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2018-11-13

森田ほとり(25)の人生選択の時

今日ちょっと個人的なことを書こうと思う。まぁいつも個人的なことだけど。

目的は書き出すことでの整理。それに付随して派生するかもしれないけれど、今は控えておく。

私は現在25歳。性別は女。

都会の大学卒業後、地元Uターンして就職した。

付き合っていた彼氏(まぁ今も続いているのだが)がいたが、大学私立だったので親孝行のためと、やっぱり地元が住みやすくて好きだったので、めでたく遠距離恋愛となった。

この彼(けいし君といいます)は、同い年で同じ学年だったのだが、1年休学留学をしていたので、卒業は1年遅れ。まだ学生

まぁそんな感じで地元企業営業として働いていたのだが、半年で辞めた。

辞めた理由はいろいろあるような気がするし、全部書くと長くなるのでやめておくが、一番大きな原因は

「生きることが面倒になったから」。

大学3年くらいからこんなことを考えるようになっていって、ついにそれが爆発した感じ。

この時私は本当に死のうと思っていた。

鬱だったのかと言われればそんな感じといえばわかりやすいかもしれないが、精神科先生には鬱なんて診断もらわなかった。

(時期はずれているが二人の先生に診てもらった。一人目は「また死にたくなったら来てください」と言われた。二人目の先生には安定剤睡眠導入剤を処方してもらった。)

やりたいこともわからないし、何を指針に、何に向かって生きていけばよいのかわからないし、生きる意味なんてわからないし、生きるのってとても煩わしくて面倒だな、と思った。

けいしには話をしていた。彼はもちろん私を助けようとアドバイスをくれたが、当時の私には何の救いにもならなかった。今になってみれば、彼のアドバイスが間違っていなかったことはわかるのだが、生きることに面倒になってしまった私は、自分の現状から抜け出す意味も、そんな気力さえもなかった。

多分、彼はそこをわかってくれていなかったのかもしれない。聞いてないからわからないけれど。

そんな感じだったのだが、まぁいろいろあってまだ生きている。残念ながら自殺未遂もしていない。

単に逃げたかっただけなのかもしれない。

親とか、兄弟とか、彼とか、友達とか、会社とか、そういった社会のつながりから

こうしてまたそういうつながりに戻ってきているのだが、時々逃げ出したくなる。

とりあえず話を先に進めよう。

そして職を失った(自発的に辞めたんだから、失った、てのは変な感じもするが)私は、少しだけニートになった。

それから遊ぶ金欲しさバイトを始めた。

お金はないけど時間はある中で、自分と向き合って、何に興味を持って生きていけるのかを探る期間にしようと思った。

私には、趣味らしい趣味も、好きなこともなかった。得意なこともないし、自分には何の価値もないと思っていた。あ、これは今も変わらないか

何もない自分が、どうやって価値を生み出してお金を得て生きていけばいいのかわからない。

世の中の人間なんて、自分価値がないなんて思っている人はたくさんいるはずなのに(だからあなたには価値がある」って声高に叫んでいる人が人気を集める)、みんな何がしかお金を得る手段を持って生きていけてる。そうなるにはどうしたらいいのか、どうして誰も教えてくれなかったんだ。

夢はあった。パティシエになりたかった。

そんな中で、私の中で価値があって、人生の指針になってくれる人が一人だけいた。彼だった。

付き合いも長くなっていく中で、自然結婚意識し始めた。

アルバイトを始め、ニートからフリーターとなった私は、もうひとつジュニアスイミングスクールのコーチとしても働き始めた。こちらもアルバイト。泳ぐことは昔から好きだった。子供はそんなに好きじゃなかったけど、かわいかった。1年ほど勤め、やっと慣れてきて、もっと勉強せにゃあ、と思っていた時だった。

から同棲の話を持ちかけられた。

もともと2人で、結婚の前に同棲したいよねという話はしていた。

そして遠距離が始まって2年。お互い遠距離に疲れてきていた。

でも、時期が悪かった。話を持ちかけられたのは夏だった。せめて年度末までスイミングスクールコーチとして働きたかった。

そしたら彼が言った。

「今すぐ来てくれなければ、別れる」

普通に考えたらありえない。これがもし私の友達の話だったら、私は間違いなくそんな彼氏殴ったれ、と言うだろう。

しかも彼はまだ大学生だったのだ。卒論を期限内に書き上げられず、ゼミの出席日数が足りず、卒業できずにいた。休学しながら自分バイトをして学費を貯めて大学に通っていた。

そんな生活を続けていくうちに、大学卒業する意味がわからなくなってきたと言っていた。

彼のことが好きなのか問われると、正直今はよくわからない。

私は好きじゃない人ともセックスはできる。生理的に受け付けない人とか除いたら、そりゃずっと一緒にいたら愛とか情とか湧くんじゃないの?

今の彼が例外かと言われたらよくわかんなくなってきた。

そんな奴だったが、私の人生においては一番大切にしてきた人だった。私の羅針盤だった。彼がもし死んでしまったら、私も間違いなく後を追って死んだだろう。

そんな人の言うことだから、私はこの条件をのんだ。

…私は彼に流されすぎなのだ。仕方がないことではあるけれど。

私は彼を完璧人間だと思っていた。(あほちゃうか、と思うだろう。私もそう思う)

彼の考えを聞くと、一見理論立っているように見えるのですぐに納得してしまう。私の悪いところだ。

私自身が彼を完璧人間だと思って、すがっていたかったのだ。

お互いの両親に挨拶をした。彼の両親は自己責任でどうぞ、と言ってくれた。私の両親(特に父親)には反対された。でもその反対を押し切って、同棲を始めた。

アルバイトは両方辞めた。

私の人生2度目の就職活動が始まった。

私が前職の営業を辞めてすぐ就職しなかったのは、前述した通りやりたいことを探したいから、ということと、もうひとつ理由があった。

自信がなかった。

正社員という立場で、アルバイトより責任ある立場で、仕事を続けていく自信がなかった。壁にぶちあたったら、また「死にたい」と逃げるのではないかと思った。逃げない自信がなかった。

でも、状況は変わった。これから家賃も食費も水道代も電気代も全部払っていかなくてはならない。

人は働かないと生きていけない。自給自足不可能ではないが、現在システム自分ができることでお金を稼いで、そのお金で誰かが代わりに作ってくれた野菜を買うというものになっている。賢い生き方だと思う。でも、その働くというハードルは、おそろしく高い。

いや、私が高くしているというものもちろんある。バイトでもお金は稼げるし、私がしたくないと切り捨てている仕事もたくさんある。

だけども、やっぱり高い。

転職では即戦力が求められ、半年営業経験責任感がなくて楽だと思いながらやってきたアルバイト経験だけでは、何が即戦力になるというのだ?

まだ、見いだせていない。

そもそも志望動機聞かれても答えられない。

やりたいこと?3年近く探してもまだ見つからないんですが。

本気で探してないだけかもしれない。でも本気で探す理由がわからない。

死亡動機なら答えられるのに。

けいしに流されて生きてきた人生だな、と振り返って思う。

流されてきた、というか、私の判断材料に常にいるな、こいつ、と。

そう思ったので聞いてみたのだ、彼に。

お主の人生判断材料に、私はいるのか?と。

そしたら、いない、って返ってきた。

そういう考えをしていた時期もあったけれど、そうすると、ちゃんとした仕事に就いて、養っていけるという状況を作らないといけない。それじゃダメだと。丸くなってると。

前に二人で言ったよね、お互い自立して、それぞれが見てきた世界を共有しあえたらいいよね、って。

お互いなにがしか武器を持てたら、二人で協力した時、お互いの欠点カバーしあえて最強だよね、って。

そう、言われた。

正直、私はショックだった。

私はけいしがちゃん大学卒業してちゃん就職して、私を養えなくてもちゃん収入を得て、そして結婚して、子供ができてお金必要になってもちゃん暮らしていける。そんな未来を思い描いていた。

だってもう25だ。そろそろ子供産んでおきたいのが正直なところだ。まだ全然子供を育てられるような人間じゃない。そんな人間できていない。育児ストレス自分の子供に暴力振るう自信だってある。(そんな自信はいらない)

だけど、そろそろ、そういう時期だって思ってた。

同棲始めたし、同棲長期間するつもりもないし、いずれ近々籍も入れるだろう、と。二人で同じ未来を思い描いて、お互いがお互いの人生責任を持ち合いながら生きていくのだろう、と。

そろそろ、ちゃんとしてくれるのだろう、と。

その反面、けいしの言うこともすごくよくわかるのだ。

お互い自立して、自分人生責任自分で持つ。だけれども、パートナーとして、一緒にいる。助け合う。お互いの見てきた世界を共有しあう。人生2倍。

なんてキラキラしていて、楽しそうなの、と。

どちらを選ぶかは、私たち二人次第だ。

ただ、もし後者を選ぶなら、レールから外れて生きていくことをきちんと自覚しなければならない。

(まぁ正直すでに外れている二人だが、まだ修正はきく位置はいるだろうと思っている)

現在経験資格目的もない私が就職活動に難航している。

転職アドバイザーの人からは、これ以上非正規を続けたら、正規になるのはとても難しいだろう、と言われた。

その道を突っ走るのか。

けいしの将来だって保障されたものじゃない。向こうが稼いできてくれると思ってはならない。

子供を作れないかもしれない。

でも、人生謳歌できるかもしれない。

いつか後悔するかもしれないが、やりたいことやりたいだけやって死ねる。

そもそも私はこの道を選んでどうしようもなくなって死ぬしかなくなってもいいのだ。だっていつ死んでも一緒なのだから

長くなりましたが、そんな感じで人生選択の時なのです。今。

年上の人にこういう話をしたら、みんなレールに乗るように、って言ってくる。

それが「正解」だからですか?「賢い生き方」だからですか?

私より長く生きているから、視野も広いだろうし、知識もあるだろう。”知り合いにこういう道を選んで失敗した人がいるから、私にはそうなってほしくない”とアドバイスしてくれてるのかもしれない。

でも、自由に生きている人も少数ながらいる。多分その繋がりで、ホームレス若い男の人が結婚した、なんて話も聞いた。

こういった少数派の人たちは言う。普通大人意見を求めるな。普通になるようにアドバイスしてくるはずだ、と。なりたいものがあるなら、それにもうなってる人にアドバイスを求めよ、と。それは確かにそうだよな、と思う。

少数派で生きていくなら、覚悟必要だ。

でも、それが自分が心から求めているものならば、叶えられるんじゃないのかな、とも思っている。

とりあえず、けいしと話をしなければならない。

お互いにお互いの人生を、と考えている彼は、自分の思いを聞かないと話してくれないし、わざわざ私の相談にも乗ってくれないのだ。

ほとりの人生は、ほとりの生きたいように生きればよい、と。

私は本当にこいつに一生付いて行ってもよいのだろうか。

今ならまだ、地元にいる銀行マンセフレが、嫁にもらってくれるんじゃないだろうか。

2015-07-05

先週は出張で、京都大阪に2泊ずつしたんだけど、仕事先が取ってくれたのだが割とグレードの高いホテルだった。

やったラッキー、いい仕事だぜー、って思ってたんだけど、京都から移動して大阪ホテルチェックインして

部屋に通されて、さて風呂にでも入るかね、というあたりで、地震かと思うほどの揺れに驚いた。

地震じゃなくて上の階から振動だと気付いて、しばらく我慢してたんだけど、上にキングコングでも泊ってんのかよと思うほどで

まらフロントに連絡して苦情を入れてもらった。

注意をしましたので、と連絡をもらったものの、キングコングはちっとも大人しくならない。もう一度注意してもらったがやはり変わらず。

上の階に泊ってるのはキングコングではなく、中国人の親子連れらしく、子供が超絶はしゃいでるらしい。

ずっと出張続きで正直ゆっくり眠りたかったし、上のキングコングも同じ日程で宿泊するらしいし

こりゃどうしたもんかと思ったら、高層階のジュニアスイートみたいな部屋に移らせてくれるという話になった。

荷物を運びに来てくれたベルボーイが部屋に入ってる時も、ごっすーん、ゴスゴンゴン、ゴゴッゴン、と振動がきて、

恐縮しきりの私とベルボーイは思わず爆笑した。こりゃ酷いよ。

ベルボーイによると、中国人宿泊者は、ホテルで金を一切使わない(コーヒーひとつ飲まないらしい)、まぁそれは良いんだけど

部屋に爆買いした家電やらお菓子やらの箱や緩衝材をごっそり置いて行くらしく、廃棄代が目に見えて増えてい困っているとのこと。

エージェント経由で注意してもらっていても、なかなかマナーは変わらないらしい。頭の痛い話だ。

移った部屋は、エレベータに近い部屋で、エレベーターの音は気になるかもしれないのですが…とは言われたが、そんなもんぜんぜん気にならず

広い部屋で大変快適に過ごせてしまった。ラッキーというか何と言うか。

1拍めは朝食でバイキングを食べたのだが、正直、食事の取り方とかもきったねーんだわ。

ホテルの人がほとんど付ききりで料理の皿を掃除して取り替えてと大変そうだった。

あと国籍関係なく、子供って揚げたイモとソース焼きそばが好きなのな。隣の席にいた中国系らしき子供も、向かい側の席にいた東南アジアの子供も等しく、

山盛りのソース焼きそばハッシュポテトの前でご満悦そうであった。日本人の子供と一緒だわ。

まぁでも、2泊目の朝食は、あの喧騒うんざりしたのでルーサービスにした。

2014-09-29

ほんとに?なんか納得できない…

http://anond.hatelabo.jp/20140929104313

http://anond.hatelabo.jp/20140929163730

スタンダードからスーペリアクラス、デラックスクラスアップグレードとかだよね。

そうすると部屋はだいたい広くなるし(1.5倍くらい?)新しくなる。

ちょっといいやつだとジュニアスイートとかの部屋に変わったりする。

施設が変わらなくてサービス料理だけ違うって感じはしないなあ。

2014-04-28

ベンチャー起業して上手くやるための、最短パス

大企業を蹴って、ベンチャーに就職 するって?

新卒青年よ、悪いことは言わない、それだけはやめるんだ。

大企業だと先が見えてて自由がなくて面白くない、でも、ベンチャーだと会社と共に成長していけるから楽しそう」お前はそんなふうに思っているんだろう。

若者よ。気持ちはわかるぞ。そしてそれは全く正しい。

                                                                

10年付き合った彼女が、おまえのとろうとしているキャリアパスをたどった。

一方、俺は逆のキャリアパスをたどることになったんだ。大卒で(名前がNから始まる)とある大手企業に入社し、数年後、仲間と共に小さな会社を興した。

その経験から言う。おまえの考えは正しいが、おやめなさい。

ベンチャー就職活動真実

新卒でいきなりベンチャーに入っちゃう若者は、残念なことに、結構いるらしい。

就職支援を行う企業にいる友人が面白い話をしてくれた。

ベンチャー専門の就職説明会というのがある。ベンチャーに入りたい新卒を集めて、まだ名前が広まっていないベンチャー企業が集まって、彼らに自社を紹介する、そんな合同説明会だ。

説明会ビュッフェスタイルの豪華な食事とともに、ホテルラウンジで盛大に執り行われる。参加する学生も熱意に満ち溢れている。一般的説明会に参加する新卒とは、目つきのギラつきが違うらしい。企業の説明のために社長本人が繰り出してくることも多い。

企業の説明がひと通り終わって、担当者フリーになると、学生は我先にと質問に押しかける。そして名刺を押し付けるんだ(学生自分で名刺作ってるんだぜw びっくりだろ?)。

モチロン、名前を売るためだ。個人的に仲良くなって、入社の時にライバルに差を付けようとするのが、彼らの狙いなんだ。


「…へええ、実に、おめでたいねえ。俺が学生の時なんて、てめえの研究に夢中で、就職活動なんてろくすっぽやらなかったけどな。決められたレールで、用意されたステージゲームすればいいやあ。俺ダメ人間だなーw って思ってたけどw」

と俺が感想を言うと、就職支援の友人はスルーして、言う。

「いや、違う。これは『バイオハザード』なんだよ」

まり、『ゾンビ』は狩る気まんまんつもりで人間に群がるが、実は、狩られているのは『ゾンビ』の方なのさ。

学生側は自分で色々工夫して、積極的就職活動しているつもりなんだけど、彼らの中にはモチロン東大京大早慶はいない。

そういう頭のいい連中は、まっさきに大手企業内定決めちまってて、余った時間で、旅行先で女とパコパコしてるってワケ。

二流大学学生が、必死になって、それに続く。

残ったボンクラ学生が、俺らを頼る。俺らは彼らに就職先を紹介してやる。『ベンチャー』の響きがいいから、彼らは、「あれ? 実は、俺らって勝ち組なんじゃね」とか「受け身で生きてる奴らに差をつける」とか考えちゃうけど、

そういうポジティブシンキングって、ただ単に、自分を騙してるだけなんだよね。選択肢がないって現実から目を逸らしてるだけさ。

まあそういう学生は実際に働く段になって、いろいろな不都合に目を瞑って頑張ってくれるから企業側としてもありがたいんだろうけどね。

そういうのもある意味才能だよ。『セルフブラックアウト』って俺は呼んでるw

それに加えて、目が眩むってのもあるだろうな。きらびやか場所パーティする機会なんて、今どきの学生はめったにしたことないだろうからさ。

でも実際は、『ホテルラウンジ』は、『ハローワーク』なんだよ。

「まー結局は、いつの時代も、お金持ってる方とか、学歴持ってる方とか、もてるものが勝つんだよなーw そしてダメ人間は負ける」と軽口でシメようとした俺を横目に、友人は笑う。

「いや、中小企業も楽じゃないんだぜ。お前はわかってるだろう? 連中も東大京大とは言わずとも、早慶マーチあたりを取りたい。でも無理さ」

「カネがないからねえ」

「そう。でも大企業は金持ってるから、派手に募集をかけられるってわけ。リクルーTとかをつかってな。でも、そんな余裕のない企業様方もいっぱいいる。困ったなあ困ったなあ、でも学生ほしいよお。さあどうしよう?」

「そこにお前が現れるんだな」

友人はニヤリと笑って言う。

「その通り。俺らが中小企業たちに、『ベンチャー』ってラベルを付けて、魅力的に見せて、学生に紹介してやる。就職先が無くて意欲を失ってた学生も大喜び。Win-Win関係。そういうマッチング商売なのさ。実にウマイw」

シワひとつ無いシャツの袖に、派手なカフスボタンをちらつかせて、ニヤニヤ笑う友人。

なるほど。ラウンジの貸し切り料金と豪華な食事代は、全部中小企業持ちか。それでもリクルーTの利用料金よりは安くつくってことか。なんだかなあ。

呆れた俺は、店の飲み代を彼のオゴリということにして、その場を後にしたんだ。

ベンチャー起業して上手くやるための最短パス

彼女はいきなりベンチャー就職したが、俺はまず、(名前がNで終わる)大企業就職することにした。

ことにしたって書いたけど、ちゃんと考えたわけではない。前述のとおり適当なノリで就職した。のんびりやってければいいと思っていたんだ。

けれども、周りを見ると優秀な連中ばかりで、そう甘くはいかなかった。

周りに流されやすタイプだった俺は、せめて浮くまいとして、必死仕事した。

いつしか気づくとデスク光学関係の専門書で埋まっていた、仕事にかじりついて傷んだ腰を痛みを和らげるために、テンピュールのランバーサポートを買った。

社員は多いのに仕事は尽きること無く次々とやってきて、難しい問題に直面する度に、チームメンバーとの議論が白熱した。

少し暗いが音は優しい仲間たち。くせのある連中で、諍いを起こす度に俺は彼女に愚痴っていたが、振り返ってみると悪くない時間を過ごせたと思うんだ。

社食の味が薄味だったのが気にいらなかったけどね。

そうして、俺は経験をためていった。

重要なのは、安定した環境なんだ。

村上春樹は自著で、”真の芸術が生み出されるためには、奴隷制度が必要不可欠”と述べているんだが、その理由は、奴隷が畑を耕したり、食事を作ったり、インフラ的なことをやってくれるからだ。その上で芸術家は好き勝手にやりたいことをやれる。研究開発でも同じだ。

安定した環境が確保されて初めて、知識や技術を会得できる。明日おまんまを心配すること無く、目の前の仕事に集中できること。それが重要だ。

今、思いついたが、ベンチャー就職した彼女がやつれていったのは、まともにメシを食っていなかったというのもあるかも知れないな。三食カロリーメイトとかザラ、等と言っていたので心配したこともあったんだった。

薄味の社食は物足りないかもしれないが、A定食→B定食→C定食→D定食→A定食... と繰り返していけば、飽きること無いし、栄養もつくし。

安定と関連するが、大企業は定時に帰れるってのも結構大事なんだ。

若いころこそ、”遊ぶ”イコール人生無駄、的に考えていたが、今から振り返ってみると、本当によく遊べた奴が、得てして成功している。その傾向にあると思う。

俺の個人的な経験を拡大して一般化するのは無理があるかも知れないけどね。

”遊ぶ”ことは思考のかたよりを解消する効果がある。

とあるインドジュニアスクール休み時間は、授業一時間に対して、たっぷり30分取られる、という話を聞いたことがある(※ただし、その時間で自習している奴もいると思うけどね)。

俺も大企業時代で一番はかどってた時には、定時帰りで遊びまくっていたし。

每日のように街のダーツバーに行って、オネーチャン引っ掛けてよろしくやっていたんだ。

まり俺が言いたいのは、”若くて技術がないうちは特に大企業で力を蓄えるべし”ってこと。

そして、5年経ったら、独立する。

社会人のみんなはわかってると思うけど、どんな職場でも、5年も働くと飽きてくるんだ。

『飽き』っていうのは、仕事パフォーマンスに絶大な影響を及ぼす。

誰かが喋ってた胡散臭い説明だが、気に入っているものがある。

「我々の先祖ジャングルに住んでいた。ジャングルでは意味のないものに注意を向ける人間はいなくなる宿命にある。

遠く流れる雲を数えたり、カブトムシを集めたり。のんびりと下らないことをしている人間は、背後から近づいてくる毒蛇や、ジャガーに、気づかない」

そうした性質が我々に遺伝した。すなわち、生き残るために、下らないことに注意を向けようとすると、やる気が無くなるようになっている、と。

そして、新卒の坊やが言うように、そうなったとき、好きに仕事を変えられる自由は、大企業では得難い。特に技術屋はそうだ。

時が来たのだ。技術は蓄えた。今こそ、真の自由に突入するタイミング!!

そう思って会社を興した俺。紆余曲折を得て、なんとかベンチャーを続けられてる。

ところで、入社したはじめはわからなかったが、エリートとその他大勢を見分けるのには、実はちょっとしたコツが有るんだ。

それは机をよく見る事だ。

いや、机のきれいな奴がエリートってわけじゃない。机の汚い奴にも仕事のできるやつはいる。というか多い。

営業とか、人材マネジメント関係の人は割と皆知っていると思うが、「机の片付け方に、そいつなりの秩序がある奴は、たいてい仕事できる」。

たくさん仕事している奴は、資料をちょっと振り返るのに、ガサゴソ書類の山を漁ってさがしたりしない。ちょっと考えればわかると思うけど、そういう作業には1分とか2分とか、細かく時間が掛かるし、脳内コンテキストスイッチしなくてはならなくなる。

まり、それまでの深い思考を一時的に、脳内メモリからハードディスクに書き移して、退避させなきゃならないんだ。

脳みそハードディスクは書き込みは速いが、読み込みは遅い。目的の書類を発見した後に、再び深い思考状態に戻るのは、かなり時間がかかる。そしてそういう行ったり来たりを繰り返していくうちに消耗して、いつしか深く考えるのをやめてしまう。

から、デキるやつは、書類を探すのに時間を掛けない。たとえ机の上に山ができていても、目的の書類を即座に(1秒以内に、迷うこと無く)見つけてくることができる。

彼のシステム発見するスキル意識していると、いつの間にか身につく。

社内のいろんな部署ちょっと顔を出して、そういう机をしている奴を探して、声をかけるんだ。

休憩の時とかタバコ吸いながら世間話をしたりする。

で、連絡を取り合って、一緒にバーに行ったりするんだ(そしてオネーチャンたちに”自慢の友人”として紹介する)。

そうして仲良くなった数人を引き抜いて、自分会社を起てるんだ。

おおまかに言うと、俺が会社を起てる際にやったことは、そういうことだ。

Yコンビネータっていう外国ベンチャーキャピタルの、ポール・グラハムっていう人がこんなかんじのことを言っていた。

ベンチャー成功するかどうかを決めるのは、彼らのアイデアがどれだけすごいかは関係無く、ベンチャーを構成するメンバーの『人間』で決まる。

俺も経験上、完全に同意する。

初期メンバーは今はいない人も多いが、会社軌道に乗せるのにみんな役立ってくれた。

それ以後にも結構人を雇ったが、使えない奴はとことん使えない。単に役に立たないということじゃなく、仕事邪魔になるんだ。かと言ってすぐに抜けてもらう訳にはいかないし。

のべ数時間程度の面接試験だけで、そういった『人間本質』を見分けるのは土台、不可能に決まっている。

前述の就職支援の友人も、同じようなことを言っていた。(働いた後に机を見ればわかるんだが。)

人を雇うのにはコストがかかるし、振り回されると更にコストがかかる。

からこれが、ベンチャー起業して上手くやるための、”唯一まともな”最短パス、なんだ。

え? まともじゃなくてもいいから、真の最短パスを教えて下さい??

人生は一度きりだ。バクチを打つのは、なるべく止めておけ。

新卒ベンチャーの悲劇

一方で高校時代に付き合い始めた俺の彼女は、小説家になるのが夢で、文系国立大学に通っていたんだが、結局プロにはならず、普通に就職することにした。

学外に知り合いの多いやつだった。

知人の紹介でとあるベンチャーにツバをつけていた一方で、大手広告関連企業就職試験突破していた。

「どうすべきか悩んでる」と、喫茶店彼女は俺に打ち明けた。

まだ就職が決まっていなくて多少不安だった俺は、安定した企業の方がいいんじゃないか、空いてる時間でおまえの好きな小説が書けるかも、とアドバイスしたが、

ベンチャーで一旗揚げて、いつかキミを養ってあげるのもいいじゃんw 等と言っていた。いや、別にいいよ。とスルーしたと思う。

ほどなくして、連絡があった。彼女ベンチャーの方にかじを切ることを決めた。

当時の俺は納得できなかったが、決断を否定することだけはしたくなかったので、それ以上何も言わなかった。

社会人になって、電話で度々、「忙しくて小説書けねぇw」と愚痴ってきたので、その度なだめていた俺だったんだが、

結果的に二人の部屋が近くなったのは、実は嬉しかったんだ。

学生時代デートのために休みになる度に電車に揺られていた。社会人になってからは真夜中に突然訪ねてくるようになった。

でも、ある雨の夜にドアベルに気づいた俺がいつものようにドアを開けると、泣いている彼女が立っていた。びっくりする俺。彼女ブラウスの上のボタンが外れていた。

社長と揉めたらしい。

「無理矢理犯されそうになった」彼女はそう言った。

社長と二人で会社に残っていると、おつかれさま、少し休んだほうがいい、と言って社長が背後に立つ。振り返ると、どうも様子がおかしい。怖くなった彼女は逃げようとした。

だが、社長はいきなり掴みかかってきた。

それで、なりふり構わず逃げてきたという。

そういうことはよくあるのか、と問いただすと、「いつもはおしりを触ってくる程度」と、まるで自分が悪いかのように、申し訳無さそうに言った。

気づかなくてごめん、と俺は謝った。それしかできなかった。

後でわかったことだが、その日社長は二徹していた。

社長から謝罪があって、彼女は再び会社に通えるようになったが、心配した俺は、そういうことが次にあったら、まず俺に言うんだよ、と注意した。

だがその後、職場環境悪化するばかりだった。仕事は積み重なり、彼女も部屋に帰れない日が多くなった。心配した俺は度々電話をかけたが、通じないことが多かった。

言うまでもなく、ベンチャー仕事が多い。そして人間追い詰められると、判断がおかしくなることがある。

その社長はいくらなんでもクソだと思うだろうが、彼女の方にも問題がある。

学校を出たての人間は、社会の仕組みも何もかもがわからない。

働いて、職場人達と話して、しばらくすると口座に自動的お金が入ってくる。

そんな中で、例えば、おしりを触ってくることに関して社長に楯突くことが、どういう影響をおよぼすのかわからないのだ。

ちゃんと聞いてくれるのか、疲れた社長をノイローゼに陥らせて会社の機能を停止してしまうんじゃないか、そうすると仲間に迷惑をかけるんじゃないか、あるいは権力で押し切られて逆に会社ハブられることになるんじゃないか。もしかしたら辞めさせられてしまうんじゃないか。万が一辞めざるを得なくなったら、自分はどうやって生きていけばいいのか。キャリアもない、スキルもないのに、再就職先があるのか。路頭に迷うんじゃないのか。セクハラされたせいでやめたと、正直に再就職先に言っていいのか、再就職した先でその話が伝わっていじめられたりはしないか。

若者は、何も知らない。

まして、必要な激務で疲れている。そんな中でちゃんと判断を下すことが出来るはずもない。

セクハラの例は極端かも知れないが、あらゆる局面でそのような判断力の弱さは出てしまう。

どれだけ自分は働けるのか・働くべきなのか、業務で必要な知識を養うにはどうすればいいか、などなど。

大企業就職した人は、そういった常識は、周りの人間アドバイスを受けたり、会社提供する教育を受けたり、社内の規律を学んだり、顧客企業や、子会社との交流したり、そうして徐々に身につけていく。

知っていなければ。選択肢がなければ、選択できない。当たり前だ。

選択肢が無い。そして増えない。

これがいきなりベンチャー就職する最大のリスクなんだ。



若者よ、君たちは鳥だ。

社会に出て数年は確かに辛いかもしれない。でも巣の中で母鳥がくれる餌を兄弟と取り合うんだ。英気を養え。そのエネルギーはやがて力になる。すべては、巣を離れて大空を羽ばたく、その日のために。

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ところで彼女のことだが、事件があった日からしばらく働いていたんだが、やがて体調を崩し、ベンチャーを辞めてしまって実家に引っ込んだ(そうして、ようやく好きだった小説が書けるようになった)。

それでも何年かは交流は続いていたんだけど、ある日、些細なことで喧嘩して、それっきりになってしまった(確か彼女ネコを飼いたくってたまんない!ってしつこく訴えてきて、好きにすれば、って言ったらそっぽ向かれてしまった。それで俺も冷めたんだ)。

今は音信不通なんだが、風のうわさによると、最近結婚したらしい。どうやら幸せにやっているみたいだ。

相手の勤めている企業名前こそ知らなかったが、良く日に焼けた、笑顔の似合う好青年だ。

元気な男の赤ちゃん写真も見かけた。俺はタイミング的にデキ婚なんじゃね?等と下衆の勘ぐりをしてしまったけど(ひょっとすると俺の中にも未練が残っているのかもしれない)。元気でいてほしいと思う。

追記) げっ元増田の記事、よく読んだら、判断を下すのは今日中、ってことか?? さっさと投稿すべきだった… もう俺には、元増田がこのトラバに気づいてくれるように祈ることしかできない… 

なお、ここまで読んでくれた読者で、全然参考にならなかった方、ゴメンナサイ。ダラダラと長くて、あなた時間を奪ってしまって済みませんでした_ _。

2014-02-13

「次晴、ガチ泣きの理由」って本当かい

ノルディック複合渡部暁斗選手銀メダルに輝き、スポーツキャスター荻原次晴さんが大号泣したと話題です。

渡部暁斗銀メダルに感泣する荻原次晴 - YouTube

はてなブックマーク - 渡部暁斗銀メダルに感泣する荻原次晴

で、その号泣の理由として、2chでは以下のような書き込みがされていたようです。

次晴、ガチ泣きの理由

1 氷河期所属先が無くて引退しそうになった選手高橋の為に企業行脚したが、結局決まらずに

  一時、自分マネージャーとして遠征費を工面した

2、議員になってた兄貴口説コーチ復帰させジュニアの為にスクールを創設(自腹)

  渡部兄弟ジュニア時代の教え子

3、旧所属先の北野建設土下座して選手枠拡大

へーチャラいと思ってたけど次晴すごいじゃん、と純粋に感動し、どれどれと検索するも、この書き込み以外に何もヒットしない。

怪しいのでちょっと調べてみました。

1、

選手高橋高橋大斗? 

高橋2003年大学卒業以降、ずっと土屋ホーム所属で経歴に穴はない

ソース土屋ホーム スキー部 "TEAM TSUCHIYA" 高橋大斗

2、

(1) 兄・荻原健司議員任期2004年7月26日 - 2010年7月25日ソースWiki

北野建設スキー部の年度別所部員表(PDF)によると健司は2002-2005年副部長2010年-部長なので、議員になる前からスタッフを務めている

(2) 渡部暁斗・善斗兄弟所属していたジュニアスクール名はWiki等には明記なし

<五輪ノルディック複合>渡部兄弟ら ジャンプ好発進 (毎日新聞) - Yahoo!ニュースによると

兄の暁斗選手の競技人生ルーツ五輪だ。小3の冬、母佳代子さん(55)に連れられ、地元白馬村ジャンプ台で1998年長野五輪を観戦。団体戦金メダル日本勢の活躍を目の当たりにし、「ジャンプをやりたい」と決心した。直後に地元スキークラブに加入。

ということなので、白馬村スキークラブ検索するとまんま「白馬村スキークラブ」がヒット。

白馬村スキークラブ 渡部」で検索すると五輪ノルディック複合:「複合ニッポン」の復活だ - 毎日新聞の記事に

そんな中、渡部兄弟所属していた白馬村スキークラブ理事太田文仁(ふみひと)さん(46)

記述があったので確定。

白馬村スキークラブ公式サイト(超わかりにくい)の クラブについて » 白馬村スキークラブ によると平成7年(1995)に創設しているので、まだ次晴は引退前だし、健司も議員になっていない

3、

上記の北野建設スキー部部員表によると部員数は1997年(9人)をピークに減少しているが、2000年代は3-5人で低値安定し拡大した様子はなし


ということで、ガセの可能性がかなり高そうだなということがわかりました。

(もちろん、だからと言って次晴氏の涙を否定するわけじゃないよ、念のため)

これまでに何度も見られた「感動するガセ=良い嘘」という理屈で、このストーリーも広まっていくんでしょうか。

ノルディックの普及には次晴氏も健司氏も地道に頑張ってこられたようですから、ガセだったらなんつーか余計なお世話だと思いましたまる

追記

ノルディック複合・渡部暁斗の銀で荻原次晴が号泣したワケが感動的だった! - NAVER まとめ

こっちのまとめはまともに見える。

うそドラマティックなエピソードはない(いや凡人にとったらこの内容も十分ドラマティックだけど)ってことっすかね

2010-01-03

http://anond.hatelabo.jp/20100103165511

結婚がしたいのなら、貯金の額を一般的な額にしておいて、年収は黙っとけよ。さもなきゃ年齢x20ぐらいを書いておけ。本当の年収を悟られるな。結婚してからが辛い。

モテがしたいだけなら、キャバ風俗へ行け。その年収なら月の浮いているお金30万ぐらいは出るだろ?普通に都内の有名ホテルジュニアスイート当たりをとってデリ呼ぶだけでかなり豪勢な気分になれる。

常連化してればアップグレードスイートあたりも泊まれるし。十分贅沢は味わえる。贅沢味わったら、前者へ戻る。

嫁に年収ばらすのは良くない。

 
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