、物語がはじまる。


まず本作の初見の私の感想と回答は、下記増田で参照できる。

http://anond.hatelabo.jp/20170206104211

ミステリーとして解いた今読み返すと相当ブッ飛んだ納得の仕方をしている。自分の妙さについて今までなんとなく感じていた部分が浮き彫りになりすぎである。こわい。

当時も気持ち的にスッキリはしたけども、<もやもやした原因が『認知を歪められている感覚』だったのに、「それは作者の願いだよ!」という犯人動機の『妄想』では、『論理的解決』にまったくなっていない>ので、悶々とはしていた。

作り手側は演劇を魅せるプロだが、観客は演劇を観るプロだ。伊達や酔狂でやっているわけではない、こちとら真剣に観ている。

認知を歪められている感覚』なんて中途半端ものは見過ごせない。

ちゃんとトリックを暴きたかった。

そこからずるずると私は沼に嵌まっていき、推理のためにガチで眠れない一週間を過ごすことになる。

そもそも、舞台「孤島の鬼―咲きにほふ花は炎のやうに―」の何がミステリーなのか。

それは、本作品が叙述トリックを駆使し、とある真意』を隠しているということにある。

しかし私の目下の推理動機は、トリックを逆手に取った『簑浦も諸戸も幸せになれる最適解』にあった。どうしても二人を幸せにしたかった。

そのために以下のことを行った。

そしてひたすら二人が相思相愛ではないという可能性を潰し、相思相愛である可能性を見つけ出す作業


解説『簑浦も諸戸も幸せになれる最適解』①

箕浦の白髪

二人の愛の一番の障害は、箕浦の白髪化=「箕浦は同性愛を『生理的』に受け付けられない」という点。

これが諸戸が箕浦の前にあらわれることがなくなった原因だと思う。彼がどんなに誠意を尽くそうとも、これだけはどうにも覆すことができない。

しかし、実は原作では白髪化したタイミング=直接的な原因が諸戸に襲われたことのみだとは明記されていない。

そして舞台でも、実はめちゃくちゃぼやかされている。

冒頭、語り部である『私』が自身の体験した恐怖について語ろうとする。その時にまるでトラウマが呼び起こされるかのように喉元を掻く仕草をする。

後半井戸の奥、深い完全なる暗闇の中、水位が増して死の恐怖に襲われた時。『私』佐藤箕浦も、諸戸と石田箕浦と同じマイムを行って移動し、水位が増しだすと喉を掻いて苦しみ悶絶する。

これは、白髪化するほどの『生理的』な恐怖が、諸戸に襲われる前から強烈にあったという解釈にできる。

では逆に、諸戸に襲われた後の恐怖はどうだろう。助八さんの救助が来て、生死の恐怖は去った。丈五郎の恐怖も去った。では諸戸に犯される恐怖はなくなるか? 普通に考えれば、自分を襲ってきた相手が側に居るなんて恐怖しかない。第三者が居るから安心だなんて暢気になれる訳がない。(学術的根拠を略していることは恥じています)

箕浦は、諸戸に襲われた時にあれほど恐慌したのに、襲ってきた相手が側に居てもケロっとし過ぎなのである脱出できた時なんて笑いあっていたりする。

これらによって、「箕浦は同性愛を『生理的』に受け付けられない」ということを否定できる可能性が、十分にある。

同性愛への拒絶:あの夜まで

生理的』に受け付けられない訳じゃないのなら、箕浦の同性愛への拒絶はどこからくるのか。

実は学生時代の箕浦は、同性愛を拒絶していない。

諸戸が触れるままにさせ遊戯を楽しんでいたと言っているが、これってちょっとエッチではないですか? 私は『もてあそぶ』というよりも、遊廓でのお戯れみたいな印象の方が強かった。エロかった。

…脱線した。ともかく同性愛を否定する、拒絶する描写が無い。

ましてや「あつい手だね」というセリフは、諸戸と佐藤箕浦の両方が同時に口にする。

これは原作では諸戸が言い、簑浦も『私も同時に、火のような相手の掌を感じた』とある

あの夜、諸戸と箕浦は、本当は同じ気持ちであったのではないか。

同性愛への拒絶:あの夜から

しかし大人になった箕浦…いや『私』佐藤箕浦は、頻繁に同性愛を拒否する。

そして井戸の中、「今こそ、僕の願いを容れて、僕の愛を受けて」と請い願う諸戸を「あさましい!」とはね退ける『私』佐藤箕浦。

実はこのセリフ原作には無い。そして学生時代のあの夜は諸戸の方が言っていたセリフなのだ

「君は浅間しいと思うだろうね」と。

箕浦に『同性愛を持つ者は異人種』だと一番最初に植え付けたのは、他ならぬ諸戸であった。

そしてあの夜、「『私』は諸戸との関係はこれで終わったと思った」。

もし、もし諸戸が、自分で自分の気持ちを否定してしまわなければ、二人が結ばれていた可能性もあるのではないか?

『箕浦』の存在

あの夜の後、箕浦が大人になりSK商会に勤める場面から「過去の『私』」石田箕浦が登場する。

大人になった『私』佐藤箕浦は同性愛嫌悪感情を見せるが、石田箕浦は同性愛嫌悪していない。

諸戸が自分に恋していることを頭では理解しているが、そもそも同性愛をわかっていない。だから諸戸からの熱視線性愛アピール)をまったく感知できないし、諸戸からの接触に応えること・握手を求められた手を握り返すことができる。

スポットライトが当たらないところでの石田箕浦と諸戸は、まさしく「諸戸と簑浦は何か変だ」状態熱視線を送ったり触れようとしたり羞恥の色を見せたりする諸戸に、石田箕浦はまったく気付かない。A.T.フィールド固すぎ)

絶望的に脈ナシな究極のノンケ

原作の簑浦とはかなり印象が違うそう(私は一度推理完了するまで未読を貫く主義のため世論であるが)。

簑浦と箕浦、原作とは名前漢字が異なるし別人か? いや、そうじゃない。無意味な改変は絶対に起こらない。「虚偽の事柄を事実として書くことはアンフェア」だからだ。印象が違うなら、『変えた理由』と『変えても原作の簑浦を成立できる理由』がある。

石田箕浦が登場する前。佐藤箕浦が諸戸との関係は終わったと思ったあの夜。諸戸が泣きながら請うた内容は以下だ。

「君は分っていてくれるだろうね。分ってさえいてくれればいいのだよ。それ以上望むのは僕の無理かもしれないのだから 。だが、どうか僕から逃げないでくれたまえ。僕の話し相手になってくれたまえ。そして僕の友情だけなりとも受け入れてくてたまえ。僕が独りで想っている。せめてもそれだけの自由を僕に許してくれないだろうか。ねえ、簑浦くん、せめてそれだけの……」

諸戸が願った内容、これまんま石田箕浦じゃん……

石田箕浦は諸戸を友人として深く信頼しているし、井戸の中でなんて一緒に死ぬことすら受け入れている。諸戸の願いを、字面通りに叶えている。

しかし周知の通り、諸戸が心の内で望んでいたのは、彼の『死にもの狂いの恋』を受け入れてもらうことだった。

諸戸の望みと願い

諸戸は自身について怖れている描写が多々あった。それは自分の素性と性愛対象が『普通と違う』ことでもあったし、『父に命じられたから行っていたはずの不気味な研究にいつしか諸戸自身不思議な魅力を感じはじめていた』ことも大きいと思う。

強い劣等感を抱えた自意識と、強い罪悪感をもたらす超自我

我と我身を醜いと卑下すればするほど、美しいものを強烈に求め、美しくあるべきだという観念に囚われる。

諸戸の心の内の葛藤が『手記の秀ちゃんと吉ちゃん』そのものに見えた。諸戸の望み(イド)と願い(超自我)は大きく解離している。

箕浦が写し取ってしまった『同性愛を持つ者は異人種』という価値観、『親友という姿』は、諸戸が持つ美意識刷り込みだった。箕浦にとって諸戸は、本当に「美しい青年」だったのだ。

『私』と『箕浦』

石田箕浦は本当にクセのない、まっすぐな好青年だった。諸戸の理想とする『普通』がそこにあるように見えた。そして原作の簑浦とは印象が異なる存在

これはつまり、簑浦のイドと超自我のようなものが、『私』佐藤箕浦と石田箕浦に分かれて表現されているのではないか。一人の人間を二人で演じ、二つの存在(語り部の『私』と、簑浦のイド)を一人が演じているのではないか。

彼らの箕浦の分担は、紀州の孤島に着いてから大きく変動し反転してゆく。

井戸の中で諸戸に襲われ、完全に石田箕浦から佐藤箕浦に替わったのは、諸戸が望んだ存在が友人ではなく恋愛対象としての箕浦だったこと、そして諸戸の手によって「諸戸の理想とする『普通』」が壊されてしまったこと…『私』になった石田箕浦にも諸戸の姿は獣のようだと評されている。学生時代のあの夜に諸戸が否定をしてしまったこと、それの繰り返しだった。

『私』の恋心

そして秀ちゃんへの恋心を諸戸に恥ずかしいものと責められる場面。実はあれは原作だと簑浦のモノローグによる言い訳タイムとなっている。諸戸はそもそも丈五郎に捕まって、島に到着して以降会っていないというのだ。正確にセリフを覚えていないが、原作未読の私でも、最初に秀ちゃんから手紙を受け取ったシーンに諸戸が居ることに強い違和感を感じた(そして友人が原作では諸戸が居ないことを確認してくれた)。

よくよく考えれば変なのである。箕浦に恋慕を寄せる諸戸に責められる筋合いはない。初代に操を立てるなら諸戸の恋に応えることも恥ずべきことだし、諸戸に気を遣う必要だって本質的には無いのだ。(まるで『アイドル恋愛しちゃいけない』理論だ。)

ではなぜ超自我ポジションである石田箕浦ではなく、諸戸が責め立てるのか。

箕浦の美意識は諸戸の影響を強く受けているから諸戸の姿をしていたとも捉えられるが、それ以上に、常識的な葛藤だという以上に、箕浦の心の中に諸戸を慕う側面も幾ばくかあったから、秀ちゃんに恋する自分と、諸戸を慕う自分で対立したことを表現していないか。

佐藤箕浦はもちろん初代にも秀ちゃんにも惹かれているが、彼が箕浦のイドのポジションであるならば、諸戸のことも結構好きだった。(イドでなく単なる『私』なのだとしても、諸戸を見つめる視線に愛憎のような熱が込もっていたし、)諸戸との会話に深山木が入ってきたとき「早くないですか!?」と驚くのは二人の箕浦で、石田箕浦一人だけが言うと単純に時間が早かっただけに聞こえるが、佐藤箕浦も合わせて言うことで「諸戸との会話に邪魔をされた(もっと諸戸と話したかった)」かのような邪推ができてしまう。

海岸で諸戸を見付けるのも石田箕浦ではなく佐藤箕浦だ。

そして諸戸が握手のために差し出した手を『箕浦が握り返さなかった』時。諸戸は驚愕の表情で『私』を見る。見つける。実は、物語の始まりを告げる運命が廻りだすような音楽が流れて以降(犯人だと疑って諸戸の家を訪ねて以降)、諸戸が『私』を初めて見たのが、この『箕浦が握り返さなかった』時。

握り返さないのは、握り返すことに意味が生じてしまうから石田箕浦は諸戸の恋をまったく感知しない。そんな石田箕浦が握り返さないわけがない(実際に、諸戸に見つかってしまった『私』が顔を背けた瞬間、石田箕浦は手を握り返す)。つまり学生時代のあの箕浦が、心の中にまだ居たということ。

諸戸にとってはそりゃあ嬉しいことだろう。彼はそれ以降箕浦に話しかける時、佐藤箕浦を見てから石田箕浦を見る。ここからどんどん、『箕浦』の行動を表現するのが佐藤箕浦へ移行してゆく。

すれ違う二人

一度は友人として、諸戸と共に死ぬことも受け入れた箕浦。

しかしその結末を自らの手で潰す諸戸。

逃げながら箕浦は吼える。「死んでたまるか!」と。箕浦は白髪化するほどの生死の恐怖を体験したばかりだ。

諸戸に襲われるも未遂に終わり、命が助かることに深く絶望する諸戸。

井戸を出た二人は笑いあう。諸戸は箕浦が白髪化するほど生理的同性愛を受け付けないのだと認識したように、箕浦の白髪を見て泣いているように笑う。

そして箕浦の前に現れなくなった諸戸は、気持ちを遺して逝くことで最期にまた箕浦へ大きな傷を残す。


解説叙述トリックを駆使し隠された真意

先述の通り、私の推理動機叙述トリックを逆手に取った二人が相思相愛であったことの証明にある。

からくりが解ってみると、どうってことない・ただ上演されているものそのままに過ぎないのだけど、ここに辿り着くまで本当に一週間ひたすら睡眠時間を削って悩んだ。二回目に観劇した時などは、とにかく正確に推理するためにありのまま最前列からガン見してきたのに、どうあがいても悲恋という現実に心が折れそうになった。マジで。実は二回目に最前列観測した時よりも、初見H列サイドから観劇した時の方がイイ線いってたよな(納得の仕方はブッ飛んでるけど)と思う。

で、共に推理していた友人が先に原作叙述トリックに気付き、簑浦と諸戸のBLは成立しているという解を出してくれたので、二回目の絶望した記憶で観劇を終えるのもなんだし推理はやめて初見のつもりで観劇しようと思って向かったのが三回目の観劇。最後尾辺りの補助席。

しかし驚くほど新たな発見がまたどんどん出てきたうえ、深山木のセリフによって私は舞台も叙述トリックを使ったミステリーなのだ確信してしまう。

これは原作にもあるセリフらしいのだが、深山木がトリックについて思わせ振りなことを言うシーン。そのセリフが完全に『叙述トリック説明』になっていたのだ。聞いた瞬間、震えが走った。

本作がミステリーであると気付けるように、最初から以下の違和感と解法が提示されていた。

さて。ここで疑問に思われることがあるだろう。なぜ叙述トリックを使用しているのか? 隠したいものは何なのか?

この件について私は非常に貴重な体験をする。

本作の大好評っぷりと、推理に明け暮れ神経衰弱している私を心配して、友人が本作を観劇してくれた。三回目観劇の日、偶然スケジュールが合って友人2人(友人Aと友人Bとする)と一緒に観ることができた。終演後、私はわくわくしながら二人に感想を求めた。

友人A「箕浦殴りたい……不快過ぎて体調悪くなってきた……」(※意訳)

当時、箕浦殴りたい勢は最大勢力に感じた。過激箕浦擁護派も0ではないが、大多数が箕浦(おそらく『私』のみ)に不快感情を持っていた。冗談ではなくガチで友人Aが苦しそうにしており、私も初見後は物凄くモヤモヤしていて苦しみがよくわかるので、少しでも気が晴れないかと友人Aと対話することになる。

不快感を分解していく。

友人Aは非常に言いに難そうに、しかし押しかかる不快感から助かるため、意を決して打ち明けてくれる。

友人Aも不快の対象は『私』にあり、その根源を追ってゆくと友人自身が「『拒絶』されるのが本当に無理」だから、諸戸を拒絶しているのに側に居た『私』を悪だとした。

増田「拒絶することを『悪』だとするなら、今『拒絶を拒絶』している友人Aも悪だということになるでしょ? 友人Aは悪なの?」

結局友人Aには私の初見感想を読んでもらい、加えて私の心の闇()もひっかかった話をしたことで、とりあえず翌日出社できるレベルには不快感が晴れたと言ってもらえた。良かった。

さて、私は友人Aと対話して思った。「もしかして江戸川乱歩のやりたかったことってこれでは?」

感想を書いた方ならわかると思うのだが、感じたことや思ったことの根拠を話そうとすると、自身についての話、しかも心の闇()の部分を語らないとどうにも説明できなくなってしまう。

私も推理ログ含め大量に書き残したが、心の闇()を除いても、暗闇マジ怖い体験とか、無意識下の生理的拒絶は実在するよ体験とか(思えばこいつが二人の恋の一番の障害だった)、とにかくネガティブ体験談バンバン出てくる。

共に推理原作解読した友人も、舞台の感想を書こうとしたら闇にぶち当たって、書くのを控えようとしていた。( Permalink | 記事への反応(0) | 22:47

2017-02-11

江戸川乱歩 原作 舞台「孤島の鬼」をめぐる120時間

先週日曜、舞台を観てきた。江戸川乱歩原作の「孤島の鬼」。

感想増田投稿済みだし、最終考察投稿バリバリ編集なのだけど、

先ほど、ずっと一緒に推理に付き合ってくれていた友人が、《原作真相》に1つの答えを出してくれた。

「孤島の鬼」原作に対する現在の私の解釈について

※閲覧にはTwitter連携必要ですが、誰でも読めます

私はこの解釈を読んで、江戸川乱歩まじすげぇ人なんだな、と思ったし、

舞台感想を聞いて原作を読み返した」という超間接的な位置に居る友人にまで影響を与えたこの舞台まじやべぇな、と思った。

この話は、やれBLホモだと騒がれているが、こんなにも『人と人との愛の深い部分について書かれている』ことに萌えている感想は、まだ一度も見たことがない。

腐女子の皆さま、乱歩パイセンの名作は、想像を絶する至高のBL小説だったよ……(震え声)

次の新刊ネタにできるよ……

観劇してから120時間神経衰弱するほど友人と推理を重ねてきて、友人が辿り着いたこの結末に私は本当に感動したので、記念に最後にもう一度観劇しようと決めたのだけど、観劇前に今までのことを日記として残したいと思う。

(友人との推理使用した部分以外は原作未読をまだ貫いているし、私の主観での希望的観測は友人とは少し違うのだけど、それは最終考察とあわせて観劇後にまとめたい。)

どうせ同じ高いお金を支払って観劇するのなら、楽しめた方が絶対にいい。

私はもう「視点を変えれば、世界が変わる」=「つまんなかったものが最高に面白くなる」という瞬間を短くない観劇人生で知っていたので、本作初見では何か視点を歪められてるような印象にすごくもやもやした。

今思い返すと、色々なテクニック…いや、ヒントが散りばめられていた。

作中の探偵二人が言う「常識ではトリックを見落としてしまう、視点を変えるんだ」というようなセリフが印象に残っていたり(大事なことだから2回言いましたの法則。一度だけならスルーしていた)。

ストーリーテラーがやけに観客の目をガン見してくる→目を見るというのは語りかけてくるということで。しかしその眼差しに乗るメッセージは無く、視点誘導にも思えるのに最終的にストーリーテラー非難するような印象で終わる。この矛盾

原作では『簑浦』という名前主人公が『箕浦』であったり。同一人物に別の名前が与えられ『一人二役』であったり。

いかにも裏がある風で、どうしてもひっかけられてるような感覚があった。

「結局胸糞悪いだけだった」作品結構観てきたけど、それらは完全に私との解釈違い…美意識というよりもっと恣意的な『美学』の違いで、どうにも受け入れがたいという点からくる胸糞悪さだった。

でも本作では諸戸に感情移入できてしまったし、そもそも異形とは何かみたいな問題提起の要素もあり、そんな乱歩原作が『美学押し付け』には絶対にならないという妙な確信があって。私は謎解きに踏み出していた。

推理小説は読まないけど、リアル脱出ゲームとかは好きなんです。

(一晩明けて昨日、一緒に脱出できた経験のある頼れる別の友人が、私の沼りっぷりを気にかけて舞台を観に行ってくれた。そして私が完全に見落としていた最重要ヒントを見つけてきてくれた。優しすぎるし天才すぎる。)

(そう言えば原作解釈の友人も、私にとっては自明の理すぎて結構雑に扱っていたヒントが友人にとっては盲点で、そのヒントがあったからこの解釈に至ったと言ってくれた。嬉しかった。)

(そして、盲点とは必ず存在するし、それは本当に自分には見えないだけで、他人からたらこうも軽々と見えるものなのだなと、また一つ得難い経験をすることができた。人生って楽しい。)

終演後からすぐ調べ出して、最初のヒントには帰りの電車内でもう出会えていた。検索上位だった。有り難い。

からそのまま寝ずに感想を書き上げて翌昼増田投稿したのが初見感想

なんで増田に上げたかと言うと、これが《私》の感想であると、他の友人知人に知られるのが恥ずかしかたから。お陰で普段以上に壁打ち感ぱなくて孤独だった。それを全部友人との推理にぶつけていた。この五日間付き合ってくれて原作真相にまで辿り着いてくれた友人マジで有り難う。

自分感想の反応はサッパリだけど、各所に皆さまがどんどん感想を投下されるのでひたすら読み漁っていたのですが、どうにも自分の知りたい解がそこにはないように思えてきて。(感想拝読させていただいた皆さま、失礼な物言いになってしますみません。今回が異例だったのです。通常の演劇作品感想としてはとても楽しく面白拝読させていただきました。公開してくださったことを心から感謝しています。これからも是非よろしくお願いいたします。鍵、イクナイ。)

先述の私の盲点にあったヒントを見つけてきてくれた友人との会話でも判明したのですが、私が求めていたのはどうやら『感想』ではなく『印象』だったのです。

感想とは『事象対峙した発言者の想い』である。対して印象とは『事象対峙して発言者が捕捉できた部分』である

私は自分では見えなかった作品ありのままの姿を知りたかったみたいです。

その点では、原作を読んだけど舞台は見ていない友人と、舞台は観たけど原作を読んでいない私の探偵コンビはなかなか良いバランスだったのかも。

お互い違う表現を見ているか感想だけでは語れないけど、小説舞台作品本質が同じなら、印象と事実も一緒に突き合わせることで対話が成立する。

書いていた続きが寝落ちたら消えていたので、ちょいちょい追記していく。

2017-02-06

神経衰弱論者の再投稿だ逃げろー海沿いへ逃げろー

2017-01-23

スタンフォード監獄実験のうさん臭さは異常

初日から早々囚人役に暴力をふるう

2日目には囚人役が神経衰弱になり離脱

監視カメラを切って虐待を加える

6日目で実験打ち切り

 

ジンバル博士が行った実験だが、さすがに内容が適当過ぎる

当然追証もなにも行われていないので再現するかも不明

なのに「これが起きたことだから」って皆実験を信じてる

でっちあげの可能性は無いのか?

2016-09-28

夏目漱石それから』(1909年

何故働かないって、そりゃ僕が悪いんじゃない。つまり世の中が悪いのだ。

もっと大袈裟に云うと、日本西洋関係が駄目だから働かないのだ。

第一日本借金を拵らえて、貧乏震いをしている国はありゃしない。

この借金が君、何時になったら返せると思うか。そりゃ外債位は返せるだろう。

けれども、そればかりが借金じゃありゃしない。日本西洋から借金でもしなければ、

到底立ち行かない国だ。それでいて、一等国を以て任じている。

そうして、無理にも一等国の仲間入をしようとする。だから、あらゆる方面に向って、

奥行を削って、一等国だけの間口を張っちまった。なまじい張れるから

なお悲惨ものだ。牛と競争をする蛙と同じ事で、もう君、腹が裂けるよ。

その影響はみんな我々個人の上に反射しているから見給え。

こう西洋の圧迫を受けている国民は、頭に余裕がないから、碌な仕事は出来ない。

悉く切り詰めた教育で、そうして目の廻る程こき使われるから

揃って神経衰弱なっちまう。話をして見給え大抵は馬鹿から

自分の事と、自分今日の、只今の事より外に、何も考えてやしない。

考えられない程疲労しているんだから仕方がない。

精神の困憊と、身体の衰弱とは不幸にして伴なっている。

のみならず、道徳の敗退も一所に来ている。日本国中何所を見渡したって、

輝いてる断面は一寸四方も無いじゃないか。悉く暗黒だ。

その間に立って僕一人が、何と云ったって、何を為たって、仕様がないさ。

2016-04-30

社蓄名言

まり道徳的になるな。自分を欺いて人生台無しにしてしまう。

ヘンリー・デイビットソロー


神経衰弱になりかけていることを示す徴候の一つは、

自分仕事が何よりも重要だと思い込むことである

バートランド・ラッセル


一日八時間まじめに働いていれば、やがてあなたは上役に昇進し、

一日十二時間働くことになるだろう。

ロバート・フロスト


お金幸福は買えない。

だが、幸福を買えるのではないかという幻想を買える。

無名賢者


働くことはこの世で最も素晴らしいことだ。

から、常にあすのために少し残しておかなくてはならない。

ドンヘラルド


忙しいだけでは十分ではない。

問題は、何のために忙しいか、だ。

ヘンリー・デイビットソロー


きょうの午後は 友達スケートに行く予定です。働かないことって、本当に楽しいですね。

リンボルスタッド

2016-04-16

アベちゃん絶対悪にしている人たちをみてると、近い将来にアベちゃんが退任してしまったあとで、悲惨災害事故が起きたときに、やり場のない怒りを向ける対象がいなくて、神経衰弱ちゃうんじゃないかなって心配になる

2016-04-12

有名人神経衰弱

自分の中でなんかゴチャゴチャになってて何度覚えても顔と名前が一致せず、どっちがどっちかすぐわからなくなる有名人



男性名前の語感が(自分の中で)似てると識別できなくなって、

女性は見た目や雰囲気が(自分の中で)似てると識別できなくなる傾向がある気がする。

麻木・岡江ライン名前まで似てるし、特に高難度すぎる。

2016-04-11

[]3日目

計算→速い3バックで限界。4バックはいろいろ厳しい。覚えるとき音読しないようにすればいいんだろうけど。少なくとも3バックは音読を1回で済ませるようにシてクリアできるようになった

それ以外の神経衰弱とか鬼ねずみは帰ってからやろう

2016-04-10

[]2日目

計算 速い3バックが限界

ネズミ 2匹でもういっぱいいっぱい

鬼めくり ただの神経衰弱だけど全然覚えられない

とりあえず毎日続けてみよう・・・

2016-04-04

自分職業を偽っている事をハイスペ友人に伝えるかどうか。

から出た錆、自業自得だと、思ってる。

夜中に目が覚めて、居てもたっても居られなくて、不安に駆られたまま、ここにどうしようもない気持ちを書き綴ってる。

私は、企業経歴は3社目だ。新卒後に某メーカー企業に勤めてからブラック企業に勤めてしまって、逃げるようにして転職した。小さなIT企業だ。逃げるように焦って転職たから、当然ハイスペックな人が好むような企業では無い。

新卒入社した某メーカー企業転職してから、それ以降の(ブラック企業やIT企業勤務などの現在の)事情を知らない社会人友人が私に尋ねた。

「そう言えば、お仕事って、何業界だっけ?」それとなく尋ねられた時、つい咄嗟に嘘をついてしまった。尋ねられた時に品定めしている感じの彼女の目に、不安になってしまった。

私は、名ばかりコンサルブラック企業転職してしまい、直ぐに示談に入った。

代理人を挟んでゴタゴタし、示談成立後に逃げるように転職した。今思うと、神経衰弱状態だった。その状況で転職活動をしようという判断が既に、私は気持ちが焦っていた。

「早く転職しなきゃ。」その一心で。

漸く逃げた先のIT企業で、生活が落ち着いてきた。だから、数か月ぶりに社会人友達と連絡を取ってみた。私がブラック企業転職した事は、知らない。

親しくしてた、ごく数人に事後報告だけれども近況報告で、実はブラック企業転職してしまった事や、IT企業転職した事など正直に話したが、彼女達の職場で笑いのネタにされている事を知った。それからというものブラック企業云々の話は、他の誰にも伝えていない。

今まで、学校名や入社した某メーカー企業名を答えると、皆は「おお!俺は〇〇!」「私××だよ~!友達が△△の学部で確か同じ業界だよ!」といって仲良くして良い関係を維持してきたと思う。新卒入社したメーカー企業勤務時代は、結婚式に招待されたり、出産後にお家に招かれたりと、皆笑顔で仲良くしてくれていた。

けれど…私が(上記の事情ブラック企業の話はしていない。)転職先を話すと、音を立てて離れていくのが解った。

いかがわしいコンテンツ企画している訳ではないけれど、小さなさな会社下請け業務は勿論、企業様の代理お仕事だ。今まで某メーカー企業の時に名刺交換して仲良くなった友達も、私が転職したと知ってから、嘘のように誘いが一切、来なくなった。今まで色々と誘いの連絡を受けたし、こちらからも誘って飲んでた。

一先ず収入が安定した今、私から改めて誘ってもほぼ、会ってくれないか、無視

私が新卒入社した某メーカー企業にまだ勤めていると思っている人から「皆で飲みに行こうぜ」と誘われて行くと、私が転職した事を知っているメンバーは、皆それと無く私からフェードアウト。私からしかけても決して目を合わせてくれないし、何か話しかけても「知らね」「へー。そーなんだ。」「あ。ねえ、あっちに席が空いてる。座りなよ。」仲間はずれじゃあないけれど、同じ空気に居てはいけないんだな、と思った。

最初は「ブランド企業信仰が強い人達だな」「何人かは赤ちゃん披露目でお家にも招待してくれたのに。」と思っていたけれど、徐々に不安になっていった。「私の学歴新卒入社した企業を含めて、人となりを気に入って仲良くしてくれている」と自惚れていた。私の馬鹿。だからブラック企業脱出して、IT企業転職した時も普通に皆にアポを取ってた。本当に、馬鹿

そういう怖さがあって、私に「今の業界は何系?」と尋ねてきた友人に、つい嘘をついてしまって今に至る。

から出た錆、自業自得

嘘をついた企業名を聞いた友人は、凄く笑顔だった。

「某メーカー企業から転職する、みたいな話をしていた所までは聞いてたけれど、そう言えばどこに行ったのかなーって。」

凄い笑顔。今まで無視されてきたから、友人の笑顔が、嬉しかった。

でも直ぐに虚栄心で一杯になった。それに現実的な話をすると「人とのつながりって案外どことも繋がってる。横繋がりが多いし、嘘もすぐばれる。」

そう思った。「そっちに〇〇って子、いる?」一発だ。

早く、自分は小さなIT企業人間で、と伝えなきゃ。でも、どうやって、伝えよう。

そう考えながら、眠りについてたら、この時間に起きてしまった。

長々と自分の事を書き綴ってしまってごめん。要点をまとめて書けない位、気が滅入ってるみたい。

どうしよ…。また友達を失くすのかな。

2015-09-01

リセマラした方がいいですか?

日本国内において家庭用ゲーム市場の衰退が叫ばれる中、スマホゲームアプリこそが最後フロンティアであると各企業はこぞって開拓船に奴隷を乗せて送り出している。

アプリ毎日のように生まれ出で、さながら夜空を埋める星のようである。そして生まれた星にはイナゴの群れが取り付き、多くはその重みと自重に耐え切れず地上へ落下し星屑と成り果てている。この星屑組成100%が糞であるから世界は糞とイナゴの死骸まみれで阿鼻叫喚である

では落ちない星はどうなのか、これは落ちるまでは糞でないと言える。どれもいつか落ちるだろうとは熟練イナゴの話だが、パズドラなんかはもう3年もかぷかぷと笑っている。イナゴ諸兄におかれましては取り付く星を選ぶに当たり将来の糞とこういった綺羅星とを区別する基準を手に入れるべきである

他のイナゴに一歩差をつけたいあなたがするべきことは何か。イナゴは主に2chスマホアプリ板とiphone板に生息している、そこを観察するのがよい。確認するのはリセマラの必要度合い、ただこの一点である。これが高いゲームは糞である

リセマラが必要になるということはつまりゲーム通貨(Nが出ないガチャを回すためのもの、以下これをパワストーンと呼ぶ)のゲーム内入手方法が限られており、プレイアブルかどうかがガチャの景品のレアリティに大きく依存していてなおかつ同レアリティ間でも格差が激しい(金特をよこさなPR以下に人権はなく、リセマラするならSR彼女一択。ただしエミリと小筆は除く)、加えてその排出率が極めて小さい(具体的にはSR以上で3%前後。ただしこの中には森河一派が含まれている)ことを意味するからだ。これは一般に糞ゲーである。6分以上かけて単発で1%未満の当たりを狙う過酷労働に多くの青少年は心身を破壊され二度とボールを握れない体になってしまった。またリセットのたびに大量のデータの再DLを促すコナミが各通信事業者癒着関係にあることも明白である。焦らずそのうちメダルSRチケを取ればいいじゃないという意見もあろうが、これにはやはり過酷労働を強いられる上に、森河一派によって神経衰弱に陥る危険性もあり、国際労働基準観点から賛同しかねる。

安易ランキングイベントを乱発しその都度累計ボーダーを上げていくコナミには猛省が必要であるが、パワストーンゲーム内配布が大幅に緩和された点を持って良運営とする向きも無いではない。しかしいくら配られたところで出ないものは出ないのだからこれに意味はないというのもうなずける話であるランキングイベントの乱発はモードの少なさに起因するところが大きい、すみやかなペナント実装が待たれる。

何にせよ伊集院の愛したパワプロは死に絶えた。彼が出したコナミへの絶縁状はまことに正しいものであった。

ところで、皆が皆ネイティブアプリを作りだしたためグリー任天堂に先んじて死んでしまった。無念である

その点DMMはすごいなあ。DMMPCブラウザゲームプラットフォーム王様だ。グリーにはとても出来ない。

2014-12-26

年末年始用にとインストールしたスマホゲームにすっかりはまっている

パンダ数字を2の累乗で神経衰弱。(←日本語不自由でごめんお...)

課金系のはあんま燃えない嫌な性質なのです。すみません…。)

なお、このゲーム、ありがたいことに、電波届かないところでも動くみたい。

(ワタシノスマホ ワイファイ ウンヨウ。ジタク イガイ デモ ウゴイタ。)

2014-10-28

神様に殺されたい

その日もわたしは新聞の死亡者リストを長めながら、なぜこの中に私がいないのだろうと不思議がっていた。世の中の人々は今日もいっぱいしんでいる。なぜ私は選ばれなかったのだろう。コーヒー砂糖をいれながら、私は暗澹たる気分であった。世界は損をしている。他の人よりも何よりも、私は死ぬべきである自意識過剰であるということは私も分かっていた。

テレビニュースが流れている。テレビ番組というものは得てして流れているものである。一時停止ボタンで止める気にもなれず、私はじりじりとテレビを流しながら生きる。死ぬことは果てしなく難しい。痛いし怖いのは嫌なのだ。痛いし怖いであろう未来に怯えたとしても、逃げ道は必ず痛く怖いのだ。私は快楽主義である。一瞬の快楽が持続すればいいと願い、その他は恐ろしいだけだ。

横断歩道が青になるまでに切り刻まれる思いがする。

私は神がいるのなら、それが目の前に姿を表したのなら、土下座をしたい。仏でもいい。額を地面にこすりつけ、生まれてきてすいませんと喚きたい。

難しいものである。なぜ私は生まれてきたのか。前回の神経衰弱の際には縋るように考えたそれは、今回はなぜこんな愚物を生み出したのかと見下すような思いに変わっていた。

から隕石が落ちてくるのなら、どうか私が家にいる時に私の部屋に落としてくれないものか。

それでも飯を食わねばヘロヘロになって無様に生きるため、洗いきれない食器を置いて外へと出かけるわけである

醜く生きている。彗星のように死にたいものである。まだまだこれからだったのにと失われた未来過大評価してもらいたいものである死ぬならまだおおごとになっていない今のうちだ、今なら格好がつく。

はいえ、本当のことを言うとすべて言い訳に過ぎないのだ。私はあなたが考えている通りの愚痴の多いゴミに過ぎないし、努力の足りない愚か者だ。

言い訳をしながら生きている。惨めに無様に生きている。どうかここいらで誰かが殺してくれないものか。そこまで人任せでいい加減なのである

そんなことを思ったり思わなかったりしながら飯を食う。自分の作った食事のまずさにドン引きしながら食う。卵をわざわざ別の器に入れて溶くのがめんどくさいという人間が、ろくな飯を作れるはずが無いのだ。そのくせ、コンビニ弁当がまずいと思うことがある。食材も使いきれない。それで腐らせることの言い訳なのか、体感なのかは知らないが、食材を買う気にもなれない。冷蔵庫の中身が自分の内蔵であるような気がしてくる。カビらせるよりかは、空っぽの方が幾分かマシであろう。

まるで落ち込んでいないような顔をして、凹んでばかりいるから私はダメなのだ。ちぐはぐに私は生きている。ああ神様、私を楽に殺してください。

2014-10-12

バカだと思っていた友達天才だった

高校生の頃に3年間同じクラスだった友達がいる。

ちょっと抜けてるというかドン臭い子、けど明るい子だった。

いじめは受けていなかったけど、いじわるはされていた。

下校の時に靴を隠されたりしていた。

彼女は気にせず裸足で家に帰っていたが。

(しばらく裸足で登校していた)

いわゆる、本物の天然だったのだろう。

ぶりっ子してる性悪は、それが鼻につくようだった。

だけどいじめではなかった。

なぜって、当の本人が、何もこたえる様子がなかったから。

私は、そんな彼女に世話を焼いたり、焼き切れずに放置したりしていた。

仲は良い方だったと思う。

高校卒業して、私は地元国立大学へ、彼女東京誰も知らない私大へ行った。

はじめこそ連絡を撮り合ったりしていたが、距離が離れてしまったら交流もなくなった。

一度、成人式で会ったきりで、それからは音沙汰がなかった。

彼女は晴れの舞台だというのに、しまむらで買ったようなニット一枚で来て、寒い寒い言っていた。

こいつは本当にバカなんだなと思った。

その後、私は大学卒業した後で公務員になって県庁に務めた。

3年後に職場の同僚と結婚した。

それなりに幸せで、それなりに忙しく、グチと不満と喧嘩に満ちた、充足した日々。

最近まで彼女のことを思い出すこともなかった。

彼女と再会したのは去年の年末

30歳になる区切り同窓会でだった。

帰省組と一緒に忘年会を兼ねた、ちょっとした会。

彼女は欠席だったはずだが、当日になるとひょっこり顔を出した。

10年ぶりに顔をあわせる彼女は、相変わらず垢抜けない格好で、顔つきも変わってなくて一目で彼女だと分かった。

懐かしい再会の嬉しさもあったが、来るのに参加の連絡をしない非常識さにいらついた。

そういう所も相変わらずだった。

彼女にいじわるしていたグループも、勝手にいい思い出に変換しているようで、なんだか親しみを感じているようだった。

彼女は話もそこそこに料理をぱくぱく、ぱくついていた。

よっぽどお腹が空いてたらしい。

彼女生活が本当に苦しいらしくて、ろくに食べるのも難しいとか。

さもありなん。

全員がそう思って、女社会シビアな格付けが決定されたかに思えた。

だが、次の一言空気が変わった。

「こんなに儲からないって知ってたら、学者になんてなろうと思わなかったのに」

詳しく話を聞くと、あの後彼女数学方面で才能を開花させ、今では東京大学数学研究をしているらしい。

今日も、たまたま地元で開かれた学会に出ていて、その帰りによったのだとか。

大学先生をしているなら、たくさん給料が出ているのではないのかと思うが、給料は出ているがまだ学生らしい。

から給料は出ているが公務員というわけではないのだとか。

それに、彼氏の面倒も見ないといけないから全然足りないらしい。

なんだ、ヒモにつかれた可哀想な女か・・・

場の空気が弛緩しかけた瞬間、

医者になればすぐお金持ちになれるっていうのも、嘘なんだよー」

彼氏は同じく東大医学部卒業したての研修医らしい。

彼は苦学生で、その援助のために海外研究所が1億円の賞金をかけた数学問題を解こうとしたのがきっかけで数学にのめり込んだとか。

その問題は解けなかったらしいけど、似た問題を解いたらあれよあれよと出世したそうだ。

海外大学にも何年も国費で留学したり、世界中友達がいるらしい。

もう、自分達の世界とかけ離れた話に、頭がくらくらしてきた。

彼女はそんな私達の気も知らずに、会の出席者の人数を聞いて会場の広さを計算して言い当てる一発芸を披露していた。

話し声が聞こえる距離から計算できるんだとか。

今思えば、確かに片鱗らしきものはあった。

彼女神経衰弱が得意で、一度も負けなかった。

あと、教科書を隠されたり破られたりして、ちゃんと勉強できなかったはずなのに、理系の教科はいい点を取っていた。

それと、教科書に出てくる歴史上の人物誕生日を全部覚えていた。

クイズ大会みたいなことをやって、盛り上がったことがある。

最近では生まれた日だけじゃなくて、死んだ日も暗記していると言っていた。

なんでそんなことを覚えているのか聞いたら、

歴史っていうのは、人の人生の集まりなんだよ。

みんなの人生が少しずつ重なって、その流れが歴史になるの」

とわかったようなわからないようなことを言っていた。

彼女とは、やっぱりそれっきり会っていないけど、それからというもの自分人生がいかにも平凡な物に思えて、どうしようもない。

なんなんだろうね、この気持ち。

さっき彼女から結婚式の招待状が届いた。

胸の奥の苦しさが収まらない。

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