2018-03-23

今更『吾輩は猫である』読んだんだ

面白かった、一気に読めた

中学生の時読もうとしたら小難しくて断念したきり手を付けていなかった

それが罠で、「馬鹿馬鹿しいことを小難しく書いていることが面白い」んだな

多少分からない言葉が出てきても何が言いたいのか大筋が掴めれば良くて、そのくらいで読めばいいのだとやっと気付いた

堅苦しいんじゃなくて、気楽に読んでこその『猫』だったんだと

今も昔も人の考え方は全然変わっていなくて、鼻がデカいだの職業マウント合戦だの人それぞれの死生観だの、面白

それと迷亭キャラいいね自分アニメを見ないけど、非常に登場人物アニメチックだと思った

教科書で昔読んだ『こころ』はすぐに本を買って読んだけど、それしか読んでなかった

そのせいか夏目漱石は「神経衰弱の人」という印象があって、猫を読んでイメージがガラッと変わった

当時は感銘を受けたんだけれど、今読むとこころ先生は相当「かあいい」。

人が離れていく前から離れていくのを恐れて遠ざけるのは矛盾していて、自覚があるから苦悩している

夏目漱石は、未熟さや端々さを描いていて若者が読むとハマると思った

  • 朝日新聞で去年復刻連載されてたけど、還暦すぎた母親は途中で読むのあきらめてたな

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