オレオレFCは16日、MF相馬と2023シーズンの契約を更新したと発表した。合わせて、SC稲城に育成型期限付き移籍していたGK山下の2023シーズンの復帰とFC木更津に期限付き移籍中の早坂の同クラブへのレンタル延長も発表した。
東京都出身の相馬は大学を経て、2020年にオレオレFCでプロ入りし、1年目から出番を増やしていくと、今季は明治安田生命J1リーグ34試合に出場し、3ゴール7アシストをマークした。
相馬は「この度、契約を更新しました。4月から5月までは天国、そこから地獄を味わい、個人的にも終盤に怪我をしてしまい、チームも不本意なシーズンになりましたが、皆様のご声援で来季もJ1で戦う権利を得ることが出来ました。来シーズンは今シーズン以上の成績を目指して、日々努力していきたいと思います。2023年も宜しくお願いいたします」とコメントしている。
復帰が決まった山下は静岡県浜松市出身で、21年にユースから昇格。4月のルヴァン仙台戦で初出場を果たし、今年7月からSC稲城に育成型期限付き移籍し、5試合に出場した。山下は「復帰することになりました。経験を生かし、チームに貢献出来るように頑張りますので、応援宜しくお願いします」とコメントしている。
レンタル延長が決まった早坂は千葉県出身で4月のルヴァン仙台戦で初ゴールを記録。7月からFC木更津に期限付き移籍し、17試合で2得点を挙げた。早坂は「来季もFC木更津でプレーすることになりました。チームの昇格、自身の成長を目指して頑張りますので、応援宜しくお願いします」とコメントしている。
オレオレFCは19日、砲宮DF森の完全移籍での獲得が決定的となっていることが関係者の話で分かった。既に基本合意に達しており、近日中にも発表する見通し。
森は大阪府出身。大学から19年に砲宮に入団。1年目から右サイドバックのレギュラーに定着し、37試合で4得点。今シーズンは40試合に出場し、10得点10アシストを達成した。一方、所属クラブは今シーズンも二桁順位に甘んじた。森は最終戦後に砲宮への恩義を感じる一方で、J1の高いレベルでプレーしたい思いが強く、移籍を明言。J2屈指の超攻撃的DFに対しては名古屋や浦和、地元のG大阪や神戸、J2磐田など11クラブの争奪戦となったが、いち早く興味を示していたオレオレが制した。
オレオレFCは今季J1残留は果たしたが、17位に低迷。補強ポイントは「守備力強化」だった。今季もリーグワースト2位の57失点。GK村上は孤軍奮闘したが、チームのメンバーや最適なシステムを固定出来ず、特にサイドバックの人選に悩まされ、大量失点する試合もあった。
さらには今オフ、外国人は全て退団し、DF松岡、本田の海外移籍が決定的で、かなりの痛手になる。そこで白羽の矢が立ったのが、森だった。フィジカルの強さと豊富な運動量、球際の強さ、高い推進力、跳躍力を持ち、サイドバックのみならず、センターバック、ボランチもこなすポリバレント性を併せ持つ。まだ26歳と若く、今シーズンは主将も務めており、そのリーダーシップを加味しても、絶対に迎えたい戦力の確保に成功した。
オレオレFCは20日、オレフィールドでファン感謝デーを実施した。新型コロナの影響で昨年まで2年連続の中止となり、今回は3年ぶりの開催。あいにくの雨で予定は一部変更となったが、退団が決まっている外国人も参加し、約3000人のサポーターと英気を養った。
終了後、退団する選手が挨拶し、チームに感謝の意を示した。選手を代表して主将の山本は「来季はもっと上の順位に行きたい。そのためにチーム全体で何が出来るかを考え、2023年を迎えたいと思います」と締めくくった。
オレオレFCの2022年シーズンが11月5日に終了した。間もなく開幕するカタールW杯によるイレギュラーなシーズンだった今季リーグ戦は残留圏ギリギリの17位。天皇杯、ルヴァンはいずれも早期敗退に終わった。10試合負けなしを記録しながら、Jワースト3位タイの19試合未勝利を記録し、2年連続で監督交代も経験。なんとかJ2降格は免れたが、このオフはJ1得点王のFW吉田ら主力の去就は不透明。流出となれば、5年連続J1となる来シーズンはいばらの道が待ち受ける。
相田満博監督が指揮を執った今シーズンは、開幕から6試合未勝利と低迷したが、4月以降、チームは組織的なサッカーが実を結び、10試合負けなしを記録。一時はルヴァン、天皇杯の両タイトルとともに、リーグ戦でも好位置につけたが、6月の清水戦に敗れてから、チームは失速。同戦前まで16試合で14失点と安定していた守備が、以降は22試合で43失点した。結果、今季も課題の守備はリーグワースト2位の57失点と崩壊(1位は磐田の60失点)。得点を重ねても、守備がそれ以上に失点し、守備が踏ん張ったら、今度は得点力不足に遭うなど、歯車が噛み合わず、徐々に順位を落として残留争いにのみ込まれた。
後半の残留争い大一番にも勝てなかった。降格した清水、磐田に、京都、湘南、G大阪、神戸、札幌、福岡、名古屋と争ったが、1試合も勝てず、3分6敗。特に8、9月の大一番だった湘南、磐田との連戦は終了間際の失点で敗れた。「勝負弱さが出た。チームの状況を把握した試合運びが出来ていれば、監督交代も低迷も防げた。選手としても、チームとしても未熟さが出たシーズン」と、ある選手は唇を噛み締める。
相田監督の采配、戦略も何時しか後手を踏み、システム、メンバーにも柔軟性がなくなり、チームは一体感を失いつつあった。8月に続投を明言していたフロントも、この事態に重い腰を上げ、監督交代に踏み切ったのは残り4試合の段階。残留を託された阿野燿大監督は前監督の戦術をある程度、継続しながらも、チームに失っていた前への積極性を選手に要求し、メンバーもその時の調子によって変えた。初陣の鹿島戦に引き分け、J2自動降格圏の19位へ転落したが、翌節の柏戦に勝利し、20試合ぶりの白星を挙げると、以降は3勝1分でタスクを完遂。19試合以上未勝利のクラブがJ1に残留するのは初の快挙となった。
だが、J1に昇格してからは苦しいシーズンを過ごす。初年度の19年はプレーオフで残留したが、18位。降格の無かった20年は14位。昨年、今年と最終戦で残留を決めたが、17位に低迷。4年連続二桁順位、毎年のように残留争いに甘んじる成績に最終戦後のセレモニーではサポーターが「数年おきに変わる社長、監督、それで一貫性のあるクラブ作りは無理」「蒼紺協会さんのコロコロ政治、誠に遺憾です」となどとフロントを痛烈批判する横断幕が掲げられた。中津真吾社長、阿野監督は既に辞任を発表。チームの主将を努めたMF山本も「サポーターの横断幕が全て。みんなが望んだ成績では無かった」と苦々しく話したのは印象的だった。
このオフは主力流出の危機にある。負傷離脱はありながら、14得点を挙げ、清水FWチアゴ・サンタナと並ぶJ1得点王を獲得したFW吉田は今季で契約が終了。関係者によると既に国内外からオファーがあると言う。クラブは全力で慰留する方針だが、本人は高いレベルで勝負したいという意向もあり、難航が予想される。また、同じく契約が今季で終了するDF本田、DF松岡、MF秋葉にも国内外クラブからオファーが来ている。主将を努めたMF山本らも来季去就は不透明。全力で慰留しなければ、厳しい戦いは必至の情勢だ。
それでも明るい話題はある。吉田に加え、山本が最終戦で10ゴール10アシストを達成。特に大卒新人のMF鈴木潤が7ゴール7アシストを挙げ、2年目のFW佐藤も6ゴールを挙げた。守備でもGK村上が一本立ちし、孤軍奮闘。DF栗林やMF宮城らがレギュラーに定着し、高校2年生のMF前田ら下部組織出身選手が次々にデビューするなど、次世代の若手は台頭しており、来季新加入選手も10人が内定(16日現在)。選手層は着実に厚くなっている。
来季は10月からヘッドコーチを努めていた岡嶋聡氏の新監督就任を発表。コーチ陣の組閣も固まり、新たなスタートを切る。山本は最終戦後「どうしたら選手と一緒に戦いたいと思っていただけるようなチーム作りが出来るか、クラブ全体で考えないといけない」と危機感を募らせ、鈴木潤も「悔しいシーズン。来季は個人として、もっとチームを勝たせる選手になりたいです」と来季への巻き返しを誓った。
オレオレFCは9日、FWジュシエ、MFペドロ、FWチアゴ・ロペスとの契約満了を発表した。
ジュシエはブラジル出身の30歳で、ブラジリアから2021シーズンに加入。在籍2年でJ1通算42試合出場7得点。今季は20試合で1得点だった。
ペドロはブラジル出身の22歳で、2019年にオリジSCから加入。2020年は17試合で2得点を挙げた。今シーズンは夏場にリアルFCへと期限付き移籍。在籍4年でJ1通算27試合に出場し3得点を挙げていた。
チアゴ・ロペスはブラジル出身の33歳。ブラジリアFCから今季夏場に加入。今シーズンはJ1で8月20日の清水エスパルス戦の僅か1試合のみに終わった。
「この度、退団することになりました。2年間、怪我もあり、期待に応えられず申し訳ない気持ちですが、私を暖かく、応援頂いたサポーターの皆様には感謝しかありません。異国の地で、初めての挑戦は期待には応えられませんでしたが、サッカー選手として成長することができました。このチームで2年間戦えたことをすごく誇りに思います。またいつか会える日を信じて、これからもプレーしたいと思います。最後に2年間アリガトウゴザイマシタ」
「このクラブと僕を繋いでくれた恩師の中林元監督に感謝しています。2020年に初ゴールを決めた時のサポーターの声援、仲間の祝福は今も忘れていません。このクラブが躍進する事を期待しています。4年間お世話になりました。また、いつか会いましょう」
「3ヶ月間お世話になりました。なかなか思い通りの結果、期待に応えられないシーズンになり、力になれず申し訳ない気持ちです。悔しいと思うと同時に、このチームを離れると決まった瞬間には涙が出ました。私自身、まだまだ上を目指していくので引き続き応援よろしくお願いします。3ヶ月間ありがとうございました」
「オレオレFC」というカテゴリを作って謎エントリを投稿し続けている謎の増田がいる。
一見するとサッカー速報のような記事なので、最初はJリーグファンが贔屓チームのことを書いているのかと思っていた。
しかし最近になって、「自分がJリーグのチームになったらどうなるか」という視点で記事を書いていることに気付いた。
オレの考えた妄想チームだから「オレオレFC」ということらしい。
つまりはサッカー版の夢小説をなぜか増田で延々と続けている狂気の存在なのだ。
しかしこのオレオレFC、その異様さに見合わず増田においては全くと言っていいほど知名度がない。
これだけ異様な存在であるにも関わらず番付に載ったこともない。
なんとか残留を果たせました。だけど、もっとやらないと勝てないと感じた今シーズンでした…(´・ω・`)
今のままでは厳しい戦いは続きます…(´・ω・`)
来シーズンもしがみつけるように、誠心誠意、全知全能かけて頑張ります(`・ω・´)ゞ
1【A】大分(△1ー1)※大分側が新型コロナ感染のため、3月9日に開催
2【H】広島(△1ー1)
3【A】名古屋(△1ー1)
4【H】C大阪(●1ー3)
5【A】鹿島(●1ー2)
6【A】G大阪(●1ー3)
7【H】横浜FM(○2ー0)
8【A】FC東京(△0ー0)
9【A】福岡(△0ー0)
13【A】湘南(○4ー1)
14【H】柏(△0ー0)
15【A】札幌(○6ー1)
16【H】川崎(○1ー0)
18【H】鳥栖(●0ー6)
19【A】浦和(●1ー5)
21【A】C大阪(△3ー3)
22【H】福岡(●0ー1)
25【H】名古屋(●0ー4)
26【A】神戸(●0ー2)
27【A】清水(△1ー1)
29【H】湘南(●0ー1)
30【A】磐田(●2ー3)
32【A】川崎(△1ー1)
34【H】京都(●0ー1)
35【H】鹿島(△3―3)
36【A】柏(○3―0)
37【A】広島(○3ー1)
38【H】大分(○5ー0)
オレオレFCは来季監督に岡嶋聡ヘッドコーチの就任が有力となった。週明けにも本人と会談し、就任を要請する見込み。
岡嶋ヘッドは2019年からオレオレU-18の監督に就任し、初年度で、チームをユースリーグ初優勝に導く手腕を発揮し、翌年はUJ1昇格に導いた。今季から9月まではGMを努め、10月からはヘッドコーチとして阿野監督をサポート。幹部内でも「影の監督」との評価が高く、チームを4試合負けなしで残留に導いた。
岡嶋ヘッドも就任に前向きで、受諾すれば来週中に就任会見が行われる。また、阿野監督は来季フロント入りし、ユース年代のポストに就く見込み。同じく退任が決定的な中津真吾社長は来季GMなどのポストに就く予定だと言う。
○…オレオレFCは大分戦後、最終戦セレモニーを行った。壇上に立った中津真吾社長は「19試合未勝利、2年連続で監督を交代し、スタイルをブラしてしまった件は我々フロントの慢心であり、重く受け止めています」と謝罪し「私は今シーズン限りで社長の座を降りますが、サポーター、スポンサーの皆様の声援があったからこそ、来シーズンもJ1で戦えます。こんな未熟な社長ですが、もっと視野を広げ、勉強していきます。1年間ありがとうございました」と涙を見せながら、挨拶を終えた。
今季限りで退任する阿野監督は「17位で終わりましたけど、残留を果たす事は出来ました。しかし、決して満足のいく成績ではないことは選手も、僕達もサポーターも理解しています。たった1ヶ月でしたが、来シーズンはいちサポーターとして、このクラブを熱くサポートしたいと思います。ありがとうございました」と挨拶した。
主将のMF山本は「残留する事は出来ましたが、今シーズンはサポーター、スポンサー、フロント、そして選手、コーチングスタッフみんなが臨んだ結果、成績ではありませんでした」と謝罪した。
そして「今ここで来シーズンも応援よろしくお願いしますと言う事を軽々しく言う事は出来ません」とし「今のままでは来シーズンも同じ事を繰り返すと感じました。それでは成長はありません。J1にいる以上、僕達もサポーター、スポンサー、フロントの方々も上を目指していますが、そういうチームになるにはどうすれば良いか、川崎フロンターレさんや横浜Fマリノスさんのようなチームになるにはどうしたら良いか、選手と一緒に戦いたいと思っていただけるようなチーム作りをしなければいけないと思います。選手個々がどうしたらチームが強くなるのかを考え、精進して行きますので、見ていてください」と決意表明した。
J1は5日、最終節が行われ、オレオレFCはホームで大分トリニータに5ー0で圧勝。勝ち点45に伸ばし、来季のJ1残留が確定した。一方、18位京都サンガFCはアウェイでジュビロ磐田とスコアレスドローで18位が確定し、13日の熊本VS山形の勝者との参入プレーオフに回る事が決まった。19位清水エスパルスはアウェイで北海道コンサドーレ札幌に3ー4で敗れ、最下位が確定。これにより、ジュビロ磐田の19位、清水エスパルスの最下位が決まり、2チームは来季J2降格。2023年は静岡県から初めてJ1から陥落する。
勝てば無条件、引き分けでも残留が有力なオレオレFCは前半から攻勢を仕掛け、同27分に山本のパスから吉田が抜け出して先制。前半終了間際にはPKを獲得し、相手DFが退場。これを山本が決めて折り返した。数的優位に立った後半も攻撃の手を緩めず、7分、18分と吉田が決め、ハットトリックを達成した。今季限りで現役を引退する加藤は後半25分から出場。同44分にはPKを再び獲得すると、加藤が決め、有終の美を飾った。
オレオレFCは今季、開幕6試合未勝利を喫したが、4月6日の横浜Fマリノス戦に勝利すると、5月29日の川崎フロンターレ戦までクラブ記録を更新する10試合負けなしを記録した。しかし6月18日の清水エスパルス戦に敗れると、そこから極度の不振に陥り、クラブワーストを更新、2003年のベガルタ仙台に並ぶ19試合未勝利を喫し、10月1日の京都戦後に、相田満博前監督を解任。阿野燿大氏が監督として残り4試合を戦った。8日の翌節・鹿島アントラーズ戦に引き分け、J2降格圏の19位に転落したが、12日の柏レイソル戦で勝利し、20試合ぶりの白星を挙げてからは3連勝、4試合負けなしで今季を終えた。
今季通算成績は10勝15分13敗。勝ち点45で、55得点、57失点。昨年と同じ17位でシーズンを終えた。なお、山本は今季10ゴール10アシストを達成。吉田は14得点で清水FWチアゴ・サンタナに並び、クラブ初の個人タイトルとなる得点王に輝いた。
オレオレFCが最終節で大分に快勝。大分戦の初勝利を果たし、5年連続のJ1残留を果たした。通算成績は10勝15分け13敗の勝ち点45の17位で5年連続の残留を決めた。前半から積極的な攻めを見せたオレオレは吉田のハットトリックや山本、今季限りで現役を引退するMF加藤のラストゴールで有終の美を飾った。
FW吉田が最終戦でハットトリックを決め、清水FWチアゴ・サンタナと並び、14得点でクラブ初の個人タイトルとなる得点王に輝いた。引き分けでも残留が決まる可能性はあったが、「ホームですし、“引き分けたら残留はない”という気持ちで戦いました。みんなの思いがつながったゴール。本意な成績ではなかったけど、最後に勝てて良かった」と安堵の表情を浮かべた。
阿野燿大監督は「本拠地でずっと悔しい思いをしていたので、最後勝って残留という目標を達成できてうれしい」と笑顔を見せた。
今季は開幕6試合未勝利を喫したが、4月の横浜Fマリノス戦に勝利すると、5月29日の川崎フロンターレ戦までクラブ記録を更新する10試合負けなしを記録した。しかし6月の清水エスパルス戦に敗れると、03年のベガルタ仙台に並ぶ19試合未勝利を喫し、10月1日の京都戦後に、相田満博前監督を解任。阿野監督が残り4試合を戦った。一時、J2降格圏の19位に転落したが、12日の柏レイソル戦で勝利してからは3連勝、4試合負けなしで今季を終えた。
19試合以上未勝利を喫したチームは全て降格していたが、オレオレFCはJ史上初めて、そのジンクスを破って、残留を果たした。
J1残留を目指すオレオレFCのスタメンが発表され、MF山本が2試合ぶりのスタメン入りを果たした。
前節のサンフレッチェ広島戦はコンディション不良で欠場。4日に全体練習に合流し、阿野燿大監督はベンチスタートを示唆していたが、先発に復帰した。また、広島戦はベンチスタートだったDFリシャルソンもスタメン入りし、今季限りで現役を引退するMF加藤もベンチ入りを果たした。
18位の京都サンガFCとは勝ち点差2。得失点差は2と開いており、実質的にオレオレFCは勝つか、引き分ければ無条件。負けても京都が磐田に勝たない限り残留が決まる。5月29日の川崎フロンターレ戦から遠ざかる本拠地白星、大分戦初勝利で最終戦を飾る。
GK 21 村上
DF 2 栗林
DF 3 リシャルソン
DF 4 本田
DF 5 松岡
MF 6 宮城
MF 7 秋葉
MF 8 山中
MF 25 鈴木潤
FW 9 吉田
FW 10 山本
(控え)
GK 43 野田
DF 17 伊藤
DF 33 石上
MF 20 小野寺
MF 41 加藤
FW 18 ジュシエ
FW 19 佐藤
天敵相手からの初勝利で残留を決める。オレオレFCが今季ラストゲームの5日の大分トリニータ戦(オレスタ)に向け、戦闘態勢を整えた。4日は会場となるオレスタで完全非公開練習を行った。J1残留が懸かった運命の一戦に、先月29日の前節サンフレッチェ広島戦はコンディション不良で欠場したMF山本は「痛みはない」と全体練習に合流した事を明かし、阿野燿大監督もベンチ入りを示唆。「いろいろなことが懸かっていますが、僕達は勝つだけ」と背番号10は目の前の一戦に集中する。
◇ ◇ ◇
大黒柱が最終戦に間に合った。オンライン取材に応じた山本はこの日、全体練習に合流した事を明かし「痛みはないです」と復帰に意欲を示した。阿野監督も「スタメンはないですけど、やっと間に合ったなと。(投入は)当然あると思いますし、彼がいることで、チームの雰囲気も変わる」と最終戦のベンチ入りが決まった。
クラブ記録となる10試合負けなしを樹立。そこからリーグ戦19試合未勝利のワースト記録を樹立するなど、ジェットコースターのようなシーズンを過ごした2022年も、いよいよ最終節。残留圏の最後のイス「17位」を京都サンガFCと争う。山本は「難しい時期を過ごしてきましたけど、成長出来る部分もあった。チームは結果が出て、自信を取り戻していますし、油断は大敵ですけど、最終戦もやるべき事をやれば勝てるという雰囲気があります」と前を向く。
残留に向けては勝てば無条件。引き分けても、残留はほぼ優勢な状況だが、仮に負けた場合は京都の勝利で18位に転落し、POに回る。本拠地での白星は5月29日の川崎フロンターレ戦(○1ー0)が最後。対する大分には過去J2時代を含め5分6敗と相性は悪いが、本拠地でこれ以上の「敗北」は許されない。
10月8日の鹿島戦を引き分けで終わり、J2降格圏の19位に後退。これ以上、負けが続けば、いよいよJ2降格の瀬戸際に絶たされてから、10月12日の柏レイソル戦で20試合ぶりの白星を挙げると、前節はルヴァン王者・広島相手に3ー1で快勝し、3試合負けなしで死線をくぐり抜けた。山本は「残留を本拠地で果たせる最終節。自分達の力不足で目標は変わってしまったけど、力を出し切って良い結果で終えたい」と言葉に力を込めた。
勝ち点42の17位オレオレFCは既に18位以上が確定。残留に向けては18位京都(勝ち点40)との争いとなる。オレオレは勝てば無条件。引き分けでも京都が引き分け以下なら残留。同条件で京都が勝利した場合は得失点差で決まるが、両チームの得失点差は「2」で京都が2点差で勝利しても、総得点でオレオレが上回るため、残留が決まる(京都が3点差以上で勝利なら、オレオレの18位が確定)。負けた場合は京都が勝利した場合のみ、オレオレの18位が確定し、POへ。引き分け以下の場合は残留となる。
オレオレFCは3日、オレフィールドで非公開練習をした。FW吉田が目指すのは、リーグ最終戦となる大分トリニータ戦での同戦初勝利とJ1残留、そしてクラブ初の個人タイトルとなる得点王だ。チーム最多11得点を挙げるエースが、シーズンを締める得点と残留を決定付ける勝利に意欲を示した。
◇ ◇
早くも訪れた、リーグ最終戦。吉田は「長いようで短く感じた。歓喜もありましたし、悔しさもあった。今季の成績に関しては満足はしていないし、自分も含めて、まだまだ未熟で成長しないといけないと思いました」と振り返る。
開幕から6試合未勝利を喫したが、今季初勝利を挙げた4月以降、5月にかけてリーグ戦10試合負けなしのクラブ記録を樹立した。しかし、6月からは泥沼のリーグ19試合未勝利とジェットコースターのような浮き沈みを続けた今シーズン。勝ち取った栄光と勝てない日々が続いた悔しさと歯がゆさは忘れることはなかった。
しかし、全てが無駄だったわけではない。「苦しさがあるからこそ、人は成長出来るので。僕自身もチームを救えない事が何度かありながら、周りに助けられた。満足はないけど、チームとしては積み上げられている部分があることは確か。そこは間違っていないと思います」。10月8日の鹿島戦以降、3試合負けなし。積極的に行く戦術が確実に浸透し、若い力の台頭もあった。チームの自信は今、最高潮と言って良い。
ホームでの最終戦で目指すのは、5月29日の川崎フロンターレ戦を最後に遠ざかる本拠地での白星。すなわち、それはJ1残留を決定する事になる。しかし、対する大分にはJ2時代を含め5分6敗と未勝利だ。吉田は「11人全員でサッカーをする。攻撃も守備もみんながサボらず、サポートもしっかりしていて、ハードワークしてくるチーム」と評価。勝利する為には今季29失点と固い守備を誇る大分守備陣をこじ開けないといけない。
今季リーグ戦11得点を挙げ、得点ランクトップの清水FWチアゴ・サンタナにあと2点差。サンタナの動向次第では、クラブ初の個人タイトルとなる得点王が視野に入る。負けても18位京都が引き分け以下だった場合は残留が決まるが、「得点を獲って、勝たないと残留は出来ないと思っているので、狙っていきたい」と力を込める。浮き沈みの激しかった1年。得点王と約半年ぶりのホーム勝利でサポーターに残留を届ける。
今季限りで現役を引退するオレオレFCのMF加藤が今季最終戦となる5日のホーム・大分トリニータ戦でベンチ入りする。31日はオレフィールドで調整した。
練習後、取材に応じたベテランは「あと1週間で現役引退と思うと寂しい思いはある。ここ(オレフィールド)は昔は芝じゃなく、学校のグラウンドみたいで、生えている草を先輩達と一緒にむしって、それから練習だった。今じゃ考えられないけどね。それでも下手だった自分を成長してくれた場所なんで。感謝しかないですね」としみじみと話した。
チームは前節・広島戦に勝利し、J1残留に王手をかけた。現地で観戦した加藤は「鈴木のゴールだったり、他の選手が躍動してね。相馬や山本が怪我でいない中で勝てたのは自信になる」としながらも「まだ何も決まってないし、海外とかでも大どんでん返しの残留、降格があるわけだから。でも今の選手達なら、絶対大丈夫ですよ。俺は邪魔しないようにするだけ」と期待した。
最終戦は敗れても18位京都が勝たない限り残留が決まる優位な状況。それでも「やっぱり勝ちたいよね。大分に一回も勝ってないし、ホーム最終戦なんで、負けてセレモニーは嫌だから(笑)。出来れば、僕が出て、ラストプレーでゴールを決めて残留する。そしたら最高だと思うんで。出たら狙いますよ」とJ2時代から6分5敗の鬼門相手からのラストゴールと白星締めを誓った。
オレオレFCがサンフレッチェ広島に3-1で勝利し、5年連続のJ1残留へ王手をかけた。順位は17位のままだが、勝ち点を42に伸ばし、最終節を残して18位以上が決まった。前半22分にFW吉田のゴールで先制。1-1と追い付かれた後半10分、MF鈴木潤のFKが決まり勝ち越すと、同24分にはFW佐藤が追加点。山本ら主力欠場だった試合で、チームにとってルヴァンを含め2分1敗だった広島戦で初白星。リーグ戦19試合未勝利から2連勝を飾った。最終戦となる11月5日はホームで大分トリニータ戦。勝ってJ1残留を決める。
【写真】後半10分、FKを決めた鈴木潤はサポーターの元へ駆け寄り、ガッツポーズを見せる。
◇ ◇ ◇
残留が限りなく近づく決勝ゴールを挙げたのは、クラブ生え抜きの新人MF鈴木潤だった。後半10分、自ら仕掛けPA手前でFKを獲得すると、右足を振り抜き、ゴール右隅に決めた。勝ち越しの2点目を挙げると、アウェイに駆けつけたサポーターの元に行き、渾身のガッツポーズで応えた。
オレオレFCの下部組織出身で、大学から今季加入して決勝点となる7点目を挙げた鈴木潤は「(決勝点は)サポーターの皆さんの声援を聞いていて、決められる自信しかなかった。サポーターの皆さんやチームの思いが乗り移ったゴール。大事な試合に勝てて嬉しい」と、声出し応援試合で声援を送ったサポーターに感謝の思いを口にした。
チームは苦しい台所事情にあった。前節12日の柏レイソル戦で右足首を負傷したMF相馬が同箇所を手術し、今季絶望。更に今季9ゴール9アシストのMF山本がコンディション不良で欠場した。中盤の要が相次いで離脱するアクシデントだったが、前日、阿野燿大監督はミーティングを開き「(山本らの)離脱は痛い。けど、こういう状況で俺らは勝って残るか、負けて落ちるかや」とゲキを飛ばした。
鈴木潤は「ずっと山本さん、相馬さんに助けられてきたチーム。彼らがいないと勝てないじゃ成長はない。今日は成長している姿を示したかった」と話したように、1週間前にルヴァン杯を制した広島を相手に積極的に攻めた。後半はチームとしてボールを持つ時間が増えるなど、内容にも収穫が多かった。阿野監督も「様々なアクシデントがありながら、勝てたのは大きな成長」と称えた。
6月からリーグ戦19試合未勝利で一時期、J2降格は決定的と報じられることもあった。ネットからも批判の声はあったが「自分達が出来るのはピッチでの結果」とGK村上は語るように、直近2試合で連勝して、V字回復。J2自動降格を回避し、J1残留にも王手をかけた。
最終戦はホームで大分と対戦。勝てば無条件、引き分け以下でも京都の結果次第で残留が決まる。得点ランクトップの清水FWチアゴ・サンタナに2差に迫る今季11点目を決めたFW吉田は「まだ何も決まってないですし、ホームで半年以上、大分さんに一回も勝っていない。負けは許されないし、1年の集大成を見せたい」と、ホーム最終戦3連勝締めを誓った。
○…DF石上が6月29日の浦和レッズ戦以来のスタメン出場で結果を出した。3バックの中央を任され、190センチの長身を生かしたプレーで相手FWベンカリファを抑え込み、ロングフィードでも度々、攻撃の起点を作った。
左鎖骨骨折や右太ももの肉離れで戦線を離脱し、前節12日の柏レイソル戦から復帰した24歳は山本、相馬らの負傷で回ってきたチャンスに応えた。本人は「失点は悔しいけど、自分のプレーは出せたと思います。最終戦も出られればチームの勝利に貢献したい」と話した。
また、来季の加入が内定しているMF奈良田も後半32分から出場。中盤でボール奪取するなど、存在感を見せた。
勝ち点37の19位清水、20位磐田は共に敗れ、勝ち点42に伸ばした17位オレオレFCは1試合を残して18位以上が確定。プレーオフ圏で勝ち点40の18位京都とは勝ち点2差で、最終節を迎える。残留条件は以下の通り
限りなく残留が見えてきました。だけど油断せず、最終戦に臨みたいと思います。しがみつけるように頑張ります(`・ω・´)ゞ
1【A】大分(△1ー1)※大分側が新型コロナ感染のため、3月9日に開催
2【H】広島(△1ー1)
3【A】名古屋(△1ー1)
4【H】C大阪(●1ー3)
5【A】鹿島(●1ー2)
6【A】G大阪(●1ー3)
7【H】横浜FM(○2ー0)
8【A】FC東京(△0ー0)
9【A】福岡(△0ー0)
13【A】湘南(○4ー1)
14【H】柏(△0ー0)
15【A】札幌(○6ー1)
16【H】川崎(○1ー0)
18【H】鳥栖(●0ー6)
19【A】浦和(●1ー5)
21【A】C大阪(△3ー3)
22【H】福岡(●0ー1)
25【H】名古屋(●0ー4)
26【A】神戸(●0ー2)
27【A】清水(△1ー1)
29【H】湘南(●0ー1)
30【A】磐田(●2ー3)
32【A】川崎(△1ー1)
34【H】京都(●0ー1)
35【H】鹿島(△3―3)
36【A】柏(○3―0)
37【A】広島(○3ー1)
38【H】大分
オレオレFCは29日の第37節、アウェイのサンフレッチェ広島戦に向けて午後、広島県福山市で完全非公開練習を行った。勝てば、自動降格回避の可能性があり、残留にも王手をかけられる一戦だが、MF山本主将がコンディション不良で今節は欠場。相馬らが主力が不在の一戦に、阿野燿大監督は「ここでやって残るか、やらないまま落ちるか」とゲキを飛ばした。今季2分1敗の難敵相手に4度目の正直で白星を目指す。
◇ ◇ ◇
いよいよ待ったなしの残り2試合が始まる。負けていれば、今節J2降格の可能性があった12日の柏レイソル戦で20試合ぶりの白星。17位と残留圏内ギリギリの順位だが、降格危機から一転、今節勝てば残留に大きく近づくところまで来た。GK村上は「良い雰囲気で準備は出来たと思います。あとはそれを結果で示したい」と広島戦への意気込みを口にした。
しかし今季9ゴール9アシストを挙げている主将のMF山本が26日の練習で負傷。27日は別メニュー調整だった。阿野監督は「昨日に比べたら良くはなっている」と話しながらも「明日は出させない」と欠場を明言した。その上でイレブンには「『こういう状況やけど、ここでやって残るか、やらないまま落ちるか』という話はした」とゲキを飛ばしたと言い「僕らはプロですし、どんな状況でもやらなアカンし、結果で示さないけないので。サポーターや仲間の思いを背負って戦う」と力を込めた。
代役やシステムについては「何も決めてへん(笑)」とはぐらかすも「調子の良い選手が多すぎるので、ホンマに嬉しい悩みです(苦笑)。そこは僕らがしっかり見極めながら、最適なシステム、最高のメンバーを送りたい」と状態の良さを強調する。
広島とは3月の第2節ホーム戦で1-1の引き分け。先制点を奪いながら追いつかれた。ルヴァンカッププレーオフステージでは1分1敗で敗北。広島はそのまま勢いに乗ってルヴァン王者に輝いた。現地で視察したFW吉田は「悔しさと刺激の両方がある」として「大一番ではありますが、いろんなプレッシャーを感じつつも、それに応えてこそ。楽しみです」と苦手意識はないとし、ゴール奪取と勝利を誓った。
泣いても笑っても残り2試合。負けが込み、無意識にかかっていた重圧も、前節の勝利と中断期間で切り替えられた。「なんとしても、笑って終わる。そこはブラしたらいけない。楽しみながら、積極的に戦う」と指揮官。19試合未勝利などで苦しんだ今シーズンを笑顔でフィナーレを飾る。
勝ち点39のオレオレFCは29日でのJ1完全残留はなし。広島戦に勝利すれば勝ち点は42。勝ち点37同士の19位清水は鹿島と、20位磐田はG大阪と対戦。共に引き分け以下に終わると勝ち点は37か38で1試合を残して、自動降格は回避する。更に勝ち点39の京都がC大阪と引き分け以下に終われば、大きなアドバンテージで最終戦に臨める。それ以外は最終戦に持ち越し。
清水、磐田はオレオレ、京都が共に勝利、勝ち点41の湘南が引き分け以上だった場合、引き分け以下だと、1試合を残して19位以下が確定し、共にJ2降格となる。
オレオレが敗れた場合は清水、磐田のどちらか勝利、もしくは京都が引き分け以上なら18位、2チーム以上が勝利すると降格圏再転落、更に最下位転落の可能性があるため、予断は許されない状況にある。
オレオレFCが23日、オレフィールドで29日のサンフレッチェ広島戦(Eスタ)に向けて約2時間、汗を流した。
前日ルヴァン決勝(国立競技場)から帰郷した山本はルヴァンプレーオフステージで夢を絶たれた広島が劇的な勝利で初タイトルを輝いた瞬間を現地で見た。「試合自体、本当に凄かったし、鳥肌が立ちました」と振り返りつつ「(広島に)勝っていれば、あの舞台で喜んでいたのかなと」と悔しさものぞかせつつ、「良い刺激をもらいましたし、リーグ戦再開の相手が僕達であるのも運命。敬意を払いながら、全力を尽くして戦いたい」と気合いを入れた。
広島との対戦では、ルヴァン杯も含め今季3戦2分1敗と未勝利だが、山本自身は昨年、今年と得点しており「いいイメージはあります」と自信を見せる。前日、京都が勝利したため完全残留は持ち越しになったが、清水と磐田がドローに終わり、勝てば清水、磐田次第で自動降格回避の可能性がある。それでも「京都さんも、清水さんも、磐田さんもこのまま終わるとは思っていない。あと2つ勝つことに変わりはありません」と気を引き締めた。
オレオレFCが21日、オレフィールドで紅白戦を行い、DF石上、来季加入内定が決まっているMF奈良田が猛アピール。特別指定選手として帯同する奈良田は「出る準備は出来ている」と29日のサンフレッチェ広島戦出場へ意欲を示した。
仲間の思いを胸に秘めて戦う。白組のインサイドハーフでプレーした奈良田は持ち味のボール奪取に加え、時にはペナルティエリアまで顔を出すなど、攻撃面でもアピールした。来季の加入が内定。特別指定選手として今季は2試合に出場している奈良田は「明日、試合があっても良いくらい調子は良い。出る準備は出来ていますし、出ることになったらチームに貢献したい」と燃えている。
一方、紅組のCBに入った石上は190センチの長身を生かしたヘディングで得点をマーク。的確なパスで組み立てにも参加した。今季は7試合に出場。4月にはレギュラーに定着したが、4月19日の福岡戦で左鎖骨を骨折して離脱。7月には右足首関節捻挫で再び離脱した。石上は「ケガばかりで悔しかった」と率直な思いを話す。それでも12日の柏レイソル戦で約2ヶ月ぶりに出場し、20試合ぶりの勝利に貢献した。残り2試合に向けて「相田満博前監督や支えている方々の思いも背負って、チームの力になりたい」と力を込めた。
チームはMF相馬が右足首、奥原が左太ももの負傷で手術。全治4ヶ月と診断され、今季の復帰は絶望となった。阿野燿大監督は「オク(奥原)もそうやけど、特に相馬の怪我はね。彼が戦術のキーマンやったし、二人とも申し訳なさそうな表情だった」としながら「時間は待ってくれへんので。アイツらの為にも、残った選手がやらなアカン」と奮起を期待する。
チームは現在、来季J1残留圏内の17位だが、18位京都、J2降格圏の19位清水、最下位磐田との勝ち点差は3。22日には京都が鳥栖、清水と磐田が直接対決を行い、勝敗次第では29日の広島戦でJ1残留が決まる可能性があり、負けると崖っぷちに追い込まれる。それでも奈良田は「3連勝して終わるのがチームの合言葉なので。相馬さんらの為にも、あと2試合も勝ちたい」と力を込めた。
○…広島と対戦するオレオレFCは明日、国立競技場で行われるルヴァンカップ決勝を視察する。MF山本は白組のトップ下で出場し、ゴールを決めるなど順調。残り2試合へ「こういう状況を招いたのは自分たち。誰も助けてくれない。全ての責任を背負ってピッチに立ちたいです」と語気を強めた。
広島には今季ルヴァンカップも含め、2分1敗と苦手にしているが、山本は開幕戦だった3月2日のホームで先制ゴールを挙げている。それでも「(敗れた16日の天皇杯甲府戦は)上手く噛み合わなかっただけ。(広島には)満田選手や川村選手と勢いのある若手がいますし、外国人も強力」と警戒する。
今季は主将として、全36試合に出場し、9ゴール9アシスト。それでも「個人のためだけにやっていない」。求められているプレーは主将として、主力として、苦しんでいるチームを救うこと。残留することの重みも理解している。残り2試合へ「勝つことしか考えていない」と勝利だけを見据え「苦しい経験は何度も経験してきた。あと2試合も、いい準備をしていいパフォーマンスを出せたら、いい結果になると思います」と落ち着いた様子だった。
オレオレFCは12日の柏レイソル戦で勝利し、リーグ戦20試合ぶりの白星を手にした。だが、残留を争う他クラブは軒並み試合数が少ないため、厳しい状況に変わりはなく、残り2試合の結果次第ではJ2降格の危機に直面している。J2経験はあるが、仮に降格となれば2018年以来初となる。29日のサンフレッチェ広島戦、今季最終戦となる来月5日の大分トリニータ戦は負ければ降格が現実味を増す厳しい戦いになる。
2009年に創設されたオレオレFCは現会長の多良初徳氏が監督として、野河田(のかだ)彰信ヘッドコーチとの二人三脚で徐々に力をつけ、創設10周年だった2018年には3位となり、J1参入プレーオフで当時の甲府や長崎に大勝して、初のJ1昇格を果たした。しかし、J1の壁は厚く、初年度は参入プレーオフ圏の18位。プレーオフでは徳島に勝利して残留したが、その後も新型コロナウイルスが蔓延し、降格なしだった2020年を除いて毎年のように最終盤まで残留争いに巻き込まれている。
今季は4月から5月までは10試合負けなし。昨年までリーグ連覇していた川崎を破るなど、旋風を巻き起こし、暫定4位まで浮上した。しかし6月18日の清水エスパルス戦に敗れて以降、成績は低迷。1日の京都サンガFC戦に敗戦した翌2日、相田満博前監督の解任を発表し、阿野燿大監督が残り4試合限定で就任する事が決まった。8日の鹿島アントラーズ戦は引き分けに終わり、J2自動降格圏の19位に転落したが、12日の柏戦に勝利し、 暫定16位に浮上した。
残留に向けた課題は守備。56失点はリーグワースト。昨年も66失点でワースト2位だった。GK村上、DF本田ら代表レベルの選手もいて、複数ポジションをこなせる選手が多く、相田政権では3バックと4バックを使い分けながら戦ったが、19試合未勝利中は試合毎にシステムが代わり、固定が出来ず、連携ミスから失点するケースが増えた。
現在は評論家を努める野河田氏は「(相田の時は)メンバー含め、あれこれ変えすぎるから。固めれば良いのに、理想を追い求め過ぎて固定出来んかったな」と指摘する。阿野体制以降は3バックで臨んでるが、「鹿島戦みたく、誰がマークするかはっきりせんところで失点しとる。村上も”どんだけセーブしたら勝てんねん“と思うとるよ」と手厳しい。
それでも明るい話題はある。FW吉田が2試合連続得点で3年連続の二桁ゴールと復調。トップの清水FWチアゴ・サンタナとは2差で得点王も射程圏内に捉える。更に9ゴール9アシストのMF山本も二桁得点、二桁アシストまであと「1」と攻撃を牽引。控えにも鈴木潤らが控える。野河田氏も「選手層自体は他と遜色ない。FWは野球で言うたら四番打者やからな。やっぱエースが点獲れば、チームも活気が付く。吉田の能力なら得点王も狙えるし、カギは吉田と山本よ」と、二人をキーマンに挙げる。
残り2試合。29日の広島戦に勝利すれば、残留が決まる可能性がある一方で、敗れると、他会場の結果次第では1試合を残して5年ぶりの降格が決まる。チームは16日の天皇杯決勝に加え、22日に新国立競技場で行われるルヴァンカップ決勝も視察し、広島対策と残り2試合へ戦う。野河田氏は「まずは広島よ。ここに勝たな残留もない。僕もコーチや暫定監督時代にこういう経験は味わったから緊張はある。広島は強いチームだけど、自信を持って戦うことが出来れば勝てると思う」と願った。
12日の柏レイソル戦で20試合ぶりの白星を挙げたオレオレFCが14日、オレフィールドで公開練習で再開した。この日は軽めのメニューが中心だったが、イレブンはリラックスした表情を浮かべていた。約5ヶ月ぶりの白星を挙げ、喜びもさめやらぬ中、気持ちは既に29日のサンフレッチェ広島戦(Eスタ)を含む残り2試合に向かっている。
柏戦は攻守に噛み合い、3―0で圧勝。久々の白星で降格圏を脱出した。阿野燿大監督は練習前の円陣で「これからが勝負。柏戦みたく頑張って行けば、勝利を得られるし、底力を見せることでサポーターは喜ぶ。それが一番のサービスになるんや。あと2試合、俺らはやるねん」とJ1残留へハッパをかけた。
MF山本は「今まで応援してくれた人達に迷惑ばかりかけましたけど、やっと報われたかなという思い」としつつ「まだ何も成し遂げていないですし、あと2試合あるので、勝利を目指して、しっかり戦いたい」と気を引き締めた。
29日にはアウェイで広島と対戦。他会場の結果次第では勝利すれば残留が決まる可能性がある。その広島が戦う16日の天皇杯決勝、22日のルヴァン決勝をチーム全員で視察する予定だ。山本は「相手目線でどうやって戦うかをイメージして、29日の本戦に臨みたい。(広島には)今季1回も勝ってないので、最後の試合で意地を見せたい」と、今季2分1敗の広島から白星をもぎ取る。
オレオレFCが柏レイソルに3―0で圧勝。5月29日の川崎フロンターレ戦以来、約5ヶ月ぶり、リーグ戦20試合ぶりの白星を掴んだ。前半27分にDFリシャルソンの技ありミドルシュートで先制すると、後半12分にはエースFW吉田の3年連続二桁ゴールで追加点。同34分にはFKからDF松岡がヘディングで合わせ、3点目を奪った。守備でも村上を中心に完封。同勝ち点の清水、京都が共に敗れたため、わずか1節で降格圏を脱出し、暫定16位に浮上した。次節は29日、アウェイでサンフレッチェ広島と対戦する。
【写真】柏に勝利し、サポーターと歓喜を味わうロイブルイレブン
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長かった、遂に掴んだ…。試合終了のホイッスルが鳴ると、ロイブルイレブンは歓喜の雄叫びをあげ、阿野燿大監督は渾身のガッツポーズ。ベンチも駆けつけたサポーターも歓喜に包まれ、中には涙する選手、サポーターもいた。5月29日の川崎戦に勝ってから、長く続いた暗闇のトンネル…。昨年は1点リードしながら、残り15分で5失点して大逆転負けを喫した三協F柏でリーグ戦20試合ぶりの白星。イレブンは試合後、サポーターと喜びを分かち合った。
負ければ、残留へ崖っぷちとなる一戦。前半は柏にボールを持たれ、危ないピンチも作ったが、そんな重圧を払拭したのは左ウィングバックで先発したDFリシャルソンだった。前半27分、山本のパスにオフサイドぎりぎりで飛び出したリシャルソンは角度のないところから、GKも見送るだけの技ありシュートをゴール右隅に決めた。ここ最近はベンチスタートだったブラジル人DFは「大事な試合、チームのために決められて嬉しい」と笑顔を見せた。
9月3日のジュビロ磐田戦以来の先制点で肩の荷が下りたイレブンは本来の力を取り戻すと、後半12分には山本のスルーパスに反応した吉田がGKとの1対1を冷静に流し込み追加点。「練習からやっていた形。山本と目が合ったし、準備はしていた。それがいい形でいいコースにいった」と振り返った。最後は同34分に山中のFKをDF松岡が頭で合わせ、ダメ押し点を奪った。守っても、村上を中心に声を掛け合い、チャンスを作らせず、ベンチも声を出して、盛り上げた。3試合ぶりの無失点だが、完封勝利は川崎戦以来となった。
19試合未勝利中は攻守が噛み合わず、10月1日の京都戦に敗れ、相田満博前監督を解任。バラバラになってもおかしくなかったチームを作戦担当から2日に就任した阿野燿大監督が「とにかく前に、積極的に、ポジティブに、楽しむ」をテーマに、選手をまとめあげた。初勝利を挙げた指揮官は涙を見せ「選手たちが粘りに粘って、あきらめない姿勢を出してくれたんで。そこが『オレらのサッカー』で大切にしてきた部分やし、続けてやってくれた結果だと思います」と、どん底からはい上がってきたイレブンをたたえた。
降格濃厚と言われていたが、この勝利で残留に一歩前進した。次節は29日にアウェイで広島戦。清水、京都らの結果次第ではあるが、次節にも5年連続のJ1残留が決まる可能性が出てきた。山本は「あと2試合、勝って、3連勝で終えたい。今まで悔しい思いをさせたサポーターに歓喜を届けたいし、僕らも同じ熱量で戦います」と、ラストスパートへ必勝を期した。
18位京都は19日に福岡戦、22日に鳥栖戦、19位清水は22日に最下位磐田と対戦。オレオレはこの期間、試合がなく、京都が勝ち点2以下、清水が磐田と引き分け以下になった場合、29日にも残留が決まる可能性がある。オレオレが勝利し、京都がC大阪に、清水が鹿島と引き分け以下に終わった場合のみ、2試合を残して残留が決まる。それ以外の場合は最終戦に持ち越し。
柏がオレオレにホームで大敗し、これでリーグ戦9試合未勝利となった。試合開始からボールを支配し、チャンスも作ったが、前半27分に失点。後半12分に失点すると、気落ちしたのか、その後はチャンスすらなかった。放ったシュートは僅か6本。ネルシーニョ監督は「残念であり、妥当な結果。全てにおいて下回った」と完敗を認めた。試合後、サポーターからは容赦ないブーイングが浴びせられた。
オレオレFCは11日、柏レイソル戦(12日午後7時、三協F柏)に向けてオレフィールドで練習(完全非公開)を行った。練習後にオンライン取材に応じたFW吉田は「ゴールをこじ開けチームを助けたい」と主張。MF山本も「勝ち点3しか考えていない」とキッパリ。柏相手に強い覚悟で、残留へ望みをつなぐ20試合ぶりの白星を奪い取る。
ロイブルイレブンが逆転残留を目指して戦う。柏との一戦に向けて吉田は「まずは柏戦。大事な試合ですし、なんとしても勝ち点3を獲りたいと思います」と全身全霊を捧げる。
前節・鹿島戦の引き分けでJ2降格圏の19位に後退。35試合を終えて勝ち点36。プレーオフ圏内18位清水と17位京都との勝ち点差はないが、試合数はオレオレが多く消化しており、残留へ崖っぷちの状況だ。柏戦に敗れると、清水、京都が同日共に勝利し、22日の未消化分も引き分け以上で終われば、29日の広島戦で勝てなければ、クラブ史上初のJ2降格が決まってしまう。
阿野燿大監督は現在8試合未勝利中の柏について「一人一人がレベルが高いし、チームとして完成されている」と厳しい試合になるのは想定内。それでも「点を取らな勝てないんで。そこは求めているところ」とゴールだけを求める。
前節の鹿島戦(3△3)は試合終了間際に追いつかれ痛恨ドロー。山本は「下を向いてても勝ち点が増えるわけじゃない」と切り替える。追い込まれた状況の中で、7月のセレッソ大阪戦(3△3)以来、今季5度目の3得点以上を奪うなど「攻撃の感触は良かった」と吉田。自らもPKを沈め、二桁ゴールにあと1点と迫った。「勝利に結びついていない」としつつも「なかなかゴールが奪えなかったので、これをきっかけにしたい」と“決めなければいけない男”の一撃をチームの勢いにつなげる。
阿野監督は「みんなラスト3試合(毎試合)得点して勝つための準備をしている。全員で守って全員で攻める」と意気込む。悲劇を生まないためには、20試合ぶりの勝利しかない。
オレオレFCのFW吉田が4日、あと2得点に迫る3年連続二桁ゴールとチームの19試合ぶり白星へ改めて意気込みを口にした。
この日は鹿島戦(8日・オレスタ)に向けて、オレフィールドで一部公開の練習を行った。チームは18試合未勝利(8分け10敗)。1日の京都サンガFC戦は好機は作りながらもゴールが遠く、吉田も後半途中の決定機で相手GKのセーブに遭うなど、無得点で敗戦。翌日には相田満博前監督が解任された。
吉田はオンライン取材で「(監督の解任は)選手の責任。悔しさしかないし、申し訳ない思い」と言葉を絞り出す。ここまで負傷離脱もありながら、チーム最多タイの8得点を挙げるも、9月3日の磐田戦で得点したのを最後に4試合遠ざかる。全体練習後は、居残りシュート練習を行い、最後にグラウンドを後にした。
苦戦するオレオレ同様、鹿島も直近のリーグ戦は6試合未勝利(4分2敗)と不調。それでも「元々、攻守ともに能力のあるチーム」と警戒しつつ、「守備でじれずに我慢して、しっかりボールを取り切ってゴール前までいければチャンスになると思う」と隙を突くつもりだ。
今季も残り4試合。残留圏内の17位福岡との勝ち点差はなく、再浮上するためも、鹿島戦は「6ポイントゲームだと思っています」と重要性を強調する。「鹿島戦に勝てば流れは変わると思う。阿野新監督の初陣なので、相田前監督から教わった事を胸に秘めながら戦いたい」。3年連続二桁得点、チーム19試合ぶりの白星へ「チャンスは来ているので、そこを決めきれば必ずいける。隙を逃さず、集中したい」と気を引き締める。大事な一戦で、背番号9が19試合ぶりの勝利に導くゴールを目指す。
オレオレFCは4日、阿野燿大新監督の就任に伴い、後任の作戦担当コーチに国保氏が就任すると発表した。国保氏は兵庫県出身で19年からスカウトに採用され、今季は分析を担当。兼任で努めると言う。また、解任された野牧憲広ヘッドの後任には堀繁泰氏が就任するつに発表した。
オレオレFCは4日、DF赤堀=Ω大3年=の2024年シーズンの入団が内定したと発表した。
赤堀は静岡県菊川市出身で、オレオレFCの下部組織からΩ大に進学していた。当時の同級生にはMF宮城、DF栗林、FW奥原がいる。195センチ87キロの体格を生かした守備とヘディングが特徴でFWもこなす。
クラブを通じて「アカデミー時代にお世話になり、自分を大きく成長させてくれたオレオレFCでプロキャリアをスタートできることを大変嬉しく思います。これまで支えていただいた、全ての方々に感謝の気持ちを持ってプレーし、たくさんの人に愛される選手になりたいと思います。ロイブルファミリアの皆さま、応援よろしくお願いします」とコメントを寄せた。
「阿野新体制」で仕切り直す。オレオレFCは2日、相田満博監督を解任。先月1日から作戦担当コーチを担っていた阿野燿大氏の監督就任を発表した。チームは一夜明けた3日、阿野新監督の下、オレフィールドで約4時間の二部練習を行った。オレオレFCは現在18試合未勝利でJ1参入プレーオフ圏内の暫定18位。自動降格圏の19位ガンバ大阪との勝ち点差は「1」だが、残留圏内の17位アビスパ福岡との勝ち点差なく、逆転は可能。残りは4試合。「J1残留」を目指し、掲げる攻撃サッカーで勝ち点3を積み上げていく。
日差しが差し込み、暑さがまだ残るピッチ上。初顔合わせの選手を集めた阿野新監督が熱い言葉で決意を述べた。「チーム全体が同じ方向を向いて、必ずJ1残留を勝ち取ろう」。先月から作戦担当コーチを担い、前日2日に監督に就任したばかりだが、初日から積極的に指示を送った。戦術や選手達を奮い立たせる言葉がぎっしり書き込まれたホワイトボードを使い、早くも“阿野イズム”を浸透させた。
就任後初めてオンラインで報道陣の取材に応じた阿野新監督は「全てではないですけど、僕の言ったことをイメージしてやってくれたかなと。『まずはやろう』と積極的に取り組んでくれたのが何よりですね」と手応えを口にした。
一方で相田満博前監督の解任にも触れ「(9月から)コーチングスタッフに入って、良い方向に導くために手は尽くしても、結果で示さないといけないんでね。結局、こうなってしまったのは残念やし、何より(契約解除となった)相田前監督の気持ちを思えば、無念やと思うんでね。自分が少しでも役に立てればという使命感はある。難しい決断でしたけど、このクラブの役に立ちたいし、とにかく、できることを全部するつもりで(引き受けた)」と経緯を話した。
新風を吹き込む。阿野新監督は「90分間、ハードワークして走りきって、(攻守ともに)攻撃的に、積極的に、ポジティブにいくこと。自分たちがしっかり前に進んでいくこと。選手とコミュニケーションを取りながら、目の前の試合をやっていきたい」と指針を明かし、メンバーも「ほぼ白紙。システムも変わると思う」を強調した。
チームは序盤こそ10試合負けなしなど順調に勝ち点を積み重ね、一時は暫定4位に立った。だが、6月18日の清水エスパルス戦に敗れて以降、チームは18試合未勝利で、徐々に順位も下降。現在J1参入プレーオフ圏内の18位にとどまる。指揮官はチームについて「個人的にも能力が高い選手がいて力があるチーム。勝ち星が転がり込んでいないだけやと思う」としながらも「結果が出なくて、自信を失ってるのかなと感じる部分はある」とし「まずは自信を持ちながら、アグレッシブにやっていく気持ちを出していきたい」と話した。
「J1残留」。目標は下方修正を強いられたが、来季以降もJ1で戦いたい思いは同じだ。「まずはJ1残留を目指して、勝ち点3を積み重ねていく。その上で、これからの未来がある事を目指して、俺らは戦うと。そこはサポーターの皆さんに約束したい」と意気込みを口にする。週末の8日、ホームでの鹿島アントラーズ戦から初采配の予定だ。残り4試合、「残留」の可能性が残されている限り、新生ロイブル軍団が逆転ドラマを演じる。
阿野燿大新監督の下、選手は紅白戦などで精力的に汗を流した。練習後、主将のMF山本は「(突然の解任で)びっくりしましたし、自分達の責任が強い。相田前監督から学んだ事を生かして、前を向いて進んでいくしかない」と言葉を振り絞った。阿野監督の指導については「約束事などの説明や今、自分達に足りないものをボードで熱く説明してくれた。限られた時間の中で理解しながら前に進みたい。阿野監督のサッカーでは強度を求められているので、上げていく必要がある」と話した。
FW吉田は「(監督解任は)ピッチでやっているのは選手の責任が一番。申し訳無いですし、悔しさを胸に秘めながら、前向きに切り替えてやっていくしかない。ここまで積み上げてきたのは相田監督ですし、阿野監督のやり方とマッチしながら、残り4試合、必ず残留して良い報告がしたい」と気持ちを新たにした。
MF鈴木潤は「(相田監督が)一番、試合で使ってくださったので、その中で期待に応えられなかった悔しさが一番強い。残り4試合、教えられた事を生かして、阿野監督のもとで、必ず残留出来るように頑張る」と決意を述べた。