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はてなキーワード: 権威とは

2017-12-08

anond:20171208081250

キリストおっちゃんにそこまでのカリスマ性は無いよ。

あのおっちゃんが死んだあとで、

キリストが復活するのを私は見た!」と主張するとんでもない弟子たちが始めたのが初期キリスト教運動で、

今のキリスト教はそこから始まったに過ぎない。

また、聖書も、別にキリスト本人が書いたわけでは無く、

やはり死後に弟子たちが、キリスト様はあぁ言った、こう言ったと、

あることないこと都合のいいことばっかり勝手に書き足して出来上がってるんだからね。

もし本当に今の時代にやってきたら、

それこそ神の奇蹟をたたえる権威づけにだけ利用されて、

本人はバチカンの奥深い座敷牢監禁されておしまいよ。

今でも科学者スパコン京の仕分けに反対してたのを思い出す

anond:20171206092117

いや別に反対するならすればいいんだけど、あれが俺の中で致命的だったのを思い出した。

なんつーの?愛国無罪じゃないけど科学無罪っていうのかな、あいつらの互助会な感じを見せつけてた。

ノーベル賞の人も加勢してさ、権威で押しつぶす感じがすごい異様だった。

あいつらネット右翼界隈のナショナリズム利用してさ(あいつら自身右翼なのかもしれないけど)

巧みに民主党パブリックエネミーに仕立て上げてたわけでさ。

科学者って科学とか技術の前には公平な立場だと思ってたからさ。

いや今思えばお笑いなんだけどね。

2017-12-07

2017年Googleアルゴリズム変更、傾向まとめ

1. 雑記ブログ不利。企業オウンドメディア順位を上げており、誰が作ったのかわからない医療サイトも上位に位置しているのが見られる。私のサイト雑記ブログPVが半分程度に減ったが、スピンオフで作った特化ブログPVが増えた。Googleの言う権威性・信頼性は何かに特化しているかどうかによって求められているのかもしれない。

 

2. アフィリエイトタグが入っているか順位が下がったというわけではないように思う。上述の私のサイト雑記ブログ、特化ブログいずれに同じアフィタグが挿入されているにも関わらず明暗を分けたかである

 

3. ドメイン関係ない(おそらく)。検索上位に.jp、.comドメインが依然として混在しているため。

 

4. 健康医療分野以外にも影響あり。例えば、これまで検索1位だったラノベ感想ブログAmazon出版社に上位を奪われ、3位や4位に甘んじているのが見られる。「○○ 感想」と検索すれば感想を記した個人ブログ記事がヒットするが、ただ単に「○○(本のタイトル)」だけだと権威性・信頼性のあるとみなされているAmazon出版社がヒットするようになっている。

 

5. Google Booksも順位を上げている。検索ワードに対して信頼性のあるサイトが該当しない場合Google Books内の本文が検索でヒットするのが見られる。その検索ワードに対して誰がその小説情報を求めているんだ。これはユーザーエクスペリエンスを損なう検索結果であると思われるので、早急に対処されると思われる。でなければGoogle検索から人々が離脱するおそれがある。

今回のGoogle検索アルゴリズム変更、今後の予測アフィリエイターがすべきこと

周知の通り、12月6日Google医療健康分野での前代未聞の規模でのアルゴリズムの変更を実施した。結果、検索結果は大波乱、私が運営するサイトサプリメント記事順位を大きく落とし、打撃を被っている。

 

現在の傾向は下記である

個人ブログキュレーションサイトによる不正確(と判断された)記事の大幅下落(アフィサイトは軒並み下落)

相対的wikipedia順位が上昇

大手企業提供している記事も上昇

キーワードによってはAmazon楽天けが検索1ページ目を独占するというカオスな状況

サプリメントで言えば「サプリメントラボ」という運営不明の謎サイトはなぜかあまり打撃を受けていない模様。

 

全てのアフィリエイト記事情報の正確さに欠けるというわけではないと私は考えている。私が執筆した記事もきちんと調べ上げた上でエビデンスに基づいた情報だけを掲載していたつもりだ。だけど、Google不正確だと判断されてしまったら順位は下落する。

今後、何が起こるのか。アフィリエイト未来はないのか。私なりの推測を書こう。

 

1. しばらくすれば順位は落ち着くと思われるが、健康キーワードレッドオーシャンと化す

 Amazon楽天けが検索1ページ目を独占するというカオスな状況はユーザーにとって好ましい状況だろうかと考えればそうではないだろう。従って、これまでと同様、大幅に下落したサイトも幾分かは順位を上げてくる可能性がある。但し、すぐに元の順位に戻るということはないだろう。3位だったサイトアルゴリズム変更によって30位になり、7位に落ち着くとかそんな感じだろうか。

 健康医療系のキーワード参入障壁が高くなると予測される。但し、ピンチはチャンスという考え方もあるので、具体的にどうなるのかは不明である

 

2. 権威性 vs わかりやす

 Google特に健康医療情報においては権威性のあるサイト上位表示すべく画策している。但し、一般情弱ユーザー権威性を求めているかというと、そうでもないような気がする。彼らが求めるのは「わかりやすさ」だ。

 今回のアルゴリズム変更に伴って発表されたGoogle声明の中に「医療従事者はウェブ情報を発信する際、専門用語ではなくわかりやす言葉を使い給え(大意)」というものがあったが、これはユーザー権威性よりも「安直なわかりやすさ」を求めていることを理解していることの証左であるように思う。アフィリエイターではなくれっきとした医療従事者に「正確且つわかりやすい」記事を書いてくれとお願いしているのである

 但し、Googleの言う「権威性」「専門性」がアルゴリズムの中でどのような仕組みで判定されているのかは知る由もない。我々素人でもコツを掴めば権威性を身につけることができるのかもしれない。

 

3. Google離れが起こる

 とは言え、権威性と正確性を持ち合わせる医療従事者が「正確且つわかりやすい」記事を書くことにすぐさまリソースを割くとは思えない。となれば、Google検索結果はこのまま行けば「Amazon楽天けが検索1ページ目を独占するというカオスな状況」が続くか、「難しい言葉が用いれられたわかりにくい記事(現時点での権威性のある記事)」が検索上位を専有することになるだろう。

 これはユーザビリティの低下を意味する。少なくとも「安直なわかりやすさ」を求めるユーザーにとってGoogle検索の魅力はなくなるだろう。探してもすぐに欲しい情報(わかりやす情報)が見つからいからだ。

 となると、一般ユーザーGoogle離れがじわじわと起こる可能性もある。この辺はGoogleジレンマと言うべきところだろう。「安直なわかりやすさ」を求めるユーザー安直に買い物をし、安直広告クリックするからだ。安直クリックされた末に成果に繋がった広告によってGoogle利益を得ている。

 

とすれば、我々一般アフィリエイターは何をすべきだろう。

1. 権威性を高める努力をすること

 エビデンスに基づく正確な情報掲載すること。雑記ブログよりも専門ブログ運営すること(「サプリメントラボ」の例)。権威性のあるサイトに発リンクすること。

2. とにかく淡々更新し続けること

 Google上司だ。上司の顔色をうかがって仕事をするのは生産性が悪い。であれば、書きたいことを好き勝手淡々更新し続けることが精神衛生上良いと考えることもできる。

3. ニッチを狙うこと

 検索エンジンで探しても詳しい情報が出てこないキーワードや、情報がうまくまとまっていないキーワードはまだまだたくさんある。それらを狙っていく。言わばゼロからイチを生み出す作業なので競合を意識する必要殆どないのは魅力的だが、収益に繋がらなそうなキーワードが大半を占めるであろうことが予想される。

https://anond.hatelabo.jp/20171207111549

Google理想検索結果からアフィサイトを根絶することだからいか商売っ気出さないかが鍵になりそうだ。

権威性のあるサイトへの発リンク

これはいいかも。

あとは、いかに自サイト権威性と信頼性があるかの演出だな。

anond:20171207100959

これまでの例えばフレッドアップデートとかでは検索順位は上がってきていたが、今回のはさすがに大打撃を被った。個人雑記サイト

そろそろ独立して悠々自適にやっていこうかと思っていたところで、これ。PVが2/3程度に落ち込むことになりそう。

 

今後の戦略としては、

・コツコツと無感情更新していく

ニッチキーワードを拾いまくる

権威性のあるサイトへの発リンク

ブラック手法リスクが高いので採用しない

 

社会不適合者なのでとにかく一人でコツコツとやるしかないと思っている。共に頑張ろう。

2017-12-04

anond:20171204075846

元増田だけど、このコメント読み、

http://b.hatena.ne.jp/entry/350910350/comment/n_kasei

既出の知見は効率的に踏んでいくのは大切

そして最近知った学習障害界隈の継次処理、同時処理って話を思い合わせて、ああ、これって頭の構造のちがいなんだなあって思った。

同時処理的な思考回路を持ってる人間にとっては、それが既知のことかどうかなんてのはどうでもよくって、自分の腑に落ちるかどうかが重要で、そして一旦腑に落ちたら、それはものすごい力を発揮する。

継次処理的な思考回路の人にはわからんのだろうなあ。

ブコメ

居るんだよね。 マニュアルも読まずに機器の使い方を新発見する奴。 それ、マニュアルに書いてあるから。。

にしたって、継次処理が苦手な人間からしたら、「マニュアル読むなんてそんなバカ時間つぶし、信じられん!」って感覚だし。だって、やってりゃだいたいは発見できるもんな。マニュアルって、どうしても自力わからんときに参照するもんだろ?

まあ、世の中はいろいろあるってことかな。だから最大の違和感は、「京大ナンバーワン教官」の権威が横行しちゃうことなんだろう。それもまた、ひとつの捉え方に過ぎないんだし。

2017-11-29

ネトウヨ増井俊之

UI権威増井俊之氏がFBネトウヨ言説を振りまいているので叩いて更生させよう。

さすがにデマには近寄らず客観性は保っているが、サンフランシスコ市批判して朝日新聞望月衣塑子とマスコミ非難してネットギークケント・ギルバートシェアして中韓を嗤ってミソジニー勝共理論吐露している。

https://www.facebook.com/toshiyukimasui/posts/10155909348217498

説明戦略ミス個人的暴言があったとしても、それが理由理不尽なことをしては駄目だろう。たとえ大統領暴言を吐いたとしてもそれだけを理由国家間信頼関係ゼロにしてはならないしゼロになることもないだろうが、民間人暴言理由都市間信頼関係ゼロになるのも仕方ないと思うのは間違っている。そういうことは関係なく、理不尽に対しては相応の対応をすべきである

http://www.po-jama-people.info/entry/2017/11/26/080000

https://www.facebook.com/toshiyukimasui/posts/10155879161692498

https://twitter.com/CatNewsAgency/status/931290216597299200

日本は「戦争加害国」だから原爆被害を語るなという、中国醜悪論理』→その中国を「被害者様」に祭り上げて、日本叩き悪用してきたのが朝日新聞。これを機に、中国戦争犯罪特集してみては如何? どうせ、できないんでしょ。(笑)

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/373857/

https://www.facebook.com/toshiyukimasui/posts/10155874432447498

また捏造報道か... いい加減にしてほしい

http://netgeek.biz/archives/106483

2017-11-28

anond:20171128010544

姫を処刑出来るようになった時点でそいつは既に普通に平民ではなく別の権威から

2017-11-25

anond:20171125074535

エスパーすると、君は要するに

賛同コメ否定コメ客観的に見分けられるものじゃない

自分エントリ自画自賛するがゆえに、賛同ではないブコメまで賛同と思いこんでるだけだ

ブクマカはアホで、アホの発言からどれも例外なく無価値権威もなく指標にもならない

・したがって賛否のようなブコメ内容の傾向によって重み付けをするのは間違い

そもそも共感が多いオピニオン増田なんて幻想

と言っているのかな?

俺はそこまでは思わないかな。

ブクマカ信頼性がどうこうとは無関係に、自分が書いた増田に対して否定されるより肯定された方が単純に嬉しいし、肯定の方が得難いか価値があると思う、というそれだけの事なんだけど。

ちなみにブクマカも変な人が目立つだけで総体的にみれば平均的な標本サンプルみたいなものだと思っているから、無下にもしないし偉いとも思わない。

大衆の鏡として、絶対視はしないけどある程度の確からしさは備えていると思う。

2017-11-24

anond:20171124101335

Amazonの最終形態とは何か?」この問いは結構面白いなと思った。

Amazon本質とは商品評価スコアリングをする巨大なデータベースのことだ。例えば「Amazonスコア」みたいなもの絶対スコアとなり、人にも、商品にも、消費活動対象には必ず現れる絶対的権威となる。アリババ社会信用スコアを付けるようになったというニュースを聞いたが、あれはAmazonに先んじてその未来を実現してしまったのではないか、なんて考えた。

でもAmazonってAWSとかやってるよね。この場合Amazon仲介業者ではなく直接の売り手(貸し手)だ。だからAmazon業務内容を定義しようとする事に意味は無い。これから先も新しいサービスを始めるだろうし。そこで、最初の問いは「テック企業の最終形態とは何か?」という問いに改めた方が良い。すると、最初の問いは、「Appleの最終形態とは何か?」或いは「Googleの最終形態とは何か?」という問いと同じ意味になる。

では、これら企業の最終形態とは何だろうか。多分その答えは「集合知を実現するものなのだと思う。

一人一人のユーザーから少しずつ情報を受け取って、その全体像を描き出し、それを再び一人一人に還元する。これらテック企業を通じて、人は個であり全となるのだ。AmazonAppleGoogleは、そのための最も大きなハブとして今後も繁栄するだろう。これは宗教国家などに喩える事のできない、人類史上初の新しい概念だ。

2017-11-23

日本女性の不健康問題解決するには「健康指導を見直す」しかない

これなら中国人の方が健康度がマシだ

日本女性1980年代好景気時代に本格的に社会進出した。もともとビジネスワーカーとしての生活に慣れていなくて、昭和ドラマを思い出せばわかると思うが家庭環境も相まって世代的なビジネスマンとしての経験地が低い。つまり専業の家事をしていた人が急に職場に顔を出すようになったので、生活スタイル形成されていないといえる。

大抵の日本国内男性社員は、もともと主要な企業戦力として経験地が詰まれており、そういった環境下で健康的な生活可能な人が多い。障碍者もあるいみでは彼らに倣うことであとからやって来た人たちも高度な生活秩序を形成してきたと言える。ある意味牧歌的暮らしていた女性経済成熟期に急増したため、軋轢が生じているのが健康問題の原因だ。

日本人女性ビジネスマンは適切な健康指導であればここまで悲惨なことにはならないと思う。もともと牧歌的だったことを考えると、中国人はどうだろう。調べてみるとと、案外その不健康度はキツくない。社員健康意識も意外と悪くもないので、それくらいが日本の働く女性本来理想である

日本女性精神性・記憶力・民度の3ポイントで「理想的」なだけであって、ビジネスマンとして十分に活躍できる社会ではない。だが現代学歴ビジネススキル語学スキルや成人スキルばかりが評価され、さらにはプライベートへの侵害を嫌う社会なので、人事の人には苦労がないのである

社畜の正体がまさに社会進出途上の女性だということ。日本社会は上っ面の合理性だけで人材を選ぶ。つまりスキルがあり「仕事になる」ということで障碍者女性を採る。どの会社役所の人事の男性安直選択をすると、ああいう風にストレスフルになるし、みんな残業などでヤセ我慢する人だから、過労者が出る。

北の韓国、南の日本という厄介さ

米韓の「ブラック社会問題って全部これに集約されると思う。ヤセ我慢をしている人たちの過度なインフレである。たとえば過労死餓死の多い韓国だってそう。封建的大企業公務員ぐらいしか選択肢がなく、日本人から見れば日本可愛いくらいである。妥協選択肢だ。選択肢外資外国にまで広げれば、回避手段いくらでもあるのに。

アメリカも同様に労働トラブル日常的になっているが、ここもある意味で閉鎖的である欧州のような労働者カバーする手厚い仕組みがなく、労働者フォローできる部分が少ない。政治資本第一である

「南の日本、東のアメリカ、北の韓国」という感じか。韓国ソウルからちょっと地方都市に行けば農業工業が残る場所アメリカもやはり世界有数の資本主義あっての富でしかない。これらの問題はすべてつながっている。つまり欧州先進国成熟社会の水準に値しない強引な経済成長経験値の貧しさがもたらした不幸なのだ

解決方法はたった1つしかないと思う。それは「健康指導の徹底」である日本健康指導はあまりにも適当すぎる。イギリスフランスと比べても緩い傾向がある。これはいただけない。どうにかして厳しくすべきではないか

飢餓女子」という言葉もある。障碍者食事が不健康であるように、女性食事健康的ではない。富裕層ほど健康的で貧乏人ほど太りやすい。微妙にズレた要因が、社会によってさらに串刺しにされたら、健康的な問題オーバーヒートを起こすのは当然なので、ではその要因を防止させればいい。たとえば女性カロリー不足を昼食でカバーできたらどうだろう?夕食や夜食依存している人は、食事の重心が夜から昼間に切り替わる。胃の負担が移動し、睡眠ストレスが軽減されることになる。昼間よりも夜間の方が実は胃の負担が凄い。太りやす障碍者も同じように逆にすればいい。

しかも今はIT化などによりオフィス全国的分散しているので、満員電車の緩和という副作用だって夢じゃない仕事科学化もあるわけで、もはや誰がやっても機能するような事務的仕事障碍者なり機械に任せるして人間負担を軽減する方向性にあった方がいいのではないか

マレーシアシンガポール香港に学べ!

その点は「マレーシアシンガポール香港」という成功事例がすでにある。2001年以降わず10年ほどで経済社会が成長。国家はそれに恵まれていて、実際の住み心地などもいいのでこれらの国は世界屈指の優秀都市として知られるようになった。

この2国と1都市が他と違うのは、社畜がすべてだからではないということだ。実際に富裕層に仕える家政婦が健在だったり、高度な医療システムがあったりする。そして支配者は多様である。明るい北朝鮮ならぬ明るいアメリカだ。結果的一方的社畜精神だけにならずに済むわけである

こういった地域都市国家的なわけで、国や民族のつながり以外の市民の「繋がり」があるわけで、やはりそれを見習う必要が今の日米韓大人にはあるんじゃないか中国人をひいきするわけじゃないけど、健康指導もっと厳格化権威化させる必要があるだろうね。

マレーシアシンガポール香港社畜がいないことはないけど、韓国日本みたいな話は聞かないし、アメリカみたいな「廃人」もいないでしょ。黄色人種社会からといって現地の右翼暴力団外国人に対して威張っているわけでもない。やはりこれ、イエロー何とかだからバカにするんではなく、むしろ学ぶべきだな。

痴漢ジジイ回し蹴り対処被害者への中世日本弁護士達の加害者目線を真面目に解説

※「日本弁護士達の痴漢爺さん回し蹴り対処被害者へのセカンドレイプから改題した

弁護士中野希美先生(元裁判官)とやらに「暴力を推奨するネット私刑」とみなされ、過剰防衛断罪されてる件について

https://togetter.com/li/1173944

ツッコミどころが多すぎるから列挙してく。

元のソースを載せずに、それを批判する弁護士の伝聞しか載せないアンフェア構成

ジジイ死ねよ!」店内で老人を蹴った女の子 取り押さえると、真相が明らかにgrape [グレイプ]

https://grapee.jp/418970

"痴漢老人を撃退した女の子に関するツイート、ツイ主が消したのかと思いきや、ヘイト通報されて削除されたって意味わからんよ。痴漢側の人間多すぎでしょ…。そういう輩達と痴漢老人を一緒に小舟に乗せて沖に流したいよ…。"

https://twitter.com/miitoko/status/932284480731078657

元のツイートは残念ながら何故かヘイト扱いで通報されて削除に追い込まれたが、ネット上に当時の状況を説明するソースは探せばいくらでも出てくる。

にも関わらず、それを確認しながら客観的検証するでもなく、まとめ共々又聞きだけで勝手断罪しているため非常にいい加減。

敢えてソースを載せなかったのは、性犯罪の悪質さを責め、女の子勇気肯定し、取り押さえた店員女の子謝罪していた旨の記事しか無く不都合だったのではと勘ぐってしまう。

弁護士憶測で何故か「格闘技使いの女の子」と認識したまま話を進めてしまっている

日本の闇】痴漢老人に襲われた女子高生が「死ね」と回し蹴り撃退 →何故か「暴行罪!爺さんは悪くない!言葉暴力!」と女子高生側を攻撃する人達が続出 : オレ的ゲーム速報@刃

http://jin115.com/archives/52199448.html

上記には被害者ツイートがまとまっているが、こちらを読めば、目撃者は一瞬の出来事で泣きながら必死に抵抗した等身大女子高生として被害者説明している。

ちゃんと読めば多くがそのような印象を抱く書き方だ。体格も爺さんの方が長身で有利だったそうだ。

一瞬で叫び、蹴り、大騒ぎにしたことで自身店員に抑え込まれたが、素早く動いたおかげで爺さんの意表を突き、無力化する事に成功している。

発端ツイート主の元には、過去加害者無罪放免で逃げられた痴漢被害者達の生々しい体験談も寄せられている。

彼女達は「派手に騒いで抵抗しなければ被害がうやむやにされる、最悪合意と見なされる現実」を痴漢被害で痛感しているから、犯人逮捕に至れた判断に救われて勇気づけられたのだ。

にも関わらず、中野希美は「格闘技」「格闘経験者」といった表現を多用し、

たか一方的玄人が「正義感」で素人暴行してネット晒す私刑行為であるかのように批判している。

仮にも弁護士でありながら名誉毀損も甚だしい憶測の嵐に辟易してしまうが、他人から見た「回し蹴り」という表現だけで余裕を持った強者と決めつけてしまっている。

そもそも突然暴力を振るわれたのは被害者の一瞬の抵抗を、第三者が伝聞で「暴力推奨」「報復復讐」「ネットリンチ」だとあげつらう構造こそ

暴力的セカンドレイプではないのか。

ていうか弁護士傷害結果の無い正当防衛であると認めています

このときも、痴漢が尻餅ついてこけた、程度なら大事にはならないかもしれません。傷害結果が生じていないからです。

ゆうたろう(7チャクラ)さんのツイート: "@sanma9731 そうなんですか?(°д°) でも尻餅ついて倒れましたよ。 ジジィと言っても、女の子より背の高い男性でした…。"

https://twitter.com/yuutaro02/status/931488631344074752

騒動元のツイートにはまさに痴漢が尻もちをついてこけた程度だったと明言されているのだが、弁護士彼女は全く読んでいなかった事が解る。

背後で尻を触る自分よりも背が高く体格に勝る老年男性女子高生が振り向きざまに蹴ったとしても威力はその程度なのだ。奇襲でなければ尻もちもつかなかった可能性も高い。

とにかく大事になっていないのは事実。その後に続く「もしお爺さんが死んだら」等の仮定は全部無意味彼女は知らぬ内に正当防衛である事を立証していました。

専門家見解を装っているのにこの不誠実さは論外である。「真面目に解説」とは片腹痛い

日本痴漢犯罪への認識が異常に軽すぎる

「過剰防衛だ」と被害者を責める者達のリプライは、その意識の裏返し。「たかが尻を触られたぐらいで」と思っているから蹴りという抵抗が不当な報復に見えてしまう。

その加害者目線の無神経な「たかが」で被害者をぶん殴る暴力集団で振るったために批判されたのだ。

ところが、弁護士自称する中野希美は本ツイートでなんとこう言い放っている。

被害と反撃のバランスがあっていることが必要です。手でお尻を触る行為に対し、自分の手で振り払う、押し返す等はバランスが取れています

性犯罪他者人権蹂躙して自己中心的欲望を叶えようとする犯罪で、主に精神面の侵害が問われる問題だ(外傷が伴えば無論それも考慮に入れるが)

弁護士精神の陵辱であると断る程度の認識はあるようだが、それ以外は「たかが尻を触られたぐらいで」と言う自称良識的な野次馬達と何一つ目線は変わらない。

これが今の日本司法の欠陥で闇そのものなのだろう。

ただ現行法がクソだったという事は、その法を武器として扱う側のクソなスタンス正当化するものではない。

痴漢が手でお尻を触るのは、それが本人の自己中心的欲望を叶える型に合致していたからで、決して常識被害者へのダメージ配慮たからじゃない。

加えて見て解る女子高生を狙った計画的犯行であるため、触るという動作は本人の予定通りに行われたものである

それに対して被害者デパート内部で突然襲われた事。見ず知らずの大人から合意ない性的蹂躙にあったショック。SOS意味も込めて派手に瞬時に騒ぐ必要があった事。様々な複合的要素が考えられる。

まり事前から襲おうと抵抗しなさそうな子供に狙いを定めた加害者と、突然襲われた被害者は心構えと危機的状況が天と地程も違うのに、

この弁護士被害者にだけ、反撃責任と冷静な配慮要求している。

この程度の事は想像力があれば子供でも解りそうだが、ジェンダーギャップ114位の児童性犯罪大国日本の法の奴隷らしい、双方の公平な斟酌のバランスを欠いた男性目線の言い分である

それに「痴漢ソフトタッチだったのに女子高生は蹴りで対抗するなんてバランスが取れない!暴力的だ!」と言う理路で、被害者配慮が無いと責めるのは、

間接的に痴漢側がまるで被害者配慮していたかのような心象を、ギャラリーに与えようとする痴漢擁護でもある。

この女性弁護士痴漢の心情には1ミリも触れないのに身体心配だけは元情報以上の想像力を働かせる、

そして被害者情報の断片だけで「格闘技」だ「懲らしめたった」だ「格闘経験」だとゲスの勘ぐりでありもしない被害者の「暴力制裁人間」としての人物イメージを構築して、その前提を疑おうともしない。

よく自分で見てすらいないツイートを伝聞だけで、ここまで決めつけられるもんだ。

この妄想暴走おばちゃんは「法に無知女子高生が知らずにやったら大ごとになるかも知れないので本人に伝わって欲しい」と言っている。

犯罪被害にあった人様を捕まえて、一方的加害者目線で嘘まみれの悪意で固められた妄想を、本人に見てもらいたいと言える無神経に呆れてしまう。

自分達こそ弁護士肩書を利用した「正義ネットリンチであるという自覚が無い

以上の事は法律家としての補足の域を超えた中野氏達の個人的偏見デマによって成り立っているため、言い訳通用しまい。

まとめた弁護士・まとめられた弁護士自身が結託して、被害者側や自分達への異論を頭から私刑正当化しようとする絶対悪」と頭から断じて疑わない。

ならば逆に問いただしたい。

あなた達こそ日本現行法におけるごく一部の加害者勝ち逃げ判例を「絶対正義」と見て、発端ツイート主達への私刑を下してるつもりではないのか?

コメント欄にはどさくさに紛れて発端ツイート個人への中傷に発展しているクズもいる。中野氏達はその光景を見てニヤリ、してやったりと思ってはいいか

あなた方の弁護士肩書を、あなた個人意図しない意見権威封殺するための道具に利用しないで頂きたい。

社会的責任が伴う発言である自覚を持って頂きたいものだ。

最後

必死の抵抗を試みる被害者の心境を代弁したツイートを紹介して、これを終わりとする。

安全圏にいるゲス弁護士共にわざわざ語られなくとも、被害者達は誰が何と言おうと決死覚悟を決めている。

覚悟というのは過剰防衛認定される事もセカンドレイプされる事も含まれる。全肯定されなくとも、必死に抗わないともっと酷い目に遭う事を知っているからだ。

嘘と加害者目線しか持たぬ腐敗弁護士共国中のセカンドレイパーがどれだけ「私刑」だ「過剰防衛」だ「不当な報復だ」と眉をひそめようと

性犯罪へのモラル法律も腐っている中世日本サバイバー達は「被害者、よく頑張った!」と言う声を止めようとしないだろう。

イキりオタクっぽくて申し訳ないけど夜道突然ケツ触ってきた男をバッグとヒール放り出して全力で追いかけて引きずり倒して身分証奪って

そいつの家まで連行してから警察呼んで親共厳重注意して謝罪させたけど、

相手顔面血まみれでも結局わたしお咎めなしだったから、性犯罪者に遠慮はいらないと思うよ

性犯罪にあったらたとえ殺されても必ず殺すって気持ちいるか

ちょっとでも不当にからだ触られたら人様には見せられないくらい激昂するわ。

だってなんかあったとき

抵抗してない=同意とか中世みたいなこと言ってくるバカがいるんだもん。

だったら多少傷害容疑かけられても拒絶した証拠残したい。

2017-11-19

なぜ医者紹介状を書かないのか

なんで医者って、症状があって来院してるのに、検査して異常が見つからなかった時、大病院や専門病院紹介状を書かない奴が多いんだろう。

CT撮っても異常が発見できなくても、咳が1年以上続いていたなら明らかに異常だろう。咳が正常な範囲生理機能とでも言うのか。何度診察へ行ってもただ処方される薬が変わるだけだった。

結局、遠いところにある大病院検査したらすぐ異常が発見され、病名が診断され、適切な治療をうけることができ、完治できた。

病院の方がCTの性能が良くて異常を発見できたそうだ。このまま田舎にいたらどうなっていたことか。

検査をして異常が「発見」できなかったからといって、異常が「無い」ということにはならない。1年以上続く咳が無かったことになるわけでもない。

自分の知見を持ってして診断できないのであれば、「今の私(設備)では対応できないが、何かしらの異常があるのは間違いない。」と考え、素直に大病院・専門病院紹介状を書くべきなのに、なぜそれができないのだろう。

自身病院がその分野の権威だというならば他者に紹介するのを恥と思うのは分かるが、田舎の寂れた病院の分際でそんなプライドがあるわけでもあるまい。

ほんと、田舎は毒だ。

2017-11-14

[] #41-5「注文の多い客」

≪ 前

頭を抱えていると、俺たちに向かって店主が言った。

「食べたのなら席を空けてくれ。次が待っているんだ」

店主が一瞥した方向を見ると、確かに待っている客がいた。

「じゃあ出よう、二人とも」

俺がそう言って立ち上がるも、二人は微動だにしない。

「おい、どうしたんだよ」

別にいつ出て行くかは僕たちの勝手だろ」

タイナイの言葉に弟が頷く。

うわ、マジかこいつら。

俺の漠然とした不安が形になった瞬間である

「この店はサービスや客への配慮がなっていないね

食って掛かる弟たちに店主も怪訝な表情をする。

「はあ……“お客様”。サービスってのは付加価値なんでさあ。座り心地のよい椅子、行き届いた空調、備え付けのテレビエトセトラ義務じゃないことにケチつけられる筋合いなんてねえのよ」

「それは怠慢じゃないかな。俺たちは客としての権利を主張しているだけだ」

ああ、最悪だ。

タイナイはともかく、弟まで“面倒くさい客”になってしまっている。

しかもそれが表面化してしまった。

収拾がつかなくなる。

「ほう~“客としての権利”ねえ。じゃあ“店の権利”ってのを考えたことあるか? 本来、客と店ってのはどっちが上で、どっちが下かじゃない。客が店を選ぶ権利があるなら、店側だって客を選ぶ権利を認めるべきなんじゃねえの“お客様”」

「その“お客様”って言い方をやめろ! 俺たちはちゃんお金を払ったし、あんたは料理を出したじゃないか!」

「そしてあんたらはその料理を食べた。取引はそれで終わりのはずだって言ってるんだよ。それ以上の付加価値を求め、しかもそれが『当たり前だ』って態度が出てるからお客様”って皮肉ってんだよ。分かったら、さっさと帰った帰った」

「ほら、二人とも出よう」

俺は恥ずかしさでいたたまれなくなって、タイナイと弟の首根っこをひっつかまえる。

そして逃げるように、そそくさと店を後にした。



…………

次の店へ歩を進めていたが、俺はどう言い繕ってこの珍道中をやめるかに頭を使っていた。

俺一人で帰るならともかく、弟もとなるとちょっと厄介だ。

タイナイに感化されて、完全にレビュアー気取りだからな。

「はあ、酷い店だったな。星は5つ中、2つ」

「俺も2つかな」

料理は美味かっただろ。付加価値が気に入らないからって、そんな評価は不当じゃないか

「僕はこれまで付加価値考慮して評価してきた。そんな僕があれを他の店と同等以上に評価するってことは、付加価値と何よりそのために努力してきた人たちを否定することになるし、個人レビュアーとしての不信感に繋がる」

「だったら尚のこと感情任せで書いちゃダメだろ。レビュー鵜呑みにして店を選ぶ人間もいるんだぞ」

デタラメなことは書いていないよ」

「そうそう。まあ個人意見から、そう思うのなら仕方ない」

おい、まさかそれで片付けるつもりか。

これはもう、タイナイのほうを止めるのは無理だな。

「はあ……もういい。所詮は俺の好悪の問題しかないってことになってしまうのだろうし。俺は抜けるぜ」

とどのつまり自由ってそういうことでしょ」

「そうだな。ほら、お前の今日の“自由な”様子だ」

スマホの画面を見せる。

そこには弟がレビュアーを気取っている様子が、ありありと映されていた。

「え……これが俺?」

弟本人も信じられないといった反応だ。

あんだけのたまっておいて、自覚がなかったらしい。

「お、俺も抜ける。あの人は才能があるとか言ってたけど、こんなの見てヒいた時点で俺にレビューは無理だって分かった。自分のこんな姿を受け入れられない」

弟の中に、かろうじて自分自身を客観的評価できる余地が残っていて安心した。

弟のこの短絡さについては素直に喜べないが。

「そういうことだタイナイ。個人が好き勝手言う権利のもの侵害するべきじゃなくても、それに権威を持たせるとロクなことにならない。弟みたいな発言者錯覚し、受け手はそんなものをアテにして自分の考えを持たなくなる」

「僕はそんなつもりは……」

「お前がどういうつもりかってのは、大衆に向けて発信した時点で側面的なものしかなくなる。お前の言っている“ネットってそういうもの”は、そういうことじゃないのか?」

「……まあ、少なくともマスダたちを止める権利は僕にはないね今日ありがとう、二人とも」

「ああ、奢ってもらったことは感謝する」


俺たちはタイナイを見届けたあと、帰路に着いた。

「これでよかったのかな?」

「こういうとき、俺がお前に言う返しは決まっている。“自分で考えろ”」

「それ、『他人レビューに踊らされるな』ってこと? それとも『レビューもっとよく考えて書こう』ってこと? それとも『店と客の関係性』について? それとも他にも意味が?」

「だから自分で考えろ”って言ってるだろ」

(#41-おわり)

2017-11-13

[] #41-4「注文の多い客」

≪ 前

俺はオサカの話を思い出していた。

バイト仲間のオサカは映像コンテンツが大好きで、自前のサイトレビューもちょくちょくやっている。

そんなオサカにレビューの是非について何気なく尋ねたことがあった。

皆なんで、他人評価をそこまで求めるのか俺には分からなかったのである

結局、自分にとって最も信頼できるレビュアーは、自分自身じゃないかと思うからだ。

理由は人の数だけある。意見を分かち合いたい、何らかの指標が欲しい、千差万別さ。それでも言えるのは、レビューを求める人間がいて、レビューを書きたい人間がいるのは間違いない以上、無下にするのも難しいということ」

レビューそれ自体にも価値があるってことか?」

「そう言ってしまっていいだろうし、自分もそう思ってレビューに臨んでいる。だからこそ下手なことは書かないよう心がけているわけだし」

「お前の考えは分かったが、みんながそこまでレビューに対して何らかの志を持っているとは俺には到底思えない」

「まあ……そういう人も含めての“千差万別”だから

レビューを書いているオサカですら、芳しくない答えだった。

そんなものにガキの弟が関わることを、俺はとてつもなく危険だと感じたんだ。


…………

弟がトイレに行っている間に、俺はタイナイに詰問した。

タイナイ、どういうつもりだ?」

「え? 何が」

とぼけるなよ。弟をあんなにレビュアー気取りにさせて、どういうつもりだって聞いているんだ」

「マスダが何を問題にしているのかよく分からないよ」

「本気で言ってんのか? 弟のような実績もない人間に見せかけだけの権威を持たせて、そんな人間発言大勢の前に発信する。弟だけじゃなく、大衆や店を弄ぶ行為に何の疑問も持たないのか?」

レビューというもの本質的には個人意見だ。それを他人にも理解できるよう体系化することがレビューだよ。是非もなし、だ」

「何がレビューだ。こんなネガティブヘイトにまみれたものが。何かを貶したりすることをわざわざ書かなくても、もっと誉めることばかり書いたっていいだろ」

「それは大した理屈じゃないね。貶してばっかりのレビュアーダメだというなら、誉めてばっかりのレビュアーだって同じことだろ。マスダはそもそも前提の段階で誤解している」

「俺が何を誤解しているっていうんだ」

価値には絶対的もの相対的ものの側面がある。何かを誉めることは何かを貶すことに繋がるし、何かを貶すことは何かを誉めることに繋がるんだ。それを言語化することも批評の一形態なわけ。なのにダメだって思うのはマスダの気持ち問題しかない」

「その批評安易に振り回される人間がいることを知っていてもか? そんなものがなければ起きなかったトラブルだってたくさんあるはずだ」

「この大衆文化は個人の確固たる意志だけでは止まらないし、止めるものでもない。できるのは個々人がそれをどう受け止めるかのみだ」

「それって要は自分レビュー責任はないし、持つ気もないってことだろ。なのに発言権だけは行使するなんてムシがよすぎる」

「だからネットってのはそういうもんなんだってネガティブヘイトを許容も順応もできず、無視することすらできないなら、レビューはもちろん他人意見巣窟であるネットのものを利用しない方がいい。マスダは僕たちの批評スタイルが気に入らないのを、善悪問題に摩り替えているだけだ!」

弟にレビュアー気取りをやめさせたくて、タイナイのほうを説得してみたが完全に失敗だった。

タイナイにとって、ネットリアルと地続きであることを忘れていた。

人は現実に対してどんなに不平不満をもったところで、それとなあなあに付き合って時には自ら楽しさを見出す。

タイナイにとってのネットもまたそう変わらないことなのだ。

「いやー、いまトイレ入ったらさ。今どき和式だったんだよ。この店サイテーだ」

「なるほど、レビューに書いておかなきゃね」

このままじゃ組合に目をつけられて、大事になるのも時間問題だ。

タイナイは承知の上かもしれないが、弟までそれに巻き込まれるのはよろしくない。

どうにかできないものか。

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2017-11-12

[] #41-3「注文の多い客」

≪ 前

こうしてタイナイが書きあげたレビューがこれだ。

「竹やぶ焼けた」 口内さんのレビュー 評価黄色星2つ

第一印象が覆らない、良くも悪くも予想通りの店」

朝の数時間のみ経営という特別感に惹かれて知り合いとともに来店。店内の清潔感普通雰囲気は悪くないのだが照明がきつく、朝に来ることを前提で考えた場合ミスマッチといえる。店主の接客態度も悪くはないのだが、陽気かつフレンドリーなため、これまた朝にはキツいし、合わない人にはまるで合わない。

料理はというと、メニューは日替わりかつ店主の気分しだいなので当たり外れが大きい。さすがに飲み物くらいは普通のも用意しておいて欲しい。メニュー名も言葉遊びを多様していて洒落臭い回文らしいのだが、後半部分が言葉として成立しておらず意味不明。これを回文だと言い張るのはライトノベル純文学と言っている様なもので、喉に小骨が刺さったような気持ちになる)。

結論としては決して大衆向けの店とはいえないし、その枠組みから評価しても下から数えた方が早いと思う。近所に住んでいる馴染み客が利用するならばまだしも、僕たちみたいに遠路はるばる朝から足を運んでまで利用すると確実に後悔する。この店に行くのを提案したのは僕だったのだけど、週末の朝から来てくれた知り合いに申し訳ない気持ちになった。


なんだこのレビュー

料理より先に、まず店の内装とか、接客のことを書いている。

肝心の料理感想については大したことを書いていない。

他はどうでもいい粗探しばかりだし、俺たちをまるで被害者扱いのように書いているのもどうかしている。

「こんなの、ほんとに参考するやつがいるのか」

別に不思議じゃないだろ。要は“格式権威”だよ。どこぞの三ツ星レビュアー組織もやっていることだ」

「その組織とお前とは、そもそもの“基準”が違うだろ」

そういった組織調査員は日々決まった食事をとることで味覚に確固たる“基準”を作る。

料理を的確に分析できるよう舌を鍛え、マニュアルによって“格式”を評価するんだ。

からこそ、その星には相応の“権威”がある。

その評価基準を俺たちが共感できるかはともかく、単なる個人の感想とはワケが違う。

タイナイはただ自分の気の赴くまま飲食店を練り歩いているだけだ。そんな個人レビュー権威なんて持たせたらロクなことにならないぞ」

「厳密には個人意見じゃない。ネットってのは大衆文化だからね」

「尚更ロクなもんじゃない。大衆に傾倒して意思決定をすれば、バカ結論を生みやすい。何も考えていないのに自分の考えだと錯覚し、無駄な自信だけはついてくる」

「言いたいことは分かるけど、それは僕の管轄外だ。あ、次の店に着いたよ」


俺の懸念をよそに、タイナイは店巡りを坦々と進めていく。

弟はというとタイナイに乗せられて、次から次へと心にあるのかないのか分からないようことを言い続ける。

「恐らく、この料理をよく食べる人間であるならば、そのこだわり含めて舌鼓を打つのかもしれないけど、俺たちは初めて食べる人間だ。材料も聞いたことのないものばかりでイメージが湧かないし、如何に拘りぬいて作られたか力説されてもよく分からない」

「おお、いいね。良い視点だ」

「ここの料理は作り手のこだわりが強すぎる。味付けが濃い料理が良いとは限らないように、こだわりの強い料理独りよがりしかない」

「素晴らしい意見だ」

「俺たちはこだわりの結果生まれた“料理”を食べたいわけだけど、別に“こだわり”自体を食べたいわけではない」

「ははは、こりゃ名言が出たね。マスダ、君の弟はレビュアーの才能があるぞ」

俺には二人の言動批評の装いをしているだけで、まるでゴロツキのように見えた。

さしずめ“批評ゴロ”だ。

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2017-11-11

[] #41-2「注文の多い客」

≪ 前

そして、当日。

ランチの誘いだったのに、待ち合わせは朝からだった。

「ごめんね、週末の朝早くから最初の店は朝のみの経営から、どうしてもこの時間からじゃないとダメなんだ」

タイナイの言葉で引っかかったのは、その店のことよりも“最初の”という言葉だった。

まり複数件周ることを前提で語っているということだ。

この時点で嫌な予感が漂い始めていた。

「で、ここが目的の店、『竹やぶ焼けた』だ。第一印象はどう?」

「“どう?”って……注文どころか、まだ店の中に入ってすらいないのに何を言えってんだ」

「つまり特になし”……と、じゃあ中に入ろうか」

俺と弟は、タイナイに導かれるまま店の中へ。

はいーいらっしゃいー。3名さまね、好きなところ座ってー、すぐにおしぼりとお水持って来るから!」

店主らしき人が陽気に出迎えてくれた。

喋り方からして女性だと思われるが、イマイチ見た目で判別がつきにくい。

はい、お待たせ。水とおしぼりね」

「うん? この水……」

「分かる~? アセロラを絞ってみたの! ビタミンCたっぷり。なんとレモン数十個分なのよ。でも“レモン何個分”って今日権威が疑われる謳い文句から逆に伝わりづらいかもね。うふふ」

「はあ……あの……」

「あ、おしぼり冷たいほうがよかった? ごめんなさいね

「そうじゃなくて、メニューは?」

「日替わり一品しかいから、メニューは用意してないの。シェフの気まぐれよ! つまり私の気まぐれ!」

「……そうなんですか。ちなみに今日は?」

「『かなり毎週来た滝う油脂まり中』。上から読んでも下から読んでも『かなり毎週来た滝う油脂まり中』」

「は?」

メニュー名よ。じゃあ、なるべく早く、なるはやで持ってくるから待っててね」


タイナイは店主が厨房に向かうのを見届けると、俺たちに話しかけてきた。

「で、意見を聞きたいんだけど」

「いや、だから料理まだきてないだろ。何を言えってんだ」

「この時点でも言えることはいくらでもあるだろ。例えば店の内装とかの雰囲気とか、接客態度とか」

「まあ、そうだな……内装普通かな」

「ふむ、弟くんも」

「うん」

雰囲気特に言うことは……」

「それじゃあ何の参考にもならないよ。もう少し真面目にやってくれ」

そんなこと言われても、わざわざ口に出すほどの感想は俺にはなかった。

だがタイナイに奢ってもらう手前、ちょっと無理してでも捻り出さないと。

「えーと、そうだな。ちょっと照明がキツいような気がする。あとキツいといえばあの店主だな」

「あー、なるほど。弟くんはどう?」

「う~ん、悪い人ではないと思うけど……あまりお近づきになりたいタイプではないかな。ましてや朝とか特に

「ほうほう、なるほど。やっぱり二人を連れてきて正解だ。すごく参考になるよ」

タイナイがやたらと頷いているが、本当にこんなんでいいのだろうか。

俺は不安になってくるが、弟はというとタイナイの反応に気を良くして、どんどん意見を盛っていく。

「何というか、ところどころ洒落臭いよね。この出てきた水とかも、正直これだったら普通の水にして欲しい」

いいねもっとちょうだい」

メニューだってそうだ。何だよ、上から読んでも下から読んでも同じって。しか意味不明言語で、言葉遊びとしては酷い出来だ」

料理が出てきてからも、その勢いは更に増すばかりだ。

「あ、こっちの出し巻き卵は美味い。付け合せの漬け物はビミョーかな」

「ふむふむ、弟くんの率直な感想は参考になるよ。マスダは何かない? ほら、このカルパッチョとか」

「いや……俺、ナマの魚介系はダメなんだ」

「なるほど。メニューが店主本位だから、こういう弊害が発生すると言いたい訳だ」

そんなつもりで言ったわけじゃないんだが、そう解釈するのか。

その調子でやっていったら、いくらでも粗探しできてしまうぞ。

次 ≫

2017-11-10

anond:20171110115539

天皇は正の権威だ。差別は負の権威といえる。

まず、陛下自身価値があるわけではなく、天皇という立場価値を見出す者がいる、という方がより正確。

権威管理システムとしてとても優秀で、管理にかかるコストを大幅に小さくすることができる。

例えば、社会的決断合意形成にかかる莫大なコストも、権威を盾に無視することができる。

また身代わりとしても優秀で、うまくいかなかった仕組みや政策などを撤廃する際に、関係の深い権威悪者に仕立て上げることで見直しや再計画合意形成にかかる莫大なコスト無視できる。

属する社会出自による差別実在するということは、構成員思考能力権威撤廃に耐えられないという面もあるだろう。

権威の一形態である天皇制のみを廃止したところで、権威がなくなるわけではない。権威がなくなれば構成員思考能力がつくという突飛な話もない。正であれ負であれ、権威がなくなることは事実上あり得ない。

結論として、天皇制がある限り差別がなくならないというのは詭弁だといえる。

2017-11-08

https://anond.hatelabo.jp/20171108121056

好きな漫画をかきたい、よみたい、という自由が"単なる身勝手"なのか?

  

ゾーニングポリコレも、ある程度は必要と思うけど、サヨクはそっちの方面で「公共の福祉」を拡大しまくる恐れがある。

  

どれだけ素晴らしい理念だとしても、権威としてふりかざすのは危険だ。

それは「人権」「反差別」もおなじ。

サヨク調子づかせたら駄目な理由はそこにある。

2017-11-02

anond:20171101161959

 いや、褒めてんじゃねーかよww

誤字脱字一切なし、祖母介護で留守がちな母と受験プレッシャーの中で自己と父の関係を冷静に見つめ、病的な父に毎日の如く数時間正座させられ難詰されつつも――、


ろくに

怠惰

多大な非

叱責に関してはすごく不当

烈火のごとく

抗議の声を上げれば大きな吼え声で遮られる

過剰な反応

まれているという被害妄想

干渉が過剰

頻繁に様子を見に部屋に立ち入る

もどかしさや焦り

情景がおぼろげに

叱責の頻度

反抗的淡々

感情はねちっこく反芻

怠惰穀潰し

この程度のことで手をわずらわせて


等の形容を使いこなし、1541文字25行にも渡って窮状を訴える18歳の女子高生文章的な破綻は一切ない。

デビュー前の綿谷や金原文章読んだ事あるか? あれ以上だぞ?

この思考力、そして客観視とアンビバレンツなまでに感情から遊離した語彙。

考えられるのは離人症だが、そうした人間文章にしては余りに理路整然とし過ぎている。

興味深いのはそうした中に垣間見えるふつうの(少し幼めではあるが)表現だ。


ただいまの声が暗かった

丸め新聞ゴキブリのように

目がヤバくなっていて

ほとんど毎日

父がヤバい

これまではウワーと怒鳴られても

なかったかのようにケロッとしている

怒られすぎてどうにかなっているのだろう

家に帰るのがツラい

ますますヒートアップする

ツラいことにはツラいけれど死ぬほどツラいわけではない


上記の形容は父が絡む関連で内的に権威化されていることから生じており、下記は主観寄りである為に年齢相応な可能性もある。

それにしても最終的に、この程度 としながらも拠り所がスクールカウンセラーであり、それにすら及ばないという発想はなんなのか?

 よーするに俺としちゃ理解に苦しむワケよ。もう歳なんだろうねw 最近若い子の自己表現についていけてないんだよ。

部屋によく来るからうっとーしい顔をしちゃっててそれでパパは私に見下されてると思ってる、なんてのは娘の切ない父への慕情すら拾えるが、その父へ叙述が前掲上記ってのがまたスゲェ。

 思わねーか……? どういう子なんだ? この子、ってさ。

語尾やかな漢字おかしいが、一番不思議なのはセクシャル表記が全くない点なんだよな。

 よく読むと愛と理性、としながらも、この子の父は怪我が残らないような暴力日常的に行っている可能性があるんだよな。数時間正座込みでさ。

手を上げられる前に泣くけどそれがイラつかせてるかもしれない、ってんだからこれまた泣ける話だが、その辺をヤバイ形相で振り上げた新聞に母が叫んでるってのに重ねるとこう思うんだよ。

「アンタに毎日振り上げられてんのって、本当にただの新聞紙なの?」

 ってな。

介護毎日いない母、そして二人きりの家で自分ゴキブリのように何度も叩く父。

 おかしくねーか? なんか。この子表現

こうやって書くと「男はすぐそういう話にする、そういうのがさぞかしお好きなんでしょう」みたいのが沸いてくるが、率直に言って本当に理解できないんだ。

 何がムカつくってこうやって細かく読み込んだだけで「若い子が気になるのね」とかって意見がすぐに出てくる事だが、こうして書くまではババァ創作四苦八苦か暇なSEの文章修練だろうと思ってた。

でも、これだけ破綻のない文章を書いているのに思春期父親に対する反発が一切拾えないのは逆に不気味ですらねぇか? と。

 そういった魅力が全くないタイプであれば、杞憂に過ぎないかもしれない。

一貫校で自室持ちなら両親にそこそこの収入も期待できそうだし、教育方針激論するんだから所謂底辺家庭ではないんだろう。

 世間にゃ殆ど反抗期がなかったって大人も割といるし、イマドキ4,50代で新聞紙説教オヤジってのもナンだが田舎ならWifiすらない地域もざらだ。

しかしどーもなぁ……、って思ってるんだが――、

 正直メンドクセェしぶっちゃけ俺には関係ないしキリがねぇ。

ゴミみてーな増田のアフィステマアンケート群の一つ一つをこんな風に読んでたら幾らあっても時間が足りゃしねぇし、常連どもは勝ち逃げ派閥作りって風にしか見えねーしな。(読みも浅ぇしw)

 そもそも商用のアクセス集め文章本来の書き捨て名無日記である内情吐露は全く読み方が違うんだよ。マジメに読むほうが馬鹿を見るだろ? 真偽なんか分からねぇんだから

っつーワケでこんだけ書いといてナンだが、途中で放り出して俺は自分のやるべき事をする。後はもうこのエントリには書かねぇ。文章書きってのは読み辛くてループを仕込んだスパゲッティソース他人に叩きつけて時間を奪い、その間に自分は別のコードを書くって最低な人種なんだよ。目的も分からねぇソースコードの解読なんぞにいつまでも付き合ってられるか。(笑)

 悪いとは思うが謝りもしねーぜ? じゃーな。

2017-10-30

anond:20171030025901

頭の良い人と権威の人はわかりませんが、努力家は「構ってる暇があったら努力しよ」なのかな、と思いました。

頭は悪いし、努力してないし、権威もないので、実際はどうだか知りませんけれども。

なんとなく、解ったこ

頭の良い人&努力家&その道の権威の人は…

「アホを徹底的に無視する」

ということ。

訂正や注意や否定も面倒くさいので「居ないもの」と扱う。

仕事ならさら露骨に。

…賢くならないと。

2017-10-29

anond:20171029180533

こんな与太話信じるなんてお前宗教由来の書物全然読んでないだろ。

宗教ってのは単に「昔これが正しいといった人がいた」内容をまとめただけのもの

その正しさの根拠に「神」の存在を前提とすることがあるが、実は仏教儒教は神の存在を前提としてない。

ただし、近代に近くなり科学検証確立してきたため、科学分野では実は宗教が言ってたことは正しくなったことにより、宗教的権威も落ちては来ている。

といっても、科学は仮説、検証有意性が必要。だが、もともと攪乱要因がめちゃくちゃ多い社会医療関係結構苦手とする。

それでも心理学で少しずつ人間心理については研究してるが、前提条件で結構狂ったりする世界心理学科学ではないと言ったりする人がいたりする世界でもある。

からこちらも結局「誰か正しい人が言った」の権威にならざるを得ない状態

といっても、書物もだいぶ出版やすくなったから、本はいっぱい出ている、宗教団体に属する必要性はなくなってきた。

偏見持たずにいろいろ読んでみ、そのうえで信じないものは信じなかったらいい。

2017-10-25

https://anond.hatelabo.jp/20171025203444

ああ、やっぱり分からない感じなのか。

twitterで、英単語ツイートした適当な奴にいいねを送っていたが、打率が悪いんで今回も分かりにくいんだろうと思っていた。

日本言語学会にもこういう脅迫めいたメールを送って、4日ほど経った。今回も返事は帰ってこないだろう。twitterでは半年ほどは動いているはずだから放置してメールが来たら良いなぐらいのスタンスでいこうと思う。


『三度目の送信になります。(本名)です。

http://otoimi.net/

このようなサイトを作り、宣伝して周っていますが、あなた方が「日本言語学会」などという普遍的名称を掲げ、権威として振舞っているおかげで、こちらはそれに認められてないというだけでデマとして扱われ迷惑しています

あなた方は論文審査と言いますが、そもそも自然言語分析というのは既に知っているものについて明確化する作業なのであって、本来的に演繹的でなく帰納的なものであるはずです。

あなた方が何をもって論文審査するのか理論的に分かりませんし、そのようなもののために無職である私が7000円も支払うわけにはいかないのです。

最初に書いたように、意識しないにしても、あなた方は間接的に私の活動障害になっています

今回に限らず、あなた方はその名称をもって一般的に、権威と認められ、障害として存在しています

であるからあなた方は社会的にこの質問に答える義務があります

返答を待っています。』


追記:ああ、あんた、本当にありがとな。

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