はてなキーワード: 見積もりとは
GMOのMakeshopでECサイトの構築をしてるところだけど、問題が色々発生してるので書き綴る。
他のASPより機能が豊富で、しっかりECサイトを作り込みたい方向けのサービスのように見られます。
が、まず管理画面が古臭いです。UIも他のASPに比べると使いにくい。慣れの問題かもしれませんが。
イーレコメンド、常時SSL、ブログ連携にもそれなりに費用が発生するので、その辺りの機能を実装したい方は他のASPも検討されたほうが良いと思います。
集客の手厚いサポート体制なんかもあるみたいですが、その辺りの相談をすると有料プランの契約を提案されるかもしれません。とにかく、色々やろうとするとそれなりに固定費が発生するので留意しておいたほうが良いです。
それに2018年11月頃からサーバートラブルが度々発生しています。
管理画面にもアクセスできなくなるし、サイトにもアクセスできなくなったのでその辺のリスクも確認しておいたほうが良いでしょう。
ただしサポート体制は悪くないです。担当者さんには色々お世話になりました。
これが曲者。
決済のためにGMOイプシロンの契約が必要になる。ここでMakeshopの基本料金以外の固定費が必ず発生することになるとみてよい。
Makeshopにこの辺りの費用もしっかり説明してほしかった。
決済手数料3.6%~をアピールしているが「手数料お得プラン」を契約した場合の話です。
「スピード導入プラン」を選ぶと月額最低手数料というものが発生して固定費がめちゃくちゃ高くなるので注意。(「手数料お得プラン」も固定費が発生する。何が言いたいかというと、Makeshopの見積もりには乗っかってこないので注意ということです)
また、ここで誤って「スピード導入プラン」を選ぶとあとからプラン変更申請書を提出することになるのでめんどうです。
申込みフォーム、管理画面において審査内容を明記していないので、後になってECサイト変更をしてくださいとか色々言われる。
またコンビニ決済の審査も時間がかかります。「最短で3週間」とか後から平気で言ってきます。
クレジット決済の審査は割とスムーズでしたが、コンビニ決済の審査に時間がかかることは見つけにくいので落とし穴です。
MakeshopとGMOイプシロンは別会社になるので別物として考えたほうが良いでしょう。
固定費については両方揃えて見積もりを出してもらったほうがよいです。
けっしてMakeshopのサポートは悪くないです。担当者もつくので割と相談しやすいです。
サービスの良いところだけをデカデカと書いている割には、ネガティブは部分は後から伝えてくる印象です。
GMOイプシロンの月額費用、審査内容、審査期間はホームページを見てもわかりにくいので、申し込み前に直接担当者に電話して聞いたほうがよいです。
GMOイプシロンを契約するには、サービスを紹介しているページ、申込みフォームなど事細かく読む必要があるでしょう。
それが面倒な方はGMOイプシロンはおすすめできません。落とし穴、後出しじゃんけんが多い会社です。
以上です。
先々月やっと終わって、新婚旅行も終わって、
冷静に鳴って思い返せば「あの時こうしておけばよかった」があるので備忘。
とは言え全体で30万ぐらいは費用を抑えることができたつもり。
ゼク○ィカウンターとか、ハ○ユメ、みたいな仲介のところにいった。
遠方参加者が多いため。
あと単純に神戸の異人館だの、ディズニーだの、USJの隣だの、
駅から遠いと移動だけで疲れたり、2次会で更に移動だので疲れることが嫌だった。
特に親戚が縁がないとJRから私鉄への乗り換えすらNGポイントだった。
何かたまにやけに手際の悪いやつとか、お酒やパンのサーブ全然してくれないとか、
というところだったのでそこにした。
これはもう、3つで迷ったら、という程度。
とは言え、甘々でお姫様、みたいなところはやっぱり見て違うなってなった。
4箇所予約して2週間で見た。大体の確認点としては上のものと、
・お酒の持ち込み
とかを確認した。
そういう推しのポイントがあるので(聞かなくても言ってくるけど)
それぞれの式場で比較して1箇所目と2箇所目なら1箇所目、
1箇所目と3箇所目なら3箇所目…みたいな勝ち抜け制にして決める。
*料金設定(値切り)
もともと仲介のところを使うと最大100万円根切り、みたいなのがあるけど
あれはどこを使っても絶対に同じだけ安くなる。
サービスによって違うことはほぼないはず。
なるべく最終日に良さそうなところをまとめるか、
後から「あの時言ってくれた当日割込ならここに決めます」を出せば良い。
急かされるけど、検討の余地が残っているなら決めない方が良い。
逆に途中でももういいかな、と思えばその場で決めてしまうと良い。
仲介のサービス使っているといくつか値引きされた状態にはなるが、
というよりも、もともと仲介のところで「予算は300万」とか言うと、
・もともと300万円くらいのプランが
・割引を使ってかなり安くなって
な結婚式に落とされる気がする。
なので、最初の時点で少し安めに言っておくと良いと思う。
で、この時に出されるプランは基本的に全部本当に「最低限」のものしかない。
物によっては最低限ですら無い(ウェディングドレスが15万とか、見せられるカタログにはなかった)。
結局「結構割引されて、もともとの想定予算より安くなったねー」と決めてしまうと、
結果的に差額がどんどん積み上がって当初予算を超える、というのが奴らのビジネスだ。
あと、この時いろんなところに、
例えばどこどこのお花からいくら、ウェディングドレスからいくら、カラードレスからいくら…
というような割引を提示されるはずだが、これが大きな罠である。
例えば、ドレスなんかは提携のドレス以外で自分でレンタルのドレスを見つけて、
持ち込み料を考慮してもそっちの方が安くなるからこっちにしよう、とかになる。
そうすると「本来ウェディングドレスに適用されるはずだった割引はなくなってしまう」のである。
故に、花代(チャペル、メイン、バンケット)やら、衣装(ドレス、カラードレス、タキシード)やら、
記録(アルバム、前撮り、映像)やら、小物やら、ペーパーアイテム(招待状、席次表、席札)やらは、
一度ここで割引を使ってしまうと、必然的に利用せざるを得なくなるのである。
この辺のところへの割引を外して別で下げろ、という話がしやすくなる。
できるのかどうかわからないけど、全体からの総額で引いてくれって言ったらどういう顔するんだろうな。
「後から気がついてやっぱり自分で金額を抑えます」をさせないためだけの割引と当時は気づかなかった。
見積もり時点では絶対にこちらの予算を下回るように作ってくるので、
・お花が好きなので、高砂やバンケット、テーブルのお花はある程度豪華にしたい
というところで事前に予算を釣り上げておくことが重要だと思う。
500円のワイン飲み放題プランを外す、ケーキを1段にする、料理を1ランク下げる、は
「このプランをなしに(減額に)できない」ということはないはずである。
予めメインやテーブルのお花は盛っておくべきだと思う。
(どれだけ下げてもメイン10万円、テーブル1万円(*テーブル)はかかるはず)
//追記ここまで//
それはこれらが「外部に委託できず、必ず発生するもの」「恐らくほとんど割引が適用されないもの」だからだ。
正確にはお花は少し割引されると思うが、割引が「外部を使われないようにする保険」であるならここに割引をつけても意味がないのだ。
逆に、以下の項目についているもので「自分で用意する予定」があるなら
「考えていないので意味がない」「別のところにつけてほしい」という話をはっきりとすべきである。
・ドレス
・記録
・ペーパーアイテム
ドレスまでは考慮が及んでいなかったがそれ以外はガッツリ使わないつもりであることを伝えた。
「ここは自分たちで用意するつもりなので」という形で他のところで下げてほしいとした。
もしこの記事に1件でも反応があれば、事前準備編や総額編みたいなのを書くが、
特に!引き出物!「引き出物 宅配」などで腐るほどサービスが出てくるが、
こいつらは式場の引き出物がいかにボッタクリであるかをよくわからせてくれる。
ある程度の人数がいれば送料が無料になる上(式場だとかかる)、割引率も高い。
引き出物に割引がつくと、これが使えなくなるので絶対に落としておくべきだと思う。
両親への記念品も全く同じものがA○azonとか楽○でもっと安く買える。
式場のスタッフが「上司とも相談してもうこれ以上は」って言われるまではOKしない。
他のところはどうだった、ということをチラつかせて下げるまで下げろ。
「いやー、でも予算がなぁ…どうせここから上がるし…」でギリギリまで下げろ。
いらないものを不要と伝えて3回目、上司に伝えて泣きの1回の4回くらいは下がると思っている。
NTT退職エントリーが盛り上がっておりますが、クソであること以外に特徴のない企業からより正常な環境へ移っているエンジニアも多数いらっしゃると存じます。
バブルも就職氷河期も知らない世代ですが、今がかなり被雇用者にとって売り手市場になっていることは馬鹿な私でも感じます。
私もそんな世の動きに乗っかった一人です。
元がNTTのような目立つ名前のところではないので記事としてもインパクトのあるものではございませんが、クソから脱出して半年以上過ぎてなお前職への恨みが消えないので一旦全部吐き出してスッキリしたい所存です。ただ排泄します。
転職活動は非常に短く、#hiyokonitsudukeの流行に乗って、直接現在の職場の方と連絡を取り、10日ほどでかなりスピーディに転職が決まりました。
年収、勤務時間、業務内容、チームメンバーの人格すべてにおいて上回っており、即決でした。
入社し直後に合宿という名の下、三大キャリアの電波の届かないところに連れて行かれ、開発合宿デモするのかと思えば「君たちの本気を試す」という名目の元、スリッパの並べ方にいちゃもんをつけて怒鳴る、社訓を大声で叫ばせて気に入らないやつを「心がこもっていない」怒鳴りつける、8時間ぶっ通しで歩かせて「こいつが足を引っ張った」と怒鳴りつけるという完璧な研修を受けさせていただきました。夜中の3時、4時まで「お前らはいかにダメか」の説教を受けます。
二十人以上を三日間拘束しているので、相当なお金をその研修会社に払っていると思います。質の高い教育のためにはコストを惜しまない、素晴らしい会社でした。
前職は非常にセキュリティ意識と品質意識の高い企業でしたので、どれだけ生産性を落とそうとも、社員の健康を損なおうとも、関係ありません。
ここで言う「品質」とは、安定したシステムのことではなく、「何ステップの開発には何個のバグが入るはず」「見積もりどおりの規模になる」「残業100h/月すれば納期を守れる」という意味で、保守性や可読性のことではありません。
ここで言う「セキュリティ」とは、「不便にすればセキュリティは高まる」という信念のことで、「機密性」「完全性」「可用性」とは別の概念です。
「契約で何ステップの開発することになっているから」「契約で何ページの文書をつくることになっているから」ということで、仕様どおりに動く成果物ができあがりテストカバレージ100%にもかかわらず、できるだけ無駄にコードを重複させるように命じられます。
CSVファイルをちゃんとfor文で心を込めて一行ずつ読み込み、SQLiteを使えば3行で終わる集計処理をJavaの基本ライブラリだけで実装します。セキュリティを高めるために外部ライブラリ・ツールの仕様が一切禁じられているからです。
また、これもセキュリティ施策の一環として、構内からのインターネット接続が禁止されているため、ドキュメントを見たいときは社用携帯の狭い画面で調べます。
あまりに常軌を逸しているため、クラウドの勉強をして多少はまともな環境の部署へ異動を願い出ました。もちろん、その数ヶ月前に現状の何が不満で何をどう改善してほしいか具体的に伝え、改善されなければ出ていく意図をはっきり示しましたが改善されなかったからです。
するとなんということでしょう。「勝手に異動願出すとはなんだ!」と怒鳴り声で電話がかかってきます。なんと部下思いの部長でしょうか。
やっとインターネットでドキュメントやソースを参照できるチームにアサインされたと思ったら、典型的ダメSES企業には典型的ダメ情シスがセットでついてきます。彼らは保身と「自分だけ」定時退社するためには何でもする、働き方改革の最前線にいます。
社内ネットワークをダウンさせ、全社の業務を数時間ストップさせ、社外へ出るプロキシの申請の設定を自分たちの不手際で吹き飛ばしても「社外へ接続する場合は課長部長本部長の判子付きの申請書を再提出してください。」と、しっかりルールを守る姿勢を貫きます。
セキュリティをさらに高めるために、社内からのGitHub接続を禁止するという偉業を達成しました。社用携帯で調査をするあの日々に戻りました。
チャットツールやバージョン管理ツールを導入したくてもセキュリティを守るためにNoが帰ってきます。
なんとかOSSで自前でホストさせてくれと懇願して払い出されるのはシングルコア、メモリ500MBの超ハイスペックVMです。最先端をいく素晴らしい会社でした。
「愛社精神、コミュニケーションが足りない!」という理由で「せや!BBQしよう!遠足いこう!」となるところまでテンプレです。
もちろんイベント幹事は若手の仕事。なんら機密情報を含まないイベントの出欠管理も、エクセルをzip暗号化して拡張子を変えてEメールでパスワード別送する必要があります。徹底したセキュリティ意識の高さが素晴らしいですね。
年に一度、ホテルのホールを借りて懇話会を行いますが、これはなんと休日に開催されます。さらに、原則出席必須で欠席する場合は理由を申し出なくてはなりません。
強制力を発揮しているので実質休日出勤命令ですが、イベントに呼んでいただいたことに感謝しなければならないのでもちろん手当などありません。
きめ細かなコミュニケーションのため、大きなイベントでなく小さな交流会も時々開催されます。ただし呼びかけるのは部長職以上、呼ばれるのは未婚の若い女性社員のみです。
もちろん断ったり楽しそうな素振りを見せなかったりすると後でネチネチ言われるので、実質社員を動員しながら経費でキャバクラですね。
最後の最後まで搾り取ろうとする姿勢も見事なものです。退職二週間ほど前に有給消化に入ったのですが、「もう退職予定だからこの案件は参加できない。クラウドわかる人間が必要なら案件を諦めるか他を育ててください」と明確に伝えたにもかかわらず、勝手に受注して「やってくれなきゃ困る」となぜか私のせいにしてきました。挙句の果てに私の個人携帯の連絡先を同期から聞き出して、警戒させないために自分ではなく私の同期から電話させて、電話に出たらなんとか作業をさせようとあれこれ駄々をこね始めました。有給消化中で旅行に行っていることも伝えているのに、素晴らしい仕事への意識の高さです。
今後一切関わることはないと思いますが、生まれて初めて他人に心から不幸になってほしいと思いました。
また、"エンジニアしぐさ"のひとつなのか「良い悪いじゃない」「転職は手段であって目的でない」「ケースバイケース」などといってひたすら物事を相対化することがカッコイイと思っている人が界隈にはたくさんいらっしゃいますが、仔細に見れば傷の舐め合いや現実逃避がほとんどでしょう。
私はSESのすべてを知っているわけではないので、もしSESという業態が好きでたまらない、幸せでたまらないという方(もちろん搾取する側以外で)がいらっしゃったら、ぜひとも他人に噛み付くのではなくご自分でそのお気持ちをどこかにアウトプットしていただきたいです。
見積もりみて、あとどれくらい安くなるの?って聞いたら十数万引くってさ
そのあと暫く粘ってあんまり下がらなかったから、その程度は下がるんだなって理解して帰った
対応してくれた人にはとても迷惑な客だったろうと嫌な気持ちになった
そしたら、どこまで下がるのか確認したくなるのが人の性じゃん
その確認に客も販売店も時間も労力も使ってさ、凄い馬鹿みたいだと思った
住宅も電機屋もそうだけどさ、こういう売り方って値引きせずに買う人から余計に利益を取るためだよね
値切られなかったらラッキー、みたいな売り方してるの、超ズルいよね
絶対減額しません、そんな奴には物は売らん!みたいな方が信頼できるよね
ちょっと言われたら値下げします、なんて売り方をする人は信頼できないよね
勿論、人と会社は違うけどね
こういう状況って誰が作りだしたんだろう
あとさ、「今この場で決めたら安くしますよ」って言うのも辞めて欲しい
百万単位の買い物を即決しろって、まともな人間の発言じゃないと思う
売るのが仕事というのも、営業さん本人が悪い訳ではないとも思う
背中を押すのが、営業の役割という場面もあるのかもしれないけどね
そういうのは、初対面じゃなくて何回か相談したあとの台詞なのではないかと思う
マジ勘弁
最近いつも疲れている。会社で気がつくと「疲れた」と呟いている。無意識で呟いている。周りの人間はいい迷惑だろう。けれど呟いている。
体が重く、いつも眠い気がする。実際のところ8時間弱は毎日寝ている。周りの人間はどうやら6時間切っている人間もいるようだけど、彼らは元気に動いている(ように見える)。
毎日見積もりを作ったり、逆に発注したりしている。発注時に複数必要な書類の一部を添付し忘れ、差し戻されたりしている。
大学最寄りの駅を通過する際に大量の大学生が駅を降りる。降りる様は見ない。眠くて目が開かないからだ。だけど音や振動や雰囲気で降りていることがわかる。
俺はそれらを見送るような、見送らないような、そんな気分になるともならないともせず、気がつくと職場の最寄り駅で降りる。
降りて職場まで歩く。歩くスピードは遅く、いろいろな人に追い抜かされる。けれど歩かなければ一生職場には着かないので、歩き続ける。
(職場に着く必要があるのか?あるいは職に就く必要があるのか?)
数ヶ月前から朝食は近所のコンビニで買ったSOYJOYを食っていたが、最近なぜか最寄りのコンビニがSOYJOYを入荷しなくなった。
なので仕方がなくカロリーメイトを買ってもそもそと食べる。カロリーメイトは喉が渇く。本当はカロリーメイトにマウントレーニアを組み合わせるのがベストなのだけど、そんなことをしているとデブ一直線なので仕方がなく烏龍茶で流し込む。美味しいともまずいともつかない味が口のなかに広がる。少なくとも相性が良い組み合わせであるとは言い難い。
そうしてから働き始める。見積もりを作ったり、発注したりしている。
メールの誤送信を恐れるあまり、文面が完成してから数分宛先をチェックするなどしている。あるいは添付ファイルの解凍と圧縮を繰りかえすなどしている。
ここで言ってもしかたのない事ですし、シフト的に関わりのない学生バイトさん達はびっくりするかと思います。
誰を責めるとかそう言うつもりはないですが…
私は、急なシフト変更や休みがあるから信用がないと言われ、いつの間にか面接の時に話した条件で働かせてもらえない状況になっているのに…
すでに解決済みのようですが、個別の交代等ではなく、今回のように会社の人員の見積もりが甘く、急な人員募集がかかったりする事には寛大のようで…
会社として、シフト作成側として、私に信用がなくなってしまった事は自分の行動を思い返し反省しますが、会社側の対応もいかがなものかと思う節があります。不信感があります。私の不信感なんてどうでもいい事でしょうけど。
と、言ったような事を言い放って、明日から来ません。と出ていきたいのだが…。
それになんの意味があるのか。と、思うし
出ているシフトをまっとうしなかったという理由で何かしらで訴えられたりするだろうか?と、思ったりしている。
あーあ。
Win-Winで働く事ってそんなに難しい事なのか…?
※このエントリは
「面白いことをしようとする人たちの運動」それらのムーブメント自体に対して批判や言及しているものではありません。
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・ポイント1
マーチング界隈の比較的若い団体らによる12月下旬に開催予定のマーチングイベント『すごい!マーチング祭』
https://www.marching-matsuri.com/blank-1
・ポイント2
そのイベントがクラウドファンディングによって一部資金を募っている
https://motion-gallery.net/projects/marching-matsuri2018
マーチングを一般層にも広めたいという目的でクラウドファンディングするのはいいと思う。多くの人の目に留まるのであれば。
しかしイベント開催は普通はチケットやスポンサーからの収益で経費をまかなうものなので、このクラファンは何を目的としたものなのかと疑問に思った。
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募集内容
(開催費用(概算)
会場費:50万
警備費:10万
雑費:10万
出演団体御礼:70万
合計・・・約180万円
そのうち70万円をプロジェクトで応援頂きたいと考えております。
(出演団体御礼については、普段から自費負担で活動をしているマーチングバンドの皆さんに対し、遠路よりご出演いただくにあたり、若干ですが各団体へ支援する予定です)
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「そのうち70万円をプロジェクトで応援頂きたいと考えております。」との一文がある。
概算費用の中にある70万、つまり出演団体御礼をクラウドファンディングで募っているのだろうか。
だとすると、参加団体へのお礼はイベント開催の収益から出すのではなくクラファンで集める、と。
御礼分を観客からだけでなくクラファンのお客さんから集めるってこと?これってゲスト団体に失礼じゃない?大丈夫???
クラファン自体目標達成しなくてもイベントは実現するそうなので、元々御礼のお金は用意する予定ではあったのだろう。
でもその70万(御礼)は、「できれば収益からじゃなくクラファンでまかないたい」という思いがあるように読めたんだけど、どうだろうか。
後から『総額180万のうちの70万という意味でした』と弁明がもしかしたらあるかもしれないが、費用項目がずらっと並んでる最後に「そのうち70万円を」という書き方は普通「これらのうちの70万」、つまり一覧の中に該当する70万のことを指しているという認識以外に考えようがないと思うのだがいかがだろうか。
仮に御礼費用のつもりじゃないとしたら、なぜクラファン目標額70万なのか。
ところでチケット代は
祭 券:①正面シート席 2500縁
②スタンド 1500縁
③バックシート 1000縁
となっている。席数は下のページによると1,148席だそう。
1148席を前後にわけるとして正面582席。満員にして145万5千円。
バックシート満員にして58万2千円。つまり席満員の場合200万超える。
つまり前後のが満員になれば、180万の費用を上回り圧倒的黒字。
てかクラファンで70万賄ったとしてその分浮いた収益は誰のものとしてどこにいくの?
なおスタンドっていうのがよくわからないけど、正面の後ろとか横の立ち見席ってことだろうか。(立ち見は消防法的に大丈夫なのか?と疑問もある)
次に、その費用内訳はほんと??
例えば「会場費:50万」とあるが、ここで会場の総合体育館使用料金表を確認したい。
https://www.city.yaizu.lg.jp/k004/documents/a.pdf
まず今回はチケット徴収があるので一日通しで212,030円。
終演が16時15分とのことなのでもしからしたら9~17時の142,060円かもしれないが、時間押したり撤収を考えると一日通しで押さえていると考えられる。いずれにしても今回は高いほうの212,030円で計算してみる。
さらに、ウォームアップや待機用にサブアリーナを押さえているとみて11,450円追加。
…がひとつのイベントとしてチケット徴収対象とみなされる可能性があり、今回は高いほうの57,250円と仮定する。
なお今回チケット代は最高2,500円なので備考(3)が適用され10%上乗せ、利用料は計317,196円と推測。
会場費50万まで20万近く余っている。果たして何に使われているのか。
https://www.city.yaizu.lg.jp/k004/documents/b.pdf
フロアーシート 全128本 (1.1×19m) ということなので、90本借り9,000円。午前午後夜間の3区分通しで27,000円だろうか。
90本の計算根拠:横(1.1m)45本で約50m分、縦(19m)は×2倍で38m
放送設備2,720円やマイクを適当にたくさん借りるとして音響関係合計5000円×3区分で15,000円。
司会やゲスト用とかにイス10脚単位200円借りるとして100脚借りても一日通し6,000円。
ここまでの付帯設備使用料で48,000円。備考(2)がよくわからないけどそこまで大きく変わらないだろう。
この金額が税抜きなのか税込みなのか、また施設利用料に消費税が入るのかわからないけど、仮に消費税加算するとしても会場費合計394,411円。
ここまでの数字はそれぞれの区分で一番高い料金を選んでいるので、高く見積もっても40万行かない計算になる。
という訳で自分概算40万。
50万と40万じゃ大きく違うと思うんだけど、概算が概算すぎない???
ちなみに印刷費10万についてはパンフレットだろうけど、大手プリントパックでの自動見積もりしてみた。
https://www.printpac.co.jp/contents/search_price.html
A4サイズ、コート紙110(しっかりしてるタイプの紙)、10営業日、2000部(お客さん用1500、スタッフ・出演者用500)
ページ数は迷うところだが7団体の紹介を1P丸々使うとは思えないので1Pに2団体で3.5P、あとはご挨拶やらスポンサー紹介で8Pで足りると計算。
27,670 円 と見積もられた。
使う紙質によって多少変化はするだろうけど、めちゃくちゃ高いの使って5万というところではないだろうか。
…と、ここまで読んでいただいたように費用概算がいまいち信ぴょう性に欠けるのである。
クラウドファンディングを募るからには、うそ偽りがあっては困る。その企画にほれ込み、賛同し、困っているなら自分も協力したい!という思いでお金を払うわけなのだから。
前半にも書いたが、クラファンで70万賄ったとして、その分浮いた収益は誰のものとしてどこにいくの?
そのあたり、ぜひ反論していただければ透明性の高いイベントとして評価できる。
マーチング好きの皆さんはこのエントリについてどう思うだろうか。
計算式のミスや漏れている費用などあれば指摘いただきたい(SNSで話題にしてもらえればみんなで議論が深まると思う)
【追記】
JASRACへの上納金を忘れてるとの指摘ありました。これについては入場料取る公演なので発生しますね。忘れてました。
しかし払う気あるんかな?
【追記2】
id:yutoji2 氏とid:kashiwa_nakamoto 氏が,ジェンダー論を学んだフェミニストの社会学者が絶対に触れたがらない話 - Togetterで求められている実証分析の水準を高く見積もりすぎなようなので,簡単な例を示しておきたい.
女子生徒を300名ほど集め,ランダムにA,B,Cの3グループに分ける.
出演者が理工系の知識や技能を役立てる動画を,出演者が男女で異なるバージョンで複数作成する.例えば,PCR/電気泳動実験で刺身を勝手に食べた猫を特定するなどが考えられる.白衣とクリーンキャップにより身だしなみの影響を排除し,出演者の容姿/体格による影響を抑制するため,なるべく平凡な容姿/体格の出演者を複数人用意する.
動画を見終わったら,理系と文系の大学のどちらに興味が沸くか回答させ,その結果を集計する.
ケース | 理系選択率 | 動画の出演者/その性別の影響 |
---|---|---|
1 | A=B>C | 性別に関係なく模倣したがる |
2 | A>B>C | 同性ならばより模倣したがる |
3 | A>B=C | 同性のときのみ模倣したがる |
4 | A>C>B | 同性を模倣し,異性の行為は避ける |
5 | A=C>B | 異性の行為は避け,同性の行為からは影響されない |
6 | B=C>A | 同性の行為は避け,異性の行為からは影響されない |
7 | B>C>A | 異性を模倣し,同性の行為は避ける |
8 | B>A=C | 異性のときのみ模倣したがる |
9 | B>A>C | 異性ならばより模倣したがる |
10 | A=B=C | ない |
等号は統計的仮説検定で有意な差ではないことを示し,不等号は有意な差であることを示す.出演者の性別に関わらず、理系が嫌いになる可能性は無視した.
ごく短期的な効果しか見ていないので,実際の進路選択に影響するかは示せない.しかし,ごく短期的な効果もなければ,実際の進路選択にも影響しないであろう.
https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_1004.html
記者の調査不足と保護者の無知とが相まって、すさまじく自治体にとって不利な記事なっているので事実を整理しておいてやろう。
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1375079079926/index.html
自治体によって差がある訳だが、殆どの地方自治体(市町村)は1日程度の備蓄食料しか持っていない。理由は、三日目からは外部(企業やほかの自治体、県、国)からの支援が期待出来るからという事だ。そもそもとして、9日目にもなった時の備蓄食料の責任を市町村に求めるのは間違っている。
広島市であれば合計185か所あまりの市内の避難所に、合計79500人分の備蓄食料がある。そのうち、アレルギー対応のアルファ化米は、1避難所当たり100食分であり、18500食が市内に存在する。1避難所当たりの非アレルギー対応食品の備蓄食料はおおよそ1000食であり、アレルギー人口が5%程度という見積もりからすれば十分なものであると言える。ただし、災害発生から1日後ならだ。
アレルギー対応のアルファ化米はネットで購入しようとすると1食あたり400円程度かかる、一方でカンパンであれば200円程度で一食分が入手できる。自治体がまとめて購入するにしても、この値段の比率は変わらないだろう。これらの備蓄食料を用意するために広島市が1年間で計上できる予算は、わずかに1千万円である。広島県で最も豊かな広島市でこれであれば、他の自治体ではどうか?考えるまでもないことだ。
http://www.city.higashihiroshima.lg.jp/material/files/group/11/54156971.pdf
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/life/389213_1073956_misc.pdf
広島県では災害発生から1日経過したのちの二日目の支援を可能な備蓄食料がある。アルファ化米は僅かに5000食あまりであり、記事によれば4万食というアレルギー対応物資については課題とされている。県の予算も潤沢ではなく、用意しきれないのは想像に難くないが、二日目に対応する前提で4万食は、県の人口280万人余りにたいし1%~2%をカバーできる。課題ではあるが、努力はしていると言える。
http://www.bousai.go.jp/kaigirep/kyuujorenkei/dai2kai/pdf/shiryo01.pdf
3日目からは国の支援が自衛隊を通して開始される。通常食料については278万食の備蓄がある。しかしながらアレルギー対応食の割合は不明。アレルギー対応も含めた粉ミルクは2トンの備蓄があるようだ。
自治体はそもそも三日間の備蓄を個人に依頼している。なぜならば、三日目からは国や企業が動けるからだ。その為、自治体はおよそ二日間(最大三日間)の支援しか想定をしていない。国や企業からの支援が来るとしても、値段の問題などから、すべての食料をアレルギー対応に切り替えることは難しいのは自明であるし、総量の少ないアレルギー対応非常用食を各自治体が必要とする量を適切かつ迅速に供給することは災害発生後の混乱を考えれば難しいはずだ。万が一の際、国が行う物資の供給で、アレルギー対応食をどこに置くのかという点を明らかにする事で、必要とする人が自ら動ける様にも備えるべきだろう。国が備蓄量を増やしていくのは当然としても、生産業者との連携による被災地への供給網の整備の方が重要なはずだ。記者がバカでなければ、指摘されるべきは3日目以降の国の動きであるべきだった。
以上、20分程度で調べたことだけど、もしも俺の子がアレルギーであれば、この程度の情報は災害前に知っていただろうし、どうするべきかという対応も考えておいただろう。自治体には頼れない、同時に国も十分には当てにできない。八日分の備蓄をしていた記事の家族の備えは良い方だったと思うけど、自治体に8日経過後の備蓄はないこと、支援が確実にあることを保証できない事をしっていれば、なくなる前に避難所に確認&要請を行い、確保が難しいとなれば県外への移動の要請を出来たはずだ。というか、その程度のシナリオはたてておけ。
国や自治体が努力をしたところで100%すべての人間に満足が行く支援がいきわたらない事なんて分かっているはずだ。平時からの準備が出来てなかった国が悪い、俺の子が死んだのは国のせいだと災害後にデモでもするのか?死んだ子供も愛の深さに感謝するだろう、次はもっと賢い親元に生まれたいとね。かわいい子供なら、頭を使って自分で守れ。何が出来るのか考えろ。できそこないの親は子の不幸だ。
こういうことを言う奴が世の中の改善を阻むんだよね。だいたい国の求めをまるっと自治体が無視していいと考える理由がわからん。法的根拠って概念知ってるのかなこの人。
対策法8条で要請された努力目標及を、予算に限りのある全ての自治体が必ず実施できると思ってる常識のない甘えた奴が、自分と家族の身を守る事を政府任せにして家族を殺してしまうのだろう。自衛という言葉をしっているんだろうか?
n4klsio43ks どんな人間どんな地域どんな状況でも想定外、たった一人の個人では対応できない大変な出来事なんて山ほどあるよ…増田だってその例外じゃないのに、自分自身の事もそのときは諦めるの?
自衛もせずに初めから誰かに甘える前提なの?自分で自分の家族を守る準備をして、それでもダメなら、あるいはもっといい選択になるなら国に頼るよ。そして、自分で事前に出来ることをやってたのに、津波に流されて死ぬとか、不運を呪うしかない死が訪れるなら諦めるよ。お前にとっての国は何もしなくても助けてくれる神のごとき万能の存在なんかもしれんが、俺は国といえども完全ではないのだから、自分で満足いくだけの準備はしたいと考えているだけだな。
確かにM山は相当なダメ職員だと思うけど、役人にとって一番理解できない業種って彼女のようなフリーランスだと思う。条例などで決められている単価が異常に安いとか、準備に要する時間や経費が見込まれていなかったとかいうパターンも想像できる。ギャラから引くのがおかしい部分については元増田の言う通りだけど、役所のルールだとあくまでも会場に来て講師をやった時間×定められた単価しか払えないのではないだろうか。山本氏が見積もりを出して自分でギャラを設定できる状況にあったならともかく、そうでないなら準備にかかった手間賃とか画材代とかはスルーされてしまうと思う。
彼女が相当な有名人で、通常定められた単価では呼べないクラスの人ならば、あらかじめ担当者が根回ししてもっと高い謝金を払えるように手配するかも知れないけど、そうでなければ役所が自分たちの会場に拘束した時間分しか払わないと思う。概ね役所の仕事で自由業系の人に依頼するものは単価が安いので、「世田谷区に頼まれて講演しました」とか仕事を受けたことそのものが自分の宣伝に使えるのでなければ受けるメリットはないと思う。
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データの紛失と配付資料コピーの件は(マンガの主張の通りなら)相手(M山氏)がクソだね、で終わりだけど、肝心の会場キャンセル料のギャラからの天引き埋め合わせについてどうしても公務員として引っかかる部分があるので。
役所の支払いとして絶対にありえないんですよ。公務員やってたら冗談でも思いつかない発想なんです。
①すべてM山氏の冗談で最初からギャラは全額払うつもりだった。
②M山氏は区の職員だが、マンガ教室は区の事業ではなく、区職員M山氏個人の資金による個人事業だった。
③M山氏は区の職員ではく、ギャラの支払いも区役所からではなかった。((M山氏は役所から教室開催を委託された業者・団体の従業員で、「役所の事業でマンガ教室をやります」と言うのをさほ氏が「役所職員なのでそう言っている」と勘違いした。))
のいずれかしかあり得ない。個人的には③の可能性が高いと思います。
①はそんな冗談を言っても相手を不快にさせるだけで実行不能で意味がないし、②は役所職員がそんな資金豊富だとは思えないので。
役所(に限らず県庁や省庁でも基本は同じ)の何の創造みもない予算執行・契約業務の説明なので面白くもなんともありません。①~⑤は飛ばして⑥だけで結構です。いや全部読まなくてもいいんだけど。
役所の中ではこんな事やってんだな、こんな世界があるんだなってことで。
そのために確保しておくお金の枠を「予算」と言います。(マンガでもこの言葉が出てきますね)
役所がやりたい事業の計画を立てて、必要経費の見積もりをとって足し上げたものが「予算」額になります。
ちなみに「予算」は使途ごとに「費目」が決まっていて、費目ごとに金額を決めて予算を作らなければならず、今回の場合は「マンガを子どもに教える」事を役場から個人・団体に委託するので、「委託料」になります。
委託料として確保した予算は、委託する事以外には使えません。(たとえば会場借用料とかキャンセル料とかには使えません。「使用料」とか「補填・賠償金」になります。)
縛りガチガチですね。公金ですから好き勝手に使えたら困りますからね。
(費目間流用という例外処理もありますが、非常に面倒な手続きが必要だし、事前手続きが必須で「当日現場でいきなり」できることではないので省略します。)
事業を執行する部署(今回でいうと文化振興課かこども育成課か)が好き勝手に予算額を決めることはできず、まずは役所内で「(予算を決定する部署である)財政課による査定」を受けます。
財政課は常に「財政赤字を減らさねば。予算を削減せねば、部署に節約させねば。」と考えてますので、事業や経費の必要性を説明しても根拠資料不足だと差し戻しされたり、事業全部が不要だと却下されたりして、何度も査定室に足を運び、ようやく認められたものが「予算案」になります。
「案」です。
(財政課内でも査定担当VS上司のバトルがあるんですが省略します)
議会の予算決算委員会で委員から細かく審議されたあと、問題なければ本会議にかけられて可決されたら正式な「来年度予算」として成立します。(これは首長と議会が激しく対立してない限り、否決されることはまずありません。委員会で審査されるのも事業そのものの必要性で、積算まで見られることはありません。良くありませんね。でも議員さんが役所の全部署全事業の予算案を積算レベルまで細かく分析するのは現実的ではないでしょう。)
(事業に関わる予算要求~支払までの文書は公文書であり公開請求すれば見られるので、オンブズマンがチェックしてる部分もあります。)
さあ、新年度になりました。さっそく予算を使って事業を始めましょう。
これも事業担当職員で好き勝手にはできません。なんせ使うのは公金ですからね。
まずは「予算執行伺」の決済を取らなければなりません。「こんな感じの事業でこのくらいの金額を、この予算のこの費目から使いたいんですが、いいですか」という伺いを文書化して、契約書の案(印鑑が押して無いだけで実際の契約書と同じ)を添付して、担当→係長→課長と審査をうけて決済をもらいます。だいたい文書を回すだけですが、目新しい事業や大きな事業だとデスクの前に呼ばれて口頭説明も必要になります。(金額によっては部長とか首長レベルまで決済をもらわないといけないが、だいたいは課長決裁。)
まあ前年度に予算案を作る段階で課内でも財政課でも厳しくチェックされてるので、今更なんですが。
次は、事業のためお金を出す人・団体と契約します。今回でいうと、さほ氏や会場店ガリレオですね。
契約相手はどうやって選ぶ?なるべく費用を抑えるために原則は入札。
だけど細かい契約まで入札・開札作業してたら大変なので、限定された使途と一定以下の金額に限り、担当職員が契約相手を選ぶ随意契約をして良いことになっています。
その場合は相見積もりと言って、複数の相手から複数の見積書をもらって最も安い相手を選ばないといけません。
「この付近にはこの会場しかない」とか「この技能を持つのはこの人しかいない」と合理的な理由がある場合には一業者・一人だけ選んで見積もりを取っても良いことになっていますが、これは例外処理なので本当にその相手しかいないのか起案文書できちんと説明しておかないといけないし、上司からも細かくチェックされます。
次はまた決済です。今度は「支出負担行為」の文書を回さないといけません。
使う予算の費目(今回なら使用料と委託料)、使途、実行月日、円単位の金額、支払い相手先名、振込口座情報(役所の支払いは原則口座振込です。研修参加費を現地受付で払うとかでない限り、職員から現金払いする事はありません。)を記載した上で、イベント関係書類と見積書を添付して、また職員→係長→課長と決済を回します。今回は課長で終わりません。
課長から決裁印をもらったら、今度は役所の対外支払機能を一手に担う会計課からも決済をもらわないといけません。
首長から独立した「会計管理者」が役所の資金口座を握っていて、会計管理者の部下である会計課職員が役所のお金の出入りの全てを行っているんです。
会計管理者は「部長」並みの偉い人なので大きい金額の契約を見ていて、今回会計課に持ち込んだ「支出負担行為書」は、会計課担当→係長→会計課長で決済されたのでしょう。(会計課にいたことがないので細かい内部処理は不明)
そうやって初めて、相手と契約できます。「依頼」ではありません。「契約」です。
役所の契約行為は極一部に限定された例外(職員が出張で使うJRきっぷとか航空券とかの購入)を除いて、必ず文書契約です。口頭での契約は絶対にできません。(お金を出す証拠が残らないので不正支出になる。)
契約書はだいたいテンプレートが決まっていて、支払い相手、金額がきっちり明記されています。
これを2部用意して、2部ともさほ氏に渡して押印してもらい受け取って、役所では総務課に行って総務課員のチェックを受けたうえで公印(首長印)を押印し、1部をさほ氏に渡して1部は役所で保管して契約成立です。
そうして無事契約が成立して、ようやく「役所から依頼された」ことになります。
契約を結んではじめて役所はさほ氏に「教室で子どもにマンガを教える債務」を負わせることができます。
そして教室開催当日を迎えました。
ん?担当者が会場を2カ所抑えていて、キャンセル料が必要になった?一カ所は有料のところ(ガリレオ)で、もう一カ所は無料のところ(公民館とか)だったのかな。
キャンセル料は「費目・使用料」では払えないので、帰庁して急ぎキャンセル料の支払いのため「費目・補填賠償金」の支出手続きをしないといけません。
でも、一店だけ予約していたのが講師の都合で急に開催できなくなってキャンセル、なら支払う理由も成り立つんですが、担当者個人のミスで2会場予約していて、しかも当日までキャンセルしてなかったからキャンセル料が必要になった、なんて理由は上司や会計課に説明しづらいし、公金の支出としても市民からツッこまれそうです。(自分だったら、ダブルブッキングは無かったことにして自分の財布から出します。それが一番簡単なので)
ここでM山氏が言った「さほ氏へのギャラからキャンセル料を差し引いて払いますね」は可能でしょうか。
まず「決まった報酬(委託料)から急に発生した別費用を差し引く」というのは不適切な支出です。相手に委託する業務内容に対してこの金額で委託すると一度決めたのですから、業務内容が変わらないのに減額するなんて役所内の決済で絶対に認められません。
これまで支出するために役所内で行った支出負担行為書には支払相手・支払口座・支払金額が明記されています。契約書にも相手・金額が記載されています。
後から支出負担行為書を二重線で消して訂正印を押して見え消し修正する・・・無理です。訂正が効くのは誤字脱字くらいで、支払金額とか支払相手先とかの重要項目の修正はどの役所でも認められてません。契約書の訂正も必要です。
役所保管の契約書を担当者が首長印をコッソリ使って勝手に訂正したとしても(今はどこも公印の管理は厳重になってるので難しいけど)、会計課はそれによる支払を認めないし、さほ氏の持っている契約書には修正前の金額が記載されている(双方の合意に基づいてない)ので、奇跡的に会計課チェックをスルーして(ありえない)減額した金額でのギャラ払いが成功したとしても、後からさほ氏保管の契約書を提示されて不足分の支払請求をされたら、口座振込による支払金額記録が残ってますから、役所は追加払いしなければなりません。
追加払いするためにはまた一連の予算執行手続きがイチから必要になりますし、M山氏はいずれにせよこの段階で不正支出・公文書偽造により懲戒処分です。金額という重要項目の訂正・契約書の片方印だけによる訂正を見逃して支払ってしまった会計課の担当や上司も処分を受けるでしょう。(まあ会計課はどこも細かいのであり得ないけど)
教室が無事に終わりました。
相手が債務を履行したのを会計担当が確認してからでないと支払えません。(例外もあるけど省略)
帰庁後、担当者は会計課にお金を支出してもらうための書類「支出調書」を作ります。文書仕事ばかりでウンザリですか?公金だから仕方ないんです。
ここでもまた、予算の種類、費目、支払相手名、支払金額、支払口座、支払予定日、債務発生日(教室実行日)、支払内容、等を記載して、(システム化されてて支出負担行為と紐付けられてるので、ほぼ自動入力)
先に決済済みの予算執行伺・支出負担行為書・役所保管分の契約書原本・相手が委託内容を実行した証拠(マンガ教室の写真等)と検査調書を添付して、
課内で担当→係長→課長と決済をもらって、会計課に持ち込んで会計課内でもまた会計課担当→係長→会計課長と決済を経て、
はれて会計課が銀行に口座振替依頼データを送信して、さほ氏の口座にギャラが振り込まれることになります。
もちろん課内でも会計課でも、事前に決済を受けた支出負担行為書や契約書に記載された金額・相手名と、支出調書に記載された金額・相手名は照合されますので、「こっそり減額した金額で支払い」しようとしても「書類間不一致」でハネられます。
まあ、減額したとしてもガリレオさんへのキャンセル料の支払い手続きはされて無いので、予算が余るだけで意味ないんですけどね。
これで「事業」としては終わり、なんですが、担当の仕事はまだあります。
年度末の決算作業。決算書ができたら決算特別委員会の想定問答の作成。
翌年度に行われる部内監査((事業執行課の総括課が行う))、定期監査((外部から任命された弁護士や有識者の監査委員会の下部機関である監査事務局による、昨年度に誤った処理がなかったかの検査。支払関係は特に細かくチェックされる。こっそり書類書き換えとかしてもここでまずバレる。))、監査委員自らによる委員監査の監査資料作成や当日の対応。
もし予算に国庫補助金が入っていたら、補助金の実績報告書提出や受け入れ手続き、国の会計検査院による検査の受検((非常に細かく厳しい。ここで不適切な支出とされたら国庫補助金返還となり、返還金の予算確保のために予算流用手続や補正予算編成作業や議会対応が出てきて死ぬ))。来年度の補助金の事業計画や交付申請、等々・・・
と長々と説明してきましたが、帰宅してからずっと書いてて誰が読むんだこんなの。
役所の担当が持ってる事業は1つではありません。複数分野を担当していて分野ごとに複数の事業があります。
教室も1回で終わりではなく年間に何回かやるんでしょう。
教室開催ごとに講師をやってくれそうなマンガ家を探して、コンタクトを取って、ギャラ交渉して、日程調整して、契約して・・・
広さと場所が適した会場を探して、見積もりとって、後払い振込払いの了解もらって、予約(契約)して・・・
講師から教材データをもらって内容チェックして、コピー製本して必要部数を用意して、当日会場に教材持ち込んで様子を写真撮影して・・・
そして毎回ごとに講師と会場に②~④の予算執行・契約・支払手続きもせにゃいかんわけです。
ということで、役所がこの手のイベントをやる場合、教室・講師の手配などイベント開催をまるごと民間業者やNPO団体などに「業務委託」 Permalink | 記事への反応(0) | 21:42
NECの研究提案会議はテーマリーダーがプレゼンを行い、研究所長と中央研究所長が審査するものです。件の研究テーマも、江村氏の責任の下で承認されたもののはずで、それを「まだ~」という発言は極めて無責任だと感じました(私もその場にいました)。また、私がその分野に明るくないことを差し引いても、当時の技術水準であの研究テーマは極めて先端性を有しており、今後20年間のSIビジネスをけん引できる可能性に満ちているものだっと思います。それこそ、「企業の基幹システムのAWSマイグレーションはNECが見積もりも含め、一番仕事が早く、安心感がある」、というようなステータスにすることは可能だったと思います。江村氏はCTOになる以前は、常々から「NECはSIをもうやりません」と公言していましたが、NECのSIビジネスはレベニューの増大は不可能でも、規模としてのシュリンクが非常に困難です。そのため、最低限のSIビジネスをやっている人たちが、それで食っていくための武器が必要です。特に外部リソースの活用が不得手なNECにとって、NEC発の技術なのかどうか、非常に大きな意味をもっています。私がかかわるところでは、顔認識は世界でみれば3流ですが、それでもNEC発であることを最重要視して商流に乗せています。
専門性をもってビジョンを示すことは研究者として重要であることには同意しますが、それは提案を聞く姿勢がある場合に限っていえることです。江村氏の経営では、「わからんから却下、再提案」ということが横行していました。その分野のビジネス判断として事業部とネゴシエーションをテーマリーダは実施してニーズを特定し、ビジネスチャンスを示すこと。そしてリスク要因として将来そのビジネスを取り巻く環境変化を示しても、江村氏はそれらを理解できず、却下することがしばしばありました。無論、配下の研究所長がリーダーシップを発揮し、責任をもって推進する、と援護があれば進むこともありますが、NECではそのようなリーダーシップをはぐくむことは不可能でしょう。なぜならNECのリーダーは、自身の責任を明確化しないまま、YesともNoとも言わずに、上位のポジションが空くのを待つことが基本姿勢だからです。結果、研究者が優れた業績を上げればそのウマに乗ってポイントを得るし、却下した研究テーマで他社が優れたポジションを獲得しても、そのテーマに投資しなくて正解だった、などと宣うのです。
また、CTOブログが言語道断な内容という主張についても、元の増田に同意です。研究資金獲得において、江村氏の発言は全く参考になりえません。資金投入の考え方として、客観指標と主観指標の2つの側面があります。まず、エビデンスや世界情勢への理解といった点で、客観指標としてガートナーレポートに遥かに劣ります。一方、主観指標として役に立つかといえば、意思決定として、NECが注力すべき研究テーマもぼやけており、責任をもって推進する、という姿勢は全く見えません。元の増田氏は江村氏をIT音痴と評していましたが、私はそれに加えてビジネス音痴でもあると思っています。江村氏が重要視し、集中投資したすべてのテーマで競争優位性を確保することができていません(劣化診断や農業ICT、そして漏水検知は試験プレスは出ているのに、正式に導入されたプレスは出ていないことからもわかります)。それを踏まえれば、キャピタリストとしてのCTOに対する評価は、落第も良いところかと思います。それでも江村氏がそのポジションについていることは、単に大チョンボをやらかした研究所出身の國尾氏の後釜という意味合い以上のものはないでしょう。
先日の増田以来、研究所内でも重役に対する評価が変わってきたことは喜ばしい点でもあります。リーダーシップを発揮しようとしない所長に対するレポーティングは省力化を優先するようになりました。彼らはビジネスを動かすことも、資金を調達することも存在感を発揮できないだろう、という見方が強まってきています。この、影響力がない仕事コストを下げようという試みが機能するかどうかは、彼らのプライド次第という面もありますが、うまくいかなければ転職しよう、という現場の考え方が出始めているように感じています。