特に新人の頃は業務時間外も勉強や技能の習得のための努力をそれなりにしないと一人前になるのは難しいです。
それを踏まえて。
「新人のクセに昼飯なんてくってんじゃねぇ!」
と言ったらしい。
これを言った超有能君は実際食事の時間も寝る時間も惜しんで努力を重ね、超優秀。
きっと後輩にも優秀になってほしくて言っている側面もあるんだろう。
でも、これを言われた新卒君は俺から見れば有能若手だけど、超有能な先輩からそんなん言われたら萎縮してしまって、業務上の疑問点も怖くて聞けないような状態になってしまって逆効果でしかない。
超有能君は、これを言って新人君に更に勉強してほしかったのか実務経験を積んでほしかったのかわからないけれど、行動学的には彼がこの一言でなし得るのは、新卒くんの昼ごはんを食べるという行動の消去または減らすことのみ。
超有能君が求める、勉強や経験をより積むための行動には繋がらない。
短期的には繋がるかもしれないけれど、主体性のない行動が継続するはずがない。
新卒君の心と身体を悪い方向に向かわせるだけで、良い行動には繋がらず百害あって一利なし。
マネジメントとは、より良い行動をどう引き出すかなので、プレイヤーとしては超有能な彼もマネジャーとしては無能極まりないということになる。
まぁもちろん超有能君はただ先輩なだけでまだマネジャーとしてのポジションではないけれど。
あぁ、もやもやする。
まぁ一番問題なのはその部署の責任者や、その状態を放置するもっと上層部なんだけど。
俺様の正しさに荒ぶってはダメなんだよなぁ。正義を振りかざして威圧しても、屈服させるだけで望んだ行動は引き出せない。
悪気のないパワハラって怖い。