はてなキーワード: 最上とは
久しぶりに時間的金銭的に若干余裕が出来たとき、ふと何か読みたいと思ったら文学・サブカルの世界が途方もなく広大で、何から手を着けていいかわからない! と思った時、ちょうど商業BLのレビューを載せてるサイトが目に留まったとかが切欠だったような気がする。もしもなろう小説分野とかでいいレビューサイトを見つけていたとしたら、今頃なろう小説ばかり読む日々だったんじゃないかなと思う。
腐女子・腐男子もBL読みである前に本読みや漫画読みなわけで、やっぱり面白いものを面白がる。当たり前だけど。だから読む範囲を商業BLだけに区切っても、レビューサイトで探せばそれなり面白い作品を見つけることができる。
さて、以下はこれまで読んだ商業BLのざっくりとした紹介文とか感想とか。読んだものの全部じゃないし、オススメかどうかは別だけど。
主人公の片想い相手とセフレの魂が入れ替わってしまう、という話。身体の相性抜群の相手に想い人の心が搭載されるだなんて、主人公にしてみれば俺得でしかない!! という浮わついた設定のわりに内容はどシリアスである。主人公がかなりクズい。特に改心するわけでもなく話が進むとこがすごい。受けが健気で可愛いがかなり病んでいる。ハッピーエンドっぽく見えるが、こんなに互いに病みまくった二人が一緒になってもなぁ……なんて思ってしまった。エロシーンのエロ度高め。
双子の妹ララの代わりに兄のラムダンが女装して富豪の御曹司ウルジのもとに嫁ぐ。のっけからラムダンは媚薬を盛られて、ドロドロのどエロ展開に! ラムダンの性格がこざっぱりしているため、古の昼ドラみたいなどす黒いストーリーもさらっと読めてしまう。最初はラムダンの太眉可愛いと思って読んでいたが、徐々にウルジの狂気と肉体美を見るために読んでる感じになっていった。とにかくウルジのスパダリ過ぎる表の顔と偏執狂の裏の顔(ラムダンにしてみれば表が裏で裏が表だが)のギャップが面白い。こんなに大真面目で真剣なド変態見たことない!(と思ったら危ないド攻め様にも上には上がいるということを後に知る私であった↓)
主人公はごく普通の公務員だったが、ある日電車内で痴漢冤罪に遭い、懲役刑に処されて刑務所に入れられてしまう。そして収容された雑居房の中で一番ヤバそうな囚人になつかれてしまい、何か色々ある。
カップリングの萌を楽しむというよりは、不遇な攻の人生を見守る感じの小説かな。BLレーベルだけではなく一般書レーベルでも出版されている。ただし一般書の方には攻の後日談が載っていない。うっかり一般書を買ってしまい、損した気分。攻めにはとにかく幸せになって欲しい。
作中での女性の扱いが大変酷く、出てくる女性キャラは極めつけのクズである。作者はミソジニーを拗らせているのだろうか……こわい……。
『美しい彼』『憎らしい彼』『悩ましい彼』の三作が刊行されている。
持病の吃音のせいで学校生活に馴染むことに失敗し、スクールカーストの最下位として虐げられる主人公の視点から物語はスタートする。ちょっと風変わりだがいじめられっ子である主人公の内心は、なかなかわかりみが深い。主人公は、クラスのカースト最上位のとても美しい受けに惹かれていき、虐げられるも従順な下僕として仕えていき、やがて受けのストーカーになっていく。
という文学っぽい序盤から、受け視点の章になるといきなり物語の印象がガラリと変わる。受け視点だとめちゃめちゃ少女漫画、そして攻めが理解し難い宇宙人に見える。攻めと受けの視界や内心の温度差のギャップが大変面白い。文体もコミカルでテンポがよく、つい時間を忘れて読んでしまう。
なお、本作は「ちるちるBLアワード2020」小説部門で第一位になった。
アラフォーに突入した主人公は、仕事能力といい容姿といいハイスペックであるのに、人生を楽しむのを諦めて平坦な日々を送っていた。だが、ある時十歳年下の部下からそれじゃだめです! アンチエイジングしましょう! と、強制的にアンチエイジングさせられることに。部下と男二人で若い女の子が行くようなカフェなどへ行き、スイーツを食べたり自撮りしてみたりするなかで、徐々に部下の自分への気持ちに気づくも、見てみないふりを続ける。
数ページに一回くらいの頻度で攻めが受けにさらりと告白している。攻めの手を変え品を変えの告白セリフが面白い。画面の書き込みも細かく、心情描写が丁寧。ガッツリと恋愛ものといった感じだが、やっぱりBLなのでエロシーンは思いきっている。正直エロひとつもなくても面白いけどな。
主人公のお勤め先が都内の大企業風味なのに、主人公のお住まいはどっか広々とした感じの郊外の一軒家で、一体この人何時間かけて通勤してるんだ? と地味に謎だった。
幼い頃に「にいちゃん」から性的虐待を受けそうになり、あわやという所で逃げた主人公だったが、大きくなっても「にいちゃん」への未練を捨てきれずにいた。暇を見ては子供時代に住んでいた街を徘徊し「にいちゃん」を探していた主人公は、ある日とうとう「にいちゃん」と再会する。
児童虐待の被害者から加害者への愛という、タブーに踏み込んだ怪作。何かもう、凄かった……色々と……。
未成年への禍禍しい性的虐待シーンがある。全然萌えない、こわい。
三十代フリーター、貯金なし何も取り柄なしの主人公は、ある晩バイト中にチンピラに絡まれ刺されてしまう。血の海のなかに倒れ、死に際に見たものは、空から舞い降りてくる愛らしい天使の姿だった。ところが案外あっさり生き延びた主人公。退院して自分のアパートに帰ると、あの天使が勝手に部屋に上がり込んでいた。
とにかく泣いた! めちゃめちゃ泣いた! ギャグと切なさの落差がいい。何この作者天才なのかな……神なのかな……。登場人物それぞれが癖があって魅力的。BLには珍しく、エロは主人公のチン毛がチラリズムするのと天使が可愛い顔で「チン毛が落ちてる!」と言うとこ留まり。主人公と天使の関係性がただただ尊い。恋愛というよりはなんだろう、家族愛的な何か? そういうところも普段BL読まない人でも読めるだろうと思うポイント。
「ちるちるBLアワード2020」コミック作品部門ぶっちぎりの第一位。ここまで紹介した作品の中で、これだけは強くオススメできる。
厳密にいえば商業ではなく中国発のWeb小説。東アジアで人気を博し、アニメ・ドラマ化された。この秋、ついにアニメが日本上陸予定。
主人公の魏無羨はかつて夷陵老祖と呼ばれた若き天才仙師だったが、邪道を極め、四大仙家に仇をなして討伐された。十三年後、魏無羨は莫玄羽によりこの世に呼び戻され復活する。そしてかつて共に学んだ仲間だった藍忘機と再会し、協力して数々の怪奇事件を解決していくうちに、前世での己の死の真相に近づいていく。
原作小説の序盤辺りが有志によって日本語訳されていて、私はそれを読んだ。アニメ版が先月辺りまでYouTubeで無料公開されていたのでそれも視聴。アニメめちゃめちゃクオリティ高くてやばい。
原作はガッツリとBLとのことだが、私が読んだ範囲ではエロは「アッーーー(暗転)」くらいのもんで、直接的なシーンはなかった。主人公視点で軽快に進む、冒険小説にホラーサスペンスについでに学園もの要素も添加、みたいな感じのストーリーで、さして恋愛要素があるようには見えない。日本の九十年代アニメのような懐かしい香りがする。とにかくストーリーがとても面白い。原作小説の日本語版早く出て欲しい。
『百と卍』『親愛なるジーンへ』『あなたを殺す旅』『エンドランド』『初恋、カタルシス。』『やたもも』『さよならのない国で』
漫画ばっかりになっちゃったな。小説分野ももっと開拓したいぞぉ。
ただの数字といえばそれまで。しかしいろいろな魅力や美しさ、思い出が詰まっている気がして書いてみた。本当は100まで書こうと思って始めたけど全然無理だった。
0 無。現代の感覚からすると意外だが、1,2など目に見える自然数に比べ0の概念は高度であり、数学的には新しい(と漫画で読んだ。本当かどうかは知らない)。日本では「ゼロ」も「レイ」も音的にかっこいいし、いいイメージがある。ゼロ戦とかあるしね。仏教の空も関係しているのかな。アメリカだとあまりよくないイメージなのだとか。
1 すべての始まり。美しい。同時に、一位という意味で最上位を示す。ただ、あまり飾り気がない。
3 大事な3つのコトなど、人間の記憶領域と非常にバランスがいい。三つ目など、生物の多くの器官が2つまでであることに対しての神秘的な数字であもある。色恋の三角関係や、重力を及ぼし合う3つの星の動きなど、物事を一気に複雑にする。2と3の間には大きな隔たりがある。
4 3に比べ、若干しまりが悪い。戦隊モノで4人とかはあまりない。だがしかし、2の2乗と、数学的には最小の自乗数でもあり特別。
5 キタコレ。片手の指の数と同じ。(正確には指の数が先だが)。仮に指が6本だったとしたら、数学の歴史は変わっていた。
6 日常生活では意外と出番が少ない気がする。ワンボックスカーの6人乗りくらい?2×3と、異なる数字の積。
7 素数。もっともおしゃれな一桁の数字。虹が7色だしね。七变化とか七不思議とか。7という数字を使いたくて(かどうかは知らないが)、一気にナンバリングを飛ばしたマクロス7という作品もあったりする。一桁のうち最大の素数で、九九の中ではかなりの強敵。孤高の存在。
8 多いんです。かなり多い。タコの足って多いの代名詞。数としてはイカのほうが多いのに、イカに例えることってあまりないよね。2の三乗というのもかなり強そう。八部衆のほうが四天王より強い。ただし、自分が知っている八部衆は基本的に必ず全滅する。
9 一桁のラスボス。3の自乗数だが、意外と惹かれない。
10 初の二桁。あまり話題に登ることはないが、日本語で1~10の中で濁音がつくのは5と10だけ。やはり指の数とその倍数は特別なんだと思う。
11 ゾロ目。そして二桁の素数。8,9,10と非素数が続いた後の素数。素数はまだまだ出てくるよってことを予感させる
12 時間でおなじみ。5やその倍数に比べ、2でも3でも4でも6でも割れるという使いやすさから採用。人間の指が六本だったらなー。
13 素数。と同時に、トランプでの最大の数字。素数なので誰にも屈さない=キングというイメージがある。13の倍数だけ、11,12,14,15,16と周辺の数字の倍数に比べてきれいな形にならない。マイペースな子
14 初心者向けの2と上級者向けの7が合わさった数字。奇跡。ちょっと冷たいイメージがある。
15 2倍すると30となり、一気に扱いやすくなる。5が入っているって大きい、ということを実感させてくれる。
16 2の二乗の二乗。16進数というものもある。IT社会を支える数字と言っても過言ではないのではなかろうか。
17 来ちゃった。一桁の7さんも強かったけど、二桁の7さんである17も強い。なんたって素数。扱いづらいという事実よりも、その孤高さが魅力的に映るのが7の魔。
18 14に近い、九九の入り口の2と卒業の9の掛け合わせ。18禁は褒め言葉。
19 次の大台に行く前に来た、素数。そういえば大学生の時、友人間で19歳の誕生日を祝う言葉として「ヤラハタリーチ」があった。
20 大台。成人も20歳から。逆に考えると、大台だから大人なのかな。そう考えると雑。そういう意味では12歳を元服とした昔の人は偉大。
政権与党にはほとほと失望してるし期待もしてないから、野党にはもっと議席を拡大して政権交代は難しくてもせめて圧力をかけて政権の危機感を煽ってほしいと思ってるよ。
今のところそれがプライオリティとしては最上位だから、諸々イマイチな部分には目をつぶって野党に票を投じ続けてる。死票バンザイ。
でもはてブで与党批判コメントは殆どしない。所謂はてサの面々がブコメ全部遡ってこぞって星付けてくるのが嫌だからな。
くだらないと思うか?理由を教えてやるよ。以前俺のブコメをブックマークして曲解中傷コメント付けてきたはてサ野郎のIDが通知に表示されるのが嫌で嫌で仕方ないからだよ。
やった方は忘れていて能天気に星付けてくるんだろうが、やられた方はずっと覚えてるからよ。あいつら普段は自分たちはさも高潔で立派であるかのような態度だが所詮そんなもんだ。そうやって日頃の振る舞いで恨みを買ってるってことをしっかり覚えておけよ。
*
(つか非表示にしてるんだから通知でも非表示にしてくれよはてなさんよ そしたら俺だって文句言わねえよ 棲み分けさせてくれや)
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まあそれはそれとして都知事選は難しかったわ。小野は割とまともそうだったが「維新」の文字列を見ると失神してしまう体質なので結局宇都宮に…
餃子は論外。アホ与党と同じレベルになってどうすんねんアホ共がよ
支持政党ではないが与党とは違う真っ当さを期待してた分余計にガックリきたわ
あと隠す気のない伏字で王将持ち出したのも姑息で嫌だったわ…貧乏学生時代はたまに豪遊したい時のご馳走だったからよ…
まあこれを責めるなら与党の不祥事を責めろという気持ちは分かる。
だが俺もお前も全てのニュースにコメントすることはできないし、する義務もないし、誰かにそれを強制する権利もない。
他者をコントロール下に置きたいという人間の根源的欲求を完全に断つことはできないが、一歩分距離を置くところから始めよう。それについては俺も頑張るわ。
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例えば、あるコメントや記事に対する反論や批判は一定の範囲内において許容されるべきだが、「コメントしていない人」を引っぱり出して罵倒するのは明らかに行き過ぎだろう。
つか何かある度いちいち「はてサだんまり」だの「ネトウヨだんまり」だの不毛すぎんだろいい年こいていい加減にせえよお前らというお気持ちがありますわよ。
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政党には当然広報担当がいるんだろうが、餃子とか首相の犬撫で動画とかが通ってしまうあたり与党も野党も本当に内輪ウケの支持しか見えなくなってきているのかもしれん。
これがエコーチェンバー?サイバーカスケード?知らんけど、そう言う俺たちもきっとどこかのカスケードを手斧片手に漂ってるんだろう。
ただまあ、あの一連のツイートを内輪ウケと自覚してやってるんだとしたらいよいよおしまいだとは思う。さすがにそんなことはないと思いたいのでちゃんと反省して?
10年くらい前の政治家たちがおっかなびっくりツイート始めてた頃を思うと隔世の感があるね。
・意味のない伏字、隠す気のない伏字はかえって印象が悪い(ex. 「餃子の〇将」「はて〇ブック〇ーク」)
・はて〇ブック〇ークにおいて、コメントを残すかどうかは本質的に自由
・餃子は焼/揚/水問わずいついかなる時も美味であなたの味方である
以上
先日、服屋に行った。どこに行ったかは伏せるが自宅から電車で40分はかかるところだった。
もともと服を見るつもりはなかった。服ではなく、映画を見るためにその駅を降りたからだ。30分前に着けばいいと思っていたのが用意が早く終わって家を出ると、なんと予定の3本前の電車に間に合ってしまったのだ。結果、1時間半もの時間を私は持て余すことになった。ので、近くにある大きなビルを下から雑貨屋、服屋、化粧品、服屋と見ていくことにした。1店目の服屋は特に何もなかった。服の素材を右から左に触るだけの女だった。そこの店員がなかなかにアグレッシブで何かを手に取るたびに話しかけてきたから、逃げるように化粧品コーナーに逃げた。
そうしてビルの最上階にある服屋に入った私はさっきと同じように服を眺めていた。このあと映画を控えていたからもとより買う気は一切なかった。荷物を増やしたくなかったのだ。冷房の効いた室内でだらだらとしていても時間は1時間弱ほど余っていた。久々の外出ということもあって足も限界、最初から適当なカフェに入っておけばと自分を呪いながらマキシ丈のスカートを手に取ったその時、推しが横にいた。正確には推しではない。なぜなら私の推しは韓国アイドルでありこんなコロナのご時世に日本にいるはずがないのだ。そもそも日本ツアーが中止になった時点で逆立ちしても日本にいるわけがないに決まっている。こんなことは初めてだった。これまでの人生野中で日本一の男性アイドル事務所であるジャニーズのメンバーを追ったことはなかったが、ジャニーズファンの友達が「推しに似た人見た...」とうわ言のように呟くのを何回か見てきたことはあった。でも自分がそっちに回るとは思ってなかった。それでも隣に立って服を決まった場所に返している店員さんはどうしようもなく推しに見えた。とにかく目が似ていた。コロナ対策のマスクで目しか見えないからそれしか言えないが、目が似ていた。むしろマスクで見えないという事実が、もしかすると全体的に推しに似ているんじゃないかという妄想に拍車をかけた。そう考えているうちに店員さんは服を全部かけ終わって別のところに移動したがそれを見てまた思った。顔だけじゃない、体格も似てるんかい!!!!!!! 推しは足が長かった。実際の身長は180オーバーなため店員さんとは違うとわかっていたが悲しいかな私は未だ推しのサイズが実感できるような距離で推しを拝んだことはなかった。180越えの成人男性が米粒に見えるようなドームの端でしか見たことのない推し。唯一近距離で目視できる接近イベはせっかくの当選も虚しくコロナ禍で儚く消えた。
そんな私には店員さんが推しに見えた。自動販売機の横に立っては照れていたがそっくりな顔が付いている分こっちの方が100倍照れた。顔、滅茶苦茶小さかった。私の頭蓋骨をどれだけ削れば推しの小顔さに並べるのだろうかと思っていたが多分これはドリルなんかでどうこうするものじゃない。天性のものなんだろうな。現地で彼らを出待ちするファンってこんな気持ちだったのかな。推しの身長を体感できるの羨ましいな。Tシャツにジーンズだけでこんなにスタイルがよく見えるのって推しだけだと思ってた。裾を大きめに折り返すのも、そこから見える白ソックスもスニーカーも推しがしてたのを見たことがあった。髪型なんて私が推しにハマったきっかけのライブの髪型と同じだ。そのまま私は買いもしない服屋の店内をうろつきながら、たまに同じ列に服を返しに来る店員さんを視界の端に納めては馬鹿らしくドキドキしていた。しかも帰ってから気づいたことだが、推しに日本語は通じない。でも推しにそっくりな店員さんは日本語が通じるのだ。なんなら日本語が母国語なのだ。店にいた時も今も店員さんに話しかけるつもりは一切なかったが、声をかければ返ってきたのだ。寒いねと言えば寒いねと、暑いねと言えば暑いねと、普段私が行なっていたコールアンドレスポンスさながらの会話のキャッチコピーが推しとそっくりな人間とできる可能性が、日本人にはあるのだ。コロナで大変な世の中だけど、案外希望というのは残っているらしい。私にはないが。
自宅で全く勉強をしない子供で、親が勉強しなさいと言うと椅子には座るが机に向かわず横に腰掛けて教科書を読むだけだったそうな。小学校のうちは良かったが、中学に入るとさすがに親も不安に思ったのだろう、塾に行かないかと言われました。
私は塾というものがどういうものか体験してみようと思い、行ってみると素直に言うことを聞いて入塾試験を受けたのでした。このときの試験がそれまで受けたどの試験よりも難しくて全然解けない。英語以外は試験なんてものは簡単だと思っていた自分は、恥ずかしい話、文字通り悔し涙を流しながら試験を受けました。手掌多汗症で答案がベトベトになるのを防ぐハンカチが他の用途でも役に立つとは思わなかったです。
どうせ落ちたとふてくされていましたが、結果が届くと最上位のクラスに受かったとのこと。試験結果には納得しかねましたが、機嫌を直した自分は週2回塾に通ってみることにしました。
塾は思ったより楽しかったです。というよりも、私からすれば学校も塾も変わらず遊びの場でした。私が来る前までは授業は生徒の反応がなくお通夜だったらしいですが、私は先生に質問されれば積極的に手を上げて答えるし、なんなら質問される前に質問を予想して答える有様でした。うざいと思っていた人もいるでしょうが、感化されたのか何なのか、授業は活気が出るようになったそうです。親は先生からそう感謝されたそうです。
そうして楽しく塾には通っていたものの、家で勉強をしないことに変わりはありませんでした。塾で勉強しているので成績が下がることはなかったですが、そのまま勉強の仕方を知らない状態で高校に入ったことは、今思えばよろしくなかったと思います。でもそれは後の話です。
理系に進みましたが、国語がかなり得意で漢字の書き以外は好きでした。その国語の授業で先生が動詞を挙げなさいと言いました。動詞の格変化をたちどころに当ててみせようというのです。
私は先生を見ているとどうしても、禿げるだの光るだの抜けるだのという動詞が連想されて仕方がありませんでした。勢いよく手を挙げてはそのような動詞を答えたものです。生徒たちは爆笑しましたが、先生は顔色一つ変えることなく淡々と格変化をすぐさま答えていかれました。さすがでした。
でも先生は凝りずに、今度は形容詞を挙げなさいと言います。子供は残酷です。皆さんのご想像の通り、薄いだの眩しいだのという形容詞が次々挙げられ、先生はやはり顔色一つ変えることなく格変化を当てては、まだ出てきていない格変化があるとガキを煽ることすらしたのでした。
後日、他の先生から、お前たちの講義の後に先生が凹んでいたけれど何かあったのか?と訊かれたときは流石に申し訳なく思ったものです。が、それを伝えることができませんでした。
これは何年も前の話だ。私がカースト下位の女子高生をやっていた頃の話だ。最初に断っておくが、これから吐き出す話は事実に則ってはいるもののフェイクが混ざっている。そして物凄く長いのでこれを読むのはとてつもなく暇な人だと思う。
カースト下位の女子高生だった、と言ったが、学生をやっていた時に一度だけクラスの最下位にいたことがある。可愛くもなけりゃ勉強もできない女なのでまあそんなこともある。うちの高校はバカ校ではなく、いわゆる自称進学校程度に勉強ができるヤツが集まっていたので、クラスカーストが最下位でもこっぴどい嫌がらせを受けることはなかった。せいぜい最後の数ヶ月、クラスの女子から存在を無視される程度である。
ところで前述の通り私は可愛くないし可愛げもないしついでにこの頃はコミュ障のケもあったので異性とは滅多に話さなかった。そんな中で女子から無視をされるというのはつまりクラスから孤立するということである。
さて、私には友人がいた。幸いなことに仲の良い友人はほとんど別のクラスであった。私は休み時間のたびに彼女らのいる教室に避難して孤独を避けていた。昼休みはひとりで過ごすにはちょっとばかし長過ぎるのである。
そして、ここからが本題だ。
私には友人がいた。そのうちの1人は、当時同じクラスだった。女子達からの無視攻撃という名のちょっとした嫌がらせを受け始める前は彼女と昼休みを過ごしていたのだ。この友人、仮にAとするが、Aは友人達の中で一番とは言わずとも二番か三番目くらいには仲が良かった。
Aは可愛かった。メイクをしていたわけではないが、クラスカーストの一番上にいた派手な女子(仮にMとしよう)に気に入られる程度に顔が良かった。ついでにモテた。庇護欲を掻き立てるような小柄で可愛らしい女子高生を想像してもらいたい。それがAだ。
〜〜〜
ここまでの登場人物は、
A=二番か三番目くらいに仲の良かった顔の良い友人
でお送りしています。
〜〜〜
おそらくMは私が好きではなかったのだろう。というか邪魔だったのだろう。彼女はAを取り込みたかったのだ。マウントを取りたがるタイプの女子は自分とタイプの違う可愛い女子を自分の傘下に入れたがる。というのは偏見かもしれないが。
そしてMにとっては幸いなことに、私には大した人望がなかった。庇ってくれそうなA以外の友人は別のクラスにいた。Mは他の女子と共にAを取り込みにかかった。
私にとっては運が悪いことに、修学旅行というものがあり、私の宿泊部屋はAとM、それからMの取り巻き女子と同室だった。Mは学校側には禁止されていたメイク道具とヘアアイロンを使ってAを飾り立て始めた。
「わー、やっぱり可愛い!Aちゃんメイク映えすると思った!」とかなんとかMに言われてAも満更ではなさそうだった。その間私はそばでメイクされるAを眺めていたが、あからさまにMにはスルーされた。この頃から嫌がらせの片鱗はあったな、と今は思うが当時はなんとなく居場所がなく居づらいと感じるだけだった。
この日、一晩中何も喋らないのも気まずいので適当にMに話しかけたりもしてみたが、とてつもなくどうでも良さそうな受け応えしかされなかったのですぐやめた。Mは自分にとってどうでも良い人間からの言葉はヨイショするものしか興味を示さなかった。私も別にMのことをヨイショする気にはなれなかったので、会話がなくなるのは当然の帰結だった。
修学旅行が終わり、教室に帰ってきた。MのAへの構いっぷりは勢いを増した。昼休みはAと弁当を食べる私を押し除け、前のめりでAに話しかける。とても邪魔だった。しかし、Mにとって邪魔なのは私だ。
うっすらと、クラスの女子に圧力がかかり始めたのがわかった。それは、Aも例外ではなかった。私のことを無視しろと、そういう圧力だった。
AがMのことをどう思っていたのかは知らない。メイクには乗り気だったが、人間としてはたぶんそんなに好きじゃなかったのだろう。しかし、カースト最上位の女子には逆らいにくかったらしい。しかも、Mは特にAに対する圧が強かった。よほど取り込みたかったのか。Aが私と話し続けたら次のターゲットはAになるという雰囲気すらあった。Aはその圧力に負け、私を無視するようになった。
そうして私は、教室から居場所を失った。私もクラスでAと行動するのをやめた。若干裏切られたような気もしたが、それ以上にクラス中の女子から無視されるということに疲れてしまっていたので、Aにこだわる気力はなかった。
教室の外で目が合うAは、どこか気まずそうだった。Mの目が無いところでも、彼女が私に話しかけることはなくなった。私もAに自分から話しかけるのは気が進まなかった。私何も悪くないじゃん、という拗ねたような気持ちもあった。ただ、共通の友人達の前でだけ、私達は関わるようになった。
私は学生時代、クラスの絆とやらを感じたことがない。趣味も性格もばらばらの人間を3〜40人かき集めたところで絆なんぞ生まれてたまるか。しかし、そう思ってはいてもクラスの枠組みというのは高校生にとっては大きくて、抗い難い。
私はあの数ヶ月間、クラスの女子からあからさまに避けられ、教室に居場所を失くし、確かに孤独だった。毎日嫌だなあしんどいなあ、と思いながら登校していた。勉強もできないので授業の時間すら楽しくなかった。昼休みに隣のクラスで馬鹿な話をすることだけが救いだった。本当に、あの友人達がいなければ私は高校を中退していたかもしれない。ありがたいことだ。
この話はこれで終わりだ。中途半端で申し訳ない。これは私が昔受けた嫌がらせを、時折思い出してムシャクシャするので吐き出して忘れてしまいたかったから書いただけの思い出話だ。
ただ、これだけでは何か味気ないのでもう少しだけ、後日談を語ろうと思う。
当時、二番か三番目に仲が良かったAだが、高校の友人達の中では卒業後に一番よくサシで遊んでいる友人である。
結局、嫌がらせは年度が切り替わり、クラスが変わった時点で終わった。教師陣は一切直接の介入はして来なかったが、Mやその取り巻きは全員私とは違うクラスになっていた。
同じクラスになった女子はAだけだった。そして、その年のクラスには、共通の友人1人を除いて私にもAにも親しい女子がいなかった。必然的に、共通の友人を含めた3人で行動することが増えたのである。
結果として、うやむやのまま私とAの仲は元に戻った。それどころか以前より距離は近付いた。私が近付けたわけではない。Aが以前より近付いてきたのだ。
最初は微妙な気持ちだった。が、私は基本的に来るもの拒まず、である。そして、Aは可愛い顔をしているが根暗である。根っこのテンションが非常に私と近い。残った心のしこりを無視してしまえば、彼女と過ごすのは楽だった。結局卒業旅行までふたりで行った。事情を知っている母親には意味がわからないという顔をされた。私もそう思う。
久しぶりにあの時のモヤモヤを思い出したのは、たぶんAから久しぶりに連絡を貰ったからだと思う。コロナ禍が世間を襲っている間はすっかり連絡を怠っていたが、自粛解除に伴い再び連絡が来た。今度ふたりで遊びに行こう、という内容の連絡だった。私は「もちろん!夏休みが決まったら連絡するね」と返して、当然彼女と遊びに行くつもりである。
Aは今でも私と連絡を取っている。そして、AはMとはもう連絡を取っていない。
建築士です。ブコメにも書きましたが、「再熱除湿」と書かれた機能のあるエアコンを買いましょう。日立、三菱、コロナ、富士通ゼネラルから出ています。
その他のドライとか、なんとか除湿(ダイキンのプレミアム除湿、パナソニックの快適除湿など)はただの弱冷房であり、詐欺商品です。
まず、再熱除湿とは?ですが、これは名前の通り一度冷やした空気を再度温める除湿方式です。動作原理としてはコンプレッサー式の除湿機と同じです。除湿機と違うのは、
1.騒音の原因であるコンプレッサーが屋外に設置されていますので、圧倒的に静かにできること。
2.除湿機の場合、機 機械の駆動エネルギー分だけ室内温度が上昇してしまいますが、エアコンの場合は室外機を通して排熱が可能。
これにより再熱除湿方式のエアコンでは温度と湿度を別々に管理することが可能です。
「室温は十分低いのになんかムシムシする」という状態は、一定以下の室温になると、非再熱式のエアコンでは冷房に頼った除湿ができなくなる一方、人間は常に湿気を放出しているために湿度が再び上昇することで起こる現象です。
(余談ですがこのあたりの空気の挙動はAmazonに2000円程度で売ってるデジタル温湿度計で可視化できます。)
欠点は、一度冷やした空気を再度温めますので、電気代が余計にかかってしまうことです。
さて、なぜこんな基本的な機序作用が分かっているのに、ダイキンなどエアコンメーカーは再熱除湿のエアコンを売らないのでしょうか。これは日本政府の政策や、エアコンの売り方が影響しています。これが本ダイアリーのメインです。
パナソニックもダイキンも2012年ごろまでは再熱除湿方式のエアコンを販売していたのです。ただ、省エネ法による省エネ性能の統一表示制度が浸透していく過程で、再熱除湿機能がエコ基準達成率を引き上げる上で足かせになっていったのです。(先ほど再熱除湿は電気代がかかると申し上げましたね?)消費者はヨドバシの店頭POPについた省エネの星の数「★★★☆☆」しか見てませんから、この星を一つ増やすためにダイキンやパナソニックは再熱除湿機能を外したわけです。
ここまではまあよいでしょう。しかしその後の売り方について私はダイキン・パナソニックに怒っておりまして、彼らは代わりに「プレミアム除湿」とか「快適除湿モード」と銘打って、あたかも節電しながら除湿ができる機能を発明したかのような文言を並べています。
現時点では再熱に代わる除湿方式は発明されておらず、実態はただの弱冷房です。このため景表法に引っかからないようカタログの端っこに小さく 「※再熱除湿ではありません」と書かれています。
実はダイキンは昨シーズンから最上位機種のうるさら7に関しては再熱除湿を再搭載しましたが、カタログ上はかなり微妙な言い回しをしています。このあたり「再熱除湿でなければ快適な空気を提供できない」とわかっている技術部隊と「造語で消費者をずっと騙してきた」営業部隊の駆け引きが垣間見えます。
最後に、もし増田のお住まいが賃貸でしたら必ず大家さんや管理会社の承諾(できれば書面で)を取ってからエアコンを交換しましょう。無断での交換は現状回復義務を怠ったと難癖をつけられて敷金の没収や賠償金を取られたりします。(このあたりの不動産取引の闇を書くと長くなるのでまた別の機会に)
エアコン交換するほどのコストがかけられないのであれば、コンプレッサー式の除湿機を置き、温度上昇分を冷房で下げましょう。効率は最悪ですが目的は達成できます。アイリスオーヤマの除湿機がコンプレッサー式の中では比較的静かです。デシカント式はゴミなので買ってはいけません。1日でタンクが目一杯になるのを見ると、無から水が発生したかのような不思議さが味わえます。
増田の夏に幸あれ。
そういうベタなやつでなく、って発想がレストラン行き慣れてない感ありあり。
金持ちは住宅街の隠れ家高級レストランも行くけど、ホテルのレストランも普通に行く。
隠れ家高級レストランは、友人の友人とか何らかのつながりがある場合が多い。
お前エア同人作家だろ
創作やるなら誰もが持っていて当たり前の、創作者の孤独への恐怖というものが感じられない
自分が書いたものが他社の評価を経ない歪んだものであるかもしれないという恐怖は?
自分が書いた解釈が本当は間違っているのかもしれないという恐怖は?
自分が本当は物を書いてはいけないのかもしれないという恐怖は?
自分が同好の士との関係をうまく築けないかもしれないという恐怖は?
どれもねえだろ
同人誌ってのは自分が書いた文章が形になる、それだけで嬉しいもんなんじゃねえの? これまでは自分の頭の中にしかなかった「ぼくが書いた一冊の本」を活字として手に取れるのが最上の喜びなんじゃねえの?
これをなんと呼ぶのか教えてやる
これから同人始めようというニュービーに歪んだ同人誌像を刷り込むからやめろ
苦労するのはそいつらなんだぞ
むしろ同人活動をしていると表明している人間が実際には「同人誌を描いてくれた方に感想を送る」という責務を果たしていないことにあるかもしれない。
そんな責務見たことも聞いたことも実感したこともねえよ。お前の界隈おかしいよ。
この界隈には、いわゆる「ボス」的な立場にいる人間がいる。よくオンリーイベントやアンソロジーなどの色々な企画を取り仕切ったり、学級委員として何かを回したりする立場の人間と言えば、ほどほどの規模の界隈なら心当たりがあるのではないか。
そんなやついねえよ。オンリーはやりたいやつが企画して参加したいやつが手を挙げてやるもんだろ。10年以上関わってきた界隈でこないだ新しいオンリー開かれたけど聞いたこともないサークルさんが主催だったよ。それでも毎度コミケにいるような古参から初めて見るような連中まで一堂に会してオンリーやってたよ。界隈で有名な人はいても界隈を取り仕切るやつなんていねえよ。お前の界隈おかしいよ。
ボス程ではないが、同人活動「ガチ勢」の中にはちょくちょくそのような人間がいる。Twitterでは自分の原稿や界隈の中で行儀が悪い人への愚痴がほとんど。それなのに自分がインターネットに適当なイラストを上げる時は「RTうれしいな」と言っている。もちろん他人のイラスト・小説はほとんどRTしない。
少なくとも俺のいる界隈では、自分の原稿の話ばっかりする人はいるし、厄介さんへの愚痴をたまに呟く人もいるけど、「行儀が悪い人への愚痴」ばっかり呟いてる「ガチ勢」なんて見たことねえよ。普通は作品の話とか自分の萌えの話とか自分にとっての創作論とかを主に呟くもんでしょ。お前の界隈おかしいよ。
「同人文化を支えていこう」などとお題目を唱えている割に自身の……率直に言って絵柄やストーリーが大して練られているわけでもない原稿に時間を割いて、お友達以外の他者にはほぼ無関心なのは、彼らの言う「同人文化」もたかが知れているのではないか。
同人文化は個々人が自分の好きなことをしてその集積として成り立つもんなんだから、自分の創作や友達との交流を最優先するのは当たり前でしょ。個々人が自分の好きなことを追求できる自由な場があって、その場にお出しされたものが同人文化であって、同人文化を支えるってことはその場を(書き続けるとか読み続けるとかの形で)維持するってことなんだよ。他人にベタベタ干渉することが支えるってことなんじゃねえよ。お前の「同人文化」像おかしいよ。
半分答え出てるじゃん。お前が勝手に義務だと思ってるだけでそれは義務でもなんでもないんだよ。そのくらいわかろう? 自分の中で縛りプレイするのは勝手だけどそれを他人に押し付けたら駄目だよ?
あと、感想送る→活動止まるは見えるけど、感想送らない→活動止まるはすぐには見えないから気づいていないだけじゃないですか。何もしなければ責任を取る必要はないけど、真面目に考えるなら見殺しにしてきた同人作家の数でも数えた方がいいんじゃないですか。感想を送らないことを正当化する人間が一番腹立つんですよ。
俺は最近小説をあんまり書いてないけど、それはショボい文字書き(&設定厨)なのでネタが尽きてきたのと、私生活の面で色々なものごとに追われて余裕がないからであって、感想の有無は関係ねえよ。かつての俺は感想がなくても書き続けていたし、ありがたいことに最近過去作への感想をもらってそれ自体はめちゃくちゃ嬉しかったんだけど、だからって書くのを再開する気にはなれない。創作は徹頭徹尾自分のためにやることで、感想はそりゃないよりもあった方が嬉しいけどそれで自分の創作意欲が左右されたりはしない。
お前が感想によって創作意欲を左右される人間であり、お前の周囲にそういう人間が多いことはわかったが、だから感想を送るべきとかいうクソマナーを作られても困るんだよ。そんなもん知ったこっちゃねえよ。お前のお気持ちを世の中の常識だと思うなよ。どうしても送ってほしけりゃ「私は感想によって創作意欲を左右されるメンタルよわよわ作家なのでなるべく感想ください」とでも本に書いとけよ。そう書いておけば送ってやろうかという気になるファンもいるんじゃねえの? してほしい配慮は口で言わねえと他人にはわかんねえんだからよ。
正確には、界隈の中で本当に仲がよい友人ふたり程、それに地方在住のおそらく主婦業をやられているフォロワーさんからは来た。この方々がいなかったらこんなもの書く前にさっさと同人誌のことは黒歴史にして畳んでいただろう。
は? 同人誌ってのは自分が書いた文章が形になる、それだけで嬉しいもんなんじゃねえの? これまでは自分の頭の中にしかなかった「ぼくが書いた一冊の本」を活字として手に取れるのが最上の喜びなんじゃねえの? 感想なんて来なくたっていいんだよ。お前は自分が生み出した初めての本のことをどう思ってるんだよ? 感想が来なかったから黒歴史なのか? 違うだろ? 感想が来ようが来まいが、自分の萌えと理想を詰め込んだ一冊の本がそこに存在している、そのこと自体に幸せは感じねえの?
お前、自分の本に来た感想のことは気にしてるのに、自分の本それ自体を気にしてるようには(少なくともこの増田からは)見えないんだよな。はっきり言って異常だよ。子供が学校に行きはじめたんですけどちっとも友達を家に連れてこなくて~って言ってるみたいに見える。いや子供が毎日元気に学校でお勉強してるだけでめちゃくちゃ偉いだろ! 子供を褒めてやれよ!
一軒目
大量のヤスデ出現
不動産屋は適当にガムテープで侵入経路であろう箇所を塞いだが以前変わらず 夢にまで見るようになり引っ越し
二軒目
壁がまあ〜薄い この時期はネットを鵜呑みにしていてRC=防音性が高いイメージだけで選ぶ(ヤスデが完全にトラウマになってて早く引っ越したかったというのもあったが)
こんな話し声がはっきり聞こえるのかとただでさえ薄い上に隣人の民度が低く重低音の音楽が鳴り響く
不動産屋に仲介してもらって色々話してもらったが解決せず 引越し
三軒目
RCマンションでも硬い壁とそうでない壁があることを知り内見で異常に気を使いようやく硬い壁のマンションを見つける
…が上階の音が滅茶苦茶うるさい 足音何かものを落とす音が自分の部屋で落とすより聞こえる 脳に直接叩きつけられるような
部屋のひどさもそうだが不動産が大手にも関わらず今までのどこよりも動きが遅く手紙だけでも二週間はかかっていた
不眠がひどくなり目にクマを初めて作った 包丁を手にとって上階のやつを大真面目に殺そうとしたことがあった 階段で盛大に転び冷静になって引き返したが まあそのぐらいブレーキが効いてなかった
貯金もこんな立て続けに引っ越せばすぐなくなる でも何回かまだ引っ越す余裕はあった でもまた次で失敗してお金をなくすとと考えると行動できなかった
ラストチャンスだと思い引っ越す
四軒目
引き戸がうるさい
内見は数え切れないくらい行った 不動産屋の言うことは信じずにRC最上階、壁が固く音が反響するような所、床はクッションフロア
そんな物件を見つけるには苦労したがやっとのこさ見つけられた
ただ懸念点が一つ引き戸があったこと 今まで住んでいた所にはないものでこういうのの音ってどうですかねと聞いてしまった たまたま不動産屋の年齢が近く親しみ易さが合ったからだろう
答えとしては鉄筋なので安心してもいい 苦情がはいったこともありませんと
なんでか分からないが信用してしまった 自分でも相当心が疲弊していたと思う
住んでみてやっぱり引き戸うるせーじゃねえーか!!
どっちかっていうと閉め方の問題な気がするがパアンッ!!って音が家中に鳴り響くんだよ異常だろ
現状に関しては今からまた不動産と相談となるが解決するかは分からない
クレーマー、神経質なのかと思われるかもしれないが音に関しては全て耳栓をしてそれでも防げなかった上で抗議している
正直もう疲れた 不動産のあのニコニコ顔を見るだけで吐き気を催すレベルまで来た
どうして自分だけどうしてこんなに運が悪いんだと四六時中考えてる
こんないい加減な紹介の仕方しかしない不動産になんで金払ってるんだ なんでいい加減なやつらを通さないといけないんだ
やってること詐欺と一緒じゃねえか
こいつら○した上で捕まって警察の自供で同じようなことを話してそれがニュースにでも流れるなら世の不動産は少しでも変わるのだろうか
ネットではたまにエロゲについて語るムーブメントが起きる。最近ではこの増田だろう。
https://anond.hatelabo.jp/20200511135415
その反応の中に『割れについて言及していない』という反応がある。
もっともだろう。あの時代、『割れ』という汚物はかなりの存在感を持ちながら存在していた。
だが、エロゲ論客がそれを語れないのは当然なのだ。察してあげてほしい。
今エロゲについて語るような層は、あの当時こぞって製品を買い、巨大なパッケージが部屋を埋め尽くすさまを競い、必死でプレイし、ストーリーに、キャラに天啓を受け、ネット上でひたすら熱く語った者たちばかりなのだから。
割れについて語れるのはそんな層とは全く違う、ただ雑に価値も見いださずに消費していた、当時は底辺オブ底辺の汚物であった者たちである。だからこそ署名付きで当事者の語りが出ることはないだろう。
フィールドワークで証言を収集した民俗学者が論文を出すという奇跡でもあれば別だが。
そういうことなので、当時の汚物の一人として見たものの断片を書き記したいと思う。
時はミレニアム、とある大学のとあるサークルでは、エロゲは裏が通常の色とは違う円盤にて流通していた。
一人がエロゲを購入したら、メンバーにはメーカーを冒涜する形で行き渡る。そんな時代だった。
全国からパソコンの大先生を高等教育の場に集めたらできたのは犯罪者集団とか、教育に携わるものからすれば噴飯ものの状況。
メーカーは対策を取ろうとしたが、あまりうまく行っているとは言い難かった。Alpha-ROM、LITEON48倍速、CD Manipulatorなどの単語に聞き覚えるあるお前、おそらくは共犯者だ。
辺境でさえそうなのだから、当時のネットの世界の状況は言うまでもないだろう。
ネット接続環境においてブロードバンド(死語)が広まっていったのもそれを後押しした。
天使炎・鳥・洋塩・愛銅鑼…そんなところから画像に偽装されたファイルの断片を落としていたWeb割れの時代はWinMXなどのファイル共有ソフトに移ってさらに暴虐を振るいつつあった。
そんな中、金子47勇氏によってとんでもない爆弾が投下された。メーカーにとっては最大の悪夢、割れザーにとっては最上の天恵。
その衝撃は計り知れない。一般人がそのへんの道端でサリンを精製してお気軽に散布できるようになるレベルと言っても過言ではないだろう。
ありとあらゆるものが『共有』された。まさにWarez Timesである。ネット帯域は割れファイルの交換に食われ、規制するISPさえ出てきた。逮捕者も出た。ウイルスも広く出回った。NTTが社員の個人PCを覗き込むというとんでもないことをやっていると言われるのも、これの影響だろう。
割れザーの巣に明らかにアウトなシチュエーションでこんなとんでもないものを放り込んでおいて、『割れのために開発されたとは必ずしも言えない』と無罪になるんだからすげーよな。
エロゲは当然その犠牲のトップに躍り出た。某戦国ゲームでパッチが売上を遥かに超えて落とされていると開発者が嘆いていたのは記憶に新しいだろう。
エロゲじゃないゲームも犠牲になった。光栄・工画堂・日本ファルコム。それらのメーカーが日本のPC界を嫌うのも当然だ。
俺の知識はここまでだ。
復帰したのは10年代の半ばだ。その頃にはもう大手のエロゲメーカーは往時に比べてネット民の口の端に上ることが圧倒的に減少していた。
鍵はアニメ作ってるし葉はコンシューマーにゲームを出している。エルフはほとんど消えかかっていてまもなく消えた。アリスソフトは残っていた。
そんな状況を見て、まあ、そうなるなとしか言えなかった。どんなに作っても俺らのような汚物共がタダで奪っていくのだ、完全に無賃労働である。そんなところにいたくないよな。
客観的に見て業界の趨勢に実際にどれだけの影響があったのかは汚物のゴミクズみたいな知識量では判断できない。識者の見解に委ねる。
表立って割れの会話するやつはいなくなっていた。そりゃそうだ。往来で正規購入したユーザーを購入厨などと揶揄する状況は明らかに異常だった。
俺の観測範囲で著作権は悪、割れを正当と認めよなんてキチガイじみたことを言っているのはもうほとんどいない。
そんなのははてなのミソジウヨ垢くらいだ。表現の自由はメーカーが無賃労働して自分のもとに無料で無限にズリネタが供給され続ける世界のために堅持されないといけないよね! 美しい国ですね!
まあ、表立って言っていないだけかもしれない。
星野ロミは逮捕されたが漫画村なんてものも出てきた。よく逮捕されたよな。世の中捨てたもんじゃないよな。
でも世の中は良くなっていると信じる。
あの当時、アニメを割るやつの言い訳は『東京ではアニメにあふれているのに地方ではほとんど放映されない』だった。それが今では無課金でも地方でもその週の最新話なら見れるというテレビと同じ待遇が提供されている。
少しなら金を払えると言うなら、AmazonやNetflixの会員となれば膨大な映像にアクセスできる。
わざわざ反社会的な割れをやるのは馬鹿らしい、そんな世の中であることを信じる。
俺はといえば、そんな過去を持っていることをおくびにも出さず金を払ってゲームをしてる。Steamに、Googleに、任天堂に。
(用例は違うが)『もっと人殺しの顔をしろ』と言われるだろう。過去は消えないのだろう。
割れを賛美してはならない。