「捜査」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 捜査とは

2015-07-16

http://anond.hatelabo.jp/20150716002007

記事の内容は、Webサービス上でのユーザートラブルの経緯を書いたものであり、犯罪事実が伺えるものではなく、人身や財産危害が及ぶ緊急性がある内容ではなかったため、プライバシーポリシーに定める開示要件を満たさず、照会による任意開示を不可とした

その後、捜査令状により、プライバシーポリシー(4)-4に基づき、投稿に係るログおよび発信者登録情報を開示した

はてなちゃん仕事してるなあ

2015-07-08

Masuda Note

夜神月は、警視庁捜査一課に勤務する父・総一郎と妹・粧裕と暮らすどこにでもいるような大学生

弥海砂所属する「イチゴBERRY」のライブに行き、感想はてなブログで書く以外は、学業アルバイトに精を出す日々だ。

 

ある日、彼のブログコメント欄に覆面アルファツイッタラー佐古田が現れ、

親友の鴨田のつけたはてなブックマークコメント嘲笑

月は佐古田のコメントを削除しようとするが、

逆にスクショを取られて拡散され、炎上してしまう。

 

その帰り道、空からノートパソコンが舞い落ちてきた。

そのノートパソコンは、

「Masuda Note

という謎のサイトしか開けない。

不思議なことに、インターネット接続していなくても、そのサイトにはアクセスできるのだった。

「ようこそ rightさん

「Masuda Note

名前と悪口を書かれた人間死ぬ

この説明書きを読んだ月は

冗談のつもりで佐古田の名前と、

過去の滑ったツイートをMasuda Noteに書きこむが、

 

翌朝、佐古田の身バレと顔バレで個人特定され、

アルファツイッタラーから追放されたという報せが…!

2015-06-18

酒鬼薔薇矯正され社会復帰したけどぶっ壊れたままだ

絶歌を読んだ。

この本はあの酒鬼薔薇本人が書いただけあって、ぶっ壊れた部分と、理解可能な部分がごちゃまぜに同居して読むのは疲れる。おすすめできない。

ぶっ壊れたままというのは、出所後も基本的他者への関わり方が分かってない点と、パニックに陥ったとき暴力衝動が抑えらていない点だ。さらっと描写される他者への無関心とあたりまえのように描かれる暴力描写に、とてつもない違和感を覚える。

それでも矯正されたというのは、出所後はそういう自分の弱点を認識して、他者をなんとか理解することで社会に関わっていこうという意思を感じるから。14歳の頃にはそういう姿勢はなかったと思われるので、これは矯正プログラムの成果だろう。ただ彼にとっての社会復帰とは、正解を探す作業なのだ職場の人にお茶を勧められ休憩しようと言われても「喉乾いてないからいいです」と断るのは「間違い」だと認識して正していく、それが彼の社会復帰の方法だ。その方法はやはり普通感覚社会生活とは違うので、更生していると思う反面、そのぶっ壊れ具合に衝撃をうける。

酒鬼薔薇根本的になぜあのような凶行に自分が及んだか分かっていないようだ。

理性のたがが外れて、性的衝動殺人衝動自分の行動が支配されてしまった。なぜそうなってしまったのか、自分ことなにわからない。だから理解したい。自分自分理解したい。

理解したいから、何度も何度も自分記憶を掘り起こす。何度も思い出すうちに記憶は強化されていく。過去のシーンは安っぽい比喩と装飾にあふれているが、美しく描写されるのは記憶の中の自然であり他者だ。酒鬼薔薇基本的自分関係ないものへは無関心を貫くが、自分を無条件で受け入れてくれる他者場所には強い愛情を感じる性質がある。そうしてそれを美しいものだと認識している。だから自分を受け入れた美しいものケレン味たっぷりに飾り立てて描写する。それは記憶の掘り返しが何度も繰り返され強化された証拠だと思われる。だって酒鬼薔薇が美しく描写したタンク山とか池は当時の報道で何度も観たけど、なんてことはない風景だったもの

逆に自分のことは徹底的に醜く汚いものとして描写される。美しい他者と醜い自分、この断絶が凶行の原因だと認識しているようだ。そんなこと言われて誰が納得するだろう。また文中、他の文学作品から引用が多数あるがそれも自分を知る手がかりだ。自分記憶を掘り返し、また文学作品自分投影することで、なんとかして自分理解したいのだ。

自分理解することで心の安定を図りたい、というのがこの手記を書くモチベーションになってることはたしかだろう。ひどく利己的で、被害者感情逆撫ですることは確かだけども、もともと自意識しかないぶっ壊れた人間なのだ。今の他者理解しようという姿勢矯正プログラムの成果でしかない。

ところで、この本で笑うべきでないのは十分分かっているが、どうしても笑ってしまった箇所がある。

それは彼が捜査員や検察官カウンセラーといった大人たちに最後まで内緒にしていたという、彼の中で性衝動殺人衝動が結びついた原体験だ。

小5のとき最愛バーチャンを亡くした彼は思い出に浸ろうと入ったバーチャンの部屋で電マをみつける。電源を入れ興味本位で股間に当てた彼は今までにない快感に身を震わせる。小5の彼は電マオナニーで気絶するほどイクという壮絶な精通体験を得たのだ。それはバーチャンの死と深く結びつき、性的快感と「死」が関連付けされてしまったのだ。その後も電マオナのとりこになり、その行為は強く死を意識させる冒涜的な行為であったので、それが猫殺しの時にもイッた原因になったと彼は自己分析してるのだ。

・・・・・電マオナて。そりゃ隠したくもなるよなあ・・・

この本から教訓を得られることがあるとすれば、電マは年頃の男の子の手の届かないところに保管しなければいけない、ということだろう。

2015-06-12

少年Aの手記によって被害者遺族が精神的苦痛を訴えた場合

少年Aが手記を出版した。

被害者遺族は手記を読まずとも、加害者一方的な手記が不特定多数に読まれることや事件話題になることで苦痛を感じることはありえると思う。

それで、精神的苦痛を受けたとして被害者遺族が出版社少年Aを訴えたいと思った場合出版社の方はできるの分かる。

刑事事件になれば少年A捜査特定されるだろうけど、刑事事件にならなかった場合匿名少年Aを訴えることはできるんだろうか。

2015-05-27

唐澤貴洋弁護士炎上事件について

最近見かけるようになり、調べてみたので概説だけしてみます

唐澤弁護士誹謗中傷する意図はないので注意。

少年匿名掲示板固定ハンドルネームをつけて荒らしまがいの行為自分語りをし続ける

ある日ささいなきっかけで特定が始まり、つもりにつもった自分語りを解析され個人情報特定され炎上

弁護士を雇うことを決意、少年炎上を解決すべく唐澤弁護士IP開示を請け負ってしまます

唐澤弁護士IP開示を始める。匿名掲示板住民はびくびくする。

しかし、あまりにも唐澤弁護士手際が悪く唐澤弁護士手際の悪さを疑問に思った住民たちは唐澤弁護士について調べ出す。

そして住民たちは炎上した少年もろとも唐澤弁護士を燃やしだします。

そして唐澤弁護士自身誹謗中傷に対して開示に踏み切ります

しかし彼は無関係書き込み批判誹謗中傷ではない)、擁護するレスまで開示、自ら燃料を投下

そして彼ら(唐澤弁護士少年)は燃料を投下し続け今に至る

炎上が定着するまでの流れとしては大体こんな感じです。

次に唐澤弁護士炎上し続けている主原因ですが多分この3つが挙げられます

私刑に便乗・関与し利用する姿勢

仕事に対する適当

人格

1つ目ですが実例挙げたほうが早いと思うので実例を挙げてみます

まず唐澤弁護士殺害予告をするものが現れます

面白がった匿名掲示板住民殺害予告をしたもの特定します。

そして唐澤弁護士はこれに便乗、特定された者の親の職場にまで電話をかけます

唐澤弁護士特定した人々を指し「心ある方々」と表現します。

参考 恒心綜合法事務所 Facebook https://ja-jp.facebook.com/permalink.php?story_fbid=492965627460386&id=148292528594366

これの何がおかしいかというと、

弁護士であるはずの彼が法による手続きにのっとらずに手に入れた情報を利用した

・そもそも誹謗中傷という私刑批判しなければならない立場にも関わらずそれに便乗し、

 挙句の果てには感謝までする始末

というわけです。これは燃える原因の3つ目の「人格」という点でもありますね。

そしてここで彼の最新のインタビューを思い出してみましょう。

"川崎市中学生殺害事件でもそうでしたが、犯人の過度な追及など「ネット私刑」が横行しています

そこでは「悪い奴に対しては何をやってもいい」という風潮がみられます。何の検証プロセスも経ずに、個人を攻撃する情報がどんどん積み上げられていきます

さらに悪質なのは犯人とされる家族の方も標的となり、誹謗中傷ないしプライバシー権侵害対象にされることです。

しか本来なら、これはおかしなことです。犯罪については、それを捜査するための法律があり、それにもとづいて捜査機関対応することになっています

曲がりなりにも国民自らが決めた法律を無力化するようなことがあってはなりません。(以下略)"

引用元 http://www.bengo4.com/topics/3157/

同一人物の発言だとは思えません。正直これは擁護する気は起きませんし擁護のしようがありません。

精神を病んでしまたからこんな発言をしたんだと言おうものなら弁護士業務出来るの?という話になってきますし。

次に「仕事に対する適当さ」ですがまずは前述したように「無差別開示」が挙げられますね。

最近のものだと正規方法でとったものではないと思われるIP根拠プロバイダーに開示請求裁判をふっかけ、

期限ギリギリになって唐澤さんがキャンセルし非公開とした、というものです。

まず正規方法IPを取ってないのを100歩譲って許したとしてそれでふっかけた裁判をふっかけた側がキャンセルするのは言葉が出ませんね…

参考 東京地裁 平成27年 (ワ) 第8441号 発信者情報開示請求事件

まぁ以上が燃えている理由といったところでしょうか。

バイアスがかかっているとは思いますがそこはご了承願いたいと思います

2015-05-26

http://anond.hatelabo.jp/20150526202223

実際、周りが淡々と処理する感じで死ね方法って無いよなあ。

遺書持って病院の前で深夜に服毒自殺とかか。朝発見されて即遺体として処理されて終わり、みたいな。遺書持ってれば捜査もほぼ無いだろうし。

2015-05-24

卑劣漢どもへ。

http://anond.hatelabo.jp/20150521175403

仰るところの痴漢防止シールについてですが、これは私も無意味だと思いますね。痴漢シールを見せて警告してそれでもやめない場合タンプを押すなんて、そんなこと出来る娘なら正々堂々相手の手を引っ掴んで声上げますよ。それが出来ないのが痴漢被害の難しいところであるのですからね、このシールが役立つと思った人の想定は些か現実離れしていると言わざるを得ません。

なんですが、この報道を受けて冤罪がーっていう人はやっぱりおかしいですよ、よく言って馬鹿、悪く言えば痴漢片棒担ぎですね。

そのことを元増田及びそれを賛同する諸賢がたに私は言いたくてこれを書いています

先ず疑問なのは、己の身体に触れている痴漢の手にスタンプを押すというこのシステムが、なんで冤罪発生装置みたいに言われるんですか?そこからしてめちゃくちゃです。混雑する電車内の話ですから自分痴漢している加害者の手以外に過失にも故意にもスタンプを押すなんて難しいでしょうね、どう考えても。このスタンプによって犯人の取り違えによる冤罪の可能性が減ることはあっても増えることは無いでしょう?冤罪被害に怯える立場ならばシールのことを言祝いでもいいぐらいでは?

次、更に言えば痴漢被害痴漢冤罪被害って対立関係にあるんですか?痴漢問題槍玉にあげている時に、でも女性痴漢冤罪のことも考えて欲しいとか言うのおかしくないですか?女性被害を訴えているだけですよ、それが正当なのかどうかを判断するのはその先の取調官であり検察官であり司法機関でしょう?それを被害女性冤罪の可能性を考えろとはどういう了見でしょう?つまり捜査証拠を集め有罪を完全な形で立証できる場合以外は被害を訴えるなってことですよ貴方がたが言っているのは、どれだけハードルを上げる訳ですか?日本司法推定無罪ならぬ推定有罪なんて揶揄されたりしますけど、こと痴漢私人逮捕於いてはその瞬間に完全を求めようってんだからまあたまげますなあ。「でも現に冤罪社会的リスクが……」って貴方は言うのでしょうが人質司法代用監獄推定有罪主義もなんもかんも司法制度改革のなかで槍玉にあげるべきことでしょう?被害女性にそういう問題をおっかぶせるのはおかしくないですか?

あと元増田ゲイという例外の少数派の立場を用いて全体への反論を行うのはおかしいって言いますけど、それ痴漢痴漢冤罪関係於いてだってそうですよね。痴漢被害冤罪被害に対して圧倒的に多いに決まっているじゃないですか、そこらへんはもう語るに落ちてますよね。


で、結局のところ貴方がたが卑劣漢諸兄がなんで痴漢話題於いて殊更冤罪がー冤罪がーっていうのかって言ったら、それはもう男性の大多数が潜在的に痴漢的な欲望を持っているからですよ、痴漢を弾劾する言葉の中に、女性の身体に対する欲望への去勢の脅しを見てしまうからでしょう?達成されない性欲が根底にあって、それが「冤罪」というハリボテを被り女性へとぶつけられているってそう言う訳ですよね?しかも性暴力被害にあった女性を逆に脅して、辱められたと言う事を以ってしてさらに辱めて口を噤ませる、そこまで含めて「性暴力」というワンパッケージで、あなた方ってそれに加担しちゃってるんですよ?わかってます


で、ちょっと本当に思うんですが、馬鹿なんじゃないですか? 性欲は性欲、痴漢痴漢ですよ。貴方女性の身体に欲望を抱いている、でもだからって痴漢なんてしない、なぜならそんな行為女性にとってどれだけ屈辱的な事なのかは少し想像すれば貴方にもわかるから貴方は触りたいけれど、触らない。そんな想像すら出来ない愚か者痴漢を実行するなら、思い切り軽蔑すればいい。それだけのことでしょう?こう言う地道なことって少しは考えてください、全知全能なんて誰も求めちゃ居ませんよ。全く手のかかるお子だよ貴方たちは実際。

2015-05-18

母を探そうか迷っている。

僕は一人っ子父子家庭に育った。

父親は仕事で忙しく、幼少時の僕の面倒は専ら祖母が見てくれていた。

天真爛漫に自由な軌跡を描く身勝手性格はどうやら星の運命の下に決められていたようで、結局僕のどこをトンカチでぶん殴ってもその軌道修正はかなわなかったが、おかげ様で見てくれだけは立派な青年に育つことができた。

しかし成人してから数年が経ち、父は死に、祖母は痴呆で虚ろになった。

僕の人生は天真爛漫モードから天涯孤独モードに移行した。

父は持病持ちで長生きできないことは分かっていたし、母代りをしてくれた祖母の事は幼少期の頃よりなおさら覚悟していたことだった。

一人立ちはしているので実生活はさほど変わっていない。

しかし、いざ仕事を辞めようとか、新しいことに挑戦しようだとか大きな決断を考えた時、理解して後ろ楯となってくれる人間を失ってしまったなあと強く感じる。

から、だろうか。

失業保険ニート最高だわwwwもう働けない身体になっちゃったww」

実家に戻り、旅行や惰眠を楽しみながら思い出したかのように転職活動をしている友人から社畜メールがくると僕は正義の怒りにうち震える。

時々正義執行するため、朝早くから鬼のような着信をいれてやる。

採用通知の電話がいつかかってきても良いように音量をあげて枕元に携帯をおいているのは知っているのだ。

11時起きなんて神が許しても僕が許さない。

いや、正直を言えばただ単純に羨ましいのだ。実家が、家族が。

僕にはもうない。

母親は元からいないものだと思って生きてきたので、いままで一度として会いたいと願ったことはなかったが、天涯孤独となって初めて会ってみたいと思うようになった。

祖母には「家事もろくにできない、いい加減なダメ女」と聞かされていた。

僕はパチンコ店駐車場子供を蒸し焼きにするような人だと想像を膨らませていたが、祖母が昔ながらの頭の固い人間であることから嫁姑関係を拗らせていただろうということや、敵と認識した人間いつまでも誇張して悪く言う性格を踏まえても、別にダメ人間ではなくてただ父や祖母と合わなかっただけなのだろう。そう察することができるくらいには僕も大人になった。

父の戸籍謄本を取り寄せ、そこではじめて母の名前を知った。

結婚して一年で僕が産まれ、三年で離婚したことが記されていた。

親権をめぐって裁判をしていることもあって、失いたくないとは考えてくれていたようだ。

普通母親親権問題で負けることはあまりないが、共働きで面倒を祖父母がみていたようなので、父というよりは祖母が僕をうまいこと囲って親権を勝ち取ったというのが正しいのだろう。

それからの母の行方誰も知らない

はいまどんな生活をしているのだうか。

再婚はしているのだろうか。

すると、僕に弟か妹がいるかもしれない。妹が良い。妹だろう。

いや、きっと妹に違いない。

兄弟がいたらとあれこれ仮定してシミュレーションを重ねていくことは、一人っ子宿命付けられた悲しき人生命題である

僕も例に漏れず、これまで様々なシミュレーションを構築し、妹とは何かという研究を進めてきた。

である場合も仮定してみたが、僕の性格から割り出した弟のシミュレーションは、ほぼ全てのパターンで僕にリバーブローを打ち込まれ肝臓破壊されている。理由はこざかしいうえに、生意気たからだ。

その点、妹は生意気でも阿呆でも根暗でも、僕には癒しとなり人生を一段上へとシフトさせる大きな力になるであろうことが多くのシミュレーションパターンからわかっている。

世の兄と呼ばれる人たちに「妹とは良いものか?」と訊ねると、多くが「そんな良いもんじゃねーよ、うざいし、面倒くさいし」という返答をする。そこで彼らは兄妹の折り合いが悪い様を例にあげ、さも不仲であるように印象を捜査する。

しかし、真実はそうではない。

それは逆に、兄妹の仲睦まじい様を例にあげられたとき、我々が覚える激しい嫉妬の怒りからも見えてくる。

世の兄達は理解しているのだ。そして、我々に気を使ってくれているのだ。

それほどまでに妹がいる兄とは人間としての器が大きい。ひとつ上の男だ。

実際に僕の小学校から大学までの経験では、実家に遊びに行って妹が出てきた際、どの娘も兄とは不仲そうに見えてなんだかんだ仲睦まじく見える場合が多かった。僕はしきりに羨ましいと友人を憎んだ。

ただし例外もあって、おおよそファンタジー世界に出てくるオークのような妹が出てくるときもある。

わず僕は拳を握り、彼女肝臓を睨みつけた。

妹がいるかもしれないという疑惑を抱いたのは母から何の連絡もないことからだった。

小学校入学の際、中学校卒業の際、僕が成人の際、手紙の一つや二つ出そうと思う節目はいくらでもあったはずだ。

しかし、母からは何もなかった。

新しい家庭を持ち、その家族のためにも僕のことは忘れて生きようと誓っていたに違いない。

そして、妹も今年か来年高校卒業だ。

母もようやく子供の手が離れ人生に一息ついた頃、ふと四半世紀ほど前に産み落とした子供の事を思い出す。

あなたもいい歳になったし、そろそろ……」

兄の存在を妹に打ち明ける母。

兄弟がいたらとあれこれ仮定してシミュレーションを重ねていくことは、一人っ子宿命付けられた悲しき人生命題である

妹も例にもれずこれまで様々なシミュレーションを構築し、兄とは何かという研究を進めてきているはずだ。

ああああなんかそんな感じで、気だるい日曜の朝とか急に妹ですって娘が訪ねてきたりしないかなあああ。

しかし、実際に僕が母を訪ねて行っても小汚い田舎ボロボロアパート羅生門の婆みたいなのがひっそりと暮らしているだけかもしれない。会ってみて妙に縋られたりして僕はとてもみじめな思いをするのだろう。

そうして、僕の思い描いた可愛い妹は儚くも露と消えるのだろう。

から、迷っている。

2015-05-15

不正アクセスされても泣き寝入りなのかね

有名人ツイッター不正アクセスされたっていう事件で、ツイッター警察に届けないと捜査は行われないって意見を見た。

しかに昔、ラグナロクオンラインパスワードを盗まれた人が2ch降臨したときも、不正アクセス被害者運営会社ユーザーが騒いでも運営会社スルーしたら事件にならないってことになってたね。

でもYahooアカウントパスワードがもれて不正アクセスがあったときは、普通にユーザーが訴えて警察沙汰になってたような気がするし、どういう差なんだろう。

2015-05-05

黒死館殺人事件』を読もう

黒死館殺人事件』も同様の麻薬でした。高校生夏休み、何と面白いのだろうと読み耽ったことを思いだします。

北村薫ミステリー通になるための100冊(日本編)」

――今まで読んできた中で、一番印象に残っている作品は何ですか?

麻耶 『黒死館殺人事件』です。無茶苦茶な話なんですけど、無茶苦茶なりに筋の通った無茶苦茶さが面白かったです。

麻耶雄嵩先生インタヴュー

作家になる前後のころ、夢野久作小栗虫太郎久生十蘭なんかをずいぶんと読んだんです。彼らの文章無駄なまでの過剰性は素晴らしい、これが小説面白さかもしれないなと思ったんですね。『黒死館殺人事件』なんて、話としては何がなんだかわからないんだけど、やはり言葉がいいというか、言葉に力がある。

奥泉光『モーダル事象奥泉光スペシャル・インタヴュー

黒死館殺人事件』は、私の感じからいえば本格ではないが、なぜそうなのかを考えるとわからなくなってくる。これは、難解な犯罪事件推理の光をあてて、隠された真相を解明する物語に他ならないからだ。隅から隅までが。ペダントリーが過剰だといっても、それらはすべて何らかの形で犯罪捜査奉仕している。法水麟太郎推理非常識だというかもしれないが、名探偵なんて多かれ少なかれそんなものではないか。この作品の姿形は、やはり本格以外の何ものでもないのだ。それでいて、誰もが首をかしげおかし小説へと、『黒死館』は突き抜けてしまっている。本格の姿を残したまま、外ではなく、内側にむけて、それは逸脱してしまったのである

巽昌章「私の愛する本格ミステリベスト3(『本格ミステリ大賞全選評2001-2010』)

その作品にふれることによってその後の精神生活が豊かになった度合いでいえば『黒死館殺人事件』がいちばんかも知れない。これほど無際限な遊び方ができる小説がほかにあるだろうか。のちに『薔薇の名前』という補助線を得たときも、改めてつくづくこの作品の偉大さを実感した。

竹本健治 https://twitter.com/takemootoo/status/689053569517895680

2015-05-01

http://anond.hatelabo.jp/20150501180713

可能性としては1.別人によるツイート、2.本人によるツイートの2つ。

さらにそこから分化できる。

1.別人によるツイート

1-1.アカウントを一部共有する関係者仕事関係者家族、友人)によるツイート…よくあるパターン安倍首相アカウント山本一太だったり、友人に管理を任せて放言させていたスポーツ選手だったり。

1-2.アカウントを乗っ取った関係者によるツイート…(補足)スマホなどの端末を置きっぱなしにしたまま離席し関係者(敵味方関わらず)に勝手投稿されたなどのことが考えられる

1-3.アカウントを乗っ取ったハッカーによるツイートツイート内容は内情をよく知らないとできないというが本当に「内情」知らずして作文できないのか分からないので否定できない。

2.本人によるツイート

2-1.本人が実際にツイートして「乗っ取られた」と言い訳放言した有名人の「乗っ取られた」言い訳はよく見るが、その後捜査して犯人を捕まえたとか聞いたことがない。

2-2.本人がDMと間違えてツイートダイレクトメッセージを誰かに送るつもりでツイートしてしまった。

2-3.本人が気付かぬうちにtwitterと別のメッセージサービス連携してしまっていてtwitter投稿

(追記)

3.1と2のハイブリット

香山リカが別のところでクローズで発信した内容を、関係者(敵味方関わらず)が勝手香山リカtwitter投稿した。…岡田斗司夫のケースのような感じ

2015-04-16

本日午前11から約1時間15分をかけて行った取調べ業務の内容報告

措置入院に値すべき行為をした被疑者黙秘権行使し,極めて頑固で何の反応も示さなくなったので,取調べを打ち切らざるを得なかった。被疑者日本人としては比較性格が穏やかだが,正義感がある一方で突然それを失脚して心神耗弱状態となり,犯罪に及ぶ危険性の高い精神障害の状態があり,極めて不良であり,今後の処理に困惑する。

 被疑者は,嘘をついて取調室から直ちに逃走したり,捜査官に暴力を働いたりする圧倒的多数の他の罪人と比べれば相当程度筋の通った供述をなすものの,究極的には理解不能人格を有していて不良であり,取り扱いに苦労する。

 極めて頑固に黙秘権行使するので,どうにもならない。引き続き留置場に監置して,捜査を続行することとするが,黙秘権を貫徹して無罪判決を得ようとする目論見が強く,本署ではどうにもならない可能性が高い。前代未聞の知能犯で,極悪だ。

 関係各署は協力して被疑者自白を迫るよう願いたい。

2015-04-07

         主    文

     原判決を破棄する。

     被告人罰金一五、〇〇〇円に処する。

     右罰金を完納することができないときは、金一、五〇〇円を一日に換算

した期間被告人労役場留置する。

     原審および当審における訴訟費用は、全部被告人負担とする。

         理    由

 本件控訴の趣意は、東京高等検察庁検察官検事鈴木信男が差し出した東京地方

察庁検察官検事伊藤栄樹作成名義の控訴趣意書に記載してあるとおりであるから

これを引用し、これに対して当裁判所は、次のように判断する。

 控訴趣意第一点(訴訟手続法令違反ないし事実誤認の主張)について

 所論は、原判決が、被告人に対する本件酒酔い運転の公訴事実につき、警察官

よつて採取された被告人の本件尿は、被告人に対し偽計を用いこれを錯誤に陥し入

れて採取したと同様のものであり、かつ尿中のアルコール度を検査する真意を告知

すれば被告人がこれに応じないことが推認される場合であるのに、令状なくして採

取したことは、憲法五条刑訴法二二二条(原判決は二一三条と記載している

が、これは明らかな誤記と認められる。)、二二五条または二一八条等の定める令

状主義の原則を潜脱し、憲法一条刑訴法一条要求する適正手続にも違反する

ものであるから、右尿は事実認定証拠としては使用できないものであり、右尿中

に含有するアルコールの程度の鑑定結果を記載した鑑定書も、右尿と同じく事実

定の証拠とはなしえないもの判断し、結局被告人が酒に酔いまたは酒気を帯び

て、身体に呼気一リットルにつき〇・二五ミリグラム以上のアルコールを保有する

状態にあった事実が認められないとして、無罪の言渡しをしたのは、憲法刑訴法

解釈を誤って採証演則に関する訴訟手続法令違反おかし、ひいては事実を誤

認したものであつて、これが判決に影響を及ぼすことが明らかであるから、破棄を

免れないと主張する。

 そこでまず、本件において問題となる尿の採取及び鑑定の各過程について検討

るに、原審証人A、同B、同C、同Dの各供述、当審証人E、同Bの各供述、D作

成の鑑定書二通、司法警察員作成の鑑定嘱託謄本、当審において取調べた被疑者

留置規則実施要綱(昭和四二年五月二五日通達甲三号)謄本警視庁刑事部刑事

課長作成の「玉川警察署被疑者留置運営内規の報告受理について」と題する書

面、警視庁玉川警察署作成の「玉川警察署被疑者留置運営内規の送付について」

と題する書面、「玉川警察署被疑者留置運営内規の制定について」と題する書面

(右内規を含む)謄本総合すれば、次の事実が認められる。即ち、被告人は、昭

和四七年九月一九日午前〇時四四分ごろ、東京都世田谷区ab丁目c番d号付近

路上において、酒酔い運転の現行犯人として警察官逮捕されたものであるとこ

ろ、酒酔いの事実否認し、呼気検査に応ぜず、玉川警察署連行されてからも右

検査拒否していたが、同日午前二時五分ごろ同署留置場に入監させられたこと、

当時玉川警察署留置場における夜間の留置人の処遇は、被疑者留置規則昭和三二

国家公安委員会規則四号)、前記被疑者留置規則実施要綱および玉川警察署被疑

留置運営内規に則って行われていたが、留置人の夜間の用便に際しての処置につ

いて、右要綱第三、看守の項の「13看守者の遵守事項」中の(15)には、「夜

間、留置人が不時に疾病、用便等を訴えたとき留置人の出房は、必ず幹部の指揮

を受け、他の看守者立会いのうえ措置しなければならない。」と規定されており、

また右内規二一条には、「看守者は夜間宿体制に入つてから留置人の起床、就

寝、用便、急病等に際し、必ず宿直幹部の立会いを求めてこれらを行う」べき旨定

められていたこと、なお同署留置場の房内には便所が設けられていなかったこと、

当夜同署留置場において看守勤務についていたB巡査は、被告人の入房に先立ち身

検査をした際、入房後不時に被告人から用便の申出があると宿直幹部の立会が必

要となるので、入房前に用便をさせておくのがよいと考え、被告人に対し「トイレ

に行くか」と尋ねたものの、被告人が「行きたくない」と答えたので、午前二時二

〇分ごろ同人を入房させたところ、ほどなく被告人から用便の申立があったので、

前記諸規定に則り宿直幹部の立会を求めるため、留置場備付けのインターホンで宿

事務室に連絡をしたが、応答がなくその立会が得られなかつたため、被告人に房

内で用便をさせようと考え、以前留置人が病気ときに使用したおまる様の便器が

たまたま留置場横の物入れに保管されていたので、その便器を出して被告人に渡

し、立会幹部が来られないからこの便器の中に尿をしてくれと告げたところ、被告

人は午前二時三〇分ころ房内において右便器内に排尿し、排尿した右便器をBに引

き渡したこと、当夜内勤宿直主任(宿直幹部)として勤務していた警察官Eは、前

記のように玉川署に連行されて来た被告人の取調べに当り、これを終えて午前二時

二〇分ごろ事務室に戻つた際、警視庁から神田警察署管内の派出所爆弾が投入さ

れたので庁舎等を警戒するようにとの緊急電話指令が入つていたことを知り、これ

に基づき警察署庁舎および付属施設周辺の警備を実施すべく、直ちに宿直警察官

指揮して庁舎周辺等を巡視点検させ、自らもその巡視に出て午前二時四〇分ころ事

務室に戻ったなどの事情があつたため、同人をはじめ他の宿直幹部はいずれもBの

前記インターホンによる連絡を知らず、被告人の用便の立会に行けなかつた状況に

あったこと、前記B巡査は、被告人を入監させる際、交通係のF巡査より、被告人

が酒酔い運転の容疑で逮捕され入監する者でアルコール度の検知が未了であること

を告げられ、被告人から用便の訴えがあつたときは小便をとつておいてくれとの依

頼を受けていたので、被告人の排泄する尿がアルコール度を検定する資料に用いら

れることはその予想するところであつたが、前記のように被告人が用便を訴えた際

には、右のことには触れず、前記のとおりのことのみを申し向けて便器を差し入れ

たこと、そして同巡査は、F巡査より前記の依頼を受けていたため、被告人から

け取つた右便器内の尿を便所に流すことをせず、便器はふたをして看守室に置き保

存したこと、そして同日午前五時ころ宿直事務室に尿をとつてあるから取りに来る

ようにと連絡したところ、同署交通係のC巡査が牛乳の空瓶を持つて留置場に来

て、便器内にあつた尿の全量を右牛乳瓶に移し入れ、その口をビニ―ル製の袋で塞

ぎ輪ゴムでとめて持帰り、同日午前九時三〇分ころ前記F巡査とともに右牛乳瓶入

り尿及び鑑定嘱託書を携行して玉川警察署を出発し、警視庁科学検査所に行つて係

官にこれを渡し鑑定を依頼したこと、同検査所第二化学主事作成昭和四七年

九月二八日付鑑定書は右牛乳瓶入り尿(容量約五〇ミリリツトル)を資料としてし

た鑑定結果を記載したものであること、その他被告人は、現行犯逮捕された現場

警察官がうがい用に差し出した水筒の水を飲み干したほか、玉川警察署に到着後調

室内洗面所において湯のみ茶碗に四杯の水を飲み、その後取調を受けている途中に

捜査係の室にある便所に排尿に行き、これを終ってのち水道蛇口に口をつけて若

干の水を飲んだこと、以上の各事実を認めることができる。被告人は、原審並びに

当審公判においてB巡査から便器を差し入れられたことは記憶にあるが、その中に

排尿をした記憶はないと供述し、弁護人は、入監前に大量に水を飲んだ被告人の排

尿の量がわずかに五〇ミリリツトルであることはあり得ないことであり、被告人

供述をも総合して考えれば、本件において鑑定の資料とされた尿が被告人の尿であ

るということはすこぶる疑わしいというが、被告人の原審並びに当審におけるこの

点に関する各供述は、その他の証拠と対比して到底信用できないものであり、入監

前に相当量の水を飲んだ事実があつても、前記のとおり入監前に一度捜査係の室の

便所において相当量の排尿をしたことが認められる本件の場合においては、入監後

二五分位を経過した時点における排尿の量が五〇ミリリツトルであつても、異とす

るには足りないと考えられるのであるから弁護人の所論は容れることができな

い。弁護人は、また、F巡査からの依頼により被告人の尿を保存することを予定し

ていたそのB巡査が被告人の用便に際し宿直幹部の立会を求めたということは、あ

り得ないことである旨、及び、そもそも前記被疑者留置規則実施要綱及び玉川警察

被疑者留置内規中の留置人の夜間の用便に関する規定は、いずれも、刑訴法に根

拠を有しない違法規定であるのみならず、憲法保障する基本的人権特に生理

に関する自由侵害するものである旨論ずるが、右要綱及び内規は、国家公安委員

会が警察法五条一、二項、同法施行令一三条に基づき逮捕された被疑者留置を適

正に行うため必要とする事項を定めた昭和三二年国家公安委員会規則四号、被疑者

留置規則等に根拠を有するものであつて、それらの中の夜間の用便等につき宿直幹

部の指示を受けることまたはその立会を要する旨の定めは、事故防止の見地から

るそれなりの合理的理由のある規定であつて、疾病等でやむを得ない者については

房内で便器を使用させることができる旨の規定(要綱13の(16))があること

に徴すれば、本件のように宿直幹部の立会が得られない場合に応急措置として房内

において便器を使用することを禁ずる趣旨のものとも解せられないのであるから

その規定自体は、人の生理自由特別侵害するものはいえず、これを違法

違憲とする理由はない。

 またB巡査は、留置人の夜間の用便については宿直幹部の立会を要する定めにな

つているため、一応形式的に宿直事務室に連絡を取つたとみられるのであつて、F

巡査よりあらかじめ被告人の尿を採取保存することを依頼せられていたにかかわら

ず、宿直事務室に連絡したことを架空の全くの虚構のことであるといわなければな

らない理由はないのであるから、叙上の点に関する弁護人の所論もまた容れること

はできない。

 そこで、以上の事実関係を前提として、本件尿の採取行為適法性及びD鑑定書

証拠能力の有無について考えてみるに、被告人現行犯逮捕現場においても、

玉川警察署連行されたのちにおいてもその呼気検査拒否し続けていたことは前

認定のとおりであるが、前段認定のとおりの尿の採取経過によつてみれば、本件

尿の採取は、酒酔い運転の罪の容疑によつて身柄を拘束されていた被告人が、自然

生理現象として尿意をもよおした結果、自ら排尿の申出をしたうえ、看守係巡査

が房内に差し入れた便器内に任意に排尿し、これを任意に右巡査に引渡したことに

帰するものであつて、この採取行為違法というべき理由を発見することはできな

い。原判決は、立会の幹部が来られないというのは単なる口実であるといい、本件

尿は、偽計を用い被告人を錯誤に陥し入れて採取したのと同様であるとするが、立

会の幹部が来られないということが単なる口実ではなかつたことは、前段認定のと

おりであるばかりでなく、被告人尿意をもよおして排尿を申し出て排尿した尿で

あることは、右のことの如何にかかわらず動かし難い事実である。もつとも、看守

係のB巡査が、被告人の尿がその中に含まれているアルコール度検出のための資料

とされることを知りながら、そのことを告げないで便器を差し入れたことは前段認

定のとおりであり、原判決も、被告人の原審公判廷における供述根拠として、

被告人自己の尿中にあるアルコールの程度を検査する意図であることを知った

ならば、尿の排泄を断念するか、あるいは排泄した尿を任意捜査官に引き渡さな

かつたもの推認できる」とし、右の点においても被告人を錯誤に陥し入れたこと

になるものとしていると解せられるが、本件被告人のように、酒酔い運転の罪の容

疑によつて身柄を拘束されている被疑者自然的生理現象の結果として自ら排尿の

申出をして排泄した尿を採取するような場合法律上いわゆる黙秘権保障されて

いる被疑者本人の供述を求める場合とは異なり、右尿をアルコール検査資料

することを被疑者に告知してその同意を求める義務捜査官にあるとは解せられな

いのであるから、右のことを告知して同意を求めなかつたことをもつてその採取

為を違法とする理由の一とすることはに賛同できない。特に本件被告人場合は、

容疑事実否認していたことは別としても、呼気検査拒否したばかりか、逮捕

大量の水を飲み体内のアルコール度の稀薄化を意図していたと認められるのである

から、尚更である

 弁護人は、本件の場合被告人は、その尿が便所に捨でられると思つていたか

便器に排尿したもので、これを検査に使用するといえば当然に反対することが予想

された場合であるから、便所に捨てるというような道徳上または常識承認される

処置完了するまでは、被告人が排泄した尿は、排泄着たる被告人占有に属した

物であり、これについて適法な法的手続をとらず、勝手検査の用に供した措置

違法であると論ずるが、各人がその自宅の便所以外の場所において日常排泄する尿

の如きものは、特段の意思表示のない以上は、排泄の瞬間にこれに対する権利を放

棄する意思をもつて排泄するというのが社会常識上も首肯できる解釈であり、被告

人の場合もその例外ではなかつたと認むべきてあるから、排泄後の占有が依然とし

被告人にあつたことを前提とする所論は、採ることができない。

 これを現行刑訴法上の立場から考えても、理論的には、裁判官の発する鑑定処分

許可状・差押令状を得てこれを採取することその他の方法が考えられないではない

としても、刑訴法二一八条二項が「身体の拘束を受けている被疑者指紋若しくは

足型を採取し、身長若しくは体重を測定し、又は写真撮影するには、被疑者を裸

にしない限り、前項の令状によることを要しない。」と規定していることとの対比

からいつても、本件の場合のように、被疑者が自ら排泄した尿をそのまま採取した

だけでその身体を毀損するなどのことの全くないものは、むしろ右二一八条二項に

列挙する各行為と同列に考えるのが相当である。その他、酒気帯び状態ないしは酒

酔い状態の有無は、他の徴憑によつてこれを判定することが不可能でない場合にお

いても、できる限り科学検査方法によつて明らかにされることが望ましいとこ

ろ、尿はその性質飲酒後の時間の経過とともにアルコール含有量漸減して行

ものであつて、飲酒後なるべく早い時間採取される必要性、緊急性がある<要

旨>ことも、考慮に値いしないことではなく、上述のところを彼此総合すれば、本件

のように、酒酔い運転の罪の</要旨>容疑により身柄を拘束されている被疑者が、自

然的生理現象の結果として自ら排尿方を申し出て担当看守者が房内に差し入れた便

器内に排尿した場合に、担当看守者が尿中のアルコール度を検定する資料とする意

図をもつて右便器内の尿を保存採取することは、たとえ右担当看守者が房内に便器

差し入れ被疑者をしてこれに排尿させる際当該尿を右検定の資料とする意図があ

ることを告知しなかつた場合であつても、憲法及び刑訴法規定する令状主義の原

則及び適正手続に違反する無効証拠収集であるということはできない(原判決

引用する仙台高等裁判所判決は、採血に関するものであり、本件とは事案を異に

し、適切ではない。)。

 そうとすれば、本件において、前記B巡査が便器内に保存したうえ、C巡査が牛

乳空瓶に移し入れて警視庁科学検査所に持参した尿は、これを証拠として使用でき

ないという理はないのであり、右尿中のアルコール度を鑑定したD作成の鑑定書

も、その作成者であるDが原審公判廷において証人として尋問をうけ真正作成

ものであることを供述している以上、その証拠能力において欠けるところはない

というべきである。そして右鑑定書によれば、右尿中には一ミリリツトルについて

一・〇二ミリグラムアルコールが含有されており、これを血液アルコール濃度に

換算すると、血液ミリリツトル中のアルコール含有量が〇・七八ミリグラムとな

ることが認められるのであるから、右鑑定書は本件酒酔い運転の公訴事実証明

欠くことのできない証拠であるというべきである。とすれば、右鑑定書を事実認定

証拠とはなしえないものとした原判決には、訴訟手続法令違反があり、これが

判決に影響を及ぼすことは明らかである

 以上説示のとおり、論旨は既に右の点において理由があり、原判決は破棄を免れ

ないので、控訴趣意第二点、事実誤認の主張)については判断を省略し、刑訴法

七条一項、三七九条により原判決を破棄し、同法四〇〇条但書に従つて更に次の

とおり自判する。

 (罪となるべき事実

 被告人

2015-04-02

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/158592/2

「利部容疑者は当時、ホテルに向かう車の中で3人の年齢を確認し、『若いね』とうれしがって話していたそうですが、取り調べに対しては『成人女性と思っていた』などと容疑を否認しています」(前出の捜査事情通

 いやいや、相手が未成年でも成人でも、そもそも女性を買ったらダメですから

え?道義的にはそりゃだめだろうけど、成人の場合は元締めのいる管理売春とかでなければ犯罪ではなくて自由なはずだよな? 俺が知らない間に法律が変わったのか?

2015-04-01

警視庁捜査一課の神が言ってたぞ

神に従わないなら何もいいことは無いぞ、という真理を。

2015-03-23

[] 『ソーシャルリンク』 その10

  写真の中の高橋圭一には、今も手錠で作られた鎖ががんじがらめに絡まっている。もう一方の鎖の先は、共犯者に繋がっているものだと思っていたが……

冤罪、か」

  翌日、俺は全国に展開している喫茶店コーヒーを飲んでいた。高橋圭一勾留されている警察署に面会を求めに行って、門前払いされた帰りだ。

「面会できれば、何か分かったかもしれないのにな……」

  美味くもないコーヒーをすすりながら、俺はつぶやいた。西織あいかの話では、彼女は憧れの先輩である高橋圭一を追って『光の華』に入信したらしい。その後一年ほどは何事も無く過ごしていたが、最近良くない噂を聞くようになったとか。

  子供信者なんて滅多に見なかったのに、最近やけに子供の姿を教団内で見る──

  誰の子供か、知っている人は居ない──

  話を聞いてみると、知らない人に連れて来られたと言っていた──

  いつの間にかその子供は居なくなり、二度と姿が見えなくなる──

  数日すると、違う子供が代わりにやってくる──

  もしかして信者の中に子供誘拐して施設監禁している人が居るのではないか? そんな噂が誠しやかにささやかれていたそうだ。そして報道される女子児童に限った連続誘拐事件と、高橋圭一の劇的な逮捕信者達は噂の真相を知ることになった。

  しかし彼の人柄を良く知る西織あいかは納得しなかった。憧れの先輩である高橋圭一がそんな犯罪に手を染めるはずがない。また、忙しい芸能活動スケジュールをぬって誘拐事件を起こすなど、客観的に考えても不可能だった。にも関わらず、誰も高橋圭一犯行に疑いを持たず、しかもそれを裏付ける物的証拠まで上がるに従って、彼女は教団が組織ぐるみ高橋圭一を陥れたのだと悟ったのだった。そして彼女は、手練手管を駆使して教団の幹部に接触して内実を探っていたらしい。今のところ、これと言った情報は得られていないそうだが。

  彼女の話を全面的に信じたわけではないが、教団を探るという共通の目的がある俺達は、お互いに協力しあおうという事になった。俺達は連絡先を交換し、俺は彼女を、彼女マンションまで送り届けたのだった。

  図らずもアイドル個人的な連絡先を手に入れた形になった。嬉しいような、どうでもいいような。思春期の子供じゃあるまいし。だいたい、俺は別に西織あいかのファンじゃないしな……

  そんな事をぼんやり考えていたから、

「続いてのニュースです。昨夜、タレントの西織あいかさんが帰宅途中に男に連れ去られ、行方不明になっているとのことです」

  喫茶店に置いてあるテレビからそんなニュースが流れてきた瞬間、飲んでいるコーヒーを吹き出しそうになった。

警察によりますと、あいかさんを連れ去ったのは渋谷区在住の佐々木誠容疑者26歳」

  テレビの画面には俺の顔写真がはっきりと映っている。冗談じゃない。いや、確かに誘拐まがいのことはしたが、でもなんで警察が動いている?

警察は男を指名手配とし、市民から情報提供を募っています

  西織あいかはちゃんと自分の家に帰ったし、おそらく今日問題なく仕事に出かけたはずだ。行方不明になんてなっているはずがない。となると、考えられる可能性は一つ。

  あのアマ裏切りやがった。

  テレビの中ではどこから手に入れたのか、俺の小学校卒業文集が晒されていた。画面にデカデカと、拙い文字で書かれた『お笑い芸人になって天下を取る!』という子供の頃の俺の夢が映っている。ああ、懐かしい。そんな事を考えていた時代もあった。俺の感慨をよそに、コメンテーター芸能界への憧れが犯行へ繋がったのではないかとか、勝手なことを言ってる。うっせえ黙れ。お前になんの権利があって、純粋子供の夢を汚すんだ。

  その時、隣を喫茶店の店員が通り過ぎていった。俺はとっさに顔を伏せた。卒業文集がどうのこうの言ってる場合じゃない。俺は指名手配中なんだ。しかも全国ニュース写真が公開されているんだ。

  店員の様子を伺う。俺の事を不審がっている様子はない。誰も、自分喫茶店に今しがた放送されたばかりの指名手配犯が居るなんて思わないだろう。ニュースをちゃんと観ていたかどうかも怪しい。しかし、俺はひどい不安に駆られた。今にも警官が大挙して俺の元に押し寄せて来る気がする。顔を隠さなくては。

  俺は、いつも持っているサングラスをかけて目元を隠した。これだけで焦燥感が三割減した。慌てて喫茶店を出る。外に出ると、人、人、人。全員が俺を見ているような錯覚を覚える。

「ごほっ! ごほっ! あー! 風邪だ!」

  誰も聞いていないだろうに、俺はわざとらしく咳をしながら近くのコンビニに入った。ごほごほ言いながら、口元を押さて顔を隠してマスクを買った。会計の瞬間、店員に気づかれやしないかと肝が縮み上がった。コンビニを出てすぐさまマスクを付けようと、包装のビニールを破ろうとするが、顔を隠すために片手が塞がっているので上手く開けられない。もどかしさのあまり、口でビニールを咥えて包装を破った。取り出したマスクをつけ顔を完全に隠すと、俺はやっと落ち着きを取り戻した。

  さて、これからどうするか。俺は指名手配中の身だ。外に出ていてよかった。おそらく事務所には警察捜査が入っているだろう。しばらく事務所には帰れない。とにかく西織あいか真意を問いただす必要がある。俺は携帯を取り出すと、昨日交換した彼女の番号にかけた。数回呼び出し音が鳴った後、回線がつながった。

「おい、どういうつもりだ」

  俺は彼女を問いただした。しかし、帰ってきた返事は

「……おかけになった電話番号は現在使われておりません」

  無機質な音声案内の声だった。

  * * *

次 http://anond.hatelabo.jp/20150419041258

前 http://anond.hatelabo.jp/20150322095551

2015-03-17

http://anond.hatelabo.jp/20150317205324

久谷女子名誉毀損行為について、被害届を提出してはどうか。

警察被害届を出しても、実際に捜査される可能性は低い。

そもそも、被害届を出しても警察捜査しなければならないという義務はない。

ただし、警察もしくは検察告訴状を提出すれば、受理した捜査機関捜査義務が生じる。

刑事訴訟法第230条及び第241条1項・2項、第242条)

オチューンに対して少額訴訟を起こしたらどうか

少額訴訟で勝訴しても、債権強制執行をするには、「少額訴訟債権執行手続き必要

少額訴訟債権執行手続きを行うには、被告債権執行できる資産原告自らが調べなければならない。

[例えば預貯金差し押さえ場合は、銀行名と支店名を正確に把握しなければならない。)

動産差し押さえ場合は、執行官差し押さえを依頼しなければならないが、それには相応の費用負担が生じます

http://www.courts.go.jp/tokyo-s/saiban/l3/l4/Vcms4_00000335.html

少額訴訟債権執行Q&A(東京簡易裁判所

2015-03-12

映画に詳しい人、教えてください。

十五年くらい前に昼下がりのテレビ10分ほど見ただけの映画をきちんと見直したいのです。

思い出せる限りの情報は以下の通り。

洋画

主人公白人の老人(60歳前後

・息子(成人)が行方不明

・息子の恋人と息子を探す。

・道中息子の恋人から疎遠だった息子の近況を聞く。

・息子はなにがしか組織への反対運動をしていた。

・結局息子は神殿のような建築物の壁の中から死体発見される。

捜査官に「あなたの息子を守ることも職務だが、ギャング喧嘩を売って回る人までは助けることは出来ない」というような事を言われる。

なにぶん記憶曖昧だけど、教えてください。

ちなみに、町山智宏をリスペクトして自分なりに回答してみよう。

洋画邦画の間違い。

主人公白人の老人(60歳前後)⇒千葉真一の間違い。

・息子(成人)が行方不明。⇒自衛隊部隊が原因不明遭難の間違い。

・息子の恋人と息子を探す。⇒戦国時代タイムスリップした自衛官自分のなすべき事を探すの間違い。

・道中息子の恋人から疎遠だった息子の近況を聞く。⇒上杉謙信から野心を聞くの間違い。

・息子はなにがしか組織への反対運動をしていた。⇒おそらくふんどし相撲を取るの間違い。

・結局息子は神殿のような建築物の壁の中から死体発見される。⇒寺で裏切りに合い、皆殺しに合うの間違い。

捜査官に「あなたの息子を守ることも職務だが、ギャング喧嘩を売って回る人までは助けることは出来ない」というような事を言われる。⇒これはおそらく他の映画とごっちゃになっていると思われる。本当の台詞は「戦争だ~い好き」

結論あなたの探している映画は「戦国自衛隊」に間違いありません。

自己解決しました。ありがとうございました。

2015-03-01

[] 『ソーシャルリンク』 その5

  さて、この事件捜査すると決めたのはいいが、何から手を付けたらよいものか。まさか高橋圭一写真を持って、鎖の先に繋がっている共犯者が見つかるまで街をうろつくわけにもいかない。

  新聞週刊誌テレビインターネット。俺は事件関係しそうな情報を集められるだけ集めた。しかし、共犯者に繋がる情報は見つからなかった。テレビは連日、高橋容疑者について報道していた。派手な交友関係、爛れた異性関係、隠された変態趣味……史上最悪の犯罪者だ。容赦も何もない。

「こういう時って、なぜか卒業アルバムとか晒されるよな……」

  今回は特にめぼしい内容が書かれていなかったのか、報道されていないが。

卒アルか……」

  彼も学生だった時期があるわけで、当然学校に通っていれば人間関係が生まれるわけで。

  もしかしたら、彼の人間関係卒業アルバムから探れるかもしれない。卒業アルバムには卒業生写真が載っている。高橋圭一写真と突き合わせれば、もし今も関係が続いていれば分かるはずだ。

  ネット高橋圭一の経歴を検索する。都内にある高校に通っていたらしい。早速電話で問い合わせる。方々から問い合わせが殺到しているのだろう。何度かけても話し中だ。10回以上かけて、やっとつながった。

もしもし、○○高校事務所です」

  電話口の相手は疲れきった声で言った。

もしもし。私、佐々木探偵事務所佐々木誠也と申す者ですが、例の都内連続児童誘拐殺人事件について調べていまして……」

  すると相手はうんざりした口調で、

「そういうのは警察にまかせていますので」

  とだけ言って電話を切った。マスコミ警察ならいざ知らず、探偵への対応なんてこんなもんだろう。さて、どうするか。いっそマスコミ関係者を騙ろうか。しかし、図書室やそこらに保存されているであろう、アルバム現物を見せてもらわなくては困る。校内に入る時に身分証の提示くらいさせられるだろう。身分証の偽造? そんなスキル無いぞ。

「よし、学校に忍び込もう」

  ちょっと卒業アルバムを見せてもらうだけだ。そっと忍び込んで、そっと出てくる分にはバレやしないだろう。

  * * *

  その夜、草木眠る丑三つ時。俺は目立たないよう黒装束に身を包んで、件の高校の校門前に立っていた。校門は柵で閉じられているが、高さは2mもない。よじ登ろうと思えば、よじ登れる高さだ。俺は周囲に人が居ないことを確かめると、サッと柵を超え校内に侵入した。

  人目を避けて校舎の裏手にまわる。ガラス窓が一つあった。施錠されているが、何の変哲もないクレセント錠だ。俺は背負ってきたリュックの中からマイナスドライバー釣り糸を取り出した。サッシの隙間にマイナスドライバーを突っ込んで広げ、先を結んで輪っかを作った釣り糸を滑りこませる。その輪っかを錠に引っ掛け、引っ張れば……

  ガチャリ。音を立てて鍵が開いた。順調極まりない。窓を開けて校舎に侵入した。俺って天才じゃなかろうか。

  その時の俺には、最初に校門をよじ登った時点でモーションセンサーに引っかかっており、警備会社から警備員急行している途中だとは思いもよらなかった。

  俺は校舎をうろついて、図書室らしき部屋を見つけた。鍵がかかっていたが、ただの引き戸だったので力技で扉ごと外して中に入った。目当ての卒業アルバムは図書室の一番奥の棚にあった。高橋圭一卒業した年のものを抜き取る。後は彼の写真と付きあわせて確認するだけだ。

  カツン

  図書室の外の廊下から足音が聞こえた。心臓が飛び上がった。カツンカツンカツン……こちらに近づいてくる。

「おい、扉が外されているぞ」

「本当だ」

  なんてこった。懐中電灯を持った人影が二人、図書室に入ってきた。おそらく警備員だ。

「誰かいるのか!」

  俺は卒業アルバムを抱えたまま息を潜めた。どうしようどうしようどうしよう。

  二人組のうち、片方が入り口の前に立ち、片方が部屋を調べるために中に入ってきた。出入口は一つのみ。逃げ場は無い。

  薄暗くて二人の姿はぼんやりしか見えないが、間にある関係ははっきり見える。上司と部下だろう。部屋に入ってきたのが上司入り口を固めているのが部下。しかし、違和感がある。これはむしろ、義父と義理の息子の関係か? たまたま同じ会社家族で? いや、この関係もっと後ろめたい何かでは……?

  部屋を改めていた警備員がこちらに近づいてくる。あの本棚の角を曲がったら、俺の姿が見えるだろう。俺は隠れていた本棚の影から飛び出した。

「あっ、待て!」

  警備員懐中電灯で俺を照らす。俺は顔を見られないように手で隠しながら、叫んだ。

「おい、おっさん! あんたの部下、娘さんのことヤリ捨てしてるぞ!」

「なななななんでそれを!」

  思いっき狼狽える部下。その隙をついて、彼に体当たりをぶちかます。お互い派手に転倒するが、すぐさま立ち上がって猛ダッシュ。後ろでは警備員の二人が、お前だったのかとか、知りませんとか押し問答している。

  侵入した時に使った窓から外に出て、来た時は気づかなかった裏口か校外に出た。怪しまれない程度に走って高校から距離を取る。20分ほど走って、もう十分だろうという所で一息ついた。

「盗ってきてしまった……」

  手の中の卒業アルバムに目を落とす。これって、窃盗だよなぁ。

  ええい、やってしまったのは仕方がない。それもこれも、凶悪事件を解決に導くため! 結果オーライってことになるさ!

  * * *

次 http://anond.hatelabo.jp/20150303080108

前 http://anond.hatelabo.jp/20150301033659

2015-02-26

もしかして川崎市中1男子生徒殺人事件犯人高校卒業するまで警察逮捕を待ってる?

殺人犯が在籍してる高校の他の生徒が就職内定取り消されたりされないように配慮

それともマスコミ世間の関心がなくなるまで待ってる?

このまま慎重に慎重を重ねた上にさらに慎重を重ねてずっと捜査中?

さすがに迷宮入り時効になったりしないよな?

2015-02-08

去年1万件以上の電話が盗聴された日本人

日本国は、いまや世界最大級の盗聴国家であり、恐怖政治国家だ。

なぜなら日本には盗聴法があり、年間1万件以上の盗聴捜査警察官によって実施されているからだ。

理屈の上では、組織犯罪幹部逮捕するために盗聴するという当初の立法者による「大義」があり、立法目的がある。

理屈の上では「大義」や「目的」は正しいかもしれない。

しかし、「結果」や「実績」はその正反対事実証明している。

 

内閣国会報告によれば、2014年1年間に実施された1万3778回の盗聴捜査逮捕された人数はわずか72人しかいない。

しかもそのほぼ全員が組織犯罪幹部ではない一般犯罪で、組織犯罪幹部逮捕は皆無だった。

しかも72人という数字あくまでも逮捕者数であって、起訴された数ではない。

有罪になった数でもないし、実刑になった数でもない。

盗聴されて逮捕されても、起訴されない人もいるし、有罪にならなかった人もいるし、実刑にならなかった人もいる。

盗聴の「大義」を裏付け逮捕実績は、ほぼ無い結果だった。

盗聴捜査組織犯罪壊滅につながらないという批判は、もはや警察捜査成果として現実のものとなったのである

麻薬の売人の運び屋や送金屋を何人逮捕したところで、犯罪組織にはなんの影響もないし、市民生活犯罪に脅かされる市民社会は少しも良くならない。

これは警察がなまけていたからではなく、そもそもそういう制度を作ったことが誤りだったのである

 

政府は、1年間で1万3778回の盗聴で対象となった事件数も公表した。

1000件? 100件? 

正解はたったの10件だ。

たったの10しか解決していない。

たったの10件の事件のために、無関係の無実の市民通話が、たった1年間で1万回以上警察官に聞かれていた。 

 

しかも、盗聴されていた事件のすべてが重大組織犯罪というわけではない。

たまたま手に入れた薬物をオバカチンピラが売ったような突発事犯で盗聴捜査成功しても、本物のヤクザ組織はびくともしない。

まり盗聴法による盗聴捜査は、捜査実態結果から見た場合

その捜査はわたしたち無実の市民通話(電子メールネット電話を含む!)に対して向けられている。

罪を犯している犯罪組織幹部は盗聴されない。

そもそも犯罪プロ幹部たちが電話などで犯罪計画を連絡しているはずがない。

盗聴法による盗聴捜査ターゲットは、わたしたち無実の市民携帯電話電子メールネット電話であって、

罪を犯している犯罪組織幹部電話ではない。

そういう批判法律制定前にもあったが、その批判はい安倍政権のもとで現実のものになった。

  

「盗聴事実当事者に知らせているから盗聴ではない」という批判が、盗聴法を作る側の警察官僚の側にはある。

しか盗聴法は、盗聴法によって盗聴された通話当事者に対して

盗聴記録が裁判に使われる場合にだけ、盗聴したという事実当局が告知することになっている。

しかし、盗聴が犯罪無関係で、盗聴記録を裁判証拠として使わない場合は、

盗聴された人には盗聴事実の通知はされない。

まり事件化されない大多数の盗聴捜査で盗聴された無実の一般市民は、

盗聴されたことを知らないまま警察官に盗み聞きされ、

会話内容警察官に使われている。

誰のためになんのためにどのようにに盗聴通話が使われているのかは、警察の闇の中だ。

 

盗聴法には、無関係通話を盗聴させないようにするためと称して「立会人」という制度がつくられ、

盗聴捜査の際には「立会人」を置くなどの運用がなされている。

「だから安心してください」と、盗聴法を作るために与党入りを決めた公明党指導者は訴えていた。

当時の政権批判野党だった公明党には、政府に盗聴されたくない犯罪陰謀事件などの弱みがあったと言われている。

過去には公明党は盗聴事件脅迫事件なども起こし確定判決存在判決は公開されている。

盗聴される側ではなく盗聴する側になれば安心だという公明党判断なのだろう。

 

しかし、「立会人」という制度は、意味が無い制度だった。

立会人」は盗聴法規定により盗聴会話を聞くことができない。

から警察官が盗聴したり録音したりしている電話の内容が犯罪の理立証に不可欠な証拠かどうかを判断することは100%不可能

しかも「立会人」は、消防士事務職警察OBなど、治安関係のお仲間が担当している。

から警察違法不当な盗聴をしていても問題になることはない。

そもそも「立会人」は、立ち会うだけの義務しかなく違法な盗聴捜査の中止を命令する「制止権」が無いから

立会人」はお金をもらって隣の部屋でお菓子などを食べながら意味の無い時間をすごすだけの人になっている。

まり盗聴法における「立会人制度は、

違法な盗聴捜査意味の無い危険な盗聴捜査の「歯止め」としてまったく機能していない。

 

おそろしいことに、日本では盗聴法による傍受礼状が無くても事実上の盗聴ができてしまうことがある。

その一例が「逆探知」と「通話特定」だ。

会話を録音して裁判証拠として使うためには盗聴法を使わなければならないが、

録音しない場合、会話を裁判証拠として使わない場合は、警察組織は傍受令状なしにいくらでも盗聴してもよいことになっている。

 

逆探知誘拐などのときに使うものだと一般市民には信じられているが、実際はそうではない。

官僚組織などに質問意見電話をかける市民団体参加者に対して、電話をかれられた側の官僚たちが、

電話をかけた者がどこの誰かを特定するために、当局に「行政執行暴力事件」として内偵を依頼し、

逆探知捜査実施されるということが起きていたのだ。

たとえば沖縄では基地問題をめぐってたくさんの沖縄県民が「暴力組織犯罪容疑者」とみなされ

一般の沖縄県民電話が「逆探知」された。

もちろんそれらの事件は、盗聴法によらない「通話特定」だから

盗聴法による報告はされないし、情報公開法による公開も除外規定により公開が制限されている。

から闇に葬られる沖縄県民たち。次は自分かもしれない。

 

このようにして、一般市民は「盗聴されているかもしれない」という事実によって管理され、

支配され、恐怖の統治を受けて公民権言論は萎縮していくのである

   

盗聴法による盗聴捜査による「効果」について言うならば、

その捜査組織犯罪幹部逮捕効果をあげるものではない。

しろその逆に、組織犯罪必要な人的・予算的・組織的リソースを縮小させ、

組織犯罪温存に効果を発揮している。

これは警察にいる警察官の大半がそういう認識だ。

成果をあげる捜査プロ刑事には、盗聴権限など不要というのが常識である

盗聴捜査対象は、罪の無い一般市民が大半であるという事実から

市民の通信活動に対する不要な萎縮が起り、基本的人権である通信の秘密破壊される。

したがって、盗聴法を制定した当初の立法意思立法目的は、完全に破綻した。

制定当時に言われていた「安心材料」は、結果的にすべて否定された。

   

問題は、このようになんの意味もなく成果もあげなかった盗聴制度永久に維持させるために、

安倍政権組織犯罪ではなく一般犯罪に対しても警察権力に「盗聴権」を付与させ、

警察権限だけを強めようとしていることだ。

 

まさにキチガイ刃物である

 

そしてなにより盗聴法には、公務員犯罪を取り締まるために使うことができないという制約がある。

警察官自衛官刑務官による密室暴行、それらの密告を監視するために盗聴法を用いることはできない。

なぜなら公務員犯罪だけは盗聴法適用対象外からだ。

宗教団体犯罪適用対象外となっている。

  

盗聴法は完全に破綻した。こうした恐怖政治のための危険な道具を日本は持つべきではない。

バカ刃物を渡すな」だ。

だが、いまはまさに「バカ刃物をふりまわす」状態になっている。

危険だ。日本国は、いまや世界最大級の盗聴国家であり、恐怖政治国家である

盗聴法実施絶対に許すな。盗聴法改悪絶対に許すな。

盗聴法改悪を許す安倍政権を許すな。バカ刃物を渡すな

   

それでも盗聴法を維持させなければならないのなら、政権交代を実現し、

自民党公明党関係者に対して盗聴捜査実施し、

盗聴法に賛成してきた自民党幹部公明党幹部有罪にする実績をつくればよい。

テレビで彼らの処刑を中継をやってもよいだろう。

そうすれば、「それはやりすぎだ。盗聴法には歯止めが必要だ、警察権力の強化は危険だ」という正論が出てくるに違いない。

そのとき「だったら盗聴法を廃止してしまいましょう」と議論してもよいだろう。

     

2月6日 13時06分 NHK定時ニュース

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150206/k10015260271000.html

上川法務大臣は6日の閣議で、捜査当局携帯電話などの傍受を認める「通信傍受法」に基づいて、去年1年間に違法薬物の密売など10の事件通信傍受実施し、これまでで2番目に多い72人を逮捕したことを報告しました。

平成12年に施行された「通信傍受法」は、違法薬物の密売など組織的犯罪捜査する際、ほかの手段では事件の解明が難しい場合に限り、捜査当局電話電子メールの傍受を認めるもので、捜査の行き過ぎを防ぐため、通信傍受実施した件数や逮捕者の数などを、毎年、国会に報告するよう政府に求めています

上川法務大臣国会への報告に先立って、6日の閣議で去年1年間の実施状況を報告しました。

それによりますと、去年は、違法薬物の密売拳銃の所持など10の事件で、携帯電話通話を合わせて1万3778回傍受するなどした結果、これまでで2番目に多い72人を逮捕しました。

この結果、法律施行後、通信傍受実施した事件での逮捕者は525人となりました。

通信傍受を巡って法務省は、新たに振り込め詐欺組織的窃盗、それに誘拐事件などの捜査でも行えるようにする通信傍受法の改正案を、今の通常国会に提出する方針です。

2015-01-18

死刑制度

死刑制度を廃止と言っている人たちのことがどうしてもわからない。

冤罪逮捕していて死刑判決執行してしまったら取り返しがつかないとかって意味がわからないですね。

捜査して逮捕して起訴して裁判して判決出すまでの過程での精度で防ぐべき問題であって死刑制度を廃止する理由とは全く関係ない。

死刑を廃止してても現行の刑法死刑判決があり得るような冤罪逮捕されたらめちゃくちゃにおもしろおかし報道されて一般社会に復帰は絶望な状態に追い込まれるだろうし取り返しがつかないことは何も変わらない。

えっ、取り返しがつかないことが何も変わらないんだったら死刑廃止いいんじゃないか?だって??? いや、明らかに冤罪の疑いのない地下鉄サリン事件ごにょごにょとかが死刑ではなくて終身刑とかで生涯手厚く刑務所で暮らせるならその方がダメだろって思う。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん