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2019-06-01

父親が死にそうなので残される母と自分のことを考える

癌で闘病している父がいよいよダメそうだ。

6年前に「次の正月は迎えられない」と宣告されたことを思えば長く生きたと思う。

理由割愛するが、私は父のことが人間として嫌いで、(育ててもらった恩は感じているし、返さなければとは思っていたけど)

父が死ぬとなっても「ああ、死ぬんだな」としか思わなかった。むしろ、残される母と自分のことが気がかりでならない。

父は癌が発覚したのと同じ時期に会社事実上クビになった。1年ほど後にありついた雇われ店長の職は、朝から晩まで店を開ける必要があった。母はパートを辞め、両親揃って朝から晩まで店にいる生活になった。(しか休みは平均月1回)

収入生活に困らないくらいにはあったようだが、私の学費無職期間のまとまった出費、店長になるために本社に払った金などで作られた借金を返せるほどではなかった。

父は闘病しながら働いたが、段々入院している時間の方が長くなって、私は同時期に大学卒業して就職して家を出て、1日14時間以上の拘束時間の店の仕事は母にのしかかっている。

父が死んだ後、母は店をそのまま続けて借金を返すと言っている。

実家は持ち家で残ったローンは父が死ねば無くなる。が、そもそも父の地元に建てた家だ。

村八分があるレベルのクソ田舎で私はともかく母にとっては完全アウェイの地。父がいなくなれば住み続ける理由もない。

そんなところで1人で暮らしながら半日以上を働いて減らない借金を返すなんて馬鹿らしい、もっと人間らしい働き方をしてほしい。

相続放棄してすべて帳消しにすればいい、と母に伝えたが、母が行けるのは海外しかない。

母は結婚を機に日本に来て現在日本国籍を取ったがもともとは外国人である

頼れる親族日本の外にしかいない。

母は私が結婚するまでは帰る場所必要だし、借金を返す、と今の実家に居ようとするが、もう60代に差し掛かるし、今みたいな働き方をしていたら身体がいつまで保つかわからない。

今後母が死んだ後に家を相続したとしても絶対に住まないし今無くなってもいい。

私は新卒2年目に入ったばかりでなんのスキルもないし、自分が細々と生きていくだけは稼げても母が体を壊した時に支えられるほどは稼げない。溜まった借金を抱え込むのもごめんだ。

私が仕事を辞めて実家に帰ればいいのだろうか?

せっかく国公立大学を出てそれなりの給料待遇を得たのにそれを捨てて帰っては、お金もない、

職もないでそれこそ母と共倒れだ。今の会社に居続ければ父と母がやっていた店よりは割りのいい給料がもらえる。

なんてことを堂々巡りしているのだが、私が考える私と母の身の振り方を以下に挙げておく。前提として、借金の方がデカイので相続放棄する。

1.母は故郷に帰る。

→幸いにも母方の親族とは仲が良すぎるくらいなので、衣食住に困らないくらいには面倒を見てもらえるだろう。

母は今のところは働ける程度には元気なので、向こうで細々と暮らしていけるのではないだろうか。(向こうの親族に色々押し付けてる感はあるが)

2.私の職場近くで暮らせるアパートに2人で住む。

現在住んでいるのは借り上げ社宅でギリギリ2人住めるくらいの広さ(規定的にもOK)だが、実家10年飼っている犬が飼えないので新しく部屋を借りることになるだろう。

社宅から引っ越し家賃補助が無くなるのは痛いが、母もパートで助けてくれるだろう。今よりずっと労働時間も短くて済むから、体を壊すリスクは減るだろう。

3.母はどこか住みやすいところに部屋を借り、犬と住む。(私の住んでいるところにできるだけ近いとベター)

→母はとにかく就職したてで満足に稼げない私に負担をかけまいとするので、2の妥協案がこれだ。この場合パートかなにかで最低限暮らす分は稼ぐことになるが。

今書き出してみて、結局私って自分が一番可愛くて、自分に辛いことが降りかからないような選択肢ばかり見ているなって思った。就職で家を出たのも、地元に働き口が無かったの半分、嫌いな父から離れたかったの半分だったな。

母を説得するには、「母に何かあったら私が全てを被ることになる」「そんなに稼げない」とか言えばいいのかな。

お母さんはいつも、私の心配ばかりするから

結局お金があれば解決できることばかりで、貧乏って本当に辛いな。

私より厳しい生活してる人や、明日食べ物に困る人がいるのもわかってるけど、感情はそうはいかないからな。

「親 死んだ後 お金」とかで調べてるけど、世の中の人みんなどうしてるんだろう。こういうことって誰に聞いたら教えてくれるの?私と母が取れる最善の選択肢は何なんだろう。

今日危篤電話が来ないか冷や冷やしながら夜を過ごす。

2019-05-14

学歴コンプレックス研究概観展望津田容子)

【関心テーマ意図

日本社会は表向き実力主義成果主義を掲げつつ、未だ学歴主義体質が根強いと言われている(渡辺,2006)。そのような社会の中で、大学学者割合が初めて5割を超え(文部科学省,2009)、数十年前と比較して高学歴化が進んでいる。全入時代までは至らないが、志望大学に拘らなければ受験生の9割超が大学に進学できる時代となった。今後は大卒肩書きのみでなく、大学知名度や質を重視する傾向が強まり受験競争さらに激化するとも考えられる。ここで問題となるのが、受験という競争に伴う敗者と勝者の存在である。彼らが過剰な挫折感や劣等感、あるいは優越感に囚われた場合学歴コンプレックスとして諸々の心理的社会的な問題を引き起こす。しかし現状は、定義自体曖昧であるため、研究者独自概念言葉で当問題が扱われている。そこで、今回は心理学分野での学歴コンプレックスに関する研究に注目し、考察と今後の展望を述べることとする。

【先行研究概観

学歴コンプレックスとは、不満足の原因を自己あるいは他者学歴に関連づけることで感じる、劣等感自尊心のこと(鷲田,1995)であり、学歴に対して劣等感を抱く場合学歴への誇大な自尊心を抱く場合の2層に分けられる。両層に共通する主な特徴は、以下の3点に集約される。第1に、自己の実力不足や失敗を過度に学歴帰属すること、第2に、自己だけでなく他者をも学歴評価すること、そして最後に、学歴ばかりに囚われ学業という本来目的を見失いかねないことである。これらの根底には、学歴が高いほど将来は報われると考える「学歴社会意識」(安藤,2007)や有名大学の進学のみに価値を見出す「学校主義」(野田,1996)といった学歴志向存在が窺える。層別に見ると、劣等感層では上述の志向に加え、入試時に第1志望に落ちて仕方なく所属大学に入った「不本意入学」(伊藤、1995)がコンプレックスの主要因となっている。そして、不本意から多浪仮面浪人、退学を繰り返す再受験症候群や、国公立大の進学者優遇する国公立大学至上主義下での私大学者なども本層に含まれる。一方、誇大な自尊心層では、学歴社会の勝者であるがゆえに、学歴に比例して自己過大評価する傾向がある。その裏には人柄や実力よりも学歴イメージが先行する、レッテルとしての学歴の影響が見られる。その他、学歴に見合った社会待遇でないと受け入れられない学歴保証希求や、就職時に多い高学歴者の挫折体験等の問題も挙げられている。これらの学歴コンプレックスに伴い、失敗感、挫折からくる無気力自尊心低下、不本意感に由来する不適応抑うつ状態といった心理的問題に加え、充実感や生き甲斐の欠如、自我同一性拡散の深化など、生き方のものに関わる問題存在示唆されている。また、学歴志向や進学観が親子間で継承される(吉川,2005)ように、親子間でのコンプレックス継承家庭内学歴格差によるコンプレックスなど、個人のみでなく世代間に学歴問題が発展する可能性もある。

【先行研究臨床心理学的意義と展望

先行研究は、学歴コンプレックスを多側面から検討し、日本独自学歴観や学歴の持つ意味学歴認知思考に及ぼす影響について言及した点で、学歴問題の諸相と今後の研究可能性を提示した意義を有する。今後の展望としては、同じ状況下で不適応に陥る人とそうでない人との相違や学歴にまつわる不適応への対処法など、臨床実践に向けた研究を進めていく必要がある。

津田容子引用文献>

安藤聡一朗 (2007).学歴社会意識とスチューデントアパシーとの関係についての考察 学習院大学人文科学論集,16,137-165.

池上知子 (2004).「学歴社会」に対する意識大学自己同一視との関係 愛知教育大学研究報告(教育科学),53,79-86.

伊藤美奈子 (1995).不本意就学類型化の試みとその特徴についての検討 青年心理学研究,7,30-41.

吉川徹 (2005).7-106間移動を考える.日本教育社会学会大会発表要旨集録,(57),44-45.

文部科学省 (2009).平成21年度学校基本調査.2010/02/02情報取得

野田陽子 (1996).学歴観の構良智 (学生とその親の学歴観の分析をとおして― 淑徳大学研究紀要,30(II),87-113.

鷲田小弥太 (2005).コンプレックスに勝つ人、負ける人PHP研究所渡辺山.

渡辺良智(2006).学歴社会における学歴 青山学院女子短期大学紀要,60,87-106

引用元:東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース下山研究室 社会と臨床心理学―研究会活動から見えるその諸相―

2019-04-15

anond:20190414112756

首都圏国公立大学医学部と言うと、東大医科歯科大、千葉大横浜大、埼玉大、そんなところか。

これを関東甲信静岡まで広げると、かなり候補が増えるのでは?

遠隔地だと大変かも知れないけれど、これくらいの距離なら無理がないと思う。

普通じゃないので

困る。困惑する。

母子家庭から父子家庭になるっていうアクロバティックな人生の経緯もある。そこからまさか国公立大学に行って引きこもりっていう経緯もあるんだけど、そういう人生の経緯の悩みはありきたりで、似たような悩みは見つかる。問題はそこじゃない。

実のところ、うちは神道系の新興宗教帰依している。日神会、といえばわかる人がだろうか。

祖父がその系統だったので、毎回お祈りを受ける。

治らない病気もあるが、たいていの花粉症だのインフルエンザ腸炎なんかは直してもらえる


昔は何も思ってなかったんだけど、それが普通じゃないということに気づいていたし。

それよりも、宗教なんて助けてもらえない、ただの派閥既得権益みたいな考えが普通ってことになんだかもやもやしてしまう。

自分毎日のようになんか知らない目に見えない、神様らしきものに助けてもらってる。

それをけなされたり、いないものと言われるのが、ちょっとしんどい
あと、神に期待しすぎでちょっと

神は人間よりはるかにいろんなことができるけど、しょせん、人間に少し毛が生えた程度だ。

病気を治したり、気分を向上させたり、ちょっとだけ運が良かったり。そういうのって、目に見えない。

日神会は最終的に神になるのが目的から人間も神として尊重して扱う。

ただ、その尊重は、大事にするというよりは距離感大事にする、だ。

自分の行いは自己責任他人のせいにしない。でも、自己責任だと突き放すこともしない。

2019-04-14

能力でなら堂々と差別しても良い理由を教えてくれよ

なんで?たとえば国公立大学入学とか公務員採用とか、完全抽選でないとダメじゃないの?現に国立小学校とかは俺の地元じゃ抽選だった。なんで差別正当化されてるのかちゃんと答えられる人いるの?

2019-04-13

anond:20190413013400

上野氏の内心、つまりどんな意図があってあのような祝辞を述べたのかと忖度すれば。

東大はじめ国公立大学私大入試に、半分の女性枠を作れ」という遠回しの意見だったのではないか

当然そんなことをはっきり言えば炎上するから、あのような体裁になっただけ。

2019-03-18

「安定」を求めて医療学部に行くのは間違い

国公立大学合格発表も終わり、進路が決まった人、残念な結果になってしま来年への決意を決める人、色々あると思う。

そんな中で自分の失敗談から、同じような目に会う人が少なくなるようにここに書き残したいことがある。

 「安定」を求めて医療学部に行くな

タイトルそのままである。行くな、というと語弊があるが、こんな人はいかない方が良いと思いますよーということを言いたい。ちなみに私は医者ではなくコメディカルなので医学科のことはわかりません。そこはよろしく頼みます

医療=安定、これは多くの人が思っているだろう。ある側面では、これは間違いではない。文系就活に比べ遥かに倍率が低く、就職率は100%だし、ほぼ正社員で、公立病院なら公務員である給料が極端に安いとかは少ない。 

ここまでだとやっぱり安定してるじゃないか、と思うだろう。しかしこれは、

「4年(ないし3、6年)の間、しっかり勉学に打ち込み、コメディカルになりたい!という思いを持ち続け、最終的に国家試験合格した」人だけがたどり着くゴールである

1つずつ解説していく。

勉強と実習がめちゃくちゃ多い

憧れのキャンパスライフなんてものはない。鈍器のようなサイズ教科書すべてがテスト範囲かいうふざけた量の勉強と、分かりにくいくせにテストだけ難しい講義。ちなみに講義選択権はない。全部必修である。終わったと思ったらひたすら立ちっぱなしの実習。まわりが旅行留学だとキラキラ楽しそうなのに、自分は訳のわからない課題におわれて、若い4年が終わる。最近surface広告みてスマホ割ろうかと思った。

コメディカル以外の選択肢が少ない

入ったときには憧れを持っていた職種でも、だんだん嫌になることもある。そうなったときリカバリーがまあききにくい。

医療系以外の学部だと、就活で色々な分野を受ける人もいる思う。しか医療系だと、その専攻以外の就活をするのはかなりイレギュラーだ。前例が少なすぎてサポートもあまり受けられない。

例えば教育学部でも先生にならない人はある程度いるが、医学部系はずっとずっと少ない。ネットにもエピソードは少ないし、採用担当も怪しむ。なにか相当な志望理由を用意しないと詰む。他の学部なら必要なかったくらいの大袈裟な志望理由を生み出す必要がある。

国家試験に落ちることもある

コメディカルでも合格率はバラバラだが、一番高い看護師でも90%前後である。いやいや9割うかるじゃん、と思うでしょ?でも考えてみよう。100人いれば10人落ちる。しかもあまり入学偏差値関係ない。あなたは、絶対に下位10%に入らない自信はあるか?

また、落ちても次の年、というのも中々厳しい。国家試験職種に関わらず、既卒生の合格率が圧倒的に低い。つまり、現役でこけてしまったらリカバリーが圧倒的に大変である

まり医療学部は、一度レールから外れると極端にハードモードになるところである。これを、安定といって良いのだろうか?

どうしてもなりたい気持ちがあって行くのはとても素晴らしいことだし、正解だと思う。ただ、親に言われたからとか、何となく安定してそうだから、とかでいくには、あまりにも(時間や労力に対する)コスパが低い学部だと思う。

この投稿を見た人の参考に少しでもなれば嬉しい。

2019-03-13

アメリカで有名女優含むセレブ子供入試不正に関与で逮捕

私立入試試験監を買収して点数上乗せしたとか替え玉受験させたとかなんだが、公金横領でも国公立大学でもないし大学から告訴があったわけでもないのに逮捕されるものなんだなーと。しかフェリシティ・ハフマンデス妻の続編見てるようで面白い

2019-03-11

anond:20190311145121

そりゃ三十過ぎてからキャリアが少ないのは当然でしょ

それに合格率は専門学校とかも合わせてでしょ?

国公立大学なら合格率9割以上だよ

元増田性格は最悪だけど

わざわざ悪い点に目を向けてお前には無理だと突きつける権利なんて誰にもない

2019-02-13

国公立大学学費は今の3倍に値上げすべき

そして家庭の収入に応じて、自動的給付型奨学金という形で授業料をガクンと下げる。金持ちの金を学内で再分配するべき。まあ、ペーパー離婚とかしてすり抜ける金持ち出てきそうだけど……でもこの方向性は間違ってないと思うんだよね。

公立授業料が安いのは逆進性が高い。今は6年通って350万くらいだけど、これが出せないっていって医歯薬獣を諦める受験生かいるし。

2019-02-04

地頭がいい』のは悪なのか?

IQ138でADHDの診断を受けている大学生

中学受験はそのIQの高さも影響してか、完全無勉でそこそこの中高一貫校入学した。

中学ときゲームインターネットにハマり、宿題ほとんどやらず授業以外一切勉強していなかったが、やはりここでも学校内で平均より少し下くらいの成績を維持していた。

高3の夏休みから流石にやばいと思い受験勉強を開始して、塾・予備校を使わずに有名国公立大学に進学した。

本題はここからで、高校時代までとくに褒められた経験が無かった。努力した人が褒められるのはもちろん分かる。ただ、もとから頭が良い人間はむしろ忌み嫌われ、努力マウントを取られることに納得がいかなかった。

受験勉強期間、仲の良かった友人に「なんで俺の5分の1も勉強してないお前の方が模試の点数高いんだよ、死ね」と言われたことはやはり忘れられない。(冗談っぽく言ってはいたが、この後疎遠になった)

正直自尊心はズタボロになり、強い劣等感を感じていた。

自分ギフテッドだ、とまで言うつもりは無いが、今後自分のように劣等感を感じる人が出てこないように日本でも2E教育が進むことを願う。

追記

anond:20190204125710さん

修正しました。漢字にかなり弱いのでまだあったら教えてください。

anond:20190204125710さん

不快にさせたならごめんなさい。2Eの語源がtwice-exceptionalなのからもわかる通り発達障害の人は皆IQが高いという訳では全くないので、ADHD全般に話を大きくするのは控えていただきたいです。

anond:20190204125710さん

大学名を隠す意味も確かにまり感じなかったので正直に言うと、東工大です。国語力が致命的に欠落していたため東大は断念しました。確かに大学には自分と気の合う人も多く、楽しくやっていますプライドが高いだけというのは確かにそのとおりかもしれません。

anond:20190204130444さん

診断済みです。

追記2

anond:20190204125710さん

まり意識してなかったのですが、それはあるかもしれません。今まで多動衝動性に感じては自覚が薄かったですが、気をつけてみたいと思います

tomiyaiさん

日常に関しては注意力が欠落していることもありダメダメです。

primedesignworksさん

から勉強を初めて合格できたのはコンサータを飲んで集中力ブーストをかけた事も要因のひとつとしてあるかもしれません。

akainanさん

東工大に入って自分より頭の良い人に出会え、今は比較的充実しています

文章の書き方が悪かったですが、主に高校時代に思っていたことを書きました。一部修正します。

mazmotさん

一応、病院で診断を受けたときに図ったIQです。

個人視点としては、知能の全部では無いが一部を見る指標として一定信憑性はあると思っています

2019-01-20

anond:20190120202713

昔「共通一次試験」といわれてたやつ。

共通一次」の名前の通り、どこの国公立大学を受けるにしてもまずこのセンター試験を受ける。

その後に大学ごとの二次試験を受けることになる。

私立大学の多くもこのセンター試験の結果を使って受験できる枠を用意しているので、大学受験するかなり多くの受験生がセンター試験を受ける。

どうせ来年か再来年には大きく変わることになってるし、別に知らなくてもいい知識だと思うけど。

2019-01-07

東京都教育委員会学歴観について

かなり昔に都立高校生だった私が、現在の母校の位置づけを知るためにネット検索してみたらこんなのが出てきた。

概ね私が当時持っていた(学校の)レベル感とそう大きくは変わっていないんだけど、学区制がなくなって自由学校を選べるようになった結果として、ガリ勉してでも有名大学に行きたい子と、そんなに成績が悪いわけじゃないけど、受験勉強にばかり青春を捧げるのもちょっとね…という子がどの学校を選ぶかという差が出てきてるように思う。

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/press_release/2017/release20170824_02.html

それにしても東京都教育委員会はずいぶん変わったなぁ…と思う。昔はあまり高校間のレベル差を強調しないよう、内申の比重を高くして、生徒たちを成績に応じて入れそうな高校に振り分けるのが中学校側の腕の見せ所で、いわゆる名門と言われる高校でもさほど倍率は高くなかった。が、そのことによってかつては東大等への合格者数が多かった元進学校凋落することとなった。(特に東京23区内では進学に強い私立校が増えたというのもあると思うけど。)

で、そのことに業を煮やしたと思われる都教委が出したのが「進学指導重点校」なるもの指定して学校間の競争あおり、かつての名門復活を目指す作戦だ(あくまでも私の推測だけど)。いかにもお役所っぽい書き方でごにょごにょ書いてあるけど、要するに偏差値で行くとトップが(1)進学指導重点校で、次が(2)の進学指導特別推進校で、それに続くのが(3)進学指導推進校だよね。

別に私はこのやり方が間違っているとは思わない。頭の出来が一緒でも塾に行く金や名門私立進学校に行く金のある子だけがエリート大学に行けるのではなく、安い学費でも進学に力を入れる都立高校勉強すれば名門大学に入れる…という選択肢を作ったんだからね。

そして、ここには「難関国立大学等」として「東京大学一橋大学東京工業大学京都大学国公立大学医学部医学科」というのが明記されている。関東圏の人であればだいたい納得するしかないラインナップではあるが、塾とか予備校でもここまで特定大学名を出さないのではないかと思うようなターゲットの絞りっぷりである

お金持ちの家に生まれなくても、努力すれば名門校に進学でき、将来有望職業に就くことができる」という意味では素晴らしい制度だと思う。が、比較的緩い制度時代都立高校生として青春を送った身からするとちょっとえげつないなぁ…という気もするのである

2018-12-30

早死にするために煙草を吸っている

僕が煙草を吸っているとよく聞かれることがある。

「なんで煙草を吸ってるの?」

単なる会話の糸口として聞かれる場合もあるし、疑問の提示場合もある。ともかく上記の疑問の後に続く文は経験上多くの場合共通していた。

「体に悪いよ」である

この呼びかけに対する返答に僕はひどく困るのだ。

僕は早く死ぬために煙草を吸っているのだ。

ただ、こんな返答をすれば今度は相手が困る番だ。それは僕の望むところでは無いので当たり障りのない嘘を返すことになる。

嘘をつくのはどういうものであれ、僕にとっては蟠りとなる。なので、ここでは何故僕はそのような理由煙草を吸っているのか、吐き出すことにした。

本来であれば墓まで持っていくかチラシの裏にでも書くべきなのだが、僕は墓まで持っていける程の思慮も持ち合わせておらず、最近のチラシはツルツルした紙に両面印刷されているので書きにくいのだ。

前提として僕は特徴のある生き方はしていない。

普通の両親からまれ地元公立小中高校と進み、地元国公立大学を4年で卒業し、東京企業就職した。年齢は30代が見えてきた辺り。履歴書の経歴欄は2,3行で埋まり、「特徴ねえな」と思ったものである

だがこんな人生の中でふと思ってしまったのだ。あと何年も生きることになるのか。と。そんな思考に至ったのは記憶が正しければ高校時代に進路を考えていた頃だった。

この思いは一種のひらめきに似たもので、どのように導き出されたのか自分にもわからない。ただ分かるのは、この漠然としたひらめきは僕にとっては恐怖として解釈されたということだ。

生きることに恐怖を抱いた場合自明解決手段がある。死ねばよいのだ。

ただし人間はそれほど明瞭な思考回路をしていない。人は、パンによってのみ生きるのではなく、必要ものはまだまだあるのだ。そして生きるために必要だったそれらの多くは、死ぬときにはしがらみとなるのだ。

僕にとってそれは家族自分自身であった。家族迷惑をかけたくないし、自殺者の家族という不名誉を負わせたくない。この思考理解が容易だと思う。

問題自分自身だ。あくまで僕は僕の保身の為に一定名誉を保ったまま死にたかったのだ。

改めて文字にしたためてみると途轍もなく独善的であることを認識させられるが、これは僕自身をどう殺生するかの問題だ。独善と詰られようと知ったことではない。

まず思いつくのが自殺であるが、実行後の障壁が多すぎて諦めた。車や電車に身を投げようが高所から飛び降りようが樹海に行こうが、最終的に家族に多大な迷惑がかかる。

なので病気になって死ぬことにした。次善手である。この方法では僕は"不幸にも"病気にかかって死ぬことになるため名誉を失わず死ねるのだ。病気の合間は苦しむことになるだろうが、周囲の同情を買ってくれるのではと打算的に考えている。

それに利己的に死のうとしているのだ。当然の報いであろう。

病気になる方法は色々あるだろうが、摂取する毒が広く売られているのでそれを利用した。それで行き着いたのが煙草である

死ぬには数年から数十年かかるだろうが寿命が縮むのは間違いないだろう。またその期間で両親が他界し、兄弟姉妹結婚していれば言うことがない。

結果として僕は病気死ぬため、ひいては自殺と悟られないよう大手を振って死ねるよう煙草を吸っているのだ。

体に悪い事を知りながら。むしろその悪性を利用して。

僕は結婚はしないだろう。子供を持つことに興味を覚えることはあれ、現実感はないし人の親になる器ではない。

何よりしらがみが増える事を良しとしない。親戚の子ゲームで遊ぶくらいがちょうどいい。

会社の昇進にも興味がない。死のうと思っている人間には煙草を買える分の金さえあればいい。煙草が一箱1000円になれば考えるかもしれない。

このまま働きながら職場喫煙所や自宅のベランダ煙草を嗜み、いつか来る病魔を待ち続け、いつの日にか惨めに僕は死ぬのだ。

2018-11-15

anond:20181115131714

納税者としては、金を使わず論文書いた研究者が一番えらい。

おいおい、すげーな。国公立大学法人なんて要らないという結論に達してる。

2018-10-30

教え子が大学に受かったけれど喜べない

教え子が国公立大学に受かったのだけれど素直に喜べない。

なぜなら父親パニック障害、ってことで5年以上働いてない生活保護世帯で片親だから

今の時期受かるってのはAO入試で、頭のいい、いい子なんだけど入った後も苦労しないようにって勉強続けてほしいか

補習受けていくのが筋なのに父親

授業料減免なるっていっても進学するっていうとお金がかかる」

「少しでも稼いでほしい」

ってアルバイトさせてくれっていう要請をしてくる。

自分は5年以上働いていないのにだよ…?

もちろん高校のいろんなお金ほとんど入れていない。

親を切るなら今だぞ、と何度も言っているんだけれどやっぱり高校生くらいだと切れないんだな…。

自分の無力さを感じるよ。

2018-10-04

感情の整理。

なんでこんな日記を書こうとしているんだろうか、私にもわからない。

何故なら私ははてな匿名ダイアリーというものがびっくりするほど嫌いだからである

言いたいことがあるなら名乗れ。名乗れないようなことはネットに書くべきじゃない。

そんな考えの私がこうやって筆を執ってる?のだから相当異常なのかもしれないですね。

おそらく自分感情の整理のために書くんだと思います

これが真のチラ裏

あ、文章を書くのがびっくりするほど苦手なので読みにくかったらごめんなさい。

願わくば誰の目にも触れないことを願っています。まぁネットの海に流してしまった以上無理だけど。


結論からいうと「自分クズ過ぎて消えたい」ということです。

ここから先くっそ長いので結論だけ知りたい人はここで帰ってもらって結構です。


私はとある地方国公立大学に通う4年生です。

無事に就職先も決まり、あとは卒業するだけです。

理解ある親の元で育ち、少ないながらも友人がいて、趣味もあって、そっちの方面の友人もいる。

なんなら趣味関連では二次創作一定の評価は得ています

まぁここまでくれば人生順風満帆のように思えます

びっくりするほど運動できないし、顔面偏差値25だけど。

どこから話そう。

筋道立てて話すのが苦手なので、箇条書きでばーっといきます

まぁ箇条書きの一つ一つが長いんだけど。



・私は他人と比べると本当に脆いんです。

何でそんなことでへこむの?というところでへこむ。

みんななら耐えられるところで挫折する。

努力のやり方がわからない。

おまけに体力もないからすぐに疲れる。

・だから周囲が「つらいことあっても耐え抜いて乗り越えて今がある!」

みたいな感じなのが眩しすぎて。

「それに比べると自分は実際なにも頑張ってないからつらいなんて言えない」

これ、本当は頑張っている人が吐きがちな言葉だと思うんですけど

実際私本当に何もやってないんです。無。

もう周りが普通に生きてることが眩しくて。

いや、普通って何?ってなるけどさ、その普通すらろくにできてねーんだよこっちは。

自分というパーソナリティに一切の希望見出していない。

周りの環境に恵まれたからここにいるだけ。

中学校の頃から何かが崩れ始めて、リスカもしたし、小児精神科に通った。

そのころ幸運なことに勉強だけはできたので割かし偏差値上位の高校に入った。

高校勉強に関しては落ちぶれたものの、運よく地方国公立大学に入れた。

大学入って自分のやりたいことが揺らぎ始めて、途中であった実習で完全に挫折

この学問で食っていくのは無理だ、となった。

私の大学専門性の高い大学(かなり専門学校に近い)なので、周りも真面目な人、

優等生として生きてきて挫折とかしたことない人、逆に挫折まみれで傷だらけでも

何とか今日まで生きている人、みたいな感じの人が多くて、

そんな人たちと同じ環境にいるのが耐えられない。

あと、その学問と向きあうのがしんどくなって、実習報告書が書けなくなって、

去年の12月、休学しました。

・休学といってもかなり短いもの2月に受けれるテストはすべて受け単位取得。

4月には一応復帰という体を取った。

ただ4年前期はまじでゼミ卒論しかなかったので学校に行ったのは片手で数えられる程度。

いろいろあってゼミ選びを失敗し、教授とひたすらそりが合わない。

そのため顔を合わせることもしない。

卒論で何やりたいかからないまま今に至る。1文字も書いていない。

ていうか卒論という言葉すら聞きたくない。

教授の顔も見たくないし、何なら名前も見たくない。

10月、休学中に取りこぼした単位を取るために本当は学校に行かなくてはならない。

この単位を落とすと、卒論を出さないと、留年

うちの大学留年はかなり少なく、学年でも片手で数えられるかなレベル

しか留年後に卒業できる率がかなり低い。ほぼみんな中退

学歴高卒で働いて食べている人が世の中にいっぱいいるのは知っている。

ただ私の周りには大卒・専門卒しかいないため、高卒で働いているビジョンが、見えない。

・このような状況にもかかわらず、大学に行けない。

何でだろうね、行けばいいじゃん、卒論も書き始めればいいじゃん、って思うのにね。

思うだけでどうして行動に移せないんだろう。あーあ。

学問に向き合うことすら嫌だ。

ほら「嫌だ」って感情論でわがまま言ってちゃだめでしょ私。

ちなみに定期券の期限は切れた。履修登録もしていない。

これもう行く気なくない?笑

・この状況を親にとても言えない。

まず留年なんて、口が裂けても言えない。

理由は何て言おう。卒論が書けそうにない?そんな馬鹿なことを言えるか。

また休学なんて、申し訳なさすぎる。

企業からもらった内定はどうするの?

学費は?国公立から比較的安いけどそれでも大きい金額だよ?

また休んでも、どうせ同じことの繰り返し。

また就活するの?就活向いてないよ私。

そもそも人間として呼吸するのも向いてないけどな!あはは

・このまま生きているのが親に申し訳ない。

お昼に起きる私にお昼ご飯を買ってきてくれる親を見ていると自分が情けなくなる。

親に対しては「私を産んでくれてありがとう」という感情

「なんで私なんか産んじゃったんだよ」という感情がある。

こんなこと思う自分が嫌で仕方ない。

・すごくわがままなのかもしれないけれど、

今持っているものをすべて捨てたい。

でもなにかやり直せる気もしない。

・世の中の人間まじで自分人間やめた方がいいって思わないのかな?単純な疑問

・すごく病んでるように見えるし「もう病院行った方がいいのでは?」とも思うかもだけど

食欲もあるし、人と会話もできるし、好きなソシャゲプレイしてる。なんならバイトも行ってる。

何の問題もない。むしろ何の問題もないことが怖い。

・私を見ないで。

私という存在をないものにして。

こんな人間存在することが世間申し訳ない。

頑張って生きている世の中の人に顔向けできない。




はいクズがひたすらわかりづらい文章をつづっただけでした。

自分でも書いてて意味わかんなかったもん。

たぶんこれ絶対「ならさっさと死ね」とか「行動に移せ」とか言われるんだろうな~~~~~

まぁそんなもんだよね事実だし!

からといって慰めの言葉もいらない。

もっといっぱい書きたいことはあるけど頭の中がぐちゃぐちゃしてきたのと、

これ以上綴ったらもっと支離滅裂になりそうなのでやめます

時間も4時になったし。朝の。

ここ数年この時間にならないと眠れないんだよ。

とりあえず気の迷いがあってもいいように国家試験の申込だけは忘れないようにしないと。

明日はお世話になってる先生と先輩と後輩(どれも大学とは関係ない)とご飯から

「私」を装っていかなきゃ。心配はかけないように。



追記(2018/10/04 14:00)

こんなに見られると思ってなかった。やっぱりネットって怖いね

かれこれ15年以上ネット住民やって、一時期2ch(今は5chっていうのかな?)の徘徊もしてたのに!笑

私がはてな匿名ダイアリーを嫌いといったのには、私の趣味の界隈?で

愚痴があってはてな匿名ダイアリーに書く→学級会って流れがあってそれが嫌いだからです。

とりあえず今日は背負ってるもの全部忘れて先生たちとのご飯を楽しみます

母親へ。買ってきてくれたクッキー美味しかったよ。

2018-09-02

なぜ私がオフに引きこもるのか

‪どうしてオフの日に引きこもるの?と周りによく聞かれますが、実はこれにはふかーい訳があります(割と深い)‬

‪遡ること小学生時代‬。

‪私はなんと、小1から小6まで、ずっと学童保育にお世話になってました。これは異例措置です。通常大体3年生までで学童保育は終了します。うちは両親とも18:30を過ぎないと帰宅しないため、特別許可されてました。‬

‪私は、小4くらいか同級生放課後遊んだことが、ありません。‬

‪ちなみに、土曜の特別学童保育にも行っていたため、休みの日にも同級生とは遊べません。‬

‪土曜は学童保育が終わり次第すぐピアノのレッスン。通信手段がないので、友達と日曜に遊ぶ約束ができませんでした。代わりに日曜はピアノ練習に費やしました。‬

‪続きまして中学時代。‬

‪入れば難関国公立大学に受かるという謳い文句に唆され、中学受験を経て地元私立中学へ入学。待っていたのは地獄毎日でした。‬

毎日7時間授業、昼休み英単語テスト、週に3回の放課後補習、毎日山のように出される宿題先生から恐怖政治‬。

‪私はそれにピアノ練習が加わります。‬

毎日片道1.5時間かけて登校し、5時まで授業を受け、また1.5時間かけて下校。2時間かけて宿題をし、1時間ピアノ練習をする。寝る。‬

‪この繰り返しです。ちなみに私の中学土曜日も授業がありました。土曜はピアノのレッスンなので宿題ができず、その分日曜に回すことになります。‬

‪こんなの遊ぶ暇ありません‬。

高等部でこれがエスカレートします。宿題の量も増え、土曜授業も増え、休み時間の小テストも増え、それにより唯一自分時間だったピアノ練習もレッスンも削られていきます。‬

‪こうなってしまうと、日曜に誰かと遊ぶ、なんて気力はなくなりました。遊んでた人もいたけど。私には無理でした。‬

そもそも田舎私立電車通学してたわけです。まず同級生と待ち合わせるだけで一苦労です。電車の本数も少ないし。‬

‪結局、小学生時代から高校生時代まで、私は両手で数える程度しか、友だちと遊べませんでした。‬

‪これだけやったのにピアノダメ大学受験も失敗したし、ほんと私の人生何なんだ。という話はまあ置いておいて。

とまあ、自分の遍歴を見て自分ドン引きしている訳ですが、こんな人生どこが楽しんだって話で、もうほんと間違いなく何もかも楽しくなかったです。

大学から出会った人からすれば全く想像がつかないだろうけど、私は人と遊んだ経験ほとんどないんです。

からないんです、人との「遊び方」みたいなの。

からオフの日は、分からいから、家にいるしかないんです。経験がないことはできないし、知らないことはできない。だから人に誘ってもらわないとついてけないし、何も行動が起こせない。

2018-08-09

医者増田を書いてわかったこ

東京医大の女子減点問題について、いち小児科医が思うこと

優秀な医者とそうでない医者の違い

を書いた増田です。すいません、この2つですが、書いたのは実は同じ増田です。


どのくらい反響があるかを前の増田の影響がない状態で見てみたかったので、2つめはあえて文体を変えて書いてみました。

ばれるかなと思ってドキドキしていたので、今のところ同一人物じゃないかという指摘がなくて良かったです。


今回、東京医大事件によって、医療界が抱えている大きな歪みが一般の人の前にも明るみに出たので、いい機会だと思って普段なんとなく考えていることを文章化してみました。

読み返してみると2つとも無駄に長いですね。

現代医者の性かもしれませんが、できるだけ状況を丁寧に説明して相手選択してもらうような考えが染みついてしまっているので、ぐずぐずまとまりのない文章になってしまいました。

まぁ、もともとまどろっこしい性格なのですが。

こんな長い文章なのに、多くの人に読んでブックマークしてもらってうれしかったです。

あんなにたくさんの増田がある中で拾われるなんて、増田ウォッチャーの方は本当にすごいですね。


たくさんいただいたブックマークコメントを読んで感じたのは、やはり医療現場の外にいる人に医療現場のことをわかってもらうのは難しいということです。

別にすべての人にわかって欲しくて書いた訳ではないですが、中にいる人間としては、そんなに単純な話ではないんですと思うコメントもたくさんありました。単純に私の伝える力がヘボいだけかもしれませんが。

その現場の中にいる人にしかからない空気感があるというのはどの分野でもある程度同じだとは思いますが、病院はどうしても病気の人と病気を治す人という特殊かつ閉じられた環境になってしまうので難しいです。

風通しを良くするために、他力本願で大変申し訳ないですが、こうすればいいという考えを持たれている、他の分野、特にはてなユーザーに多数いらっしゃるであろうITエンジニアの皆様におかれましては、ぜひ病院という環境に飛び込んで、自分の分野を活かした医療環境改善プラン提案していただきたいものです。

ニーズは非常に高いので、ビジネスチャンスはたくさん転がっていると思いますし、なにより実際に環境改善されれば現場人間に非常に喜ばれると思います

さらに、現場環境改善はそのまま患者さんに提供する医療の質の向上につながります

みんな大喜びです。

可能であれば医師から何か提案したいところなのですが、医師特にマネージメントに関わるような立場にある医師は、結局その技術で何ができるのかと言うことまでキャッチアップできていないことが多いので、そもそも活用法を思いつきません。「IT活用して何とかして」とか言われたらみんな困るでしょう。

医療者がAIも含めたITリテラシーを高めるのと合わせて、IT側もビジネスチャンスと考えて積極的医療に関わり、その高い技術力を活かしてもらいたいものです。


偉そうなこと言ってないでお前も何とかしろよと言われそうですが、卒後10年弱で中堅に入りかかった程度の小児科医としては、増田を書いて少しでも理解裾野を広げることと、自分の周りの環境を何とか良くする程度しかできることがないのがつらいところです。

早く偉くなって自分の影響力が及ぶ範囲を広げたい。


最後に、前2つの記事ではできるだけフラット立場で読んで欲しかったので、自分の考えをあまり書きませんでしたが、「結局増田解決法についてどう考えるの?」というコメントをいくつかいただいていましたので、自分の考えを書いておきます

前もって断っておきますが、例のごとく非常に長いです。すいません。


医学部入試について>

今回の事件に限らず医学部入試に黒い噂がつきものなのは大学医学部医学科に入学した人のほとんどが医者になるという現状が原因で、これが諸悪の根源です。

まり入試不正をなくすためには、ほぼ入学ゴールという現状を変えなければいけません。

すなわち、医学部入学者を増やして医師教育入り口である医学部入学の門戸を広げて、代わりに国家試験という出口で医師の数を調整する、という方法です。

大学医学部に入れたところで医師になれるかどうかはその後の自分次第なので、不正をしてまで入学するメリットは大幅に減ります

出口を国家試験にしてしまえば試験による不正基本的には起こらないはずです。(このご時世なので何があるかはわかりませんが)

現行のペーパーテストのみの国家試験をより実践的なものに変更する改革と合わせれば、現場に出る医師レベルもある程度保証できるはずです。

国家試験受験者の大多数が合格できる試験でなくなり、さらにより実践的なものになれば、各大学間で合格率に大きな差が出ることになると思いますし、大学間での競争活性化されて問題のある大学は淘汰されていく流れになるかもしれません。学生競争さらされてしっかり勉強するようになるでしょう。

さらに、医学教育の出口で医師の人数を調整することにより、入り口で調整している現在より速いスピード医師需要の増減に対応できるようになります


問題点としては、医師になる教育を受けたのに医師になれない人が多く発生することです。タイミングによっては、氷河期みたいな現象が起きてしまうかもしれません。

医学生にとっては、大学に入ってしまえばほぼ医者になれる現状に比べてかなり厳しい状況ですが、世の大学生や大学院生たちは、就職においてかなり熾烈な競争を行っているようですので、現状が甘やかされすぎです。

ただ、医師になれなかった学生の受け皿は必要です。医師に準ずる知識技術を持った非医療職というのはある程度の需要があるとは思いますが、どこまで一般企業などがそういった人材を、しか国家試験に落ちてしまった人材を欲してくれるかは疑問です。

医師みたいな資格を作って病院で働くというのも一つかもしれませんが、どういった制度設計にするかは十分な議論必要です。

とにかく、国家試験に落ちてしまってもすべて自己責任としてしまうのは今の日本ではちょっと受け入れ難いと思いますし、この辺りは検討余地が多数残っています

他の問題点としては、やはり大学負担が増えることでしょうか。

大学時代によく言われたことですが、医者を一人育てるのにはお金を含めた莫大なコストがかかっているそうです。

国公立大学言わずもがなで多大な税金が投入されていますし、私立大学でもある程度は学生授業料でまかなわれているものの、少なくない税金が投入されています

その税金を、医師教育として医者にならない(なれない)人のために払うべきなのかというのは議論が分かれるところだと思います

国公立大学でも学生負担を増やすのは一案だと思いますが、結局お金持ちしか医師になれなくなっては本末転倒ですし、アメリカのように借金してでも大学に入ったのはいものの、最終的に医者になれなかったのでは救いのかけらもありません。

つの時代お金の話は悩ましいものです。

また、お金だけでなく人的なコストも増大します。

現状では大学教員診療教育研究を一手に引き受けており、学会活動なども含めて多忙を極めています

ただでさえ手薄な教育なのに、これ以上にリソースを割けと言われると行き着く先は地獄です。

解決策は大学教員を増員して診療教育研究のうち得意な分野に専念させることですが、そんなことができるお金のある大学日本には存在しないでしょう。

やっぱり先立つものは金です。

国民の皆さんに納得していただいて増税するしかありません。


医師労働環境改善について>

最初増田に書いたように、医師労働環境改善女性だけの問題でなく、今後は男性医師にとっても重要問題となってきます

特別女性が働きやす環境を作る必要はなく、性別関係なく医師が働きやす環境を作れば、その結果として女性もあまり無理なく働ける環境になると私は考えています

そのためには、賢明なるはてなユーザー諸氏と同様に、医師の数を増やし、医師業務を他の職種移譲できるもの移譲し、病棟業務については複数主治医制にすることが基本的には必要だと思っています


この3つのうち根本的かつ最も強力な改善策は医師の増員だと思うのですが、いかんせん現在制度では増やそうと思ってもどうしても10年近いタイムラグが生じてしまます

軍隊みたいに予備役みたいな制度があればいいんですが、医師に関してそんなバッファーを用意できるほどこの世の中に余裕はありません。

増えた頃にはAI進歩によって劇的に医師業務スリム化されていて、既に多くの医師が用なしになっているという未来も想定しておかなければいけないことを考えると、現実的には、今から医師を増やすよりはAI進歩を待つ方が良いのではないか個人的には思います。非常に悩ましいところです。

また、医師を増員する場合は、増員した医師診療科と勤務先が偏ってしまうと増やす意味がないので、国家試験の成績など何らかの形でそれらを制限する仕組みが必須です。

しろ医師を増やさな場合でも、今後の医療においてこの仕組みは必須になってくる可能性が高いでしょう。

これから医師を目指す学生諸君にとってはこれも厳しい話ですが、医者が好きなように診療科と勤務地を選べる時代は終わったと諦めるしかありません。


医師の増員についての問題点は、やはり人件費です。

業務量の減少に合わせて個々の医師給与は減ることになると思いますが、総量規制で「人数を倍にしてやるから給料半分な」というのはさすがに厳しいですし、それなりの人件費の増加は免れないでしょう。

また、上にも書いたように医師を増やすことで大学の育成のコストも増加します。

やっぱり先立つものは金です。

私の給料が減ることについては生活に困らない程度までは我慢しますので、国民の皆さんにも納得していただいて、増税のうえ健康保険料の値上げと医療費の自己負担割合を上げさせてもらうしかありません。


医師業務を他の職種移譲することについては、現在も徐々に進んできていると思いますが、現在既に忙しく働いている医療者に業務移譲しても仕方ないので、やはり追加の人員を確保することが問題となります

医師を雇うよりは人件費は抑えられると思いますが、日本全体で考えれば結構人件費の増加になるでしょう。

また、処置にせよ事務仕事にせよ、医師負担を減らせる程度までの業務移譲するためには、相手にもそれ相応の医療知識技術必要です。

その教育や育成にも金銭的・人的コストがかかります。やはり先立つものは金ですね。

カネカネ言い過ぎて、賢明なるはてなユーザー諸氏に「医療現場問題は放っておこう」と思われないか心配になってきました。

とは言え、退院マリを書けるくらいの医療知識と高い事務能力を備えた人材がいれば、病院においては引く手数多だと思うので、そういった人材を育成して派遣する会社を作れば儲かりそうです。実はビジネスチャンスなのかもしれません。


複数主治医制についても基本的に賛成です。医師がある程度安心して病院を離れるためには必要制度だと思います

ただ、患者さん側の理解必須です。

主治医団のメンバーすべてが同様の能力を持っている訳ではないこと」、「チームのメンバーのうちA医師にはできることがB医師やC医師にはできないこともあること」、「緊急時を始めとして常に望む相手診療が受けられるわけではないこと」。

理性的はてなユーザーの皆様には理解しがたいことかもしれませんが、この当たり前とも思えることを納得して受け入れてもらうことすら難しいのが医療現場の現状です。

2つめの増田に書いたシチュエーションはほぼ実話で、同じようなことは重症度は違えど年に数回は起こります複数主治医制での別の主治医とではなく、当直医との間においてですが。

もちろん、実際の状況はあんなに単純ではないので、自分主治医側の場合もあれば当直医側のこともあります

私は小児科医なので、実際に起こっていると言うことは、あの場で急変しているのは子どもです。生後1ヶ月に満たない赤ちゃんのこともありますし、中学生のこともあります

いずれにせよ、急変した我が子を見て、このまま我が子が死んでしまうかもしれないと言う状況で「これも運だから仕方ない」と冷静でいられる人はいません。A医師を呼んで状況が改善する可能性があるのだったら「A先生を呼んで!」と言わない親は現実はいません。そんな親はみたことがありません。

別にそれが悪いと言っている訳ではありません。自分がその親の立場だったら言ってしまうと思います

ただ、その希望が常に叶えられるものではないことくらいは理解して受け入れてもらうのが、複数主治医制が根付くために必要な前提条件だと思っています

簡単そうに思えるかもしれませんが、現場においては本当に難しいことです。

患者さんやその家族が、多くのはてなユーザーの皆さんのように、正しさのためならC先生我慢するか、と思える方ばかりならいいのですが。

この前提条件が成り立たない状態複数主治医制を実施すると、前の増田に書いたようなことになって、優秀な医師病院を離れられない空気感ができあがりA医師疲弊するだけです。

また、複数主治医制を機能させるためには、どうしても1つの医療機関にそれなりの数の医師を集めなければいけません。

上にも書いたように、医師の増員にはどうしても時間がかかるので、さし当たっては医療機関の集約化を行うしかありません。

中規模の病院を中心に統廃合が行われた結果、中規模以上の医療機関へのアクセス悪化し、患者さん側にはご負担をおかけすることになると思います


医師労働環境改善のための患者さん側の理解という点では、医師時間外の仕事を増やさないように協力していただくことも重要です。

夜間・休日不要不急の受診を控える、平日の日中以外に病状説明求めない、この2点で小児科医の労働環境結構改善すると思います

子ども医療費の自己負担額は多くの自治体でただ同然なので、その受診人件費を含めてどれくらいのコストがかかっているか無頓着な方が少なからずおられます

金銭的・時間的にアクセスが容易だから夜間・休日でもとりあえず受診しておこうという姿勢は、上に書いたように医療費の高騰や医療機関の集約化を通してその容易なアクセス崩壊させ、結果的に自らの首を絞めます

もちろんどうしようか非常に迷った上で受診して、ひどく申し訳なさそうに診察室に入ってこられる保護者の方もたくさんいますし、小児科に関しては子どもことなので、もちろん心配であれば夜間でも日曜でも受診してもらったらいいのですけどね。


AIについて>

AIは将来的に医療の様々な分野において医師業務を助けてくれる存在になると思いますしかAIの素晴らしいところは、いったん開発してしまえば計算機電気さえ食べさせていれば文句を言わずに働いてくれるところです。もちろんメンテナンス必要ですが。

上に何度も書いたように、先立つものは金というこの世知辛い世の中において、人件費がネックにならないのは非常にありがたい存在です。

咽頭画像撮影して、その画像からインフルエンザかどうかを診断するAIを作っているベンチャー記事をどこかで読んだ気がしますが、そういった特定の疾患かどうかを診断するようなAIは実現が間近のようです。

一方で、多くの人がAI診療と言われて思い浮かべるような、患者情報インプットすることで自動的に診断や治療法などをアウトプットしてくれる夢のようなAIはまだまだ実現は遠そうです。

そういったAIを実現するための最大の課題は、我々医師が診察の現場において収集している情報のうち数値化や言語化が難しい情報を、どのように計算機 Permalink | 記事への反応(10) | 23:00

2018-07-01

anond:20180701154741

国公立大学入試アメリカの名門大学私立だけど)を見習ってペーパーテスト足切りだけに使って「人物重視」みたいなのに改革する予定じゃなかったっけ?

アメリカじゃ実質的ガリ勉アジア人を弾く結果になってるとか。

2018-06-26

任期付き大学教員家族の所感

国公立大学任期付き大学教員の妻の所感です。

まず任期付き。3年ぐらい毎に各地を転々としている。

常に職探し。〇レックイ〇をチェックしない日はない。

公募に応募。任期なしの仕事があってもぴったりという条件のものはなかなか出ない。出るのはおそらく数年に一度。タイミングがうまく合わないと移動したばかりだったりしてそれすら逃してしまう。

5年ぐらいの任期付きのはまだ採用されやすい。でも毎回、応募の書類揃えるのも大変。激務の主人の代わりに書類チェック、書類郵便局に出しに行く。

次の仕事が決まるまでは迫って来る任期意識しない日はない。任期満了に怯える日々。

新しい仕事が決まっても引っ越し代は満額出ない。ぼろぼろのお化け屋敷のような官舎は数年待ちの状態で空きがないことも多く、賃貸住宅を借りることになる。

しか敷金とか礼金は自腹。家賃補助も夫のお小遣い程度の額。引っ越し代も最低額しか出ないので春に引っ越したら大赤字。転勤先で知り合った企業様の転勤族との待遇の違いに驚愕する毎日

引っ越し代も家賃補助も満額で近い金額が出るなんて夢のよう。一方のこちらは転勤に伴う定期的な引っ越し代の出費に怯える日々。

子どもが小さかった頃はもちろんワンオペ育児。そして子どもがある程度育った今は転勤先のよく知らない土地のよく知らないコミュニティ積極的に入っていかなければならない。

子どもが疎外感を感じないようにいじめられないように、学校地域活動には積極的に参加するようにしている。

でも本音はもうフルタイム自分仕事を持って働きたい。だって引っ越し代がかかるから自分の年齢が再就職が難しい年齢に差し掛かっているから。

でも近くに頼れる人は誰もいないし、子ども小学生になってようやく働けるようになった今も休みやすくて辞めやすパート仕事をするのがやっと。

そろそろ落ち着きたい。家を買わないとこのままやどかりみたいな生活で定年を迎えて困ることになりそう。でも計算してみたら、夫単身赴任世帯分離できるだけの収入があるかどうかあやしい。少なくとも自分フルタイムで働かないと世帯分離できなさそう。

公立大学任期付きの研究職を転々としてる教員家族はこんな感じです。食べられているだけましなのかな、というレベルで、この先任期なしの仕事にありつけるまでこのままだと思われる。

結婚相手としてどうかと言われると正直、いろいろしんどいです。

2018-06-06

奨学金授業料ニュースを見ているのがつらい



奨学金も、授業料免除も、受けたことがない人が制度を作る。

ヒアリングもしないか的外れ制度になっていく。

利用されることが目的じゃなくて体裁なんだろうな。




数年前に国公立大学で無利子奨学金授業料免除を全額とか半額とか受けて祖父母に支払ってもらって卒業した。

下宿は親せきの家で、家賃25000円で置いてもらって、かなり恵まれていた。



父親とは縁を切ろうとして家を出たのに、奨学金授業料免除も、親の証明がいる。

祖母父親交渉してくれたけど、それはもう毎回、戦争だった。

社会的クズからか、不満の当てつけか、書類が遅れることはいものことで、何度、学生課に頭を下げたかからない。

父親自営業で、実質経営破たんしていたから助かったけど、下手に収入あったら困ってただろうって思う。


それでも、こんなのマシだ。


毒親を想定しない制度の多さ - T.が過去を振り返る http://t-ritama.hatenablog.com/entry/2016/06/03/113152



自分国公立大学に入って驚いたのは、お金に余裕はなくても、親がちゃんといる、ちゃんとした教育を受けている子が圧倒的に多いことだった。

自分の周りは片親か、クソ親で愚痴っている子が多かった。

そりゃそうだ、入る段階で、選別されているんだから

自分は運が良かった、と本当に思う。



堀茂樹教授「どちらかといえば金銭的&文化的に恵まれ若者達の組織」に対する反応と奥田君の苦悩 - Togetter https://togetter.com/li/921944 @togetter_jpさんから


自分も、授業料免除の度に、何の苦労もない人が羨ましくて仕方なかった。

自分の生まれと親と自分自身を何度呪ったかからない。

目の前が真っ暗にならなかったのは、大学での友人の存在と、今は夫になる人がいたからだ。

夫は、親が継父でお金を出してもらえず授業料免除却下され、奨学金を借りて毎日8時間アルバイトをして、大学講義にも出て、ちゃん卒業した。


毎日、八時間アルバイトして、勉強して、息抜きの暇もない。

友人は、バイトしたお金自由に使って遊んでいるし、貯金もある。

そんな格差を目の前で見せつけられた、高校卒業したばかりの若者が耐えられるか、と思うのだ。


今も、日本は、こうして、呪いを貯めこむ学生を増やしているんだろう。

自分も、その一人だ。


奨学金授業料免除に焦点が当たるのは最初は嬉しかった。


でも、これで救われるのは、自分じゃないのだ、と気付いて、気が重くなってしまった。

あの時の、自分のつらさを、他人にも味わってもらわないと平等じゃない、と考えてしまうようになってしまった。


社会人になって数年。

奨学金の返済額は、夫と合わせて五万円弱。消費税もあがった。

大学の時は、これから働いて豊かになるぞ、人生、楽しもう、と思ってた。

だけど、身体を壊してしまって働けなくなって、夫に収入は頼り切りだし、明るくて楽観的だった夫も、残業続きで疲弊している。


高度プロフェッショナル制度も通ってしまったし、夫の会社が、この制度悪用しないことを祈るばかりだ。


他人ちょっとでも幸せそうにしていると、妬むようになってしまった。

それを、国公立授業料免除改善ニュースで、気付いてしまった。


これからも、他人を妬みながら、くらすようになっていくんだろうか。

それは怖くて自分失望する未来だ。そんな時期もあったなと思って無邪気に笑える未来は来るだろうか。

きっともう、どうしようもない。ただ流れに身を任せるしかないんだろうな。

2018-05-23

20歳貧困女子大生リアルを教える

受かりそうな国公立大学を選んで、隣の県へ進学した。中国地方田舎だ。

家賃は3万5000円。高校生の頃にお母さんと下見に行って「安くて大学に近いからここにしなさい」と決められた。

入居してみると壁が薄くて、隣の部屋に住んでる男の子ギターの音がやかましい。

だけど夜23時以降は静かだし、友達もいなそうだから許してる。

高校生の時は、何となく弁護士になりたかった。ガッキーの出てたドラマの影響である

本当は法学部に行きたかったけど、学力が足らなくて文学部に入った。

4月に「とりあえず友達」になった女の子に誘われて入ったサークルは、6月には行かなくなった。

実家から仕送りゼロ。だけど学費は全額払ってくれる。

家賃光熱費通信費も親がカードで払ってくれる。

あとはバイトで余裕だと思ってたけど、意外とキツイ。まず高校生の頃よりお金がかかる。

服も買わないといけないし、大学の付き合いもある。

大学に入ってすぐ、何となく居酒屋アルバイトを始めた。

店長が厳しいし、シフト週6で入れられるし、辛くて6月に辞めた。

時給が高さにつられて始めた学習塾アルバイトは、週2なので何とか1年続いている。

クラウドワークス登録して、くだらないネットニュースを書く在宅ワーク半年以上している。

何のやりがいもないので、適当にやってる。5記事書いて3000円。安い。

高校時代からずっとやってるブログ広告を貼るようになり、最近ようやく月3000~5000円(笑)稼げるようになった。

バイト代と在宅ワークを合わせて月6万。授業がない春休み夏休み日雇いをやって稼ぐ。

ギリギリだけど、これ以上バイトするのは無理。しんどい。授業だって真面目に出てる。

楽して稼ぎたいと思い、友達に誘われてキャバクラ体験入店に行ってみたけど、体験入店で1日だけ働いて断った。

塾のバイトは楽しくなってきた。ボランティアフリースクールの子どもに勉強も教えている。

親には「学校先生になったら?」って言われるけど、あんなに忙しくてストレスのかかる仕事はないと思う。

自分時間がないのは耐えられない。会社正社員会社で働くのも大変そうだ。

卒業したら非正規雇用で塾かデイサービスで働きつつ、自宅で副業をしたら生活できるんじゃないかと思ってる。

この計画を親に話したら、呆れられた。

休日ブログ書いたり、Twitterやったり、5ちゃんに書き込んだり、youtube観たり、AbemaTVを観たり、はてな匿名読んだり、Amazonプライムを観たり、ヤフコメ喧嘩したり、図書館で借りた本を読んだり、スピッツCDを聴きながら家事をしてすごす(料理は嫌い)

お金はほしいけど、しんどい思いして働きたくないし、それなら自由時間があって節約生活する方がマシだし、だけどやっぱりお金はほしい。

もしお金持ちになったら、まずコンタクトレンズをワンデイにしたいし、激安スーパーの割引の総菜じゃなくてデパートの総菜が食べたいし、冬でもスイカとかイチゴを買って食べたい。あと追い炊きができる浴槽のついたマンションに住みたい。

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