はてなキーワード: 再現とは
表記は以下:
イスラエルの学生(俺のとある趣味友)が開発した方法なんだが、すげーよこれ。
脳からの運動の信号を(マイクロ秒からミリ秒単位で)遅延させるという方法なんだけど、卒論の実験の失敗で思い付いたらしい。
詳しいやり方はまだ彼の許可が出てないので書けないし、ものがものだけに匿名じゃないと発表できないし、卒論は別の成功した方のを出すらしいので、日本に伝わるのは少し遅れるかも。
概要だけ言うと、人間って自分で自分をこそばしても、くすぐったくないじゃん?
それは自分の行動を体が予測してしまうからなんだけど、そのせいでオナニーする時、他人にチンコを刺激してもらうのと比べて、その分だけ刺激度が下がってしまうんだよ。
でも、ほんの少し遅延するだけで、これが他人にシコシコしてもらうのと同等になる。しかも自分が一番気持ちいいポイントを他人がシコシコしてくれる感じになるから、手コキの女王とかに頼むより数倍気持ちよい。しかも遅延率をランダムにする工夫をしたらもっと完璧らしい。
さすがにフェラとかは再現できないけど、我慢できなかったので危険性を覚悟してさっき試した(ランダムにするやり方は試せなかった)けど最高だったよ。長期的な使用によるリスクなどについてもまだまだ不明だけど、そのうち市販されるようになるかもしれんから、お前ら希望を捨てずに生きろよな!
タイトルの通りで、上記のURLにて本日21時から「少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR YOU-完全版」が生ライブ配信(アーカイブなし)(アーカイブありでした)されるのでダイレクトマーケティングする。
暇だったら老若男女問わずぜひ見てほしい。
上手いこと文章をまとめる能力がないので箇条書きにて簡単に説明とおすすめポイントを並べていく。
「少年ハリウッド」とは、作品名および作品の主人公となるアイドルユニットの名前である。
同様の名前を冠した作品が舞台、小説、アニメに展開されたメディアミックス的なプロジェクト(『少年ハリウッド』自体の初出は2011年の舞台公演)なのだが、
主にアニメである『少年ハリウッド - HOLLY STAGE FOR 49 -』(2014)『少年ハリウッド - HOLLY STAGE FOR 50 -』(2015)を念頭に置いて触れる。
あらすじ等を書くのが苦手なので、アニメ公式サイトの作品紹介の一部を引用すると、
このお話は、劇場"ハリウッド東京"を拠点に活動するアイドルユニット「少年ハリウッド」が巻き起こす、ドタバタ青春アイドルサクセスストーリー! ……だったらいいのにな
ということらしい。
Makuake|TVアニメ「少年ハリウッド」第26話を完全版にさせたい!応援プロジェクト|マクアケ - クラウドファンディングにて資金を募り、
『少年ハリウッド - HOLLY STAGE FOR 50 -』26話「少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR YOU-」に新作パートを追加する形で完全版の映像を作ろう、という企画の成果物であり、主に映画館でのイベント上映で流される
『少年ハリウッド』26話自体はアイドルのライブ公演を再現しており、尺の都合上ダイジェスト版のような形式を取ることになったが(とはいえ作劇上の瑕疵は全くなく、必要十分な量なのだが)
完全版になることで約1時間のライブ公演1回分をまるまる描き切った。
全編ほぼすべてが観客目線で描かれており、3DCGによるダンスもなく、生歌(CD音源でない歌)もあるというかなり臨場感のある仕上がりで、この世に数多あるアイドルアニメ(のライブ回)と比べても独特な作品となっている。
クラウドファンディング自体も、6000万円弱集めたということで当時少し話題にもなった。(支援者一人あたり平均1.8万円程度)
それには2種類あって、1つ目は脚本家の持っているアイドル哲学(アイドル観)。
それが作品中に存分に投入され、かつそれが独りよがりなものではなく、各回の脚本はもちろん、全体の構成、そして「少年ハリウッド」の楽曲の歌詞において効果的に作用している。
アイドルという嘘。アイドルの"死"(解散、引退)。ファンとアイドルとの距離感。センター交代。
「ドタバタ青春アイドルサクセスストーリー」なんて嘯くのも当たり前で、ドタバタというよりジタバタだし、青春という言葉のイメージほど爽やかでもないし、そんなにサクセスもしていない。
むしろアイドルの限界や終焉を匂わせるような題材を好んで扱っているふしがある。闇を見せるからこそ希望が見える。有限だからこそ美しい。
アイドル禅問答のようなこねくり回しが、脳に一度馴染んでしまうと逃れられない魅力を生み出している。
「少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR YOU-(完全版)」は最たるものだが、他にもテレビの音楽番組を通しで再現してみせた第10話「ときめきミュージックルーム」や舞台劇をやった第5話「エアボーイズ」など、一風変わった回。
全編に渡って抑制的なテンションを保ち続ける演出とそれを支えるリアル寄りのキャラクターデザイン。
そうした斬新さとこだわりを感じさせる作風は、脚本の妙に引けを取らないこの作品の美点だと言える。
この作品に登場する(関連する)楽曲の作詞すべてを担当するのは、原作者でありシリーズ構成・全脚本も担当した橋口いくよ氏。
「少年ハリウッド」楽曲の歌詞もまた、アニメ本編と同様に橋口いくよのアイドル哲学をよく表現する媒体になっていて、両輪をなしていると言っていい。
アイドル哲学の良さは上記したが、特に「永遠 never ever」や「ハロー世界」はまさにアンセムといった出来だ。
メイン楽曲の作曲を80年代~90年代にかけて活躍した作曲家の林哲司氏が担当されていて、キャッチーかつ少しレトロな曲調が聞いていて心地よく、どことなく郷愁を誘うので何回も聞いてしまう良さがある。
「少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 49-」特集 林哲司インタビュー - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
(声優が豪華)
曲のことばかり褒めたが、もちろん歌もいい。
あれ、皆さんのほうが詳しいよね?? 私の代わりに紹介しよ?? と思い始めた第三夜です。
乙女新党、知っていました。知ってるってレベルじゃなく、アニメ『GJ部』の主題歌になった「もうそう★こうかんにっき」が、口上の最後「2軍のファンタジスタであ〜る!」に痺れてアニソンリストのなかでヘビロテするくらい大好きでした! が、改めてアイドルソングとして聞くと生身の女の子が「友達と漫画再現 あのセリフ超いいよね!」と「話合わせ笑うとか一緒にトイレいくだとか なんだかんだで邪魔くさそ 私にゃムリだ」という両極端のフレーズを同じ曲のなかで歌っていて、こういううまく言葉にしづらいことを言ってくれて楽しい友達がいたら私も救われることがあっただろうな、なんて思ったりもしました。
乙女新党はアンビバレンツな感情丸め込んで、自分を2軍としても卑下せずにファンタジスタだと胸を張る姿勢と楽しさが溢れていてほかにも「凸凹解決せんせーしょん」(これは知っていた)や「お受験ロックンロール」などもしかしたら、どんなアイドルよりも寄り添ってくれる曲があるので聞いてみてください。
https://m.youtube.com/watch?v=aQoXkHVlPl8
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B00KTUSMDI/ref=tmm_fbs_msc_title_0?ie=UTF8&qid=1595243389&sr=8-1
10.バンドじゃないもん!MAXXNAKAYOSHI
バンドじゃないもん、も知ってました。子供の出産を間近に控えた会社の先輩とこうして食事行くのは最後かもね、ととんこつラーメンに行ったとき、はっぱ隊「YATTA」のカバーが流れて、何となく湿っぽい雰囲気を笑顔で和ませてくれて、思わず楽曲を買いました。
てっきり、グループ名からしてコミックバンドなのかと思っていたら、アルバム『NO LIMIT』の「あんま覚えてない夜」のリフ聞いたらぶっ飛びました。タイトルからしてスリリングなこの曲のグルーブの黒さ、そしてサビできちんとJ-POPに戻してから楽曲の妙。他にもデスメタル等々と狙ってやっても難しい幅広くかつクオリティの高い楽曲が並んでいて、当初の予想からいい意味で外されました。
https://twitter.com/bandjanaimon/status/1095662076385607680?s=21
sora tob sakana、も知ってました。けれど実は全然アイドルだなんて知らずに、そういうグループなんだと思っていたんですが、ファーストの「広告の街」聞いてこれもまた衝撃受けました。え、このイントロ、nhmbaseやZAZEN BOYSを彷彿とさせる変拍子。しかも低音が本物のヤツ。
セカンドは更なる正当進化、深化していてこれはアイドルとして聞くひといないんじゃないかと。ヘッドフォンでもいいけど、いいアンプといいスピーカー、そして部屋、あと電源揃えて聞いてみたい。このアンサンブルは本当にいいもの揃えてますね。
https://m.youtube.com/watch?v=pDJaJ0erFkM
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B06Y2BL9DP/ref=tmm_fbs_msc_title_0?ie=UTF8&qid=&sr=
3組しか紹介できませんでした!泣
以下返信
#東京女子流とEspaciaいいよね。=LOVEとCY8ERどうでしょう。楽曲派でググると良いよ
東京女子流、ここでもおすすめされてる!! unlimited、まずは無料体験して絶対に聞きます!
=loveもアンリミですね泣 CY8ERはリスト入ってます!!!
楽曲派、おおお、こんな私の探していた概念を具現化したワードがあるんですね!!!! BiSHをはじめとして私が気になっているアイドルの名前がたくさん!
#Amazon Music 使ってこなかったけど、色々あるんだな。Amazonにあるのだと、フィロソフィーのダンス『ダンス・オア・ダンス』、sora tob sakana『sora tob sakana』、Maison book girl『yume』とか。
そうなんです、いつまで経っても聞き切れないくらいたくさんアイドルソングがあるんで一緒に沼にハマりましょう! って私よりも詳しい!!!
#RYUTistはほんとやばい、Cymbalsの沖井礼二とRoundTableの北川勝利が共作してたりパソコン音楽クラブや蓮沼執太フィルが参加してたりこれローカルアイドルなのか?って驚く
RYUTistだけはどれだけシャッフルされていても楽曲で分かりますよね。私の好きな柴田聡子さんも提供していて、調べるほどに何者?! ってなりました。
#アイドル全然わからないけど、清竜人25だけはほぼ全曲買ってる。多幸感の権化。アバンチュールしようよ♡聞いてみてー
そうだ! アイドルといえば清竜人25がいましたね! プライム入ってたんで聞きます!!!!
多幸感あるってすごいですね!!
#リリスクよりライムベリー派だったが、まさか巡り巡ってhimeちゃんがリリスクに入ることになろうとは思いもよらなかった。
ライムベリー! メンバーに歴史ありですね。知らないことだらけなので、調べる喜びがあります。
#3776がサブスクリプションないから話題にならなくて悲しい/この間の「私の高校生活」の動画は凄かったな。
富士山ご当地アイドルの3776ですね! 好きになるとサブスク上がってても物理で買うひとなのでチェックします!!!
#「すけるとんがーる」は口ロロの「Tonight」を少し思い出しました。おやすみホログラム、アルバム名すごいですね、「5」の方が好きかも。虹コン、ちゃんと聴いたの初めてですが良いですね!(トマト麺元祖は錦糸町…。
わ! 聞いてくださってありがとうございます😊
口ロロの名前がここで聞けるなんて!や、アイドルと関連性が高いバンドではありますけれど驚きです!
確かにtonightも同じコンセプトですね。気付きませんでした!
おやホロ、どれもコンセプトから好きです! ほんと、聞いていただいて嬉しいです!
#おやホロ良いよね…!ライブの方がより魅力的だと思う
#“フィロソフィーのダンスさんのことですよね!” そうです!ちなみにAmazon musicには欠けてる曲もあるので、SpotifyかApple musicも掘ってみてねん
ええ、Amazonだけだと足りないんですか!
#フィロソフィーのダンスとEMPiREが好きです。
フィロソフィーのダンス、ファン多いですね! はてなーだけで1000人くらいファンいそう!! EMPiREは初耳なんで調べてみます!!
#山瀬まみは入ってねーだろ やり直し!
山瀬まみはAmazon入ってないんですもん…。おすすめ教えてください。
COALTAR OF THE DEEPERS好きなんで、チェックします!!!
やっぱり、リリスクやラップ系あげるとライムベリーの名前が出てきますね! 解散したのは残念ですけれど、聞きます!!!
#ukkaは良いぞ〜
ukkaも評価高いですね! 楽曲派で調べるとまず名前上がっているんで聞くの楽しみです!!
#面子的に吉田豪みが強いのでネタじゃなく吉田豪がtwitterで挙げてるアイドル楽曲をチェックしてみたらどうか
吉田豪さん、情報量が多くて目的地までたどり着かないことのほうが多いです笑 でも、調べてみたら確かに吉田豪がよくインタビューしているんでアンテナ張ってみます!!!
#解散しちゃったけど校庭カメラガールドライは俺も大好きだった。今でもよく聴くよ。おやホロもいいね。ドラムにアヒトイナザワを迎えたライブ盤とかほんと最高。そういやヤなことそっとミュートはまだ未チェック?
ええ、アヒトイナザワがライブ盤でドラム叩いてたんですか!!!!!! うわわ、やっぱりデジタルでクレジット見れないのって本当に勿体無いですね…。
#sora tob sakana/maison book girl/ヤなことそっとミュート あたりも聞けた気がする。
どれも皆さん推してて熱いやつですね!!! ありがとうございます!!!
#あとで聞く
とある鍵垢同人女より商業作家さんのお気持ち表明についての構造整理
https://anond.hatelabo.jp/20200712141747 さんの激おこ文章、同人女サイドでは、ひとくくりに糾弾されて普通に嫌な気持ちになったけど、気持ちはわかる。
(私は同人女ですが、かつて別名義の本名で文学系一次創作詩歌・評論を発表していた人間です。自分の作品を私物化・海賊業されて…という経験はありません)
主さんもおっしゃる通り、商業として作品を商品にした以上、それを自分のものと主張するのは難しくなります。
「作者」と「読者」ではない、お金の介在する生産者と消費者の関係は、金銭契約により生産者と使用者の関係を生み、その生産者も雇用主・被雇用者に細分化するものです。
作品の発表に当たり人の手を経れば経るほど、その作品の所有層全体に見る自分の割合がちっぽけになっていきます。
この問題を切り分けて考えると、
(1)作品を発表した
(2)ゆがめて解釈された
(4)それにより純粋な「作者」の契約外の人間に利益が発生した
(なお、前提として、「作者」は作品を発表するにあたり企業などの商業的な発表媒体と契約を結び、「作品」は「商品」となっています。)
発信者の解釈する自作品と、受信者の解釈するその作品の間に、何らかの解釈の違いが生じることが、第一の難しさ。
・アート作品をプレスリリースした際、一方向から撮影した1枚しか写真が載らず、別の一面の情報が伝えられなかった。
・カラーの風景画を取材され、新聞にモノクロで掲載され、色味の再現が十分でなかった。
・詩吟の節回しとして本来長音が入らない箇所を、聴き手の記憶頼りのレビューで長音のように表記された。
・使用楽器の質にこだわってリリースした楽曲を、百円均一の音質の悪いスピーカーで再生された。
・ある特定のホットサンドメーカーを使った料理のレシピを、異なる製品で作った結果、焦げておいしくなかった。
ここには、「発表媒体」による不自由と、「ツール」による妨害が存在します。
いずれも、その作品の情報の伝達時の「再生」方法が、その作品を表現しきるに満たない、という問題です。
今回の漫画作品では、おそらくこうした再現性の問題はほぼないでしょうが、
【「作品」を再生する受信者は、必ずしも「作者」の思惑通りに「作品」を享受しない】。
その結果、【本来の作品のポテンシャル外の評価・解釈が生まれる】。
これは、芸能人や政治家が発言した内容を任意に切り取って報道する偏向報道もそうです。
本来与えられるべき情報量に到達できないまま受信者が作品を評価することが、作品発表の第一の関門です。
「××くんは○○くんを好き。▲話で腰に手を回してるからセックスした」
「▲▲さんは実は●●ちゃんを嫌いなんじゃない?」
「●●ちゃんは本当は腹黒で、○○くんに近づく奴を陰で×してる」
二次創作は、「●●という作品の○○という人物がもしも××したら」から端を発するものです。
つまり、二次創作の原動力は、作品の「余白」と「違和感」です。
その「違和感」の着眼点や「余白」の範囲は、作者によって規定できません。
二次創作には「パロ」という文化が存在し、読み手側が「もしも○○だったら」と仮定することで、作品の余白は無限に継ぎ足されます。
さらに、「違和感」は、疑えばいくらでも生み出すことが出来ます。人の行動の裏の意味について考えすぎてしまうとか、創作に関わらない人間関係と同じように。
【「余白」や「違和感」などの、二次創作の要因は、作品のいたるところに存在する】。
【作品を、想像力を持つ人間に届ける以上、この「解釈のゆがみ」の発生を止めることはできない】。
これが第二の問題です。
少年少女が生きる意味・死ぬ意味に向き合い、あらがい、自己を実現する、人生の解の物語です。
その物語では、一人一人の死には厳然たる尊厳があり、死は尊重されるべき、という観念が少年たちに獲得され、通底していました。
しかし、その物語がアニメ化された際、監督の好みで物語の大筋が改変され、少年たちの命運も、登場人物の人生の意味も、その監督の解釈により書き換えられました。
「アンインストール」というテーマ曲が有名なゼロ年代のアニメですので、主様やこの記事をご覧の方もご存知かもしれません。
こうした、【自己解釈による横取り・ただ乗り】が、主様の同人女に対する一番の怒りなのではと感じています。
これが第三の問題です。
例えば原作ファンが実写化を叩くのも、おそらく類似した心理によるものです。
そして、このただ乗りを素人(同人女)がする場合、その目的は3つが融合しています。
「自己実現」「他者からの承認」「何かに打ち込み成し遂げる快感」の3つです。
自己の考えを開示・表明することで自己を実現する。それを承認されて行為が加速する。同人イベントなどの目標を達成し、達成感を得る。
これらが融合し、「カップリング界隈」という一つの社会に生きる「同人女」としての個性を、一人の人間の中に築いている。
「趣味の活動」という、第一の人生を生きながらある程度の匿名性が担保された第二の自己を獲得することが、「二次創作界隈」では可能なのです。
しかも、その第二の自己は、第一の人生を妨げません。いざとなればアカウントを消去して関係を断てる、切り捨て可能なインスタントな人生。だから同人活動は気楽に楽しめます。
一次創作主ほどの切迫した人生・生活感が、二次創作主でいる間には、必要ないのです。
【「自己実現」「他者からの承認」「何かに打ち込み成し遂げる快感」は、「同人女」に第二の人生を与え、同人女を生きやすくする救済である】。
これが、SNS社会の現代で、同人作品の発表がなくならない理由ではないでしょうか。
しかし、取れる策が自衛しかない小さな政府・大衆民意・経済の尊重の今の世の中では、二次創作されるのが嫌な一次創作者は二次創作嫌だ二次創作禁止と言える会社で発表するしかありません。アルファポリスとかしか思い浮かびませんが。
一次創作で金儲けしながら作品を自分一人のものとして主張したいなら、同人でやるしかない。
企業に自分の作品を買い上げてもらうことはあきらめる。企業の製造ライン・企業の販路・企業の広報、そういうものに載せてもらった時点で、作品の方針を取る手綱は自分のものではなくなる。
生活のために金儲けすればするほど、作品の権利元が分散して、作品が多くの人の手を経て連帯の所有物になっていき、純粋な「作者」の手元を離れていく。
「商」業の性質上仕方ないです。
両得で叶えることは難しいと思います。残酷ですが、主様のおっしゃるとおりですね。
これに言えることはありません。
「利益」と「権利」に対する、同人活動者の考えの浅さに直面するたび、私もくやしくなります。
公式が発表していない自作ねんどろいどの写真をSNSに発表する。
公式のロゴに類似したロゴを使ったスマートフォンケースの受注生産。
全てアウトです。公式の受け取るべき権利の横取り。公式の意図しない第三者の営利活動が原因で、立体商品が発売されなくなったジャンルもあります。
それでも横行しています。「痛い目を見ていないから大丈夫」なんですね。
私が同人活動をしている作品は二次創作に好意的で、二次創作の中でも特に禁じるものを明記したガイドラインもあり、公式サイドで映像制作に関わっている方によるファンアートの投稿も盛んです。
それでもガイドライン中で明記されている禁止行為をする人が後を絶ちません。
「みんなやっているからいい」。
公式から二次創作全面禁止のお達しが出るまで続けるのでしょうか?
そこに倫理はないんでしょうか?
ここを踏みとどまってほしい、という、主様のメッセージの最後の一文だけでも、少しでも多くの同人女に届いてくれればよいと思います。
以上。
構造の整理と言って、結局私のお気持ち表明でしたが、以下に内容をまとめます。
●まとめ
(1)作品を発表した
【問題1】「作品」を再生する受信者は、必ずしも「作者」の思惑通りに「作品」を享受しない。その結果、本来の作品のポテンシャル外の評価・解釈が生まれる。
(2)ゆがめて解釈された
【問題2】二次創作の要因は、作品のいたるところに存在する。作品を、想像力を持つ人間に届ける以上、「解釈のゆがみ」の発生を止めることはできない。
【問題3】「自己実現」「他者からの承認」「何かに打ち込み成し遂げる快感」は、「同人女」に第二の人生を与え、同人女を生きやすくする救済である。
(4)それにより純粋な「作者」の契約外の人間に利益が発生した
なるほど丁寧にありがとう。
紙芝居とか、引きやバストアップだらけとかじゃなければ結構見れるタイプだから、機会あったらまずざっくり見てみるわ。
金ぶっこんで作画の質だけでも限界突破してれば「内容はアレな作画アニメ」と評価を割り切れるぶん楽なんだろうな。
crybabyはストーリーに関して「原作を初めて読んだときの衝撃を超えるものを作るのはどんな天才にも無理」と完全に割り切って見れたのも個人的にデカかったわ。監督がどう料理してアニメにするのかに集中できた。
完全アニメ化と謳っていたから、原作完全再現と勘違いして不幸になってしまった人がいたのは良くなかったと思うが、あれ自体はとても好きな作品だよ。
映像作品、じゃなくてもだけど 特に原作と脚本と監督が違うみたいなやつ
漫画が実写とか小説を映像化とかだと特に表現をそれぞれの媒体に落とし込んだ上で既定の時間に納めないといけなくて大変だろうなと思う
技術の問題等で忠実に再現できないことだってあるしセリフや構図や展開をただ原作に忠実にしてもテンポが悪かったら台無しだし、改変してよくなることも最悪になることもある
原作が好みでなかったり長かったりしても脚本はどうにかまとめないといけないし、監督はどんな脚本がきても映像を撮らなきゃいけないし、原作は映像化スタッフを信じるしかない
2020/7/16 7:39
興奮しちゃって全然寝れないのでこれを書いている。あらすじも含めているので正しい文字数じゃないが、たぶん今日だけで3万文字ぐらい書いているので、こんどコミケかなんかの即売会で「日本沈没2020を見ての考察」とかいうタイトルでコピー本で売りたくなってきた。売れるのかはわからないが、タダにしておけば物好きが持って行ってくれる気がするな。湯浅監督作品にはそれだけの力がある。わずかだが私の参加費がコミケの資金にもなる。やったぜ。
ちなみにこれを書くために自分の感想を全部読み返した。本当に湯浅監督の作品なのか・・・?と疑っていた過去の自分の肩を優しく叩いて「脚本家は湯浅監督じゃないよ」と言ってあげたい。そう思うだけで般若のような顔でめちゃくちゃに長い感想文を書いていた過去の自分が救われる気がするし、自分の感想を読みかえすとかいう自己暗示みたいな不毛な時間も肯定される気がするから不思議だ。「脚本家は湯浅監督じゃないよ」という言葉を日本沈没2020を湯浅監督を名指しで批判している人のツイートにかたっぱしからリプしたいぐらいだが、それはどう考えてもただのクソリプマンなのでしない。湯浅監督のイメージが悪くなるだけだろう。
この文は基本的にフォロワーと、もしかしたら私の感想を見るかもしれないフォロワーのフォロワーに向けて書いてる。日本沈没2020を見てから死ぬほどツイートしてるので多分普通にTLが流れて行ってると思うので、私が救われた感想文のURLをここに張り付けておく。
『日本沈没2020』のノベライズにツッコミを入れてみた(ネタバレあり・長文)
URLは乗せていいのかわからなかったので消した。でも↑で検索するとすぐに出てくるよ。
この方はほんっっっとうに私がえ?おかしいだろ!て思ってたこととその答え合わせをマジでマジで全部書いていて、しかもそれは「映像化された日本沈没2020」ではなくて、「ノベライズの日本沈没2020」だった・・・。これを見たときに本当にショックを受けて、しばらく混乱して何度も読み返した。湯浅監督が脚本家じゃなかったことへのうれしさ、湯浅監督の「日本沈没2020」の絵が表紙になっていることの絶望、そして紹介文中にでてくる、ノベライズの抜粋された文章からすぐに感じ取れた湯浅監督作品としての「日本沈没2020」の違和感の答えが一気に脳の中を駆け巡って本当に眩暈がした。薬物をやって世界の真理に気づくと、多分こんな感じだと思う。あと、何かの研究をしててそれを裏付ける最高の結果が出たときも多分こんな感じだ。今は朝だけど、読んだのが真夜中だったし、住んでいるのが貸し賃なので「ヨッシャー!!」て叫びたいのを必死に耐えた。意味不明だったパズルピースが綺麗にはまっていく爽快感が感度3000倍になったって感じ。感度2020倍。オタクだからこういう例えしか出来ないんだよね。あと嬉しくて泣くことができるというのを誇張ではなく生まれて初めて体験してしまった。
マジに驚いたのが、ノベライズの文章があ、これはマジで日本沈没2020の作者だ!と思わせる狂気に満ちていたこと。ちょっと文を抜粋しただけで、アニメ日本沈没2020の作中に高濃度で漂いまくってた「大麻」の正体がわかった。登場人物が全員摂取してたっぽい感じの大麻の正体はなんとノベライズの作者だったのだ。宗教施設にクソデカ大麻畑があった理由がなんとなくわかったし、多分マジで原作にデカい大麻畑があるんだろうとも感じ取れる。逆に大麻畑がないほうが違和感を感じるレベルだ。これほど説得力のある文体はない。多分↑の感想を読んでいただくと、日本沈没2020を観た人は理解できる。私がそう思うだけだから、「大麻」だと思わなかったらごめんね。
湯浅監督は大麻をキメてこの作品を作ったのか?みたいな感想むちゃくちゃ見かけたし私もマジで監督が大麻キメたんじゃねーかなと思ったけど、湯浅監督が大麻キメたんじゃなくて、大麻が脚本家だったの。こんなのわかる?そして湯浅監督は大麻を限りなく忠実に再現していたんだ。わかんねぇよこんなの・・・・。なまじ実力が高いから大麻を再現できてしまったんだ・・・・最悪の事故だ・・・・。湯浅監督は最高。逆に湯浅監督しかこの大麻を表現できないと思って依頼とかしたなら、それは正しいことだと思・・・思わない・・・。
これは日本沈没2020の作者だ!と思わせる狂気に満ちているノベライズは、ちょっと抜粋されただけでガチで不発弾山芋が描写されている。これだけでもういろいろと察することできるよね・・・?ここまで書いてるんだしマジで自分でノベライズを読んだほうがいいと思ってるんだけど、こんなノベライズに金を出したくない・・・金を出したくない・・・・クソデカタイトルで湯浅監督のイメージをぐちゃぐちゃにした不発弾山芋大麻作者に本気で一銭も払いたくないのでびっくりする。お金が入るシステムが全然わからないけど、ネトフリのアニメを全部見たから多分ちょっと脚本家にもお金が入るだろう。それで勘弁してほしいな。図書館が大麻で汚されるので図書館で読みたくないし立ち読みも店舗が大麻で汚されて嫌な思い出になりそうなので全然したくない。もちろん電子書籍を買うのもパソコンが大麻に汚染されそうで嫌だ。でも批判を続けるならどこかで読むべきだろうなと思う・・・私にとって読書は幸せな行為なので、本当に読みたくねぇな。じゃあ読まなきゃいいじゃんって言われたら、その通りでございます。批判もここらへんでやめておきたいが無限に腹立つ。
ちなみに普段の私は感想を言うならまず作品を見るし、買っていますね。まず作品を見た結果がこれで、ノベライズは全然買いたくない。慰謝料をもらったら、買うかもしれない。意味わからないことを言っていると思うが、作品を知ってしまったことで慰謝料をもらいたいと思った事は生まれて初めてなので許されたいな。とにかく日本沈没2020は何もかもがキャクホンシャサイテーで、明らかに知らないほうが人生によかった。知らなければこんなお気持ち長文を書くこともなかったと思うと泣けてくる。
右京先生の日本沈没が好きで、日本沈没2020を知った人はどれだけショックを受けたんだろう。私は湯浅監督が好きで、日本沈没2020を観てこんなにもショックだった。ってことは湯浅監督好き+右京先生の日本沈没も好きだったら、もうマジで眠るどころじゃなくて本気でもう恨みつらみを吐き出すしか耐えられないと思う。↑で紹介した感想を書いた方も腹が立つと書いていたが、マジではちゃめちゃにむかつくのだ。全方位に砂をかけられていると感じてしまう・・・・・。あと、数日たつとどうでもよくなってくるとおっしゃっていたが(怒りが不毛なことを悟るため)多分数日後には私も怒りが不毛だったなと思うなこれは。なんでかっていうと怒っているのがバカらしくなる。日本沈没2020に対して感情を割く時間が本当に無駄。
この怒っているのがバカらしくなるのはそういう次元の話じゃないと悟るからだ。多分反日アニメだのなんだの言ってた人も、このノベライズを読むと批判する気が失せるんじゃないだろうか・・・。読んでみてほしいなぁ。どうにか「日本沈没2020」がこのように描かれた意味を探したくて、私は見ていた最中になんどもこれはむちゃくちゃ高度な皮肉作品なんじゃないかと思った。必死に理由を探したけど、最後まで見て、記憶の中でもう一度振り返ってみて、それでも答えがわからなかった。皮肉にしてはあまりにも愚直すぎるし、愚直にしてはあまりにも湯浅監督のイメージが「何もないわけがない」という感情を否定していくので、本当に困った。結局考察にマジで意味がなく、考察するのがバカだった。マジでいくらでも文句言えるのですげぇぜ!
ここまで書いて思い出したけど、日本沈没2020の6話を再度ふりかえったあと、本当に意味が分からなくてこんな感想↓をふせったーに書いていた。
【私は「作者はそこまで考えてないと思うよ」って言葉がだいだいだいっきらいなんですけど、日本沈没2020に関しては「作者はそこまで考えてない」ことを祈ってしまう。すべてを大麻のせいにしたいです。】
他者から「作者はそこまで考えてないんじゃね・・・」と肯定されて本当によかったし、湯浅監督が作者じゃなくてよかった。「脚本家じゃなくてよかった」が正しいかな。私はこれから脚本家さんのことを大麻と呼ぶと思う。すべて大麻のせいだった。
「作者はそこまで考えてないと思うよ」って言葉は、作者は自分の作った作品に対して絶対そこまで考えて描写しているので死ぬほど大嫌いなんです。なんでかって言うと、作品というものは作者の思想をこれでもかと簡略・濃縮して出来ているからと私は思うからです。そこから読者が受け取れるものは作者の考えのひとかけらに過ぎないです。だからマジでそう思いたくなかった。
そして7話の感想では↓を書いた。
【このアニメはすべてが適当で投げやりに見えるが、私が湯浅監督を信じたいので全部計算づくにも見える。その結果この感想を書くことになったので、あまり深読みはするものではないなと思った。多分日本沈没2020に関しては考察する方が間違っている。この考えを塗り替えてくれる考察があったら教えてほしいし、この考えを塗り替えてくれる考察が有志によって現れると信じさせてほしい。】
この答えが出てくれたので本当によかったです!!!!!!!!!!!!!!!!!!1
あと、ここまで書いておいてなんだけど、私はやっぱり基本的に誰かの作品を批判するのが大嫌い。嫌だなと思ったら見た記憶ごとなくしてしまう。嫌なことはなるべく語りたくないし、その時間で何かをしたい。これを逃げだろ!と言うのは正しいと思うけど、世の中には辛い話題から逃げたい人もいるし、私はそのタイプです。
それに自分も創作をする人間だからわかるんだけど、作品を一つ作るのはとても大変なんだよね。この感想文を書くのも大変だった。酷使した指も手首もバキバキのボキボキになってる。思ったことをずらずらと羅列するだけの文章がこれだけ大変なんだから、一々プロットをたてて、それを文字にせよ絵にせよ形にするのはもっと体力がいる。それを否定されたりすると、私だったらとても落ち込んでしまう。気にしないという人もいるけど、でもそういう感想を見たいか見たくないかっていったら見たくなくない!?私は見たくねぇからあまり言わない派なんだ。何も見たくねぇ・・・でも好意的な感想は見てぇわ・・・
あまりにも酷くて、吐き出さないと頭が恨みでおかしくなりそうで、思わずこんな文章を書きまくってしまった。酒を飲んですべてを忘れたいです。本当はもっと言いたいことあるし、最低限まとめてこれだ。不毛なんだ!!!!!!!!!!!感想終わらせる終わらせる詐欺をして申し訳ないです。黙りたいよ
今は美味しいものを買ったり食べたりして、心が落ち着いている。クソがよになったあとに幸せになったので、副作用として人生が光り輝いて見えるようになってしまった。多分脳内麻薬が出まくってるんだと思う。これを読んでくれた人は本当にありがとう。日本沈没2020は「ギャグアニメ」としてみてください。
見てないのもそこそこ
一覧はアニメイトのサイトが便利(https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=5806)
前期で面白かったのは はめふら、かくしごと、かぐや様、ガンダムReRISE、プリコネ、本好き
感想には偏りが強い
春クールはこちら→https://anond.hatelabo.jp/20200414145218
A.I.C.O. Incarnation
序盤のvs怪物戦がどこで回収されるのか?
謎の撒き方が上手
クオリティやや高め、気になるので様子見
ただ長いこと帰ってなかった家に埃ないのは演出として失敗では
宇崎ちゃんは遊びたい!
あとは宇崎ちゃんの良いウザさをどこまで出せるか
うまよん
短いのでアプリ触ってなくても話はわかる
クオリティが高い
ラブコメ好きならとりあえず見ても損はしない
原作まだ落ち着いてないがどこに着地させるか気になる
GREAT PRETENDER
なんか見たなと言えばそれまでなので今後の展開次第
クオリティは十分高い
GIBIATE(ジビエート)
酷すぎる
よく池田秀一出たな?
これも今後明かされるだろう謎の撒き方が良い
一切情報入れずに2話まで見て欲しい
話の組み立て方が変わってて面白い
お色気オンリーは普段見てないけどくだらなすぎて笑えて見続けそう
ノー・ガンズ・ライフ(2期)
話が若干複雑なので下手に離さず2クール打ち抜きでやった方がよかったのでは
富豪刑事 Balance:UNLIMITED
フジか日テレのドラマでジャニーズやら若手芸能人揃えた方が視聴率高そう
放課後ていぼう日誌
穏やか日常系
魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~
ほどほどにロークオリティで気を抜いて見れる
ワンパターンになりそう
逆に1話見ていいと思えば見続けられる
所々雑
たくさん見た展開になったら苦しい
では、お気持ち長文の再現に挑戦してみるといいだろう。茶化したりするのは禁止。ただ無心にお気持ち長文を再現してみるのだ。他増田から「うんち」がついたら合格とする。
「血界戦線」という作品がある。内藤泰弘先生の描くSF伝奇アクション漫画だ。
2008年にパイロット版が「ジャンプスクエア」に掲載され、翌2009年の短期集中連載を経た更に翌年にはジャンプスクエアの姉妹誌「ジャンプSQ.19」で連載が始まった。2015年にはアニメ化され、人気を博した事は記憶に新しい。
古から生き続ける吸血鬼「血界の種族(ブラッドブリード)」と吸血鬼を追いかけるハンターの組織「牙狩り」の戦いを「何も考えないで見て楽しめる」というコンセプトで描かれた内藤先生曰く「技名を叫んでから殴る漫画」だ。
2008年頃、僕はOVA作品もリリースされていた吸血鬼アクション漫画「ヘルシング」の影響で吸血鬼物に目が無く、この血界戦線にもいっぺんに惚れてしまった。しかも内藤先生といえばあのヘルシングも連載している雑誌「ヤングキングアワーズ」で名作と名高いガンアクション漫画「トライガン」を描かれた人でもあるじゃないか!僕は血界戦線を初めて読んだ時トライガンにまだ触れた事が無かったので、即刻読み始めた。おお…こちらも面白い!内容はとても重い!
やはり読者からの人気も高かったらしく、翌年に短期集中連載としてまたSQにやってきた!この予告イラストのキャラはどっちも読み切りには居なかったが誰だ!?浅黒い男の方は如何にも悪役っぽいな!と非常にワクワクしていた。
読み切り版は「クラウス・ラインヘルツ」という強面の紳士が主人公だったが、短期連載版では平凡そうな少年「レオナルド・ウォッチ」を主人公に、異界と現世が交わる街「ヘルサレムズ・ロット」を舞台に物語は進行する。
今回は吸血鬼も直接登場せず、どちらかというと異界と現世が交わる都市で世界の均衡を保つため暗躍する秘密結社「ライブラ」の戦いと、ライブラの戦いに巻き込まれたレオ君の成長物語がメインな感じだったかな。吸血鬼と目される人物は居たしクラウスさんも登場したので読み切り版から世界観は繋がっているんだろうけど…ところでこの日記を書くためにパイロット版を読み返したら、設定的に本編とはパラレルの関係らしい事に12年経って初めて気付いた…。
その後、翌年新たに創刊されたSQの姉妹誌で定期連載が開始され、キッチリと年2冊のペースで単行本も刊行された。僕は掲載誌を購読するほど熱心では無かったが、単行本は新刊が出ればすぐ買うくらいには好きな作品だった。
僕は血界戦線を「吸血鬼と吸血鬼ハンターの戦いが中心の作品」だと読み切りから思っていたので、連載版だと敵役の吸血鬼が2冊に1話くらいの頻度でしか出て来ないのは正直物足りないとも思っていたけど、ヘルサレムズ・ロットで繰り広げられる世界の命運を賭けた戦いや日常話は吸血鬼が絡まなくても大変面白い物だったので「これはこれで全然有り!」と楽しんでいた。定期的に出て来ては牙狩りと死闘を繰り広げるからタイトル詐欺じゃない!多分…。
そんな訳でこの作品と6年ほど付き合った頃、アニメ化決定の報が耳に入った。SQ作品は連載1~2年でアニメ化が決定する事も多かったので、やっとか~という思いが強かった。ようやくアニメ化の機会が回ってきた!と嬉しくもあった。そして2015年、とうとうアニメが放送された。事前に発表されていたキャスティングもアニメに疎い僕でも聞いた事のある豪華な声優さんばかりで、これは本気で作っていそうだぞ!と伝わってきた。何と宮本充さんがレギュラーですよ!
このアニメ化は大成功で、血界戦線は大人気作品になった。「技名を叫んでから殴る漫画」のアニメ化としては本当にこれ以上無い出来だったと思う。あの技の名前がドォン!と出てくる演出は非常にカッコいい!このOPバンプっぽいな…と思ったら本当にバンプだったり、キャラクター達が「シュガーソングとビターステップ」に合わせて賑やかに踊るあのEDは大量のパロディを生んだ。「アニメは見た事が無いけどEDは知っている」という人も沢山居るんじゃないかなと思う。
一説によるとアニメ化で原作の売上は10倍以上に跳ね上がったと耳にした事があるし、そうだとしても全く驚かないくらいあのアニメ化は良かった。アニメオリジナルのキャラクターにブラックとホワイトという双子の兄妹が居るのだけど、アニメから血界戦線を好きになった人がその二人が原作には居ない事を知るとほぼ間違いなく驚くそうな。それほど違和感なく「血界戦線」の世界観に馴染んだアニメオリジナルキャラであり、「血界戦線」への理解度の高いアニメ化だった。
アニメ血界戦線が終了してから2年後、今度は二期が放送された。こちらも一期と同じく評判が良く、原作の最終回までアニメ化された。原作は現在セカンドシーズンにあたる「血界戦線 Back 2 Back」が連載中で、ファンはこちらがアニメ化される事も待ち望んでいる。また、血界戦線はアニメの一期と二期に合わせて小説版も発売された。作者は何とあの「魔術士オーフェンはぐれ旅」の秋田禎信先生!「トライガン」の内藤泰弘先生と、「オーフェン」の秋田禎信先生のコラボレーションという一体どこに接点があったのか分からないけどとにかく名前を聞いただけで凄いと分かる作品だ!こちらの作品もキャラクターへの理解度が非常に深く、原作ファンからは高い評価を得ているそうな。読みたいな。
そういう訳でアニメ化以降「血界戦線」は人気が爆発し、作品にとってもファンにとっても嬉しい事が続いた。アニメ終了後に発売された公式ファンブックにはパイロット版も収録され、以前から読みたかった原作ファンにも有り難かった。
恵みの雨ならぬ恵みのアニメと呼ぶに相応しい喜ばしい出来事だったけど…ここからが本題で、僕はこのアニメ化以降どうも自分の中の「血界戦線」への熱が冷めたような気がしている。嫌いになった、という訳では無くて…熱が冷めた。
実を言うと僕はアニメ化前まで血界戦線について誰かと意見を交換出来た事がなく、自分以外に好きな人を見かけた事もあまり無かった。積極的に探そうとしていた訳では無かったし、間違いなく人気は高かったので偶然だとも思う。
自分一人だけの解釈を作品を楽しんでいて、他の人がどう思っているのかはさっぱり知らなかった。僕は今でも漫画やアニメの感想を他の人と交換する事はあまり無いし、意見が合わないとつらくなるのでそれでも良いかな…と思ってる。
2015年にアニメ化された時、沢山の人が血界戦線について語っていた。アニメから見始めたという人も沢山居たし、僕がこれまであまり目にする事も無かった原作が好きな人達も沢山見かけた。トライガンは好きだけど内藤先生が新作が連載していた事を知らずに驚いていた人達も居た。いつの間にか新作が連載されていて自分はそれを知らない事って本当に良くありますね…ジャンプSQ.19って影が薄めな季刊誌だったもんなあ…SQが濃いかは置いといて…。
様々な意見があった。「面白い」「原作をよく纏めた」という声があれば「改変が駄目だ」「カットしすぎだ」という声もあった。僕は「原作3話分の話をよく1話に纏めたね!必殺技の演出も最高にカッコ良かった!でもかなりカットされてたね…あのアニオリ必要だったかな?」とどっち付かずな感じだった。まだ1話だしそれで良いと思っていたけど、良いか悪いか白黒を付けたい人は結構居るみたいだった。原作を好きな人同士が解釈で喧嘩しているのを見るのはつらかった。
2話も3話も同じように賛否両論で原作ファンは喧嘩していた。僕も1話と同じように「ここは好きだな」と思う所もあれば「ここは合わないな」と思う所もあった。そう思った所が賛側とも否側とも違ったので、両方に怒られた気がする。
これは作品の良し悪しじゃなくて僕の好みの関係だけど、原作の血界戦線はレオ君が主人公の話とクラウスさんが主人公の話が交互にある印象だったけど、アニメではレオ君が主人公として再構成されていた記憶がある。これは尺の都合でどうしてもクラウスさんが主役の話を何話かカットせざるを得なくて、それならレオ君を主役として描いた方が綺麗に纏まるし話も見やすいだろうという考えがあったのかもしれない。実際アニメはレオ君主役の話として見やすかった。
アニオリキャラクターのブラック・ホワイト兄妹がレオ君と絡みがあったのも理由の一つで、特に妹のホワイトちゃんはレオ君ととても親しくなり友達以上の関係として描かれていた。レオ君は原作だと女性キャラとの絡みも比較的少なく、ライブラで働く同僚の「チェイン・皇さん」と「K・Kさん」という二人のお姉さんを除くと、他は父親と一緒に飲食店を経営する「ビビアンさん」くらいしか異性と接点が無くもし脈があるとすればこの人かなあ…と勝手に思っていた。特に恋愛描写は無いけど。そういう訳でアニメでホワイトちゃんとレオ君の仲が急速に縮まっていくのを見て「ああ~…そっちかあ~…」と何とも言えない気持ちになっていた。そっちも何も原作だとレオ君は特に誰かと恋愛する描写は無いというのに。
ちなみにこのビビアンさんというキャラクターをトライガンの登場人物で例えると、トライガン・マキシマムの1・2話に登場したリィズという女の子くらいの立ち位置じゃないかな?と僕は思っている。うん、影薄いな!でも何か似てる気がする!
血界戦線はアニメ化されて以降どのキャラクター同士がくっ付くとお似合いか?という話題もよく目にするようになった。女性のレギュラーキャラが2名で男性キャラクターが多めな作品なので、男性キャラクターが好きな人達にも受けた。
まあ今なら何故そういう話題が受けたかも分かるけどね!ライブラ男性陣の声優さんが阪口さん、小山さん、中井さん、宮本さん、緑川さんで皆良い男だもんね!当時はよく分からなかったけど人気が出たのも理解は出来るよ!
作品自体に好きな所と合わない所がある、毎回放送される度に作品についてファン同士が喧嘩している、よく分からないネタで盛り上がっている人達も居る、と幾つか要因が重なってその時僕は疲れていた。これならもう他人の意見は見なくても良いかな…とも思っていたけど、アニメ血界戦線は原作ファンは賛否で揉めながらも、前述した通り良い作品だったのでとても人気が高く盛り上がっていた。なので無理に避けようと意識しなければ目の入る状況だったと思う。
そこで「11話は原作にない完全アニメオリジナルエピソード」と「最終話の放送延期」という二つの出来事があった。とても人気が高く盛り上がっていただけに、そういう事もあったからか一時アニメ血界戦線の話題はとても荒れてしまった。
それと関係あるかは分からないけど、僕はアニメ放送開始と数日違いで発売された原作の最終巻を読んで「とても綺麗に終わったな…」と思っていた。7年付き合った作品の最終話がこれで良かった!と思える素晴らしい出来だった。
僕はアニメを11話まで見て「これは原作とは少し違うけどこれはこれで一つの作品になっている」と思っていたし、しばらく経ってから放送された最終回もアニメがオリジナルで描いてきたストーリーを締めるに相応しい纏まった内容だった。
その時から僕の中では「血界戦線は綺麗に完結した作品」という認識になったのか、あまり作品への強い熱量を感じなくなっていた。半年の間に漫画とアニメでそれぞれ別の良い最終回を見たのでまあそうなるかな…と今では思える。
2017年に放送された二期も全話見たしクラウスさんに仕える執事「ギルベルトさん」が車で大暴れする回などアニメで是非見て見たかったし、実際にアニメで大暴れした回は「スッゲー!内藤泰弘作品のアクションってここまで原作再現してアニメ化出来るんだ!スッゲーー!!」と滅茶苦茶感動してしまった!本当にあの回を見られただけで天にも昇る気持ちだったし、二期で原作の最終巻まで原作エピソードをやりきってくれたお陰でとてもスッキリした気分になれた。
こうやって自分の思った事や感じた事を纏めて文章にすると、僕は「他の人の感想に慣れなくて驚いてしまった」のが理由ではなく、「作品の完結」を二度経験した事で一旦作品に関して満足したのが熱が冷めた原因だと思えてくる。
何度も言うようにアニメは良い作品なのでアニメのお陰で原作の面白さはとても広まったし、アニメを見て「血界戦線って面白い!」と思った人はそのまま原作を読んでもきっと違和感なく楽しめる。あんなに良いアニメ化も珍しいと思う。
今後何かの切っ掛けがあれば自分の中の作品への熱が再燃しそうな気がするし、その時は続編のB2Bや秋田先生の小説版も読めそうな気がする。それにしても…12年って、過ぎてみると結構あっと言う間だという感じもしますね。
【追記】
ちなみに血界戦線ファンの間では今でも「アニメの一期はどうだったか」という話題が時々挙がる事はある
僕の中では「原作とは少し違うけどアニメはアニメ単品でも良い作品だったし、漫画原作のアニメ化作品としてもとても出来がいい作品」だったという事で一旦落ち着いている。
なので、他の人がアニメと原作のどっちの方が良いとか話をしていると「もうそういう話は一切目に入れたくないな…」と強く感じる。作品を取り巻く空気の影響で好きな作品から離れてしまうってこういう事なんだろうか、と思った。
【追記2】
僕は内藤泰弘先生とその作品に関しては新規のファンだと自覚している
けれど血界戦線に関してだけは自分は最初から応援していたとそこは堂々と言える
アニメ化以降何か熱が冷めたのは大人気作品になって爆発的にファンが増えた事で「自分はこの作品のファンなんだ」と言いづらくなった事もあるのかもしれない。自分は大勢の内の一人である事に気付いたというか
同じ事は「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」が劇場公開された後にも起こりそうな気がする…自分は作品の無数のファンの一人なんだとアニメ化するとどうしても強く意識しちゃうのかな…今の僕には理解出来るよ。
【追記3】
こんなにも書きたい事があるなんて自分でも驚いてしまった。やっぱり僕はこの作品が好きなんだろうな。
アニメ版血界戦線は原作と少し男性キャラの描かれ方が違うような気がしていた。原作だと情けない姿も見せるキャラのカッコいい所を強調して映しているような。尺の関係もあるので、それは仕方ないと思う。ただ、主人公でもあるレオナルド君が僕とアニメでは大分解釈が違った。彼はアニメのEDで最後に目を見開きながら笑うのだが、僕の中ではレオ君はそういう事をしないような印象があった。彼の目は妹の視力と引き換えに得た物なので、レオ君はその事をずっと引き摺っていた。原作でも目を開けながら笑うシーンはあまり無かった…と思う。そんな事を言っても作品を否定する側の人間だと肯定する側の人間に思われるだろうから言えなかったし、僕は賛否両論のどっちつかずで居たかった。
作品が綺麗に終わったのが間違いなく大きいけど、やっぱりファン同士の論争があまりに激しくて疲れていた…というのが僕が血界戦線という作品から離れた大きな要因だったのかもしれない…と結論なのかも。