はてなキーワード: 暖かいとは
それは明治時代に建てられた養蚕農家の家で、普通の農家の様にだだっ広い土間があるだけでなく、蚕を飼う為の二階部分があるのが特徴だ。
親戚の家が元養蚕農家なので、あの特徴的な外観の二階建の家は見慣れているが、これほどまでに古めかしい間取りの家を見たのは初めてだった。なんたって、玄関入ってすぐ右手が厩になっている。一つ屋根の下に家畜の住処があるなんて。
それ以上に目を引かれたのは、玄関から一番奥にある台所だった。
家の奥の壁に面している流し台の手前には竈があり、その前には囲炉裏があって、更にその前には大きな火鉢があった。つまり今で言うところのダイニングルーム・リビングとキッチンが隣接しているというか、むしろほぼ一体化している。洗い物をする際は囲炉裏に背を向ける事になるが、煮炊きをしている間は囲炉裏ばたに居る人達と対面で話が出来る。そういう造りだった。
もし、囲炉裏ばたでご飯を食べている最中に喉が渇いたとしたら、三和土に降りて数歩で水道だ(古民家なのに何故か流しにはごく普通の水道が引かれている)。あるいは台所で作業している誰かに「お水ちょうだい」といえば、はいよっとすぐにお水をくれるだろう。
私は、日本式の台所といえばもっと孤独な場所、隔絶された、上は熱気がこもっていても足元は寒々しい様な場所と思い込んでいたから、あの古民家の台所の、玄関から囲炉裏にかけての大きな空間にきちんと溶け込み存在している感じを、とても意外に思ったのだ。
それで、これまでに私が見た事のある古い家の台所の様子を思い出してみた。父の実家、母の生家、祖母の生家、祖母の友人の家、夫の祖父の家。
どこも家の一番奥に台所はあって、そこは茶の間に近いものの廊下や戸で隔てられていて暗い。玄関からは覗く事が出来ない隠された場所だった。
それらで一番印象的だったのは祖母の友人の家の台所だった。
私はまだ5歳位の頃に、祖母に連れられてそのお宅へお邪魔した。祖母の友人が私たちを通したのは客間でも茶の間でもなく台所だった。
当時祖母の友人宅は増築をしたばかりで、ついでに台所もリフォームしたらしい。新しいシンクにガスコンロにピカピカのナイロンの床。暗い奥まった所から戸を開けたら別世界のような暖かい光の溢れるキッチンに入るのである。
広い台所の中央には作業用のテーブルはあっても食卓は無かった。その代わり、部屋の片隅にはなんと炬燵があった。私達はその炬燵に入ってお茶とお菓子をいただきながらおしゃべりをしたのだった。
祖母と祖母の友人がおしゃべりを楽しんでいる間、お嫁さんが忙しそうに夕飯の支度をしていた。立ち仕事をするお嫁さんの足元にはファンヒーター。お嫁さんは一段落つくと炬燵に入って来た。
要はその台所は、古い家制度下において最上級の厚待遇で設えた女の園的な場所になっていたということ。家の他の部分とは隔絶された異世界なのには違いない。そこを使っていた主婦はそこを自分の支配する城の様に思えたかもしれないが、自由は無い。
一方、明治時代に建てられた例の古民家のやけに開かれた台所で仕事をしていた人は一体どの様な思いで日々を暮らしていたのだろうか?非常に興味深いことだ。
お年寄りの話によれば、養蚕農家の嫁というのは朝から晩まで蚕の世話にと酷くこき使われ、妊娠中でもろくに休みを与えられず、出産後はほんの数日で子供を取り上げられ働かされたものだという。
ああいった開放的な台所で立ち働く人を、家族はそんなにも虐げる事が出来たものなのだろうか?それとも案外嫁は台所に立たずにどっか隅の方にでも追いやられていたのだろうか?
或いは古民家の建てられた時代の女性は案外昭和~現在よりまともに扱われていたのだろうか?
そんな事を考えた。
体がだるいし、目が開けられない。私の寝起きには良くあることだが、今回は一段と重い。
何とか体を起こして立ち上がるが、どうもふらふらする。しかも動悸と吐き気がする。いつものように首筋に寝汗をかいていない。なんだこれは?
温度計を見ると30度とある。熱中症や脱水症状に思い至り、冷蔵庫を開けてお茶を飲み、また横になる。リモコンで扇風機を付けた。冷房は壊れている。
少し経ってもいずれの症状も治まらない。お茶では足りないのか。
どうにか起きてコップに水を入れ、塩を溶かして二口ほど飲む。まずいが仕方がない。
再度横になって様子を見る。
16:00分頃、周期的にこみ上げる吐き気と動悸は一向に回復する様子はない。悪化している?
意識はしっかりしているつもりだが、一人暮らしなので、もし失神でもしたら恐らくアウトだ。
私は緊急社会システムにアクセスすることにした。即ち119への電話である。
電話口の相手には救急であること、住所、アパート名、名前、症状を伝えた。
「熱中症とおっしゃいますが思い当たる節があるんですか?」「30度の部屋で寝すぎました」
「わかりました。今救急車が向かっています。ドアの鍵を開けてお待ちください」
大体このようなやり取りで電話は終了し、私はベッドに倒れる。その後体感で5分程度でサイレンの音が聞こえてきた。
インターフォンが鳴らされたので出る。もう何も考えたくない状態になっており、救急隊員とのやり取りは覚えていないが、症状を説明して歩けるかどうか確認され、身分証が入っている鞄を持って戸締りをしたことは記憶に残っている。そういえば隊員の方に顔が真っ白と言われた。
寝巻きのまま自力で歩いて救急車まで行き、中のベッドに横になる。
そして指や腹部に何やら得体の知れないものを付けられる。どうやら指に付いたもので脈を取るらしい。
次いで血圧と体温をはかる。体温37度らしい。平熱34~35度の私にとっては発熱状態と言えそうだ。風邪でもないのにこんな体温になるとは。
搬送先の病院を見つけて頂く間、ライトで目の確認、痺れや神経の確認などをされる。
3名の隊員に来て頂いているが、常に1人は私の横にいて見張ってくれるようだ。大変失礼だがこの方の目は怖かった。口調は丁寧そのものであるのに。
「お名前言えますか?」「生年月日は?」「年齢は?」「今日の日付は?」「ご実家の電話番号は?もしかしたらご家族に来てほしいということがあるかもしれません」「今の症状はいかがですか?」「ご職業は?」
質問には全て答えられたが、いかんせん体がだるい。喋るのも億劫だったが否やもない。
他には、今まで似たような症状を経験したかどうか、過去に何か大きな病気にかかったか、持病はあるか、普段何か薬を飲んでいるか、などだった。それ以外にもあったかもしれないが覚えていない。一週間前まで夏風邪にかかっていたことを確かここで話したか。
質問の最中には別の隊員の方が私の状況を年齢性別と共に病院に伝えてくれているのが聞こえてくる。2、3回、この病院はかかった事があるかと聞かれるが、全て初診の病院である。金曜午後4時とあってなかなか搬送先が見つからないようだ。付近で行った事のある病院を聞かれたので、以前風邪のとき見てもらった個人のクリニックの診察券を見せるが、すでに診療時間外であった。
今思えばこの質問攻めとも言えるものは、必要な情報を得ると同時に意識を失わせないようにするためのものだったのだろうか。
この間に動悸は治まり、めまいも軽減したようだ。何も考えたくない状態は変わらないが、症状としては吐き気のみになっている。救急車の中の温度が功を奏したのだろう。
やがて搬送先が見つかり、移動開始。車内はゆれるので何かあったら伝えてほしいと言われる。
10分ほど揺られて病院に着いた。体に付いた器具は到着直前に全て外される。
どこにある何という名前の病院なのかもわからなかったが、どうでも良いことだった。ベッドごと救急車から降ろされ、救急室へ運ばれる。
移動中、看護師さんらしき方が「大丈夫ですよ~病院に着きましたからね~」と声をかけてくれる。
救急室に入室。時計をチラッと見てみると、16:28分ごろだった。
救急車のベッドから救急室のベッドへ体を移動する。「ゆっくりで良いですよ」と優しい。
そして胸部腹部に器具を付けられる。心電図か。指にも脈を取るための何かを付けられる。たちまち救急車の中とほぼ同じような状態になった。
症状とそうなった経緯を聞かれたので説明する。もともとロングスリーパーで、前日の22時から寝ていたと言うと驚かれた。
ここで気付いたが、やたらと女性が多い。医師の方も女性であり、経緯と症状を説明している救急隊の方以外に男性がいない。
救急室で何をされたか、おぼろげにしか覚えていない。時系列がぐちゃぐちゃだが思い出してみる。
思考停止状態の私はなされるがままぼーっと目の前にある特徴的なライトを見ていたと思う。手術室にありそうなUFOのごときあれである。
確か、もう一度目にライトを当てられる。首を左右に振られる、などだ。眩暈はしない。
「採血しますよ。その後点滴打ちますからね」なんと。この状況で血を抜かれるのか。まあ、もう任せておこう。「アルコールはかぶれませんか?」かぶれたことはない。大丈夫だ。
じゃあ3本などと聞こえた気がするが、見ていないのでどれだけ採られたのかは定かではない。
点滴の後、それから看護師の方に心臓部に何やらローラーを当てられてぐりぐりと動かされる。なかなか終わらない。鈍痛的刺激である。私の体のせいか、どうやら目的を達しづらかったようだ。医師の方に交代するが、それでも時間がかかっていた。体を左に傾けるように指示される。よくわからないが、これで成功したようだ。
喫煙と飲酒の確認をされる。煙草は吸わないし酒は2週間に一度ぐらいだ。
あとは、目の前に指を出され、目で追ってくださいと言われる。問題なくできた。
めがねのような物をつけて天井を見るようにと言われる。とてもぼやけるレンズで、まともに外界を見ることが出来ない。気持ち悪くなったりしないかと言われるが、大丈夫だった。
「私の指先と自分の額を指で往復してください」これもできた。
親指に何かを打たれ、出血したときにその血を器具で調べるということもされた。結構痛くて指が震えてしまった。チラッと顔を確認される。「痛かったですか?」「はい少し」などと会話して気恥ずかしくなった私は目をそらす。
おおよそ処置が終了したようで、救急室にいる人数も少なくなってきたか。
点滴が効いたのか、この頃になると吐き気もほぼなくなっていた。
実家に電話して頂いたようだが、出なかったのだろう。連絡の付く時間を聞かれるが、今いないのなら深夜でないと連絡不能である。我が両親は忙しい。
迎えのための連絡先を聞き出される。
しかし、連絡先が入っているスマートフォンは持ってきていない(これがまずかった)し、普段の連絡はメールである。デジタルネイティブである私は両親の携帯の番号など全く覚えていない。「おじいちゃんおばあちゃんは?」実家にいるが、祖父はすでになく祖母は離れにいる。電話したとしても聞こえない。「他に近くに知り合いはいないか」いない。
いよいよ困らせてしまったようで、鞄の中のファイルに閉じられた紙に書いてある電話番号を見せられる。「ここは?」「それは職場の人間の番号です」「よくわからないな~」申し訳ない。
そうこうしている間に別の患者が来たようで、私は車椅子で別室に移される。何かあったらナースコールをお願いしますと言われ、カーテンを閉められる。
ここでもぼーっと寝ていた。点滴を見る。かなり速いペースで滴が落ちていて、少し経ったら終わった。まさか25歳で救急車のお世話になるとは思わなかった。天井を見ながら、そういえばネットでふぐの毒にあたった人がこのような光景の写真をアップしていたな、いやあれはただのネタだったか、などと考える。余裕が出てきたのか。
その後、先ほどの看護師の方がやってきた。曰く、連絡が付かないなら無理に付けなくて良い。血液検査の結果が出て問題なければ帰宅。と先生がおっしゃっていたということだった。
またしばらくして先ほどと同じ方がやってくる。「救急車で来た方は、病院が荷物を預かったことになるんです。今回は靴と鞄です。お受け取りのサインをして下さい」なるほど。いつの間にか私の鞄も右に置いてある。気付かなかった。
さらに少し経って医師の方が血液検査の結果を持ってやってきた。2項目ほど異常値だが比較的きれいであり、問題は見受けられない。めまいには二つあって、脳か耳が原因だが、前者は考え辛く、後者をチェックするために耳鼻科の受診をお勧めする。それから、ご家族には今日救急車で運ばれたことを伝えるように。それから暑いので、クーラーを付けないなら窓を開けて寝ること。脱水は正直わからないが、水を2リットルほど飲んだほうが良いことを伝えられる。
次に医師ともう1人の方が水を持ってきた。「体を起こして、飲めますか」問題なく一口飲む。「込みあがってきたりしませんか」大丈夫だった。
最後の確認として、点滴スタンドの取っ手を杖代わりにして立つことを指示される。立てるし、眩暈はない。そして、靴を履いて歩く。歩ける。綱渡りをするように、前に出ている足のつま先に後ろの足のかかとを持ってくる歩き方でまっすぐ歩けるか。できた。
大丈夫そうだ。医師も同じ判断らしく、帰宅の準備に入る。「お帰りはどうしますか?」「どうしましょうね……」「お金があればタクシーが良いですね」なるほど。
点滴を外され、消毒したガーゼを当てられるので、自分で押さえておく。太い針だったようで、少し待つ必要があった。その後テープで固定される。
荷物を持って靴を履く。会計の場所を説明されたので、医師の方に今回のお礼を言って移動する。
そういえばめがねをかけていない。視力が悪いので少し視界がぼやけているが、目を細めながら会計に到着し、救急で来たことを伝える。診断書を書いて提出して待つ。この間に時計を見やると、18:40分ごろだった。少し経つと名前を呼ばれる。
この病院の診察券を発行して頂いたようなので受け取って精算する。合計8000円と少しらしい。持ち合わせの現金では足りなかったが、クレジットカードが使えて助かった。会計後、タクシーの駐輪場所を聞いてそこへ向かう。ちょっと迷った。
最初は寝巻きのまま外を出歩くのに違和感があったが、状況が状況である。気にしたところでどうしようもない。会計では、タクシーが駐輪場所にいなかったら自分で呼ぶようにと電話番号を書いた紙を貰っているが、電話がないのでいないと困る。しかし、運良く一台のタクシーがとまっていた。
手を挙げて乗る意思を伝え、自宅アパートの住所を伝える。タクシー代は1700円と少し。現金で支払った。
帰宅後、何はともあれ水分補給をする。そして熱中症で運ばれたことを家族と友人に伝える。だが、ここで部屋の温度と湿度に気付く。間抜けな!この環境だから事が起こったんだろう。
すぐに窓を開け、付けたままになっていた扇風機の風力を上げる。これで涼しくなる。
何時間か休んだのち、着替えて近所のスーパーへ向かう。ポカリスエットと水とカロリーメイト、そして食料を買った。
ところで私が運ばれた病院はなんという病院なのか?診察券を見てみると……なるほど、女性が多かったのはそのせいか。
なんとも稀有な体験をした一日だった。直接お礼が言えたのは医師の方のみだったが、今回119の電話を受けて下さった方、私を運んでくれた救急隊員の方、処置をしてくれた医師及び看護師の方には心よりお礼を申し上げたい。
反省点
・初期の対処
扇風機を付けただけでは足りなかった。すぐに窓を開けるべきだった。
・部屋の冷房が壊れたまま
早く直さなければならない。
・病院に両親の連絡先を伝えられなかった
・めがねを忘れる
持って行く。
暖かい言葉を頂いてとてもうれしい。私の部屋も暖かいぐらいの温度だったら良かったのだが。
こんなことで救急車呼ぶなと言われるのも覚悟していたが、全くの杞憂だったようだ。
30度でもここまでの症状になるのか。体質にもよるんだろうけど。
素人の推測だが、長時間の睡眠で水分が取れなかったためだろう。目が覚めて良かった。
冷房使わなかった頃は2Lのペットボトルを凍らせてバスタオルに包んで寝てたな。500MLのPBでもタオルでくるんで脇の下、首筋、太もものいずれか(動脈のある部分)に充てるだけでも体内の温度を下げる効果がある。
発想がすごい。これはやってみよう。
あなたは熱中症ですとははっきり言われなかったので真相はわからない。
重症だと意識障害や手足の痙攣などが起こるらしいので、私の場合は熱中症だとしても比較的軽いものだったのだろう。
生まれ持った体質と思って諦めているが、確かに少し調べてみても良いかも知れない。
興味深かったが何故そうしたのかよくわからない箇所でぼかした記述が入ってる。増田は肥満体型で搬送されたのは産婦人科だったのだろうか?
冷静に考えなくてもこれは快挙です。
過去に総選挙で大矢真那さんより上にランクインしたメンバーの卒業の時、卒業ソングソロではありませんでした。
もちろん、ソロじゃなきゃいけない、という訳ではないし、例えば共に歴史を刻んだメンバーや同期と歌う事もとても尊いものだと思います。
大矢真那さんと同じ、一期生は松井珠理奈さんだけ。2人の歌だったとしても、とても盛り上がったと思います。
口下手な彼女だから、ソロの曲は身に染みて、歌詞も彼女にぴったりの優しくて暖かいのにすこし切ない歌詞でした。
後輩にも慕われ、多くの仲間がいる今、卒業する彼女が、1人だけで歌うと言うことはとっておきの事です。
おめでとう、と心から。
表題の、意外にマンゴーのMVでは松井珠理奈から後輩へ順番に強き者よ、を踊るシーンが有りました。
これは、カップリングの真那のソロ曲へのメッセージだと思います。
真那が残して行くのは、歳下の同期と後輩だけ。そんな真那に笑顔で、大丈夫と言いたいから強き者よ、を今回のメンバーに踊って貰ったのだと思っています。
真那さんのアイドル生活を追ったドキュメンタリー映像で、真那さんが
いつまでもここに甘えていられない、と言っていたのが印象的でした。
それは私がいつまでも真那さんはSKEにいてくれるような錯覚をするくらい、そこにいてくれた真那さんに甘えていたからです。
「いつまでも、ここに甘えていられない」
私はたくさん彼女に甘えていました。
いつまでもいてくれる事、いつまでもブログを読めること。いつもファンの前では笑っていてくれるから、いつもファンを不安にさせたりしないから。
私の、いえ、彼女を推していた人間のみんなみんなが声を揃えて言うでしょう。
自慢の推しです。
誠実でいてくれてありがとう。
パズドラの攻略動画を見るのでyoutube動画を見ることが多い。
https://www.youtube.com/watch?v=LgvvL6FXZL8
ここで感じたことについて
会場のS嶋氏への感情は暖かいものだった。引退を惜しまれて、仲間同士でも感謝を述べあっていた。
しかしマッ○スむらい氏が出てきてた瞬間会場が押し黙ったのである。
その瞬間を私は見てこれを流行っているお前じゃない感と感じたのである。
観客の反応のドライさに自分もこういう扱いを受けたらどうしようとかなり引いたのである。
確かに、マッ○スむらい氏は自分をこういう人間であると語ることが多い。ビックダディの俺はこういう人間だのように。
その語りがいいときは英雄譚のようにもっと聞きたくなり、悪いときは話を聞かない人間のように感じるのではないかとも思う。
自分の立場としてはマッ○ス村井氏は好きである。(最近変なコメントを視聴者に返しても笑)
長年見てきたのは抜きにしても、パズドラでの芸みたいなたまに出る奇跡みたいな攻略が面白かった。
これと似たようなことがあって、昔、湘南で見たライブに前座でカラテカの矢部太郎にひげが生えたようなラッパーが出てきたことがある。
ライブを見る前にそのガリガリでハゲて悲哀のある風貌に思わず「かっこいいラップが見た目で入ってこないから何か食べて」と心の中でツッコミを入れてしまった。
「おれはこうで、やるぜ金儲け!ついてきな、皆 put hand up!」(のようなないようであったと思う笑)
全然入ってこないんじゃーーーーー!と思った。
この時は観客の立場だった。
・良い点 一生懸命にプレイするスタイル、友達のようなフランクな人柄
・悪い点 スパッと判断できない、社員がトリマキみたいになってしまった
アンチグレアフィルムを動画でちょこちょこ宣伝するより、子供たちが求めているものをシビアに見極めないといけないんだろうなー
久しぶりに近況報告でもしようかと思います。てか初めて。
旅の思い出をここに残したいので長文になります。
長文を読むのが苦手な人、センター国語を切り抜けたあなたなら大丈夫です。
え?切り抜けてない?ドンマイ。
まぁ徳島は行ってないんですけど75パーなんでほぼ一周です。
そこで入った温泉が最高でした。
あつい。あついよあんちゃん。
だからずっと快感の顔つきではいってるおじばあちゃん(※おじいちゃん+おばあちゃん)がホント不思議で理由をググってみた。
熱くなったら冷やす。
そうか。なんとシンプルなんだ。
早速試そうとおもった。
でもプールとか海って足まではいけるけど腹らへんから「あヒィ冷たい」ってなってなかなか入れないじゃないですか。
とくに水風呂は。
あったまりに来てんのに水風呂ってなんやねん潰すぞ。って今まで思ってました。
22年間そう思ってた僕が思い切って入るのはクリスチャンがイスラム教に改宗するのと同じくらい難しかった。
だからほんとに入るのには5分位費やしたんです。
でも冷静に考えて死ぬわけじゃないんだから大丈夫と言い聞かせてこの凍えそうな場から離れたい衝動を抑えていると体が慣れてくるんですよね。
で、ある時を境に普通に感じてくる。
プールとかと一緒。
だって、
そして一番でかいのが
のぼせかけたら冷やしてリセットできること。
昔は「あぁーあついもうやだ二度とこない出る」ってなってたのを冷やして元に戻すことができるんだから。
食べ放題で満腹になったあと腹の中全部空にしてまた食べれるようになるのと一緒。
チートでしょ。
それが水風呂なんです。
よく見るとあのおじばあちゃん
彼らはこのチートを知ってたのです。
なぜですかね。説明会でもあったんでしょうか。
だって行けなかったところに行けるようになれるんです。
ゲームでいうといけなかったステージに行けるようになったあの感覚。
ポケモンで言えばいあいぎりを覚えたようなもんです。
そういや、よく東南アジアに行って価値観が変わったとか言いますよね。
まぁ10万ちょっとで価値観が変わるならコスパいいかなとは思うんですが
私は今回300円(温泉安い☺)で価値観を変えることができてるんです。
大変お買い得。
え、ほんとに。
水風呂マスターのコツは、「冷たくても死なない、死なない」って心の中で唱えることです。
僕は個人的に水風呂が冷たくて生命の危険を無意識に感じ取ってたので。
こういう潜在意識?に向き合っていくことでやりたくない、怖いって気持ちが消えると思います。
四国は、
がよかったです。
😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇水風呂最高なっしー😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇
昨日うちのオカーチャンに大量に中田氏しちまったんだけどよ!
それがまあなんだ。相当大量だったわけだ、溜まってたってやつだな。
で、その後の感想戦でよ「今日は出たときがわかった」と言う訳だ。
「え、なんで?」そんなこと今までなかったからよ。
「どろどろした生暖かいのが出てるのがわかった」ってさ!
ったく、普段からえっらそうにしてエロい話題を大上段から斬っていくオッサン共!!
おまえら常々言ってたよな。『女側は中田氏されてもわからん』とかなんとか・・・
っとによぉ~!!え?あぁ?うんん~?童貞のくせに調子にのってよぉ、えぇ?
あれは、社会人になって2年目の6月、ちょうど今ぐらいの時期だったように思う。
私は営業マンとして、社会の一つの歯車を回している。そこそこの給料とそこそこの休日があるので、セレブではないがまぁまぁの生活が出来ているが、
その日も頑張って営業で外を回っていた。基本的に車で営業先に移動するのだが、人間頑張って生きていると、どうしても運転中に眠くなるタイミングがあるのだ。
そこで私は、昼ご飯を車の中で食べた後、必ずコーヒーを買って飲むようにしていた。すると結構眠くなる確率が低くなるのだ。もともとコーヒーは苦手だったから、コーヒー牛乳にして苦味を抑えていた。
さぁあと一つ最後に行こうと思ってカーナビをセットする。次の到着地まで15分。今の営業先で話した内容を纏めて、頭を整理させるのには悪くない時間だ。
その日はコーヒーを買う時間が普段より少しだけ遅く、手に取ったときはまだ冷えていた。喉も渇いていたので、ゴクゴクゴクと多めに飲んで出発。
……したのはいいのだが、もう少しで営業先というところでお腹がゴロゴロしてきた。マズい。これは一気に来るやつだ。
普段の腹痛が震度3ぐらいの微弱な揺れから徐々にパワーアップしていくとすると、こいつは前触れ震度2の直後に震度7という感じか。
焦っているとちょうど出先に着く。駐車場にかなり雑に車を停め、建物に入った。
だいたいどこでも中に入るときは来客名簿のようなものに所属と時間を書くのだが、
今までにないくらいめちゃくちゃな字を書いてトイレへ。既にこのあたりで恐らく穴から顔ぐらい出ているのではないか。
ズボンとパンツを下ろそうとしてベルトに手間取る。ああっ!あっ!!!あああああっっっっっっっ!!!!!!!!!
っっっっっ!!!!!
パンツに手をかけた瞬間、私のお尻には生暖かい感触と異臭が漂った。思考停止……する前になんとか肛門括約筋に力を入れ、これ以上悪くなりようのない悲劇をなんとか最小限に喰い止める。
しかし人間、異常な状態になると、それは意外にも冷静になるものだった。半笑いしながら落ち着いて下半身の衣服を全て脱ぎ、半裸状態で鞄の中を探す。
私は当時からモノの用意がイイので、鞄の中から何かに使えるだろうと思って入れておいたスーパーのレジ袋を見つけたのだ。
色とナニかが付着しているパンツをレジ袋にしまい、しっかり封をした。これで一安心。
不幸中の幸いというべきか、ズボンには何もつかなかった。パンツをしまうと意外と異臭もしなくなった。
いくら用意がいい私とはいえ、さすがに替えのパンツは持っていなかったので、そうなると結論は一つ。ノーパンズボンである。
かくして私はノーパンで何事もなかったように、いやむしろ意気揚々とトイレを退出し、そのまま商談相手と話をし、なんなら契約も勝ち取ってしまった。
異臭がないか最後まで心配だったが、相手の反応を窺うに、異臭もissueもなかったのだろう。
冒頭にも書いたが、ふとこの時期になって、忘れられない私の、人間意外と冷静に対処できるもんだね、という思い出が蘇えったので、記してみた。
前からはてな村やネットの若手リベラル系ブロガーの中で「日本経済を復活させるには消費税は減税!ガンガン財政出動させて介護や保育や教育に予算をぶち込め!」という論評が人気で、前から生暖かい目で見守っていたのだが、今回自民党の若手議員までもそういった提言をしていたというニュースが日経であがってはてぶが大絶賛の嵐だったので本気で不安になってきた。ブコメの一部に「応援するからこの議員27人の名前を公開してほしい」というのもあったが、俺も別の意味で公開してほしい。自分の選挙区だったらその議員には絶対票を入れないから。ベーシックインカムほどのトンデモ感はないし、ある程度はうなずける点もあるが、ちょっとみんな夢見すぎなんじゃないかと思ってしまう。
俺みたいな「反緊縮&財政出動反対論者」にはよく「日本の国債はほぼ国内で消化できてるから大丈夫!」という反論がつく。ギリシャなどが経済破綻したのは国債の大半を海外の投資家などに保有されてて、一度経済危機が起こると一気に売りに走って暴落するけど日本はそんなこと起きないよ!という話だろう。それはわかる、ただ日本の国債が国内で消化されているのは単純に「日本の高齢者の多くが安定資産として国債をかっている」または「高齢者の貯金を溜め込んでる銀行が安全策として国債を大量購入してる」という話ではないか???そりゃ中国も利回りが限りなくゼロに近い日本の国債を買うなら世界で一番安全で利息もある米国債を買うだろうよ。現時点では団塊の世代が引退時期で溜め込んだ大量の現金の安全な運用策として日本国債が選ばれるんだろうが、今後彼らも生活のために貯金を切り崩し、また段々と人口減でそんなにお金ためこんだ高齢者の数もへっていったら、今後は日本国内で日本国債を消化していくのは難しいと思うのは俺だけだろうか?なのに反緊縮派は今後も日本の国債が問題なく日本国内で消化される前提で大型財政出動説を取る。あまりに楽観しすぎじゃないか?
あと低待遇な介護士や保育士の待遇をヘリコプターマネーで改善しようという安易なやり方にも大反対。彼らの低待遇はたしかに問題だし改善すべきだが、それならちゃんと国内で議論して彼らの待遇改善のための予算(増税)を組むべきである。「介護士や保育士は社会に重要な仕事だから財政出動で給料を5割増にしよう」というのは簡単だが、一度ヘリコプターマネーであげた給料をあげたらいったいいつ元に戻すのか???年金3号問題というのも、元々は高度成長期に猛烈サラリーマン家庭を助けるための「仮法案」だったのに(あまり知られてないが、仮なので今でも定期的に国会で新しい法案をとおして延長してる)、企業も国民もその年金3号がずっとあることを前提に社会プランを構築してしまったので、もうやめるにやめれない状態になってしまった。おそらく介護士や保育士の待遇をヘリコプターマネーで改善しても10年もしたらその特例が「当たり前」になって誰もやめることができず、国の借金が完全に破綻するまで増大していくだけだ。
それに根本問題として、もう少子化が進みすぎて日本の人口低下が止まらない状態になった今、「日本の経済が増税に耐えられる状態になるまで回復する」時期なんて永遠に来ないだろう。正直少しずつ騙し騙しで増税して国の国力低下をソフトランディングさせる以外に方法はないと思うし、「消費税は減税!財政出動はさらに拡大!」をやったら、自分ら世代はなんとか逃げ聞けるかもしれんが、まだ生まれてない次世代の子供にとんでもない額の借金を押し付けるだけになるのではないか?これじゃ俺らが「逃げ切り」と批判している今の高齢者と変わらない、いや借金の膨大化を許した分もっと罪が重いのではないか????
ただだからといって「消費税増税」が劇薬なのは納得せざるをえないのが悩ましい。対案として「高額所得者への増税」「法人税の増税」をよく聞くのだが、日本の厳しい点は少子高齢化が進んでいるので勤労世代の数がどんどん減っている点だろう。国としてはぶっちゃけた話「今後増えていく一方の年金受給者にも税金を負担してほしい」のが本音であり、その高齢者からも確実に税金を徴収できる手段として「消費税」はたしかに確実な方法なのである。個人的にはなんとか相続税をもうすこし調整して税収を増やしてほしいのが、現在自民党は高齢者が溜め込んだ現金を早く市場に流すようにと子供、孫世代への教育費用については控除みたいな方針を出しているので、あまり相続税をガン上げしてもあまり劇的な効果はないんじゃないかと思ってしまう。
正直ここまで書いて行き着く結論は「魔法の解決策なんてないよ」に行き着いてしまう。日本にいる人は現在の日本の税金は高すぎる!この上消費税も増税なんて狂ってる!と思っていると思うが、日本は他の先進国に比べたら税負担は低いほうだろ。欧州は論外として、低負担低福祉で知られる米国と比べても税負担はそんなに変わらない。それなのに医療設備はここまで完備されているのは、日本のいう国はバブル終わってからずっと借金で回っているから。この国は「低負担・中福祉」なんだよ。それを負担を今のまま、いやむしろもっと減らして、福祉の質は更に上げようなんて虫が良すぎるだろ。
「教育無料化して国民の質をあげれば後々になって税収入となって戻ってくる」という論もあるのだが、正直俺には「国が10負担すれば将来うまくいけば5ぐらいは帰ってくる」ぐらいの与太話にしか聞こえない。俺もそこまで経済に詳しいわけじゃないから専門家からみたら穴だらけな指摘もあるんだろうが、やっぱり感覚的に反緊縮&大型財政出動主義に乗れないのである。今後日本ができることといったら、労働関連の法律をもっとしっかり整備して、ちゃんと夫婦フルタイムの共稼ぎでも子供が育てられるレベルの環境を設備していくぐらいじゃないか?もちろんそのために保育士や介護士の待遇をあげるために多少の増税はやむを得ないと思ってます。
追記①
正直もっと荒れるかと思ってたけど、みんな比較的煽りなしで答えてくれたのでよかった。きっと「娘とYUKIのライブいけるかも?」の増田さんのおかげでみんなの魂が浄化されてたんだろう。
いろいろあった反論から全部答えるのも長くなるので一部だけにしますが、俺はべつに「消費税増税に賛成」とか「成長をあきらめてる」とか単純な話じゃないんですよ。ただ「反緊縮&財政出動で日本の経済復活」なんて単純に信じられるのがお花畑すぎるってことです。人口減少している日本じゃどのみち経済規模は落ちるし、毎年のように高齢者向けの社会保障予算は増えていくし、数あるクソ対策のなかから少しでもマシなクソを選べって話だと思ってます。ただねー高齢者の負担を増やすための方策ってやっぱ数が限られてくる。
日銀の大胆な金融緩和政策については俺も評価してますよ。ただブコメやトラバにあった「インフレが順調に進めば、資本家や金持ちには間接的に税金になり、庶民は物価もあがるけど給料もあがるから国の借金が目びりして万々歳」みたいな話が流れて、それは違うだろうと思うわけです。少なくても同じような金融緩和政策を行って景気回復させた米国では「年金ぐらしの高齢者の暮らしは確かに厳しくなったが、資産のある高齢者は資産価値があがって逆にプラス」「企業や金持ちはインフレで資金目びりするどころか、あらたな投資チャンスでもっと資産増やす」「物価(不動産、医療、学費)のインフレに給料の賃上げがついていかず、実質的に庶民の手取りはどんどん減ってる」という現状を無視せずにちゃんと直視してもらいたいわけです。日本のアベノミクスは規制緩和がほとんど手付かずなので中途半端におわったといわれてますが、もししっかり規制緩和してたとしても米国のような結果に終わっただけじゃないかな。まーそれでも国力がどんどんジリ貧になっていくよりはマシかもしれないけどね。経済学でこれまで語られてきたインフレと、現実に先進国で起こっているインフレの現状は違うんだよね。そこは認めようよ。
ブコメやトラバでも「相変わらずわかってない奴」的なコメが多いんですが、他の先進国の経済政策みても英国労働党のコービン氏以外は俺の認識とそんな変わんないんじゃないの?だって俺の理解では各国の中央銀行が金融政策を行うのとは別に政府が「国のサービスや補助を厚くするから税金ふやすよー」と「税金減らしてみんな好きに使っていけど、代わりに国のサービスもカットするね」の2択から時代に応じてどっちかを重視してバランスとってくってのが基本じゃない?それなのになんで日本だけ「税金は安くするし、困っている人おおいから公共サービスも厚くするよー。費用については後で考えようね」なんてトンデモな話になっちゃってるんだろ?っていう現状にモヤモヤと不安が募るのは普通じゃないですかね?誰かもいってたけどフリーランチなんてないよ?
もし私が書店へ行って、沢山の本が並ぶ本棚を見たとしよう。そこで、1冊の本を見つめる。手に取る必要はない。
その1冊の本、「これの中身を生涯知らなくてもいいか?」と考える。虫唾が走るような、もどかしい、焦りに似た気持ちを感じたら急いで手に取る。
手に取らなかった本は読まなくていい本だ。実に簡単。これ以上のことはない。
さて、手に取った本はどうするか?まず表紙を見る。裏表紙、あらすじ、中を開けるならパラパラとめくる。
今すぐ読みたくなったらレジへ持って行こう。そうでないなら"図書館で借りる予定の本リスト"へタイトルを書き留めるか、懐の暖かい時にひょっこり手元へやってくるだろう。
本との付き合い方とはそういうものだ。
http://anond.hatelabo.jp/20150601005527
あの記事にたくさんのブクマやコメントをつけてくださってありがとうございました。
あのあともまぁなかなかにこじらせ続けていたのですが、いくつかのキッカケがあったりや色々とタイミングが合ったりしまして、
いくつかのキッカケの中で、いちばん大きかったのは友人の結婚式でブーケをもらったことです。
それまでの私は職場の同僚や別の友人の結婚式で嫌な思いをしたこともあり、いつしか結婚そのものに抵抗感を抱いていたのですが、
ブーケはブーケトスやブーケプルズではない、くじ引きのような形で手にしたのですが、その時になぜか「私も結婚したい」と初めて強く思いました。
とにかく出会いがなかったので、婚活するぞと決めてからはすぐに結婚相談所に入会しました。
男性とメッセージをやり取りしたり、実際にお会いして食事やお茶をしたりと慣れないことばかりで大変でした。
こちらからメッセージを送ってバッサリと断られたりして、それが何度も続くとさすがに心が折れますしね。
そしてついに先日、良いご縁があって交際を開始することになりました。
まだ付き合い始めて本当に日が浅いですが、とても優しくて素敵な方と出会えました。
私が交際経験がほぼほぼないので、お付き合いってこういうものなんだとこの年になって毎日が新鮮です。
あの記事を書いた私は自分が恋愛も結婚もできるわけないって決めつけてました。
ふわふわの毛。一匹一匹違う模様。丸い大きな目。ピンと伸びたひげ。
空いていれば吊り革に掴まっている肉球も、満員の車内では届きようもなく、所在無げにペロペロされるのみだ。
猫は人間と人間の間に縦に挟まっている。お腹の毛並が脇からからだの中心に向かって伸び、胸元でぶつかってはねている。細い柔らかそうな毛だ。6つか8つかある乳首は埋もれて見えないが、毛のへこみでなんとなく位置がわかる。そんな体を惜しげもなく晒して、猫は電車に乗っている。
私はつい、猫の後ろに立ってしまう。
真っ白いお腹と違い背中は茶の縞模様。艶やかな毛並みはまっすぐしっぽに向かっている。一本一本生えている毛が少しずつ色を変え、見事な模様を描いている。私はこの模様が不思議で仕方ない。
電車が揺れた。猫は少しバランスを崩し、後ろに立つ私に寄りかかってすぐに離れた。いい匂いがした。猫とは何故こうもいい匂いなのだろう。
私は誘惑に負け、手の甲をそっと近付ける。背中を向けている猫だがしっぽは付け根で下を向き、Uの字を描いて上に伸びている。そのしっぽの中程に軽く触れた。
ふわっとした感触とともに、ぴくっ、と跳ねたしっぽは私の手を避けるように動く。
続けて手の甲を押し付ける。ぴくぴくっ、と逃げたしっぽはゆらゆらと揺れる。
猫の耳が気持ちこちらを向いている。
威嚇はしてこない。人馴れしているのだろうか。しつこくしっぽを追い続けると、しっぽは困ったように、私の体をパタパタと叩いた。
たまらなくなった私は、手の甲で脇腹をなぞり始める。ふわふわのつるつる。柔らかくて暖かい。
お腹の毛も触りたい。できることなら上下に思いっきり撫で回したい。が、そこまですると噛まれるかもしれない。言い訳がきくよう手の甲で慎重に撫でる。
だいたい、猫が電車に乗っているのが悪いのだ。私は日々の仕事に疲れきっていた。ストレスで肌も荒れて、鏡に映るのは醜い中年。可愛い猫が心底羨ましい。毎日魅力的な毛並みをふわふわさせて、しっぽを揺らして、横に並べばピンと伸びたヒゲが当たる。そんなの触るなと言う方が酷だ。
最近は猫専用車両なんてものもある。間違ったふりをして乗ってしまおうかと何度考えたことか。猫で満たされた車両なんて天国に違いない。
モフモフしたい。思いっきりモフモフしたい。撫で撫でして、プニプニして、にゃんにゃんしたい。猫欲は本能なのだ。抗えない。
しっぽの先端をつつこうと一瞬手を離した時、隣の人間が身じろぎ、鞄が猫に当たった。
「シャーッ!」
ついに振り向いた猫はそのまま隣の人間に飛びかかった!
「なんですか!やめてください!」
なんと、猫は隣の人間を犯人と思ったようで、噛みつき、ひっかき、車内は騒然とする。
駅に着き、駆けつけた駅員が人間を押さえつける。
「いやね、痴人よ」
誰も私が犯人だと知らない。そそくさと場を離れる。
容疑のかかった人間は「私は猫アレルギーです、ティッシュを取ろうとしたんです」と必死に弁解していた。
私は袖についた猫の毛をはらい、思う。
28歳になった。
友人の結婚式二次会帰りの電車で、親友から月末にハワイで挙式を挙げると聞いた。
呼ばれていない。
大学時代はそれなりに悩みを分かち合い、楽しみを分け合った。遊ぶときの楽しさは他の友人とは比にならないほどだ。
なんだか親友との距離を感じた。もしかしたらもう友人ではないのかもしれない。
幸せになりたい。
彼女候補すらいない田舎に帰る電車の中で、今までの人生を振り返ってみる。
人として何かが足りていなかったのかもしれない。
格好つけて悲劇映画の主人公のふりをして色々な人間関係を浪費してきた。
失うものなんて何もないのに、何を守ろうとして変わらずにいるのだろうか。
反省すべきことは何か。
この歳にもなって、受け入れがたい嫉妬心と未だに折り合いをつけられていない。
人間としての懐の深さが足りんのか。
追記
確かに新郎は友人を呼んでいないかもしれない。詳しくは聞けなかった。
しかし新婦の友人もまた共通の友人であるが故に悔しいのかもしれない。
私も呼ばれたかった。
祝ってやりたかった。
今となっては独りよがりにしかならない気持ちのやりばに困ってしまった。
伝えるわけにもいかないのでここで聞いてもらった。
セクシーギルティの曲が超楽しいし、愛海をセンターにしたら「雫ちゃんのおやまわきわきしたい」みたいな顔をするのが楽しくて、
久々にイベントのコミュを全部見るぐらいはプレイしようと頑張ってるんだけど
スコア以前にPROをクリアすることもできない、あの矢印のやつってどうやるの?
そもそも腕が二本じゃ足りないと思う、アイマスは森博嗣の世界観を想定してるのかな?
というわけで、もしアイマスがミステリ作家を積極的に起用したら
ゲーム大好きつながりで宮部みゆきが三好紗南が主役のコミュを書くが、
中居くんによるコマーシャルに映画模倣犯のトラウマを刺激され、
最終的に、 桃華の両親が離婚し親権は病気がちな母親が取ることとなる
ファザコンアイドル的場梨沙の執筆権を巡って対立する法月綸太郎と福井晴敏
ガンダムのつながりでバンダイナムコとのコミュニケーションには一日の長がある福井の前に、法月綸太郎は苦戦を強いられる
さらに福井は図書館の自由宣言の件を思い出させるふみふみのスクショを法月に送りつける攻撃により、勝負は決まったかに思われたが、
最終的に「いやでも、的場梨沙はあなた好みのOL女子が父親ぐらいの年齢と不倫するエピソードをするにはまだ若いですよ」の一言で福井は断筆を宣言し、ミネバは無事オードリーとならずミネバアーシタとして木星で暮らすこととなる
ページ数を本屋の本棚に並ぶ本のタイトルで水増し、原稿料をせしめる技を磨き続けた彼にとって
最終的に、ふみふみが19歳なのに飲酒をしてしまい逮捕されるのあった
なんでアイマスなんだよFGO書きたいBL書きたいとゴネ出す汀こるもの
バンダイナムコとSideMの方で我慢しませんか? グラブルのコラボイベントならどうですか? などの説得を受けるも、交渉は難航する
最終的に、ミステリサーの姫時代の黒歴史をほぼそのまま安斎都に演じさせる大胆な台本が完成した
佐藤聡美と佐藤利奈を完全に間違えて記憶していたせいで千川ちひろに
最終的に、楓さんが「呪文は十文字」というダジャレを言うのであった
鷹富士茄子の神に愛された強運に立ち向かう白菊ほたるの諦めないコミュを真面目に書き始める城平京
割と真面目にこの人こういうキャラクタが好きだと思うから書けばいいと思う
最終的に、案外普通の最終巻と虚構推理の最終巻と虚構推理の第二部開始のマガジンRが爆売れするのであった
と、バンナムからの依頼を完全に勘違いし一人合作をアップロードする石持浅海
最終的に、碓氷優佳が棟方愛海にわきわきされるイヤラシイ小説を森奈津子に描かれることとなってしまう
意気揚々と前川みくにゃんの隠された大阪キャラを引き出そうとする有栖川有栖
しかし開発スタッフに「こうサブリミナル効果で奈良に海があるように見せてください! あのトリックは失敗じゃないんです!」と謎の主張をし
「WOW!! NEED!! 〜シンキングモンキー 歌唱拳〜 ってクイーンの歌ですよね!
DETECTIVE HIGH! ~恋探偵物語~は完全に夢水シリーズだし、もはや真美は赤い夢であることは確定!」と訳のわからないことを言い出すはやみねかおるだが、早々ににっちもさっちもいかなくなり、
最終的にデレマスの三重出身アイドルに三重弁の講釈をさせるコミュができあがるのであった
「ちょっとちょっと、三重への地元愛なら僕も負けてませんよー!」と張り切り出す黒田研二
ところが真かまいたいちの悪評はバンナムにも届いており一向にオファーはこなかった
最終的に、実はレディレイトンVS大逆転裁判の脚本を書いていた黒田研二であった
京都の二十歳は京都出身に二十歳のアイドルがいないことに絶望し断筆を宣言
そこから始まる歴史改変により、うなーの人はいつまでもうなーの人のままであり
最終的に、メジャー2のエロ同人誌によりうなーの人は一躍時の人として成功を納めるのあった、うなー
「高橋さん、おれ、またシナリオライターやります!」と大槻ケンヂに山ほどカレーを食べされられてハイになっている、うだるちんはそう宣言した
うだるちんは、大下うだるが元ネタだから実質ミステリ作家、実質ミステリ作家なのだ、ファウストに短編乗せたことあるし! ファウストに短編乗せたことあるし!
最終的に、
「
やさしく、おりてくる
てのひらで受け止めて
雪が切ない
どこかで見てますか
思い出して、いますか
空を見上げながら(ここで春香が映る)
嬉しそうに雪の上を歩くあなたが
私には本当に愛おしく見えた(ここでやよいが映る)
今でも覚えている、あの日みた雪の白さ
初めて触れた唇の、ぬくもりも忘れない
あいすてぃるらぶゆー
粉雪が私に、いくつも降りかかる
楽しそうに、話をして、くれたあなたが
私には心から恋しく思えた
いまでも夢をみるの
あのとき触れた指先の冷たさも忘れない
いまでも覚えている
あの日見た雪の白さ
はじめた触れた唇の、ぬくもりの
私もなりたいと、雪にねがう
」
いまさらながらで申し訳ないが、決して馬鹿にしているわけではない。むしろ尊重するし、内容のないコミュニケーションを難なくこなしている人を尊敬すらしている。
内容のないコミュニケーションは、お互いにナイフを投げあってやり取りしているように見える。だから、「こう来たら、こう返して、・・・」と考えているようではナイフが刺さりまくって全身血だらけになってしまう。あるいは、投げ方をちょっと間違えただけで致命傷に近い傷を負わせてしまう。いや、正確には「追わせてしまったことがある」。
だから内容のないコミュニケーションが行われているときは、羨望がちょっとだけ混じった生暖かい目で眺めている。
「ほら、楽しいよ?」とか言ってこちらにナイフを投げるようなことは決してしないでほしいし、「どうした?投げてみ?」とか言わないでほしい。
あなたにはハイヒールを履かなくて良い職場を選ぶ権利が保証されていますよ
私もこの時期の札幌ですが今日は少し暖かいのでTシャツサンダルで働いています。
スーツ自体はかっこよくて好きなのでオシャレ目的でたまに着ますが
それ以外は今時結婚式だって葬式だってハイヒールじゃなくてもパンプスじゃなくてもなんとも思われませんよ
あ、男性は葬式だけはネクタイ必須かもですね、結婚式はスカーフでもOK
どうか僕のようにハイヒールで踏みつけられことが大好きな男とハイヒールで踏みつけることが大好きな僕のパートナーのフェティズムを守るためにもハイヒール滅びろなんて言わないで下さい。
出産をした。
私の大きなお腹には、本当に赤ちゃんが入っていた。
何度も早く会いたいねと話しかけた胎児は、外に出て私と違う人間になった。
出産後は、ホルモンバランスがジェットコースターのように崩れるらしい。
知識としては有名なことだし、産後うつがそれによって引き起こされることも知っていた。
だから、今この文章を書きながら涙が止まらないことも、
今後の生活が恐ろしくて逃げ出したいのも、
母と喧嘩して全身が震えるほど泣き叫んだのも、
全部ホルモンバランスのせいだとわかっている。
客観的に見ても、主観的にみても、私はとても恵まれた状況にいる。
夫は優しくて協力的だし、母は家事を全力でサポートしてくれている。
なのに、私は男に産まれたかったと、出産後可愛い我が子を前にして思ってしまうのだ。
今までの人生で、自分の性別についてハンデを感じたことはあまりなかった。
妊娠中にボロボロになっても、産休に入り仕事が出来なくなっても、夫や会社の暖かいサポートのおかげで現状を受け入れながら出産を迎えることができた。
なのに、仕事に向かう夫が今になって羨ましくて仕方がない。
私も、子供ができたからもっと仕事を頑張りますと、そういうことが言いたかった。
今まで積み重ねてきたものの延長線上で努力を重ねたかった。
男に産まれれば、こんな思いをしなくても、自分の子供に会うことができたんだろうか。
そんなことばかり考えてしまう。
母である喜びを感じられる日がいつか来ると、今はそれに縋るしかない。
http://anond.hatelabo.jp/20161212122854 を書いた者です。
しばらくして記事読んだら、存外にブクマされてて驚きました。こんなクソヤロウにも暖かいコメントをいただきありがとうございます……。
曰く、「悪口に聞こえるのは後ろめたいことをしているからだ」と。
それはそれで正しいのでしょう。客観的に見たら、私と彼女の交際をよく思わない方が多いかもしれません。
だから会いたくないのに。会えばどちらも嫌な思いするのに。それでも「家族だから」と強制してくる。
あと、殊更に「母親」を強調してきたことが気になりました。母親だから、心配だ、見捨てない、と。このご時世にありがたいことなのかもしれません。しかしアラサーにもなってここまで干渉されるとは思いませんでした。
母はある意味で正義の人で、自分の正義を貫く人でした。だから、「母親だから」「家族だから」と言われても、じゃあ僕の意見は?と思ってしまいます。守りたいのは私なのか、それとも、「母親であること」なのだろうか?