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はてなキーワード: 喧騒とは

2018-07-27

三十路おっさんが1人で祭りにいった

数年前に彼女と別れてから夏祭りにはわざわざ行くことはなかった

思い出してしまうからというのもあるが、友人たちも祭りが好きではない

何より俺自身多忙のため行く気にすらならなかったである

残業が終わりオフィスを出ると、ふと祭囃子が聞こえた

何故か今日自然と足がそちらに赴いていた

なにかあるかもしれない、いつもと違う行動を取ったらなにか変わるかもしれない

たこ焼きくらい買って食べたら楽しいんじゃないか?案外いい出会いもあるんじゃないか

いいじゃないか祭り楽しいぞ?きっと楽しいはずだ

そんな淡い期待感祭り喧騒へと吸い込まれていった

近づくに連れ笑い声が溢れ、盆踊り囃子喧騒に飲まれ

屋台の眩しい光が目に飛び込んできた

こんな雰囲気久しぶりだ

気分も高揚するというもの

しかし、そこには何もなかった

正確には愉快に笑う家族連れや友人、恋人同士で楽しんでいる者たちばかり

いい歳をしたおっさんが1人で歩いているのを最後まで見かけなかった

俺、なにしてるんだろうなって気持ちになって

急に無性に悲しくなってそっと祭りを後にした

夜になっても少し蒸し暑いコンクリの上を

なんとはなしに昔のことを思い出しながら歩いた

過去を美化しすぎるのは良くないとわかっていながらも

の子と色んな祭りでかけたなとか、花火大会しかったなとか

二人で浴衣着ていったなとか色々思い出した

ジジジジ

急に足元でなにか音がしたと思ったら蝉だった

から落ちてしまったのか

でもしばらくしたら蝉は動かなくなっていた

そうかお前一生懸命生きたんだな

踏まないようにそっと横を通り帰路についた

我ながら女々しいなと思いつつもあの頃は楽しかったなって感慨にふけってしまった

たこからも1人で行くことがない祭りが来るのだろうな

2018-06-25

花火を見てるとき花火のこと考えてる人ってどれだけいるの?

付き合いで花火大会見に行くことがよくあるけど、花火ってどう楽しめばいいの?

最初の数発は「お〜」って感じで楽しめるけど途中で飽きてこない?だいたい中盤では花火を見ながら頭の中で違うこと考えてる。花火の音で喧騒がかき消されるからわりと集中して思考できるからけっこう良い。

終盤はどれが最後の一発になるのかを見極めることに思考を費やす。見事に当たれば「良い花火だったね〜」と言い合いながら上機嫌に帰る。外れればまた違う花火大会に行く。

まじでそういう楽しみ方しかしてないんだけどみんなどうやって楽しんでるの

2018-06-13

プリキュアLGBTを題材にする時、「製作陣」と「ファンコミュニティ

プリキュアLGBTを題材にする時、「製作陣」と「ファンコミュニティ」は信頼のおける人たちなのか?

——

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20180611221642 より引用

id:angmar ルールーとえみるの積み重ねの物語を数週かけて楽しんできたのにジェンダーバンザーイのお客さん大挙のせいでかっなーり水差されたのは事実だわ

——

意見の違う人は「コミュニティに属していないお客さん」という認識、一体いつまで続ける気なのか?

▪️見出し一覧

・「全年齢向け百合ポルノ大家として君臨するプリキュア

プリキュア作品の「評価多様性」を認めず一枚岩であるかのように振る舞うファンコミュニティ

・「よく訓練されたファン」の代名詞としての数字ブログ管理人

百合ポルノの誤魔化しや逃げ口としてLGBTを利用しているのでは?

・もはや製作陣には「女の子同士の友情」及び「ストレートの男女間恋愛」をまともに描けないのではという疑念

・誰だって「ただの」人間に過ぎない。怪物でも、ツチノコでも、聖人でもなく。ましてや感動ポルノの主役などではなく。

・「あ〜他所から面倒なアンチ意見が来た」…結局これを読んでるあんたもそう思うんだろ?

▪️「全年齢向け百合ポルノ大家として君臨するプリキュア

どうであれ漫画アニメの人気作品はやけに同性同士をくっつけたがるファンはいものだし、

公式意図を離れたファン活動でのカップリング論にはなんら心は動かない。

また商業作品であっても、元から801百合といった「読み手の性とは逆の異性同士による関係性」を求める人向けに

作られた創作に心を掻き乱されることもない。

プリキュアにおいては製作側が意図していない同性カップリングを描いたファンアートは昔からあった。

いつからか、製作側が名言しないものの、それが好きな人の為に「匂わせる」表現を使い始めたが、

名目上の立て付けは「女の友情」、しか簡単に分解して百合として解釈やすく作られていて、

キマシタワー好きが実況で即レスしても「無茶な解釈」とはならないあたり、よく出来ていると思う。

アニメ表現ありがちなとち狂った布面積からくる無茶な肌色率の高い服も無いし、

パンチラ狙いのローアングラーカットや謎ボディスーツ的な乳袋もない、

よく出来た「全年齢向け百合ポルノ」をサイドメニューとして持つコンテンツだなと思っていた。

▪️プリキュア作品の「評価多様性」を認めず一枚岩であるかのように振る舞うファンコミュニティ

プリキュアは見ていないが、プリキュア数字ブログの人の記事は読んでいる」人、

あるいは「プリキュアを見ているがネット感想書いたりはしていないし、他の人の感想を調べたこともない」人は、

一体どれくらいいるだろうか…

正直に言って、プリキュアファンコミュニティは歪だ。特に匿名掲示板、壺や双葉はよく荒れている。

脚本の難点、例えば「いくら子供向けとはい今日脚本は強引過ぎない?」

あるいは「お前ら女の友情良いよねって言ってる今回の話は正直百合文脈だよね」といったものを述べようものなら

「お客さん扱い」からの追い出しの為の煽りが始まる。

引用した id:angmar発言は5ch辺りで見かける典型的文脈に沿っている。

今回の件でアチコチにコメントしているので、彼を追いかければどんなものイメージやすいと思う。

この壊れやすコミュニティに「◯◯プリキュアは良かったが、△△プリキュアは正直駄作」といった類の

TPOを弁えない論調を誰かが不用意に持ち込むと

「やっぱり◯◯プリキュア信者か!ほんっとクソしかいねーなアレの信者www

という喧嘩腰のレスからまり

まらないと言われた作品について数字ブログから引用リンクを用いて

おもちゃ売上で如何にシリーズに貢献したか、といった大変有り難いご高説を頂ける。

そんな調子から不用意な他作sageNGはいえ、その反響のコレはちょっと…)という心理からか、

基本的脚本については賞賛ばかりとなりやすい。

作品のもの多様性について大なり小なり言及していく中で、

ファンコミュニティファンに対して一枚岩を求め、反すれば徹底的に追い出す真逆存在になっている。

…正直に言って、シリーズファン内でも各作品評価が大きく別れ、時に半目し合っている事が前提となっているガンダムファンが心底羨ましい。

アチラには「好きなものは好き」だけではなく、節度を持って語れば「嫌いなものは嫌い」と語れる空気存在している。

もっとも、彼らがこの空気を手に入れるまでに多くの喧騒ネット普及前からあった筈で、

単純に隣の芝を羨むのは失礼でしかないのだが…

▪️「よく訓練されたファン」の代名詞としての数字ブログ管理人

こういった喧騒が起きやすい中で、数字ブログ管理人は波風を立てない上手な立ち回りで記事を作り、読者を楽しませてきた。

あの人が諸々の数字を集めた結果、時にファンとしては気持ちよろしくないモノが出て来る。

しかし、管理人自身作品内容そのものへの見解は常に肯定的で、

良くない数字理由付けとなる否定的見解書籍から引用で済ませ、

あのブログ自体が各作品ファン間での喧騒の元とならないよう「よく訓練されている」と思う。

また、自身とお子さんがどうプリキュアを見てきたかというエントリは素直に面白かった。

プリキュアファンブログなどで不用意に「ココが嫌い」と言ってしばしば喧嘩が起きていたのに対し、

プリキュア作品について常に肯定的」だからこそ、このブログは大きな喧騒もなくここまでやれて来たのかなと思う。

からこそ、あの人がプリキュアでの表現賞賛する中で語る「LGBT論」が異質に感じる。

▪️百合ポルノの誤魔化しや逃げ口としてLGBTを利用しているのでは?

正直言って、プリキュアスタッフは頑張っているとは思うが、これまで成功と失敗を繰り返しながら歩んできてて、

時には「コレでシリーズ終わってしまうかも…」と思わずはいられない脚本の不味さを持つ作品も数点ある。

製作陣が当初思い描いた【壮大な】目標なんやかんやでうまく描写できず、

百合描写大友向け部分だけでも当て逃げる算段なのかな…」と個人的に印象を抱いてしまものもあった。

その決して「成功」とはいえない表現を、「LGBTに目配せし、多様性肯定する良い表現」といった趣旨発言をあの人がする度に、

「それは、違うのでは?」という疑念が…

あの人がLGBTと絡めてプリキュアを語るのはこれが初めてじゃない。

去年のプリキュアだと虹とユニコーンデザインに取り入れたプリキュアについて語った時。

自分記憶違いでなければ、魔法つかいプリキュアドキドキ!プリキュアについてもLGBTと絡めた話を書いていたかと思う。

LGBTを絡めず、単に男性向けコンテンツとしての「百合」と言っていれば自分の中では問題ない。

ジェンダー論抜きに楽しむ非LGBT百合801コンテンツってのは別にあったって良い。

だけど、シリーズ中にそういった趣きが存在していた過去作品を「LGBT」と称されると、

「テメェの過去オナニー言い訳としてLGBTって単語を使うのか?」という気持ちがフツフツと湧いてくるんだよね。

もちろん、過去作はともかく今作はシリーズ中でもその辺を留意して作っているのかな?という印象を受ける。

印象は受けるが、留意し過ぎて無駄に重い話になってない?

というか、テーマどこに起きたいのプリキュアスタッフは?

という失敗の兆候をひしひしと感じる。

なんていうか、ムキになってぶっ込もうとして転落寸前、というか…

あんな古臭い悪役ムーヴしか見せていないお兄さん、最初から良いところも悪いところも見せるならともかく、

一体何週間悪いところだけを見せつけるつもりなんだ?

出来の悪い少女漫画ありがちな「都合の良い悪役」感が強過ぎない?

なんか、製作陣は無理してない?

—-

面倒になったので後は軽く。

▪️もはや製作陣には「女の子同士の友情」及び「ストレートの男女間恋愛」をまともに描けないのではという疑念

プリキュアに限らず、東堂いづみ中の人たちは「女の子同士の友情」も「ストレートの男女間恋愛」も描き方を忘れているのでは?

処女厨危惧してるのか何だか知らないけど、あそこの会社はそっちを忌避してLGBTに逃げてるように見える。

今作の黄色プリキュアにでも男女間恋愛させるつもりなのかな?

既に別のところで描写失敗してる気がするけど果たしてどうなることやら。

▪️誰だって「ただの」人間に過ぎない。怪物でも、ツチノコでも、聖人でもなく。ましてや感動ポルノの主役などではなく。

今回の件でGo!プリンセスプリキュア(全50話)を見ろマンになってる人たち、いや無理だから

「お前ら勉強不足だから最低限の入門として海外ドラマgleeシーズン1から3までを見て来い。ついでに各話で引用されてる元ネタにも当たれよ」って言われたら見る気ある?ないでしょ?

「思わずニヤリとするセリフ」の類は前提知識がなくてもスンナリ通じるセリフにしとけって話。

id:angmar は「お客さん」が悪いようにいってるけどこれ単に脚本がクソってだけだからね?

プリキュアスタッフが書いた脚本別に神託ではない事くらいは理解してるよね?

彼らも人間から失敗はしてるよ?

▪️「あ〜他所から面倒なアンチ意見が来た」…結局これを読んでるあんたもそう思うんだろ?

余所者ではなくお前らの中にいるんだよなぁ…

数字ブログの人、LGBT云々よりも「感動ポルノ賞賛マン」になってしまっている事が「ぶっちゃっけありえない」。

上手に言葉を紡いでプリキュアファンからマサカリが飛んでこないようにしたつもりなんだろうけど、

本当に「今の」プリキュアを楽しんでいるか、疑問に思う。

2018-04-03

ドラマ世界かよって思った

とにかく家に帰りたくなくて、池袋をうろついてた。時間は9時ぐらいで、東急ハンズは閉まってる。とくにこれといって行きたい場所もなく、とりあえずまだ閉まらなそうな理由ゲーセン行った。久々のゲーセン

ゲーセンの一、二階はクレーンゲームが並んであって、海外からのお客さんが多い印象だった。あと、個人の人がやたらうろちょろしてた。テロの下見かよってぐらいうろちょろしてたけど、たぶんエスカレーター探してたんだろうな。わたしもうろちょろしたから、なんとなくそう思う。

それでクレーンゲームであまり欲しいものがないから三階に行った。三階すごかった。

三階は音ゲーのコーナーだったんだけど、明かりは一気に暗くなって、機械の光が彩っていた。

うわ、やべ、すげ。

まあまずそう思うんだな。だって時間は夜の9時過ぎていて、昼間の喧騒とは空気は大違いなのさ。外はお帰りになる人やお酒を呑みにいこうかなって人がいるのに、ゲーセン音ゲーエリアは違った。

あの、名前はわからないけど、丸いわっかがあって、そこにボタンがついていて、画面の中央からそのわっかに向かっていくなにかをリズムよくタッチするやつ。それをする機械がずらって並んでるけど、人もずらって並んでるの。空いてる場所がない。

スーツ姿でタタッチしている人もいた。横に三人並んでる。たぶん入社式のあとだと思う。いいな。傍目からも楽しそうで、そのノリ、ずっと忘れないでくれと思ってしまう。

いやまあ、ほんと、すごかった。なんというか、夜ならではの自由空間がひろがっていた。ディスコとか、そのへんの。一人客が多かった。

ただ音ゲーをするためにきて、遊んでいる一人客が多かった。それがよかった。ほんと、みんな目の前の機械と向き合って、手を動かしている。

なんかむしょうに感動したけど、場違いをどこか感じてしまって、下に降りた。職人さんの世界学生が入り込んじゃったような気分だった。

まあ太鼓の達人がやりたかたからまた戻ったけどね。でも一つも空いてなかったから、ブックオフ時間を潰しました。

2018-03-22

anond:20180322134256

喧騒ホワイトノイズに感じられるかどうかだよなーと思う。

オフィス街はわりと落ち着いてるけど、静かすぎるのもつまらないなー。

2018-03-15

でも楽しかったな。

思い出すのは、お茶会帰りとかお食事会帰りの日が暮れた大劇場近辺の空気

昼間の喧騒が嘘のように静まり返ったムラを、一人ぼっちヒールの音を高らかに鳴らしながら歩いた。

コンビニに寄って、バドワイザーを二本買った。

今公演のお芝居の中で小道具として出てきてたやつだ。

グループでいるおたくたちの群れが苦手で、少し離れたファミレスまで歩いて行った。

ステーキ丼を食べて、それから手紙を書いた。

また時間をかけて楽屋口まで戻った。

時間で出てくると言った贔屓は、たくさんのファン放置して勝手に帰っていった。笑

暴君だったけど、でもだいすきだったから、そんな仕打ちを受けても笑ってた。

退団公演だなんていうしんみりした雰囲気を吹っ飛ばすその心意気が面白くて笑った。

それでも私のことが好きなんでしょ言われて、ぐうの音も出なかった。

惚れた弱みだ。しょうがない。

2018-03-05

[] #51-5「ノットシューゴ」

≪ 前

俺は呆れ果てて何も言えないでいたが、同じくクラスメートであるタイナイが、カジマの蛮行を嗜めた。

ちょっと待てよ、カジマ。そんなの撮っちゃダメだ」

タイナイは俺たちの中で最もネット社会に漬かっている人間だ。

そのタイナイが嗜めるのだから、カジマのやっていることは思っている以上にタブーのようだ。

抗議活動結構だけど、これはただの目立ちたがりの売名行為しかならない」

「こーいうのは目立ってなんぼでしょ!」

「悪目立ちで集まるのは、騒ぎに乗じたいだけの烏合の衆だ。それだと肝心の問題についても、大衆に正しく認知されない。主義主張が何であれ、正しい筋道で実行されなければ正しい支持も得られないんだ」

「あーあー、そうやって物知り顔で、抗議活動している人の出鼻を挫いていくんだよなあ。タイナイみたいな自称常識人は~」

タイナイの言うことは真っ当だが、カジマにはまるで通じない。

カジマに自身客観的に見れる冷静さがあるなら、始めからこんなことをやろうとはしないだろう。

こういうタイプには、むしろ別のアプローチが効く。

「カジマ、お前のやってることはむしろヘイトを広めるだけ。しかも、そのヘイトはお前自身に向かうぞ。一般大衆からアニメオタク過激常識もないバカだと思われ、アニメオタクから抗議活動邪魔をする輩だと非難される」

「え……そこまで深く考えてなかった……よし、この抗議活動はやめるっす!」

まりにも容易く撤回したカジマに、タイナイは溜め息を吐く

カジマは大義名分があるからやっているだけで、別に高尚な志があるからこんなことをやっているわけではない。

いっちょ噛みしたいだけでリスクまで背負いたくはないので、それをチラつかせるたほうが効果なのだ

「あーあ。現実喧騒から離れて、楽しい気持ちアニメを観ていたいはずなのに、どうしてこんな現実問題ヤキモキしなきゃならないんすかね……」

カジマは何だか純粋ぶったことをのたまっているが、俺たちは面倒くさくなってきたので無視した。


…………

ところかわって父のほうでは、フォンさんと共に重役たちの説得に回っていた。

「…………いま一度考え直しませんか」

「そうは言っても、アニメってのは総合芸術だろ? 監督とは言っても、その実アニメ製作は他のスタッフたちの働きによるところが大きい。彼が『ヴァリオリ』を作った代表者だと表現することは不可能ではないが、100歩譲っても彼だけの、彼のためにある作品ではないはずだ」

「もちろん『ヴァリオリ』はシューゴさんだけの作品ではありません。ですが……」

「我々だって何も全面的シューゴ氏を責めているわけではない。出来れば彼に監督でいて欲しかったし、実際これまではそうしてきた。だがモノにはコンプライアンスがあり、限度もある。そして我々が何度言っても彼は改めなかった」

「言っておくが、君たちにだって責任はあるんだぞ。君たちが彼の手綱ちゃんと握っていれば、こうはならなかったかもしれないのだから

しかし、いずれも色よい返事はこなかった。


…………

ーー『ハテアニ』スタジオ

世間ではかなり騒ぎになっていたが、スタジオ内は意外にも落ち着いていた。

この界隈でスタッフが途中で入れ替わるなんてのは珍しいことではなかったし、それは監督という立場でさえ例外ではない。

今回はそれが人気アニメ監督だったというだけで、世間よりも現場のほうが冷静な者は多かった。

それに監督が誰であろうと給料が変わるわけではないので、現場人間はただ目の前の仕事をこなすしかないのだ。

せいぜい、暇をしてるアニメーターが、WEBメディア取材でテキトーなことを並べるくらいである。

しかし、現状ではその程度で落ち着いていても、このままではいずれ瓦解するという危機感が、父とフォンさんにあった。

やはりシューゴさんを呼び戻すのがベターだが、成果は芳しくなく、父たちは頭を抱えていた。

シューゴさんの『ヴァリオリ』における功績を丁寧に説明しても尚、誰も首を縦に振ってくれませんね……」

「実際、彼らの言い分にも一理も二里もありますからね」

こうなった大きな要因は、シューゴさんに対するネガティブイメージが強く残り続けているのが大きな要因だった。

特にある一件では、彼の過激言動によってアニメ業界全体が激震し、謝罪会見にまで発展したこともある。

経営から見て、そんな人間制作トップに置き続けるのは、リスキーすぎると判断するのは当然だったのだ。

しかし、それでも打つ手が全くないというわけではなかった。

「フォンさん、“あれ”はどんな調子ですか」

大分、溜まってきましたかね」

「では、そろそろシューゴさんのほうにもアプローチをかけてみましょうか」

次 ≫

2018-02-25

anond:20180225233535

だって俺が大好きなレジ前でのおつりの数え方とか拭く矢の店員との微妙な会話の間の話とか誰も乗ってこないもん

痴漢けがはてな村で通じる共通言語なんだ

映画シルミド赤旗歌のように痴漢歌を連呼したら日々の喧騒を忘れてみなが一心同体になったような連帯感に包まれ

2018-01-15

渋谷

いつ来てもここは喧騒(さわが)しい街だぜ……

俺の屁に誰も気付きやしねェ……

2018-01-06

まれて初めて占い屋に行った話

占い屋に通う人達って、洗脳されているみたいで怖いとずっと思っていた。そんな自分が気まぐれに占い師にみてもらったのは、昨年の秋。その日はやたらと陽射しが眩しかった。

通りですれ違うカップルや呼び込みの笑い声が鬱陶しくて、溢れ出す疎外感を振り払うように「占い」と書かれた看板に足を向けた。雑居ビルに入ると外の喧騒が嘘のようで、冷んやりとした空気に一瞬ひるんだ。奥のほうにはもうひとつ占い」の案内が出ており、ドアを開けると、ビル管理人の休憩所のような一室に、落ち着いた色の服を着た老婦人が座っていた。

「あらいらっしゃい、どうぞお座りになって。」

軽く会釈して席につく。

一呼吸置いたあと、老婦人がじっと私を見て言う。

「嘘はだめよ、あなたが損する。どうせ面談は今回一回切りかもしれない。とは言えそれなりの金はかかるのだから正直になさい。いいわね?」

これは手練れだ。彼女が長包丁を構える板前に見える。我が身の虚飾がバサバサと切り落とされていく予感がする。

「今から最低限のことを聞いていくから正直に言って。ただ、言いたく無いことは言わなくていい。出来るだけ言ってくれたほうがあなたにとって良い、それだけ。いい?」

相手のペースに任せ、コクリとうなずく。自分の表情がぎごちなく弛緩していくのが分かる。

婦人質問は、本当に最低限のことだった。氏名、生年月日と、相談したい悩みの大まかなジャンルジャンル仕事恋愛結婚などいくつか示されたが、悩みが具体的に思い浮かばず、選ぶことができなかった。中年なのに独身で周りからは浮いている。しかし、有難くも趣味定職があり、取り急ぎは食べられている。実際ここに飛び込んだ理由は、表通りが眩しかたから。それ以外無かった。答えに窮していると、それなら「お悩み全般」でみるわね?と促された。

占いはいろいろな種類があるらしい。この老婦人は、九星気学というものを専門にしており、先ほどの質問に対する回答を方位盤というシートに当てはめて、今後の運勢とそれに対する心構えをサバサバ説明していく。

しかして内容は、非常に雑駁な言い方をすると、今後暫くは辛い時期が続くが辛抱しろ、周りの人間関係を大切に努力を続けろ、そうすれば大波を越えた後、勢いに乗れる、というものだった。

それ以外の細かい生活態度についてもいくつかアドバイスをもらい、五千円強を支払った。

文字にしてまとめると、本当に味気ないものに見える。しかし、人生というものが持ちえる波に対してどう備えるか、という視点は、今現在の状況や周りの体裁にばかりとらわれていた私には新鮮だった。

思春期の頃、カウンセリングに通ったことがある。そのとき私が受けたカウンセリングでは、カウンセラーに話すことで「自分なかに既にあって自覚されていない答えに気づく」ことにポイントが置かれていたと思う。実際、そこで得た答えは、その後動き出すための支えになった。人生に迷った時に戻る原点、と言えば伝わるだろうか。

それに対して、占いにおいては、答えは自分の外にあった。鑑定師から示されたのは、大げさに言えばこれから人生地図だった。それもサーフィンに例えて説明してくださったことで、どの時点で用心し、どの時点で肩の力を抜くかという、今後の気構えに関するヒントを得ることができたと思う。

占いなんてカウンセリング一種だよ」という一般論があるが、実感としては別物だった。

愚痴ればいろいろアドバイスをくれる友人はいる。上司もいる。しかし、身近な人から耳の痛いことを言われると、ときプライド邪魔をして素直になれないのも事実だった。それが、自分過去を全く知らない、かつ「鑑定師」というポジションの人からの指摘には、不思議と素直になった。

加えて、目の前の出来事に偏りがちな視点を変える機会を持つことで、視野を少し遠くに持つことができた。鑑定料金は決して安くはなかったが、同額の飲み会で同僚に愚痴って憂さを晴らすだけでは得られないものを得られたと思う。

それきり占いには行っていない。しかし、貰った名刺だけはしっかり取ってある。いずれまた機会があればみてもらうかもしれない、というぐらいには占いハードルが下がっているのが現在のところ。

2017-12-24

クリスマスイブぼっち車内飲酒

18きっぷで遠出してその帰り道。

4人掛けのボックスシートを1人で占領できるぐらいしか人が乗っていなく、あと2回乗り換えれば家に着けるような列車

終電2つくらい前で、もし乗り過ごしてもまだ何とかなるレベルの状況。

今日一日、観光地に色々歩き回って、乗り継ぎの連続であった列車に乗り疲れて、それを癒やすかの如くキオスクで買い込んだ酒を車内のその占有状態ボックス席で飲み干す。

つまみにはチーズ

列車は今、初狩に向かっている。

この車両乗車率10%程度。

俺は今幸せな時を噛み締めている。

世間クリスマスイブで浮かれ、俺も先程までその熱に嫌気が差していた。

が、ときにはこんなのもいいじゃないかと思える。

世間から隔絶された感覚

きっと車内の誰もが俺のことを視界に入っていることすら忘れてしまっているだろう。

日々、東京喧騒に飲まれ、人の視線に晒され、鬱々と過ごしていたこれまでとは打って変わって、俺は今何者でもない。

ずっとこの列車が走り続けれはいいのに、永遠に終着駅に辿り着かずに果ての果てへ行ってしまえばいいのに。

そう思いながら、いつもと変わらない"帰路"をこの列車は歩むのだ。

俺の意思とは無関係に。

2017-12-20

気分が憂鬱なのは、きっと都会の喧騒に心が押しつぶされているからだ。そう思った私は田舎へ逃げ出した。

だけど、どこへ行ったて憂鬱な気分というのは消えない。教員向いていないんだな。生徒に愛着を感じない。人と接したくないという日があるが、仕事柄そういうわけにも行かない。

自分の都合で予定を決められない。つらい。

同じ環境でもケロッと元気な奴がいる。きっと幸福人生を送ることができるのだろう。

なんだか、もう何をやっても楽しく時間を過ごすことはできないんだろう。学生時代から3ヶ月に1回くらい、学校へいけなくなるほど辛く感じるときがあった。あるときは、進学、あるとき自分の死について悩んだ挙句、ただただ苦しみを感じるだけだった。しかし、大学には心の底からバカ言って笑える友人がいた。日常苦役から少しだけ開放してくれる図書館があった。学生生活をかけるに値する楽しいサークルがあった。だけれど、いまは賽の河原のような不毛職場で一日の大半を過ごし、日常のあれこれを語り合うことのできる友人もいない。

就職するということが、仕事をするということがこんなにも虚しいのなら人生というのは苦役だ。どうして、若く短い学生時代に私に楽しい時間を過ごさせたのか。ただ過去を振り返り、懐かしむことしかできない。

もう、年を取っても、職場を変わっても何も変わらないのだ。

この日常から抜け出したい。この日常を抜けだしたどこかに面白いと思うものがあるかもしれないという希望が私を苦しめている。

男性オタク」「女性」の区分ではなくて頭が悪い人が差別してるんですよ

都合の悪い真実から目をそらさないでください。

周りのオタクコミケに、ゲームに、作曲にと忙しい人ばかりです。

ツイッターのどうしようもない喧騒をもって対立構造にもっていくのはやめてください。

知能が劣っている人が差別しがちだという研究もありましたよね、ちゃんと向き合ってください。

2017-10-15

心は燃えている

この春にした就職理由あって田舎職場だった。

はじめは良い職場かもと思っていたが、この職場にいたら頭が腐ると思った。

絶対脱出するんだ。転職して、また東京へ戻るんだ。

明日から仕事は、どんなことも転職につながると思って取り組もう。

眼を閉じると、高層ビル夜景が浮かんでくる。

俺には潮風より排気ガスが、鈴虫より喧騒が似合うんだ。

2017-06-22

[] #28-2「超絶平等

≪ 前

俺はその日寝坊してしまい、学校遅刻しそうだった。

少し焦ってはいたが、それでも急げばギリギリ間に合うレベルだし、何より俺には打算があった。

いつもの通学路を途中で切り替え、大通りのある方へと向かう。

喧騒が煩わしくて普段は避けているが、そこの交差点を利用すれば余裕で間に合うのだ。

だが、この判断逆効果だった。

ちょっとそこのあなた。止まりなさい」

呼び止めてきたのは市長だった。

どうやら政策の一環で外回りしていたらしい。

市民に対するアピールも多分にあるのだろう。

市長怪我でもしていたのか、杖をつきながらこちらに向かってくる。

しかし、なぜ呼び止められたのだろうか。

急いでいたとはいえ交通ルールは守っていたはずだが。

二足歩行で歩くなんて、何て差別的な!」

「え!?

まりにも予想外な言葉に俺は面食らう。

差別的』ってどういうことだ。

「杖や車椅子での移動を余儀なくされている、足が不自由な人もいるのですよ。だのに、あなたは公の場で何も考えず悠々と歩いている」

理屈がこれまた分からない。

どうしてそれで俺の行動が差別的ってことになるんだ。

「えーと、あの、市長さん?」

「そして、自分のしていることにまるで無頓着だ。よくない、ああ、これはよくない、よくありませんよ、よくない、よくない、全くもってよくないよ」

まずい、市長こちらの話を聞かない体勢だ。

「誤解してほしくないのですが、私は二足歩行自体否定しているわけではありません。ですが、それができない人間気持ちを少しは考えるべきです。足の不自由配慮して、“歩み寄り”ましょう」

このままでは遅刻する。

俺はテキトーに話を合わせて、この場を切り抜けることにした。

「はあ、一理ありますね。それで、俺はどうすれば?」

「これです、わたしのやっている通り。杖をつくなり、車椅子に乗るなりしなさい」

市長は杖を差し出してきた。

俺は引きつる顔をさとられないように手で覆い隠しつつ、もう片方の手でそれを受け取る。

「どうです。これで多少なりとも“理解”は深まることでしょう」

「そうですね」

「これからもそうやって移動するように」

恐る恐る杖をつきながら、市長から逃げ出すように歩き出す。

周りを見渡すと、他の人たちも似たような様子だった。

俺は市長のやっていることは理解に苦しむのだが、みんな何も言わないで従っている。

奇妙な光景だと感じるが、それは俺が差別主義者だからなのだろうか。

結局、学校遅刻した。

次 ≫

2017-06-08

飲み会が嫌だ

飲み会が嫌だ

何が嫌って、本人たちは垣根のない関係を!とか思ってるんだろうけど実際は何かというと社内の立場持ち出して自分気持ちのいい発言しかさないとこ。

あと本気で嫌がってるのを分かってないとこ。

そもそも飲み会なんて仲のいい奴らで集まって、自然発生的に「じゃあみんなで座れるとこ行こっか」で開くもんであって

はい飲み会開始~~~ハイ俺たち仲良しな!」なんてものはもはや関係強要なんだよ。レイプなんだよ。

酒は誰もが大好きって感覚を共有しているつもりなのも嫌だ。

親が酒のんで暴れてるの見て育ってるんだから嫌だよ酒なんて。気狂い水だろ。

実際俺も遺伝してるから酔うと暴れるし、思ってもいないこと言っちゃうし。大抵は本音だけど。

まさか酔っても本音を出さな忠誠心を試してる、とか冷戦時代スパイ採用テストみたいなこと言うなよな。

大抵飲み放題なのも嫌だ。

時間強制拘束なのが嫌だ。悪臭喧騒の中、2時間人生が消費されるという悪夢。最悪だ。

時間経ってもまずすぐ立たないのが嫌だ。店も店だ。「もうお時間ですが」くらい言いに来てくれ。

いや言いに来てもまだダベったりする。最悪だ。

大体長くて見ても30分くらいでいいだろ。10分でも長いのに。

接待と言うかもはや接客をしても、なんのペイもないのが嫌だ。

仕事上のケアがあるわけでもないし、昇進の口利きがあるわけでもないし、そもそも昇進したところで昇給だってしないし。

2次会があるのが嫌だ。

なんで自然な流れで「次の店どこにする?」なんて話になるんだ。そんなに飲みたいなら一人でやってくれ。

お前の人生中年になってもなお空虚で、今後も何ら実りのない人生が待っていることが分かっているとしても、それに俺を巻き込まないでくれ。

1秒でも帰りたいのに、「いいから来い」じゃないんだよ。

もう大騒ぎしてお巡りさんに助けてもらいたい。泣きたいよ。

ああバカバカしい。古くはシュメール人の頃からこんな文化があるらしいが、本当にバカバカしい。

みんな本当にこんなのが好きなのか?いい加減にこんな文化規制してくれ。

リクナビリクナビだ。「飲み会あります」「人権軽視あります」とかそういう項目が必要だろうが。分かっていたら入ってなかったのに。

ああ嫌だ嫌だ。飲み会が嫌だ。そんなにアルコールが好きならメチルアルコールでも飲んで死んでいてくれ。

2017-05-10

泣き声

 同じ音しか聞こえない

 でもその音だけで良い


 生まれた時から同じ音しか聞こえない

 でもその音だけで良いのだ


 生まれた時から同じ音しか聞こえない

 多分それは同じ音だ


 楡の木の葉擦れの音

 潮騒

 子供達の声

 学校チャイム

 祭囃子

 泣き声

 歌声

 風の音

 蝉の声

 音楽

 電車がレールを渡る音

 踏切りの警告音

 車のタイヤが立てる音

 足音

 鼻歌

 フライパンの上で魚が焼ける音

 換気扇ノイズ

 朝の鳥の声

 将棋の駒をパチンと置く音

 ラジオ

 ゲーセン喧騒

 キーボード打鍵

 ピアノ

 ピアノペダルを踏む音

 ピアノの蓋を開ける音

 ダイヤトーンスピーカーから流れるクラシック

 心臓の音


 それらは全部同じ

 誰かの泣き声

2017-04-09

東京観光感想 byカッペ

普段ネット上でトンキンwwwなどと煽ったりもしたが、ちゃんとしたかたちで東京を見てみた。

俺は今の日本経済についての知識が欠落しているのであくまで一個人主観的感想として見てほしい。

まあ、腐っても鯛というか、一言東京スゴイ東京発展し過ぎwwwと思った。


まず熱気が違う。どこも人に溢れ、各人が明日の夢と成功を求めていきいきと生きているようだ。

海外旅行で熱いアジア新興国へ行った帰り、日本家路につく時に感じる落ち着いた空気、冷えた空気、少し寂しさの残る空気が、東京に限っては皆無のように思われる。


そして、資本密度田舎のそれとは明らかに異なる。ここだけ異常だ。

日本全体の資本の4割くらい東京に集まってんじゃないかと目まいがするほど、東京の街は執拗ギラギラとしていた。

道を3メートル歩く度に、雑貨食べ物個性的な素晴らしいお店が立ち並ぶ。東京は街そのもの遊園地のようだ。

街中にメーカーロゴや店の看板がこれほど絶え間なく多く寄せ集まっているのを見たことが無かった。田舎繁華街が、東京では1ブロックごとに配置されていた。

麻布という言葉は知っているものの、どうしてメディアによく登場するのか分からなかった。実際に夜の麻布に行ってみてそれが分かった。

少し歩くと六本木へとつながる麻布では、日本一般的な戸建て住宅とは異なる重厚外国風の豪邸が立ち並び、日本ビバリーヒルズ?と思った。

歩いていると大使館玄関に次々と遭遇し、ここが首都であることを改めて実感した。

洒落た少戸数型マンション帰宅する人たち、1分に1回の間隔で見かける品川ナンバーの高級外車・・・

日本の上位数パーセント成功者支配階級寝床とするコミュニティ、外の世界喧騒からの影響を受けない住み心地の良い閉じたコミュニティに足を踏み入れていた。


海外エスニック料理が好きなのだが、普段日本ではそれが食べられないと嘆いていたものの、東京では全く心配いらない。

ここは本当に日本か?と思うほど海外経験したスパイシーで胃袋を鷲掴みする良い香りの熱気があちらこちらから流れてきて心が躍った。外国人の数も非常に多い。国際色豊かでカオスな感じ、料理が不味いわけがない。いつか夜の居酒屋巡りをしてみたい。


同じ日本人でも、地方田舎で住むことによって形成される日本に対するアイデンティティ東京形成される日本に対するアイデンティティは異なるということに初めて気が付いた。

田舎の落ち着いた日常の心休まる日本東京の激動の熱い日本、どちらも素晴らしいものだ。交互に味わえたらどれほど幸せだろう。

2017-03-19

妄想事件録 「ネット民の後押しで死者が出た事件

事件から数日前の某月某日、ネット上(某SNSであるトピック話題になっていた。

いわゆる「うちの会社ブラックで辞めたい」系の話題である

投稿者はどこかの会社員で、長時間労働パワハラに悩まされていたことをSNS上で打ち明けた。

すると即座にネット民からの反応が帰ってきて「すぐやめろ!」「今までよく頑張った」系の慰めや応援殺到

投稿者ネット民応援に励まされ「明日退職願だしてくる!ありがとう!」と投稿し、その日はおわった。


数日後の当日、事件は起こった。

会社員オフィスで刺され死亡」というニュースが流れた。

容疑者の男は「『辞める』と言われて、カッとなって刺した」と述べた、と報じられた。

感のいいSNSネット民は、すぐさま彼のSNS遍歴を調べると、事件の起きたオフィスの近くで働いているかも知れないことが分かった。

まさか」「いやもしや」とネット上で騒然となり、「生きてるか?」「頼むからSNS発言してくれ!」という声が溢れた。

しかし、その翌日、SNSアカウント被害者が一致した、という報道がついに出た。

ネット喧騒の極みとなった。

「お前らが後押ししたせいで死んだ」「いやそうなるって誰も分からねえよ」「この人殺し!」「殺した容疑者が悪いだけだろ」「運が悪かった」

退職するよう後押しした人のアカウントが晒される。

「こいつら殺人犯でーす」「お前らが後押ししなければ死ななかった」「お前らもさっさと死ね

インターネットは大荒れとなった。

マスメディアはこぞって「ネット社会の罪」と報じ、「ブラック企業が悪い」としながらも「ネットでの過剰なブラック叩きが招いた事件」とも報じた。

インターネット上でも自称論者が過激発言をして、そのたびにあらゆるソーシャルサイト炎上した。

「むやみに匿名アドバイスするな」「SNS発言で人は簡単に殺せる」「ネット民暴走

また、とあるブラック企業に努めている別の人が「辞めたい」とSNS上で言うと

「殺されるから絶対に辞めるな」「逃げるのもダメ、殺されるぞ」「死にたくなけりゃ過労死しろ

SNS及び腰になって、気休めにもならない冗談しか返ってこなくなった。

結局この風潮は、某大手企業で(またもや)過労死自殺で人が死ぬまで、ようやく「やはりブラック企業が悪い」という論調になり、収束した。


こういうことが起こりかねないと思った妄想事件録。

多分、解決法は、無い。

2017-03-02

岩岩岩岩2017

つやつやとしアスファルトがかぜに流れていた雨なのか橙の電車反響し弱く光を吸っていたブロックの中をブロックした顔つきの犯罪者風の男が現在に落ちていたトランプという語感の白黒に気が滅入りその配置を日常見出しては驚くという作業喧騒と多くの敗北により霞んでいたある日のことがある日のことではなく用意されていたことに乗り上げた男は目だけを笑顔で天に突き立てたおれがやったという悲鳴はもう遅いものだった わんわん 

もちろんごめんなさい

2017-02-22

情報疲れた

清水富美加不倫していたらしい。

個人的にかなり好きな女優さんだった。まれCMなどで天真爛漫な姿を見せる彼女はまぶしかった。不倫していたことは出家以上にショックだった。過去にはベッキー不倫したりミスチル桜井が売れないころに支えてきた彼女を捨てキャンギャルと付き合うなどいろいろあるみたいだ。しかし今回ほどショックな感情を抱いたことはなかった。不倫でなく交際であってもあるいはショックだったかもしれない。嫉妬だな。

アイドル熱愛報道を知ったファンはきっとこんな気持ちだったんだろうな、と理解した。

疲れた芸能人は究極的に他人なのだろう。当たり前だが。。。アイドルにかぎらず芸能人にたいして自らがイメージして信頼している人物像はすべてアイドル偶像)でしかない。他人コントロール不可能である以上は当たり前なのだ芸能人報道にこんなにがっかりして嫉妬したのは初めてかもしれない。絶望とまでいうと言いすぎであるしかしなんだかずいぶんと、疲れたな。マギーハイスタ横山健不倫報道があった時にはそんなにショックを受けなかった。

マギーはどうでもいいがハイスタはかなり好きだ。なのであれは嫉妬というよりも軽い失望を覚えた程度だった。

マギーはどうでもいいと思い清水富美加不倫にはショックを受ける。勝手なのは自分のほうか・・・

マギー清水富美加自分人生とは絶対に接点などできない人であることは変わらない。変わらないのに勝手好き嫌いを設け勝手失望してと、まるで意味のない偶像への恋愛感情。なにかもうそういった情報に触れること自体疲れてきたな。

芸能報道だけでなく殺人事件とかもそうだ。芸能人不倫と同じように個人感情暴走したものについて考えること自体本質的意味はないのだろうし。もっと軽いので言えば個人ブログ炎上とかもそうかもしれない批判するにしろ参考にするにしろ眼にした瞬間に好悪を判断する。見ないか見るか、批判するかしないか判断するだけで思考リソース無駄遣い。

たぶん基本的情報自体が総じて不要ものなんだろうなと最近は思ってきた。情報というより報道というほうが正確かもしれない。

東京マラソンの通行規制情報などは価値ある情報だ。ふるさと納税の返納品も価値ある情報だ。しかしもういわゆる一般的な「メディア」が流す情報は究極的に無価値エンターテインメントしかないのだろうな。

情報化社会と言われて久しい。情報コミットする必要性が過大になり異常なまでに情報が目に入ってくる。その波に疲れた芸能人だって不倫する。そんなこと当たり前で他人絶対的倫理観構成されているなんて思ったこともない。しかしこの如何ともしがたい自らの感情を処理する向けどころがない。彼女浮気したら弁護士ちんこをきれば解決するのかもしれない。しか報道で知るようなぶつけ先がない感情は膿となって自分の中にため込んでしまう。はけぐちとしては増田に書くぐらいである。

ここまで読んで山奥で暮らせばいいとつっこみが入りそうであるが僕は都会の喧騒も好きであるし、人間関係が人に重力を与えると思っているのでリアル関係の中で揺さぶられる感情はいいと思っている。しか情報には疲れた現実的に見ない術がない。会社に行けば同僚が話してくる。実家に帰れば母がテレビをつけ笑っている。インターネット接続すればニュースで溢れている。

情報に関して正確な判断をすることは良いことだ。しかし僕はもうそ判断をする前段階として情報に触れたくすらないのである

2017-01-10

ああ2017

少年の頃見たこの世の喧騒は追い越せないのだ。

2016-11-27

萌豚から見るユーリ on ICE

僕は、アイマスをこよなく愛する萌豚である

765では千早、346では卯月と珠美と藍子が好きだ。

アニマス春香千早関係性がすごく好きである

そんな僕が今期見ていて好きなアニメ響け!ユーフォニアム2ユーリ on ICEである

この2作品はなんか見ててよく似てるなとおもう。

ユーフォだと真剣吹奏楽に取り組む少女たちが描かれ、百合っぽい描写がある。

ユーリだと真剣フィギュアスケートに取り組む少年たちが描かれ、BLっぽい描写がある。

でもなんか同性同士の絆みたいなものがいいなって感じられるのである

ユーフォだと前期の8話が好きだ。

麗奈と久美子が祭り喧騒から離れた山の上で2人だけの話をする場面。

あれは画面が綺麗すぎたのも相まって、釘付けになった。

ユーリの話をしようと思う。

そういえば斬新だなと思った点が、勝生勇利がもう世界レベルトップ選手だということ。

メンタル豆腐で自信が持てずにパッとしなかった彼が、コーチとの出会いでどんどん内面が引きずりだされてるのが面白い

ユーリ7話で良い演技をした主人公・勇利と喜ぶコーチヴィクトルキスしたのかハグかの判断視聴者に委ねるようなシーンがあった。

僕はあのシーンをホモくせえと思うことは意外にもなかった。

それは彼らが努力したことを視聴者として知っていると同時に、あれを喜びを表す手段として見ていたからだと思う。

から、グッときしまった。

ユーリ男子フィギュアでよかったなと思っていた。

だって女子フィギュアだったら多分違うところに目線がいくから

純粋フィギュアものとして楽しめたか微妙なのである

煩悩に基づく意見で非常に申し訳ない限りだが、、

でもそんなことはないのかもしれないと最近思った。

僕はユーフォを見ても、登場人物エロいとかそういう視点で見てないことに気づいた。(水着回以外)

ただ一生懸命に何かを求める、あがき続ける。

それこそが2作品共通した美しさ、なのだと思う。

ちなみにユーリで好きなキャラクター最後に書きたい。

・ピチットくん(タイ)…僕はずっと信じてたけどね!と真っ直ぐいいきって実現するところにしびれた。SNS狂で現代っ子ぽいのに正統派の爽やかさがある。見てて気持ちいいというか、清涼剤。

・グァンホンくん(中国)…ただただかわいかった。ぬいぐるみのシーンにやられた。内面は意外と男らしいのも好印象。そういえば公式サイトに「夢はハリウッドセレブ」と書いてた。人は見た目によらない笑

・南くん…スケート演技がキャラクターを表してて好き。勇利を崇拝するだけじゃなく、真っ直ぐに意見を言ったのがよかった。

書き出したけど、目がくりくりで、真っ直ぐでかわいいキャラクターに弱いみたいだ笑

あと共通してるのは比較的低い身長か?

見ていて応援したくなるキャラクター自分は好きなんだと思う。

から多分、駆け出しアイドルから始まるアイマスにも惹かれたのだと思う。

2016-10-31

人としてよりオタクとして…

・はじめ

 先日追いかけてるアイドルの節目なライブに行ってきたのですが、そこであった事に対してめっちゃモヤモヤしていたので整理のために書きますチラシの裏に書けよという話なのだが何かネットに放流したくなったので。

・何が起きたのか?

 そもそもこの記事を書くきっかけとなった出来事について触れないといけないのですが、その節目のライブとある盛り上げる曲で、オタクがサーフ(人を波みたいに乗る芸)をしながら謎の液体を毒霧現場に撒き散らす、食べ物を投げたり、果ては歌っているメンバーの一人に接触してしまったということがあったのです。この事について、メンバーもインスタやブログで反応をしており、行っていたオタクから否定的意見が出ておりましたし、謎の液体が服にかかってシミになって落ちないというツイートも見かけました。その主犯のオタクは日頃会場ではリフトやサーフをよくする盛り上げ役みたいな立ち位置にいたのですが、今回の件はやはりやり過ぎたという声がチラホラ聴こえてきました。

オタクとして

 それを見て感じたのは、人としてよりもまずオタクとして大事スキルモラルを欠かさないで欲しいということ。ここで言うスキルは「現場空気を読んで場を盛り上げること」に尽きる。決して場を壊しかねない騒ぎ方はしないいうこと。正直盛り上げるのと騒ぐことの線引は不可能アイドル現場なんてオタクコールMIXを前提に曲が組み立てられていることも多いので、地蔵で静かに見ることが正義とは全く思わないし、声出してナンボみたいには考えているのですが、曲や場を読み違えた盛り上げ方は最早ただただ騒いでいるだけに見えます。それってもうオタクとして重大な欠陥を抱えているように思えるし、ましてややり過ぎて、「一線を越えないように限界まで振りきれる=振る舞う」ことが出来ないのは、オタクとしてのモラルが無いと声を大にして言っているようなもの。場も読めない。モラルもない。そんな奴現場必要か?いらないでしょ。

 ぶっちゃけ、その手のオタクは「現場を盛り上げるため」とか「音楽で高まってしまって…」とか「推しに見て欲しくて」みたいな言い訳を並べがちなのだがそんなのはウソです。単純に自分妄想に従って騒いでいたいだけ。で、多分本当におかしくなってしまう人って、そこすらも開き直ってるんだろうなと思う。自分が騒ぎたいから騒いどるんや(ドヤ顔)みたいに。であれば、、、騒ぎたいのだったら、、、あなたカラオケボックス孤独に騒いでいてくれ。。。

 正直、今回のことで今まで無かったレギュレーションが増えると思うし、使った会場のオーナーからも多分苦情がアイドル運営側に行っていると思う。自分がもし会場のオーナーだったら、オタクライブにかこつけて会場を変な液体ぶちまけて汚したり、パンを投げたりしたらイヤでしょ?そんなアイドルにもう一回会場を貸したい思うか?絶対レギュレーション追加するとかの条件出すよ。

 で、今回はアイドルへの「一線を越えた」ことがあったので、運営側も今後の方針を変えてサーフとかリフト禁止するかもしれない。プロデューサーにしたら自分の娘みたいなアイドル達に怪我でもさせられるくらいなら…と思うのが普通だと思うんだけどなぁ…もう終わった事なのでgdgd考えても…だけど。

・直接言わないのは何故か?

 こういう記事を書くと当事者に直接言うべきだという声が聴こえてきそうなんですけど、はっきり言ってそれは怖いのでやりたくないと言うのが正直なところ。今回やらかしオタクは。いつも数人のグループでつるんでいて、全員が同じように現場で騒いでいるように見える。類友ですわ(傍からみるとね)。そんな人達に直接物申す度胸が自分には無いです。普通に音楽で狂ったような事をする人が、見知らぬオタクに注意されてちゃんと聴き入れるとも思えないし、逆にライブ中の喧騒に紛れて暴力行為を働かれると思ってるし(実際にそういった事を匂わすツイートをしている)。こちらは一人で、体も弱くて、格闘技経験も無いひ弱なオタクなので実力行使をされると負けるので、こういった記事を放流して巡り巡って当人の目にするところとなった時に、自省をして欲しいなぁって思ってます。そうなる事は天文学的確率であることは重々承知ですし恐らく0ですが、僕が出来ることはこういう風に小さい声をあげることしか無いなと思って。同じ理由匿名ダイアリーでこの記事を公開しています。根っからの臆病者です。どうもすいません。

 もし本当にアイドルが好きで、盛り上げ方をちょっとだけ間違えてしまったのなら、もう場を壊さないように自省をして欲しいというのが本音でもある。あなたの推しが、売れたくないしあなただけ居てくれればそれで良いって言うアイドルなら今のままで結構ですが現実はそうではないので。皆で楽しく遊ぶ為に最低限のモラルを持って、節度のある盛り上げ方が出来れば絶対楽しくなるはず。別にリフトするなとか、サーフするなとかは全然思わないし。むしろやるべき曲もあるとは思いますし…

2016-10-30

静岡県ハロウィン事情

浜松に住み始めて5年目。


今日用事があり、静岡市まで行ってきました。

帰りの時間に余裕があったので、街中をぶらぶらしていたら

大学生くらいの男子の声がふっと耳に入ってきました。

曰く、

ハロウィンって言っても、そんなに浮かれてる人いないねー」


それからなんとなく気になって気を配っていたのですが、

高校生女の子3人くらいしか仮装の人は見当たりませんでした。

街は結構にぎわっていて人通りもありましたが、他には

カジュアルな格好の若いお父さんお母さんが連れた子どもが、

ちょっとしたアクセサリーをつけているくらい。


まぁ、そんなものかなぁ、ハロウィンっていっても…と

電車に揺られて1時間浜松へ戻ってきたら、いるわいるわ仮装


駅のホームを降りて、改札階に着いた途端、

仮装集団が集合写真を撮っており、(改札に近づけず迷惑

改札を出たと思ったら、駅前広場には傷だらけの人びとが、

あちこちで自撮り棒を捧げ持って、すごい喧騒


ああ、浜松の人、ほんとうにお祭り好きなんだなぁ…と思いました。


静岡市浜松市文化面での違い、とても興味深いものがあります


静岡市日常の中にたくさんのささやかな祝祭空間があって、

(街中の歩行者天国コーヒースタンドファッションビルなど)

浜松市にはそういうこまやかな祝祭はない代わりに、

年に数度、大きな祝祭空間を作り出している。

浜松まつり花火大会ハロウィンなど)


東京田舎の方で生まれ育った人間感想なので、

生粋静岡県からはまた違って見えているかもせれませんが…。

そんなことを考えた日曜日でした。

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