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はてなキーワード: 同業者とは

2020-03-04

作家Twitterタイプ分類

創作論や業界論を打つタイプ

業界外の人間にはウケが良く効率的にバズらせることもできるが、読者からの評判は悪い。相応の経験値がなければ机上の空論になりがち。でも本人は自分市場分析に長けているから売れたと思っている。

身内で馴れ合うタイプ

既にファンがいるなら好感度を上げることができるが、外向けには閉じた印象を与える。毒にも薬にもならないネタを言っているかぎりは炎上する可能性が少ないのはメリット同業者だけではなく読者と馴れ合いはじめると末期。

ひたすら自虐するタイプ

何かというと「売れない」「流行がわからない」とネガティブツイートばかり。こういう奴に限ってそのうちブレイクしたりするのだが、そこで自虐キャラから抜け出せないと全方位に失礼な人間になる。

営業に力を入れるタイプ

とにかく自作を売るためならしつこい宣伝から思いつきの企画まで必死にやるが、その努力が身を結ぶことは少ない。自分は頑張っていたのにサポートしてくれなかったと出版社に恨みが向きやすい。

2020-03-03

薬剤師が嫌い

薬剤師の友人もいるので、こんなこと仲間内ではあまり大きな声では言えないか増田で吐き出しちゃう

薬剤師が嫌いだ。大嫌いだ。

おかげさまで、薬局に行くとだいたい不愉快な思いをするので、行ける薬局ものすごく少ない。初めての薬局はいもものすごく緊張する。

薬剤師が難しい国家資格であること、薬剤師は超多忙で、そんな中私のようなバカ患者対応もしてくださっているということはわかっているし、理解しているつもりだ。

から薬剤師が「今日はどうしまたか?」と診察室で聞かれたのとまったく同じことを聞いてくるのも、病院で書いたのと同じ問診票を書かされるのも、それが彼らの仕事だと知っているのでおとなしく答えてる。丁寧に、詳細に。

ただ問題なのは、そのやり取りが比較オープンな、仕切りもない薬局というひとつ空間で行われるということだ。

他の患者さんに聞かれるだろうが!

おかげさまで健康なので、私が病院にかかるときは花粉症の時期と風邪の時ぐらいで、こんなのは別に聞かれても恥ずかしいものではない。

ただ、一度水虫にかかったときにはものすごく恥ずかしかったし、世の中には自分病気を誰にも知られたくない人はたくさんいて、そういう人の気持ち尊重されるべきだ。

からこそ医師は診察室では1対1で患者対応するし、守秘義務もある

守秘義務なら薬剤師にもあるはずなのに、大きな声で人の病状をペラペラしゃべる薬剤師には不信感しか沸かない。実際に病名を言わなかったとしても、場合によっては薬の名前でどんな病気かわかることもあるし、そのために却っていらん誤解を受けることだってありうるのだ。

もう1つが、「ジェネリック問題

薬剤師ジェネリック薬を進めてくるのは別に構わない。私はジェネリックにしたら効きが悪かったり、副作用が強めに出てしま経験があったので、できるだけ先発品でお願いするようにしている。

ジェネリック希望しますか」

「いえ、先発品でお願いします」

「ええっ!?でもジェネリックの方が安いんですよ!?」←これ!

断っても断っても、執拗ジェネリックを勧めてくる。

ジェネリックの方が安いのは知ってるから、その上で先発品をお願いしますと言っているのに、どうして分かってくれないかなあ?

半額ぐらい安いなら考えんでもないけど、数百円の差なら先発品選ぶわ。

先発品の在庫がないならないとそう言ってくれればいいのに、そういうわけではないらしい。

散々断ったのに、勝手ジェネリックに変えられてたこともある。

とにかく、なぜか毎回「ジェネリックを断りたい私 vs どうしてもジェネリックを出したい薬剤師」の争いになる。

どうして「先発品をお願いします」「分かりました先発品ですね」とならないのかが全く理解できない。

そんな事さえもどうせ自分で選べないなら、そもそも初めから聞いてこないでほしい。

ところで私は今製薬関係会社に勤めている。

製薬会社ではないのだけど、保険証が薬業関係保険証なので、その業界の人だということは見れば一発でわかる。

時々、その保険証の券面を見て同業者だと思うのか、「薬剤師さんですか?」と聞いてくる薬剤師がいる。

「いいえ違います」というと更に、人の業種を当ててこようとする薬剤師もいる。

ねえ、喋るはのいいから早く薬くれない?

職業や、はては会社名まで聞かれて、「いいですよねー[XX(私の業種)]、私もいずれそっちに転職したいですぅ」とか言われて反応に困る私。

そういうことは転職エージェントにでも話せば?っていうか早く薬くれない?

その薬剤師としてはただの雑談のつもりだったのだろうし、素直に答えちゃう私もそうとうアホだと思うけど、何が嫌って、保険証の券面を見て、業務には直接関係のない情報(私の職業会社名)を勝手に読み取り、それによって対応を変えているということだ。

保険証を見て業界会社名を推測されて雑談を仕掛けられるなんて、薬局以外では経験ない。

天気の話をするのとはわけが違うのだ。いいから早く薬よこせよ。

これ、医師国保保険証を持っている非医師の知り合いに話したら、さっきのジェネリックのやりとりでも一切何も言われないと言っていた。

(本当は医師じゃないけど)医師だと思って黙ってるのだと思ったらさらに腹が立つ。

ようやく薬を受け取って薬局を出る。

だって本当はもっと穏やかな気持ち薬局を後にしたいけど、だいたい上記3つのうちの2つが発生するので油断ならない。

怒鳴ったりはしないし、あくまでも「感じよく」接してるつもりだけど、気持ちよく薬局を出られたことはほとんどない。

別に薬剤師に「一流の接客」を求めているわけじゃなくて、「ちょっとプライバシー配慮してほしい、こちらの希望も聞いてほしい、余計な詮索はしないでほしい」→「カウンターを乗り越えてくるようなコミュニケーションはやめてほしい」というだけなんだけど、たったそれだけの希望も叶わないのかと思うと怒りを通り越して悲しくなってくる。


追記

国の方針も分かってるし、ジェネリックメリットデメリット考えた上で、自分判断して「先発品で」と言ってる。

「分かりました、先発品で出しておきますね」でいいじゃないか

それでこちらの言う通り出してくれないなら、そもそもジェネリックでいいか」なんて聞く意味がない。「うちでは基本的ジェネリックで出してます」でいいじゃないか

毎度上記不毛で面倒なやりとりが発生するから腹を立ててるのだ。

2020-02-26

意識の低いフリーランス生存戦略

意識の高い人々がブログ等で書く「生存戦略」はだいたい、いかにして金を稼ぐかの話をしている。俺のような意識の低いフリーランスにとっての「生存戦略」は文字通り、下手をすると死んでしまうかもしれない罠だらけの生活において、なんとか死なずに生き延びようという話である。厳密にいえば俺は個人事業主でなく一人会社だが、どちらにしても一人きりなのは同じだ。マイクロ法人とか色々と呼び方はあるらしいが何でも良い。意識の低い孤独人間がどうやって仕事を得て、どうやって心をすり減らさずに仕事と向き合うか。そんな話を書きたいと思っている。

俺は一人きりの株式会社Webエンジニアをやっている。他の業種にも当てはまるのか、あるいは全く普遍性が無いのかは分からない。

電話

電話には出なくていい。気付かなかったことにして、あとでチャットワークSlackで「先ほどはすみません」と言えばいい。そのまま文字コミュニケーションが取れるなら取ればいい。相手がどうしても電話にこだわるクライアントであれば、そのときは仕方ない、徐々に距離をとっていき、最終的にはフェードアウトする。電話好きな人に構っている心の余裕はない。

だけど、たまに人の声が聞きたくなるときはある。この人と話をすると楽しい、と思えるクライアントであれば、その人から電話には出る。孤独が紛れて、ふっと心が軽くなる。そんなときがあってもいい。ついうっかり「クライアント」などと意識の高い用語を使ったが、普段クライアントなんて言わない。お客さんと言っている。

チャット

メールよりチャットのほうが効率が良いというのは、同業者うしの会話に限るのではないか。お客さんからの細切れのチャットは、電話以上に精神を摩耗させる。LINEチャットワークの未読が10件や20件になっていると、見なかったことにして帰りたくなる。自宅作業だと帰りたくても帰れない。仕方ないので開いてみると、やはり見なかったことにして帰りたくなる。

頻繁に通知が来るのも辛い。スマホPCどちらもチャットの通知はOFFにして、日に2~3回チェックすれば十分だ。間違ってもスマートウォッチなどに通知を飛ばしはいけない。タスク優先順位が狂って混乱する。

チャットで細切れの言葉を送りつけてくるお客さんより、メールで丁寧な長文を書いてくるお客さんのほうが、自分にとっては有難い。ちゃんとした文章を書ける人は、発注者としての能力も高いし、仕事に手戻りが少ない。メールを書ける人を大事にしよう。

案件

100万円の案件を1つより、10万円の案件10個のほうが遥かに楽だ。前者が10日間で片付くことはないが、後者が1日で片付くことは度々ある。見積もりを誤って工数が3倍に膨れたときプラス2日で済むか、プラス20日になってしまうか、というリスクも考えると、小さな案件をたくさん回していくほうが絶対にいい。

絶対にいいと分かっていても、金に目がくらんで100万超の案件をいくつも請けた。幸いにも見積もり通りの工数で収まった案件と、不幸にも3倍に膨れ上がった案件があった。他の案件スケジュールが圧迫されて精神的に追い詰められた。今後はもう小さな案件しか請けたくない。

営業

なぜ大きな案件を請けてしまうかといえば、営業の手間が省けるからだ。小さな案件を求めて東奔西走するよりも、一つの大きな案件を取ってきて、じっくりと腰を据えて作業できたほうがいい、と思ってしまたからだ。

これは必ずしも間違っていたわけではない。たしか営業には行きたくないし、作業に費やせる時間を増やしたほうが売上は増える。どうやってバランスを取ればいいのか、まだ答えは出ていない。営業に行くたびに当初は自己嫌悪で死にたくなったりしたが、何年もやっていると徐々に慣れてきた感じもある。もうしばらく様子を見てみようか。

収入

さな案件なら納品翌月にはお金がもらえる。これはとても精神衛生に良い。それでも度々、預金残高が厳しくなるときはある。生活費を差し引くと、税金健康保険料を払うお金が残っていない、あるいは生活費すら確保できないときもある。この段階で早くも死んでしまう人がいるかもしれない。俺もメンタル豆腐だけど、ここで死ぬのはあまりに早い。

意識の低さには自信があるのだが、ここだけの話、俺が起業の元手にしたお金キャッシングである会社勤めをしていたある日の昼休み、当分の生活費として50万円を引き出し、そのまま自宅に帰って二度と出社しなかった。このとき経験を活かして、いざとなれば借金があるじゃないか大丈夫大丈夫自分に言い聞かせている。借金くらいで人は死なない。

もちろん借金が積み上がれば経営破綻するから一時的な「つなぎ」として利用する。借金の総額は、生活費1~2ヶ月分が上限だった。小さな仕事をたくさん請けて、入ってきたお金ちゃんと返済に回す。少しづつでも返済できていれば、精神的な負荷はだいたい許容範囲に収まる。

税金健康保険

親族貧乏人が多いおかげで滞納についての知識を持っていたこと、これが幸か不幸かは分からない。親が裕福であれば金を借りれたかもしれないが、親は俺以上に意識が低く、公共料金税金保険料を滞納している。しかしそんな親でも還暦を過ぎてまだ元気に働いている。つまり公共料金税金保険料は「滞納しても大丈夫」ということだ。

具体的にどうすればいいか。窓口へ相談に行けばいい。今は支払えないが〇月頃にまとまった入金予定があるから、その頃までに〇分割で払う、などの具体的な返済計画を、役所の人も一緒になって考えてくれる。役所の窓口の人から個人的お金を借りている訳ではなく、この人はあくま仕事で窓口に立っているだけなのだからこちらもまったく萎縮する必要はない。

社会保険料、本当は口座振替にすべきだけど、収入ないとき生活費を引き落とされたくないから、未だに振込用紙をもらっている。早く振替できるくらいに収入を安定させたい。

タスク管理

意識の低い人間にとって最大の難関であるタスクが山積みなのに朝は起きれない、夜は寝てしまう、昼はネットばかり見ている。いつ仕事をするのかといえば、〆切ギリギリ徹夜をする。そんな生活をずっと続けてきて幸いにも問題なく乗り切れてしまい、さら仕事を増やしたところ、あっけなく破綻した。やはり仕事スケジュール通りに規則正しく進める必要がある。夜は眠らなければ心身が壊れる。

初めのほうに書いた「案件」と被るが、大きなタスクを小さなタスクに分割するのは、意識の低い人間にはハードルが高い。そういうのが得意な人に任せてしまったほうがいい。小さなタスクだけを割り振ってもらい、それが終わったらまた次のタスクを与えてもらう。小さなタスクどうしが重ならないようにスケジュールを組む。それがいい、というより、それしかできない。

タスクを何で管理するかは「ツール」の章で書く。

パソコン

ノートPCデスクトップPC、どちらも一長一短あるが、映像画像処理などの重い作業でなければノートで十分だ。デスクトップにつないだ4Kの広大な画面は、自分にとってはあまりに広大すぎた。広い画面を活用するためにTwitterとかRSSリーダーとか開いてしまって仕事が進まない。ネットサーフィンが効率化されてしま仕事効率は落ちていた。それに気付くまで何年も無駄に費やしたが、今はノートPCに落ち着いている。人間が集中するには、ある程度は視野を狭める必要がある。

もうひとつの切実な問題として、広大なモニタを見続けていると眼精疲労が激しかった。そしてなぜか精神的な負荷も高く、ついにはデスクトップPCを立ち上げるだけで激しく憂鬱になった。おそらく情報量が多すぎるのだ。見るべきもの・処理すべきものが大量に迫ってくる。これはよくない。ノートPCの小さな画面であれば、適度に分割されて仕事が押し寄せてくる。意識の低い人間の脳には有り難い。

ツール

ツールは何でも良いのだが、考え方としてGTDには助けられた。気になっている物事をすべて書き出してしまう。優先順位をつけたあとは、いったん頭を空にする。これを習得してからは脳の負荷がとても減った。山積みのタスクに苛まれて頭を抱えることが少なくなった。とにかく人間の脳には限界がある。余計なことを考えずに、一つのことだけ考えればいい状況にしたい。

タスク管理ツールは ClickUp https://clickup.com/ が使いやすい。大きな会社場合には分からないが、フリーランスなら他の選択肢はたぶん無い。

案件管理ツールは Board https://the-board.jp/ が良い。小さな案件をたくさん登録しても、上手いこと整理してくれる。請求書を郵送したり、メールを送ったり、自分ではやりたくないことを代行してもらえる。

チャット等をまとめるツールは Biscuit https://eatbiscuit.com/ja が良い。

まとめ (まとまらない)

いい加減もう眠いので書くのをやめたい。この記事で何を訴えたいわけでもなく、自分自身の思考の整理のために書いたような気がする。本当はもっと書きたいことがあった気もするが今日はもう眠たい。

ひとつ重要なことを書くと、フリーランスは気をつけないと簡単に病む。自覚したときにはすでに相当追い詰められてる場合があり、なるべく早めに自分自身の病に気付いて対処する必要がある。そして何より、病まないためには「無理をしない」ことが大切だ。

苦手なことからは逃げる。危ないと思った仕事は請けない。狂ったお客さんの電話には出ない。地雷を踏んだらサヨウナラ地雷さえ踏まなければ、意識が低くともなんとか生きていける。生活は貧しくとも、たとえ税金を滞納しても、還暦過ぎまで働くことができる。

金を稼ぐことは意識の高い人々に任せることにして、意識の低い俺たち私たちは何よりも死なないことが大切なんじゃないですかね。まとまらないけど、もうちょっと仕事してから寝ようかな。

4/24追記

続編を書きました。「意識の低いフリーランスの在宅勤務」

https://anond.hatelabo.jp/20200424131857

2020-02-20

anond:20200220154657

風評被害が一番だろ

元々潰れかけで、どうせ潰れるならその前に一稼ぎ、って所を探したとしても

その観光地まるごとが偏見の目に晒されるだろうから周りのホテルが大迷惑

地元民も猛反発だろうな

となると周りに同業者がいない一軒宿、かつ潰れかけで足元見るような形で借りないといけない

それを3600人分確保

むーりー

2020-02-13

私には彼氏がいる。

私は今26歳 良い女である。自他共に認める。胸はあまり無い。

専門職来年度には結婚しないと婚期が遅れる。

私には彼氏がいる。

付き合って2年。結婚を家庭の都合で先延ばしにしているのは私。

35歳 同業者 顔もスタイルも良い。顔はタイプでは無いけれど。みんなが良いと言うならそうなのだろう。

ニッチ唐突な私の話にも同じ温度差、いやそれ以上にニッチな話を朗々と淀みなく喋る。食の趣味は合う。根暗

今は遠距離だけど、来年から徒歩100mの近距離になる。

セックスレス

まりにも。してほしい、と泣いて、襲って、やっと。いつからキスもしていないだろうか?

私には好きな人がいる。

27歳 同業者 顔もスタイルもほどほど。タイプではないけれど、犬のような可愛い顔をしている。私の事が死ぬほど好き。

興味、趣味結構違う。今は相違すら楽しい時期である

食の趣味は合う。

アカ。人気者。

来年からではないけど、いずれ近距離になる。

体の相性が良い。数も、質も。

私が最近顔色が良い、と言われるほど素敵なセックスをしてくれる。させてくれる。

でも付き合って無いから、彼はセックスの後、必ず泣きべそをかく。

私は良い女だけど悪い女だ。自分に酔っているわけでは断じて無い。

彼氏のことは、私以外幸せに出来ないだろう。

好きな人は、私以外とでも幸せ人生を送ることが出来ると思う。

私は良い女である

良い女だけど、どうしたら良いかからない。助けてください。

2020-01-30

ブコメブクマつけるのを生業にしてる増田だけど同業者の皆様へ

他の人が既にブコメつけてるとブコメしたくなくなります

そういうのわかります

2020-01-20

anond:20200120144653

中学高のまわりに住む人の8割はロリコンから活動中に同業者と出くわすなよ

anond:20200120135417

女の医師は実際男より優秀だよ

なぜなら医師に向いてない女は同業者結婚して専業主婦に収まったりしてあなたの前から姿を消すけど、男だとそうもいかいからね

2020-01-13

GIGAスクールネットワーク構想についての雑感

私はとある自治体教育委員会教育情報化担当をしています

この界隈は今、GIGAスクール対応で大混乱です。

GIGAスクールって何?って人は文科省サイト見てください。

GIGAスクール構想の実現について

https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm

補正予算の締め切りまで残り一週間を切る中で、文科省からはまだ要綱も示されていません。こんなもん、間に合わないのではないかと、どこの自治体も強い危機感を持って、焦っています

一方で、今回の事業が持つ意味やその先のことについては、ほぼ考えられていないのが現実です。

担当部署でこうなのだから一般の人はもちろん学校現場でもまるで理解されていないことは容易に想像できます

以前から教育情報化積極的に推進する立場にある人たちは、大変盛り上がっていますが、地に足がついていないというか、勇み足になっているというか、前提が共有されていないのに難しいことを言い過ぎていて、その世界の外側との溝が深まっている気がします。

なので、当事者のひとりとして、一般の人や学校現場に伝えたいことをここに書いてみたいと思います

まず、今回のGIGAスクール事業において注目されている一人一台端末ですが、騒ぐようなことじゃないと個人的には思ってます

「何の役に立つのか」とか、「何に使うのか」とか、そういった面倒な議論になりがちですが、とても便利なものなんだから、「とりあえず役に立つに決まってるだろ」というのが本音です。

みんなスマホを一人一台持ってますよね?オフィスパソコンが共用しかないとか無いですよね?

同じことです。

さらに、みんなが一人一台持ってるのが当たり前になったら、それを前提としたサービスがどんどん生まれてきます

LINEやインスタの普及を考えたら分かりますよね。

家庭に一台だとLINEはここまで普及していません。

一人一台だから変わることがあって、全国でインフラ整備されると学校向けのサービス設計が根本的に変わります

今回の事業における国の狙いとしては、今後のためのインフラ整備という面が一番大きいと思われるので、現場必要以上にどういう教育に使おうかと頭を抱える必要はありません。

どう使えば便利か、先生自身が楽になるか、効率的に授業できるか、現場レベルではそういう発想で十分です。難しく考えて逃げられるのがいちばん困ります

従来の3クラスに1クラス分だと、どう使わせるべきか、こっちもかなり頭を悩ませてたんですが、一人一台だと気軽に使ってもらえばそれでいいので、ずいぶん楽です。

一斉授業からの脱却とか個別最適化された学習なんかは、仕組みを考える人仕事です。

そのうちサービスが出揃って嫌でも巻き込まれるので、それを待ってりゃ良いです。

本当は各家庭で端末買って持ち込むBYODができれば良かったんですが、こういうサービスが出揃って常識が変わってからでないとそれは難しいから、順番としては今回のやり方が正しいのでしょう。

もう少しスケジュールに余裕が欲しかったところですが。

多分、あと5年もすれば世の中の常識が大きく変わっているはずで、それができなければ文科省の大失態だと言うしかないです。

ともあれ、それは現場責任ではありません。

導入の担当者として、一人一台になるにあたり現場にやって欲しいこと、考えて欲しいこと、気をつけて欲しいことというのは他にありまして、それは、授業以外の場面で、可能な限り子どもたちの自由に使わせてあげて欲しいということです。

OECD学習到達度調査(PISA)で衝撃的な結果が出ました。

日本の子どもたちは加盟国中で一番チャットゲームICT活用するのに、学習に使うのは最も少ないという結果です。

ゲームチャットは1位で学習最下位日本の15歳のICT活用実態

https://www.google.co.jp/amp/s/s.resemom.jp/article/2020/01/09/54151.amp.html

これは間違いなく、学校教育意図的ICT活用を避けてきた結果です。

プライベートだけで、誰から教えられるでもなく、何の導きもなくICT使ってたら、ゲームLINEYouTubeだけになるのは、当然のことでしょう。

遊び以外にICTを使う目的やヒントを与え、見守り、助言する役割を担う大人必要です。

ゲームが好きなら、ただ消費するんじゃなくて自分で作る楽しみを教えてみるとか、YouTuberになりたいんならとりあえず動画作らせてみるとか、きっかけを作ってあげることはとても大切だと思います

それを親に期待できない場合は、誰ができるんでしょうか。

また、インターネットは昔の子どもたちが生きてきた世界(学校地域社会)とは違って、子ども子ども扱いしてくれません。

ひとりの消費者として、賢い大人たちが用意する色んなサービス商品と向き合わないといけないです。

そこは、少しの失敗が大きな危険に繋がりかねない世界です。

そこで生きていく術を、大人の目が届いて、ある程度の安全が確保されている範囲内で学ばせることが必要です。

これらは、間違いなく公教育役割です。

ヒントを与えて見守るというのは制限するより負担が大きいので、現場に嫌がられることは理解していますが、必要なことです。

個人的には、ICT活用した授業研究より、はるかに大切だと思ってます

なので、私はこれから一人一台端末を導入する際に、子どもたちに出来るだけ自由に触らせてあげて欲しいと、繰り返し現場にお願いし続けようと思ってます

もし、これを同業者学校現場の方が読まれたなら、今回整備される端末の用途を授業に限定して過度な制限をかけることはやめて欲しいと思います

職員室のパソコンが一人一台になって悪くなったことなんて何一つないのと同じように、子どもたち一人一台端末で悪くなることなんてないです。

手書きの良さがとか言う人がいますが、パソコン入っても手書きは無くなりません。もちろん習字の授業も無くなりません。

冗談だと思いますが、目が悪くなると言う人もいます視力に影響するほど授業に使ってもらえるなんて、考えられません。

単純に、今より少し便利になるだけで、そんな大袈裟に考える必要はありません。

教育を変革するような大きな話は、制度考える人サービス提供する人の仕事です。

私たち現場に近い人間は、子どもたちが遊び以外に上手くICT活用できるように、見守り、サポートすることを大切にしましょう。

時代が大きく変わる局面に携われるなんて、とても幸せことなので、みんなで頑張りましょう。

というのが、今、最前線現場にいて思うことでした。

では、補正予算要求資料作りに戻ります

2020-01-07

anond:20200106104603

黙ってたら黙ってたで怒る奴がいてめんどくさいし

狙ってくる同業者いるかもしれんしな

つか自分Twitterつぶやくことが何でオタク世界にご報告になるんだよ

2020-01-01

1つ気をつけてほしい。

IT業としてはリバース真実誠意というのがあるから同業者どうしてはあまりやらない。

自分で作る、オープンソースは難しい、あとで権利問題で訴えられたときというのは考える。

2019-12-24

anond:20191224174428

自称激しい人見知りというお笑い芸人はたまにいるけど、同業者コミュ力平均値が異様に高過ぎるだけな気がする。

2019-12-18

仕事中に聞いて感動したセリフ

年末調整ときに、担当者の先輩に住宅ローン控除のことを聞いてきた人がいた。住宅ローンはその人一人の名義になっており、家の名義もその人なんだが、同業者奥さんもローンの返済のためにお金を払っているという。

自分住宅ローン控除で税金が返ってくるけど、奥さんはその恩恵を受けられないから、だいたいの金額を教えてもらって、奥さんにも同じぐらいのお金をあげたいというのだ。奥さんがあまり税金のことに詳しくないなら、「ラッキー!」と自分お小遣いにしてしまうか、多少還元するにしても何かプレゼントをあげるとか美味しいものをご馳走して済ませることもできるのに、この素晴らしい心がけ。

特に理由を聞いたわけじゃないけど、「自分を選んで(結婚してくれた)人に損をさせるなんて(とんでもない)!」と言っていた。歳の差夫婦みたいなので、自分より奥さん給料が安いという実務的な理由もあるだろうけど、その気持ちに愛を感じた。

よくモテない人が容姿とか年収とかを言い訳にするけど、そうじゃなくて相手に対する思いやりとか愛がある人がモテるんだと思った。その人はそんなにイケメンじゃないけど優しそうな顔をしていて、家も妻が通勤やす場所を選んで買っていた。(ご本人にとってはバスや乗り換えがあってあまり便利でない。) 

自分欲求を満たすために彼氏彼女結婚相手を求める人は、美男美女とか高収入とか分かりやすメリット相手に与えないとモテないよという話だ。それ以外にも気を使えば相手に与えられるものはいろいろあるのに、それに気付かないか容姿年収問題すり替えられてしまうのだ。まさか年末調整職場の人の夫婦愛を確認することになるとは思わなかった。

2019-12-15

anond:20191215105026

先生と呼ばれる職業だけど、そこにステータスは感じない。

ただ、同業者名前を忘れてても「先生」と呼べばなんとかなるのは楽である

二人称に悩まずに済むし。

2019-12-10

anond:20191210031509

twitter一般人に絡んで回って道徳教育する同業者に内心ではいらついてる社会学者も多いけど

業界はぶられるのが怖くて言い出せないんだよね

2019-12-08

自分語りをしたかった

誰?

地方公務員市役所)。

高卒後すぐに入庁して1X年。

彼氏いない歴=年齢。

どんな街なの?

平成の大合併でできた(ちなみに自分合併後の入庁)。

人口は5万人未満。人口減少と少子高齢に悩む超絶田舎

うちの役所について

給料同業者の中で最低水準らしい。

残業代は基本つくけど、残業に関する判断管理職によってバラついているので、事前申告しないと認めない人もいれば、事後申告をサラッと通してくれる人もいる。予算には上限があるので、部署内で変なルールを作られることもあるらしい。

ノー残業デイはあってないようなもん。

部署イベント応援とか動員はかなり多く、振替休日がもらえる(代休と言わないところがミソ)。

  • 庁舎内がとにかくうるさい

物音とか電話の音がすごい。屋外のほうが静か。

  • 照明が消える

始業前と昼休みは必ず消灯。暗い。

整理しろってのも確かにそうだけど…

  • 会議室と車の予約が常にいっぱい

使わないなら消せ。通年予約やめろ。

空海様がご覧になっているせいかとても重い。横長ディスプレイほしい。USBメモリや光ドライブ使用禁止サーバディスククォータの割り当てが少ない。グループウェアがとても使いにくい。Webフィルタリングだらけ。DLファイルメールの無害化くそうざい。

過去データくれ、前はどうしていた、前例はないのか、前は、前は…

しか自分が見落としてる点もあるかもしれないし、経緯を知ることも大事だし、継続性や一貫性大事。でも新しいことも必要

  • 大声に弱い

議員やノイジー市民から無茶振りは、どんなに状況が悪くても即実現させる。ここは現代法治国家ではなかったか

  • とにかく縦割り

似たようなことを各部署で別々にやっている。なのでバラつきがあるし無駄も多い。

土木とか営繕くらい特定部署で抱えてくれれば楽なのに。

それを解決するのは横のつながり。普段から自分積極的交流して相手の機嫌を取っておき、困ったときには自分で頭を下げに行く。

何をするにもとにかく複数業者見積書がいる。業者さんだって見積書くのに労力使ってるんだから

前項にも通じるんだけど、自分設計できないか業者さんにお願いしてタダで設計してもらう、とか日常茶飯事。

内部でも相応の部署なら自前で設計を組めるのに…

注文したものの代金くらいわかってるはずなのに、支払いのとき必要書類は膨大。

文書の保管は部署によってめちゃくちゃ。部署どころか個人に委ねられているので、残っていることもあれば決裁していないことすらある。

メールがとにかく嫌われる。すらっく?なにそれ。FAXはありがちで、もちろん到達確認電話必須

電話と直接面会が基本。とにかく会って丸め込む。直接会って相手を折って丸め込むのが交渉

顔を見せないと礼儀が成り立たないと思われている。

上で述べた横のつながりとかもあるけど、庁内は人見知り合戦なので、コミュ障にはとても厳しい。

公式飲み会は減ってる。あっても年度末とか年度初めの歓送会くらいか

でも横のつながりで個人ごとの飲み会はたくさんあるらしい。コミュ障は弾かれるので、仕事にはますます支障が出る。

今どきの若い子、上の人には受けが悪い子もいるけど、みんなかしこいよ。勉強もよくできるし、冷静で理路整然。

悪しき色には染められないでほしいなぁ。

個人管理しているものがとにかく多い。引き継ぎは個人から個人へが基本なので、見落とすことや、引き継ぎすらされず、後々問題になることが多い。引き継ぎ事項や決まり事を貯めておけるシステムってないのかな…

担当者が変われば言うことが変わって基準も変わる。「計画を立てて予防的な更改をしていくべき」と言っていたのに担当が変わって「使えるものを交換するな。壊れてから相談に来い」とか…

場当たり的。視野が狭い。嫌いな分野をわざと見ないようにしている節すらある。将来的にここを廃止するからあっちを今のうちに拡張しておく、みたいなことができていない。相応の役職があるんだから、横断的に調整してほしい…

サジェストにゴーサイン出すだけ?事業進捗管理は誰がするの?自分しかいねぇよなぁ…

ほうれん草もムダな気すらしてくる。

業務量の偏り、調整しないんですか。この人は定時で帰ってるのに、あの人は産業医面接レベルですよ。

この街にどうなってほしいか本当に考えてる人いるのかな。

で、辞めるの?

自分には何の技術も知見もない。次の就職先なんて見つかる気もしない。

じゃあ、何が言いたいの?

退職していないけど退職エントリっぽいものものを書いてみたかった(ただの不満グチグチでしかない)。

最後

めちゃくちゃな文章ですまない。読んでくれてありがとう

自分、やっぱ甘いのかな。

2019-12-05

初めて患者さんの前で泣いてしまった話

 突然だが、私は看護師をしている。同業者ならお馴染の入院期間が長く介護度が高いとされる内科の混合病棟。そこに私は新人で配属されてから今まで4年間勤務している。日々腰痛に悩まされ、終わらない業務に鳴り止まないナースコール土地柄なのか文句を言った者勝ちだとでも思っているかの如く多いクレーム。正直、毎日疲弊しているし帰っても何もする気になれない。

 そんな私が1年目の時、先輩看護師からふと「患者さんの前で涙を流してはいけないよ」と言われた。詳しい理由は聞いていないし、正直今でもあまりよくわかっていない。調べてもみたが、『時には涙を流すことも必要ですよ』なんていう謎のカウンセリング的な言葉最後に出てくるばかりで明確な理由はわから仕舞いだった。ただ、何となく自分のなかでは「私たちプロ医療従事者として、感情を露わにしてはいけないんだ」「患者さんやその家族の方には今まで歩いてきたその人たちの人生があって、私たちが関わっているのはそのうちのほんの数ヶ月。そんな短い時間関わっただけの看護師が、一番苦しくて大変な想いをしている患者さん、家族の方の前で涙を流すことはきっと何か違うんだ」と思ってきた。

 内科系、特に私の所属する病棟は残念ながら亡くなってしま患者さんが少なくない。4年間働くなかで看取りをした経験は数えきれないほどあるし、何度も「本当に私のしてきた看護は間違っていなかったのかな」と疑問に思うこともあったし、「もっとああしてあげればよかった」と後悔もした。自分母親と年齢の近い患者さんと、色んなお話をした夜勤明けに、「また明後日ますね」なんて言いながら別れたのに、次に勤務してきた時にはその人は亡くなってしまっていた、なんてこともあった。それでも私は涙を流さなかったし、どこかで自分に泣いてはいけないんだと暗示をかけていたように思う。

 そんなある日、ひとりの患者さんが検査目的入院してきた。

 ADLは自立、今まで入院経験もなく普通に自宅で過ごしてきた60歳代の上品女性。病室は詰所から一番遠い場所で、きっとそのうち検査が終われば退院するのだろうと思っていた。入院当初に発行する入院診療計画書にも、入院期間は2~3週間と書いていたように思う。

 けれど、検査の結果すぐに治療必要である疾患が見つかり、その患者さんの入院期間はどんどん延びていった。何号室の何番ベッドの人、と言えば全員が「ああ、〇〇さんね」とわかってしまうほど長い期間入院することになったその患者さんは、点滴、内服など様々な治療を代わる代わるうけていた。それでも文句の一つも言わず、「先生看護師さんには本当によくしてもらってるからね」といつも笑顔だった。

 その患者さんは、毎朝起きると持参の電気ケトルにお湯を入れるため給湯室までやって来る。夜勤だった私はその日、担当するチームではなかったものの偶然給湯室に居合わせ挨拶をして少しだけ給湯室前のソファで話をすることになった。

先生退院まだですか?って聞いたんだけどね、まだもうちょっと、って言われちゃった」

「色々と治療も頑張っていらっしゃいますもんね」

「もう一ヶ月になるかしら。そろそろ家に残してきた旦那のことも心配で」

旦那さん、いつもお見舞いに来てくださってますね」

「そうなのよ。何だかんだいって、心配してくれて。今までも色々と迷惑かけてるけど、まだもうちょっと、お世話になりますね」

 そんな会話をしたと思う。

 この頃、既に病名は本人にも家族にも告知されていたし、きっと自宅に帰るベストタイミングだったんだろうと思う。けれど、主治医はその決断を下さなかった。どうして、と聞きたかったけれど、それを誰も聞かなかったし、聞いていたところで教えてくれなかったと思う。

 それから更に一ヶ月が経って、その患者さんは酸素が手離せない身体になってしまっていた。疾患そのものではなく、合併症により呼吸状態が著しく低下したことは本人にも伝えられた。ただ一つ、予後があまり長くないことだけは、家族の方にのみ伝えられたらしい。急変時はどうしますか、という質問に返答はなかった。当然だ、ほんの数ヶ月前まで自宅で普通に生活をしていたのだ、入院だって自分の足で歩いて、普通に話ができていたのだ。

 合併症治療のため抗生剤が開始となった。すると、今度はその抗生剤の影響で感染症罹患。個室隔離することになった。

「こんなことになって、人にうつしてしましまうかもしれないなんて、孫にうつしてしまったらどうしよう。またみんなに迷惑をかけてしまう」

 そう言いながら涙を流す患者さんに、決してあなたのせいじゃない、あなたは誰よりも頑張っていますよ、としか伝えることができなかった。

 きっとずっと前から、心は限界だったのだろう。どんどん気力をなくしていくのが目に見えてわかったし、同時に、投与する酸素の量は増えて行った。

 そして、ある日の朝。その患者さんの担当だった私は、朝の内服薬を持って病室を訪れた。おはようございます、お薬を飲みましょうか。そう伝えると、閉じていた目がゆっくりと開いた。

「もう、いらない」

 そう返された時、私はすぐにどうして、と言えなかった。いつかこうなるんだろうな、とどこかで覚悟していた自分がいたのだ。

「ずっと頑張ってきたの。それでもこんなにしんどいの。どうして?もう疲れた今日死にたい。今すぐ楽になりたい。わかってるの、みなさんには本当によくしてもらってるの。先生にも、看護師さんにも。けど、もう疲れちゃった。もう何もしたくない。お父さんも、息子も、私に生きてほしいって言うの。でも、もういい。お願いだから楽にして」

 腕や足だけじゃない。指先、眼球にまで浮腫が及んだ身体で、整わない息で、そう伝えられた時、私は溢れてきた涙を我慢することができなかった。既に投与している酸素の量は限界、これ以上の酸素化を望むのであれば人工呼吸器をつける必要がある。逆に言えば、人工呼吸器をつければ身体強制的酸素を送ることはできる。今の医療は先を望めば生き永らえることができてしまう。家族から急変時の対応に関する返答はまだない。急変時の確認ができていない患者は、原則何としてでも助ける必要がある。けれど今、この患者さんは自分意思を私に伝えている。浮腫パンパンに腫れ上がった冷たい手を握った。

「今まで頑張ってきたんですもんね。しんどかったですよね。お薬は、今はやめときましょうか」

 そう言うだけで精一杯だった。

 しばらく何も言わず、ただ黙って付き添って、患者さんの息が整ったタイミングで病室を出た。その足でトイレに駆け込んで、心を落ち着けから業務に戻った。それでもその日、どれだけ他の患者さんと笑って話をしても、家に帰っても、あの患者さんと過ごした30分程度の時間が忘れられなかった。

 それから一週間後、その人は亡くなった。私は勤務時間ではなく、申し送りでそのことを聞いた。やっと楽になれたんだね、としか思えなかったし涙を流すこともなかった。身体を綺麗にして数時間後にはお迎えがきたし、その更に数時間後には新しい患者さんがその部屋に入院してきた。自分がどこにいるのかもわからないほど忙しい業務に追われ、代わる代わる入院退院を繰り返していく中で、それでもあの患者さんの言葉が忘れられない。あの時掛けるべき言葉が、すべきことがもっとあったように思う。けれど後悔している暇もなく毎日を過ごしていて、正解がわからないままここまで来てしまっている。

 私は、もうすぐ今の勤務先を退職する。理由は色々あるし、それはあの患者さんが亡くなる前から決まっていたことだった。新しい職場は決まっていない。けれど、きっとまた看護師としてどこかの病院で勤務しているのだろうと思う。私は、看護師仕事が好きだから理不尽なことを言われるし、後悔だって沢山する。それでも、看護師という仕事が、患者さんのことが好きなのだ。もしかするとこの先、同じように患者さんの前で泣いてしまうことがあるかもしれない。プロ失格だと言われてしまえばそれまでなのだけれど、でも、きっとその時も私は後悔して、また働き続けるのだろう。結局、正解なんてないと思うから。それでも自分にできることはあると思うから

2019-12-02

ラッキースケベハーレムラブコメの逆

ラッキースケベじゃなくて戦略的ターゲットを落として何股もかけ、それまでに培った知識経験を駆使して最終的にメインヒロインと結ばれてハッピーエンド

積極的ハーレムを作るところが女性をモノ扱いしているようでポリコレに反するから世に出しにくいだろうか?

RPGに例えると

自分モンスターハンター

外見やトーク力やフィジカルメンタル面を鍛える=レベル上げ

ターゲットの女=狩るべきモンスター

女の承認モンスターを倒して得られる報酬

ライバルの男=同じモンスターを狙う同業者

メインヒロインラスボス

という感じで構造シンプルで話を作りやすいのではないかと思う。

漫画ではなく意識高い系モテ本のストーリーならありそう。

2019-11-27

タクシー車椅子乗車拒否の件、何故タクシーの怠慢は擁護される?

ブコメへの追記:歩合制で労働環境が悪いから、法律違反をしても仕方が無い、とかって、ちゃんとやってる運転手迷惑からやめてよ。何事も、違法行為基準にするのは間違っているよ。

義務個人企業も同時に規制を受けるのだから、分ける意味も無いよ。意味もないから、ここで個人けが問題だ、会社けが問題だ、と分けた覚えは無い。書いてないことを勝手に読みとらないでくれ。もしそう誤解したとしても、それは間違いだと明確に書いておく。

そして、なすりつけ合っていても被害を被るのは利用者社会(これは優遇措置Uberなどが参入出来ない事による損害を含む)、そしてまともにやっている同業者なので、いわゆる「かわいそうランキング」で対処は間違っていると思う。

追記その2:

トヨタは改良前に売られたJPN TAXIについても、ほぼ同等になるように無料で部品を配っているそうなので、今走っているJPN TAXIは、性能的には概ね3分から4分程度でできるようになっているはずです。

追記3:

朝日新聞報道や、通達みても分かるとおり、悪質なケースについては行政指導対象になると明記されており、すでに飴と鞭の鞭の方のインセンティブはあります

行政指導対象になると、名前公表されて、公的な所の仕事を失う事もあるので。

で、飴の方ですが、これは下でも書いてます公共機関としての優遇措置と、導入補助金でもう前払い済みです。

これ以上だと「違法行為をしている奴らが金を得る」という事になって、遵法に行っている大多数の人(今回のアンケートは3割弱が乗車拒否を"経験"と言う話なので実際には遵法にやっている人がほとんど)に比べて全く不公平で、まさにごね得状態になってしまますよ。

以下本文

このネタだけど

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191127/k10012192321000.html
https://www.asahi.com/articles/ASMCW3T3WMCWUTIL01G.html

いろいろとよく問題理解されていない方が多いで書いておく
できたらこれを機会に、皆さんも公共交通交通バリアフリーというものをもうちょっと考えてみてほしい。

三行で言うと

本文

今回の件の反応を見ていると、誤解は二つあって

  1. タクシー運転手義務がないことをやらされてかわいそう。追加料金を払うべきである
  2. JPN TAXIが使いづらいのが悪い

と言うことで、それぞれ見ていく

タクシー運転手義務がないことをやらされてかわいそう。追加料金を払うべきである について

前提条件として、以下を抑えてないとこういう議論になりがちなんだけど

ということで、車椅子を乗せられるタクシーに乗っている運転手が、車椅子理由乗車拒否するのは全に義務果たしてないことになる。違法なのだ

一方で、タクシーに対する話は義務だけではない。たとえば通常は認められないカルテル価格規制、参入規制などが許されていて、簡単に言えばこれがあるからUberなどは簡単に参入できないようになっている。
また公共交通定義されているため、何か問題があったときには公共団体がケツを持つ事も可能になっていたり、交通関係で調整が発生した時に考慮されるようになっていたり、地方部では自治体補助金をだす根拠法になっていたり、と、かなりの優遇措置がある。

ここで「追加料金は払うべきではないか」という議論は残るんだが、例えば、障害者電車に乗るとき、あるいはベビーカー電車に乗るとき特別割増料金を取ったりしたら、おそらく批判殺到すると思う。実はタクシーも同じ構造なのだ。それを考慮して運賃がほぼ認可制になっているので、全体を上げろと言うことなのだ。そして、今の価格で遵法にやっている所があるのだから、やってないところのいいわけにはならない。

にもかかわらず、何故かタクシーけが特別擁護されているのはちょっと微妙だ。
先に挙げた文書にも以下の様に記載されている。

タクシー適活法第五条ではタクシー事業者団体の責務として「地域公共交通として重要役割を担っていることを自覚」することを示しているが,実際に各事業者自身がその自覚を持っていることは必ずしも保証されない.この点については調査を行わないと断定できないが,バス鉄道事業者との決定的な差と考えられる.

今回の問題の最大の問題点はここで、お前ら、法律保護されてるんだからきちんと自覚もって義務を果たせと言う話に尽きる。
また、この構造で、インセンティブ必要だ、と言う話になると、義務を果たさずに違法な事をやっている連中に金を配れ、と言う事になってしまって、既に大多数が遵法でやっている中では非常に問題が大きい。

JPN TAXIが使いづらいのが悪い について

かに当初出たときは酷かったのだが、現在時間とすると5分程度で展開ができる。
なんか見ている人は「複雑すぎて無理」と感じているようだけど、実際、普段普通の車として使え、乗せるときだけ座席を折りたためるタイプの車と比較するとそれほど手順は複雑というわけではない。と言うか、そう言う事を言っている人、実際に操作したこと無いんじゃないかな。それか比較対象座席折りたたみ型じゃなくて、専用車と比較しているんじゃないだろうか。手間以外にも、たとえば、横から出入りするのも、整備された場所で乗り降りすることが前提の福祉車両と、通常のタクシー乗り場や道ばたで乗り降りする都市型タクシーの違い、とかでいろいろと違う。

前は確かに時間がかかるという批判があった。やり方変えても時間がかかると言う話もあった。けれど、それは大幅に改善されている。
Responseの動画はたった2:55しかない。(何故かこれを引用して「無理」と言っている人がいて謎。本当に内容見てる?)

また、今回の調査について記載たこ記事では
https://digital.asahi.com/articles/ASMC163DDMC1UTIL068.html

運転手男性は、少し戸惑った表情を見せたが、後ろから取り出したマニュアルを何度も確認しながら車いす用のスロープを取り付けた。作業を始めて4分岡本さんを後部座席に乗せて出発した。時刻は午前10時50分。調査開始から時間20分がたっていた。岡本さんが尋ねたところ、この運転手車いす利用者を乗せたのは初めてだったという。
「乗車するとき比較スムーズだったが、とにかくタクシーに止まってもらうまでが大変だった」と岡本さん。「利用者は少ないかもしれないが、運転手の方はもう少し車いすのことを気にかけてほしい」

車椅子利用者を初めて乗せた運転手が、マニュアルみながらで4分でできてる。

動画デモンストレーションとしても、時間がかかると愚痴運転手の言う「20分」やら「30分」やらって、職務怠慢以外の何?って思う。

「使い方がわからいからできない」「習熟度が足りないので時間がかかるから乗せたくない」とは、仮にこれがバス電車運転手車椅子の乗せ方がわからない等と言ったら、誰もが論外、そんな会社は駄目だ、訓練不足だ、と思うと思うのだが。

NV200との違いと、トヨタ戦略について

NV200と比較しているひとがいるけれど、NV200と大きく違うのは「JPN TAXIは全車種ユニバーサルデザイン」というところ。

例えば、JPN TAXIとNV200 UDと比べると

が違う。これをJPN TAXIで実現するには、おそらく以下の点を犠牲にしなきゃならない

これ、車椅子ではない一般利用者向けにはマイナスの影響しかない。そうなるとオプション化しなければならないわけだ。
事実、NV200は、主力の通常タイプ車椅子で乗れない。UDタイプでないとだめで、町でNV200を見かけてもおそらくほとんどが車椅子のままは乗れない。

トヨタはそれをよしとせず、JPN TAXIならば必ず車椅子のまま乗れる環境を創りたかったものだと思われる。
そこで、絶対数では滅多に乗らない車椅子利用者へのサービスを損なわず、できる限りローコストで実現することで、全車に搭載したのだと思う。いくらすばらしい車椅子対応車ができても、普及しなければなにも改善しないから。

補助金を入れれば従来車種のクラウンコンフォートとほぼ同価格
結果、トヨタに「クラウンコンフォートの後継車種をくれ」というと、このJPN TAXIが出てきて自動的UD車が普及していく状況ができているわけだ。

今回の問題は「27%が乗車拒否体験している」ということになったけど、これ、前の状況を考えるとかなり改善しているのだ。
前はそもそも車椅子が乗せられる車というのは特殊車両扱いで、車種をみただけでそれが車椅子が乗せられるかなんてわからなかった。
乗車拒否なんて議論できるような話じゃなかったんだ。それが一変して、国内で最も売れているタクシー専用車がUD対応になった。
これは大きな前身だと言える。

で、タクシー運転手は、本当は対応したくなかったのにUD対応して車椅子乗せなきゃならなくなった、と思ってる人もいると思う。
けど、おそらくトヨタと、それから国交省意図的にやってると思う。そう言う連中はいくら公共交通だと言われてもUD車を入れる事は無い。
それらに普及させるには、よい施策だったと思う。

この点、プロでも誤解しているようで、既存介護運送業のブログには、専用装備を調えた車両と比較して批判する記事を挙げているけど、専用車じゃなくても、町のタクシー乗り場にいけば追加料金なしで乗れる、と言う状況を作ろうという話なんで、一般営業時に影響が出るような専用仕様を作ってもただUD車が普及しないだけとなって、あんまり意味が無いんだよね。

参考リンク

http://dpi-japan.org/blog/workinggroup/traffic/ud%e3%82%bf%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%81%ae%e9%80%9a%e9%81%94%e3%81%8c%e3%81%a7%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%ef%bc%81%e3%83%a6%e3%83%8b%e3%83%90%e3%83%bc%e3%82%b5%e3%83%ab%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4/

2019-11-25

AV業界界隈で起きたレイプ事件に関する簡易まとめ(その3)

https://anond.hatelabo.jp/20191125162147

https://anond.hatelabo.jp/20191125162331の続き。

同業者AV男優の反応を一部抜粋



アップされた動画でも語られているが、AV業界に携わる人間からこそ、本当にレイプするなど言語道断だというメッセージ共通している(むろんAV業界でなくても言語道断だが、言葉の綾だ)。

1つのエントリにしたかったが、文字数制限に引っかかる?ため、分割した。

2019-11-21

億円単位出資金を手に入れた多くのスタートアップがやること4選と、その後の5選

2~3年前のスタートアップ投資ブームを覚えているだろうか。

ベンチャーキャピタル個人投資家投資意欲が旺盛だった時代豊富投資資金審査基準の引き下げにつながり、学生が十数ページのパワポで100万円単位投資を得たり、十番煎じの後発企業に億円単位の金が流れ込んだりした。

その億円単位出資を集めた会社は、何をしたのだろうか。そしてその後どうなったのであろうか。そのビフォーアフターを5つずつまとめてみた。

 

 

1.役員報酬待遇を上げたがる

 30代や40代に月給20万円で働けとは言わないし、財務戦略の一環で社長が自社株買いをすることもあるので、そのために収入を増やして貯蓄するのはまぁ分かる。

 ただ、「年収10倍」「社長宅のタワマンを社宅に」「ハイヤー契約」「出張ビジネスクラス(正価)や高級ホテルを利用」というのはどうかと。「贅沢がしたい!」と言い切ってくれればまだ気持ちが良いが、「安全リスク考慮」「出張中でのネットワーキング」との言い訳は非常に残念。じゃあそれの目標を数値化しましょうとは言わず、「ああ、こいつは残念なヤツだ」と思うのが大人のやさしさ。

 これは、利益率低下という直接的な悪影響に加え、社員が呆れて退職したり、不正行為社長が月給250万なのに、俺は25万ではやってられない)に発展することもある。

 

2.若い社員を増やしたがる

 スタートアップ社長採用するのは、社長より年下のことが多い。若い社員マネジメント経験が少なく、プレイヤーばかり集まってしまう。マネージャーが少ないと、社員士気が上がらず、サボるようになる。売上にはならないが会ってくれるお客さんのところに行くようになり、社内会議資料作成にこだわるようになる。直行直帰やダラダラ残業も増加する。スタートアップ程度の組織は、本来社長マネジメントで回るはずであるが、スタートアップ社長は得てして外出が多いので気づかない。

 

3.広告費を使いたがる

 メディアに増資の記事が載った瞬間に、広告代理店から営業殺到する。もちろん出稿先を厳選した上で、費用対効果を見ながら徐々に広告を出すのであれば問題は無い。接待やら芸能人の紹介やらで付き合う代理店を決め、そのまま一気に数千万円の年間契約を結んだりする。そうすると費用対効果の悪い広告や、イベントへの協賛が増えてくる。

 余談だが、「社長ユーチューバーとの対談をYoutubeにUPして、会社の魅力をPRしましょう」という提案が近年増えたと思うが、これは再生数の水増しが可能からではないか邪推している。

 

4.知名度の高い街に広くてきれいなオフィスを構えたがる

 B2Bで来客も少ないのでどこにあっても良いはずなのに、恵比寿とか六本木とか渋谷にこだわる。1~2駅ずらせば賃料はグッと下がるのに、それをしようとしない。「同業者とのシナジー」とか「採用への効果」とかの言い訳が、これまた残念。最近都内オフィス不足が顕著で保証金は10か月超が多く、また、内装もこだわることが多いので家賃の30倍ぐらいの金額が一瞬で飛んでいく。

 ちなみに業績が悪くなってから縮小移転をしようとしても、凝った造作原状回復費や引越代、移転先の保証金などで動くに動けなくなり、「詰む」ことも多い。

 

 

さて、増資から1~2年経ったが、予定通りの売上が上がらない。

費用は予定通りか、予定以上のスピードで出ていく。ここからが後半選だ。

 

 

1.コンサル社員研修に頼りたがる

 どこかでコンサル社員研修を見つけてきて、それを全社員に受けさせるようになる。もちろん良いコンサル、良い研修であれば効果は出るが、社長は内容を精査したり、カリキュラム設計に関わるわけではないので、基本的に他社の焼き直しパターン。もちろん成果は出ずに、費用だけ出ていく。体育会系研修精神論研修スピリチュアル研修(本当にある)の場合社員ドン引きして辞めていくことも多い。

 

2.広告費をさらに使いたがる

 起死回生広告費にぶち込んだ。売上は上がるも利益が出ていない。いや、売上が上がるのは良い方で、中にはフォロワー数だけ増えて売上にはほとんどつながらないケースもある。代理店は「継続的に出稿することで、見込み顧客意識刷り込み云々」と言いながら、接待攻勢を強化してごまかす。接待の場には芸能人が来たりもする。でも利益は出ない。

 

3.新規事業として日銭商売を始める

 売上を補うために、ネットショップ社長の講演業、自社オフィスのまた貸しやコワーキングスペース化(賃貸契約上良いのか?)など日銭商売をするようになる。もちろん急に売上が増えるわけではない。他業種の商売舐めすぎ。そもそも貴社は「何業するから投資して欲しい」って言ってたっけ?ネットショップの受注業務や、コワーキングスペースの受付を担当させられるようになった社員が白けて辞めていくことも多い。

 

4.粉飾し始める

 社長が友人知人にアカウント開設や資料請求を依頼したり(←許せる)、社長架空アカウントを発行したり架空接触見込顧客(一度だけ会ったレベルの見込顧客リスト名刺交換程度)リスト作成するようになる(←許せない)。

 そうして、アカウント数や接触見込顧客数は伸びているが、売上が付いてこないと株主説明するようになる。売上や利益の粉飾は、知識が無いのか、ビビってるのかやらないケースが多い。だいたい社員または元社員から株主へのチクりでバレる。人望がない。

 

5.株主への説明会に出てこない

 定期的な株主への説明会に出てこないか、出てきても話さない。代わりに話すのはいつの間にか増えたCFO。だいたい前職は都銀。総会抜きで役員増えた?と思って確認すると役員ではなく「執行役員CFO」。この条件を受け入れて転職する時点で非常に残念。まれに優秀な人が居るので唾をつけておくと、将来起業したり、自社に引き抜けたりできる。

 

 

株主だって、鬼じゃないんですよ。

ちゃん節制ある経営を行ってダメだったら諦めますし、その社長が次に何かやる時は出資しまから出資金を自由気ままにバカスカ楽しいように使って、最後はとんずらって言うんじゃ許しませんって。

あと、タイトルで「選」の使い方が間違っていますが、釣りということでご容赦ください。

 

以上、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

皆さんのご経験も、共有していただければ幸いです。

 

 

20201103追記

たまたま見つけたけど、なんで一年越しでバズってるの?

・ここ半年コロナ理由廃業するところが増えたけど、「理由が出来て良かったね」とは言わないのが大人のやさしさ(2回目)

億円単位出資金を手に入れた多くのスタートアップがやること4選と、その後の5選

2~3年前のスタートアップ投資ブームを覚えているだろうか。

ベンチャーキャピタル個人投資家投資意欲が旺盛だった時代豊富投資資金審査基準の引き下げにつながり、学生が十数ページのパワポで100万円単位投資を得たり、十番煎じの後発企業に億円単位の金が流れ込んだりした。

その億円単位出資を集めた会社は、何をしたのだろうか。そしてその後どうなったのであろうか。そのビフォーアフターをまとめてみた。

 

 

1.役員報酬待遇を上げたがる

 30代や40代に月給20万円で働けとは言わないし、財務戦略の一環で社長が自社株買いをすることもあるので、そのために収入を増やして貯蓄するのはまぁ分かる。

 ただ、「年収10倍」「社長宅のタワマンを社宅に」「ハイヤー契約」「出張ビジネスクラス(正価)や高級ホテルを利用」というのはどうかと。「贅沢がしたい!」と言い切ってくれればまだ気持ちが良いが、「安全リスク考慮」「出張中でのネットワーキング」との言い訳は非常に残念。じゃあそれの目標を数値化しましょうとは言わず、「ああ、こいつは残念なヤツだ」と思うのが大人のやさしさ。

 これは、利益率低下という直接的な悪影響に加え、社員が呆れて退職したり、不正行為社長が月給250万なのに、俺は25万ではやってられない)に発展することもある。

 

2.若い社員を増やしたがる

 スタートアップ社長採用するのは、社長より年下のことが多い。若い社員マネジメント経験が少なく、プレイヤーばかり集まってしまう。マネージャーが少ないと、社員士気が上がらず、サボるようになる。売上にはならないが会ってくれるお客さんのところに行くようになり、社内会議資料作成にこだわるようになる。直行直帰やダラダラ残業も増加する。スタートアップ程度の組織は、本来社長マネジメントで回るはずであるが、スタートアップ社長は得てして外出が多いので気づかない。

 

3.広告費を使いたがる

 メディアに増資の記事が載った瞬間に、広告代理店から営業殺到する。もちろん出稿先を厳選した上で、費用対効果を見ながら徐々に広告を出すのであれば問題は無い。接待やら芸能人の紹介やらで付き合う代理店を決め、そのまま一気に数千万円の年間契約を結んだりする。そうすると費用対効果の悪い広告や、イベントへの協賛が増えてくる。

 余談だが、「社長ユーチューバーとの対談をYoutubeにUPして、会社の魅力をPRしましょう」という提案が近年増えたと思うが、これは再生数の水増しが可能からではないか邪推している。

 

4.知名度の高い街に広くてきれいなオフィスを構えたがる

 B2Bで来客も少ないのでどこにあっても良いはずなのに、恵比寿とか六本木とか渋谷にこだわる。1~2駅ずらせば賃料はグッと下がるのに、それをしようとしない。「同業者とのシナジー」とか「採用への効果」とかの言い訳が、これまた残念。最近都内オフィス不足が顕著で保証金は10か月超が多く、また、内装もこだわることが多いので家賃の30倍ぐらいの金額が一瞬で飛んでいく。

 ちなみに業績が悪くなってから縮小移転をしようとしても、凝った造作原状回復費や引越代、移転先の保証金などで動くに動けなくなり、「詰む」ことも多い。

 

 

さて、増資から1~2年経ったが、予定通りの売上が上がらない。

費用は予定通りか、予定以上のスピードで出ていく。ここからが後半選だ。

 

 

1.コンサル社員研修に頼りたがる

 どこかでコンサル社員研修を見つけてきて、それを全社員に受けさせるようになる。もちろん良いコンサル、良い研修であれば効果は出るが、社長は内容を精査したり、カリキュラム設計に関わるわけではないので、基本的に他社の焼き直しパターン。もちろん成果は出ずに、費用だけ出ていく。体育会系研修精神論研修スピリチュアル研修(本当にある)の場合社員ドン引きして辞めていくことも多い。

 

2.広告費をさらに使いたがる

 起死回生広告費にぶち込んだ。売上は上がるも利益が出ていない。いや、売上が上がるのは良い方で、中にはフォロワー数だけ増えて売上にはほとんどつながらないケースもある。代理店は「継続的に出稿することで、見込み顧客意識刷り込み云々」と言いながら、接待攻勢を強化してごまかす。接待の場には芸能人が来たりもする。でも利益は出ない。

 

3.新規事業として日銭商売を始める

 売上を補うために、ネットショップ社長の講演業、自社オフィスのまた貸しやコワーキングスペース化(賃貸契約上良いのか?)など日銭商売をするようになる。もちろん急に売上が増えるわけではない。他業種の商売舐めすぎ。そもそも貴社は「何業するから投資して欲しい」って言ってたっけ?ネットショップの受注業務や、コワーキングスペースの受付を担当させられるようになった社員が白けて辞めていくことも多い。

 

4.粉飾し始める

 社長が友人知人にアカウント開設や資料請求を依頼したり(←許せる)、社長架空アカウントを発行したり架空接触見込顧客(一度だけ会ったレベルの見込顧客リスト名刺交換程度)リスト作成するようになる(←許せない)。

 そうして、アカウント数や接触見込顧客数は伸びているが、売上が付いてこないと株主説明するようになる。売上や利益の粉飾は、知識が無いのか、ビビってるのかやらないケースが多い。だいたい社員または元社員から株主へのチクりでバレる。人望がない。

 

5.株主への説明会に出てこない

 定期的な株主への説明会に出てこないか、出てきても話さない。代わりに話すのはいつの間にか増えたCFO。だいたい前職は都銀。総会抜きで役員増えた?と思って確認すると役員ではなく「執行役員CFO」。この条件を受け入れて転職する時点で非常に残念。まれに優秀な人が居るので唾をつけておくと、将来起業したり、自社に引き抜けたりできる。

 

 

株主だって、鬼じゃないんですよ。

ちゃん節制ある経営を行ってダメだったら諦めますし、その社長が次に何かやる時は出資しまから出資金を自由気ままにバカスカ楽しいように使って、最後はとんずらって言うんじゃ許しませんって。

あと、タイトルで「選」の使い方が間違っていますが、釣りということでご容赦ください。

 

以上、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

皆さんのご経験も、共有していただければ幸いです。

2019-11-19

anond:20191119121502

増田の周りで塾を叩いた人が、少ない知見から自分イメージで語って増田不快がらせたように、増田自身自分イメージしか塾を語ってないわけで、実際世の中にたくさんひどい塾があることから目をそらしても意味ないのでは、と思う。そういう語り方って水掛け論にしかならないと思うので、少し違う視点で語ろう。

学校は、社会に広く教育を普及する使命を担っている。いわば公的インフラだ。では塾は? 増田イメージでは、塾はいわば「普通水道で水が十分いきわたらない家に別途水を届けるサービス」みたいなイメージだろうか。きっと増田父親のやっていた個人塾はそういう良心的な塾だったのだろう。そして、少し聞きにくいことを言えば、だからこそ廃業するのだろう。なぜそういえるか? 考えてみたらわかる。公共安価飲料水供給されてる社会で、公共税金を使っても水を届けるのが大変な場所に「普通の水」を届けるサービス、そこに儲かる余地があるだろうか? 需要はあっても、教育本質的に儲からない事業なのだ

では、世間の長く続く塾、大手はどうやって儲けているか? 先ほどの水の譬えにして考えてみればいい。(1)需要を無理に作る、(2)水を実際より価値あるものに見せて高く売りつける、のどちらかだ。

たとえば、実際は塾に行く必要のない生徒や保護者不安煽り洗脳気味に自分たちに依存させ、どんどん色々なコースや講座を購入させる。泥沼みたいになる子供をたくさん見せられ、そのフォローをするのは、結局公的インフラを支える人員だったりする。塾のしりぬぐいを学校がしている、なんては実際よくある話だ。さらに、学校の授業を少しだけ先取りする、宿題を山ほど出す、そして「学校の授業なんて意味ない」と囁く。生徒はますます学校を軽視し塾に依存する、学校の授業は崩壊する、不安になったほかの生徒も塾に行く、儲かる、という具合だ。

それでも、きちんと学力をつけるならまだいい。が、間違った指導や先々問題の出る考え方を「テクニック」と称して売りつけたり、精神的に弱った生徒を誤ったきつい指導で病ませたりしてフォローもしない。近年増加する中高生自殺理由のうちで大きな部分を占めるのが「進学問題」だ。学校がきつい指導で生徒を追い込んだりする時代でもなく、いったい誰が生徒を追い込むのか? そこまで言うといいすぎといわれるかもしれないが、少なくとも塾がそこで役立っていないこと、学校カウンセラーを配置するなどして、その対応に追われていることは事実だ。まともな水を適正価格配達していたら儲からないのだから、「本当は不要な人に売る」か「安全性真正性保証できないものを売る」ことで儲ける人がいてもおかしくない。そして、そのツケを払うのは結局社会だ。

増田父親仕事が賤業だとはまったく思わない。だが、増田のお父さんは、同業者のそういうやり方を、おそらくはよく知っていたのだろう。それが自虐的台詞に繋がったのではないか想像する。だから問題は「世間無理解偏見」とかではなく、増田父親にそんな台詞を吐かせる業界構造のものにあるのではないかと私は思う。

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