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2022-05-05

手で首を絞めて殺す→絞殺じゃない

扼殺。こういう基礎的な間違いをしてるミステリィあんまり読む気がしなくなる。

2021-12-06

「何かもう疲れてしまった。だめなお母さんでごめんなさい」 障害がある17歳の息子を絞殺した母の絶望 ワンオペ育児自身うつ病

https://news.yahoo.co.jp/articles/87b010a29b8640f85822d9f898597f85d2bd81db

このニュース、なんで異常に同情されているのか分からなくて怖いし気持ち悪い。

本当に世の中は親による子殺しには甘いね

勝手に生涯健常者で過ごせるだろうという希望的観測の元に人一人この世に産み出し、勝手に殺しておいて最大でも懲役5年って軽すぎる。

この場合後天的障害らしいけれど、少なくとも子供を産むって事はいつもそういう可能性と隣り合わせなんだよ。

この事件場合離婚してすぐに生活保護って事は養育費を払っていなさそうな父親も悪いので

父親には半分責任を負わせろとは思うけれど、だからといって母親無罪になるなんておかしすぎる。

簡単に逃げるような男と結婚して子供を産むって時点で想像力が足りなすぎたんじゃない?

なのにお母さんは何も悪くない、痛ましい事件だ、で済ますって……。犯罪者に対してあまりにも甘い、甘すぎる。

一体どこが母親に厳しい世の中なんだか。

自称独身研究家独身率の増加を問題視している人もコメントしているけれど、

結婚するって事はこういう事件が起きる可能性も内包しているって事だしその反対に独身率が上がればその可能性は減るのに

どうして独身ネガティブに捉える事はやめようとしないんだ?

誰一人として一方的に殺された子供を思い遣らないコメント欄に吐き気がする。

常日頃は加害者人権ばかり守られて被害者人権が守られないとか言ってる人すらも、殺された子供人権は完全に無視ってどういう事なの。

福祉予算相談窓口に使ってほしくない話

介護疲弊から障害のあるお子さんを絞殺した事件記事に、こういうコメントがあって心から同意した。

発達支援施設療育従事している者です。保護者の方から各所や行政への相談に関して切実なご意見として、「相談相談と言うが、聞き手によっては人の心やプライバシーに踏み込んで色々聞きだしたはいいが、当事者立場に立った親身で適切なアドバイスをする訳でもなく、話をすることでこちらが楽になると思っている様だが、そんな楽な悩みではない、こちらは切実な対処法を求めている、ただ色々晒して恥ずかしい思いをするだけのことが多いので、相談しなきゃ良かったと思うことが多い」とおっしゃる方がとても多い。保健師にいろカウンセラーしろ質の向上が求められると思います

記事https://news.yahoo.co.jp/articles/87b010a29b8640f85822d9f898597f85d2bd81db

コメントhttps://news.yahoo.co.jp/profile/comments/16386745194505.0edd.30554


これから書くことは窓口で働いてる方に失礼な書き方になって申し訳ない。N=1で当事者の総意と言うつもりはない。

障害介護の悩みは相談というワードがよく出てくる。福祉相談窓口はいっぱいある。

でも相談をするとこういうつらい経験を何度もしてきた。


から福祉予算相談窓口を増やすのに使ってほしくない。経済的援助と施設拡充に使ってほしい。

正確にいうと、相談する窓口はあってほしいが相談して終わりにしないための、窓口の次の支援を充実させてほしい。

2021-11-08

anond:20211108141944

平和昭和に戻りたい


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2021-11-06

死刑になるための犯罪の実情

平野啓一郎 @hiranok 11月5日

死刑になりたかった」と供述事件

2004年 茨木市連続ひき逃げ事件

2007年 平和記念公園殺人事件

2008年 土浦連続殺傷事件

2010年 取手駅通り通り魔事件

2012年 心斎橋通り魔事件

2014年 透析患者チューブ引き抜き事件

2015年 江戸川区女子高生殺人事件

2016年 イオンモール釧路通り魔事件

https://mobile.twitter.com/hiranok/status/1456466860715634699

 ジョーカー事件に関する話題上記のようなものを多く見かけて、前回の内容とかなり重複する部分があるのだが少し補足したい。

 前回の内容というのは「池田事件から今年で20年経つが、学校安全以外の影響・変化はあまり語られていない」「宅間を死刑執行して以降あらゆる形で模倣犯が出ている」という感じの趣旨投稿ちょっと前にして、それが結構大きな反響だったのだが、その中で「それならさっさと死刑にした方がいい」だとか「死刑廃止しても変わらない」だとか、要するに自分死刑制度反対に持って行くためにこの話をしているのだと一部の人から誤解されてしまった(ちなみに自分死刑反対派ですらない)ようだが、別にそういう話がしたかった訳じゃない。むしろ死刑制度反対に利用するために、死刑制度を設置しておくと死刑になるために人を殺す犯罪者が現れるというのがあたか一般論であるかのように語られて、池田事件以降変わってしまったものの大きさがあまり認知されていないように思える。事実、この死刑制度反対論日本では一番最初かその次くらいに出る一般的ものだが、最近海外で起きた殺人事件を調べても、日本よりなりふり構わず速攻で死刑執行する中国死刑の代わりに射殺を積極的に行っている欧米の方が頻発してもおかしくないはずなのにそういう話や死刑反対論はあまり出てこない。(スーサイドバイ・コップという言葉は昔からあったが)

 それで上記事件一覧を確認すると、宅間が異例の早さで死刑執行されたのが2004年9月。そして死刑になりたいと供述した事件の中で最も古いのは2004年11月で、それ以降ずっと根付いている。これ因果関係としては、一般死刑制度犯罪を誘発する効果があるというよりは、宅間に死刑執行までの犯罪プロセスとして上手く行かれてしまって以降、そういう流れの犯罪日本においてのみ作られてしまったという方が正しいのではないか

 次に死刑になりたいという意思で引き起こされた犯罪死刑制度反対の例としてさらっと引き合いに出されるくらいで、その具体的な実情はあまり出ないので説明しようと思う。

 「死にたくても自殺できないなら人を殺して死刑になればいい」という思考回路は広まりすぎて日本犯罪者に定着しつつあるため、自殺願望からそういう悪魔の囁きに突き動かされて衝動的にやってしまった犯罪者もいるのだが、そういう節のある人は基本死刑執行されるところまでは行かない。突発的な要素が考慮されて、心神耗弱減刑されることも少なくない。茨木市ひき逃げ事件心斎橋イオンでの通り魔事件さら仙台アーケードトラック事件がこれに該当するだろう。まあ人を殺傷するところまで行ってしまっているので無視して良い訳ではないのだが。

 もちろん死刑になりたいと確信的に事件を起こした犯人もいる。自殺サイト殺人事件の前上博は窒息と白いルーズソックス性的興奮を感じる異常性癖の持ち主で、過去100人近くに性的暴行を繰り返していたのだが、一方で犯罪を止められない自分に罪悪感を感じでおり、最後強制的自分死ぬために自殺サイトで繋がった自殺志願者を絞殺するという形で自分人生を終わりにした。

 そして土浦連続殺傷事件上記に書かれていないが、奈良小1女児殺害事件大阪姉妹殺害事件京都神奈川親族連続殺人事件特に犯人事件後の供述心理、その後の顛末等をwikipediaなんかから一つずつ確認した後で下記の記事を読んで貰いたい。

"怪物"にはしない

2007(平成19)年1月  『方法としての親鸞』(「親鸞研究会編 永田文昌堂刊) 所収

2004年9月14日、池田児童殺傷事件という惨劇を起こした、宅間守被告死刑執行された。ついに遺族への謝罪言葉一言も発することなく。事件発生から三年余り、判決確定からわず一年足らずの異例の早さだった。大量殺人に飛躍する理由を、彼は「人生の幕引きをする時の道連れが欲しかたから」と語ったそうだが、その人生の幕引きを国が手助けすることになったとは、何とも皮肉ものである。まさに彼の思惑通りになってしまった。

しかし、これで終わったのだろうか。本当にこの事件は終わりなのだろうか。このことに関して、『群像2004年12月号に、作家雨宮処凛佐木隆三の興味深い対談が掲載されている。

(中略)

から、そんな彼らにとって、宅間の死刑執行は、

最後まで世の中を呪って、呪い尽くして死んでくれることによって、さらカリスマ性みたいなものが出た。あれで途中で謝ったり反省したら、一気に宅間嫌いになりますね、宅間信者は。だから、あれは一つの物語としては、信者にとっては完璧であったような。

※参考資料

宅間守まとめwiki 宅間守発言

https://www.google.co.jp/amp/s/w.atwiki.jp/takumamamoru/pages/15.amp

・・・僕たちは、とんでもないことをしてしまったのかもしれない。宅間を怪物のままに、死刑執行してしまった。それは同時に彼を神聖化する儀式でもあり、新たな怪物を生み出す儀式であったのかもしれないのだ。事実2004年11月奈良市内で有山楓ちゃん誘拐殺害した罪に問われた小林薫被告は、「早く死刑判決を受け、第二の宮崎勤宅間守として世間に名を残したい」と語ったという。

この雨宮言葉に対し、佐木隆三は『汚れた顔の天使』というアメリカ映画を紹介した。この映画は、1938年作品マイケル・カーティス監督ジェームスギャグニーが主演のギャング映画だ。

 出所したギャングロッキーは、町の不良少年ヒーローとなる。牧師として不良少年たちの更生に力を注いでいた彼の幼なじみジェリーは、少年たちを危ぶんでいた。そんな時、裏切り者悪徳弁護士を殺したロッキーは、逮捕され死刑宣告を受ける。嘲笑うかのように平然としている彼の姿に少年たちは一層感化されてしまうが、そんな彼等の未来を案じたジェリーロッキーの元へ行き、ある頼みをする。

 いよいよ死刑当日。電気椅子に進んだロッキーは、それまでの態度とはうって変わって「おれは死にたくない」と泣き声を上げ始めた。ロッキー最後新聞記事で読んだ少年達は、落胆しロッキー軽蔑しはじめる。本当のことを知っているのは、ジェリーロッキーの2人だけだった。この作品、実話が元だともいわれている。

あれで途中で謝ったり反省したら、一気に宅間嫌いになりますね、宅間信者は。

雨宮の指摘した通り、私たちは、宅間を人間にしなくてはならなかったのだ。怪物のまま死なせてはならなかった。ANOTHER MONSTERを生み出さぬためにも

ドクターライヒワインは、こう語っている。

怪物・・・怪物なんておらんよ。ヨハンは人間だった・・・・。特にミュンヘン大学図書館炎上させて以降は、彼は人間になるために生きていた・・・そう思うよ。少なくとも人を殺すことを何とも思わない人間を、総称して?怪物?と呼んでいる間は、われわれは殺人という行為をなくすことはできない。彼らを同じ人間と思い、見つめることだ。怪物と呼ばず、われわれと同じ、名前を持つ人間だと考えること・・・・。それが、ヨハンが何であったか理解する鍵なんです。(『ANOTHER MONSTER』)

 過ぎた時を引き戻すことはできない。たとえ過去に返ることができたとしても、宅間の心がそう簡単に変わるとも思えない。しかし、しか・・・彼を怪物ではなく、一人の人間として見つめていくことは出来る。なぜ人間である彼が、そんなことをしてしまったのか。どんな環境が彼をそんな生き方に向かわせたのかと。それが私たちにできる、たったひとつ怪物退治の方法なのではないだろうか。

 前回貼ったものと全く同じコピペ申し訳ないのだが、事件本質を一番よく表しているものだと思うのでもう一度。この件の死刑執行でそれまで万全だったはずの日本死刑制度意味懐疑的にさせられてしまった訳だが、「反省もなく関係者暴言を吐き続け」「死にたい宣言した失う物のない犯人を」「特例措置を認めて異例の早さで死刑執行した」ことで、犯人希死念慮思想・主張も含めたメッセージが届いてしまったのではないか。だから日本に突如として現れた彼らのような犯罪者には単に自殺願望だけでなく、ある種の復讐心や抗議の意志のようなものも含まれているのではないかと考える。その意味で、こういう議題でアンチテーゼとして出されるようになった新幹線殺傷事件小島(無期懲役になるために人を殺した)も同質のメンタリティを持つ犯罪者だと思う。(彼がこれまでの犯罪の慣例を覆して取った選択が今後吉と出るか凶と出るかはまだ分からないが)

 最近はこの手の犯罪は下火になってくれているように思うが、こういう犯罪歴史がある以上また再燃するかもしれないし、その一連の経緯は多くの人が知っておいて損はないはず。(植松控訴取り下げ死刑確定等もあるし)

 最後に、池田事件に衝撃を受けた自分個人的感情として「学校安全管理のあり方が変わった」ということでしか重大性を広めようとしないメディア方針がどうしても納得できない部分はあった。他の人の記事コメントから察するに、(他の重大事件と比べて)加害者に焦点を当てた話に中々なってくれないのは、犯人事件前までの境遇特殊・異常すぎて典型的犯罪形成論に落とし込めずに敬遠されているということなのだろう。その一方でコロンバイン高校銃乱射事件と双璧で、「テロ組織過激派勢力やそれに属するローンウルフですらない、ただのバラバラ犯罪者のままでありながら、社会に影響を与える脅威となりうるレベルで、犯罪意味模倣性を与えてしまった事件」だったとも思っている。そういう啓示を与えてしまたこ事件こそ、犯罪者観点から語り継がれるべきだというのは、くどいようではあるが強調したい。

2021-08-29

anond:20210829101801

ぶっちゃけ女の人は襲われた時は立ち向かわない方がいいと思う

結構練習してる空手の有段者の女子大生ですらホームレスおっさん素手絞殺されたらしいし

絶対逃げた方がいい

2021-08-10

anond:20210810082959

犯人絞殺じゃなくてちょうちょ結びをしただけって言ったら信じる人がこちらになります

2021-03-22

D坂

それは九月初旬のある蒸し暑い晩のことであった。私は、D坂の大通りの中程にある、白梅軒はくばいけんという、行きつけのカフェで、冷しコーヒーを啜すすっていた。当時私は、学校を出たばかりで、まだこれという職業もなく、下宿屋にゴロゴロして本でも読んでいるか、それに飽ると、当てどもなく散歩に出て、あまり費用のかからカフェ廻りをやる位が、毎日日課だった。この白梅軒というのは、下宿から近くもあり、どこへ散歩するにも、必ずその前を通る様な位置にあったので、随したがって一番よく出入した訳であったが、私という男は悪い癖で、カフェに入るとどうも長尻ながっちりになる。それも、元来食慾の少い方なので、一つは嚢中のうちゅうの乏しいせいもあってだが、洋食一皿注文するでなく、安いコーヒーを二杯も三杯もお代りして、一時間も二時間もじっとしているのだ。そうかといって、別段、ウエトレスに思召おぼしめしがあったり、からかったりする訳ではない。まあ、下宿より何となく派手で、居心地がいいのだろう。私はその晩も、例によって、一杯の冷しコーヒーを十分もかかって飲みながら、いつもの往来に面したテーブルに陣取って、ボンヤリ窓の外を眺めていた。

 さて、この白梅軒のあるD坂というのは、以前菊人形きくにんぎょうの名所だった所で、狭かった通りが、市区改正で取拡げられ、何間なんげん道路かい大通になって間もなくだから、まだ大通の両側に所々空地などもあって、今よりずっと淋しかった時分の話だ。大通を越して白梅軒の丁度真向うに、一軒の古本屋がある。実は私は、先程から、そこの店先を眺めていたのだ。みすぼらしい場末ばすえの古本屋で、別段眺める程の景色でもないのだが、私には一寸ちょっと特別の興味があった。というのは、私が近頃この白梅軒で知合になった一人の妙な男があって、名前明智小五郎あけちこごろうというのだが、話をして見ると如何いかにも変り者で、それで頭がよさ相で、私の惚れ込んだことには、探偵小説なのだが、その男の幼馴染の女が今ではこの古本屋女房になっているという事を、この前、彼から聞いていたからだった。二三度本を買って覚えている所によれば、この古本屋の細君というのが、却々なかなかの美人で、どこがどういうではないが、何となく官能的に男を引きつける様な所があるのだ。彼女は夜はいつでも店番をしているのだから、今晩もいるに違いないと、店中を、といっても二間半間口の手狭てぜまな店だけれど、探して見たが、誰れもいない。いずれそのうちに出て来るのだろうと、私はじっと目で待っていたものだ。

 だが、女房は却々出て来ない。で、いい加減面倒臭くなって、隣の時計屋へ目を移そうとしている時であった。私はふと店と奥の間との境に閉めてある障子の格子戸がピッシャリ閉るのを見つけた。――その障子は、専門家の方では無窓むそうと称するもので、普通、紙をはるべき中央の部分が、こまかい縦の二重の格子になっていて、それが開閉出来るのだ――ハテ変なこともあるものだ。古本屋などというものは、万引され易い商売から、仮令たとい店に番をしていなくても、奥に人がいて、障子のすきまなどから、じっと見張っているものなのに、そのすき見の箇所を塞ふさいで了しまうとはおかしい、寒い時分なら兎とも角かく、九月になったばかりのこんな蒸し暑い晩だのに、第一あの障子が閉切ってあるのから変だ。そんな風に色々考えて見ると、古本屋奥の間に何事かあり相で、私は目を移す気にはなれなかった。

 古本屋の細君といえば、ある時、このカフェのウエトレス達が、妙な噂をしているのを聞いたことがある。何でも、銭湯で出逢うお神かみさんや娘達の棚卸たなおろしの続きらしかったが、「古本屋のお神さんは、あんな綺麗きれいな人だけれど、裸体はだかになると、身体中傷だらけだ、叩かれたり抓つねられたりした痕あとに違いないわ。別に夫婦仲が悪くもない様だのに、おかしいわねえ」すると別の女がそれを受けて喋るのだ。「あの並びの蕎麦屋そばやの旭屋あさひやのお神さんだって、よく傷をしているわ。あれもどうも叩かれた傷に違いないわ」……で、この、噂話が何を意味するか、私は深くも気に止めないで、ただ亭主が邪険なのだろう位に考えたことだが、読者諸君、それが却々そうではなかったのだ。一寸した事柄だが、この物語全体に大きな関係を持っていることが、後になって分った。

 それは兎も角、そうして、私は三十分程も同じ所を見詰めていた。虫が知らすとでも云うのか、何だかこう、傍見わきみをしているすきに何事か起り相で、どうも外へ目を向けられなかったのだ。其時、先程一寸名前の出た明智小五郎が、いつもの荒い棒縞ぼうじまの浴衣ゆかたを着て、変に肩を振る歩き方で、窓の外を通りかかった。彼は私に気づくと会釈えしゃくして中へ入って来たが、冷しコーヒーを命じて置いて、私と同じ様に窓の方を向いて、私の隣に腰をかけた。そして、私が一つの所を見詰めているのに気づくと、彼はその私の視線をたどって、同じく向うの古本屋を眺めた。しかも、不思議なことには、彼も亦また如何にも興味ありげに、少しも目をそらさないで、その方を凝視し出したのである

 私達は、そうして、申合せた様に同じ場所を眺めながら、色々の無駄話を取交した。その時私達の間にどんな話題が話されたか、今ではもう忘れてもいるし、それに、この物語には余り関係のないことだから、略するけれど、それが、犯罪探偵に関したものであったことは確かだ。試みに見本を一つ取出して見ると、

絶対発見されない犯罪というのは不可能でしょうか。僕は随分可能性があると思うのですがね。例えば、谷崎潤一郎の『途上』ですね。ああした犯罪は先ず発見されることはありませんよ。尤もっとも、あの小説では、探偵発見したことになってますけれど、あれは作者のすばらしい想像力が作り出したことですからね」と明智

「イヤ、僕はそうは思いませんよ。実際問題としてなら兎も角、理論的に云いって、探偵の出来ない犯罪なんてありませんよ。唯、現在警察に『途上』に出て来る様な偉い探偵がいない丈ですよ」と私。

 ざっとこう云った風なのだ。だが、ある瞬間、二人は云い合せた様に、黙り込んで了った。さっきから話しながらも目をそらさないでいた向うの古本屋に、ある面白い事件が発生していたのだ。

「君も気づいている様ですね」

 と私が囁くと、彼は即座に答えた。

「本泥坊でしょう。どうも変ですね。僕も此処ここへ入って来た時から、見ていたんですよ。これで四人目ですね」

「君が来てからまだ三十分にもなりませんが、三十分に四人も、少しおかしいですね。僕は君の来る前からあすこを見ていたんですよ。一時間程前にね、あの障子があるでしょう。あれの格子の様になった所が、閉るのを見たんですが、それからずっと注意していたのです」

「家の人が出て行ったのじゃないのですか」

「それが、あの障子は一度も開かなかったのですよ。出て行ったとすれば裏口からしょうが、……三十分も人がいないなんて確かに変ですよ。どうです。行って見ようじゃありませんか」

「そうですね。家の中に別状ないとしても、外で何かあったのかも知れませんからね」

 私はこれが犯罪事件ででもあって呉れれば面白いと思いながらカフェを出た。明智とても同じ思いに違いなかった。彼も少からず興奮しているのだ。

 古本屋はよくある型で、店全体土間になっていて、正面と左右に天井まで届く様な本棚を取付け、その腰の所が本を並べる為の台になっている。土間の中央には、島の様に、これも本を並べたり積上げたりする為の、長方形の台が置いてある。そして、正面の本棚の右の方が三尺許ばかりあいていて奥の部屋との通路になり、先に云った一枚の障子が立ててある。いつもは、この障子の前の半畳程の畳敷の所に、主人か、細君がチョコンと坐って番をしているのだ。

 明智と私とは、その畳敷の所まで行って、大声に呼んで見たけれど、何の返事もない。果して誰もいないらしい。私は障子を少し開けて、奥の間を覗いて見ると、中は電燈が消えて真暗だが、どうやら、人間らしいものが、部屋の隅に倒れている様子だ。不審に思ってもう一度声をかけたが、返事をしない。

「構わない、上って見ようじゃありませんか」

 そこで、二人はドカド奥の間上り込んで行った。明智の手で電燈のスイッチがひねられた。そのとたん、私達は同時に「アッ」と声を立てた。明るくなった部屋の片隅には、女の死骸が横わっているのだ。

「ここの細君ですね」やっと私が云った。「首を絞められている様ではありませんか」

 明智は側へ寄って死体を検しらべていたが、「とても蘇生そせいの見込はありませんよ。早く警察へ知らせなきゃ。僕、自動電話まで行って来ましょう。君、番をしてて下さい。近所へはまだ知らせない方がいいでしょう。手掛りを消して了ってはいけないから」

 彼はこう命令的に云い残して、半町許りの所にある自動電話へ飛んで行った。

 平常ふだんから犯罪探偵だと、議論丈は却々なかなか一人前にやってのける私だが、さて実際に打ぶっつかったのは初めてだ。手のつけ様がない。私は、ただ、まじまじと部屋の様子を眺めている外はなかった。

 部屋は一間切りの六畳で、奥の方は、右一間は幅の狭い縁側をへだてて、二坪許りの庭と便所があり、庭の向うは板塀になっている。――夏のことで、開けぱなしだから、すっかり、見通しなのだ、――左半間は開き戸で、その奥に二畳敷程の板の間があり裏口に接して狭い流し場が見え、そこの腰高障子は閉っている。向って右側は、四枚の襖が閉っていて、中は二階への階段と物入場になっているらしい。ごくありふれた安長屋の間取だ。

 死骸は、左側の壁寄りに、店の間の方を頭にして倒れている。私は、なるべく兇行当時の模様を乱すまいとして、一つは気味も悪かったので、死骸の側へ近寄らない様にしていた。でも、狭い部屋のことであり、見まいとしても、自然その方に目が行くのだ。女は荒い中形模様の湯衣ゆかたを着て、殆ど仰向きに倒れている。併し、着物が膝の上の方までまくれて、股ももがむき出しになっている位で、別に抵抗した様子はない。首の所は、よくは分らぬが、どうやら、絞しめられた痕きずが紫色になっているらしい。

 表の大通りには往来が絶えない。声高に話し合って、カラカラ日和下駄ひよりげたを引きずって行くのや、酒に酔って流行唄はやりうたをどなって行くのや、至極天下泰平なことだ。そして、障子一重の家の中には、一人の女が惨殺されて横わっている。何という皮肉だ。私は妙にセンティメンタルになって、呆然と佇たたずんでいた。

「すぐ来る相ですよ」

 明智が息を切って帰って来た。

「あ、そう」

 私は何だか口を利くのも大儀たいぎになっていた。二人は長い間、一言も云わないで顔を見合せていた。

 間もなく、一人の正服せいふくの警官背広の男と連立ってやって来た。正服の方は、後で知ったのだが、K警察署の司法主任で、もう一人は、その顔つきや持物でも分る様に、同じ署に属する警察医だった。私達は司法主任に、最初から事情を大略説明した。そして、私はこう附加えた。

「この明智君がカフェへ入って来た時、偶然時計を見たのですが、丁度八時半頃でしたから、この障子の格子が閉ったのは、恐らく八時頃だったと思います。その時は確か中には電燈がついてました。ですから、少くとも八時頃には、誰れか生きた人間がこの部屋にいたことは明かです」

 司法主任が私達の陳述を聞取って、手帳に書留めている間に、警察医は一応死体の検診を済ませていた。彼は私達の言葉のとぎれるのを待って云った。

絞殺ですね。手でやられたのです。これ御覧なさい。この紫色になっているのが指の痕あとです。それから、この出血しているのは爪が当った箇所ですよ。拇指おやゆびの痕が頸くびの右側についているのを見ると、右手でやったものですね。そうですね。恐らく死後一時間以上はたっていないでしょう。併し、無論もう蘇生そせいの見込はありません」

「上から押えつけたのですね」司法主任が考え考え云った。「併し、それにしては、抵抗した様子がないが……恐らく非常に急激にやったのでしょうね。ひどい力で」

 それから、彼は私達の方を向いて、この家の主人はどうしたのだと尋ねた。だが、無論私達が知っている筈はない。そこで、明智は気を利かして、隣家時計屋の主人を呼んで来た。

 司法主任時計屋の問答は大体次の様なものであった。

「主人はどこへ行ったのかね」

「ここの主人は、毎晩古本の夜店を出しに参りますんで、いつも十二時頃でなきゃ帰って参りません。ヘイ」

「どこへ夜店を出すんだね」

「よく上野うえのの広小路ひろこうじへ参ります様ですが。今晩はどこへ出ましたか、どうも手前には分り兼ねますんで。ヘイ」

「一時間ばかり前に、何か物音を聞かなかったかね」

「物音と申しますと」

「極っているじゃないか。この女が殺される時の叫び声とか、格闘の音とか……」

「別段これという物音を聞きません様でございましたが」

 そうこうする内に、近所の人達が聞伝えて集って来たのと、通りがかりの弥次馬で、古本屋の表は一杯の人だかりになった。その中に、もう一方の、隣家足袋屋たびやのお神さんがいて、時計屋に応援した。そして、彼女も何も物音を聞かなかった旨むね陳述した。

 この間、近所の人達は、協議の上、古本屋の主人の所へ使つかいを走らせた様子だった。

 そこへ、表に自動車の止る音がして、数人の人がドヤドヤと入って来た。それは警察からの急報で駈けつけた裁判所の連中と、偶然同時に到着したK警察署長、及び当時の名探偵という噂の高かった小林こばやし刑事などの一行だった。――無論これは後になって分ったことだ、というのは、私の友達に一人の司法記者があって、それがこの事件の係りの小林刑事とごく懇意こんいだったので、私は後日彼から色々と聞くことが出来たのだ。――先着の司法主任は、この人達の前で今までの模様を説明した。私達も先の陳述をもう一度繰返さねばならなかった。

「表の戸を閉めましょう」

 突然、黒いアルパカ上衣に、白ズボンという、下廻りの会社員見たいな男が、大声でどなって、さっさと戸を閉め出した。これが小林刑事だった。彼はこうして弥次馬を撃退して置いて、さて探偵にとりかかった。彼のやり方は如何にも傍若無人で、検事や署長などはまるで眼中にない様子だった。彼は始めから終りまで一人で活動した。他の人達は唯、彼の敏捷びんしょうな行動を傍観する為にやって来た見物人に過ぎない様に見えた。彼は第一死体を検べた。頸の廻りは殊に念入りにいじり廻していたが、

「この指の痕には別に特徴がありません。つまり普通人間が、右手で押えつけたという以外に何の手掛りもありません」

 と検事の方を見て云った。次に彼は一度死体を裸体にして見るといい出した。そこで、議会秘密会見たいに、傍聴者の私達は、店の間へ追出されねばならなかった。だから、その間にどういう発見があったか、よく分らないが、察する所、彼等は死人の身体に沢山の生傷のあることに注意したに相違ない。カフェのウエトレスの噂していたあれだ。

 やがて、この秘密会が解かれたけれど、私達は奥の間へ入って行くのを遠慮して、例の店の間と奥との境の畳敷の所から奥の方を覗き込んでいた。幸なことには、私達は事件発見者だったし、それに、後から明智指紋をとらねばならなかった為に、最後まで追出されずに済んだ。というよりは抑留よくりゅうされていたという方が正しいかも知れぬ。併し小林刑事活動奥の間丈に限られていた訳でなく、屋内屋外の広い範囲に亙わたっていたのだから、一つ所にじっとしていた私達に、その捜査の模様が分ろう筈がないのだが、うまい工合に、検事奥の間に陣取っていて、始終殆ど動かなかったので、刑事が出たり入ったりする毎に、一々捜査の結果を報告するのを、洩れなく聞きとることが出来た。検事はその報告に基いて、調書の材料書記に書きとめさしていた。

 先ず、死体のあった奥の間の捜索が行われたが、遺留品も、足跡も、その他探偵の目に触れる何物もなかった様子だ。ただ一つのものを除いては。

「電燈のスイッチ指紋があります」黒いエボナイトスイッチに何か白い粉をふりかけていた刑事が云った。「前後事情から考えて、電燈を消したのは犯人に相違ありません。併しこれをつけたのはあなた方のうちどちらですか」

 明智自分だと答えた。

「そうですか。あとであなた指紋をとらせて下さい。この電燈は触らない様にして、このまま取はずして持って行きましょう」

 それから刑事は二階へ上って行って暫く下りて来なかったが、下りて来るとすぐに路地を検べるのだといって出て行った。それが十分もかかったろうか、やがて、彼はまだついたままの懐中電燈を片手に、一人の男を連れて帰って来た。それは汚れたクレップシャツにカーキ色のズボンという扮装いでたちで、四十許ばかりの汚い男だ。

足跡はまるで駄目です」刑事が報告した。「この裏口の辺は、日当りが悪いせいかひどいぬかるみで、下駄の跡が滅多無性についているんだから、迚とても分りっこありません。ところで、この男ですが」と今連れて来た男を指し「これは、この裏の路地を出た所の角に店を出していたアイスクリーム屋ですが、若し犯人が裏口から逃げたとすれば、路地は一方口なんですから、必ずこの男の目についた筈です。君、もう一度私の尋ねることに答えて御覧」

 そこで、アイスクリーム屋と刑事の問答。

「今晩八時前後に、この路地を出入でいりしたものはないかね」

「一人もありませんので、日が暮れてからこっち、猫の子一匹通りませんので」アイスクリーム屋は却々要領よく答える。

「私は長らくここへ店を出させて貰ってますが、あすこは、この長屋お上さん達も、夜分は滅多に通りませんので、何分あの足場の悪い所へ持って来て、真暗なんですから

「君の店のお客で路地の中へ入ったものはないかね」

「それも御座いません。皆さん私の目の前でアイスクリームを食べて、すぐ元の方へ御帰りになりました。それはもう間違いはありません」

 さて、若しこのアイスクリーム屋の証言が信用すべきものだとすると、犯人は仮令この家の裏口から逃げたとしても、その裏口からの唯一の通路である路地は出なかったことになる。さればといって、表の方から出なかったことも、私達が白梅から見ていたのだから間違いはない。では彼は一体どうしたのであろう。小林刑事の考えによれば、これは、犯人がこの路地を取りまいている裏表二側の長屋の、どこかの家に潜伏しているか、それとも借家人の内に犯人があるのかどちらかであろう。尤も二階から屋根伝いに逃げる路はあるけれど、二階を検べた所によると、表の方の窓は取りつけの格子が嵌はまっていて少しも動かした様子はないのだし、裏の方の窓だって、この暑さでは、どこの家も二階は明けっぱなしで、中には物干で涼んでいる人もある位だから、ここから逃げるのは一寸難しい様に思われる。とこういうのだ。

 そこで臨検者達の間に、一寸捜査方針についての協議が開かれたが、結局、手分けをして近所を軒並に検べて見ることになった。といっても、裏表の長屋を合せて十一軒しかないのだから、大して面倒ではない。それと同時に家の中も再度、縁の下から天井裏まで残る隈くまなく検べられた。ところがその結果は、何の得うる処もなかったばかりでなく、却って事情を困難にして了った様に見えた。というのは、古本屋の一軒置いて隣の菓子屋の主人が、日暮れ時分からつい今し方まで屋上の物干へ出て尺八を吹いていたことが分ったが、彼は始めから終いまで、丁度古本屋の二階の窓の出来事を見逃す筈のない様な位置に坐っていたのだ。

 読者諸君事件は却々面白くなって来た。犯人はどこから入って、どこから逃げたのか、裏口からでもない、二階の窓からでもない、そして表からでは勿論ない。彼は最初から存在しなかったのか、それとも煙の様に消えて了ったのか。不思議はそればかりでない。小林刑事が、検事の前に連れて来た二人の学生が、実に妙なことを申立てたのだ。それは裏側の長屋に間借りしている、ある工業学校の生徒達で、二人共出鱈目でたらめを云う様な男とも見えぬが、それにも拘かかわらず、彼等の陳述は、この事件を益々不可解にする様な性質のものだったのである

 検事質問に対して、彼等は大体左さの様に答えた。

「僕は丁度八時頃に、この古本屋の前に立って、そこの台にある雑誌を開いて見ていたのです。すると、奥の方で何だか物音がしたもんですから、ふと目を上げてこの障子の方を見ますと、障子は閉まっていましたけれど、この格子の様になった所が開いてましたので、そのすき間に一人の男の立っているのが見えました。しかし、私が目を上げるのと、その男が、この格子を閉めるのと殆ど同時でしたから、詳しいことは無論分りませんが、でも、帯の工合ぐあいで男だったことは確かです」

「で、男だったという外に何か気附いた点はありませんか、背恰好とか、着物の柄とか」

「見えたのは腰から下ですから、背恰好は一寸分りませんが、着物は黒いものでした。ひょっとしたら、細い縞か絣かすりであったかも知れませんけれど。私の目には黒無地に見えました」

「僕もこの友達と一緒に本を見ていたんです」ともう一方の学生、「そして、同じ様に物音に気づいて同じ様に格子の閉るのを見ました。ですが、その男は確かに白い着物を着ていました。縞も模様もない、真白な着物です」

「それは変ではありませんか。君達の内どちらかが間違いでなけりゃ」

「決して間違いではありません」

「僕も嘘は云いません」

 この二人の学生不思議な陳述は何を意味するか、鋭敏な読者は恐らくあることに気づかれたであろう。実は、私もそれに気附いたのだ。併し、裁判所警察人達は、この点について、余りに深く考えない様子だった。

 間もなく、死人の夫の古本屋が、知らせを聞いて帰って来た。彼は古本屋らしくない、きゃしゃな、若い男だったが、細君の死骸を見ると、気の弱い性質たちと見えて、声こそ出さないけれど、涙をぼろぼろ零こぼしていた。小林刑事は、彼が落着くのを待って、質問を始めた。検事も口を添えた。だが、彼等の失望したことは、主人は全然犯人の心当りがないというのだ。彼は「これに限って、人様に怨みを受ける様なものではございません」といって泣くのだ。それに、彼が色々調べた結果、物とりの仕業でないことも確められた。そこで、主人の経歴、細君の身許みもと其他様々の取調べがあったけれど、それらは別段疑うべき点もなく、この話の筋に大した関係もないので略することにする。最後に死人の身体にある多くの生傷についてPermalink | 記事への反応(0) | 22:40

2020-11-27

anond:20201127011338

あくま自分の考えだが、

白石はもう死刑でいいですとか一見いさぎいいことを言っているように思えるが、

なんとなく思うのは、実際は話してない別の事実があるのではないか、ということだ

まり、それを話すぐらいなら死刑の方がマシ、と考えているのではないか

死ぬことでバックレちゃえばそれでOK!と考えているのではないか

から白石にとっては裁判が長引いて真実を語らざるを得なくなる方が怖いのではないだろうか

なんか色々強気なことを面会の記者に喋ってはお金をせびってたみたいだけど、

自分の勘としては白石が言ってることはすべてなんかウソくさい

肝心のことは死んでも言わない、言いたくない、

言うぐらいなら死刑になれば死人に口なしである

そう考えてるように思える

なんかそういう後ろめたさを隠して自信満々というかドヤァな人間を見ると、(イ○○ヤとか

無駄に高い鼻をへし折ってやりたくなるのが自分の性分なので、

個人的には寧ろ裁判伸ばして、白石無駄に高いプライドを傷つけるなりしてもらいたいけど、

まあ、彼が言うようにサクッと死刑になって終わるんだろうなあ

なんかこう俺は賢いんですアピール白石はウザいんで嫌いなタイプなんだよな

これも彼の学歴コンプレックスなのかな

高卒で失敗したとか言ってるけど、そもそもあんたん家、大金持ちやん

言い訳しかならんというか、能力がないなら高卒は仕方ないし、

後々嘆くほど成人男性としてみっともないことはない

そもそも高収入社会的勝ち組低学歴の人は意外と多い

孫正義父親だって在日韓国人から学歴なんてない

密造酒とか犬肉をさばくことから始めてパチンコ屋で大成功した

でも、パチンコ産業はいつか斜陽になるだろうし、息子にはまともな職に就いてほしいと思ったわけだ

学歴が低いか社会的成功できなかったは、あんまり理由にならないというか関係ない気がする

数十年、社会に出て思った個人的感想だけど

まあ安定した仕事に就けない理由にはなるかもしれんけど

まあ、ホストになっても成功しなかったんだろうし、

彼がホストになってから死体遺棄を手伝わされたりみたいな話は自分ホスト経験から聞いているので違和感はないけど

俺は人生は消去法だと思って生きてきたので、

白石が本当に行き詰まってたんだとしたら、もう過去は全部忘れて次やろうぜ、としか助言できない

本当にネクロフィリアだったんだろうか

ネクロフィリアが嘘だと仮定すると、被害者絞殺した状態で別の客を呼び、死姦させてお金を取っていたとかそういう可能性もある

2020-07-06

作品に不満がある事とその作品アンチである事はイコールではないんだよ!という話

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズという作品がある

2015年に一期が始まり2017年に分割で放送された二期が完結した、まあ色々と賛否両論作品放送終了から3年経った今でも話題になる事が多いタイトルである

正直に言うと僕はこの作品の一期が好きではなかった。主人公三日月・オーガスを始めとした主役組織鉄華団の面々が好きではなく、逆に悪役である治安維持組織ギャラルホルンの側に肩入れしていたのが原因だと思う。

三日月はそれまでのガンダムにも中々居ない割り切ったドライ性格で、敵兵士を無表情で射殺する、初対面の相手絞殺しかける、戦う事への迷いや敵への容赦が殆ど無いガンダムには比較的珍しいタイプ主人公だった。

鉄血のオルフェンズの一期はその三日月くんの所属する民間軍事組織鉄華団」が、地球植民地である火星貧困問題解決を求めるクーデリお嬢様貿易交渉のために地球に送り届けるための護衛を務める話だったのだが、

鉄華団保有するMS三機と、彼らの後ろ盾である木星圏のマフィアテイワズから派遣してもらったMS二機を合わせた計MS五機の戦力で、ギャラルホルンを統べる七大氏族の一人「イズナリオ・ファリド公」が動かせる私兵と、地球軌道上に接近した勢力から地球防衛する艦隊地球外縁軌道統制統合艦隊から差し向けられたMS撃退し、ついにクーデリアを火星分割統治する地球経済圏の一つ「アーブラウ」へ無事送り届ける事に成功する。

それは良い。00のように一度主役達が敗れてからまた再結成、という展開にでもならないと主役組織物語半ばで体制に敗れて壊滅する展開なんて中々描けない。負けてたまるか、と鉄華団少年達は大人達に勝利した。

気になるのは、鉄華団のような極小規模な武装組織が、あの世界における唯一の軍隊であるギャラルホルンに正面から戦いを仕掛け、勝利するにしてもそのために払った犠牲が戦いの規模に割にあまりにも少ない気がする事だった。

地球外縁軌道統制統合艦隊との戦いで鉄華団組織の古株であり参謀を務めていたビスケット・グリフォンを失った。名もない多くの団員達も戦いの中で散った。だが、作中で鉄華団勝利と引き換えに失った物はそれだけ。

最後まで戦い抜いた五機のMSパイロットも、鉄華団所属する名前のある団員も、ビスケット一人を除いて誰一人として失われなかった。最終回もグッドエンドのような流れだったし、一期は完全勝利だったと考えても良いと思う。

ギャラルホルン鉄華団との戦いに投入された多くの兵士の命と、七大氏族党首が一人、七大氏族の後継ぎが一人、そして300年間揺らぐ事が無かった治安維持組織としての面子を失った。

アイン・ダルトンという一人の兵士が居た。彼は恩人と慕っていた上司三日月殺害され、その怨恨から鉄華団との戦いに志願し、戦いの中で半身を失った。その後非人道的処置を受け、MSと完全に融合した異形の姿で蘇る。

そして最後の敵として三日月の前に立ち塞がるのだが…彼の活躍は思ったよりしょっぱい。瞬く間に鉄華団MSを三機倒し衝撃的な登場を果たした…かと思いきや、その撃墜したMSパイロット怪我を負っただけで無事だった。

アイン主人公三日月を上回る圧倒的な反応速度で主役機ガンダムバルバトスを苦戦させるのだが、彼がバルバトスに与えた損傷は片方のアンテナを折った事くらいだった。バルバトスが追加装甲を付けていたとはいえ、辛い。

逆に彼は機体の性能でもパイロット反応速度でも勝っていた筈の三日月親友オルガ・イツカの激励により本領を発揮した途端に圧倒され、辞世言葉を言い切る間もなくコクピットを潰されて今度こそ本当に死んでしまった。

鉄華団は主役だから勝つにしても、これではあまりに双方の戦果被害に差がありすぎじゃないか?と僕は思った。勿論これを言うと、鉄華団勝利を喜んでいたファンから作品アンチ扱いされた。水を差してるから仕方ないけど。

こういう事があって僕は正直鉄血のオルフェンズに良い印象を持っていなかったし、嫌いになってもいたけど、そういう気持ちを吐き出せる場所もなかった。僕のこの作品評価が変わったのは半年後の二期が始まってからだった。

鉄血のオルフェンズ二期の舞台は一期から2年後。鉄華団という小規模な武装勢力MSという戦力を有効に扱い、ギャラルホルンという巨大な組織に土をつけた事で社会情勢に様々な変化が訪れた世界だった

鉄華団活躍により少年兵とMS有用性が広まり人身売買は益々横行し、MSを所有する犯罪組織も増えた。一応秩序の番人であった治安維持組織権威が地に落ちた結果、各地で犯罪行為暴動も増える事になった。

火星経済的に一期より少し豊かになり、鉄華団テイワズ正式な直系組織として認められ急速に組織の規模を拡大。アーブラウ代表と強い繋がりを持つ事で地球支部設立し、順風満帆会社経営は進んでいた。

組織が大きくなった弊害として同じ組織の先輩に睨まれたり、政争を繰り広げる偉い人達に目を付けられて敵視されたり利用されたり、組織が請け負える以上の規模の仕事を受けてしまって会社経営が傾いてしまうんだけど

僕は二期のこういう展開が「ああ、本当にありそう…」と思えて大好きである。一期が若者達の夢のある栄光物語だとすると、二期は現実は辛い所を見せられる転落の物語なんだろうか?栄光と転落は大体セットだけど。

結局鉄華団ギャラルホルン内の権力闘争に巻き込まれ地球支部経営に失敗し、テイワズのNo.2に睨まれた結果組織を追い出され後ろ盾を失い、失脚したイズナリオ公に変わりファリド家を継いだ「マクギリス・ファリド准将」に肩入れし、ギャラルホルンでも最大最強の戦力を誇る大規模艦隊「月外縁軌道統合艦隊アリアンロッド」と矛を交えた結果大敗し、組織No.1とNo.2であったオルガと三日月が死亡した事で壊滅してしまった。

この二期を通してじわじわじわじわと一期で鉄華団が積み重ねた成功が崩れていく様は本当に凄いと思う。成功物語ならよくあるけど、その成功から破滅を描いたアニメあんまり見ない…無い事も無いんだろうけど、多分少ない。

主人公が敗北し、死亡する所まで描いた長編ガンダム閃光のハサウェイ以来じゃないだろうか。パラレルが有りならファーストとゼータも小説版では…だけど、映像作品TVシリーズでは間違いなくこれが初めてだと思う。

僕はこの二期の顛末にとても興奮した。完全勝利すぎて好きじゃないな…と思っていた一期の結末が、二期のこの完全敗北な結末に至るまでの逆算から描かれた物だったのだ、と勝手に思った。成功した人間はいつか破滅する。

ところが、一期の結末を大絶賛していた人達はこの結末を「雑すぎる」などと批判する。二期の結末が好きな僕が一期の結末が気に入らなかったように、一期の結末が好きだった人達は二期の結末が気に入らないようだった。

「鉄血は一期は良かったが、二期は…」という人もよく見かけるけど、じゃあ何故貴方達は一期でシノやラフタやアジーさんが不自然に生き残った事には文句を言わなかったんですか?と言いたくなる。言ったら喧嘩になるけど。

僕は鉄血のオルフェンズの一期に色々と不満があり嫌いだったけど二期で好きになった。逆に二期に色々と不満があって嫌いになったけど今でも一期は好きな人もきっと居る。どちらもこの作品が好きだった事に変わりはないと思う。

完結してから3年経って好きな気持ちも嫌いな気持ちもも大分薄れていた気がしたけど、結構作品について書いてしまった。悪く言われている所を嫌な気持ちになるし、きっと僕は今でもこの作品の事を好きなんだろうな。

鉄血のオルフェンズ次回作であるビルドダイバーズとその続編リライズは今のところ特に内容で荒れる事は無く、平和に語られている。逆にこの作品は今でも最新作であるかのように叩かれているし、話題に挙がるとよく荒れる。

この作品話題が荒れる事で人が集まって新作の話題で荒れる事が少なくなるのなら、それはそれで良い事なのかもしれないな、と思った。今でも叩かれてるのを見るとつらいけど、きっといつかは落ち着いて語れる日が来ると良いな。

追記

僕は鉄華団の面々が好きでなくギャラルホルンに肩入れしていたので一期は好きではなかった、と言ったけれど鉄華団に好きなキャラクターが居なかった訳では無い。パイロットなら天才肌のミカより努力家の明弘の方が好きだったかな?

テイワズから鉄華団監査役として派遣された「メリビット・ステープルトン」という医術の心得のあるキャラクターが僕は好きだった。少しオルガと良い雰囲気になっていた?ような気もするけど、二期を見る分にはどうも勘繰りだったみたい。

彼女は団員が負傷した際に応急医療が出来る医療要員が鉄華団に居ない事について団長であるオルガを諫める事が出来たし、ビスケット戦死した際血気に逸りギャラルホルンを皆殺しにしてやると猛る団員達を前に「こんな事は間違っている、ビスケット君はこんな事を望んでいない」と涙ながらに訴えた事もあった。大人目線から危なっかしい子供達を見守る、ビスケット亡き後の鉄華団ブレーキ役を務める存在だったような気がしている。

結局一期はメリビットさんが諫めるまでもなく鉄華団勝利したので彼女心配杞憂に終わったのだけど、二期の末路を見ると…戦いから抜け出せない鉄華団は戦いの果てに滅びる事が決まっていたのかもしれないな、と思った。

2020-06-16

アジア人アメリカ差別されてるどうのとか言ってる人々へ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/takuramix/status/1271929413844627456を見て。ブコメが的はずれなのはいつものこととして、このツイート主の「わかってなさ」もひどい。今アメリカ問題になっている黒人差別問題は、「バカにされた」「不快な思いをした」とかそういう次元の話ではない。もっと言ってしまえば、「劣等人種と思われている」「コロナとか言われていじめられた/暴力を受けた」ということですらない。現在アメリカにおける黒人差別問題は、そのステージにすら達していない。

では何が問題なのか?貧困とその再生産が問題なのである。例えばSTEM進学率の統計を見てみよう。https://nces.ed.gov/programs/digest/d18/tables/dt18_318.45.asp

現在アメリカでは高所得者になるためにはSTEMと呼ばれる理系分野の学位を持ち就職することが一番の近道とされている。それがどうだろう、この黒人率の少なさは。アメリカ人口ではだいたい15%くらいが黒人なのだが、明らかに少ない。そもそも大学へ行けるような中流黒人家庭が少なく、貧困から大学へ行ける道筋も限られているかである奨学金をもらうにも最低限の教育必要なのである

もちろん、意識の高い皆さんはご存知だろうがアファーマティブアクションはこれを解決するかと思われていた。しかし、例えばカリフォルニア州ではアファーマティブアクション違憲であるとの判決が出され、アファーマティブアクションをやめたのにもかかわらず黒人学位取得者の数はほぼ変わらなかったという(出典:wikipedia アファーマティブアクション)。アメリカ大学は入ることより出ることのほうが難しい。そもそもアファーマティブアクションのようないびつなやり方で教育の機会の均等を確保しようとしても、「地頭」の時点で違いすぎてドロップアウトする学生が多かったということである。これは例えば幼少時の教育だとか、家庭の文化程度だとかそういう根深問題があるということを示唆している。

そして、このような貧困とその再生産が問題になっているからこそ、「黒人はだいたい犯罪者で凶暴」という偏見が生じ、射殺・絞殺事件になってしまう。というか、悪いことに実際黒人犯罪者人口比で多いので、100%間違いと言えないところがたちが悪い。しかしもちろん、これは「黒人そもそも凶暴」なわけではない。貧困問題なのである。もちろん、こういう問題は貧しい白人にも当てはまることであろう。しかし、見た目からくるステロタイプ存在せず、問題の深刻度はかなり異なる。例えば警官に捕まって即射殺!とはなりづらいであろう。

この問題日本で例えると、増田東京出身なので正直あまり馴染みがないが、在日韓国朝鮮人問題被差別民問題が一番近いのではないだろうか。在日韓国朝鮮人被差別民として生まれただけで、進学や就職不利益を蒙り貧困再生産される。そして一部は犯罪者集団・ヤクザへ加わっていき、これが彼らの「残忍で凶暴」というイメージ固定化していく。異なるのは黒人場合、見た目が違うのである在日韓国朝鮮人問題被差別民問題は「通名」や、数世代を経て風化させることで(少なくとも東京圏では)ほぼなくなった(とか書くと怒られそうだが、地図人権センター場所でも探さない限り23区ではわからない、というのが東京出身20代である増田の素直な感想である)が、肌の色はそうも行かない。タブーにしてみんなで忘れましょうね、ということができない以上根本解決を目指さざるを得ないのである(こういうことを書くと韓国人は吊り目でとかいバカ絶対来るだろうが…)。

で、だ。最初ツイートに戻ってみよう。このツイート主は黒人に「差別」をされたらしいが、どういう差別だったのだろうか。具体的なことが書いてないのでよくわからないが、細い目をして"Chinese?"とかいわれるとかだろうか。あるいはカツアゲにあったとかだろうか(なぜこれがアジア人差別なのかはわからないが)。ここまで読んでもらえればわかるだろうけど、黒人差別はそういう問題ではない。教育就職制度的に「差別」されている、貧困から抜け出せない構造ができてしまっているということが問題なのである。だからこそ黒人支援予算をつけようとかそういう話になっているのだ。「サヨク日本人男性がサベツされても助けてくれないんだ〜〜〜先生に言っちゃお〜〜〜」というような小学生レベル議論とも言えないシロモノを持ち込んで混ぜっ返してみるのもいいが、単なるバカだと思われるのが関の山である

2019-10-04

anond:20191004141823

ネクタイが原因でシュレッダー絞殺された人間が毎年何人もいるのを知らんのか?

2019-09-26

好きになった人はたまたまフリーターだった。

公務員の夫は、モラハラと嘘を繰り返した。そんな折、SNS上で交流のあった男性に一緒に飲もうと誘われた。彼はコスプレイヤーカメラマン所謂カメコをしているそうだ。

何度も逢瀬を重ねる内に、頼れるのはこの人だけだという気分になった。

福祉に興味があり、努力の結果資格を得た事。私は元々福祉に携わる友人を見て好ましく思っていた。彼は滔々と将来の展望を述べた。行く行くは、養護施設の子供の教育に携わりたい。熱心な態度は公務員普段のそれと大きくかけ離れていて、二人の軌道はまるで同一のように思えた。

試しに、婚姻届名前を記入して貰うとスラスラと名前を書いてくれた。これが本当なら良いのにねとずっと言っているうちに、形になったらどれ程幸せだろうと夢想していた。

愛された事のない人生で、あの人だけが私をまともに見てくれた。彼は劣等感を抱えていたようだけど、それも含めて愛していた。彼を変えてあげたい、支えてあげたいという姉気質何となく、芽生え始めていた。

息子は、終始良い子にしていた。これから宜しくねと可愛く笑っていた。ここに二人だけの居場所がある。希望しかなかった。息子は兄弟離れ離れになってしまったが、月一で遊びに行かせると満足している様子だった。

そうして、血の繋がりのない家族を続けて数ヶ月。

夫の生活昼夜逆転していた。

正直言って9歳の息子の方がしっかりしていて、3人分の食器を洗っている。

演技は苦しくはなかった。けれど、どうしたらこゴミのような亭主を棄てられるのか、それだけを考えるようになった。

いつか絞殺してやりたい、そう思いながら隣の家のメータボックスに紐を忍ばせた。幼い息子に殺しは依頼出来ないが、きっと一人でやり遂げてみせる。

あの家計を食い潰す虫を、早く駆除しなければ。

元夫に話すとどうやら協力を得られそうだった。不要人物を追い出し、元の生活を送るのが子供の為にも良いだろうという約束で。決行日は、来週の日曜。

ホームセンターでありったけの凶器を買込むつもりだ。

2019-08-02

俺が死刑廃止論者になった理由

きっかけは袴田事件っていう有名な冤罪事件(と言われている、まだ再審中)に関するドキュメントを見てから

そこから死刑執行された飯塚事件無罪が確定した足利事件など色々な冤罪事件について調べていく中で

殺人のような重犯罪から痴漢のような軽犯罪まで、この国には冤罪が生まれ構造が備わっているという考えに至った。

因みに俺は元々は死刑制度については特に何も疑問は持っていなかった。

人を殺めたら死んで償う、それが当然という風に割りとつい最近まで思っていた。

長ったらしく書くのもアレなんで、俺が思う死刑廃止すべき理由をできるだけ手短に列挙していく。

冤罪可能

死刑は一度執行されると後戻りできない、完全不可逆。

執行後に冤罪とわかっても二度と元には戻せない。

懲役刑は途中で冤罪とわかった場合は刑を中止できる。

既に服役した時間は二度とは戻ってこないが、国家賠償という形で補填することは可能

もちろんお金じゃ納得できない人もいるのは当然だが、命がある限り再出発はできる。

死刑執行されてしまうと再出発どころか、自分無罪になったことを知ることすらできない。

死刑による犯罪の抑止効果を示す明確なデータがない

日本以外の先進国死刑廃止が主流になっている大きな理由ひとつにこれがある。

カナダでは死刑廃止後に殺人の発生率が減少したという。(勿論、抑止効果があると主張する人もいる)

そんな馬鹿な~と思う人は各自調べてくれ。

人道的観点

憲法36条で「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。」とある

究極の暴力である死刑絞首刑)が残虐でなくて、むち打ち刑や性器切断の刑は残虐だというのに疑問がある。

専門家の間でどういった法的論争があるのかはわからないが、絞殺でも銃殺でも薬殺でもむち打ちでも性器切断でも俺には全て残虐な刑罰に感じる。

被害者及び被害者遺族の報復感情

死刑存置論者はこれが主な理由っていう人が一番多いんじゃないかと思う。

もし自分の大切な人が殺されたら絶対死刑を望むと思うし、何なら自分で殺したいと思うかもしれない。

でも日本においては内乱罪外患誘致罪などで人が死んでいなくても死刑適用することができる。

(実際に適用されたということではなく「可能である」という意味

もし死刑被害者やその遺族の報復感情を果たすためにあるなら、人が死んでいない罪にも死刑適用できる説明がつかない。

それにもし殺人による被害者や遺族の報復感情を果たす為に死刑という暴力刑が存在するのなら

強姦罪傷害罪にもむち打ち刑や性器切断の暴力刑を適用すべきではないか

それに死刑執行被害者遺族のために公開するべきではないのか。

そう考えると今の日本死刑制度被害者やその遺族の報復感情を果たす為にあるとは到底思えない。

あと最近よく見る「海外では死刑がなくても現場で射殺するよね」っていう意見はまったくもって的外れだと思う。

言うまでもないが、現場で射殺するのはあくま警官自身人質を守ったりそれ以上被害を出さないようにするためで刑罰とは無関係

しろどういう理屈でこの犯人射殺と死刑が結びつくのかよくわからない。

あと懲役刑判決後すぐに執行されるのに対して死刑場合執行まで何年もかかるのも納得いかない。

本当に死刑判決誤審がないと100%言い切れるのなら某法務大臣の言う通りベルトコンベア執行すべきではないのか。

そうしないのは、絶対にあってはならない死刑判決でも誤審はありうるということを暗に認めているからではないのか。

同じ理由再審制度死刑判決適用できることにも納得がいかない。

色々書いたが、特に自分の中で大きかったのは

人間判断する以上は冤罪はなくならないという点と

死刑犯罪抑止効果を示す明確なデータがないという2点。

まぁあくま法律も何も知らない普通一般人ちょっと調べて考えて行き着いた結論であって

誤った認識もあるかもしれないので何卒お手柔らかにお願いします。(予防線

2019-05-24

anond:20190523194456

大学時代柔道部だったヤツと交際経験のある女はもれなく「首絞めてー」言ってくる感

確か高校柔道から絞め技解禁だったとおもうんだけど、モノにするのは大学柔道でなのかね?

たまに事件になる男が女を絞殺してしまうのも実は首絞めプレイで加減ミスったんじゃないかって思うんだよね

2019-03-04

[]タギー

英語読みでは「サギー」。あるいは「パンガル」とも。

14世紀から19世紀までインド実在したというカルト教団

ヒンズー教女神カーリーへの供物として殺人義務付けていた。

裕福な旅人行商人ターゲットとし、同じ旅人のふりをして近づくと、

神話記述に則って黄色スカーフ絞殺し、荷物を奪って死体は埋葬した。

1830年代、イギリス軍人のウィリアムヘンリースリマンによって、タギーは撲滅された。

2018-12-13

茨城県石岡市住宅で今年2月、認知症母親絞殺したとして殺人罪起訴された木内武史被告(58)が、拘置施設で10回にわたり毎日新聞取材に応じた。自宅での5年にわたる介護生活で困窮が進み、行政ケアマネジャーに窮状を明かさないまま追い詰められて殺害に至ったという。孤立した中高年男性による在宅介護過酷実態が浮かび上がった

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