はてなキーワード: 土管とは
追記はしないつもりでいた。
でも、ある1人だけにコメントを返させてもらう。
https://anond.hatelabo.jp/20201001022747
衝撃を受けた。
ここまであなたの心を傷つけるとは思ってもみなかった。
でも、あなたにだから正直に言わせてもらうけど、辞めたことは後悔していない。
5年以上が経ったとは言いつつ、もっともっと、かなり昔の話なので当時の感情を思い出すのは難しいけど、それでも転職という答えが幸せになるための道だったんだよ。
日記は2つともすべて読ませてもらった。
文系の学部出身で、事務職で応募して、もの凄く面倒くさいエントリーシートを書いて、何度かの面接の後に採用された。
企画部門への配属だった。生産管理を希望していたけど通らなかった。
増田でこんなことを書いている以上は察してもらえると思うが、俺は失敗した側の人間だ。
任天堂は素晴らしい会社だ。世界に誇ることができる。でも、考えが甘かった。俺には適合しなかった。
気持ちの整理はついている。別に1万字とか書き殴るとかではないので、もし暇だったら読んでほしい。
大学3年の秋になって、いよいよ就職活動を始めることになって、大学のフリースペース(名前は忘れた。インターネットができる端末とか、調べものができる書棚が置いてある広い建物だった)で四季報を読みながら応募先を決めていた。
どこに応募するかを決めるにあたって、色々と考えた。
「将来、どういう人生を送りたいのか?」
そして、考えがまとまった。
趣味が大事な人間だった。おっさんと呼ばれる年になった今でも続けている。
それで、四季報やインターネットを見て、そういう雰囲気の会社を見つけては説明会に申し込んだ。
なぜ、任天堂を選んだのかというと、上の条件を満たす可能性のある会社だと思ったからだ。実際にそんなことはなかったのだが。
後は、当時所属していた学際サークルの先輩が、任天堂に入りたいと豪語していたけど普通に落ちていたからだ。その先輩は、サークルの中でも指折りの実力者だった。
京都大学に現役で合格して、4年間の学生生活を謳歌して、サークル活動では常に頼られていて、住友商事に内定して、同志社大学のサッカー部のキャプテンが当時付き合っていたチアリーダーの子を口説き落として、数年後には結婚して、今では新しい家のブランドを作る仕事をしている。
そんなレベルの超人が一次面接でお祈りされるなんて、どんな会社なんだろうと思った。
俺が通っていたのは一流の大学ではなかったけど、それでも受けてみようと思った。
採用試験の内容は述べない。俺の体験談は面白くないと思うし、年を経て記憶がだいぶ怪しくなっている。インターネットで、採用試験がどんなものかを紹介しているページがあるけど、まさにそんな感じだった。
書類選考で勉強のできない人を落とした後で、『創造性』がありそうか?というのをつぶさに見る。
本題に入る。
俺はプロの世界を嘗めていた。仕事にかける情熱が同期と比べて明らかに低かった。社会人として生きる覚悟が足りていなかった。
プランナーというのは、ファミコン時代のマリオで例えると…土管はここに置くとか、空中のブロックをどこにするとか、1UPのキノコは右に流れるべきか左に流れるべきか、みたいなことを考える。
大体の会社ではそうだと思うが、新入社員に任される仕事は“形”や“答え”のあるものだ。俺が最初に任された仕事は、企画部門の中でも相当に定型的なものだった。
超すごい人達がゲームのデザインをして、レベルの高い人たちが上記のプランニングを済ませて、さあ開発だ!となる辺りの段階だ。
ぜんぜんダメだった。ダメ過ぎて上司や先輩に怒られ放題だった。お前情熱を感じねーんだよ、みたいなことをよく言われた。その度にムカついたけど、知能も知性も知識も足りなさすぎて、黙って耐えるのがやっとだった。
たぶん同期にも馬鹿にされていた。なんであんなのが入ってきたの?って言われていた可能性が俺の中では90%くらいある。
任天堂の社員にはどんなイメージがある?キラキラしているイメージだろうか。
実際に見てみればわかる。総合商社とか銀行員とかコンサルとか、そういうのとは異なる人種だ。一応は製造業なので、見た目は大人しめな人が多い。
でも、中味は違う。元気があって、溌剌としていて、自分の意見をはっきり言えて、他人の意見を受け入れる力があって、何より頭がいい。俺みたいのもいるけど少数派だ。
2年目、3年目も同じような仕事内容だった。いわゆる“答え”のある仕事。レベルの高い同期は本格的な企画の仕事に進んでいた。みんなが知っているようなゲームタイトルの制作会議に20代の若者が出て行って、父親くらいの年齢の社会人と侃々諤々の議論をしていた。
当時の俺は、今のよくない状況を肯定的に考えていた。むしろ喜んでいた。
なぜかって、このまま永遠に形のある仕事、答えのある仕事をしていれば、企画を出す仕事をしなくてもいいからだ。当時の俺は、自分のアイデアが世の中に出ることに関心はなかった。ただ、毎日定時に帰って、それなりの額の給料をもらって、土日祝日に趣味を楽しんで…そんな生活に満足していた。
毎年のように事務系の部署に異動希望を出して、「いつかは通るだろう。俺のような者を企画に置いておくはずがない」とアホみたいなことを考えていた。
先輩がひとり、またひとりと消えていき、気が付くと俺は中堅社員になっていた。ある年の4月、初めて企画らしい仕事を主担当として任されることになった。
実力が足りていなかった。あるゲームの操作画面や説明画面、設定画面なんかを手掛けることになった。今風の言葉で言うとユーザーインターフェースだ。
ゼロの状態から仕様書と設計書を作るだけの力はなかった。それでも、今まで自分が作ってきたやつをツギハギして、どうにかしたつもりだった。
上司や先輩から、「ここわかりにくくない?俺はこっちの画面に行ってしまうよ」と言われても反論できなかった。自信がなかった。自信がないから上司を押し切ることができない。上司の方も、そんな奴の意見をそのまま通すことはできない。
それで悟った。これまで俺は、上の人たちが作ってくれたパーツを組み合わせてただけなんだって。自分では何ひとつ創造していないんだって。再確認させられた。
今までパズルをやっていたのだ。任天堂が作らないといけないのはパズルそのものなのに。
結局、納期をオーバーした。上司はそれでも俺を諦めることはなかった。最後まで作らせてくれた。もしこれを読んでいるあなたの記憶の中に、あのゲームの操作画面はわかりにくかったというのがあれば俺のせいかもしれない。個人的に謝罪する。
今度こそ、本気でゆっくりまったりしている会社を探そうと思った。地元である京都がいいなと思ったのでリクナビに登録したものの、ぜんぜんうまくいかなかった。
ゲーム会社からは100通以上のメッセージが来る一方で、志望していた機械系メーカーや化学系メーカーの事務職のオファーは少なかった。応募しても書類選考で落とされる。15社に応募したけど、結局ぜんぶ書類選考で落ちた。
今ではわかる。中途採用なのに、事務職として必要な経験が全くなかったのだ。部品調達はやったことがないし、社会保険の手続きもできないし、法律に詳しいわけでもない。
もういい年だし、一流の大学を出ているわけでもない。
それから何か月もかけて、年収が低くてもいいので“ゆっくりまったり”を実現できるかもしれない会社を見つけた。どうやったらそこに入れるかを考え、情報収集をして、研究と対策を重ねて、3度の試験の後に採用通知を受け取ることができた。転職活動を始めて1年後のことだった。
退職を告げた時の、上司や先輩からの引き止めの言葉を覚えている。
「せっかくモノになりかけてるのに」
「ストレスに耐える力は一人前だから、もっと時間をかけてみれば」
「あと1年だけでも働こうよ」
一言一句は合ってないが、おおよそこんな内容だった。手帳に書き留めていたから、そこまで違ってはいないだろう。
社交辞令なのか、それとも本気で言っているのか判断がつかなかった。
あの会社で働くだけの資質が俺にはなかった。創造的な仕事を馬鹿にしていた。もうその時点でゲーム会社にいる資格はない。
あの頃の俺は会社を冒とくするだけでなく、一緒に働く仲間も含めて冒とくしていたのだ。子どもだったから気が付くことはなかった。
最後に、これを書くにあたってヤフー知恵袋などを読んでいたところ、任天堂に入りたい人の疑問が予想外に多かったので、その辺りも主観をベースにちょっと書いてみる。
問.どんな人が内定を取れるのか?
答.ホームページの採用情報に書いてある。あれは美辞麗句ではなくて、本当にそういう人を欲しいと思っている。つまり、以下の要素を持っていると判断されれば採用される。
①の創造性は、学生時代の実績を見られる。例えば、学生時代に部活をしていなくて、サークルに入っていなくて、でもゲームにのめり込んでいて~みたいな人は多分落ちる。
面接で、学生時代の実績についてガッツリ聞かれるからだ。創造的な活動とはどんなことかと言うと、正直何でもいい。自分の考えがあって、主体的に動いて、それでいて周囲と協調ができていればどんな活動でもいい(結果がいいのに越したことはない)。
自分の場合は、大学生や専門学生だけでプロの歌手やバンドを呼んでライブを実行する学際サークルで活動していた。はっきりって端役だった。分かりやすい例でいうと…今季アニメの「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」で説明する。
卒業生のためのプロムパーティーを実施することになって、ゆきのんが実行委員長で、いろはすがイベント準備の統括的なポジションで、八幡が影の参謀みたいな役割だったと思う。
俺がやっていたのは、いろはすの下で働く生徒達だ。会場のセットをしたり、参加者の受付をしたり、集客用のフライヤーを撒いたりするような、そういう下働きのポジションで部分リーダーをしていた。
創造性といってもこのぐらいでいい。自分の考えがあって、主体的に動くことができて、その過程で他者を巻き込む経験をしていれば何でもいい。面接で何を聞かれても自分の言葉で話せるはずだ。
ただし、アピールは忘れないように。自分の経験が100かなと思ったら、頑張って膨らませて500にする。それ程度なら問題ない。あなたが受ける会社だって、自社の魅力が100だとしたら1000にしてアピールしている。
②のゲームへの情熱は言わずもがなだ。この業界は、ゲームへの熱い思いがないと生き残ることはできない。実際、俺は生き残れなかった。
想像してほしい。新しい案を立ててプランを作っていかないといけないのに、何も思い浮かばずに席に座っているだけの自分を。それでいて時間は流れていく。もうすぐ打合せだ!となって、何が何でも間に合わせようとするも、会議で恥をかくために資料を作っているとしか思えない精神状態になる。
そんな自分が嫌になって、ますます精神が追い詰められてうつ的な症状が出る。かつての俺だ。でも、情熱があればなんとかなることもある。情熱さえ生きていれば、アイデアが枯渇しても、他社や他人から少しだけパクッて、自分のアイデアとつなぎ合わせるなどして窮地を乗り切れる。
ゲーム業界に名を残すような人でも、ポンポンとアイデアが湧いてきて、企画会議も余裕でプレゼンテーションをしているかといえば、そんなことはない。あの人達も必死で藻掻いている。どんなに残業が少ない会社でも、社命が懸かった仕事に取り組んでいる人はとんでもない量の仕事をこなさないといけないし、土日祝日も関係ない。
夢というのは、一度叶えて終わりじゃない。死ぬまで叶え続けないといけない。
あなたが志望する会社に採用されて、志望するポジションになれたとする。「夢は叶った!めでたしめでたし」じゃない。
例えば、ゲームを作る会社で働いている間は、健やかなる時も、病める時も、ずっとゲームのことを考えなければならない。止めた時点で、あなたの夢は終わったことになる。あなたにとってのゲームはそこまでの存在だったということだ。
③の学習ができるというのは、新しいことを能動的な姿勢で覚えていけるということだ。特に、英語ができないと仕事で詰まることがある。事務系は英語の読み書きだけでなく、海外の販売会社等と電話でやり取りしないといけない場面がそれなりにある。
企画系だろうと、デザイン系だろうと、開発系だろうと、どの部門であっても「学習ができる」ことが必須だ。この業界は変化が早いので、去年まで使っていたソフトウェアが今年から全く新しい物に切り替わることもある。世間の変化に対応して、どんなゲームが人気になるのか、どんなゲームが社会の役に立つのか絶えずアンテナを張っている必要がある。なにより、他社がいいゲームを出してきたら研究しなければならない。他社のゲームをプレイできるのではない。プレイしなければならないのだ。
だから、学習ができる人でないと務まらない。知らないことでも、興味のないことでも、やりたくないことでも取り組んで、知識や技術を自らの血肉にする。そういう人を任天堂は(というかすべての会社は)求めている。
書き過ぎた。反省している。
今でも思うことがある。俺はあの会社に感謝しているが、果たしてどこまで感謝しているのか?確信を持てずにいる。
時間が経てば、感謝以外の本当の気持ちがわかるのかもしれない。
ここまで読んでくれた人に感謝する。
このブクマについたブコメが色々香ばしかったのでまとめておく。
スカタンなブクマを眺めていく前に振り返っておきたい点がふたつある。
まずひとつめは、元記事で回答者氏が述べているのは「日本は他国や過去と比較して相対的に治安がいい」という事実だけであり、そこに絶対的な尺度はないということ。「いや犯罪は起きてるじゃん」という反論は意味がないのである。日本で起きてることが他国ではもっとたくさん起きてるんですよ、ということを言っているので「うん起きてるね」で終わりである。
ふたつめは、治安レベルの指標として殺人件数を採用している意味について。回答者氏は「治安のレベルを測るのには、一般的に人口10万人あたりの殺人件数(過失やテロによる死者を含む)を利用することが多いので、以下でもその慣行に従」うと述べており、これは言い換えると殺人件数は学術研究レベルで慣行とされうる程度には治安レベルを測る指標としての妥当性を持っているということになる。
id:takamocchi 「口に粘着テープを貼りアイマスクをして飛び降り」う~ん自殺!「土管を腰に結び両手足をロープで縛って海に投身」これは自殺!「証拠品の銃を奪い自分に発射、飛び散った血をふき取って死亡」うん自殺!
↑殺人事件であるはずのものが自殺として扱われて数字に入っていない(ので日本の治安がいいとは言えない)と言いたいのだろう。そうしたケースを殺人に算入した結果統計にどんな影響が出るのか見てみたいものである。年に何件あるのだろう。元記事の論拠が覆るほどの件数だとしたらたいへんなことである。
id:speedworld1231 殺人事件に関してはそうかも知れないがもうこの国はだめだよ
↑微妙な判定でセーフだが、殺人事件を治安レベルの指標としていることに不服がありそうなので加えた。「もうこの国はだめだ」に関しては同感である。
id:tableturning 日本いうほど治安良くないよ。怒鳴ってくる男の人多いし痴漢も多いし身を乗り出してツイッター覗いてくるし、都内の方なんて夜道は怖くて歩けない。酒に薬入れて女子大生が十数人昏睡状態とかニュースになってるし
↑前置きの1点目がわかっていないケース。誰もお前の体感治安の話などしていない。
id:kyo_ju 殺人の件数だけで治安の良し悪しを論じられましても/凶悪犯罪や少年犯罪が減少を続けているのは確かで、ならば警察規模縮小を論ずべきところ、体感治安ガーとか各種理屈を総動員して警察組織は拡大の一途なのがね。
↑これは前置きの2点目がわかっていないケース。殺人が多いくらいならばほかの軽犯罪や性犯罪も相関して多そうだとは思わないのか。人殺しするやつは万引やレイプだって平気でするだろ。
↑同上
id:ponkotukko 自死する人が多いことも考えに入れてほしい
↑自殺率と治安に何の関係があるのかさっぱりわからない。なぜ突然自殺の話をする?
id:kuroan 治安の良さを「殺人」で測るか「軽犯罪」で測るか。犯罪を「実際に起きた数」で測るか「警察に握りつぶされたものを除いた数」で測るか。
↑とりわけスカタンなこのコメントが星を集めてるのが心底嘆かわしい。殺人がぼこぼこ起きるような国じゃ軽犯罪なんかもはや取り締ってらんないくらい無数に起きてんだろ。なぜ軽犯罪で比べたら違う結果が出ると思うのか。そして治安が悪いってことは警察が無能か腐敗してるかその両方かだろ。なんで日本の警察のほうが無能って前提なんだよ。ほかの国より警察が優秀だから殺人が少ないんだよ。お前もその恩恵受けてんの。認知件数じゃなくて発生件数(神様にしかわからない)で比べたらむしろ差が開くわ。アホか。
id:amunku 普通に暮らしてればアメリカもイギリスも安全だし私NY市内の電車で寝てたよ。殺されなくても日本でレイプは現時点で無罪だよ。セクハラパワハラ過労死は横行してて自殺率は他国より高い。殺人にカウントされないけど
↑どこの世界線から来たのか知らないがこっちの世界線の日本ではレイプはれっきとした犯罪(強制性交等罪)で認知件数は年間3ケタある。そのすべてが有罪になるとは言えないだろうが(示談成立や容疑者不明のまま不起訴があるだろうから)少なくとも起訴されれば有罪になるはずである。また、セクハラパワハラ過労死自殺率については何言ってるかわからない。
↑誰も女性の体感治安の話などしていないので届く必要ももちろんないと思う。
↑お前がそう思うんならそうなんだろう。お前の中ではな。前置きのひとつめをよく見ろ。
id:nowa_s 安全な国とは思うし殺人や強盗の被害は身近にないけど、性犯罪なら多すぎる。/"日本で30年犯罪に遭ったことない"人すげーな。自分一人に限っても匿名電話で強姦の脅迫、体操服や自転車の盗難、複数回の痴漢とかある
id:nanakoso 殺人は死体が残って「実際に起きた数」を操作しづらいから国際比較の基準にされる。いじめや軽犯罪は警察、担当官らの胸先三寸で数字が変わる。追記:反論したい人は数字出して記事かいてよ。
↑これも前置きの2つめに乗っかれなかった人。日本で数字が操作されるなら諸外国ではもっとひどい操作をされているかもしれないという想像力すら働かず、自分の導きたい結論に都合よく世界ができていると思っちゃえる人。しかもその立証責任は他人に求めちゃう人。意見を述べる資格なし。
id:princo_matsuri 道路の治安はその限りではない
↑諸外国の交通秩序のほうが日本よりまともだと言いたげである。それは本当か?
id:yanosworkout 浅い。マクロ視点で治安がいいのは分かっているが、度々エントリで上がる性被害や弱者への暴力は一体何なんだろうって思う。
↑いやその話をしたいのはお前個人だろ。
id:iGCN 殺人の件数が少ないことを根拠にしているけど、エクストリーム自殺として処理されている暗数がそれなりにある気がする。
↑既出。略。
id:hotelsekininsya でも、都会で痴漢にあった女性ってすっごい多いんだよね?確か半数軽く超えてたはず
↑「でも」があるのでセーフ判定。「ところで」だったらなお良かった。
↑なんでこんなに自殺を殺人にカウントしたい人が多いんだこの国……
↑もう……
飽きた。まだこれでもブコメ全体の半分まで見きれてない。スカタンなブコメ書いたけど拾われなかった人たち、ごめん。
反響が大きくて驚いた。良くて「ヒマ人乙」くらいのブコメがふたつみっつついてすぐ埋もれる予定だったのに反応の質も量も意外だった。
しかしこれだけ注目されると、「論拠があやふやだけどいいや、書いちまえ!」って雑に書き飛ばした筆のすさびがきちんとツッコまれるので、さすがだなと思った。おっしゃる通りです、お恥ずかしい、という指摘がいくつもあった。どれとは言わないけどあなたが正しい。
映画監督山崎貴(三丁目の夕日、ドラゴンクエストユアストーリーなど)
クリエイティブディレクター栗栖良依(アーティストと障害者をつなげた参加型物作りスローレーベル)
クリエイティブディレクター佐々木宏(電通マン、お正月を写そうフジカラーで写そう、缶コーヒーボス、トヨタの実写ドラえもんのCMなど)
クリエイティブディレクター菅野薫(土管から出る安倍総理などを担当した広告マン)
どんな方向性の開会式と閉会式を作りたくてこの人達を集めたのかよくわからない
今までは開会式閉会式のダサさに耐えれば良かっただけだったのに、今回はオリンピックもまともに開催できない日本の無能さをこれでもかと晒して恥がつのってる所にとどめを刺しそう。
B2C市場を見捨ててるナデラ体制下ではかなり長いこと成果を出せないままに生きながらえてきたプロジェクトがついに切り捨てられた。
投資に対するリターンを得ることが難しくなってきてるB2C市場は今後MSの中でどんどん優先度が下がっていくことだろう。
既にWindowsについても、一般消費者は企業向けのパッチベータテスターにされて長らく時間が経っているし、これからどんどん一般消費者の扱いは雑になっていく事は確定。
まぁ、ビジネス以外でWindowsが必要とされる状況なんてゲームぐらいで、そのゲームもMSは単なる土管屋になって成長を見込めるわけでもないからちょっと損失が出るようになれば同じように切り捨てられるだろう。
スマッシュブラザーズの新規キャラクター参戦が発表されるたびにYoutubeにリアクション動画が投稿されて話題になっていますね!
自分もそのての動画を見て楽しんでいたのですが、リドリー参戦を見た時に気になったことがありました。
あれ?日本語ではすべて「リドリー参戦!」といった具合に「~参戦!」で統一されているけど、英語版はそれぞれ違っていてバリエーションがあるのかな? …と
調べてもこれをまとめたのが見つからなかったので、まとめてみました。
キャラクター名(日本語) | キャラクター名(英語) | 参戦!の英語表記 | 語句 | 語句の意味意味 | 言葉遊び?要素(推測) |
---|---|---|---|---|---|
むらびと | Villager | Villager Comes to Town! | - | - | - |
ロックマン | Mega Man | Mega Man Joins the Battle! | - | - | - |
Wii Fit トレーナ | Wii Fit Trainer | Wii Fit Trainer Weighs In! | weigh in | 計量する、割って入る、仲裁に入る | 計量する→体重測定? |
ロゼッタ&チコ | Rosalina & Luma | Rosalina & Luma launch into battle! | launch into | 始める、門出する | Launch:(ロケットなどを)打ち上げる→ほうき星の天文台 |
リトルマック | Little Mac | Little Mac Punches In! | punch in | 打ち込む | ボクサー |
リザードン | Charizard | Charizard Fires it Up! | fire up | 火をつける、始動させる、駆り立てる | ほのおタイプポケモン |
ゲッコウガ | Greninja | Greninja Makes A Splash! | make a splash | 音を立てる、あっと言わせる、水しぶきを上げる | みずタイプポケモン |
パルテナ | Palutena | Palutena Alights! | alight | 降りる | (天から)降りる? |
パックマン | Pac-Man | Pac-Man Hungers for Battle! | hunger for | 切望する | Hunger←ゲーム性から |
ルキナ | Lucina | Lucina Wakes Her Blade?! | - | - | ファイアーエンブレム 覚醒(Awakening)とかけてる? |
ルフレ | Robin | Robin Brings the Thunder! | - | - | サンダーソードという武器を使う |
シュルク | Shulk | Shulk Foresees a Fight! | foresee | 見越す、予見する | 未来視という能力がある |
クッパJr. | Bowser Jr. | Bowser Jr. Clowns the Competition! | clown | ふざける | いたずら |
ダックハント | Duck Hunt | Duck Hunt Takes Aim! | take aim | 狙いを定める | カモを狙い撃つゲーム性から |
ミュウツー | Mewtwo | Mewtwo Strikes Back! | strike back | 殴り返す、反撃する | ミュウツーの逆襲 |
リュカ | Lucas | Lucas Comes Out of Nowhere! | come out of nowhere | 突然やってくる | リュカはノーウェア(Nowhere)島に住んでいる |
ロイ | Roy | Roy Seals the Deal! | seal the deal | 契約を結ぶ、取引を固める | ロイは封印(seal)の剣の主人公 |
リュウ | Ryu | Here Comes A New Challenger! Ryu | - | - | ストリートファイターの乱入時のメッセージ |
クラウド | Cloud | Cloud Storms into Battle! | storm into | 押し入る、突入する | Storm Clouds(凶兆、悪いことが起こる前兆) |
カムイ | Corrin | Corrin Chooses to Smash! | choose to do | 決める | ファイアーエンブレムifの「運命の分岐点」で選択肢を選ぶから |
ベヨネッタ | Bayonetta | Bayonetta Gets Wicked! | - | - | - |
リドリー | Ridley | Ridley Hits the Big Time! | hit the big time | 成功する、一流になる、大当たりする | Ridley is too big.というネットミーム |
シモン | Simon | Simon Lashes Out! | lash out | 暴力で攻撃する、食って掛かる | Lash(ムチ)→メインウェポンがムチ |
リヒター | Richter | Richter Crosses Over! | cross over | クロスオーバーする、枠を超える | Cross→横必殺技がクロス(十字架のブーメラン) |
クロム | Chrom | Chrom Joins the Battle! | - | - | - |
ダークサムス | Dark Samus | Dark Samus Joins the Battle! | - | - | - |
キングクルール | King K. Rool | King K. Rool Comes Aboard! | come aboard | (船に)乗り込む、参加する | 船に乗り込む→キャプテン |
しずえ | Isabelle | Isabelle Turns Over A New Leaf! | turn over a new leaf | 改心する、心機一転する | 「とびだせ どうぶつの森」の英語タイトルが「Animal Crossing: New Leaf」 |
ケン | Ken | Ken Turns Up the Heat! | turn up the heat | 温度をあげる、強火にする、勢いを増す | ケンはリュウと違い、昇龍拳で火を噴く |
ガオガエン | Incineroar | Incineroar Enters the Ring! | enter the ring | リングに入る | プロレス技を使うキャラクターなので |
パックンフラワー | Piranha Plant | Piranha Plant Pipes Up! | pipe up | しゃべり(歌い)始める、甲高い声で話す、汲み上げる | 土管 |
バンジョー&カズーイ | Banjo-Kazooie | Banjo-Kazooie are Raring to Go! | raring to go | 今か今かと待ち切れない、~したくてしかたがない | 開発元がRare社 |
勇者 | Hero | The Hero Draws Near! | draw near | そこに向かって動く |
備考)ベヨネッタの「Get Wicked」は調べてもヒットせず、いまいちわかりませんでした。Wickedは「邪悪な、いたずらな」という意味
こうしてみるとキャラの特徴をとらえた言葉選びがあって面白いですね!
調べてたら発見した関連ページ
http://smashbrossp.net/archives/8777
https://smashbrosmatome.work/2018/09/17/post-3706/
追記)
遊んだことない元ネタのゲームが多く言葉遊び要素が分からなくて探すのに苦労しました。コメントでご指摘いただいた部分は修正してます。
オリンピックにアイドルが出ていけない理由って、そいつがAKB48を恥ずかしい目で見てるからだよね。
何でもかんでもエロで説明しないといけないフロイト先生みたいな人。
まあ、そのなんだ。
うん。
なんだ。
安倍晋三が、マリオのコスプレして土管を突き破って世界の裏側に行っちゃう国なんだよ。
アニメゲームマンガ萌キャラアイドルぐらいしか、新しい文化がない国なんだよ。
恥ずかしいというのなら、ものまねHIPHOPのMCバトルを「ありがたやありがたや。イケてる文化だ」と礼賛するそのしょっぱい精神をまずなんとかしたまへ。
XJAPPANより水樹奈々のほうが海外から見たらオリジナリティあるのだから。
初音ミクの千本桜を愛子様が踊る時代に「キズナアイは恥ずかしい~」とか、自分がじじーの老害になってしまったことをまず嘆いて、ボケ防止トレーニングでもやっておきたまへ。
そういう俺も「いまの若いオタクはガンダムも見てない。エヴァすら見てない」
魂が若返る方法を誰か教えてくれ。
左翼がオタクを攻撃しだしたのは、左翼以外の手によってオタクが開放されてしまったから。
日本でオタクを攻撃するのは保守、ジジイ的老害価値観であった。要するに「そんな漫画やアニメばっかりいい年して観てると宮崎勤になるぞ」というダメおやじの戯言だった。
それらの主張は、左翼の敵だった。保守に対する革新からするとそいういう価値観は、古いモノ邪魔なモノだった。
でも、ここ10年で状況は激変する。
オタクが一般趣味の一つ、メインカルチャーに数えられてしまうぐらいまで権威を得た。
今や、オタクが主人公のドラマがPM9:00に地上波で放送される。
日本の首相が土管に入ってスーパーマリオのコスプレしながらオリンピックのパフォーマンスをする時代だ。
20代以下には、オタクが保守に迫害されていた時代の記憶などまったくない。
ゲームやアニメを観てると誘拐殺人鬼になるなんて濡れ衣を着せられた記憶が無い。
これらの開放だが、左翼とオタクが戦いの果てに手に入れたものではない。
オタク産業が圧倒的に経済的に強かったから手に入れてしまったものだ。
オタクはメシ代に事欠いてもコミケに行くし、推してるキャラのためなら借金してでも限定グッズを買う。
海外にもオタクがいる。アニメやゲームのTシャツを着ながら日本のテレビに映り観光しながら、外貨を日本に落とす。
アジアの学生が「声優ライブに参加するのが夢で日本を留学先に選んだ」という時代になった。
これらの趣味は不況の日本では、とても魅力的だった。これらの環境の激変は、残念なことにあまり左派的価値観は関係ない。
表現規制反対という縁の下の力持ちであった左翼運動や左派政治家はたくさんいたが、これらの開放という意味では、政治の力はあまり力になっていない。
そうした亀裂がオタクはネトウヨになりやすいという俗説で爆発する。
オタクからしてみたら、「オタクはネトウヨになりやすいなど理不尽なバッシング」だし
左翼からしてみると「オタクは俺たちの手によらず一般に受け入れられた恩知らず」に映った。
そうして左翼の中から、表現規制が始まるのだが、今までの左翼は左翼であんなキモい奴らと思っていたんだろう。
ここ最近、政権を攻撃するときには必ず相手をオタクに支持されているという言説が出てくる。
オタクが与党政権を推しているというのは理論の飛躍なのだが、しかし政権打倒の一環としてのオタク攻撃は多い。
急進的政権批判者は極めて高い確率で、オタクをバッシングする。
左翼のオタクほど、オタク全体を裏切り者の集団として考えるようだ。
https://togetter.com/li/1263172
さて、エヴェンゲリオンの使徒のアイコンを使うと言う時点で、もうすでにオールドなオタクに分類されるだろう。
そういう人物が、オタクを迫害する自由が認められない、と叫んでる。
この捻じくれた愛憎は、一体どこへと向かうのか?
興味は尽きない。
「NTTによるブロッキングの何が許せないのか」http://kumagi.hatenablog.com/entry/why-ntt-blocking より。
憲法(けんぽう)とは、統治の根本規範(法)となる基本的な原理原則に関して定めた法規範をいう(法的意味の憲法)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%86%B2%E6%B3%95
電気通信事業(でんきつうしんじぎょう)は、電気通信事業法第2条に規定する電気通信役務を行う事業のことである。 ... 4. 電気通信事業 電気通信役務を他人の需要に応ずるために提供する事業(放送法第118条第1項に規定する放送局設備供給役務に係る事業を除く。) 5. 電気通信事業者 電気通信事業を営むことについて、第9条の登録を受けた者及び第16条第1項の規定による届出をした者 ...
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E9%80%9A%E4%BF%A1%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%B3%95
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%B5%E4%BE%BF%E6%B3%95
そこで、違法性阻却を用いる (正当業務行為も違法性阻却事由とするのが現代の一般的解釈)。
興味がある方は『「通信の秘密」の数奇な運命(要旨) - 序章「通信の秘密」に関する制定法の制定経過とその後の解釈の変遷調査』を読んでください。
憲法が検閲の禁止、通信の秘密を守れと言っているのだから、通信の秘密は固く守られている。中身を覗く行為は原則違法であり、違法性阻却 (違法と推定される行為について、特別の事情があるために違法性がないとすること。) により直ちに違法としないとの解釈がなされている。違法性阻却は珍しい論理のように聞こえるかもしれないが、お医者さんもメスで体を傷つければ傷害罪を侵しているが、医療行為を行うために必要である範囲において違法性阻却がなされている。
また、
は「従事する者」にかかっているので、通信の秘密を侵す違法行為の主体は個人にかかってくることに注意。
DNS ならブロッキングしてもいいじゃない? → だめです。ISP の提供する DNS はルートサーバーへの中継を行っているに過ぎず。通信の検閲にあたります。
迷惑メールが一時期問題になりましたよね。今は OPB25 (ざっくり言うと個々人が直接メールの中継をすることを禁止する方法) によって、個々人を踏み台にした迷惑メールが送れないようになっています。このために慎重な議論がなされ「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」が制定されています。立法によって合法的にブロッキングを行っている例です。
このように合法的なブロッキングができる前例があるのだから「裁判所で違法と認定されたサイトへのアクセスを禁止する」立法を行って合法的にブロッキングすればいいのです。
児童ポルノはインターネットの性質上、一度流出してしまえば回収が困難であり、同時に基本的人権の侵害、身体への危害を伴うものであるからブロッキングしても緊急回避として違法性阻却が行えるとのものです。詳しい議論は「ブロッキングの法律問題」を参照してください。
これは本来、立法によって合法化するべきものだと思われるのですが、誰も児童ポルノのブロッキングを違法だと訴えない → 裁判所が判断しない。ために現在認められている方法です。今回の海賊版サイトのブロッキングにもこれが用いられるでしょう。
児童ポルノのブロッキングにおける議論では「法益権衡の要件との関係でも財産権であり被害回復の可能性のある著作権を一度インターネット上で流通すれば被害回復が不可能となる児童の権利等と同様に考えることはできない」であったように、回復可能性のある著作権侵害は優先順位が低く、
「誰も児童ポルノのブロッキングを違法だと訴えない」と書いたように、社会通念上許容されるであろう範囲に検閲の範囲を広げると、名乗り出ることを恐れて誰も訴えることができなくなり、検閲の範囲は際限なく広がってしまうのです。
児童ポルノの議論が行われた10年前の慎重な議論をすっ飛ばすと
とできるかもしれません。しかし、果たして昨今の著作権侵害被害額は本当に回復不可能なのでしょうか?ブロッキングによって漫画の売り上げは来月から月に 500億円 (これは市場規模の 2倍に相当するはず) も上がるのでしょうか?
しかし、所轄官庁が「ブロッキングせよ」と言えば電気通信事業者はそれに従わなければなりません。それを覆すには最高裁まで争うしかないのです。
5京円に突っ込む人もいますけれども (なんで 5,000兆円でないのだろう)...
それほどの損害が生じていたら原状回復は不可能ですよね。5京円は冗談としても、売り上げが突如ゼロになってしまい、回復させる方法が他にないとしたら緊急回避は認められるでしょう。ただし、線引きについては裁判所なり立法で解決する必要が生じるはずです。
そもそも違法サイトを利用することによる損害は誰によって作られているのでしょうか。違法サイトによって損害が生じるためには
責任の度合いは、
通信事業者 < 利用者 < 保護を提供するもの < 運営を幇助する者 < 運営者
の順ではないでしょうか。
実はそのようにしてIPパケット通信すら合法性が自明ではない上で運用されているのが通信の秘密だ。お陰で通信事業者はただの土管に徹する事になる代わりにその通信が仮に犯罪に使われていてその通信を媒介することで結果的にその片棒を担がされたとしても不可抗力として裁かれる事はない(多分)。
米国でDMCAが制定され、プロバイダー (これは ISP だけでなく、サービス提供者も含む) が免責されるための手続きが、Takedown なのですが、日本ではそもそも合法性が認められた範囲でしか ISP は関与できないため、違法サイトの利用において通信事業者に違法性を問うことは難しいと思われます。
(後で書く)
米国の例についても書きたい
俺は猫を飼っている。
我ながら酷いネーミングセンスだと思う。
有名な猫のキャラクターを参考にして名づけたのだが、それが安易だと気づくのはしばらく後になってからである。
その頃には完全に定着してしまい、そいつは「キトゥン」と呼ばないと反応しなくなっていた。
俺も面倒くさいので改名はしていない。
ゾンザイだと思われるかもしれないが、実際その通りだと思う。
なにせ俺は猫が好きでも嫌いでもない。
好きでも嫌いでもないものに対して、人はとても薄情だ。
今でこそキトゥンという個に対しては多少の情こそ湧いているものの、それでも猫自体が好きなわけではない。
そんな俺がなぜキトゥンの飼い主なのか。
大してドラマティックでもないが、今回はその出来事について話そう。
今から数年前。
自分から見ても一般社会から見てもガキとして認識されている歳だった頃。
その日は弟や学童仲間と連れ立って、近所の空き地で遊んでいた。
そこで皆が思い思いの遊びをする中、弟がするのはもっぱら生き物探し。
名前すら分からない虫や動物がその空き地には多くいて、当時は何とも思わなかったが、いま考えるとかなりヤバい空間だった。
「見てよ、兄貴! この虫、すっげえ見た目!」
俺はそういったものに対して抵抗感を覚え始めており、その様子を遠巻きに眺めるにとどめていた。
「兄貴! 珍しい猫がいるよ」
「ああ、そうかよ」
「本当だって! 見てみなよ!」
俺はテキトーに聞き流すが、弟にせがまれて渋々と猫を見てみる。
首輪がないので野良だと思うが、人慣れしているのか至近距離まで近づいても猫は平然としている。
全身が白い体毛で纏われているが、背中部分だけは妙に赤い。
あまりに不自然だったので最初は怪我をしていると思ったが、血の色にしては鮮やか過ぎるので柄なのだろう。
「ニャー」
鳴き声も独特だ。
猫の鳴き声を文字に起こすとき「ニャー」と表現することは珍しくない。
だが実際にここまで、ハッキリとそう鳴く猫は逆に奇妙だった。
「え、なになに? 猫いるの?」
鳴き声を聴きつけ、他の学童仲間たちがゾロゾロと集まってくる。
すると猫は警戒したのか、逃げるようにどこかへ走っていってしまった。
「ああ~、いっちゃった……」
みんな残念がっている。
学童仲間はみんな猫好きだったのだろう。
猫の何がそんなにいいんだか。
そう思いながら学童仲間たちを俯瞰して見ていると、一人だけ険しい表情をしている奴がいるのに気づく。
ウサクだ。
日本アニメではなぜ徹底的に電線が描かれるのか?を海外メディアが推察
https://gigazine.net/news/20171225-why-anime-power-lines/
アニメにおいて背景・風景として電線が描写されることはエヴァ以前からもちろんあった。
そういった時代の記憶を引き写した風景の中であくまで添え物として、
あるいは便利なオブジェクトとして最低限の作画で描かれていたのが、電柱と電線。
鳥が電線にとまっている、ゲイラカイトが電線にひっかかった、犬が電柱に小便、電柱に隠れて尾行。
エヴァとは何か。
エヴァの深夜再放送の高視聴率が深夜アニメのパイロット版として働いた。
その後、エルフを狩る者たちから深夜アニメ放送の歴史が幕開ける。
異様なこだわり作画と作画崩壊との背中合わせも既にしてその内に秘めていながら自身は夕方アニメ。
一人のユダヤ教徒でありながら死して新しく宗教を作ったイエス!福音だね。
そのこだわりの一つに電線がある。
電線、無くてもいいですよね、そこ描く手間と映す時間をキャラに割きますよね普通。
そうじゃないのが、庵野。
ただの背景以上の電線。
2015年第3新東京市のツイッタラーは、揺れたら「電線」ってツイートするから。
そう、1995年に描かれた20年先の近未来、2015年の日本を描いてあの電線。
エヴァより先を生きている私達は知っている。
まだ相当に電線してる。
怪獣とスケールが合うのは高圧送電線の鉄塔、架線に接して火花散るインスタ映え。
なんて、俺が語るより本人がいろいろ語ってるし。
「庵野秀明の世界」トークショーレポート2回目 「電柱は積極的に残すべきだ」「特撮もやりたい」
http://neweva.blog103.fc2.com/blog-entry-3368.html
庵野「同じ電柱はないんですよね CGでコピペしても違和感がある ナナメになっているのもいい」
氷川「エヴァ以降、電柱を描くアニメ作品も増えているが 垂直な電柱が多いですね」
庵野「電柱に対して愛情が足りない 表層だけ真似ても魂が入らない」
冒頭の無人漂流船内に残されていた本は、宮沢賢治の『春と修羅』。
「わたくしといふ現象は假定された有機交流電燈のひとつの青い照明です」
『注文の多い料理店』所収の「月夜のでんしんばしら」も電柱モノのハシリである。
文明開化で産まれた、すき焼きやカレーライス、あんパンが現代日本の食文化であると言えるならば
日本最後に電気が来たのは宮沢賢治の故郷岩手の「タイマグラ」。
http://mewlog.sakura.ne.jp/test/read.cgi/logchannel/957980097/