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はてなキーワード: 一心とは

2022-10-23

嫌われたくないの一心で媚ばっかり売って、無駄気遣いから自己中心的思考、どれだけ嫌な仕事でも相手がやってほしいなら病気になってでもやる

自分がない」とはよく言われるものだが「周りの意見を取り入れるのが自分です」って言えばもうそれは自分なのではないだろうか

もう周りが喜ぶなら自我なんてなくてよくない?

2022-10-21

ワナビイラストレーターから就職に失敗した末路

23歳、大学4年生。

イラストレーターを目指していたが、普通大学で実績もない俺を採用してくれるところなんてどこにもない。

就職説明会に参加したが、自分場違い感を感じたことを覚えている。

そこで思ったのは、「俺、就職できないな」という直感だった。美大に対して憧れを持っていた俺は、美大受験予備校に顔を出す。

しかしそこに居たのは、18歳の少年少女一心不乱に美大を目指している姿。すでに就職が決まった、俺より1個下の青年が顔を出してくれた。

自分には画力も、時間もない。その時強く感じ、心の中で何かが折れるのを感じた。

だが人と同じ道を行きたくない俺は、その心を無視して、イラストレーターを目指し続けた。


大学卒業後、24歳。俺は半年ニートになった。犬が病気になっていたので看病しつつ、俺は惰性で絵を描き続けた。

予備校美大に入るよりコスパがいいという選択からイラスト系のバイトを受けることにした。

1枚1500円、月の最高収入は2万。ニートや画塾に行ってるやつよりマシだ、俺は実務経験を積んでいるんだと言い聞かせながら、だれにでも描ける背景イラスト生産し続けた。


あっという間に2年がたった。26歳、アラサーだ。友達とたまにキャンプ行った記憶と、ゲームをやってたまに背景イラストを描いて犬と遊んだ記憶しかない。犬は死んだ。

ピクシブtwitterに上げるイラストは、相変わらず50いいねがいいとこ。

情熱が失われていることに気づいていたが、形だけイラストレーターを目指し続けた。もうほとんどオリジナルイラストも描いていない。トミーウォーカー試験も落ち続ける。

初めて彼女ができたが、一瞬で振られた。当たり前だ。社会常識仕事もない。周りの友達は着実にスキルを身に着けて社会人になっている。

イラストバイトから来た半額のリテイク案件。内容はほぼ新規イラストと同じ。自分の中で何かが切れて、不満をメールで送ったら仕事は来なくなった。


空っぽになった夢の残骸である俺は、マッチングアプリを始めた。処女美女、ブス、ヤリマンを抱き続けた。

イラストレーターをしてると嘘をついて。空っぽになった自分を埋めるように、デートを繰り返し、振られ、抱いてを繰り返した。

気付けばセックスした人間20手前。デートしたのは50人以上。

親にはイラストレーター仕事をうけているふりをした。


そんな自分に嫌気がさして、27歳でライターを始めた。マッチングアプリで培った営業力で、運よく月10万ほど稼げるようになったが、社会人になりそこなったクズばかりの集まりで初めて3か月で幻滅した。

そこそこ金が溜まったので昔からやりたかった俳優も目指してみたが、もうそこには席が用意されていなかった。

スクールで叱られて、褒められることもない。活躍できる道筋も無い。

だらしない生活が災いして、ライター契約を打ち切られた。今では月収2万がせいぜい。


今は28歳。これが俺の、ワナビイラストレーターから就職に失敗した末路だ。中途半端に夢を追いかけて、取りこぼしたものを拾おうとして、今ではこんな沼にはまってしまった。

やりたいことはあるけれど、スキルも、若さも、情熱も無い。一応俳優は片手間に目指すけれど。イラストレーターも片手間に目指すけれど。

こうやって理想を抱いて溺死するんだなぁと感じる。

今度はアメリカに行こうとか考えてるんだよ。夢を失敗して自暴自棄になってるモンスターだよ。

2022-10-18

anond:20221018125249

成長戦略画餅経済成長が停滞。金融緩和ばかり一生懸命続けた結果、現状では利上げすべき局面なのに利上げすれば破綻するため、利上げできず。基本的アメリカの利上げが緩和するのを祈るのみ。

結果として日米の金利差が埋まらない。市場に足元を見られて円売りドル買いが止まら円安が加速。金融緩和は止められないが円安を止めたい一心の悪あがきで為替介入外貨準備を取り崩すも無駄撃ちに終わる(それが無駄であることはこれまでの歴史から見れば明らかなんだがな)。輸入品価格上昇に歯止めがかからなくなり、お前の財布の中身も含めて全国民のふところにツケが直接回ってきているんだよ。

https://anond.hatelabo.jp/20221018125643

ついでだから日本語も教えてあげよう。

享受願いますか?

最小の変更で意味の通る言葉にするなら、

ご教示願えますか?だな。

2022-10-17

anond:20221017003131

価値観が合う

 人間関係特に家族大事にするところ。あと、人に対して優しいところ。

・僕に興味を持ってくれる

 僕は極度のガリ勉で、ひ弱な体ゆえ何事にも必死で、デートも常に必死だったから「この人は自分大事にしてくれるだろう」と思ったそうだ。

先日の増田もそうだったけど、友人知彼氏あくまでも他人なので優しく接して、

夫婦になったとたん、それは一心同体で絶対に切れない鎖でつなぎ合ってるから厳しく接する人おったやん。

2022-10-16

クリエイター自殺理由想像できない人がいっぱい居て驚いた

コミケで隣の隣の隣、ぐらいだった気がするクリエイター自殺してしまったらしい。話した事もないが、隣の隣の隣、ぐらいで見た事がある人だし、そこそこ気になってニューススレを見た。

コミケのスペース、席の場所というのはなんとなくジャンル作家性で配置されているもので、隣の隣の隣というのは割と境遇が近い事を示している。初めて知ったが年も同じだった。

なのでぶっちゃけ自殺ニュースを聞いた時「わかる~~」と思ってしまった。自殺、する事もあるよね~。自分も今は若干落ち着いているが2年前ぐらいは毎日飛び込む駅を探して徘徊していた。

でも掲示板とかSNSとか見たら、「どうして・・・」「理由がわからない・・・」みたいな意見でいっぱいで本当に驚いた。

一時芸能人が立て続けに自殺した時も感じたけど、世の中の皆、自殺しようって考えた事がないのだなと思った。死にたいとか安楽死させろとか気軽に言うから、皆考えた事があるのだと勘違いしていた。

件の人がどのような原因で、という話ではなくて、「どうして〇〇なのに死んだの?」という疑問自体が疑問だ、という話だ。

①なんで配偶者(または恋人)が居るのに死んだの?

ダントツわからん。件の配偶者が原因等と言う気は微塵もないが、旦那や妻が原因で自殺とか珍しくも無いだろう。

恋人が居るなら絶対幸せに決まってる!という考えはどこから来るのか謎。「孤独な俺より確実にマシ」と言いたいのかもしれないがDVとかされるなら孤独な方がよくない?実際それで皆離婚するんだし。

止めてくれる人が居たのに、という意味であれば自殺は見つからないようにするのが鉄則なので「全然自殺する気なんかないで~す」という雰囲気をあえて醸し出していたかもね。突発的なら止めるもクソもないし。

②なんでお金があるのに死んだの?

イラストレーターってそんなに儲かりませんからね。漫画家と違って印税って概念がないし、買い切りから1枚ものすごくデカい絵を描いてもそれで1年ごはんを食べるとかは到底無理だし。

画集とか出すレベルになると印税は入るけど大量に買われるものではないし。ラノベ挿絵とかだって、1枚10万貰ってても1年に刊行される冊数考えたら・・・なぁ。

女なら配偶者に養ってもらえよという意見も見たが配偶者が養ってくれるという考えがどっから来るのかわからん。それぐらい女のクリエイターにはヒモがくっついてる事が多い。というか多分まともに稼いでる男は敬遠する。

③直前まで楽しそうにしてたのになんで死んだの?

それはSNSからだよ。まともな意識のあるクリエイターなら毎日死にたい・・・」とか書かないだろう。書いたとして周囲がどういう印象を持つかは明確に「メンヘラ」「かまってちゃん」だろうし。

「腰が痛い」「頭痛がする」とか実際に身体的に起きた苦痛を並べただけでもメンヘラ扱いされるし、黙ってりゃ黙ってるで富樫みたいにサボってゲームしてると思われるものなので。

結果「毎日楽しい!」とか「これからも頑張る!」とか書くしかない。客商売なんだから大正解だ。SNSじゃなくて対面でもそうだ。笑顔人間の方がいいのは当然だ。でも別に死にたさが消えたりはしない。

④なんで仕事があるのに死んだの?

上記と被るがクリエイティブ仕事は大抵本人が楽しそうにしている事を求められる。が、仕事仕事から。腰が痛くても腕が痛くても全然寝られなくても「楽しい~!仕事大好き!」という体で居なければならない。

でもやっぱしんどい事はしんどいよ。口あけてたらお金が入ってくるならその方がいいよ。じゃあやめたら?と言うだろうが他に資格もなければ技術経験も無いんだよ。社会人上がりのクリエイターの方が強いのはそういう所もある。

⑤なんで若いのに死んだの?

未来あるじゃん、色々やり直す時間あるじゃん!と言われたらそうなんだけど、実際に死のうかなって考えている時は現状の苦痛から逃れたい一心なんだ。

まぁもちろん人によるけど、全身が痛いからどうにかしよう!ってなった時に新しい未来の事なんか考えてられん。とりあえず痛いのをどうにかしよう!となると死ぬ。実際の身体の痛みじゃなくても死ぬ

明日仕事嫌だな!とか納期が迫ってきて徹夜なの辛いな!とかでもゲージがMAXになると死の選択肢しか考えられなくなる。おかしいでしょと思うだろうが多分おかしい。

⑥休めよ

休めんのだ。自分コロナ強制的に休んで多少回復したけど、こういう表に人格が出ちゃう仕事って休むと色々言われるのだ。

仕事をしなかったり、SNS更新しなかったり、配信をやめれば原因を探られるし、サボってると言われるし、ある種のファンの「次の作品待ってます!」のような温かい声援も重荷になる。誰かに代役を頼める訳でもない。

今はfanboxみたいな定期更新必要とする媒体も多いし、まともで善良で活躍している人ほど全てを踏み倒して失踪できないだろう。別にこれはクリエイターに限った事じゃないと思うけど。

よく増田でも鬱気味の人に「ゆっくりやすみな」と声をかけているのを見るが、正直休み方がさっぱりわからない。わからないので毎日「右腕が折れますように・・・」と祈っていた。

何かもう少し別の方法必要ではないか?と今は思う。拉致して保養所につれて行くシステムとかさ。個人事業主から無理なんだが。無理なんだよな。無理だわ。

2022-10-13

anond:20221013161350

女性というのは、少女から大人になるまで、そして大人になってから雑誌メディアが、

ことどとく、資本主義社会に都合のよい消費者となるように洗脳してくるんだよね。

ほら、そのダサい服を捨てて流行の服を買わないと、仲間外れにされますよ?

ほら、その汚い肌を化粧で覆い隠さないと、仲間外れになりますよ?

ただ、普通でいたい、仲間外れにされたくない一心で、必死にいろんなものを買い続け、捨て続ける。

大人になるころには、すっかり、消費するたびに脳内麻薬が分泌されるようになるので、

もう自分意思で止めることができない。

anond:20221010215654

ニコライ・ゴーゴリ外套

青空文庫掲載済み→ https://www.aozora.gr.jp/cards/000207/files/357_22446.html

吹けば飛ぶような小役人の、吹けば飛ぶような人生の話。

正直、10人が読んだら9人以上は「面白くない」と言うような気がする。

特に、あらすじを読むと「だから何?」としか言いようがない。

でも、大人になって以降、自分にとっては、あらゆる小説の中で『外套』が最高峰にある。

箸にも棒にも引っかからないような人間に、どれだけの尊さが詰まっているかを、これ以上ないほどの解像度で描いている。

訳注を入れても文庫で53ページしかない短編なので、読んでもらえたら嬉しい。

 

中勘助銀の匙

青空文庫掲載済み→ https://www.aozora.gr.jp/cards/001799/files/56638_61335.html

本当は10歳にもならない子供に読んで欲しい作品

大人になるとわからなくなってしまう、子供から見た世界を、世界中の誰も真似できないくらい生き生きと描き出している。

ただ、そのせいで、この作品の真価を理解できる大人はとても少ないと思う。

自分はこれを小学生の時に読んで、この作品大人文章力としても凄いくらいなのに、子供感覚をあまりにそのまま、手触りや空気まで再現されてしまうくらい鮮烈に、それこそ子供一心不乱に遊ぶ時のような底なしの没入感で描いていて、恐怖を覚えるほど驚き感動した。

それなのに、中学生の時にはもう、読み手としての解像度が決定的に劣化していて、以前ほど理解できなくなってしまった。

でも、例えば夏目漱石はこれを読んで「子供世界描写として未曾有のもの」と激賞したらしいから、わかる人もどこかにはいるだろうし、なにかのきっかけで子供の人に伝わると嬉しいから、書く。

全部を理解できなくなっても、「好きな小説」と言われたら、これは外せない。

2022-10-10

ぺいん

 空が、晴れていました。

 雲ひとつない、青い空。

 窓から吹きすさぶそよ風は、こっちへおいでと私を誘うよう。

 今すぐにでも、窓から飛び出したい気分。

 けれど、ダメなのです。

 無理なのです。 

 三階から落ちたら、人は死ぬのです。

 それに、今は目の前の作業に集中したくて、一心不乱に手を動かしています

 昼休みからコツコツと建造してきた私のお城を完成させなければならないのです。

 庭付き一戸建ての、夢のマイホーム

 建材にはレゴブロックを使っています

 硬くて、壊れにくい素材です。 

 同じ色のブロックをたくさん集めるのには苦労しました。

 おじいちゃんとおばあちゃんとひいおじいちゃんとひいおばあちゃんの合計四人にねだって普通のおうちセットを合計四つ買ってもらいました。

 老人のくそまらない話に相槌を打っておねだりをするのは子供の私にとって拷問に近い所業でしたが、ママの財布からお金を抜いて後で物干し竿に吊るされるよりはマシだと判断しました。結果土日と引き換えに普通のおうちセットが合計四つ手に入ったので良しとしましょう。

 しんと静まり返った教室で私は黙々とブロックを積み上げていきます

 これくらい空気が張りつめていた方が作業捗るというものです。

 残すは外壁の建設のみ。

 普通石垣にするか。

 煉瓦造りにするか。

 どちらも魅力的な提案でしたが、昨日見ドラえもん映画を思い出したので普通石垣を作ることにしました。

「もうちょっとだ」

 腕をまくり額を拭うと、そよ風が一層心地よく感じられます。 

 朝はランドセル一杯に詰まっていたレゴブロックも今や半分以下。 

 この分だと帰りの会でみんなに自慢できそうです。

 きっと万の言葉を用いて私を褒めそやしてくれることでしょう。

 思わず顔がにやけてしまます

 そんな空想に耽っていた時でした。

 がしゃああああん

 はじめ、何が起きたのか分かりませんでした。

 視界の外から勢いよく何かが振り下ろされたかと思うと、私のおうちは粉砕されていました。

「……っ」

 体からすーっと血の気が引いていきます。うんていから手を滑らせて後頭部から落下した時のように、視点が定まら世界はぐわんぐわんと回っていました。

「あ、あ……」

 おそるおそる視線を上げるとまきこ先生しかめつらでこちらを睨んでいます

「何か言いたい事があるようだな」

 重く冷たい声色に少しおしっこを漏らしそうになりましたが、私は勇気を振り絞って立ち向かいます

「……あの、おうち!」

 私の訴えに先生の表情は微動だにしません。それがどうした、と言わんばかりです。

「壊れちゃったんですけど……」

 おののき、震え(主に膀胱が)、尻すぼみになりながらも私は抗議の意を表し続けますしかし、鷹のごとき双眸は依然として私のこめかみを射抜いているようでした。

「その、保険とかってききませんよね……」  

 パァン、と軽快な破裂音が響きます

 揉み手をしてはにかむ私の頭に、丸め教科書が振り下ろされました。

「……あうぅ」

「片づけとけよ」

 先生は教壇の方へ戻っていきます

 心無い笑い声に包まれる中、私は一人お城の破片を拾い集めていました。

 カチャリ、カチャリと一つずつ。

 小さな私の手ではそう多くのブロックを拾うことはできません。また、隣の席のタカユキくんが足でブロックを散らしてきたりするので、私はなかなか片付けられずにいました。

 粉砕されたおうちが頭の中で何度もフラッシュバックしています

 先生はどうしてあんなことをしたのでしょう。

 何も完成間近のものを壊さずとも、私がレゴブロックを机に出した時点で注意すればよいはずです。

 それなのに、わざわざ私が一番悲しむタイミングでおうちを壊したのです。

 ストレスが、たまっていたのかもしれません。おおかた、彼氏とうまくいってないのでしょう。適齢期を過ぎて後のない先生が性急に入籍を迫ったことで時間をかけて育んでいた関係に亀裂が入ったに違いありません。きっとそうです。

 幸せ象徴であるマイホームに鬱積した気持ちをぶつけたくなるのも無理からぬ話でしょう。

 だからといって、許されることではありません。

 悲しみを怒りに変えて誰かにぶつければ、それはまた別の新たな悲しみを生むことになるのです。

 まして、いい大人が、立場の弱い子供に、あてつけのように暴力をふるうなど、あってはならないことです。

 怒りが、ふつふつと沸いてきました。

 私はかがんだまま教壇の方を見やります。ころすぞって気持ちを込めて、きっ、と目を見開いて。

 しかし、先生が気付くことはありません。淡々分数問題解説を進めています。まるで私など、歯牙にもかけないと言わんばかりに。

くそっ……!」

 やけくそになって手元のブロックを投擲してやろうと思いました。

 思いましたが、ブロックを握る手はぴたりと止まります

 体が、震えていました。

 先生には勝てないという本能の働きに屈する自分が情けなくて、目頭が熱くなりました。

「いつまでやってんだよブス!」

 タカユキくんが冗談交じりに私の背中を蹴りました。冗談とはいえサッカークラブの脚力です。とても痛いです。一瞬、呼吸ができなくなります

 体の痛みと心の痛みが合わさって、一層惨めな気持ち助長しました。 

 どうして。

 私ばかりがどうしてこんな目に遭うのでしょう。

 天を仰ぐと、どこからか声が聞こえてきます。それは聖母のような声でした。

小梅ちゃん、痛みは分かち合うものですよ」

 痛みは、分かち合うもの

「そうです。分かち合うのです。あなたならきっとできます

 先生は強すぎてダメでも、タカユキくんなら。

 天の声の励ましを受けて立ち上がった私は、タカユキくんの方へ歩いていきます

 授業中だというのに、腹を抱え机をバンバン叩いているタカユキくん。

 乱暴に打ち付けられているその手をやさしく握ります

「うわっ、なんだよこいつ」  

 タカユキくんはとっさに手を振り払おうとしてきますが、放しません。

 心なしか顔が赤く見えます風邪気味なのでしょうか。

 私は動揺するタカユキくんの手のひらを少しずつほどいていき、そっと机の表面に添えてあげます

「ねえ、知ってる?」

「……な、何を?」

神様が、言ってたんだよ」

「は? 神様?」

 私は隣の席にある筆箱からからプリキュア鉛筆を取り出すとタカユキくんの指の間に挟みました。 

「痛みは分かち合うものなんだって

 鉛筆を挟んだタカユキくんの手の甲へ、ひと思いに体重をかけました。

「痛ってぇぇ!!!!」

 タカユキくんは大声を上げて痛がっていますしかし、タカユキくんは嘘つきです。こないだもサンタさんがいないなんて嘘をついて私を虚仮にしてくれました。そんなタカユキくんのことですから、きっとこれも演技なんです。第一、私はまだ体重の半分もかけていないのに、そんなに痛いはずがありません。

 私は加圧します。   

「痛いって! マジで! 折れちゃうって!」

大丈夫鉛筆はそんな簡単に折れないよ」

 レゴブロックを蹴散らすタカユキくんにも物を大切にする心があったなんて……。

 でも、どうせこれも嘘です。

 私はより加圧します。

「これは、蹴りの分」

「はぅあっ! おいてめえこのブス! 痛いっつってんだろうが!」

 まだ減らず口を叩く余裕があるようです。もっと加圧します。

「これはブスって言った分」

「じ、事実だろうがああああ!」

 また嘘をつきましたので、ぎゅむっと加圧します。

「これは、おうちの分」

「それは先生があぁっ~!!!」   

 

※ 

 

 悲鳴はやがてチャイムと共に沈静化しました。

 タカユキくんはさめざめと涙を流し、やめてよう、やめてよう、と言うだけの生き物になりました。教室は何やらざわついているようでしたが、先生は何も注意しなかったので、きっと問題ないはずです。 

 痛み、十分に分かち合えたと思います

 心なしか晴れやかな気分です。

 さっきまでの怒りが嘘のように体が軽いです。

 これが痛みを分かち合うってことなのでしょうか。

 だとすればこんなに素晴らしいことはありません。

 この行いが広がれば、世の中から争いが消える日は近いでしょう。

 今にして思えば、先生は私にこのことを伝えたかったんじゃないかって気がしています

 私は尊敬眼差しで教壇を見やります

 すると、今度は目が合いました。やりました。心、つながりました。 

「小梅、あとで職員室な」

 余談ですが、タカユキくんの中指は全治一か月だそうです。

2022-10-05

絵の無断転載とかで怒る人いるけどもう時代錯誤じゃない?

本当にされたくないなら自分が一切データネットに上げないことだよ。

どうしても他人作品を共有したいんなら、交友のある知人までの範囲に限って公開するんだよ。

紙の本(いやカラーコピーでいい)で交換しあって「デジタル化は極力しないでどうしても個人的保存のためにスキャンするならプライベート自宅サーバー以外には上げないで」と念押しするしかない。

強力な法務部を備えてる企業ならともかく、個人ネットに公開したものの利用をコントロールすることは難しい。ネット常識だと思うけど。

90年代くらいはみんなもっとネットに何かを公開することに慎重だったはず。

ネット一般化してみんながやってるからというノリでネット使ってない?

理解覚悟もなしにみんなと繋がりたい一心でじゃんじゃか公開しすぎなのよ。

自己表現することは、その自己コモディティ化されることと表裏一体なの。

自分アウトプットに高い価値があると自負するなら、国内外ネット上のあらゆる共有サイトを熟知してるくらいのアングラ知識がないとダメ

はっきり言って話題になってるような海外サイトなんてドマイナー氷山の一角しかいからね。

パトロンサイトとかで収益化してる覚悟のある絵師さんなんかは君らが知らないようなサイトに片っ端からDMCA申請してたりする。

そういうのを当たり前にする労力とセットで公開ってものはするべきなんだよ。

ソフトウェア開発者クラッキング対策製品に施しておくのと同じこと。

労力をセットにする覚悟もなくじゃんじゃか公開するだけして騒ぐのは都合が良すぎる。

覚悟がないなら、ちゃんと公開しないという選択肢を選ぶか、アテクシの生んだお排泄物風情ですから自由にしてくださいましと謙虚になるかでないと。

理想を言えば、アップロードする光側の共有サービスpixivとかtwitterみたいな側がユーザー著作権管理まで完璧に代行してくれたらいいんだけど、手間が膨大すぎてそんなことやってくれるサービスは一つもないでしょ。

結局は、「ネットを使うのであれば自衛が基本」という所に立ち返るしかないわけ。

自由インターネット謳歌する以上、全員が自衛意識をもってないとダメ

ある?その意識。そういう話よ。

2022-09-27

気になる人をネット検索した結果

 この感情を新鮮なうちに書き残しておきたい!その一心で今パソコンに向かってる。

さっきの話だ。俺は最近暇つぶしショートショートのような話をいくつか書いている。

自分で読み返してうまくできたなとか、イマイチだなとかっていう遊びをしてる。

そんな中でなんとなく恋愛モノっぽいものを書いてみた。

ベースになったのは中学時代に好きだった人。

やめときゃいいのにその人が今なにしてるか気になって検索してしまった。

元気にやってるかな?っていうのも勿論そうなんだが、まだ結婚してなかったりして?っていうゲスい思いも確かにあった。

探してみると彼女が勤めてる会社のインスタを見つけた。

結構高頻度で更新してるなーと上から順番に画像を見ていった。

すると、数が多すぎて全部は見てないが、彼女がちらっと写っているものが何枚かあった。

おー、元気そうじゃん。素直にそう思った。

ストーリーも見てみた。そこには動く彼女が短い動画に写っていた。

よせばいいのに、左手を見てしまった。指輪をしてた。まあ、そういうことだ。

でもあれだな、30半ばにもなるとそこまでショックは受けないもんだ。

でもやっぱりちょっと動揺したもんで、この感覚懐かしい!と思ったんでこうやって今の気持ちを打ち込んでいる。

ただ、芸人の又吉もyoutubeで「気になる女性の薬指を確認する」と言っていた。

そして「あ、結婚してんねや」みたいになると。ちょっと残念だと。

いやー、めちゃくちゃわかる!今それ!まさにそれ!

そりゃいい子だったし30半ばにもなりゃ結婚してますわ!

しろしてない方が驚くかもしれない。

本当におめでとう。

こうやって独身おじさんは出来上がっていくんだな。

また一歩進んだ気がする。いや、むしろ後退か?

で、若い頃にもこういうことがあったが、昔と明らかに違うのは「夢見てる場合じゃない」と気付けたこと。

これだけでもありがたいと思う。強がってるわけじゃない。

心底思う、こんなことしてる場合じゃないと。

最近、ずっと停滞してたんだがようやく重い腰を上げようと思っていたところだった。

タイミングよく、遠出をすることも決まっている。

そこに来てのこれだ。間違いない、ここが変わるタイミングだ。

とにかく行動するぞ。

インスタを閉じてすぐに、床屋の予約を済ませた。

さら明日のやるべきことも書き出した。

無意識にできた。

昔とは違う。俺は俺なりに成長している。

こう書いてみるとダサいけどな、アウトプットはたぶん大事だ。

彼女はそう遠くない所に住んでいるはずだ。

しかしたらその内ばったり会うかもしれない。

その時に昔と同じように話せるよう、俺も前に進むぞ。

書いたら随分スッキリした。とりあえず筋トレして瞑想して寝る。

2022-09-22

anond:20220921234333

3歳くらいで落ち着いてくる...は完全に騙されたね。

自我の芽生えが1歳くらいから出てきて、それが収まることはないよ。

3歳くらいになると言葉の発達が追い付いてくるという話であって、それ以上でもそれ以下でもない。

そのあたりから言葉で親の気持ちを伝えることができるようになってくるのでその点では言葉の通じない怪獣から言葉の通じる怪獣に変わってくる。

先のことをある程度説明して、子供に心の準備をさせることもできるようになってくる。

自我はどんどん拡大するから自己主張はこれからどんどん大きくなる。

2人は一心同体という感覚は減り、別の人格がそこにあるんだなと理解する所はこれから増えるだろうね。

親は子供より先に死ぬ存在から自分死ぬ前に子供には自分で考えて自分で決められるようになってほしいなと思うけどね。

から、親の言いなりは望まないな。

もちろん、親も子の言いなりになるわけではないから、今日もお互いに自己主張して口論

子供が3歳になってからこれまで口論が絶えないが、素直にはいはいと聞くのよりもこちらの方が健全なのかなと思う。

2022-09-21

反抗期の3歳男児

1歳半から始まったイヤイヤ期は、終わりを迎えるどころかそのまま反抗期へと移行した。

誰だ、3歳になると落ち着いてくると言ったのは!

やんちゃとイタズラが度を過ぎていたので、いけないと分かりつつ今日は声を上げて叱ってしまった。

怒られた子は居場所がないほど不安気持ちになるの、わかる。

けれど怒ってしまった大人も身を切られるような自己嫌悪と後悔で苦しくなる。

「怒らない育児」なんて難しい。苦しい。育児はほんと千差万別でお手本も攻略法も正解もなく先が見えなくてつらい。

息子がお腹の中にいた頃が懐かしい。2人は一心同体で互いに分け合い、互いが安らぎ合って、温かく満ち足りて幸せだった。

寝かしつけの時そんなこと思いながら目を瞑っていたらビンタが飛んできた。「ママ寝ないで!」と癇癪を起こしている。

しばらく体を揺すったり頭突きをして起こそうとしていたが諦めたらしくプイっと背を向け横になる息子。

お腹の中にいた頃が懐かしい。

いまでは何を考えてるのか分からない意思が通じない怪獣のようだ。息子も私のこと、そう思ってるんだろうな。

やりたい事やってるだけなのに怒られる毎日、「自分でやってごらん」「もう寝る時間から」と突き放される毎日

ままならなくて、困惑と怒りと悲しさと不安グルグルしているんだろうな。

「また、ママお腹の中に入って暮らせたらいいのにね」独り言のつもりで呟いたら

息子は「…そうだね」と答えて静かになった。眠ったみたい。

anond:20220921160247

なぜ女性のほうが見た目で悩まされるのかというと、

第二次性徴期を迎えるころからメディア女児が将来の消費者になるように育てるために、

徹底的に洗脳してくるんだよ。

肌をきれいにして美しくならないと不幸になりますよ。

ほら、流行の服を着ないとみんなから無視されますよ。

女性の多くは、不幸になりたくない一心で、雑誌テレビで言われるがままに、

化粧品や服に金を使う。

金を使うたびに安心を買うことができて、気持ちが華やぐ。

やがて、いつの間にか、着飾るのは自分気持ちが華やぐため。

かに言われたから化粧してるんじゃない。自分のために化粧してるんだ。

・・と、元はメディアから押し付けられた文化なのに、大人になる過程で、

まるで自らそれを望んでいるかのように錯覚してしまう。

2022-09-13

anond:20220913012625

人生の一時期に一心不乱に物事に打ち込んでいたことが感じ取れるような文章ではないので、絵を専門としてたことではなく、この文章全体が一から十までフェイなのだろうなと思った

2022-09-12

anond:20220912050709

これだからバカウヨ

バカウヨには統一教会のような滅私の信仰心なんてものはなくて安倍本人や安倍の死すら自分快感のためだけに利用してるクズばかりだから自分信条否定するようなことはできないんだよ、今のお前のようにな

文句垂れる前に「安倍晋三や自民党、およびその支持者は韓国カルトに国を売り渡した売国奴であり存在することは許されない害悪である」と言ってみろよ、できないんだろ?統一を悪様に言うことはできるのに

統一みたいなキチガイカルトで実際に使われてる「試練」という概念一般化できるかのように捉えるのはやめろよwまぁウヨと壺は一心同体なのかもしれないけどさw

私は失踪しようと思った

28年生きてきたことになった。

婚活するなら今がチャンス、お仕事的にも未経験で入れるのは(うちの業界だと)そろそろギリギリ

私はそういうのに弱かった。

大学四年生とき新卒カードいかに強いかネット無限に思い知らされ私はダメになった。徹底的に無気力になった。食べるときトイレ行くとき以外はベッドに横たわっていた。ベッドに横たわっていて尚背中が痛くてしょうがなかった。心臓の裏が搾られるように苦しかった。私は、これが最初最後の大勝負というプレッシャーに弱かった。新卒カードが大勝負?笑う人もいるかもしれないけど、私はとにかくそういうのに弱かった。

そして28歳になった。経歴はボロボロだ。3年仕事をしたあと2年無職をしていた。気付いたら28歳。陳腐表現だ。気付いたら、なんて。毎日毎日365日24時間日々を歩んでいるのは私自身が知っているはずなのに。そしてその時間無為に過ごしていることだって

とにかく今がラストチャンスなんだと思った。28歳、再就職にするには悪くない年齢だ。婚活だって別に遅いわけじゃない。ベストな年齢。そりゃもっと早いなら早いほうがよかっただろうけど。だって来年には29になる。そしたらもっと不利だ。会社結婚めぐり合いだけど、そのめぐり合うための確率が低くなるのは明白だ。

2年無職やってて何言ってんだって感じだけど私はとにかく普通人生を送りたい。中学生のころからずっと思っていた。普通の人になりたい。他人からみたらそこそこ普通の人になれていると思う、今は。内面はぐちゃぐちゃだけど。はりぼてでもいいか普通の人になりたい。人に見下されたくない。見下されない経歴の人間になりたい。その一心で生きている。その一心で生きているから、今、28歳は私にとって重要な歳で、そしてそれがプレッシャーで、押しつぶされそうになっていて、失踪しようと思った。アホみたいだ。自意識過剰な「見下されたくない」という気持ちから勝手プレッシャーを感じ、そしてその結果最も見下される(そうか?)失踪という結末を選ぼうとしている。イカレてる。イカレてるよ。それは十分に分かってる。もう10年?も心療内科に通ってるんだ。私はメンヘラだ。メンヘラの使い方これで合ってるかわかんないけど。病名が何なのか知らないけど。ともかく処方された薬を飲んで、それでなんとか今までやってきたんだよ。でも今限界を感じてる。まあなんでこのタイミングなのかというと、明日初出勤だからなんだけど。ほら、くだらないでしょう?皆そう思うよ、きっと。わかってるんだよ。初出勤なんて皆緊張する。嫌になる。逃げ出したくなる。でもそれが嫌で失踪なんて言葉が過る人なんてそんなにいないでしょう。私はおかしいんだよ。どうにもならない。本当に。

失敗するのが怖い。怒られるのが怖い。邪険にされるのが怖い。評価が怖い。他人の目が怖い。

気にするなって言う奴の気が知れない。じゃあその気にしない方法を教えてほしい。薬でもいい。気にならなくなる薬。

慣れるって言う人もいる。前職、3年間、とうとう私は慣れなかった。他人の目、評価、怒られること。何にも慣れなかった。悪い職場じゃなかった。むしろいい方だったと思う。それでも辞めるのは私がおかしいからだ。

私がおかしいのは驚くべきことに親にも保障されている。何年前だろう。父親喧嘩をした。喧嘩というか私がふっかけたというべきか。弟妹の教育方針大学を休学するなら家から出ていけという旨だった)があまりにも理不尽に感じ、怒りをぶつけたというわけだ。長女としてやらなければいけないと感じていた。使命感ってやつだ。奮い立たされていた。まあそんな流れがあり、「死んでるべきだった」と言われた。私に対してだ。前後文脈を補完すると、「私のようにメンタルが弱い人間は昔の時代だったら淘汰され死んでいた。だからお前も死んでいるべきだったんだ」ということだ。少なくとも私はそう受け取った。なんてひどいことを言うんだと思うが、今はその通りだと思う。「私のようにメンタルが弱い人間は昔の時代だったら淘汰され死んでいた」という部分もそうだし、後半もだ。私は死んでいるべきだったんだ。もっと早く。死ぬべきタイミングはいくらでもあったんだ。

私の家にはお金がある。お嬢様ってわけじゃないけど。お金で苦しんだことはない。ので、私が生きるのに困難を感じたときはそのお金で全部解決してきた。結果、(詳しくは知らないけど)膨大な金額が私に注がれている、と思う。少なくとも中学受験留学4年キメてる時点で普通の人よりもかなりのお金が注がれているはずだ。

その結果がこれ?

大した職業にも就けず、2年無職をやった挙句にまだ逃げようとしている。不幸だよ、こんなのは。「親は子供が生きてるだけで幸せ」なんて言葉があるけどそりゃ死んでるよりは幸せだろうと思う。でも子供が賢いほうが、勤勉なほうが、良い子なほうが、年収高いほうが、顔がいいほうがもっと幸せなんじゃないか?これは幼い考えだろうか。私が子供を持ったことがないから。でも私は死んでるべきだと言われたんだ。1回きりだけど、確かに言われた。そして今私はその通りだと思っている。もっと早く死ぬべきだったとも思っている。だってそしたら無駄お金を使わずに済んだでしょう?無駄遣いなんて、本当にもったいない

ここまで死についてつらつら書いてきたけど死ぬ勇気はない。今のところ。今まで一番つらかったときだって死ぬ勇気はなかった。死ぬのは怖い。自殺者を尊敬するくらいだ。どうやったらこの恐怖を乗り越えられるんだろう?まあともかく、私に自殺する勇気は無く、でも今ここで生きていく勇気もないので失踪することにした。言うだけならタダだ。そうだ、これは妄想だ。失踪する妄想タイトル詐欺でごめんね。

今、私の口座には貯金がある。250万。まとまった金額だと言えるだろう。何もせずに生きていけるかというと厳しいけれど、初期費用には十分だ。住みかは転々としたい。そういうサービスがある。空き家を利用した家のサブスクサービスだ。家は予約制らしく、予約がとれなければ野宿となる。その点が心配だ。私は貧弱だ。でも野宿には興味がある。10代の頃だったらさすがに危ないが、年齢を重ねた分性的危険性は減るんじゃないだろうか。甘い考えなんだろうな。普通ホテルを取ろう。

転々とするとなると移動のためのお金も嵩むだろう。転々とする、は数か月とか半年とかのペースじゃない。数週間だ。下手すると1週間かも。連続で予約を取れるのがそれくらいの期間なのだ。実際、このサービスを利用している人は野宿することもあるらしいと記事で見た。

このへんのホテル代と移動費用が読めないのが懸念材料だ。やってみないとわからないというのは怖い。

食費は月1万とかに抑えられないだろうか。近所に安いスーパーあるかないかが全てだな。昔独り暮らしをしていたときは1万円ちょいだった気がする。安いスーパーもあったし、相当倹約していた。ともかく働きたくなかったのだ。

光熱費インターネット代はサブスク代に入っている。これに家賃込みで月4万。私は安いと思う。それに食費1.5を足して、雑費2万(今もこれくらい毎月出費してる)、予備費1万。月8.5万。うーん……。30ヵ月は遊んで暮らせる。減っていく貯金発狂しなければ。するだろうな。この無職だった2年、お金が減っていくたびに陰鬱な気分になっていっていた。100万切ったら死んじゃうんじゃないか

でも住む場所転々とするから仕事には就けない。まあそもそも就きたくないという話なんだけど……。

働きたくない、貯金を切り崩したくない。そうなるとそもそも実家を出ないのが大正解となる。2年無職をした結果、私は1年で25万円しか使わないことがわかった。尚家にお金は入れていない。入れたことはない。この理屈でいくと私はあと10年は家でぬくぬく暮らしていけることになる。まあ無理だけど…多分追い出されるけど…。いや、そもそも無理なんだ。”他人に見下されないために生きている”私は、無職という職業名(これ職業名か?)に耐えられない。耐えられないから、今、明日から仕事を始めるんだ。

私という存在そもそも詰んでいるんだ。

他人に見下されたくないか仕事をしたい、でも仕事をすると精神を病むから辞めたい、辞めたら見下されている気がするから辛い。見下されているというのはちょっと違うかな。「普通じゃなくなるから」。私は「普通であること」に固執しているんだ。結果、どんな生き方でも私はしんどい普通になりたい。普通に。

辛い。辛いよ。誰かに救われたい。救ってほしい。でもそんな人間はいないんだよ。こういうのには大抵「理解のある彼くん」とかいうのがいるらしいけどいない。いたとしてもそんなもの健全じゃない。対等じゃないよな、そんな関係って。一方が救って一方が救われるだけなんて関係性は。歪んだ関係性ってのは支配欲が出てくるとめちゃくちゃ不健全になる。両親がそんな感じだから身をもって知っている。だからだって自分を救えるのは自分だけだ。もっと言うと、自分の中の「普通であることに執着する部分」を取り除かないといけないんだ、きっと。多分。いやもしかたらこれは取り外したらいけない部分で、「働くのがつらい」とか「他人の目が気になる」とかそういう部分を取り外すべきなのかもだけど。ともかく自分自分を変えるべきなんだ。医療機関とかそういうのの手を借りて。でももう十分それをやっているつもりだよ。ちゃんと通院してるし。これ以上どうしたらいいのかわからない。助かりたい。助かりたいよ。救われたい。助けてほしい。誰でもいいなんて言わないけど。誰か。辛いよ。

全く死ぬ気はないし、私はたぶん自殺しないと思う。そういう部分で他人の気を引けないのを残念だと思う(こういうところ、本気で自分メンヘラ気質だなと思う)。

でも辛い。辛い、ので、誰か助けてください。医者なんだと思うんだけど、今のお医者さんは診察30秒で終わらせて薬も前回と同じですを繰り返す人で、それで私は救われてない。それで救われるなら正しい診察なんだろうけど私はそうなってない。助けてください。苦しいよ。苦しい。

思ったんだけど男の人ってこんなメンヘラ文書かないよね。私が見えないところで書いてるのか?脳の構造根本から違うんだろうか。羨ましいよ。こんな苦痛を感じなくて済むってのは。いや、性別問題じゃないか。私の問題だ。私とそれ以外の人たちの。私と、普通に生きれている人たちの。こういう言い方も失礼か。普通に生きてるように見えて頑張っている人たちだって沢山いるし普通に生きれずに頑張ってる人だっている。私は頑張れてない。生きてるだけ。

ところで私は今は名古屋に住んでいる。どう書こうか悩んでるんだけど(そしてこれがはてな的にOKなのかわからないけれど)誰か私に会ってくれない?お茶代くらいなら奢るよ。誰でもいいとは言わないけど。この文章見て私に興味を持った人がいれば私の話相手になってほしい。この狂気をこの身体に押し込めておくのはもう無理っぽいから。うーんダメだな、どう書いても詐欺っぽい。どうだろう、美人局っぽくもある?私としても一生懸命書いた文章最後にこんなこと書きたくないんだよ。読後感最悪でしょう?時間使って頭使って気力使って書いた文章を読んでくれた人にさ、なんだ出会い厨かよ死ねやなんて思って欲しくはないんだよ、ないんだけどさ、それくらい切羽詰まってるわけ。こっちは。メールアドレス乗っけとくから。gepefosu@choco.laね。多分1週間もしたらチェックしなくなると思う。待ち合わせは名古屋駅で。性別わず。こう書いてると本当に出会い系みたいで嫌になるな。マッチングアプリでもやればなんて言う人も出てくると思うから書いておくね、無理だった。会うまでのやりとりがしんどくて返信できなかった。

なかなかい文章を書けたと思ったのにこんな終わりかたになるなんて最悪だな。まあ私は最悪だからいか。もうどうでも。メールだってきっと来ないでしょ、来ないなら出会い厨してるとこ全部消したいけど。でももしかしたら来るかもって思うと消せないよね。それで毎回0件の受信箱を見るんだ。私にお似合いだよ。こんな文章を書いたところで人生は変わらないし、私に会う人なんていないし、メールだって人生は変わらない。一生このまま。

2022-09-11

きょうだいについて

 人間の脳とはどうにも不便なもので、積み重ね続けているはずの明るく優しい記憶はその隙間に挟まる嫌な記憶に塗りつぶされてしまう。古来より経験から学習して危機回避するために必要仕様なのだと考えれば理解はできるのだが、現代に慣らされたわたしにとっては、ずっと自分を縛り続ける鎖のように重苦しい。

 虐待、という言葉日常的に――さまざまなニュースネット記事大学の授業、書籍なんかで――目にする。その程度に軽重はなく、そしてその辛さに貴賎はなく、当事者が辛かったと感じ、または自覚なくとも傷つき、倫理と法に照らし合わせたときにそう判じられたのなら、それは虐待になるのだろう。

 多くの人が、まずぱっと想像するのは保護者から子への虐待であろう。母から、父から扶養から祖父母から。近年では、養護者による高齢者に対する虐待問題視されている。わたしiPhoneに標準搭載された辞書によると、虐待とは「むごい取り扱いをすること」。調べれば、厚生労働省による児童虐待のページも出てくる。それによれば、児童虐待は「身体虐待」「性的虐待」「ネグレクト」「心理的虐待」の四つに定義されるらしい。なるほど、思いつく大体はさらっていそうだ。長くなるのでそれぞれの具体的な例は省略するが、暴力言葉による脅しなどが挙げられている。

 そして、本題である

 きょうだい間の虐待を知っているだろうか。

 寓話だと、シンデレラの義姉が一応それに当てはまる。義理の兄姉、弟妹、そして実のきょうだいから虐待である

 わたしは未だ、自らのそれを虐待ということに疑問を覚えている。確かに暴力があって、辛い言葉があった。けれどやっぱりきょうだいから、そして自分でも信じられないことに、生まれてこの方家族のことを明確に「嫌い」になったことがない上、いくつかの発端は自分に非がある喧嘩だった覚えがあるために、はっきりとした定義けができないのだろう。

 でもたぶん、あれは虐待だった、と言っていいのだと思う。

 わたしには、四つ上の姉がいる。はっきりとした実感では思い出せないが、間違いなくわたしは姉が好きだった。生意気だったし、変な子どもだったけれど、姉のやることをいつも真似して、遊んでほしがった記憶がある。面白いと言っていた漫画を読んで、図書館で本を借りて、拙い四コマを描いていた。女の子のお人形ミニチュアが家にあったから、それで一緒に遊んでほしかった。まあ姉は真似されるのを嫌がっていたし、あまり遊んではもらえなかった気がするが。母に諸々が露見するまで部屋も一緒で、二段ベッドの上下で眠っていた。

 ひとつ、間違いなく自分に非がある発端として思い出せるのは、借りた本のことだ。当時姉はあるシリーズ小説にはまっていて、それをわたしも読んでいた。今思うと意味が分からないのだけど、ホラー作品の影響か、知らない内に血痕が増えていたらおもしろいだろう、と、当時のわたしは考えた。ちょっとした騒ぎになることで、家族の気を引きたかったのかもしれない。馬鹿な思いつきで、抜けた歯かなんかの血液を、本のページになすりつけたのだ。

 単純に汚いし、本当に意味不明だ。弁償しろと言われたらそうすべきだし、怒られたら謝るべきだ。

 姉は怒った。当たり前だ、妹が自分の本を読んでいたと思ったら、返ってきたときに謎の薄茶けた汚れが付いていて、あまつさえそれが不衛生な血液なのだから生理的に拒絶して責められても仕方ない。

 それで、姉はわたしを蹴った。蹴って、床に置いてある座布団の上に転がして、そこで背中を踏みつけた。座布団の上だったのは一縷の優しさなのか、当時の部屋は恐ろしく汚かったので、床に放置された物ものわたし身体が潰すのを嫌がったかもわからない。とにかくそんな感じで、わたしは泣いて謝って、しばらくののちに姉は怒ったままひとまず足を退けた。本をどうしたかは覚えていない。

 そんな調子だった。二人とも通っていた小学校の校門前で、下校時刻にみぞおちを蹴られて――これは何が原因だったか忘れてしまった――動けなくなり、野次馬にじろじろ見られながらどうにか帰ったこともあった。姉はさっさと帰ってしまったので、持っていた傘を杖にして耐えていた。わざとかどうか分からないけれど、的確にみぞおちへ爪先が入って、ちょっと吐きかけた。

 ここで弁明しておくのだが、両親は見て見ぬふりをしていたわけではない。というのも、わたしたちは鍵っ子で、昼間は父母ともに家にはいなかったのだ。そういったいざこざが起こるのは大体ふたりが帰ってくるまでの時間帯だったので、そしてわたしは姉に言い含められ、かつ自分の受けているダメージの深さに無自覚だったので、親にあまり言い募ることもなかった。父母の見ている前で姉の手が出たらさすがに止められたし、姉は叱られていた。まあそれによって機嫌の悪くなった姉の言動さら悪化することもあったのだが、とにかくそういうことだった。

 契機は、特に姉の機嫌がひどい夜だった。母は父を迎えに行っていたので、両親ともいない。子どもは夕飯もお風呂も済ませて、あとは寝るだけという時間だった。

「ねえ、電気消して」と言われて、わたしは断った。前述したが、わたしたち姉妹は二段ベッドの上下で寝ていて、付け足すと姉が上段、わたしが下段だった。部屋の照明にはよくある紐が付いていて、天井の真ん中から垂れている。姉のいる上段からは手を伸ばせば届くが、わたしは一度ベッドから出ないと届かない。舌打ちが聞こえた。電気消せよ、と言われて、お姉ちゃんの方が近いんだから自分で消してよ、ともう一度断った。それで、姉は怒った。

 足音を荒らげてはしごから降りてくる音に身体が強ばった。怒られるんだと思うと本当に嫌で嫌で、それでも、今日ばっかりはわたしは悪くないのだから、と頭の中で唱えていた。電気をどっちが消すかなんて、どう考えても至極どっちでもいい張り合いだ。変な意地は、それでも道理に合わないことに従いたくない一心で、そのあとに予期される出来事よりも優先されてしまった。

 ぎゅっと身体に力を入れ、壁側に背中を向ける。お腹は内蔵に直接響いて辛いので、せめて背中側ならという発想だった。ベッドから引きずりだされるのが一番怖くて、でもそうはならずに、背を向けたわたしへ、そのまま足が飛んできた。電気消せよ、消さない、の、文字だけだと死ぬほどしようもない、馬鹿みたいなやり取りをしながら、ひたすら泣いて背中を蹴られていたと思う。どれだけやってもわたしが動かないことを察したのか、姉は苛立たしげに身を引いた。そして戻り際、「絶対チクんなよ」と残してはしごを再び上がっていった。電気はそのままだったので、結局どっちが消すかなんてやっぱり大事じゃなくて、「妹が自分の言うことを聞かずに口ごたえしてくる」ということがとにかく気に食わなかったのだろう。

 ほどなくして、父と母が帰ってきた。ただいま、と言って部屋に入り、声をかけてくる母からわたしはとにかく顔を隠した。顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃで、それでもうまく強ばった身体は動かない。異変を察知した母にどうしたのと問われても「なんでもない」で通した記憶があるが、声が震えてぼろぼろだったので、そんな嘘はあっけなくばれてしまった。

 そのあとは、わたしリビング、姉はそのまま自室にと引き離され、事情聴取が行われ、部屋はやっぱり離すべきだ、という結論に両親が落ち着いた。そのあともしばらく姉の気性は荒かったが、思春期の前半を過ぎて彼女高校に入ったあたりから本格的に落ち着いて、そんな騒動はぱったりと止んだ。ギターで頭を殴られたりだとか、背中ものを投げつけられたりだとか、怒って一瞬包丁を持ち出されたり(見せられただけだったが)だとか、壁に首を足で押さえつけられたりだとか、まあ色々あったが、そんな感じだった。

 「口ごたえするな」「使えない」「気持ち悪い」「何で生まれてきたの」――そしてまた、言葉というのは厄介で、簡単に口からこぼれるのに、言われた側はその感情まで受け取ってずっと抱えてしまう。身体に対する物理的なあれこれは間違いなく痛くて、それも勿論辛かった。でもたぶんその根本にあるのは、自分がそういう扱いをされていること、そうしてもいいと思われていること、好意や情の非対称性だったのではないかと今は考えている。お前は愛されていない、だめな人間で、嫌われていて、いない方がよかった。それの真偽はともかくとして、真正から突きつけられるには痛すぎる。身体的な暴力は衝撃的に覚えているけれど、思い出したときじわじわと首が締まっていくのは言葉のほうだ。そして、日常的に放り投げられるのにいつだって避けようがなかったのも、言葉のほうだ。

 姉はいわゆる癇癪持ちというやつで、怒ったら自分制御ができずに手が出てしまっていたのだという。でもそれが友人に向くことはなかったし、たぶん妹は格下の、彼女にとってそれをしてもいい人間だったのだろう。自分の中で、怒ったら手が出てもいいし、ひどい言葉を投げてもいいし、言うことを聞かないのはおかし存在。何なら、日常的に何を言ってもいい存在

 幼い頃から培った「この人と自分平等ではない」という意識根深い。何ならそれは今でも、姉妹揃って無自覚に残っている。実は現在姉妹間の仲はそこそこに良好だ。ただその前提に、姉は大人になったけれど、間違いなくわたしのことは下だと思っている。わたしは大きくなったけれど、姉に対して嫌に思うことがあっても諦めているし、そういうものだと思っている。そういう暗黙の了解存在しているから、比較的穏やかな日常保証されるようになった。

 でも、色々なことがぼやけてしまった幼少期の記憶の中で、ぐちゃぐちゃとした嫌なものばかりが輪郭を持ち続けて、わたしはそれを手放せない。姉と笑顔で話しながら、ふっと影がよぎるみたいに、昔のことを思い出してしまう。やっぱり、した側が覚えてなかったとしても、された側は覚えているものらしい。

 この文章は間違いなく恨み言だ。でも、これを姉にぶつけたいわけじゃない。やっぱり姉のことを嫌いになりたくなくて、でも傷ついた自分のことも認めてあげたくて、好きなものが好きでいたいだけだ。だから、取り残された感情記憶を吐き出して保っている。

 わたしは今も、生まれ育った家で姉と共に暮らしている。実家を出ようとはあまり思っていなかったのだが、最近になってふと、「この人と一緒にいたら、わたしはこの先もずっと自尊心を削られつづけるんだ」と悟って――そのうち、家を出なければならないことに気がついた。母は姉を出すと言っているものの、姉を一人暮らしさせてうまくやっていける気がしない(わたしもあまりできる自信はないけれど)ので、全員の健康を考えたらそのうちここを離れることになるのだろう。

 あのときと比べて、身体はずいぶん大きくなったし、精神成熟したところはあるはずだ。それでもわたしはまだ、自分の中にずうっと、声を殺して泣いている子どもがいるような気がしている。

推しに冷めた

私の推しってグループ内では微妙立場だったのに、何か知らんけど急に仕事が増えた。

 

推しは喜んでいた。推し舞台なんだから、もちろん見に行ってきた。よかったよ。

っていうか、舞台殆どたことないから他が分からんけど。周りも絶賛。所詮飼いならさたポチ達が絶賛しているだけかもしれないけど。

まぁこんな感じで、勘違いの自信つけて外の世界で散っていく人たちは多々見ているわけだけど。

まぁ、周りから色々言われてるのは知っている。ムカついて反論したくなる気持ちあるけど、薄々気づいている部分もある。

 

 

推しは最高に輝いてたよ。きゃー素敵。抱いて。

でも、ふと帰りの新幹線の車窓で、私はまた明後日から糞みたいな職場で働くという現実を突きつけて虚しくなってきた。

推しがこんな仕事ほしいーーみたいな時は、推しは憧れだけど、なんか仲間感あったけど、急に成功している推し嫉妬してしまった。

てか推し未来があるかもしれんけど、私は推しに金使うだけで、私は何も変わっていない。未来は狭まるだけ。

年だけとる。何も得ていない。高齢独身まっただ中へ。

どうすんの?私。

 

推しと私は一心同体。辛い時は一緒だよ。でも推しはどっかいにいってしまったよおおおお。

推し活してたら幸せなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。そんな日々はどこ行ってしまった。

 

私は安月給。舞台チケット高かった。新幹線も高かった。

 

もう終わりだな。

 

推し君、まぁ頑張れよ。

 

5万円強と有給1日使って帰って、一瞬の楽しさのあと、まつりの後症候群で、自暴自棄になって、朝からストゼロ空けてる私とはいったいなんなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。

2022-09-07

信教の自由」はそろそろアップデートすべき

人が内心で何を信仰するかについてはそりゃ自由であるべきだろうし、「サタンの金を文鮮明様の元に取り戻すべし」なんてトンデモも本当にそれを信じたくてそれで自分は救われるんだってんなら勝手にしたらいいと思うけど、それは最初勧誘の段階でちゃんと「サタンの金を文鮮明様の元に取り戻すってのもうちの重要な教えのひとつですよ」と明言した上で本当にそれに魅力を感じた人だけが入信すべきであって。

信教の自由のうちの「宗教結社の自由」、わけても布教勧誘については「実態実際に信者に向けて言ってるのと違うこと言って勧誘するのは違法行為」って明確に宣言してほしい。医者とか不動産屋とか金融業者には客に対する「説明義務」ってのがあるけど、それの宗教版みたいな感じ。

統一教会に限らないんだけど、カルトって入り口では全然当たり障りのない道徳的な話とか心理学小ネタみたいなのを繰り広げておいて、それで心の弱ってる人を引きこんだ後にちょっとずつ「疑いの心こそが不幸を呼ぶのでまずは一心不乱に教祖様を信じるのです」とか「布施勧誘こそが最速でカルマを清める顕行なのです」みたいなことを吹き込んで最終的には勧誘集金献金マシーンに仕立て上げるんだよね。いわゆるマインドコントロールってやつ。だからこそ、「いやお前最初勧誘の時はそんなこと言ってなかったよね?なのに中入ったらなんかもうカネカネばっかじゃん!」みたいなツッコミちゃん機能するかどうかって、割と重要だと思ってて。

出版物とかホームページとか勧誘の時に言ってきた事とか、そういう「外向けの売り文句」といざ入信した時に実際に内側の信者に対して触れ回ってることがまるで違っていた時に、何人かにひとりでもマインドコントロールの効きが弱くて「あれこいつら入口を偽って引き込みやがったな?」って気付けたら、その人がちゃんとそれをタレ込める窓口があって教団にペナルティかけれる体制みたいなのがほしい。「青春を返せ裁判」も最高裁確定までに二転三転したうえに14年かかってるし、現状はそこんとこのハードルが高すぎる。

もちろん教義の真髄みたいな部分を最初から一般人理解できるように説明するのは無理だろうし、あと勧誘時の説明がどこまでだったら「ちゃんとした説明」でどこまでなら「まるで違う」になるかって厳密に定義するのは難しいだろうけど、前者については医者とか銀行とかだって同じことで「厳密にはもっと色々あるんだけど嘘じゃない範囲でおおむね必要な分の概要全体像をきちんと説明する」ってのはやればできる話だし、後者についてはそれこそ裁判判例を積み重ねていくべき話だと思う。

なにより「入り口で言ってる教えと全然違う事を内側で信者だけに言わない」ってルールカルトでない真っ当な宗教にとっては何の足枷にもならないはずで、まあ葬式仏教なんかはこれまでその辺の説明を手ぇ抜いてきたきらいはあるけど、法で「義務として今後はちゃんとそれ言いなさいね」ってされたら普通宗教にとってはむしろプラスですらあると思うんだよね。「実は親鸞聖人は死んだら自分の骨は鴨川にでも捨てろって言ってて四十九日とかもあくま阿弥陀さんの救いに思いを馳せる為の機会って位置付けなんすよ」みたいな話、今だって真面目な坊さんほど法要の時とかにちゃんと言ってくれるし。

カルトは結局「その内側で言ってる指示およびその指示の根拠となる教義」がだいたい一般社会道徳感とは相入れなくて、しかも奴らは相入れないこっち(社会)側が間違ってると本気で思ってるから嘘をつくのもマインドコントロール仕掛けるのもまったく躊躇いがない。で、勢力を広げるには何かにつけて金が要って、だからこそ信者にも無茶な献金をさせようとする。来るもの拒まずで本当にただ粛々と信仰してる分にはそもそも家庭崩壊レベル献金なんて要るわけないし、宗教を信じる自由って本来そういうことなんじゃねえの?って。

マインドコントロールって言葉1990年代に一度脚光を浴びたけど、改めてもっと周知されるべきだしそのヤバさに社会の側もちゃん対策を取るべきだと思う。

追記

実態と違うこと言って」ってのがなんかちょっと紛らわしい言葉だったので、「実際に信者に向けて言ってるのと違うこと言って」に変えました。

2022-09-05

anond:20220904231430

復讐心勝手に誰かに裁かれたくはないよね。

自分業界自分いじめてきたベテラン全員、老いたら酷い目に遭わせてやる一心で生きてる。生きてたらこいつらに鞭打ち返し、こいつらの大切にしてきたものを踏みつけ返してやれるのが長生きする楽しみだと思って頑張ってる。

2022-08-31

投資話題宗教論争になってしまったのか…?!

しかしどーも薦める派のモチベーションわからん自分でホクホクしてればいんじゃないの。

国とか業者は、まあ。

純粋にいいものを薦めたい一心なのかもしれないけれど、それぞれの家計やら性格やら前提条件が違うし、ある程度知識ないとリスクに巻き込まれることもあるっていう中でなんでそこまで言う?って人もいるか不思議だ🤔

何にしろ相手方をくさすような言い方はおかしいよね。

馬鹿にして気持ちよくなりたいだけに見えちゃうよ。

2022-08-19

[]MF鈴木潤「改めてサポーターに支えられているのを感じた」FW吉田「勝たないと現状打開は出来ない」20日清水戦へ 6月リベンジ誓う

 J1残留、現状打開へー。オレオレFCMF鈴木潤FW吉田オンライン取材に応じ、20日清水エスパルス戦(アイスタ)でリベンジを誓った。17日はオレフィールドで非公開練習で調整した。6月清水戦に負けてから現在クラブワースト10試合勝利中。一昨年から4試合勝利の難敵相手11試合ぶりの白星を目指す。

写真吉田積極的コミュニケーションを取る鈴木潤(右端はFW佐藤)

 因縁相手から白星を目指す。鈴木潤静岡市出身アイスタでは今節が初見参となる。清水戦に向けて鈴木は「期待してくれるサポーター勝利を届けたい」と意気込み、吉田も「前回やられていますから。ここで勝たないと現状打開は出来ない。厳しい戦いは覚悟の上。最終的に1点多く獲って勝てば良い」と11試合ぶり勝利へなりふり構わない姿勢を示した。

 14日にはミーティングを開き、15日には中津真吾社長提案選手監督サポーター代表と異例の会談を行い、現状の課題と同時に相田満監督サポートする事を改めて確認した。参加した鈴木は「サポーター目線課題を指摘してくれたり、激励の言葉もくれた。改めてサポーター人達に支えられているというのを感じた」と話し「だからこそ清水戦は期待してくれるサポーター勝利を届けたい。その一心だけですね」とキッパリ

 一方、チーム2位の7得点を挙げる吉田は先月6日のセレッソ大阪戦でゴールを決めてから5試合得点なし。清水戦は前回PKながら得点を決めているだけに、エースの奮起が不可欠なのは間違いない。「清水守備陣は権田選手を中心にみんないいし、しっかり守れてる印象。その上をいけるよう受け身にならず、攻めていく」と攻略法イメージした。

 リーグ戦清水には現在連敗中で、2020年11から4試合勝利(2分2敗)。通算でも1勝3分3敗と負け越している。勝たなければ、クラブワースト記録更新に加え、他会場次第では更に厳しくなるが「自分達はあと12試合で、どう勝ち点を積み上げるかしか考えてない」と吉田。難敵相手から白星で暗闇のトンネル脱出する。

 ○…10日に加入したFWチアゴロペスが、清水戦でベンチ入りの可能性が高まった。8日に来日したチアゴ11日、オレフィールドでチームに合流。身長200センチ体重110キロ規格外ストライカーはいきなりフルメニューをこなし、ミニゲームでは強靭フィジカルを生かし、両足で強烈なシュートを放つなど存在感を示している。

 これまで新外国人の起用には慎重な姿勢を取っていた相田満監督は「(清水戦で)ベンチ入りはある」と示唆連携面などの課題はあるが、劣勢時のパワープレー要員として起用されることが濃厚だ。チアゴは「少ない時間でも、私はチームに貢献するだけ」と頼もしい。高さ、強さを持った背番号45が、苦境に陥るチームの救世主に躍り出る。

2022-08-17

anond:20220816085904

怒るも何も一心同体くらいズブズブやんけ。

2022-08-16

大学助教童貞卒業した話

20歳の春に大学を退学した。

理由部活動怪我によって続けられなかったこと、それに伴う諸々の大学側とのやり取りで揉めてしまたことで、在学すること自体が嫌になってしまたからだ。

退学を決めたとき自分で決めておきながら夢を失ってしまったような、脱力した状態に陥ったことをよく覚えている。

そんな時に自分のことを応援してくれた人がいた。

それがとある講義でお世話になっていた助教だ。

その大学では他の助教比較してとびきり若く、(それでも30歳前後だとは思うが気にならないくらいに)綺麗な人であったので、入学当初に輝いて見えたことを覚えている。

この助教にはゼミのような少人数形式の授業で1年間お世話になり、退学を伝えた際にも、将来のことについて親身になって相談に乗って頂いた。

助教アドバイスをもとに、将来設計を再度行い、地元へ一旦帰りやり直すことを決めた。

その後数カ月間の療養の後に、実家にほど近い別の大学への編入をするべく手続きを進めながら日々を過ごしていたそんなある日、助教用事があり私の実家近くに来るとの連絡を受け、食事に行くことになった。

半年ぶりの再会ということもあり話もはぶみ、お酒も進んだ。

ゼミ会での食事ではお酒は一切飲まなかった助教は珍しくお酒を飲み、記憶が正しければ一人でワインボトルで飲んでいたので、結構な量だったと思う。

食事を終え、解散と考えてた私が帰ろうとすると助教に服を掴まれて、滞在先のホテルまで送ってくれと頼まれた。

女性との付き合いが薄かった当時の自分が、何も気にせずに快諾してしまったのは、今思うと恥ずかしい限りである

滞在先の外資系の高級ホテルに入るところで、「それでは」と伝えたが、服を掴む手は離れず、「部屋まで来て」と言われたあたりで何となく童貞でも察してきた。

部屋に入るなり、ハグキスシャワーを浴びて助教を待っている最中は恥ずかしさと緊張で爆発しそうになっていた。

具体的な記載誰得になるので避けるが、助教に流されるがままに、その後は行為に及び、早朝にホテルを出発した。

その後、助教からメールが届いたが、返信ができなかった。

憧れていた人の理想が崩れたからか、喪失感で何も言うことができなかった。翌日に助教からは続いて謝罪メールが届いたが、これにも返信はできず、そのまま私と助教関係は終わった。

結局のところ、私は助教のことを心の底から尊敬していたんだと思う。 

研究内容やキャリア、生徒のケアも含めて、理想的な先生であったが故に、女性もして助教を見ることができなかった、というより受け入れることができなかった。

今でも助教には謝りたい一心である大学はその後間もなく離れたと風のうわさで聞きはしたが、心に傷を負わせてしまったのではないかと数年経った今も気になってしまう。

私はそれから女性との行為一種トラウマを抱えてしまった。

あのとき助教最後言葉を交わしていれば、何かが変わったのかもしれない。

拙い文章失礼致しました。

2022-08-09

anond:20220809040409

ワイのことか・・・・。

ひたすら怒られたくない一心で、怒られるようなことばかりやってる。。。

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