はてなキーワード: 業務上とは
随分前にツアーでタイに行った時、市内観光+ショッピングが組み込まれていた。
日本人の販売員が説明している「アメリカの軍隊でも推奨されている水虫の薬」と言うのが気になった。
「一度使えば治る。全ての水虫菌を消滅させるので、再発しない」みたいな事を言っていた。
日本人観光客相手にしている日本人の販売員だから、売込みが上手いのは当然だったのだろう。
俺の水虫は大したものではなかったが(皮がぽつぽつ剥ける程度)、
夏になると嫌な思いをするので試してみようかと思った。
ただ、一回使用すれば完治するというのは胡散臭かったが。
200ccも有っただろうか、透明な液体をビニール袋に入れて、片足ずつ、
数十秒だか数分だか浸けておけと言うものだった。
最初に左足を入れてみた。数秒後、焼けるような激しい痛みを感じつつも我慢した。
片足だけじゃしょうがないから、右足もやった。やはり焼けるような激しい痛み。
両足の裏はびりびりしていたが、これで水虫の薬を付ける手間から解放されるなら、いいかな位に思っていた。
足の裏の皮が収縮したような感じで、少しぱりぱりするような、変な感じだった。
その夜は、足の裏にびりびりする嫌なものを感じつつ、寝床に就いた。
翌朝、大変な事になっていた。
足の裏がパリッパリで、手で触ってみると、皮膚の表面はプラスチックのようにツルッツルになっていた。
歩くのに支障が有るほど、足の裏の表面は弾力が無い。足の裏が曲がらないのだ。
靴下を履いて歩こうとすると、靴下の中で足が滑るため、上手く歩けない。
えー、どーしたらいーのこれ。
でもどうしようもない、なってしまったものは直ぐには元に戻らないのは明白だ。
数日間後、皮は剥がれて新しい皮になるまで耐えるしかない。
手汗が凄い。夥しい量の手汗が出る。普段から手汗は掻く方だが、半端な量ではない。
何故こんな事になったんだろう?と考え始めて暫く後、解った。
いつも掻く足裏の汗が全く無い。靴下はドライだし、足裏はツルッツル。
足裏の皮膚が焼かれているような状況で、汗腺が全て閉ざされていて、
体温調整か何かの為に足裏から出るべき汗が出ず、掌から出始めたのだと想定される。
業務上、手汗は厳禁なのだが、どうしようもないほど夥しい量の汗が出てくる。
本当に参った。
綺麗にペリッと剥がせるかと思ったが、斑になって剥けてこ汚かった。
焼かれた皮膚がすっかり落ちるまでには、十日以上掛かったと思う。
で、完治したのか?
暫くの間は、皮膚が白く丸くなって、風呂上がりにふやけて剥けるような、
以前の水虫の症状は無かったと思う。
でも、2、3年後、いやもっと経ってからだろうか、ぽつっと出てきた。
痒くは無いのだが、風呂上がりにふやけて剥けてしまうあの症状だ。
もうタイに行ってもあの薬を買う事は無いなー。
昔とある作品の製作委員会に身を置いていたことがあるので、思い出を書く。
製作委員会というのは「製作」をする人たちの集まりであって「制作」をする人の集まりではない。
私も最初ここの違いが全く分からなかったが、中に入ってようやく理解した。
つまり、「その作品を作るためにお金を出した人たちの集まり」であって
原作者や監督や声優や脚本家が集まっているところではないのである。
(このへんがネット上では未だにけっこう誤解されている気がする。)
これは良いとか悪いとかいう話ではなく、カネのために集まった組織なのだから当然の話である。
■どんな人がいるのか/どんなことを考えているのか
会議に出席するのは、出資社(出版社とか、TV局とか、広告代理店とか、製作費を出す会社)から送られてくる、各担当者だ。
いろんな会社から、いろんな人が出て来て、異業種交流会みたいで、けっこう面白い。
そして、ここがポイントだと思うのだけど、この会議に出席してくるのは、必ずしも映像業界に詳しい人間ばかりではない。
彼ら(そして私もそうだったが)のミッションは2つ。
1.出資金以上のリターンを持ち帰ってくること
2.本業へ良い影響があるように、動き回ること
1つ目は分かりやすいと思う。株買って儲けようとするのと同じだ。投資だ。
でも、それ以上に、各社担当者にとって大切なのは、2つ目なのである。
例えば、広告代理店。
彼らが委員会に出資するのは、「その作品の広告の仕事が欲しいから」 以外には無い。
仮にその作品が映画だったら、映画のTVCMだけで何億円という発注を獲得できるのである。
それ以外にも、新聞・雑誌・交通広告・ウェブ広告・・・いくらでも仕事は降ってくる。
例えば、出版社。
出版社が参加している場合は、原作の出版元であることがほとんどである。
彼らが委員会に出資するのは、「原作がバカみたいに売れまくる事」を期待すること以外に無い。
そのための宣伝費と思えば、映像化する際の出資なんて大したことは無い
そもそも作品性なんてものは、監督や制作側の担当領域なので、製作委員会の担当社員からすれば、自分たちでどうにかできるわけでもない。
だから、 2つ目の目的=自社の利益になりそうなこと の達成ばかりに力を入れ始める。
■どんどん仲が悪くなる
各社が2つ目の目的を達成しようとすると、どうしてもバラバラな動きになる。
それぞれ目指すところ(=自社の利益)が違うからだ。当たり前だけど。
2社だけなら良いが、委員会はたいてい5社6社は当たり前。
ということで、担当者の仕事は「複数社間の利害調整」がメインになる というカラクリである。
■個人的な思い出
自分の経験からすると、他社の担当者とケンカしていたか、ケンカの仲裁をしていた思い出しかない。
何がめんどいって、「みんな業界が違う」 ので、企業文化どころか、業界文化が違う。
「こんなこと当たり前だろ」が各社バラバラなので、話がとにかく合わない。
それが一番面倒だった。
まず共通言語を作るところから始めるのが正しいんだろうけど、正直そんな時間はないので
出版社と広告代理店とTV局(この3つは大抵どの作品にもいると思う)の人たちの文化がとにかく古すぎて、いっつもイライラしていた思い出がある。いわゆるギョーカイ人側の人たちですね。
会社の人と話せば5秒で終わる話が、なんやかんやで1か月かかるなんてザラである。
ただ、いろいろな業界のお作法などが垣間見れたのは面白かったと言えば面白かった。
普通の会社にいながら、ギョーカイ人と触れ合える経験なんてあまり無いし。
スキルとしては、複数社間の利害調整能力というものが身についたと思う。大抵のケンカは仲裁できるようになった。
当然のことながら、映像に関する知識はあんまり身についていない。
自分は下っ端だったし、作品が成功するかなんてのは比較的どうでもよくて、目の前の仕事をこなすのに精いっぱいだったのが正直なところ。
だから、ネットで製作委員会方式が諸悪の根源扱いされるのも無理はないな、とは思う。
でも、本当に映像を作ってる人たち(監督とか)は、こうした状況を理解した上で、うまく利用してやろうという人もたまにいて、そういう人はどんどん有名になっていった。
今は全く違う仕事をしているので、最近どうなっているのかも知らないけど、
ケモノなんとか の騒動があったので、思い出して書いてみました。
(ケモノなんとか は見てません)
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こんな糞記事にコメントしてくれた方、ありがとうございます。
>だけど「複雑な力学が働いてるから、たつきが善というわけでは無いぞ」と言いたいのかな、と思った。
もちろんたくさんの人に愛される作品を作った人という点では善だと思いますが、組織の中でどう見られるかは別の話なのですよね。悲しいかな・・・
>「いわゆるギョーカイ人側の人たち」の考え方が古いのは何が原因なんだろう?
やはり比較的、伝統的な手法を重視しますよね。これは別に製作委員会がどうこう、という話ではないと思いますが。
過去の成功体験に人間というのは縛られてしまうものなのだな、ということです。
立場も分かるので、ボロクソに叩くほどのことでもないと思っています。うまく操作してあげればそれでよいのです。ある意味わかりやすい人たちです。
まさに、ですね。普通こうした問題は事前に根回しがされるので、可視化されることは少ないと思うのですが、このパターンは珍しいですよね(だから騒がれているのだと思いますが)
ただ、その手前で十分に調整がなされたかどうかは分かりませんが、監督のツイートは説明不足過ぎるがゆえに事態を悪化させただけで、窮状を訴えるには良い手段ではなかった、と感じています。
いずれにせよ、調整がうまい人がいるかいないか は委員会運営には重要な要素ですね。
>これを敷衍すると、出版利権のカドカワが同人とか一枚絵とかウチ通さずに出してんじゃねーぞ、全部抜かせろって話?
そのへんは作品によって契約内容が違うので、外からはなんとも言えないところかと・・・
ただ、この業界頭悪い人しかいないので(汗)、契約なんてあってないようなものでして・・・今どうなのかは知りませんが。
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最近は、制作会社自身が出資するケースも増えてきていると聞きます。個人的には良い傾向かと思います。
ただ、最後は出資比率のパワーバランスになるので、常任理事国入りできなければあまり意味ない・・・というのもあるかも。
それこそディズニーじゃないけど、制作側でも札束で関係者を引っ叩ける存在が生まれると良いですね・・・
これはね、自分自身も含めてそうだと思っています。ほんと自分はバカなんで・・・残念ですが・・・!
自分のことはさておき、頭が良いことがアドバンテージになりにくいんです。
頭が良いかは二の次で(もちろん良いにこしたことはないですが)、そんなことよりとにかく「運がいい奴」が残る場所だなー、と個人的には思います。
逆に言うと、みんながディスりがちな「学歴社会」ではないので、それはそれで居心地が良い人もいるかも?
半分ぐらい当たってます笑
というか、逆に言うと「制作」の領域が神格化されすぎていて、現場の忙しい人は業務上何もタッチできないんですよね・・・
良く言えば分業化、なのかもしれませんが。
だから、よっぽど個人的に好きじゃない限り、興味もなかったです。
実際にものづくりにも参加できていたら、全然違ったんじゃないかな、と思いますが。どうなんでしょうか。
>ケンカ
ケンカ と書きましたが、ケンカするほど仲が良い というのは全くその通りで、意外と「現場に近い者同士」は、会社が違っても強い連帯感が生まれがちだと思います笑
会社同士はケンカしてても、現場の担当者同士はちゃーんと仲良くしています。
ある意味、「なんか知らんけど偉いっぽい人達」という共通敵が生まれるので、超連帯しやすいです!
だから、仕事で嫌なことも納得いかないことも沢山あったけど、それ以上に楽しいこともたくさんありましたよ!
1.はじめに
私は、新卒で入社した会社で6年働いておりましたが、長時間残業や退職勧奨の結果、うつを患って退職した者です。現在は、健康保険組合から傷病手当金を受給しつつ、療養しております。
今回色々と役立った知見を他の方にも知ってもらいたく、増田に記させていただきました。本来であればミニサイトなどを作ればいいのですが、そこまで気力がないので、取り急ぎ増田にて公開させていただきます。
うろ覚えの部分もありますので、正確な情報をお知りになりたい方は、グーグル先生にお尋ねください。
2.うつで退職したらすぐに行った方がいいこと(ほぼ全員向け)
勤続1年以上の方が、(業務外の)病気やケガで働けなくなった場合、加入している健康保険組合から、過去の給与の2/3相当額が、最大1.5年支給されます。これは休職中はもちろん、退職後も対象となります。一応審査等はありますが、ちゃんと通院していたり、薬局で薬を処方してもらっていれば、ほぼほぼ受給できると思います。
休職中の申請は、あなた→勤務先→健保、という流れですが、退職後はあなた→健保、となります。ただし退職前に一度も申請していなかった場合、健保があなたの給与を把握する必要があるので、初回だけ、あなた→元勤務先→健保、という流れになります。申請から概ね1か月で支払われると思います。
具体的な申請方法は、「(あなたが加入している健保名)+傷病手当金」というキーワードで検索してください。
傷病手当金を受給していると、失業保険を受給することができません。傷病手当金は「働けない人」のためのものであり、失業保険は「働けるけど、働き先が見つからない人」のためのものだからです。しかしハローワークはあなたが病気であることをしらないため、受給延長申請をしないと「働けるけど、失業保険の申請をしてしない人」と判断されてしまい、傷病手当金の支給が終わった(快復した、または1.5年が経過した)段階で貰える失業保険が少なくなってしまったり、もらえなくなってしまうこともあります。
具体的には一度ハローワークに離職票等を持参のうえで、相談にいらしてください。おそらく申請書を渡され、診断書を用意するよう言われますので、申込書に記入し、医師に診断書を書いてもらったうえで、それらを持参するか、郵送にて送る形になると思います。
なお私の健保では、傷病手当金との二重申請を避けるために、失業保険の受給延長申請の承認書の原本を定期的に送付するよう要求されました。
事前に地方自治体などに申し出ることにより、うつなどの精神疾患を患っている方の通院費、薬剤費が1割負担となる制度です。制約としては、病院、薬局がしていされてしまい、勝手に変更できない、という点があります。
手続きには、医師の診断書が必要ですので、うつの診断をされた方は、診断書を発行してもらったうえで、各自治体の保健福祉課等にお尋ねいただくか、「(あなたの居住する自治体名)+自立支援医療」というキーワードで検索してください。
退職した場合、基本的には国民健康保険に移行することとなります。しかし、国保の保険料は前年の収入によって決まるため、前年フルタイムで働いていると、意外と高くなってしまうことがあります。
そのような人には、従来加入していた健保に引き続き加入し続けることをお薦めします。健保の場合も、前年の収入によって決まるという点は同様ですが、上限が設けられているため、人によっては国保より安くなることもあります。ただし今まで勤務先が負担していた分も、自費で負担することになりますので、概ね2倍になります。
こちらも詳細は健保のホームページに載っておりますので、ご自身の収入等と比較してご検討ください。
3.会社と戦っても良いと思う人向け
この項目は正直人によります。会社という組織と戦うことは、あなたにとって大きなストレスとなります。お金をもらえてもストレスでさらに病んでしまっては元も子もありません。
ですが、もしあなたがそれでも戦いたいというのであれば、会社が正しいかどうかを社会という場で評価してもらうとともに、残された他の従業員のためにも、ぜひ戦ってもらいたいと思っております。社労士や弁護士、労働基準監督署の職員の方は、適切にお願いすれば、きっとあなたの味方になってくれます。
(1)労働審判を起こす
うつになった原因がパワハラや長時間労働であれば、それの損害賠償請求を行いましょう。まずは証拠や申し立てをまとめて、元勤務先に送付することです。おそらく無視するでしょうから、弁護士に頼むのがお勧めです。
無視された場合、労働審判を起こしましょう。労働審判とは裁判所が行う話し合いを軸とした紛争解決の仕組みです。裁判所で行われ、申立人(あなたと弁護士)、相手方(元勤務先と(いれば)弁護士)が裁判官を挟んで円卓に座り、証拠を出し合いながらそれぞれ意見を主張するというものです。「相手方の顔を見ることもストレスだ」という場合は、事前に裁判所に「うつを患っており病状悪化につながるため、個別に進める形にしてほしい」と申し出ることで、一方が主張するときはもう一方が席を外す形式にしてくれることもあります(確実ではありません)。
通常の裁判だと数か月にわたって何回も行われますが、労働審判の場合、3回以内で解決させるという決まりがありますので、概ね2~3か月で解決します。基本的に一方的に負けることは少なく、最低請求額の2~3割は取れることが多いとのことです。この和解内容で双方が納得できなければ裁判に移行する形になります。
ちなみに弁護士報酬は自由化されていますが、今でも過去の流れに従って、着手金として請求額の8%、成功報酬として和解金の16%とされている方が多いようです。中には、着手金0%、成功報酬24%など、成果報酬型でされている弁護士も多いので、インターネット等で探してみてください。
余談ですが、未払い残業代がある場合は、ここで合わせて請求することも可能です。損害賠償は金額がブレることが多いのですが、未払い残業代は、証拠があればそこまでブレることは無いと聞いています。
労災保険とは、業務上の理由によりケガや病気で働けなくなった場合、治療費、薬剤費、働けない期間の保証(過去の給与の8割)がされる制度です。勤務中のケガなど、誰がどう見ても業務に関係しているものについては、会社が申請を出しますが、精神疾患の場合など業務だけか原因か分からないものについては、会社としては嫌がる傾向があります。
退職後に申請を行う場合、まず労働基準監督署を訪問し、必要な書類等々を受け取るところから始まります。インターネット上に申請書はありますが、労基窓口でしか配布していない書類もありますので、一度訪問して説明を受けた方が良いと思います。こちらも場合によっては、社労士や弁護士に資料作成を依頼するとスムーズに進みます。特に昔のことを思い出すことも嫌でしょうから。なお労働審判を行っている場合、同じ弁護士に頼むと資料を流用できますので、とてもスムーズに進めることができます。
申請書には勤務先記入欄がありますので、まずは自分で記入できるところすべてに記入し、勤務先記入欄に記入してもらうよう依頼文を送りましょう。これも社労士や弁護士に頼むのがお勧めです。「そのような事実はない」との返答が来るでしょうから、これを記入拒否された証拠として申請書とともに労基に提出します。
あとは書かれた内容を元に、労基があなたと元勤務先のそれぞれにヒアリングを行い、客観的な観点から労災保険が下りるかどうか判断します。認定までは半年から1年近くかかっているそうですので、できる限り早めの申請をお勧めします。
なお傷病手当金との同時申請は可能ですが、どちらか一方しか受給できませんので、労災保険が下りた段階で傷病手当金は返却することになります。
4.おわりに
色々な制度がありますが、知らなければ、そして、申請しなければ1銭も得ることはできません。健康に療養するためにはお金が必要ですし、お金の不安を克服することがストレス解消の1つにもなります。
仮にそれが営業トークで、実際は早く出てほしいという状況だったとしても、だったら「ごゆっくりどうぞ」とか言わなきゃいいと思う。本音とまるきり逆の言葉を言っておいて言葉どおりに受け取ると内心で怒るやつってめんどくさい。
サービス業だと「混んでるのにごめんね~」とか客がいったら「いえお気になさらず」ぐらいは言わざるを得ないと思うけど、「ごゆっくりどうぞ」は言い過ぎというか自分で自分の首を絞めていると思う。私もわりと空気読めなくて人の言葉を文字通りに受け取るタイプだけど、言葉どおりに行動したがために顰蹙をかうのはむかつく。絶対に表裏の激しそうな京都人とは仲良くできないと思う。
業務上やむを得ず本音と違うことをいうとか、相手を傷つけないために軽いウソをつくとかは世渡り術として必要なんだとは思うけど、せいぜいオブラートに包む程度にしておいてもらわないと私は理解できないし、それで「私の気持ちを分かってくれなかった」とか文句言われても知らん。逆に本音と違うことを言っておきながら自分の気持ちを察してほしいとか思う人間の方が甘えていると思う。
特に新人の頃は業務時間外も勉強や技能の習得のための努力をそれなりにしないと一人前になるのは難しいです。
それを踏まえて。
「新人のクセに昼飯なんてくってんじゃねぇ!」
と言ったらしい。
これを言った超有能君は実際食事の時間も寝る時間も惜しんで努力を重ね、超優秀。
きっと後輩にも優秀になってほしくて言っている側面もあるんだろう。
でも、これを言われた新卒君は俺から見れば有能若手だけど、超有能な先輩からそんなん言われたら萎縮してしまって、業務上の疑問点も怖くて聞けないような状態になってしまって逆効果でしかない。
超有能君は、これを言って新人君に更に勉強してほしかったのか実務経験を積んでほしかったのかわからないけれど、行動学的には彼がこの一言でなし得るのは、新卒くんの昼ごはんを食べるという行動の消去または減らすことのみ。
超有能君が求める、勉強や経験をより積むための行動には繋がらない。
短期的には繋がるかもしれないけれど、主体性のない行動が継続するはずがない。
新卒君の心と身体を悪い方向に向かわせるだけで、良い行動には繋がらず百害あって一利なし。
マネジメントとは、より良い行動をどう引き出すかなので、プレイヤーとしては超有能な彼もマネジャーとしては無能極まりないということになる。
まぁもちろん超有能君はただ先輩なだけでまだマネジャーとしてのポジションではないけれど。
あぁ、もやもやする。
まぁ一番問題なのはその部署の責任者や、その状態を放置するもっと上層部なんだけど。
俺様の正しさに荒ぶってはダメなんだよなぁ。正義を振りかざして威圧しても、屈服させるだけで望んだ行動は引き出せない。
悪気のないパワハラって怖い。
オオカミのケージの前にいて、オオカミがうろうろしてるのを眺めていたら、
男「なんでウロウロしてんの」
女「えーでぃーえっちでぃーじゃないの」
男「あー。多動なんだ」
彼らの口調には若干の草が生えていた。
僕はあのとき「地雷踏んでますよ」って言ってやったほうが正しかったと思う。後悔。
まあ、一般人の認識ってこんな程度ですよね。雑談で自然に差別発言が出てくる。
Googleの業務上のメールでもないし、大学の論文でもない、なんら公共性のない、
ごく個人的な内輪での会話なので、咎められることは無いローカルでプライベートな会話でしょう。
悪気は無いとは思うんですよね。ただ無知なだけで。知らないだけで。無垢なんですよ。
暇な手持ち無沙汰で、ふと無意識にアリの巣を水攻めにして命を弄んでいるような。
次はカップルの会話。
売店で、彼のほうがハシビロコウのぬいぐるみか何かを衝動買いした様子。
「数年前まではハシビロコウのグッズこんなになかったよね」
「まあ、人気が出たのかなー」
うん、人間扱いされてないですね。
昔、秋葉原がいまほど小奇麗になっていなかった頃、動物園の動物を観察するような態度で
一般人が秋葉原へやってきてオタクを観察して指差して笑うことに憤慨する、
みたいな時期が少しあったのを思い出した。
まあ、一般人の認識ってこんな程度ですよね。雑談で自然に差別発言が出てくる。
こういうのがあるから「一般的な人たちの雑談が耳に入ってしまう場」が怖くなるのだ、出かけたくなくなるのだ、と気づきを得た。
Facebookとか、動物園とか、遊園地とか、パークが危険なのだ。
それはぼくだった。
先日のNHKの特集はみていないのですが、ツイッターで流れてきたこちらのツイート
とりあえず、改めて思ったけど発達障害者に必要なのはセルフモニタリングと言語化ですね。自分が何が得意で何が苦手でどのような状況下で良いパフォーマンスを出せ、あるいはその逆なのか。徹底した自己客観視と言語化抜きにしては、助けを求めることすらできない。— 借金玉 (@syakkin_dama) 2017年5月21日
借金玉さん、有名な方ですね。
私は多分定型だと思いますが、この方のブログは参考になるので好きです。
このツイートを見て、まさにそうだよなあと思ったので、体験談を少し書いてみます。
その人がカミングアウトしたわけではなく、というかその人自身に自覚があったかも怪しい(多分なかったと思う)のですが、
その人と組んで約三年間仕事をした私は、彼女は発達障害だったんじゃないかなと思います。
・仕事の優先順位が立てられない。どうやっても立てられない。何度言ってもできない。目の前にある仕事からやってしまう。
・極端に走る。少なめ、とか、多め、とかが理解できない。少なめと指示を受けたらゼロになり、多めといわれたら100になる。
・上の派生で、可能性の話が通じない。「おそらく~だろう」といわれると、Aさんの中では『決定事項』に変わってしまう。
・一つ一つの仕事は非常に丁寧だが、どれほど客が並んでいても同じペースで行う。状況に応じての効率化ができない。
・一から十まで話さなくては伝わらない。省略は非常に危険で、まず正しく伝わらない。
あとこれは、発達障害というより、彼女がうつ病を患っている(これは本人が話した)ことから来ていたのかなと思うのですが、
・非常に頑固である。こちらが理屈立てて説明しても、まったく受け付けない。本人の中の妄想が最優先される。
『臨機応変に動くことが不可能である』『情報(上司からの指示など)を脳内で誤変換する』という合わせ技の上に、頑固さが加わると
まさに地獄です。
ものすごく自信満々に間違った指示を私に伝えてきて、それはおかしくないでしょうか…?と尋ねても、一切聞く耳を持ちません。
ちなみに私のほうが後輩で、彼女が先輩であったので、なおのこと大変でした。
なぜなら入社して一か月のとき、私が些細なミスをしたら、その件で彼女に五時間叱責されたからです。
障害のあるなしに関係なく人を苛めることができるという例ですね。
それでも仕事のできる人ならば、いずれ尊敬の念も沸いたでしょうが、実際には上記のとおりでした。
私は彼女の誤変換に悩まされ、振り回され、また彼女がマイペースに仕事をし続ける分、必死にフォローしなくてはなりませんでした。
ここからが本題なんですが、
どうして『極端に走る』のか、
本当にわからなかったわけです。
最初は、彼女には、この職種の経験がないからだろうと思いました。
優先順位を立てるという仕事の仕方をしてこなかったのだろうと思いました。
彼女は三十代後半で、私よりも年上で、『やってできないはずがない』と思っていました。
そうではないのだと思い知るまで、二年近くかかった気がします。
私は彼女と組んで仕事をしていましたが、私のメイン業務は入力や処理であり、彼女はカウンター担当でした。
私は業務上、プリントアウトすることが非常に多く、プリンターは彼女のそばにありました。
私が印刷をかけるたびに、彼女は出力された紙を、私のところまで持ってきました。
私は何度も彼女に言いました。
持ってこなくていい。自分で取りに行きますから。目の前のお客様を優先してください。
そういうと、三日ほどは、彼女は紙を持ってこなくなりますが、四日目にはまた同じことの繰り返しです。
彼女が待たせているお客様のフォローを、私がしなくてはならないんですから。
紙なんか持ってこなくていいからお客様対応を最優先してやってくれ!と思うのですが、
紙が出てくると、ダメなようでした。意識がそちらに向いてしまうのでしょう。
紙を持ってこなくていい、というのを、七回目くらいで、諦めた記憶があります。
私はそうやって、ストレスに苛まれながら(彼女も同じようにストレスだったでしょうが)
一つ一つ、彼女への対応の仕方を学んでいきました。いやおうなしに。
最終的に、私は、
・ある程度は、彼女に沿った対応をする(なるべく数字で区切って話すとか、一から十まで話すとか)
・八割方は諦める。
・自分の身を守ることを優先し、彼女の仕事が溜まろうともなるべく視界に入れない。
という境地に達しました。
できることを期待するから苛々するのであり、できない人なのだと認識してしまえば(まあそれでもイライラしますが)
少しはましになります。
ここで一番最初の借金玉さんのツイートに戻りますが、何ができて何ができないか、というのを伝えてくれるのは、
私は約二年間、ストレスと、いったいなぜできないんだ!?という思いと、どうアドバイスすればできるようになってくれるかという悩みに、
神経をすり減らしましたが、
彼女が最初から、(発達障害だというカミングアウトは別になくても良いので)、
自分はこういったことが苦手であり、こういったことは努力してるけど本当にできなくて、
こういった風に伝えてくれると助かる、という話をしてくれたら、
私もすごく助かったし、
あれほど彼女を嫌いになることもなかっただろうな、と思います。
書き溜めと推敲に思った以上に時間がかかったんで、とうに旬が過ぎた話題になるが
「『ウソをウソだと見抜ける人でないと難しい』という格言はもう賞味期限切れ」という意見に同意の声 - Togetter
趣旨には賛成も違和感。「嘘を嘘だと自分だけがたとえ見抜けたとしても、その他大勢の見抜けない人に結局巻き込まれて、自分も含め事態は悪化する」が現代においては事実だと感じる。自己責任の限界を言ってる
2017/01/28 13:12
これを見て痛く共感し、かつて自分がいた勤め先のことをありありと思い出したので、熱量が冷めないうちに書き残しておく。
大元の発言は、ただのひろゆきの責任逃れの詭弁でしかないが、これは何も2chやインターネットの中だけで起きてるんじゃなくて、
Post-truth時代においては社会のどこでも当たり前に起きていることなんだぞ、という警鐘と自戒を込めて。
※本エントリは、退職エントリ・ブラック企業自慢・詐欺まがい商法・愚痴日記のキメラとなっております
細かく書きすぎて特定される事や、業務上知り得た機密情報の線引き、やれ営業妨害だ名誉毀損だになると面倒なので書き方は一部婉曲し濁しているが、
前職は水廻り設備全般の保守点検業をやってる会社だった。無料マグネットシートの広告をよくポスト投函してくるあれ系列会社の小規模版と思って頂いて差し支えない。
ご多分に漏れず「水のプロ集団」をスローガンに、トイレや台所排水詰まりの24H対応承ります、を謳う、よくある地元中小企業だ。
そこでの何が気に入らなかったのか。起こったことを順に箇条書きにすると、
イソジン溶液に含まれるヨウ素の茶色を、酸化還元の化学反応で無色透明にすることは、小中学生の自由研究レベルで再現可能だ。
ビタミンC錠剤、レモン汁(キャンディも可)、魚飼育用カルキ抜きなどを放り込んでやれば済む話である。
参考:http://cs.kus.hokkyodai.ac.jp/tancyou/vol.47/iromagic.htm
が、現実に目の前にあったのは、そんな理科実験で素直に「すごーい!」と感動しちゃう事務社員たちと、
目の前の箱でその販売会社の名前をググれば検索候補に「マルチ」「インチキ」がすぐ出るような詐欺師集団を、平気で社内に招き入れる重役と、
その事実を蚊の消え入りそうな声で辛うじて主張しても結局誰一人説得できない、何の現状も変えられない自分だった。
全てを殺したいくらいに腹が立った。
そんなものにGOサインを出す上司たちも、騙されて買ってしまった上で笑ってる部長も、人のためを思っての事なら詐欺っても無罪かい!それで済んだら警察要らんわ!とツッコミ入れたいパートにも、
義務教育と大学で学んできたのに、そんな現状を何一つ覆せない、全面対決の構えで公に訴え出る覚悟もない、傾聴してもらえる程の信頼すら得られていない自分自身も。
分からずに招き入れてたとしたら、水のプロ集団()失格もいいところだし、
分かった上で招き入れてたとしたら、無知な下っ端に買わせて搾り取ってやろうというそれ以上のドクズ確定、
どちらに転んでもプロとして、人として終わっている。
ただ一人だけ、そんな会社に30年来勤続し続けた最古参のC社員(仮名)が残した自嘲気味な言葉が今も強く残っている。
「ウチは確かに『水廻り仕事を承る集団』ではある。けど、今の現状はお世辞にも"プロ"集団 とは言えんなぁ」
なお、そのC社員は課長職までは上れたが、会社規定に基づいた役職定年により主査となり、管理職手当が無くなる事実上の減給降格の上、
パワハラ課長の属する部署の窓際に飛ばされ、24h緊急対応の出動要員として待機を命じられる人事異動を受けた。分かり易い追い出し部屋である。
もうやる気ないならさ、早急に「水の反社会的団体」か「水のチンピラ集団」に改名してくれませんかね?
阪神大震災当時のインフラ復旧にも尽力し社会貢献したことがご自慢らしいが、公共の福祉改善1件で他の違法行為諸々がチャラになるなら
山口組はとっくに日本最大の慈善事業団として表彰されてるわ。理由が面子の張り合いとはいえ、災害時は地元へ我先に物資押し付けするからな
消費者センター案件かと思って調べてはみたが、通報して立件に動いてもらえるのは
が証明できないと難しい、とのことだった。今回の場合、参加はあくまでも任意で強要はされていないし
参加者のリストを作ってる時点で充分気持ち悪いが、かといって不参加者に何か不利益が降り掛かったわけでもない。
よくよく考えると、脳内で吹き上がってキレてたのは自分一人だけで、即決買いしちゃうバカ部長はともかく、
科学根拠には疎いようなママさん女性陣は「すごい商品ね」と口では褒めながら、結局誰一人買ってなかった気がする。
必ずしも正しい知識がなくとも、そこまでカネかける価値がある物かの真贋をジャッジする知恵はあったのかもしれない。
そんな事も知らないのかと、無意識のうちに内心見下している自分がいたことは大いに反省すべきだろう。
結局「上から下まで揃いに揃ってこの程度のリテラシーじゃ、この会社も先は長くないな」と見限りを付けて、適当に愛想笑いしながら
内心だけで舌を出しさっさと転職活動を検討するのが一番だったのだろう。俺も実際そうしたしな。少し空白期間を作ってしまったが
参加者を報告させてた当時の社長は、何の成果を挙げたのかよく分からんまま在任3年ほどで退任し、
浄水器を騙されて買っちゃったバカ部長が後釜に就いて社長になってた。今はCSR活動の一環として、
会社向かいの公園ゴミ掃除や花壇の水やりを行ってのうのうと社会貢献していらっしゃるらしい。へー偉いですね(棒)
なお、会社名検索したところ、アルゴリズム変更でネガティブワードのサジェスト汚染が表に出にくいように
修正が加わったGoogleとYahoo!の結果は平和だったが、bingの方に「会社名 ブラック」が候補に出てた模様。
表立った事件報道もされてない段階の標準サジェスト候補に「ブラック」が出る時点で、普段からどんだけ
人に恨まれる会社経営やってるのかお察しだが、ニュースにも出た名だたる本場ブラック企業の実態に比べれば、
ここの小物ぶりなんてせいぜいが「ダークグレー企業」程度のものだろう。
なお、退職前にメールでこっそり「ブラック名指しされてますよ、なりふり構わないなら"逆SEO"なんてモノもありますよ」
ってこっそり業務改善提案を提出してどう出るか様子を伺ったところ、個人的観測範囲で2015年6月頃までは
「ブラック」が上位に来てたのが、「カイシャの評判」というen転職系列のレビューサイトに、それはそれはもう
綺麗な桜色の美しい書評が沢山寄せられて検索結果が変わっていた。分かりやすっ。
参考:削除跡地
同性がされた差別はわかっても
異性がされた差別には関心がないんだな。
私は大勢の女性が男性からの差別で苦しめられたり殺されたりした歴史的な話や
でも女性からの差別で大勢の男性が苦しめられたことはあまり知らない。
たまたま少数という立場になってしまった男性が 女性優勢の立場で苦しめられたことや、
男性だからという理由だけで不当に業務上での差別を受けることがあった、というのをほんの少し知ってるつもりである。知っているつもりである。
お互いの苦しみを知ったところで
本当にわかりあえる時はくるんだろうか?
お互いの傷が癒える時はくるんだろうか?
絶対来ない。
「男性の受けた差別は大したことないじゃない!女性は歴史的にうんぬんかんぬん!」
「自分達は差別をしていないししたことがない!被害妄想が過ぎる!」
味わったことのない苦しみはわからない。
大したことじゃないのに騒いで欲しくない。
「というか貼った側が最早加害者なのでは?」
私は特定の男性に対して差別者のレッテルを貼るために書いているのではないつもりですよ〜
なんとなく海の流れの一部を見て思っただけ。
思ったことをインターネットの片隅へ流しただけのつもり。
私の勤務態度が気にくわないようで、何かにつけて社内メールで
もっと明るく挨拶しろ、もっと愛嬌良くしろとお小言を言ってくる。
同じオフィスで仕事をしているのに直接言わず、社内メールで言ってくるというのが気持ち悪い。
朝出勤して新着の社内メールを確認して上司からのものと思われるメールがあると
あ、またか…とげんなりする。
どうせいつものお小言だと思い、読むのも億劫なので最近は読まずにゴミ箱行きにしている。
そんな上司を私は心の中で男お局と呼んでいる。
元々自分はそんなに明るい性格ではないし、愛嬌があるわけでもない。
それでも電話口ではあるがお客様からの問い合わせを受けたりする仕事なので
なるべく明るく話すようにしている。
しかし、たまに忙しくて自分の仕事がパンクしている状態の時に社内の人間話かけられると
荒っぽい言動になってしまうことがあるのでそこは自分でも注意しなくてはと心がけている。
が、上司はそこが気にくわないらしい。
業務上、私には判断する権限が無い問い合わせが来ると上に判断を仰ぐ必要が出て来るのだが
上司に話かけると、なんでいちいち俺に聞いてくるんだと言わんばかりの
話かけなきゃよかった…といつも泣きそうになる。
反面、本社の業務(女子)からの電話に対してはすごく嬉しそうに
鼻の下を伸びまくりのデレッデレな態度で会話をしている。
仕事を頼んでも嫌な態度もなく引き受けてくれるからお気に入りのようだ。
4月、所属している部署に異動してきた人は「業務上配慮の必要な人」だった。
50代半ば、優しそうな顔立ちで、物腰の柔らかな人だった。ここではAさんとする。
遡ること3月。「業務上配慮の必要な」Aさんが来るということで、わたしの部署の業務分担が見直された。ただでさえ少人数なので、それぞれがめいっぱい仕事を抱えていた。様々な心理戦の結果、Aさんがやるべき仕事は3/2減らされ、その減らされた分の8割を、私が担当することになった。
更に、仕事に良く慣れた、優秀な先輩が異動することになった。
なんの代わりなんだろう、と思ったが、私はただ頷いた。
1番の繁忙期にこの仕打ちはひどいと思った。思ったが、口に出しても無駄なことだった。私に伝えられるのは、決定事項のみだからだ。
結果的に、Aさんは3日で来るのを辞めた。4日目は欠勤し、5日目は労働組合を連れて人事担当者の元にやってきて、会社に病院の診断書を提出した。彼は今、病気休暇を取っている。
思い出す。Aさんの3日目。慌ただしく仕事をしている私たちの中で、Aさんはただ1人、ぼんやりと座っていた。背筋をまっすぐにして、手を膝に置いて。茫然自失というような、そんな表情だった。
私の席からはそれがよく見えた。私とAさんは、通路を挟んで向かい合うような席にいるからだ。
私は一瞬声をかけようとしたけれど、仕事におわれ、すぐに忘れてしまった。気づいたらAさんは帰宅していた。
後から聞いた話だと、Aさんは、本来彼がするべき仕事を私が引き受けたことを、申し訳なく思っていたらしい。30も年が下の小娘が、目の前で忙しそうに自分のすべき仕事をしているのを、Aさんはどんな気持ちで見ていたのだろう。私は多分、Aさんが仕事に来れなくなる一因を作ったのだろう。
Aさんが来なくなって数週間がたつ。みんなで少しずつフォローし合いながら何とか仕事をまわしている。
普通免許が役に立つ職業ということで生協のドライバー求人に応募をした。
応募を出したのは夜で、翌日朝には面接日を決める電話が入り、その次の日に面接だった。
事務所の来客室には配送エリアの大きな地図が貼られており、そこには「ここは駐車禁止!」や「駐車による苦情あり。注意!」のほか
「このお宅には二度と勧誘に来るなと怒られました」などの注意書きが書き込んであり、配送業界の裏側を見た気がして面白かった。
配送センター長の話では基本給は18万円ほど。それにプラスされる形で一日の配送が60件を超えたら、超えた数によってインセンティブが発生。
勤務時間は7時の荷物積み込みから始まり、終わりは19時頃。配達自体は早い人で14時には終わるが、配送が終わっても事務作業があり
そこで時間がかかるらしい。
私の家庭事情を考えると、18時に帰りたいのであれば恐らく配送は60件を超えず基本給のみの支給になると言われた。
安くても子供との時間を取るか、配達件数を稼いで収入アップを目指すか貴方次第。ドライバーは常に不足しているのですぐに入社できると。
「すぐに入社できる」という言葉に心が揺れた。しかし当分は給与は低いままだろう。
「もしドライバーを目指すならもう一度連絡を下さい。二次面接に移ります」と言われ配送センターを後にした。
デザイナーを辞めるのであれば色々な業種の話を聞き、働きたいと思える職種に就こうと、キーワードに「無資格」を入れ求人を見てまわる。
次に気になったのは浄水プラントの管理業務。未経験でも働く事が出来、経験年数に応じて資格を得ることも可能だという。
私の電話に出てくれた採用担当の方はとても良い方で、40代・未経験・無資格の私の質問に親切に答えてくれた。
ただ24時間管理という業務上、どうしても夜勤が発生するという。
1日目 9-18時、2日目 18-9時、3日目は休みというサイクルで回して行くとのこと。
土曜・日曜、正月も関係ない、水が止まったら皆さん困ってしまいますからね、このサイクルは厳守です。それでも良ければ是非と。
そして電気工事士。
ここも未経験・無資格な者でも受け入れてくれる会社が多い業種だった。
休みは日曜のみ。給与は無資格者は18万ほど。夜間の作業もあるし遠方・高所の作業もある。
現場が遠い場合は早朝に集合し会社に戻ってくるのは夜になるという。
こちらはメーカー専門のメンテナンス員と「どのメーカーでもメンテします」という独立系との2つに分かれる。
無資格の私が勤められるのは独立系の会社。入社したら3か月は座学や社内にある実機演習で知識を詰め込み、後は先輩に同行しお手伝い。
働く場所は屋内とはいえ危険な作業なので、知識も経験もない者はエレベーター内に入る事すら許されないという。
資格が取得できる経験年数は6年。資格を持っていなくてもメンテは出来るが、試験に合格すれば独立し個人事業主として人を雇える立場になるらしい。
6年後だとほぼ50歳ではあるが、体が動く限り現場の仕事は出来るので一生ものの技術と言っていた。
資格を持つ人の数は6万人ぐらい。その中で今でも現場で働いている人数は4万人ほど。この人数で日本中のエレベーターを管理しているので
ただデパートのエレベーターメンテなど、閉店から翌朝までに作業しないといけないので夜中の招集もあり得るし、
大きな災害時は避難よりも復旧を優先せざるを得ないので現場に向かわなければならない。
面接の方は「私も子供がいるから解るけど、危険だし災害時に家族の元へ帰れないし、自分が父子家庭だったら選ばない仕事だね」と正直に言ってくれた。
そして常に人材が不足しており、無資格でも資格取得のスクール代を出してくれる売り手市場鉄板の介護業務。
最短でひと月程度の期間で取得できる初任者研修さえ取れば、即働く事の出来る、最後はここ頼みになる業種。
高齢者施設からデイサービスまで勤務場所は幅広く、施設の夜勤で稼ぐことも出来れば、日勤のみのデイサービスで規則正しい働き方も出来る。
現場で経験を積むことにより、これからも増えるであろう施設の管理者やセンター長、ケアマネージャーなどのキャリアアップも確実に用意されている。
高齢者が高齢者を介護する時代はもうすぐと言われているが、これも体が元気であれば60過ぎでも働ける業種だ。
デザイナー以外の業種で私が働く事の出来そうなものはこんな感じだった。
次回は何となくだが敬遠してしまっていた、ハローワークへ通うの回。
そこでも色々は発見があった。
なんとかならないこともないだろうが、結構大変な事になるに違いない。
というのは、完全に内製の、パソコン上でスタンドアロンとして動作しているシステムがある。
これは私が独自に作ったもので、VisualBasic for Application(Excel)って奴だ。
ある業務を別の人から引き継いだんだが、そいつは大して引き継ぎ資料も残さずにさっさと辞めてしまったもんだから、私はかなり大変な事になった。
彼はパソコンといえばExcelくらいしか使えず、プログラムなんか全く書けない人だった。
でも、やたらと毎日一人忙しく仕事しているので社内的評価もそこそこ高い人だったのだが、引き継いだ私は彼の仕事振りに唖然とする羽目になった。
どう考えても、私から見るに自分で勝手に金にもならないのに仕事を増やしていただけ、としか思えない。
詳しい事は書ききれないので、ざっくり言うと、「なんでそこまでこの業務を複雑にしたんだ?」って感じ。
そこで考えあぐねて、業務自体を簡素にする事は出来なくとも、業務を処理するシステムを組むことにより仕事を減らそうと決めた。
IT系会社では全くないし、社内にもそんな人材はいない上に個人の考えで外注業者に依頼するわけにもいかないから、独力でVBAを学び、業務を進めつつ四苦八苦してシステムを完成させた。
出来上がったものは、使う分には誰でも簡単に使う事が出来る様になっているので、実際私自身がメンテナンス以外では使う事もなくなり、もっぱら部下にやらせている。
効率が上ったなんてもんじゃない、前任者はその業務に掛かりっきりだったが、私は普通に他の業務をいくつか抱えても特に大きな問題もないほどである。
だが、劇的に効率上げて実質的なコスト削減までしたのに、会社は私のことをまるで評価しないどころか、前任者より仕事をしてないという目で見てくるので正直頭に来てて退職を考えている。
で、そのシステムは個人的に作ったものでしかないから、仕様書なんてあるはずもなく、勝手に触られても困るのでソースコードを弄られないようにパスワードロックを掛けてある。
さらに、ある時期以降そのシステムを更新しないで使うとその業務に支障を来たす為、内部的にタイマーセットしてその日以降は使えないようにもしてある。
それがあと二ヵ月後。
そうそう、そのシステムに載せれば問題はないと、調子に乗って前任者より業務をさらに複雑にしてしまったんだけど。
どうなっても俺は知らん、ぞと。
追記:
業務改善? 簡素にしろという意味なら難しすぎて無理。例えるならば今更Core i7を8086に出来るわけがないって感じっすかねw
使えなくするのは嫌がらせではなく、業務の仕様がその時期に変わる事が予定されてるからです。誤って使わないようにとの配慮ですよ。
これも同様、嫌がらせではなくて、業務上の理由からそうしているだけです。パスワード開示請求があれば即座に応じますよ。金貰ったらメンテナンスも考えなくもありません。
追記2:
まぁ、私がいなくとも何とかならんこともないだろう、という事は冒頭に書いたとおりです。
もうちょっと考察してから書くべきでしたが、多分私の言いたい事は会社が駄目駄目ってことなんじゃないかなと思います。
一応、簡単に引継ぎ時にあまりに大変な事は上司にも報告したんです。会議でも言った。
ところが、ほぼ無視。あいつに出来たんだからお前にも出来るだろーって感じで放ったらかしにされたというのが偽らざる実感。
でも業務は放ってはおけないので、愚痴っててもどうにもならない。
どうしようもないから、プログラム書いて効率化って方向に進めざるを得なかった、というか判断になったわけです。
こうした細かい話も散々報告したのに全然聞いてないんですよ、上司連中はさ。
ちゃんと聞いてたら、後々になっても私が関与できなくなっても、最低限どうにかして仕様書に落とすとか、あるいは外注してもっとマシなシステムにするような方向で考えるとか、いくらでも検討できた筈です。
それが、トラバレスでも書いたけど「あいつの方が仕事してたよな」って噂流されたんですよ?
「私が死んでも代わりはいる」って増田記事にひっかけて増田に書いたわけですが、実際私自身は私が辞めても業務は滞りなく進んで欲しいと思ってます、というかそうあるべきだと思います。
まー、辞めますけどね。もちろん世の中、努力が報われない事も多いですけど、でも馬鹿馬鹿しくてやってられないです。
追記3:
Excel VBAのパスワード解除は簡単です。それは知ってますし、そんなのググれば一発で出てきます。
何遍でも言いますが、パスワードかけたのは不用意に知らない人が触ってシステムがおかしくならないように、との意図であって私がやめた後に使えなくする意図などありません。
ただし、会社側から指示されない限り、パスワードについて話すつもりもありません。
ですが、もしパスワードを解除してソースを見たら、コメントだらけのソースが読めるようにはしてあります。
これは、私が初心者だから自分で書いててもよくわからないことが多かったのであくまでもそんなバカな自分のために書いたものなのですけど、変数の名前付に至るまで出来る限り意味を理解しやすいものにしてあるつもりです。
何千、何万行もあるような大層なものでもないのでそんなに理解は難しくはないと思います。
独学なので色々と変なことはしてると思いますけどね。