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2024-05-09

合法国で大麻吸ってみた感想

まとめるとこんな感じだった。

①吸引の際は結構咳き込む。心配されるくらい咳き込むけど、体感としては端から見るほど辛くない。

②5分くらいしたら、口の中がめちゃくちゃ渇く。渇いたときに水分がなくなるからか口の中は苦くなる。そして、身体の表面がそわそわする。強さによっては、この時点で揺れてる感じがしたり、回転してる感じがしたりして、気持ち悪くなることも。これは意識変容の最初サイン

③まずは、知覚が変容する。音が立体的に聴こえたり、色彩がビビッドに(赤と緑が強くなる気がする)なり、強さによっては少し歪む感じがすることも。そして五感有機的につながって、ひとつ体験として感じられる。

④そこまできたら、感情が昂ぶっているのを感じるだろう。そして、思考がまどろんでいく。自分が何を考えてたか忘れちゃったり、距離感覚が把握できなくなったり、腕が催眠術にかかったみたいに固定化されちゃったり、身体や足が椅子や地面と一体化しちゃったり。いわゆるストーン個人的体感として30分〜1時間くらいで落ち着く。

上記と並行して、いろいろと気がつくことがある。この体験内容はセットとセッティング(心的構えと使用環境)によって大きく変わる。バッドトリップしないためにも品質の良い大麻で、事前に偏見は取り除き、正しいセットとセッティングを整えよう。(当然、セッティングには安全環境合法的環境であることが望ましい点も含まれる)

だんだん普段生きている世界に帰ってくる。大麻では問題ないと思うが、意識変容体験であることは間違いないため、グラウンディング(心的着地感)についても気をつけよう。具体的には、黄泉がえりだ。つまり、あちらの世界彼岸からこちらの世界此岸)へ、体験を持ち帰ってくるのであって、彼岸に魂をおいてきてはいけない。グラウンディングが適切に行えるかで、体験の質は大きく変わると思う。

個人的に、マリファナ体験でよく報告されるところの「マンチー」(食欲亢進)はあまり感じられなかった。

詳しくレポートしていく。

まず、体験した国名については推奨するわけではないから敢えて伏せておく。自分で調べてくれ。

もちろん、日本では違法から吸うんじゃないぞ。合法大麻とか言って売ってる合成カンナビノイドもやめとけ。あれは信頼性の低いデザイナーズドラッグだ。最近は成分もよくわからんのが出回ってる。CBNクッキーとかまでにしておくといい。

さて、ここはとある大麻調剤薬局(ディスペンサリー)。清潔感のある店内で、店頭にはさまざまな品種マリファナが取り揃えられている。価格としては、日本円にして1,200円〜2,800円/gほど。値段が2倍以上異なるのは、品種ブランドによるためだ。

マリファナには、文化慣習として大きく2つの品種分類があるとされている。夜の使用に適していると言われるリラックス効果が高いインディカ株、感情の高ぶりや笑い上戸、しゃべり上戸になりやすいと言われるエネルギッシュなサティバ株だ。なお、この分類は最近になって実際の化学構成(ケモタイプ)とはあまり関係がないことが明らかになってきていて、あくま文化慣習的な目安だという。

ディスプレイされているさまざまな品種の前には、その効き方の目安として「意識の上昇」「多幸感」「意識の集中」「睡眠」「会話」などさまざまな効能が書かれている。私は、その中から3種類を選び、それぞれ1gずつ購入した。

ちなみに、購入したらその場でジョイントを巻いてくれた

さて、さっそく試しに吸ってみようと0.5gのジョイントを1本。同行していた友人とシェアしたので、半分の0.25gほどだろうか。火をつけてタバコと同じように吸い込んで、深く肺に入れる。

キック感がかなり強く、咳き込んでしまうわけだが、咳き込んで頭に血が上るような感覚ののち、段々と知覚が変わってくることを感じる。

まずは、口がすごく乾く。砂漠になったかと思った。あとは、少し喉が痛い。一気に吸い込みすぎたかも。喉が痛くて口が乾くから少し気持ち悪い感じがする。というか、世界が歪んできてる?酔っ払って三半規管が狂ったときみたいな、だけど意識はハッキリしてるみたいな、不思議感覚が襲ってくる。

あれ、いつからここにいるんだっけ?あれ?今何してるんだっけ?聴こえてくる音楽が、風の音が、バイクの音が、なんだかすごく立体的に、リアル以上にリアルに感じるような気がする……

気がついたときには、もうすでにストーン状態だった。

あぁ、そうだ。マリファナマリファナ。いま吸い終わったんだ。5分くらい?経ったのかな?時間はー、えぇと、うん、進んではいるみたいだね。でも、進んでるとかじゃないよ。ただ、いまここに在るだけなんだから

あぁー、完全にさっきいた場所とは違うみたいだ。いや、同じなんだけどさ。あれ、いまなに考えてたっけ?あぁ、そうだ。別の世界に来た感じっていうか。景色も随分とビビッドだし、鮮やかで、キレイだなぁ、あれ、時間って経ってるっけ?あぁ、腕が動かない。固まっちゃったみたいだ。あれ?なんか足が、足の裏が、地面が、あれ?どこから地面と足が分かれてるんだ?あれ?分かれてなくないか?一体じゃないか

身体椅子に、足が地面に根を張って、私はいつのまにか大樹になっていた。

1時間ほど経った後だろうか?だいぶ落ち着いてきて、立ち上がって歩けるくらいにはなってきた。まだ、世界は鮮やかだし、心は躍ってる。そのまま寺院観光に行ったけど、黄金に輝く仏像に、カラフルに彩られた建築が、なんだかこの世のものとは思えないほど荘厳に見えた。

上の体験記だけ読むと、ちょっと、いやかなり怖いものなのかなと思うかもしれない。たしかに、マリファナ体験の核となる意識変容体験は、認識に現れる世界をその根底から覆してしまうような、そんな衝撃があった。まさに、別次元体験といっても差し支えない。だけど、不思議と怖いものではなかった。そこには、底しれぬ一体感があり、神秘の愛に包まれるような感覚がある。

思考がまどろんでいき、幸せな気分(THCの主作用に陶酔感、多幸感が含まれる)に包まれていく。「これはあれ」といったような識別作用分別作用が弱くなっていく。だけど、不思議とそれを冷静に見つめる一つ上の自己みたいなものは保っていられる。そして、そんな変容意識体験においてしか、気がつけない「ナニカ」がそこにはあり、その「ナニカ」を受け取って日常世界に帰って来る。その体験は、さながら黄泉がえりであり、セラピューティックな気付きに溢れている。

自然の中での一服では、鳥の鳴き声、風の音、擦れる木々、すべてがハーモニーを奏でて聴いたこともないほど心地良い交響曲となっていた。

もう一つ、夜に眠る前に吸ったときの話をしよう。

その日は一日観光をしてご飯も済ませたところで、23時頃だったかな。ホテルに戻ってきた。帰りに、ペットボトルに装着するかたちで使えるボング(簡易水タバコみたいな吸引器具)を買ってきた。個人的に、ジョイントでの喫煙は量の調整が難しいし、私は喫煙経験が浅いこともあって、こちらのほうがずいぶんと吸いやすく感じた。ボングの場合は喉の痛みもほとんど緩和されたし、氷水とかで試したらもっと快適そうだ。

それはさておき、ぶくぶくぶく。

もう慣れたもので、吸って5分くらいすると、口の渇き身体のソワソワ感、その直後に「完全に別のリアリティに来た」という明確なテレポート感を感じたら、トリップスタートだ。

吸って30分くらいは、やはり少し混乱するし興奮する。2mくらい先にあるペットボトルを取りに行こうとするんだけど、動けない。なんというか、水取りに行こう、あれあんな遠くにあったっけ?あれ、何しようとしてたっけ?あぁ、水だ水。あれ、手を伸ばせば伸ばすだけ遠くにあるような感じがする。あぁ、もういいや、Let it be. だ、そういう感じ。

人間の慣れとはすごいもので、こんな超越体験でも1度経験してしまえば、体感コントロールは効きやすくなる。30分も経てば、波は超えて、穏やかなチルタイムが始まる。

本当に深いリラクゼーション体験だ。

布団で横になって目を瞑ると、身体が風になって、世界の中空にただポツンと漂ってるような、そんなビジョンが浮かんでくる。ただポツンといる。そのはずなのに全く淋しい感じはしない。それは、まさに、風であるような体験だ。漂っている風はどこからか吹いてどこかへと消えていく、何かが振動し、その振動空気を伝う。自然振動は、どこかで区切られるものではなく、それは全体性の連関の中で生まれては消えていく。

風は一人ぼっちじゃない。この世界に〈私〉は一人しかいないし、実存的な〈私の世界〉は誰とも共有できない。だけど、ひとりじゃない家族、友だち、社会人間に限らずモノだったりコンピュータだったり、自然だったり、ありとあらゆる万物の関わり合いの中で、ただポツンとそこにある。そんな感覚が、ワンネスが愛そのものなんだ。

内省的で詩的なことを考えていたと思ったら、気が付いたときには朝だった。眠っていた。こんなにも熟睡できたのはいつぶりだろう、というくらい本当によく眠れた。眠りに入っていくその瞬間まで愛に満ちたまま眠れた。

もう3ヵ月以上前の話。日本に帰ってきてから無理をしてまで入手して吸いたいとは全く思わない。

あったら幸せだけど、捕まるかもとか勘繰りながら使ってたら安心してチルアウトなんてできたもんじゃいからね。それなりに異常な体験だし、セットとセッティングには気を付けたい。

いずれにしても、1回吸ったら廃人になる、気づかないうちに依存症になってるなんて類のものではない。世界でも解禁の流れは進んでるんだし、もうちょっとマトモな議論をしたほうが良いんじゃないの、とこの間のアベプラを見て思った。

2024-04-30

俺が彼女と別れようと思った十二の理由

待ち合わせは十時。駅前で、彼女はほぼちょうどの時刻にやってきた。

待った?と聞くので大丈夫と答えた。

実際俺が来たのは十五分前で、誤差のようなものだった。天気は小春日和で風が心地よく、今日公園お花見をしようという話になっていた。

から公園に向けて色々と話ながら歩き、昨今亡くなった著名人のことが話題に上がった。

彼女も氏の著書を嗜んでおり、◯◯は名作だよねと朗らかに語った。そして「こんなに早くに死ぬなんて思わなかった」という。俺はすぐにそうだね、こんなに早くに亡くなるなんて。そう付け加えるように言うと、彼女ニュースで死んだって聞いたとき本当に驚いたと言った。俺は閉口した。

その後も歩き続けていると古書店が目に入り、気になったのでちょっと寄っていい?と尋ねるといいよというので少し寄ることにした。

引き戸を開けて中に入ると開店してまだ間もないためか人の姿はなく、こじんまりとした店内を悠々と歩くことができた。純文学の並ぶ棚を見つけると立ち止まり、隣で彼女が「埃くさいね」と言った。奥から咳払いが聞こえる。何も買わずに店を出ると公園まではあと僅かで、そこまでは黙って歩いた。

公園に入ると喧騒に溢れ、お祭りのようになっていた。数多の人でごった返し、車屋台が何台も出店している。人々は忙しなく笑い、桜の周りはスマホに囲まれていた。賑やかだねと彼女がいい、俺は頷いた。中央の方へと歩みを進めると平らな空間に輪が広がり、歓声が上がった。輪の中心ではスーツ姿の男がジャグリングをしており、俺たちも輪へと加わることにした。男の大道芸は歓声を糧に難易度を上げていき、最後には一輪車に乗りながらボウリングのピンでジャグリング。失敗なく終わると拍手が鳴り響き、隣で彼女が失敗したらもっと盛り上がったよねと小声で言った。

俺たちは場所を移し、木々と人々の間に僅かな隙間を見つけるとそこにシートを敷き、何か買ってこようか?と彼女がいう。いいよ、一緒に行くからと伝えると前方を指差し、すぐそこだからいいよと屋台の群れを指した。俺は二千円を渡し、腰を下ろした。スマホに目をやり、歌声が聞こえてくる。舞い散る桜に顔を上げ、振り返って先を見るとステージがあった。歌はカントリーソングのようであり、澄んだ声が公園に響く。おまたせ、と声をかけられ前を向くと彼女が立っており、腕に袋を引っ掛け手にはビール。そのうちの一缶を受け取りながらお礼をいい、彼女も腰を下ろした。

俺たちは焼きそば等を食べながらビールを飲み、午後の桜に微睡んだ。そうしていると公園内の放送が聞こえ、落とし物の案内が耳についた。彼女ビールを口に、空にすると言葉はいた。昔、小学生ときお祭りで財布の落とし物があって取りに行ったんだと。へぇ、と俺は言った。彼女は笑って、その財布、私のじゃなかったんだけどねという。それから焼きそばを食べた。

俺は飲み物を買いに立ち上がり、ビール二缶と水を二本買うとシートに戻った。既に夕方で、彼女は脚を伸ばして座っていた。少しずつ帳が降り、さけのにおいが辺りから立ち込めていた。ステージの方に人が集まりはじめており、行ってみようと彼女が言った。ステージ上には若い男がいた。後ろにはDJらしき人物サングラスのなか肩を揺らして目の前の機材を操っている。客層はショートケーキのように二層に分かれ、ステージ前の彼らは身を乗り出すように揺れている。後方にいた俺たちはじっと音楽に耳を傾けていたが彼女ゆらゆらっと身体を離すと前方の層に加わった。俺はその場に残り、周りと同化する彼女の後ろ姿を見守った。

気づけば十九時になろうとしていた。周りには人が溢れ、昼間よりも多くなっていた。陽気な笑い声と、酔っぱらいダンスが目に入る。そろそろ帰ろうか俺は彼女に声をかけた。もうちょっといようよと彼女は答えた。わかったといい、俺は水を買いに行った。戻ると彼女の姿はなく、動揺し慌てて辺りに目を凝らしているとトントンと肩を触られ、振り替えると彼女がいた。その手にはビールが握られ、…ありがとうと言ってひとつを受けとりながら下を見ると彼女の片足は裸足だった。

この時期のこの時間帯が一番心地いいね彼女が言い、「そうだね」と俺は答えた。

2024-04-21

春休み

小学4年の春休み、爺ちゃんの骨を墓に納骨するため家族田舎に帰った

俺の家のあった大阪から田舎への移動は飛行機だった

俺には初めての帰省だった

田舎では親戚の家に泊まった

その家には6年生、3年生、幼稚園児の3姉妹がいた

長女は、長い黒髪で色白の面長でクールビューティー

次女は、ショートヘアーで少し陽焼けした丸顔のくりっとした目の可愛い

三女は、あんまり覚えてない

とにかく美人の3姉妹で、子供ながらにかなりテンションが上った

特に次女ちゃん性格も含めて好みのタイプだった

しか問題が1つあった

俺の1歳違いの妹だ

妹は同い年ということもあって次女ちゃんとめちゃくちゃ仲よくなった

年の近い異性のきょうだいなんてどこもそうだと思うけど、子供の頃、俺と妹は毎日のように喧嘩していた

その妹がいつも次女ちゃんと一緒にいるか簡単には近づけない

次女ちゃんと2一人だけで喋っているところを見つかりでもしようものなら、妹に弱みを握られることになる

同じ屋根の下で寝起きし、飲食も共にしているのに、近づくことさえできないのは酷すぎる

俺は悶々としながら日々を過ごしていた


そんなある日、妹が次女ちゃんと近所の高台にある神社に行くから増田兄(にい)も付いて来きてと言い出した

今日は長女さんも三女ちゃんもいなくて、次女ちゃんと私と2人だけだと危ないし、頼りないけどいないよりマシだからと妹は言った

相変わらず失礼な奴だし、妹が俺と行動を共しようとするなんてあり得ないし、きっと何か企んでいると思った

しかし、次女ちゃんと話ができるかもしれないという誘惑には勝てなかった

南国の3月は午前11時を回ると少し汗ばむくらいだったが、鬱蒼とした木々に覆われたその高台への階段は思いの外ひんやりしていた

階段を上る途中、妹は突然駆け始め「ちょっと先に行ってるから」と言った

思いがけず、次女ちゃんと二人きりになり、俺は舞い上がってしまドギマギして、思うように言葉が出なかった

何を話しても続かず、二人ともほとんど無言で階段を上った


高台てっぺんに着くと、神社本殿の前で妹が待っていた

神主巫女もいない無人神社で、お参りする人も俺たち以外にはいなかった

立て札を読むと、ここには龍神様が祀られていて、龍神様は縁結びの神様でもあると書かれていた

まりの偶然、そして半分願いが叶ってしまっていることに驚き、俺はお参りしながら龍神様にこっそりお礼を言った

3人でお参りを終えると、妹が写ルンですを取り出して、「あ、フィルムが1枚だけ残ってる」と言った

そして、「そうだ、撮ってあげるから、2人でそこに並んで」と言った

動揺したのと、後で妹にその写真強請られると思った俺は「いいよ、俺がお前と次女ちゃん撮ってやるよ」と慌てて言った

すると妹は、「私は、この前ここで、次女ちゃんとは撮ったからいいの」と言った

前にも来たのにまた今日も来たのかよ、もしかしてこいつ、好きな男でもいるのかと思った

俺と妹のやり取りを見ていた次女ちゃんが「私が2人を撮ってあげるよ」と言った

妹が「ああ、それは無理。次女ちゃん、せっかくのチャンスじゃん、早く早く」と次女ちゃんを急かし

「もう、増田兄!次女ちゃんが困ってるでしょ!」と怒った

そう言われて次女ちゃんを見ると、顔を少し赤らめ下を向いていた

次女ちゃん申し訳ないと思い、妹の言葉に従って俺は横に立った

妹が「はい、2人ともこっち見て、増田兄顔が怖い、笑って、次女ちゃんも笑ってー、はいチーズ」と言ってシャッターを切った


写真を撮り終えた妹は、「私、トイレ行ってくる」と言って、また俺と次女ちゃんを残して、公衆トイレの方へ走っていった

2人だけで所在なく高台を降りる階段に座り、何を喋っていいかからず無言でいると、次女ちゃんからしかけてくれた

唯一共通話題である妹のことを話しているうちに、いつの間にか学校テレビの話で盛り上がった

木々の葉の合間からキラキラと陽が差し、たまに吹いてくる海風で微かに葉擦れの音がするくらいで、本当に静かで世界が二人だけになったようだった

夢中で話していると、ふと気づくと、30分も経過していた

急に妹のことを思い出し、心配になった

横で話す次女ちゃん言葉が耳に入らなくなった

俺は「ごめん、あいつ戻ってこないね」と次女ちゃんを遮った

次女ちゃんは、「あ、そうだね。私、見てくる」と言って立ち上がった

俺は「いい、次女ちゃんはここで待ってて。何かあったら人を呼んできて」と言うと立ち上がり、トイレへ走って向かい、外から妹の名前を大声で叫んだ

何回か叫ぶと、トイレの裏手からひょこっと妹が姿をあらわした

「何してたんだよ!」と俺が怒ると

「もう、うるさいな。あっちのベンチで海見てたのに。あれ、もしかして私のこと心配してくれた?」と俺をおちょくるように言った

癪だったのと腹が立ったのとで、「心配なんて全然してねえよ」と俺が言い、「あっそっ」と妹が言い返し、いつもの口喧嘩になりそうになった

すると次女ちゃんが横から増田くんって、妹想いの本当にいいお兄さんだね。妹ちゃん今日は本当にありがとうね」と言って頭を下げた

次女ちゃん言葉に完全に毒気を抜かれ、2人ともバツが悪くなって喧嘩をやめた

「あそこから海見ると、本当にきれいなんだよ」と言うと、次女ちゃんは1人ベンチへ向かった

「鈍感男!」と妹が言って睨みつけ、俺を残して次女ちゃんの後を追って行った

心配して逆に怒られ釈然としない気分で俺も後を追った


そこから望むと、木々の葉の濃い緑の向こうに雲一つ無い青空紺碧の海が広がっていた

その絶景を見ていると、さっきまで妹と喧嘩していたことなんてどうでもよくなった

さらに強さを増しつつある陽射しと、海から涼風を同時に感じながら、しばらく3人で無言で海を見つめていた

次女ちゃんが「本当楽しかった。2人ともありがとうね。もうすぐお昼ご飯だし、そろそろ帰ろっか」と言った

妹が「うん、お腹空いたから私先に行ってるね」と、また一人で先に階段を駆け降り始めた

妹の背中を見て、俺と次女ちゃんは笑い合った

次女ちゃんと2人だけでまた話すことができた俺は、この時だけは妹に感謝した

結局、次女ちゃんゆっくり話すことができたのはそれきりだった


大阪の家に戻った翌日の日曜日、妹が写真を1枚持ってきて「これあげる」と言った

写真には、嬉しさ半分困惑半分でぎこちない顔の俺と、はにかんだ次女ちゃんが写っていた

妹が冷やかしの言葉でも言って来るかと身構えたけど、何も言わずに行ってしまった

その時、俺ははようやく全てを悟った

あれ以来、俺は妹から「鈍感男」と呼ばれている


※ 読みやすさと雰囲気考慮し、方言標準語修正してあります

2024-04-20

エマアレックスは、公園中央にある一本の大きな木の下に設置された古びたベンチに座っていた。黄金色に染まる木々の葉が風に揺れる中、二人はまるで異なる世界の住人のように、それぞれ異なる思索に没頭していた。

エマアレックスの横顔を盗み見ながら、彼への深い愛情に心を満たされていた。彼女思考は、彼の笑顔、昨夜二人で共有した冗談、そして彼の手が偶然触れた瞬間の温もりにまつわる記憶に溢れていた。彼女は、どうやったらこの繊細な感情言葉にして伝えることができるのか、その方法模索しながら、彼が同じように感じてくれていることを願っていた。

一方でアレックスは、まったく異なる思考にふけっていた。彼の頭の中はいつか見たコメディ映画一場面でいっぱいで、その滑稽なシーンを思い出すたびにくすりと笑いをこらえるのがやっとだった。映画の中でのある不器用キャラクターバナナの皮で滑って転ぶシーンは、彼にとってこの上なく楽しい逸話であり、その笑いが彼の心をくすぐっていた。

公園の夕景は美しく、風がエマの髪を優しく撫でる中、彼女アレックス自分愛情を感じ取ってくれることをただひたすらに願っていた。しかし、アレックスはその場の心地よさと映画コミカルな回想に心を奪われており、二人の間に流れる感情アンバランスは、見えない壁のようにそっと存在していた。

この小さな公園の中で、二人の心は同じ時間を共有しながらも、まるで異なる軌道を描いていた。エマ愛情深い視線アレックスの微笑みが、秋の柔らかな夕日の中で静かに交錯していた。

2024-03-06

[]ゴー・アウェイグリーン

ディズニーランドにおいて客に意識させるべきでないものを隠すために使われる緑色のこと。

園内では街灯やゴミ箱などがゴー・アウェイグリーンで塗られており木々や芝生に溶け込んでいる。

類似のものとして、建物を空に溶け込ませるための「ブレンディング・ブルー」がある。

2024-03-01

チンパンジードライバー共へ

anond:20240302172943

続編書きました。

よう、おれはチンパンジー

日々コンクリートジャングルチンパンして回る、お前たちより少し先輩のチンパンジーだ。

いかチンパンジーども。

お前らはまだブーブーを運転するには早すぎる。

早すぎるが、森を出てここに来たからにはお前らにも運転してもらうしかない。

車校または教習所では法律ルール)と車両の動かし方(ハウツー)は教えてくれるが、

上手に運転する方法ハウグッド)までをきちんと教えてくれるわけではない。

運転うまい」ということの定義

事故を起こさず・遭わず・丁寧に運転する。ということだ。

ムダに長いこの文章を読み切って実践し身につけた暁には、「運転うまいチンパンジー」の称号を得ることだろう。

そして普段運転をしないチンパンジーも、知識として知っておくことで事故に遭う確率を減らせるはずだ。

免許チンパンジージャングルに引きこもらずに表に出られるようになるだろう。

1.何かにぶつけないこと

これはもう単純な話だ。お前がハンドルを握ったら、ぶつけてはいけない。

他の車は当然だし、カーブの途中にある十年に一度突っ込まれる民家にも

邪魔電柱信号ガードレールオレンジ色のふにゃふにゃした棒にもぶつかってはならない。

2.他のチンパンジーにぶつけられないこと

最近ではジャングルでも痴漢問題になっている。

未だに裸で暮らすチンパンジーも多い。

痴漢と同じで裸だからといって、それ自体が責められるべきではないし、やる方が悪いのは誰だって分かる。

ただし、この世の中にはわざとぶつかってくるやつもいれば、ヘッドホンに目隠しをしてふらつくチンパンジーもいる。

そんなライアーゲームの中で、お前にできる最大限の対策を行え。

自分の身は自分で守る。

さて、この二つが全て、と言ってしまってもいい。

この二つに共通していることは何か。お前が死なないことだ。

死なないまでも、事故を起こしたり、遭う確率を減らすということだ。

華麗で高速でイカレチンポンジー運転をしたいのなら、ジャングルの奥地にあるサーキット披露してこい。

お前と、お前の大切な嫁と子チンパンほか同乗者を守るためにもこの二つを徹底しろ


では具体的にこの二つをどうやって対策するか、ということになる。

ここからはぶつける、ぶつけられない、それぞれに共通する項目もあるから、箇条書きにする。

法定速度を守る。

断っておくが俺は警察ではない、ただのチンパンジーだ。

警察発表の古いデータだが、平成24年に15km未満で取り締まられたのは速度超過違反全体222万件中の40件らしい。全体の約0.002%ということだ。

これを高いと見るか低いと見るかはお前次第だが、高速道路で5km、10km超過するなんてことは

ちょっとした下り坂に差し掛かればいくらでもあるわけで、そういったところでまで速度を厳守しろと言いたいわけじゃない。

そうではなく、特に住宅街や駅の周辺など自転車歩行者が多い場所、子チンパンが多い学校公園周辺なんかでは特に厳守しろと言っている。

いや、厳守どころか徐行さえしたっていい。周りに人がいないような時間帯でさえだ。

お前だって同じ森の仲間たち、例えばタヌキやハクビシンアライグマを轢いてしまって夢に見たくはないだろう。

シカクマイノシシそいつらは俺たちが森を追い出された原因だ。それらは轢いて鍋にしてしまえ。

アルコールドラッグ、常用薬に留意する

詳しくは語らないが、チンパンジー義務である。黙って従え。

そりゃあ、森の中じゃ皆飲みながらフラフラ運転してあちこち木々にぶつけてただろうさ。分かるよ。

けれどここはコンクリートジャングル。精密な運転要求されるし、

ニンゲンの取り締まりもとても厳しい。悪いことは言わない、飲んだら乗るな。

まれと書いてあったらとりあえず止まる。ゆっくりまれよ、ゆっくり

もしお前が高級ブーブに乗っているのなら気をつけろ。

そもそもチンパンジーは車に乗ると気が大きくなるという研究がある。

その上高級外車にでも乗ってみろ。さらに気の大きくなったお前は、信号さえ無視しだす。

そしてお前は横断歩道の前できちんと毎回止まっているのか?

チンパンジーは気まぐれだ。黒い板に夢中になっているかと思えば、突然顔を上げて走り寄ってきたりする。

どんなに急いでいても、全ての横断歩道前で止まるくらいの気持ちの余裕を持て。

焦っている時にクルマに乗るな

例えば親パンが倒れたと聞いたとする。

地方では車しか移動手段がないかもしれないが、焦って車に乗るのはオススメしない。

可能であれば公共交通機関を使え。車しかないのなら、友パン運転してもらうか

お前しかいないのなら、深呼吸10回してから乗り込んでいけ。

親の死に目に会えないかもしれない?普段からもっと会いに行け。

余裕を持て

お前は誰だ?森の王者チンパンジーじゃないのか。王者の風格を見せつけろ。

渋滞だ?ラジオをつけろ。

眠い?同乗者と会話しろ

漏らしそう?おしっこ我慢ゲームしろ

飽きた?大声でカラオケ大会を開催しろ

俺たちはチンパンジー、常に森の王者たれ。

車は短期間で乗り換えろ

俺はチンパンジーからリセールバリューとやらのお金のことは分からない。

ニンゲンたちがよく話しているのを聞くが、チンパンジーの俺たちには関係のない話だ。

だが、最近の車の安全装置の向上具合は目覚ましいものがあるようだ。

俺達チンパンジー能力はといえば、数万年来向上しているわけではない。

俺たちは森の覇者ではあるものの、その反射神経なんかに限界があるし、

最近寿命も伸びており、老チンパンジーが暴れまわっているようだ。

老いチンパンジーに最新鋭の衝突防止機能。豚に真珠猫に小判暖簾に腕押し、糠に釘。

お前の親もそろそろ高齢パンまたは後期高齢パンになってきていないか

実家クルマはどうだ?20年落ちで安全装置が何もついていなかったりしないか

たまには実家に帰ってクルマを見て、多少金があるのなら安全クルマを買ってやれ。

駐車が苦手なやつも、なんと今は自動駐車機能を搭載した車種もあるというぞ。

年齢や素質によって出来ないことは出来ないで仕方がない。

だが俺達はチンパンジー。知恵と工夫とニンゲン技術対処していけ。

車検が切れる3年か、5年か、そのあたりで一度下取り価格を見てみるといい。

最近納期が長期化しているようだからそのつもりで早めに動け。

トラックが空けているその車間は、決してお前のためではない

いか。俺たちチンパンジーには運転が許されていない車種に、トラックトレーラーという車がある。

デカい車だ。こいつらは、デカくて重くて取り回しにくいらしい。

当然俺も運転したことはないが、ニンゲンであっても訓練が必要になり習熟には長期間を要するらしい。

そしてこれらの大型車たちは、急には止まれないらしい。

お前らも交尾を他のチンパンジーに急に止められたら困るだろう。

彼らも同じだ。ちょっと隙間が空いているからといって無理に入らないように。

さらに、トラックの中には土や砂利を運ぶ車もある。

風の強い日などには、その積み荷からさな石がこぼれ落ちることだってあるだろう。

そういった飛来物による同胞たちの死亡事故は後を絶たない。

陰謀論者の中にはチンパンジーを狙った犯行と騒ぐ物もいるもの

真相は定かではないし、たまたま積み荷が落ちてしまうこともあるだろう。

なるべくならばそういった車の後ろは走りたくないものだ。

交差点に入るとき、お前はカミソリのように鋭く侵入していないか

右折するときだ。右折する時にはたいていの場合横断歩道を横切ることになる。

信号機付き横断歩道チンパンジーたちが乱舞闊歩する社交場として有名なのは諸君もご承知の通り。

デカいのや小さいの、たまにゴリラナマケモノ、あらゆる霊長類が数十秒に限って暴れまわる。

ルールマナーを守る行儀が良いのがほとんどだろうが、たまに斜めに横断してきたり

最近は電動キックボードなどというオモチャに乗るナマケモノもいたり、想像以上に騒がしいとされている。

そんな危険場所へ進入する際には、きちんと大回りで進入しろ

カミソリのように鋭く入ってしまった場合、右側から迫るチンパンジーへの注意が向かなくなる可能性がある。

それに対し大回りで横断歩道に対し90度で正対した場合、左右どちらも見えることなり見落としが減る。

さて、ここまでが重要なことで、後は些細なこと

ここまできちんと守れるのなら、一人でコンクリートジャングルに繰り出していっても良いだろう。

そうして運転する中で、この先は右折専用だから左に寄っておこうだの

ここは左車線の路駐が多いから右を走ろうだの

そういう小手先の瑣末事を学んでいってさらなるスマートチンパンジーを目指すのも良い。


そしてここから蛇足というか、もし守れるのならキャースマートね、と思われてチンパンジーにはモテモテになるための心構えになる。

お前の生命財産を守るという観点においてはそれほど効果のないことではあるが、知っておいて損はない。

あるいは、ニンゲンとお付き合いすることだって出来るかも知れない。

3.となりのチンパンジーが寝てしまうほどの丁寧さ

助手席、という名前のその席は、古来からその名の通り運転助手する者の席だった。

しかし、今やそれは形骸化し、運転するチンパンジーの口へバナナを運ぶだけのメスチンパンジー定位置になりつつある。

電動化やらセンサーやらのおかげらしいが、チンパンジーの長たる俺にもよく分からない。

やることの無くなった助手席チンパンジーにも運転手を寝かせない、という役割があるという者もいる。

ただ、そんなものガンガンユーロビートでもかけて飛び跳ねていれば問題ない話だ。

から、そこのお前、お前だ。ハンドルを握っているチンパンジー

お前はハイヤーのように運転をするんだ。

お前は一生乗ることもないだろう高級車の後部座席に、ニンゲンを乗せて運転するチンパンジーがいる。

ニンゲンは脆いからな。丁寧に運んでやらなくちゃならない。

からゆっくり加速し、ゆっくり減速し、ゆっくり曲がる。

それを、お前もやることだ。そうすればとなりのメスチンパンジーもあれ、わたし寝ちゃってた。運転上手いから…照

と言ってその後の交尾チャンスも増えるわけだ。

いか。そうなりたければハイヤーのように運転しろ

4.周りは全てチンパンジーだと思え。

この世にはきちんと運転ができるチンパンジーがどれほどいるか知っているか

適当だがだいたい10%~20%くらいだ。彼らは、仮にルール信号がなくたって運転することができるらしい。

けれど、それ以外。それ以外の90%近くは、お前たちの知っての通りチンパンジーなわけだ。

ほとんど出来ていないから、必要ある?って思う信号ガードレールや斜線や停止線があるわけだ。チンパンジーのために。

そして、それすら無視するチンパンジーもいるわけだ。

いか。そんな環境の中で、例えばとろとろ運転するクルマや急ブレーキするクルマ禁止エリアで駐車するクルマ

はたまた横断歩道のない道路を横断しようとする歩行パンジーもいるのは当然なわけだ。

当然なことなのに、それに憤るのは何事だ?

人前に立つ際に、オーディエンスを全てじゃがいもと思え、という緊張感を和らげるためのアドバイスがあるが、あれと似ている。

お前以外の周りのクルマ二足歩行する動物は全てチンパンジーと思え。

そうすれば、ムッキーッ!と怒ったりイライラしたりすることも少なくなるだろう。

そもそも俺もお前もチンパンジーチンパンジー同士、広い心で森の王者たれ。

ここまで書いた俺も俺だが、読んだお前もお前だ

これら意識して訓練し、無意識にできるようになってくれば

運転うまいと言っていい。

別にこれが出来たからといって何も誇れるわけでもなんでもないが、

お前の、コンクリートジャングルから生還率は上がる。


ちなみに勘違いした「おれ運転上手い」というチンパンジーについても紹介しておく。

例えば都会なら、どっち車線の方流れがいいだの何だのと言いながら

車線変更を繰り返すチンパンジーの多いこと。

関係ねえからな、1台抜かしたからって。

お前、お前一匹の15秒が一体何だって言うんだ?

たかチンパンジー1匹のクセに何を急ぐ?

そういうのはニンゲン様に任せておけ。

俺たちチンパンジーチンパンジーらしく適当に生きていくぞ。

最後に、歩くチンパンジーたちへ

森を離れ、車もなしにチンパンジー運転するコンクリートジャングルを歩くお前たち。

いか、お前と同じチンパンジー運転しているんだ。

いつ、どこでアクセルブレーキをふみ間違え、お前を跳ねるか知れない。

ニンゲン自動運転というものを開発しているそうだが、それだっていつ始まるか俺達にはわかったもんじゃない。

だが、これだけセンサーとやらが発達しても、毎年100万匹もの同胞たちが、同胞たちの運転するクルマによって殺されている。

いか、俺たちはチンパンジーなんだ。間違えることはある。眠いときもある。ケシの実を食べてハイになってるときだってある。

から、信用をするな。

最近の若パンジーの中には、変な板に夢中になったり、耳栓をしながら歩いたりするチンパンジーがいるが

あんものははっきり言って自殺行為だ。

いか、周りの車たちはいつお前を轢き殺そうかと狙っていると思え。

まるで悪魔に取り憑かれたかのように疑心暗鬼さで周りを見て歩け。

横断歩道を渡れ。信号を守れ。止まれは止まれスマホを見るな。イヤホンは周りが聞こえるやつか音量にしろメガネをかけろ。

右を見て、左をみて、さらに右を見て、左を見て、前を見て、左をみて、右を見て、後ろも見て、前を見てから進め。挙動不審すぎるだろうが。

ニホンザルには出来ないだろうが、お前たちは腐ってもチンパンジーの端くれじゃないのか。

王者たる所以を世に知らしめろ。広く世界にその名を轟かせろ、森の王者チンパンジー

最近では自転車に乗るチンパンジーたちはヘルメット義務になったのか、なっていないのか曖昧な感じになっている。

だが、特に若いチンパンジーなど元気の有り余っているやつらには付けさせておいたほうが懸命だろう。

チンパンジーのくせにここまで読んだお前は未来運転パン。略して運強だ。何だか縁起が良いな

ニンゲン共の話によれば、あと10年か、20年かすると自動運転するクルマが開発されるかもしれないらしい。

そうなれば、俺たちチンパンジーの役目は終わるかもしれない。

こんなコンクリートジャングルではなく、バナナの沢山生えた緑豊かな真のジャングルに帰ろう。

それまであと少しの辛抱だ、同胞よ。

安全に!

2024-02-10

anond:20240210173635

お前は何を勘違いしてるんだ・・・あの木々の声は「こんにちは」などという穏やかなものではない・・・

anond:20240209124425

結婚相談所ってこの程度のバカが使うんだね。本当男性の方も地雷に引っかからないために大変だわ。お疲れ様

農学出た人菌類とか遺伝子操作とか詳しくて生活が豊かだし、街路樹一般住宅木々バランス研究東大農学部でやってた。あれかなり儲かる分野だけど知らないんだろうな。

(と、話す私は工学女性理学男性普通に友人の紹介で出会って結婚

2024-01-19

から公園で談笑してた老男女

夫婦じゃなかった。

こっちは小さな子供連れだったけど、「俺の孫は〜」「私の孫は〜」と別々に話をしてきた。

ベンチに風呂敷広げて水筒など出して話していて、準備して会っている感じ。

そのうち「そろそろ行きますか」と立ち上がり、鳥や木々を指さしながら帰っていった。

デートなのかな?朝っぱらからというところを見るに、お互い日中は何らか立場があるんだろうな。

2024-01-01

anond:20240101173828

液体というよりは回避不能な縄跳びとか鞭とか表現した方がいいのでは

ほいで足取られて水中に引き摺り込まれたら

波が巻き込んだ建物とか車とか木々などのガラクタで体の至る所を折られて身動きできなくて

上下左右も分からんし轟音がひたすら聞こえて現場把握できない恐怖のまま息が苦しくなって何もできないままこときれるんよな

冬の川が冬っぽく見えるのはなぜだろう

水の色が深い青に見える

木々の葉が落ちて枝だけになっているから?

それとも冷たい風が僕の頬を撫でるから

2023-12-21

anond:20231221175157

美的感覚って広告だけで形成されるものではないと思うのよ

例えば日常生活の中で夕暮れ時の空のグラデーションを観たときだったり、紅葉した木々を観たときや春に咲き誇る桜を観たとき自然に心に湧き上がってくる気持ち

あるいは義務教育美術で習う芸術だったり、美術館で観る絵だったりさ

物心ついてから触れてきた幅広いもの美的感覚に結びついてる感覚

2023-12-10

自分の心をときめかせるもの

 自分の心をときめかせるもの

 

 最近の私は、通勤中にフロントガラスの向こうに見える、雪を被り始めた日光連山のことが大好きだ。宇都宮は、この夏にライトレールが走り始めて、時代最先端を謳う街だけれど、中心部から少し離れたら畑や田んぼが広がり、その向こうには山がよく見える。よく澄んだ晴れた日に、山の色と形がくっきりと現れているのも好きだし、やや曇った日に、冷たい空気の向こう側で薄ぼんやりと広がる山並みも、これはこれで素敵だなと思っている。

 

 遠くから山を眺めるのも好きだけど、近づいてみるのも、また良い。紅葉の最終シーズンを迎える栃木では、山に近づくと、赤、橙、黄色に葉を色づかせた木々があちらこちらに散らばっている。先週は、宇都宮から那珂川町の方まで行ってきたが、山間を走れば走るほど、ああ良い季節だなと思った。日が落ちるのが早くなって、山は16時には夕陽に照らされるわけだけど、より一層赤みを増した紅葉もまた綺麗。車を降りて、そんな景色を楽しんでいるうちに足元が冷え始めて、それで冬の気配を感じるのも、好きな時間だ。

 

 毎日早起き億劫だし、仕事も大変だけど、こういう「ときめき」チャージをこまめにすることで、人生ってなんか、なんとなく愛おしいなと思い、どうにか過ごしている。

 みんなにも、自分の心をときめかせるもの、何かあるかな

2023-11-22

人里離れた山奥は居心地が良い

山や木々流れる川を眺めてると心が酷く落ち着く。

普段は都会と呼べる場所暮らしているが、常に何かに急かされているように感じる。

たくさんの情報に触れている、というのも一つの原因だろうか。

行き交う車、人がすし詰めとなった電車、道を歩く人の群れ。仕事では8時間以上パソコンの前に座り、仕事関係者とのやり取りをメールメッセージツールで延々と続ける。

仕事が終われば終わったで、SNS動画サイトぼんやり情報を見つめ続ける。就寝しようとベッドに横になっても、気がつけばスマホを触って取り留めなく情報を探している。

脳が、心が落ち着く暇がない。

プライベート時間パソコンスマホを触るのは自業自得ではある。だがそれもストレスから逃避行動だ。情報に触れすぎて疲弊したストレス情報を眺め続ける。スマホ中毒PC中毒と呼ばれる症状なのだろうが、冷静に考えてみると末期感が半端ない。まるで泳ぎ続けなければ死んでしまう回遊魚のようだ。

  

そんな風に家ですら心が安まらないので、街から離れ自然の近くまで来た。

少し長めの休みを取って。

寂れた温泉街は良い。人も車も少なく、営業している店も少ない。刺激が少なく、やることもない。精々が温泉に入るか、散歩をするくらいだ。

ぼおっと、ゆるやかに時間流れる

沸き立つ源泉の湯気や、しとしとと降る雨粒を眺めていると、どれだけ心が疲弊していたかに改めて気付く。

ずっとこうしていたい。働くことに、普通の人として生きていくことに疲れた

そういった生き方もあるのだろう。臆病過ぎて、今の生活から離れることが出来ないけれど。

他の人達はどう耐えているのだろう。苦しくないのだろうか。凄いなぁ。

  

こんなゆったりとした時間子供の頃にも過ごした覚えがあるな、と記憶を掘り返してみると思い当たる思い出があった。

あれだ、正月祖父母の家で、こたつに入りながら面白くもない正月番組を見ていた時の時間の流れかたと似ている。当時は退屈で仕方が無かった時間を、こんなにも貴重に思うようなるなんて。随分と歳を取ったものである

2023-11-05

街路樹(植え込み含む)は全廃しろ

街路樹あるじゃん。あれほんとなくなればいいと思ってる。木だけじゃなく植え込みもなくなってほしいと思ってる。以下理由

1.歩道が狭くなり、歩行者の円滑な通行を妨げる。

2.根が歩道路面を隆起させることにより転倒による怪我事故リスクが上がる。

3.(運転手目線で)視界が遮られ事故リスクが上がる。

...

経験談で恐縮だが以前歩道を徒歩で通行中に後方から接近してきたクソチャリに死ぬほどベルを鳴らされた挙げ句に舌打ちされたことがある。その歩道一定間隔に植込みがあるのだがクソチャリが接近してきたときはちょうど植込みがあり歩道の幅が1メートル程度に狭くなるところだった。追い越したいクソチャリと避ける道理はない歩行者自分)による状況においてクソチャリが前述のベル攻撃をしてきた。

まあ、クソチャリが道交法(正確にはわからんが察してくれ)違反してベル鳴らすマナー違反が悪いのだろうが、それよりなにより歩道の幅を減らすほどの植込みがなければいいんじゃね?とも思うわけよ。

頭の足りねえクソチャリは掃いて捨てるほどいるわけだし、脳みそツルツルなクソチャリにイチから教育していくなんて時間予算いくらあっても足りないなかで、とりあえず歩行者安全を脅かす遠因でもある植込みを無くせば(同様に街路樹も)少しは安全になるんじゃないかと思うわけで。

あとさー車の運転でも街路樹邪魔でクソほど危ない目にあうことあるじゃん。よく見ろとか言われてもそもそも物理的に見えないものをどうしろ

街路樹があることでのメリットってなんなの?思いつく限りだと

1.景観、美観

2.植木屋が儲かる

3.地方自治体植木管理する連中に仕事ができる

ぐらいしかなくね?これ市民メリットある?安全犠牲にするほどのメリットなの?

まあ、100歩譲って都心都内ではない)のような木々のない所にはあってもいいよ。よくないが、まあいい。

だが、少し視線を上げれば雄大な、木々が生い茂る山々が見えるような地方歩道街路樹や植え込みは必要なのかと問いたい。いらねーよ。

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追記

なるほど日陰ねー。たしか信号待ちのときに日陰があると便利だ。でもそれは交通安全犠牲にするほど重要もの???ちなみに俺は今年の夏から日傘を導入したがあれほどいいもんはないと実感した。永久に日陰がついてきてくれる。マジおすすめ

緑化はCO2の吸収源として有効と言っているけど、それって歩道に植えなきゃだめなん?まあ排ガス発生源(車)の真横に植えるのが効果的に思えるけど地球規模で考えるとどっかの土地にまとめてドカッと植えたほうが効果ありそうじゃない?それとももはや道路脇にしか植えられないほど土地が無いの?むしろ工場の緑化をもっと厳しくブチかましてやれ。マイカー通勤とか舐めんな。

書いていて思ったけど道路脇ってことは人やモノの活動圏内ど真ん中であって手入れも管理もやりやすいってのもあるのか。は~よく出来てる。植えてハイ終わり!じゃそれはそれでなにやってんの?になるしな。

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まり邪魔なので市に文句言おうと色々調べたら国道に生えてる街路樹は国が管理で、市道町道自治体管理で、自治体の中でももっと小さい区分(◯丁目自治会とかそういうやつ)で管理している場合もあって何がなんだかわからん

2023-10-24

しおき場(処刑場)に行ってきた。

霊山妙見山」にあるしおき場(処刑場)は、大阪では有名な心霊スポットだ。

しおき場のすぐ手前には、これまた心霊スポットである野間トンネル」がある。

一気に2つも心霊スポットを巡れるのだからお得だ、という妙な損得勘定を持ちながら、車を進めていった。

 

野間トンネルは長さ10mもない、トンネルとも言えない規模だった。

トンネルの穴は丸く、ぽっかりとあいた口のようだ。

トンネルライトは消えていた。

車のヘッドライトが照らすコンクリートの白さが不気味で、穴の先はライトで照らしても真っ暗だった。

時速20kmで、のろのろと入っていく。

入った先は、雰囲気が全く違っていた。

 

ここに入るまででも、狭い山道、街頭がほとんどない暗さ、廃墟のような家が不気味で、雰囲気は十二分にあった。

特に「しおき場」に入るために「わざわざ」入った妙見山から特に暗く、これから心霊スポットに入るんだ、という気持ちを高めてくれていた。

だがそれも、野間トンネルの先に比べたら可愛いものだった。

 

トンネルの先は、真っ暗だった。

風に吹かれ、杉だろうか、月明かりに照らされた木々の葉が揺れている。

それだけだが、その静けさ、雰囲気はまるで時間が止まったようだった。

まだ夜の7時なのに、深夜の2時を過ぎているとしか思えなかった。

 

野間トンネルに入って、20~30mほど進んだだろうか、「目的地へ到着しました」とナビが教えてくれた。

だが周囲には何もなかった。

その先の道は狭く、お寺に続いているようだ。

お寺に用はない。引き返してみることにした。

もっと注意深く、何があるかを観察せねばならなかった。

 

狭い山道でのUターンは、神経を削られた。

ここでタイヤがはまろうものなら最悪だ。

なんとかUターンし、ナビを注視しながら進む。

すると、角度の関係でさっきまで見えなかった鳥居が見えた。

隣の妻から、息を吞む声が聞こえた。

「違う違う、たぶんここじゃない」

妻の声は上ずっていた。

「この先?」

「うん」

少し進むと、脇道が見えた。

ヘッドライトに照らされて、小さな屋根のようなものが見えた。

「ここや」

俺がそれだけ言うと、2人とも黙ってしまった。

ここに到着する前は、外に出て探検しようと思っていた。

だが、とてもできなかった。

 

しおき場は、戦国時代、2つの家の諍いを収めるために、豊臣秀吉の名で「両家から農民10差し出して、斬首する」ことから始まった場所だ。

そんな場所に、面白半分で車を停めて中に入ることは、その霊を冒涜しているような気になったのだ。

今更な話だった。

だが今なら、たまたま通りがかった、道に迷った体で帰れるのではないかと思った。

結局、車から降りなかった。窓ひとつ開けなかった。

ようやく窓を開けたのは、山を降り、コンビニが見えた時だ。

地元に着くと、身体の力がやっと抜けた。

緊張が抜けたせいか、頭が痛かった。

妻と2人、車の中で寝た。

 

 

これは先週の出来事だ。

あれからずっと、しおき場のことを考えている。

ゆっくりと車を走らせ、姿を現した野間トンネル

その真っ白な威容、ぽっかりと空いた真っ黒な穴。

その先は異世界のようだった。

今でも鳥肌がたつ。

妻もあの光景が忘れられないのだという。

妻は「しおき場の中を調べなかったから、よけいに怖いのかもしれない」と言う。

それもあると思う。

だが、それだけでもないような気がした。

こうした心霊スポットに耐性がないせいだろうか、非日常に浮かれているのだろうか。

 

トムラウシ山遭難事故」をふと思い出した。

ガイド3人、客15人のうち、8名が死亡した事故だ。

この客の中には、また同じ山に、同じ企業ツアーで参加した者がいたらしい。

登山を愛好する人には、そうした人が一定数いるのだと。

その人の気持ちが、ほんのわずかだが分かった気がした。

それに比べるとお子様もいいところだが。

 

 

 

 

また行こうと思う。

2023-09-26

anond:20230926142613

うちの近くの公園がそれ

何年か前に公園の整備工事があったから、とうとう建て替えるのか!と思ったら

整備したのは木々遊具だけでトイレそのままで

2023-09-12

anond:20230912140418

ツッコミどころ色々有りますな。

ショルダーバッグにお水850リットル


人生の 縮図となりて この小山

木々に薫らす カレーの芳し

カレーと加齢をかけたかったけどもうイミフやな

俳句はよくわからん

・850リットル

俳句って 5  7 5 な、それと季語

2023-09-10

ニコニコ動画の生声実況プレイ動画

https://www.nicovideo.jp/tag/%E5%AE%9F%E6%B3%81%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4part1%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF+-VOICEROID%E5%AE%9F%E6%B3%81%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4?f_range=3&sort=v&order=d

これはボイロ実況を除いたpart1動画の一ヶ月以内の再生数順なんだけど(約ボイロ一件まざっちゃってる)

稲葉百万鉄以外で一万再生越えが一人

数千が5人続き、以降は千再生も行かない。500再生したらすごいレベル

再生も固定ファンがついてる古くからの人ばかりではなく人が人に集っている

実況動画限らずの現象だがジャンルごとに数人の内容関係なく再生される人とその他の底辺が沢山なのが現状だ

よいものができるには沢山の(下手な)人が必要とは言われるが、ニコニコクリエイターはもはやよじ登れるピラミッドではなく10000or10という画鋲の中で暮らしている

この細すぎる糸を登るにはお釈迦様の助けでもなければできないだろう

もちろん、一世を風靡し終わった衰退ジャンルを見て言っているといわれてもしかたないしyoutubeのほうが優れているというわけでもないむしろニコニコのほうが一覧性が高いからこういったジャンルは死んでるが人だけが生きている状況が可視化されているわけだ

コメント流れることや視聴者との一体感などといったニコニコの特徴は全体の特徴ではなくごく一部の高再生動画という狭あい地にぎゅうぎゅうに詰まっている人だけが感じるもの

そして誰もがどうにもできないわけなのだが、それにしても逆転の目すらないのは辛い

ジャンルに人が居ないのでそもそも人目につかない

多少底辺のほかより抜きん出ても、ジャンルではなく人に集っている既存の人気動画が上位を占めているので露出の機会もない

まさに育ちきった木々に阻まれ下草が育つことができない森林のような状況だ

そこに手を入れる間伐のような役割を持つ広告おすすめ順なども機能してるとは言いがたい

視聴者が、そしてクリエイターができることはひたすらにそのときどきの覇権、いや古いか人気ジャンル適応してイナゴのように遊牧することだ

新ジャンル適応できなかった人間は枯れかけた井戸の中で、そして頭上のたっぷり貯水したダムを眺めながら朽ちていくしかないのである

職歴無し35歳無職ワイ、山登りに行き無事疲労

1時間20分ぐらいでサクッと登れる地元の低山登ってきたわ

半袖ポロシャツジャージ

腕にはチープカシオビンラディンモデル

靴はピューマトランスポート

ショルダーバッグにお水850リットルローソンねじパンカレーパンを携えいざ出陣

もうね

階段を一段上るごとに心臓バックバク

そらそうだわ一段毎に片足スクワットするようなもんだしな

数段上がるたびにモンハンのスタミナ切れハンターみたいにゼェゼェ止まんの

俺の横をご老人がスイスイ…でもないけどゆっくり追い抜いていくの

屈☆辱

でもまあなんとか山頂に辿り着いたの

先客が数グループ

見事にいい席取られてんの

淑女と家族持ちは景観いい席でキャッキャキャッキャと優雅ランチ

弱男の俺は隅のベンチでカレーパン

フッ

人生の 縮図となりて この小山

木々に薫らす カレーの芳し

カレーと加齢をかけたかったけどもうイミフやな

俳句はよくわからん

しかしながら頂上で食うカレーパンは美味であった

ローソンカレーパンうめえな

ちなこステマやで昼飯はカレーパンにき・ま・り❤

帰りは砂利でツルッツル

そらそうだわこれ安物舗装路向けランニングシューズもの

危なくてしゃーない

いっぺんスト2ベガの強下Kのスライディングみたいになりそうになって超ビビったの

小幅で足元確認しながらチマチマ降りてくの

その横を仕事デキそうなオッサンスイスイ追い抜いて下山してくの

KUTSU☆JYOKU

お前ら低山とて靴はちゃんとしたもん履いて行けよ

あとリュックorナップザックにしとけ

山を舐めるなッッッ

そんな日曜午前であった

エンジョイユアサンデイ

じゃあの

2023-09-09

夢日記

自分はどこかの学校に通っている。

何の学科か分からないが、何かを調べる授業があり、何故かその調べ物をする場所がとんでもない傾斜の坂の上の山の中にある。

傾斜が凄まじく、自分は途中まで自転車に乗って登っていたのだが進む事すらできなくなり、あまりのことに笑いながら自転車を諦めて脇の空き地に横たえて置いて坂道に縋り付くように四つん這いになりながら道を登り始めた。路側帯白線が何故か普通に帯のように紐のようになっていて握れるので、それに掴まりながら登山のようにアスファルトの道を登っていく。他にも同じ様に山の上に向かっている生徒があり、状況のとんでもなさに苦笑して笑い合いながら目的地に着いた。

山の中腹にある開けた空き地は周囲を木々に囲まれ短い下草が青々と茂っていて、そこに図工室にあるような作業台や角椅子が整然と並んでいる。細部をよく覚えていないが、本類資料?文献?は卓上に置いてあったのかもしれない。本棚は無かった気がする。そこで多くの生徒、教師が角椅子に座り何かを調べたり読んだりしている。

男女の教員、1人はふくよかで豊かな癖毛をした落ち着いた服装の長髪の中年女性、1人は顔色が極めて悪い、短髪で目をひん剥いたようなギョロ目をした和装男性。で、何故か自分その男性の向かい側で古書を見ていて、その古書神社の御由緒のような、神社に伝わる書物の由来が記載された目録のようなものだった。読んでいるうちに、その神社の建立当初、帝から賜った宸翰が今に伝わっていると書かれており、へぇええ〜!!!と顔を上げると、夢なので唐突に、目の前の教職男性の脇に60代くらいの落ち着きのある痩せた神主さんが居て、「持ってきましょうか」と言う。は???凄すぎる、見て良いのか、やべー!!と心中で慌てふためきながら大人しく待っているうちに、夢なので唐突に周囲に人は居なくなり、その作業机には自分教職の白服の男性、少し向こうにふくよかな女性教員けが居て、何故か神主さんが神社に贈られた上等の和菓子をあけて自分男性教職員に出してくれる。

そのひとつをようく覚えていて、それは艶々ぴかぴかとした光沢のある、一つ一つの粒がしっかりとしている黒豆のような茹で小豆あんこ?に覆われたぼたもち/おはぎで、実際存在するのかと検索してみるとそのような物は見つけられなかったのだが、自分が見つけられなかっただけでどこかに存在するのかもしれない、それを美味しく食べた。あまりの旨さにまた感動して目を見開きながら顔を上げて目の前の男性教職員を見ると、わかるぞと言うように相手はうなずき、「本物は内側が7層になっているんですよ」と教えてくれて、こんな小さい和菓子の内側に何が7層も入っているのか気になって仕方がなかった。

夢なので唐突なのだが、我々の机の横手には、自分達が登ってきたはずのアスファルトの急斜面は無く、けばけばしくない、ぼろくもない、使い込まれ年代物の神楽殿があった。開け放たれたそこには、奥の方に木札のような、30センチ程の高さの有りそうな折紙に包まれ書状がいくつか重ねて立て掛けられていた。あまり恭しい扱いとは言えないように見えたが、粗雑に扱われているようでもなかった。そのうちのいくつかを今から読むのだろうか?神主さんが紙を開いて書面を出してくれたあたりで目が覚めた。

艶々黒豆に覆われたあのぼたもち様のなにかが気になって仕方がないが、ぼたもちではなく生菓子かもしれない。

分厚い紙に包まれ書状を調べたら折紙文化、位の高い人々が用いた和紙についてなどのページに辿り着いた。

自分の脳が作った映像の中に、自分が知らない技術文化が折り込まれているのは啓示的でもあり面白い

2023-09-05

空が晴れているのに何故か雫が降ってきて頭にかかった

素早く上を見上げる、公園木々がある

頭にかかった水分に触れて見てみる、色は付いていないので鳥のフンではない

匂いを嗅いでみる、無臭だ、蝉のオシッコではない…か?(匂いはするんだろうか)

そこでやっと、明け方に振っていた雨が、公園木々に蓄えられて、時間差で降ってきたものだ、とする

なんとも風情があるじゃないか

そして風情に行き着くまでの判定が面倒じゃないか

2023-09-01

今朝の夢

国の極秘プロジェクト最先端原子力技術研究所みたいな施設に招かれた。

自分の他に3人ほどの若い男女がいた。皆優秀そうだった。

施設の中の黒塗りの自動扉の向こうには、サッカーフィールドくらいあるどでかい重力制御装置があり、そこで実験を行うのだとボスから説明を受ける。

自分はその時とんでもなく眠くて、説明中もずっとウトウトしていた。

普段は茶目っ気のある小太りのボスに「大丈夫か?気分が悪いなら休め」と言われた。厳重な顔で、怒りと呆れが入り混じったような声色だった。やる気がないなら帰れ、役立たず、とでも言われた気分になった。自分は「いえ大丈夫です」と答えた。

我々は宇宙服のような衣服に着替え始めた。これは一人で着脱可能モデルだった。

しかしここでも眠気には抗えなかった。留め具を全てしっかり固定するように、と言われたが、その手順を半分以上聞いておらず、全然できなかった。自分の留め具はまだ半分以上残っていた。他の3人はすでに準備完了といった感じで、ボス雑談をしていた。

このまま行ったら流石に怒られるよな…と思ってやめた。もう間に合わないだろうと思った。

そして気がつけば周りに人がいなくなっていた。すでに実験スタートしたようだ。ああどうしよう、と思った。

 

仕方なく、実験中の扉の前でウロウロしていた。ここは長さ100m幅4m程の広々とした廊下で、扉の向かいは全面ガラス張りになっており、緑の木々たちを眺めることができた。

すると突然揺れが起こった。世界の終わりのような巨大な揺れだった。警報がけたたましく鳴り出した。

実験が失敗したんだ!」自分は嬉しいような悲しいような気持ちになった。同時に死を覚悟した。

きっとこの実験扉の向こうでは崩壊が始まっているのだろう。もはや逃れることはできない。

揺れが徐々に激しくなった。

天井が崩落して押しつぶされるのだろうか、扉の向こうの熱線に焼かれて消えるのだろうか、そんなことを考えていたら、全身が首からどろっと溶けるような感覚に襲われ、目の前が真っ暗になった。(起床)

2023-08-21

[]無性に素っ裸で海水浴したくなったのでバルセロナに行ってきた

5年ぶりに裸になりたくなった。

コロナ禍も落ち着いてきたから脱いだ。

アクセス

Playa de la Mar Bella。ビーチ全体ではなく、限られたエリアヌーディストビーチちゃん看板でこの先が全裸ゾーンって書いてある。

カタルーニャ広場停車場(Pl Catalunya - Portal de l'Àngel)からH16のバスPg. Calvell - Rambla del Poblenou停車場まで。徒歩の時間も込みで30分

バスから公園を横切って移動する。なんか途中にドッグランもあった。ビーチそのもの公園から高台というか小山で遮られている。

感想

小山を向けて海に向かって右側にまず行ったんだけれど、さっそく小山の上で全裸で仁王立ちしているおじいさんがいた。

でも、その時点ですごくトイレに行きたかった。で、近くの海の家的な店で聞いたんだけれど、トイレはお客さん専用だとのこと。

しょうがないので、近くにトイレはないか小山の左側の店に行った。そしたらそこにトイレがあった。

用を足してあたりを見回す。一応ヌーディストビーチなので裸でシャワーを浴びている人もちらほらいたんだけれども、それよりは筋肉質のビキニパンツ好青年のほうが多かった。こっち側ゲイビーチらしい。皆さん概してマナーがいい。健全出会いの場という印象だ。

こっち側海の家名前は「Be Gay」で、おそらく「ゲイであれ」と「陽気にやろうぜ」の掛詞だ。シャワー付近には裸の女性もいたが、着衣の人が多かったのでここで裸になるのはためらわれた。

さっきはトイレに行きたくて状況がよくわからなかった反対側はどういう雰囲気かと思って、戻ってのぞいてみると、こっちのほうが普通に裸になっている人が多い。ただしシャワーはない。ほとんどが男性で男湯っぽい雰囲気だけれど、カップルが数組いて、父と幼児海辺で戯れていた。男女比は大体10対1くらいで、以前訪れたウイーンの混浴サウナとはだいぶ雰囲気が違う。それにウイーンのほうが夫婦連れが多かった。

私はここで素っ裸になった。ウイーンとは違って遮るものがないし、着替える場所もないのでちょっと緊張したけれど、えいやと脱ぐ。まずは上半身裸で太陽を浴びて、それから下半身も脱ぐ。パンツ下着を同時に脱ぐ。お尻丸出し。やっぱり全身を太陽にあてると気持ちがいい。

ところで、バルセロナのビーチでは普通にトップレス女性がいる。二人連れの女性がなんだか楽しそうにしていた。ヌーディストエリアの隣なので、それこそ全裸中年男性がたくさんいるのだけれど、まったく気にしていない。私がヌーディスト的な世界に憧れるのは、相手のことをじろじろ見たりせず、自然な姿をありのまま受け入れているからだ。相手けが着衣、私が裸(あるいは逆)というプレイ結構興味はあるけれども、ここで感じる解放感とはまったくの別物だ。

何となくだけれど、ビキニパンツトップレスってなんかユーモラスだ。ジーンズトップレスのほうがセクシーだ。なんでだろ? ティーバックの水着もなんかお尻丸出しでなんだかセクシーよりも面白衣装って感じちゃう。服って脱ぎすぎて裸っぽくなるととユーモラスになっちゃう。そういえばここで見かけたおっぱいの大きなすっぽんぽんの中年女性、きれいだったけれども、バルセロナ市内で見かけたへそ出しファッションのほうがよっぽどエッチな印象だった。

へそ出しと言ってもブラトップみたいなもあるし、タンクトップみたいなのもあったし、おへそまわりだけ出ていて、その周りのお腹レースで覆うタイプのもある。

ボディスーツっていう、ハイレグレオタードみたなトップスジーンズみたいな恰好女性も見たけれど、腰の素肌が出ているだけなのに、すっぽんぽんよりもなんだかエッチだった。十代もいたし、ぽっちゃりした人もいた。誰も気にしていないのがいい。さすがにパンツが見えそうなミニスカートにはびっくりしたけどね。

で、何でそう感じるか。たぶん素っ裸になると、身体にはどこにも境目がなくてひとつながりで美しいって感じるんだけれども、中途半端に隠すとかえって暴いて見たくなるというか、えっちな部分が強調されちゃうんだろうな。

さて、裸で太陽を浴びてうとうとしていると、水売りのおじさんが通るのが見える。アジア人は私だけだった。アフリカ系の男性が数人いた。でも誰も気にしない。バルセロナ日本人観光客が多いけれども、ここは私だけ。無名のままでいられるって素敵。よそ者の気楽さ。

十分に太陽を浴びた私は、ほかの泳いでいる人たちに続いて、素っ裸で海に飛び込んだ。頭まで潜ったり、波に乗ったり、大股を広げて背中で浮いたりした。すっぽんぽん太陽を浴びると気持ちがいいし、何物も遮るものがない海に一糸まとわぬ姿で飛び込むと、なんだかいろいろな汚れが流れ去っていく感じがした。これは木々に囲まれウイーン混浴サウナでは味わえない感覚だ。途中で急に深くなっていて、一瞬足を取られたのには焦ったけれどね。海に飛び込んで、休んで。また飛び込んでを繰り返す。

で、すごく開放感があったんだけど、ウイーンのほうがマナーが良かったかな。おっちゃんがおちんちん一往復だけいじってたし。単に皮に砂が入ったからかもしれないけど。あと、小山の茂みの中でごそごそやっている人がいた。邪魔したら悪いからよく観察しなかったけど、あれはなんだったんだろう。きっと気にするのは無粋。

あと、ウイーンと違ったのは、こっちは陰毛処理していない人がほとんどだった。ヌーディストから自然派なのかな?

うそう、それに、財布も浜辺に置いてある。だからウイーンのほうが安心して裸になれたかな。持ってきたのは現金ちょっとだけだったけど、服も財布も盗まれたらどうしようもない。

でも、やっぱり海にはいろんなものを押し流す力がある。何か聖なる洗礼を受けたというか、生まれ変わった感じがする。何も恐れるものがない気持ちになる。これから生きていくこともいつかは死ぬことも、自然と一体になった私は恐れることはないと。水着邪魔されず、海水が私の全身を撫でる。頭からつま先まで。無限に広がる温泉のような素晴らしさ。それはとてもやさしくてあたたかい。来世とはこんな感じではないか。個我が消えて宇宙に包まれているのはきっとこんな安心感だ。そんな宗教的気持ちまでも出てくる。裸になるって神聖

とはいえ、十分も泳いでいたら普通にオーシャンビューの温泉で構わない気もしてきた。このあたりで私の全裸徘徊願望は収まってきたらしい。温泉では髪の毛を水につけたり、泳いだりはできないんだけれどね。でも、なんだかこうやって心から裸になるのは、信頼できる人の前でだけのほうがいい気がしてきた。

気が済んで、なんだか馬鹿馬鹿しくなってきた。やり残したことを終えると、すっきりすると同時に、なぜあんなにこだわっていたのかがわからなくなる。

罪悪感とは少し違う。やる必要はなくなったかなという気持ち。もう少ししたら気分も落ち着いてくるだろう。これは再確認だ。これは自分にはもういらない要素だということの。別に外で裸にならなくても、普通に暮らしていけるという感じ。

やりたいことをすべてやってしまったという感覚が、おそらく次ステップ必要なんだ。

現に、帰宅してからは、以前は家では裸で運動していたのに、旅行から帰ったら普通に着た方がいいなって感じられるようになった。

なお、小山の右側と左側をつなぐ浜辺は人がぎっしりだった。歩いていくのがためらわれるくらい。たぶん8月ハイシーズンなのと、潮が満ちてきていたからだと思う。

バルセロナはこの時期は日没が21時だ。私がカタルーニャ広場を出たのが18時で、ビーチに着いたのが18時半くらい、脱いだのが19時、だいたい20ちょっと前くらいまですっぽんぽんで過ごしてすっきりして帰った。服を着た人のいるところまで裸で歩いてシャワーを浴びる気にはならなかったから、軽くタオル身体をふいてホテルシャワーを浴びてご飯食べて寝た。

2023-08-18

anond:20230818191153

すまん、言い方が漠然としすぎててどこのことだかわからない。なので当てずっぽうでレスしてみる。これをきっかけに何か思い出すかもしれないしな!

ただはじめに言っておくと海外にはオカルトハントとして手を出していないので(同様の地が日本にあるとかでない限り)行ったことがないはずだ。

カナダの反重力地帯とやらがあるそうだが(今調べた)、ここも行ったことはないものの、ちょうど来月カナダに行くので時間が取れれば行ってみたいな。

カリフォルニアにあるミステリースポットとやらがそれっぽい(これも今調べた)。興味は掻き立てられるが、単なるアミューズメントではないかという印象が湧いた。行くにしてももう少し詳細に調べてからだな。

幽霊坂の類いは好きだが、あれは好奇心は刺激されるけどただの錯覚しかないので話が違う。

名前がわからないのでアレだが、海外のなぜか木々やら家屋やらがなんでも捩れる場所は行ったことがない。超行きたい。

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