はてなキーワード: へったくれとは
みんなやっぱ任天堂が凄いとか日本の企業が頑張ったとか言ってるけど
http://www.pokemon.co.jp/ex/PokemonGO/#
任天堂はPokemon GOをスマホ見ないでも遊べるPokemon GO Plusを出すから名前として上がってるっていうだけだよね
正直,実情はゲームフリークもポケモンを使うために名前入ってるだけで
たぶんだけどPokemon GOがいくらダウンロードされても任天堂には1円も入らないで
Pokemon GO Plusが売れたら任天堂が儲かるってだけだよね.
で,このPokemon GO PlusもBluetooth4で繋がって光って震えるだけっていう技術力もへったくれもない代物なわけでしょ?
なんで任天堂の株価が上がったり下がったりしてんの?ほとんど関係無いじゃん.
日本国内が後回しにされてるってのが任天堂に主導権無いってのを良く現してるよね
歩き回ってポケモン捕まえるゲームを大の大人が嬉々として遊んでる姿なんてプレゼンしたら総スカン食らうの目に見えるもん
今頃あわててマリオGOとか妖怪ウォッチGOの検討を始めたんじゃないの?
あれは結局,Nianticの作ったIngress 2なんだよ
追記
そういや版権のこと忘れてた
ポケモン使用料としてNianticから売上の何%かを任天堂が得る可能性はあるな
それで株価が上がったり下がったりしてんのかな
http://this.kiji.is/124649168083369991
なるべくして、なったって思ったわ。
で、2chやら見てると、
「やっぱり西成www」って西成がバカにされとるから、わいが知ってること、一言、三言ぐらいいうとくで。
ちなみにわいは26沿いのマンションに住んどるが、西成ではない。
これは酔客が正義ンゴ。少なくともワイは酔客の味方や。
毎月1回~2回、26沿いを爆音×100で通り過ぎるけど、それはめちゃくちゃうるさいんや。
うるさいというか、うるさいを超えとる。
あまりにうるさいから、わい、プロのカメラマン気取りで、一眼レフ片手に26沿いを撮影したいと思ったぐらいや。
50人ぐらいは確実におる。
で、昨夜に限ってはバイクの数が多すぎて、爆音×1000ぐらいで、それはもうひどいもんよ。
爆音というか轟音やな。轟音。地響きやで。音が終わらへん。
わい、この轟音で目覚めて、しかもそれがずっと鳴り響くから、怖なったん初めてやで。
わい大阪に来て5年目で、昨夜ばかりは「治安もへったくれもない」って初めて思った。
阪神大震災、経験した人いるやろ。あまりの恐怖に「はよ地震終わってや」っていう祈りに似た気持ち。
それ知ってるやろ?
それと似とる。
というか、平気で破るやで。
酔客がきれてもしゃーないし、むしろきれて、ゴミ箱やら自転車を投げて、
暴走族の一部を止まらせたんは正直度胸あるし、めちゃくちゃ偉いンゴ。
わい、その酔客に感謝しとる。
100人の暴走族がバイクを走らせて、それに対して自転車投げられるか、ふつー?
喧嘩できるか?
無理や。
酔客が自転車やらゴミ箱やら投げ飛ばして、暴走族と喧嘩せーへんかったら、
毎月ひどいけど、ほんま昨夜の暴走族の轟音はひどすぎた。
わい、時々、大阪府警の世話になっとるから、大阪府警に感謝しとる。
けど、はっきりいうて、大阪府警はこの暴走族になめられまくってるわ。
ほんまケツ犯されてるやで、大阪府警。
わい、これをきっかけに、この連中の身元がばれて、こいつらの活動が少しましになることを期待しとる。
わい、その酔客にお礼いうやで。
おおきに。
事故前の絶対安全神話は、単にそれを言っている研究者が、原発利権の汁を吸っていたというだけ。金の前には研究者倫理もへったくれもあったものではない。
事故後はまた違う。それは、早野氏や田崎氏のように、金ももらっていないのに安全だと叫ぶ研究者が出てきたことである。(もちろん科研費とかはもらっているだろうが、何を公言しようと研究がマトモなら科研費はもらえるので、関係ない)
なぜ彼らが研究者倫理をかなぐり捨ててまで安全神話を唱えているのか。もちろんいびつな自己顕示欲だったり、責任感といったものがあるのかもしれないが、それ以上に、「日本人的なメンタリティ」があるのではないだろうか。一度安全だといったからにはずっと安全でなくてはならない。失敗を認めることは許されない。そういった考え方である。
一応研究者の考え方はタフでグローバルなはずなのだが、なぜこのようなことになったのかはよくわからない。逆説的に、「そのようなメンタリティを持っている輩が声高に叫んでいるのだ」と言うのが正しいのかもしれない。
少なくとも今の日本には福島に関する言論の自由は実質的にないので、福島絶対安全カルトを苦々しく思っている人々は、こうして増田に書き込むくらいしかできないのである。
ちなみに一応特殊警察のみなさまに向けて繰り返し言わせてもらうが、私は別に福島が危ないと言っているわけではない。元増田参照。
数ヶ月前の事は、やたらと鮮明に思い出せる。
友人がお手洗いに立ったのを見て、スマートフォンでツイッターとはてブを緩く見回っていた時に、見つけたのだ。正直眼を疑うような記事見出しだった。本文を見てからは思わず驚愕して叫んでしまったほど。(というよりも、「あ…ああ…」と狼狽した声が行き場を失いながらも出てきてしまったような形なので、端から見たら知人の訃報が入ったか身代金でも揺すられてるかのように見えたと思う)
お手洗いから帰ってくる友人に助けを求めるかのごとく話を振ろうとしたら、彼の方からも話を振ってきた。多分、彼も同じように記事を見たのだ。2人でほとんど声を合わせるように、私たちは同じことを口にした。
と、ここまで来て頭の中で3代目J soul brothers from EXILE TRIVEのストームライダーを頭に浮かべている人はちょっと一度冷静になって、東京ディズニーシーの方のストームライダーを思い出して欲しい。
そう!そうそう!それ!う、うん、そうね、「緑のチカチカチェックするやつ!!」って間違っちゃいないんだけどそれしかないアトラクションみたいな思い出し方はやめなさいね、その後、仮にもストーム消してるんだから。
「空を斬り走るやつねー」って、え?あ、まあ間違ってはいないけども随分とポエミーな表現ね…
「疾風迅雷 蒼の魂」ってだからそれは3代目の方のストームライダーだろうが。
そんなこんなで、今日はTDSストームライダーのラストフライトの日である。こんなにアトラクションクローズでここまで衝撃なのはミクロアドベンチャー!やビジョナリアムに個人的には並ぶ。ツイッターによればあの人気のトイマニ、タワテラをぶち抜いて今日はストームライダーが最大の待ち時間のようである。センターオブジアースやレイジングですら待ち時間緩いのにストームライダーが120越えってもうなんだか異常気象を発見したかのような気分である。それこそ台風のような。個人的には、ストームライダー60分越えはシンドバッド15分待ちに並ぶ混雑のバロメーターだったのだけどなぁ。
今日はそれほどまでに、ストームライダーを愛する人がいる事を確認する日になる。ここまでくると宗教に近いかもしれない。ストームライダーという儀式を執り行うために長蛇の列をなす信者たち。ポートディスカバリーは聖地。
私ももし舞浜に行けるならそのお姿を拝みにポートディスカバリーへと足を運んでいただろうし、もし入園できなくてもベイサイドステーションからゆるゆると海岸線を回り、最もポートディスカバリーに近い地点からストームライダーに向かって祈りを捧げるくらいのことをしていただろう。エルサレム。
どうかしてると言われそうだが、今私はiPhoneのコンパス機能を始めてフルに生かし割り出したディズニーシーの方角に向かって文を書いている。
ストームライダーの何処がそれほどまでに私を魅了したのか。というと本当に答えになっていないのだけども「どの点においても優秀であった」というのが正直な答えである。
オープン当初としては驚きの、かなり精巧なフライトシミュレーター系でスタツアとの出来の違いにまず驚いた。
動き細やか!窓の外も見れるし!
まさかストームディフューザー刺さると思わなかったし。アトラクションのそういった出来が本当に段違いだった。
キャラクターたちも良い。デイビスのお茶目だけどイケメンな雰囲気(ホラーなら最初におどけて殺されてるタイプ)をよく声優は表現したと思う。ストームを目の当たりにした時のセリフは、その声色だけで息を飲んでいるのがありありとわかる。スコットとベースもいい味を出している。「司令室に来なさい!今すぐ!」の声は今も幻聴のように思い出せる。
バックグラウンドストーリーは、オープン当初はストームライダーがかなり大きなバックグラウンドストーリーを持っていた。だって、ポートディスカバリーの設定がストームライダー計画成功のお祭りって設定なのだから。あのポートディスカバリーの雰囲気も好きだったので、その真髄を味わえる、という点でもストームライダーは価値があった。CWC Center for Weather Controlのロゴなどもリアリティがあった。そういった、ディズニーならでは作り込みを感じ取りやすいのもストームライダーの良いところだった。
アメフロのSSコロンビア処女航海設定がタートルトークやオーバーザウェイブ、セイリングの看板の入れ替えなどでしれっと消えてるあたり、ポートディスカバリーの設定もふわっと変わってしまうのだろうなぁ、と思うと少し切ない。
音楽は言わずもがな、TDS、いやTDR、もっと言えばディズニー最高峰の楽曲だろう。
出来ればCDにはストームライダー組曲だけでなく、搭乗前の部屋で流れるイントロリピートのやつも何処かで収録をして欲しい。
あの名曲が、演奏される場所を失うのは本当に惜しい。ミクロアドベンチャー!の素晴らしいテーマ曲が今はTDLエントランスの一部になっているように、ポートディスカバリーのエリアミュージックとして生まれ変わってくれることに期待をしたい。
そして私が最もストームライダーを愛してやまない理由をあげたい。
なんじゃそりゃ、って人に説明すると、ストームライダーではキャビンに搭乗する直前に、気象コントロールセンター研究員であるキャストさんが実演でミッション内容を説明してくれるのである。
私はこれが本当に好きだった!!
今でこそタートルトークにタワーオブテラーとキャストが説明をしてくれるアトラクションは増えたものの、昔は無かったのだ。
もう、カヌーかジャングルで体育会系なノリしか無かったわけです。
もっとさかのぼればシンデレラ城ミステリーツアーがあったけれども、シーではストームライダーくらいしか無かった。2つのシアターでも説明はあるけど本当に説明くらいなので、ストームライダーが1番エンタメ性があったのだ。
初めて見たときはベースとの掛け合いなどももしやここにいるのか?と思ってしまったほど。
最近では「今の…100万倍くらいですかね?」
はすべり芸としての地位を築いてしまったけども、話口調や映像を使ったパフォーマンスは、本当に素晴らしかった。
東京ディズニーシーはオープン当初は全体的にキャラに頼らない、生身の人間が見せるパフォーマンスを重視していた節がある。アンコール!やミスティックリズムはその最もたるものだけれども、アトラクションで初期のシーが標榜していたライブパフォーマンスのエッセンスを取り入れていたのは今思えばこのストームライダーだけだった。
そこまで難しいことは考えずとも、初めて乗ったとき、あの説明を受けたとき、「これが、これからのTDRのアトラクションなんだ…」と衝撃を受けた。
そう、思い起こせばオープン当初のシーの人気アトラクションの中で、「原作がないアトラクション」はストームライダーだけなのである。
今のファストパス対応アトラクションの中でもレイジングスピリッツとストームライダー、タワーオブテラーだけだ。(タワテラはトワイライトゾーンとはもはや無関係なので)
鑑みればあのあたりのオリエンタルランドはディズニー脱却をコンセプトにしていたのか、イクスピアリにオリジナルキャラを作ったり(何処に行ったんだネポス…)前述の通りアンコール!などのキャラ無しのショーが多かったり、シーではグリ施設は無かったり、かなりストイック、というかランドとの方向性の違いを明確に出そう、という気概があった。自分たちで新しいものを作るんだぞ!という。そんな中で作られたこのストームライダー、力が入らないわけが無いし、面白く無いわけが無いのである。
そう、シンドバッドが友愛のストーリーに書き換えられたり、グリ施設が4つもできたり、キャラ無しのショーは全部廃止された、オープン当初のコンセプトもへったくれも無い今のシーの中で、唯一、ストームライダーはあの頃の雰囲気を持っていた。ある意味では、ストームライダーはオープン当初のシーの遺跡なのである。
そして個人的なことを言えば、プレフライトクルーになりたかった。
たくさんの人の前で、ご案内をする姿が眩しかった。子供ながらに憧れて、いつしかあの案内はすべて諳んじれるようになっていた。
その影響もあってか、演劇部に入ったこともある。今の仕事でも司会業を少し受け持っている。
あのプレフライトクルーへの憧れ、ストームライダーへの憧れが、こっそりと私の人生に種をまいていてくれたのだと思っている。
ストームライダーは、思い出であり、人生の起点であり、唯一無二のアトラクションだった。
明日からは、ポートディスカバリーにストームライダーはいない。
それに伴い、14年に渡るストームライダーによるストーム消滅ツアーは廃止となる。
同センターによると、今後の学術研究へ注力するための選択だそうだ。
本日の閉鎖を持って、センターに勤務の全職員は新事務所へ移ることになる。
そしてたくさんのプレフライトクルーは明日も、新しい場所ながらも変わらずにストームや異常気象と戦う日々が続くのだろう。
もう二度と、凄まじい破壊力を持つストームの中になんか入れない。
もう二度と、100万倍くらいの小粋なジョークにクスリと笑うこともできない。
もう二度と、緑のチカチカの部分だけ決めゼリフのように声を被せる高校生の集団も見れない。
おやつのピーナッツのチェックも、雨に驚くゲストの姿も、エンジンがやたらと故障する機体にも、会えない。
そして、外へ出たときにより美しく感じる空と海のきらめきと潮の香りにも。
ストームライダーはなくなっても、乗った記憶、そしてそこに確かにあったという記憶は誰もの心に、残る。
だからこそこの寂しさは抑えて、大きな舵を切るオリエンタルランドを応援したい。
ここまで記憶に残るものを作ってくれたのだから、きっとそれを超えてくれるだろうと期待をしつつ。
本当に、ありがとう。
ポートディスカバリーは、今日も、晴れている。
就活をしていて思う。
ってよく聞くけど、企業に嘘をつかれているのにこっちが正直にならなきゃいけないなんて理不尽ではないのか。
残業はありません。
嘘をつくな。あるだろ。
基本給の話をしろよ。手当は抜いてな。
だから何?
残業代を払わない企業や正直に申請したら怒られるなんてこともあるらしい。
合同企業説明会に行けば、タチの悪いキャッチのように勧誘される。
会社説明会に行っても、福利厚生や残業のことは質問してはいけないみたいな雰囲気がある。
面接ではたった数十分で人格を判定される。質問をどうぞと言われても面接者が好みそうな質問を選ぶから残業や福利厚生について聞けるわけもない。
昔は、社畜のように働けばそれだけ給料に反映され、昇進できたと聞く。
でも今は、社畜のように働いたところで変わらないのではないか。
もちろん、それが嫌なら大手に行けと言う人もいる。
世の中ホワイト企業もあるって言う人もいる。
そんなことは知ってる。
でも圧倒的にブラック企業の方が多い。
言い過ぎかもしれないが、正常ではないだろう。
そして、このような記事を書くと言われるのだろう。
でもよく考えてみて欲しい。
就職活動を経験して、「日本の労働環境はおかしい」としか思えない17年卒の戯言でした。
乱文申し訳ありませんでした。
育休明けた。
仕事内容が変わってた。
この仕事内容だと今年も昇進厳しいなと思った。
来年頑張ればいいのかもだけど、
その先昇進ないだろうな。
こうやって、年数重ねるうちに、昇進候補リストにものらなくなっちゃうのかな。
帰宅途中に考えた。
育児制度もあるのに、比較的キャリア志向の女性を雇っているはずなのに、なんでみんな育休後しばらくすると会社を去っていくのか、なんとなくわかった気がした。
「育休明けの女性」は、子供が熱をだしたり、予防注射に連れて行かないといけなかったり、保育園の迎えで仕事を早く切り上げないといけないことが多いから、責任ある立場におけないっていうのも、わかる。
サポートしてくれる同僚にも気を使いましょう、迷惑なワーママにならないように気をつけましょうって、ネットでもこれでもかってくらい書いてある。
だけど、ふと思った。
男の人って、どこいったんだっけ?
子供を迎えにいくのって、男の人は、いけないんだっけ?
子供が熱だしたとき、家で面倒みるのは、男の人は、できないんだっけ?
先に家に帰って、子供をお風呂にいれて家族の夕飯作るのは、男の人じゃダメなんだっけ?
仕事と育児と家事をいかに「両立」するかを話し合うワーママの集いとか、
なんか、微妙にずれてる気がする。
男の人は、どこいっちゃったんでしょうかね。
この考え方から脱しないと、「女性活用」もへったくれもあったもんじゃない。
普段全くテレビ見ないけど、ある日珍しく家で昼食をとりながらぼんやりと見ていた。メレンゲのなんちゃらっていう、バラエティー番組を放送していた。そして、演出一つ一つが本当に気持ち悪いと思った。何て表現したらいいかわからないけど、小学生の稚拙な価値観ををそのままテレビに持ち込んだ感じといえばわかりやすいかな。こういう発言は気持ち悪い、こういう奴は偉い、この行為は女らしい、トイレに行ったら不潔、などなど・・突き詰めたら理屈もへったくれもないようなルールがまかり通っているのが子供達の世界だ。スクールカーストや、キャラ分け、イジメなど、あらゆる闇がスクリーンの中にあるような気がした。男が女目線で発言をする→気持ち悪い、付き合ってすぐに親に紹介する→偉い。え?なんで気持ち悪いの?それって偉いの?と疑問を投げかける暇もなく、謎ルールの中でゲスト達が久本にひたすらいじられるだけの番組だった。家族が自宅で昼食を取る確率が比較的高い土曜日の正午に、こんな低俗で排他的で、稚拙で議論の余地も与えられない価値観を押し付けるような番組をやってていいのだろうか。まぁポルノグラフィーやバイオレンス満載の番組をやっているんじゃないんだからいいではないか、と言われそうだが、個人的に前者の方がよっぽど有害だ感じる。
じゃ見なきゃいいじゃんって?そうします。そして多くの人にそうしてほしいと願う。いつかそれが日本のテレビ業界の変化に繋がってほしい。最近NHK以外でまともな番組って本当に少ないよね???
しかし、その方に言われたから言うが、俳優はファンに対して愛もクソもへったくれも無い。
それは、俳優は貢いでくれるファンがいないと生活が出来ないからである。
私は、好きな俳優にはお礼として金を払う事が義務だと思っている。
いつも素敵な笑顔を見せてくれて、毎日ツイッターやブログでその日の出来事を書いて投稿する。
そうやってファンサービスをしてくれている彼らに、私は恩義がある。
その恩義を、私は貢ぎという形でお返ししているだけである。
たまには出待ちもする。
彼の迷惑にならない程度に。
もちろん、彼に一言断って、『いいよ』と言われたら話す。
事務所も黙認している。
それは服や化粧品などの時もあるが、金券やスタバカードの時もある。
だから、彼は私のご機嫌を取るために、出待ちに対応し、貢ぎを付けた写真をあげる。
都道府県魅力度ランキングで、毎度ワースト争いをするのも致し方ないといえる程度にはダサい。
そもそも、律令国の時代には「武蔵国」として、埼玉県は東京都と一体だったのだ。
で、武蔵国から東京を分離した「あまりの部分」が現在の埼玉県なのだから、これがダサくなくてなんであろう。
(余談ながら、ことあるごとに埼玉はおろか、東京すらも下に見る、あの鼻持ちならない「横浜」という地域の大半も、
かつては「武蔵国」であって、そういう意味では、横浜と埼玉は兄弟であって、ペリーの来航による開港がなければ、
かつての城跡あたりに県庁やら市役所やらNHKやらが集まっている地域が多い。
そこには、それぞれに領主がいて、城下を繁栄させ独自の文化や産業をはぐくんでいたのだろうが、
さしたる文化的な蓄積がない。
そもそも幕府の直轄領だったらしいから、まあ、東京(江戸)の一部みたいなもので、独自性もへったくれもない。
実際、小江戸と言われたこの街には、日本百名城の一つがあるし、寺社仏閣や蔵造の街並みが観光資源として使える程度には残っている。
にもかかわらず、今一つ存在感が薄いのは、この地をがっちりと育ててきた大名が存在しないからではないか。
大坂の陣で江戸留守居役を務めた酒井重忠とか、家光・家綱に仕えた酒井忠勝とか、
知恵伊豆こと松平信綱とか、綱吉の寵愛を受けた大老の柳沢吉保とか
これは要するに、徳川政権の高級官僚が、江戸の手近のところに領地を与えられたという話であって、
「優秀な人ほど、東京に通勤していて、地元にそんなに愛着がない」という
西武線沿線、東武東上線沿線、JR東北・高崎線沿線、東武伊勢崎線沿線と、
東京と各地を結ぶ鉄道沿線沿いに都市圏が発達し、住民はなにかと東京のほうを向いていて
県内の各地域の「横の連携」が弱く、それ故に県としての一体感が弱いのも埼玉県の特徴だ。
たとえば「埼玉西武ライオンズ」といっても、さいたま市あたりの住民などは、ほとんど愛着がない。
なにしろ、ライオンズの本拠地たる所沢に行こうにも、鉄道で行くとなると、
いったん、池袋(埼玉県であるとの説もあるが、行政区画としては東京都)に出なければならないのだ。
愛着なぞ沸くはずもない。
なぜなら、各地域の基盤となっている前述の鉄道路線が、おおむねかつての街道筋に沿っているからである。
マジレスすっと、日本語と英語の言語構造が違いすぎて特に音が根本的にショボショボなのが日本語なので超厳しいよ。
英語(やその他ラテン系、ゲルマン系言語)の音の豊富さと比べると、日本語は飛車角落ちどころか香車と桂馬も落としてるくらいの貧弱さだよ。
表音文字の日本語の感覚からすると英語の規則性もへったくれもあったもんじゃないスペルと音の対応も厳しいしね。
あとそれゆえに英語教師の英語力が低すぎてお話にならないレベルなので、あんなのに長時間教わっても英語できるようになんてなるわけないよ。
彼氏がAVの影響からガシガシ激しく触ればよいと思っていたり、やたらと体位を変えたがったり、顔射したがったり、よくあることではないでしょうか。
気持ち良くないのです。もっと優しくゆっくり身体中を愛撫してほしいのです。私はそう簡単にイッたりしないのでイカせようと奮闘されても困るのです。別にイカなくてもいいのです。おっぱいと性器だけで攻めるのでなく首筋とか腕とかふくらはぎとか太ももとかをさすったり舐めたりしてほしいのです。
付き合って初めてのセックスで「もっとこうしてほしい」などと言えるわけがないのです。「前の彼氏と比べている」と思われるに決まっています。せめて気持ち良いときにだけ声を上げるようにするのですが、一生懸命アソコをガシガシしながら「気持ち良かったら声出していいんだよ」などとドヤ顔で言われてしまうのです。「それは1ミリも気持ち良くないので一刻も早くやめてもらってまずは首筋から舐めて下さい」なんて指示できるでしょうか。ムードもへったくれもありません。相手のプライドが傷つきます。
だからとりあえず「初めてだし穏便に終わらせとこう」と相手に合わせてあげるのです。しかしこのとりあえずは初回だけでなく2回目3回目へと継続してしまうのです。そして数ヶ月が経ち、さすがに我慢の限界に達し勇気をもって「もっとこうしてほしい」と言ってみるものの、「今までは気持ち良くなかったの?演技してたの?」と落ち込まれてしまうのです。そこでうっかり「そんなことないよ、今までも気持ち良かったよ」などと言ってしまったものなら、相手は安心して今までと同じことしかしなくなるのです。それが相手のやりたいことなのですから。
そんな男と付き合うのが悪いと言われたらその通りです。しかし、初めて付き合った男がこうだったら、こういうことはよくある話だと思うのです。私はどうすればよかったのでしょうか。
もうさ、てめえの「私それ嫌い!」に適当な理屈つけて規制という手段に打って出るのやめてくれよ。
エロだろうがグロだろうが放射線だろうが、もう根拠もへったくれもねえじゃん。
嫌いなのはしょうがねえよ、俺だって世の中では認められてるけど個人的な嫌いなものくらいある。
でもさ、だからって規制しろって結論にはそうそう行き着かないじゃん。
クリスマス中止とかバレンタイン中止とか、そういう冗談のレベルで済ませることじゃん。
「何かを駆逐するには根拠が必要だ」って知能くらいはあるらしいからみんないろんな理屈持ってくるけど、
http://r-kurain.hatenablog.com/entry/2015/10/28/090554
http://r-kurain.hatenablog.com/entry/2015/11/02/100618
この手の話ではあるある過ぎて見飽きたレベルではあるが、この人も「自分の今のやり方が一番正しい!俺こそ理想的!!」と連呼しているだけでロジックもクソもあったもんじゃない。
逆に言えば、論理もへったくれも無く叫びたくて仕方が無い、そうしないと精神の安定を保てない状態にあるということだ。つまり満たされていないのだ。
タイトルにでかでかと書く勢いで「理想」という言葉を強調しているが、論理に気を配る余裕が無いため(そしておそらく無意識の心理的防衛反応により)、「誰にとっての理想なのか」という前提が文章中でぐちゃぐちゃになっている。
「自分にとっての理想だ」という妥当な意味の振りをして話を進めつつ、結論では「自分にとっての理想でいれば社会あるいは業界から見て理想のエンジニアになれる」と定義をすり替えている。
もちろんそれが真である根拠は何も挙げられていない(そういう人もいる、という極小数の事例を挙げているが、これは根拠ではない)。こんな雑な論理を書き殴ってでも自分の主張(状況)に支持を集めずにはいられないくらいに不安で仕方が無いのだろうと感じさせる。
本当に「自分にとっての理想」が目的なのであれば、それは自分の中で完結するものであるから、支持を集める必要などないはずだ。この人の真の欲求はそうではないのだ。
「家族が出来てそっちを優先したい、でも社会/業界的理想のエンジニアでもありたい」これは有り体に言って無い物ねだりだ。無理筋というやつだ。
そこで彼はこう考えたのだろう「そうだ!社会/業界的理想のエンジニアの定義を変えてみんなをそっちに同意させればいいんだ!」という感じ。
個人の欲求に社会の方を合わせるというのは無理だ。これは子供ができるくらいの年齢まで生きていて分からないことではないだろう。
彼も自分の言ってることが無理筋だということは無意識にかもしれないが分かっているのだろう。だからこんな支離滅裂な文章を書き殴って公開してしまう。
彼が本当にやるべきことはこうだ。全てを手に入れることはできないと受け入れ、「自分にとっての理想」が何であるのかを見極め、そのために何を選択し何を捨てるのかを決断していくことだ。
異なる「理想」を持ち異なる決断をした人間のことを必死に叩いても社会が自分に近寄ってくることなど有り得ないということを理解するべきだ。
クリスマス(2017)だしもう別れたんでこっそり復活させとくわ
まさか三十路を越えた童貞の俺に恋人ができるなんて思わなかった。
インターネットでリア充を気取る輩どもも、非モテをこじらせてリア充をうらやむ芸風の輩どもも、俺は気にくわなかった。
だから、そういう話で場が盛り上がる度に「そんなことより聞いてくれよ、うちのオカンがさ!」と、だれも聞いていないオカンネタをツイートしてどうにか居場所を確保していた。
おかげでオカンは毎朝起きるとアルミホイルをシャクシャク噛みながら口笛でダイアルアップをしてインターネット株取引にいそしむ化け物になってしまった。この場を借りて深くお詫びしたい。
だが、インターネットでしずかにこじらせていた俺にも好意をむけてくれる奇特な女子が現れたのである。
快活でやさしくてユーモアと好奇心を兼ね備えた年下の才女であり、たいへんかわいらしい。性格カタログと化した往年のエロゲでもなかなかここまでストライクなものはないだろうという高級物件である。
もちろん、俺は三十路童貞よろしく魔法使いとしての矜持をたずさえ、しずかにはげしくこじらせていた。
これはもう確実に騙されているに違いない。
三十路超えの売れないふぁぼられないブクマもつかない顔も目と鼻と口と耳がワンセットついているだけでたいしたことはなく、悪いことに肉は最近落ちなくなってきたうらさびれたインターネット芸人崩れを好きになるわけがない。
そうだろ?
だから当然の帰結として、生身の人間に触れずにオッサンが考えた二次元の女子の一挙手一投足に日夜情欲を昂ぶらせていた自分であるがゆえに、生身の女子がくれる好意の質を勘違いしてとらえているのだろうと手前勝手に得心した。
さもなくば、その好意に乗せられて暴走する俺をどこかで観察してあざ笑っている集団がいるのだろうと考えた。
そういう面白い催しがあるのならば、どうせなら観察する側にいたいものだ。
三十路半ばで人生に対するそれなりのあきらめを身につけた俺は、半ば自嘲とともにイグアスの滝にノーロープで飛び込む芸人になったつもりで好意に乗った。
手もつながずにデートは終わった。中学生男子よろしくゆだった頭がその重要さに気づいたのはデートが終わった後だった。
好意を向けられた相手にデートに誘わせたあげくなにもしなかった俺に、相手は失望しただろう。したはずである。
なにもなかったということは、さすがにかけるコストとして俺が笑いものにされている可能性は低い。
というかそもそも俺は罠にかけて笑いものにされて面白いようなキャラクターではなかった。
こうして浮かれて血迷った頭が人に決断の時を誤認させるのだなあと深夜の公園で砂山に頭をうずめて泣いた。
ふがいなさが、自責の念となり俺を毎夜責め立てるようになった。釣り逃した魚は大きいのであるし、俺はこうしてこの失敗を人生における最大の失敗として二月に一度くらいの頻度で悪夢に見ながら死ぬまで一人であることを責められ続けるのだろうなと覚悟を決めた。
いい夢を見たのだと思って、宝石箱にしまって生きよう。そう思っていたらまたデートに誘われた。
あるデートの時、意を決して家に呼んだ。
向けられていた好意につきあってみたような気持ちでいたはずなのに、いつしか呼吸ができなくなっていた。
胸は本当に苦しくなるのだと知った。右室ブロックの気があるらしいです。ヤバい。
さすがにこの頃になると、お互いにお友達同士のおつきあいではなく異性として認識しているに違いない。
何度となく繰り返された三十路のくたびれたオッサンの咲きかけの恋と葛藤、不完全燃焼のデートの度に膨らんではしぼんでいるのである。
他人事としてみるとこんなに気色悪いものはないのだが、明らかに相手も俺のアタックを待っているのである。
恋に狂った本能はそうだと断じている。しかし、「騙されるな、社会性を失うな」とこじれた理性もまたささやくのである。
「貴様の薄汚い下半身由来の欲求がそういう自分に都合のいい思考を招いているのである。一緒に居て楽しい女子と二人でいられるだけで身に余る幸福だというのに、お前は自分からその幸福を靴で踏みにじろうとしているのだ」
と大脳皮質に棲む天使(メイド服)と悪魔(ブレザー)がドルビーサラウンドでささやく、最近二人の意見が食い違うことがなくなってきた。
いやいや、とはいっても、女の子家によんで、お茶とお菓子だけ飲んでおしゃべりだけして帰るわけないでしょ、平成何年だと思ってんの。
二一世紀に生まれた若造どもが青い性欲をもてあまして図書館トイレ駐輪場でよろしくやってるんですよ中学生じゃないんだからそんな――
――手も、つながずに、デートは終わった。
待ってください、みなさん。ウンコを投げないでください。座布団を持って行かないでください。
みなさんのおしかりはごもっともです、自分でも、こんなに恋愛に向いてないとは思わなかった。
ふがいない右手を切り落としたい衝動を押さえつけて、メールで謝罪文を打ち、その勢いでおつきあいをお願いした。
リンゴが地面に落ちるがごとくオッケーがでた。
客観的に見るとなんなのこのウブなネンネちゃんとしか思えないし、実際そうだ。
相手もここまでつきあってくれるというのは相当の変人か暇人だし、この際もうちょっと押していこう。
ここにきてようやっと足が動きはじめて恋人的な段階が進んでいくわけです。
話が長くなってきたんでノロケはこの辺にしまして、タイトルの伏線を回収したいと思います。
途中段階はとばしますけど初行為をするべくホテルに行ったわけです。
泡の出る風呂とか照明とかで遊んで、テレビをつけて、AVはやめようってんでNHKにしといたんですよ。
あとは存分にイチャイチャして、照明を落として、消毒剤の臭いがするシーツの上に彼女の身体を横たえて、服はうまく脱がせなかったけど、ブラのホックは一発で外せて。いざや鎌倉うちてしやまんって時テレビの音が耳に入るわけです。
非常に耳慣れたBGM。そう、俺はこのBGMをよく知っている……荘厳で重厚で、悲哀をたたえた力尽くで精神をゆさぶってくる力強い音楽……!
彼女の肌の色がまぶしくて目をつぶるだけで経験したはずもない二〇世紀中盤の白黒映像が走馬燈のように流れ去っていく……。
『映像の世紀』
この文字列見るだけであのテーマソング「巴里は燃えているか」が耳に蘇る方多いんじゃないでしょうか。
わかりますよチャンネル変えるとか、音量下げるとかすればいいんですよ。そんなことはわかってるんですよ。
でも壮大な音楽と、うすっぐらいナレーションをバックに慣れない愛撫とかしてるんですよ、背中にファスナー付いてないかとか、カメラがしかけられてるんじゃないかとか、この反応は演技ではないのか、とかそういうことを考えるのに三十路半ばおじさんは必死なんですよ!! チョビ髭の男が演説してる中、ゴムを付け替える俺の身にもなってくださいよ!! ていうか早くしないとこのままだとあのシーンになってしまうじゃないですか!! だが焦るほどになにもかもうまくいかない!! 東京が焦土に!!
なかばやけになってテーマソングのリズムに沿って腰を動かしてたら、新型爆弾が落ちました。
人間としていろいろ申し訳なくなります。この映像とBGMが強力すぎて、俺は今後彼女と肌を重ねる度に「巴里燃え」が自動的にかかる身体に改造されてしまったわけです。
ちょっとした背徳感は恋のエッセンスとかそいういうおためごかしをすっとばして不謹慎きわまりない初体験です。ヒンズー教徒だった前世の俺が牛肉でも食ったのかと言わんばかりの仕打ちに心折れつつも、焦土となった都市の映像に負けない励起状態を維持しようとしている俺に、彼女がようやく口をひらいてくれます。
そう! 俺はずっときみの一言を待っていたいまからでも遅くない助かった! このいまいましいテレビ消そう! 消そうと言ってくれ! この状況がちょっと面白いのはわかるが俺のチキンハートはもう耐えられないんだ!
枕元にあるリモコンをたぐってなんでもいいからチャンネルを変えてくれ――! はやく!
このままでは俺の爆弾が――――
「ん、――不発弾?」
イケませんでした!
(最後の部分をオチ補正のため追記しました、わかりにくくてすみません)
(まだわかりにくいですよ)
(オチがなくて無理やり付け足すからこういうことになるんですね、わかります)
(うるせ-!)
安保法案や北関東の大雨、ヨーロッパのシリア難民、秋の5連休など、次々に印象的な出来事が起きる中、あまり注目されず、日本国内では静かに始まったラグビーW杯。
イングランドのジョニー・ウィルキンソンが大活躍した2003年大会に、この競技に魅せられたが、それ以降、トップリーグを追った訳でなく、秩父宮に代表戦を1度見にいっただけだ。
しかし、今回は連休に大きな予定が無かったこともあり、見れるだけ見る気だった。
いざ始まってみると、ジャパンが優勝候補、南アフリカを破るという大事件が起き、静かに始まったはずのW杯が一気に世間の耳目を集めたのはご存知の通りである。
Twitterで、ディティール好きのラグビーファンや、元ラガーマンが小声で絶叫していた#ラグビーは一気に盛り上がり、戦後には「ラグビールールわからん、アイシールド21見直すわ」という定番のツッコミ待ちや、「ラグビ―女子急増♡」などの宣伝ボットのアカウントがワラワラわいた。
TVワイドショーでも、コメンテーターが「ラグビーは場狂わせが起きづらいんでしょ?じゃあランクが上の日本は格下のスコットランドに楽勝って事ですか?」とこれまた「そんなこと無いです」のツッコミ待ち。
オンラインでもリアルでも、ラグビー周りはフワフワした熱狂の巷となった。
そんななか行われた第2線、日本×スコットランドだが、盛り上がりに氷水を一気にぶっかけるような42-10の大差敗戦。
昨日まで、「ラグビー、超熱い!感動した!」という声が流れたタイムラインは、「もう勝てないじゃん。日本弱いんじゃね。まじくそ。寝るわ」という冷めたつぶやきが流れるに至った。
しかし、このスコットランド戦、ラグビー半可通からすれば、楽しい訳ではなかったものの、非常に「ラグビーらしさ」に溢れた面白い試合であったように思う。
「まじくそ。寝るわ」で終わらすには勿体ないので、この試合、どのように面白かったか頑張って見方を解説しようと思う。
これを読んだ人が、ラグビーの楽しみ方の深さに触れられたら幸いである。
さて、ここでまず、楽しむための基本知識で、日本代表、ジャパンがどういったチームであるかを知っておきたい。
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体格で劣り、守りきれないからこそ。
http://number.bunshun.jp/articles/-/824168
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フレームが標準的に大きい欧米人や、太平洋の島々のラガーと1対1で戦えば圧倒されてしまう。
また、大男相手に守勢に回って80分守りきるのも不可能だ。
守れない、だから、リンク記事にあるように、「ひたすら集団で攻め続けて、相手に攻撃をさせない」という戦術をとりたいのだ。
「超攻撃型ラグビー、ジャパン」の響きは、他のスポーツの楽天的な響きとはまるで違う、「攻撃できなかったら即敗戦」という、細い綱の上を歩く時の緊張を伴ったものなのだ。
南アフリカ戦で巨人に刺さったその戦術が、スコットランドに何故通用しなかったのか?
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戦前、スコットランドはフィットネスに不安があるとされていた。
日本は世界一と誇る練習量が作った体力を武器に、後半、勝負をかけると盛んに喧伝した。
・押し勝つ
日本がやりたいことを潰す。
そして、驚くべきことに、自分たちが不利とか言われてた、フィットネスを戦術に組み込んでいた。
試合を見ていこう。
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まず、前半、30秒でこの日のスコットランドの嫌らしさを象徴するようなプレーが出る。
この、「前にボールを高く蹴り上げる」というプレー、一般的には「持って走る攻撃」より確実性は低く、相手にボールを渡す可能性もあるプレーだ。
しかし、上背におとるジャパンにとって、「持って走る攻撃」をタックルするより、確実性の面で嫌らしい。
落下点では組織もへったくれもない、個のボール争奪戦となってしまう。
よしんばボールを取れてもそこから組織の作り直し、とられれば、ロクに組織も無い中で急いで守らないといけない。
おまけに取れずに落とす可能性もあって、そうなれば場は一気に大混乱だ。
タイムラインの「どこ見てんだ勢」に髪型が関口メンディーに似ていることを発見されてしまった、ウイング松島にボールが飛んだ。
蹴るより、「持って走る攻撃」の方がそれに近いのだ。
これである。
このプレーから、日本は反則を献上、スコットランドのSH、クレイグ・レイドローが先制のペナルティーゴール・3点を挙げた。
スクラムだ。
元々、小兵の日本はスクラムが不得意だが、南ア戦では、自ボールのときは、すぐボールを出して、短時間で打ち切ることで上手く対抗していた。
南アもちょっとこの早いペースに呑まれてボールを出させてしまっていた。
組んだ時点でいきなり大圧力をかけた。
同じ「潰す」でも、走っているうちにタックルで「潰される」のと違い、スクラムを「圧力に耐えられず潰してしまう」のは反則だ。
この反則で、日本は相手にボールを献上、またもやレイドローのキックで加点されてしまった。
・押し勝つ
である。
ジャパンはタックルから倒れての密集、ラックでミスを頻発した。
「組織的に連続に攻めたい」ジャパンは、攻めにおいてはボールを早く出したい。
守りにおいては、ちょっとでも相手を送らせて、守備陣形を整えてのタックルからのボール奪取を狙いたい。
ここを、スコットランドは強く行った。
なのである。
ではジャパンは前半何も出来なかったか?というと、「何も」では無かった。
五郎丸の正確なタッチキックで、陣地を大きく前進、モールからトライを決めた。
また、30分〜35分まで、ついにやりたかった「連続攻撃」でトライに迫った。
いいときに出たミスで攻めきれなかったのは、純粋にジャパンの責任だ。
また、ゴールを決めまくるレイドローと対照的に、五郎丸は折角獲得したペナルティーキックを何本か外した。
ここが一つの山だったように思う。
その後のスコットランドの連続攻撃を、五郎丸がなんとかぶっ飛ばして止め、前半は12-5のロースコアで折り返した。
点差は開いていない。
日テレの実況が「後半勝負の日本の狙い通りですね!」と浮かれる中、裏のJスポで清宮パパは「ジャパンは前半悪かった」と切り捨てた。
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日テレ実況が、スコットランドのフィットネスが落ちるはずという根拠の薄い期待を叫ぶ中、後半が始まった。
そんなことはなかった。
まず、前半のプレーは、最後の連続攻撃以外、スコットランドは蹴って蹴って蹴りまくった。
そして押して押して押しまくった。
さらに、事前に注目された、2mの巨漢イケメン、リッチー・グレイを前線に投入した。
このことは顕著に効果を発揮する。
まず、密集で、ジャパンはまるっきり押せなくなった。
ラグビーで「押せない」のは、攻守にわたって不具合なんである。
ちょっとでも前進しながらから攻めたいし、下がりながら守りたくないのだ。
さらに、ポイントでは脚を貯めていたバックスがここぞとばかりに走る。
あるという話だった。
しかし、中3日の試合日程は、「スコットランドはフィットネスが落ちるらしい」という根拠の薄い期待より、確実にジャパンの体力を奪っていた。
そして、「あ」っと驚くような場面が訪れる。
ジャパンのパスをインターセプトしたバックスが、ロケットのように加速してトライ。
なので「持って走る」、裏を返せば、「自分たちの裏に、虚をついて突破しようとしない」
なので、もう一度見れる人は見てほしい。
スコットランドのディフェンスは、ジャパンに触らんばかりに近く、高い。
複雑なパス交換は、距離があれば手が出せない。デイフェンスも振られるかもしれない。
しかし、目の前なら、交換が多い分、取れるチャンスも多いのだ。
ジャパンはそれでも、前半にはマフィが縦に突破し、攻撃にアクセントを付けていたが、彼が脚を痛めて退場すると、攻撃が横一列になってしまっていた。
「攻めこそ最大の防御」のジャパンにとって彼の退場は、防御面でも「痛かった」のだ。
対して、スコットランドは、ジャパンのお株を奪うような複雑なパス交換でトライを重ねた。
終わってみれば、42-10。
ジャパンは、対策を練りに練ったスコットランドに、やりたいことをことごとく潰されて負けたのだ。
よく、戦後インタビューで「プランが実行できなかった」とか、「プラン通りにやれた」と声があるのはこういうこと。
ラグビーは作戦で一気に旗色が傾く、そして傾き始めたら止められない、インテリジェンスで残酷なスポーツなのだ。
今回、スコットランドでその作戦を冷徹に実行したのが、SHクレイグ・レイドローである。
彼は良く蹴り、良くチームを組織した。
ジャパンはこの、マッチョで薬漬けでないロバート・ダウニーJrに、嫌な戦いを押し付けられ続けたのだった。
ちなみに、彼は英語がわからない半可通から見ても、多分かなりきつく英語が訛ってる。
どうです?出来る人?訛ってませんでした?
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さてさて、ラグビーの知的残酷さを堪能できたスコットランド戦だが、負けた試合を気にしていても仕方ない。
ジャパンは今度はどう戦うのか。
苦手を押し付けてきたスコットランドのように、今度はサモアに対してやれるのか。
「彼らは規律に劣る」だ。
だが、先日行われたサモア×アメリカ戦を半可通が見た限り、そんな「わがままで青いチーム」には見えなかった。
前半こそ、どいつもこいつもヒーローになりたいアメリカ代表と、個人勝負のバタバタしたラグビーを展開したが、後半になれば、守備を整え、キラキラ迫るアメリカ代表を落ち着いて止めていた。
そして、前評判通り、脚は爆発的に速かった。
4歩走らせたらもうトップスピード、力士見たいのが、とんでもないスピードですっ飛んでくるのだ。
ジャパンは、まず、リスク覚悟の高いディフェンスで、「4歩」の前に止める必要があると見る。
そして、走るのが大好きな彼らが、如何に「走れないゲーム」を展開するか。
策で負けたジャパンが、今度は策で勝てるのか。