私は昔二次創作をしていた、もう今はほとんどしておらずたま〜にらくがきするオタクだ。
ツイッターはやっているがフォロワーはほぼ全員イベントで1度会ってその時に仲良くさせてもらった方や同人活動をしている友人と繋がっているのがほとんどで、具体的な数字はぼかすが20人程度。イベントで会ったというのもフォロワーの売り子を手伝った際にお互い共通フォロワーからのツイートなどで知っておりあなたが〇〇さん!と交流のきっかけがあっただけで、自分からサークル参加をして繋がったとかではない。
昨今同人誌への感想がどうこうという話題を頻繁に見かける。尽きない話題なので仕方がない。
私自身、友人含め好きな同人作家の方にちょくちょく感想を伝えている方だと自分では思っている。
今回はその前者の同人活動をしている友人に対しての話だ。勘のいい人はタイトルと今の文章を読んで何か察せたかもしれない。
友人は漫画を描いており、私は友人の同人誌を買って読んでいる。
先に言っておくが友人だからではない。ひとりの作家が出す作品として好きで応援したいから、ちゃんとお金を出して買っている。あげるよと言われた時もあったがそういう事はしたくなかったので払ってきた。
感想も会ったときや作業通話をするときなどに伝えていた。作業している時には進捗を見せてくれることもあったので、自分の中ではすごい!とか絵がうまい!の一言で終わらせず、もう少し具体的に褒めたりもした。
誤解を生みたくないので言っておくが、すごい!絵がうまい!の感想がダメだと言いたいのではない。もう少し詳しくどこが良いか、他人から見てどんな風に感じるか、そういった風に褒めてほしい人もいるから、それに合わせたのが半分、実際に見せてもらって感じたことがすごい!絵がうまい!で終わらなかったというのが半分だっただけだ。
私が伝えて褒めると友人はいつもありがとうとか嬉しいとか、そういった反応を返してきた。
そうやって言ってもらえるから頑張れるとも言っていた。私は友人としても、ひとりの創作活動をする人間としても応援したかったので、自分の中では直接いろいろ伝えてきたつもりだった。
でもある日、友人が匿名ツールから来た感想に返事をしているツイートや、友人のフォロワーへのリプ(TL表示されていただけで自分から見に行っていたわけではない)を偶然目にした。そこには匿名相手に「あまりそういう風に言われた事がない」とか「周りに言ってくれる人がいない」とか、そんな事が140文字ではおさまらず2,3ツイート繋げて返信されていた。
それだけの事なら私も気にしなかったのだが、匿名の感想やフォロワーからのリプの内容は私が、口下手ながら必死で友人に伝えたはず、何ならそれは絶対そこに書かれてるまんまの事を直接伝えたはずだと思うものだった。
ショックだった。口頭だと忘れてしまうものなんだろうかと考えて、その次に出された本の感想は直接「ここがこういう風に良かった、読んだ後このキャラの感情をこんな風に考えた、とても好きな内容だった」と簡単に伝えたあと、それをより具体的にしたものを匿名ツールに投げたこともあった。
返事を期待してではなく、文章なら伝わるかと思ってのことだった。一応言うと返事はなかった。
元から全ての匿名感想に返信しているわけじゃなく、だけど目は通していると言っていたのでそれで構わなかった。
それでも、その後友人は匿名の感想に「そう読んでもらえたのは初めて、嬉しい」などの反応で喜んだ。
この1回だけじゃなく、3回ほど私は同じことを繰り返した。口でも伝えて、匿名ツールにもいれてきた。
それでも友人には私の感想は伝わらなかった。
私には、近くにいすぎている友人としての感想よりもフォロワーや匿名ツールの感想の方が彼女には伝わっているように見えた。
同人誌の感想以外、すすめられた映像作品やゲームなども、興味があったので見たよ遊んだよどんな感じだったよと直接話した。
だけど私の声は届かず、彼女の中では「周りに誰もそう言ってくれる人はいなかった」ようだった。
ここまで書いておいて、私は友人のことが嫌になったとかそういう感情は特にない。ただ、私が直接伝えても友人には顔も名前も知らないどこから送られているかわからない感想の方が心に響くんだなぁと思った。
私は自分が二次創作をしていたとき、知らない人よりも仲の良い友人が見てくれて何か言ってくれた時の方が正直嬉しかったので、友人はその逆のタイプなんだろう。
単に耳からの情報が全部流れて行ってしまうタイプなのかも。 一度手紙にして渡してみたら?もしくは自分の名前を明かしてtwitterなりで褒めれば良いのでは。
仲良くしている人からの感想だとこちらを気遣って世辞を言ってるんじゃないか、とか私は思ってしまうので匿名や全く知らない人からの感想の方が嬉しくなりがちなの、分かってしま...