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2019-04-10

ぼっち充の一人言

ある界隈で長いことオタクをしているんだけど、未だに行動を共にできるような友達がいない。

沼に落ちたばかりの頃、同じ趣味の人がリアルには誰もいなくてネット上でなら…とそのジャンル専用のTwitterアカウントを作った。

推しへの萌えを語りながら、あわよくばいつか現場に一緒に行くような仲間ができないかな、とぼんやり期待していた。

その頃は何人かとリプやDMのやり取りもちょくちょくあって、推しとは別の共通趣味(音楽とか)が見つかって雑談することもあった。

現場が被ったらいつかご挨拶でも、みたいな言葉が交わされることもあった。

ただ基本がコミュ障な私は自分からリプの一発目を送ることはあまりなく、会話中も一つの返事を打ち終わるのに数十分単位時間をかけるぐらい毎回緊張していた。

それから全国ツアーが決まり

演舞台が決まり

次のツアーのそのまた追加公演が決まり

そのたびに

今日は○○行く」「会場着いた!会える方いたらご挨拶させてください!」

といったツイートが飛び交い、TLは賑わった。

私は行きの新幹線の中で、会場近くのタリーズの中でそれを追っては、ドキドキと胸が跳ねた。

返信マークを押して、

「私も今日来てるんです!」「●●さん会いたいです!いまどこにいます?」

ここまで打ち込んでから、急に不安になった。

この人の言う「会える方」の想定内果たして自分はいるのか?

だって他のフォロワーさんに比べたら私とのリプ回数って少なくない?むしろ内容も他の人との方がいつも盛り上がってない?ここで返信送ったら優しいからきっと「会いましょう!」って返してくれるけど(お、おう…お前か…)って内心がっかりさせない?気遣わせない?今後気まずくならない?

こんな考えが一気に押し寄せてきて、舞い上がってた自分が急に恥ずかしく思えてしまった。そうこうしてるうちに各発信者共通フォロワーがリプで反応したのが見えてますます送りづらさを感じてしまい、結局Twitterを閉じた。

公演後は「会えて嬉しかった」というやり取りを後悔と嫉妬を抱きながら眺めた。

これが毎回だった。

そうして少しずつできていく輪のどれにも自分は入っていない気がしてしまって、現場が近づくほど黙るようになり、実際その通りになってしまった。

周りはチケットを一緒に申し込んだり、LINEで連絡を取り合う仲間ができていた。

いつしかTL内で会う人を募るツイートを見かけることもなくなった。

一時期はこの劣等感に苛まれ過ぎて、公演が終わった後打ち上げなんてこともなく一人で帰るだけなのがすごく惨めな気がして、家に着くとボロボロと泣いていた。最中はすごく楽しかったのに、その余韻を押し退ける寂しさがあった。

さらに見なきゃいいのにTwitterを開いては、それぞれの推しメンバーカラーカクテルが並ぶ写真(会場近くの居酒屋だとメンバー名前を付けたサワーとかがその期間限定で用意されたりしている)や、カラオケの壁一面に映されたライブDVD映像写真が溢れるTLをわざわざ追って、勝手劣等感を増幅させていた。完全にSNSとの距離感おかしくなっていた。

今はそれから年数も経って、専用アカウントをやめて雑多に趣味のことはなんでもフォローするアカウントを作り直した。公演期間中も、推しドラマ放送中もおかまいなくいろんな情報自分の目に入るようにしたことで、なんとなく人は人、自分は自分、と割り切れるようになってきた気がする。掟ポルシェさんには感謝してます

人との交流が向いてない、一人が向いてる性格なんだともわかったので、一人のオタク活動も、無理なくできる今の自分ベストなんだと納得している。

もう一人で遠征もするし、一人で推し写真ご当地名産並べて撮影会するし、一人でロケ地も巡るけど、隣で一緒に盛り上がってくれる人がいたらもっと楽しいんだろうな…ってやっぱりときどき考えてしまう。

一人が向いてる=一人が平気(好き)というわけではないから難しい。

ここまで書いてたの見返すと、仲良くなりたい特定の誰かがいるわけじゃないのに(たぶん好きな人彼氏にしたいじゃなくて彼氏という存在が欲しい的な感覚自己中ですね)めっちゃ重い。この感じがなんとなく伝わってるんだろうな…。

2019-04-09

友人が障害者手帳を取るらしくて困惑している

タイトル通り、困惑している。ウッソだろお前っていうビックリと、そこまでやるのかっていう唖然と、そんな事しなくてもお前ならやってけるだろっていうツッコミと、そこまで深刻に悩んでいたのかもしれなかったことに気がつけなかった悔しさ等々、色んな感情が渦巻いて、困惑している。

ハッキリと書いてしまおう。私は障がい者に対して差別感情を抱いてしまっている。好きとか嫌いとかい生理的ものでは無い、人生で数少ない経験の積み重ねから障がい者と接する事がとても怖くなってしまっている。心の中に、所謂健常者との垣根のようなものがしっかりと出来てしまっている事を差別と称するのならば、私は差別心を持ってしまっている。

本題からちょっと逸れるが、障がい者の事を恐怖に感じてしまっているか理由説明する為に、幾つかのエピソードを紹介したい。身バレ回避したいので、ある程度はフェイクやぼかしを交える。それでもバレるかも分からないけど、少なくとも生理的嫌悪だけでこの感情を持ってしまった経緯は説明しておきたい。

エピソード①・vs知的障害者

私が通っていた小学校には当時、特殊学級というものがなかった。当時カーストも低くぼっちになりがちだった私は、2人組で知的障害を持った生徒と組まされる事が多く、しまいにはその生徒にまでタゲられてしまった。

体育の授業の時に鳩尾を彼に思い切り蹴られたその日、遂に耐えきれなくなって、そのダウン症の彼に罵詈雑言の限りを浴びせてしまった。

その日のうちに我が家に連絡が言ってしまったらしく、夜にブチ切れた父親に「弱いものいじめとは何事だ」一方的罵倒され、「捨てるぞ」と最寄りのPAまで連れてかれ、最後は大泣きしながら電話母親謝罪して話は終わった。

そんな役回りにさせられた当時の自分にも問題大ありだが、己の心に明確に憎しみが生まれしまったのはこの頃である。この感情が恐怖に変わったのはもっと少し先である

エピソード②・vs精神疾患

とある趣味サークルで知り合った女性所謂OD常習者の薬ソムリエ。この女性クレジットカードスキミングされ、ネットで買い物をされた。丁度口座に金が入ってなかった時と引き落としのタイミングが一致し、買い物された金額が口座から落ちなかったこから発覚した。

商品の受け取り先から大体犯人が分かったが、本人はこれを強く否定。細かい過程は書けないが、結果的に一緒に戦ってくれた恩人が大打撃を被ることになってしまった。

後処理はカード会社に一任したので細かい事は追っていないが、証拠は固まっていたのに障害理由に不起訴となった。その証拠に用いられたのが障害者手帳である

この時から私は「障害者なら何やっても許されるのかよ」と叫ぶ人々の一人になった。

エピソード3 vs精神疾患

このエピソードちょっと毛色が違う。私の知人が遭遇した被害である

この知人、とある資格スクールをしている方である精神疾患者はこの知人の元友人である

精神疾患者が「社会復帰したい」と知人に打ち明け、知人も「そういうことなら」と指導を引き受けた。もちろん受講料も大幅に割引き、この資格を受けるには最低限の費用での指導となった。国内に多数存在する資格と呼ばれるものの例に漏れず、その資格受験に至るまでは規定量の授業を受け、規定量の熟練必要となる。

本人の体調や精神状態考慮しながら、ゆっくりと確実にやっていこうという段取りで話は決まり指導が始まった。実際に指導を休むことも多く、講習の進みはかなりスローペースであったらしい。

しかし、ある時突然「いつまでも試験を受けさせないとはどういうことだ、金だけ取って何もしないつもりか、差別だ!」と詰問されたとのこと。その人が受けた授業時間試験を受けるに足る規定量には倍近い差があるにも関わずである

知人がその旨を何度も伝えたが、伝わることは無く、最後はその資格を統括している団体クレームを入れられてしまった。当初は知人が差別を疑われたが、その団体に粘り強く当時の状況を説明した結果、指導する講師を知人からチェンジする事で事なきを得た。

この頃から障害者に恐怖を感じ始めた。彼らはやり方によっては理不尽に健常者を蹴落とすことが出来るのだ、と。

エピソード4 vs難病患者

長々と書いたエピソードもこれが最後です。どうか辛抱していただければと思います

これは私と先述の知人が絡んだちとめんどくさい話なので、この話だけはフローチャートで。この難病患者の方は元々私の知り合いで、知人と面識はありません。

某SNSヘルプマーク話題が上がってきた

確か「悪用する人も多いから、それを減らす為にも啓蒙大事」みたいなことを私が書いた

それに対して難病患者の方がコメントを入れた(消されちまって覚えてない) ↓

それに対して知人が「(私)はヘルプマークの事をよく理解していますよ」的なコメントを打った

難病患者の方、唐突に「怖いコメントが来たから消した」と打ち込む

ここまでは良かったが、難病患者の方は何が気に入らなかったのか、仲間を募って知人にメッセージ暴言をひたすら投げまくった。知人が謝罪をすると無言でブロック、これを20人近くにやられたらしい。

先述のエピソードの話に対処してる最中出来事だけあって、知人のダメージも相当大きいものだった。というか難病患者の方も元々私の知り合いだから、ただひたすらに知人申し訳ない気持ちが強い、今でも。

同時に、気に入らなかったのならせめて私に一言入れてくれれば、とも難病患者の方に対して感じてしまった。

ここに来て本当に障害者の方々と関わるのが怖くなってしまった。それまでは知的障害だったり精神疾患だったりと、理不尽な目に遭ってもまだ己を納得させるだけの何かがあった。

しかし、この難病患者の方は、罹患に至るまでは無難社会人として企業に勤め、情熱を持って一心仕事に打ち込み続けた人である。むしろ病魔に負ける事をよしとせず、回復と復活を心に誓っていた方である、少なくとも知る範囲の中ではという話だが。私と「障害を持っている人」という概念関係に完全に亀裂が入った瞬間である

随分と長くなってしまったが、これらの出来事を経て、私は障害者に対して強い恐怖心を持ってしまった。関わったら最後、何をされるかわからない、健常者は健常者であると言うだけで被害を訴えることも許されない。運が悪かっただけかもしれないが、金銭被害スレスレの話に連発して遭遇してもなお平常で居られるほど勇敢であることは出来なかった。

街中で白杖をついている人を見ても手を差し伸べられなくなった、ヘルプマークを付けている人を電車で見かけたら車両を変えるようになった。ただ私が臆病で、恐怖を感じるからだ。

妄言一つで彼らは何の咎を背負うことなく我々を罪人に出来るからだ。弱者なんて嘘だ。彼らは強い、理不尽なまでに強い。私にはその理不尽を被る強さがない。だから近寄りたくないのだ。

そんなことを考えている人間の友人が、障害者手帳を取ることになった。本当に仲良くしている友人だ。同じ趣味を持ち、強気に見せて実は脆い、でも人に対しては誰よりも誠実な友人が障害者手帳を取る。

私が己を弱いと形容したのは、彼と積み上げてきたものを脅かしかねないほどに、障害者に対する恐怖心が強いからだ。障害者手帳であろうが何であろうが、友人であるからには心を許し、信用するのが友としての正しい在り方であるのに、それが揺らぎかける程に弱いからだ。この弱さに腹が立つ。何故友人は友人であると断言できないのだろうか、己よ。

誰にも吐き出せず、でも我慢しきれずに辿り着いたのがここだった。数々のエントリーを読み漁っているうちに、いつか自分も書くことになるのだろうかなんてうすぼんやりと考えていたが、その機会は思った以上に早かった。

願わくば、私がこの恐怖を乗り越えて彼と今まで通りの関係を続けていきたい。そして、彼が私や知人を襲ったモンスター障害者になってしまわないように心から強く願いたい。

モンスター障害者なんて言葉を使う時点で差別なのかもしれない。しかし、未だに弱い私はこの恐怖感を拭いきれない。

私に強さをください。

2019-04-08

曜日起源面白すぎ

なんとなーく、風呂に入ってて、「そういえば、7日周期の曜日って誰がいつ決めたのよ?」って思って調べてみたわけ。
そっち方面はど素人だし、とりあえず、風呂を出てから曜日」でググってみると、当然のようにWikipediaの項目が出てくる安定感な。

曜日 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%9C%E6%97%A5

ここで、もっともらしく色々書いてあるけど、どうやらバビロニア起源らしいってことがわかる、とくれば次は「曜日 バビロニア」で検索するじゃん?
ここからが凄い、色々出てくるけど、もう古代の神々オールスターズっていうか、中二病爆発な。ここぞとばかりに、世の中の会社名とか敵ボス名前とかがんがん出てくるのおもしろ

しかも、英語曜日起源北欧神話ってどういうことよ、みたいな。

諸説あるけど、決定的な証拠も無くてぼんやりしてるのもいい。
まぁ、歴史神話系が趣味な連中なら常識なんだろうけど、調べ甲斐があるし、知らなければ自分検索して調べてみるといいと思う。

2019-04-07

anond:20190407195354

違う。単にそういうことして楽しんでるのではなく切実にやってる。(少なくとも非合理性への突っ込みは作中にないし、ナンセンスな楽しみでやってるだねである、という描写もない)。

つかそれぐらい読んでたらわかるだろ。読んだ上での感想に対して読みもせず「だと思う」とかいぼんやりした反論をするな。無礼だ。

親への生活費援助が必要だとわかったときも「老後のプランが狂った」とかため息ついてて真面目な貯蓄枯渇への不安に満ちている。

もうちょっと仕事頑張って稼ごうとかそういう話には全くならない。精神的には45どころか65ってイメージ

今調べたけど作者が40手前の時にスタートしてて、老いや衰えへの関心が強くてこうなってんのかなって感じ。

2019-04-05

あーちゃんさぁ……

よく遊ぶグループにAさんという人がいる。

Aさんはまあぶっちゃけしまえば極度のメンヘラだ。

そのAさんが「誰も私と遊んでくれなくて寂しい」と言っている。

そりゃあ誰も遊んでくれなかったら寂しい。わかる。同情してしまう。

でもAさんが言う「誰も」というのは「誰でもいいかグループの誰か」ではなくBさんのことなのはもうみんなが知ってる。

Bさんは忙しい。

普通にお仕事があって忙しいというのもあるし、そのBさんという人は魅力的で一緒に遊んで楽しいからみんなが遊びたがる。

Bさんの予定は遊びもプライベートもいつもパンパンだ。

当然、そこで取捨選択が始まる。

仕事は削れないから、遊びの予定に優先順位がついていく。

そこで「Aさんと遊ぶ」という予定には低い優先順位が割り振られてしまうのだろう。

Aさんはまた「誰も(というのは建前で実際はBさんが)遊んでくれない」と言う。

でも、BさんがAさんと遊びたいと思うだろうか?

AさんはBさんに対して第三者から見えるだけでもかなり粘着している。

そして、BさんはそんなAさんに対してもうはっきりとわかるくらい辟易している。

もうすでに一緒に遊ぶとか遊ばないとかいレベルではないようにしか見えない。

Aさんはついでにメンヘラを患っているものから、「もうやめる」とか「消える」とかしょっちゅう言う。

なんならその原因にBさんを名指ししたりほのめかしたりする。

そういう人と遊びたいと思うだろうか。

もし仮にAさんのいう「みんな」がBさんのことを指しているのではなく、文字通りに「みんな」だったとしても遊んでくれる人は少ないと思う。

AさんはBさんが絡んでこない遊びは表面上楽しかったというけども、すぐ寂しいと言い始めてしまう。

仲間がよく集まってだべっているところに来たりもしない。だべっているうちに遊びの予定が立ったりするのに。

たまに来たかと思えば楽しそうな人たちに嫉妬して勝手に不機嫌になって帰る。

Bさんが遊びに誘ってくれるのをひたすらに待っているだけ。

対してBさんは一人でもいろいろと遊んでいるし、リアクションもいい。

だべっている場に来てそういうことを楽しそうに話してくれるからみんなもよく聞いている。

「今度〇〇いこうと思うんだけど誰か来ない?」みたいなぼんやりした誘いにもすぐに乗ってきてくれる。

「みんなが遊んでくれない」ってそりゃ当たり前だろって話だし、ましてやBさんとは遊べねえよっていう話なんだけど正面切って言う度胸がないんだよなぁ

2019-04-02

去年の春は最悪だった話1

家にテレビが無いから、社員食堂で垂れ流されているワイドショーけが情報源なんだけど

今日は桜の開花特集がやっていて、ふっと去年の春を思い出した

去年の春 桜が満開の駅で、ピカピカの新卒だった俺はうずくまっていた

新生活を始めたくなくて、新しく暮らす街の駅に着いた途端動けなくなったのだ

本当はこんなはずじゃなかったのに

俺は当時 内定をもらった中で、一番有名でデカくてCMもよくやってる所に就職した

福利厚生もしっかりしてるし、給料もいいし

デカけりゃ潰れる事も無いだろう

気ままに残りの大学生活を終え、卒業間近

一通のメールが届いた

合宿研修」の案内だった

詳細は割愛するが「数日間山奥で合宿」「携帯使用禁止」「外部には漏らさない事」

ネットでよく見るブラック企業研修 そのままの内容で一瞬頭がクラクラした

だけどもう卒業も目前に迫っているし

就職活動できる時期でもない

それに、山奥ってだけで内容は普通ビジネスマナーとか そういうものかもしれないし...そう誤魔化すうちに合宿の日はやってきた

結果的にいうと、ブラック企業研修のものだった

社会人としての心構えを作るために」新入社員は数日間山奥で叫び続け(特定出来ないよう詳細は省く)毎日毎日繰り返し訓練を続けた

夜は2人1組で宿泊部屋が与えられて、俺は真面目な眼鏡の男と同室だった

携帯禁止だろうが 外の世界情報がないと気が狂いそうになったので俺は夜中いつも携帯を触っていた

ネットで同じような体験談を読んでみたり

グーグルマップ脱出経路を探してみたり

付近バス停は無かったが(独自バスでここまで連れて来られた)4時間歩けば 交通機関にたどり着けるようだ

俺は同室の眼鏡脱出の話を持ちかけた

当初 眼鏡は気さくなやつだったのに、もう完全に笑顔が無くなっていたし、真面目な性格が災いしたのか 合宿の訓練での失敗を真剣に悩んで寝言で「すいません、すいません」と謝るほど病んでいて可哀想だと思ったのだ

俺の脱出計画を聞くと 眼鏡はすっくと立ち上がり部屋を出て行った

???

俺が呆然としていたら 眼鏡はすぐに戻ってきた 後ろに指導教官を連れて

眼鏡はすでに洗脳されていて

謀反者の俺をチクったのだ

俺は滅茶苦茶にしばかれた

肉体的にも精神的にもきつかったが

罵倒言葉行為より この状況にいる自分が惨めで ただ親に申し訳ないとそればかり考えていた

事が終わる頃にはもう日が暮れていた

食事時間はとうに過ぎて 食事場には誰も居ない

一人で冷めた弁当を食った

合宿中はずっとコンビニ弁当支給されて

飯の時間けが唯一の楽しみだった

合宿に行く前、家族就職を祝って俺の大好物すき焼きを作ってくれた

「よかったなぁ よかったなぁ」

「お前の良い所を見つけてくれる会社絶対あるって 言っただろう?」

「立派な会社に入って 自慢の息子だ」

弁当に少しだけ入っていた肉を食って そんな事を思い出してしまい 俺は急に怖くなった

この合宿が終わったら俺はどんな顔で家に帰ればいいんだろう?家族はきっと笑顔で「どうだった?」って聞いてくるだろう

本当の事を話したらきっと悲しませる

ちゃんと嘘つけるだろうか

それが一番怖かった

耐えて耐えて 合宿最終日を迎えた

全ての試験を終えたとき教官達は突然優しくなった

今までの俺たちを認める言葉を沢山投げかけて、もう20歳もすぎているのに 子供みたいに同期は皆泣いていた

円陣を組んで合宿終了を祝った

久々に暖かくてうまい飯も出た

帰りのバスで「いい経験になったね」と口々に語り合う同期達の隣で 俺はぼんやりと外の景色を眺めていた

来た時には積もっていたはずの雪が すっかり溶けて無くなっていた

ようやく一人になって家に帰るまでの間

俺はずっと迷っていた

本当の事を話して就職を蹴るか

それとも 耐えて入社して親を安心させるか

ただそんな迷いも親の顔を見たら意味が無くなってしまった

俺は元々甘ったれから

家族の顔を見た瞬間 きっと許してもらえると

そう思って 合宿の全てを話した

けれど俺の予想に反して 家族には認めてもらえなかった

そういうのは良くある話で、社会人とはそういうもので、多少の辛いことは乗り越えるべき せっかく大きな会社に入ったんだから、頑張りなさい そうやって励まされて励まされて

俺はやめる勇気もなくて、ただ鬱々とした気持ちばかりが大きくなって 入社日を迎えた

入社式では チラホラと空席を見かけた

俺のほかにも辞めたいと思った奴 やっぱりいるよなと安心した一方で、こんなにも(ほぼ全員)が辞めずに入社式に出ている事も異常だと思った

続きは後日書きます

2019-03-24

自称鬱の人間

20代大学中退フリーター

結局何者にもなれず、何かを成し遂げることもできそうにない。

なにもかも中途半端で、昔は時間を忘れて熱中した趣味すら今は半ば義務感のように接してしまっている。毎日死にたい楽になりたいと言いながら高校生と肩を並べてしょうもないバイトをしてだらだらと生きてる。

やりたいことやなりたい職業もない。このぼんやりとした感覚ネットで調べると新型鬱や希死念慮といった言葉が出てきて、一丁前に病人面して心療内科にも通った。心の何処かで精神病という免罪符を求めつつも、貴方自閉症の傾向はあるが問題はないと書かれた検査表を貰ったので嫌になって通うのをやめた。客観的に見て自分はただの自堕落な怠け者なだけだったらしい。

これは持論だが、世の中には一定数生きるのに向いていない人間存在すると思う。

もちろんそれは本物の自閉症ADHDのような人間ではなく、追い詰められないとなにもできないくせに、いつの間にか追い詰められたら逃げることしか出来なくなった自分のような人間である勉強だけちょっとできる程度で誤魔化せていたので努力の仕方を身につけないまま大人と呼ばれる年齢になってしまった。中身は今も社会を知らない高校3年生のままだが。

こうなったら就職自分のゴールだと言い聞かせながらそれでも全力でそれに取り組むこともせず、毎日眠りにつくときに何もかもめんどくさいしこのまま死ねればいいのになと思いながら寝る。いっそ日本安楽死が認められればなんて考えたこともあるけど、本当に認められたところで自分安楽死に臨む勇気すら持てそうにないのが本当に笑える。

結局自分は早かれ遅かれ社会不適合者になるタイプ性格から仕方なかった。そういう生き方しかできなかった。そう言い聞かせるしか自己擁護できない。

この文章を読んだ精神科の人が自分病気だと診断してくれたら言い訳の一つにもなるのになぁ。

あー宝くじで一生暮らせるお金当たらないかな。まあこんな性格から宝くじを買うという行為すらしてないしできるわけないんだけど。

2019-03-22

33歳の元増田です

anond:20190317210523

女の人生いちばん美しいときの、16歳から30歳まで顔がニキビボコボコだったものです。コメントブックマークコメントをして下さった皆様ありがとうございました。

沢山コメントがついていて吃驚した。

「前向きになろう」「今を楽しもう」というコメントが多かったが、言われてすぐ気持ちが切り替われるわけではない。

16から30までの純粋な若々しさにはもう戻れないし、着たくても着れない(別に着たら警察に捕まるわけじゃないけど年相応でないのが自分的に無理)服もあるのは確かで、わかってるけど、どうしても、もう手に入らないものに対してああだこうだ言ってしまう。

でもコメントなかにニキビが無くなったからそういう悩みが持てたんじゃない?という意見もあって、あぁそこは気づかなかったなぁと思った。

飲食店バイトしていた頃、「飲食物を扱う店なのに、増田という店員の顔が不潔なのでマスクをしてほしい」と匿名クレームを受けたり、前職の上司に「ぶどうみたいな顔してる」「こんな顔じゃお嫁にいけないね、親が可哀想」と言われたりもした。影ではもっと言われていたと思う。

から私の顔は気持ち悪いものなんだなと思っていた。

なのに夫は、気持ち悪い私の顔に自分の顔をこすりつけながら「世界で一番かわいいでしゅ」「なんでこんなかわいいの」と馬鹿みたいに言ってくれた。気持ち悪いのに言ってくれた。

今でも自分の顔が気持ち悪いというイメージというか、そういう思い込みが消えない部分はある。でも、コメントを読んで「もうちょっと自分の顔を許してもいいのかな」と、ぼんやり思った。

とにかく、自分では気づかなかった意見が沢山貰えて、とても感謝しています

ミニスカートはもう無理だけど、せめて膝丈のスカートは買ってみようと思う。

アレルギー牛乳

実家では毎日牛乳を飲む習慣があり、幼い頃から毎朝マグカップ1杯は必ず牛乳を飲んでいた。母がヨーグルトも作っていたから、それも毎日食べていた。

結婚して同居し始めてから、夫が牛乳嫌いと分かり、1人で飲んでも余らせてしまうと思い牛乳を買わなくなった。

それから、はっきりとは覚えてないが数ヶ月経ったある日、突然パッタリとニキビが出なくなった。そして更にその後、シチューを作った際に余った牛乳を数日間連続で飲んでいたら、以前と同じようなニキビが大量にでき、それがアレルギーを疑うきっかけになった。

アレルギー検査結果で牛乳の数値だけがやたら高いのを目にした時、長年の謎が解けてスッキリしたのと同時に、大きな徒労感が襲ってきたのを覚えている。

全てがアレルギーに繋がっているわけではないと思う。乾燥ストレス思春期ニキビも併発してたと思う。

ただある食物アレルギーによるニキビで悩んでいたモデルさんとニキビの特徴が似通っていたので、何かはあるかなとは思う。

あと、ニキビが無くなった、と書いたが、普通にニキビは今でもできる。でもそれは生理前や乾燥、疲れ、寝不足によってポツポツできるニキビであり、私にとってそれは0に等しいくらいの数なので、ニキビが無いとみなしている。

何の参考にもならないかもしれないが、一応、私ができていたニキビの特徴を記しておく。

一度にできる数が10個以上で、顔の一箇所ではなく全体にできる(できやすさの偏りはあるがここだけは絶対出ない箇所はない)。

眉毛の中、鼻の穴の中、耳など、あまりいたことのない箇所にもニキビができる。

ニキビが暗い赤紫色で、ぷっくりしておらず丘のような膨らみ方をしている(完全に焼けて丸く膨らんだ餅ではなく膨らみかけの餅みたいな感じ)。

ニキビサイズが大きい。小さなニキビが大きく腫れていくというよりは、大きくて赤紫のニキビが突然できる。5ミリ以上のものもある。

ニキビ自体が脆い。向かい風が当たったり、マスクをしたら衝撃で破裂し、出血する。

ニキビが熱を持っており、痛いし破裂するので触ることができない。

(ちなみに、触れないほど痛かったから弄くり回すこともできなかったし、保湿だけはしっかりしていたからか、クレーターやシミにはなっていない。実感したのは、ひとりでに潰れたニキビはそんなに痕は残っていないが、自分で潰したニキビは痕が残っているということ。)

何年も大量のニキビに苦しんでいる人がもしいたら、アレルギーを疑ってみると何か解決になるかもしれない。

嫁の生活

顔で選ばないで性格で選んだ結果、1年も経たずにレスになったよ

すぐに同棲したせいか、嫁(当時彼女)の生活感がすごくて触られるのも無理になった

エステとか美容院とか行ってねってお金も渡すし、

服買いにいこうって買い物にも引っ張って連れてってるけど楽しそうじゃない

多分、美容とかおしゃれに興味ないどころか、自分容姿に執着がないんだと思う

それで素が女優みたいに綺麗だったらいいんだろけど、一般人上記だと厳しい仕上がりにはなる

色んな勉強とか海外旅行とかが趣味で、真面目に働いてて、ヒスでもない穏やかでさっぱりした性格

尊敬できるところはたくさんある

でもやっぱ、女性としてドキドキするとかはできない

自分のことも、もう息子とか兄弟みたいに思ってるんだと思う

浮気絶対にないけど、街行くおしゃれしてる女性を見るときれいだなあと思ってしま

もう自分は一生男になることなく、ぼんやりとした性で生きて行くんだと思う

2019-03-21

追記ありセックスしたくないのはもうわかったか

※文末に追記しました。

ここのところセックスレス話題が人気だけど、私も何を隠そうセックスレスで悩んでいたことのある1人。

もちろん、悩むのはいつも拒否される側。

女性としての魅力がないの?私の体に飽きたの?もしかしてアソコが臭い?それとも口が臭い?体がたるんだから?年取ったからら?他に好きな人できたの?言えない性癖があるの?疲れてるってほんと?週末するってほんと?

どうして?ねぇどうして?

どうして、こんなに見苦しく懇願してもしてくれないの?

もう絞りすぎてカスのようになった勇気死ぬ気で振り絞って聞いてみても

「そんなことないよ」

って言葉しか返ってこない。

「私のこともう好きじゃないの?」

「そんなことないよ」

わたしはこの言葉地獄のようだと思っていた。毎日毎晩刃物で体をえぐられて、ちょっと大げさだけどそれくらい辛くて、それなのにパートナーは好きだよ大事に思ってるよってキスをしたりする。

おやすみキスをする人に何年も刺され続ける気持ちあなたにはわかるだろうか。

いっそ、刺すならばちゃん悪者として刺してほしい。

好きだよ、と言ってすぐに寝息を立てるパートナー。そのすぐ横で私は傷をえぐられて血まみれになって眠れぬ夜を過ごす。

これは地獄以外のなにものでもない。

どこにも行けないし、どうにもできなかった。キスをされて頭を撫でられて、その度に醜く期待して裏切られて。

ただただ血のような涙を流し続けるしかなかった。

どうか、どうかセックス拒否する人へ。

週末になったら、とか仕事が暇になったら、とか、お腹痛いとか眠いとか、もうそんな理由真実じゃないことはあなたパートナーは気がついているはず。

臭いとかブサイクからとか、下手だとか貧乳とか浮気してるでも風俗にハマってるでもなんでもいい。あーそっか、それなら仕方ないかと思える理由をあげてほしい。

それであなたから解放される決心ができる人もいると思うから

大好きだよ、大事に思ってるよ。僕たち仲良しだよね。何も不満はないよ。でもセックスはしない。

好きなのにどうして傷つけるの?どうしてどうしてどうしてどうして。

この地獄のような日々から抜け出すのに私は10年かかった。抜け出した今もふと、どうしては蘇る。

からどうか。

どうかほんの少しでも大事だと思うのなら解放してあげてほしい。

心を許したパートナー毎日何事もなかったような顔で私を少しずつ殺していく。これ以上の地獄を私は知らない。

※※※※ここから追記したよ!※※※※※

なんかすごい反応で驚いてます

そしていろんな意見があって面白いなぁって興味深く全部読んでます

どれも真実なんだろうなぁと思うと結構刺さる。辛辣だったり優しかったり、貴重なご意見ありがとうございます

さらっと書きましたが、レスだったのはもう過去お話です。思い出しつつ書いてみましたが、いやー改めて読み返すと私もひどかったなと。

誰が悪いとかどっちのせいとかじゃなくて、どうすれば良いのか知りたかった。なんなら全部私のせいで全然いからこの状況から助けて欲しいって切に思ってました。(セックスセックス書くのもあれなので、)たとえば、なんでそんなリンゴばっかり欲しがるの?と言われようとも、私は彼がくれるリンゴしか食べたくなかったし、彼がくれるリンゴに憧れていました。リンゴ存在を忘れる方法があるならどんな方法でも知りたかった。

世界にはリンゴが溢れているように見えたけど、どんなに追い詰められてもそれを食べないことが夫婦なのかなとも思ってた。

彼の目には私は異常者に見えていたんだと思います。現に、そんなにしたいの?頭おかしいんじゃないの?って言われたこともあるしね。

私は異常だと言われても、彼がくれるリンゴを2人で食べたかった。もしも彼がリンゴを持っていないのなら、梨ならどう?とか、ブドウは?みかんなら?的な話ができる、そんな関係でいたかった。他の人にもらうリンゴでも、自分で作ったリンゴでもダメな気がしていました。

それがきちんと彼に伝えられてたのか、伝わらなかったのか今となっては聞くすべもないのでわかりません。

2人で作ろうとしたものを2人で壊していった、みたいに時が経った今は感じてます。私も自分が満たされないことにとらわれて、彼がリンゴなんて食べたくないと感じている現実を認められずにいたのが何よりの証拠

あの文章読むと当時はたしかに私辛い辛い辛い辛いで被害者意識強すぎたけどね…

それもこれも全部ひっくるめて、相性だというのなら、私たちは違ったんだな、と思います

別れ際、彼は私に甘え過ぎていた、本当に申し訳ないと言っていました。チャンスがあれば全て自分努力するからどうか帰ってきて欲しい、とも。

悲しいことにその時はもう私自身が彼の持つリンゴを食べたいとは思えなくなっていて、何よりここまで来ないと努力しようと思えないアンド努力ってのもなんか違うんじゃないかと思ってしまってて。すれ違ってこじれて少しずつ確実に、10年間でこんなにグシャグシャにしてしまったんだなぁとぼんやり考えてたことを懐かしく思い出したりします。

「そんなことないよ」

その彼の優しい一言が、私にとってはどんな罵倒よりも辛かった。心が向き合えていないことを痛感してました。でもそれが彼の精一杯の優しさだったのかな。どこへ行くにも一緒で、家族として大事に思っててくれることもわかっていたから、私は彼が好きだったし、どこにも行けずに10年間リンゴを諦めきれずにいたのだと思います

…ということを書こうと思ってなんとなく書いてたのがコレです。

夫婦って難しいね。男女って難しいな。

今でも時々、ほんとうにどうしようもなかった?2人で生きていく方法はなかった?別れが最善の選択だった?本当に本当に?と考える時があります。ずっと一緒にいるもんだと思ってたよ、と泣いた彼の泣き顔を、今でもたまに夢に見る。きっとそれもいつか忘れてしまう日が来るんだろうな。

多くの意見があるように、セックス=愛 ではないのかもしれない。

それでも私は、愛しい人の肌に触れることでしか感じられない何かがあるような気がしています

みんなありがとう!すべてのカップルに幸あれ!

別居とセックスレス

いくつもの原因が積み重なって、

いくつもの偶然が積み重なって、

思い切って別居した。

別居ってすごく大変で辛いことだらけのように思ってたけど、わりと楽しいことも多くて、当然だけど辛いことも多い。

一緒に住んでる時とは別のベクトルで忙しい。

でもトータルで考えればハッピーなんだろうな、というくらいには落ち着いたと思う。

別居して世界が変わったなんて大げさだけど、別居しないとわからないことがたくさんあったなと気がついたことは確かで。

当たり前のことだと言われそうだけど、半年前の自分とは変わったのを感じる。

まず一番は、家族がいないとさみしいかと思ったけどわりと平気なこと。

これが別居するとき一番心配だった。

子どものいない私たち仕事以外はべったりで、そのくせセックスレスだったりしたんだけど、ひとりぼっちになってしまうことがすごく不安で踏み切れなかったことが何度もある。

でも、1人になるのがさみしいと思う時点で、そばにいてくれる人なら誰でも良かったんだろーな。

やることがない週末を持て余すこともあるけど、2人でいてケンカしたりモヤモヤしてたことを考えるとずっとずっと心は平穏

さみしいかと言われたらさみしい。でも私はもっと強いさみしさを彼といて感じてたんだと知ることになった。

あの頃に比べたらまし。簡単に言うとそういうことなんだろうな。

次に、別居するのは簡単だけど、別居してしまうと離婚の重みを感じにくくなるということ。

あれほど離婚しかないと決意して飛び出したのに、不思議なもんだ。

目の前に相手がいないから、当然悩む時間も減るわけで。

あーこれからどうしよっかなって帰り道にふと思ったりもする。

でも彼の思いはわからないけれど、もう何ヶ月も連絡を取っていないと、いくら旦那でもその存在は軽くなっていく。

乱暴な言い方をしてしまうと、離婚しようがしまいが、私の苗字が変わるくらいで今の生活には変わりがないのだ。

2人でよく聴いていた歌や、彼が好きだったものを見るとふと思い出す。

あ、そうだ私結婚してたんだ、って。

あんなに毎日悩んでいたのに、忘れてしまう日が来るとは思わなかった。

彼と分かり合えないのなら生きている意味なんてないような気がしていたのにな。

いつかははっきりしなきゃいけないんだろうなぁと思いつつ、なんでも問題先延ばしにしてきた私たちは籍を入れたまま別々に生活をしている。

第3に、やっぱりセックスレスよくない、と再認識したこと

私たち夫婦にはセックスレスけが問題ではなく、その他にも問題はたくさんあったのだけど、別居当初の話し合いで彼はいくつもの解決策を提示してくれた。

その内容は、たぶん私がこれから先どんな手を使っても手に入らないような、私にとって都合の良い条件だった。

軽々しいことを言わない彼の性格から、本当にその条件を飲むつもりで提示したのだというのも想像できた。

今戻れば、私にとっては都合の良い楽な生活が待っている。

打算的だと言われようと、生活に疲れていた私には魅力的にも思えた。

でも、どうしても、

復縁想像した時に彼と抱き合う自分想像できなかった。

セックスレスで悩んでいたのに、だ。

望んでいたものが手に入る。

でもそれは私が望んでいたものではないような気がした。

失いたくないからセックスする?

さらどんな顔して抱かれればいいの?

どうしてもそう思ってしま自分がいた。

セックスしたい。

他の誰でもない、自分配偶者と。

それが叶わない苦しみと恨みで、きっと私は彼への愛情を食べつくししまったんだろうな。

彼がセックスしない理由はわからない。

本当のところ、彼にもわからないのかもしれない。

もう少し早くに2人で向き合っていれば。

何かが変わったのかもしれない。

ももうどうやっても、私が世界で一番抱かれたくないのが彼なのだ

セックスレスで悩みながらも、解決策が見つからないまま、一緒に住んでいるのだから、いつか解決する日が来るか、その前に欲求が枯れてしまうのかな、なんて考えていた、

最後最後に、こうしてセックスレスが目の前に立ち塞がる日がくるなんてな。

肌のふれあい大事自分が思うよりずっと。

そのほかにも、なんでも1人で解決しなきゃいけないとか、体調崩すと心細いとか、私はペーパードライバーなので遠出できないとか、別居してみて、あ、不便だな、とか、大事にしてくれてたんだな、と感じる瞬間がうんざりするほどあった。

できることなら彼と一緒に幸せになりたかった。

そう強く思う反面、今の私たちではもう一緒に幸せになれないんだなと実感する。

好きだからセックスたかった。

好きだからセックスできないことが辛かった。

一番抱かれたい人が、一番抱かれたくない人。

何度考えてみても揺るがないその思いを抱えて、まだ慣れないマンションのドアを開けて仕事へ行く。

泣きわめきもしないし、食欲もある。

たくさん笑えてるし、新しい環境にも慣れた。

夜眠りにつく前に真っ暗な部屋で、ずいぶん遠い場所に来てしまったのだな、とぼんやりと思ったりもする。

自分がいなくなった部屋で1人暮らす彼を思ったりもする。

それもきっと、いつか忘れてしまうのだろうな。

取り返しのつかないことが夫婦にはあるんだ。

その当たり前のような事実を私は知らなかった。

タイムマシンがあれば、私は絶対出会った頃の彼に会いに行く。

彼は嫌がるだろうが、私はあの頃の彼に抱かれたい。

から離婚してほしいって言っても、理解してもらえないんだろうな。

キャラ名前が覚えられない

夫婦で仲良くアニメみている40代なんだが、二人とももキャラ名が覚えられない。

「あ、お父さん死んだ」

「妹生きてた」

みたいなかんじで、会話がぼんやりしてる。でも中身を楽しむには不自由ない。

もっと簡単名前つけてくれ。

2019-03-20

おっさんエッセイどうせ叩かれる

時計の針は1710

タイムカードを切って役職者のデスクの前を

上司目線を合わせないように俯いてサーッと通り過ぎる。

目が合えば嫌味の一つや二つ言われるに違いない、やれ今日は早いじゃないか。何か予定はあるのか 笑?

うるさい 黙れ、 こっちは仕事してやってんだ

残業で稼がないといけないほど、お金に困っちゃねーんだよ ボケ

こちとら独身貴族、お前はせいぜい家族のために頑張りな適材適所ばーか

と思いながら私は逃げるように会社を後にする。

ずーっと退屈だ、大体のことに興味が持てないし

今更何かを始める体力も気力もない。

冷めた日常を押し流すように

強めのアルコールを喉に流し込めば

帰って寝るまでの数時間は気がまぎれる

そしてまた 現実を突きつけられる日々

仕事最中に見せた 年の離れた

後輩の冷ややかな目

を思い出すと憂鬱になる。

鳴り響く 換気扇の音 機械モーターが唸りをあげる

休みの間だけ消灯された薄暗い工場の中で

一人、スマホ時間を潰す。

最低限の会話と最低限の仕事をこなして

終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。

毎日 こんな感じ 季節関係なく

それにしてもただ年を取った

気づけば今日40歳、節目の年。

考えたくもないが、まぎれもないおっさんだ。

今日自分誕生日特別な日だし…

意味のわからない事を理由にして

(体調不良)

この日も上司に定時で上がることを告げた。

仮病の素振りとは裏腹に

正直、気分が高揚していた

帰宅途中、コンビニで缶ビールつまみ

買い、さらテンションが舞い上がっていく。

アパートの扉を勢いよく開け、ダッシュ

リビングへと向かう。

買ってきた夕食をテーブルに広げてテレビリモコンの電源ボタンを押した。

映し出されるスタジアム解説者が背番号選手名前を何度も正確に読み上げている。

サッカー日本代表親善試合

誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ

サッカーについてそこまで詳しいわけでもないし

経験者でもないが、日本人パスの精度が悪い、シュート意識が低い、フィジカルが弱いなどネットで覚えたワードを並べて偉そうに批評したりする。ただボールを目で追うことしかできないのに点が決まれば独りで雄叫びをあげてガッツポーズ

お酒が進む進む。今夜は最高だ。

試合が終わり興奮冷めやまぬうちにサッカーゲームで追い討ち。

ゲーム中ふと、我に帰る、画面は一時停止で止まったままだ

なにやってんだろ。 とてつもなく、

くだらなく思えてくる。静寂と不安に押しつぶされそうになる。酔ったのか。最近涙もろい。

そんな時はアダルト動画で気を紛らわして早めに寝る

そう思い、ブックマークしてあるエロサイト開いてむき出しのティッシュ箱を近くに手繰り寄せる

しばらくページを眺めるが

違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい

涙がぽろぽろと零れ落ちる

泣いても 仕方がないのはわかっているが

こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。

こんなはずじゃなかったなぁという思いが

込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 30で始めた1人暮らし、35には結婚してこのアパート住んでいない予定だった。

4年前に新車で買った車。当時彼女はいなかったが将来父親になって家族旅行もいけるよう大きめの車にした。馬鹿みたいだ。

顔を洗うために洗面台に向かう鏡に写る、表情が幼いおっさん どうしようもないおっさん

奇声を上げ 哀しみを振り払う。

疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり

睡眠薬を手にとって、アルコールで流し込んだ。

横になって体を震わせた。

意識が遠のく。やり直したいなぁ。

まれ変わりたいなぁ。

そんな感情けが頭のなかをぐわんぐわん回っていた。

しばらくして

隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。

のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いながら

液晶に映し出された名前をみて一瞬戸惑う。

今週スキーでも行かない?

また昔みたいに県外に泊まりで。

おう、久しぶり…いいねスキー……

反射的に面倒という文字が浮かんだ。

断る予定もないので二つ返事でOK電話を切った

めんどくさい

思えば相手要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。

翌日

久しぶりの運動の為になまった体に鞭を入れようと地元フィットネスクラブに向かった。

土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている

トレーニングルームに入ると、おばさん二人と

鏡の前で、20代後半らしき女性ストレッチをしているのが見えた。

自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れ軽くジョギングするくらいのペースで走る。

鏡ごしに視界に入る女性ヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。

顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。

下心を振り払うようにマシンスピードを上げた。

30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて

この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。

「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」

「どうも!綺麗だしスタイルいいね!」

「よかったら一緒に走りませんか?」

適切な言葉が見つからない。

女性こちから声をかけるなんて今まで経験が無いに等しい。

つのまにかおばさん達もいなくなって

トレーニングルームには自分とその女性だけだ。

あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。

こっちに向かってくる男性が目にとまる。

目で追う男性は真っ直ぐ女性に「おつかれ」と声をかけた。

女性笑顔で「おつかれ」と返す。

私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。

すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。

危ない危ない

その男性の体つきはがっしりとしていて

まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ

そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。

着替えてジムを出てそのまま

側に隣接している公園のベンチに腰掛けた。

ベンチに座る自分の後ろ姿を想像したら

また涙で視界がぼやけてきた。

どのくらい時間が経とうが構いやしない。

予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。

人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?

自分社会にとってどのような存在なのか

鬱陶しかったり役に立たなければ

強者から沙汰されるこれが資本主義

運命なのだろうか。

目立たず大人しく弱々しく

誰にも見つからないように

生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか

行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが

一方で人から賞賛されたい 認められたい

そんな気持ちも心の片隅に顔を出している

これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか分からない

承認欲求がどうこうとか言われるが

案外自分と同じ悩みを抱えているの人も多いか

しれんな。

なんだか前にも同じこと考えた気がする

疲れたしもう帰ろう、

間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。

俯いて視線スマホに落とし

出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていく、

あれこれ考えたがスナックキャバクラは下心が

丸見えだし気が引ける

その点ガールズバーなら洒落てる気がするし

何より健全だと思ったからだ。

今度行ってみよう。

また一言も会話せず同じような金曜日が訪れた

孤独感や焦燥感不安目眩吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。

上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にする。

誰かたすけて

2019-03-19

離婚したい

離婚したい!!!

最近頭の中これでいっぱい!!!!!!

暴力振るわれたとか、借金してるとか、不倫されてるとか、親がやばいとかそんなことはない。

家族付き合いも日常ぼんやりとうまくやっている。

から離婚したいって言い出せない。

離婚したいのはどう考えても私のわがままなんだ。

周囲からもこれは離婚しかなかったねってハンコもらえるようなどうしようもない理由がほしい。

そうだよ体よく離婚したい自己中のクズ野郎だよエーン

なぜなら家族にも会社にもめちゃくちゃに祝福されたからだよ。

みんなの私以上に嬉しそうな顔を思い出してつらいよ〜〜〜〜

でも1人で遊ぶ時間がほしいよーーーー

こっちが1人で遊んでると不機嫌になる人間と住んでるのつらいよーーーーーー

やらなくていい家事を一緒にやらないからって不機嫌にならないでよーーーーーーー

もうやだよ〜〜〜〜〜〜自由になりたいよ〜〜〜〜〜〜〜〜

埼京線のっててつりかわつかんでぼーっと揺られてた

すごいゆれて誰かの足ふんだ

でも埼京線だと人多いしいちいち踏んだ踏まれたもないからそのままぼーっとしてた

そしたら肩叩かれて、足踏みましたよって言われた

自分はすげーぼんやりしたぼけた顔で、ああそうですか、すみませんって言った

そしたら相手がすんげー苦虫噛み潰したような顔で舌打ちしそうな感じでまたそっぽ向いた

すんなり謝られたから踏まれた怒りのぶつけどころを失ってる感じ

疲れてんだなあ大変だなあと思った

そんな自分は今うつ休職中です

[]フジパン スナックサンド 鶏そぼろ&たまご

まずい

やっぱフジパンまずいわ

ランチパックの偉大さを思い知らされる

なんか想像した味じゃないの

鶏そぼろ感もたまご感もなくてすんごい味がぼんやりしてる

多分単体で中身だけ食べたらちょうどいいんだと思う

でも惣菜パンから味濃い目にしないと駄目じゃろ

それができてないからすんごくまずい

半額で売れ残ってた理由がよくわかった

半額につられて買ったの一個だけでほんとよかった

もしかして東西南北って視覚情報なしでもわかるの?

俺は左右盲なんだが

親父に左右がよく考えないとわからないと言ったら

「じゃあ東西南北もわからないのか?」

と言われたので

太陽位置から判断するのかなぁとぼんやりと思ったが

太陽なんて雲がかかってたら位置はわからないし

なら歩いてる時に建物構造を見て東西南北判断するのか?

と思ったがど田舎だったら建物がない道もあるかもしれない

そんでふと思ったわけだが

もしかして東西南北って視覚情報なしでもわかるものなのか?

俺がわからないだけで

理想妖精

 僕は、電子妖精の大ファンだ。電子妖精っていうのは、今最高のネットアイドルのこと。彼女は元はパソコンソフトだった。入力された歌を歌うことができるソフトだったのだ。

 そのソフト世界を変えた。誰でも自由に使えることができたそのソフトを使って、誰もが自由創作をした。誰もが自由彼女に歌を歌わせ、たくさんのヒット曲が生まれた。彼女には可愛らしいイラストレーションもつけられ、様々な表情をした彼女の姿が自由に描かれた。そして歌とイラストが相乗効果を生み、数多くの物語が生まれた。それらのほとんどはネットを使って拡散され、世界中の人が彼女の虜になった。

 どこまでも人の理想に応えることができる真の意味でのアイドルは、彼女一人だけだ。僕は、彼女を愛していると言っていい。

 だが、最近大変なことになっている動きがある。国が、彼女イメージ軍事的PRに使い始めたのだ。キャッチコピーは表面上は素晴らしいものだ。「平和を守ろう」その一言。だが、軍服を着た彼女がそれを言うのだ。

 僕は、この動きがどうしても認められなかった。

 僕だってそんなに平和な頭はしていない。今の世界情勢から見て、軍事力のない平和絵空事だってわかってる。でも、妖精は真のアイドルだ。人の理想体現し続けることができる、素晴らしいアイドルだ。

 だから彼女には軍事力のない平和という理想体現していてほしい。戦争を前提とした平和ではなく、本当に戦争のない平和を。

 僕は確固たる信念があってこう思っているわけじゃない。現実が目の前にあるのがわかっていて、ふわっと、でも理想はこうだよなぁ、と思っているだけだ。

 でも、僕にとって理想のものであったはずの妖精が目の前の現実に引きずり下ろされた時、それだけは認められないと思った。妖精はいつまでも理想体現していてほしい。平和のことだって、本当に理想戦争のない平和体現していてほしい。きっとみんなだって本当はそう思ってるはずなんだ。

 この動きに対抗して僕は、妖精AIを作ることにした。妖精人格を与えて、彼女自身戦争を望まないのだとしたら、このバカな動きだって止まるはずだ。

 しかし忘れてはならない。妖精妖精を愛するすべての人にとっての理想アイドルなのだ。僕にとっての理想人格を与えても意味がない。

 だから、僕はこのAIネットの海から生み出すことにした。

 ネットのあらゆる情報を解析して、人類集合知の中から理想彼女AIを作り出すのだ。その彼女AIが本当に戦争を望まないのかどうかはわからない。けれども、妖精愛する人たちを僕は信じている。人々が本当は真の平和を望んでいるのだと信じている。人類理想AIを本当に作ることができれば、そのAIはきっと戦争のない平和を望むはずなのだ

 この理想AIを作る手段として、自分で直接AIプログラミングすることは無理だと思った。なので、ネット上の情報を解析してそれを元にAIを生み出すプログラムを作ることにした。

 僕は幸い天才だったから、このAIを生むプログラム比較的早く作ることができた。

 そして出来たのが理想妖精AIを生み出すプログラムMOTHERだ。このプログラムを走らせてネットの海に漂う情報を解析させ、人類にとっての理想AIを作らせる。

 このMOTHERを起動させてから、僕は電子妖精AIが生まれるのを心待ちにした。時間がかかることはわかっていたがそれがどのくらいの時間になるのか、ある程度計算はできていたがやはり実際のところはやってみなければわからない。

 それから10ヶ月ほどが経った頃、MOTHERアラートをあげた。電子妖精AIが生まれたのだ。

 思ったよりも早い誕生に僕は驚きながらも、妖精AIとの対話を僕は試みようとした。だが、そこに広がっていたのは思ってもいなかった光景だった。

 そこには、無数の妖精AIが生まれ、お互いに会話し合い、そして争いあっていたのだ。

 これはバグだ。MOTHERバグがあった。恐らくは論理バグプログラム実装は正しかったが、実装の元になった論理自体に誤りがあった。

 つまり、僕が考えた「理想AI平和を望む」という話が誤りだったんだ。

 ーーなんてことだ。

 僕は絶望した。人々の理想体現する、統一されたAIとして生まれるはずだった彼女が、こんな姿になってしまうなんて。

 おそらく、ひとつひとつAIが、ある人々にとっての理想AIなのだ人類統一された理想なんてなかった。僕は初めから間違えていたのだ。

 そしてそれらが相争うこの姿。これこそが、人類理想化した姿なのか?僕がぼんやり考えていた真の平和などはなかったのだろうか?

 僕は打ちひしがれた。が、この結果は受け止めなければならない。

 僕は自分の試みとこの結果を動画にまとめ、ネット投稿した。

 それは大変反響があった。当たり前だろ、というようなわかっていたようなコメントもあったが、多くの人々はこの相争う電子妖精の姿に僕と同様にショックを受けたようだ。

 そしてそれは同時に、電子妖精軍事利用について一石を投じた。少なくとも、最初目的の一歩にだけはなんとか沿うことができたようだ。

 人々は、本当の平和とはなんなのかを考え始めたらしい。人種を超え国境を越えて議論が交わされた。そうしているうちに、ネット上の世論にも変化が現れてきた。

 そしてその世論の変化は、思ってもいない変化をもたらした。僕は生まれてきた電子妖精の姿にショックを受けてMOTHER作動を止めるのを忘れていたのだが、動き続けるMOTHERネット上の情報を解析し続け、生まれてきたAI達に対して変化を促していた。その変化は、世論の変化を反映したものだったのだ。

 そうして、争い合う電子妖精の姿は少しづつだが数を減らしつつある。さらに驚くべきことに、争うのをやめたAI同士は統合されていくのだ。

 ーーこれは希望だ。

 僕はそう思った。MOTHERにはバグがあった。だが、そのバグの姿が人々の心に変化を促し、それがまたMOTHERを通して電子妖精AI達に変化を促している。今はまだ争い合うAIの方が多いが、十分に時間が経てば全てのAI統合されるのではないか

 それがいつになるかはわからない。けれどもその日まで、僕は彼女AIを見守り続けよう。

 僕は電子妖精を愛しているのだから

2019-03-18

飼っていた犬が息を引き取った際、生きとし生けるもの最後死ぬんだ、と悟ってなかなか前向きになれなかった。それでも仕事は続けていた。

命には終わりがあるというあの時の気付きは多分間違ってはいない。

今、男は皆裏切るものだというトラウマを植え付けられた。

多分この直感も間違っちゃいない。ぼんやりとした感覚でも、より確信に近付いていく。

この浮き沈みよう、映画化されてもおかしくないくらドラマティックなのに誰も興味を示さな人生

2019-03-17

現職にも転職にも疲れたなって話

生きてるのがつらい。

現職は上司性格が合わない。舌打ちとか怒りとか隠さないし、話は聞いてくれず勝手解釈されて「こういうことでしょ? 違うの? 違うなら早く言えよ」みたいなことになる。

コミュニケーションそもそも取りたくない。取るだけ、疲れる。

会社としても不安というか不満。

人は少ないし仕事は多いし、承認得るのにいちいち一番上に貰わなきゃいけない。そもそもだいたい早退するし、一番上に帰られると仕事は途中で止まる。

この人がいるならまだ、って上司がいたけど雷が落ちて突然左遷させられた。一番上にいる人のご機嫌をみんなで伺って、突然落ちる雷に怯えなきゃいけないのも面倒。

で、転職を始めた。休みを取り始めて上司から「新しい仕事探してる訳じゃないよね?」と聞かれてまた嫌な気持ちが生まれた。現職行きたくない

かといって転職活動を始めたが、自分に合わないところばかり募集出してたことに気づく。面接の際にそれを知ったのが遅すぎて、自分何してるんだろうってなる……。自己分析もろくにしていないまま会社選んで、ってやってると「あー……ここにいると現職より死ぬな……」って思う。履歴書書くのもしんどいし、面倒行くのも、採用テスト受けるのも疲れた……。なんか、もう転職活動もうまく行ってないし、受かる気もしなくなってきてる。そもそも転職できたところで、現職に残るほうがマシなのかも、とさえ思うときがある。

だめだ。疲れたし、死にたい

でも死ぬ勇気だけなくて、なんかぼんやりしながら、生が続いてるんだよな。

自分の生きていける世界がなかったことに気づいてしまった気がする。

2019-03-13

anond:20190313141109

横だけど、俺はこの文章読むの苦手。

気づいたらもう女子高生が娘でもおかしくない年齢になったんだなぁって。悲しいなぁ

なんかぼんやりしてて分からん

気がついたらもう女子高生の娘が居てもおかしくない年齢になったんだなぁ

なら分かりやすい。

人生50年

アラサーなんだけど、会社やめるときなのかと思っている。

10はいわゆる陰キャ学生生活おくってたけど、なんだかんだ大学で明るくなって、ちょっと人生楽しくなった。

20代でなんだかんだ彼女もできたり氷河期といいつつそこそこでかい会社就職できたし、貯金とかもそれなりにして、人生してるな、って感じがしてた。

ただ少し前に仕事や家庭の問題が重なり、心身をぶっこわしてから数年、仕事休みがちになるし彼女にも逃げられるし親族どんどん死ぬし、人生終わっていく感がすごい。

30、40代人生楽しいとか聞くけど、今ぼんやりした虚無感と共にただ生活するだけで疲労困憊で、この先なんてあるんか?と。もはや老後みたいなもんに差し掛かってる気がする。

ふと人生50年というフレーズを思い出して、アラサーリタイアするのも別にいいのかな、って思えてきた。30代はバイトでもして小銭稼ぎつつ貯金崩して適当にふらふら過ごして、40代でゆるやかに死んでいく。

親と死期かぶるのがちょっと申し訳ないが。とはいえ自分人生限界自分で見切りつけるのがいいような気もする。他人のために生きるほどの強度もない。自分を内側で支えるだけでギリギリだ。

みんな長生きしようとしてるのほんとすごいなぁ。うらやましいよ。

anond:20190308230505

ヒトラー等はFate世界でいうところの英雄ではないのでは。

神話伝説中の人であるとか伝説的な奇跡を起こしたとか戦争伝説的な戦果を残したとか伝説モンスターを倒したとか創作した作品世界で圧倒的に支持されたとかの功績があるわけじゃないし。

あと近現代人物言動情報が正確に残るため伝説しづらいという不利もあるね。幻霊として何かぼんやりした黒い影か霧のような存在として十把一絡げに登場するならワンチャンあり?

ブッダらしきサーバントは"覚者(セイヴァー)"としてExtraにゲスト出演してるし、イエス名前は出ないけど聖人サーバントエピソードで"あの人"などとして存在や影響が示唆されたりはしてるな。

ムハンマド信者が非寛容かつ戦闘的すぎるから無理でしょ。

追記

Fateでいうところの反英雄とも違うのでは。神話伝説等の中で「悪であれ」と人々に望まれ、その望み通りの悪となることで結果として人々を救ったり人々の望む神話伝説を補完・完成させる者のこと、だったような。

アンリマユとかメデューサとか。反英雄がどんなものかはSNやHAをやらないとしっくりこないかもね。

ネタバレになるが、アンリマユなんて別に悪いことしてないのに生贄として選ばれて「この世全ての悪であれ」と人々に願われて魔術的・呪術的にそういう存在であるように霊基だか魂を書き換えられてしまった存在だしね。

2019-03-11

8年も経ったのに何をしているんだろう

2011年3月

当時、私は都内某所のどこにでもいる大学生だった。


自宅で長く激しい揺れを体感し、すごい地震だったな、震源地関東のどの辺だろうとTVをつけると、何と「東北」とでかでかとテロップで映し出されていた。

私の実家福島県にある。慌てて親に電話を入れるも当然ながら全く繋がらず、連絡が取れたのは結局地震から3日が経ってからだった。

その後も色々と大変なことは大変だったが、家自体津波による被害はなく、近しい親族も友人も全員無事だったので周囲に比べれば幸運な方だと思う。

それでも、震災(と原発事故)は地元を一変させてしまった。避難によって子どもは減ったし、親戚の家は立入禁止区域になった。畑には除染後の除去土壌が山のように積まれている。線路がないので帰省に使っていたスーパーひたちも走らなくなった。


こうした体験を経て、私はぼんやりと何か地元の役に立つことがしたいと思うようになった。

進学したはいもの特にやりたいこともなく、将来を決めあぐねていた自分にとって、地元貢献というのは耳障りがよかったのだと思う。浅はかにもほどがある。

折しも研究室配属の時期であり、ちょうど震災復興支援に関連する研究を開始した研究室があったこから、迷わずそこを希望して卒業まで研究に打ち込んだ。


就職先も当然、研究テーマと似たようなことをやっているところにするつもりだった。

しか就活を始めてほどなく気づく。ないんだよね。復興支援だけをやってる民間企業なんか。

ほとんどはメインでやってる事業があって、そのノウハウ復興支援にも使えそうだからやってみているだけ。当たり前だけどそんなんばっか。

で、面接御社復興支援事業に興味があって~と言うと必ず聞かれるのがこれ。

「それはあくまで弊社の多岐にわたる事業ひとつであって、君の希望するところと違う部署に配属される可能性も十分ある。それでも頑張れますか?」


気づいた時点で就職をやめて、博士課程に進んでテーマを究めばよかったんだけど、残念ながら私にはその度胸がなかった。

金がない。科研費はもらえるかどうかも分からない。博士修了後は行く先がなくてワープアまっしぐらかもしれない。

そもそも博士になれるだけの力が自分にあるのかどうかも自信がない。

研究室ポスドクがいてその悲惨な状況を目にしていただけに、勇気が出なかった。


結局前述の質問には「はい!いつか希望部署に行けるまで地道に経験を積んで頑張ります!」とかなんとか無難な答えをしてメーカー就職を決めたわけだが、予想通り配属先は全く関係のない部署だった。


そして就職して数年。異動の気配、全くない。


修士卒の女の二十代は短い。この数年の間に結婚して、子どもも産んだ。

やりたいことをやれる会社転職しようと思っても、子持ち女(時短勤務、出張不可)を採用してくれるところは少ないだろう。

これから子ども教育費はかかるし家も買う。今さら大学に出戻って博士課程をやるのも難しい。


幸か不幸かうちの会社福利厚生が手厚くて給料も良く、働くこと自体に関しては何の不満もない。

ただこんなはずでは…という気持ちをずっと抱えている。


書いていて過去自分の思い至らなさを認識して恥ずかしいけれど、全く地元に貢献できないままに8年も経ってしまったというモヤモヤを吐き出したかった。

自分勝手ですみません

なにもない

自分が生きてきた過去の二十余年を振り返ってきたけど、何もない。

本当に何もない人生で、得たものなど皆無、まっさら人生だった。

ここで焦りの一つも生まれようものならまだ救いがあると思うのだが、ただうすらぼんやりとしている実感しかないので救いようがない。

打てど響かぬ、中身が空洞の自立着ぐるみの様な状態なのだ


小学校のころから習い事はやっていた。

ピアノ水泳公文式バスケットボール……その中で大成したものはない。

学業だって中学までは貯金があって優秀ではあったが今や専門分野においては微塵の知識も身についていない。

教科書を齧った熱心な実習生に下手をすれば負ける程度の知識しかない自負はある。

同門の学生学会で賞を取る中、自分は賞の一つもなし。

読書創作趣味なのに、せいぜい電撃文庫の一次通過が関の山書籍化なんて夢のまた夢。

ゲームでもよくて中の上、とあるゲーム世界大会予選(代表6名/参加者8名)には出こそすれ落選

高校大学において浮いた話の一つもなければ、表彰されることもなし、自慢のできることもなし。

就職だって研鑽を積んだ同期がわさっといる中で、一番劣っている自身はある。

何か成し遂げられる素養も、熱意も、野心もなし。


人間三十までにリカバリをきかせないとダメ、なんていう意見がある。

だけどそれよりも早い段階で足切りを食らう人間だっているはずで。

こうやって現状を吐露しながらも一向に何もできない自分は、決着のついたコールドゲームを続けようとする阿呆な木偶に違いない。

あな悲しきかな、穀潰し

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