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はてなキーワード: 検察とは

2016-12-23

戦争死刑

人を殺すことは罪になるのか?

罪になる殺人と罪にならない殺人の違いは一体何なのか?

罪にならない殺人存在していたとしても、殺されるときはどんな人でも苦しむだろう。

人を殺し、苦しみを与えることに、一体どんな価値があるのだろうか?

戦争死刑は、相似形になっている。

なぜ、アメリカ人日本人擁護したのか?

謎は深まるばかりである

ベン・ブルース・ブレイクニー - Wikipedia

ベン・ブルースブレイクニー(Ben Bruce Blakeney, 1908年 - 1963年3月4日)は、アメリカ合衆国陸軍軍人法律家東京裁判においては、東郷茂徳梅津美治郎弁護人を務めた。

開廷早々の管轄権問題では、国際法戦争に関する法規があることから戦争犯罪ではないと主張し、検察側立証段階では、有効な反対尋問を行った。

特に、弁護側反証段階の冒頭で、アメリカ原子爆弾投下問題をとりあげたことは有名である

1946年5月14日には、

戦争犯罪ではない。

戦争法規があることが戦争合法性を示す証拠である

戦争の開始、通告、戦闘方法終結を決める法規戦争自体非合法なら全く無意味である

国際法は、国家利益追及の為に行う戦争をこれまでに非合法と見做したことはない」

歴史を振り返ってみても、戦争計画遂行法廷において犯罪として裁かれた例はない。

我々は、この裁判で新しい法律を打ち立てようとする検察側の抱負承知している。

しかし、そういう試みこそが新しくより高い法の実現を妨げるのではないか

平和に対する罪”と名付けられた訴因は、故に当法廷より却下されねばならない」

国家行為である戦争個人責任を問うことは、法律的に誤りである

何故ならば、国際法国家に対して適用されるものであって、個人に対してではない。

個人に依る戦争行為という新しい犯罪をこの法廷で裁くのは誤りである

戦争での殺人は罪にならない。

それは殺人罪ではない。

戦争合法的からである

まり合法的人殺しである殺人行為正当化である

たとえ嫌悪すべき行為でも、犯罪としてその責任は問われなかった。

(以下の発言が始まると、チャーターで定められている筈の同時通訳が停止し、日本語速記録にもこの部分のみ「以下、通訳なし」としか記載されなかった)

キッド提督の死が真珠湾攻撃による殺人罪になるならば、我々は、広島原爆を投下した者の名を挙げることができる。

投下を計画した参謀長の名も承知している。

その国の元首名前承知している。

彼らは、殺人罪意識していたか?してはいまい。

我々もそう思う。

それは彼らの戦闘行為正義で、敵の行為不正義だからではなく、戦争自体犯罪ではないかである

何の罪科でいかなる証拠戦争による殺人違法なのか。

原爆を投下した者がいる。

この投下を計画し、その実行を命じ、これを黙認したものがいる。

その者達が裁いているのだ。

彼らも殺人者ではないか

発言

1947年3月3日にも、イギリスソ連パリ不戦条約違反を主張するとともに、原子爆弾は明らかにハーグ陸戦条約第四項が禁止する兵器だと指摘した。

そして、イギリスのアーサー・S・コミンズ・カー検察官が、

連合国がどんな武器使用しようと本審理にはなんらの関係もない」

と反駁したことに対し、日本はそれに対して報復する権利がある、と主張した。

更に、太平洋戦争段階の外交部門の主任を務めた山本熊一を証人に立たせて、「近衛手記」や野村吉三郎電報を駆使し、日本が日米交渉最後まで努力したことを立証しようとした。

また、米国議会真珠湾攻撃調査委員会での証言や、開戦当時諜報担当だったブラット陸軍大佐証人に立たせてアメリカ電報傍受の事実を指摘した。

裁判判決段階でも、少数意見朗読要請する弁論を提出した。

そして、裁判終了後は、ファーネスとともに、豊田副武海軍大将に対する裁判の弁護にあたった。

2016-10-09

刑法廃止すべき←感情論抜きで論破できる?

死刑抑止力にならないというのはよく聞く話だが懲役禁固抑止力があるという根拠ってあるんだろか?

死刑ですら犯罪減らす効果がないなら刑務所に入れることはもっと効果がなさそうに思うが

ひょっとして死刑と同様に犯罪者が憎いか復讐したいという応報感情以外に正当化できないんじゃないか

そもそも犯罪抑止のために刑罰必要ないなら刑務所どころか刑事裁判検察警察もいらないか治安悪化させずに税負担が減るわけで合理的に考えれば反対する理由がない気がする

2016-09-29

http://anond.hatelabo.jp/20160929221039

裁判官検事をやたら細かく区分しているくせに、福岡高裁判事都市部地裁判事より低いというあたり、裁判所検察については何も知らない人だな。地裁でも判事判事補か、部総括か否の方が重要だし、家裁存在無視してるし、所長や所長代行の存在を知らない。

2016-09-16

やまもといちろう記事は、背後の人間想像しながら読むべき

小池百合子都知事の件で山本一郎はズレた発言を繰り返して随分とツッコまれている

http://b.hatena.ne.jp/entry/bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20160915-00062196/

“ この件に関しては”などというコメントも見られるが、こういうのは別に今に始まったことではない。

既に指摘されているが、人権周りの分野でも非常に古い感覚を発揮して、AV女優問題なんかは記憶に新しい。

http://www.xn--n8jvce0l6c.com/entry/2016/06/15/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E4%B8%80%E9%83%8E%E3%80%81%E5%B8%82%E6%B0%91%E6%A8%A9%E5%BE%97%E3%81%99%E3%81%8E%E5%95%8F%E9%A1%8C

このあたりを見ると山本一郎の素の感覚はただのオッサンであることがわかるし、現代のオッサンが標準装備している“ 謝ったら死ぬ病” も当然のように持っている。

そうなれば、はてなを始めとするネット住民から評価が低くなりそうだが、何故かネット上での評価は異様に高い。

最近山本一郎が名を上げた事件といえばAppBank役員横領事件だ。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20160206-00054186/

上場時の調査不足の罪があるものの、横領のものAppBankが一応は被害者ではある。そこに「暴力団関与の疑い」とブチ上げることで、AppBankを一躍ネット社会の敵に仕立て上げた。

山本一郎は散々“どうして警察相談しないんだ”と、あたか暴力団関係がバレるから相談しないのだろうと詰め寄っていたが、実は既に検察に届け出ていたことが判明し、その後の調査でも暴力団の関与は報道されていない。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160913/k10010683541000.html

役員への強制捜査7月で9月に逮捕というのは随分と慎重に証拠を固めたようだが、暴力団情報マスコミ検察からも出てこない。またこの件に山本一郎は急に言及しなくなってしまった。

真相は2パターン考えられるだろう。

  1. 役員苦し紛れについたホラ話であった
  2. マックスむらいマスコミ検察の隅々に金をバラマキ買収することで言論統制し、山本一郎暴力団家族を脅され言及できない状態になってしまっている。なお暴力団予算は500万です足りるかバカ

こんな状況にも関わらず、AppBankを叩いたことを撤回する人間は本当に少ない。

さら山本一郎の名上げを1つ遡るならグラブガチャ事件だろうか。

http://www.4gamer.net/games/238/G023885/20160108049/

この記事面白いところは、1度も“ グラブルは確率操作している” とは言ってない点である。後半で確率操作に対してかなり文字を割いているが、“仮に確率操作しているゲームがあるなら” 詐欺とか返金とかの問題になりますよね、という一般的な話をしている。

散々グラブルの話をした後に、そういうの付け加えるのは意図的ものだろう。

そしてよく読まない読者の中ではそれが真実になり、拡散される。

http://blog.skky.jp/entry/2016/02/25/195556

グラブルは宣伝されていたガチャレア排出率と実際の確率が違ったか

こんな事実は無かったし、もちろんこのブログ撤回はしていない。

この件は消費者庁が動いたが、結果的問題がなかったことが確認されている。

http://this.kiji.is/111734236282963445

消費者庁が出現率の表示や設定を調査して「景品表示法違反は認められない」と結論付けたことが4日、関係者への取材で分かった。

調査の日だけ出現率をいじってるんだろ”みたいな意見もあったが、調査員が電話アポ取って当日会社に出向いて、サーバーをパカっと開いて、中にある“確率”とやらを、「ふむふむ、正常ですね」って見て帰ると思っているのだろうか。消費者庁ナメられすぎである。こういうのは返金騒動などに備えてログが残っているし、プラットフォーム通信社にも残っている。排出履歴簡単ランダムサンプリングウラが取れるから適当プレイヤーに直接確認するのが難しくない)、改竄するのは難しい。

数十万支払って特定キャラクターが出ないという話については、長期運用で毎月SSRを追加するせいでSSRの総数が150以上にまで増えており、3%のSSR排出設定(業界標準)では偏りが無くとも1種類のSSRあたり0.02%程度になってしまう。

人為的操作が無くとも、1種類だけ狙うと有り得る話であった。最初問題視されていたイベント排出も、公表通り他のSSRより確率が高くなっていたようだ。

事件とも、山本氏ネット民で不人気の対象を叩くことで、話に粗があってもネット民を味方につけ、検証時間がかかることで、真相が明らかになっても1度山本氏に味方してしまった住民は、謝ったら死ぬ病のために撤回できず、続報を無視するしかない、というカラクリになっている。

逆に言えば今回は、小池百合子がそれほどネットで不人気ではなかったことと、各所からツッコミが素早く行われてしまったという2点が山本一郎の誤算であった。

もし小池百合子が不人気で、問題ツッコミ時間がかかるものであれば、マックスむらいのごとくネット住民の叩きに乗じて“勝利”し、検証が出た頃には関係ないよという態度を取ることができただろう。

山本一郎氏は女性社会的弱者にこの手の人気の読み違えをしやすく、それは彼の周辺がそれらを下に見る感覚のオッサンで揃っているからであろう。人権に弱いと言われるのもこの感覚のズレが原因である。(つまり人権以外でもズレたことを言ってるがネット住民に気づかれないというだけ)

また、山本一郎タレコミを元に記事を書く。

もちろん新聞各社や雑誌社が当然にやっていることではあるが、普通なら信用におけないという情報でも山本一郎は1人の感覚で信用の判断を下してしまうため、自信満々にタレコミ元の情報に乗っかる。その自信満々が人気の秘訣となり、人気が出れば出るほど、世間自分情報を発信したい理由のある人間山本一郎の元に集まる。

これは非常に危うい。

雑誌社にそっぽを向かれたような怪しい情報ほど山本一郎を求めるし、山本一郎ポジショントークとなる。

AppBank事件ではタレコミ元は横領張本人の元役員のようだ。

山本一郎は彼を信じすぎたのだ。

長年スキだらけの横領を繰り返しても周囲を騙し通した元役員ならば、その説明説得力にあふれるものだったのだろう。男泣きでもしてみせたのかもしれない。さすがに途中でヤバいと気づいたのか「関係者証言事実であるとするならば」と記事に追記し、マックスむらいにツッコまれているが。

グラブガチャ事件でも、山本一郎が元々ソーシャルゲームコンサルタントだったという点を覚えておかなければならない。

今回の件で確率表記と上限設定を行ったグラブルに対して、モンスト、白猫、パズドラという競合上位に当たる主だったタイトルは未だ確率表記をせず、消費者庁への資料提出などもした情報が無い。1人あたりの課金額がグラブルより上のタイトルだってあると思われるのだが、山本一郎は奇妙なほど言及をしない。ソシャゲを毛嫌いするネット住民達は山本一手のひらで転がされ、別のソシャゲの後押しをした形になる。

もはや感嘆に値する。

当然、全てを山本氏意図してやっているわけではない。だが人間関係立場があり、巨大な自信と謝ったら死ぬ病を持ち、怪情報が舞い込んでくれば自然とそういう結果になる。

山本一郎発言のたびに、その後ろに情報元というものがあり、情報源情報だけでなく意図を持ち、その意見を受けて山本氏発言しているというのを意識するべきだ。

今回の小池百合子の件では、山本一郎の背後にどういった人物が居るのか想像するのは難しくはないだろう。

今後においても、注意した目で見ることは大切である

2016-07-06

http://anond.hatelabo.jp/20160706113541

横ですまんけど、俺が思うにはいかに次期政治の質を上げてもらうか、くらいが安全かつ確実に国民が出来ることだよ。そのためにこの選挙期間中、与野党党員支持団体公務員さん・周辺企業から膿をいっぱい出してもらわなくちゃ。

改憲護憲親米親中保守、どうなろうが辻褄が合っていればうまくやれるよ。

問題は、例の「仮免総理」みたいなそもそも政治をつかさどる質のない奴とか、検察を抱き込むパワーを臆面もなく行使する奴とかが政治中央邪魔することだよ。同じ与野党内に国賊がいるんもんだろう。国粋主義者否定したくなるだろうが、旧日本軍の中にも売国奴みたいなが結構中枢にいたと聞くよ。

2016-06-23

書評山田太郎『「表現の自由」の守り方』 (講談社 2016年

表現の自由、そしてコミケアニメ漫画などを守るために戦っていて、オタク層などに人気の参議院議員著作です。

読み方:プロローグは読まずに飛ばそう

プロローグ表現規制が強化された近未来世界を描いたディストピアSFです。

黒地に白文字のこのプロローグ一見しておどろおどろしい感じがして嫌だな、と感じたので初読時は飛ばしました。

本文を読んで山田太郎議員活動や考え方を理解してからプロローグを読んだ方が、おどろおどろしさに煽られずに冷静に本文を読めますし、作者の考え方、議論の仕方もよく分かるでしょう。

なお、作者は本文中では「コミケ/漫画/アニメ危機が迫っていた」「作者がこう頑張って危機回避した」というパターン記述を繰り返していますが、オープニングと本文も類似関係になっていることは、再読時にオープニングを読んで確認できました。

法的論点解説が怪しい

国会議員全員が法制全般に詳しい必要はありません。しかし、自分で専門と宣伝している分野については詳しくあって欲しいものですし、本を出すのであれば、専門家校正を受けて欲しいものです。

特に、本書は「コミケ/漫画/アニメ危機が迫っていた」「作者が頑張って危機回避した」というパターンを繰り返しますので、法的論点説明に疑問があると、「危機本当にあったのか」「作者のおかげで危機回避できたのは本当か」といった疑念が生じてしまますから法律部分の校正もっと丁寧にやって欲しかったと思います

違法捜査が行われると、無罪となると誤解している(80p)

日本では、「違法捜査が行われると有罪にできなくなる」というルールはありません。違法収集された証拠について、その違法が重大であれば、刑事裁判証拠として使用できなくなる、というルール違法収集証拠排除法則)がありますが、排除されるのは基本的に、重大な違法があったその証拠に限られます

本書で取り上げられた事件の例で言えば、仮にフィギュア押収に重大な違法があったと裁判所認定しても、フィギュア証拠に提出できなくなるだけで、肝心の児童ポルノ証拠として提出できますから有罪認定には何の問題も生じないのです。また、情状に関する証拠押収はある程度認められますからフィギュア押収違法かも微妙です。裁判所合法判断する可能性も十分あります

作者の「違法捜査と認められれば、容疑者有罪にできなくなる。今後は警察もこうした軽率な行動は控えるでしょう」という記述は的はずれですし、「警察に対して、相当強いプレッシャーを与えたはずです」というのは、説得力がありません。

親告罪説明おかし

著作権侵害非親告罪化について、「著作権保持者以外が告発しても、それだけで検察起訴できるように変えようとするもの」(90p)と述べていますが、これは不正確で、誤解を招く記述です。

そもそも、親告罪とは、「告訴がなければ公訴を提起することができない」一部の犯罪のことです。著作権侵害以外には、器物破損罪や強姦罪なども親告罪です。(なお、告訴がないとできないのは公訴の提起であり、告訴がなくても、捜査を行うことはできます告訴の見込みがない事件強制捜査を行うことはまず無いでしょうが

親告罪でなくなれば、他の犯罪窃盗罪とか、傷害罪とか)と同じように、「告訴がなくても公訴が提起できる」ようになるのであり、「著作権保持者以外の告発」は不要です。

作者は別の箇所で「刺し合い」の問題を提起(93p)していますので、そこに議論をつなげることを意識してあえて「著作権保持者以外の告発」という説明を入れたのかもしれません。しかし、読者の大半は親告罪の正確な意味を知らないでしょうから最初説明で「著作権保持者以外の告発」という親告罪であるか否かとは関係のない事項を持ち出すのは不適切です。

刑事民事区別せずに説明している

作者は非親告罪化と法定賠償金制度が組み合わさると、「二次創作の描き手が、非親告罪化により、著作権者でない人物から告発され、法定損害賠償制度によって、懲罰的意味合いを含む多額の賠償を命じられるようになる……」と述べます(92p)。

この書き方だと、著作権者でない人物から告発されると法定損害賠償制度によって多額の賠償を命じられるように読めます

しかし、仮に非親告罪化により、権利者の告訴なしで検察公訴を提起したとしても、それはあくま刑事事件であり、罰金を命じられることはあっても、損害賠償が命じられることはありません。権利者が民事事件自分から提起してはじめて、法定損害賠償制度に基づく賠償が命じられる可能性がでてくるのです。

非親告罪化により、著作権者でない人物から告発され」と「法定損害賠償制度によって、懲罰的意味合いを含む多額の賠償を命じられるようになる」のそれぞれで別個の問題を指摘しているのかもしれませんが、この書き方では誤解を招きます

大臣言葉には法律と同じだけの力がある(105p)?

大臣言葉にそんな力はありません。作者は比喩として言っているのでしょうが、どのような趣旨比喩なのか書いていないため、大臣発言にどのような力があると言おうとしているのか、理解が困難です。

国連の各種人権委員会の)「勧告」は強制力を持ち、国内法より優先されると解釈できる(126p)?

これは作者の独自説です。国際法視点からみても、国内法の視点からみても勧告には強制力はありませんし、日本政府もそう解釈してます

実際、日本は各種の人権委員会からたびたび勧告を受けてきていますが、そのほとんどに木で鼻をくくったような回答をして、事実上黙殺してきています

わいせつ規制に反対しない(133p)

作者は、国連特別報告者が「成人のポルノ表現の自由により全て許される」と述べたことに対し、「日本人一般に考えるわいせつ概念とは異なる」と反発しています。どうやら、作者は刑法によるわいせつ規制には反対してないようです。

さて、最高裁判例によれば、わいせつとは「徒に性欲を興奮又は刺激せしめ、且つ普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義に反するもの」を指します。よく誤解されていますが、性器が見えることは最高裁判例上は要件ではありません。

そして、刑法によるわいせつ規制は常に恣意的で、しばしば不合理なものです。例えば、女性アーティスト女性器の3Dスキャンデータという、常識的にはたいして「性欲を興奮又は刺激せしめ」るとも思えないもの摘発される一方、まさに「性欲を興奮又は刺激せしめ」ることに特化して作られたアダルトビデオコンビニで成人用雑誌付録として大量に販売されています

このような恣意的規制表現の自由に関する萎縮効果が甚だしいのではないかと私は思うのですが、作者はわいせつ規制問題には興味がないようです。作者がこれから作られるかもしれない規定が乱用されることかもしれないことについては敏感なのは表現の自由が萎縮しやす権利であることから理解できますしかし、すでにある規制恣意的運用されている問題には興味がなさそうなことには違和感がありました。

他の議員努力に触れない

参議院議員の中には、表現の自由について見識があったり、作者の問題提起に応えてくれる人が他にもきっといるのではないかと思うのですが、他の議員の話はほとんど出ません。まるで、参議院議員の中で表現の自由を守ろうと頑張っているのは作者だけで、作者が一人きりでとき政府与党と対決し、ときには協調して表現の自由危機対処しているかのようです。

表現の自由を守る議員を選びたい人にとっては、選挙区投票先を選ぶためにも国会議員の中で表現の自由を守ろうと頑張っている人の情報が欲しいと思うのではないかと思うのですが、この本はその役には立ちません。出版時には作者はどの政党出馬するかが決まっていなかったようなので、残念ながらそれは難しかったのかもしれません。

追記

誤字訂正メモ

成人の児童ポルノ

星海講談

2016-06-02

留置場入った日本死ね!!!

今年流行りのタイトルを使ったけど、一番悪いのは自分だということは自覚している。

はいえそれでも、言わせて欲しいことがある。

※これから書くことの幾つかの点は身バレを防ぐために、いくつかフェイクを入れてます

事件概要

俺が酒を飲み過ぎた。

店員口論になり、もみ合いになり怪我をさせてしまった。

相手病院に行き、俺はそのまま逮捕された。

11日間留置場で過ごし、略式裁判により10万円の罰金を命じられ即日納付。釈放された。

ちなみに事件についての記憶はまったく覚えていないのだが、容疑については認めている。

相手の怪我は全治3日。

弁護士を通じて、謝罪示談の交渉をおこなったが、成立しなかった。

刑事手続の流れや留置場での生活についての説明がない

捕まって留置場に入れられるが、説明が一切ない。

  • 地検に行ってなにするの?
  • 勾留請求ってなに?
  • 家族には何か連絡いっているの?
  • 弁護士はいつ呼べるの?
  • 外部に連絡するにはどうしたらいいの?

留置場にいる警察も、検事もそんな質問はいちいち答えてくれない。

場合によってはうるさいと一喝されるだけ。

同室の人に聞くしかない。

こうしてくれ!

勾留期間が長すぎる

俺が勾留されたのは11日間だが、だいたいの人は23勾留されるらしい。(勾留できる上限が23日。再逮捕などでもっと伸びることも。警察だか検察だか知らないが、とりあえず長めに勾留しとこうぜというスタンス)

捜査や取り調べをするのに、どうしてもそんだけの期間勾留しなければいけないのであれば、まあ理解できる。

が実際はそうではない。

俺の場合、その間に行われた刑事からの取り調べは1回で、1.5時間くらい。

検事からの取り調べ1時間ほど(勾留質問含む)

裁判官から質問10分程度。

もちろんそれ以外にも被害者に話を聞いたり、防犯カメラ画像確認したりあったんだろうけど、そんなに日数いらないでしょ。

いろいろ手続きがあったり、忙しいのは分かるけどもっと迅速にやれないものか。

とりあえず法律が許す範囲勾留しておこうぜ的なノリなんじゃないか

その結果、被疑者仕事や、交友関係を失ったりするリスクに対してはまったく考慮されていない。

この段階ではまだ被疑者であって、犯罪者ではない。裁判所からくだされる刑以外の罰(仕事や友人を失う経済的社会的な罰、11間人権を制限される罰)は最小になるような仕組みを目指すべきではないか

必要以上に追い込むのは再犯防止観点からもまずいと思うんだよね。

ちなみに他の先進国場合、2,3日くらいらしいですね。

http://blogs.yahoo.co.jp/konan119269/30893012.html

俺が入ってから出るまでスケジュール

  • 初日 何もなし
  • 2日目 地検(20分)
  • 3日目 地裁(5分)
  • 4日目 何もなし
  • 5日目 何もなし
  • 6日目 何もなし
  • 7日目 刑事取り調べ(90分)
  • 8日目 地検(30分)
  • 9日目 何もなし
  • 10日目 何もなし
  • 11日目 釈放

何もなしの期間は、一日中本を読むか同室の人と雑談をするくらいしかやることはない。

こうしてくれ!

地検地裁拘束時間が長すぎる

留置所から地検地裁に呼び出されることがある。

その場合護送車で地検に向かうことになるのだが、実際に検事裁判官と話すのはたった30分程度。

そのために朝の8時から18時ごろまで手錠をかけられ拘束される。(食事時間トイレ大をする時だけ片手錠)

座らされるのは木製直角の長椅子。不必要に立ったりすることはもちろん、他の人と話すことは固く禁じられている。

まさに拷問

それに比べると刑事の取り調べは拘束時間も短いし、お茶くれたりするので楽。

こうしてくれ!

外部との連絡

手紙の他に外部に連絡する手段がない。手紙相手の住所を覚えていないとだめ。

それと、3日目に地裁に行ったタイミングで、「xxxさんは勾留されています」という電話を一箇所にだけしてくれるんだが、この時も相手電話番号記憶していないとダメ

携帯電話に記録してるだけではダメ。(携帯電話は取り上げられるので参照できない)

今の時代、いちいち電話番号とか覚えてないよね。

俺も覚えていなかったので、誰にも連絡できなかった。。

例外として、逮捕された直後から弁護士を呼ぶことができるので、弁護士経由で連絡してもらうことは可能。(弁護士携帯電話を宅下げし、電話してもらう)

もちろんそんな方法は誰も教えてくれないので、後から知った。

俺の親と友人は、急に連絡ができなくなった俺のことをものすごく心配してくれたらしい。

連絡がとれなくなって3日目になり、失踪届を警察に出しに行った所、別の署に捕まっているということが判明したのこと。

その時の心情は複雑だったろうけど、正直生きていることがわかってほっとしたと言っていた。

こうしてくれ!

トイレ(大)

俺は下痢気味である

普段は1日3回くらいトイレに行く。

しか留置場にいる間は1日一回に抑えるようにしていた。

なぜなら留置場トイレには紙がない。

大をしたい場合は、その都度鉄格子の向こうに向かって大声で「すいませーん、5室、カンチリくださーい」と叫ばないといけない。

さらトイレは完全な個室ではない。

西部劇のバーの扉よりちょっとばかり隙間のない扉があるだけである

当然、防音性、防臭性は低い。

音と匂いが部屋に広がらないように、水を流しながらクソをする必要がある。

部屋にいる他の人に気を使いながらクソをするのは、下痢気味であると同時に、恥ずかしがり屋の俺にはかなりつらい体験だった。

ちなみに地検は完全に西部劇の扉なので、留置場よりもさらに劣悪。

地裁は完全な個室なのでおすすめ

そんなわけで、留置場にいる間は常にクソを我慢しているような状態だった

こうしてくれ!

外国人に対する配慮がない

刑事検察の取り調べなんかには通訳がついたりするようなんだけど、逆に言うとそれ以外の点では一切考慮されていない

今までにも書いたとおり、警察検察から行われる説明日本語でも最小限だ。(最小限以下ともいえる)

まして、英語での説明なんて皆無。

留置場での生活に関してもそうだし。検察に送られる時なんかもなんの説明もない。

いきなり呼ばれて、手錠をかけられて、縄で繋がれて、バスに詰め込まれる彼らの不安ってどのくらいだろう。

地検にいる時、外国人警察英語質問している場面に遭遇したことがある。

それに対して警察は「ここは日本なんだから日本語をしゃべれと」どなっているだけだった。

俺はある程度彼が言っていることがわかったので、通訳をしてあげようと声をかけたところ、「うるさい、黙ってろ!」と一喝された。(地検の中ではしゃべることが許されていない)

観光客2000万人を目指す国がこんな有様でいいのか。

あと留置場から手紙を書くことができるんだけど、外国語でのやりとり一切ダメ

面会の時も外国語で会話するのはダメ

警察理解できないからwww

こうしてくれ!

その他

他にも

などなどいろいろあるけど、キリがない。

そしてそれは望み過ぎな気もするのでこの辺にしておきます

修正履歴

2016-05-13

東京五輪消滅”の危機か…!?日本政府国際陸連会長に2億円ワイロ

12日、フランス検察当局公表した内容。

それによると2013年の7月と10月の2回、「東京五輪招致」の名目で当時国際オリンピック

委員会IOC委員だった国際陸連のラミン・ディアク前会長の息子が関係する銀行口座に、

「東京」から計2億2300万円が振り込まれていたとのこと。

http://blog.livedoor.jp/aokichanyon444/archives/55509873.html


東京五輪招致使途不明金18億円…書類も紛失

怪しすぎrrr

2016-02-25

99.9%有罪日本だけ

日本無能警察検察局の人間全員減棒にならんかな

冤罪だった時は全員降格にすべきだわ

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301482.png

2016-02-09

http://anond.hatelabo.jp/20160208230019

冤罪事件って司法とか検察とかの領域でしょ?

一般女性に何をしろと?

取り調べの可視化とか、電車内の監視カメラ要望するとか?

それだったら既にしている女性もいるけど。

2016-01-16

ジャニーズ崩壊シナリオ

なんかこう、「SMAP反省して後悔して土下座している」みたいな話題を、ジャニーズ広報一生懸命リークしているのを見ると、苛立つものが有る。

構造的には、検察マスコミにリークして世論操作しようとするのと同じなのだろう。とても日本的で、とても老害的だ。

だが、マスコミときジャニーズ大奥に逆らえそうな気配は全くない。所詮、人気商売。金を落としうるステークホルダー意図は切れないのだろう。高度に進化した日本的資本主義社会主義区別が出来ないという奴だ。

利害関係のないネット民とお手製ニュースあたりは騒ぐだろうが、所詮井の中の蛙。まとめニュースから上手い汁を吸おうとするマスコミの二流記者でも経由しないと、「一般」の世の中には波及しないので、オリンピックエンブレムのような展開にはなりそうにない。

ジャニーズが持て余す可能性があるとすれば、SMAPが影響力を持つアジア圏のマスコミニュースをだだ漏れして、その情報逆輸入されてしまった場合だろう。マスコミ民族海外メディアには弱い。要するに黒船システム幕末からまり国家構造進化していないと言える。

そう言うわけで、SMAP関係者の諸子が本気でジャニーズを潰して生き残る覚悟が有る場合には、ひたすらメリー様のインサイダー情報海外情報を流す事をお勧めする次第である情報の足が遅いので良い戦略とは言いづらいが、メリー様と刺し違える事の出来そうなシナリオはコレくらいしか思いつかない。

2015-12-29

過去の不起訴案件まで有罪認定してる馬鹿なんなの?

キンコン高橋窃盗逮捕されただろ。

そんで高橋は何年か前に痴漢容疑で不起訴になってるんだよ。

起訴意味分かるか?

検察公判を維持出来ないと判断したって事なんだよ。

でもお前らはその事まで有罪だったみたいな論調だろ?

正直アホかと。

日本から差別イジメが無くならないはずだわ。

これじゃあずっと賠償を求めてるどっかの国と変わらんだろ。

もっと物事を冷静に見ろ。

2015-09-29

チェルノブイリフクシマ政府対応を比べた結果wwwwwwwwwwwww

チェルノブイリ事故後の対応 →敵国にまで情報公開支援要請

チェルノブイリ事故責任者 →禁固刑

チェルノブイリ事故の処理作業員 →国家英雄として勲章と恩給

チェルノブイリ事故汚染地域 →住民強制移住、立入り禁止再就職斡旋

チェルノブイリ事故汚染食品 →大量廃棄し、住民安全食品配給

フクシマ事故後の対応 →東電が抵抗、首相が怒鳴らないと動かず

フクシマ事故責任者 →ほぼ全員天下り検察勝手に不起訴

フクシマ事故の処理作業員 →ワープア中間搾取死亡事故も多発

フクシマ事故汚染地域 →高レベル地域以外は居住継続か帰還へ、支援は早期打切り

フクシマ事故汚染食品 →「食べて応援」、低線量だからと出荷、禁輸する国をWTO提訴

2015-09-22

ボツ

結局一ノ瀬はじめはなぜ今まで動かなかったの?神まどか物理的に超越者になってしまったのであるとすると、この作品の一ノ瀬はじめは、物理的には同じ地平にいながら、一人だけ他の人とレイヤーが違ってしまっているような印象を与える。「争いは同じレベルの相手でしか発生しない」。これは低いレベル同士で争っているもの同士をや揶揄するときに多用される言葉だが、はじめちゃんの場合は逆に視点が高すぎる印象を与える。彼女は争いには参加しない。自分の答えを言わないし、できるだけ他の人に考えさせて答えを出させようとする。まるでディベートにおける進行係、あるいは裁判において弁護士検察を見守る裁判官もっといえばゲーム審判のような役割。爾乃美家累と鈴木理詰夢の意見の対立は(理詰なのに夢という文字を含む名前がすごく好き)ははじめちゃんからするとまさにそういうものだったと思う。 どちらかが一方的に正しいわけではない。そもそも全面的に間違ってる意見論破するだけの話は議論とは言わない。だから自分では答えを言わずに見守る。興味深いのは、別に物語の設定としてそういう役割が決まっているわけではないはずなのに、二期のはじめちゃんは最初からこういう役割を明確に自覚して振舞っているということ。一期ではそれなりに能動的に動いていた。少なくともまだプレイヤーだった。二期は完全に審判役であり、ディベートの進行に深刻なエラーが起きないかぎりは、明らかにプレイヤーとは一線を画してた立ち位置を維持している。誰か他にプレイヤーがいるのであれば、はじめは動かない。このあたりなんでなんでしょうね。自分の内側にある「ベルク・カッツェ」という存在を抑えこむだけで精一杯とかそういう話だけではないだろう。下手に己の意見を述べると、ベルク・カッツェに逆をとられる、とかそういう話はまだ出てきていない。(このあたりは13話において、はじめがベルク・カッツェを取り込んだ時のやり取りをもう一回見直さないとなー)ではなぜ今、このタイミングで動き始めたのか?「これは今までで一番強い敵っす。倒すことは出来ないかもしれないっすけど気づかせることはできるっす」という言葉があるが

2015-08-05

http://anond.hatelabo.jp/20150805122307

質問1:「私は千葉県に住む19歳の大学生です。

(中略)

質問2:「最終的には真剣な交際だったと認められて無罪になったのですが、『大学生女子高生と淫行で逮捕』という記事名前が全国に報道されてしまいました。私の就職に影響しますか?」

そもそも実名報道されないのでは。

 

それは置いといて、もっと極端な例を出した方が良いと思う。

40歳男と14歳女、とか。あとは、年齢のみで区別するべき。16歳にも女子高生無職も居る訳で、属性解釈が変わるのはおかしな話になる。

さて、この例では大抵の人間が「アウトだろアウト」とうらやま私刑理論を展開する訳で、更に保護者被害届を出して別れさせる手段も行う事がある。

報道されるというのは大抵このパターンで、本人達にはたまったものではないが、法律条令に則って警察被疑者逮捕する。

なお、警察は全ての案件報道機関に伝える義務は無いので「(どう考えても不起訴というような)案件として微妙」という物はスルーする事がある。

 

焦点は「その辺でナンパして」とか「若いのと一発目的」といった姦淫が目的なのか、「極普通にお付き合いしてその先に。」という事だったのかになる。

条例運用でも「真摯な付き合いか」どうかが問題になっているところが多い。

 

番手っ取り早いのが物的証拠になる訳で、警察側はさっさと処理する為に「やりました」という証拠任意提出させる方向で集める。

それだと被疑者側がただの馬鹿になるので被疑者側も相応の証拠を提出する事ができる。

ただ、提出した証拠が全て検察に回るわけでは無いので不利な証拠は無かった事にされる事がある。

後は弁護士をちゃんと用意して、弁護士経由で検察側に「どう考えても普通に付き合ってるだけだし、これで被疑者前科付けたら被害者悲しむんじゃないですか?ねえ?」と物的証拠を添えて訴えていく。

検察はしっかり法に則って判断をするので、真摯に付き合っている物的証拠が大量に有れば不起訴になる。

ちなみに「真摯な付き合い=結婚を前提」「親公認」と思う人間も多いが、誰が見ても「この二人は交際している」という意味であって、結婚する意志や親の意見問題にならない。真摯であっても別れるときは別れるでしょ。という事。

 

長々とどうでも良い事を書いたが、警察は疑いがあれば捕まえに来る仕事をしているし、検察裁判所は法や条例判例をなぞりながら運用する仕事をしている。

爆発しろとは思うけど、うらやま私刑されるパターンの付き合いなら、お互いの未来の為にも色々な所に行って思い出の品や思い出そのものを沢山作っておくと良い。

まりたくないと思うなら、ちょっと我慢しよう。

 

色々なものからの知見を記したが、そもそも何だっけ?

解釈は色々だけど判例に沿ってるってオチを付ければいいか。

16歳で婚姻可能なのに、17歳まで含んでいる法律おかしいと言えばおかしい。そういう変な所があるから条令が出来ているというのも現状なのね。

2015-07-31

今日思いついた陰謀論

ホリエモン実刑になった理由東大法の権威を守るため

Winny開発者逮捕東大法の権威を守るため、学閥内の粛清ってやつ

東芝無罪検察エリート様の指示に従った

原発爆発は天災か?→実際は古いアメリカ製原発を偉い人の都合で先送りにされた人災、菅元総理は座っているだけで政治的に楽勝だった

理研幹細胞は女が悪いか?→女をネガキャンすればするほど裏があるのがあぶりだされ、理研エリート理研で首をつらされた

安保関連の茶番公明党下野させるのが一番簡単だが、インフレターゲットとセットなので茶番をやってガス抜き以外どうしろ・・・国立話題そらしだろうな・・・

宮崎駿基地問題→本当は安保拡大解釈に反対なのだが口止めされて妥協点として基地問題に反対したのだろう・・・

言いたいこともいえない世の中じゃ・・・インボウロン

Winnyという単語を久々に聞いて一考したこと

もうだいぶ前になるが、Winnyというファイル共有ソフトネットで話題になったことがあった。

著作権を無視して映画ドラマゲームソフトなどをダウンロードできるということでそのソフトはまたたく間に日本中に普及していった。そういった中、ファイル共有の中でそういった著作物騙り、実際にダウンロードしてみると実はウイルスでしたー!という現象が徐々に発生していき、最終的に著作権問題以前にWinnyインストールを非推奨とするソフトウェアとして認知されていった。

最終的にWinny開発者は逮捕された。記憶に残っている人もたくさんおられると思う。

ここで僕が思ったのはなぜ製作者は逮捕されたのだろうということである

話は少し変わるが、Winnyというソフトウェアは当時技術的にはとても素晴らしい手法を使っていて注目された。当時のファイル共有方法といえば、ファイルサーバーを立ててそこにクライアントアクセスするという「クライアントサーバー」が主流だった。その中、Winnyは「ピアツーピア」という技術を使い、サーバーは使わず、PC同士が数珠つなぎのネットワーク形成するという画期的な共有方法をとっていた。

クライアントサーバータイプでは、サーバーアクセスするクライアントごとにセッション形成されるので、基本的に「自分ダウンロードしたファイルしかキャッシュ(一時ファイル化)されなかった。一度ダウンロードしたことのあるファイルは、前回よりも早くダウンロードできるということであるしかし、Winnyが用いた「ピアツーピア方式はPC同士が数珠つなぎでネットワーク形成しているため、自分以外の人がダウンロードしたファイルキャッシュを利用して高速なダウンロードをすることができた。

これを例えばTSUTAYAのようなレンタルDVDショップに置き換えて説明すると少しわかりやすくなるかもしれない。

クライアントサーバータイプのものは、自分が例えばエヴァのDVDが見たい!と思ったら、そのままTSUTAYAに行って借りる方法である。行くところは全国に展開されている店舗ではあるが、基本的TSUTAYAという屋号の店に行かなければならない。たまたま近所に店があるなら得ではあるが、もし車で行かないといけないような田舎に住んでいる人はちょっと行くのが大変になる。

これに対して、「ピアツーピアタイプのものエヴァのDVDが見たい!と思ったら、TSUTAYAには行かずに「自分の家の近所にエヴァのDVDを持っている人がいないか探す方法」である。家があれば、とりあえず候補になる。運良く持っている人がいれば、TSUTAYAに行かずともDVDを見ることができる。

さらにこの手法のいいところは、例えばそのDVDが発売されたばかりとかテレビ話題になったりとかで多くの人が借りていた場合である。「クライアントサーバータイプだと、借りる人が多いほど貸し出し中のDVDが多いことになりなかなか借りるのに苦労する。対して「ピアツーピアタイプ場合だと、人気なんだから近所の家で持ってる人がいる確率が上がり、結果的に借りれる可能性がアップするのである

ピアツーピア自体技術は古くから存在していたが、これをファイル共有の手法として利用したのが画期的であり、ネットユーザーは感心した。しかし、これは逆にファイルの共有が蔓延しやすくなることを孕んでおり、なおかつサーバーがないのでアクセスログが残らず、パケットの流れを解析するのが少し大変になる(無理になるわけではない)。

結果的Winnyは様々なウイルスネットワークにばら撒く媒介になってしまった。

なおかつ、一度ネットワークに流れたデータを回収するのが困難になり、著作物をタダで手に入れられる環境が出来上がってしまったのである

話を本題に戻すが、この一連の事件で「悪いのは一体誰か?」という疑問が残る。結果的には開発者は逮捕されてしまった。だが、このソフトウェアは使ってはいけない危険ソフトなのだろうか。使い方を誤れば、確かに危険ツールであることは間違いないのであるが、これは包丁などと似ていて、使い方を間違えなければとても良いツールである。包丁は料理に欠かせない、料理人商売道具であると同時に、人に対して使えば簡単に殺すことも出来てしまう凶器にもなる。勿論、ツールを生み出した人間はどのように使うのが正しい方法で、どのように使うのが間違った方法なのか、説明する責任はある。それを怠ってはいけない。が、最終的には使用者がどう使うか、といったところに照準が向くべきだと思う。

最近の世の中では、何か事件が起こったら(偉い人たちの都合が悪くならない物は)すぐにそれを規制しようという動きが起こる。

格闘ゲームをやっていた人間が人を殺してしまえば、ゲームのせいにされる。

少々残酷描写があるアニメを見た人間が事件を起こせば、そのアニメのせいにされる。

ドローンを使って危険物首相官邸に持ち込んだ人間がいたら、ドローンのせいにされる。

ファイル共有している人間が著作権違反を起こせば、共有ソフトのせいにされる。

大事なのは正しい知識をつけることであり、物事を判断できるように教えることなんじゃないのかと思う。ゲームアニメのせいにしてる大人たちを見ると、

「我々は子どもたちにテレビゲーム現実は違うんだよという教育らすることができないので、もういっそテレビゲームのせいにしてしまったほうが教育放棄できて楽」

と言っているように見えてしまう。

勿論、場合によってはそのものを規制することが良い場合もあるかもしれないが、最初からそう決めつけるのは違うように思う。

我が国では、飲酒運転を起こすと罰せられるのは「運転者」であるお酒販売者製造者が逮捕されることはない。これって当たり前なんじゃないかと思う。だって悪いのはお酒ではなく、お酒を飲んでいるのにも関わらず「運転しちゃえ」と軽はずみに思った人間だからだ。だから司法は運転者を罰し、本人だけでなく世の中の人たちに教育することで再発を防ぐ。

きっと、お酒を規制しよう!ってなったら全国の関係各所の大人たちが次々に反対するだろう。

僕はこの反対勢力が少ないもの(例えばアニメとかファイル共有ソフトとか)が、規制される対象になるんじゃないか、と最近思う。ようは大人の都合が悪いものは規制されず、大して影響がないものは「規制しちゃえ!」ってなるんじゃないかと。

世知辛い世の中だ。




追記:

みなさんこんなエントリーに多数のご意見ありがとうございます。ご指摘や批判コメント一つずつ目を通してます

まず、自分増田エントリーを書くのが今回はじめてで、自分の文章能力の低さを反省してますすみません

と同時にもうちょっと調べてから書けばよかったと思いました。

自分の中にある「知識」と「思い」だけで勢いに任せて書いた結果、

みなさんが読んだら「いやいやいや、なんでお前そんな無知なんだ」

となったんだと思います。もう少し勉強し直します

人の話をする前に、まず自分の教養をつけろよって話ですね。

たくさんコメント頂いてありがとうございます

勉強し直すいい機会になりました。

あと、僕がこのエントリーで言いたかったことは、

Winnyは良かったよね」とか「ファイル共有ソフトの良さを考えよう!」

いう話ではありません。何かしらのツールを使った事件が起きた時に、

まず問題にするべきはその「ツール」ではなく、それを使っていた人の

罪や良識を問うべきではないか、と言いたかったのです。

ひいては犯人がその良識を判断できなかったとしても、

教育をしていれば未然に防げたのではないかということです。

我々人間は愚かな部分も多分にあるかもしれませんが、

考えて、理解することができる生き物です。

その考えて、理解する努力を怠ることが

そもそも愚かなのではないかと思っているわけです。

(ちょといい方が飛躍しているかもしれません)

ただ、自分の文章を読み返してみると、勘違いを生む書き方をしてるように感じられるのは事実です。

もう少し、文章の書き方を考えようと思いました。

少なくとも、通信技術の話に触れる必要はなかったかと思っています

以下、頂いたコメントに対して補足させていただきます

僕の中でももう一度考えなおすいい機会になっています

随時追加いければと思います


Winnyの良さを再考したいならなんで挙げる例がアウトなものなのか。包丁は規制を越える刃渡りの物は製造も所持も共に違法。

→確かに例えが適してなかったかもしれません。ただ、銃刀法に則って許可を得た人・企業なら問題ないかと思います

これは、「扱う資格のある(=正しい使い方と危険性などのリスクを理解している)人間に対してだったら問題ありませんよ」

ということなので、正しく扱えるのであれば問題ないのではないかと思っています


開発者金子氏は無罪判決だったはず。

→たとえ無罪を勝ち取ったとしても、警察に逮捕され検察に起訴された時点で

 法律違法性があると判断されたわけです。社会的にも悪だという烙印を押されてしまったわけです。

 逮捕された時点でその人の人生に影響が出てしまうのは事実です。無罪だったか問題ない、

 とは思ってはいません


BitTorrent は使われているじゃないか

→仰るとおりです。自分も存じておりますピアツーピア技術は今も生きています

 自分LinuxディストリビューションをよくダウンロードするのでFTPの回線が遅い時は使うこともあります

 僕は上記でも述べましたが、ピアツーピアについてもう一度考えよう!といった思いで書いたわけではないので

 BitTorrentを無視したりする意図はありませんでした。申し訳ございません。


・あとネットランナーみたいな割れをコンビニ本棚に引っ張りだした幇助メディアも裁かれるべき

→たしかにこれは自分も思います。世の中で違法行為を推奨する(かのように勘違いさせる)行為があれば、

 罪の意識が生まれずに過ちを犯す可能性は高まってしまうかもしれません。


・世の中には、銃を作る企業を「軍需産業だ」「死の商人だ」と糾弾し、そこに勤める人を「人殺し」と石を投げつける「自称・平和主義者」が大勢いる

兵器は争いの道具である以上、人を殺す目的で使われますよね。そこに使う意志があろうがなかろうが、存在するだけで叩かれます

 一方、企業存在するということは需要があるということです。戦争があるから兵器が作られるのか、兵器があるから戦争が起こるのか。

 なかなか難しい問題ではあります自分もこの戦争という件に関しては簡単に答えを出せない気がしています

 ただ、その石を投げる人たちには、たとえ兵器存在しても使う人間がいなければ被害は起きないということを言いたいですよね。

 もちろん、理想論であることはわかっています


金子さんは無罪だったけど、ああい見せしめ逮捕って中世っぽいよなぁ

 →彼が見せしめで逮捕されたかどうかはわかりませんが、ソフト開発者が逮捕されたのは確か初めてのケースだったと思います

 前例ができたことで、世の中が変化したのは事実だと思います


・君子危うきに近寄らず?

→それもひとつの方法だと思います。ただ、近寄らないとその物事の輪郭しかわからず、本質をしるためには、

 やはり理解をする必要があると思っています


・包丁は、100人が使って98人が人を刺したりしない。Winnyは、100人が使って98人は著作権侵害してた。包丁は殺人目的で作られていない。Winny開発者の発言から明らかなように著作権侵害目的で作られてる

→これは確かに仰るとおりかもしれません。開発者が明らかな悪意をもっていたかどうかで、この事件意味が変わってくると思います

 そう思うと自分の考えは浅はかだったのかもしれません。


ピアツーピアは「共有者が突き止められない技術」だった

→確かにその一面は大きかったかもしれません。しかし、負荷分散パケットの共有という面もあったのは事実だと思います


・包丁との違いは「便利なんだけどあまりにも悪用しやすすぎて、そっちが目的で作られたんじゃないかと邪推せざるを得ない」というあたりか。焼肉屋でこっそり出てくる「焼いて食べる用の生レバー」みたいな

→そのたとえ、的を得いるかもしれません。確かに、ツール見方がそう捉えざるを得ない場合ツールのものに何かしらの規制をかける必要があると思います

 同時に、邪推しないようなツール布教をする方法も考える必要があると思っています


最近は運転者に酒を提供した店側も罰せられるようになってなかったっけ

はい、そのとおりです。ですが、それは運転する可能性を理解していたにもかかわらず提供した場合であって、

 その店が業務として酒類提供している事自体が罪に問われるわけではありません。


・人を最も殺しているのはゲームでもアニメでもなく銃と酒である。真っ先に規制すべき。

→そのように決めつける前に、正しい使い方や考え方を広めていくことが大事だと言いたいわけです。


・もうそれ10年前に語り尽くされてると思う

すみません。そうです。何番煎じかわかりません。でもふと思ったので書いてみました。


・p2pで共有したいデータが違法なもんしかないんでないかい

→確かに。一理ありますね。利用者がそのツールを利用しようと思うきっかけを多分にはらんでいるのは事実です。

 しかし、それをすることが犯罪だ、という意識を根付かせることができれば、防げる可能性もあります

 もちろん、理想論なのはわかっています。でもその理想論チャレンジしてほしいと思ってしまうのです。


・懐かしい話題の割に論点が無茶苦茶お酒を勝手に自宅で作ることが禁じられているけれど、Winnyさらにたちが悪いから規制されて当然

すみません。論点が不明瞭な文章を書いたのは自分責任です。

 お酒作成は禁じられてはいますが、認可を受けた企業は製造を許されてしています

 正しい扱い方を理解し、注意している人間は何も問題ないのではないかと思います

 Winnyも、正しい扱い方を理解できている人間が使用すれば、規制される必要もないと思います


開発者WinMXなど目指して2chねらー向けとして提供したものだったんだから、包丁を料理人じゃなくてヤクザ集団に優先的に提供したものだとは思うよ。有罪無罪かはともかく、P2Pの評判はそりゃ地に落ちるよなあと。

→それは確かに・・・。おっしゃる通りかもしれません。技術自体に悪はないものの、元から悪としてしようする目的が開発時にあれば、

 開発者は罪を犯していると考えられます。罰せられるべきですね。勉強不足でした。

 ただこの場合、一方でヤクザ料理人に変える動きも大事ではないかと思います


・それはそうと、ピア・ツー・ピア方式で共有したいコンテンツ著作権からまないものなんてあるのー?社内だと共有フォルダクラウドで充分だし。

→今でこそ、通信速度が早くなってきてはいますが、当時はまだ早いと言ってもADSL程度。その細い回線の中で、どれだけ効率的ファイルを共有するか、

 といった方向で考えられたのがあのツールなのではないかと思っています。確かに、今の世の中だとクラウドサービス活用することで

 合法ファイル共有する方法は、安全で敷居も低い行為だと思われます


・当時適法前提だと不特定多数で巨大なファイル効率的に共有するって需要自体が少なかったんだよね。無償OS配布とかくらい?

→そうですね。あとは再配布可能ののゲームソフトとかでしょうか。


・守りたいものがある時は天下りをご活用くださいというエコシステム

社会を変えようと思ったら、現実問題として意見を主張するだけではダメだということですよね。肝に銘じます


・「銃を作る企業に罪はない!」がスターを集めるとは。。なんともナイーブ

→そう言われると、確かに自分の中でも少し考えなければいけないなと思います


・10年以上前からある議論がなぜ急に

すみません。急に思いたったので増田に書き込んでみました。


Winnyを包丁に例える人が居るけど、これは違法DL用に作成されたソフト(2chのDL板発)であるため、単純所有が違法な日本刀などに例えるべき案件なのだ

→なるほど。助言ありがとうございます。つまり日本刀を簡単に集められる闇市場が手の届くところに存在していたしたことにも問題があるのではないかということですよね。

 それはたしかにそうかもしれません。少し考えを改めます


WinnyWinMXという違法なファイル共有が蔓延していたアプリからつけられた名前ですよ。つまり作者ははじめからP2Pによって違法なファイル共有がされることを認識した上で開発していたのです。

→やはりそこが論点になってきますよね。作者に悪意があれば、たしかにそれは罪ですね。同時に、使用者が違法である認識を持っていないとさら自体は悪くなりますものね。


・個人撮影のポルノ動画の交換に使うなら問題ないわけで

→またそれは別の意味違法性があると思うのですが・・・


高校生の作文のようなひどい文章

申し訳ありません。自分でも文章能力はないと思います


ピアツーピア著作権管理の機能乗せたらいいんじゃね

→たしかにそれはひとつの方法としてありだと思います。正しい使い方をする分には自由に使ってもいいが、

 違法な使い方をすると注意を促し未然に防止する。ツールを使いながら、犯罪の防止と法律の啓蒙ができるわけですね。


・なんか、最後の方は割ともっともなことを言おうとしてるんだけど、真ん中あたりのたとえで台無しもいいところだな

→それ自分でも読み返して思いました。ちょっと脇道にそれすぎたと反省しています


社会構造として、新しいテクノロジーについていけないおじいちゃんたちが世の中決めてるから仕方ない

→だからこそ、我々は進化したテクノロジーを理解してもらうように努める必要もあると思っています


無知なのか事実を曲げたいのか・・・

すみません無知な部分がありました。


・長さの割に薄い。事故を誘発しやすい道具・コントロール不能なインフラの流通は立派な罪だし、”犯罪や事故設計で防止せよ”は十分エキサイティングチャレンジ。そもWinny自体は規制されてないだろ。

→薄い文章ですみません。文章を書くときは今後注意します。確かに、リスクを考えるとそのものを規制するほうがコストは安いと思うんですよね。

 でもそれを繰り返してしまうとどんどん我々は馬鹿になっていくような気がしてるんです。思考停止に陥るといいいますか。

 規制されてる、されてない、ではなく、規制しようという動きをするまえに他にやり方がないかを考えることも大事だと思います

 その結果、やはりそのものを規制するやり方を取らざるをえない場合は、致し方無いと思っています


・もう少し大人になって世の中を広く見て、モノゴトの進め方っていうのを学べばいいと思う

→そ

2015-07-30

http://anond.hatelabo.jp/20150730165314

片山祐輔については、あの時点では証拠不十分であり、また検察の行動に疑問点が多かったのは事実だよ。

結果論であれらを肯定しちゃいかんでしょ。

2015-06-18

この記事に寄せて尊厳死がどうこう言ってる連中

93歳「今も妻を愛してる」 嘱託殺人罪に問われ公判

 93歳の夫が体の痛みを訴えていた妻に頼まれ殺害したとして、嘱託殺人の罪に問われた公判千葉地裁で開かれている。夫は「今でも愛しております」と語り、2人の娘は「父は追いつめられていた。ごめんなさい」と悔やんだ。(朝日新聞デジタル)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150618-00000012-asahi-soci

おかしいんじゃないのか。

お前ら殺人の支持してるって自覚はあるのか?

まず尊厳死安楽死をごっちゃにしてんじゃねえ

尊厳死には条件がある。

現代医学では治せない傷病で、死が近づいている場合に、単に死を引き延ばすためだけに延命するのはやめてくれ

延命はいらないけど苦痛緩和はやってくれ

植物状態に陥ってそこから回復が望めない場合生命維持装置を切ってくれ

というのが尊厳死だ。

今回の事件はせいぜいが骨折からきている慢性疼痛にすぎず、尊厳死適用案件には程遠い。尊厳死が法的に整備されていたとしてもこのケースで妻を死なせることはできないし、あってはならない。

これはただの殺人だ。人の尊厳尊重する行為じゃなく踏みにじる行為だ。

検察が「軽率」と称したのもそこから来ているのだろう。不治の病でもないものを殺して救ってやろうとするなんて傲慢以外に当てはまる言葉はない、というのが本来司法スタンスであるはずだ。そこを「軽率」と称したこと自体相当叙情酌量してる。

軽率なんて言わないでほしい」ってバカか。判決ならまだしも検察側が「軽率などとは称せない、壮絶な苦悩があった、追い詰められていたし仕方ない」的なコメントを出してみろ。

今後いったい何件の殺人事件がそうやって美談祭り上げられるかわかったもんじゃない。

これは殺人事件で、人を殺すというのは悪いことなので徹底して回避されなければならないことだ。それが社会というものの目指す姿だ。

懲役5年に執行猶予を狙ってるだろうという意見があったが俺もそう思うしその線を狙うのは妥当。物の本によると、こういう「追い詰められて最愛の人を…」系の殺しで無罪放免にすると裁判後に罪悪感で自殺したりするそうなんで、執行するかは別として刑を科すのは意味があると思う。

※話が飛ぶが、逆に裁判長は「どうすれば良かったですか」とか聞いてんじゃねえよと思う。俺が被告だったら「俺が聞きたいわ」って逆ギレすると思う。いや、反省の度合いみたいのを見るために聞いてんだろうとはわかってんだけど。


安楽死制度を整えれば妻の尊厳は守れたか

例えば安楽死センターみたいな施設を作って死にたい奴はみんな受け入れるようにしていたら?

それは社会的自殺強要しかなく、自発的に死にに行ける状況を提供することで逆説的に「そんなだったらもう死ねばいいのに。なんでまだ死なないの?」というプレッシャー正当化するだけに終わるのは明らかだとは思わんか?

安楽死センター利用者に条件を設ければいい」?

条件を設けると尊厳死に行き着くんで、安楽死センター要らないよ? あとこの事件の妻みたいな人はたぶん利用できなくなるよ。

この妻みたいなパターンが利用できるような利用者条件って相当ゆるい。「苦痛から逃れたいと思っている人」ぐらいの感じにしかならない。


家族迷惑をかけたくない」

これはわかる。気持ちとしては痛いほどわかる。

でもやっぱり、殺人嘱託すべきではなかったと言える。

だって殺しを依頼して実行してもらっちゃったことで最愛の夫は妻殺しになっちゃったし、娘たちはそれこそうつ病ひとつやふたつ発症してもまったくおかしくないくらいに傷つけられている。

もはや迷惑とかそんなレベルじゃないダメージだ。

その点では妻もやっぱり追い詰められていたというのがよく分かる。冷静になれるだけの余裕が(精神的にも、体力的にも)あったら、「迷惑かけたくないから殺してもらう」がどんだけ矛盾してるか気がつけただろう。


じゃあどうすれば良かったの?

これだけぶうぶう言っといて何だけど、この事件社会制度とか公共福祉とかそういうレベルしか解決は図れなかったろうと思う。

自分の身内がこういう状態になって死にたいと言い出したとき、できることってのは「殺してあげる」か「それでも殺さない」のどちらかを選ぶことしかないと俺は思ってるってことだ。

そして、自分でも、「『それでも殺さない』一択だろアホか」と、その状況になってみても言えるかどうかは自信がない。言えなくてもまったく不思議じゃない。だからこそ今は言っとくわけだけど。

鎮痛剤の適用について言及したコメントがあったが、そういうアプローチもっと追求されていいだろうと思った。あと介護ロボか?

介護サービスを嫌がってたというが、その辺のニーズ(助けが必要なんだけど人様に助けて欲しくない的な)に応えられるのはもうロボくらいしか思いつかん。

あと自己防衛として「人に助けてもらう上で生じる抵抗感をいかにして減らすか」ってことだけど、貧困文学アンジェラの灰』で示されたように、尊厳があるってことは他人に借りがないってことだから、抵抗感を減らすとかそういうベクトル努力はどうしても焼け石に水でしかない。

2015-06-14

警察検察裁判所学校創始したやつって何が根拠になると思ったのか理解できない

全国各地に学校施設を設けてまで学校をやろうと思った最初のやつって何が続く根拠だと

思ったんだ。今でも細々とやってるけど必死すぎだろ。何も根拠がないのによくもまあ

全国各地にきっちり建物作って今も形だけやってるよな。みてて哀れすぎる。

まり不細工フェミ警察検察拘置所刑務所に潜んでいる正人の性狂いのあり方は昭和の人たちと違って純粋

であり,要は単に悪を実現したいが,昭和人間の生き残りの俺にタイミングよく殺されてクソ涙目ってことだろ

2015-05-31

http://anond.hatelabo.jp/20150531180809

冤罪問題となるのは痴漢と言う犯罪に限った事ではないし、警察検察裁判官と言った冤罪を生み出した当事者責任であって

犯罪を訴えた被害者には関係のない話だろう。

勿論警察検察なんかにも女性はいるだろうから彼女らの問題ではあるだろうが。

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