はてなキーワード: らするとは
twitterで検査しているのは技師なんだ!って動画がバズりました。著作権の問題はあるけど、あるあるが詰まってて面白かったです。臨床検査技師が少し注目されたので、公開されている情報を元に新型コロナウイルスの検査キャパが増えたにも関わらず検査数があまり増えていない理由を主に「国がどうやって検査キャパ数を増やしたか」を中心に推察していきます。
みなさんが思っている論点と違っててタイトルで釣ったと思われる方がいたらすみません。
タイトルを「国が〜」とかにすると政治的な意図があると思われそうだからやめました。
前提として全数把握をしない理由は、様々な先生方がおっしゃっている通りだと思っています。現在、陽性者は軽症・重症にかかわらず原則入院の措置がとられています。(病床数の都合で一部は違うみたい)軽症のコロナ患者に感染症病床をとられてしまうと、空気感染するような麻疹や結核などの感染力の強い感染症の患者を隔離できなくなってしまうことが危惧されます。
あまり身近には感じないかもしれませんが、結核患者数は年間1万5千人を超えており死亡率は20%弱(平成28年)です。麻疹に至ってはワクチンがあるにも関わらず未だにゼロにできていません。
この病床数の点については、この先新型コロナの感染者数がもっともっと増えてくれば、軽症患者は自宅隔離の処置がとられると個人的には予想しています。
さて、本題です。
ここでは以下の4点を踏まえて検査キャパ数に比較して検査数が伸びない訳を推察していきます。
1. 増田について
1. 増田について
臨床検査技師。一般市中病院の微生物検査に数年、病理検査に十数年いた中堅技師。病理検査はフラジャイルをご存知の方であればわかるかも。森井君と同じ仕事をしていました。ちなみに大学の卒業研修はTaqManプローブリアルタイムPCRを使った、ガン遺伝子の定量(身バレ防止でざっくりすぎ)。今は事情があって退職し主婦をしています。
現場で働いている人たちは守秘義務もあってなかなか発信しづらいし忙しいだろうから外にいる増田が個人的見解をみなさんにお伝えします。
当初、新型コロナのPCRは国立感染症研究所のマニュアルに基づき、一部の地方衛生研究所が実施していたようですが、2月14日に厚生労働省は日本臨床検査技師会(日臨技:全国の臨床検査技師が所属する団体)の理事長あてに協力要請を出しています。おそらく、ダイヤモンドプリンセス号の検体を大量に検査しなきゃいけなくなった頃なんじゃないだろうか。これに対し、関東圏に所属する技師が1日に数名〜10名ほど派遣されています。
*1 新型コロナウイルスに関連した感染症対策における協力要請について
http://www.jamt.or.jp/information/tuuchi/asset/pdf/yosei-3.pdf
*2 派遣の状況
https://www.jamt.or.jp/covid-19/
派遣された技師がどこで何をしたかは把握できませんが、タイミング的には検体採取後のように思えるので新型コロナの検査に関わっていたものと予想されます。
また、*1のPDFを読むと、2月17日には日本衛生検査所協会(全国の検査受託会社が所属する団体)宛てに厚労省から検査協力の要請がなされています。
ざっくり内容をみると、「検査試薬をお試し分だけ提供するから欲しい人は言ってね。検査できそうだったらどれくらいできそうか教えてね。」ということが書かれています。
それに対し、SRLやBML、LSIといった大手をはじめ複数の検査受託会社がうちはこれくらいやれますよと協力を表明したようです。
どの会社がどれくらいかはわからないけど。自社のホームページで公表している会社もあります。
これにより1日に検査できる数を増やし検査可能件数が約7000件と見積もられたものと予想されます。
ここまでがキャパが増えた経緯。
*1には協力要請とともに
「感染者が増えてきたら、地方衛生検査所は疫学調査、クラスターや接触者追跡のための検査をするから、診療に必要な検査は検査受託会社で検査お願いね。」といった意味にとれる文があります。
まずこの文章から、現在症状は無いし感染者との接触も明らかでないけれども不安だから調べたいという人の窓口は無い、ということがわかります。
ある程度検査を重ねて陽性例・陰性例が積み上がってきた中で、やっぱり海外渡航歴のある人や換気が不十分な部屋にいた集団、それらの濃厚接触者に陽性者が多いみたいだとわかってきた。だから、保健所を通した地方衛生検査所は、濃厚接触者を中心に検査をしてクラスターを追っていきたいという意図がみてとれる。それを踏まえてtwitterで検査拒否された人のツイートをみてみると地方衛生検査所は接触歴のない人の検査はお断りしている可能性がある。
繰り返しになるけど、接触歴の明らかでない風邪っぽい人(=診療に必要な検査)は病院から検査受託会社に検査に出すことを想定しているから。
実際はどうかわからないけど。
では、症状があるのに調べて貰えないのはなぜか?次に続きます。
症状のない人に対して病院では検査ができないのは皆さんご存知の通りです。保険診療の対象にならないからです。なので上で述べたとおり、症状のない人の窓口は無いに等しいです。
では、症状があれば検査してもらえるのか。おそらく簡単には検査してもらえないと思っています。ここからはかなり個人的な推測が強くなります。訂正してくださる医師の方お待ちしています。
*3 検査料の点数の取り扱いについて
http://www.hospital.or.jp/pdf/14_20200304_01.pdf
ここには、新型コロナのPCR検査が保険適用になった旨を通知する内容がかかれています。
難しいことがたくさん書かれていますが、重要な部分をかいつまむと、「認可された検査施設で認可された試薬を使って検査してね。検査するときは明細書に検査が必要だと判断した医学的根拠を書いてね。」という意味だと思います。(保険診療の但し書きはいつも解釈が難しいです)
つまり、医学的根拠のない人は簡単には検査してもらえないようなのです。
医学的根拠が具体的にどんなことをさすのか技師の私にはわかりません。すみません。
しかしながら、日本環境感染学会から出ている医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド
*4 医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第 2 版改訂版 (ver.2.1)
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide2.1.pdf
を読むと、肺炎の存在が証明されないケースは感染リスクがなければ積極的に検査すべき対象とは言えないと書かれています。(今のところ感染リスクがある人=濃厚接触者は保健所対応)
また、新型コロナウイルス感染症に特異的な症状や所見がないと書かれていることからも、まずはコロナ以外の肺炎の除外が先になります。
ということは、新型コロナ検査の適応になる人は、胸部X線やCT、採血、喀痰培養(数日かかる)、迅速キットなどで細菌性・マイコプラズマ・インフルエンザなどなどによる肺炎が除外された原因のわからない肺炎にかかった人ということになるのではなかろうかと個人的には思うのです。おそらくあんまり多くない。
http://www.jrs.or.jp/quicklink/journal/nopass_pdf/044120906j.pdf
*6 肺炎予防のために 知っておきたいこと
http://www.saitama-med.ac.jp/hospital/division/25respiratory_medicine/images/kanazawa02.pdf
診療方針については専門外なので検査室から電カルをみてた経験からの想像。すみません。もしかしたら、いや別にもっと簡単にコロナの検査出せるよと言われれば、あ、そうなんだ。って感じです。
あと、個人的には検査は適切な治療を行うための一つの手段だと思っています。今の状況をみていると、医療従事者側は患者の治療が目的なのに対して、患者側は新型コロナの検査を受けることが目的となってることによる混乱なのかなと思っています。
国や病院側の方針は患者の目的を果たしてくれるようなものでは今の所ないです。たぶん。しらんけど。
(患者がコロナかもと言い出すと病院にかかることすらもできなくなっていることも検査数が少ない原因の1つかもしれません。これは余談だけど、重症化しちゃったらコロナかどうか調べて貰えないことよりも、肺炎(もしくはそれ以外の病気)の治療をしてもらえないことの方が困るので、接触した覚えがなくて自宅療養してたけどつらいってなったら、保健所にコロナかもって電話するより病院に接触者じゃないことをきちんと伝えて周りに移さない対策をとりつつ普通に診察してもらって通常の検査受けた方がいいんじゃないだろうか?確率的にはコロナ以外の方が高いし、除外されればコロナの検査に正規ルート?でたどり着く。のか???)
実際どのくらいの検査が行われているのか、どのくらい増えているのか、は私が調べた範囲ではわかりませんでした。もしかしたらどこかにあるかも。先に書いた通り、病院からの検体は保健所を通さずに検査受託会社に回されるので、情報収集に時間がかかるのかも?
ちなみに、新型コロナの検査料は都道府県が負担をするそうなので、PCR検査料の患者負担はないようです。他の検査や処置料はかかるよ。
*7 新型コロナウイルス検出のためのPCR検査、3月6日から保険適用
https://gemmed.ghc-j.com/?p=32688
上記の理由から検査数が増えていないと思っているので、PCRが簡単かそうでないかはあまり関係ないと思っていますが参考まで。
PCRにもいろいろあって、手順が簡易化されたものや細かい濃度調整や設定が必要なものがあります。一般の市中病院内で行われているPCRは大体がメーカーがキット化した簡易的なものです。おそらく皆さんが想像してるのはこういうやつ?
https://jata.or.jp/rit/rj/339p11.pdf
正確にはLAMP法はPCR法とは異なります。ちょうどいいPCRの資料が探せなかった。PCRはもうちょっと複雑になるけど院内でやれるPCRのざっくりしたイメージはこのくらい。リヴァイ班いなくてもできそう。うん。緊急度の高い結核菌PCRや検査頻度の高い淋菌・クラミジアPCRあたりが実施されています。
一方で、新型コロナのような新しい項目でキット化されていないものや検査頻度の低い項目は、採算性や精度管理などの点から多くの病院の検査室では実施せず、検査受託会社に外注されているのが現状です。
ではPCRの何が難しいのか?
国立感染症研究所のホームページに新型コロナウイルスPCRのプロトコルが公開されています。
*9 病原体検出マニュアル 2019-nCoV Ver.2.8
https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/2019-nCoV20200304v2.pdf
キット化されていないというのはこういうことです。読むだけでしんどいです。
DNAに比べRNAの扱いはシビアです。すぐ壊れる。手順がすごく多くて扱う試薬も多い。機械が自動でやってくれるのは7ページの3)の部分あるいは11ページの7)の部分。あぁ、疲れてきた。
手順や試薬が多いとミスが起こります。1で増田は卒業研究でPCRやっていたと書きましたが、例にもれずコンタミネーションを起こし、ある一定の時期からネガティブコントロールに弱い反応が出続けるという地獄をみました。
おそらくピペットのチップを交換し忘れ、共通試薬にターゲットを混入させるとかいう超凡ミスをやらかしたのだと思います。
逆に共通試薬を入れ忘れれば全て陰性になってやり直し。ぴえん。
あとで原因がわかればまだましで、間違った結果を出してしまうと最悪です。しかもこんなに手間暇かけて一生懸命やっても感度はそんなに高くない。感染にも配慮しなきゃいけない。
このプロトコルをひたすらやっている姿を想像するとつらくなっちゃいます。
臨床検査技師であっても大学の講義・実習でちょろっとやっただけの人がほとんどです。ご年配の技師の中にはPCRの原理説明できない人もたくさんいます。本格的なPCRが精度よくできるのは研究所や大学病院クラスの大きな病院、研究熱心な一部の病院、検査受託会社の担当者くらいです。なので、いきなりマニュアル見てやってねと連れてこられても結構難しい。
検査受託会社がどうやって検査枠を増やしたのかはわからないけれど、検体検査は資格を問わないので、もともと理学部卒とか農学部卒とかも多いし集めやすいのかも。(病院の検査室は採血とか他の業務もあるし資格のない人を採用しているところは少ないです)
感度・特異度の高い簡易キットが開発されて検査する人の負担が少なくなるといいね。
最後に
ここまで読んでもらえると、ネットで騒がれている
病院の検査室は忙しい、だから新型コロナの検査はしない。という状況ではない
多くの検査は検査受託会社が請け負うので、病院検査室が忙しいのはまた別問題。
おそらく大変なのは検査対象でない患者の対応に追われてる保健所と濃厚接触者の検体を受け入れてる地方衛生検査所とか。
検査数がみんなが思っているより少ないのは、あくまで国内の感染コントロールの方針や治療方針によるものであると個人的には思います。
もう少し気軽に検査出せるようになってもいいと思うけど。まあ外注だしすぐに結果わかるわけじゃないから微妙か。
急激に増えてきたのがわかったらしれっと消します。
検査はすでに増えてるのかもしれないし、言っていることが矛盾していたり、誤字脱字があったりするかもしれませんが、臨床検査技師なんてただの凡人ですし、わたしはリヴァイ班でもありませんのでご容赦ください。
間違っていることがあればご指摘いただけると幸いです。
長々とまとまりのない文章を、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
ていう人。いるよね。私もそうだった。
休むのが一番だけど、どうしてもいかないと死ぬときは、なるべく喋らない、距離とってしゃべる、食事の時間ずらす、会社で共有してる電話・PC・自販機・券売機・食器・文具などなどは触らない、触ったら消毒か洗う。
くらいはしてもらえると少しは違うかも?
逆にそれらの共有物は汚染されてると思った方がいいです。
飛沫感染よりも手についたウイルスが目鼻口から入る接触感染の方が多いっていわれてるから目鼻口の周りを触るときには必ず手洗いしてね。
あと、すれ違っただけなら感染しないよ。
それと咳したときにグーの手とかで受け止めるのはほんとやめてよそのウイルス(コロナに限らず)の付いた手どーすんの?すぐ洗えんの?!
は? マジだが?
① 身もやせるような思いでつらい。他人や世間に対してひけ目を感ずる。恥ずかしい。 「世の中を憂しと-・しと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば/万葉集 893」
② 心づかいをして控えめである。つつましやかである。 「されば重木は百八十に及びてこそさぶらふらめど、-・しく申すなり/大鏡 序」
③ (節度をもって振る舞うさまが)殊勝である。けなげである。 「己が振舞-・しければ、一筋取らするぞ/保元 中」
動詞「やす(痩)」の形容詞形で、身もやせ細る思いだというのが原義。
平安時代には② の意でも用いられ、つつましくしとやかなさまを優美と感ずることから③ の意が生じた。
③ は優位の者がほめことばとして用いた。→やさしい(易)
(こわい)
〇舌打ちもあるよ
〇ため息がうるせえ
(どうしたらそんなうるっせえため息つけるんだ耳栓越えてきたぞ)
〇喋り方がねちゃねちゃしている
(なんかドゥフフwwwwネチャアwwwwwみたいな話し方する)
〇語尾が消える
(指示が!!!!ただでさえ日本語が怪しいのに!!!さらにわからねえ!!!!!!!)
(お祝い事におめでとうなど言わない、結婚したらもし離婚したら、妊娠したらもし死産したら、を話し出す。えぐ。)
なんか別にそんな偏見ないと思ってたけど50代(独身)て見ると、あ~なるほどね~だよね~ってなってしまう。
ごめんほんと。
ため息とか、足音とかだけなら我慢できたけど話すたびに人格やべえなって思っているとほんとに無理。
体調崩したときにメンタルにもきたのかマジでほんとに生理的に無理になって病んだので近々やめますが、
「若い子は金目当てしかいない」と当たり前のように若い子を出してきてマジで無理~~~~~~~となった。
私の後任は20代の女の子!って言ってるのもマジで無理~~~~~~
その割に早く産休に入られたら困るだの言ってたので、
嫌なら男性か子育てがひと段落した女性をとってくださいと言ったら「おばちゃんは嫌だ~~~~」って言ってた。
もう意味わからんしなにより生理的に無理だし話すだけでいらいらするようになったので、
シャッチョにもはよ後任入れてそのうちわたし怒鳴りちらしちゃうと先日泣きついて今。
面接来てくれた人にもなんでそんな対応なの?ってくらい失礼な発言しかしてなくてほんとに無理だった。
面接終わった後に、
思うのは勝手だけどなんかなんで私にそれ言うの?って思う。
一事が万事これで、なんていうの、すべてが神経を逆なでしてくる、といったら伝わるのか。
辞めると言ってひと月、後任は決まらない。
もう私が転職先見つけるほうが先になるかもしれねーな!!!はっは!!!!!
ていうかため息うるせえ独り言うるせえなあ~~~~
もういっそ私長いこと仕事サボってるから即日クビにしてくれ~~~~~
わたしみたいなぽんこつ雇ってくれた人たち(上司ではない)もいるから、
せめてあと腐れなく引継ぎはちゃんとして終わろうと思ってた。
私が知らないといけない情報を止める。
なんで教えてくれないんですか!?って思わず声がでちゃったことあって、
そのくせどうでもいい情報は言ってくるんだよ。ふしぎ。
(丁重にこうこうこういう理由でその情報いるのって言ったら「な~んだ」つってた)
勝手にやり方を変えて、私が気付いて聞いたら「変えた」って言う。
その変更に伴う作業を全く考えてないのか、わからないのか、わざとなのかわからない。
せめてなんとか最後までやりきろうと思ったらコレ。
やる気を削ぐ天才か?
もうなんかつかれたな~~~~~~~~
しかも必ず21時頃に予約を入れる。そして、真っ暗な部屋にテレビだけ点けてプレイした。毎回、『世界ふしぎ発見』を観ながらする。五、六回目くらいのプレイで、騎乗位で素股をしている最中、ふと世界ふしぎ発見に気を取られた瞬間に体勢をひっくり返されて、本番に持ち込まれてしまった。優しい人だったのだが、やっぱ油断大敵だった。
某シティーホテルの、中くらいのグレードのツインの部屋を定宿としているのかなんなのか。私は三回くらい呼ばれたけど、いつも同じ部屋だった気がする。若い女の子の悩み事を聴くのがやたら好きな、五十代後半~六十代前半くらいの人だった。毎晩、店の子の誰かしらを呼んでいたが、一体私生活どうなってるんだろうねって、仕事仲間の間でよく話題になる人だった。
部屋に熱を発するものといえばその人本人しかいないので、お部屋に入るなりダッシュでベッドに潜り込んだものだった。何でかうちの店長からナメられていて、毎度指名で予約してくれるのに、毎度最後まで待たされていたのだった。その人の所に着くのはいつも明け方くらいで、玄関開けとくから勝手に入って来てねって、ドライバーさんに電話で言付けて熟睡している。私はめちゃめちゃ揺すって起こしてプレイしてもらう。何でか私がお願いする立場に。
凄く太っていて、しかも全身毛むくじゃらなので、この人に抱かれると安心感半端なく、つい一緒になって寝落ちしてドライバーさんを困らせた嬢は、私だけではないらしい。
この人はシャワー貸してくれないんだけど、いつも最後の相手だからまあいいか、と妥協して、汗とよだれとその他体液でベタベタなまま帰宅したものだ。
二回くらい呼ばれたかな。自分で、中学校の先生してるって言っていた。プレイ時間正味四十分くらいの間に4回射精して、本番させてくれたらもっと出せるよ!!だから本番やらせて!とかなり食い下がってきた。プレイが終わると、真面目な先生っぽくなった。
25歳だと言っていた。猛烈なイケメンなのに、私のことを一目見てホームページの写真よりずっと可愛いと言って、テンションとお竿をあげあげしていた。そこまで喜ばれるほどの者ではないです、と恐縮しきりの私だった。
その人は音楽関係の仕事をしていると言っていて、部屋がキーボードとか何かよくわからない機材で溢れていた。
と聞かれて、音楽にはあまり興味ないんだよなあ、と思いつつ、強いていえば
「Gacktかな」
と答えたら急に怒りだした。
「は!?Gackt!?!?!?どうしてよりによってアイツなの!?!?!?」
プレイ中あまりにも乱暴なので、大層な美形なのにデリヘルを呼ばないと性欲発散に困ることになるのも無理もないなと思った。私は首絞められないようにベッドの上で必死に逃げ回った。
なので、新人だった私は優先的にこのお客さんにつけてもらえたのだが、当然の如くに本番を要求してくるというか、当然の如くに、「はいむこう向いて、四つん這いして」っていって、サクッと挿入して来るのだった。店の女の子、皆本番してる、と言っていたが、真相は謎。初回から当たり前のようにやられたのと、ただ後ろからしてくるだけなのに異様に気持ちいいのとで、ナアナアに本番行為を続けることになってしまった。
社会的地位が高そうな佇まいで、素敵な和風のお部屋に独り暮らし、という人だった。毎回おやつくれた。
お洒落で都内なのに結構広い、本人が言うにはその割り家賃が安い(確か半地下だったかで変な間取りなのだった)部屋を、可能な限り本棚で埋め尽くしていた。
インフルにかかって、やっと復活したというタイミングで私を呼んだらしい。そして私はインフルをバッチリうつされた。キスしたら口の中がものっすごいぬるぬるだった時点で、インフルにかかる覚悟はした……。
体型がものすごくカビゴンに似ていた。丸くて、手が長いみたいな。全身が毛でふかふかしていた。抱き着くとモフモフしていた。でも、第一声が、
「何で脱がないの?時間勿体ないんだけど」
とちょう恐かったので、ぶるぶる震えながら抱かれた私だった。
風俗遊びを極めていて、女の子をイかせて遊ぶのが趣味なのだそうで、実際もう死んでもいいくらいの気持ちいい思いをさせてもらう。お金払うべきは私の方なのでは……と思ったりなど。
しかしこの人もまた、店長は上客と呼ぶのだが当たり前のように本番を要求してくる人で、しかし死ぬほど気持ちよくしてくれるから誰も拒まないのか?少なくとも、私は拒めなかった……。
風俗嬢を死ぬほど気持ちよくするようなセックスをする男って、どんだけ立派な物をお持ちなのかと思われるかもしれないが、この人は親指くらいの長さの包茎だった。だがこの人と一度セックスした女の子は病みつきになるとかで、セフレが何人もいるという話だった。私もセフレにならないかと誘われたが、真面目に断ってしまった。単にセックスをするだけの仲ならやぶさかでもなかったんだけど、なんか一緒に食事もしたがるので、断った。太りたくなかったので、食事は要らなかった……。
地価がバリ高いことで有名な地域に立つ、ボロボロのアパートに住む人だった。地域名でテンションを上げた女の子ががっかりする所を見ると嬉しいらしい。お風呂が古いガスで沸かすやつで、シャワーがほぼ水しか出ず、寒い寒いと震えながらシャワーを浴びて身体を洗いっこした思い出。
タオル類を洗うのに柔軟剤を使わないので、ごわごわのタオルを出して女の子に文句言われる、が、改める気はない、らしかった。
この人も上客のはずなんだが当然の如くに本番をしてくる人だった。バッチリコンドーム用意して待ってる。コンドームを開封するとき、ミッ○ーマウスのように楽しそうに口笛を吹く。
セックスをしながら「俺の子を孕め!妊娠しろぉ!」などと暗いことを口走りがちなのだが、言い方が面白いのでこっちは笑いをこらえるのが大変。
そんな簡単に女の子を本番になだれ込ませてしまうなんて、どんだけイケメンかと思われるかもしれない。しかし、漫画みたいなハゲたおじさんで、痩せぎすの身体に「へんなおじさん」みたいな、よれよれの半袖に腹巻きにさるまたに股引という、クラシックな格好をしていた。よく言えば、出はじめのロロノア・ゾロ的な服装というか。
なんかよくわからないけど、毎度セックスに持ち込まれているのはなぜなのだろう……と思いながら毎度犯されていた。
仕事のことを私から聞くことって、なかったのだけど、なんかの話の流れでコンビニ関係者だと自分で言っていた。
部屋中ゴミだらけだった。よくそこまで溜め込めるなぁ、と感心してしまうほどに。
あまりデリヘル嬢というものに期待をしていなかったらしいが、私に一目でガチ恋してしまったという人。
風呂の底に緑色の苔のようなものが生えているのを放置していたが、私がドン引きしたのを見て、これではいかんと思ったらしく、次に呼んでくれた時には掃除してあった。
と、見せてくれた。うふふ可愛い。
うつになって1年経った
https://anond.hatelabo.jp/20190227221346
1年前、こんな増田を書いた。
あれからさらに1年経った。だいぶ状況とか心境が変わったので、せっかくだから今のことを書いてみようと思う。
増田を書いて少し経って、勤めていた会社を退職した。皮肉だけど、評価面談で厳しい評価をされたことが背中を押してくれた。
休みがちだったし評価が下がることは自分でも分かっていて、それでもそれなりに成果は出していたつもりだったけど、思った以上に厳しい評価だった。
この会社にいる間は常に全力で走り続けないといけなくて、一度でも休んだり道が逸れてしまった人間の居場所はないんだなと痛感したし、
そもそも休職することになったのは膨大な業務を押し付けてきた会社が原因なのに…とカチンときてしまい、勢いで退職届を出してしまった。
それからしばらくは家でゆっくり休んだ。もともと家事が苦手なので、仕事しない代わりに家事しなきゃ…って覚悟してたけど、夫が「家事をやるためじゃなくて、休むために会社辞めたんだから、家事とか気が向いたときでいいよ」と言ってくれた。
おかげで、あらゆる義務感から解放され、本当にゆっくりさせてもらった。夫のことは一生大切にしたい。
会社を辞めてから、目に見えて体調が良くなった。元同僚とはたまに会うけど、「めちゃくちゃ顔色良くなった」「憑き物が落ちたみたい」「辞めて正解だったね」と言われる。自分でもそう思う。
今後のキャリアとか収入面とか考え始めると不安な面も残るし、辞める以外の選択肢もたくさんあった気もするけど、あのとき辞めて本当によかった。
今は家の近くの会社で、週に数日だけパートで働いてる。「新しい環境に慣れるまでに恐ろしくストレスがかかってまたぶり返すんじゃないか」って思ってたけど、割とすぐに慣れた。
仲良くなった社員さんが、以前から覚えてみたいと思っていた知識やスキルをガンガン教えてくれて、仕事自体も楽しい。正社員じゃないから、会社理念とか面倒なことを考えずに済むのも心地良い。
毎日家でだらだらするより、たまに外に出て仕事をする適度な緊張感が自分に合っているみたいで、
ついに先日、毎日飲んでいた薬はもう飲まなくていいよ、と医者から言われるくらい調子が良くなってきた。
1年前の自分と比べて大きく変わったことは、「ちゃんと自分の体と向き合う」ようにしたことだと思う。
1年前の増田で「うつは治らない、うまく付き合っていくしかない」「ちゃんと知識をつけましょう」といったコメントをもらって、腹を括るとまではいかないけど「悲観的になるのはやめて、自分のためにできることをしよう」と思えるようになった。
まず、当たり前のことだけど食事、運動、睡眠に気を配り、整った生活を送ることを心掛けた。
それから、今日は何をしたか、何の薬を飲んだか、毎日のことを記録を残すようにした。
医者に言われて始めたのが、その日の体調を10点満点で評価すること。一日の中で変動が激しければ、最低点と最高点をそれぞれつけておく。
そういうデータを貯めていってようやく、体調が悪くなるトリガーとか、好調・不調の周期を把握できるようになった。
(ちゃんと点数つけられるようになるまで時間がかかった。うつになる前は、自分の体調を「会社に行けるか、会社行けないくらい具合悪いか」くらいでしかはかっていなかったので、「普通」と「好調」の違いがよくわからないし、1から10まで点数を割り振るのが難しかった。)
上司が仕事をしない。いや、正確に言うと仕事をしているのだが今じゃなくても全く構わない仕事をしている。
筆者は20代でこの仕事3年目の業界ではペーペー扱いの社会人。
会社は中小企業。働かないおっさんがのうのうといる雰囲気ではない。
来週納期の仕事があって私が必死こいてやっている中、プロジェクトマネージャーである上司が仕事しない。
納期を迎える仕事以外もしているので今日は納品物にはほとんど触れなかった。
マイクロマネジメントよりはましだがちょっとひどくなってきた。
●一緒にやっている仕事の詳細を私に聞いてくる
●打ち合わせの最中に話に参加せず別のことをやっている
●一時期ぺーぺーの私でスケジュール立案して自分で管理する自己完結スタイルになってやばくなったにもかかわらず喉元過ぎれば熱さを忘れる精神なのか、進捗の管理すらしない
4桁万円の仕事の納品を来週に控えるのにいいのかと思ってしまう。
ちなみに同僚も同じ感情を覚えてる、私よりかなりイラついている。
今も残っていて会社から書き込んでいる。(お前こそ仕事しろよといわれるのは承知だ)
キングダムでは亜花錦が好きなので亜花錦キャラで生きていこうと思っているが、上司が無能だと中々戦うのもしんどくなってきた。
朝は千葉、夜は横浜みたいな日もあるのに、移動時間は時給が出なくてキツかった
でも凄くやりがいを感じていて、辛かったけど毎日楽しかったしその仕事が本当に大好きだった
振り返れば完全に洗脳されてたけど、その時のことはみんないい思い出だと今でも思う
さすがに驚いたけど洗脳されてるから「仕方ないな」って遠方手当ての1000円握り締めて長距離バスに乗った
話したことない先輩と2人で
勤務地までは車で20分くらいのところで、交通手段が他にないのでタクシーを使っていいと事務所から言われていた
これは滅多にないこと
「あ〜、そこには行けないな、今日は祭りだから道路が塞がってる」といわれた
今思えばよくわからないけど、
とにかく車ではそこにいけないと言われた
えー、どうするんだろ、とか他人事みたいに先輩と運転手のやりとりを聞いていたら、先輩がこちらを向いて
と言った
駅の近くに凄く長い坂道があって、その両脇に出店が並んでる
ここが件の通れない道路らしい
道路の真ん中に点々とキャンプファイアーみたいな火がともってて、
褌の男の人たちがなにやら騒いでた
浴衣の女の子や楽しそうな親子連れ、太鼓の音と燃える火が幻想的だった
その長い坂道を人の隙間を縫って全力で走った、スーツにパンプスで
辛かった…
「私たちなにやってんだろ!?」って一瞬洗脳が解けた先輩が笑い出して、2人で笑いながら走った
それより先はGoogleマップにもちゃんと表記されなくて、私たちは迷子になった
もう陽も落ちて暗い中を延々歩いた
サイレンみたいな古い民家が点々とあって怖かった
でも私たちは「入り時間をとっくに過ぎてしまった」ということで頭がいっぱいだった
どうやって着いたかはもう覚えてないけど、なんとか現地に着いた
出してくれた夕食を食べて用意された部屋に布団を敷いた
でも私の携帯は滅多に鳴らないし、今日が終わったことの安心感で携帯を見ようとも思わずすぐ眠りについた
昨日はサイレンみたいだと思ったけど、森の朝の空気は気持ち良くて、すごく清々しかった
大変だったけどいい日だったな〜って先輩と歩いた
タクシー使えばいいのに、その案すら出なかった
森を出たところで先輩が「主人から電話きてたの出れなくて不安にさせちゃったっぽい」と携帯みて笑った
びっっくりした
着信がもう、何十件も入ってて、見たことないくらいメールが来てた
足が止まった
少し怖くなった
声をかける先輩に「いや…なんかたくさん着信きてて…」と返した
先輩が「だよね〜、圏外なんて思わなかった。そうとわかってれば先に…」
気づいたらしゃがみこんで動けなくなってた
しゃがんだとも思ってなかった
「え!どうしたの?」と駆け寄ってくれた優しい先輩
私は人に自分の趣味とか、個人的な話をするのが苦手で、聞かれるといつも「特に」とか「別に」とか言ってしまうタイプ
でもその時はもう口からスルスルって、そんなのいわれてもしょうがないってわかってるのに言葉が出てた
「なんか…大好きなバンドのボーカルが死んじゃったっぽいです…」って
約10年、ずっと
こんな時になんで電話でないの!!
電話出ないし鳶死んじゃったしどうしようなんでって眠れなかった。
なんで電話出ないの、
鳶死んじゃったんだよ…」
ってどんどん泣いちゃって、わたしも泣いた
ここがどこでなにをしていたかも忘れて
先輩は駅までずっとそのバンドの話を聞いてくれた
誰1人ともすれ違わなかった気すらする
先輩は、そのあとすぐ辞めてしまったけど、顔もフルネームも、旦那さんの仕事のこともすべて覚えてる
ほんとに優しい人だった
先輩ありがとう
帰りのバスに乗ったら「窓際座りなよ」って言ってくれた
「音楽聴きなよ」って
みんなほんとにいい曲だった
この日のこと一生忘れないなって思った
結局、そんなことがあったのに洗脳は解けなくて、そのあとも4年くらい勤めてた
私がその町に行ったのも、圏外になる場所に泊まったのも、それが最初で最後
よりによってなんでこの日にって本当に思う
そのバンドのこと、ボーカルのこと、言葉にしたいけど、その日あったことだけ思い出して書いた
辛かったけど、忘れられない
きっとちがうよ
だって私は わたしが生きるために あの人に生きて欲しかったんだから
それはきっとちがうんだよ ちがったんだよ
それはきっと あいなんかじゃないよォ…
某所より気になった感想を抽出し、思いついたことを書いていく試み
171 ななしのよっしん
2018/09/30(日) 13:48:11 ID: f8xlQvMm3b
あさひもしょうこも(てかこの作品のほぼ全員)私が生きるためにあの人に生きてほしいを地でいくキャラだったからあの結末は残念でもないし当然
あさひはこれからのこと考えると可哀想だがしょうこは裏切ったうえに盗撮までして友達の私を信頼してはほんと無理だったから死んでよかったよ
173 ななしのよっしん
2018/09/30(日) 15:30:33 ID: 6m5ZAUyP0F
友人思いのあつかましさや正義感が仇になってさとうを裏切り殺されたしょうこ
大人の女性からセクハラを受けまくって気が狂いしおからも見捨てられて廃人化した太陽
元からの変態性に加えさとうを詮索してやり込めようとして失敗し逮捕された先生
DVを受けていたとはいえしおを拒絶して全ての元凶になった母親
絵のモデルとしてさとうを招きしおに対するさとうの気持ちを察するや自分の望むさとうでなくなることに怒り、手を挙げて殺された部屋の主
さとうと愛の形で対立しつつも結局最後までさとう達に協力して逮捕された叔母さん
必死に妹を思い自分と自分の母親の元で幸せに生きさせようとしたが、最後にはしおの心を完全に奪われたあさひ
愛の形を証明し心中を受け入れるも、結局しおを生きながらえさせて、しおを自分の愛の結晶としてこの世に残すことに成功したさとう
幼児退行や記憶障害は治ったが、さとうの愛に完全に共鳴して強い意志を持って傾倒する狂人となったしお
全登場人物で本当の幸せを掴んだのは実はさとうだけかもしれない、しおは客観的に見ると環境が災いして人格を塗り替えられた不幸な子だと思った
182 ななしのよっしん
2018/10/01(月) 05:10:48 ID: CEiFINjjYU
一見人魚姫みたいで綺麗な終わり方だけど冷静に見ると、さとうがおばさんにされて嫌だった「愛ってこういうものだよ、とても素晴らしいよ」の押し付けを結局しおにも繰り返してるだけっていうのがなんか考えさせられる
表面は綺麗だけど、しおもかつてのさとうみたいに歪んだ愛の価値観に縛り付けられて生きると思うと…
185 ななしのよっしん
2018/10/01(月) 11:23:57 ID: VrrOXonf2W
しおはさとうの愛で満たされてるけど
190 3543
2018/10/02(火) 09:27:55 ID: PTz4syDQ1u
こういう話は因果応報とは無縁の話だと思ったら、しお以外は因果応報の形になったのが意外。だが単純に法とか、一般的な善悪道徳を元にした勧善懲悪の因果応報じゃないのがミソだな。
だから、普通なら報いを受けそうにない立場のしょうこも、勝手な「ごく真っ当な価値観」のままさとうに迫り、信じると言いながら結局目を逸らしてしまったことが、致命的な罪となって、その裏切りの報いとして死んだ。
単に犯罪したからだけじゃなく、自分の価値観を押しつけ続けて相手を碌に見なかったり、何より愛に真摯じゃないキャラは報いを受けた訳だ。
しおに関しては、さとうと限りなく噛み合っていたが、共犯者の面もあるし、最後に庇ったさとうの愛が本当の愛なのかしおへの裏切りなのか、あの結末が救いなのか呪いなのかわからんのはいい感じだと思う。
206 ななしのよっしん
2018/10/15(月) 17:02:35 ID: MYkV3cCihu
さとうはあらん限りの意志の力によって、
ある意味、恋の夢である「愛する人とひとつになる」を実現してしまった
人間の精神が分割できないindividual(個人)という見方は社会的な事務上のフィクションで、
内面には複数の「分人」がいるわけで、その一つとしてミニさとうがしおの人格にインストールされた
だが本当に恋の夢が実現されたとしてそれは本当にいいものなのか?と思わされる
意志の強烈な輝きと同時に、それがもたらす災厄も描かれてる
強い意志というのは、結局高確率で目的を果たす魔力はあるけど、被害も生むことを示してる
214
2018/11/14(水) 00:15:54 ID: DvW+BJx4zX
この作品、ほぼ同時期に映像化(向こうは実写化だけど)された監禁モノ作品と決定的に違う所がある
これこれこういう可哀想な目にあったから容認すべき・同情すべき、という風な作品のトーンにしてない。あの純真そうなしおちゃんも含め、出てくるキャラが(一部以外)殆ど全員自分のエゴの為だけに動いてる。
さて、感想
「わたしが生きるために あの人に生きて欲しかったんだから」という叫びで自らと登場人物すべての罪を糾弾したこの言葉
では、いったい何が愛だったのか、どうすれば愛だったのか、愛は何故減るのだろうか(ニヒリズム)
「お互いの事を思いあい、助け合い、真に理解しあう」が、「プロレスは本気で戦っている」と同様のお約束であることは肯ずるところだろう
富めるときも貧しきも、病める時も健やかなる時も、死がふたりを分かつまで、愛し慈しみ貞節を守ることをここに誓います。
本作でも繰り返し述べられる誓いの言葉だが、やはり難しい
貧すれば鈍する、衣食足りて礼節を知る
満たされない人間が愛についての理想を掲げ、存在しないものを追い求める様は悲喜劇的である
残念ながら、愛というのは幻想入りしている
では何が存在するのか、現実・日常に耐えられるだけの実在性を担保できるのか
逆説的だが、まさにそれこそが愛、つまり個々人の中にしか存在しない幻想だと思われる
「相手は分かってくれくれるかも知れない」「自分を救ってくれる誰かがいるかもしれない、そんな時が来るかもしれない」「これこそが愛の本質なのかもしれない」という期待、幻想、思い込み
それに従って相手を志向し、期待し、求め、望み――そして、拒絶され、断罪され、絶望する
その果てに関係性を何度でも再構築し、自分自身の幻想・信念ですら変えていく
自分に合わせて現実を変えるのではなく、圧倒的な実在性(=他者性)のある「現実世界」に打ちのめされ、変わらされていく
他者論という観点から見れば、「誰にも否定されない絶対的な真理」を作り出すことは不可能である。一方で「他者」は、単に真理への到達を妨害する忌むべき存在というわけではなく、「私」を自己完結の孤独から救い出す、「無限の可能性」でもある。いかなる哲学、科学、数学を作り出しても、必ずその外部から「違う」と叫び叩き潰してくる、理解不能で残酷な「他者」が現れる。「他者」が現れるからこそ、自己は自己完結して停滞することなく、無限に問いかけ続けることができる。
然し、真理といふものは実在しない。即ち真理は、常にたゞ探されるものです。人は永遠に真理を探すが、真理は永遠に実在しない。探されることによつて実在するけれども、実在することによつて実在することのない代物です。真理が地上に実在し、真理が地上に行はれる時には、人間はすでに人間ではないですよ。人間は人間の形をした豚ですよ。真理が人間にエサをやり、人間はそれを食べる単なる豚です。
(中略)
もとより、私は、こはれる。私は、たゞ、探してゐるだけ。汝、なぜ、探すか。探さずにゐられるほど、偉くないからだよ。面倒くさいと云つて飯も食はずに永眠するほど偉くないです。
私は探す。そして、ともかく、つくるのだ。自分の精いつぱいの物を。然し、必ず、こはれるものを。然し、私だけは、私の力ではこはし得ないギリ/\の物を。それより外に仕方がない。
――坂口安吾「余は弁明ス」
「人間の精神が分割できないindividual(個人)という見方は社会的な事務上のフィクションで」
という言葉が正鵠を射ているように、人間はそれ単体で存在し得ない
人のすむところ。世の中。世間。人が生きている人と人の関係の世界。またそうした人間社会の中で脆くはかないさまを概念的に表すことば。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。
永遠に求めるが手にし得ないものを、その霊台方寸のカメラにおいて捉える故に、他者を必要とし、そしてそれに打ち倒される
揺るがない物理的存在としての肉体がその繰り返しを支え、人を生き長らえさせている
今日、愛の不在を叫んだ神戸しおも、その10年後には同じ気持ちでいるかは分からない
「十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人」は、決して絶望の言葉ではないのだ
BPDの症状が年齢経過で落ち着いてくるということと似ており、時はすべてを均してくれる
凡人に身をやつすことは、救いでもあるのだ
マッチングが機能していない、初心者と初心者が当たらない、同じ腕の人たちで集まっても初心者狩りの中級者が混じるetc...
上に例示した人に限らないけど、何故かマッチングが機能していないと思われているので反論したい。
初期レートを自分で設定出来ない(CPU5戦+中身入り2戦で決まるが)のは相変わらずの問題だし、
初狩りがいるのも確かだが、そんなものは極少数の例外であって、
相手の力量を測る物差しがない故に、自分と大差ない初心者を上級者や初狩りと認識してしまっているだけなんだ。
つまり、初心者同士が当たっているにも関わらず、勝てない人がいるんだよ。
何故か。
それは彼が、お行儀のいいプレイを練習して、初心者用のゲームプレイをしていないからだ。
ポケモンで「はたく」や「たいあたり」を連打すれば勝負になるのに、
「なきごえ」や「しっぽをふる」を使ったり、交換戦をしているから勝てないんだ。
だから、彼ではなく、彼に同調する誰かのためにアドバイスを書く。
1.キャラ選び
ブコメによると、彼はゼタを選んだらしい。
ぶっちゃけこの時点で答えが出ているんだが、彼が勝てない最大の理由がこれだ。
飛びが弱く、無敵技がなく、コンボが難しく、批判を恐れずに言えば単純に弱い。
飛び道具が強いのはいいが、それ以外は初心者が選ぶべきでない要素のオンパレードである。
弱キャラから乗り換えたのであれば、同じことをしても勝率3倍は堅いはずだ。
もし、ゼタが好きで変える気がないなら、そこは苦行だけど頑張ってくれとしか言いようがない。
2.お行儀のいい戦い方を辞める
格闘ゲームをちゃんとシステムを学びながら練習する、ということは今回が初めての為、タクティクスモードやRPGモードで1人で練習しつつ遊べる
多分、ここで間違った指標を「こう動くべき」と思い込んでしまったのだろう。
ストリートファイターの初心者にもいるんだよ。
動画を真似て、出来もしない差し合いのために無意味にふらふらする人。
昇竜をコスりまくれ。ガードされてもきっちり反撃するのは困難だ。
小パンをコスりまくれ。目押しとか先行入力とか忘れていい。連打しろ。
ガードはしなくていい。攻撃こそが最大の防御だ。
ここは強キャラでどれだけ多くボタンを押せるかの早押し大会なんだ。理性を溶かしていけ。
まとめ
あくまで自分のケースについて記すものであって必ずしも一般論ではない.
結論から述べると,常に「症状が出るかもしれない」と身構えていなければならないことがつらい.
そして「症状が出ると恥をかく」という恐怖が常に頭から離れないことがつらい.
吃音とは,発声しようとした時に「あああああ」と同じ音を繰り返したり,発声しようとしても意図した音が出せない症状である.
「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」という押見修造作の漫画がある.
本作の冒頭で,彼女が教室で自己紹介をする際,自分の名前の「大島」が言えず,ただ「お,お,お」と繰り返し,結局自己紹介できずに終わり周囲から笑われる場面が描かれている.
詳細は本作を参照してほしいのだが,自分の症状はこのような場面でこのように生じる.
自分の場合は住所,勤務先の企業名,出身地の県名,卒業した学校の名称など,自分に関すること全般がとっさに出てこない.
なんなら家族の名前すら怪しい時があるし,もっと言えば自分が好きなアニメのタイトルすら上手く言えなかったことがあった気がする.
この現象の問題は,この症状がいつ出るか分からないことである.
「常に100%の確立で発声できない」のであれば常に紙とペンを携帯して筆談を行うようにすると思う.
しかし,場合によっては全く症状が出ない時期がある.原因は全く分からないが,突然自分の名前や所属をスッと言えるようになる時期がある.
そして原因もわからぬまままた症状が出るようになる.
自分の場合,大体2,3週間周期である.今はまぁまぁの調子であるが,どちらかといえば下り調子である.
自分の人生において何度もこのような時期を経験し,吃音が治ったと「ぬか喜び」をさせられてきた.
そして今に至るまで症状は出続けている.
結果として,「自分はどもるかもしれない」という認識を常に持ったまま生活しなければならない.
他のことに例えて言うなら,人と会う度に「この人に殺されるかもしれない」と身構えながら接するような状態である.
大げさかも知れないが,初対面の人だと割とそれぐらい緊張しながら人と話している.
この「どもるかも知れない」という認識そのものが吃音を引き起こす原因だと薄々気付いている.
なぜ自分がこんな目に,と思わない日はない.しかし,完全に発声できない訳ではないし,調子がいい時は何の問題もなく生活できる.
恐らく本当の問題は自分の認識の問題である.「どもってもいい」ぐらいに開き直れたらいつの間にか治るような気すらする.
しかし,これまで吃音で恥をかき,チャンスを逃してきた記憶がそれを阻んでいるように思われる.
齢30を過ぎた身で情けないのだが,まだ解決には時間がかかりそうである.
ここまでつらつらと自分が吃音で何がつらいのかということについて記した.
必ずしもすべての吃音持ちの人に当てはまる訳ではないだろうが,周囲に吃音で苦しんでいる人がいれば参考にしていただけば幸いである.
なお,文中でも紹介した「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」は暗い話一辺倒ではない.
良い女と良いセックスをしたい。
飯を食うとか、仕事するとか、俺のありとあらゆる行為の理由はコイツだ。
良い女、とはどんな女だろうか。肩ぐらいまでのショートカットであるとか、屈むと2リットルペットボトルがぶら下がってるみたいになるタイプの巨乳であるとか、下着には自分なりのこだわりがありますだとか、色々あるけれど、とにかく一緒にいて楽しい女、のことを言う。
良いセックス、というのはどんなセックスだろうか。良いセックスには良いストーリーが必要だ。大阪の道頓堀だとか京都の河原町だとかにあるひっそりしたバーで偶然隣りに座った女と好きな小説の話で意気投合。そのうちお互いの悩みだとかを話し合い、今までの恋人の良かった所、悪かった所、両親の変な癖だとかをざっくばらんに話していくうち、向こうはどんどん機嫌がよくなって最後に「なんだか、すごい楽しいわあ。明日も休みだし幸せー!」なんてすごい嬉しそうに満月のようににっこり笑った後、突然雲が掛かるみたいに妖しさを含み始め、そっと低いトーンで「この後どうする?」なんて囁かれ、そのままさっさと会計済ましてラブホにホテルに行き、ぐっちょんぐっちょんになった後、始発に乗るために誰も居なくなった早朝の繁華街を二人で歩く、みたいなのが理想のストーリーである。
俺はそんな良い女との良いセックスを求め、マッチングアプリに登録した。何人かの女性と会い、実際にセックスまでした事もあったが、良い女との良いセックスなんてのは一切無かった。
マッチングアプリで出会い、簡単にセックスできる女とは、つまらないセックスしかできなかった。こういう女には面白い共通点があって、会う前に「私ブスだけど良い?」とか「私太ってるけど大丈夫?」とかそんなことをご丁寧に確認してくる。当時俺はよくわからなかったからとりあえず会ってみたけど、本当につまらないセックスしかできない。これを読んだ男はよく覚えておくと良い。
まず勘違いしないで欲しいけど、ブスでもデブでも良いセックスをする女は居る。つまらないセックスというのは、その最中に俺の身体が突然バイブか何かに変わったとしても、相手はそのまま喘ぎ続けているんじゃないだろうかと白けるようなセックスのことだ。ま、仮につまらないのが目に見えていてもセックス出来るならするけどさ。
マッチングアプリに見切りをつけた俺は、次なる戦場として読書会を選んだ。細々と活動している小さな読書会だった。課題図書も面白そうだし、なにより場所が道頓堀の近くだったため、俺は良い女との文学的で良いセックスに想いを馳せながら読書会へと向かった。
読書会に参加した俺は、皆思い思いに感想を述べる女達の良さにグッときつつ、反省していた。読書会は非常に、本当に、心の底から楽しかった。それは純粋に読書会を楽しんでいる参加者や、楽しい会にしようと努めている運営の方々のお陰であり、そんな中セックスどうこうなんて考えていたのが、本当に失礼だと思ったからだ。俺はクソだ。
読書会が終わり、一人夜の道頓堀を歩く。俺も結局、セックス以外に自己確認の手段がないつまらない男だ。 良い女は俺なんかとは遊ぼうだなんて思わないだろう。マッチングアプリをやっている良い女は俺のつまらなさを易々と察知したことだろう。良い女は良いセンスも兼ね備えているので敵わない。
良い女と良いセックスをするには、当然だがなによりも自分が良い男でなくてはならない。どうしたら良い男になれるのだろう。だが、良い男になろうと思って何かする時点でクソみたいな男にしかなれないということだけはハッキリとわかる。結局は才能と運だと俺は思う。本当は運も才能に含まれるのだけど、才能だけっていうのはあんまりな気がしたからそこは分けた。
俺も、マッチングアプリに蔓延るクソみたいな女も、才能と運が足りなかった。悲しいな。一杯飲もうぜ。なぁ、セックスしよう。いやいや、君は自分が思っている以上に可愛いって。特に目元とかキュートだ。こんなしょーもないメンタルのままじゃお互いダメだろうけど、最近なんか寂しいし、今日くらいはええやん?
道頓堀の街は賑やだ。なんばへ向かう通りはラブホテルが何件も並んでいる。カップルが目の前でラブホテルへと入っていくのを何度も見た。彼らの何組かは今晩、良いセックスをするだろう。俺はせめて良いオナニーをしてやろうと心に決めた。