2018-03-15

でも楽しかったな。

思い出すのは、お茶会帰りとかお食事会帰りの日が暮れた大劇場近辺の空気

昼間の喧騒が嘘のように静まり返ったムラを、一人ぼっちヒールの音を高らかに鳴らしながら歩いた。

コンビニに寄って、バドワイザーを二本買った。

今公演のお芝居の中で小道具として出てきてたやつだ。

グループでいるおたくたちの群れが苦手で、少し離れたファミレスまで歩いて行った。

ステーキ丼を食べて、それから手紙を書いた。

また時間をかけて楽屋口まで戻った。

時間で出てくると言った贔屓は、たくさんのファン放置して勝手に帰っていった。笑

暴君だったけど、でもだいすきだったから、そんな仕打ちを受けても笑ってた。

退団公演だなんていうしんみりした雰囲気を吹っ飛ばすその心意気が面白くて笑った。

それでも私のことが好きなんでしょ言われて、ぐうの音も出なかった。

惚れた弱みだ。しょうがない。

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