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はてなキーワード: 映像作品とは

2020-09-02

なぜアニメ脚本レベルが低いのか?

キャラクター、背景美術音楽は素晴らしいのにアンバランスにヘタクソなシナリオアニメが多いのはなぜ? なぜ日本アニメはここまで脚本が軽視されてるのか?

増田アニメ識者たちの意見が聞きたい。

映像作品面白いシナリオの書き方ってハリウッドメソッドかいうので既に確立してるんでしょ? なぜその通りに書かないのか?

なにも21世紀シェイクスピアと呼ばれるような物を書けと要求しているわけではないのだ。

例えば、超能力者荒唐無稽なバトルをするアニメなら、マーベルDCアメコミヒーロー映画あるじゃない? だいたいどれ観ても、まあ、面白いアレ。ああいうのを手本にして量産すれば良いと思うのだけど。

難しいのかな……

2020-08-28

噛み合わないのは自分バカからか周りが話の通じない奴らだから

はじめて書く。……って言っておけば免罪符になるか?

タイトルで言っているように「噛み合わないせいで苛ついている」ことについて話そうと思う。

簡潔にまとめられないバカだし気がつくと長文になる文才の無さだから、長ったらしいのは目を瞑ってくれると助かる。

それに他人の「基準/ものさし」は全く考慮しない。自分基準にして書くことを把握してくれ。理解はしなくていい。

興味を失うならそこでいい。もともと増田なんて暇つぶしに使うもんだろうし。

これもなげえな。話すか。

―――――――――――――

まずは前提。「俺」の紹介をしよう。

俺の自己評価は「馬鹿」「無知無能」「記憶力がない」、「愉悦犯」「ゲス」「クズ」「捻くれている」「狡猾」「性格価値観が歪んでいる」というものだ。

一言でまとめれば社会不適合者だよ、喜べ。コミュ力と対人能力は高い外面のイイ、陽キャの皮は何枚でも被れるがな。

読点の前者は、知識量が少なく、人より物覚えが悪いため。更に知識技術習得人一倍時間がかかるたである

また、小中高のいわゆる「記憶さえしていれば大体解けるテスト」で計られる学力計測では、「頭が悪い」部類だったことも理由の一つだ。

そんな学力、更に言えば英語数学絶望的だったため四大を狙うのは厳しいと推薦でいける短大を選んだ。

そこそこ名はあるが蓋を開ければ人種の坩堝だった。

だが短大ではGDPも高く優秀な部類だったさ、小中高で計られた学力の低い奴が短大ではのびのびと学べたからね。

教授からも「お気に入り」だったし。教授バリキャリ企画やら会議やら引っ張りだこでその”助手”として振り回されたのもいい経験だな。

閑話休題

読点の後者。これに関してはもう仕方がない。

増田内面書きたくもねえからアレだが、まあよくある環境環境から価値観性格思考も歪んだ。だからそういう輩どもに共感する。以上。

漫画であれ小説であれ映像作品であれ、犯罪者ヴィランゲスや屑野郎、ぶっとんでイカれた奴らの方が好きだしな。

主人公HERO側の正義感とかも別段好きではある。まあ少年心は揺さぶられるし格好良いとは思う。うん。

だが主人公対立する人物ヴィラン側の方が好感が持てる。行動原理がわかりやすいし共感もできる。

生々しければそれだけ人間らしさを感じられて更に好きだ。知能犯やら頭の回るタイプならなおさら大好きだね。

自分をあえて弱者やイイコちゃん、「格下」と思わせておいてからの形勢逆転。

相手をぶちのめし精神的に抉って歪んだ表情をみるのが好きならさいっこうに愉しくて大好きだよ!

学力は低い俺だったが、周囲は「頭のいいやつら」に囲まれていた。家族も友人関係学歴もあり頭が良いか理解の早い「ハイスペック」な奴らばかりだった。

家族親族に至るまで、大体高校なんかも進学校だし国立大もしくはそれに近い偏差値私立四大に属していた。

それが「普通」だったからな。俺は市立の出身だし短大から肩身は狭いが。

家族とかも個々人の知識量が多い。何かの話題が出れば大抵それに関する知識レスが”普通”に出てくる。全員が知らなければすぐに調べる。

それがウチの「当たり前」だ。おかげさまで教養はかなりある方だよ。

そうだ自慢さ。俺は「環境に恵まれている」側の人間だ。存分に羨ましがれ。(イキってみたが気持ち悪いな。心底うぜえ。字面から低能臭がして吐き気がする。)

―――――――――――――

前提である「俺」の人物像に関してはこんなもんでいいだろう。

ああ、そうだ。もちろんフェイクは入っている。全部明け透けに書くバカいるかよ。と、こんなこと書く必要があるのかと心底思うが親切心で書いとくわ。

まあそんな俺だが、SNS然り現実然り「社会」に触れれば色んな人種出会うわけ。

ここから本題に入ろう。長文お疲れ、こっからも長文だぞ頑張れ(投げやり)

本題再掲しとくわ。「噛み合わなくて苛ついている」ことについてだな。

無難に歳下①の話を例に取ろう。

俺は下手だがチラ裏落書き程度に絵を描く同人オタだ。基本スタンス同人物書きオタだが。

その歳下①も上手ともいえないが自分の描き方を確立させている奴だ。俺はこいつの絵柄好きじゃねえけどな。

身内では反応も多いし周りには好きなやつも多いな。ミクロコミュニティ内のだからアレだが。

まあ付き合いが悪いわけでもないし(俺はコイツミュートしているが)底辺同士で「絵が上手くなりたいね」と話をすることも当然ある。その時の会話だ。

俺「自分の絵柄好きじゃないんだよな」

歳下①「わかります~。私もいつまで経っても下手なので」

俺「(???論点違うが?)ああ~わかるぅ~~~~」

まあここだけでもツッコミどころ満載なのは気づいてくれるだろうか。

度々似た事例はやらかしてた歳下①だし(ほんと伝わらねえな)と諦めて話しを合わせて同じ方向性で話を進めた気がする。

俺は「好きじゃない」と感情の話をした。だが歳下①は「下手だから」と技術面の話を出した。

ここで齟齬生まれる。

別に技術の話はしてねえんだよな。好きか嫌いかの話をしているだけで。

「下手だから好きになれない」とかい解釈も出来るが、こいつはそんな話してない。技術面だけの意味で言ってた。

そういう相手に対して、話が通じねえ判定をさっさとして諦めと苛つきが生まれるよな。まあ外には出さないけど。だから増田使ってんだけど。

そういうわけで、俺は「ああ~わかる~」と返答した。

上でも言った「自分の絵が下手だから好きになれない」の意味で。(これは思ってもねえけど。)

そして、相手の絵はそもそも下手だと思ってるし好きじゃねえと書いたこから分かる通り「キミの絵下手だものね」の意味で。

この2つを込めて「わかる~」と言った。まあ都合よく解釈してくれたと思うよ。今でも友好的な関係を築けているからね。皮肉が通じねえ。ほんと笑っちまうな。

俺は正直自分の絵が好きじゃない。じゃあなんで描いているんだとの質問は受け付けない。

描きたい理想と描ける絵柄が乖離してるから、とか自分の絵じゃ萌えないしシコれねえってことにしといてくれ。

何にせよ満足できないから好きじゃない的に把握してくれればいい。

これは、別にそれに対して欲しかったと思われる目ぼしい返答があったわけじゃないが、こういう齟齬の積み重ねはイラつくんだよな。

歳下①に関しては、オツムの弱さ(笑)で対等な話、いや「噛み合う会話」ができないことでの苛つき。

他でも当てはまる。

親に対しては価値観が合わないことでの苛つき。

俺と価値観が合わないことをしってはいるが理解はしてないだろうな。理解してるとは言ってるが。

その上で無意識自分価値観押し付けてくる。

価値観のズレがあると、話が平行線になりがちだ。基準が違うからな。すりあわせようにも折るも曲げるもしないものさしとどう合わせろと?

お互い譲らず、なんて毎度してたらそれこそコスパが悪すぎる。そんなものに割く脳みそ思考時間もあるなら別のものに使ったほうが楽だろ。

そういう訳で「対話という対話をしない」状態が出来上がり、俺自身評価と併せて「同じ考えをもつ話のわかるいい子」の認識に収まってる。

―――――――――――――

繰り返すが、ズレや噛み合わなさは大なり小なりストレスになる。

それが毎日、もしくは定期であることを想像してくれ。発狂するしかない。

俺はリア狂のイメージで通っている(そうなるように仕向けて作ったし)から大差ないが。発狂の種類が違う。

正直超えちゃいけないラインってやつが超えそうになった。

話そうと思えば話せる「話の合うやつら」もいないことにはないが、そいつらにわざわざ聞かせるようなものでもねえしな。どうすっか、とした時に増田を思い出した。

すっきりはしてないが、書いているうちに少しマシになった。

散々煽ってすまなかったな。苛ついてんだよ察せ。

2020-08-22

ひろしまタイムラインについて、なんか言っとくか

https://twitter.com/nhk_1945shun/status/1296216569832513544?s=21

事情あり今は横浜に身を寄せているものの、大学から10数年暮らしただけあって、広島という街には愛着がある。

そういうわけで、この#ひろしまタイムラインの3アカウント8月に入ってからは頻繁に覗いていた。

地理がそこそこ分かるということもあり、ああ、あの橋から市内に入ったのか、とか(広島は橋が多い)、"体調悪い"って、あの辺は黒い雨範囲ではないのでは? と思って調べてみたら、元々の認定範囲内だった、とか、そこから最近黒い雨訴訟の背景をまた調べ直したり…これはこれで、なかなか興味深いものを感じていた。

ただ、全国的には注目を集めることもなく、特に8月15日以降はひっそりと、インターネットの片隅に埋もれていくんだろう、とか思っていた。もちろん、はてブ話題に昇ることもない。そこにこの騒ぎだ。


ところで、この騒ぎを受け、どういう体制でこのアカウント群が運営されているかを初めて知った。

監修者…知り合いというほど深い仲ではないが、顔とお名前が一致するくらいではある。広島にいた時、演劇に多少関わったことがあるので。柳沼さんの名前を見て、少しニンマリとしてしまった。

IさんやSさんも、直接のお知り合いというわけではないけれど、知り合いの知り合いくらいにはなる。広島人間関係は非常に狭い。特にIさんは、若いころ、理想演劇を求めて闘っていた時期を存じ上げているので、あの日々がこの活動に結びついているのか、と思うと感慨深さもある。


運営に携わる者、彼らなりの誠実さは感じるものの、こういう事態になってしまった。

あるコンテキストの流れ、そこにある湿った共感でもって駆動していた共同幻想が、別のコンテクストにぶつかってしまった。これは明白に事故だと思う。

広島(に住う人々)は、原爆戦争というキーワードにはセンシティブな一方、相対的人種民族)を初めとするさまざまな差別問題には少し鈍感だ。

Twitterというグローバルなサービス使用しないならこの鈍感さでも良かったのだろうが…一時期界隈を賑わした、コンビニ冷凍庫に入って写真撮る輩のようではないか。"誰も見ていない"とタカをくくった結果が炎上、みたいな。


しかし、私はここが正念場だと思う。運営者は覚悟を決めて、乗り切れ、と言いたい。

実はこの逆の事態が、もう10年以上前にあった。要するに、よそから来た者が広島人に大バッシングを浴びた事件である

その当事者は、「Chim↑Pom」。

2008年Chim↑Pom広島市現代美術館での企画展を前にして、そこに展示する映像作品広島市内にて制作していた。その内容は、飛行機チャーターし、晴天の空に「ピカッ」という文字を描く、というもの

これには大抵の市民不快感を表した。"ピカ"は言わずもがな原爆連想させる。それを誰のものでもない空に、一方的に描くとは暴力に等しい…と。

当事者団体も抗議の声を上げるには上げたが、正直、そうではない一般市民感情の激しさの方が強かったと思う。

作り手には作り手なりの思いはあったようだが、当然、この作品はお蔵入り。企画展も中止。

ただ、彼らは、そこで終わらなかった。これを契機として当事者団体対話を始める。

その仕事は「なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか」という書籍として実を結ぶ。


原爆」に対してセンシティブ広島人、そうではない「Chim↑Pom」。

ここで起きたことも、それぞれの皮膚感覚の違い、流れるコンテキストの違いが引き起こし事故だった。

ならばChim↑Pomがどのようにして異なるコンテキストに向き合い、この事態を乗り切っていったかあなたがたが(もしくはこのいごこちのいい幻想なかにいる我々、広島人が)学ぶことはあるはずだ。


広島魂を見せろ。

2020-08-21

シュンちゃんTweet炎上しててワロ。

あれ読んで朝鮮人め!という気持ちになる人おるんだろな、多分。まじかよ、とは思うが。

一郎さんの阿南陸相自決への怒りのツイートを今の政治に結びつけて一緒に怒ってる人は見たし。

自分は一連の東へ向かうツイートは、敗戦の混乱を感じることができてよかったと思う。なんもかんもカツカツでみんな余裕がないから、不寛容。優しい人は優しいけども、みんながそうはできない。でも起きた出来事ショッキング記憶に残りやすい。

全く存在しない出来事を新たに作り出す事は無いと思うので、多分日記以外の根拠があるか、インタビューとか取材した結果のツイートだろう。

いや、軍関係奉仕に行った先で日本は負けるって煽ってきた朝鮮人口喧嘩して負けた事ゼロから作らないでしょ、普通創作ならすごいよ。私だったら、ひよっ苛烈環境で働いていた人達への連帯感とか哀れみのエピソードにしちゃいそうだもん。

自分広島市義務教育課程を卒業して20年近く経ってるから参考にはならないかもだけど、急に教育右翼化したとかじゃない限り、ダム建設徴用された朝鮮人など差別の話、日本植民地へしてきた事への反省教育はされてるはず。

さすがに君が代の代わりにアリランの歌を教えられるとかはもう無いとは思いたいけど。

から安易ヘイト創作しないと思うんだよなあ。悪い印象与える位なら存在無視しろ、って事なら分かるけど、一郎さんややすこさんの日記朝鮮の人が出てこないので、透明な存在のままだったろう。戦争孤児浮浪者集団も強烈に印象づけられたけど、その集団弁当強奪された旨のツイートへ、彼らは可哀想存在からと諭す反応があったな。

シュンちゃんも一郎さんもやすこさんも、聖人ではないし、ただの一個人の感想だと思って見ている。日記他人が色々肉付けしてるから、そこが嫌な人はいるんだろう。わたし映像作品を見るより受容しやすかった。

個人的には三者三様視点終戦期のやり取りを見ることが出来るのはありがたいと思う。終戦後にやすこさんが小磯元首相の血縁者と分かるツイートビックリしたのと同時に米軍がやってくる事への強い不安感や玉音放送聞いた後の悔しがりに納得がいった。

自分が読んだ事のある戦中の日記、その子原爆にあって5日で終わってたのでこのまま年末まで読めるなら読みたい。(やすこさんは9月中旬、シュンちゃんと一郎さんは年末まで日記が続く予定)

2020-08-20

anond:20200820122901

横だけど、≪親が「ディズニーはいもの」という価値観のもと色々な映像作品見せている≫ってことじゃないの?

増田はその影響を受けている可能性は、ゼロではない

2020-08-16

anond:20200816122319

売れる限りにおいては映像作品も役の数も増えるんだから他のメディアと同じことじゃん

2020-08-05

直接感想を伝えていたけれど、匿名感想に負けた

私は昔二次創作をしていた、もう今はほとんどしておらずたま〜にらくがきするオタクだ。

ツイッターはやっているがフォロワーはほぼ全員イベントで1度会ってその時に仲良くさせてもらった方や同人活動をしている友人と繋がっているのがほとんどで、具体的な数字はぼかすが20人程度。イベントで会ったというのもフォロワーの売り子を手伝った際にお互い共通フォロワーからツイートなどで知っておりあなたが〇〇さん!と交流きっかけがあっただけで、自分からサークル参加をして繋がったとかではない。

要するに今はもう読み専のオタクなのだ

昨今同人誌への感想がどうこうという話題を頻繁に見かける。尽きない話題なので仕方がない。

私自身、友人含め好きな同人作家の方にちょくちょく感想を伝えている方だと自分では思っている。

今回はその前者の同人活動をしている友人に対しての話だ。勘のいい人はタイトルと今の文章を読んで何か察せたかもしれない。

友人は漫画を描いており、私は友人の同人誌を買って読んでいる。

先に言っておくが友人だからではない。ひとりの作家が出す作品として好きで応援したいから、ちゃんお金を出して買っている。あげるよと言われた時もあったがそういう事はしたくなかったので払ってきた。

感想も会ったとき作業通話をするときなどに伝えていた。作業している時には進捗を見せてくれることもあったので、自分の中ではすごい!とか絵がうまい!の一言で終わらせず、もう少し具体的に褒めたりもした。

誤解を生みたくないので言っておくが、すごい!絵がうまい!の感想ダメだと言いたいのではない。もう少し詳しくどこが良いか他人から見てどんな風に感じるか、そういった風に褒めてほしい人もいるから、それに合わせたのが半分、実際に見せてもらって感じたことがすごい!絵がうまい!で終わらなかったというのが半分だっただけだ。

私が伝えて褒めると友人はいつもありがとうとか嬉しいとか、そういった反応を返してきた。

そうやって言ってもらえるから頑張れるとも言っていた。私は友人としても、ひとりの創作活動をする人間としても応援たかったので、自分の中では直接いろいろ伝えてきたつもりだった。

でもある日、友人が匿名ツールから来た感想に返事をしているツイートや、友人のフォロワーへのリプ(TL表示されていただけで自分から見に行っていたわけではない)を偶然目にした。そこには匿名相手に「あまりそういう風に言われた事がない」とか「周りに言ってくれる人がいない」とか、そんな事が140文字ではおさまらず2,3ツイート繋げて返信されていた。

それだけの事なら私も気にしなかったのだが、匿名感想フォロワーからのリプの内容は私が、口下手ながら必死で友人に伝えたはず、何ならそれは絶対そこに書かれてるまんまの事を直接伝えたはずだと思うものだった。

ショックだった。口頭だと忘れてしまものなんだろうかと考えて、その次に出された本の感想は直接「ここがこういう風に良かった、読んだ後このキャラ感情をこんな風に考えた、とても好きな内容だった」と簡単に伝えたあと、それをより具体的にしたもの匿名ツールに投げたこともあった。

返事を期待してではなく、文章なら伝わるかと思ってのことだった。一応言うと返事はなかった。

から全ての匿名感想に返信しているわけじゃなく、だけど目は通していると言っていたのでそれで構わなかった。

それでも、その後友人は匿名感想に「そう読んでもらえたのは初めて、嬉しい」などの反応で喜んだ。

この1回だけじゃなく、3回ほど私は同じことを繰り返した。口でも伝えて、匿名ツールにもいれてきた。

それでも友人には私の感想は伝わらなかった。

私には、近くにいすぎている友人としての感想よりもフォロワー匿名ツール感想の方が彼女には伝わっているように見えた。

同人誌感想以外、すすめられた映像作品ゲームなども、興味があったので見たよ遊んだよどんな感じだったよと直接話した。

だけど私の声は届かず、彼女の中では「周りに誰もそう言ってくれる人はいなかった」ようだった。

ここまで書いておいて、私は友人のことが嫌になったとかそういう感情特にない。ただ、私が直接伝えても友人には顔も名前も知らないどこから送られているかからない感想の方が心に響くんだなぁと思った。

私は自分二次創作をしていたとき、知らない人よりも仲の良い友人が見てくれて何か言ってくれた時の方が正直嬉しかったので、友人はその逆のタイプなんだろう。

ただ、匿名感想に負けたなぁ、そう思った。

2020-08-01

電話機に動画機能が搭載されて久しいけど芸術的映像作品全然増えてないね

ネット民バカにしているテレビコピー品のような映像大量生産されただけ

2020-07-31

日本映画ドラマで他の作品名を出すネタが少ないのは何故?

アメリカ映像作品ではしょっちゅうある。

ゲームオブスローンズでは〜」「スターウォーズの〜」みたいな有名作から、調べないとわからないレベルのものまで結構出てくる。マニアックものだと字幕では「映画」とか省略されてたりするけど。

韓国ドラマ結構見てるけど、韓国内だけじゃなくアメリカ映画日本漫画名前ポンポン出てくる。

でも日本作品では他の作品名を出すのあんまり見ない気がする。漫画ではたまにあるか。

意味がわからない人には面白くない」「損してる気がする」という意見はよく聞くけど、何か理由があるのかしら。

何か例があったら教えてほしい。

2020-07-30

いらすとやの疑問点

『1映像ではなく1商品(1番組)につき20点までとなります。』

『一つの動画20点以内であれば問題ありません。』

1番組につき20点までとYouTubeの一つの動画20点以内で分けているので

毎日放送しているニュース番組や毎週放送しているバラエティーはどうなるんだろう。

20なんてとっくに超えてる。

まぁ特にいらすとやは口出しをしているわけではないので問題ないのだろうけどね。

2020-07-29

マスクしてない人よりも、ずっと前から歩きスマホの人が怖い。

歩きスマホをしている人が怖い。

スマホのだけではない、所謂、ながら歩きをしている人が怖い。

何故、人が行き交う街中でそんなことができるのか。

常時、TwitterInstagramを見ていないと落ち着かないのか。

歩いている時間を費やさないと、映像作品も観れないのか。

挙句スマホやそれ以外のゲームをしながら歩く子供までいる。

そして、大概そう言う人は、耳もイヤホンで塞がっている。

なので、こちらが何を言おうが聞かない。効かない。

最近多くなってきた、駅や街中のアナウンス歩きスマホ(ながら歩き)は他のお客様のご迷惑になるので、おやめください」等も聞こえない。

耳が塞がっているから、自分の声を調節できずに大声で文句を言う。

街中でいきなり大声を出すその姿、側から見たら気違い以外の何でもないんですよね。滑稽。

関わりたくないから、こちらで歩きスマホの人を避けようとして進路を変えると、高確率で同じ方向に避けて歩いてくる。磁石か?

手段を変えて、数メートル手前で立ち止まってみる。これは中々効くようで、後2・3歩という所で、はっとして立ち止まる。その時の顔のなんと間抜けなこと。

そもそも、何故ながら歩きをしている人に対して、前を向き周りを見ながら普通に歩く私が、配慮しなければならないのか。

イレギュラーな事をしているのは、ながら歩きをしている方だという考えは、おかしいのか。

ながら歩きはぜひ、私有地のみで行っていただきたい。

出来る事なら歩きスマホをするその人の顔面にに、スマホごと掌底を打ち込みたい気分だ。

2020-07-27

ブコメが絶賛していたので読んだが

anond:20200726200159

重箱

エクスクラメーション連続とか、「鬼のような速さで」とか普通にチープだった。

他にも「クソッ!」という気持ち地の文表現できていない。

「というか正直にいえば~できごとだと思っていた」

付近に至っては句点を挟んだほうがいい。テンポが崩れている。

これでテンポが良いというブコメには目を疑う。

ヒラく部分もくどい。

普通に漢字にしたほうが印象は良い。

もっともここは好みの問題もある。

「①」などの記号をいきなり小説文体に出すのは奇妙だし、本来使うべきではない。

以上、特に守るべきは文節のリズムのみ。あとは、まさに重箱。

構成

昔を思い出す自分と中程の本文、そしてまた現在へ、というオーソドクスな三幕構成

実話と想定する場合、全項が繋がっていないのは別段問題はない。

ただし創作なら冒頭と終わりに中間段落意味が含まれていないため、うまいとは言えなくなる。

以前のラズベリーの人に似た構成力でしかなく、実際同じ人ではないか、という勘ぐりが脳裏をよぎる。

欲を言えば三段の項のバランスが整ってないので整えたほうがいい。

序文と終盤のみ短文というやり方は大変映像作品的な考え方。

メッセージ性はほぼない。

あるとすればベンツへの犯罪も含めた来客の賑やかさと、現在の侘しさの対比か。

しかしそれがやたらうまいとも思えない。転調が効いてないから。

元増田へのブコメ

普通におかしいんじゃないのか?

ここのブコメ

余裕のない文章に本物感を見た。いよいよ増田にも新しい風が吹き始めた

元増田を余裕とする神経がちょっと変ですよ。

あれは詰められてないだけです。

パスしてたけどこれ見て原文読んだわ、サンキューテンポがあそこだけ違うのは心の中の澱がべトーっとしてるのを表現できてるし、むかしの女子高生なら当時の比較表現で「鬼」使うしおれは"加点ポイント"だった。

なるほど。「鬼」は携帯小説作者世代なら少しは……。

ただ、こればっかりは元増田に聞いてみなきゃわからないですね。

コギャル設定はないようですし。

元のやつに「『ひとりぶんの食事』を作ろうとして思い出したのに導入部で水ようかん食ってる齟齬だけは気になる。」とブコメしたんだけどそこどう思う?自分はい増田と思ったから、なお惜しいなと思うんだけど。

ここは時間経過した、という行間を読めばよいのだと思いますが、だとすれば多少進行が映像作品的ですよね。

すごくおかしくはありませんが、水ようかん過去回想を比喩で結ぶとかっこよいかな、くらいは思います

私もブコメほど感心しなかったのですけど、私はむしろ技巧に走らずもっと素朴に書いたほうが面白かったんじゃないのという立場です

面白かったけどこれを至上と言われると違和感ある。もっと下らなく面白文章はたくさんある。

そうです。あまりにも大げさに褒められると、逆にそうでもないポイントが見えたりしますよね。

一方、この文章もやはり元増田への興味を引くことになっています

極端なマイナス評価に見えるからでしょう。

“重箱エクスクラメーション” 椎名林檎みがある

閃光少女ですか。これはまあ、ザ・重箱ですね。

重箱というか増田ブコメ名物揚げ足取りというか。

重箱の隅を重箱と略したり『普通にチープ』とか、他人文章の正しさを指摘するにしては微妙言葉遣いだと思った。件の増田評価はしていないが。

予測済みでした。この内容が小説風なら指摘はそれで良いと思います

インターネッツ評価(の絶対値)がインフレしがち問題」のあらわれという気がする。玉石混交(石多め)の増田文章としては面白い部類な一方で、大絶賛のブコメを読んでからだと、言うほどか?ってなりそう

そう思います意見に対する違和感はないです。

私は増田愛敬を求めてしまうので、あんまり技巧派が増えるとそれはそれで寂しい。

トラバにも「場所に応じて」と書きましたが、これがすべてを物語ってるとは思います

一旦ここで全レスを止めます。せいぜい5ブクマで終わると思ってたので。

自分の中で結論は出ました。

化粧品CM男女差別直感

https://m.youtube.com/watch?v=C86Sgcke5YI

半沢直樹の途中で挿入されたカネボウCM、化粧の自己表現手段の側面と文化的な側面を凄く美しく評判している。映像作品としても綺麗で素晴らしいCMだと思う。

だけど文化として捉えてる割には男性が化粧する機会、民族抜粋をあえて避けているようだ。

モデルダンサーをはじめとして現代では男性が美しくなるために化粧をすることは社会に受け入れられている。さらLGBT考慮すると、このCM性別によるステレオタイプを無くそうとする個性主義的な時代の流れに逆行している。

自分は近年の個性主義男女平等の風潮はいいことだと思っているし、身体的な特徴、能力以外の部分で男女の区別をすることは無くなるべきと思ってた。

自分思想的には、今回のCMにも男性が化粧をするシーンが挿入されるべきだと思うんだよ。化粧の意味再確認するというテーマがある、このCMにこそ男性の化粧を映すべきただ思うくらいだ。

だけど女性だけのCMのままの方がかっこいいと思うんだよね。男の化粧が気持ち悪いって訳じゃないんだけど、化粧を女性シンボルとして捉えた映像の方が心が揺さぶれる気がする。直感だけど。

この感覚自分の中では男女差別のものなんだよ。自分思想自分直感に反するものだと認識した衝撃がすごい。なんか自分の弱さすら感じて悔しさすら出てきてしまった。

この思考経験は記録しなければならない。

2020-07-24

最近イエローハットテレビCMを見ていて気づいたのは

CMに入る前の映像と何か関連がある画作りになっていることがちょいちょいあるということ

その映像作品の放送一回限りのためにわざわざCMをそれに合わせて作っているんだろうか

2020-07-19

マスクしてない人よりも、ずっと前から歩きスマホの人が怖い。

歩きスマホをしている人が怖い。

スマホのだけではない、所謂、ながら歩きをしている人が怖い。

何故、人が行き交う街中でそんなことができるのか。

常時、TwitterInstagramを見ていないと落ち着かないのか。

歩いている時間を費やさないと、映像作品も観れないのか。

挙句スマホやそれ以外のゲームをしながら歩く、子供までいる。

そして、大概そう言う人は、耳もイヤホンで塞がっている。

なので、こちらが何を言おうが聞かない。効かない。

最近多くなってきた、駅や街中のアナウンス歩きスマホ(ながら歩き)は他のお客様のご迷惑になるので、おやめください」等も聞こえない。

耳が塞がっているから、自分の声を調節できずに大声で文句を言う。

街中でいきなり大声を出すその姿、側から見たら気違い以外の何でもないんですよね。滑稽。

関わりたくないから、こちらで歩きスマホの人を避けようとして進路を変えると、高確率で同じ方向に避けて歩いてくる。磁石か?

手段を変えて、数メートル手前で立ち止まってみる。これは中々効くようで、後2・3歩という所で、はっとして立ち止まる。その時の顔のなんと間抜けなこと。

そもそも、何故ながら歩きをしている人に対して、前を向き周りを見ながら普通に歩く私が、配慮しなければならないのか。

イレギュラーな事をしているのは、ながら歩きをしている方だという考えは、おかしいのか。

ながら歩きはぜひ、私有地のみで行っていただきたい。

出来る事なら歩きスマホをするその人の顔面にに、スマホごと掌底を打ち込みたい気分だ。

2020-07-18

最近深夜アニメって深夜アニメじゃねえよな

普通アニメか、ちょっとエッチ普通アニメか、めちゃエッチ普通アニメって感じ?

深夜だからこそのアニメがないよね。

深夜ドラマも一昔前と比べて挑戦的じゃないよね。

ニッチ向け、反社会的子供に見せるべきじゃない、子供に見せても楽しめない、そういう作品が無くなった。

そもそも最近映像作品はどれも無教養に偏っていってる。

おかしいなあ。

2020-07-17

私はDオタを名乗らない

はじめに:

これはあくま個人独り言、考えです。何かあってもマジにならないでください。

私はディズニーが好きだ。

映画好きだ、短編好きだ、ゲーム好きだ、パークが好きだ、音楽好きだ、キャラクター好きだ、歴史が好きだ。

好きが高じて知識もかなりある

(パークならば、ピノキオアトラクション日本世界最初にできているとか、TDR富士山の麓にできる可能性があったとか)

しかし、私はDオタを名乗ることは無いだろう。

その理由をここに書き残しておく。

ディズニーオタク=パークオタクイメージがあるからだ。

ディズニーは巨大なコミュニティのようなものだと思う。原作となる映像作品(映画短編ドラマなどTV作品)が中心にあり、そこからミュージカルゲームコンサート、パークなどが派生する。

から本来なら「Disney」と名がつくものはどれであれディズニーであり、それらを一部でも愛する者はディズニーオタク(以下Dオタ)と認定しても良いと私は思っている。

しか現実はそうではなく、Dオタと言えばパークを愛する者に限られているように感じる。

Dオタを名乗るには年間パスポート必須条件だったりするようだ。(内部に行けばさらに細分化されそうだ)

私は年間パスポートは持っていない。時間金銭面が不十分であるし、何より何度も行けるのが当たり前になってしまうと、ディズニーに来たという特別感が損なわれる気がしてしまうのだ。

ショーやイベントキャラクターグリーティングにそこまで大きな興味がわかないのもあるかもしれない。

よって私は年パスを持たない。

パスを持つDオタでも、原作映像作未履修でショーなどの展開から原作を知った気になっている人もいた(アニメ映画版「美女と野獣」のガストンの死因が間違っていた)。たまたま始まったショーを見ていたらうっかり前の人と少しぶつかってしまい、こちらが謝る前に大きく舌打ちをされた経験もある。関連ゲームファンを傍から見れば過剰と思えるほどに忌み嫌う人もいた(何がきっかけであれ、ディズニーの良さを知ってくれれば良しというのが私の考え。もちろん最低限のマナーを守るのは前提条件)。季節限定品の高額転売行為を働く者もいるだろう(メルカリなどを見るといないわけがない)。

彼らを見ると、正直同じに見られたくない。そんな気持ちもある。

そんなわけで私はディズニー知識豊富にあるオタクであると自負しているが、Dオタを名乗ることはないだろう。

ならば何を名乗るべきか?

ディズニー好き」だろう。

2020-07-16

映像作品、じゃなくてもだけど 特に原作脚本監督が違うみたいなやつ

漫画が実写とか小説映像化とかだと特に表現をそれぞれの媒体に落とし込んだ上で既定の時間に納めないといけなくて大変だろうなと思う

技術問題等で忠実に再現できないことだってあるしセリフや構図や展開をただ原作に忠実にしてもテンポが悪かったら台無しだし、改変してよくなることも最悪になることもある

原作が好みでなかったり長かったりしても脚本はどうにかまとめないといけないし、監督はどんな脚本がきても映像を撮らなきゃいけないし、原作映像スタッフを信じるしかない

2020-07-14

今更ガンダムNTを見たけど

ユニコーンガンダムには3号機があった!とかシナンジュには2号機があった!ネオジオングは2機あった!νガンダムには試作機があった!とか、こんなパターンがありなら無限に作れるじゃん

ファンが受け入れられるかどうかはともかく「アムロシャアは生きていた!」「νガンダムは回収されていた!」「アムロシャアには子供がいた!」「カミーユとかジュドーとかヤザン歴史の裏で戦っていた!」「バナージとミネバのその後」「アルとかシンタとクムとかのその後」とかなんでも作れるじゃん

こんな宇宙世紀の隙間を埋めていくだけの番外編を、F91時代に追いつくまで作り続けるのか?(もしくはいずれTVアニメ版かリメイクF91を作るつもり?)

そもそも逆襲のシャアからF91時代まで「大きな戦乱も無く平和世界が続いた」って基本設定はどうなった?いつまでジオン残党を連邦軍ボコる話を続けるつもりなんだよ

だいたいガンダムUCが売れたのだって宇宙世紀一年戦争の縛りから脱して「逆襲のシャアのその後」という(映像作品では)目新しい設定が受けたんだろうけど、結局また逆襲のシャア周辺の掘り下げと隙間埋めを連発するんじゃいつか飽きられるっつーの

個人的に一番やべーなこれと思ったのが「Twilight AXIS」で、宇宙世紀ガンダムなら何でも見るおじさんが見ても全然面白くなくてなんでこれを映像化しようと思ったのか謎なくらいつまらなかったぞ

これが「UC NexT 0100」だとしたら絶望だろ。サンライズバンダイコロニー落とす(犯罪予告

anond:20200714141531

映像作品だと医者になって無事に生きてるらしい

女も男もそれ以外もオタク非オタクも読んでいってくれないか

連日、オタク女子増田ばかりがホッテントリに上がってうんざりしているところ申し訳ない。

オタク女子に関する話ではあるが、非オタクや男性意見も聞いてみたいので、良ければ読んでいってくれないだろうか。

発散ばかりで収束の気配もない、スタートもゴールも見つけられない私の話だ。

元々、同人誌即売会に数えるほどしか参加したことのない、爪先つっこんだ程度のオタク女だ。仕事子育てが一段落してちょっとばかしオタク女の世界に戻ってみた。唖然とした。


モブレとは、モブ(顔なし名前なし)キャラクターによるレイプのことである

体調不良ネタとは、キャラクター過呼吸嘔吐したりするのを楽しむジャンルである

オメガバースは…まあ話せば長くなるが性差別を美しく哀しく手軽に内在化した舞台装置である認識している。

がっつり挿入を伴うR18表現は鍵をかけても、これらは問題なしとして小中高生たちがキャッキャ騒いで、当たり前のようにネタとして消費してて、それがどうにも気持ち悪いというお気持ち表明をまずしておく。

男性向け作品は昔からレイプもの愛好者はそれなりにいたよね。モブかどうかはさておき、あえて汚いおっさん美少女を犯すシチュエーション定番ちゃ定番だ。それを批判したいとか微塵も思っちゃいない。公開する場所と人を選べばそんなの自由だ。女性向け作品の中にそういった傾向を匂わす作品が増えてきたことは「女性が性欲を持つのははしたない」とする風潮が薄れて男女の非対称性が薄れたという意味では歓迎してよい一面もあるかもしれない。それと、上記のように倫理的に正しくないとされる創作ゾーニングさえされれば楽しむ権利はあるべきだと私は思っている。男性向けは最初からネット上はともかく書籍映像作品ゾーニングが整っている部分もあるよね。女性向けも早くそこに追いつきたいね

男の子小学校中学年にもなればエロに興味を持ち出すころかと思うが、男の子をお持ちの男性のみなさんは何歳くらいからどんな作風なら触れてもいいかなみたいな漠然とした指標があるのだろうか。とらぶるならいいよ、とか、どんな性的嗜好だろうがフィクションフィクションって割り切れるから自由にさせとけとか。

誰も傷つけない表現など存在しない。一家団欒で食卓を囲む描写さえ誰かを傷つける可能性がある。機能不全家族で育った人とか。一方で「豪雨による被害が続いている中で、七夕の星空を見上げてイチャイチャするネタ投稿するのためらうよね」と言う人たちもいる。ポリティカル・コレクトネスフェミニズムという単語概念うんざりしている人たちもたくさんいる。ああ、まとまりがなくて申し訳ない。

どれか一つだけでどうにかできる問題じゃない。全部必要バランスよくやろうよ。

「うるせえ自由創作させろ」ってさあ…ねえ、まだ十数年しか人間社会を知らない子たちがそれを見てるんだよ。

センシティブな話をまるで少女漫画定番展開みたいに消費してるんだよ。やめてくれよ。

人は変えられないか自分が変われって、この場合どのように適用すればいい?

はいはいお気持ちって言われたら、うん確かにお気持ちだね。ごめんなさいお気持ちです。

やっぱり女うぜえって思った人、ごめんね。うざくない女もたくさんいるよ。

どこを起点に、どこを目指して行けばいい?

これ読むといいよ!って文献とかあったらおしえてください。

2020-07-07

追記作品の出来が良いと思う事とその作品の事が大好きかどうかは実は関係ないのかも?という話

機動戦士ガンダム00」という作品がある

2007年から放送された、TVガンダムシリーズの中で初めてのハイビジョン制作・一期と二期の分割放送など新たな試みが取り入れられた、完結から10年経つ今でも高い人気を誇る作品である

僕はこの作品を初めて見た時、本当に驚いてしまった。「TVシリーズなのにこの作画の良さはどうなってるんだ!?最近アニメクオリティ高いって聞いてたけど劇場版OVAでもないTV作品でもこんな凄いのか!?」ともう興奮した。

西暦2307年地球上の国家は大きく三つの超大国家群に別れて終わりの見えない争いを続けていた。そんな不安定の情勢の中、突如機動兵器ガンダムを所有する私設武装組織「ソレスタル・ビーイング」が現れる。彼らは世界から戦争行為を根絶するためにどのような理由があろうとも全ての戦争行為に対して武力による介入を行うと宣言した。何だこの掴みは!?こんなガンダム見た事が無いぞ!世界各地で戦うガンダムから始まる1話はWっぽいかな?

今でこそもうそういう物だ、と認識しているけど主人公名前が「刹那・F・セイエイ」でその口癖が「俺がガンダムだ…」などともう序盤からインパクトが凄かった。主人公達以外も模擬戦男「パトリック・コーラサワー」、口から名言が飛び出す男「グラハム・エーカー」、ところがぎっちょん「アリー・アル・サーシェス」など、視聴前から存在だけは知っていた愛すべき敵役キャラクターも次々と出てきた。序盤からこんなに印象的な敵役がどんどん出てくるガンダムは中々無いと思う。

また、当時僕は活躍されている声優さんについても疎かったので、出演されている人達も「あ、ガンダム00に出ていた人だ!」という感じで覚えていた。宮野さん、神谷さん、吉野さん、中村さん、浜田さん。皆僕にとっては「00の人」だ。

作画が良い、キャラクター個性的。これに加えて音楽まで良いんだから堪らない。あの川井憲次氏だ!特徴的なコーラスは一度聴いたら忘れられない。僕が川井さんの曲を聞いたのは00が初めてだったのでやっぱり「00の人」だ。

他にもMSパイロットヘルメットを被ると音がこもったり、動力から漏れ出る特殊な粒子が慣性重力作用するガンダムタイプは同じMS兵器でも三代国家群の機体と挙動が全く異なるなど、細かい所にも力が入っていた。

トランザムというパワーアップも良かった。機体色が赤く変化し、残像が残るほどの高速戦闘可能になる機体の性能を三倍に引き上げるド派手なシステムだ。赤くて三倍…シャア専用?3倍界王拳?V-MAXオマージュですよ。

大分後になってトランザムスライドで誤魔化してるだけだという意見も聞いたがそれがどうした!動いてカッコイからそれで良いのだ!それにスライドじゃなく普通に動いてる戦闘シーンも多いのだから問題ない!発想の勝利だ!

ちなみに僕は一期のキャラだと人革連の強化人間こと超兵1号「ソーマ・ピーリス」というキャラが好きだった。ガンダムマイスターアレルヤとの因縁や、上司であるセルゲイ大佐との触れ合いなど、色々と先が気になるキャラクターだった。

一期の物語は三大陣営連帯に生まれ国連軍によりソレスタルビーイングの実働部隊プトレマイオスチームが壊滅し、その国連地球連邦政府名前を変えた数年後の世界舞台に続編を匂わせる形で一旦終了する。

という訳で一期を見終え二期も見た。UVERworldの 『儚くも永久のカナシ』、良い曲だ…もうOPからこれは凄い!と惹き込まれた。やっぱりこれが僕の初UVERworldだったので、僕にとっては『00の儚くも永久のカナシ人達』だ。

二期では遂に満を持して作品タイトルを機体名に冠する「ダブルオーガンダム」が登場し、一期でソレスタルビーイング技術流出した影響でMSの性能が格段に向上した世界で一期より激しい戦いが繰り広げられる事となった。

僕も実際に見てこのガンダムは凄い!と思ったが、やはりリアルタイムで見ていた人達から評価もとても高く絶大な人気があったらしい。F91から19年ぶりに“ガンダム”完全新作映画が00の続編として製作され、人気を博した。

スロー再生でも目が追いつかない程超高速でありながらみっちりと描き込まれ戦闘シーンや、映像作品では初となる地球生命の登場など、19年ぶりの完全新作劇場版というファンの期待にも負けない非常に濃いガンダムだった。

そしてその劇場版から10年経った現在、40年以上続くガンダムシリーズで00は初めて舞台化された作品になり、ガンダムマイスターとしてソレスタルビーイングに加入したグラハムが主演の続編が製作される事も既に決定している。

アナザーガンダムでありながらガンダムシリーズ初のTV版の続編としてOVA作品が作られたWの人気も凄いと思っていたけど、00も凄い。ガンダムWとガンダム00はゲーム作品で共演した時も濃密にクロスオーバーする事が多いらしい。

正直な話、僕はこの作品欠点があまり思い付かない。強いて言うなら一期で登場した一部のキャラ達が二期で退場する際に「え、そんなあっさり?」と思ったくらいで、全体的に非常にクオリティの高い作品だったと思っている。

主観的に見ても客観的に見ても非常に評価が高い、この「機動戦士ガンダム00」という作品。ここからが本題なんだけど…僕はこの作品が大好きか?と考えると案外そうでもない。嫌いではないし好きな方ではあると思うけど。

これは作品の美点欠点の話じゃなくてあくまで僕の好き嫌いの話だけど、僕はこのガンダム00という作品ソレスタルビーイングという組織最後に壊滅してしまう物だと思っていた。武力介入の際に、目の前の武装勢力駆逐より人命救助を優先してしまう心優しきガンダムマイスターアレルヤ・ハプティズム」というキャラクターが居た。彼はガンダムマイスターとして初めて民族紛争には武力介入し人革連の基地へ爆撃した際自分を指し「稀代の殺人者」という言葉を使った。家族自爆テロで失った過去を持つガンダムマイスターロックオン・ストラトス」はその自爆テロ計画である傭兵サーシェスにお前も同類テロリストだ、と煽られた際に「咎は受けるさ」と言い、戦いの果てに亡くなった。

ソレスタルビーイングメカニックイアン・ヴァスティ」は自分達は犯罪者であり、戦争をなくしてから罰を受けると言った。これは最終的にソレスタルビーイングは今度こそ本当に壊滅してしまうのだろうな…と薄々僕は思っていた。

二期のラストでかつて憧れた存在であり、自分を拾ってくれたある意味恩人でもある相手を激戦の末倒した刹那は、「自分達は武力行使してでも抑止力となって生きる」「存在し続けなければいけない。未来のために」と決意する。

僕がこの最終話を見た時には「00は劇場版もやる」という話は既に出ていたので「そうか、今度こそそっちで完結するんだな」と思った。というか逆に「00というガンダム劇場版が今度公開される」と聞いてTV版を見ていたんだろうか?

劇場版00が公開されてから1年以上経ってようやく僕は視聴出来た。新型主役機クアンタや金属生命体ELSの話は事前に聞いていたのでとてもワクワクしていた。もう凄かった!ただでさえ高品質だった作画劇場版クオリティだ!

最後はELSとの最終決戦から50年後、離れ離れだった刹那作品ヒロインマリナ・イスマイール姫」がイッツタイムナウしてやっと出逢えたところで終わる。若イオリアとE・A・レイはおまけというか00の前日譚みたいな物だから置いておく。

ソレスタルビーイング特に壊滅しなかった。劇場版00の公式ガイドブックに収録されている水島監督脚本黒田さんの対談によると「劇場版が決まらなかったらTV版には別のルートもあった」「劇場版監督が目指したAルートでBルートもあった。どちらも描いている事に大きな差はないけど、死ぬ人がいた」「25話を見直したけど、冷静になってみると、マイスターが死んでもきれいに収まる」との事なので、本来ならマイスターが死亡する筈だったのかな?と思った。

TV版の一期から劇場版まで3年以上作品応援し続けた作品ファンの事を思うとそれはあんまりな気もする。ただ僕個人の好みからすると、00は作中で匂わされていたソレスタルビーイング壊滅オチの方が好みだったかもしれない。

ここまで書いて、僕は「00の事が大好きではない」と言いながらやっぱりそれはそれで好きなような気がしてきた。「大好き」でないだけで、実は結構気に入っているんだろうか。色々と言いたい事はあっても、やっぱり好きなのかもしれない。

最近公式配信される機会があったのでまた一期を少し見返した。今のアニメに慣れた目線から見ると作画に関しては思い出補正がかかっていたな、と思ったがキャラクター音楽の魅力は変わらなかった。何と13年も前の作品だ。

機動戦士ガンダムが40年以上愛されたように、機動戦士ガンダム00もこれから長い間愛される作品になると思う。これからも僕は「00の事がそれなりに好きなつもり」のファンとして00が好きな人達と関わって行けたら良いな、と思った。

追記

勢いで書き上げたけど、00が好きな理由は書いても00の事が大好きではない理由殆ど書いていない事が分かった。壊滅すると思っていたソレスタルビーイング物語ラストまで普通に健在だった、というのは間違いなくあると思う。

僕がこの作品の中で好きになったキャラクター達があまり良い結末を迎えられなかったり、僕が思っていたのと違う方向に行ってしまった事が「それなりに好き」でも「大好き」ではない大きな理由だと思う。メカニック戦闘文句無し。

アンドレイ・スミルノフというキャラクターが居た。ソーマの上官セルゲイ大佐の実の息子であり、幼い頃に軍人であった父セルゲイ作戦中に母を戦死させてしまった事で父を恨み、また父であるセルゲイアンドレイと向き合う事を恐れたため10年以上父と疎遠であったという、一体どこの富野主人公だ?という青年である声優さんブレンパワードで伊佐未勇を演じた白鳥哲さんだし、00の中でも富野チックなキャラクターだと思う。グラハム台詞富野っぽいかな。

幼い頃に母を亡くし、また父ともろくに顔も合わせないという親をやってくれる人が居ない環境アンドレイは育った。彼が父であるセルゲイ・スミルノフと顔を合わせたのは、両親と同じ軍人としての道を歩み、現在父が暮らす士官用宿舎に超兵ソーマ・ピーリス中尉招聘に訪れた時だった。そこで彼が見たのは、自分と近い年頃の女相手にまるで父親のように振る舞う実父の姿で…これ、ブレンパワードの勇なら「父親ごっこはやめろー!」って叫んでいたと思う。

セルゲイ大佐軍人として素晴らしい人物で、ソーマにとっても良き上官であり、身寄りのない少女の身元を引き取り人間らしい生活を取り戻させてあげた本当に良い人だと思う。実際視聴者からの人気も高かったし、僕も好きだ。

ただ実の息子とは言葉も交わさず何も父親らしい事をしなかったのに、赤の他人にまるで本当の父親のように愛情を注いだのは…実子に親らしい事をしてあげられなかった代償行為だと思うんだけど…貴方は何をやってんです!?

大佐がそうやってソーマと疑似的に親子関係を築く事で親心を満たしていた数年間も実の子供は親の愛情に飢えていた訳で…セルゲイ大佐の事は好きだけどアンドレイに恨まれても仕方がない、と思う。大半の人は恨むと思う。

その後、セルゲイ大佐は長年の親友地球連邦政府に対しクーデターを起こし、大佐自身もそのクーデターに関与していたと思われた事から実の息子であるアンドレイ殺害された。大佐自身クーデター肯定しなかったが、連邦軍人として食い止めようと友人へ何かをした訳では無い中立的立ち位置だったので、人によっては消極的肯定していたと思われても仕方がない状況だったと思う。アンドレイセルゲイ大佐クーデターに関与していたと判断した。

その後、アンドレイは二期の最終決戦でソレスタルビーイング対峙し、宙域に撒かれたGN粒子の作用もありセルゲイ大佐と疑似的な親子関係を築いていたソーマ・ピーリス本名マリー・パーファシー)と対話する。そこで彼は「父は何も言ってくれなかった、言い訳も、謝罪も、僕の気持ちなんて知ろうともしなかった」と悲痛な胸の内を明かした。父親が本当は自分を思っていたと聞いて「言ってくれなきゃ何も分からないじゃないか」と彼は子供のように泣いた。

…声は伊佐未勇だけどエピソードは同じ作品に出てくるジョナサン・グレーンみたいだ。間違いなく00で僕の一番好きなキャラクターだと断言出来る。富野作品なら主人公ライバルかどっちにしてもメインキャラクターになれてたかも。

そんな彼だけど、昔は00のファンから嫌われていた…ような気がする。人気キャラであるセルゲイ大佐を殺したのもそうだけど、その動機一方的逆恨みだと思われたのかな。僕は擦れ違いの原因は親である大佐側だと思っている。

それと一期からインキャラである沙慈・クロスロード婚約者であったルイス・ハレヴィに横恋慕していたのもあると思う。沙慈とルイスは何年も離れ離れなのに、アンドレイは上官と部下の関係ルイスと近い距離に居たからかな…。

そんな彼も劇場版00で行われた地球生命体「ELS」との最終決戦で戦死を遂げる。その彼の最期を見て「号泣した」「二期では嫌いだったけど劇場版で好きになった」「何度見ても涙腺が緩む」という人も大勢居たらしい。

僕はアンドレイが好きなので出来れば彼には生きていてほしかった、と思った。劇場版で死んだのも00ファンに嫌われていたから…と考えるのは邪推だとも思う。00ファンに高い人気を誇ったグラハムだって劇場版で一度死んだんだから

余談ではあるけど、グラハムもELSとの最終決戦において肉体的には完全に死亡したけど、続編では疑似的な蘇生果たしている。ならアンドレイも…と思わないではないけど無理だろうな、と分かっている。そこまでの人気が無いから。

ここまでアンドレイについて書いていて思ったけど、やっぱり僕は00の事が好きなんじゃないだろうか…?アンドレイというキャラが好みのドストライクなので、そのアンドレイを生み出してくれた00という作品の事もやっぱり好きなんだろうな。

追記2】も書きたかったんですが、文字数制限に引っかかってしまいました。こんなにこの作品について語りたい事があるとは思わなかった…ような気もしているけど、ひょっとして人間普段考えている事を文章にするとそれくらいの文字数になってしまうのかな…と思った。機動戦士ガンダムシリーズはとても好きな作品なので、00についてもまた機会があれば日記に書きたいです。4クール劇場版に加えて外伝や裏設定など、本当に幾らでも語る事があるなあ、00。

機動戦士ガンダム00について書いていて改めて思ったんですが、やっぱりこの作品はとても面白いです。面白いと思うし、「かなり好きだ」とも思うから、どうしても引っかかる所があるのかな…。書き出す内に好きになってきた気がする…。

2020-07-06

作品に不満がある事とその作品アンチである事はイコールではないんだよ!という話

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズという作品がある

2015年に一期が始まり2017年に分割で放送された二期が完結した、まあ色々と賛否両論作品放送終了から3年経った今でも話題になる事が多いタイトルである

正直に言うと僕はこの作品の一期が好きではなかった。主人公三日月・オーガスを始めとした主役組織鉄華団の面々が好きではなく、逆に悪役である治安維持組織ギャラルホルンの側に肩入れしていたのが原因だと思う。

三日月はそれまでのガンダムにも中々居ない割り切ったドライ性格で、敵兵士を無表情で射殺する、初対面の相手絞殺しかける、戦う事への迷いや敵への容赦が殆ど無いガンダムには比較的珍しいタイプ主人公だった。

鉄血のオルフェンズの一期はその三日月くんの所属する民間軍事組織鉄華団」が、地球植民地である火星貧困問題解決を求めるクーデリお嬢様貿易交渉のために地球に送り届けるための護衛を務める話だったのだが、

鉄華団保有するMS三機と、彼らの後ろ盾である木星圏のマフィアテイワズから派遣してもらったMS二機を合わせた計MS五機の戦力で、ギャラルホルンを統べる七大氏族の一人「イズナリオ・ファリド公」が動かせる私兵と、地球軌道上に接近した勢力から地球防衛する艦隊地球外縁軌道統制統合艦隊から差し向けられたMS撃退し、ついにクーデリアを火星分割統治する地球経済圏の一つ「アーブラウ」へ無事送り届ける事に成功する。

それは良い。00のように一度主役達が敗れてからまた再結成、という展開にでもならないと主役組織物語半ばで体制に敗れて壊滅する展開なんて中々描けない。負けてたまるか、と鉄華団少年達は大人達に勝利した。

気になるのは、鉄華団のような極小規模な武装組織が、あの世界における唯一の軍隊であるギャラルホルンに正面から戦いを仕掛け、勝利するにしてもそのために払った犠牲が戦いの規模に割にあまりにも少ない気がする事だった。

地球外縁軌道統制統合艦隊との戦いで鉄華団組織の古株であり参謀を務めていたビスケット・グリフォンを失った。名もない多くの団員達も戦いの中で散った。だが、作中で鉄華団勝利と引き換えに失った物はそれだけ。

最後まで戦い抜いた五機のMSパイロットも、鉄華団所属する名前のある団員も、ビスケット一人を除いて誰一人として失われなかった。最終回もグッドエンドのような流れだったし、一期は完全勝利だったと考えても良いと思う。

ギャラルホルン鉄華団との戦いに投入された多くの兵士の命と、七大氏族党首が一人、七大氏族の後継ぎが一人、そして300年間揺らぐ事が無かった治安維持組織としての面子を失った。

アイン・ダルトンという一人の兵士が居た。彼は恩人と慕っていた上司三日月殺害され、その怨恨から鉄華団との戦いに志願し、戦いの中で半身を失った。その後非人道的処置を受け、MSと完全に融合した異形の姿で蘇る。

そして最後の敵として三日月の前に立ち塞がるのだが…彼の活躍は思ったよりしょっぱい。瞬く間に鉄華団MSを三機倒し衝撃的な登場を果たした…かと思いきや、その撃墜したMSパイロット怪我を負っただけで無事だった。

アイン主人公三日月を上回る圧倒的な反応速度で主役機ガンダムバルバトスを苦戦させるのだが、彼がバルバトスに与えた損傷は片方のアンテナを折った事くらいだった。バルバトスが追加装甲を付けていたとはいえ、辛い。

逆に彼は機体の性能でもパイロット反応速度でも勝っていた筈の三日月親友オルガ・イツカの激励により本領を発揮した途端に圧倒され、辞世言葉を言い切る間もなくコクピットを潰されて今度こそ本当に死んでしまった。

鉄華団は主役だから勝つにしても、これではあまりに双方の戦果被害に差がありすぎじゃないか?と僕は思った。勿論これを言うと、鉄華団勝利を喜んでいたファンから作品アンチ扱いされた。水を差してるから仕方ないけど。

こういう事があって僕は正直鉄血のオルフェンズに良い印象を持っていなかったし、嫌いになってもいたけど、そういう気持ちを吐き出せる場所もなかった。僕のこの作品評価が変わったのは半年後の二期が始まってからだった。

鉄血のオルフェンズ二期の舞台は一期から2年後。鉄華団という小規模な武装勢力MSという戦力を有効に扱い、ギャラルホルンという巨大な組織に土をつけた事で社会情勢に様々な変化が訪れた世界だった

鉄華団活躍により少年兵とMS有用性が広まり人身売買は益々横行し、MSを所有する犯罪組織も増えた。一応秩序の番人であった治安維持組織権威が地に落ちた結果、各地で犯罪行為暴動も増える事になった。

火星経済的に一期より少し豊かになり、鉄華団テイワズ正式な直系組織として認められ急速に組織の規模を拡大。アーブラウ代表と強い繋がりを持つ事で地球支部設立し、順風満帆会社経営は進んでいた。

組織が大きくなった弊害として同じ組織の先輩に睨まれたり、政争を繰り広げる偉い人達に目を付けられて敵視されたり利用されたり、組織が請け負える以上の規模の仕事を受けてしまって会社経営が傾いてしまうんだけど

僕は二期のこういう展開が「ああ、本当にありそう…」と思えて大好きである。一期が若者達の夢のある栄光物語だとすると、二期は現実は辛い所を見せられる転落の物語なんだろうか?栄光と転落は大体セットだけど。

結局鉄華団ギャラルホルン内の権力闘争に巻き込まれ地球支部経営に失敗し、テイワズのNo.2に睨まれた結果組織を追い出され後ろ盾を失い、失脚したイズナリオ公に変わりファリド家を継いだ「マクギリス・ファリド准将」に肩入れし、ギャラルホルンでも最大最強の戦力を誇る大規模艦隊「月外縁軌道統合艦隊アリアンロッド」と矛を交えた結果大敗し、組織No.1とNo.2であったオルガと三日月が死亡した事で壊滅してしまった。

この二期を通してじわじわじわじわと一期で鉄華団が積み重ねた成功が崩れていく様は本当に凄いと思う。成功物語ならよくあるけど、その成功から破滅を描いたアニメあんまり見ない…無い事も無いんだろうけど、多分少ない。

主人公が敗北し、死亡する所まで描いた長編ガンダム閃光のハサウェイ以来じゃないだろうか。パラレルが有りならファーストとゼータも小説版では…だけど、映像作品TVシリーズでは間違いなくこれが初めてだと思う。

僕はこの二期の顛末にとても興奮した。完全勝利すぎて好きじゃないな…と思っていた一期の結末が、二期のこの完全敗北な結末に至るまでの逆算から描かれた物だったのだ、と勝手に思った。成功した人間はいつか破滅する。

ところが、一期の結末を大絶賛していた人達はこの結末を「雑すぎる」などと批判する。二期の結末が好きな僕が一期の結末が気に入らなかったように、一期の結末が好きだった人達は二期の結末が気に入らないようだった。

「鉄血は一期は良かったが、二期は…」という人もよく見かけるけど、じゃあ何故貴方達は一期でシノやラフタやアジーさんが不自然に生き残った事には文句を言わなかったんですか?と言いたくなる。言ったら喧嘩になるけど。

僕は鉄血のオルフェンズの一期に色々と不満があり嫌いだったけど二期で好きになった。逆に二期に色々と不満があって嫌いになったけど今でも一期は好きな人もきっと居る。どちらもこの作品が好きだった事に変わりはないと思う。

完結してから3年経って好きな気持ちも嫌いな気持ちもも大分薄れていた気がしたけど、結構作品について書いてしまった。悪く言われている所を嫌な気持ちになるし、きっと僕は今でもこの作品の事を好きなんだろうな。

鉄血のオルフェンズ次回作であるビルドダイバーズとその続編リライズは今のところ特に内容で荒れる事は無く、平和に語られている。逆にこの作品は今でも最新作であるかのように叩かれているし、話題に挙がるとよく荒れる。

この作品話題が荒れる事で人が集まって新作の話題で荒れる事が少なくなるのなら、それはそれで良い事なのかもしれないな、と思った。今でも叩かれてるのを見るとつらいけど、きっといつかは落ち着いて語れる日が来ると良いな。

追記

僕は鉄華団の面々が好きでなくギャラルホルンに肩入れしていたので一期は好きではなかった、と言ったけれど鉄華団に好きなキャラクターが居なかった訳では無い。パイロットなら天才肌のミカより努力家の明弘の方が好きだったかな?

テイワズから鉄華団監査役として派遣された「メリビット・ステープルトン」という医術の心得のあるキャラクターが僕は好きだった。少しオルガと良い雰囲気になっていた?ような気もするけど、二期を見る分にはどうも勘繰りだったみたい。

彼女は団員が負傷した際に応急医療が出来る医療要員が鉄華団に居ない事について団長であるオルガを諫める事が出来たし、ビスケット戦死した際血気に逸りギャラルホルンを皆殺しにしてやると猛る団員達を前に「こんな事は間違っている、ビスケット君はこんな事を望んでいない」と涙ながらに訴えた事もあった。大人目線から危なっかしい子供達を見守る、ビスケット亡き後の鉄華団ブレーキ役を務める存在だったような気がしている。

結局一期はメリビットさんが諫めるまでもなく鉄華団勝利したので彼女心配杞憂に終わったのだけど、二期の末路を見ると…戦いから抜け出せない鉄華団は戦いの果てに滅びる事が決まっていたのかもしれないな、と思った。

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