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2014-06-06

http://anond.hatelabo.jp/20140605083137

元増田(ある漫画家志望の半生 )と同じ人が書いた気がする。

どちらの文章も人の心に突き刺さる。

こんなすごい人達たまたま出会うとは考えにくい。

作家収入250万円とか1桁少なく言ってるのでは。

気になるのはこの人が漫画家小説家のどっちなのかだ。

2014-06-05

http://anond.hatelabo.jp/20140605224035

(なんか改行できない。酔っぱらいが書き込んでるみたいだけど、まあ、許せ。)

っていうか自称プロ作家37歳とやらに釣られる人らが私は恐ろしくてならない。

仮に本当でも、わざわざ肩書きを晒しはてブに影響を与えなければならないと考える作家ですよー、ヤバイ臭がかなりプンプンする。

私が最初にこれについて回答を書き込んだ直後にこの37歳ちゃんがやたらにはりきった書き方してたから、ああこれは釣り始まったなあと嫌な気持ちでいたのは、まあ、たしか

一見もっともな、諦めない美しさ論だけど。

一枚100円の宝くじを1000000枚買いました一枚も当たりませんが一億円欲しいんですが諦めかたが分かりませんという人に、あと1000000枚買いましょう、買えないあなた努力が足りませんとこの馬の骨は説いているわけす。

でその金を工面するためにサラ金行けとね。

100円の宝くじをまあせいぜい100枚買ったあたりで一億を諦めるのが普通の人。

バカでもその十倍買えば諦められる。

元増田はどうなのと言えば、察し。

…ああ、それにしてもこの騒ぎ。

有名人になりたい人って、いっぱいいるんだなあと思いました。

だけどもこゆのポップカルチャーに集中してるのが察しだとも思いました。

アイドルバンド声優漫画家ラノベ作家エロゲ作家

そいでみなさん30過ぎるくらいになるとある日突然、ゲージツガー、権威ガーとか言い出すんだけどねw

面白い人たちだなあ、とw

昔私も三万のために三万はたいた人間から言えますがね。

三万はたいた後になぜだかやんわりと出入り禁止みたいな扱いになった。

事情はあちらさんにあり、私には一切落ち度なし。

こういう例も、ありますよ。

あーあと、別サイト自称プロ小説家デビューまりましたとかで暴れまわってるのにも出くわしたなあ。

そいつは二言目にはデビューガーとか言いまくってウザがられて、前からいる人から叱られてたけど、これに逆ギレしてたけな。私にも横柄な口叩いて絡んできたことある

今思うと、口調から考え方から、そっくり。量産型なのかね。

でも、まあ。

今回の増田自称37歳作家は、みなさん頑張って、一億のために一億使って出禁になってね、って話です。

http://anond.hatelabo.jp/20140605083137

小説を読んだことはあんまり無いけど小説家になりたい

という人がかなりの数いると聞いて半信半疑だったが、

ブコメの多さをみて本当かもしれないと感じた。

例えば今の時代肉体労働をするのが一番性にあっていて

幸せタイプかもしれないのに、

下手に大学まで行ってしま頭脳労働をするのが普通と本人も周りも思い込み

当然上手く行かず苦しんでいる人はたくさんいると思う。

元記事の漫画家志望の人も似たようなもんではないだろうか。

2014-06-02

日雇肉体労働という奴隷天国

大学が忙しくなったので定期的なバイトシフトが組めなくなり、仕方がないので日雇い派遣会社に登録して働く事になったが実に最悪だ。

主にいっているのはコンビニ物流関係の所。

基本的に糞な点を挙げると

1、働いている人間が糞。基本的に怒鳴る、キレる、等でしか人とのコミュニケーションができない人が多い。

 「アレやっといて」「アレってなんでしょうか?」「んなこともわかんねえのかよ!」な感じ。

2、現場に統一されたマニュアルがない。誰かの言うことを聞いて仕事をすると別の誰かが「なんでそのやり方でやってんの!」とかキレる。

 基本日雇い相手なので育てるという発想がなく、牢名主みたいな連中が我が物顔で仕切っている為行き当たりばったりにしかならない

3、それでありながら給料が非常に安い。最低自給な870円とか。しかも余計な人件費使うまいと、早く終わるとその給料分はケチをつけて払わなかったりする。

4、1~3が相まって職場にはものすごい負の空気が漂っている。

今までの週4のテレアポ仕事をつらいと感じていた自分が懐かしい。

コンビニはじめ日本の便利さってこういう奴隷産業が支えているんだとしみじみした。

そんな仕事場に電車賃すら惜しくて自転車で一時間かけて通い、食事に270円の牛丼を食ってると「ああ、俺は本当に奴隷なんだな」と思って涙が出てきて、仕事が終わるとまずくて気持ちが悪くなるのを承知氷結果汁でも飲まずにはいられなくなる。

僕はこの生活期間限定であることがわかっているからまだ耐えられるが、もしずっと続けなければならないとしたら本当に寒気がする。

赤木智弘が「31歳フリーター希望は、戦争」を書いたときに左系の知識人から「それは結局体制派を利するだけの感情論に過ぎない」とか批判されたが

もしこの生活を一生続けざるを得ないとして、その時にレーニンヒトラーでもいいが、このやり場のない憎しみをまとめ上げて指向性を与えてくれる人間がいたら非生産的なのを承知自分はあっさりついていくだろうなとも思う。

さて先日、伊東乾先生村上春樹を「所詮経営の苦しい己のジャズ喫茶赤字黒字を思いつつビールをなめつつ書いた原稿であって、しらふの本気の人間には最初からキャンてなもんで太刀打ちも出来ない」等とdisっていた。

http://togetter.com/li/672828

まあご立派な環境で作ってらっしゃる伊東先生音楽は「あっ前衛的っすね」で済ませとけばいい現世と没交渉な退屈極まりないものだとは思うけど、その一方で「人間の大半を決定する多感な10代20代をどう送ったか」が創作をする人間は非常に重要というのはうなずける点がある。

村上春樹自身がジャズ喫茶経営経験から書いている事だが、絶え間ない肉体労働貧困というもの人間を絶え間なくすり減らしていくものなのだ

奴隷仕事やらせ哲学談義にふけったギリシャ人のように、文学なんてものはそういうのものと離れ余裕を持った人間でもない限り、難しいだろう。

肉体労働から小説家になった西村賢太しろレイモンド・カーヴァーしろ例外中の例外からこそ目立つのだ。

世の肉体労働者が心をすり減らし、アルコール等に逃げざるを得なくなりどうなっていくのかを見たければ山谷なり黄金町なりにいけばいい。

腐るほど日本の成長の為に使い捨てられた先輩奴隷たちの末路を見ることができる。

そして貧困を逃れられた人間でもその憎しみをかつての自分同類に向ける渡邉美樹のような人間もいる。

貧困や苦労が人を立派にする」などと言うのは自分と同じ苦しみを味あわせるためか、苦労を知らず貧困ロマンを持つ馬鹿たわごとに過ぎない。

正確を期するなら「貧困や苦労を抜け、その苦しみを自らが相対化できるだけの余裕を持てたとき、人は立派になることもある」とでもいうべきだろう。

とりあえず、僕はこの生活自分から余裕がなくなり、憎しみをため込んで、嫌な人間になりつつあることを自覚している。

おそらく数年間続ければ自分達最下層奴隷意味なく怒鳴り散らしているベテラン奴隷になるのだろう。

日本社会格差の増大に苦しむという。 そういう人は、電気のない干ばつのアフリカ砂漠の続く酷暑アラビアで、まずほんの短時間にせよ、生きてみたらどうか。 そして飢えに苦しむ人々に自分の食べるパンの半分を割いて与えるという人道の基本を体験したらどうか、ということだ。」とかほざいている金持ちの家に生まれた曽野綾子。おまえは一年くらいここで働いてみろや。

あと人道の基本ってのはお前ら持っている人間が持たざる人間に対して与えることだろうが。

お前みたいに「うちの奴隷はよその奴隷に比べて待遇がいいから耐えろ」とかいうことじゃねえ。

この十年の大学学費の異常な値上がり、不況による仕送りなんかの減少で自分みたいな大学生は多いだろう、というか周りを見回してもたくさんいるし、学費がはらえずに脱落していった人間も多い。

そして窮状を訴えれば団塊だのバブルだので好き勝手やった連中が「甘え」だのと言い、アホな学者は「牛丼福祉」なんぞとほざき、弱者の味方のはずの左翼のみなさんは「脱成長」だのイデオロギーありきな「脱原発」なんぞにかまけててこっちを見ない。

ほんと、どうにもならねえよ糞ッタレ。

とりあえずこれからツタヤで100円で借りたアメドラの「スパルタクス」で奴隷が蜂起して主人達を皆殺しにするシーンでも見ることにする。

と金がないっていう事について非常に参考になるまとめをはっとく。

底辺から這い上がって語る貧乏 都会とカップラーメン

http://togetter.com/li/304874

追記

分かりにくかった所などをいくつか修正しました。

さらに追記

こんな駄目大学生が書いた文章を多くの方に読んでいただき恐縮です。

あとブコメnetcraftさんという方のお名前が出ていましたが、その方と僕とは関係がありません。

迷惑が掛からないようにここに記しておきます

さてこの文章を書いた意味、と言うようなものは正直特にありません。

本来なら「不況なのにシャレにならないレベルで上がった学費をどうにかしてほしい。お金持ちでない家の大学生でもある程度勉強に専心させてください。世間に対して影響力のある人が現在若者の状況をろくに調べないで自分脳内のみで考えた若者像で批判ですらない中傷をしないでください。」等と書くべきなのかもしれません。

ですが残念ながらこういった状況を改善しようとする意見が、自己責任だの甘えだのといった安い言葉で個人の内面の問題に矮小化され冷笑されるのをずっと見てきましたので今更そんな事を言おうとも思いません。

書いた事に意味がなくとも理由があるとすれば「主人の見ていないところで文句をたれる」という奴隷にも残された自由でストレスを解消したことと、これから大学生になろうとする人に家がお金持ちでなければ、学費学部の選択や就活等によってこのような事態は容易に起きるという事を知ってもらえればということくらいです。

僕は自分が今している仕事奴隷であり、心底糞だと思っていますが、所詮期間限定であり、ずっとこのような環境で働き続けて消耗し、抜け出そうという気力すらなくしてしまった人々のつらさには比ぶべきもありません(まあ脱落して戻ってくるかもしれませんが)。

ただ現状こういった労働は「無敵の人」を大量生産する工場として機能し始めていますし、その問題を社会問題として対策をとるのではなく個人の問題として切り捨ててきた以上、ツケは社会全体に回ってくるとは思います

兎にも角にも読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。

蛇足に好きなマンガに出てきた救いのない台詞を書いて〆にします。

「お前らは暴力でこの地を奪った。オレ達はお前ら以上の暴力でこの地を奪う。まさか文句はあるめぇな。」

2014-05-11

http://anond.hatelabo.jp/20140511172920

この理屈だと小説家消費者だよな。

言語体系から自分で作らんとダメか…。

ミュージシャン消費者だよな

音楽技術理論体系は誰かが作ったものだし

楽器だって誰かが作ったものだ。

くりえいてぃぶであるということは難しいなぁ

2014-05-07

ポスドク理系書籍ゴーストライトせよ

★「図書館サービスが格段に進歩している、図書館のせいで小説売れないのも仕方ない」と増田投稿したら、

 「理系専門書のジャンルでは、図書館の品揃えはロクなものじゃない」という返信が来た。

  確かに理系の専門書ジャンルって、図書館は品ぞろえが×だよね。

  内容もすぐに陳腐化するし

★これは「理系分野では、図書館よりも実際の本の方が需要が多い」ということの証明な訳で、

 「図書館のせいで自分の本が売れない」と嘆く小説家は、理系分野を執筆すればいいのでは?

★世の中のニーズ的に、理系分野の執筆の「供給量」が、「需要」を大きく下回っている、ということか?

 理系教授とかが、本気で執筆量を倍にすれば、売れるだけの需要はあるのに、

 教授が書かない(忙しくて書けない、別に経済的に困ってないから書けない)から需要を満たせてない?

文系著書のジャンルでは「ゴーストライター」という職業がある。

 忙しいタレント経営者に変わって、口述されたエッセンスを膨らませて「著書」にまとめて売り出す。

 無名ゴーストライターが筆者になっているより売れる。タレントゴーストライターも読者もハッピー

★で思ったのだが、いわゆる理系の「ポスドク」に、理系ジャンルの本を書かせて、

 それで「著者」として有名理系教授肩書を借用する、という「理系ゴーストライター制度」を確立すれば、

 教授ポスドクも読者もオールハッピーなのでは?

 ・・・或は論文世界では結構横行しているのか?

2014-05-02

東京23区と政令市地方との図書館格差

http://anond.hatelabo.jp/20140502221658

読破したのは、薬師院はるみ「名古屋市の1区1館がたどった道」という本だが、

 このタイトル自体東京23区居住者には違和感がある。

 というのは、名古屋横浜大阪のような政令市では「1つの区に1~2館」というのが実情だが、東京23区では

 「区内で7館とか10館」というのが、ごく当たり前の状況になっている。

 

 政令市だと「図書館から半径1キロ圏内の人口より、半径1キロ圏外の人口の方が多い」、

 つまり図書館が徒歩圏外にしか存在しないエリアの住民の方が多い」のだが、

 東京23区では「図書館から半径1キロ圏内の人口の方が、半径1キロ圏外の人口より多い、

 それだけ図書館網が区内をくまなくカバーしている」状況である。 

 東京23区の図書館環境に慣れてしまった身には、政令市図書館状況というのは「まことにお寒い状況」に見えてしまうし、

 おそらく図書館利用率も、徒歩で図書館アクセスできる23区と、そうでない政令市では、全然違っていると思う。

 ましてや、図書館が整備されてない通常の市、或は郡部とでは、利用率は月とスッポンだろう。

 多分、23区住まいの方が、読書欲が多く、かつ経済的にも余裕があって、

 本来なら「小説家にとって、お客様を多数抱えているハズの商圏」なんだが、

 そういうエリアでくまなく図書館ネットワークが構築されちゃっているから、小説家の怒りも相当なんだろう。

★あと、「住民1人当たりの図書館館数1位は富山県だ、だから富山が進んでいる」という言説があったが、

 これには違和感がある。

 

 利用者にとっては、人口当たりの館数なんていう数値はあまり意味がなく、

 「徒歩圏内に図書館があるかどうか?」それが大きいと思う。

 

 クルマを運転できる大人なら徒歩圏云々はあまり関係ないが、クルマ自力で運転できない小中学生にとっては、

 「徒歩圏内に図書館があるか否か?」は、「図書館を気軽に利用するようになるか、否か?」の分水嶺になってしまう。

 その意味では「徒歩圏内に図書館サービスが行き届いている23区が、圧倒的に進んでいる」と思う。

名古屋図書館整備の歴史より、

 「なぜ東京23区は、ここまで図書館王国になったのか?歴史的背景は何か?」

 という歴史の方が、はるかに興味深い。

図書館プロって、この「徒歩アクセスできるかどうか?」の観点をあまり重視してないような気がする。

 図書館関係者って、「図書館が果たすリファレンス役割」とか、とかく大上段に構えがち。

 でも、図書館利用者の9割は、そういうことを気にせずに、「タダで本を読める、読書欲を満たせる」という単純な理由で

 利用していて、図書館関係者の高尚な想いと、ズレてる気がする。

 だから図書館関係者が「図書館役割向上」という場合

 「リファレンス機能の向上云々」という話に飛んでいくが、

 利用者目線だと「徒歩圏内にサテライト館が欲しい、貸出冊数・期間を拡大してほしい、開館時間を延長してほしい」

 という利便性の話になっちゃう。

 この辺の意識のずれは、何とかならないか?

★そもそもレファレンス機能アーカイブ機能は、国会図書館都道府県中央図書館が主に担えばいい話であって、

 市区町村図書館、それもサテライト館は、とにかく利便性向上につとめればいいのでは、とも思う。

 本を読む、という場合

 1.明確な目的意識で、何等かの調査をする場合

 2.なんとなく、読書欲を満たしたい

 という2つがあって、1.の場合レファレンス機能アーカイブ機能重要になる。

 また、蔵書数は多ければ多い方がいい。

 (逆に利便性はさほど問われない。閉架や禁帯出でも仕方ない)

 でも2.の場合は、他館からの取り寄せ機能さえしっかりさせておけば、

 蔵書数にはこだわることはない。リファレンス機能もあまりいらない。

 それより利便性が命になる。

 プロは1.ばかり見て、市民は2.を渇望している。

図書館のせいで本が売れない」という作家の主張にも一理ある

先日、ナントかという小説家(元コダック社員)の

「本が売れないのは図書館のせいだ」というのがホッテントリ入りしていた。

で、コメント

「前から図書館ってあったのに、何言ってるのこの人?」的反応が多数だったが、

自分はこの小説家の主張にも一理ある気がする。

というのも、数十年前と比べて、図書館の蔵書数もサービスも全く別物であり、

「今の図書館と、以前の図書館では、全然別物」だからだ。

先日読破した図書館に関する本に、政令指定市の貸出冊数の推移が出ていた。

これを見ると、図書館利用の伸びが著しいことが実感できる。

例えば横浜市の年間貸出冊数は、

1959年     23千冊

1961年     18千冊

1965年     12千冊

1970年     58千冊

1975年    507千冊

1980年  2,325千冊

1985年  4,260千冊

1990年  5,323千冊

1995年  9,143千冊

2000年 10,893千冊

2005年 11,659千冊

2010年 11,122千冊

という具合であり、自分子供だった頃(75年)の20倍の冊数に達している。

また、自分子供、いや大学生だった頃と比較しても

・貸出冊数の上限が拡大

・期間延長に柔軟に対応

・「深夜まで開館」が増えた

・貸出予約ができる

 (しかネットでできる、確保通知メールも来る)

・市内他館からの取り寄せができるようになる

場合によっては他市町村からの取り寄せができるようになる

・従来はその市区町村住民票があった人しか図書館カード作れなかったのが、

 勤務先がその市区町村、という人もカード作れるようになった

バーコードICタグ化で、貸出時に行列せずにスムーズに借りれる

 場合によってはセルフ手続きで借りれる

 (手作業だった時代は、この手続きが相当行列していた)

・返却ボックスで24時間返却できる

CDDVDも借りれるようになった

サテライト館が増え、徒歩圏内に図書館存在するようになってきた

という風に、サービス内容の進化が物凄いことになっている。

から、この作家の批判をする前に、

「本の売上の推移」と「図書館の貸出冊数・蔵書数・館数の推移」と「図書館に投入される税金額の推移」を

冷静に検証した方がいいんじゃないか、と思う。

毎週図書館を利用している自分も、

「ここまで無尽蔵に図書館税金投入して、本当にいいのか?」と一納税者として疑問に感じる。    

2014-05-01

http://anond.hatelabo.jp/20140501214714

ばけらの

リアル小説家萌え擬人化したネタ小説

ヒロインは「狼と香辛料」「マグダラで眠れ」の支倉凍砂モデルとした葉隠イヅナ。

1巻のプロットが秀逸だったので、また続きを読みたい。

リアル時間リンクしてる感じの作品だったのでさすがにもう無理か。

2014-04-29

見た目?

友達の出した本がベストセラーになった。

一人は最初テレビで取り上げられたんだっけな。

話題性もあってよかったと思う。

でも彼女と同じ、いやそれ以上の発想の友人も沢山いて、

彼らの思想が世の中に紹介されていないのはすごく勿体無いなとも思う。

彼女は見目麗しいほうでもないが、

清潔感があってかっこいい、という感じだ。

彼女だってベストセラーを書こうと思ったわけでもないだろうけれど、

バズりそうだという予感はたぶんあっただろう。

でも見ているとマーケティングのほうが重要かもしれないなとは思った。

稼いだお金以上に借金しているみたいで心配ではある。がんばれよ。

別の友人の本がベストセラーになった。

これもとても良い本だけれど、

内容だけ羅列してしまえば、一種の評論の類で、

あんまりバズりそうな内容でもない。

ただ彼女キャラクターがとても魅力的、なのかもしれない。

これもついこの間まで普通の人だったので、

やはりマーケティング重要なのかもしれないと思った。

自分テレビ出る?本出す?と言われたことがあった。

出てる友人みるとそれなりに生活はできているようだし、

大して人気もないぐらいがちょうど良いらしい。

でもあの業界にぶら下がるのが何となく嫌だ。

増田は良いよ、

このぶら下がらない感じが。

2chも良いんだろうけれど、なんか開いただけで何かに感染しそうな感じがして、

近寄ったことがない。

「お前の噂も書かれているよ」って言われるとますます怖くて開けない。

追記:ブクマコメントありがとうございます

編集者って重要ですよね。

自分の友人で一番文章が上手くて、絶対小説家になるだろうと思っていたのは編集者やってます

2014-04-28

ベンチャー起業して上手くやるための、最短パス

大企業を蹴って、ベンチャーに就職 するって?

新卒青年よ、悪いことは言わない、それだけはやめるんだ。

大企業だと先が見えてて自由がなくて面白くない、でも、ベンチャーだと会社と共に成長していけるから楽しそう」お前はそんなふうに思っているんだろう。

若者よ。気持ちはわかるぞ。そしてそれは全く正しい。

                                                                

10年付き合った彼女が、おまえのとろうとしているキャリアパスをたどった。

一方、俺は逆のキャリアパスをたどることになったんだ。大卒で(名前がNから始まる)とある大手企業に入社し、数年後、仲間と共に小さな会社を興した。

その経験から言う。おまえの考えは正しいが、おやめなさい。

ベンチャー就職活動真実

新卒でいきなりベンチャーに入っちゃう若者は、残念なことに、結構いるらしい。

就職支援を行う企業にいる友人が面白い話をしてくれた。

ベンチャー専門の就職説明会というのがある。ベンチャーに入りたい新卒を集めて、まだ名前が広まっていないベンチャー企業が集まって、彼らに自社を紹介する、そんな合同説明会だ。

説明会ビュッフェスタイルの豪華な食事とともに、ホテルラウンジで盛大に執り行われる。参加する学生も熱意に満ち溢れている。一般的説明会に参加する新卒とは、目つきのギラつきが違うらしい。企業の説明のために社長本人が繰り出してくることも多い。

企業の説明がひと通り終わって、担当者フリーになると、学生は我先にと質問に押しかける。そして名刺を押し付けるんだ(学生自分で名刺作ってるんだぜw びっくりだろ?)。

モチロン、名前を売るためだ。個人的に仲良くなって、入社の時にライバルに差を付けようとするのが、彼らの狙いなんだ。


「…へええ、実に、おめでたいねえ。俺が学生の時なんて、てめえの研究に夢中で、就職活動なんてろくすっぽやらなかったけどな。決められたレールで、用意されたステージゲームすればいいやあ。俺ダメ人間だなーw って思ってたけどw」

と俺が感想を言うと、就職支援の友人はスルーして、言う。

「いや、違う。これは『バイオハザード』なんだよ」

まり、『ゾンビ』は狩る気まんまんつもりで人間に群がるが、実は、狩られているのは『ゾンビ』の方なのさ。

学生側は自分で色々工夫して、積極的就職活動しているつもりなんだけど、彼らの中にはモチロン東大京大早慶はいない。

そういう頭のいい連中は、まっさきに大手企業内定決めちまってて、余った時間で、旅行先で女とパコパコしてるってワケ。

二流大学学生が、必死になって、それに続く。

残ったボンクラ学生が、俺らを頼る。俺らは彼らに就職先を紹介してやる。『ベンチャー』の響きがいいから、彼らは、「あれ? 実は、俺らって勝ち組なんじゃね」とか「受け身で生きてる奴らに差をつける」とか考えちゃうけど、

そういうポジティブシンキングって、ただ単に、自分を騙してるだけなんだよね。選択肢がないって現実から目を逸らしてるだけさ。

まあそういう学生は実際に働く段になって、いろいろな不都合に目を瞑って頑張ってくれるから企業側としてもありがたいんだろうけどね。

そういうのもある意味才能だよ。『セルフブラックアウト』って俺は呼んでるw

それに加えて、目が眩むってのもあるだろうな。きらびやか場所パーティする機会なんて、今どきの学生はめったにしたことないだろうからさ。

でも実際は、『ホテルラウンジ』は、『ハローワーク』なんだよ。

「まー結局は、いつの時代も、お金持ってる方とか、学歴持ってる方とか、もてるものが勝つんだよなーw そしてダメ人間は負ける」と軽口でシメようとした俺を横目に、友人は笑う。

「いや、中小企業も楽じゃないんだぜ。お前はわかってるだろう? 連中も東大京大とは言わずとも、早慶マーチあたりを取りたい。でも無理さ」

「カネがないからねえ」

「そう。でも大企業は金持ってるから、派手に募集をかけられるってわけ。リクルーTとかをつかってな。でも、そんな余裕のない企業様方もいっぱいいる。困ったなあ困ったなあ、でも学生ほしいよお。さあどうしよう?」

「そこにお前が現れるんだな」

友人はニヤリと笑って言う。

「その通り。俺らが中小企業たちに、『ベンチャー』ってラベルを付けて、魅力的に見せて、学生に紹介してやる。就職先が無くて意欲を失ってた学生も大喜び。Win-Win関係。そういうマッチング商売なのさ。実にウマイw」

シワひとつ無いシャツの袖に、派手なカフスボタンをちらつかせて、ニヤニヤ笑う友人。

なるほど。ラウンジの貸し切り料金と豪華な食事代は、全部中小企業持ちか。それでもリクルーTの利用料金よりは安くつくってことか。なんだかなあ。

呆れた俺は、店の飲み代を彼のオゴリということにして、その場を後にしたんだ。

ベンチャー起業して上手くやるための最短パス

彼女はいきなりベンチャー就職したが、俺はまず、(名前がNで終わる)大企業就職することにした。

ことにしたって書いたけど、ちゃんと考えたわけではない。前述のとおり適当なノリで就職した。のんびりやってければいいと思っていたんだ。

けれども、周りを見ると優秀な連中ばかりで、そう甘くはいかなかった。

周りに流されやすタイプだった俺は、せめて浮くまいとして、必死仕事した。

いつしか気づくとデスク光学関係の専門書で埋まっていた、仕事にかじりついて傷んだ腰を痛みを和らげるために、テンピュールのランバーサポートを買った。

社員は多いのに仕事は尽きること無く次々とやってきて、難しい問題に直面する度に、チームメンバーとの議論が白熱した。

少し暗いが音は優しい仲間たち。くせのある連中で、諍いを起こす度に俺は彼女に愚痴っていたが、振り返ってみると悪くない時間を過ごせたと思うんだ。

社食の味が薄味だったのが気にいらなかったけどね。

そうして、俺は経験をためていった。

重要なのは、安定した環境なんだ。

村上春樹は自著で、”真の芸術が生み出されるためには、奴隷制度が必要不可欠”と述べているんだが、その理由は、奴隷が畑を耕したり、食事を作ったり、インフラ的なことをやってくれるからだ。その上で芸術家は好き勝手にやりたいことをやれる。研究開発でも同じだ。

安定した環境が確保されて初めて、知識や技術を会得できる。明日おまんまを心配すること無く、目の前の仕事に集中できること。それが重要だ。

今、思いついたが、ベンチャー就職した彼女がやつれていったのは、まともにメシを食っていなかったというのもあるかも知れないな。三食カロリーメイトとかザラ、等と言っていたので心配したこともあったんだった。

薄味の社食は物足りないかもしれないが、A定食→B定食→C定食→D定食→A定食... と繰り返していけば、飽きること無いし、栄養もつくし。

安定と関連するが、大企業は定時に帰れるってのも結構大事なんだ。

若いころこそ、”遊ぶ”イコール人生無駄、的に考えていたが、今から振り返ってみると、本当によく遊べた奴が、得てして成功している。その傾向にあると思う。

俺の個人的な経験を拡大して一般化するのは無理があるかも知れないけどね。

”遊ぶ”ことは思考のかたよりを解消する効果がある。

とあるインドジュニアスクール休み時間は、授業一時間に対して、たっぷり30分取られる、という話を聞いたことがある(※ただし、その時間で自習している奴もいると思うけどね)。

俺も大企業時代で一番はかどってた時には、定時帰りで遊びまくっていたし。

每日のように街のダーツバーに行って、オネーチャン引っ掛けてよろしくやっていたんだ。

まり俺が言いたいのは、”若くて技術がないうちは特に大企業で力を蓄えるべし”ってこと。

そして、5年経ったら、独立する。

社会人のみんなはわかってると思うけど、どんな職場でも、5年も働くと飽きてくるんだ。

『飽き』っていうのは、仕事パフォーマンスに絶大な影響を及ぼす。

誰かが喋ってた胡散臭い説明だが、気に入っているものがある。

「我々の先祖ジャングルに住んでいた。ジャングルでは意味のないものに注意を向ける人間はいなくなる宿命にある。

遠く流れる雲を数えたり、カブトムシを集めたり。のんびりと下らないことをしている人間は、背後から近づいてくる毒蛇や、ジャガーに、気づかない」

そうした性質が我々に遺伝した。すなわち、生き残るために、下らないことに注意を向けようとすると、やる気が無くなるようになっている、と。

そして、新卒の坊やが言うように、そうなったとき、好きに仕事を変えられる自由は、大企業では得難い。特に技術屋はそうだ。

時が来たのだ。技術は蓄えた。今こそ、真の自由に突入するタイミング!!

そう思って会社を興した俺。紆余曲折を得て、なんとかベンチャーを続けられてる。

ところで、入社したはじめはわからなかったが、エリートとその他大勢を見分けるのには、実はちょっとしたコツが有るんだ。

それは机をよく見る事だ。

いや、机のきれいな奴がエリートってわけじゃない。机の汚い奴にも仕事のできるやつはいる。というか多い。

営業とか、人材マネジメント関係の人は割と皆知っていると思うが、「机の片付け方に、そいつなりの秩序がある奴は、たいてい仕事できる」。

たくさん仕事している奴は、資料をちょっと振り返るのに、ガサゴソ書類の山を漁ってさがしたりしない。ちょっと考えればわかると思うけど、そういう作業には1分とか2分とか、細かく時間が掛かるし、脳内コンテキストスイッチしなくてはならなくなる。

まり、それまでの深い思考を一時的に、脳内メモリからハードディスクに書き移して、退避させなきゃならないんだ。

脳みそハードディスクは書き込みは速いが、読み込みは遅い。目的の書類を発見した後に、再び深い思考状態に戻るのは、かなり時間がかかる。そしてそういう行ったり来たりを繰り返していくうちに消耗して、いつしか深く考えるのをやめてしまう。

から、デキるやつは、書類を探すのに時間を掛けない。たとえ机の上に山ができていても、目的の書類を即座に(1秒以内に、迷うこと無く)見つけてくることができる。

彼のシステム発見するスキル意識していると、いつの間にか身につく。

社内のいろんな部署ちょっと顔を出して、そういう机をしている奴を探して、声をかけるんだ。

休憩の時とかタバコ吸いながら世間話をしたりする。

で、連絡を取り合って、一緒にバーに行ったりするんだ(そしてオネーチャンたちに”自慢の友人”として紹介する)。

そうして仲良くなった数人を引き抜いて、自分会社を起てるんだ。

おおまかに言うと、俺が会社を起てる際にやったことは、そういうことだ。

Yコンビネータっていう外国ベンチャーキャピタルの、ポール・グラハムっていう人がこんなかんじのことを言っていた。

ベンチャー成功するかどうかを決めるのは、彼らのアイデアがどれだけすごいかは関係無く、ベンチャーを構成するメンバーの『人間』で決まる。

俺も経験上、完全に同意する。

初期メンバーは今はいない人も多いが、会社軌道に乗せるのにみんな役立ってくれた。

それ以後にも結構人を雇ったが、使えない奴はとことん使えない。単に役に立たないということじゃなく、仕事邪魔になるんだ。かと言ってすぐに抜けてもらう訳にはいかないし。

のべ数時間程度の面接試験だけで、そういった『人間本質』を見分けるのは土台、不可能に決まっている。

前述の就職支援の友人も、同じようなことを言っていた。(働いた後に机を見ればわかるんだが。)

人を雇うのにはコストがかかるし、振り回されると更にコストがかかる。

からこれが、ベンチャー起業して上手くやるための、”唯一まともな”最短パス、なんだ。

え? まともじゃなくてもいいから、真の最短パスを教えて下さい??

人生は一度きりだ。バクチを打つのは、なるべく止めておけ。

新卒ベンチャーの悲劇

一方で高校時代に付き合い始めた俺の彼女は、小説家になるのが夢で、文系国立大学に通っていたんだが、結局プロにはならず、普通に就職することにした。

学外に知り合いの多いやつだった。

知人の紹介でとあるベンチャーにツバをつけていた一方で、大手広告関連企業就職試験突破していた。

「どうすべきか悩んでる」と、喫茶店彼女は俺に打ち明けた。

まだ就職が決まっていなくて多少不安だった俺は、安定した企業の方がいいんじゃないか、空いてる時間でおまえの好きな小説が書けるかも、とアドバイスしたが、

ベンチャーで一旗揚げて、いつかキミを養ってあげるのもいいじゃんw 等と言っていた。いや、別にいいよ。とスルーしたと思う。

ほどなくして、連絡があった。彼女ベンチャーの方にかじを切ることを決めた。

当時の俺は納得できなかったが、決断を否定することだけはしたくなかったので、それ以上何も言わなかった。

社会人になって、電話で度々、「忙しくて小説書けねぇw」と愚痴ってきたので、その度なだめていた俺だったんだが、

結果的に二人の部屋が近くなったのは、実は嬉しかったんだ。

学生時代デートのために休みになる度に電車に揺られていた。社会人になってからは真夜中に突然訪ねてくるようになった。

でも、ある雨の夜にドアベルに気づいた俺がいつものようにドアを開けると、泣いている彼女が立っていた。びっくりする俺。彼女ブラウスの上のボタンが外れていた。

社長と揉めたらしい。

「無理矢理犯されそうになった」彼女はそう言った。

社長と二人で会社に残っていると、おつかれさま、少し休んだほうがいい、と言って社長が背後に立つ。振り返ると、どうも様子がおかしい。怖くなった彼女は逃げようとした。

だが、社長はいきなり掴みかかってきた。

それで、なりふり構わず逃げてきたという。

そういうことはよくあるのか、と問いただすと、「いつもはおしりを触ってくる程度」と、まるで自分が悪いかのように、申し訳無さそうに言った。

気づかなくてごめん、と俺は謝った。それしかできなかった。

後でわかったことだが、その日社長は二徹していた。

社長から謝罪があって、彼女は再び会社に通えるようになったが、心配した俺は、そういうことが次にあったら、まず俺に言うんだよ、と注意した。

だがその後、職場環境悪化するばかりだった。仕事は積み重なり、彼女も部屋に帰れない日が多くなった。心配した俺は度々電話をかけたが、通じないことが多かった。

言うまでもなく、ベンチャー仕事が多い。そして人間追い詰められると、判断がおかしくなることがある。

その社長はいくらなんでもクソだと思うだろうが、彼女の方にも問題がある。

学校を出たての人間は、社会の仕組みも何もかもがわからない。

働いて、職場人達と話して、しばらくすると口座に自動的お金が入ってくる。

そんな中で、例えば、おしりを触ってくることに関して社長に楯突くことが、どういう影響をおよぼすのかわからないのだ。

ちゃんと聞いてくれるのか、疲れた社長をノイローゼに陥らせて会社の機能を停止してしまうんじゃないか、そうすると仲間に迷惑をかけるんじゃないか、あるいは権力で押し切られて逆に会社ハブられることになるんじゃないか。もしかしたら辞めさせられてしまうんじゃないか。万が一辞めざるを得なくなったら、自分はどうやって生きていけばいいのか。キャリアもない、スキルもないのに、再就職先があるのか。路頭に迷うんじゃないのか。セクハラされたせいでやめたと、正直に再就職先に言っていいのか、再就職した先でその話が伝わっていじめられたりはしないか。

若者は、何も知らない。

まして、必要な激務で疲れている。そんな中でちゃんと判断を下すことが出来るはずもない。

セクハラの例は極端かも知れないが、あらゆる局面でそのような判断力の弱さは出てしまう。

どれだけ自分は働けるのか・働くべきなのか、業務で必要な知識を養うにはどうすればいいか、などなど。

大企業就職した人は、そういった常識は、周りの人間アドバイスを受けたり、会社提供する教育を受けたり、社内の規律を学んだり、顧客企業や、子会社との交流したり、そうして徐々に身につけていく。

知っていなければ。選択肢がなければ、選択できない。当たり前だ。

選択肢が無い。そして増えない。

これがいきなりベンチャー就職する最大のリスクなんだ。



若者よ、君たちは鳥だ。

社会に出て数年は確かに辛いかもしれない。でも巣の中で母鳥がくれる餌を兄弟と取り合うんだ。英気を養え。そのエネルギーはやがて力になる。すべては、巣を離れて大空を羽ばたく、その日のために。

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ところで彼女のことだが、事件があった日からしばらく働いていたんだが、やがて体調を崩し、ベンチャーを辞めてしまって実家に引っ込んだ(そうして、ようやく好きだった小説が書けるようになった)。

それでも何年かは交流は続いていたんだけど、ある日、些細なことで喧嘩して、それっきりになってしまった(確か彼女ネコを飼いたくってたまんない!ってしつこく訴えてきて、好きにすれば、って言ったらそっぽ向かれてしまった。それで俺も冷めたんだ)。

今は音信不通なんだが、風のうわさによると、最近結婚したらしい。どうやら幸せにやっているみたいだ。

相手の勤めている企業名前こそ知らなかったが、良く日に焼けた、笑顔の似合う好青年だ。

元気な男の赤ちゃん写真も見かけた。俺はタイミング的にデキ婚なんじゃね?等と下衆の勘ぐりをしてしまったけど(ひょっとすると俺の中にも未練が残っているのかもしれない)。元気でいてほしいと思う。

追記) げっ元増田の記事、よく読んだら、判断を下すのは今日中、ってことか?? さっさと投稿すべきだった… もう俺には、元増田がこのトラバに気づいてくれるように祈ることしかできない… 

なお、ここまで読んでくれた読者で、全然参考にならなかった方、ゴメンナサイ。ダラダラと長くて、あなた時間を奪ってしまって済みませんでした_ _。

2014-04-26

結局僕の中には何もないのだろうか。

小学校中学校小説を書いていた。

とても拙い、どこかで読んだことがある内容が陳腐表現で綴られていく、思い返すだけで赤面するような文章だ。

確か小学校卒業文集には「将来の夢:小説家」と書いたはずだ。

中学校から高校にかけて作曲をしていた。

C、G、AmEm…程度のコード進行に捻りのない恥ずかしい歌詞を乗せていた気がする。

ストローク奏法しかできないくせに、HistoryのアコギとかTokaiレスポールなんか買って舞い上がっていたのもこの頃だ。

途中でDTMにも興味をもち、初音ミクを導入し、MidiキーボードやI/Fを購入したものの、アウトプットされる曲のクオリティは変わらなかった。

大学はいって自由にインターネットが使えるようになり、またいろいろな人と関わるようになってから小説を書いていた、とか作曲をしていた、とは言わなくなった。

僕のやっていたことはファッションの域をでていなかった。

ワナビにすらなれなかった。

それでもなお、クリエイターに対する漠然としたあこがれがある。

部屋を見返せば何年も触っていない楽器や機材が点々とし、PCの中には2000字も書かずに筆を投げ出した小説もどきが沢山保存されているにも関わらず。

あと一年すると、僕は働き蟻になる。

vorkersをみると90時間20%だから、自由な時間を確保することは難しいだろう。

から、今が最後のチャンスだ。

この期におよんで、楽器掃除でもなく、小説の続きを書く訳でもなく増田を書いてしまうあたり、僕の底は知れている。

「きっと何者にもなれない」。

根拠のないプライドを捨てて、自分能力と向き合ったとき、この焦燥感から解放されるのだろう。

2014-04-25

http://anond.hatelabo.jp/20140425132754

家が無職を養うほど余裕がなかったので、とりあえず就職して小説を書こうと思って十数年。

仕事おもしろくなったり、結婚して子供が出来たりで、気づいたら今の生活に満足している。

渇望感のような創作意欲はいつの間にか削れて消えてしまった。

僕は小説家になりたかったのだ。

クリエイターと呼ばれる職業を何年かやっているのですが

とりとめのない愚痴

文章を書くのを仕事にしたいとかクリエイター系の職業に憧れるとかきくと、ちょっともやっとする。

これは「公務員5時に帰れて給料安定してるしいいなー」的なのと同じように「好きなもの作れていいなー」という感覚なのでしょうか。

会社であるかぎり普通会社と変わりないとおもう。

クリエイター系の専門学校だったので「俺子供の頃から漫画ゲームで育ってきたし最適の職業だと思うんだよね」というようなことを言っていた人がたくさんいたがそう言った彼らの多くはニートフリーター卒業後の行方を知らない。

職についても「俺はこんなゲームをつくりたいんじゃない!売れなくても面白いゲームが作りたいんだ」とかいってやめた。

クリエイティブ職業における夢みたいな感じのもの押し付けられる感がもやっとしてるのかも。

クリエイターってただの会社員ですよ。普通会社と違うのはスーツきなくてもいいとか出社時間決まってないとか休日出勤や泊まり込みが普通下請け場合)くらいですよ。

フリーになってもクライアントの気に入るものをつくるだけです。

クリエイターの中でも漫画家とか文章系の人は特に「どうして売れない(見られない・認められない)んだろう」病にかかる人も多い。

こっちからしたらマニアックな題材だったり販促をしてなかったり売れるための選択を無視してあえて自分が書きたいものを書いてるからだとわかるんだけど、その人にはそのままの自分が受けいられないということが不思議らしい。

それはもうクリエイターやない芸術家や。

芸術家なら売れなくても認められなくても文句をいうのは変じゃないかなと思う。

私が小説家を目指さなかったのは高3の時に見た13歳のハローワークの「小説家」の項目に「何をやりながらでもやってからでもできるから最初から目指すのはやめとけ」って書いてあったからで、ほんとあの時小説家になる!とかいってニートにならなくてよかったー。とおもう。村上龍ありがとう

そういうふみとどまりのようなものがあるので、ふみとどまらない人を見ると同族嫌悪でもやっとする、のか。

追記:

今更ですが私の場合は単に販売員とかOLは向いてないだろうなと思って少しでも文章書けそうなゲーム業界にいったというだけの話なので「なにかをすごくつくりたい」という渇望が強い人にしかからない何かがあるのかもしれないです。

でも今でも「クリエイティブになりたい(で食べていきたい)」と言っている人には「なればいいじゃん」とおもってしまう。「なりたい」は学生まででよさそう。大人になれば、(自分経験からしても)特にこういう系の職業芸術家じゃないほう)は求められているものを作ればいいので、才能がなくともなろうと思えばなれる。村上龍が言ってたこと本当だった。

ずっと見るだけだったのですが、こういったとりとめのない文章に対しご意見を頂けるというのは非常に嬉しいです。ありがとうございます

追記2:

思ったよりたくさんコメントを頂いて驚いています。普段クローズド場所にいるので……。

コメントを拝見して自分の中でももやもやがどんどん具体的にまとまってきました。

ブログしろ文章にしと漫画しろ、(スポーツとかでも?)自分がつくったもののみで食べていくって、努力とかリサーチとか経験とか才能とか、その他いろいろがないと難しいと思うのです。

それなのに何もしない状態とか、やってるけど食べていけない状態で「なんで成功しないんだ」とか言うってことは、今の状態で成功するはずと思っているということで、それってすごく傲慢だなと思う。

成功している人がやっていることをやらないで同じ位置に立つということは、やらなくてもいい才能みたいなのがあるということで、ただ道端で絵を描いただけでパトロンスカウトされて全世界に認められる、みたいな。だから芸術家という表現を使ってしまいましたが芸術に関わっている方をdisる意図は全くありません。

でもほんとユーザーとか流行りとか全く気にしないで好きなもの描いてるのに「あいつらわかってない!」っていうのはやっぱり変なんだよー。もう私そういう相談という名の愚痴きくの嫌なんですよー……。

まとめたつもりなのに愚痴になってしまいました。すみません

あと今更ですが、クリエイターって名乗ってるのすごく恥ずかしいですね。リアルでは名乗ったことはないです。なんでゲームだけゲームクリエイターって言うのでしょう。

2014-04-24

http://anond.hatelabo.jp/20140424144133

どこぞの漫画家小説家は外界の情報を一切入れずに自分妄想を高めまくってストーリー作ってるから才能と勉強の差だろうね

文筆業への憧れと絶望

小説家も含めて例えばスポーツライターとかグルメライターとか風俗でも若者文化でもファッションでも何らかのルポライターとか、

とにかく文章を書いて金を稼ぐということに漠然としたあこがれを持っていたんだ。

ただ文章を書く事に特別自信があるわけでも褒められたり学校入賞したり、もしくはそうなるための努力をしたりとかは一切ない、

なんとなく大学文学部に進んでみようかなーとか思ったり。

もちろん文学部行って文章書くのが上手くなるわけないことくらい知ってるけどさ。

んで、ラノベくらいサラサラっとかけるんじゃね?ケータイ小説(笑)とか思ってたんだけど1Pも書けないんだよね。

水嶋ヒロが筆名変えて書いたってやつも読んでみたんだけど、あれめっちゃ批判されてたじゃん?

確かに文章下手だったし比喩ワンパターン想像力働かなったし終盤が雑だったりって感じたんだけどさ。

読ませる物語を作る。っておいう一点においてはそれなりのものを作ってたんじゃないかって思ったんだ。

なのでなんとなく参考になるんじゃないかと思って2ch系の創作モノ(と思わるやつ)読んでみたんだけどさ、

文章の上手い下手じゃなく物語を始めて組み立てて終わらせるっていうことがみんなしっかりできてんの。

例えば結構昔らしんだけどこれ

教室で盛大にゲロ吐いた】

http://www16.atwiki.jp/dragonokokoko/pages/319.html

ガキの自分が言うのもなんだけど稚拙っちゃあ稚拙で、もちろん2chっていうフォーマットに則った書き方なんだろうけど、読者を引っ張ってく展開の作り方とかキャラの立ち方とかよくできてんなぁって。

ブラック会社とかは進行形だったけど教室は多分最初から構成あったでしょ、そこが凄いなぁって。

んで物語作るのが難しいならポルノじゃね?って。結局物語っつってもSEXすることに集約されるはずだからさ。いや、まともなポルノが難しいのはわかってるよ。

単純に男のモノをおっ勃てるくらいの文章かけんじゃね?ッて思ったの。

んでまた2ch系のエロまとめってことで萌えコピってとこ読んでみたんだ。

萌え体験談コピペ保管庫】

http://moemoe.homeip.net/

そしたらなんか結構ストーリー練ってるのね、特に寝取られものとかさ、勉強のつもりで覗いて思わずオナっちゃったよ。

マジ筆力高杉。

とりあえずこれとか続きググって読み漁ったり

【押しに弱くて断れない性格の妻と巨根AV男優

http://moemoe.homeip.net/view.php/36677

最近だと

【街にあふれる新社会人とセクロスするの簡単すぎww】

http://moemoe.homeip.net/view.php/38327

とか

女子大生 果歩】

http://moemoe.homeip.net/view.php/38382

とか

なんでただのエロ投稿にこんなに長い文章書いてんの?って

それでね。そういったのに触発されて自分でも書いてみよう!要はSEXにどうたどり着いてどう逝ったかって話だろ?って。

っておもったんだけどどうしてもストーリーAVだったりエロ漫画のなぞりだったりで全然自分自身の物語が浮かんでこないわけ。

やっぱりさ、処女だとポルノすら書けないのかって思ったらさ

絶望したよね。

2014-04-23

http://anond.hatelabo.jp/20140423220517

>これ以降が思いつかんわ。

男の顔を見た後の展開をストレートに書けるなら、増田小説家になれる。それぐらいこの場面は難しい。

元増田の出したシチュエーション一見小説にしやすそうで、その実小説にするにはいろいろな物が不足しているせい。

要するに増田の腕が足りないというよりは、難しい場面に進んでしまったのが原因。

つづきを書くとしたら、

「それでどうなったの?」

と、後日、女友達か妹から質問されてる場面に切り替える、ぐらい思い切らないとたぶん無理ゲー

2014-03-14

許せよアグネス

小説家になれない35歳のおっさんです。

ずっと小説家になりたくて、ずっと小説を書いていて、新人賞に応募しても応募してもずっと一次落ちで、

あるとき小説セミナーみたいなのに参加したら、「人の気持ちを考えない性格小説に出ている」みたいなことを講師に言われて、

自分がどれだけ下衆な男か自覚して、絶望して、

試しに幼い少女が陵辱される小説を書いてみたら、これが「人の気持ちを考えない」下衆な自分性格にピッタリで、

で、今ノリノリなんですけど。

もうね、いたいけな少女がひどいことされるの。ウブなアソコを開発されちゃうの。あの講師が読んだら怒るだろうなあ。

でもね、いいの。そこがこの小説の売りなんだもの

でも、でも、世間一般的にはアウトなんだよなあ。

許してよアグネス
















最後まで読んでんじゃねえよハゲ

http://anond.hatelabo.jp/20140314022555

俺も釣りしか思えない。

怒るという感情にはならなかったけど、とにかく呆れたよね。

それでも、かわいそうとは思わなかった。

そして、彼女研究者としてはもうノーチャンスだと思うよ。

それは、マスコミがこれから潰すからとかそういう理由じゃなくて、

そもそも本人の能力的に無理だよってことで。

彼女博士論文を見てもわかるように、

正直卒論以下のレベルなわけです。

あれ見てしまうと、まだネット調査されていないけど、

俺は彼女卒論修論やばいと思ってるよ。

もし心入れ替えてがんばりますって言っても、

普通研究者20代を使ってやることを

まるでできてない30歳になにができるの?

あらためてどこかの大学院入りなおしたとしても、

やっとこスタートラインに立てるの40前でしょ。

冷静に考えて自分で降りるでしょ。

とりあえず俺が彼女にやって欲しいのは、

なぜ捏造に手を染めたのか、

どういう気持ちでやっていたのか、

小説家ゴースト使っていいから

できるかぎり詳細に嘘偽りなく吐き出して欲しい。

それこそがSTAP細胞なんかよりも

100年後に残るような貴重な資料になると思う。

2014-03-09

青二才ゴーストライター擁護する理由を読んでみた。

https://twitter.com/tm2501/status/442408904987639808

安全うまい飯なら消費者はどこ産だってわず食べると思うんです。一度は佐村河内守音楽をありがたがったり、ゴーストが演出したビジネス書をありがたがった人!楽しませてもらったんでしょ?いいじゃない!

https://twitter.com/tm2501/status/442410005568819200

ゴーストライター騒動に関して思うのは、「騙された」じゃなくて「自分感性面白いかどうかの議論で総括したら?」ってこと。大体仕事に関わってからネタばらしするブラックジャックによろしくの作者さんも加担したのだから追求するとしたらそれは自己批判だよね…本気でアレはどうかと思ってる 。よく考えて欲しい。初めてに近い執筆で百ページ以上の本を書くのは大変です。普通できません。支離滅裂になったり、日本語おかしくなったり、挫折したり…手直しする方が折れたり…そんな真実でも読みたいですか?そもそも特に訓練してない人は30ページぐらいまとまった構成で書くのも無理!「前に小説家志望者は大作志向を捨てて短中編を書こう」という話を創作クラスタの人とまとめたことがあるけど、アレと一緒。ブログの数千文字で支離滅裂になる人だって世の中にはゴロゴロいるのになんで芸能人だけ達筆さ?内心、ホリエモンゴーストライターの話で盛り上がってる世の中を見て、僕はほくそ笑んでます。「ざまーみろ!お前達が文章の技術や書物をバカにしてきたからそんなことも見破れんのだ!見破れなかっただけならまだしもうろたえるのだ!」と思ってる。一応、長文書くのって手間暇かかりますので。伊東四朗が演技について駆け出しだった頃に「演技がヘタに見える役者さんが自分ぐらい、普通に見える人がプロ、うまく見える人はその業界神様だ」みたいなことを言われたことがあるらしいけど、これ書物でも同じ。2000文字まとまったもの書いて読み返してみ?自分が下手だと感じるはずだから創作論、書物論をああだこうだ言うのは見苦しくて好きじゃないし、正直言って書ける人同士の間では当たり前の「野暮」でしかない失敗談なのよ。思春期とか反抗期みたいな通過儀礼。でも、知らない人は簡単に騙される。自分自身が普段ポジショントーク消費者トークの二枚舌を使い分けてる自覚さえない。昨夜、ブログに書いたことにも重なるけど、自分がよく考えないでいらないと決めつけたもの既得権益だとか誰にでもできる簡単な仕事だと思わない方がいいよ。思うのは自由だけど、わざわざ言う必要ないよ。少なくともそれをしている人は傷つくか、無知さを見抜いてげんなりしそうなので。本当に評論批評としてかっちりとした文章を書くのは難しいし骨なんです。紙媒体で買ってもらうような作品を書く時にはそれを丁寧にできないといけないので、骨が折れます。(苦労を知らない人は文体や語彙力が技術であることも知らぬ)お金を儲けたでも、人気を得たでもそういう人に対して嫉妬するのはいい加減辞めたら?そういう人と関わりを持って働いて「彼と同じ努力強いられた。あの会社社長ブラックだ」とか言う言い分はまだわかるけど、人気があるからうらやましい。でもあの技術は評価されない…は愚痴であり嫉妬無意味


はい、それでは青二才自分で書いた同人誌の評価を見てみましょう。

http://anond.hatelabo.jp/20121120220837

http://anond.hatelabo.jp/20121120224627

それに対する本人の言い訳を見てみましょう。

http://tm2501.hatenablog.com/entry/2013/11/16/000506

青二才にこそゴーストライター必要だった。

青二才にこそ編集必要だった。

青二才にこそ文章の指導をしてくれる人が必要だった。

青二才にこそ本を出す前に文章を読んでくれる友人が必要だった。

しかしそういうもの必要だった青二才にはその時何もなかった。

それでも青二才はあきらめず裸一貫で挑戦した。

そんな青二才を誰が笑えようか。

誰にも笑わせはしない。

本人以外には。

https://twitter.com/tm2501/status/442319653126168576

媒体で買ってもらうような作品を書く時にはそれを丁寧にできないといけない

http://anond.hatelabo.jp/20121120224627

うん、いいこと言うじゃない。でさ、想像してみようよ。

文章系の同人誌を買う客が仮に「自由にすればいい」を手に取ったとしよう。

あらすじはない。登場人物紹介はない。あとがきもない。手書きポップもない。

売り子に聞いてもあらすじがわからない。表紙も手抜き。

パッと開くと文字密度ラノベ以下。

買うと思う?普通に考えて。商売に詳しいんでしょ?

2014-02-12

日本派」って何?──都知事選における田母神氏を考える

 田母神氏は都知事選を終えて会見を開いた。田母神氏は「保守運動をこれからも盛り上げていきたいと思っている」と締めくくっていた。それを承けて、記者から「それはどのような保守政党になるのですか」と問われて、次のように答えている。

日本の政治家はね親中派中国派の政治家がいっぱいいますよね。それに対して保守派と言われる政治家がいる。でも、この保守派の大半というのはアメリカ派なんですね。アメリカの言う通りにしなきゃいかん、と。だから日本の政治状況は中国派とアメリカ派が喧嘩しているような政治状況なんですよね。で、日本には日本派の政治家なんてほとんどいないんですよ。で、よその国を見ればね、アメリカ政治家ってみんなアメリカ派なんですよ。イギリスイギリス派、フランスフランス派です。つまり日本だけ日本派の政治家が大変少ない、という状況だと私は思うんですね。だから日本派のたくさん集まった政党が出来ないと、日本を取り戻すことは出来ないと私は思いますね。」(http://www.youtube.com/watch?v=LwEMM349-SQ 45:00付近の発言)

 もちろんこの記者会見の場は、「日本派」とは具体的にどのようなものであるのか、を打ち出す場所ではないので、こんな大雑把な説明になっているのは致し方ないとして、それでもなお日本派」が一体何を指し示すのかサッパリからなかった。いや、感覚的に言わんとしていることは分かるんですよ。でもでもね、右翼にせよ左翼にせよ、「日本という国がよくなってほしい、日本国民幸せになってほしい」という動機から行動しているんじゃないのか、って思うんですよ。そういう意味では政治家には基本的日本しかいないし、その日本派がどのようなものであるのかを解釈する点において異なっているんじゃないの、ってね。「あいつは親中派日本のことを考えていない」なんて意見を聞くことは往々にしてあるけど「おまえが考える"日本"のことはかんがえてねーよ」っていう話に過ぎない。例えばですけど、アメリカと融和的である政治家はたしかにいますけど、それって段階論でしょ? つまり、究極的な理念においては肯定できなくとも、現時点においては仕方ない、と容認するような、ね。米軍基地保守派が認めているのもそうじゃないか! もし田母神親米じゃなくて「日本派」であるならば、米軍基地日本から全て追い払わなければならない。「普天間基地移設問題」について石破がよくやるような偽善的態度、つまり沖縄の皆様には本当に申し訳ないと思っているけれど…」なんていう、気色悪い芝居は一切やめて米軍基地を一掃してほしいね三島由紀夫だって自決する際の檄文で「アメリカは真の日本自主的軍隊日本の国土を守ることを喜ばないのは自明である。あと二年の内に自主性を回復せねば、左派のいう如く、自衛隊永遠にアメリカ傭兵として終るであらう」と言ってるよ。もし原理主義的な日本派が存在するならば、喫緊課題である米軍基地問題を対処せよ、と私は声を大にして言いたい。(http://www.youtube.com/watch?v=ZgyRYLkGFVU こういう"親米派"と独善的人間がいる限りはね。この動画で話している人物は、「戦後レジームの脱却」をあらわすどころか、沖縄返還前への逆戻りを進んでいるぞ、と怒りを込めて言おう。 http://www.youtube.com/watch?v=7bi5ZZrG62g こっちの動画では「選挙民意が反映されていない」等と言っている。投票率77%だよ、なに言ってんの、こいつ。沖縄馬鹿にするんじゃない。 http://www.youtube.com/watch?v=4lwpRSMvL6Y ここでは水島氏が一人の漁師から話を聞いて、彼にあたか名護市民の”ホンネ”を代表させようと、プロパガンダを企んでいるけれども、実際の選挙結果を見ると、いかに”偏向報道であるのかがうかがえる。「日本派」はこういう不逞な輩を一掃するところから始めなければならない)

  ☆

 それからもう一つ。「戦後レジーム」を脱却して、「真の日本」を取り戻そうという試みはじつによろしい。じゃあ、「真の日本」って何? そもそも「日本」が「真の日本」であった時代ってあるの? 具体的に何時代? あのね、そういったことを言うためにはやっぱり歴史勉強しなければいけない。竹田ナントカみたいなトンデモはやめてくれよ。神武天皇実在たかどうかなんていうバカみたいなハナシは聞きたくないんだよ。それは純粋歴史的学問としては興味深いが(竹田が興味深いわけじゃないよ。念のため。)、今の日本を考える上では少なくとも参考になるものは少ないね歴史を論じるならば、むしろ江戸時代とは何であったのか、明治江戸の間にいかなる断絶/連続があったのか、っていうのを「日本派」の人びとには考えていただきたい。「日本派」の人びとは、日中戦争第二次世界大戦を(陰謀論的に)語ることは大好きだ。で、それを説明するために、だいたい明治以降の歴史考察するのはだいたい常道といってもよかろう(http://www.ganbare-nippon.net/official.html 例えば、この綱領を見ても明らかである)。でも、「明治」っていう時世自体そもそも薩長という田舎者でっち上げられた「捏造品」だったことを忘れはいまいか? それに、江戸生まれの知識人達の身につけていた教養のたいていは、和文よりも、唐山仕立ての「漢籍」なわけですよ。ようは、きみたちの嫌いなシナこそが絶対的だったわけ。田母神氏がフランスの話を引き合いにだしていたから、ちょっとフランス語事情から言ってみると、「歴史histoire」という言葉は同時に「物語histoire」でもある。お察しの通り、「ストーリーstory」という言葉歴史historyからきている。「真の日本」っていう歴史的問題は、つまりストーリーの問題でもあるわけ。「天皇だってストーリーの問題でしょ? で、ストーリーっていうのは、小説家歴史家なら当然知っているように、始点と終点がすごく重要なんですよ。例えばフランス革命だってベルピエール処刑を終点とした一定ストーリーをもとに語られることが多いけど、ナポレオンの時世までをフランス革命物語として考えたら、少なくとも、ロベスピエール立ち位置っていうのは少ならず変化する。「真のフランス革命」を探究しようとしたって、じつはそう簡単に出てくるものじゃないし、歴史ストーリー抜きに語ることの困難さっていうことは歴史家が身に染みて分かっていることだ。私は「真の日本」にも同じ問題を感じるよ。もしね、もしだよ? 「日本派」の人びとが、自分たちの語るストーリーけが真実だって言い出したら? うん、それはカルトと呼ばれるもののはじまりです。だからね、私はカルトになんてなってほしくないわけですよ。「真の日本」なんてそう簡単に見つかるものではないんですよ。それは江戸時代の複雑な歴史ちょっと知っていれば分かるはずなんですよ。だから戦後レジームとか、そういうカルト的言動は慎んで、とりあえず江戸時代に沈静して、マトモな日本人になってほしいな、と思うわけです。

  ☆

追記。ちなみに、「日本派」の原理性をここでは言いたかったのだけれども、そうした右派原理主義をおしすすめると結局左派原理主義ともつながってくる、ということを確認しておく必要がある。どっちも現実を見ずに理想に邁進してしまうから当然だよね。だからアナーキズムファシズムには融和性もあるのだし、石原莞爾みたいな人を一人考えてもそれは分かるでしょう。あるいは、三島だってそう。でもこの話は長くなるのでまた今度。

追記その2。「中国派とアメリカ派」っていうのは、行動原理の奥底に、「中国に利するように」等の陰謀をその人が持っている、と田母神氏は考えている、ということだろう。いわゆる「田母神論文」もそうだったけれども、思考法が基本的に「陰謀」に帰着するという単細胞ぶりには、思想が右であれ左であれ、注意しなければいけないと思う。「陰謀」で全て片づけてしまうと事象の繊細なニュアンスを捉え損ねるからだ。「チャンネル桜」では、サヨクという言葉で全ての悪を表象しているわけだけれども、こういうマニ教二元論によって自らが思考停止しているということに気がつかなくては、ネトウヨ新右翼コミュニティを脱して「民意」を掴むまでにはほど遠いと言わざるを得ない。これは戦術上そうなのだ

http://anond.hatelabo.jp/20140212000510

人間以外の何らかの知的生命体について考えてしまうのは、思考上のトリックに過ぎない。

「慣れ」と言ってもいいのだが、過剰な敷衍が発生してしまっている。

それは死後の世界について考えてしまうのと同様で、存在しないものについて思考しようとしている。

…という前提で言うと、そういった慣用的な思考を真似することによるフィクションというのは確かにちょっと面白いところはあって、

追求していくと幽霊神様のような存在に繋がる。

ただし、あくまでも物事の本質ではなく影のような存在であるので、囚われすぎると元々の目的を見失う危険性は常にある。

(どう転んでも「人間以外の知的生命体」はただの手段でしかない)

元々の目的

フィクション目的エンターテインメントであってそれ以上ではない。(が、君は他人を楽しませようとは思っていまい)

人を楽しませる以外の目的があるとすると、メッセージ性だが、

メッセージ性は社会全体についての問題意識が土台として必要で、君にはそういう問題意識はないように見える(のでこの方向性お勧めできない)

あるいは芸術家という位置づけならば、単に自分衝動に従っていいと思うものを作ればよい。

だが、この道は険しい道で死屍累々製作を続けることのできる財力と時間がなければ早晩潰えるし、個人資本ではクオリティの向上が見込めない。

死ぬまでがんばってもしょぼいものしか作れない。(新海誠みたいに自分で絵が描けるとちょっと違ってくるんだけど)

個人でできる創作活動とすると小説家もっとコストパフォーマンスがよいのではないか。

狂った幻想をどんどん撒き散らせる職業としては漫画家なんかもいいんだけど、これも画力要求されてしまう。

だいたい読んでいて頭痛がしはじめる作家で言うならば、新井素子筒井康孝が君の考えていることに近い。

山田正紀なんかもかなりイカれている。

70年代くらいの日本SFを読むといいんじゃないか。

2014-02-08

はてなじゃ相変わらず『歴史認識ガー』と実質無害が人気だけどさ

日本も含めてアジア問題の本流はこっちだろ。

中国艦3隻、マレーシアEEZに侵入 「主権宣誓式」を強行

http://www.malaysia-navi.jp/news/?mode=d&i=2831

中国大戦前夜のヒトラー南シナ海の「ズデーテン化」警告-比大統領

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201402/2014020500590&g=int

新華社、比大統領無知素人酷評 中国ナチス同一視で

http://www.cnn.co.jp/world/35043562.html

米国次官補>領有権巡り対中批判…「地域の緊張高めた」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140206-00000026-mai-n_ame

あえてスルーしてんのか知らないが、その上日本のことだけは執拗に非難してるんじゃまるで中国の使いだね。

実際わざわざ一小説家言葉を拾い上げて米国様に進言してまで日本を問題にしたがってる朝日中国の使いで間違いないでしょう。

米国対中批判の記事には以下の推察がある。その通りだと思う。

オバマ政権挑発行為の自制を中国に求める一方、安倍晋三首相靖国神社参拝に「失望」を表明し、日中関係改善を促してきた。だが、中国政府による日本批判の世界的なキャンペーンが続く中、中国の狙いを「日米同盟にくさびを打ち込むこと」と捉えて警戒感を強め、4月の大統領訪日を前に「同盟重視」と「対中けん制」を鮮明にした可能性がある。



一応歴史認識に問題があるとか言われてる人を実質無害とした理由も書いておく。

歴史認識おかしいとか言われてる人は所詮過去のことがどうかってだけでさ、

そんな人らも過去を語るに当たってだいたいワンクッション置いてるよ。

現代価値観じゃおかしいことだって

それで十分じゃねぇか!

現代において侵略戦争しようとか慰安婦はこれから必要とかそんなこと言ってる奴はいやしないよ。

でも実際問題として現代においても我欲のためにあちこち侵攻してる国はあるよ。

そこが脅威であり問題だろ。

それに比べたら歴史認識がどうこうなんて可愛いもんだよ。無害もいいとこだよ。

そんな人らも含めての日本戦後70年、日本からの侵攻も侵犯もないんだからさ。結局過去のことは過去のことでしかない。

リアルタイムにあちこち侵攻してる国があるのにたか過去のことやたか神社の参拝がそれをさて置けるほどの問題かよ。

2014-02-05

百田尚樹は「愛国小説家」という意味トム・クランシーの超劣化版だと思えばまァ納得できなくもないが、

やっぱあのハゲ視界に映るだけで相当イラってなるのも事実なんでどっか行ってくれねえかな。

というか、あい軍事的知識なんてものがあるの?しきりに軍隊化を唱えてるけども。

2014-01-24

コンテンツ自分で作らずに儲ける人が買い支えればいいんじゃない

あなたKindle等の電子出版物を買った事がありますか?」と学生に訊いてみたらけっこう絶望しちゃった話

http://iharadaisuke.hatenablog.com/entry/2014/01/22/134723

コンテンツ作成希望者はコンテンツを買うのか?って話として読んだ

「私、小説とか書いて本出したいんです!」

「普段どういう本読んでるの?」

「いや、本あまり読まないんです」

みたいな。いや、ギャグだと思ってたら実在するんだね

「そっかー、まずは色々読んでみたらどうだろう?」

と、震えながら返事するしかなかったね。

そういう小説漫画が書きたいじゃなくて、

小説家とか漫画家になりたい人は置いておいて、

書きたい人って、構想中の作品に関した本を読むよね

いや、小説はあまり本格的には書いたことないけど、

作詞作曲するときイメージに合うパクりやす、いや

参考になりそうな曲を片っ端から聞いて、

引っかかるところ音取ったりしたり、

詞の世界キーワードに引っかかりそうなタイトルの本を

図書館で貸出限度まで借りてパラ見してピンと来ない本は

即返して、また別のを借りたり

小説漫画の人もきっと似たような、いやプロはもちろん

アマチュアでも、もっとすごいことしてそうだと思うんだけど、

そこでの選択肢に、一般流通してる定価の本って

優先順位低いんじゃないかなあって。学生ならなおさら

今は時間ないけど小銭はあるので電子書籍DL音楽も買うけど

流行ってるらしいから、押さえとかないとなあ」

というすごいおっさん臭い理由で買うことが多い

書きたいなら読まねばならないのは真だと思うけど

書きたいなら買わねばならないってのは、違うんじゃないかなあ

ああ、でも売りたいなら買わねばってのは概ね正しいか

個人的にコンテンツ違法消費は矜持として避けてるけど

こんだけダンピング消費してるのに、自分の作品だけ満額出せとは

おこがましくて言えないし、食い扶持が別にあると、

苦労してコンテンツで小銭稼ぐより、

刺さる感想貰えたほうが嬉しいしなあ

なので、コンテンツ制作希望者に、もっとコンテンツ買おうよって啓蒙するより、

コンテンツの隣接したところで儲けようとする人たちが

死ぬ気でシステム整備して啓蒙して買い支えるべきなんじゃないのかなあ

まあでも、敏腕編集ものすごい沢山買って読んでそう、経費で

システム現場で回してる人たちはガジェットも詳しいし、

普通に漫画ラノベ好きそう(偏見)なので買い支えてそう

と、なると、おっさんエンジニア向けに

「角川電書7割引きでガイバーもう一度読もうぜ」

戦略として正しいのか。

なんだ長々書いて損したけどせっかくなんであげとこ

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