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2020-06-27

anond:20200626220915

建築士です。ブコメにも書きましたが、「再熱除湿」と書かれた機能のあるエアコンを買いましょう。日立三菱コロナ富士通ゼネラルから出ています

その他のドライとか、なんとか除湿ダイキンプレミアム除湿パナソニックの快適除湿など)はただの弱冷房であり、詐欺商品です。

まず、再熱除湿とは?ですが、これは名前の通り一度冷やした空気を再度温める除湿方式です。動作原理としてはコンプレッサー式の除湿機と同じです。除湿機と違うのは、

1.騒音の原因であるコンプレッサーが屋外に設置されていますので、圧倒的に静かにできること。

2.除湿機の場合、機 機械駆動エネルギー分だけ室内温度が上昇してしまますが、エアコン場合は室外機を通して排熱が可能

これにより再熱除湿方式エアコンでは温度湿度を別々に管理することが可能です。

「室温は十分低いのになんかムシムシする」という状態は、一定以下の室温になると、非再熱式のエアコンでは冷房に頼った除湿ができなくなる一方、人間は常に湿気を放出しているために湿度が再び上昇することで起こる現象です。

(余談ですがこのあたりの空気挙動Amazonに2000円程度で売ってるデジタル湿度計で可視化できます。)

欠点は、一度冷やした空気を再度温めますので、電気代が余計にかかってしまうことです。

さて、なぜこんな基本的機序作用が分かっているのに、ダイキンなどエアコンメーカーは再熱除湿エアコンを売らないのでしょうか。これは日本政府政策や、エアコンの売り方が影響しています。これが本ダイアリーのメインです。

パナソニックダイキン2012年ごろまでは再熱除湿方式エアコン販売していたのです。ただ、省エネ法による省エネ性能の統一表示制度が浸透していく過程で、再熱除湿機能エコ基準達成率を引き上げる上で足かせになっていったのです。(先ほど再熱除湿電気代がかかると申し上げましたね?)消費者ヨドバシ店頭POPについた省エネの星の数「★★★☆☆」しか見てませんから、この星を一つ増やすためにダイキンパナソニックは再熱除湿機能を外したわけです。

ここまではまあよいでしょう。しかしその後の売り方について私はダイキンパナソニックに怒っておりまして、彼らは代わりに「プレミアム除湿」とか「快適除湿モード」と銘打って、あたか節電しながら除湿ができる機能発明たかのような文言を並べています

現時点では再熱に代わる除湿方式発明されておらず、実態はただの弱冷房です。このため景表法に引っかからないようカタログの端っこに小さく 「※再熱除湿ではありません」と書かれています

実はダイキン昨シーズンから最上位機種のうるさら7に関しては再熱除湿を再搭載しましたが、カタログ上はかなり微妙言い回しをしています。このあたり「再熱除湿でなければ快適な空気提供できない」とわかっている技術部隊と「造語消費者をずっと騙してきた」営業部隊の駆け引き垣間見ます

最後に、もし増田のお住まい賃貸でしたら必ず大家さんや管理会社の承諾(できれば書面で)を取ってからエアコンを交換しましょう。無断での交換は現状回復義務を怠ったと難癖をつけられて敷金没収賠償金を取られたりします。(このあたりの不動産取引の闇を書くと長くなるのでまた別の機会に)

エアコン交換するほどのコストがかけられないのであれば、コンプレッサー式の除湿機を置き、温度上昇分を冷房で下げましょう。効率は最悪ですが目的は達成できますアイリスオーヤマ除湿機がコンプレッサー式の中では比較的静かです。デシカント式はゴミなので買ってはいけません。1日でタンクが目一杯になるのを見ると、無から水が発生したかのような不思議さが味わえます

増田の夏に幸あれ。

富士通ゼネラル追記しました。富士通すまん。

 
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