はてなキーワード: 動脈硬化とは
キルアオやウィッチウォッチは良くも悪くも全体にも個々の話にも一貫性があるんだが、グリーングリーングリーンズは何をしたいのかが明確な感じになってない。
要領よく生きてきた凡人が天才になって世界で活躍するという設定に対して、周囲のレベルがいきなり凄い高い。
凡人が天才に食らいついていくという物語は分かるんだが、当の本人がどういう人間なのかがイマイチ見えない。
正々堂々勝負したいのか、勝つためならハンディが欲しいのかも場面ごとにコロコロと変わる。
それが人間臭いテンパリとして描かれるならともかく、作品はさもそこに一貫性があるかのように語ってくる。
なんで?
今週の内容もなんだか、チグハグだ。
「凡人のくせに挑戦した結果、失敗した」という思い出が宿った写真を「変に冒険心を出さない戒め」と語りながらも、それを切り口に始めた話で「俺は本気でやって天才に勝つよ」と口にする。そして、最後には写真を消す。
一見すると話が繋がっているように見えるが、よく考えるとおかしい。
「戒め」の写真を消して冒険に挑むというのは確かに物語としてはそれっぽいのだが、実際にこの写真に写っているのは「凡人だけど挑戦してしまうという気持ちが昔から一貫していた」という部分なんじゃないのか?
100人の漫画家を集めたら95人は、この物語の終わりで「挑戦しちゃうんだよな。結構いい顔してるじゃん、俺」と言ってこの写真を大事にしまいなおす物語を描くだろう。
漫画なら絶対にやってしまう「主人公に一貫性をもたせる」を放棄している。
第三者の目で見ればおかしく見えるような公道を普通に主人公にさせるし、それがおかしいことを漫画の世界は自覚なく描く。
主人この目から見れば、一貫性のない行動に一貫性があることになっているという思い込みが世界を通して我々の目に飛び込んでくる。
漫画というものはどうしても「体を一貫させる*」ということを大事にしてしまう。
起承転結として正しい形を。
チェーホフの銃は撃たなければいけないし、燻製ニシンの虚偽はそれが分かる形にして終わるべきだとされる。
物語として納得の行く着地点を目指して、都合よく全てがトントン拍子に進まなければいけない。
何気ない食事一つから殺人事件のヒントを見つけ、怪しい動きをしていた子供は真犯人に口止めされていなければいけない。
凡人の癖に主人公が強いのは「めっちゃ努力する天才だから」で終わらされており、他の天才も滅茶苦茶努力しているはずなのに追い抜かれていく。
なんで主人公がゴルフを始めたのかの理由は驚くほど薄っぺらいし、主人公の自己認識も言ってることもしょっちゅうブレる。
枠組みに囚われた人間がついつい「これはこうあるべきですよ」と自縄自縛に陥ってしまう所をすり抜けていく。
これは、まるでAIによる出力だ。
人間が常識という壁によって気づかなかった可能性を、ブルートフォースアタックの総当たりで無理やり引っ張り出してくる。
将棋の世界はAIの力によって新手が無数に産まれ、新手を乱発する棋士はまるでAIのようだと評される。
ジャンプという動脈硬化を起こしきった雑誌に吹き込んだ新しい風だ。
皆、読んでくれ。
そして首を傾げてくれ。
「体を一貫させる」ことに囚われないリアルな高校生の無軌道さを楽しんで欲しい。
「医療費を払い続けるためには会社に居座り続ける必要がある」というインセンティブを病気の老人に与えてしまない方法が難しい。
極論を言えば「金輪際社会に利益を生み出すことがない、投資詐欺にすらなってない老人たちは切り捨てるのが資本主義的合理的判断」なのだが、それをやってしまうと今度はミクロ単位の老人たちの生存戦略によって社会の動脈硬化が加速して社会が死んでしまう。
死にかけの老人に対しての社会保障を圧縮しつつ、彼らが「より良い医療を受けるために重役として無意味に仕事をしているふりを繰り返してお金を稼ぎ続けよう」と考えないようにするための方法を考える必要がある。
理想を言えば、わざわざ生かしてやっている老人共から労働を搾り取っていきたいわけだが、死にかけのボケ始めた老人というのは全くもって使い物にならないので難しい。
判断力が落ちている上にプライドだけは高く責任能力もないので何かを決定する仕事にはつけられないし、単純労働をさせるには身体能力が劣化しすぎているし、頭脳労働なんてボケた頭で出来るはずもない。
治験のようなことをさせようにも、体が元々バグった人間が更にバグったとしてそれがプラシーボなのか単なる老化なのかの切り分けさえ個体ごとに千差万別となると社会が利益を得るレベルの動物実験に出来るかも怪しいものだ。
だが「死にかけの老人は殺す」という社会は「死にたくないから重要なポジションに居座る老人」を大量に作るわけだ。
誰か賢い人はもう思いついているんだろうか
「人の顔が覚えられない脳の病気です。」
高次脳機能をつかさどる部位の脳障害によって起こる。顔を見ても誰の顔かわからず、個人の識別ができなくなるといった症状を引き起こす。
側頭葉・後頭葉にある顔領域と呼ばれる部位の障害が関係している。顔領域が人間の顔を認識する。
顔領域には、相手の顔を識別する紡錘状回や相手の表情や視線を解釈する上側頭溝、相手の表情によって情動・感情を喚起する扁桃体などがあり、協調して認識する。敵と見方を瞬時に認識したり、社会生活を潤滑に送るために人の進化の過程で発達したと考えられる。
相貌失認の分類
1: 先天性相貌失認
胎児期の脳形成の過程などで人の顔をすばやく認識する機能が低下する。100人に1人程といわれている。多くの人は、自分が相貌失認であることに気がついていない事が多い。
2: 後天性相貌失認
事故や怪我、また動脈硬化・脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・加齢などでその部位の脳機能が傷害することによって起こる。
一般の人は多くの人の顔を覚えるために、目・鼻・口の特徴を瞬時に判別し、無意識のうちに分類して記憶している。このような機能が低下しているために、髪型や顔の形などの情報や、体型や性格、においやしぐさ等を総合的に捕らえて認識する。そのため、家族や親友などの認識ができるため、先天性相貌失認の患者さんが気がつかないことが多い。アルバイトや社会に出てから客商売などをする事によって適性がない事などから気がつくこともある。後天性相貌失人の中には症状がひどい場合、家族の顔を認識できない事もある。
映画・特に外国映画等で登場人物の顔を覚えられずに、ドラマの内容がわかり難い。ビデオなどで何度か見直してわかるようになる。漫画などは、顔や体がデフォルトされているため、認識しやすい。
客商売において
アルバイトやパートなどで、何度もきている人の顔を覚えられない。さっきあった人が戻ってきても同一人物と気がつかない。ただし、長く続けていると常連を顔以外の全身的な特徴やしゃべり方や性格や雰囲気などで個人を覚えることができる。
相貌失認は、脳の顔領域の障害や機能の低下によって起こる。人間は進化の過程の中で、顔を瞬時に見分ける能力により相手を敵か見方かを判別できるように進化してきた。そのため、顔だけが識別できない。
基本的には治らない。特に先天性のものの治療は確立されていない。顔以外の情報で相手を認識するトレーニングが必要である。トレーニングで、映画を楽しんだり、接客業をこなすことは十分可能である。
一方、後天的相貌失認の場合、障害部位が原疾患の治療により、治ることはある。たとえば、脳腫瘍が顔領域を圧迫していて、相貌失認となった場合、脳腫瘍を手術などで取り去り、物理的に顔領域の障害が回復すれば劇的に改善することがありえる。
いずれにしても原疾患の治療に加えてトレーニング療法がお勧めです。
この辺のノリ、そろそろ動脈硬化に繋がってきそうなんだよなぁ・・・ ココは止める気はないのか / youtubeのおすすめで下ネタのキャプション使ってる切抜き主ブロックしてたらほぼ全滅したしヤバいだろこれ
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/or_ele/n/nb0340c4c4714
ホロライブの切り抜きがおもんないシモだらけになってしまってかなしい
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nicovideo.jp/watch/sm38193996
ホロの切り抜きも最初の方は面白かったけど、最近のやつは他人の子供のおもしろビデオ見せられているような仕上がりになっている 好き過ぎるんだろうな
2022/02/13
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20220205101018
人気配信者っつっても、もはやホロライブの切り抜きは溺愛してるリスナーがかわいいかわいいと喜ぶだけで傍から見て面白いもんでもないけどな
2022/02/26
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20220226005458
おお、すごいな やるやん ところでホロライブの切り抜きが「面白いところを待ってたらいつのまにか終わっていた」ってやつばっかりなんだが何でだと思う?前は面白いのも多かったんだが
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/tomoatx/n/n1093b087ef34
ホロの切り抜きが昔と比べてマジで笑いどころのないものばっかになって非表示を選んでも選んでも出てくるからプラグインで全ブロしたんだけど、トータル164チャンネルあってビビった
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20221019125927
熱中症対策をしても学校の規則に反するから駄目とかさ、教室に空調が付いているのに、老害が使っちゃ駄目とかね。
コイツラは普段、色々と保護者に言われたり教育委員会にチクられるのを嫌うくせに、自分らで言われるきっかけを作ってるのに気づかないんだよね。
熱中症で倒れて、下手して死んだらコイツラは適切な対応をしていたなんて嘘を付く。
お前らが適切な事をしたのは人を殺す方法だろうと。
ここ数日だけでも暑い日々が続いているのに、クソみたいな学校のルールだったり、今まで『前例が無い』というクソみたいな理由を言ってる暇があったら、自分らでルールを改善することを考えろと。
生徒に考える力をどーたらこーたら言っている前に、そのカチコチに固まって動脈硬化みたいな脳みそを柔らかくして変化をする力を身に着けろと言いたいのよ。
肺年齢が+58歳とかほんと笑えねぇ…。
でも笑って話したいぐらいには聞いてほしい。
事の始まりはたぶんワクチン3回目終わってしばらくして…3月中旬ぐらいかな?
もしかしたら違うかもしれない。
明確にはもう覚えていないけど、気づいたのがそのぐらいの時。
なんか疲れやすくなって、マスクを一日中つけていられなくなった。
当時はまんぼうがあって在宅勤務もあったから気づかなかったが、出勤した日は夕方頃にはもう息苦しくて辛かったし、仕事の引継とかで後輩にいろいろ教えてるとぜーはーして息苦しくなってくる。
プレゼンとかあったらたぶんできない。
なんかおかしいな?とは、ずっと思っていた。
リングフィットやフィンクホームフィットもすぐに辛くなって前よりもできない。サボって体重が増えるのは嫌なので休み休み頑張るけど息苦しくてできない。
とあったからそれも怖いよなぁと思いつつ様子見していた。
他にも不安要素はあったが、なにより深呼吸しようとしてうまくできないことにびっくりした。
さすがに一ヶ月以上経っても治る兆候もないので病院に行ってきた。
いろいろ受けた結果、
ただ、呼吸機能の検査で肺年齢が89歳になっていたことだけが異常だった。
通常の呼吸は問題なかったが、深呼吸で吸う力と吐く力が平均年齢の水準の三分の一もいってないとのこと。
これが肺年齢89歳になった理由。
中等症以上のCOPD疑い。
検査結果見た時は前に検査したおばあ様の結果を間違えて持ってきたの?と、思いたかった。
目の前で印字しているのを見てたから私の結果なのは間違いないのよ。
私は喫煙者ではないことと、喘息やメニエール病でもあることも伝えた上で、気管支か肺のどちらかの異常だろうと診断された。
どちらかを判断するためにいまはホクナリンテープで様子を見ている。
二週間後にまた病院に行く予定であるが気が向いたら後日談も書くかもしれない。
あ、あと。
これだからワクチンは〜とか言う人が出てくるかもしれないので先に言わせてもらうが、
私は喘息もあるし、糖尿病家系だし、自分も糖尿病に引っかかりそうな状態にもなっているし、家族で基礎疾患持ちの人がいるから、自分の判断でワクチン3回目をやると決めたこと。
そこに後悔はない。
ただ「心臓や肺の病気でやることができなくなるのも嫌だし、できる限り元気に生きていたいしな…」という感じで病院に行ったらこういうことがあったということを書いただけだ。
いつからこうなったのかわからないまま生活してて、たまたま3回目をやった後、たまたま私が気づいただけかもしれないわけだからね。
すごい私的な話で恐縮だが、
健診でE -を出され今後再検査の予定がある。
将来的にいい感じにぽっくり死ねる可能性があるのではないかと、少し期待している。
ようは血管が脂肪でつまる可能性があると理解しているのだが、特に今のところ自覚症状はない。
何の症状もないのに
ポテチもスイーツも揚げ物もカルビもこの先我慢しなければいけないのだろうか。
そんなのとてもイヤである。
調べてみると、脂質異常症から動脈硬化になり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクがあるという。
つまり、死をステップ3とした場合、脂質異常症はまだステップ1。まだ別によくね?
できれば苦しんで死にたくない、長患いはしたくないと考えている自分にとっては、即日ステップ3に至れる可能性がある病気というのは悪くない選択肢なのでは。
一番怖いのは脳梗塞で後遺症が残って長期にわたって人に迷惑をかけることかもしれない。
その可能性はどれくらいあるのだろう。
そういうのに騙されてはいけません。
たとえば、知らない単語の意味を調べたい時に国語辞典を頭から通読する人はいませんし、それを薦める人もいません。
本当に知識がある人なら、情報を探している人に「それは○○という本の△△に書いてある」と言います。
そういう具体的な助言ができない人が「本を読め」と言っているのです。
「本を読め」と言っている人は、「本を読むと読解力が身に付く」だの「本を読むと教養が身に付く」だのと言った「ご利益」を唱えます。
心理学的には、この「ご利益」のメカニズムは解明されています。
「本を読む」ことで身に付くのは、たとえば「"コレステロール"と"動脈硬化"という単語は同じ文章中に出てくる可能性が高い」と言った類の知識です。
これが積み重なると、
というのをある程度予測できるようになります。その予測が当たると、人間はあたかもそれを理解したように錯覚します。
つまり本をたくさん読んでも、「文章の内容を理解せずに飛ばし読みすることへの抵抗が無くなった」だけで、読解力も教養も身に付いていないのです。
数学の問題を見て「これは二次関数の問題だ」みたいなことが分かるだけで、一問も解けないようなものです。
メディアリテラシーを身に付けましょう。
「本を読め」とか「読書は教養だ」などと言っている人にまともな経歴の人はほとんどいません。
彼らは一般向け啓蒙書はたくさん書いていますが、専門家向けの本を書いている人は稀です。
彼らには、自身が一般向け啓蒙書で書いている分野のごく初歩的な内容すら説明する能力がありません。
中学英語をやっと覚えた人が「外国語を学ぶことは異国の文化を理解することだ」みたいなポエムを口ずさんでいるようなものです。
貝類に含まれるうま味成分「コハク酸」の生成メカニズムと含有量アップの方法
身近の食材にも含まれており、うま味成分の一つとなっています。
特にアサリはコハク酸を多く含みます。さらに、調理前にそのまま置いておくだけでさらにコハク酸を生成して、その結果より美味しくなります。
がん増殖抑制、肌荒れ予防改善・美肌、脂肪燃焼の促進などの効果を持っていますので、積極的に摂取したいものです。
目次 [非表示]
1、コハク酸とは
1-2、コハク酸の特徴
2-1、貝類の中で多く含む
4、単独で美味しいですが、組み合わせにより奥深い味
4-2、コハク酸は味にコクをもたらす
まとめ
1、コハク酸とは
有機酸に分類され、漢字で書くと「琥珀酸」です。ドイツの鉱物学者ゲオルク・アグリコラ氏が琥珀の乾留により発見したので、この名前になりました。
「琥珀」と書くと、口に入れるものとは連想しにくいと思いますが、実は、コハク酸は植物界に広く存在し、動物生体内ではたんぱく質や有機酸等を燃焼や分解して、エネルギーを作り出すサイクル(トリカルボン酸回路、クエン酸回路)の一員として存在しています。
応用的に、清酒・味噌・醤油などの調味料に使用され、よく聞かれる「うま味」の一種となっています。貝類のうま味成分として知られています。
1-2、コハク酸の特徴
コハク酸と言えば、貝類やアサリをイメージする方が多いです。その理由は、農学士の青木克氏が旨味抽出物の中にコハク酸を発見し、『日本農芸化学会誌』8巻867-868頁(1932年)に、「貝類中に琥珀酸の存在に就て」という論文が発表されています。
コハク酸は、酸味、苦味が混ざったような旨味で舌をギュっとさせる強い味です。添加量によって「えぐ味」を感じるので、味の素に代表されるグルタミン酸のように単独で使うことはありません。
加工食品で使う場合、コハク酸と塩類の結合品である「コハク酸ナトリウム」という調味料があります。ネット通販のアマゾンにも出ています。「アマゾン コハク酸」
2-1、貝類の中で多く含む
コハク酸含有量は、あさり, かき, しじみに多く含まれます。同じ貝類でもホタテやとこぶしんにはあまり含まれていません。
コハク酸は生物が呼吸する際に体内で必ず作られ、消費される物質です。アサリは呼吸がうまくできない、息苦しいような状態になると、命を維持するために、より多くのコハク酸を作り出します。
アサリは海水では酸素を吸って生きていますが、海から離れると、体内のグリコーゲンを分解し、コハク酸を作って生き続けます。時間がたつほどコハク酸はどんどん増えていきます。
しかし、時間がたちすぎると、継続的に作り出すことが出来ず、逆に命を維持するために消耗していきます。一定量のコハク酸を消耗するとアサリは死んでしまい、腐敗へ進んでいきます。
アサリのコハク酸含有量は個体の大きさによって違いますが、一例をあげると、採れたてのアサリはコハク酸が100g中63mgなのに対して、パック詰めは98mgに増えたデータがあります。特に、夏期は増加量が多いです。
ご家庭の場合は、購入してきたアサリを一度水から出して2~3時間ほど置けば良いと思います(置いておく環境によります)。それ以上置くと、放置中に殻が開いてしまいます。殻が開いていると死んでしまっています。死んだアサリは、強烈なくさいにおいがするので食べないようにしましょう。
例えば、夕飯の支度する前に、アサリを水から出して、火がついているガスコンロの温度に影響されないところ(熱すぎないところ)に置いて、料理の一番最後に調理すればよいでしょう。もしくは、子供のお迎えをする前に、水から出して、濡れたキッチンペーパーを上に置いてから放置してもよいでしょう。
コハク酸は、料理のうまみだけでなく、様々な効能があることがわかっています。私たちの体内において、クエン酸回路と呼ばれるエネルギー代謝の仕組みに深くかかわってきます。すなわち、細胞分裂や血流、新陳代謝などの面において優れた力が期待できるのです。また、医薬品や化粧品にも使われています。
広島大学の加藤範久教授らの研究グループが、コハク酸に大腸がんや胃がんのがん細胞の増殖を抑制する効果があることを発見しました。
加藤教授らはラットを使った実験で、ポリフェノールを摂取させたラットの大腸内でのコハク酸濃度が高まることを発見し、その後の応用実験において、濃度が20ミリモルになると大腸がん細胞の増殖が半減することを確認しました。
加藤教授は「コハク酸の効果は日常的な食生活に近い分量で認められる」とし、「がんの増殖抑制に身近なコハク酸が有効であることが明らかになった意味は大きい」と説明しています。今後は人への応用が期待されています。
コハク酸はお肌の保湿や新陳代謝にも効果があるため、化粧水などに利用されることもあります。
コハク酸は収斂(しゅうれん)作用を持っています。収斂作用に関しては、コハク酸は酸性および親水性であり、酸性に寄せることで化学的にタンパク質収縮・凝固作用を起こすことができるためです。
この効果により肌をキメ細かく整えてくれます。肌のキメがきれいになる結果、肌が美しく見えて、化粧のノリがよくなりますので、肌荒れ予防改善・美肌効果も持っていると言われます。
さらに、最新の研究で、コハク酸の摂取による、脂肪の燃焼促進効果があることを証明する動物実験に成功したことをネイチャーという一流の科学誌に掲載されました。
コハク酸を食べているネズミは太りにくく、糖尿病にもなりにくいことが分かりました。人間へ同様な効果を期待できます。
その他に、冷え性、高血圧、動脈硬化予防の効果も知られています。
4、単独で美味しいですが、組み合わせにより奥深い味
コハク酸豊富なアサリを使えば、味噌汁に出汁がなくても美味しく仕上げることが出来ます。
コハク酸はグルタミン酸ナトリウム(昆布のうまみ成分)、イノシン酸ナトリウム(かつお節のうま味成分)、グアニル酸(干し椎茸のうま味成分)などとの間に味覚上の相乗効果があるという研究結果はありませんでした。
旨味相乗効果とは、異なるうま味成分を組み合わせて使う事で、感じるうま味が倍増する現象です。よく知られた例は鰹節と昆布の合わせだしです。その詳細は、「うま味の相乗効果を科学的に説明、今すぐ使える活用例までの紹介」で紹介しています。
4-2、コハク酸は味にコクをもたらす
シンプルな味でも美味しいですが、我々が「おいしいな」と思う味は、ある程度複雑さがあるものが多いです。例えば、甘さや苦さ、香り、素材の質感などがうまく調和し、バランスが取れる料理です。カレーや鍋のような料理です。それは、味にコクが感じられるためだと思います。
長時間煮込むことでこのような味の複雑さを出すことも可能ですが、アサリやコハク酸を入れることにより短時間を作り上げることは可能です。
日本では、アサリの酒蒸し、味噌汁、お吸い物等で、単独で使うのは一般的ですが、韓国のチゲ(鍋料理)では、貝類を鍋には必ず入れています。また、中華料理では、アサリたまご蒸しも有名な料理です。
キムチチゲは、キムチ(グルタミン酸)×肉(イノシン酸)×貝(コハク酸)といった様に、うま味を多重層的に構築している料理です。
アサリたまご蒸しは味のシンプルのたまごに、アサリ(コハク酸)を入れることにより、さらに美味しく仕上げます。出汁の代わりにもなります。
たまご蒸し
まとめ
このように、コハク酸は化学的なもののように感じますが、実は、自然に存在するものです。よく知られていないかもしれないですが、うま味成分の一つとなっています。
身近な食材の中にも含まれております。特にシジミやアサリはコハク酸を多く含んでいます。
様々な効能を持っており、さらに少量で使うことにより、より美味しい料理を短時間で仕上げることは可能ですので、積極的に摂取しましょう。