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はてなキーワード: 拡散とは

2019-05-13

今、夢見りあむがアツい。

夢見りあむ、新アイドルの一人として数々のヤバさを引っ提げて登場したその女は登場するや否やトレンドを席巻し、そのキャッチーな設定もあってか瞬く間に時の人となった。

そして今、中間総合3位に急浮上し、あろうことか"声無し"の新人であるにもかかわらずその勢いのまま8代目シンデレラガールの座に手が届こうとしている。というか祭り上げられんとしている。

(個人的にはせっかく充分なポテンシャルがあるのだからりあむにはもっと徐々に順位を伸ばしてきてほしかったと思う。普通にりあむのことは好きなので。確かに今回のこれも彼女らしいといえば彼女らしいのだが、次回で異様な失速をしそうなのが怖い。)

彼女キャラクターはどうしようもなくネット人間を惹きつける。

彼女個性人間なら、特にネット人間なら誰しもが持っている負の側面が親しまやすいように加工されデフォルメされたものだ。

はみ出し者の受け皿としてのインターネットに住まう人間が夢見りあむとかいういきなり「クズだよ!!」と挨拶かます炎上上等の[自称・ザコメンタル]の承認欲求擬人化に惹かれないはずがない。

実際新アイドルの中でもりあむの界隈外の波及はすさまじく、あるVtuberやある女優言及されているのを目撃したときは「これは総合10位以内もありうるな」なんて思ったし、また、出口調査のようなことをしているbot情報を見たときは「これが本当なら属性3位か2位には入りそうだな」だなんて思ったりもした。

R-18イラストの多さも彼女の強みといえるだろう。キャラクターにとってエロほど手っ取り早くオタク間での知名度を上げる手段もないだろうし。

現在アイドルマスターシンデレラガールズの話題の中心は夢見りあむだ。

夢見りあむに関する投稿はほかのどんなアイドルに関する投稿よりもバズりやすいし、

夢見りあむの登場する二次創作はそうでない二次創作よりも拡散されやすい。

Twitter上の"面白い"Pや"分かってる"感じのPだってみんな夢見りあむの話をしている。

まさに「乗るしかない このビッグウェーブに」なのだ今シーズン流行一位は夢見りあむなのだ

総選挙リポートの「平均投票数ランキング」には入っていないというのに「最初の1票を集めたアイドルランキング」には入っているように、「とりあえずりあむに一票入れるのが面白そうだ」という軽い気持ち投票したプロデューサーも多いのではないだろうか。

無論軽い気持ち投票することを批判したいわけではない。カジュアル層の数はそのままコンテンツ寿命に直結するし、"重い"気持ち投票する層の票を貰い受けることを期待するのが難しい以上軽い気持ちの票を奪い合うことになるのは当然の道理だ。最近総選挙が"面白い"ことをして人目を惹く競技になるのも仕方のないことだ。そも"選挙"というのはそういうものであるし。

夢見りあむが中間総合3位に入ってしまった以上これからはとりあえずの一票ではなく気持ちのこもった複数票が増加することが考えられる。おそらくは推し及び担当アイドル総選挙から得られるリターンの少ない層が複数票を投じることになるのだろう。ざっと以下のパターンが考えられる。

・例えばただ音ゲーとしてデレステを楽しんでいる人のような、プロデューサーなんて重いもの背負うつもりはないよという層

担当アイドル未来及び運営絶望している層

・うちの担当アイドルには声もついているし今後の活躍もある程度期待できるが(再当選も含めて)シンデレラガールへの道はまだまだ険しいなという層

アニメを経てデレステリリースし、総選挙も第8回を迎えた今もしかたらこういった層は既に多数派にまでなっているのかもしれない。彼らにとって夢見りあむという新星が3位をかっさらっていったことはちょっとした(人によってはかなりの)光明だろう。夢見りあむに投票することによってようやく(あるいは再び)彼らも総選挙という"エンターテインメント"に参加することができるのだ。

そしてここでも彼女キャラクター性が顔を出す。仮に彼女シンデレラガールになれば「総選挙破壊した失礼な新人」として炎上するだろう。だが「炎上でもいい!目立ちたい!」彼女にとってそれは"おいしい"のだ(それはそれとしてやむと思うけど)。負けたとしてもそれはそれで"おいしい"しそもそもファンに対して「オタク!ぼくをすこれ!よ!」とのたまうような「こんにちはクズだよ!!」なのだから気に病むこともない(やっぱりやむと思うけど)。いずれにしても総選挙を楽しんだという結果を残すことができる。夢見りあむへの投票はローリスクどころかノーリスクハイリターンなのだ

















ここからは嘆かせてくれ。

いやいやいやふざけないでくれよ。さっきあんなことを言った手前夢見りあむに軽い気持ち投票した人のことを批判するつもりはないが、せめてこの運の悪さくらいは嘆かせてくれ。

何で俺の担当がこんな民衆の願望機みたいなやつと戦わなきゃならないんだ。何で今回に限ってこんな"民意"そのものみたいなやつが出てくるんだ。こっちは民意の恐ろしさはお向かいの二回目の配役投票ときに散々思い知ってるんだよ。あの時も半分は"民意"に負けたようなものだし、まさしく世界を敵に回している感覚だった。いかに最強の陣営と称されようともそれ以外の陣営に束になられたら勝利絶望的で、単体の力なんてせいぜいがその程度だということをこれでもかと思い知らされた。

(初速は彼らの自力であったこと、巻き込んだ浮動票をそのまま支持層として固定できたのは彼らのたゆまぬ選挙活動の成果であること、何よりそのアイドルが魅力的であったことをそのアイドル名誉のために一応併記しておく)

これまで通り普通に人気のあるアイドルだけと戦わせてくれよ。ここまでくるのに8年かかったんだ。それでようやく今回ガラスの靴を履かせてあげられるかもしれないんだ。お前の担当は人気があるんだろまた次回があるからいいだろじゃねえんだよ。

今回で夢見りあむがシンデレラガールになったので次回以降総選挙はやりませんとならないと言い切れるその根拠はどこにある?

次回までの間にまた夢見りあむやBBEMYBABYみたいな意味不明ムーブメントが起きないと断言できるか?

そもそもこんなに運営に恨みを抱えている人間が多い中で来年までアイドルマスターシンデレラガールズが生き残っている保証はあるのか?

勝ちを望めるときに勝ちを望まないやつに何が成せるんだ。いつだって今だろうが。

運営に鉄槌を下そうじゃねえんだよ。言っておくが夢見りあむに応援以外の"重い"気持ち投票してるやつはさっきのやつの対象外からな。悪いのは私のアイドルを不遇な目に遭わせている運営なんだなんて下らない理論武装自己肯定してんじゃねえ。故意他人が楽しんでいるところを邪魔しておいて他人の足を引っ張っておいてよくもそんなことをいけしゃあしゃあとぬかせたな?何も知らねえりあむを自分利益のためだけに利用してるお前らはまさしく邪悪だよ。心底軽蔑するよ。

炎上でもいい!目立ちたい!」だからwin-winじゃなかったのかって?さっきのはアイドルを"キャラクター"として認識している"軽い"気持ちの層に向けた言葉であってこれはお前らみたいな"重い"気持ち投票するようなアイドルを"人間"として認識している層に向けた言葉だ。あいつもドルオタの端くれなんだ。当然頑張るアイドルの尊さも知ってんだよ。それをこんな勝ち方が嬉しいわけねえだろ。あくまでも「炎上"でも"いい」だけであってりあむだって別に好きで炎上してるわけじゃねえんだよ。

りあむにお前らの怨念を背負う義務なんてさらさらねえし俺の担当(ともう一人)だってわざわざ運営の業に立ち向かう義理なんてねえんだよ。でもシンデレラガールになるにはもうりあむから逃げ切る以外に道はねえんだ。なんだこれ。マジで今回なんなんだ。








来年か再来年には俺も素直な気持ちで夢見りあむに投票できるようになってればいいな。切に願うよ。

2019-05-11

論文読んだ

Vines avoid coiling around neighbouring plants infested by polyphagous mites

https://www.nature.com/articles/s41598-019-43101-0#ref-CR3

動物植物論文は、楽しくよめる。

概要

そこまでちゃんと読まなかったので、プレスを探して見たほうがよい。

vine: ぶどうの木

spider mites : ハダニ

Fig.4の植物がフニャってなってるのがかわいい

 疑問・

2019-05-10

大津事故マスコミ

マスコミ記者悪者に仕立て上げることは、マスコミ記者保育園関係者糾弾することと構造が同じではないか。真に糾弾すべきものは、人では図らずも結果として事故を起こした運転者であるのかもしれないし、人以外のものでは不十分な安全対策、進まない法整備安全対策の現状への間違った認識などであるのかもしれない。にも関わらずそちらの方へ話が向かっていないのであれば、保育園関係者を愚かに糾弾するように見えるマスコミ記者と変わりはしない。糾弾すべき方向が完全に間違っている。

事故のはなし

今回の事故に明確な悪者はいない。保育士は最善を尽くしていた。運転者にも悪意はなささそうだ。行政もできる範囲で注意を払っていた。警察救急ちゃん機能していた。強いて言うなら悪者は、歩行者安全社会環境を作ってこれなかった過去の俺らだ。なれば今回の悪者は人ではない。悪者は無形で目にはさやかに見えないもので、整備されていない車両用防護柵や、法整備が追いついていない現状や、日本社会歩行者優先でドライバー側も歩行者安全をいつも気にかける世界一交通マナーの素晴らしい国であるという俺らの間違ったセルフイメージなどではないのか。

そして俺らは子供じゃないが、今回のように信号待ちをしているときに車が高速で突っ込んできたとしたら、誰がよけて無傷でいられると言えるのだろう。信号を待つとき大抵の俺らは、ぼーっとしているかスマホをいじっているかのどちらかだ。はたして突っ込んでくる車に対応できるだろうか。

明日の俺らが歩く道に、ガードポールのない交差点があったとしたら、明日は俺らが死ぬのかもしれない。

メディアのはなし

かに今回の会見の酷さは凄まじく、メディア取材姿勢について問題にすべきではある。あれはクソだ。判断能力のある人間が発すべき言葉じゃないものが多々あった。しかメディア糾弾したところで事故は無くならないわけですよ。事故の発生とメディアにはなんの関わりもない。

またメディアの態度は受け手の態度でもある。逆説的に、もし今回の会見がこれほど酷いものでなければ、これほどに拡散することはあっただろうか。購読料金を払う新聞と違い、テレビ視聴者数が広告収入に直結する。すなわちテレビ話題になる画を撮ることが善なのだ。それが何十年と続き今回のような記者会見の空気が醸成されてきた。責任は俺らにもあるんだ。現に今回の記者会見で騒いでしまった。今回騒いだことにより、感情的で印象的な画が撮れれば視聴率が上がることを再び証明してしまったんだ。

残念だが方法は二つしかない。口を出したいような記者会見があったとしても見て視聴率を上げることをせず、絶対に中継で見ることをせず、そして過去のことになってから声を上げてあれはダメだったと指摘すること。メディアを形作ってきたのと同じくらいの時間メディアをこれから形づくるためには必要かもしれない。長い長い戦いをしなければならない。

PS:日本における子供交通事故での死者数は、減少を続けている。しかし負傷者数は人口の減少にも関わらず増加している。

http://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info54.pdf

PPS: ここまで書いといてなんだが、全編を映した動画を探したけど見つからないので実は見れてない

マスゴミは無くならない。何度でも蘇る。

ミイラ候補ミイラ捕りは沢山いる。

被害者への取材に対する批判が盛り上がっている。内容はまあおおむね正論だ。でもその書き込みをしてる人たちに聞きたい。そのツイート、少しも「バズって欲しい」「共有されたい」という期待を込めなかっただろうか。

改行を工夫したり、改元に絡めてみたり、被害者への共感を煽ってみたり、上手いたとえ話を入れてみたり。その文面を作るとき何を考えていた?

youtuberクラウドファンディングパトロンサービス投げ銭、バズったら宣伝、欲しいものリストnote…、今や拡散承認欲求成就だけでなく金になる時代が来た。一時期過激youtuber問題視されたが、もうその時のようにyoutube企業対応すればいい話ではない。

一般人がみな情報発信フォロワーの数で人の価値を測るとき、「とにかく注目を集めなければ始まらない」というマスコミ理屈がすべての人にのしかかる。そんな時代に当たり前の道徳倫理をもって埋もれる自分を許容できるだろうか。正道で目立てない人間邪道に手を出すだろう。

ここ数年で個人送金の支援サービスが大量に沸いた。「個人支援で今まで埋もれていた多様な製品コンテンツが日の目を見る」というようなお題目もあるが、なんてことはない「金の仲介は儲かる」からに過ぎない。実際には「目立つか否か」の要素がより大きくなったと言える。インフルエンサー拡散されるか否かが成功のカギと言っても差し支えない。結局これからも優位に立つのは「発信力のある者」と「右から左仲介する者」、つまり時代マスコミ中抜き業者である

恐らく若い層はそのことを本能的に察知している。だから炎上したい(目立ちたい)」というのだろう。これからネット個人分散されたマスコミ権力の欠片を奪い合うバトルロイヤルだ。勝ち残るのは容赦を捨てて新たなマスゴミになれるような奴に違いない。

2019-05-07

二次創作とは声のデカ大手に気に入られた者が勝つ

二次創作してる分際で声がでかいオタクは何様だよって話だけど事実そうなのだ

拡散力のある声のデカ大手に好まれなければ自分作品は数あるオタク二次創作の中に埋もれていってしまう 勿論輝く才能を持っている人はそれだけで注目されるだろうけど全ての人間がそうではない

ここから自分語りになるが私も大手に気に入られて作品拡散されて一時舞い上がっていた それでと段々自分が書きたいものと違っていると感じ始めたことと、その大手趣味方向性と異なり始めたのでブロ解で縁を切った が、その後はそこそこにいたフォロワーはポツポツ減り始めて作品のビューワー数も落ちていった 結局自分は有名どころの○○さんの推している人だからという付加価値しかなかったんだと酷く落ち込んだが自分なんかその程度だったんだと落ち込んだけど冷静にもなれた そして今年私は二次創作界隈から足を洗う

この世界には中学生から十年ほど浸っていたが昔に比べて横繋がりが重視されているように感じることが増えた コミケなどの即売会は基本サークルの仲間と来てサークルの仲間と帰るようなものだったが最近は会場前の挨拶回転寿司に始まり終了後の大規模アフターなどオフでの関わりが積極的に行われている 内輪ノリと言えば昔からあったがその内輪の規模が大きくなっているのだ 例えるなら中高生グループ活動するテンションがそのまま二次創作オタクの中で行われているのだ 何度か参加したが初めて会うような大勢人達食事をしてもあまり楽しくなかった 正直公共の場オタクトークをし散らかすことに抵抗があったので酒やつまみを飲みくらいながら高速・オタク・語りをするオタク達には少しだけ引いた それでも根はい人達だと思って最後までいた

ここまで書きたいことを思い付くままに書いたせいでまとまりのない文章になってしまったがここまで読んでくれた人にはお礼を申し上げる これはただオタク・横繋がりに辟易して大手と縁を切ったらその囲いにもブロックされ界隈を撤退するはめになったつまらない二次創作オタク独白である 二次創作オタクなんて出版社に見逃してもらってる分際で他人の褌で相撲を取りながら一丁前に産みの苦しみ面をするヤバい奴等(全ての二次創作オタクがそうとは限らない)なのだがもしそんな世界に足を突っ込みたいと思ったら大手に気に入られることをおすすめする

高速・オタク・語り、終わり

2019-05-06

ワクチン接種を強制することは反道徳的

ホッテントリの反ワクチンに関する記事を読んだ。

議論道義的ものであるべきで、(病気に対する)慎重さに関するものであってはいけない。

ジョセフ・ヒース「ワクチン接種は集合行為問題だ」(2015年2月5日) — 経済学101

でも、これはいくつかの意味おかしいと思う。この記事は、多くの人がワクチン摂取するべきであり、そうしないのは不道徳である、という考えに基づいて書かれている。だが、私にはそれが自明の前提とはどうしても思えない。

自分身体に何を入れるか決める基準を「公益」に置くのは必ずしも道徳的とはいえない

そもそも自分身体に何を入れ、何を入れないか、決めてよいのは自分だけだ。自分身体自分だけのもの。当たり前だろう。これが身体ペニスを挿入してよいかという問題であれば、ほとんどの人がそれを決める権利自分しかないと答えるはずなのに、どうして同じ理屈ワクチンでは通用しないのか。

公益のために注射針を刺して弱毒化された抗原を身体に入れろ、なんて、他人強制してよいこととはどうしても思えない。毒であることが問題なのではない。私はそれがほとんど無害であり極めて低い確率しか副作用は起こらずおおむね安全であることを知っている。そうではなくて、自分身体に何を入れるかを他人に指図されるべきではないということだ。

今回はワクチンにすぎないかもしれない。でも、次が行動監視ナノマシンだったら? 治安の良さは公益だ、やましいところがなければ入れられるはずだ、公益のためのナノマシン接種拒否不道徳だ。そう言われたらどうする?

自分身体に何を入れるかを決めてよいのは当人あるいはその親権者だけだ。それを他人に強いるのは不道徳である(もちろん、説得はしてよい。ワクチン安全性を説き、公衆衛生重要さを熱弁するのは自由であろう。相手自由を損なわない範囲においてだが)。

(この立場は、アメリカの反ワクチン運動を紹介しているWIREDの記事でも紹介されていた。私はニセ科学に傾倒した反ワクチンはばっかじゃねーのと思うが、「政府自分たちの子もの体内に入るもの強制すべきではない」という主義主張自由主義者として大いに頷ける)

現在日本において、ワクチン義務化は必ずしも道徳的とはいえない

それでも、そのような自由公益のために制限されてもよい、という主張もあり得るだろう。では、ジョセフ・ヒース氏の住んでいる国ではどうだか知らないが、我々が住んでいる日本という国においてその理路は成り立つだろうか?

自由制限し、義務化するのなら、当然その負担は最低限にまで低減されなければならない。だが現実にはどうか。インフルエンザワクチンの接種は自由診療であり、無料でないばかりか保険すら利かない。風疹ワクチンの未接種が話題になったが、ある世代男性に限っては無料になったとはいえ、多くの人にとってそれは保険診療として打つものである

公益のために義務で打てというなら、その負担は最低限のものであるべきだ。高い診療費を払ってわざわざ病院診療時間に打ちに行く手間とカネを惜しんでいったい何が悪いのか。保険診療にすらなっていない現状で接種は道徳的義務なんてちゃんちゃらおかしい。

公益のために自由を踏み躙るなら、当然それによって被る不利益は最低限度であるべきだろう。高い代償を払ってこれこれのことをしろ、そうしなければお前は反社会的な行動をしていることになるのだ、道徳をわきまえた市民ならばこのくらいの代償は払えるはずだ、などと恫喝してくる国家社会は、正直かなり胡散臭い

それでも、ワクチン接種費用程度ならたいした実害はないじゃないか、という反論があるかもしれない。なるほど、もしもあなた貧困層でなければ、確かにちょっと痛い出費程度で済むだろう。だが、問題はその「義務」はどこまで拡大されるのかということだ。今あなたが遵うべきだと言っているその「公益のための義務」が、いつの間にか「兵役」になっていなければよいのだが。

そして我々が住むこの日本国は、経済的自由主義の名の下に医療費を着々と削っている。小泉純一郎以来この国の福祉自由主義の旗の下で掘り崩され、削られてきた。このような状況で「道徳的義務」などというものが持ち出されることには警戒した方がよい。国家市民生活に対して負う義務を年々縮小しながら、市民に対して「公益」を根拠負担を迫ってくる。冗談ではない。なぜもらえるかどうかわからない年金を払い続ける人びとが、そんな「公益」とやらを慮って差し上げねばならないのか?

経済的自由主義公的サービスを縮小するのなら、民間自由も拡大させなければ筋が通るまい。もちろんそこにはワクチンを接種しない自由も含まれる。逆に民間自由にある程度制限を加えようとするならば、失われた自由に見合うだけの大きな政府を実現してもらわねば困る。

往々にして反・反ワクチン論者は不道徳であり、彼らの要求に従わない人間が現れるのは当然である

感染症にかかった人間不用意に出歩いてウイルス拡散され、流行が広がってしまう。なるほど悲劇だ。だがそういう悲劇が起こる度に、公衆衛生を錦の御旗のごとく掲げる人びとは、大元罹患者に向かってバイオテロだのと心ない言葉を浴びせかける。彼もしくは彼女もまた、病気犠牲者であることを忘れ去って。

たとえば敵国の社会を壊滅させることを狙ってウイルス炭疽菌を散布するような意図を持ったテロリストは、道徳的非難対象となって当然だろう。だが、不幸にも病気にかかってしまった状態不用意に歩き回ったという、ちょっと迂闊だった程度の人が、患者が、そこまで非難対象とされるのは絶対に間違っていると考える。それは犠牲者非難かいうやつじゃないのか。犠牲者非難を許してはいけない。

病気人間意志を超えたところに存在し、運やら体質やらの本人にはどうしようもない状況に付け込んで罹患させる。そのような感染症患者を、運悪く感染不用意な行動を取ってしまったという理由で、バイオテロだの加害者だのと責めるのは道徳的に間違っている。そして、道徳的に間違っている主張をしている人間の言うことに従わない人間がいることは当然である

少なくとも私は、このような言説を振りまく一部の反・反ワクチン派の醜態を見て、風疹ワクチン絶対に打たないと心に決めた。政策の失敗によってワクチン接種の機会を失っただけの、なんの責任もない特定世代の人びとを加害者呼ばわりする連中に腹が立ったからだ。風疹流行をめぐって吹き荒れた犠牲者非難の言説は本当に醜悪だった。あれを見てしまった以上、風疹ワクチン接種に加担することはできない。

まとめ

以上、反ワクチンが必ずしも道徳的に間違っているとはいえず、むしろワクチン接種の強制こそが道義に反していることを示した。自由主義者として、そして犠牲者非難を憎む者として、私は反ワクチン主義にも聞くべき理があると主張する。なるほど彼らは科学的にデタラメなことを信じ込んでいるのかもしれない。だがそれは、彼らにワクチン接種を強要する側の道義的な正しさを裏付けものではないのだ。むしろその強要こそが、反ワクチン論者に三分の理を与えているのである

ほらやっぱり

あっ反知性主義者

自分がかかった麻疹自分が生き延びても他人を殺してもかまわない覚悟がありそう

熱を押して主要駅にでかける麻疹テロとかやりそう

anond:20190506182500

こういうトラバが速攻でつくわけだろ? こういう言説を(たとえ自分宛てのものじゃなくても)見る度に、絶対ワクチンは打たないぞという決意を固めるよね。

ブコメ

権利と他の権利は常に対立するもの100%正義存在しないところではあるが、我々は武装する権利他者を傷つける権利行使することはできない。

他人を傷つける権利行使できないというなら、身体注射針を刺すことを強要することはできないという結論になるはずでは。医者行為傷害罪構成要件に該当することはご存知ですよね? 正当業務行為から違法性が阻却されるだけで。そして医者にかかる患者医療を受けることに同意しているわけですが、ワクチン接種を拒否する人たちの身体ワクチンを打つことを強要しようとしたら当然彼ら彼女らの身体への侵害となります他人を傷つける権利行使してはいけないというならまずワクチン接種の強要をやめるべきでしょう。

そもそも感染症他者うつしてしまうことは基本的他者への加害ではないわけで。それを加害と呼ぶのなら人より感染症への抵抗力が弱く生まれついた人間としては全力で抵抗せざるを得ないですね。そのような言説を振りまく人間の言うことに従わないという消極的抵抗を今後も続けていきたいと思います基本的にめんどくさがりなのでデモとかも意義は認めるものの参加したことはないのですが、これはコストのかからない良い抵抗方法だと思うので加害者呼ばわりバイオテロ呼ばわりに憤る人たちにオススメです。

希死念慮MAXの俺が梅田飛び降り動画を見て思った事

過労で鬱になってから15年。

双極性障害の病名もついてずっと希死念慮から離れなかった。

いつ死のうか、いつどこで首を吊ろうかと考えてばかりいた。

実際一度未遂も起こした。飛び降り自殺シミュレーションとしてバンジージャンプも飛んだ事もある。

でも昨日あちこち拡散された、梅田飛び降り自殺動画を見て凄く生理的嫌悪感を感じた。

自分が一番欲しかった「死」がそこにあったのに、その人を羨ましいとは思わなかった。

亡くなった人には申し訳ないが、忌まわしくすら感じた。

ここで気づいた。自分は生きたいのだ。

死にたくはないのだ。

過労、パワハラ、病状、人間関係から自由になりたいのを「死にたい」と誤解していたのだ。逃げたいだけだったのだ。

全て逃げて生きられるなら、それを選択したいのだ。

やっと希死念慮から脱出できる。

この気持ちは次の診察で精神科医にも話さないと。

2019-05-05

anond:20190505161628

事実隠蔽してほんまにええんやろか

自殺ってのはまず「ありふれた」事件。あえて報道するだけの希少性がない。そして一般人自殺に関しては、それをひろく報道する必然性がない。更に、報道することが家族や友人に対して与えるショックが大きい。よって、報道機関にとって、自殺はその事実以上の内容を報道する価値はない。

今の時代どうせネット拡散するし、そこにはデマも付加される。

大手メディア責任を持って記事を書くべきとちゃうんか?(イニ義)

へー。デマってメディア報道抑制されるの?個人やその周辺の人々への誹謗中傷をとりあげることが、逆にその情報の「価値」を裏書きしてしまリスクを考えないかねえ。

2019-05-04

ネトウヨの流れ

定義あやふやなではあるが、いわいる「ネトウヨ」の発生ってさ。

最近出てきた証拠総合すると


1. 暴走族あがりが、JC右翼団体に流れ込む

2. 生来の人の話を聞かない、言葉を強く言う特性を使い、何度でも同じことを主張する。間違ってても気にしないし反省もしない

3. 強い言葉に流されやす草食系のいわいるヲタクどもが腰巾着的に食らいつく

4. ネットに強いヲタク共が更に拡散させていく。しかし蔑まれたままなのは変わらない (例えば、ネットサポーターズクラブは、準党員という意味の分からない立場だ)

5. ネット上のプロがあまり居ない場所にそういう言葉が溢れたもんで「みんなが言ってる」ように思って更についていく人が増える


って流れでいいんか?

2019-05-02

anond:20190502151324

人に見られたくないというか、吐き出すだけ吐き出したかったんですよ

それで、大抵こういう記事コメントが一つ着くくらいで流れるだろうと

そう思っていて、よもやあそこまで拡散されるとは考えてなかったんです


人間も男も怖いですが、ネットもっと怖いですね……

バズって欲しくない記事に限ってブクマされる

渾身のネタや吐き出しごと、誰かに聞きたい長文記事は箸にも棒にもかから

一方で個人的備忘録や、広まって欲しくない記事ばっかりあっという間に300、500ブクマがついてしま

この前の記事なんか、怖かった

ちょっとフェイク入れた、しかし後から考えればわかる人には特定されるかもしれなかった記事

気付いたら拡散速度が加速していって、思わず怖くて消してしまった


そういう記事に限って、一瞬で広まっていくのが、私は怖い

バズる基準が分からない、私と増田がズレているのか

それとも増田のそういうことを察する嗅覚が飛び抜けて優れているのか。

2019-05-01

5chがGoogle検索から排除された結果、「いかがでしたかサイトネタ元が見つけにくくなってる

今一部でバズってるこの記事

https://aiulog.com/iiduka-kouzou-musukomago/

 

賢明な人は読んでみて「元院長と安倍秘書とのつながりが全く書かれてないぞ」って普通に分かるものだが「もしかして…」という意識だけで拡散してる状態

それはともかくこの記事を書いた人は、一体何を思って突然にこんな思いつきを発信してしまったのか、ってことが気になるのだけど、その発想のネタ元が全く書かれていない。それが一番気持ち悪い。

Twitterで噂されてたのをまとめたのかな、と思ったけど、Twitterではこの記事以前にこの指摘をしてるユーザーはいなかった。

Google検索してみても、この記事以前に同じ指摘してる記事はヒットしない。

もしかしてこのライター自分で考えて名字が同じ人を適当に結びつけて吊るし上げる記事にしたのかな、と思ったら違った。

5chの過去ログサイト検索したら、この記事より前に4月26日くらいから「同じ名字の元秘書って息子じゃね?」みたいな投稿に多くのレスがつくようになってて注目されていた。

このライターはこの5chのレスを「いかがでしたか記事にまとめ上げてただけだった。

 

5ch発なら保険として記事ネタ元も書いとけよ、と思いつつ、責任はすべて自分で受けるつもりか、という潔さも感じる。

それと同時に、10年前ならググっただけで2chスレも出てきて「ああネタ元は2chか、真実とは限らないな」と判断できたネタなのに、今はただググっても5chのスレ簡単に出てこないからそう簡単ネタ元や拡散経路がわからなくなってて非常に大変。ネタ元の見つけにくさが「いかがでしたか記事の隆盛にもなってる。

2019-04-29

anond:20190427174340

この「お気持ち表明」には、本田未央というアイドルいかようにしてパッションの顔という立場に立っているのかを知っている者であるのなら

絶対に書かないであろうような言葉ばかりが書き連ねられている

 

未央が今の立場に立ち、シンデレラガール争いの最前線に立ち続けられているのは一重に渋谷凛島村卯月担当Pから支援および、

彼ら彼女たちによる「ニュージェネを全員シンデレラガールに」の流れに乗っかって、

久しく登場していないパッションタイプシンデレラガールを生み出そうというPaPから支援があってこそのもの

 

はっきり言って、

面白そうだからりあむに投票する」も、

「ニュージェネで一人だけCGに選ばれていないままなのはかわいそう」も、

パッションからシンデレラガールを生み出したい」も、

全部あれこれ理由をつけて自分本来担当推し投票せず人気投票の本旨からズレたことをしているという意味では等しく、

そこには良くも悪くも貴賎など無い

 

年中あちらこちらで「本田未央をお願いします!」とうづりんや藍子・茜の担当を中心に応援要請営業一生懸命行い、

アイドル担当からの支えを受けながら最前線で戦い続ける本田未央を見てきた人間に、

CG本田未央こそ相応しい」「りあむは我々のような高い位置にいるべきではない」

などという自己中心・傲慢不遜なことが言えるはずがないのだ

 

このような露骨なりすましであるにも関わらず、拡散された先のどっかのSNSではこれが本田未央担当Pによる怪文書だと信じて疑わない者すら散見される

 

この手の「気に食わないアイドル担当なりすまし、他アイドルdisる」というやり口が有効打となり、流行るようになってしまえば、

ミリシタのTC同様、なりすまし工作で他陣営の評判を貶めるという方法が最も有効選挙活動になってしまいかねない

2010.9.18から復讐者(アヴェンジャー

それは2010年9月18日だったか

19日だったか

それとももう少し時間が経ってからだったか日課ニコマスランキングをチェックしているととんでもない光景が録画されている動画ランクインしていた。

当時ニコニコ御三家と言われてたボカロ東方アイドルマスター

ボカロも良い、東方も良い、でもやっぱりアイドルマスター

もといニコマスが好きだった。

プロレベルのとんでもないPVバンバン投稿され、おもしろいの、シリアスな奴、ちょっとえっちなやつ、架空戦記、他色々、ネタ動画やありとあらゆるもの毎日投稿されていた。そんなニコマスが好きだった。

4人プロデュース不可。

他にも色々あったけれども個人的には割とどうでもよかった。

“団結”?笑わせる、13人プロデュース出来ないで何が団結だ。

アイドルマスター2及び2nd Visionプロジェクトの発表。

それからネットの一部は荒れに荒れた。

2ちゃんニコニココミュetc.

引退表明をして動画を削除する名プロデューサー達、

署名をしよう、運営を信じてればきっと救われる、2月の発売まで待て。

一旦落ち着こう。俺はP達の言う通り“仲間”を信じて待った。

2011年2月23日

やっと動画が作れる環境になったので簡単PVを作って投稿。確か1000再生ぐらいはしたはずだ。ランキングの下の下の方には入った記憶がある。

これで俺も2011年2月デビューPだ。

2011年2月24日

ダメだった。

スギコミュプレイ動画投稿された、なんだこれ、こんなもの誰も望んで無かった。

2011年3月11日

東北応援を送る為みんなでざわわんを歌おう。

なんだその企画?ふざけてるのか?

案の定発案者のPは炎上、あれはツイッターだったか2ちゃんだったか忘れたけど、まぁ長いこと鎮火しなかった。

もうだめだ、こいつらと一緒にされたくない。

この界隈に自分の居場所はなかった。

アニメが始まった。

なんの説明も無いまま終わったあずささんの髪型変更回、テンプレツンデレお金持ちお嬢様キャラと化した伊織

途中で見れなくなった。

その後お涙頂戴の為の運営お気に入り(?)千早エピソードがあったらしいがそこまで見る気が失せていた。

からアイマスが好きだって言えなくなった。

それからジャンル転々とした。

ラブライブはさっぱり興味が沸かなかった。

何か違う、でもそれが何か説明出来るわけではなかった。

シンデレラが人気出てきてアニメ化、アニメの出来はまぁ良かった。

生け贄にされた本田未央、2期のわけがからない展開、笑顔を奪われた島村卯月を除いては。

あぁ、やっぱりこのコンテンツはこういう事をするんだ。

脚本の都合でキャラを闇落ちさせてから更正させれば神脚本

プリティーリズムを見ろ、もっと上手くやってるだろ、クソみたいな脚本を褒め称えるやつらはなんなんだ。

シンデレラには期待していたのに、やっぱり無理だった。

つい最近、本当につい最近やっと落ち着け場所を見つけた。

二次元アイドルコンテンツは後発作品が山ほど生まれ消えていった。この場所もそう言ったコンテンツの一つだが納得している。

それでも、それでもまだあの頃受けた悲しみや怒りが消えてるわけではなかった。

ある日誰かが未だに918に囚われてるなんてまるでジンマン大尉だと呟いていた。

そうだ、俺たちの戦争は終わってない。

過去は変えられないしあの時受けた傷は消えるわけではない。

今の界隈じゃ当時一部のアンチが騒いだだけ扱い。

あぁそうかいあんたらがそう言うならネットの隅っこで言い続けてやる、アイドルマスター2に裏切られたと、二次元は裏切らないなんて幻想だと。

そこに来て夢見りあむの登場だ。

歓迎するものお気持ち投稿するもの、祭に便乗するもの

彼女の事を忘れない限り、名前を口にする限り、彼女の名はどんどん拡散され知名度は上がっていく。

総選挙中間三位発表から

夢見りあむをアンリマユに見立てエントリ

運営が切り捨てた者達の怨嗟という泥を飲み込んで成長する歪んだ願望器。

クラス復讐者(アヴェンジャー)、あの記事を読んだ時生まれ感情愉悦以外の何者でもなかった。

そうだ、これは復讐だ、コンテンツ未来がどうなろうが関係無い、あの頃裏切られて、置いていかれたまま年を食っただけのオタク復讐だ。

何が総選挙だ、そろそろこの茶番に一矢報いよう。

例え全てが運営の手のひらの上だとしても、お前がシンデレラになる事でイエスマン達の苦虫を噛み潰したような顔が見られるなら誘いに乗ってやる。

理想もなく、悲願もない。ならば愉悦を望めばいいだけではないか

泥被りのシンデレラ平成最後にクソみたいな夢を見せてくれ。

夢見りあむはアンリマユの夢を見るか

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その通りで、だからこそ、少しでも同じ危機管理能力判断力を持つ人間を増やす為にも、こうして誰かが形にして拡散しないといけない。

デレマス民度は終わっている、それをどうこうする事は出来ない。ならばこの現実の中で、蔓延する悪意への危機感認識を改めるべきだと。

夢見りあむに勝たせたい

私がデレマスに参戦したのは一昨日の話だ。

正直言って、アイマスにはあまり興味はない。精々十年くらい前にミキ千早が主役のアイマス漫画を読んだくらいだ。

ミキ漢字名字も良く覚えてないし、もちろんデレマスアイドル達は全く分からない。確かなんかアニメやったんだっけ?

まぁ、私はその程度の知識しかない。デレマスに興味を持ったのは夢見りあむというキャラクターと、そのお気持ちはてなブログTwitterで流れてきたからだ。そして、お気持ちはてなブログを見たからこそこのゲーム面白さに気がつき、参戦することを決意したというわけだ。

デレマス面白ゲームだ。

一般に、ゲームというのは自分他者という二つの軸をもつようになった物語の発展型であると言える。つまり、「攻略時に必然的に発生する自分の中で物語を作っていく作業」と「ストーリー攻略法を共有することによる他者との物語を作る作業」だ。

そしてこの視点で見ると、デレマスキャラクター勝利すべき総選挙というプレイヤー参加型イベント勝利条件とし、そこに関わるプレイヤー達がキャラクターレベルアップの過程に自らの、そしてSNSイベントによって他者とのストーリーを見いだす構造になっているのがわかる。現実メタゲームとしてゲームに組み込んだ、極めて良くできた構造だと言えるだろう。

だがそれ故に、このゲームには人気が出るために生まれた勝ちキャラと、勝ちキャラに負ける為に生まれた負けキャラ必要になる。人気のあるキャラ多様性はそのままデッドコストの多さに直結する。無限声優を雇うことなどできないし、現実リンクする都合上、声優にはステージに立つ能力(見た目、歌唱力、度胸等)も求められるからだ。つまりキャラ自体は多く必要だが、全員に価値を与えるには致命的に声も金も足りないし、何より無駄が多すぎるのである

からこそ、うっかり負けキャラを選んでしまうと「どうあっても勝利できない」という状況が発生する。これはいわば詰みであり、本来ならばキャラ放棄するべき状態なのだが、メタゲームに組み込まれプレイヤーには、まずそれはできない。

もう七年も続いているゲームだ、自分選択がより良い形で終わらなければゲームに関わった意味価値もない(実際そうなのだが)し、ゲーム性質上本物のエネミーは出せないので、負けキャラにも負けプレイヤー選択するに足る微かな輝きや、小さな物語、そしてプレイヤーの心を動かす力はあるからだ。結果的に、「勝ちキャラを選んだ勝ちプレイヤー」と「負けキャラ損切りできない負けプレイヤー」にプレイヤー二極化し、運営は勝ちプレイヤーが負けプレイヤーに勝ち続けるための課金を上がりとして得るシステムができあがる。

このゲームは勝ちキャラ投資する冷徹さがなければ、血を吐きながらマラソンを続ける養分しかなれないのだ。おそらく、誰もが薄々感づいていたが、ゲーム性が壊れるから言わなかったのだろう。メタゲームとしてのデレマスにおいて、アイドル達はプレイヤーの心の中で人間として生きている。自分で選んだ罪もない愛する人間を勝てないから切り捨てることに耐えられない人間、というのは割といるし、ましてや自分がそんな冷徹さを発揮していることを見たくない人間は多いからだ。

そんな中で、夢見りあむは生まれた。りあむ最大の特徴は、このゲームではおそらく良くあるだろうが、生まれながらの「負けキャラであることだ。

東京からスタートするのに、鳥取という中途半端辺境の地のボスキャラ設定からして積み上げも厚みもなく、ザコメンタルの炎上狙いという絵に書いたようなダメ設定を引っ提げている。確かにアイドルが好きだが努力は嫌だというのは個性だが、アイドルやるのはこのゲームキャラの前提なので、この点は他の連中もそれなりのものを持っている。ちょっと前に声付きで出てきたあからさまな勝ちキャラも居るらしいし、もはや希望はないはずだった。

だが、生まれながらの負けキャラであるがゆえに総選挙というシステムで強烈なアンダードッグ効果選挙であからさまな負け犬にお情けやお遊びで票が入ってしま効果)が働いたのだろう、夢見りあむは中間三位という結果を勝ち取った。そしてこれは、デレマスゲームからしてはあってはならないことであった。

繰り返すが、このゲームは勝ちプレイヤー物語を紡ぐゲームである。負けプレイヤーは負けキャラを切り、勝ちプレイヤーチェンジすることが求められているのであって、「負けキャラが負けキャラとして勝つこと」など求められていない。

からこそ、"夢見りあむが許せない"といったお気持ちの表明は当然だったと言える。プレイヤーキャラクターが分かち合う、愛すべきストーリーと、素晴らしい体験の上に成り立つシンデレラストーリーメタゲーム上で楽しむ、というこのゲームゲーム性を壊すからだ。

しかし、このお気持ちブログが書かれた時点で、真の意味デレマスゲーム性は崩壊した。なぜならば、まさにこのお気持ちブログこそ、「愚かな負けプレイヤーに対する勝ちプレイヤー断罪啓蒙」という冷徹な一撃だったからだ。

この瞬間、今回の総選挙には「負けプレイヤーvs勝ちプレイヤー」という評価軸が誕生し、それはSNSで速やかに拡散され、様々なお気持ちが表明された。私が見たのもちょうどそれである

メタゲームゲーム性を担保しているというこのゲーム特性が、最悪の形で負けプレイヤーに突き刺さったのだ。

これほど面白い状況は他にない。メタゲームが維持していたゲーム性が壊れたとき、起こるのは既得権益層とそれを支えていた層の凄まじい殴りあいである。昨今の選挙であればトランプ旋風が一番近いだろう。生きた人間同士の価値観そのもののぶつけ合いになるのだ。

さて、ここまで読んで貰えたのなら分かっていただけるだろうが、私はデレマスをまともにやりに来たのではない。勝ちプレイヤーvs負けプレイヤーという対人選挙ゲームを遊びに来たのだ。

このお気持ち表明文書もまた、デレマス既存の勝ちプレイヤーへのささやか嫌がらせの一つである。負けプレイヤーならまだしも、勝ちプレイヤーでありながら己の選んだキャラを捨て、戦略投票を始めるというのはさぞや不愉快だろう。

今、私の手には夢見りあむというハンマーが握られている。このハンマーを振り下ろしたとき、どれだけのダメージをメタゲームに叩き込めるのだろうか。まかり間違ってりあむが勝ってしまった後、何が待っているのだろうか。プレイヤー運営お気持ち表明か、はたまたりあむをどうにかして勝ちキャラにする試行錯誤か、或いはもっと別の何かか。私の心は今ワクワクに満ちている。

今この瞬間の夢見りあむは、素晴らしい偶像であり、最高の玩具だ。コイルツールで票を入れていた懐かしい思い出が甦ってくる。愛すべきストーリーも、素晴らしい体験も、偶像はいらない。たかゲームだ、共に結果を楽しもう。

この文章を読んだ君にも、夢見りあむへの票を入れるのに協力して欲しいと思っているし、デレマスに参戦して共にこのお祭りを楽しめることを、心から願っている。

(明確に悪意を持って書いたこ文章もまたメタゲームに組み込まれから逆効果可能性も高いのだが、それはそれで面白さだろう)

2019-04-28

所属していた研究室なんてなかった

増田が起きると、いつもの煎餅布団の中だった。

ゴミの散乱した六畳間。電灯は付いておらず、辺り一帯をパソコンの光のみが照らしている。

……そうだ。増田は思い出した。

今日今日とて、新しい記事を創出していた。

言ってもいない研究室についての記事投稿したのだ。

それがいつものように、コメントが付き、ブクマがされていって。

高揚感と興奮の裏に、ふと少しの恐怖を覚える。

『もし、これで全く覚えのない研究室摘発されたら?』

最近も某大学麻薬を合成していて書類送検が発生したことが頭をよぎる。

これで摘発されるくらいなら、普段から後ろ暗いことをしでかしていた研究室だ。

それに関しては問題ない。

だが、もし自分にまで事情聴取が来てしまったら?

こんな、一介の単なるM冶大学生に、どこで知り得たのかを詰問されたら。

途端に、感情が弾けた。恐ろしくなった。

急いで記事を消す。しかし、アーカイブがとられている。

増田アーカイブの消し方など知らぬ。記事拡散は留まらない、待ってくれ、頼む……



それが昨日までの出来事、のはずだった。

増田二世代前となったノートパソコンをみる。

記事投稿される前だった。

……そうか、寝落ちしたのか。

不思議と安堵した心持ちで、増田記事を削除した。

これが事の、顛末である

日本の景気が悪いのは、外資ばかり報道するからじゃないのか

日本場合、人々が上下関係が確定している場合お上からの指示に従う。

不平不満は言う人は一定数あるとしても実行されてしまう。マウンティング合戦になるのはこのあたりだろう。


ニュースメディア外資から広告費やアプリ掲載費などに依存してしまっている。

上の地位になったらメディア監視体制さらされるわけではなく、拡散器としての役割になっている。

個人ブログなどに関しても外資から収入依存してる。


今の所

  1. 国内大学研究成果をメディアが取り上げないので知られることがなく、研究費も集まらなければ応用先も見つからない。(また多くの研究者にしても海外で認められることが重要視される)
  2. 国内企業に住んでいる人は、日本での課題しか身近に感じられないので、海外からそのまま輸入しようとしても上手く行かず詰む
  3. インスタグラマーなどの個人メディアも、いか海外っぽさを出すかを競っている



色んな物をみた目利きが、誰にも知られていないが優れているものを紹介するのならいいのだが、お金を多く払える所を紹介すれば飯が食えるし自身社会的地位も上がる。

2019-04-27

シンデレラ魔法は夢見りあむが無効化した

 

 第8回シンデレラガールズ総選挙中間発表で夢見りあむが3位だった。私は、シンデレラガールズ総選挙は私が考えていたルールで動いてはいなかったんだと本当に思わされた。

 夢見りあむは人間の弱さ、悪く言えばクズさを全部持ったままアイドルになり、「やむ」や「ぼくをすこれ!」や「ちやほやされたい」や「オタクちょろいな」など強烈なインパクトとともに常に話題になり続けた。炎上をも辞さない愛され欲求が、何をやらかしてもそれを燃料にして自分存在アピールする。すこられたい、ほめられたい、でも努力は嫌だ……正直アイドルを舐めてるような言動だ。でもりあむは、その言動話題にされることで、知名度という養分を得て、さらにでかくなる。ついでに言うと、乳もでかい。それも人気のひとつ理由だと思う。

人がりあむに投票するのは、なぜなのだろう。

 

 第7回シンデレラガールズ総選挙で、私は安部菜々投票した。そして、安部菜々シンデレラガール称号を勝ち取った。安部菜々は下積み時代が長く、挫折すれすれになりながらも努力自分夢を信じてアイドルを続け、ついにトップ上りつめたのだ。私は安部菜々勝利を、平成最後に人々からもっとも支持された物語勝利なのだと思っていた。世界努力と誠実が報われるべきものだという人々の無意識がこの結果を生んだのだと思い込んでいた。

 でも、違ったのだ。私が一人、報われるべきアイドルとして安部菜々投票していた裏に、全然違うルール投票している人たちがいて、彼らが圧倒的大多数なのだ

 菜々Pの選挙戦術は、別に彼女シンデレラストーリー積極的に広めるものではなかった。ニコニコ動画発のBMBBの勢いを基礎に持ちながら、ウサミン豆腐ドデカミンモンダミンなど、奇抜だが楽しそうな言動でひたすら注目を集め続けた。そして、あわよくば彼女ストーリーにも触れてくださいねというスタンスだった。私は彼らと親しくなかったし、選挙戦術として邪道だとずっと思っていたので、無視して黙々と投票し、一人で上記のような安部菜々シンデレラストーリー勝利を信じていた。でも、そんなわけなかったのだ。

 関Pが楽園で泣く話をよく目にする。でも、そのくらい1人のアイドル思い入れを持つ濃いPは、本当はどれくらいいるのだろう。ツイッターでまでアイドルの話をするのは、それだけで濃いということを普段私達は忘れがちだ。実のところ100人に1人もいれば、多いくらいなのではないのだろうか。大多数はきっと、総選挙と言われても、この子もあの子も可愛くて、誰に投票しようか迷っている。

 人間利用可能性ヒューリスティックというものを持っていると、最近知った。これはざっくりいうと、人間考慮する要素が多すぎて決められない選択を前にすると、頭にすぐ浮かぶ選択肢を選んでしまうように出来ている、というものだ。総選挙投票先なんて、どの子もみんな可愛くて、好きな性格、好きな容姿、好きな曲、好きなイベント、好きなCPアイドルになるまでの物語……と考えるべき要素が多すぎる。しか真剣に考えれば考えるほど、投票先が決められなくなり、とうとう訪れた投票すべき最後タイミングで、利用可能性ヒューリスティックによって頭に浮かんだアイドル投票することになる。利用可能性ヒューリスティックはまさに、決められないものを決めるために存在する無意識の働きなのだから

 夢見りあむの票は、りあむの性格からまれ炎上拡散によって、すさまじい量の人の頭に利用可能性ヒューリスティックが働くことによって得られたものだと思う。そうとしか考えられない。彼女シンデレラガールになることで生まれ尊い物語はどこにも存在しないのだから。あるとしたら、ぽっと出のアイドルなめたような女の子がいきなりシンデレラガールになって、努力とか誠実とかの美しい物語がまさに馬鹿馬鹿しいおとぎ話に成り下がってしまうという、負のカタルシスだけだ。そしてこのカタルシスは、いままさにシンデレラガールズに実現しようとしている危機なのだ真剣に思い、それを強く危惧する方々もたくさんいることと思う。しかし、私は気づいてしまったのだ。そんなことは去年のシンデレラガールが選ばれた時点で、とっくの昔に実現していたのだと。夢見りあむは、それをあからさまにしてしまっただけなのだ

 ウサミン豆腐ドデカミンもBE MY BABYも、ひたすらアイドルをを面白いネタにして不特定多数提供し、記憶に残させ、利用可能性ヒューリスティックによって投票へ導く、それだけの戦術だ。アイドル物語担当P一人一人の努力関係ない、必要なのは多数に広がること、面白いネタであることだけ。利用可能性ヒューリスティックが働く人の頭数を増やせばいいだけなのだ。ウサミンが地下劇場でいろいろ悩んだりしながら長年苦労して苦労してアイドルを続けた話なんて、ネタにならないならいらない。そもそも大多数の人間は、長い文章を読むのが嫌いなのだ(ついでに言うと、利用可能性ヒューリスティックは、複雑な情報処理を避けるためにあるのだ)。

 ボイス付き新アイドルは、デレステ炎上させた。その理由としてたくさん見られたのは、自分達の担当アイドルは報われてないのに彼女らだけ総選挙抜きにしてボイスに楽曲に恵まれているというものだった。でも、ここまで読んでもらえば分かる通り、この批判的外れなのだ。ただの担当努力は、総選挙では絶対報われない。順位にならない。ボイスなんてつくわけない。報われるのは、大衆受けする面白いネタ、単純で頭に残るキャッチフレーズだけ。あなたが作った長文ぎっしりエモさ満載のダイマは読まれ無視されて、アーティストの顔をアイドルにすげ替えただけのクソコラ画像が何千リツイートされる。総選挙は、担当自分達の努力で人気にする、アイドルシンデレラ魔法をかける場なんかでは全くない。アイドルネタとして料理して大衆差し出し、美味しく食べてもらう場だ。安部菜々が私に残していた幻想は、夢見りあむが完全に破壊した。シンデレラガールズは、担当の地道な努力が報われるコンテンツなんかじゃ全くない。このことを無視した批判は、読むに値しない。

 第8回シンデレラガールズ総選挙中間発表で、安部菜々の名はなかった。私は最初ショックだったけど、でも本当は当たり前で、ただ私が事実直視していないだけだった。ネタ賞味期限が切れたし、そもそもネタ提供されていない以上、投票なんてされるはずがない。安部菜々ストーリーに感極まって投票している人間なんて、本当はごくわずしかいないのだ。そもそもアイドルそれぞれのシンデレラストーリーに、優劣なんてない。

 本田未央が勝とうが北条加蓮が勝とうが、もう別に興味がなくなった。未央がアニメで経た成長も、チャンネルで見せた人に寄り添う優しさも、加蓮が病弱で人生希望を持てていなかったことも、あなたが育てたアイドルであっても、そんなことは総選挙には無関係だ。未央はシンデレラガールズを支えてきたニュージェネ最後の1人ってだけの圧倒的知名度で第8回シンデレラガールを取り、加蓮はライブでアガる人気曲複数持ちに恵まれ容姿ポテトキャラによる親しみなんかで上位を維持し、あるなら第9回の総選挙シンデレラガールをとるだろう。彼女らが上位なのは知名度がりあむより上というだけのことで、それ以上の理由はない。

 ナターリアPはスネークで票を伸ばした。浅利七海過去合作もあって、今はアーロンにも助けを借りているようだ。工藤忍Pは名探偵コナンネタにしながら進めている。私はこの戦略が結果を出すものとして正しいと思う。今年駄目でも、来年も同じように続ければきっと報われる。的場梨沙が伸びていないのは、担当ネタにできていないからだと心底思う。面白いことをして大量に拡散すること。圧倒的量だけが正義だ。

 最後に繰り返すが、シンデレラガールズ総選挙担当の良さを担当Pがいかに広めるかを競うものなんかじゃ、ましてアイドルのエモさや美しい物語を人々に知ってもらい、その優劣で勝利が決まるイベントなんかじゃ断じてない。最初からそんなイベントじゃなかった。アイドルにふさわしいだのなんだのそんな一人一人の設定への言及には意味がない。ただいかに爆発力のある拡散ができるか、面白いネタになるか、それだけだ。夢見りあむは許すも許さないもなくて、総選挙真実直視させるだけの、評判通りの炎上アイドルだ。彼女は、努力が報われるみたいな美しい世界は人々の妄想の中にしか存在しないことを私達に教えてくれる、素晴らしいアイドルなのだ


追記:ブログにほぼ同じ文章を書きましたが、こっちにも載せておきます

 

 

va1111 

2019-04-26

けものフレンズ騒動について「幕末志士」の元ファンが思うこと

数日前から話題になっている「幕末志士」の「けものフレンズ騒動について

彼らの有料会員であり、10年近いファンだった自分が考えていることです。

騒動きっかけは「幕末志士」の会員限定生放送中の「坂本」さんの発言きっかけです。

簡単説明すると

彼は「けもフレ騒動の前に起こした騒動」により謹慎中であり、その謹慎中に「けものフレンズ2」の炎上に対して、まとめサイトコメント欄で「対立煽り」をしたり、ツイッター複垢を20個ほど作り「けものフレンズ」の信者からツイートブロックされるかという遊びをしていた、というものです。

もちろん普段幕末志士さんの活動を知らない人からするとこれだけでも十分自慢できることではない、ということは分かるのではないでしょうか。

けものフレンズ」のファンはこの話を聞いて不快になった方や傷つけられたという方も多いでしょう。

しかし「幕末志士」がここまで燃えている原因はこれだけではない、すくなくとも今までの有料会員たちが疑問を呈しているのはこの発言だけではないと思います

先に言ったとおり、「坂本さん」は「けものフレンズ」の騒動の前に起こした騒動謹慎中であり、「自身炎上した時は「訴訟」を起こしたのにも関わらず他の炎上には加担するのか」と言われています

時は2月下旬に遡ります

きっかけは某掲示板とあるリー画像が貼られたこと。その画像坂本さんと思われる人物とその彼女うつっているというものでした。坂本さんは数年前から坂本さん」だと言われる画像が出回っていたこと、リー画像にかかれていた彼女名前坂本さんが一年ほど前に間違って放送中に流出させてしまったラインにあった名前と一致していたこから、本当なのではないかファンの中では情報がどんどん広まっていきました。

そして毎週行われている放送タイトルが「最終回」になったこともあり、引退説までささやかれていました。

しかし「最終回」というタイトル放送は彼らが投稿しているシリーズの実況動画最終回のお知らせであり、坂本さんだと騒がれている人物は「残念ながら別人」だというアナウンスがされ、今回の騒動によって坂本さんの心がポッキリと折れたため活動の休止が宣言されました。

このあたりはyahooニュース等で取り上げられていたため知っている方が多いのではないでしょうか。

しか騒動は収まら坂本さんやその彼女関係する情報もどんどん追加されていきました。

そんな中、全体公開として「チェックメイト」といったタイトル生放送配信されます

内容は騒動に便乗した脅迫メールや家凸による被害の「告訴実況」。

また犯人探しのために今回の情報拡散させた人物含め開示請求訴訟を行うというものです。

そして騒動リー画像の中に一つ真実があり、「ファンから送られてきた写真で抜いてしまい、お礼にグッズを送ってしまった」ことを理由謹慎するということを発表し、謹慎は「最終回」と予告した「くにおくん」の実況動画投稿した後、ということになりました。

しか最終回くにおくん動画は延期が続き、謹慎も延期という前代未聞の状態になります

この間にも実況者であるナポリの男たち」含めた騒動進撃の巨人生放送での騒動など小さい騒動は続いていたのですが割愛します。

結局くにおくん投稿されないまま「謹慎」に入りました。

しかし実質2習慣の謹慎間中ツイッターなどの更新は続けており、謹慎中の生配信中も電話で出演したりと、ファンのなかでも謹慎とは一体と囁かれるほどの状態でした。

そしてようやく謹慎があけた「謹慎終了SP」の配信のなかで今回の「けものフレンズ」の対立煽り等の発言があり、現在騒動に発展した、という状態です。

自身が参加していることが目玉の自作オンラインゲームである幕末オンライン」の中で「ファン」と「幕末志士」の距離の近さが原因で荒れた「幕末オンライン騒動」や動画延期を続ける中、動画があげられなければチャンネルを閉じると発言したせいで荒れた「チャンネル閉鎖騒動」などはありましたが、騒動基本的に「チャンネル会員」の中だけで収まっていましたし外部に漏れるということはありませんでした。

騒動の経緯が長くなってしまいましたが、幕末志士のリスナーは「炎上」続きだったわけです。

元々「幕末志士」の活動自体9割ほど有料の配信で行われているため、今まで火種になりそうな「割れ発言」「差別発言」「問題発言」等ありましたが、表立って燃えるということはありませんでした。

そして同様に今回の「けものフレンズ」に関する発言もいままで通りであれば表に出ないまま終わっていたはずです。

しかし現状として表に出ているわけですし、今までお金を払ってまで聞いていたリスナーの目が炎上続きで覚めてきている、ということなのではないかと思います

かに幕末志士」はかなり昔から幕末再生工作法」や「投コメ炎上」など起こしており、完全にクリーン配信者、ゲーム実況者とは言いづらいでしょう。

しかし三年ほど前に有料チャンネルを開設してからは、表立った炎上はありませんでしたし「任天堂」との公式配信など含め、クリーンイメージ方向性で進んでいたと思います。少なくとも毎週のように炎上している配信者ではなかった筈です。

目が覚めるポイントとしてはいくつもありました。

まず「顔バレ」「彼女バレ」に関しては、「幕末志士」の中の人に興味のない人であれば関係のない話だと思いますしかし「幕末志士」の活動自体プライベートの話も多かったため、そこが嘘となると違和感を持つリスナーはいるでしょう。私自身、顔や彼女について興味があったわけではありません。しかし彼の「非モテネタ」や「西郷さんとエピソード」は「幕末志士」の配信のメインエピソードの一つでもありますし、その部分が嘘となると正直動揺してしまいました。

告訴実況」の配信でも「騒動人物とは別人である」ことに関して具体的な説明はありませんでしたが、彼が「別人」だというのであればその言葉に乗ろう。中の人ではなく、彼らの演じる「幕末志士」というエンターテイメントを楽しもうと心を切り替えました。

少なくとも「顔バレ」「彼女バレ」騒動リスナー含めエンターテイメントとして楽しめるものではなかったですし、「心がポッキリ折れた」と言う坂本さんの発言からしてもわかるように非常に疲れるものでした。

告訴訴訟に関しても本当に被害を受けたのであれば法的手段をとるのは正しい判断でしょう。

しかし、「けものフレンズ騒動でわかるように彼は「あまり良く知らない」炎上に対して、炎上に加担するような行為をし、それを嬉しそうに語ったのです。

けものフレンズ騒動」の中では「坂本さん」が「けものフレンズ2」の味方になるような行為を行ったため炎上したと思っている方も多いと思いますが、今回の騒動失望しているファンとしてはどちらの味方についたか、などは関係ないと思います

「真偽を確認せず面白半分で炎上に参加する。」

この発言は「訴訟問題まで発展せざるを得なくなったほど自分たちを追い詰めてきた人達」と同じ行動なのではないでしょうか。

一連の騒動きっかけで今までの彼の言動、行動にも違和感を持つようになりましたし、信じることができなくなりました。

そして度重なる炎上のなかで「坂本さん」が学ばないことを学びましたし、彼はこれから活動を続けていく限り同じ過ちを繰り返すと思います。私はそう感じました。

坂本さんに何を求めているんだ」「坂本発言の9割嘘なのに今更すぎる」「こんなのファンなら受け入れて当たり前だ」「勝手に期待して失望するな」

などの声があるのも理解しています

しかインターネット上の人間ことなんて誰一人も理解できないように、「坂本さんは昔からこんな人だ」と言っている人達でさえ坂本さんのことを理解することはできませんし、誰もが「勝手幻想」を信じているにすぎません。

坂本さんの発言は9割嘘」だと言っている人でさえ、彼の発言を好きに取捨選択し信じているだけでしょう。

厳選が進められた視聴者のなかでは今はもう坂本さんを全部肯定するような人でなければ、ファンを続けられないというような雰囲気さえ漂っています。例えば「顔バレ」「彼女バレ」騒動で少しでも疑問を呈すれば「犯罪者乙、震えて眠れ」と言われるように。

あんなに楽しかったラジオゲーム実況も今では空虚おもしろいなんて思えなくなってしまいました。

私が信じていた「エンターテイメント」なんてその程度のものだったんです。

すこし違和感を持つと急に目が覚めて、楽しいとは思えなくなりました。それどころか炎上続きの中では苦痛のほうが大きかったです。

これが10年以上応援した「幕末志士というコンテンツ」の離れ時なのだと思います

少しでも「幕末志士」というコンテンツ、また「幕末志士」以外のコンテンツに嵌ってる人達も含めてなのですが、

「今自分が好きなもの」に違和感を持ち、辛いと思うのであれば距離を取るべきだと思います

私はファンならすべて肯定しなくてはならない、という考えは間違いだと思っています

しか改善が見られないと判断したのであればさっさと降りてしまおう、ということです。その表明って大事なんじゃないかと思います

多分この世界にはもっと素敵な、自分たちを傷つけないコンテンツがたくさんあるはずです。残念ながら、私はまだみつけられていないのですが。

最後にですが「けものフレンズ騒動」が起きて個人的には良かったです。

けものフレンズファンはじめとする、外部の人間が「おかしい」と言ってくれなければ永遠と目が覚めることが無かったでしょう。

色々なところで揶揄されていますほとんど「宗教」に近いものだったと実感しています

私はここで降りますが、

厳選に厳選を重ね、濃くなった信者達の中で、より快適な「幕末志士」が続いていくでしょう。

私は「幕末志士」が大好きでした。

いくつになっても、子供時代から変わらずゲームを続ける二人は私にとっての夢でした。

そんな夢にまで見た夢を実現させてくれる二人が大好きでした。

しかし歪な夢の中ではいつか目が覚めてしまう。

そのタイミングが私に取っては今だった。それだけです。

anond:20190426182703

架空の敵と戦ってくれてるのは平和だが気持ち悪い。架空の敵叩きは実害も少ないし気持ちが良いから伝染する。家庭板DQN返しwwがまとめで拡散して今のスカッジャパンがあるし、ついフェミ一般人じわじわと蝕んでいる。

実態の敵がいないと騒がなかった奴らまで騒ぐようになるところが糞。気持ち悪い奴が増殖する。それでうちの姉はついフェミになってしまった。つらい。

anond:20190426182703

架空の敵と戦ってくれてるのは平和だが気持ち悪い。架空の敵叩きは実害も少ないし気持ちが良いから伝染する。家庭板DQN返しwwがまとめで拡散して

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