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はてなキーワード: 高等教育機関とは

2020-05-21

anond:20200521134942

高等教育機関留学生全員に配っても20人足らずなんだから200億円〜400億円で、これは国の予算としては割と小さい金額

国民10給付で13兆円近い予算組んでるのに今更ケチっても焼け石に水だろ。

1万円の買い物する時に数十円の価格差を気にするようなもんだぞ。

2020-03-10

anond:20200310214159

高等教育機関あくま社会によって許容されているんだよな

大学大学院なんていらないといわれてしまえばそれで終わり

直接的には学生が払うお金で維持されてるが、もうちょっと大きな枠組みで言うと社会によって維持されている

から、滅茶苦茶気持ち悪いウェットな言い方だが、大卒や院卒は社会に恩返しをする義務があると言っていい


ちなみに在学中にこの考え方に罹患すると留年した時や就職浪人した時に衝動的に首を吊りかねないので注意だ

枠組みと言ったろうが

個々人には責任はねえ

2020-01-28

ミルクボーイ博士号

駒場最近、うちのおかんが得たい称号があるって言っててな、それを得るのを手伝ってあげたいんやけど、おかんがその称号名前忘れてしもうたらしんよ」

内海「ほうほう」

駒場「ほんで色々聞いてんねんけどな、それが何か全然からへんのよ」

内海「ほなね、俺がお前のおかんが得たい称号名前、一緒に考えてあげるから、どんな特徴言ってたか教えてよ」

駒場おかんが言うには、その称号高等教育機関の中で与えられる最高のもので、アカデミアで職を得ようと思うと絶対必要らしいねんな」

内海博士号やないか、その特徴は博士号に決まりやで」

駒場「これが分からへんねんな」

内海「何が分からへんのよ」

駒場「俺もそう思ってんけどな、おかんが言うには、その称号を得たら必ず明るいキャリアが開けるらしいねんな」

内海「ほな博士号ちゃうか〜。博士号取った人が就職活動上手くいった話聞いたことないもんね。博士の主な進路は無職失踪やねんから。じゃあ博士号ちゃうやん。他に何か言ってなかった?」

駒場おかんが言うには、その称号を得るには度重なるストレス挫折に見舞われるらしいねんな」

内海「ほな博士号やないか。幼い頃どれだけ神童と褒められた子でも、絶対博士過程で一回は挫折すんねんから。こんなん博士号で決まりやないの」

駒場「俺もそう思ってんけどな、おかんが言うには、大学教員別にその称号は取らんでもええって言ってるらしいねんな」

内海「ほな博士号ちゃうか〜。大学教員は何がなんでも学生博士号取らせようとしてくるもんね。教員が言う博士号メリットなんて全部生存バイアスやねんから博士号やのに博士号ちゃうやん、どういうこと?他になんか言ってなかった?」

駒場おかんが言うには、はかせって読むかはくしって読むか分からんらしいねんな」

内海博士号やないか。いやもう、はくしって言ってもうてるからね。こんなん博士号に決まりやないの」

駒場「俺もそう思ってんけどな、おかんが言うには、博士号ではないって言ってんねんな」

内海「ほな博士号ちゃうやないの。おかん博士号ではないっていったら絶対違うやないか。今までの時間は何やってん。ほんまに分からへんやないか。」

駒場おとんが言うには、漢検八級ちゃうかって」

内海絶対ちゃうやろ、もうええわ」

駒場内海「どうも、ありがとうございました」

2019-11-05

anond:20191105160751

ん?トーンポリシング

ごめんね、そんなに急にギャオオンされても意味がとれないよ、落ち着いて。

元記エントリでは絡まった倫理的問題個別命題に切り分けてどこまでが意見のすり合わせができそうなのか論じてるのに、

急にそこに自分でっちあげた定義ねじこんで読み替えちゃったら

「あ、こいつは高等教育機関でで文章書く訓練は受けてこなかったのかな」と思っちゃうのは仕方ないよ。

お画描きばかりして青春を過ごしたかな・・ 誤解だったらごめんね。

おつむゆるふわなサブ学問の徒でも便利に振り回せるように天上のフェミから与えられた便利な用語の使い方も満足にわからないんだから救われないよなw

2019-07-20

高専教員が語る高専の実情

この文章目的

 高専について知りたい人や高専に職を求める人に向けて、いわゆる高専採用され働いてみた感想を書いた。

前提として知ってほしいこと:高専序列

 高専一口に言っても色々ある。上から下まで序列ができていて学生教員の質は雲泥の差であるらしい。上は大学編入予備校と化したお受験高専から、下はコネ気合根性で中級技術者という名のほぼ技能工を企業に送り出す工業高校のようなものまでが同じ「高専」という言葉でひとくくりにされている。ここに書かれているのはあくまで最下層の淀んだ高専の話であるということにご留意いただきたい。

 当たり前だけれど、自分が働いた職場以外のことはほとんど知らない。学会で会った知り合い、部活引率先の懇親会で交わした会話などからほかの高専のことは推察するしかない。私の見てきた世界と、学会などで出会高専生を比較すると平均的な高専生は素直で良くできると思う。だから、私が感じてきたよりは高専全体のポテンシャルは高いはず。

私の見た高専

 高専の使命は「実践技術者の育成」なのだそうだ。実際に私が高専で目にしたものは、平均かそれ以下の学力もつ田舎中学生を集めて、食っていける程度に躾と学習を施し、会社へ送り出すというものだった。また、ひとり親家庭など経済的ハンディを抱えた中学生職業に結び付ける「社会の落穂拾い」でもあった。ここまでこの文章を読んで、あなたは「なるほど高専社会に役立つすばらしい高等教育機関だ!」と納得したかもしれない。高専がどんな役割もつ場所なのか、知ってほしい。

子供教育」をする高専

 実のところ、高専教育学力以外の「教育」が多い。博士を取って専門を極めてきた人たちにとってはカルチャーショックだろう。この「教育」に馴染める人は高専に残るし受け入れられない人は去っていく。教育のためにすることは会議だ。会議、そして会議のための会議、すべては教育的配慮というふわっとした美名のもとに決まっていく。子供から悪人がのさばり、善人が去っていく。

 担任をすれば、すべての時間学生に割かれる。あれもこれも、すべて担任のせいにされる。

 寮や部活は前時代的な暴力支配する世界だ。さすがにいまは身体暴力はないが、言葉暴力公認され教員暴力擁護する側に回らなければ運営できない。高専では強くなければ生きていけない、そういう当たり前のことを見せつけられる。それが教育なのだろう。

高専でも研究できる」というミスリーディング

 高専求人には博士学位がほぼ必須だ。だから、私は高専教員独立して研究を行うことのできる仕事なのだと思っていた。働いてみて、高専教員研究できる仕事というのは嘘じゃないとわかった。しかし、研究に裂けるリソースは驚くほど小さいし、年齢や職位が上がれば上がるほど研究割合小さくなることが容易に予見できるというのは辛い。

 学問的な研究否定こそされないが歓迎されないと感じる。「実践技術者の育成」こそが主目的であり、研究はそのオマケであるべきという雰囲気学校ぐるみで感じた。そんなもの無視している先生もいたけど。時間が限られているので仕方がないが高専での研究内容はよく言えば流行りに乗った、悪く言えば軽薄なものばかりだった、骨太ものは煙たがられる傾向にあった。日本研究自体即物的もの誘導されつつあるので、もうじき高専は過剰適応として絶賛されるだろう。

 上司意向など誰にも邪魔されずに研究テーマを設定できるから、うまく研究を手伝ってくれるパートナーを見つけることができればいいかも。

 ちなみに、高専教員リストには工学博士などの学位がズラッと並んでいる。しかし実際のところ、高齢高専教員学位は、お上意向しかたなく取得したハリボテみたいなものだと知ってほしい。

現場のすべての人が犠牲者になっていく改革病、そしてジリ貧地元志向

 高専機構というお役人様の改革病に付き合わされて、高専疲弊している。小さな予算をもらうために企画書を書き仕事を増やし、高専教員は様々な機関下請けにされそうになっている。そしてこれからクビキリはないにせよ、退職者の不補充で地獄が始まる。

教員学生の結びつき

 学生たちはよく言えば純粋だし、別のいいかたをすれば子供だった。子供相手には誠実さだけではダメで、チカラで黙らせるみたいなスキル必要だ。子供が好きで思春期の悩みに向き合って人格的な成長を引き出したい人にこの仕事理想的かもしれない。でもそれって、工学博士という条件じゃない気がする。

個性豊かな教員たち

 愛すべきテキトーおじさんたちが大好きだった。仕事やらかした数々の失敗伝説を持つおじさんたちがいて、人生の教訓みたいなものを生で見せてくれた。


高専への就職を考える求職者

高専教員の生態:どんな先生になりたいですか?

 私が見てきた高専教員には三つのパターンがあった。第一に間違って高専に来ちゃったポスドクタイプで、こういう人は雰囲気ですぐわかるし数年ですぐ辞める。第二は熱血教師で、学生指導卒研指導も大好きみたいなワーカホリックだ。そういう人は自分が忙しいだけじゃなく周囲の仕事も増やしていく困ったタイプだけれど、この層で高専運営は回っている。第三は重鎮タイプで、誠実で穏健なおじいちゃんや、数々の失敗伝説奇行エピソードもつ勇者まで様々だ。あなたは、どんな教員になりたいのだろうか考えてみてはいかがだろうか。

 いったい、高専教員として長くはたらき続けている人たちは、何に喜びを見出しているのだろうか、私にはわからない。だから、長く働き続ける理由を見つけられたらいいかもしれない。

高専あなたにとっての最終目的地ですか?

 「高専研究できなければ、どこにいっても研究できない」という名言を盾に揺さぶりを掛けてくる人がいるかもしれない。それは、ブラック企業の「ここを辞めたらどこでもやっていけない」と同じ構造なので惑わされないように。高専の他に行き場がなければ高専で自らを鍛えてもいいかもしれない。ただし、転職という退路は常に意識しておいたほうが良いと思う。

どんな情報をあつめていますか?

 実名ながらパワハラなど高専のおぞましい実情をほのめかす良質な高専退職エントリもあるのでご参考まで。人材が定着せず次々と求人が出るのはそれなるの理由があるのでしょう。

まとめにかえて

 高専教員学生からの「勉強教えて~!」の質問攻めに無い知恵を振り絞って切り返すという面白さがあったり。卒研発表会後の学生笑顔を見れるという喜びもある。この仕事やっててよかったなって感じることもある。しかし、週末や連休になると部活引率で早朝から駆り出され、こんな人生求めてたのかと悩む。嵐の夜は宿直でビクビクしながら眠れない夜をすごすことになるし、救急車の音が聞こえると、学生が巻き込まれていなければよいのだがと心配する仕事である

2019-04-14

anond:20190414093108

新入生に直ちに確かさがすべてわかるような入学祝辞は、高等教育機関の責務をはたしてないと思う。

2018-11-23

anond:20181123170200

こういう日本語の通じない人が世の中で大卒肩書を持ってたりするのが怖い。

高等教育機関でどんな研究を世に出してきたんだろう。

2018-09-20

anond:20180919235055

高専は,工学を学ぶ五年制(高校+短大)の大学である

私立文系大学」に理工学部はないだろう、が突っ込まれるべきだとしたら、

これも高専は、工学を学ぶ五年制(高校+短大)の「高等教育機関である

に訂正したほうが良さそう

2018-08-04

医学部医学科は高等教育機関ではない

 その本質は徒弟制度職業訓練である卒業生ほとんどが臨床医となり、いくらかの変わり者が研究者となり、その他民間企業行政方面に進むものはごくわずしかいない。卒業後の進路にこれほど偏りのある学部学科はあるだろうか。その上、彼らの存在のもの日本医療という非常に重要インフラを支えるための貴重な資源であり、したがって大学の使命はおおむね優秀な医師社会に送り出すこととなる。卒業生の8割が医療コンサルに進む医学科があったとして、社会はその大学存在を認めてくれるだろうか?優秀な頭脳を持っていても重大な持病を抱えていたり、虚弱であったりするものばかりの大学存在を認めてくれるだろうか?40歳医学部に入る再受験生だらけの大学を認めてくれるだろうか?誰も循環器科や消化器外科に進まない大学を認めてくれるだろうか?結果、大学受験は就職活動就職試験役割を担う必要が出てくる。つまり優秀なだけでなく、臨床医として有能であろう人間を選別するシステム大学には必要であり、それが入試時の面接であったり各種のハードな実習や研修であったりするのだ。その結果、社会を維持するために若い男性優遇される結果となるのは自明であるように思われる。大体、多浪や再受験生がその年齢に応じて減点されていることはすでに明らかな事実だ。国立公立大学にあっても露骨にそうなのである。年齢差別男女差別、疾病差別地域差別・・・あらゆる差別がそこにはあるのだろう。

 無論、日本でのペーパーテスト公平性への信頼感は貴重なものであり、それをないがしろにし揺るがした今回の事件は大きな問題である。だが純粋公平性を保つためには前述の問題、つまり実質的現場を支えることのできる医師が減ることをも許容しなくてはならなくなるだろう。面接をなくせば、性別や年齢の記入欄をなくせば、公平になる。それは正しい。だがその結果、現状で年に数千人しかまれない医師実質的に減ってしまうことになるのだ。定員を増やせ?それもいい。それは必要なことだろう。だが無論莫大なコストがかかり、それは医療費の高騰にも繋がりうる。医師給料を下げろ?そうすればすぐに医師は減るだろう。多くの現場を支える医師金銭のためというよりも、技術に対する向上心や人々から向けられる尊敬眼差しのためにその過重労働に耐えているのだ。

 今までの医療界は、おそらく他のインフラ業界もそうであろうが、数多の犠牲の上に成り立ってきた。個人健康幸福犠牲にしても医師として過重労働に耐えつつ名誉金銭、達成感などを追い求める人々と、そんな医師過程を支える家族と、健康でヘビーな労働に耐えるという能力が欠けていたため医師になれなかった人々の犠牲の上に。だが我々は進歩し、そのような個人社会のために犠牲となる時代を脱しようとしている。少なくともそう試みようとしている。それはなんの疑いもなく素晴らしいことである。だが、そのためには手放さなければならないものも多くあるに違いない。その一つが現代日本における医療の高度さや利便性であっても、驚いてはならないのだ。

2018-04-09

anond:20180409151421

しろ企業が役に立つ人材ほしいだけなら理系の大半は高等教育機関大学に来なくていいってことだよ。専門学校か、企業が金出して教育機関作ればいいんじゃね?

高等教育機関というのは、もともと土方じゃなくてスーツを育成するところだろ。

2017-12-01

井の中の蛙がわんさか

周りに彼女彼氏がいなくて…とぼやく人が少なからずいる。

で、こういう人に、『じゃ、紹介してあげましょうか?』と言うと『俺さんの紹介だと中国人だったりします?それはちょっと…』とか言われる。

大学出てから中華圏で仕事していたので、私の知人は中国華僑が多い。日本に戻ってから日本でがんばる留学生社会人が多い。そんな人たちを紹介しようとすると、冒頭のセリフを耳にするわけ。

日本に来る人は自分母語義務教育で受けた英語日本語が堪能なトリリンガルが多い。一方、冒頭の彼らは6年以上勉強したはずの英語すらあやしい

日本に来る人は語学学校1-2年間に高等教育機関(例えば院)の2年なり4年なりをバイト商売学費はもちろん、生活費もまかなうわけ。しかも、海外でね。バイタリティメンタルの強さは彼らの過去証明してくれる。

でも、冒頭のお返事なんです。

会ってみたら気が合わないとかなら、まだ分かるんです。会いもしないうちに、そー宣う。

40代ならともかく20代の人でも彼らの中の海外(特に東アジア)って30年前くらいのイメージなんじゃないかなと。だから、そこの人たちとは…みたいな?

そーゆーとこがまだ残ってるのは確かだけど、それも消えゆく光景日本より速いスピードでどんどん変わってるんです。

日本は良くも悪くも居心地いいので、あえて国際交際しなくったって…なのかもだけど、それって世界小さくねー?

スキルセットが上の人と一緒になれば新しい世界広がる可能性大きいのに、それって世界小さくねー?

2017-10-13

anond:20171013022207

高校からエスカレーターで行く学校(≒大学)の場合にはそこまで考えないことも多い。

けど、社会人になってから改めて行く高等教育機関は、やはり投資効率学費と、その後の収入)を考えないと、やっていけないけど。

仮にも奨学金場合には、明らかに考えないと。むしろ教育機関に行かずに収入を上げたほうが良いこともある。

2017-04-28

男女同権・男女平等日本には無理

とか書くとその手の人がボロックソに叩きに来るだろうなぁと思いつつ。

ぜひそういう方も最後まで読んでほしい。……多分無理だろうなぁ。

平等という考え方には大きく2種類あると思っていて、「スタートライン平等」と「ゴールライン平等」の二つがそれだと思う。

スタートライン平等というのは機会均等の考え方で(どちらかというと欧米的な思想)、ゴールライン平等というのは結果平等の考え方。

日本で「平等」というとどちらかというと後者の結果平等を指すことが多くて、そのうえで男女平等を考えるとおかしなことになる。

男女平等において、機会平等大事である

どういうことかというと、「女性から」という理由で何らかのアクションをする機会すら奪うのはよくない、男性と同じようにチャンスくらいはくれ、という考え方である

具体的な例でいえば、「女性から」という理由高等教育機関への入学を断られるとか、選挙権制限されるといったようなことだ。

これはおそらくほぼすべての資本主義国家においてはクリアされている……と思われる(ちゃんと調べてないので確定的なことは言えない)

しかし、ここで日本的な「結果平等」で男女平等を考えるとおかしなことになる。

(そもそも「結果平等」がなんで日本的平等観なのかという説明はここでは省略する)

男性女性にはそもそもの生物学的な「性差」が存在して、それを乗り越えるのは一般的には不可能である。すごくざっくばらんに言うのであれば、男性は子を成せないし、母乳は出ない。

逆に女性男性のような強靭な肉体は特別トレーニングを行わない限り基本的に得られない。

さらえぐい話をするのであれば、本能的に男性女性身体で興奮するようにできており、そうでないと子孫はつないでいけない。もちろん人間には「理性」というものがあるので時と場所を選ぶことができ、そして時と場所を選ぶ必要がある。他の生物を見ても、基本的に雄が雌に求愛行為をする生物が多いだろう。そういうことである

まり平等という秤に乗せる二つのものがもともとそれぞれ欠けたものがあって、結果平等にしようとするとどちらかに引いてもらうしかないのだ。

例えば、男性は子を成せないし、子供を産んだ後の育児女性は不可欠であるから必然的出産から育児過程では女性の方がそちらにリソースを割くことになるだろう。

この時、「男女平等男性育児しろ!」となるとどうなるかというと働く人がいなくなる。二人で子育てをしようとしたところで男から母乳が出るわけではない。

そういう意味では「男は仕事、女は家庭」というのは、なるほど、生物の仕組みに沿った考え方だと思う。

もちろん、これを基にして「だから女が仕事をするとは何事だ」という文脈にとるのは間違っている。女性だって仕事をしたって良い。そういう機会は与えられるべきだ。

そもそも、女性にも結婚をせず自分ひとりで生きて、そのために仕事をする、という選択肢保証されるべきで、そういう意味では先ほどのフレーズ女性を縛る悪魔言葉であるというのも理解はする。

さて、機会平等と結果平等について簡単お話をしたが、どうも日本において各所で見られる「女性の権利」を謳う方々の意見は結果平等の方の男女平等を求めているように見える。

だがそれは無理だ。そもそも形の違うもの平等にするためには、ハンデを持っている方に合わせる必要があり、それは機会平等を奪う。

まり機会平等観点からみると逆差別が発生するだけなのである。実際にそういったことが現在進行形で進められ、さぞかしそれが正しいことのように進んでいる。

しかし、ちょっと待ってほしい。それは結果としてまた別のひずみを生むだけなのである

タイトルで私は「男女同権・男女平等日本には無理」と述べたが、日本でもちゃんと「機会平等」という考えが浸透し、結果平等と違うんだということが分かってもらえれば可能性があるだろう。

しかしながら、声の大きい方々の多くは結果平等しか見えてない気がしてならない。もしくは機会平等と結果平等意図的もしくは理解せずに混同している。

そういった現状で、「機会平等としての」男女平等や男女同権が実現されるのは、日本においてははるか未来になるだろう。


……それこそ、日本において「機会平等」という意味での男女平等戦後になるまでまともに行われなかったように。

そんなことを、いろいろなニュースや、話を聞きながら思うのであった。

2017-04-27

日本って結構危ういじゃないかなーと思ったこと

「危うい」というのは国家としての存続ということ。

政治とか歴史とかについてあまり理解はない方だと思うのだけど、私自身が中国留学就労経験があることもあり、私のfacebookには日本帰化した中国人だったりという人もいる。

日本語が非常に堪能で名前さえ明かさなければ中国人だと分からないし、日本高等教育機関で働いていたりする。

facebookタイムラインを見てきて分かったのだけど、これらの人たちは日本左翼活動家をすごく尊敬していてシェアいいねコメントをしていろいろ励ましているし、

自身日本批判するコメントを繰り返している。

基本的日本だめだー、政治家だめだー、歴史認識だめだー、とか。

いろんな文献に基づいた客観的分析ならまだ学びがあったりするのだろうけど、最近とくに主張が薄っぺらい上にいろんな人に絡みだして立ち悪い感じになっている。

日本批判報道内容はシェアするくせに、自国メディアにおける捏造報道だったりには目を背け、中国称賛ニュース拡散したりしている。

(私は中国ニュースを読解できるくらいの中国語レベルはあるので、よく中国ニュースウォッチをしているのだけど、たまに酷い捏造記事拡散されたりしている)

そんな元中国人を眺めながら思うこととしては、

これだけ日本に対するヘイトを繰り返しているのに、日本政府から何の制裁もなく今日も頑張ってヘイトできることを保障してくれている日本政府感謝はないのか、ということ。

もし、こういった活動母国でやったら瞬時にスパイ容疑で逮捕されるだろうに。

最近中国スパイ容疑で逮捕されたというニュースがあったけど、この元中国人たちによる日本での活動は目に余るというか、もうすでに日本教育機関にまで入っていて社会的地位、影響力を持っているというのが本当に恐ろしい。

この人たちの教え子もすごくこの人たちを慕っているようだし。

私という一小市民facebookでもこういう現状が浮彫になるくらいだから日本全体、日本中枢まで目を向けるともしかしてもう取り返しのつかないところまでいっているのではないかとすごく危惧してしまう。

日本は本当に甘い。この点は中国を見習うべきではないのだろうか。

最近日本右傾化している、とか言われているけど、こういった背景も結構あるんじゃないかと思った。

2017-04-26

加計学園問題まとめ

国会ウォッチャーです。

 今朝は一応、竹下国対の「遠慮」というよくわからん奴で、国会が流れてます半日ということなので、午後は職権ででもやるつもりかな。法務は止めるべきだと思うよ。鈴木委員長の不信任動議はやっとかないと、示しがつかんよ。で、みるもんがないので、あまり盛り上がっていない加計学園疑惑についての追及の現況について復習。ちゃんと野党は追及してるよ。報道はされてないけど。これは、昭恵夫人も、財務省も介さないで、ダイレクト安倍さん疑惑なので、報道の萎縮もその分強いんだろうね。バカじゃないのと思うけど。お前らが萎縮してる限り、お前らのその状況は覆らんぞ。

大手メディア看板掛かってるから証拠がないとかけないってのはそりゃそうだけど、この件、森友の件にはそんなのいらんですよ。現在進行形で、国会で、堂々と、「資料は出さない、答弁はしない」ってぬかしてんだからそこを批判しないメディアに何の価値があるの?このなめきった態度を報道してるメディアはあるんです?

 これらは、森ゆうこ桜井充宮崎岳志木内孝胤議員らの質疑からまとめたものです。時系列は森議員提出の資料を参考にしてます

http://my-dream.air-nifty.com/moriyuuko/2017/04/425-ce1b.html

構造改革特区で蹴られ続けた加計今治提案

 H19年からH 26年11月までずっと今治愛媛提案却下され続けています。その数15回。議事録を見ても、農水は獣医は充足している、文科も新設の予定はない、の一点張りですよ。H27年6月国家戦略特区提案をして、提案ヒアリング関係省庁ヒアリングが行われています。その際、文科省は、「もし新しい獣医師需要があるのなら特定地域問題ではなく、全国的見地から検討する」と答えています。そしてH27年6月末に日本再興戦略2015の改訂版閣議決定されて、獣医師養成大学学部の新設を検討することにされます

 山本幸三担当大臣の前の石破茂議員だった頃は、中国四国出身の民進議員高井たかし議員から四国獣医学部ができると聞いたが、本当か、できるならぜひやってほしい、みたいな質疑(対象加計学園一校に限ってであることはこのときは決まってないしそれが総理の”腹心の友であることなんてしらんだろうしね。)があって、石破大臣は、「閣議で獣医に新しいニーズがあるとは言われたから、それは大事だが、医者と一緒で、獣医ライセンスを増やしても、地域の偏在、産業獣医のなり手不足は解決しないし、誰も彼も賛成するわけではないから慎重に考える」(H28年4月28日地方創生特別委員会)というように、慎重だったんです。

京都産業大学の動き

 H28年3月24日に、提案提案ヒアリングの開催は半年後のH28年10月17日京都産業大学には大槻公一教授という、鳥インフルエンザ研究専門家がいて、鳥インフルエンザ研究センターをすでに作っています設立を目指すのも、実験動物専門医創薬に携わる獣医ということで、既存獣医との差別化という意味でも、産業獣医の不足という意味でも、日本再興戦略2015の要請には合致しているといえます。この時点では、まだ「空白地域に限る」という指定もありません。京大京都府大などと連携して、有識者会議も発足しており、近畿圏知事からも連名で文部科学省への設置審議の要請をしています場所綾部市の府の機関の隣接地と決定しています。また私学のNatureライフサイエンス論文掲載数でも1位と研究レベルも高い。またバイオハザードレベルP3の実験室を京都市内ですでに作っている。またワーキンググループでも座長委員からも高い評価を得ていますしか議事録によると、こういった状況の大学が、H28年10月17日時点で、設置審にかけて欲しいといくら要望しても、農水も文科も「する必要はない」と事前協議にも応じてくれないといっています。それどころか、関係省庁ヒアリングは開催さえしていない。この議事録が公開されたのはすべて決定された後のH29年3月。

加計学園今治市の動き

 H27年6月4日提案、翌日6月5日提案ヒアリング、6日に関係省庁ヒアリングです。まず何だこの違い。さら提案ヒアリング議事録は非公開。

 翌年、京産大提案に焦ったのか、ロビー活動を活発にしています。まず、文科省から天下っている木曽功、内閣参与ですが、加計学園理事の彼を千葉科学大学学長に(餌ですかね)。また豊田三郎文教協会専務理事文科省天下り差配をしてた組織ね)をH28年5月加計学園理事に加えています

 そして、H28年8月23日山本有二農水大臣に、豊田三郎氏と加計学園理事長加計孝太郎氏が面会(あいさつだそうで)、9月6日松野博一文科相に同じ二人が面会(これまた挨拶だそうで)、9月7日山本幸三行革大臣に、加計孝太郎氏とその息子が特区に関する陳情豊田三郎氏とは面識がないそうで)です。はい、このロビイングがされている段階で、京産大は、農水、文科省幹部に5知事連盟要請している事前協議もさせてもらってないですよ。またヒアリングもまだです。

 9月?日、木曽参与が、内閣府特区担当審議官参与室に呼び出し、30分程度特区制度一般”について説明特区申請している組織幹部兼務する内閣参与に、特区担当説明参上するというのはこれは利益相反事項ですよー。でも「民間でどのような役職兼務しているかについてはまったく承知していない」そうです。あとこの人、ユネスコ関連業務参与ですよ。例の明治世界遺産登録活躍した人。特区制度のご説明求められて、ほんとにユネスコ担当参与特区説明してって言ったら、何の疑問も持たずに説明するんですねーすごいねー(棒)。はい面談記録がないからいつ説明たかもわからないそうです。またいつものやつね。説明資料出せと森ゆうこ議員要求しています

 10月6日加計孝太郎氏と安倍総理食事

 10月24日山本幸三大臣安倍総理と面会(加計学園の話はしてないそうですが。)、

 翌日10月25日今治市が、高等教育機関候補用地のボーリング調査検討(31日に承認)。この時点では、公式にはなんのアクションも起こってないですよ。おかしいなーこの構図森友でも見たぞ。

 11月28日今治市加計学園による建築確認消防計画に関する事前協議おかしいなーまだ何にも決まってないはずなんだがなー。

 12月24日安倍総理加計理事長乾杯(男たちの悪巧み)

内閣府の動き

 H28年10月28日11月2日内閣府内で11月9日の文案が定まる。この間、どのように、誰が作成したのかについて森ゆうこ議員が問い合わせると、「個別政策の集約の経過については答弁を差し控える」(松本洋平副大臣)ということで、森ゆう子激おこ。ほんとにどこまでもなめてやがんな。公文書管理法の第4条読め、遵守しろ

 11月9日 国家戦略特区諮問会議、突如として、広域的な空白地のみに限って、という文言が登場し、事実上京産大は退場。大阪府大に獣医学部があるので。この間、誰が、いつ安倍総理意思決定のための説明をしたのかと質問したら。「しかるべきときしかるべき内容を」(松本副大臣)と答弁。あほか。またこの会議では八代尚宏竹中平蔵らが委員をしているけど、まぁこ獣医議論すっからかん八代尚宏は、国際医療福祉大学みたいに、特別学校なんだとすれば、特区にできるみたいなアドバイスはしてるけどね。あえていえば。

 11月18-12月17日 パブリックコメント、8割が否定的意見

 12月8日日本獣医師会が設置そのものに反対だが、するなら1校に限ってほしいという要請

 12月22日国家戦略特区としての獣医学部の設置を決定したとされる(ただし、3月までは、そのような事実はないと答弁していた)。この合意文書が本当に12月22日に決定されたというのなら、サーバー記録、ファイルプロパティを見せろと迫ると、「公文書偽造に問われるから公務員はそんなことしないから見せる必要がない」(松本副大臣)。こいつほんまにあほか。

 H29年1月4日公募告示

 H29年1月20日今治に決定。

 こんだけつらつらと書いといてあれだけど、こういうあからさまなことが、ささいなとこを除けば、合法的に行われているっていうところが、この国家戦略特区制度の恐ろしいとこだとおもうよ。マジで国家戦略特区諮問会議安倍総理意思決定権者だから、最低でも形式的責任者ですよ。加計学園が選ばれたっていうことそのものは、まぁ逆差別があったらだめだって福島のぶゆき議員が言ってたけど、そのとおりだけど、じゃあ最低限、議論の透明性は確保すべきだろうってところを徹底的に出さない、下手したら公文書偽造までやってるかもしれないっていう事態はほんとに終わってると思いますぜ。

2017-02-27

大学教員からみた昨今の採用活動事情

経団連が発行する「採用選考に関する指針」では、以下のような文言がある。

http://www.keidanren.or.jp/policy/2016/081_shishin.pdf

採用選考活動開始時期

学生が本分である学業に専念する十分な時間を確保するため、採用選考活動については、以下で示す開始時期より早期に行うことは厳に慎む。

ところが3月前の時期であっても「インターン」や「OB懇談会」なる名のもとに事実上採用選考実施しているのが実態である。結局早く洗脳した者勝ちなので、年末から動いているところすらある。たちが悪いのは共同研究のための訪問を装って、その実は研究にはまったく興味はなく、学生へのコンタクトが目当てであるような企業恋愛でもこんな見え透いたアプローチ成功しませんよ。世の中には経団連会員ではない企業もあるし、指針には何の法的根拠もないので、「採用選考に関する指針」は事実上形骸化している。そんな中、真面目に指針を守っている企業は偉いのだけど、学生確保という意味では確実に出遅れている様子。完全に正直者が馬鹿をみる世界である

そしてこの日記問題にしたいのは企業人事部社員や、人事部配下リクルーターを任されている若手から中堅の社員はおそらく以下のことをまったく考えたこともないであろうということ。

専門性を追求するために大学院に進学した学生が一番力を発揮できる時期に「就職活動」に無駄忙殺され、研究活動がまったく進まなくなる。そしてそのことに頭を悩ましている大学教員は少なくないのである。今の時期教員仲間と会話すると、この話題がため息混じりに出てくる。

就職氷河期は過ぎ去り、就職率は大幅に改善したというのに学生企業採用情報学生間の情報に踊らされ、必要以上に就職活動に没頭し、長いと半年近くも研究学業から切手をひいてしまう。かくして本来であれば大学院在学中に成果が出たであろう研究は停滞し、結局修士課程を修了するまでに大きな成果を得ることはない。ましてや博士進学などをじっくり検討する時間的猶予すらない。せっかく時間をかけて研究のシードを育ててもこれではまったくの徒労に終わってしまう。そして学生からしてみれば大きな成果に向けて十分に時間をかけて日々積み重ね、最後までやりぬくという一連の経験を得る機会を喪失する。もう少し大きい視点で言えば国の研究開発力を測る尺度の一つである論文数も減ってしまう。

そんな悩みを抱える大学教員に対して「OB懇談会」と称して部屋の予約や学生の確保などをお願いしてくるあどけないリクルーター達がいる。学生から貴重な研究学業活動時間をとりあげた上、さら教員採用活動片棒をかつげというのである。お願いする方はちょっとしたお願いしているつもりだろうけど、依頼を受ける側は複数企業からお願いされるので、その対応に追われる。そして本来研究を進めてほしい学生に向かって就職活動のために時間を割いてほしいと頭を下げるという何とも欺瞞に満ちた行動を迫られるのである。そんな昨今の採用活動事情に対して苦々しく思っている教員は少なくないことを知っておいても良いと思う。言われるがままに業務遂行しているリクルーターではなく、裏にいる人事部に届いてほしいもの。

悪いのは一体だれか?企業人事部けが悪いということは決してない。根本的な問題は、企業高等教育機関である大学に期待していないこと、そして学生大学に期待していないことにある。結果として大学社会の期待に応えていない。このあたりは下記の考察が良くまとまっているのだけど、一言で言えばシステム問題がある。

http://toyokeizai.net/category/japan-university

海外大学日本大学システム比較すると恐ろしく事情が異なっているので、愕然としてしまう。例えば下記の書籍を参照するとそれが良くわかる。世界最高の大学教育システム確立したアメリカ問題がないわけではないのだけど、日本大学システム問題は更に根深い。

アメリカ大学の裏側 「世界高水準」は危機にあるのか? (朝日新書)

これでは技術競争で負けるのも必然。負の連鎖が断ち切れない限り、国際的通用する充実した研究教育は成し得ないし、研究開発力や発信力に関して海外との差はますます開くばかりだろう。昨今の採用活動を見るにつけ、この負の連鎖根深さを感じずにはいられない。

2016-05-13

とおい未来

停滞した工学宇宙科学に代わって、生命科学の発展は著しく、

全ての人類がローコストに、自らの肉体を性別や年令に関係なくデザインすることが可能となっている。

そうした技術の普及により、人類には「外見や身体的機能における平等を目指そう」という意識が芽生え始めた。

細い腕でも大きな力を出せる筋肉や、どんな肉体にも強靭に働く臓器。

白くても紫外線を通さない肌や、小さなサイズと高い思考力を両立した脳みそ

やがて多くの国で、性別による絶対的役割分担であった子作りすらも試験官での人工授精が主流となっていき、

「親と子」という上下関係すら忘れ、次第に多様な姿を持っていたことも忘れ、

すべての人類美少女の姿となった。

去年死んだ美少女と同じ数の美少女工場生産され、施設で最低限の教育を受け、一人前の美少女として生活を始める

まれ来る美少女たちは皆、障碍や精神疾患とは無縁で、知性が高く、人格者である

美少女たちは働きもするが、殆ど美少女は一日の半分を無料入学できる高等教育機関教育を受ける。

無論教師美少女であるが、教師志望の美少女が少なければAIが代行する。

美少女たちは服を選ぶように、髪の色や、眼の色、背丈や胸の大きさを自由に変える。

放っておけば成長や老化もするので、髪を切るように若い細胞に入れ替える。

時たま28かそこらまで放ったままの無精な美少女もいる。

昨日会った美少女今日は別の美少女になって、見分けの付かないことも多いから、

美少女たちは生まれると同時に自分専用のコードを発行され、それで区別をつける。

美少女たちは時に特定の個人を愛し、生活を共にするが、

それが生殖社会的地位を越えた純粋な愛なのか、はるか昔の名残なのかは、未だに哲学美少女の頭を悩ませている。

そんな美少女たちは、怪我や病気になっても新たな肉体となるので、

即死してしまうような不幸な美少女をのぞけば、そういったことで死ぬことはないが、

改造を重ねた美少女たちは、パーツを取り替えるうちに「魂」とでもいうものが擦り減っていき、やがてふっとその生命の灯火を消すのである

2016-03-09

班目春樹のページ

http://ponpo.jp/madarame/を見てあまりに腹立たしかったので増田に書かせてもらう。

どうやら彼がこのページで言いたいことは次の点に集約されると思われる。

これが大学教授などを歴任して退官した人間のいうことだと思うとめまいがする。

自分役割が何かを理解せずに火事場に飛び込んではいけませんね!反省しています

だそうだ。あまり当事者意識のなさである

そもそも原子力工学というのは、明らかに国策のための学問であるサイエンスとしては原子核物理という分野が存在していることからも明らかであろう。

(たとえば新元素発見記憶に新しい。あのように加速した原子核ビームをぶつけて反応を見ることは核力を探る上で重要であるそうだ。また原発関連のtwitterで有名になった早野氏も本業CERNエキゾチック原子核を作っている。これも核力を見る上で重要らしい。いずれにせよ、両者とも原子力工学とはほとんど関係ない)

したがって、

昭和50年4月 東京大学講師工学部原子力工学科)に採用

の時点で、彼はその役割を十分理解しなくてはならなかった。もちろんこれはこのような人間採用してしまった東京大学工学研究科責任であるとも言えるし、あるいはまともな人材がいないことの証左なのかもしれない。

そして、一度国策学問に携わる身になり禄を食む以上、常にあらゆる可能性を考慮し、当事者としての責任の重さを理解しなくてはならない。実際科研費サイト(https://kaken.nii.ac.jp/d/r/80092336.ja.html)を見れば

原子力利用ガバナンス確立に向けた社会技術に関する研究

班目 春樹木村 浩KIMURA, Hiroshi

研究期間 : 2009年度~2011年

研究分野:原子力学 研究種目:基盤研究(B) 研究機関東京大学

なのだそうだ。この題目で09年から科研費を通しておきながらバカの一つ覚えのように「菅が悪い」とは呆れて物が言えない。

その場でなぜリーダーシップが取れなかったのか。なんのための研究をしていたのか。反省すべきはその点に尽きる。

ブコメを見ると、「大学先生ってそんなもんじゃないの」という意見散見された。いやいやいや、待ってくれよという話である。仮にも天下の東大である

「そんなもの」で済まされるような人材をとってしまうこと自体許されない。もし彼があくまでもこの他人事のような姿勢を貫き通すのであれば東京大学原子力国際専攻は直ちに解散すべきである

そもそも東京大学、旧東京帝国大学は国のリーダーを輩出するためにできた大学である明治維新から十年も経つ前、西洋列強に比べ悲しいほどの国力しかなかった時代に、それでも高等教育機関必要だと既存機関をまとめて作られた。

このような責任感のかけらもない人間がいたという惨状を知ったら、明治の元勲も草葉の陰で泣いているだろう。右巻きの人ほど斑目糾弾すべきではないか。古き好き日本の伝統はどうしたんだ。

当時、(原子力は専門ではなくとも)原発由来の放射線の影響などを見積もり、それをわかりやす世間に伝えようとした大学教員が多かったことを思い出すと、ますます斑目氏の無能さが浮き上がる。

積極的発言していた人としては東大早野氏、押川氏や学習院の田崎氏など、物理畑の人が多かったように記憶している。彼らは(特に早野氏以外など)原子力はおろか放射能測定すら学生実験以来の経験であったことは想像に難くない。

それでもなお、彼らが普段から国民血税を使って研究活動を行っているのだからという理由で、自分たち研究時間を削って文献を読み、なるべく正しい情報を伝えることで社会に貢献しようとしたわけである

もちろん「メルトダウンは起きない」だとか、一部失言があったことは確かであるが、それでも何もしなかった当事者斑目氏とは雲泥の差である今日斑目氏のウェブページを見るにいたり彼らが如何に良心的であったか、を理解した。

もちろん例えば物理畑の人は普段何の役にも立たないことをやっているのだから非常時は何かをしなくてはいけないと思っただとか、少なくとも斑目氏たちの原子力工学よりは彼らのほうが基礎学力が高いだとかの副次的な要因はあるだろうけれども、エリートたるもの、かくあるべきではないのか。

斑目氏は、今現在はさぞや気分よく毎日を過ごされていることだろう。

とりあえず菅が悪いと言っておけば、みなから同情を買うことができる。時の政権も、民主党批判できればそれ以上のことはしたがらない。

だがそれでよいのか。彼にもし一欠片でも良心が残っているならば、現状の原子力行政をまともなものにする努力を行うべきであるメディアに出たりマンガを書いたりして菅が悪いと言っている場合ではない。

2016-01-09

http://anond.hatelabo.jp/20160109213754

平均的な知能から2σ下に行くと、手帳がもらえるレベル知的障害だぞ。増田のことは知らんが、統計を学んでいるということは普通に高校出て高等教育機関に行ったんだろう?所得、知能ともに、分布の端っこなんてありえん。

2015-08-07

地獄を見た。

テスト中のクラスメイト

  「はぁ~~~~~(特大のため息)」

  「フェッ!!!フゴォッ!!!ゴハァッ!!!

  テスト中に何でかい態度とってんだ!!!てめえの癇癪で俺の集中力奪ってんじゃねえ!!!

  鼻詰まりが酷いならティッシュを準備しろ!!!

  うるせえ!!テストは静かに受けてくれ!!!俺の邪魔をするな!!

テストテストとの合間の休憩時間でのクラスメイト

  「やべえ!!!まじやべえ!!!わかんねえ!!(とにかく大きい声)」

  「~~は○○って意味から~(ぜんぜん違う)」

  テスト前に何騒いでんだ!!声の大きさく考えて話をしろ!!!

  わからねえなら無駄な口出してくるんじゃねえ!!人の邪魔して何が楽しい!!!


何が高等教育機関だ!!居るやつの頭はすこぶる下等じゃないか!!!

俺の邪魔をする奴ら全員学校やめちまえ!!!

それでも!!!!!周りが発する音に集中力が左右される程度では弱い!!!劣悪環境により圧倒的成長!!!!!!!!この環境に圧倒的感謝!!!

失礼しました。

2014-10-04

従軍慰安婦”の給料を同時期の公務員比較する理由

強制連行だったのかどうかという話はここでは置いておくが、強制連行だったにせよ自由意志での志願だったにせよ『無給ではなく、給料が出ていた』という事実については衆目一致するところである

ではその給料はどの程度のものだったのか、という比較についてよく用いられるのは小学校教師か巡査初任給である

「なぜ公務員とばかり比較するのか不明である」と某所で書かれていた(そして実は、その『某所』がどこか忘れた)ので、その理由を書こう。

1.当時の日本で最も多いのは農民自営業者である、が……

 農民自営業者収入というのは天候や景気による変動が相当に多い上、必要経費などについて家内で処理される部分が多く、実態が把握しづらい。これは現在でも同じである

そういう理由で、『当時の一般的農民収入比較』というのは難しいのだ。出来れば、『毎月決まった給料を受け取る人』が良い。

2.”大卒”の価値が違う

 じゃあ大卒サラリーマン比較すればいいか、と言うとそれも違う。いやまあ、現在経済情勢で大卒正社員になれる人は少数で非正規雇用の方が多いだろう、という話は抜きにしてもだ。

人口の5割弱が大学に進学する現在と、人口の5%しか高等教育機関に進学していない戦前(旧制高校[現在大学前半の2年間]、実業専門学校などを含む)では

大卒サラリーマン価値比較にならない。戦前大卒というのは多くが公務員(現在の一種に相当するあたり)への就職が中心で、残りも三井三菱などの財閥本社に勤務するような、本当のエリートだった。

3.『定額の給料で働く人』『戦前でも戦後でも、相当の人数が必要だった職』は何か?

 となると、事務方ではなく現業公務員適当になってくる。それも、福祉国家化に伴って増えたような職ではなく、本当に近代国家ならある程度の人数を必要とするような職は何か?

となると……。結論としてはやはり、「小学校教師」もしくは「巡査」になる。何せ全国にたくさんの人数が必要なので『エリートしか採用しません』では人数不足になるから

社会でも『平均よりは若干上かもしれないが、エリートとまでは行かない』位置づけになるという点で戦前でも戦後でもおおむね共通している。なお、戦前日本小学校進学率は日露戦争後の1907年には99%となっている。

(ちなみに戦前小学校教師になる方法制度に多少の変遷はあるが、おおむね尋常小学校→高等小学校師範学校という進学ルートになる)

まあ、軍票で払われていて戦後紙くずになったとかそういう部分は別として、『額面を比較する上では』公務員比較するのはある程度妥当だ。

4.実際に換算してみた

http://chigasakiws.web.fc2.com/ima-ikura.html

http://www.geocities.jp/wiz_emerald/bukka.top.htm

上記リンクの上によると、昭和6年には小学校教員初任給50円であったという。現在だと地方による差もあるがおおむね22万円だろうから、とりあえず昭和初期の1円=現在の5000円として換算してみると

[サービス関係]

散髪代:40銭(2000円) 週刊朝日12銭(600円) 山手線の初乗り:5銭(250円) 地下鉄上野浅草10銭(500円) ハガキ:1銭5厘(75円) 新聞定期購読一月:1円(5000円) 上野動物園:大人10銭(500円)、子供5銭(250円)

[食品]

三等米を一斗(≒15kg):45銭(2250円) 盛りそば1杯:10銭(500円) 二等酒を一升(1.8L):1円80銭(9000円) 小麦粉100匁(375g):7銭(350円) 赤味噌100匁:7銭(350円)

[家賃宿泊]

東京での4畳半一間+2食付きの下宿代:16円50銭(82,500円)  東京府による簡易住宅(6畳間+4.5畳間の2間)の家賃:6円~9円50銭(30,000~47,500円)  湘南旅館宿泊料・1泊2食:5円~10円(25,000円~50,000円)

宿泊費と酒は高いが家賃は安い目。あとは現代の我々と比べても、数割はともかく桁が違うような誤差にはなっていないと思う。

2014-03-17

基本的教育を受けてないもの

そうなるのか。

そうだから高等教育機関にいけないのか。

にわとりか卵か。

だけど基本的人格

は生まれたときに決まってると思う。

http://anond.hatelabo.jp/20140317001252#tb

2014-03-15

http://anond.hatelabo.jp/20140314233406

どうせこの増田トラバしたところで、もうトラバツリーはずっと下まで続いてて目につくことはないだろうけど

早稲田偏差値的には同レベルな某国立大でもこういうコピペ文化はあったよ。人数は早稲田よりずっと少ないから指導教員の多さはコピペレポート自体とは関係ないんじゃないかな。

当時無駄意識が高かった俺は「そういうのまじ高等教育機関にあるまじき行為だと思う」と鼻息あらく(若干友人に引かれながら)豪語し、引用以外はすべて自分で書いた(偉そうに言うことでもないあたりまえのことだけど)。

早稲田は母数が多いから、そういう考えを持った奴はきっと一定数いたはず。そしてそういう人こそ、研究者になっているんじゃないだろうか。

小保方さんはもう擁護のしようがないけど、関係ない早稲田卒の研究者を「あいつは早稲田卒だからどうせコピペ論文だろう」と決めつけるのは可愛そうだと思う。

別に元増田がこう決めつけたわけではないけど、そういう流れになってもおかしくないので

2013-06-19

http://anond.hatelabo.jp/20130619203416

その元増田じゃないけど、大学生の大半そんな考えだよ。ちなみに俺は理系

別に勉強したくてくるわけじゃない。むしろ勉強しに来てるやつが異端みたいに見られる。

から大学受験で進学先を選ぶ基準は「自分の成績で入れる」大学学部だし、大学院ですらネームバリューのための「ロンダ」が流行る。

大学はもう高等教育機関じゃなくて就職予備校だよ。くそったれだよ。

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