いまさらながらで申し訳ないが、決して馬鹿にしているわけではない。むしろ尊重するし、内容のないコミュニケーションを難なくこなしている人を尊敬すらしている。
内容のないコミュニケーションは、お互いにナイフを投げあってやり取りしているように見える。だから、「こう来たら、こう返して、・・・」と考えているようではナイフが刺さりまくって全身血だらけになってしまう。あるいは、投げ方をちょっと間違えただけで致命傷に近い傷を負わせてしまう。いや、正確には「追わせてしまったことがある」。
だから内容のないコミュニケーションが行われているときは、羨望がちょっとだけ混じった生暖かい目で眺めている。
「ほら、楽しいよ?」とか言ってこちらにナイフを投げるようなことは決してしないでほしいし、「どうした?投げてみ?」とか言わないでほしい。