はてなキーワード: 迷宮とは
少なくともここは守って欲しいんだが、ここさえ統一されてない。
更に焼きそばの入れ方やはさみ方も流派があるし、モダン焼きはモダン焼きでキャベツ多めフラワー多めと種類が多岐に渡る。
ぶっちゃけ広島風お好み焼きについてはまだマシな方で、商品の写真をチラッと見て粉が混じってないキャベツの層があるか確認すればいい。
これを怠らなければ「今日は広島風が食いたかったのにな―」にはならない。
でもモダン焼きを食べようとするとそこには迷宮が待ち構えている。
フンワリ系・ガッツリ系・肉多め・キャベツシャキシャキ・焼きそばカリカリ・焼きそばモチモチ・と様々なパターンが存在するが、それをレビューから推察するのは難しい。
個人的な好みの問題を超越して「今日はこういうタイプが食べたい」が発生するため信頼できるレビュワーを探すという裏技も難しい。
ひたすらモチモチしたカロリーボムを腹に入れたいときもあれば、サクサクしつつもヘルシーに行きたい日だってある。
自分の中に「モダン焼きの大正解」なんてものは存在せず、あらゆるモダン焼きが日によって当たりにも外れにもなる。
○ご飯
○調子
・はじめに
ダンガンロンパシリーズで有名な小高和剛さんが6年間作り続けてきたらしい完全新作ADV。
雨が降り止まない街カナイ区を舞台に、超常現象的な能力を持った超探偵達と様々な事件を解決していく。
ADVだがカロリーの高い作りになっていて、街を自由に歩き回ったり、3Dのキャラクタが演技をしたりと、ゲーム的な表現や映像的な表現も豊富に楽しめる。
あくまで主体は文章なので、じっくり文章を読みながら自分の中で咀嚼していくパートもしっかりある。
同社のAI: ソムニウムファイルシリーズでは3Dの演技が小慣れていないというか、演技で表現できないパートではカメラをキャラから外して文章に寄る表現で補足するような少し不自然なパートが多かったのだけど、レインコードは文章と演技をしっかり擦り合わせていて、そのような不自然なカットがなく、3Dのキャラクタの演技と文章の表現がしっかりと融合していた。
(念のため補足するとAI: ソムニウムファイルシリーズはライターの癖の強すぎるギャグパートがあまりにも多く、かつそれが本編といっさい関係がない上に、そのギャグシーン一回のためだけに3Dのモデルを作ったり、キャラに演技をさせるのがあまりにも大変すぎて、それが表現されたから別にプレイヤーが楽しめる訳でもないので、あれはあれで良いと思っています。Ever17から続くこめっちょパートのそもそもの是非は置いておくけども)
この文章と演技の融合はかなり力が入れられていて、2Dのイラストを豊富に使うのではなく、3Dのモデリングを豊富に使う方向へ進化したADVの形としてかなり満足度の高いボリュームもクオリティも抜群の素晴らしい出来だった。
・魅力的がすぎる超探偵達
ゲーム開始早々からこの贅沢なゲーム部分、それと超探偵達のキャラクタの魅力さが両輪となってレインコードは進んでいく。
超探偵とは現実離れした超常現象じみた能力を事件解決に活かす探偵たち。
主人公のユーマは彼らと協力しながら事件を解決していくのだけど、この超探偵たちが全員可愛いし格好いいしで最高。
この超探偵能力は事件を解決する前提として利用されるもので、それぞれの探偵達の能力はかなり早めに共有される。(公式サイトにも書いてある)
どのキャラもエピソードが進むごとに明らかになるネタバレ注意的な展開が多いため、あまり個々人の良かったシーンなどを詳細に感想を書くのはやめておく。
簡易に少しだけ紹介すると、時戻しという世界に干渉するチート級の能力者でありながら世間知らずで無知な様が可愛いフブキが僕は好きになった。
上述した通りカロリーの高い3Dモデルでの演技と、しっかり読み応えのある文章でキャラクタを本当に魅力的に表現してくれる。
捜査が本格的に始まるまでの僅かな時間でまずは超探偵との交流パートがあってから事件に挑むという構成になる。
この交流パート、それと捜査パートでの会話の応酬が短いながら過不足なくしっかりとキャラの魅力が伝わってくるものになっていて、この辺はダンガンロンパシリーズで出席簿会話のあの短さの中で瞬時にキャラを立てて、プレイヤーにキャラの魅力を伝えてきた小高さんらしさを強く感じた。
そこに加えて今作では3Dモデルの演技もキャラの魅力を引き立てていて、胸や太ももがムチムチな様が可愛いフブキが僕は好きになった。
この魅力的な超探偵達と力を合わせるからこそ、主人公二人も輝く良い循環が楽しめる。
記憶喪失で見習い探偵のユーマと、彼に取り憑いた人魂の幽霊死に神ちゃんのコンビが主人公となる。
超探偵達に負けない魅力があるのは勿論ながら、なんと言ってもこの二人の分かち難さが大好き。
ユーマは記憶喪失なため探偵としての能力は今ひとつ、死に神ちゃんは死神なので死体に関する捜査はお手のものながら探偵ではないので推理は苦手。
そんなわけで、凸凹というよりは凸凸とか凹凹のような割と似たもの同士のコンビ。
ユーマも突然人魂に取り憑かれているため彼女のことを信頼できるのか悩む上に、彼のことをご主人様と慕いつつも残酷に死神としての責務を真っ当する人間とは異なる倫理観の死に神ちゃんに振り回され続ける。
死に神ちゃんはユーマ以外とは会話もできないため、彼らのシーンは二人っきりが多いのだけど、本当に少しづつ距離が近づいていき、バディとして成長していく。
ミステリとは探偵役と助手役のイチャコラを楽しむ要素もあるけれど、この二人のそれは本当に分かち難く、二人が二人だからこそ、レインコードのオリジナリティを感じさせられるシーンがたくさんあった。
かなり複雑な設定なのでざっくり要してしまうと、発生した事件の謎を遊園地のようなアトラクション満載のミニゲーム集に具現化する能力。
容疑者や目撃者の証言を証拠を剣にして戦う推理デスマッチや、犯人の防衛する謎の城を巨大化した死に神ちゃんに乗って攻める大進撃死に神ちゃん、などかなり多くのミニゲームが遊べる。
正直、ここはかなり賛否が分かれると思う。
とても贅沢ななんだけど、ここのパートは正直その贅沢さが面白さに寄与していない。
それどころか、ロード時間が長すぎて不快に感じることも多かった。
おそらく遊んだ人誰もがツッコミを入れたくなる、謎迷宮という名の一本道をただ歩くパートはかなり虚無感がした。
事件の謎自体は魅力的だし、証拠や証言からトリックを暴いていく基礎の部分は面白いのだけれど、それをこうしてミニゲームで遊ぶのはちょっと違うかもだなあ。
ミニゲームが本当にミニゲームになっていて、謎解きやってる感が薄いシステムが多いのも、良くない点。
それぞれの事件の謎を解き明かす解決パートになるのだから、もう少し自分が謎を解いている感覚を楽しませて欲しかったなあ。
この謎迷宮でそれぞれの事件を解決しても、あくまで犯人とそのトリックを主人公のユーマが理解するだけで、死に神ちゃんと二人で議論していただけのように思えてしまうのもしっくりこなかった。
とはいえ、事件の謎を理解することで、もっと大きな物語が見えてくる構成は面白かった。
謎迷宮のその先にも謎がある。
・カナイ区の物語
幾つかの事件を解決していくと、徐々に縦の筋となる今作の舞台カナイ区に潜む謎が見えてくる。
街そのものに潜む特大の謎解きはかなり衝撃的で痺れる熱い展開が待っている。
その展開そのものについても感想を書きたいが、流石にまだ発売一週間でそこまでネタバレを書くのもどうかと思う。
なので、少し目線を変えて、何故僕がこの謎解きをこんなにも魅力的に感じられたのかを書きたい。
それはレインコードが3Dのマップを探索しながらお使いイベントをこなすサブストーリーも楽しめるゲームだったことが大きく寄与している。
舞台となるナカイ区はずっと雨が降り続けている奇妙な街で、そこを大企業のアマテラス社が一方的かつ暴力的に支配している。
アマテラス社に近しい人間は理想的な生活を送っているが、彼らに反抗的な態度をとっていると乱暴なことをされてしまう。
そんなカナイ区を自由に探索できるのだけど、ここの作り込むが本当にすごい。
ただ町並みが作り込まれているだけじゃなく、依頼というサブイベントを通じて、カナイ区とそこに住む無辜の人々を好きになっていく。
ここにも短いテキストでキャラの魅力を伝える小高さんの特徴が生かされている。
勿論、超探偵達とコンビを組んで挑む本丸のメインストーリーからもこのカナイ区のエピソードはいっぱいあるのだけれど、サブイベントを遊ぶことでより一層カナイ区を好きになれた。
僕は全てのサブイベントをこなしてからクリアしたのだけれど、これは大正解だったな。
クリア後にまとめて遊ぶとダレるし、何よりカナイ区にまつわる謎解きに際にきっと悩まなかったと思う。
今作のテーマを十分に楽しむためには、舞台となるカナイ区を好きになれた方が良かったんだろう。
そんなわけで、謎迷宮以外は褒め続けているレインコードの感想だけど、一番楽しめたのは今作のテーマ。
引用でなく自分の言葉で書くと「探偵が真実を暴くことの是非を問う」がテーマだと僕は感じた。
今作の事件はどれもトリックや犯人を暴いたその先にまだ物語が残っている。
動機と言ってしまうと十分じゃなくて、本格ミステリでいうホワッツダニットもののような展開だ。
この謎解きの先を用意している展開、そして探偵をもその謎解きに組み込むような自己言及的な自覚のある展開。
それを個々の事件を通じて学んでいく、最終的に大きな縦の線となって問いかけられる。
探偵が真実を暴いても良いのか? 真実にどれほどの意味があるのかを。
超探偵という超常現象を用いてまで謎を解かなければいけないのか、ユーマは何故記憶を失い死に神に取り憑かれているのか、謎迷宮では本当に謎を解けているのか、そもそもナカイ区の人々は真実を求めているのか。
今作の魅力的な部分が全てこの一点に集約されていく。
そして、ユーマと死に神ちゃんのバディが二人だからこそ辿り着ける結輪。
・さいごに
探偵とは? を問い続けることで、二人の主人公が出した結論を尊く思い、レインコード終わらないでくれ、もっと遊びたい、俺はカナイ区に住む、ユーマと死に神ちゃんをずっと見ていたい。
そんな読者として色々な気持ちをいっぱい感じることができた本当に楽しいゲームだった。
先日もおすすめ漫画エントリあっていくつか買ってみたけど(俺は元増田じゃないよ)、完結済み限定でおすすめを知りたい欲張りな増田です。
連載中のも読んでるけど新刊出るたびに過去巻読み直しが発生してそろそろ辛くなって来た。あとマンネリ、引き伸ばしが顕著になって嫌になってしまうパターンや、休載も辛い!
連載中金落とさない悪い読者だとは思う。すまん。
●好きな完結済み漫画
のだめカンタービレ クラシック好きになった → 誤記「のダメ」ご指摘ありがとう
きりひと讃歌 そもそも手塚治虫でハズレ引いた記憶なし。アトムなど少年向けは読んだことないのでわからんけど
約束のネバーランド 絶望的状況「でも誰も死なないんだろ」の安心感嫌いじゃない
ゴールデンカムイ チタタプ可愛い樺太俺の中で真っ白だったのに色がついた
ヒカルの碁 成長譚好き
ドラゴン桜 これも成長譚
賭博破戒録カイジ 主人公がああでもないこうでもないと思考巡らせる話も好き → 「カイジ」連載中、ご指摘ありがとう
最強伝説黒沢 主人公がああでもないこうでもないと思考巡らせてろくでもない決断するのも好き
デスノート L以降も好きだよ。高田様可哀想。Lとニアメロの絡みがあったら完璧だった
スラムダンク やっぱいい、映画のラスト無音、ずるい!泣きたいのに恥ずかしくて泣けないじゃないか
梅図かずお じめっとグロいの好き。Googleで「12歳 漫画」と「14歳 漫画」で画像検索してみてほしい
ひぐらし 漫画じゃくなくサウンドノベルだけど。伏線回収お見事です
●好きな連載中
宇宙兄弟 素晴らしい、みんな熱いのに暑苦しくない
キングダム インフレ気味で心配。史実ありきだけにどうやって風呂敷畳む? 好きから評価保留になりかけてる
推しの子 ミステリも成長譚も群像劇も全部いい。ネット民の描写好き
ヒストリエ 一番好きかも。一番完結しなさそうだけど
ミステリという勿れ 同上。でもいい
菌と鉄 数話のみ読んだ。たまったらまとめ読みしたい
メダリスト 前の増田ブコメおすすめで読んだ。素晴らしい。ミミズとか小物遣いうまいよな。
●次点(楽しめたが引っ掛かり要素大きめ)
鬼滅の刃 楽しめたんだけど鬼殺隊が子供たち殺しすぎなのが終始心に引っかかり続けた漫画。鬼との戦闘じゃなく選抜試験でだよ? 他の方法ないんか?
ドクターストーン 進化譚いいね。ラスト引き伸ばしならぬ駆け足だったのが残念。宇宙まで広げちゃうとそうならざるを得んのか?
アイアムアヒーロー 途中からグダグダになったよね? あんな畳み方せんでも
メジャー 強キャラに試練与えるのは良いがケガを根性で克服は無理。キャプ翼で飽きた。余談だが吾郎を超える逸材がリアルで登場するとは思わなんだ
彼岸島 途中からグダグダ系。ネット見たらみんな同じ感想で安心した
チェンソーマン 俺はあの作者そこまで意味とか考えてないと思う。2は読んでない
食糧人類 過激な広告に釣られて読んだが過激シーン一点突破すぎた
生贄投票 同上。小説のクリムゾンの迷宮は好きなんだが何が違うんやろ
エデンの星 これもブコメから。パッとみて楽しんでパッと忘れる系
●評価保留の連載中
ブルーロック 1ページめで新入職員のアンリがいきなり会議仕切ってるとこでおいおいってなった。おカッパ含めなんであんな連盟内で権力持ってるの?今後語られる?
最果てのソルテ これもブコメから。まだ夢中とまではいかず。完結心配系
はじめの一歩 世界取らせてあげてー! 全部難敵、全部苦戦やっぱあかんよね。超強敵に圧勝して成長実感とか、安牌に苦戦して挫折とか、メリハリが欲しかった
大きく振りかぶって 一打席にどんなけ話数かけんねん。あとプロでもそんなコントロールないで
●人気だが俺は無理かも
ジャイアントキリング なんでかハマらんかった
ジョジョ 第3部一巻のみ購入。ページが進まん
全体的にきっちり伏線回収してるのが好きみたいです。あとありえない世界観に説得力持たせてるのとか、絶望的状況の克服とか。
あと今回自分でひとことコメントつけることで自分の好みがわかってよかったという副次効果もあった。今回おすすめされて買ったのもコメント書いていきたいと思いました。
> 完結済みの火の鳥ぼくもほしい
すみません!ぼくもほしいです
> 何だよ「のダメ」って
直しました!
> 「カイジ」完結したの?
> 彼方のアストラ
今回も名前出てきてるので読むの楽しみ
ブコメ、トラバの伸びをチェックしつつ、さっそく「彼方のアストラ」を一気に読んでました。
おすすめしてもらった10%もチェックできてないけど、とりあえず買ったものなどご報告。
●読んだよ!
【彼方のアストラ 全5巻】 最高すぎた。ストーリー、世界観、伏線回収、キャラ、テンポすべて文句なし。
ハイパーインフレーション 全6巻、レイリ 全6巻、七夕の国 全4巻、イムリ 全26巻、BANANAFISH 全19巻、ストッパー毒島 全12巻、プラネテス 全4巻、やり直し姫は夫と恋したい 全31巻(kindleで無料と聞いてとりあえずDL、買ったとは言わないが)、嘘喰い 全49巻、ハイキュー 全45巻、ムジナ 全9巻、鋼の錬金術師 全27巻(Kindle Unlimited)
正直上記以外にもそそられたコメントがたくさんあります。ありがたいです。Wikipediaで各作品の巻数とあらすじチェックしながら物色してる。
また名前上がった中では漂流教室、帯ギュ、ブッダ、七色いんこ、陽だまりの樹、銀河鉄道999は既読でした。全部「好き」に分類されます。999はアニメ。子供のころメーテル怖かったんだが大人になってみると色っぽくて惚れた。あとやっぱジョジョはもう少し頑張って読み進めようかと思いました。
そろそろホッテントリ落ちそうだし見てる人もあんまいないだろうけど追加しときます。
●読んだよ!
【ハイパーインフレーション 全6巻】 序盤「ショタ興味ないし誰に感情移入すればええの・・・?」→終盤「うぉおぉぉぉぉぉ!」。元ネタやパロディ探しも楽しかった
追記をしこしこ書くのが楽しくなってきた、すなわち追記のための追記。
●読んだよ!
【レイリ 全6巻】 だめだ・・・切なすぎる・・・。歴史の小さな小さな点をかき集め紡いだ限りなく細く美しい線!究極のエンタメにしてアート!至高の叙事詩!褒め言葉のハイパーインフレーション! ヒストリエに似たアプローチだね。
「チ。 全8巻」と「サマータイムレンダ 全13巻」を購入。楽しみ。あと「七夕の国」を読み始めたのだが、鳥と手と太陽の家紋(?)を見た瞬間、既読だったことを確信。しかしなぜかストーリーをまったく思い出せず(私にはよくあること)。こちらも楽しみです。
●読んだよ!
【ストッパー毒島 全12巻】 野球好きなのでチョイス。映画「メジャーリーグ」や昔モーニングで連載していた「REGGIE」のように気軽にサクサク楽しめる。スポーツ漫画はリアル路線が好きなのでその点もグッド。酷使もまあ時代相応レベルか。チックくんの正体気になりすぎるしSNS時代の今なら逆に大人気キャラになっていたであろう。
前述のとおりハイキューは1巻をとりあえず買ったのだがアマプラで(途中までなら)アニメ見れるのでそっちで見ようか検討中。金銭的都合。アニメ化されてない部分は買うしかないけどね。
●読んだよ!
【七夕の国 全4巻】 楽しめたことを前提に厳しいことを書くと、ミステリーもテーマも消化不良に感じた。寄生獣風味も含め、編集サイドの都合に振り回されてしまったのではと邪推するなど。
そろそろ増田の字数制限にひっかかりそう・・・もっと書きたいよー
●読んだよ!
【チ。 全8巻】 これは面白かった!複雑に絡み合いギリギリで繋がるプロット。賛否ある最終章については俺も賛否あり。でも賛否ありの感想のままで良いというか、もうここは作者の選択を尊重するしかないやろというほどには楽しませてもらった。未使用の伏線(てほどでもないが)は地下道くらいか。お見事。終盤キャラに語らせすぎな点だけ惜しかった。
【ハイキュー(アニメ・シーズン1)】 これぞ正統派少年ジャンプ漫画。安心して王道ストーリーを楽しめるが、純真無垢キャラ「イヒヒ〜(目尻クシャ笑い)」→ニヒルキャラ「・・・!」みたいなファンサ演出は飛ばして見ちゃう派(実在男子そんなんしやんで)。「最終章が一番熱い」「大団円」など気になるコメントがあったので完走するか迷い中でございます。
●読んだよ!
【サマータイムレンダ 全13巻】 個人的歴代No.1候補の作品がたぶん10個くらいあるのだが間違いなくそこに入る漫画!
●読んだよ!
【イムリ 全26巻】 序盤、独特な絵柄、見分けのつきにくいキャラ、難解な用語で進む淡々としたストーリー、かと思ったらミューバが妙に少女漫画チックな愛情表現で場をかき回し、母親は母親で思わせぶりなわりに感情がさっぱり読めず・・・などなど、ほぼ脱落しかけた(実際数日嘘喰い読んでた)。しかしそれらは中盤以降怒涛の勢いで解決し、最後はページを繰る手が止まらなくなる。正直オススメコメが無ければ読了できてなかった。最後まで読んで良かった!母親の愛情は重要ファクターのひとつなので、もっと感情移入しやすい描写がほしかった。面白いだけにホント導入部分だけが惜しまれる。
●読んだよ!
【同じ月を見ている 全7巻】 あらすじだけでやばいなー泣くなーこれとなってしまう漫画は読むのを躊躇しがち(決して嫌いではない)で、普段はついついハッピーエンド漫画をチョイスしがちなのだが、土田世紀の絵が好きだったのと高評価なのを見て意を決して購入。期待に違わぬ作品だった。登場人物は理不尽で利己的、ときに暴力的である。陰鬱な出来事もたくさん起こる。なのに作品に通底するのは希望であり、最後はきっと悲しい結末なのだろうと予測しつつも、文字通り一縷の希望を持って読み進めてしまう。テンポの良いストーリー、スリリングなプロットでしっかりエンタメしつつ、切なく爽やかな読後感を残す作品だった。
●読んだよ!
【BANANA FISH 全20巻】 息をつかせぬストーリー、駆け引き、カタルシス! アッシュ、月龍、ブランカら天才たちも魅力的だし、彼らの暗い過去も、悪役のクズっぷりもグッド! ドラッグ、男娼、ギャング、人種間対立、政官財の癒着など舞台装置もよい。ただ一点、アッシュと英二の関係性の描写が気になった。なぜいきなりあんな惹かれ合うの? なぜ英二はさっさと日本に帰らない? 死ぬで? 命をかけて非合理的な選択をするには相応の理由が必要だが、作者はそこでひたすらBL「風味」の描写に頼り切る。思わせぶりの棒高跳びでの挫折は放ったらかし。二人がゲイでちゃんと恋人してればまだ納得感があるのに、あくまで「男の友情」として描くからリアリティがない。ハイキューのファンサ演出と違い、こちらは物語の根幹を成すテーマ。そこに終始引っかかり続けてしまった。だから当然ラストも納得いかん。序盤も挫折しかかった。中盤以降の疾走感はお見事で一気に読み切れただけに、BLに頼らない友情を描いてほしかった。
●読んだよ!
【SAND LAND 全1巻】 鳥山明の短編は初めて読んだが、なんだこれ?めちゃくちゃいい話じゃないか!たった1巻の中にエンタメが詰まっている。ドラゴンボールがまだちゃんとドラゴンボールを探索していたころのワクワクを思い出したじゃないか!もっとこういう話を読みたい!
●読んだよ!
【ミギとダリ 全7巻】 昨年アニメ化された当作を敢えてのコミックで。ジメッとしがちな設定(それはそれで好きだが)をシュールなギャグで緩和しつつテンポよく進む秀逸な作品。作者が亡くなっていたことを後で知る。素晴らしい漫画をありがとうございます。
ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム プレイレビュー(40代男性)
息子は70時間のプレイでクリアしてしまいましたが、私は進めるのが勿体無くて、それぞれの地方をじっくり見てから次に進もうと思っています。
それでも取りこぼしたものがたくさんあり、すぐにでもまた引き返したいと思いながら、いつかまた再訪する日を楽しみに次の地域に進んでいきます。
このペースで地上のマップを7割ほど開放しました。地底はまだ3割ほどです。
この90時間、退屈を感じたのはハイラルに降り立った直後だけで、その他の全ての瞬間がワクワクに満ちていました。
このゲームに対して文句をつけるとしたら、「面白すぎる」ということだけです。
何かを達成したときには次のやりたいことが10個ぐらい積み上がっていますが、ゆったりとしたゲームデザインになっているのでマイペースに進めることができます。
緊張と弛緩のバランスが完璧に取れていて何時間プレイしても疲れません。
子供たちが寝てからヨギボーに腰を沈めてプロコンを握り、心地よく冒険をしていると8時間経過して夜が明けており、妻がお弁当作りに起きてきます。
1日の予定が崩れてしまい本当に困っています。「少しは退屈を感じる隙間を作ってくれ」と思います。
仕事にも支障をきたし妻の機嫌も悪化していますが、人生最高の日々を過ごしていると言ってもいいのかもしれません。
あまり言及されないものの、このゲームの重要な要素として洞窟の存在があります。
TotKのマップは空と地上と地底の3層であるとよく言われますが、実際には洞窟を含めた4層であると言ってもいいでしょう。
なぜなら、実質的なボリュームとして洞窟全体は空島全体よりも大きく、マップの存在しない洞窟のプレイングは他のフィールドとは全く異なるからです。
踏破したエリアにアカリバナで印をつけながら進み、マヨイを発見したらトーレルーフで地上に出るというプレイループはどの洞窟も同じですが、
似たような見た目ながらどの洞窟も地形の作り方でプレイヤーを驚かせようというクリエイティブに満ちていて飽きません。
小さい洞窟なのか、どこまで奥が続いているのか、奥に進むのか上に登るのか下に降りるのか、入った時には全くわからない所も好奇心を刺激してやみません。
数分で終わるつもりで洞窟に入ったら思いがけずどこまでも奥深く続き、気づいたら広大な迷宮遺跡に迷い込んでいて、遥か上空に浮上する方法に頭を悩ませ、最後には天空から地底まで一気にダイブするという驚異的な体験に、メインチャレンジとは全く関係のない辺境で出会った時には心底感動しました。
これこそが、このシームレスな多層フィールドで開発スタッフがやりたかったことなんだと理解しました。
仲間と神殿に向かうメインチャレンジもドラマチックで良いのですが、メインストーリーを進める時にはこちらも身構えて期待も高まりすぎてしまうもの。
そこから外れたところにある「思いがけず出会う驚異的な体験」というものこそ記憶に深く刻まれるもので、そんな体験への糸口が無数に仕込まれていることがBotWが私にとって特別なゲームになった理由でもあります。
これまでの90時間にどれほどそんな体験と出会えたか・・・そしてこれからクリアするまでどれほどの驚きに出会えるのか・・・まだまだ楽しく眠れない日々が続きそうです。
AIの遺電子 | 燃やし尽くす |
AYAKA ‐あやか‐ | 燃やし尽くす |
あやかしトライアングル | 燃やし尽くす |
アンデッドガール・マーダーファルス | OK |
いきものさん | OK |
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百姓貴族 | OK |
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BLEACH 千年血戦篇ー訣別譚ー | OK |
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Helck | 燃やし尽くす |
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魔王学院の不適合者 Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ | OK |
政宗くんのリベンジR | 燃やし尽くす |
無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ | 燃やし尽くす |
もののがたり 第二章 | OK |
闇芝居 十一期 | OK |
夢見る男子は現実主義者 | 燃やし尽くす |
幼女社長R | OK |
ライアー・ライアー | OK |
ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜 | OK |
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- | OK |
レベル1だけどユニークスキルで最強です | OK |
Lv1魔王とワンルーム勇者 | 燃やし尽くす |
わたしの幸せな結婚 | 燃やし尽くす |
地元の街を3つ上に積み上げたような謎の既視感があった。地元に似ているというよりたぶん東京のほうが元ネタなんだろうな。
いうほど迷宮じゃないとか言われがちだが初見は無理ゲー。甲州街道を体内に取り込んだバケモノ駅だと先に教えてくれ。
マックの民度が高くてワロタ。通りは歩いてる人が妙にシャキシャキしてる以外は意外と普通。
やたら綺麗なのに天井が低くてワロタ。三菱の土地パワーでデザインされたであろうガラス張りで囲まれた丸の内側に出た時の「なんか静かだけど交通インフラが出してるらしい重低音が響いてる」感覚が近未来感あってテンション上がった。
時期のせいか一番空気が汚くてワロタ。コロナまっさかりのころだったので博物館への入り方がイマイチわからず適当に散歩して終わった。なんか崖の横にくっついてるみたいな長い階段が印象的だった。
高級版イオンタウンみたいな通りに対して公衆トイレがめっちゃくさくてワロタ。まだお隣の渋谷とかに用はないので何かの用で行くのが楽しみ。
昭和5割平成4割令和1割を混ぜて固めたような妙な波動を感じる場所だった。おもしろかった(小学生)。
マジで絵に描いたような酔っ払いサラリーマンが集結しててワロタ。その絵を描いて定期的に見せるメディアの模写元だから当たり前か。
身綺麗な小学生たちが闊歩していて恐れ多かった。蔦の張った沿線がおしゃれ。
よくわからなかった。
2023年夏開始の新作アニメ一覧 - GIGAZINE(https://gigazine.net/news/20230610-anime-2023summer/)より
6/29 木・22:00 TOKYOMX BanG Dream! It's MyGO!!!!!
7/1 土・23:30 TOKYOMX ホリミヤ -piece-
7/1 土・24:00 TOKYOMX ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
7/1 土・25:30 TOKYOMX うちの会社の小さい先輩の話
7/1 土・26:00 TOKYOMX 実は俺、最強でした?
7/2 日・19:00 TOKYOMX Fate/strange Fake - Whispers of Dawn -
7/2 日・23:30 TOKYOMX 幻日のヨハネ - SUNSHINE in the MIRROR -
7/3 月・25:30 TOKYOMX おかしな転生
7/3 月・26:00 TOKYOMX 夢見る男子は現実主義者
7/4 火・23:00 TOKYOMX 好きな子がめがねを忘れた
7/4 火・25:28 TBS DIY!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-(ドラマ)
7/5 水・22:00 TOKYOMX 自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
7/5 水・24:55 フジテレビ アンデッドガール・マーダーファルス
7/6 木・24:00 TOKYOMX 悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。
7/6 木・24:55 フジテレビ るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-
7/7 金・24:30 TOKYOMX 七つの魔剣が支配する
7/8 土・22:00 TOKYOMX レベル1だけどユニークスキルで最強です
7/8 土・25:30 TOKYOMX てんぷる
7/9 日・17:00 TBS ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~
7/9 日・25:05 TOKYOMX ダークギャザリング
亡国のクルティザンヌ
仮面のセカイ
偽骸のアルルーナ
円環のメモーリア
冥契のルペルカリア
冬色のマフラー
創刻のアテリアル
創神のアルスマグナ
双空のシャクティ
夏空のモノローグ
夏色のエプロン
夏色のコワレモノ
夏色のコントラスト
夕刻のペルセウス
夢限のヤミ
天冥のコンキスタ
天壊のアルカディア
太陽のオルゴオル
太陽のプロミア
学校のセイイキ
封緘のグラセスタ
幽境のアステール
廃忘のガゼボ
彩管のアパシーキネマ
彼女のセイイキ
彼方のトケイ
忘却のカナタ
恋情のファントム
悠久のカンパネラ
愛慾のエプロン
戦乱のヘキサ
断罪のエルミア
月影のシミュラクル
椿色のプリジオーネ
欠月のラプソディー
正義のキヅナ
涙声のギニヨル
淫紋のクロスロード
溶鉄のマルフーシャ
無形のドルドナ
白銀のイクシア
神父のオシゴト
穹窿のアルフヘイム
籠庭のクックロビン
粘獄のリーゼ
純白のワスレナグサ
終奏のオーグメント
終末のメシア
終極のヨル
蒼撃のイェーガー
薄明のアジール
虚空のバロック
虜辱のディレンマ
記夢のセカイ
追奏のオーグメント
鈍色のバタフライ
鈴夏のメロディー
鋼心のオルトロス
閃紅のアリエス
閃鋼のクラリアス
闇色のスノードロップス
陥落のソーサリア
雨恋のキセツ
雪色のカルテ
雲上のフェアリーテイル
霧上のエラスムス
霽月のアフターキネマ
風色のロマンス
鳥籠のアストライア
鳥籠のマリアージュ
スマートフォンが変えた、我々の生活。情報は手元にあり、地図はデバイスに詰まっている。しかし、かつての時代を思い浮かべてみてほしい。スマホが無かった時代だ。そんな時代に道に迷った人々はどうなってしまったのか。
昭和時代を思い出そう。道に迷ってもスマホはない。地図は重くて厚い。日常的には携帯不可能だ。人々は直感と目印に頼り、道を探した。迷い込むこともしばしばだった。
迷子になった人々は周囲を頼りにした。景色、人々の声、それが彼らの手がかりだった。だが、現代のような情報手段は無い。友人や家族とも連絡は限られる。迷子の解消には時間がかかった。
道路標識の問題もあった。昭和の案内システムは未発達だ。正確な案内は得られにくい。迷い込むと戻るのは難しい。結果として彷徨い続ける人々が生まれた。
彼らが二度と姿を現さない理由。それは状況の深刻さだ。助けを求める手段は限られていた。人がいない、見知らぬ土地で迷う。その時、救援を待つしかない。時間が経つと救援も減り、彼らは迷宮で取り残された。
スマホが無かった時代の迷子。彼らは二度と現れず、彷徨い続ける可能性がある。先の見えない旅に出て、知らない土地で消えた。我々が享受する便利さを思えば、彼らの苦境が浮かぶ。
こういうデスゲーム系の作品って主人公が謎のトラウマとか過去とかコンプレックスとかを抱えていて、デスゲームを通してそれを克服するみたいな無駄にジメジメしたサブストーリーがあるものだけど別にそんなものはない。主人公は普通のおっさん。毎回思うんだが、読んでる奴らにそんなトラウマとか基本ないから別に感情移入する要素にならんだろ。
こういうデスゲーム系の作品って主人公が若い子なことも多いので読んでると「いや、そうはならんやろ」という行動を主人公たちが取って非常にイライラさせられることが多いんだけどこの作品では主人公は元大手証券会社勤務の40歳くらいのおっさんなので基本的に理知的な行動をとってくれるので非常に助かる。
敵が敵になる動機が単純。
こういうデスゲーム系の作品ってなぜか敵側に生まれつきのサイコパスや殺人マシーンや快楽殺人鬼がいたりしてそいつが敵役になるというなんのこっちゃという展開があるが、この作品では運営より配布される食糧に凶暴性、食欲が増進される薬が入っているから、という非常に単純な仕組みになっており飲み込みやすい。
運営が用意した「サバイバル用品」「護身具」「食糧」「情報」から主人公は「情報」を選びこのゲームの全貌を知ることで優位に立つわけだが、代償としてデスゲームで生き残るための文化的なツールを手にすることができない。しかし手に入れた「情報」を利用して原始的な石を割った槍や幼虫を焼いたもの利用し生き残りを図る。このあたりのバランス感覚に優れている。
登場人物が少ない。
デスゲーム系の作品にしては登場人物はゲーム参加者の9人だけで運営側は一切顔を見せないので覚えやすい。死ぬ奴はすぐ死ぬし。
作者が信用できる。
外さない男貴志祐介の作品ってだけで信用できる。貴志祐介は日本ホラー小説大賞を「ISORA(後に映画化)」で佳作、「黒い家(後に映画化)」で大賞を受賞。他に映像化作品として「青い炎」「鍵のかかった部屋」「新世界より」「悪の教典」など、とにかく一発打てばはずれがない。
あと顔がめちゃくちゃ門野卓造に似てるところも信頼感がある。
個人的にネットフリックスか韓国あたりがそのうちドラマ化すんじゃねーかなと思ってるんだけど、もう24年前の作品だからさすがにねーか。
Session Buddyの左側を見返したら、200タブくらいのセッションが20個くらいあった。
たぶんちゃんと読んでないタブの方が多い。スマホChromeのタブ数表示も :-) になって久しい。各デバイスのリカバリーやインストールのたびにそういうバックアップが積み重なるので、実際はこの何倍か多い。
Donutを初めて触ったときは感動したものだけど、タブブラウザは自分が足を踏み入れてはいけない迷宮の入り口だったのかもしれない。GoogleやSNS、RSSなどからとりあえずで開けるだけ開いたはいいものの、毎回消化不良になってセッションに固めて意識から追い出すことを延々と繰り返している。
たぶんこの先もちゃんと読めるような機会はないと思う。
○ご飯
朝:おぞうに。昼:なし。夜:おぞうに。
○調子
○ 探偵撲滅
・はじめに
巷を騒がせている100名近い連続殺人を続行中の八つ裂き公に対抗すべく、優秀な探偵が所属する探偵同盟の中でも選ばれし13人が孤島に集まり検討会を開く。
そこのなぜか探偵としてはまだバイトで駆け出しな主人公が参加することになるが、その孤島は既に八つ裂き公による殺人の舞台になっていた。
理想探偵、外道探偵などのコードネームを持つ優秀な探偵たちの中に八つ裂き公が居るとしか考えられないシチュエーションに、主人公は無能探偵の二つ名を授かり捜査を始めるのだった。
あらすじだけ見るとダンガンロンパフォロワーな感じだが、所謂「新本格ミステリ」の文脈の色が濃く出ている。
西尾維新のアレね。
と一言で終わらせるのは勿体ないので紹介する。
「史上最凶の護衛伊草弟切」
みたいな格好いいけど、別に後々登場する訳ではなく、その時々に味付けのためだけに登場するだけ。
こういうのを格好良いと思う回路が出来ているので格好良いと思った。
(とはいえ、それをやり続けてる西尾維新本人は別格なんだよなあ、零崎はじめてえ……)
・幻想的な描写を交えながらホワイダニットを誘導するような文章を重ねながら物理トリック一本背負い
北山猛邦のアレね。
と一言で終わらせるのは勿体ないので紹介する。
文体ととある特殊設定が相まって、現実と虚構が曖昧になる描写が多い。
その割にハウダニット重視の謎解きが多く、ホワイダニットは最後の最後まで重視されない。
||「よっ! 氷!」||や
||「糸さまー! こっち向いてー!」||や
声援を上げながら楽しくプレイした。
前例のあるトリックだからダメと言っているんじゃなくて、トリックは見せ方であり、それがゲームになることによって斬新…… さは特にないか。
(北山のアレもこの作品も十角館の再放送ではないが、新本格とは根本的にそうだと言っている)
浦賀和宏のアレね。
と一言で終わらせるのは勿体ないので紹介する。
探偵というジャンルがこれを想起させるのか、本質的に物語はそこに行き着くものなのかはわからないけど、そういう問答のシーンが長尺である。
面白い/面白くないは、正直別にどちらとも思わなかったという答えになる。
ただ、割と真っ直ぐな回答なので、シンプルだなあとも思った。
クローズドサークル内の描写がほとんどで、市井の人々の描写が無い点が悪い意味で狭く感じた。
もう少し広いところで議論した方が、具体性をもてて僕のこのみだったかもしれない。
(浦賀のオタク描写のことを、生死感を問答する際に重要な一般的な市井の人々の描写だと思ってるわけではない)
・身も蓋もない展開
矢野龍王のアレね。
と一言で終わらせるのは勿体ないので紹介する。
殺人事件と最後の生死感を問う部分はやりたいことがハッキリしていたのだけど、迷宮を彷徨いデストラップに四苦八苦するところは身も蓋もなかった。
仕掛ける側も、解く側もなんでもありだし、死体がないなら疑うのもベタ中のベタすぎて、はは…… ってなる。
商業的な事情の水増しを感じるが、小説よりは、ゲームの方が複数人制作ということもあって、水増しが納得できなくはないのが、なんとも。
(矢野龍王は水増し力を鯨統一郎から学ぶべきだったんだよなあ、いや水増し力というか、それを批判されても動じない心というか)
関田涙のアレね。
と一言で終わらせるのは勿体ないので紹介する。
ゲームでトイレのシーンがないとかお風呂のシーンがないとか難癖を付けるの嫌いなんだけど、この作品は難癖とかではないです。
というのも、序盤はお風呂やトイレがある場所で休憩しているしそれらを利用する描写がある。
しかも、冒険が進むにつれ気温が上昇しているという描写もあるせいで汗をかく描写も多い。
さらに匂いに関するトリックや、匂いに関する長けた能力を持った人もいるため、体臭を言及するシーンも多い。
こうなると常日頃から、そのような単語で検索してはPixivのブックマークを肥やしている身としては居ても立っても居られない。
(関田涙の蜜の森の凍える女神の凍えるシーンの詳細な描写の二次創作をどれだけ探しても見つけられなかったことを思い出すなあ)
(なお、そのようなジャンルの僕のオススメの作家さんは緑茶みちさんとイソポティラミスさんです)
・さいごに
清涼院流水が好き。
てらいなく、本当に好きなんだよね。
秋にやってた「異世界迷宮でハーレムを」って糞アニメ(褒め言葉)があって、まあ、とにかくエロ描写にこだわりました、以上終了、みたいな感じで本当に内容がない上に、キービジュに出てきたハーレム構成員はずーっとでてこず、最終回エンディングで一気にメンバー揃えて、主人公が「よーし、みんなまとめてかかってこーい♡」というすごい作品なのだけど、あれを見返してて、ふと思った。
一般的にハーレムものって主人側に感情移入してこそ成立するもので、ハーレム構成員側に感情移入すると普通に考えたら辛いじゃん。
好きな相手を独占できないし、他の女といちゃついてるとこなんか見たくないし、でもそこまで好きではない男とドライに「主従関係です、ここでのし上がるためにお手つきいただかないとダメなんです
」なんてやってたら興ざめでもある。いわゆる正室のメンタルを安定させる拠り所って「女の中では私が一番格上で他はクソザコ」って認知なんだけど、メインヒロインがそんな性格だと厳しい。
で、最近のキモいアニメファンとしては竿役の男より美少女に感情移入してしまうじゃん。なんか、負けヒロインの処遇みたいなところを真顔で考えてしまう。前世代のエロアニメファンは欲望のままに美少女をオナホ扱いしてればよかったが、最近はなんかそうはいかなくなってる。ポリコレよりもっと違う理由でそうなってる。
ハーレム構成員同士の人間関係が出てくると当然ドロドロになるし、そんなのは見たくない。(School daysじゃないんだから)
ストレスなくエロだけやるという観点では「ハーレムやりますよ」という体裁で、実際には正ヒロインとのイチャイチャに尺を取るというのは結果的に正しかったと思った。
もうハーレムエロアニメは「不徳のギルド」みたいなコメディにするしか成立しないんじゃないだろうかね。あれをハーレムっていったら主人公ブチギレそうだけど。