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2019-07-27

anond:20190727102330

精神科病院救急入院料加算病棟で働いている看護師です。

40歳で、働きながら精神看護学を学ぶために進学したりしていました。

研究テーマは、この話とは直接関係ないものでした。しかし、精神看護の先端をいく人たちは多くの問題意識をもって、日々働いていますので、よく話題に挙がります

元増田精神科病院での入院された経緯はわからないけど、元増田が納得いくような病棟での生活インフォームドコンセントが行われなかったのだろうと感じます

そのことについては、日本精神医療限界もあります医療に携わるものの一人として、申し訳なく思います

元増田自身の「精神障害をもつ方へのスティグマ」がより強まるような体験になってしまったのではないかと感じています

さて、ご存知かと思いますが、日本精神科病床は諸外国に比べると多く、その分、ベッド数は徐々に減っています

しろ入院日数も以前に比べると短縮されてきている状態にあります

具体的には、精神病床の入院患者数は過去15年間で減少傾向(約32.9万人→28.9万人【△約4万人】)

一方、外来患者数は2倍以上に増加しています

認知症気分障害うつ病など)が特に増加)

入院形態別の在院患者数の推移では、任意入院措置入院は減少する一方、医療保護入院は増加しています

ただし、医療保護入院についてもH26年度は前年度比4,756人減少していました。

(このあたりは精神保健福祉法の改正の影響もあるかと思いますが、それについては触れません)

また、過去10年間で精神病床の平均在院日数は、52.5日短縮していますしかし、国際的には日本の平均在院日数は非常に長いのも確かです。

もうひとつの大きなポイントとしては、近年の新規入院患者入院期間は短縮傾向にあり、約9割が1年以内に退院しています

まり精神科病院では、超長期入院救急入院短期退院二極化が進んでいるのです。

超長期入院患者は、何十年も病院生活することを余儀なくされ、帰るところがなく、いわゆる施設症という状態にあり、退院希望されない方もいらっしゃいます

https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000462293.pdf

(少し話題はズレますが、認知症の方を、本人の同意に基づかない形で精神科病院入院させるケースが増えているという実感はあります。)

人に危害を加えたり犯罪を犯すタイプの「触法精神障碍者」は精神患者全体からみると非常に少ないというデータもあるらしいが、一般の「健康な」人達からすると、「精神障碍者はみんな怖い、避けるべき。」と考えるだろう。「こんな奴らはとっとと精神病院にぶち込んでしまえ」そう思っているに違いない。

医療観察法に関連してのことでしょうか。

医療観察法 第一条には、このように書かれています

"この法律は、心神喪失等の状態で重大な他害行為他人に害を及ぼす行為をいう。以下同じ。)を行った者に対し、その適切な処遇を決定するための手続等を定めることにより、継続的かつ適切な医療並びにその確保のために必要な観察及び指導を行うことによって、その病状の改善及びこれに伴う同様の行為の再発の防止を図り、もってその社会復帰を促進することを目的とする。

この法律による処遇に携わる者は、前項に規定する目的を踏まえ、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者が円滑に社会復帰をすることができるように努めなければならない。"

https://www.ncnp.go.jp/nimh/shihou/law_MTSA.html

ところであまり知られていないことだが、「触法精神障碍者」の平均入院期間は普通精神患者より短いらしい。

医療観察法にのった対象者は「社会復帰」を目指して、「決められた期間」で多職種くチームでかなり手厚く関わっています。そのため、入院期間が統計上は短くみえるのだと思います

うるさかったりトラブルを起こしたりする患者病院もめんどくさいから早く退院させてしまっているのだろう。

自傷他害のおそれがなく、治療適応がない場合には、退院後の環境が整っていれば、退院していただきます。もちろん、集団での生活適応できない方もいらっしゃいますが、自傷他害のおそれがある場合には、それは難しいです。

ちなみに自分精神病院にぶち込まれて、両手両足をベッドに縛り付けられてオムツまではかされていたわけであるが、別に法を犯したり人様に危害を与えたわけではない。

どのような状態だったのかは分かりませんが、医師からはどのような説明があったのでしょうか。

措置入院だったのでしょうか、医療保護入院だったのでしょうか。

医療保護入院なら保護者は身近な方だったのでしょうか。

精神科病院強制入院をさせることは人権侵害する行為ですので、精神保健福祉法に則っての対応だと思います。通常は口頭と書面での説明があると思います

行政への連絡先も記載があったかと思います処遇に納得がいかないのであれば、処遇改善のための請求を行うことも可能です。

入院中周りを見回しても、それほど攻撃的でも無く話も通じる状態なのに何年、何十年も入院させられている人がワンサカいた。

こういう扱いやすい「オイシイ患者」を一生閉じ込めて入院費を稼ぐのが手口なのだ

統合失調症は薬が上手くハマってバシッと治る人もいるが、そうでない人は長期入院させてもあまり改善が見られない場合が多い。ただいたずらに拘禁し続けている事で利益を上げているのである

詳しくは述べませんが、いまや、超長期入院の方は精神科病院にとっては利益のあがらない患者です。

精神救急入院に比べると、ほとんど利益はありません。

余談ではありますが、精神科病院が多く建ち、精神科疾患を持つ患者さんを収容することのきっかけのひとつになったのが、オリンピックの開催だったと言われることがあります

「いっそ犯罪でも犯して捕まっていればよかった。そうしたら裁判自分の主張を展開する機会もあったし、トイレに蓋があって自分で流せる独房(もしくは雑居房)に入れたし、手足を拘束される事も無かったのに。」一体いつになれば出してもらえるのかわからない状況で、「自分おかしくない!」と怒れば「症状が悪化している」と見られるのだ。環境も最悪で人権どころの騒ぎではない。


そのような体験になってしまたことは本当に申し訳なく思います。一人の看護師も、拘束や隔離中に心ある対応ができなかったことをお詫びしたい。

日本精神医療人権蹂躙による金儲けが行われている上に犯罪抑止装置としても機能していないのだ。本当にヤバイ人をどうするか。これは難しい問題だが、少なくとも今の日本精神入院医療は変わらなくてはいけない。普通の人、大勢普通患者どちらも救っていないのだから


日本精神医療をどうにかしないといけないことについては同じ気持ちです。

その一方で、精神科病院は「犯罪抑止装置」ではありません。治療機関です。

孤立を強め、隔離を強化することでは解決しないことも多くあります

病院では症状を和らげることができても、全てを解決することはできません。

しろ、どんな人もコミュニティの中で孤独にならないことがキーポイントなのだと私は思います

精神科強制入院のあり方について (追記あり)

ちなみに自分はこの元増田である。(閉鎖病棟からマイクロソフト本社に行った人)

https://anond.hatelabo.jp/20190329052316

凄惨京アニ放火事件が起こった。統合失調症患者犯人との報道のせいで、精神病イメージダダ下がりである。(まあイメージが良かった事は一度もないのだが・・)

人に危害を加えたり犯罪を犯すタイプの「触法精神障碍者」は精神病患者全体からみると非常に少ないというデータもあるらしいが、一般の「健康な」人達からすると、「精神障碍者はみんな怖い、避けるべき。」と考えるだろう。「こんな奴らはとっとと精神病院にぶち込んでしまえ」そう思っているに違いない。

ところであまり知られていないことだが、「触法精神障碍者」の平均入院期間は普通精神病患者より短いらしい。うるさかったりトラブルを起こしたりする患者病院もめんどくさいから早く退院させてしまっているのだろう。

ちなみに自分精神病院にぶち込まれて、両手両足をベッドに縛り付けられてオムツまではかされていたわけであるが、別に法を犯したり人様に危害を与えたわけではない。

入院中周りを見回しても、それほど攻撃的でも無く話も通じる状態なのに何年、何十年も入院させられている人がワンサカいた。

こういう扱いやすい「オイシイ患者」を一生閉じ込めて入院費を稼ぐのが手口なのだ

統合失調症は薬が上手くハマってバシッと治る人もいるが、そうでない人は長期入院させてもあまり改善が見られない場合が多い。ただいたずらに拘禁し続けている事で利益を上げているのである

以下は自分入院中に思った正直な気持ちである

「いっそ犯罪でも犯して捕まっていればよかった。そうしたら裁判自分の主張を展開する機会もあったし、トイレに蓋があって自分で流せる独房(もしくは雑居房)に入れたし、手足を拘束される事も無かったのに。」

一体いつになれば出してもらえるのかわからない状況で、「自分おかしくない!」と怒れば「症状が悪化している」と見られるのだ。環境も最悪で人権どころの騒ぎではない。

日本精神医療人権蹂躙による金儲けが行われている上に犯罪抑止装置としても機能していないのだ。

本当にヤバイ人をどうするか。

これは難しい問題だが、少なくとも今の日本精神入院医療は変わらなくてはいけない。普通の人、大勢普通患者どちらも救っていないのだから

P.S.

まり盛り上がらない予感。多くの人にとってこれは身近な問題じゃないだろうし。当事者(=俺)の思いは強いんだが。


(追記) 意外とコメントが付いたのでちょこっと返信。

暴れる精神障碍者は早く退院させて、大人しい精神障碍者は数十年入院させ続けるってやること逆じゃない・・・

正にこれが言いたかたことです。代弁ありがとうございます

警察官6人で担いで精神病院入院させる状態の人の「自分おかしくない!」は症状改善とはならないよね。社会的入院問題だが、その社会が受け入れできないのに、精神科だけ責めても問題解決しない。

アナタ警官6人に連行され、パンツを脱がされオムツを履かされてベッドに縛り付けられても怒らない自信がおありなのですか?私には無理でした。あと、あなたの様な人が社会構成しているか社会が受け入れできないんだなーというのがわかるお手本のような回答になってますね。

おい、増田君。医療保護入院説明の紙の件はなぜ触れないんですか?病院には説明義務付けられているはずですよ。

(ちょっとコメントが見当たらくなってしまったのだが、こんな事が書いてあったはず。)

入院時は無理くり拘束された上に鎮静剤を打たれたのでちゃん説明されませんでした。意識を戻したときにはベッドに縛り付けられており、病室の壁に貼り付けられた紙の文字が読めるほど視力はよくなかったです。(てかワンデーのコンタクトをしたままだったので干からびてました。)

ようやく拘束が解かれて読めるようになっても隔離室には電話もなく外部との接触手段はありませんでした。雑居房に移ったあとはピンク電話がありましたが、看護師に頼んでようやく十円玉が数枚渡されるだけというありさまでした。長蛇の列の電話の中で少ない十円玉と通話時間自分の置かれた状況を外部の人間説明するのは不可能でした。

実質、運用によって外部への訴えはすべてシャットアウトされているという状況でしたよ。

これを全くのデタラメだなんて言いたい人は「社会的入院」で検索すること。精神科のどす黒い歴史を知りたいなら立命館大生存学研究所の http://www.arsvi.com/d/m.htm を参照。未だにこの調子か…

あと、このブコメ感謝社会的入院国際的にも問題になっている。

否定したい人達気持ちはわかるが、デマはやめろとか変な事言う前にまずググれ。勝手に人を嘘つき呼ばわりしないで欲しい。

受け入れる側の家族退院に反対なら、ほぼ半永久的に入院させられる仕組みになっているのは問題だな。だが、病識がなく薬も飲もうとしない統合失調症患者には、措置入院矯正治療しか有効手段はないだろう。

まさにそれ。障碍者の最大の敵はその家族だって誰かが言ってたっけ。ただ、後半部分については同意はできない。措置入院矯正治療効果が出なかったりする場合が多いんだよね。

入院利益に関してはDPC制度知らない人の発言は全て無意味なので信用しないように。/「認知症の人をベッドに縛ってた老人ホーム」転倒して骨折や硬膜外・硬膜下血腫になったら賠償させがちな司法に言ってくれ。

恥ずかしながらDPC制度しりませんでしたが、調べたところ自分入院していた精神病院は導入していないようですね。というより、ほとんどの精神病院が導入してないようですが?

後半部分の老人ホームの話については直接話がつながってるわけではないですが、長期拘束による死亡事故を出してる病院もあるんですけどそのへんどうなんですかね??

NEW!

anond:20190727232154 に返信がてらに色々追記しました。

2018-08-06

架空恋人を作れ

大戦中にドイツ軍捕虜収容所に居たフランス兵たちのあるグループが、

長引く捕虜生活の苛立ちから来る仲間内喧嘩や悲嘆を紛らわすために、皆で脳内共同ガールフレンド(?)を作った話を思い出した。

そのグループ収容されてた雑居房バラック、その隅に置かれた一つの席は、

13歳の可愛らしい少女がいつも座っている指定席だった。(という、皆のイメージ

彼らグループの中で、喧嘩口論など紳士しからぬ振る舞いに及んだ者は誰であろうと、

その席にいる少女に頭を下げ、皆に聞こえる声で非礼を詫びなければならない。

着替えの時は、見苦しい姿を彼女に見せぬように、その席の前に目隠しの布を吊り、

食事の時は、皆の分を分け合って彼女の為に一膳をこしらえ、

予め決められた彼女の「誕生日」やクリスマスには、各自ささやか手作りプレゼントを用意し、歌でお祝いをする。

・・・最初は慰みのゲームのようなものだったのが、皆があまり熱心になると、

監視ドイツ軍までもが、彼らが本当に少女を一人かくまっているもの勘違いして、

彼らの雑居房天井裏まで家捜しするという珍事まで起こった。

だが、厳しい捕虜生活の中で、他の捕虜たちが衰弱して病死したり発狂自殺したりする中、

そのグループは全員が正気を保って生き延び、戦後に揃って故国の土を踏んだという。

本当なんだろうか?

2017-10-26

anond:20171022203205

そりゃ永住したいと思う快適さだったらみんな病気を治そうとしないだろ

刑務所でもただ収容されて規則正しい生活労働義務付けられるだけならそこはただの寮付きの工場

いろんな奴と共同生活雑居房収容所不快であり国を守る抑止力

2017-02-21

http://anond.hatelabo.jp/20170221112040

横だけど、俺はアニメキャラ癒してもらう路線で良いと思うぞ。

捕虜勇気付けた架空少女の話もあるし、等身大抱き枕は最強の癒しとだけ…



捕虜勇気付けた架空少女

359: 03/31 17:52

大戦中にドイツ軍捕虜収容所に居たフランス兵たちのあるグループが、長引く捕虜生活の苛立ちから来る仲間内喧嘩や悲嘆を紛らわすために、皆で脳内共同ガールフレンド(?)を作った話を思い出した。

・・・そのグループ収容されてた雑居房バラック、その隅に置かれた一つの席は、13歳の可愛らしい少女がいつも座っている指定席だった。(という、皆のイメージ

彼らグループの中で、喧嘩口論など紳士しからぬ振る舞いに及んだ者は誰であろうと、その席にいる少女に頭を下げ、皆に聞こえる声で非礼を詫びなければならない。

着替えの時は、見苦しい姿を彼女に見せぬように、その席の前に目隠しの布を吊り、食事の時は、皆の分を分け合って彼女の為に一膳をこしらえ、予め決められた彼女の「誕生日」やクリスマスには、各自ささやか手作りプレゼントを用意し、歌でお祝いをする。

・・・最初は慰みのゲームのようなものだったのが、皆があまり熱心になると、監視ドイツ軍までもが、彼らが本当に少女を一人かくまっているもの勘違いして、彼らの雑居房天井裏まで家捜しするという珍事まで起こった。

だが、厳しい捕虜生活の中で、他の捕虜たちが衰弱して病死したり発狂自殺したりする中、そのグループは全員が正気を保って生き延び、戦後に揃って故国の土を踏んだという。

 
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