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2023-07-26

“「SNS大炎上」の土佐市移住者カフェに行ってきました”文字起こし

朝日新聞ポッドキャスト“【ヨッピーさんと語ろう】#2 「SNS大炎上」の土佐市移住者カフェに行ってきました”を文字起こしした

今でも月に1、2回「土佐 カフェ」をTwitterGoogle検索してるんだけど、そしたらたまたま見つけたコンテンツ。かなり興味深い内容で、お、ヨッピーが発信してるぞって。で、カフェの部分だけ文字起こし

人生で初めて文字起こししたけど、めちゃくちゃ時間かかるね、これ。昼飯ないなった。

文字起こしサイトもめちゃ助かりました。

https://youtubetranscript.com/?v=NcjKaBrBL84&t=400

ソース朝日新聞ポッドキャストより

https://www.youtube.com/watch?v=NcjKaBrBL84&t=400

6分40秒ごろから15分35秒くらいまで。

朝:朝日新聞神田大介記者(前から注目してる、かなり好きな記者

ヨ:ヨッピー

============================ここから

朝:ゲスト呼んできて、ヨッピーさんの話を全然してないかしましょうね。今日は、さっきちょっと話が出ましたけれども、まずはねその高知県土佐市のね、記事の話をしようかなと思ってきたわけですよ

ヨ:ありがとうございます

朝:あれって、いや本当にすごい記事だなと思って読んだんですけど、そもそも別にかにまれてやったわけじゃないですね、自分

ヨ:自分で、話題になってる時にちょっと取材させてくれって言って、あの告発した店長さんにDM送って。でもずっと返信来なかったんですよ。1週間ぐらい来なくて、ダメだったかーみたいに思ってたら、急にポンっと、是非って言われて。で、もう僕山口県出張が入ってたんですよ。だからどうしようか、みたいに思ってて

朝:だいぶ遠いな

ヨ:で、山口から一回東京帰るんやったら、もうそのまま高知行った方がいいなと思って、山口から岡山行って、岡山レンタカー借りて、そのまま高知県ぶわーって行って

朝:レンタカー

ヨ:1泊2日高知で取材して、でまた岡山で返して新幹線乗って東京帰るっていう

朝:あれ1泊2日であの取材全部やったんですか

ヨ:はい。もちろん帰ってきてから電話でこう、補足を聞いたりとか色々ありますけど、基本的にその1泊2日内でやりましたね

朝:ああいうのをやろうっていうのはどういう時にスイッチが入ります

ヨ:えっとね、3つあるんですけど。1つは、わけがわからんって自分でも思ってたんですよ。いろんな人がいろんなこと言い始めて、デマとかも流れ始めて。なんかこれワケがわからんなって混乱し始めてたっていうのが一つ。だから、誰か整理してくれやと思ってて、もう誰も整理してくれないから、自分がやるのがいいのかなあっていうのが1個と。

で、もう1個はなんか、あの、あれですね。ちょうどそのタイミング友達に煽られてたんですよ。ヨッピー最近子供ができたからっていって、なんかぬるま湯に浸かってるみたいな。もっときな臭いことをやらなければいけないっていうふうに煽られてて、何最近ヒヨってんのみたいな言われて、おう、じゃあやったろうやないかみたいな

朝:乗っちゃったみたいな(笑)

ヨ:そうそう、そういうところと。あとはなんかまああれですね、話題になるだろうなっていう。あの告発バンで出た時点でも1億インプレッションかいってたんでだから、まあこれは書けばは数字は取れるだろうっていう目論見、3つで。じゃあ行こうぐらいの

朝:でもほら、それこそ山口仕事とか他の仕事いっぱい入ってるでしょ

ヨ:はい

朝:それをこうね、1泊2日とか取るの大変だっじゃないですか

ヨ:まあ、それはもうちょっと時間取れたら2泊とか3泊とかやりたかったんですけど、あいだを縫うとどうも1泊2日が限界だなぐらいの感じで。で、東京からその日に高知行って岡山行ってそこから新幹線戻ってきたその日の夜も、東京用事があって、みたいな感じで。まあ縫って縫って、みたいな感じですけどね

朝:全然足場とかない場所じゃないですか。そこでどういう風に取材を広げてったんですか

ヨ:まず店長さんに電話して、店長さんのアポが取れました。で、議員さんもFacebookからかな?取材いろいろ投げたらOKくれて。この店長さん経由でNPOの内部の人も紹介してもらって。で、今度は理事長側の人の話も聞きたいからって言って、このNPO電話番号いろいろこう調べましてですね、片っ端しかかけてって、そんな順番です

朝:わりかしなんかオーソドックス記者取材手法のものですよね。でもそれって別にかに教えてもらったわけじゃなくて、前からそれをやってるって事ですね

ヨ:そうですね多分。で、理事長に関しては電話しても出ないんで、もうこれは現場で待たなしゃーないなっていうので、現場で待って、見つけて「すいません、すいません」みたいになって

朝:待ってるっていうのは、とりあえず家があって、そこに行くわけですよね

ヨ:家っていうか、建物ですね。そこに毎日出勤してるとは聞いてたんで、朝から張ってればどっかで出てくるでしょ、くらいの感じで

朝:どれくらい待ちました?

ヨ:2時間ぐらいですかね

朝:めっちゃ新聞記者仕事(笑)

ヨ:まあ普通です、やってることは

朝:で、話その時にはあんまりしてもらえなかったんでしたっけ?

ヨ:はい。その時断られたんですけど、まあその後東京に戻ってきてから電話かかってきたんですよ。これはですね、まああんまり別に経緯については喋ってないんですけど、元々電話が変わってきた経緯と全然別件なんですよね。っていうのも、これもう喋っていいのかな

朝:良くなかったら別に

ヨ:ま、いっか。いいや別に。えっとね、土佐市の件を調べてると色んなこともいっぱい入ってくるんですよ

朝:他の問題

ヨ:他の問題も入ってきて、で、その「南風」(まぜ)っていう建物が建ってる駐車場を、牡蠣小屋さんが占有してるみたいな話も出てきたんですよね。牡蠣小屋オーナーが、どうも隣の高知市の議員さんがオーナーの、牡蠣小屋が専用駐車場みたいにしちゃってると。これも問題があるんですよっての地域住民の人から聞いて。確かにそれよくないなと。あれって市の建物なのに。その、ね、占有とかしちゃったらダメじゃん

朝:土佐市

ヨ:そうそうそう。だから土佐市はこれ許可出してるのかなと思って土佐市に聞いたんですよ。ついでに。そしたら、いや許可出してないって言われたから、それはあかんことでしょと思って。その、土佐市牡蠣小屋さんに言うたんですよね。あ、違う。牡蠣小屋さんに言ったんじゃなくて、許可してないって言われたから、今度高知市の議員名簿を見て高知市の、その、オーナー議員の人に電話したんですよ。そしたら議員名簿の電話番号かけたのに、なぜか牡蠣小屋に繋がったんですよ。わけわからんでしょ?

ほんで、牡蠣小屋店員さんに、え、なんでそこに繋がってるんやと思いつつ、これこれこういう事情で、なんかその許可ちゃんととってんのかどうか確認したいんですけどっていうので、言付けしておいてくださいってお願いしたら、その後かかってきたんですよ。議員さんから

で、その議員さんとその理事長が仲いいもんで、その議員さんと僕が話してる時に理事長がパッと電話が代わられて、いや俺が許可、俺がええんやって言うたんやと。で、ただ、確かに専用って書いてあるのはよろしくなかったから、これを改めるみたいな話を理事長から聞いてて。

それはそれでいいんですけど、その時に僕が、チャンスですから、いろいろ話を聞いたら怒り始めたっていう感じです

朝:あれも、でも。怒り始めた部分は、結構最小限しか書いてないですよね。なんか割とこうね、何だったらあそこら辺って詳しく書いたら面白いかなとも思うんですけど。そこの判断ってどうしたんですか

ヨ:えっとね。それはものすごく単純で。全部書いちゃう理事長完璧悪者なっちゃうと思ったんですよ

朝:あー、そうはしたくない

ヨ:そう。で、あれの問題って理事長もまあすごい頑固な感じの人なんです、やっぱり。けど、そういう人って別にどこにもいるんですよ。都会だろうが田舎だろうが若かろうが高齢者だろうが、どこにも一定数ああいう人はいるし、別にそういう人がいること自体は悪だと僕は全く思わないんですよ。理事長が悪いと思わないですよ。ただ、そういう人が、管理者という立場にあって、それを誰も、こう是正できないっていう環境でほったらかしにするのは良くないと思ってるんですよね

理事長悪くないんだけども、でもそういう人をそのポジションに就かせてる市が問題あるじゃんと思ってるんで、理事長そんなに悪者にするのも僕はおかしいなと思ってるんですよ

朝:なるほどね〜

ヨ:だってそれ、理事長だって、元々そういう人で、地元の人たちみんな知ってるし

朝:あの記事読めばわかりますけどいろんな背景がありますからね。そこにはね

ヨ:その人をこう管理者ポジションにしといて。でも市が監督しないっていうような状況は、それは市の問題であって、別に理事長が悪いと思わないんで、あんま書かなかったんですよね。これもどこまで言っていいのかわからないですけど。やっぱ理事長も、その、性格は変わったって話が地元の人から聞いてたり。かつ高齢者っていうのもあるし、で。まあなんかそういういろんな要因があるわけじゃないですか。性格変わることはあるんで

朝:はい

ヨ:だからそういう背景も考えると、まあなんか理事長ことさら悪く書き立ててもしょうがないなぐらいの感じで。あの事実としてこういうことあったよとか書いたけども、別にそれに対してなんかジャッジはしてないですね。だから悪いんだとかは書いてないんです

朝:だからまあ、結論の部分でもどっちかっていうと今おっしゃったけれども、土佐市とかそういうね、自治体行政なんかがもう少し主体的にことをね、していけばよかったんじゃないのかっていう

ヨ:あれから結構いろんな媒体取材もして、かつ新しくNPO側が声明出したりもしてますけれども、まあそういうの全部ひっくるめても、どう考えてもやっぱ土佐市が悪いじゃんっていう結論しかならないなって思ってますね、はい

朝:なんかこの間、土佐市長もね、なんかなんかしら発言をしてたみたいですけどね

ヨ:責任の一端も感じると。一旦どころじゃないだろ、お前の責任だろボケって思いましたけども

朝:まあね。でもそこら辺を、しかしあの書き方でもってね。めちゃめちゃな長文じゃないですかやっぱ。すぐ思い出したのはPCデポ問題とありましたよね。あの時は、2016年とかかな

ヨ:そうですね。結構前です

============================ここまで↑

続きの、長文をどう読ませるかとか、新聞の在り方とかの話も文字起こししなかったけどめちゃめちゃいい話してたからぜひ読んで!

で、いいねクリックと1〜2分でもいいか再生してほしい(一定時間再生しないと再生数にカウントされないらしい)

2023-01-03

anond:20230103095723

見合い結婚でお前の代わりはいるって言っちゃったらもうおしまいだよ

から仲人さんに言付けられたら、成婚まで執成した周り全部が家ごと敵に回る

増田もお気軽な身分なのに入院してる爺の介護だけで大変な事は背追わず逃げた妹って言われるね

2022-10-25

anond:20221025002414

相手あなた事情をどれくらい知ってるか知らんけど、普通に正直に事情を話して連絡したらいいと思う

筆不精なら通話でもいいし、あなたの親と恋人の親ごしに言付ける感じでもいい

ていうかあなたの文面から、少なくともあなたの親はあなた事情を知ってるっぽいから、なんか相手伝言ゲームで知ってそうな雰囲気がある

あんま気に揉まなくて良いんじゃないの、相手もそんなん望んじゃいないだろう

一年プラトニックにやってきたわけだし、待ってくれてると思うけどな

なお俺は責任取らん

2021-11-11

anond:20211109090229

弟の居室にテレビは無いのかね?だとしたら買い与えたらどうか。

テレビがあっても小さいから、大画面でゲームする為だけにリビングに居座ってついでに破廉恥行為を繰り返すのかね?

もしそうならば、父親から注意して貰い居室で行うよう促したらどうかね(あなた父親に直接頼むのが気ぶっせいならば、母親言付けで)

家庭内であっても、公序良俗に反する様な行為は禁じられて然るべきと思うがね。

その道理が分からない様ならば、親が教育的指導をするのは当然と考えるが。

他のトラバにある通り、増田の弟は「露出狂の気がある(公開自慰で興奮する性癖がある)」と思ったのだが

だとしたら余計に親が教育的指導せねばならんから、やっぱり父親に言わせるしかない。

2020-06-29

(さら追記)ひとりの長文感想マン推しカプ界隈を支配された話

追記

この増田はてブではあんまり勢いないけどTwitterですごいことになってる。一応言っておくと、この文章はかなりぼかしたりフェイクを入れてる。「うちの界隈じゃなくて良かった」って言ってる人も結構いたけど、本当に対岸の火事ですか(笑)

ーーー

主に女オタク界隈で感想をもらえないことがどんなに作者を苦しめるか、みたいなエントリがたまに上がるので自分経験を書く。

とあるマイナーカプにハマっていた。ここではA×Bとする。ジャンル内ではA×Cが王道で、A×Bはわりと決まったメンバーが細々と創作を続けている感じだった。

界隈は少人数ながらも、ハイレベル絵描き小説書きがいて、読み専の私でも彼女らと仲良く推しカプトークができて居心地が良かった。年齢層が比較的高めなのもあったと思う。

でもある時から、ひとりの女(たぶん)によって空気はガラリと変わってしまった。私は彼女を内心『感想屋』と呼んでいた。

感想屋は読み専アカとして現れた。絵も小説も書けないが、絵描き小説書きがTwitterに上げた作品について、めちゃめちゃ感想を書く。

わたしを含め、創作のできないオタクは主に人の作品いいね!をし、RTをし、感想を述べるのだけど、語彙力があれば小説を書くなどしているわけで、「最高」「好き」「可愛すぎる」という言葉しか出ないことも多々ある。それでも言うだけ喜んでもらえたりもするので毎回呟くんだけど、感想屋の感想レベルが違っていた。

あなたの描いた何ページ目の何コマ目のAの表情に切ない葛藤が現れていてうんぬん、指先の表現がどうこう、コマ割りが、余白が、言い回しが◯◯で××なところがすごく素敵で……」

とか、

小説のここのシーンでは◯◯で△△な情景が伝わってきました。まさかあの伏線がここで回収されるなんて…!最後台詞は〜〜という解釈をしたのですが、ーーとも……とも考えられますね。最高に面白かったです」

みたいな感想を、140文字を超えprivetterやふせったーを使って書く。ほぼ読書感想文他人から見ても、作者のツボを抑えていると言うか、そういう風に感想をもらえたら嬉しいだろうな、と思う。一方私は同じような感想を抱いていても(だから感想屋の感想には普通に共感するし、いいね同意を表す)、うまく言葉に出来ずに『最高です』に一言言付け足すことしかできなかった…。

絵師文字書きたちはもちろん喜んで、お礼のリプを送って感想屋をフォローしたようだった。それを見て羨ましい気持ちにはなったけど、最初のうちは界隈に良い人が来たなとしか思わなかった。

感想屋は、TLに上がる作品すべてに感想を送るわけではなかった。少なくとも長文の感想を送るのは、A×Bでも彼女の好みにガッツリハマったものだけ。その他はわたしと同じようにいいねだけだったり、感想を書いても「めっちゃ好き…」程度にとどめた。ちなみに彼女は、A×Bだと盛大にイチャイチャしている作品よりも、友達感強めでその上にほんのり恋愛が乗っかっている、みたいな作品が好みらしかった。だから、長文感想友達感強めの作品だけ。するとどうなるか。絵描き小説書きが彼女の好みに合わせて創作をするという逆転現象が起きてしまったのだ。

感想屋が現れるまでは、わりとイチャラブ作品が多くTLに上がっていて、私もそれが好きだった。いいねRTもその方が稼ぎやすいと思うが、マイナーカプだと多少のいいねRTよりも長文で的を得感想の方が嬉しいっぽい…。感想屋は絵も小説も書かないけど、「こういう2人の絡みが見たい」ってツイートをすることは結構あって、それを絵描きが書いて、別の人が小説を添えたりする。オーダーメイド同人クラブだ。そして長文の感想感想をもらって喜ぶ神たち。その流れがどんどん嫌いになった。

感想屋とカプ観が完全一致してれば最高だったろうと思う。彼女が来てから(傾向は偏ったが)作品がアップされる頻度が明らかに上がったので、マイナーCPとしては感謝すべきなんだとわかっている。でもやっぱりモヤモヤが止まらない。

自分のツボに入るイチャラブ作品感想屋みたいな感想を送れたら、と思ってしまうし嫉妬する。

しかも、感想屋に媚びている(?)絵師小説書きはマイナーの中ではトップの実力者というか、すごく上手い人たちなもんだから、界隈のスタンダードというか公式カプ観が「ABは『友達』が大前提。その上でほんのり気持ちが通じて……」的な空気が流れている。それを感じる度に「それ!感想個人のカプ観だから!」「感想屋がくるまでイチャラブ妄想めっちゃしてたじゃん!」とひとりでお気持ち大爆発をキメてしまう………………つらい…………

何が言いたいかと言うと、感想を細かく書けるのも才能だし界隈によっては覇権もとれます(鼻ホジ)ってことです。感想屋は全然悪くないけど、私はクソだと思いました。クソ根暗感想書けないくせに増田で長文書く系腐女子からは以上です。

以下追記

増田に長文書けるのに感想送れないの

そりゃ〜〜〜〜そうでしょ いや普通に考えて好きな作品の作者への長文感想とかラブレターでしょ。増田広場ゴミ箱

ラブレターはさぁ、相手に喜んでもらえるように、ウザがられないように細心の注意が必要なわけ。

原作作風の影響もあって(?)界隈のトップ特に小説書きの人は考察余地を残すっていうか、余韻を持たせる作品が多い。感想屋の感想が優れている点は、見当違いの解釈をしないこと(多分ね)。作者の意図を正しく汲み取って、あらゆる可能性に「〇〇でもいいし、××でも最高。でもまさか△△ってこと…!?だとしたら新しい世界の扉が開きますね…」的な言及をする。悔しいけど読解力と、言語化能力に優れているのは認めざるを得ない。

しか感想屋は真面目な考察感想オタク的なユーモアネット的な言い回しを混ぜるのが上手くて、なんて言うか、重くない。だから感想屋の感想ツイートも伸びる。我々下々は感想屋へのいいねによって、「私たちも同じ気持ちです」を表現する他ないからだ。

こっちは作者の意図を正しく受けとれてるか、端的に言って自信がないわけ。変な解釈だったら、「そこじゃねーよ」的な気に入らない感想だったら……みたいなことを考えてしまうし、そもそも感じたことを上手く纏められないからクソでか感情を「最高……」の一言にまとめる他ないんだってば。

>他の界隈では絵が上手い人が空気を作ってる

こちらもそうです!が、その『絵の上手い人』が感想屋に支配されているのでした〜完〜

死ぬほどめんどくさい

死ぬほどわかります

感想屋悪くないやんけ

悪くない……全然悪くない……。これは感想も書けないオタク外野から嫉妬に狂って発狂しているstory……増田から許してほしい

さら追記(はてぶよりTwitterでバズってんなと思いながら)

>神たちは感想屋に媚びてるんじゃなく、単にそういう解釈が気に入って書いてるのでは?

あると思う。少なくとも100%媚びではない(そこは勢い余って書いたごめん)。感想屋の解釈、悪くないもん。私も10推しカプ作品読むなら2本くらいは感想屋的なテイスト友達感強め)でも良いと思ってる。でも8本はイチャラブがいい。以前はそういう感じだったのに逆転してる。この気持ち悪さって、ご飯デザートの分量が入れ替わった感じに似てると思う。杏仁豆腐美味しいけど杏仁豆腐ばっか食いたくないんだよ!小さいカップにちょこんと入った麻婆豆腐じゃ足りないよ!ていう。

話がズレたけど、100%の媚びじゃなくても感想を期待してるのは絶対ある。それはビンビンにわかる。わかるとしか言えないが、『わかる』。

2020-03-09

デリヘル嬢してた時に、こんなお客さんいたなっていう思い出。

毎週土曜日に呼ぶ人

しかも必ず21時頃に予約を入れる。そして、真っ暗な部屋にテレビだけ点けてプレイした。毎回、『世界ふしぎ発見』を観ながらする。五、六回目くらいのプレイで、騎乗位で素股をしている最中、ふと世界ふしぎ発見に気を取られた瞬間に体勢をひっくり返されて、本番に持ち込まれしまった。優しい人だったのだが、やっぱ油断大敵だった。

毎日日替わりで誰かしら呼んでる人。

某シティーホテルの、中くらいのグレードのツインの部屋を定宿としているのかなんなのか。私は三回くらい呼ばれたけど、いつも同じ部屋だった気がする。若い女の子の悩み事を聴くのがやたら好きな、五十代後半~六十代前半くらいの人だった。毎晩、店の子の誰かしらを呼んでいたが、一体私生活どうなってるんだろうねって、仕事仲間の間でよく話題になる人だった。

部屋にカーテンが一つもない人。

部屋に熱を発するものといえばその人本人しかいないので、お部屋に入るなりダッシュでベッドに潜り込んだものだった。何でかうちの店長からナメられていて、毎度指名で予約してくれるのに、毎度最後まで待たされていたのだった。その人の所に着くのはいつも明け方くらいで、玄関開けとくから勝手に入って来てねって、ドライバーさんに電話言付けて熟睡している。私はめちゃめちゃ揺すって起こしてプレイしてもらう。何でか私がお願いする立場に。

凄く太っていて、しかも全身毛むくじゃらなので、この人に抱かれると安心感半端なく、つい一緒になって寝落ちしてドライバーさんを困らせた嬢は、私だけではないらしい。

この人はシャワー貸してくれないんだけど、いつも最後相手からあいいか、と妥協して、汗とよだれとその他体液でベタベタなまま帰宅したものだ。

絶倫過ぎる教職の人

二回くらい呼ばれたかな。自分で、中学校先生してるって言っていた。プレイ時間正味四十分くらいの間に4回射精して、本番させてくれたらもっと出せるよ!!だから本番やらせて!とかなり食い下がってきた。プレイが終わると、真面目な先生っぽくなった。

ギリシャ彫刻に負けず劣らずな凄い肉体美の凄いイケメン

25歳だと言っていた。猛烈なイケメンなのに、私のことを一目見てホームページ写真よりずっと可愛いと言って、テンションとお竿をあげあげしていた。そこまで喜ばれるほどの者ではないです、と恐縮しきりの私だった。

その人は音楽関係仕事をしていると言っていて、部屋がキーボードとか何かよくわからない機材で溢れていた。

「どういう音楽聴くの?」

と聞かれて、音楽にはあまり興味ないんだよなあ、と思いつつ、強いていえば

Gacktかな」

と答えたら急に怒りだした。

「は!?Gackt!?!?!?どうしてよりによってアイツなの!?!?!?

Gacktに何か個人的に恨みでもあったのだろうか。

プレイ中あまりにも乱暴なので、大層な美形なのにデリヘルを呼ばないと性欲発散に困ることになるのも無理もないなと思った。私は首絞められないようにベッドの上で必死に逃げ回った。

店長曰く上客

なので、新人だった私は優先的にこのお客さんにつけてもらえたのだが、当然の如くに本番を要求してくるというか、当然の如くに、「はいむこう向いて、四つん這いして」っていって、サクッと挿入して来るのだった。店の女の子、皆本番してる、と言っていたが、真相は謎。初回から当たり前のようにやられたのと、ただ後ろからしてくるだけなのに異様に気持ちいいのとで、ナアナアに本番行為を続けることになってしまった。

社会的地位が高そうな佇まいで、素敵な和風のお部屋に独り暮らし、という人だった。毎回おやつくれた。

部屋中が漫画で溢れている人。

洒落都内なのに結構広い、本人が言うにはその割り家賃が安い(確か半地下だったかで変な間取りなのだった)部屋を、可能な限り本棚で埋め尽くしていた。

インフルにかかって、やっと復活したというタイミングで私を呼んだらしい。そして私はインフルバッチリうつされた。キスしたら口の中がものっすごいぬるぬるだった時点で、インフルにかかる覚悟はした……。

漫画オタクというよりは編集者っぽいような人だった。

カビゴンみたいな人。

体型がものすごくカビゴンに似ていた。丸くて、手が長いみたいな。全身が毛でふかふかしていた。抱き着くとモフモフしていた。でも、第一声が、

「何で脱がないの?時間勿体ないんだけど」

とちょう恐かったので、ぶるぶる震えながら抱かれた私だった。

風俗遊びを極めていて、女の子をイかせて遊ぶのが趣味なのだそうで、実際もう死んでもいいくらいの気持ちいい思いをさせてもらう。お金払うべきは私の方なのでは……と思ったりなど。

しかしこの人もまた、店長は上客と呼ぶのだが当たり前のように本番を要求してくる人で、しか死ぬほど気持ちよくしてくれるから誰も拒まないのか?少なくとも、私は拒めなかった……。

風俗嬢を死ぬほど気持ちよくするようなセックスをする男って、どんだけ立派な物をお持ちなのかと思われるかもしれないが、この人は親指くらいの長さの包茎だった。だがこの人と一度セックスした女の子病みつきになるとかで、セフレが何人もいるという話だった。私もセフレにならないかと誘われたが、真面目に断ってしまった。単にセックスをするだけの仲ならやぶさかでもなかったんだけど、なんか一緒に食事もしたがるので、断った。太りたくなかったので、食事は要らなかった……。

どうやらコンビニ関係

地価バリ高いことで有名な地域に立つ、ボロボロアパートに住む人だった。地域名でテンションを上げた女の子がっかりする所を見ると嬉しいらしい。お風呂が古いガスで沸かすやつで、シャワーがほぼ水しか出ず、寒い寒いと震えながらシャワーを浴びて身体を洗いっこした思い出。

タオル類を洗うのに柔軟剤を使わないので、ごわごわのタオルを出して女の子文句言われる、が、改める気はない、らしかった。

この人も上客のはずなんだが当然の如くに本番をしてくる人だった。バッチリコンドーム用意して待ってる。コンドーム開封するとき、ミッ○ーマウスのように楽しそうに口笛を吹く。

セックスをしながら「俺の子を孕め!妊娠しろぉ!」などと暗いことを口走りがちなのだが、言い方が面白いのでこっちは笑いをこらえるのが大変。

そんな簡単女の子を本番になだれ込ませてしまうなんて、どんだけイケメンかと思われるかもしれない。しかし、漫画みたいなハゲたおじさんで、痩せぎすの身体に「へんなおじさん」みたいな、よれよれの半袖に腹巻きにさるまたに股引という、クラシックな格好をしていた。よく言えば、出はじめのロロノア・ゾロ的な服装というか。

なんかよくわからないけど、毎度セックスに持ち込まれているのはなぜなのだろう……と思いながら毎度犯されていた。

仕事のことを私から聞くことって、なかったのだけど、なんかの話の流れでコンビニ関係者だと自分で言っていた。

凄く部屋が汚いサラリーマン

部屋中ゴミだらけだった。よくそこまで溜め込めるなぁ、と感心してしまうほどに。

まりデリヘル嬢というものに期待をしていなかったらしいが、私に一目でガチ恋してしまったという人。

風呂の底に緑色の苔のようなものが生えているのを放置していたが、私がドン引きしたのを見て、これではいかんと思ったらしく、次に呼んでくれた時には掃除してあった。

「見てみて!ちゃん掃除したんだよ!」

と、見せてくれた。うふふ可愛い

私の為に引っ越すと言っていたが、引っ越し完了の前に私は辞めてしまったので、新居は見ずじまい。

2018-05-03

どんぐりの背比べではあるが

今日サークル参加で合同参加の友人より

1割ほど売上がわるく、界わいで憧れる人に限ってこっちだけくださいと友人の本だけ取り置き言付けられたい、買っていく

(いつも楽しみにしてます〜とか私にもリップサービスしておいてすごい神経だと思う、大手だけなんだよなしかもそういう意味不明なことすんの、それはともかく)

やっぱ下手なのかなぁと思ってたけど

冷静に考えて友人は美大出身デザイン専攻なのに

私はつまら短大でなんだって独学なのに

マンガの売れが1割「しか」変わらず

友人は今接客業毎日ヘトヘトだが

私は自宅でデザイン仕事をしている

よく考えたら恵まれているのでは?と思ってしまった

別に優位に立ちたいとかではなく

劣等感なぞさがせば無限にみつかるし

ないも思えばなくなるのかもなと思った

そもそも人生選択を人と比べるなんてできないもんね

2016-02-18

部下の一人が、体調不良理由に早退したいというので帰らせた。

客先常駐顧客たまたま席を外していたので、機を見計らって伝えたら

「別のオフィスで、インフルエンザが猛威を振るっていて気になるから

体温といつから自覚症状出たかだけ教えて下さい」とお願いされた。

メールでそのまま部下に言付けると、暫くして返信が帰ってきた。

頭痛による微熱です。

女性特有のものなので、インフルではないと思います

毎月のことなので



どぎまぎした。

いや、どぎまぎという言葉存在を思い出すことすら久しぶりだった。

どうやって返信すれば良いのか、いや見なかった振りはありなのか。

十五分くらい悩んだ。

客先の顧客彼女の具合はどうでした?とせっかちげに聞く。

「あ、微熱ですけど、大丈夫みたいですよ」

適当に取り繕った笑顔適当に答えた時、メーラーはすっと動いていた。

了解です。お疲れ様でした」



セクハラか、バワハラか、変態か。

童貞を殺しに来たが、危機一髪で凌いだと、思う。

でも、これからもついて回りそうだ。

周りの女性鉄壁さ加減と鋼の意思の裏で

俺は何も考えずにすんでこれた、今までに感謝を。もっと親切に生きよう。

いやいやいや、それこそキモいし、セクハラだわ。

あー誕生日と、日にちが一緒じゃねえか。嫌なことを覚えた。

ラブプラス彼女だって教えてくれたことはねーよ。

こんな時の、大人の配慮が知りたい。

どなたか、教えて下さい(´;ω;`)

2016-02-15

http://anond.hatelabo.jp/20160215172044

「行きつけのフィギュアショップ」のススメwwwフォカヌポウwww

「行きつけのフィギュアショップ

男なら誰しもが憧れるだろうが、そう簡単には手に入らないソレ。

僕が手に入れたきっかけは、なかなかに面白いものだった。

大学卒業後、某メーカー営業職に就職した僕だが、

とある日の外回り危機的な状況に陥っていた。

ヤバイ……。う○こしたい……下痢っぽい……」

夕方を過ぎ、最後訪問先に向かう秋葉原で、

僕は冷や汗をかきながらトイレを探していた。

しかし周囲はシャッターの閉じた店ばかり。

トイレを貸してくれそうな店はない。

(こうなったら路地裏でぶっ放すしかないか……)

そう思った時に目の前で店のシャッターを開ける、

年の頃60位だろうか、自分父親と同じくらいの男性がいた。

僕はなりふり構わずその男性に

すみませんお腹を下してしまって、トイレを貸してはいただけないでしょうか」

と、持ちうる限り最大限の丁寧さでお願いした。すると男性は、

「いいけど、なんか見ていって。ここ、フィギュアショップから

と、真顔で答えた。

(この人、腹を下してる人間に何を言ってるんだ……)

内心、おかしな人に当たってしまった、と思いつつも、

しかし、この後まだ営業先に行かなくてはいけないので、

フィギュアの代金をお支払する形ではダメでしょうか」と提案すると、

「じゃあ帰りに見に来て。ここはフィギュアショップで、トイレじゃないんだ」

男性はそういうと僕を店内に手招きした。

(そうなると、僕は帰りにここに寄らずに、そのまま帰ることもできるのに、

なんだかとても変わった人だなぁ)そう思いつつ、トイレを済ませると、

「では、帰りに寄らせてもらいます」そう言って僕は店を出た。

訪問先の滞在時間が延びたこともあり、約束は覚えていたけれど

面倒だから帰ろうかなとも思った。けれど、ちょっと様子を見てみよう、

そんな気になって、僕は帰りにその店の前を通った。

ガラスがはめられたドアをそっと覗くと、

夕方男性が一人でレジ内でフィギュアパンツを覗いていた。

やはりというか、当然だが、この店のマスターだろう。

正直に言うと、その姿があまりにもカッコよく、様になっていて、

僕は無意識の内にドアを開けていた。

マスターは僕を一瞥すると、

あんた、変わってるね」と無表情に言った。

(それはおまえの方では……)と思っていると、マスターフィギュアを出しながら続けた。

「寄らずに帰ろうと思えば帰れた。けれどあんたはここに来た。

あんたいい人だ。今日は店を休もうと思ったけど、開けてよかったよ」

そういってフィギュアスタンド女の子フィギュアを立てかけた

あんたがこの店で最初に見るアイドルフィギュアは、これが良い」

目の前に道端でコケそうになっている、何とも可愛らしいフィギュアが出された。

当時、フィギュアを全く知らなかった僕は、とりあえず値段が怖くなり、

「お幾らですか?」と財布を出しながら聞いた。マスター

「俺は見ていけ、と言っただけで、金をとるとは言ってない

このフィギュアプレゼントだ」と優しく笑った。

その後、僕はこのショップに足しげく通い、色々なオタクと知り合った。

マスターから見ればまだまだヒヨっ子だが、大人になり、

結婚もし、いい加減フィギュア卒業かな、と思っていた。

そんな矢先、マスターが亡くなった。

いつだっただろうか、常連達でしっぽりフィギュアパンツを覗いていた夜、

マスターが「なんだかインターネットに店が載ったみたいで、

楽天で知ったけどフィギュアの品揃えいいですね。僕好きです』みたいな若造が増えた

俺はそういう客は好かないんだ。機械による巡り合わせは好かないんだ」

と、愚痴っぽく言っていたことがあった。

僕も含め、何かしらおかしな巡り合わせでこの店とマスターと縁が出来た常連達は、

「では、なぜ楽天出展・・・」と思ったが、ネットを探し、三木谷社長

サイトを取り下げるように頼んだりした。

けれど、三木谷社長は「出展したのはマスター自由だ」と取り合ってくれなかった。

そんな中、マスターが暫く店を休むと言った。

今思えば、あの頃から体調が悪かったのかも知れない。

そのまま復帰の知らせのないまま、常連仲間からマスター訃報を聞いた。

告別式マスターらしい、参列者の少ないものだった。

会場には見覚えのない女性等身大フィギュアが2体ならんでいて、

話を聞くとマスターの秘蔵コレクションだった。

マスター自分の話を全くしない人で、「俺は既にノンコレクションだ」と言っていたので、

我々はそれが本当だとてっきり信じていた。

火葬の待ち時間マスターの元奥さんと娘さんが

「これを渡すように、と言われました」と僕に1体のフィギュアを渡してきた。

何でも亡くなる少し前に、マスターが2人に、僕に渡すように言付けたそうだ。

具体的な商品名は控えるが、某アイドルゲーム永遠センター(17歳)と言えば、

分かる人にはその価値がわかると思う。何故こんなものを僕に、と混乱していると、

娘さんがバーで使われていた伝票を渡してきた。裏には走り書きの文字で、

「あの日のフィギュアあんたにあげる」

そう書いてあった。

フィギュアはあの日僕が見た日から、傷ひとつついてなかった。

僕は涙が止まらず、大人げなくその場に膝をついて嗚咽した。

「行きつけのフィギュアショップ

僕に人生とは何か、人付き合いとは何か、

大人になるとはどういうことかを教えてくれた、大切な空間だ。

男なら誰しもが憧れるだろうが、そう簡単には手に入らないソレ。

僕は今後の人生において、もう行きつけのフィギュアショップをつくることはないと思う。

真のアイドルマスター10回忌にあてて。最大限の感謝と愛を込めて。

http://anond.hatelabo.jp/20160215172044

「行きつけのバー」のススメ

「行きつけのバー」

男なら誰しもが憧れるだろうが、そう簡単には手に入らないソレ。

僕が手に入れたきっかけは、なかなかに面白いものだった。


大学卒業後、某メーカー営業職に就職した僕だが、

とある日の外回り危機的な状況に陥っていた。


ヤバイ……。う○こしたい……下痢っぽい……」


夕方を過ぎ、最後訪問先に向かう寂れた商店街で、

僕は冷や汗をかきながらトイレを探していた。

しかし周囲はシャッターの閉じた店ばかり。

トイレを貸してくれそうな店はない。


(こうなったら路地裏でぶっ放すしかないか……)


そう思った時に目の前で店のシャッターを開ける、

年の頃60位だろうか、自分父親と同じくらいの男性がいた。


僕はなりふり構わずその男性に

すみませんお腹を下してしまって、トイレを貸してはいただけないでしょうか」

と、持ちうる限り最大限の丁寧さでお願いした。すると男性は、


「いいけど、なんか飲んでって。ここ、バーだから

と、真顔で答えた。


(この人、腹を下してる人間に何を言ってるんだ……)

内心、おかしな人に当たってしまった、と思いつつも、

しかし、この後まだ営業先に行かなくてはいけないので、

飲み物の代金をお支払する形ではダメでしょうか」と提案すると、


「じゃあ帰りに飲みに来て。ここはバーで、トイレじゃないんだ」

男性はそういうと僕を店内に手招きした。


(そうなると、僕は帰りにここに寄らずに、そのまま帰ることもできるのに、

なんだかとても変わった人だなぁ)そう思いつつ、トイレを済ませると、

「では、帰りに寄らせてもらいます」そう言って僕は店を出た。


訪問先の滞在時間が延びたこともあり、約束は覚えていたけれど

面倒だから帰ろうかなとも思った。けれど、ちょっと様子を見てみよう、

そんな気になって、僕は帰りにその店の前を通った。


ガラスがはめられたドアをそっと覗くと、

夕方男性が一人でカウンター内でタバコを吸っていた。

やはりというか、当然だが、この店のマスターだろう。

正直に言うと、その姿があまりにもカッコよく、様になっていて、

僕は無意識の内にドアを開けていた。


マスターは僕を一瞥すると、

あんた、変わってるね」と無表情に言った。

(それはあなたの方では……)と思っていると、マスターはグラスを出しながら続けた。

「寄らずに帰ろうと思えば帰れた。けれどあんたはここに来た。

あんたいい人だ。今日は店を休もうと思ったけど、開けてよかったよ」

そういって丸氷を入れたグラスにお酒を注いだ。

あんたがこの店で最初に飲む酒は、これが良い」

目の前に琥珀色より少しばかり深く落ち着いた、何とも美しい色のお酒が出された。


当時、酒を全く知らなかった僕は、とりあえず値段が怖くなり、

「お幾らですか?」と財布を出しながら聞いた。マスター

「俺は一杯飲んでけ、と言っただけで、金をとるとは言ってない

この一杯はプレゼントだ」と優しく笑った。


その後、僕はこのバーに足しげく通い、色々な人と知り合った。

マスターから見ればまだまだヒヨっ子だが、大人になり、

結婚もし、いつか子供とこのバーに行きたいと思っていた。


そんな矢先、マスターが亡くなった。

いつだっただろうか、常連達でしっぽり飲んでいた夜、

マスターが「なんだかインターネットに店が載ったみたいで、

『落ち着いたバーですね。僕好きです』みたいな若造が増えた

俺はそういう客は好かないんだ。機械による巡り合わせは好かないんだ」

と、愚痴っぽく言っていたことがあった。

僕も含め、何かしらおかしな巡り合わせでこの店とマスターと縁が出来た常連達は、

必死ネットを探し、掲載元に記事を取り下げるように頼んだりした。

けれど、大半のところは「言論(表現)の自由だ」と取り合ってくれなかった。

そんな中、マスターが暫く店を休むと言った。

今思えば、あの頃から体調が悪かったのかも知れない。

そのまま復帰の知らせのないまま、常連仲間からマスター訃報を聞いた。


告別式マスターらしい、参列者の少ないものだった。

会場には見覚えのない女性が2人いて、話を聞くと離婚した元奥様と娘さんだった。

マスター自分の話を全くしない人で、「俺は既に天涯孤独だ」と言っていたので、

我々はそれが本当だとてっきり信じていた。


火葬の待ち時間マスターの元奥さんと娘さんが

「これを渡すように、と言われました」と僕に1本の酒を渡してきた。

何でも亡くなる少し前に、マスターが2人に、僕に渡すように言付けたそうだ。

具体的な商品名は控えるが、某日本メーカーウイスキー(50年)と言えば、

分かる人にはその価値がわかると思う。何故こんなものを僕に、と混乱していると、

娘さんがバーで使われていた伝票を渡してきた。裏には走り書きの文字で、


「あの日のウイスキーあんたにあげる」


そう書いてあった。

ボトルはあの日僕が飲んだ一杯から、減っていなかった。

僕は涙が止まらず、大人げなくその場に膝をついて嗚咽した。


「行きつけのバー」

僕に人生とは何か、人付き合いとは何か、

大人になるとはどういうことかを教えてくれた、大切な空間だ。

男なら誰しもが憧れるだろうが、そう簡単には手に入らないソレ。

僕は今後の人生において、もう行きつけのバーをつくることはないと思う。




マスター三回忌にあてて。最大限の感謝と愛を込めて。

2014-11-10

http://anond.hatelabo.jp/20141110181343

正直私は電話番というものが嫌いだ

自分所属を言い、相手の名前を聞く

要件を聞き、それに応答し、場合によっては担当者へ繋ぐか言付けを伝える

  

定型的で大したことはない動作なのだが、多くの人がこれで失敗するのを私は知っている

相手の名前不明瞭であれば聞き返したり、自分所属名を噛んでしまったり

用件を書くためにメモペンを探し(この時片手は受話器を持ったまま)、ようやく用意ができたら受話器を頬と肩に挟みながらメモを取る

なんと面倒なことだろうか

予めペンメモを用意しておくとかそういう解決方法はあるが、万全ではない

この万全ではない状態で、対面していない人間と、ある種のコミュニケーションを図るというのはなかなかにストレスのかかる仕事

 

 

なぜ、電話というのはいつまで経っても「扱いやすさ」という部分で進化しないのだろうか?

 

「扱いやすさ」というのは具体的に言うと、文字送信機能の付いた通話サービス

メールではなく、電話で文字を送信したい、というシーンは意外と多い

相手の名前など向こうが文字で送ってくれば一々書き取る必要はないのだ

いちいち聞き返したり、珍しい名字の書き方を教わったり、カタカナごまかす必要はなくなる

資料がないと対応できない込み入った要件ですら、その場で対応することも可能になる

電話をかける側も、電話をかけた相手の情報が文字として表示されれば、初めて入力した電話番号が合っているかどうか、相手が出るまでドキドキ待つ必要はない

 黒電話ファックス機能付き電話時代であれば、こういった発想はありえなかったと思うが、現在携帯端末というものがある

通話相手に文字情報の送信など、ハードウェアとしてはとっくにクリアしているスペックのはずだ

 なぜ我々は携帯端末電話をかける時、ディスプレイを塞ぐという愚行を容認してきたのだろう

現在でもスピーカーイヤホンを使えばディスプレイで他の操作をしながら電話をすることは可能だが、通話相手にそのまま文字情報を送信するといった機能はまだ付いていない

 
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