はてなキーワード: 寿退社とは
同期の女性
異動回数6回
(同期では最多の異動回数)
1月にまた異動となった
在籍半年での異動
同期だけではなく先輩や後輩までも
『いらない子ってことだよね』と思ってる
今回の異動が他県への異動となったため
数人の同期で送別会をした
『部署の送別会で、「お前がいないと仕事回らないのに…部長はなんにも分かってないから」って言われてさぁー』
『影武者に徹し過ぎて、私が居なくても大丈夫って思われちゃったんだろうね』
『それやったの私ですってもっとアピールすれば良かったんだよねー』
『色んな部署で色んな知識身に付けたから正直どこ行っても最初から使える人間だよね。異動させやすやダントツじゃない?』
『異動先の部長に「俺が引っ張ったんだぞ」って言われたけどそんなの嬉しくナイナイ(ヾノ・∀・`)』
同期一同キョトン
お前がいないと仕事回らない
俺がお前を引っ張ったんだぞ
真に受ける人を初めて見た
みんな部署が違うんだから、詳しく話をされても全く分からないし、最終的に『私がいたから良かったものをー』になる。
同期の中には一度も異動したことない人もいて、それはそれは上司が必死で異動を阻止している。
それもそれでその人のためにならない気もするが、10年で6回…
『色んな知識』というが、薄っぺらい知識をさもそれが全てであるかのように他部署にもっていかれても迷惑でしかない。
『私がやります私がやりますって言うくせに周りを巻き込んで騒ぐだけ騒いで最後までやり遂げたことないし嫌いなんだよね』
と言っていたことを思い出した。
本当は自分が[たらい回し]にされていることに気付いているのか
もしくは本当に[取り合われている]とと思っているのか
異動から1ヶ月
どうしてもエンジニアのモチベーションが低く、最低限言われたことしかやらない。
いや、もちろんマネージャーの責任もあるのだけど1から100まで指示しろなんてそりゃ無理だ。
まぁそんな問題があったんだけど、あるときにロリ系のディレクターが入って変わった。
エンジニアが人が変わったかのようにモチベーション高く仕事をするようになったのだ。
タバコ休憩がなくなったし、無駄なオタク雑談などもなくなった。
ディレクターに気を利かせて、プロジェクト全体のことを考えられるようになった。
まだ未熟なディレクターの為に、社内で勉強会を開くなど意識が高まった。
残念なことに、取り巻きの一人が姫と結婚し姫は寿退社をしてしまった。
その後にエンジニアたちはもとのふにゃふにゃエンジニアになってしまった。
やっぱり同じようなことを思ってるのか
いつか結婚退職or産休育休するかもしれないという目で見られると出世は遅くなる。
会社がそう考えてしまうのは仕方ないとも思うけどこちとら既に家庭があって人を養ってる身なんだよなあ…
なんでそんなに仕事頑張ってるの~結婚しないの~寿退社すればいいじゃん~という同期女子とは打ち解けられない
大黒柱役の人が男と結婚してしまうのは最前線で頑張り続けるのに疲れてしまったのかもしれないね。心身共に強くないと社会に出てレズなんかやってらんねーよなって思う
我が家はフェム同士で誰にも疑われないし、家族にも仲が良すぎる親友で通ってる。このまま永遠にルームシェアがはやり続けて欲しい
高校卒業後すぐに就職した会社の同僚、Mちゃんの話をさせてほしい。
Mちゃんと私は、県立の商業高校を卒業して自動車の部品関連の会社に就職した。
高校時代のMちゃんとの関係性は、友達の友達くらいの間柄でそれほど深い関係ではなかったものの、就職後すぐに仲良くなった。
彼女はとっても美人というわけではないけど、ブスでもない。おしゃれと洋服が好きな70点くらいの女子だ(因みに私は20点くらいのブスな女だ)
彼女は明るい容姿とは裏腹にネガティブで、そこが当時無駄にポジティブだった10代の私と引き合った。
業務内の宿泊を伴う研修は必ず2人で行っていたし、慰安旅行でもいつも一緒だった。仕事帰りに定期的にお茶をしたし、先輩を交えてご飯に何度も行った。
取るに足らない無駄話や妄想話を何時間も続け、とても楽しかった事を今でも覚えている。
ただ、私は思う。Mちゃんは友達ではなかった、と。
Mちゃんと一緒にご飯に行っていた先輩は後に友達になれた。それなのに、Mちゃんとは最後まで友達になれなかった。
Mちゃんとの距離が離れていったのは、Mちゃんの結婚がきっかけだった。所謂おめでた婚、である。
MちゃんとMちゃんの旦那と私は同じ年で、セッティングされた飲み会で知り合った(因みにその飲み会は一言で称するとクソ)
Mちゃんはその時旦那を好きになり、数か月後めでたく付き合うことになった。
告白からの初セックスの流れを事細かに説明してくれたMちゃんの恥ずかしそうな顔は忘れられない。おかげで雨の日にタクシーに乗ることを数年間拒否したほどだ。
結婚式にも一応参列した。少しお腹が膨らんでいたものの、Mちゃんは純白のドレスがとても似合っていた。おめでとう、と当時の私は声を発せたはずだ。
Mちゃんは綺麗で、とても幸せそうに見えた。
ビンゴの景品でコンドームと精力剤が当たるような2次会を終え、私は帰宅するためにタクシーに乗った。見知った街並みを眺めながら、タクシーの中で声を殺して泣いた。
悔しかったのだ。結婚できない自分が。何かの烙印を押され、欠陥ができてしまったような自分が許せなかったのだ。
今となってはお笑い草だが、あの頃は結婚できない自分か最下層だと思っていたのだ。
結婚さえできれば、人間的に評価される。結婚できない自分は不出来であると。我ながら、小さな世界でしか生きていなかったと今なら思える。
ただ、その頃は全く思えなかったのだ。
結婚式から数か月後、Mちゃんから子供が産まれたとの報告があった。悩んだが、仲良くしていた先輩と一緒に赤ちゃんの顔を見に行くことに決めた。
地元から車を飛ばして数百キロ、1DKの荷物が多めのアパートの一部屋にMちゃんと子供がいた。
キラキラネームを多少かすったような女児の名前を伝えられ、口にするたび澱が溜まっていくように感じた。
決して子供が嫌いとかそんなことではない。子供に害はないのに、Mちゃんの子供というだけで何だか存在が不快そのものになった。
子供を抱いてみるか、と言われやんわりと拒否をしたのは、赤ちゃんという物体への恐怖心だけではなかった。
やわらかさやあたたかみに触れて、自分がちっぽけでみじめな存在だと再確認したくなかったからだ。
そして子供を産み、多少ふっくらして母となったMちゃんが心底羨ましく思えたのだ。
そうだ。羨ましかったのだ。
結婚、出産。自分には叶わない事をMちゃんはいとも簡単に手に入れた事に。
赤ちゃんを見に行った数日後、Mちゃんから来た御礼メールに返信をしてそれ以降Mちゃんとの連絡は暫く途絶えた。
それから約7年の月日が経つ。
その間、私には色々変化があった。
まず地元を離れ、首都圏に移り住んだ。様々な仕事を転々とした結果、現在は在宅で仕事をしている。
まだまだ雀の涙くらいの収入だが朝晩の通勤ラッシュと煩わしい人間関係から解放されることができ、とても快適な毎日だ。
そして数か月前、1年半同棲していた彼氏と結婚をした。7年前の私だったら結婚した事実だけでうれしくて死にたくなっていたかもしれない。
7年前の私に言ってやりたい。結婚なんて呆気ないよ、と。
あと、結婚しても大して何も変わりはなしないよ、と。
同棲からの結婚だったし、結婚しても引っ越すことなく同じ家に住み続けているし、結婚式も新婚旅行も互いの仕事の都合と飼っている2匹の猫と片時も離れたくないという理由でしなかった。
結婚に付随するイベントをほとんど回避し、浮いたお金で電化製品、家具、寝具を一新した。
家に居ることが多い私は、お気に入りのものに囲まれながら猫と昼寝することを何よりの楽しみにしている。
親からは、何度か孫の催促をされているが、やんわりと流し続けている。
Mちゃんは第1子を出産した2年後、第2子を授かった。今度は男の子らしい。
旦那が免許停止になり失職し、人に言えない仕事をすることになった結果「これまで経験したことのないような貧乏」に陥ったと聞いた。
どれほど貧乏かは知らないが、Mちゃんの父親は公務員で母親は専業主婦という比較的富裕層に属していたので、貧乏を経験したことがなかったのだろう。
Mちゃんは寿退社した会社にパートで復職し、時給950円で頑張っているらしい。おそらく、いまも。
これから子供が大きくなるにつれ、養育費が更にかかるんだろうな。大変だろうな、ってMちゃんのLINEのアイコンの中で笑ってる子供の写真を見ながらふと考える。
LINEで一応友達登録をしているが、連絡しあったことは一度もない。ただ、ブロックはしていない。Mちゃんもブロックしていないので、Mちゃん家族の成長をLINEのアイコンで確認している。
お金には苦労するかもしれないけどしあわせでいてほしいな、と今ならそう思える。
これに関しては、まだ答えがでない。おそらく一生でないだろう。
子供を産む人生と産まない人生、ひとりで生きる人生と誰かと生きる人生。選択するのは自分自身だ。
後悔はしていない、今は。
最近話題のフリーアナウンサーの長谷川豊氏が、男性保育士は海外ではほぼ100%近くいないというような趣旨のことを少し前に言っていました。しかし、反対の情報を見つけました。
http://oshiete.goo.ne.jp/watch/entry/68be0bb2f1d1029c2ea87f4dd67eccdc/
私は海外での取材経験も恐らくそこらのジャーナリスト気取りの方々よりは圧倒的にあるはずですが、海外で、少なくともDayCare施設(=保育園に当たる施設です)で……
下記は反対の資料です。
http://www.ohtabooks.com/publish/2016/08/16112530.html
THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本 2016.8.16
ブレイディみかこ (著) ページ106,107
こじんまりとしてアットホームな私立のつくし保育園では、男性の園長先生に会った。日本にも男性の保育士さんが増えているのかなと思って尋ねると、「いや、やはり難しいです。家庭を持ってやっていこうとなると、給料が低いので辞める人が多い」と言う。
英国でも保育士の給料は最低賃金に限りなく近いので、わたしの同僚や知人のなかにも男性は何人もいたが、やはりみんな辞めるか、自宅で子供を預かるチャイルドマインダーとして独立するか、フリーランス的な別の仕事をしながら趣味程度に週に何日か託児所で働いていたりする。いまでも働いている人は、妻やパートナーの収入が高い人々で、保育士の男性の育児スキルは高所得のキャリア系女性には重宝されているという一面もある。その点では、日本のように寿退社する男性保育士は少ないかもしれない。
長谷川氏の記事の書き方が、「海外で」「少なくともDayCare施設(=保育園に当たる施設です)」となっているので、厳密な比較は難しいかもしれませんが。
君の名は。人気はまだ続くのだろうか。自分は公開2週目位に一度見たきりなのだが、Web上で展開されている
様々な解釈を念頭に置いて、もう一度くらいは劇場に足を運ぼうと思っている。
新海監督の作品は「ほしのこえ」からの自分だが、その中では前作「言の葉の庭」が一番好みである。
50分弱という過不足無い尺。今作では少し鳴りを潜めた、現実よりやや過剰に高められた光の輝き。
ヒロインを失意の闇から救済し、精神的な絆を結びつつも、直接の対価を得ることが無い幕引き。
どれをとっても、新海誠という人物が長年その心象世界に持つ純粋な「私の世界」。
君の名は。を彼のベスト盤であると評した人がいた(本人?)ように思ったが、自分は「言の葉の庭」こそが、
最も正確に彼そのものを表しているように思う。
ただ、そういった作品性とは別に、自分が言の葉の庭を特別なものとして見るのにはもう一つ大きな理由がある。
全くもって個人的な体験に基づくもので、それを他人と共有する事に価値は無いのだとは思うのだが、
40を目前とした今、その記憶がゆるやかに風化していくにつれ、どこかにその記憶を刻んでおきたいという欲求に駆られ、
1日だけの日記としてここに記しておこうと思う。
創作では無い為物語の構成は酷く、起伏にも全く欠けるが、偶然目にする人がいたら、息抜きのつもりで読んでみて欲しい。
20年ほど前、自分は地方の私立大学に通う大学生だった。高校を出て何となくの流れに乗って通う大学生活は、
地方であること。理系であること。あまりハイブロウな属性でないことなどから大きな刺激も無く、
かといって腐ってしまうという程の退屈さもなく、毎日がそこそこのルーティーンとそこそこのイベントによって消費される、
卒業校は大学とほど近い場所にあるため、自分は時折高校時代の恩師の元を訪れ、近況の報告や、
(当時のPC弄りが好きな学生がしばしばそうであるように)師のPCメンテナンスなどを請け負っていた。
ある日いつものように師の元を訪れると、師の隣席に初めて見る顔があった。
師は、新任の先生だと言って彼女を紹介してくれた。
「今度新しく入ったH先生だ。」
「どうも初めまして。Sといいます。」
学校行事でスーツを着ていた自分を、おなじ新任か関連業者の人間と思ったのかもしれない。
彼女…H先生は突然勢いよく椅子から立ち上がり、コンシェルジュのような角度でお辞儀をしながら
と、およそその完璧なお辞儀からは相応しく無い焦り具合で挨拶をしてくれた。
少しだけ長めのボブカット。
そして何より、整った、育ちのよさそうな顔立ち。
(ははぁ。これは生徒に人気がでるだろうなぁ…。)
そう、思った。
「そう言えばH君、パソコンの調子が悪いと言っていたじゃないか。せっかくだからSにみてもらったいい」
これをきっかけに、ほんの短い間ではあるものの、自分とH先生に関係が生まれた。
その後数か月間、自分はH先生のPC周りの面倒を見ることになった。勿論、数か月といっても頻繁では無い。
実のところは、精々5・6度の話でしかなかったと記憶している。そうとは言え、ほんの少しだけ年上の
とびきり可愛らしい女性が相手だ。いつもわくわくしながら通ったのを覚えている。
見かけ通り、H先生はとても可愛らしく純粋だった。
明かりの落とされた職員室。
冷陰極管の青白い光に浮かび上がる横顔。
買ってくれた缶コーヒーの温もり。
年下の自分に中途半端な敬語交じりで話し、ソフトの使い方を教えたり、FEPの不調をメンテしたり、
壊れたFATテーブルをエディタで書き直す程度の事で、H先生はとても喜んでくれた。
見かけによらず、頑固でもあった。
突然の夕立に「いい」と言うのに頑として聞かず、駅まで車に乗せられた。
エアコンが効かず、少し蒸した車内。
一度、何かの為にソフトを借りに実業系科目の教師の所へ顔を出したとき、
と、冗談とも真面目ともとれない顔で言われたこともあった。
…その通りだと思った。
あの時自分はどうして恋に落ちなかったのだろう?
高校時代淡い好意を持っていたクラスの女の子を忘れられなかったからだろうか?
卒業校とは言え、教師という立場の相手に対しての遠慮だったのだろうか?
今となっては思い出すことができない。
ただとにかく、会いに行く時間の胸の高鳴りとは裏腹に、
自分がH先生に対して恋心を抱いたことは無かったように思う。
時が経つにつれて、H先生とは疎遠になった。卒業からしばらくOBとして顔を出していたやつが
いつの間にか顔を見なくなるという、ごくありふれた、普通の流れだった。
勿論、心のどこかで気になってはいたが、明確なきっかけも無いのに顔を出すのも気恥ずかしく、
また、自分という存在が順調に過去となっていく高校に窮屈さを感じ、足が向かなくなるにつれ、
しばらくの後には思い出すことも無くなっていった。
大学生活は相変わらず少々退屈で、授業とバイトの日々が続いていた。バイト先にはコケティッシュに笑う
年下のあざと可愛い女子大生が入り、自分はその子に相当入れあげていた。
そんなある日。
高校の「部室」へ顔を出した。
自分は高校時代ややヲタクなサークルに顔を出していた。それはよくあるアニメやゲーム好きが集まるような
内輪志向の趣味サークルで、正規の部員でこそ無かったものの、殆どコアメンバーのような立場でメンバーとつるんでいた。
先輩も、後輩も、同級生も、自分の高校生時代の交友の半分は、そのサークルに由来している。
部室にはYがいた。
Yは自分が卒業する年に入学した後輩で、少々エキセントリックな性格ではあるものの、
当時の世相でそういったサークルを志向していた女子には珍しく、並以上とは言える容姿と、
その予測不能な反応を示す性格から、OB現役を問わず大層人気があった。当時から近い表現はあったように思うが、
ヲタサーの姫がベターなワードチョイスだ。正確にはサークラ的要素も多分に混じるのだが、
方々穴兄弟にはなったものの、サークルはクラッシュされなかったので、二択であればやはり姫の方が無難であろう。
Yや他の部員たちと軽く挨拶を交わし、部室に置き去りにしたPCエンジンで縦スクロールシューティングに興じていると、
「先輩先輩。先輩はH先生知ってますか?」
驚いた。彼女が新任教師として赴任したのは自分が卒業した後であり、現役生であるYもそれは承知だろう。
卒業後に赴任した教師を話題にあげるという事は、普通滅多なことではしない筈だ。
「ああ、実はちょっとした絡みがあって少しだけ知ってるよ」
事実を答えた。Yが続けた。
「H先生、辞めちゃったんですよ」
公立高校と違い、私立高校では異動というものが殆どない。私立が主体の都会では事情が異なるかもしれないが、
地域内に同業が少ないこともあって、転職という選択をする教師も(教師という手堅い職を選ぶ本人の性向もあってか)
滅多にいなかったと思う。とにかく、短期での退職というものはあまり例が無さそうに思えた。
Yは表情を変え、ゴシップ好きの主婦のような声色を作って次を継いだ。
「それがね、聞いてくださいよ先輩。H先生寿退社…ってことになってるんですが、本当は…」
…
…
「本当は、生徒に強姦されて辞めたんです。」
それから数年の年月が過ぎた。
大学卒業後、氷河期のどん底という頃に地元の小企業に就職したが、ワンマン社長の横暴に嫌気がさし2年と少しで退職。
しばらくアルバイトをしながら職を探したが、高卒でブルーカラー職についたり土建業に入るならともかく、
大卒が志向するようなサービス業的業種にまともな就職先はとても少なく、わずかにある条件のよいポジションは
新卒で滑り込んだ者が既得権化しており、あとはそれこそ公務員くらいしか不満の少ない就職は困難だった。
それを期に、意を決して東京へ出た。
友人の家に転がり込み、転職エージェントを頼りにいくつかの会社を受けた。東京での活動は思いの外順調で、
面接したいくつかの会社から採用通知を受け、そのうち、条件はあまり良く無いものの、基盤の堅い中小企業に入社した。
入社後上司との性格の不和に苦しんだが、前職の事を思えばその程度の問題に対処することは苦労のうちには入らなかった。
給料はとても安(250程度だったと思う)かったが、それも前職に比べれば不満は少なく、初めての東京生活をエンジョイし始めることができた。
そんな矢先。
当時の秋葉原メイドカルチャーは黎明期の出店ラッシュがひと段落し、金の匂いに感づいた風俗業の面々が
続々と出店を始めた位の頃だったと思う。高校を卒業したYは東京の大学へ進学したが、
生来の不安定な性格故順調にメンヘラ属性を手に入れ、真面目な大学生という路線は早々に離脱。
生活の為か趣味かは聞かなかったが、アルバイトとしてメイドを始めた、ということだった。
メールには多少面食らったが、Yの人と成りからすれば、想像には難くなかった。
自分の秋葉原に対するスタンスは単なるパソコンショップ詣の場所で、メイドカフェへ行くことに多少の
戸惑いはあったのだが、後輩に会いに行くと思えばいい。了承の返事を送信した。
「おかえりなさいませ、ご主人様~」
Yの働く店は正確にはカフェではなく、バーだった。
万世橋を渡り少し裏手の路地の扉を開けると、今では手垢どころか擦り切れて表皮が
やや珍しい青と白の照明で彩られた店内(まるで自作PC筐体のようだ)は、多少の安っぽさはあるものの、
常連客との適度なゾーニングもされていて、居心地は悪くなかった。カウンターの向こうで客の相手をする
隣では、この場所にはやや不釣り合いな女性が独り呑んでいた。
「君、初めて?」
声をかけられた。
「そうですよ。高校時代の後輩がいるんで、まぁ付き合いです。」
「そうなんだ。じゃあ私と一緒ね。」
女性(T)は銀座でホステスをしていた。非番の今日は、ここで働く自分の彼女の仕事が終わるまで待っているのだ、
と教えてくれた。自分も自己紹介をし、それからしばらく話をした。ホステスの会話術は流石に巧みで、
後輩に会いに来たことなどすっかり忘れ、仕事の話や高校時代のことなどを話し込んだ。
2杯目のジントニックの氷が溶けるころ、Tがはたと気付いたように自分に聞いた。
「そうですよ。Yは3つ以上下だから、直接一緒になったことはないですけどね」
「そっか。そしたら君…」
…
…
「H先生って…、知ってる?」
ドキリとした。
自分の中で風化し、消えかけていた「H先生」という単語の響きが、急速に記憶の色を取り戻させた。
しかし、こんな偶然があるのだろうか?ここは00年代も半ばの秋葉原。しかも場末のメイドバーだ。
100歩を譲って、自分達の高校が埼玉や神奈川にあったとすれば分からなくもない。
だが、自分達の高校は十分に遠方にあり、増してや、彼女がH先生であったのは6年も7年も前の話なのだ。
ボブのかわいい初々しい先生だったこと
人の消えた職員室で一緒にコーヒーを飲んだこと
大した話ではない。読んでくれている人がいたら申し訳ないが、当事者以外が聞いても何の感慨もない日常の出来事だろう。
Tは、そんな自分の話を穏やかな顔で聞いていた。ひとしきり話を聞いてから、話をしてくれた。
髪型が全然違うこと 化粧が派手だったこと
プレリュードに乗っていたということ
…そして、1年程前まで、自分の彼女だったということ
少しジメジメした夏の終わり頃だったように思う。
日付なんて全く覚えていない。
でも、それくらい、自分にとって忘れられない日の出来事である。
「言の葉の庭」は、ヒロインである雪野先生が、想いを寄せられた男子生徒への対応を誤ったことを
きっかけに物語が構成されている。劇中、男子生徒を奪われ、腹いせに雪野先生の退職を画策
(そしてそれは成功する)した女生徒に主人公が抗議をするシーンがある。
客観的に見るとやや時代錯誤と青臭さがあり、本作で唯一落ち着かない場面ではあるのだが、
このシーンを見ていると、雪野先生とH先生をどうしても重ねてしまう。
勿論、自分が孝雄になる妄想を出来る程今の自分は若くない。ただ、物語は悲恋として終わるものの、
孝雄の存在は、雪野先生の人生において彼女のレールを想定の範囲内におさめる為強力に機能した筈だ。
では彼女は、H先生はどうだ?
H先生に関して一つ書き忘れたことがある。彼女は県下一の、ある業種の創業家の息女である。
名士の娘が地元の高校で教壇に立つ。頃合いをみて結婚。家に入る。
時代錯誤ではあるのだろうが、そんなルートが彼女の想定の範囲だった可能性は高い。
もっとも、実はそれが嫌で飛び出したということも考えられる。
これを読んで、「だからだよバーカ」と舌を出しているかもしれない。
それならそれで、構わない。彼女が想定の範囲の人生を受け入れていたかどうかなどわかるはずもないし、
想定されたルートが幸せだったなど、他人の人生の価値判断を想像でするべきではない。
ただ、人生のターニングポイントにおいて、1人の人間の存在が他の1人の人生に与えうるインパクトの大きさというものは、
現実であっても、いや、現実こそ想像以上に大きい。花澤香菜がワンテイクで録ったというクライマックスを見る度、
そこに感情をぶつける肩のあった雪野先生と、もしかしたら無かったのかもしれないH先生とで、
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…自分語りはこれで終了だ。
最後に少しだけ、素人の新海誠評を書いてみたい。
あくまで想像だと前置きするが、新海監督は幼少から無理目な恋愛ばかりをしてきたのではないだろうか?
恋愛という通常とは比較にならないエネルギーを必要とする行為において
その力を一方的に放出し還流を受けることのできない状況は、人を極端に消耗させる。
ある者は力尽き、ある者は別の誰かから力を得た。
またある者は、運良く力の循環に出逢えることもあるだろう。
監督はどうだ?
監督は恐らく、無から力を生み出すことを選んだ。それが新海誠の作品性の源流であり、
君の名は。の2人は、時空を超えて尚力の循環を得ることが出来たように描かれている。
これをもってして彼の心象世界との乖離を突き、不安視する声がある。かく言う自分も少しばかりは、心配だ。
だが、監督は既に力の循環を知っている。言の葉の庭の2人は、実態としての結末こそハッピーではなかったかもしれないが、
退職して2ヶ月がたった。
1年半の勤務で痛めつけられて消化不良がデフォルトだった胃腸も毎朝止まらなかった吐き気も、
家を出ようと靴を履くと止まらない足の震えも抜け毛も少しマシになったし、
日曜の夜になると怖い怖いと泣きじゃくることもなくなった。
ただ、まだ退職間際の社長の声がぐるぐる巡ってて消えてくれない。
社長は私に数分間怒鳴り散らし、最後に大声で「死ね」と言った。
会社で半日分有給を使って実費で受けた健康診断(しかも受けた後「休んでたんだから!」と4時間以上の残業を押し付けられた)の結果は
それも一緒に持っていって「もう、身体が限界です。就業規則に則り来月末で辞めさせてください」と経理部長に言いにいった。
その後、社長から「明後日で終わりだ。2日で引き継ぎをしろ」と連絡が来た。
専門学校を卒業し2年ほどフリーターしながら就活し初めて就職できた会社は社員は30人ほどの中小企業。
周りの女性は全員40代。一人20代の私はとにかくいじられた。職場に行けばブスだ、とろい、クソガキ、仕事向いてない。などと毎日。
まあ、いかんせんデブなので仕方ないのだけど会社の(強制)飲み会に行ってサラダを食べていると食え食えとご飯をよそられたり
逆に、全く食べさせてもらえなかったり先輩の気分によりまちまちで、つらかった。
(強制)飲み会の後、強制カラオケに行くとおっさんに肩を抱かれる、抱きつかれる、キスされそうになる、無理矢理酒を飲まされる。
もちろん、デブなのと上記のいじられキャラなこともあって別に色っぽい展開に持ち込みたいわけではないんだろうと思いながらも
通勤に1時間かかる中、終電まで返してもらえずたまに終電を逃し実家の兄に泣きついて家まで送ってもらったことも1度や2度じゃなかった。
デブはデブなりに肌に気を使っていたつもりだったのに気付けば吹き出物だらけでボロボロ。
「新人なんだから、当たり前だろう」と毎日20キロぐらいある荷物を無理矢理持たされたり
胃腸炎になりお腹が痛い中上着も着せてもらえず、外の草むしりを強要され倒れてしまったこともある。
この件については、ゆとり教育の弊害か?最近のコは身体が弱いわねぇ、と言っていたのが聞こえた。
先輩から休むなんて社会人失格だと電話が来たので嘔吐しながら出勤した。
寒いのはまだ耐えられたけれど、7月中旬カンカン照りの真夏日。
いつも通り仕事をしていたら「新人なんだから外に草が生えてたら走って向かいなさいよ」といつも通り嫌味を言われたので
ペットボトルを持っていこうとすると「そんなもの必要!?すぐ終わらせて帰ってきなさい!」と水分も持たされず外へ放り出された。
先程から何度も書いているけれど、私はデブなので(汗かきじゃない人がいたら、ごめんなさい)汗かきである。
草をむしりながら、滴り落ちる汗、汗、汗。
結局誰も手伝いに来てくれないまま、2時間がたち「そろそろ戻ってきたら」と言われ戻った。
帰り際に「あっ、車道のところにタバコが落ちてる。あれもウチの敷地内なの。拾ってきて」と車がビュンビュン走っている道路に落ちているタバコを拾わされた。
多分、私はその日にプツンと切れたのかもしれない。
何でそんなことばかりするのとか、私だって人間だだとか、そういうことを言いながらとにかく泣いた。
そして2日後、退職を申し出た結果、先程書いたように社長に「死ね」と言われた。
退職を申し出て次の日、朝礼で一言「ますださんが辞めることになりました。今までお疲れ様。身体には気をつけて」と、常務。
一緒に働いていた営業さん、先輩たちはもちろん、何も言わなかった。
朝の挨拶も仕事の引き継ぎの件で話しかけても無視されたし、もう辞めるからどうでもいいやという気持ちでこちらも話しかけなかった。
さすがに礼儀だと熨斗をつけて、菓子折りを持っていき「また皆さんで召し上がってください。短い間でしたが本当にお世話になりました」と頭を下げると
「じゃまになるから捨てて帰って?」と言われ中身を無理矢理個々の机に配り、熨斗はわざと見えるようにゴミ箱の一番上に放り込んできた。
そんな扱いだったけれど、私が辞める一週間前に入ってきた中国人の女の人だけは何も事情を知らないので、
社長に「死ね!」と言われる私を見てぎょっとしながら「大丈夫?どうして泣いてるの…?」と背中を撫でてくれて給湯室からお茶を入れて持ってきれくれた。
しゃくりあげながら軽く事情を説明すると「かわいそうに」と抱きしめられてドキドキした。天使に見えた。
あ、これ私男だったら惚れてる。いやデブだから相手にされないけど。と思いながら、いい匂いする…とドキドキしていた。
(私は汗かきなので、悲しいことに身体を拭くシートの匂いしかしない)
そんなくだらない奴らは切り捨てて、残ったのが今会社に残っている猛者たちだ。
君たちはそんなくだらない奴らのように成り下がらず、我が社に貢献してくれたまえ」
初めて就職できた、と喜んでいた頭にもガツンと響くパワーワードだった。
3ヶ月後、試用期間が終わり先輩たちに「試用期間が終わりました。これから何卒宜しくお願い致します」と報告しに行った。
ある人は「3ヶ月も続くなんて…増田さん、すごいね!」と驚いた。
ある人は「マジで辞めていく人多すぎだしせっかく20代入ったんだから辞めないでよー」と肩を叩いてきた。
私だって猛者になれる!がんばる!と同期と鼻息を荒くしていたけれどそこから1年3ヶ月後私はあえなくリタイアすることになってしまったが。
私と同じくつらい思いをしていた同期は「先抜けずるい!!」と怒っていた。
「1年半で辞めちゃうとか、やっぱりゆとりだよー」と嫌味を言われたので腹が立って
「そうですね、同期さんはこの会社でずっとずっとがんばってくださいね」と笑顔で言ったら
「いや?私は今年中に寿退社するから♡」と返され、ここにハリセンがあったら全力の「どないやねん!!」を御見舞してやるのにとぼんやり思った。
会社を出る時、もう一度「短い間でしたが、大変お世話になりました。ありがとうございました」と頭を下げた。
数人、積極的にいびってこなかった先輩が小さく小さく手を振ってくれたのを確認して少し嬉しい気持ちになりながら退社した。
幸い、今は母も少しゆっくりしなさいと言ってくれているので
家にお金を入れつつ家事をしているが、合間にこうして日記を書いたりと休ませてもらっているので、
上記の通り体調不良はましになった。
ただ、社長の怒鳴り声が、目を剥いて怒りに身を震わせながら「社会人失格だ!!死んでしまえ!!」と連呼する様子が頭から消えない。
昨日も夢で、先輩が早く会社来て!!遅刻だよ!!と私の腕を引いて走り出そうとして「私はもう辞めたんです!!」と泣き叫ぶという夢を見た。
すっかりとトラウマになってしまったのか、日常生活を送っているとガツン!と思い出すので正直、しんどい。
正直腹が立ちすぎて、会社の名前をぶちまけてあそこは新人イビリが横行している会社!!とここで吐き出したいぐらいだ。
ただ、傷付きすぎて何があったのか思い返せないぐらいだったのに
吐き出したら楽になるかも!とこうして文章にできるぐらいなのだから、少し回復したのかもしれない。
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初めての日記なので仕様がわからないのですが何かマナー違反とかあったらすみません。
吐き出して少し楽になりました。長文ですみません。
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ブクマコメ拝見してて、とても嬉しかったのでここでお礼を言わせてください。
よくがんばったね、カウンセリングをうけてはどうか?などなどありがたいお言葉をいただいて、泣いています。
本当にさっくりと突然の退職でしたし、1年半のみの勤務だったのでそのような言葉をなかなかかけてもらうこともなかったですし、
今もう「そろそろ次の仕事探せよ」と父にはせっつかれているので、少し息が詰まっていたので
本当にブクマコメでいただいたお言葉に救われています。ありがとうございます。
正直、ハローワークで何社か紹介してもらい履歴書を書いたり面接したりはしていたのですが、どうにも次に進むのが怖くて。
カウンセリングを受けることも視野に入れております。皆さん、ありがとうございます。
深夜アニメに出ているような声優って基本的に若い人しかいないけど、年をとってきたらどうやって食っていくのだろう?
ときどき、ある時期をピークに仕事がだんだん減っていく声優がいるけど、フェードアウトしていくのだろうか。女性は結婚して寿退社的なコースが想定されているんだろうか?
きっとスポーツ選手やプロレスラーみたいに、一生できる仕事じゃなさそうなのでどうやって生きていくのだろうか。他人ごとながら、心配しちゃう。
浅野真澄は多角経営でゼニゲバ声優という地位を得たし、沢城みゆきはルパンとか長続きしそうな仕事があるよね。田村ゆかりや堀江由衣みたいに永遠の17歳で売っていくこともできるんだろうけど、これは誰にでもできることじゃないしな。井上喜久子は2代目が出てきていてビックリしたよ、これはいずれ「この度、5代目井上喜久子を襲名する...」な未来が見えるぞい。
= 追記
みんな優しく教えてくれてありがとう。誰もがしぶとく生き残っていくんだなあ
多様性とか言ってるけど、LGBTは日本の大企業では出世できない。(バイは例外)
何故ならば日本の大企業では男女に求められていることが違うから。
男は結婚して子どもを作って住宅ローンを組んで会社に奉公することが求められている。
女は男と結婚して寿退社して、男を支えることがその求められている。
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以上、男女に求められている役割を考慮した上で、LGBTに当てはめてみる。
女性だから男の配偶者候補として採用されているにも関わらず、結婚しないため会社の求める人材ではない。アウト。
配偶者・子ども・マイホームの担保「3点セット」を供出できないためアウト。
男はカミングアウトせずに、結婚・子ども・マイホームまで担保を出せば出世できる可能性有り。
女は無条件に無い。
3月に大学院(修士課程)を修了して、4月から働き始めたんだけど、一足先に社会に出ていた学部時代の友人と話が合わなくなってきた。
大学は東海地方、大学院は北陸地方の別の大学の院に行って、就職でまた東海地方に戻ってきた。
友人たちは就職も東海地方のままだったので、私が就職して以来、よく連絡をくれるようになった。飲みに行ったりもする。
そこでの話題が、旅行の話、仕事の愚痴(上司がムカつくとか、お局がどうとか、そういう話)、彼氏の愚痴、さっさと結婚して寿退社したーいっていう話。
みんなが働いてお金稼いで旅行とか行ってる間、のんびり学生やってたから、まあ、旅行だなんだの話は聞き役に徹しているけど、みんなあんなに就活頑張ってたのになんで2,3年で辞めたいって口を揃えて言うんだろう。
今やっている仕事に憧れて、大学の学部も選んで大学院まで行った自分にはどうしても理解が出来ないでいる。
今の私にはさほど結婚願望も無いし、もし万が一縁があって結婚することになっても仕事は続けたいし、そうじゃなかったとしてもこの収入なら自分の食い扶持は稼げるし、その上で貯金も出来ると思う。仕事はつらいけどずっと夢見てた職種だから楽しいし、ようやく経済的に自立出来たからやりたいこともたくさんある。
だけどその分、久しぶりにあった友人たちとの間に大きな隔たりが出来たようで悲しいし、それ故に誘ってもらっても気が重くなってしまう自分がすごく嫌だ。
入社して3年以内に辞める人が多い。
その内女性の割合も多いとされ、その中でも早期寿退社が大半を占めると女性誌に書いてあったのを見た事がある。
つまり採用選考の段階で受付嬢や化粧品会社でもない限り美人を雇わない方が良いのではないか。
発想を変えブスなら早期退職する心配がないと考え、ブスを優先的に採用してみてはいかがだろうか?
結婚後早期退職する女性の多くは平均以上の顔の女性だと思えばいい。
基準としては平均以下の顔の女性を採用すると早期退職は著しく減少すると思われる。
それです。ついでにいうと、穴モテありきな戦略に走ってる人に限って穴モテ狙いの男を批判して『私、こんな経験あるんやで』が多すぎるから『節子、それ経験やない!ただの消費行動や』と三沢文也a.k.a.青二才さんが追加
>言ってる意味が全然わからないんですけど「穴モテしてるだけの、たいして恋愛経験のない女が偉そうに恋愛論を語るな」ってこと?
君のリクエストに最大限お答えして、はあちゅうの記事なんかとは比べ物にならない程のゲスさと、両名へのIDコールまでやったら、僕は色々な意味で期待してたアオヤギさんからブロックされて軽く凹んだよw
男の友情を優先させすぎると、そのせいでモテなくなるから程々にしておこうと思った。一応、ちゃんと読めばちゃんと中身があるし、今のインターネットをきっちりと切り取った記事を書いただけに、すごく聡明な彼女からブロックされたことに「え?」とはなったけど…落ち度は僕にあるしなぁ〜
あとさ…あの記事って、そもそもゲス女系にシンパシーのある女性が読めば、
「あなたがモテないのはあなたが気持ち悪いから」の法則で、論理が正しいとか正しくない以前にレトリックで「ああ、こいつはコンプレックスの塊だからそこから女を批判してるんだ」とか議論をすり替えるのよね…つまり不毛
アオヤギ・トイアンナ両名にツイートされてからついたブコメが「青二才は童貞」「コンプレックスの塊」だといった資質を問う声があるわけだが…童貞ではないけど、経験が少ないからあんまり恋愛の話をしないようにしているんでしょ?
まして、人の恋路にアドバイスできるほど僕は上手じゃないでも、上手じゃないからこそ「いい理論があればうまくなりたいなぁ〜」と思って、本や記事をぐらい読む程度には興味はあるわけさ。でも、その大半は自己肯定欲の低い男性を説教して安心させる記事か、女性同士の世間話をメディアに載せただけ
「泣けば許されると思ってる女がいる」
とまでは言いません。ただ、ゲスなことを言うだけ言って、支持するだけして、そのことを批判された時に「私が悪かった」感が一ミリもないはあちゅうとか峰なゆからへんのひとを見てたら、
「【女の子いじめたらかわいそうでしょ】待ちなんだなぁ〜」と。
一応、二村ヒトシメソッドと、恋愛工学の理論を重ねながら語ったのは、(当然ながら男女問わず、)ある程度理屈っぽく考えられる人なら「二村ヒトシの言い方でたいていのことは批判できるし、(著書を読んでいる人なら気づいたと思うが)都合のいいように出し入れできれば、無敵の論法」と気づくため
ただ、僕はいわゆる「ゲス女」にイラッときた時に言うのはコンプレックスというよりも、自分の母親がバブリーな価値観に染まって、早々と寿退社した分際で、男の趣味が昭和から出てないのに、それを押し付けられて子どもの時にすげー迷惑したから。そういう女が増えると僕が生きづらくなるんよ…
ただ、自分の中で「子どもの時にされてすごく嫌な思いをしたことをしてる女を増殖させる出版社や二村ヒトシは大半の人が生きていくのをしんどくする」と思って言えば言うほど…僕の身の周りの女性の自己肯定を低くしちゃうんだよなぁ…。
いや、僕も男は99.99%死ねばいいと思ってる派だけどさ
僕は「男は競争に勝って1万人に一人にならないと幸せになれない」と思ってるけど、女性については「考える事をめんどくさがらなかったら幸せになれる」と思ってる派なんですよね…。意外とわかってもらえないというか逆に取られがちだけど
僕が男の人に「好きなことを大事にしよう」だの「楽しめ」だのと言うのは、競争の勝ち負け、モテとお金のあるなしを幸せの基準にしちゃったら、男の大多数は競争に負けて幸せになれないから。
女性に対して「考えるのがめんどくさいからって共感できることに乗っかってない?」と言うのも、逆
ただ、僕に近づいてくる女て、僕が「考えるのがめんどくさって共感できそうなことを言う人」じゃない代わりに、僕と同じように「私の性では1万人に一人しか競争に勝ち抜けず、そういう人しか幸せになれないから大半の人は死ぬか、生きている以上最大限の現実逃避をするしかない」的な人なんだよね
で、僕はすごく話があって心地よいんだけど…ただ、あまりにも僕に都合が良すぎてと言うか、自己肯定欲が低すぎて「趣味があるから生きてるけど、それがなかったら死んじゃうんじゃないの?」という女の子とばかり会うのよね。心の穴の一致?うん
「遊んで暮らしたい」じゃなくて、「遊んで暮らし」ます。ビジネスマンのマッチョイズムとか、キッチリ感がないから、とことんちゃらんぽらんかつ現実逃避して凡人らしく生きます。そりゃ、マネタイズのことは考えるけど、お金について考え過ぎると病むからあくまでもほどほどに。
最近の交友関係見てると、男の方はいい意味でも悪い意味でも現実を生きてないか、社会舐めてるかで競争自体を拒否してる人にいっぱい会う。
豚まんって今本当に26歳なんだろうか。どう考えてもロスジェネの35歳すぎのおっさんの非モテ語りなんだが。
99.99%の男は汚い。汚いから、女の子がやると官能的だったり、幼さが際立つことも、男がやると不愉快なだけ。だから、男は女の子が化粧とダイエットに力入れるぐらいには面白い・頭いい・すごいにステ振りして殴りつけないと幸せになれない
こういうこと書くと、ネトフェミから「男だってイケメンになったらモテるんだから、女の子みたいにキレイにする努力をしたらいいじゃないか」と言われそうだけど…男のキレイ枠ってもっと狭き門だと…いや、説明しなくてもわかるだろ?そんぐらい
合コンで高学歴以外に「女子大」といえば、お株があがるけど、男は東大・早慶以上じゃないとお株が上がらない。(しかも、文系でお誘いをウケる程度に見てくれがいい人しか上がらない。)キレイ枠の狭さをそこからも感じ取ってほしいと思う限り。
いい意味・チヤホヤする意味での「○○女子」は多いけど、「○○男子」はものすごく少ないことからも、「女子の枠の方が多い」ことをいい加減に理解して欲しい。
(99.99%の才能があるわけでも、キレイ枠でもない男は)みんな死ぬしかないじゃない!
年齢が上がった時にしんどくなるのは女性の方なんですよね。(若いころに「枠」に救われる人が多かったとしても、中身をつけるか、争いから上がらないとしんどくなるのは女性だから、そこはとっても難しいですよね…)
男の場合、「結果」がお金のことになるから趣味の先駆者・名人は人間扱いされづらいんですよね…。頭がいい人、ニッチな分野ですごい人はいるけど、その位置だと、社会的にもモテ的にも報われないのが難しい所。一方で、「モテ」に関しては、お金を貰わなくても、何十人に評価される必要もないから抜け道がある。女性の場合は「男だらけの趣味・仕事・学問に行くとモテる」とか。ただ、女性特有の難しさはその後。モテてるうちにあがるか、実力をつけないと積み上げたものも失う危険が。
しゃべってるうちに気づいたけど…これって男の場合は受験とか試験の年齢と同じような競争・序列の世界に生きてるしんどさで、女性の場合は寿退社の時代のしんどさ(ゴールは自体できるけど、ゴールは強制。タイムアップ=ゲームオーバー)という別のしんどさなんでしょうね…
結婚しない選択・そういうことに配慮がないぐらい女性が少ない場所にいたら、男並みに仕事を求められていきなり、男的な競争に巻き込まれてしんどそうな気が…。うーん…
言葉足らずだったから補足。年を経るごとに競争に慣れたり、逆に競争に勝てばいくつになってもチャンスがある男にはない辛さが、「いきなり男並みの競争に投げ込まれるか、モテてあがるか」の二者択一になることなんですよね…そこを配慮した言い回ししないとダメだなぁ…僕が
ガチのヤリマンは男に依存してるから、男にやさしい&優しくされると一時的に本当に転ぶ心のやさしい人がいるけど、ヤリマン気取りは経験を振りかざして「ゲスな話できる私、素敵」とかやります。実際のところ、後者は「いい肉」ってだけ。前者は共依存して両方ダメになる程度には魔力がある
同時入社した同僚……といってもお互い中途だったので私よりも大分年下の女性が結婚した。当時妊娠三か月の出来婚。そして寿退社。
相手は違う部署の、直属の上司という訳ではないが上の立場の役職の男性。
二人の結婚を知った時、私はその年齢差に正直引いた。彼女は27歳、彼は42歳。15歳差ですか、そうですか。
彼女は身長150センチを少し切り、童顔なので実年齢よりもかなり若く見える。彼の方は身長180前後でまあかっこいい部類なのかもしれないがそれでも肌や髪は年相応。
恋愛や結婚は個人の自由、個人の自由……分かってるんだけどどうしても気持ち悪い。素直におめでとうとは思えなかった。
これは嫉妬なのかなあ。男は40過ぎても二十代の若い子と結婚できて羨ましいっていう嫉妬(男女逆でもない事はないけれどやはり圧倒的に少数)
「歳の差婚は増えてない、JJIageのマスコミによるステマ」っていうけれど、実際身近なところで歳の差婚はやたら多い。件の同僚以外にも、十歳以上年上の男性と結婚した女性は周りに珍しくない。
私は31歳、未だ独身彼氏も無し。この年で二十代の男性となんて到底無理だと思う。若い子と結婚できて男はいいなあ…という嫉妬なのか。
それとも私は多少レズっ気があるのかな。もしかしたら、彼女の事が好きだったのかもしれない。実年齢以上に小さくて童顔で可愛い子だったのに孕まされてボテ腹になっていると思うと正直気持ちが悪い。成人同士が合意でセックスしたのは分かっていても、相手が15も年上のおっさんだと思うと、凄く、こう……「汚された」って感じがするんだよ……。実際に彼女のその姿を見てはいないのだけど、もし見ていたら態度に出ていたかもしれない。
それでもやはり同い年や少し上くらいの彼氏と結婚して妊娠出産だったら素直に祝福できたんじゃないかなーと思う。実際、仲の良い友達が同世代の相手と結婚や出産した時はそうだったし。
彼女はもうすぐ出産するんだけどどうしても素直におめでとうと思えない。彼女は退社したので会う事はないけれど彼の方は同じ社内にいるので嫌でも様子が聴こえてくる。うー正直きつい。年齢差だけでなく身長差も相当だったから、若くて可愛い子がおっさんに犯されて汚された、って印象がどうしても抜けないんだよな…。あー年齢差があってもせめて彼女が大人っぽく背が高いタイプならまだマシだった。堀北真希と山本耕史なんかはビジュアル的にはそこまで気持ち悪くもなかったし。同僚は二十代後半だけどその年齢以上に幼く見える子だったから余計にきつい。
他人の性生活なんてどうでもいい、自分の事だけ考えろ、それは分かっているので直接口に出したりはしないけれどやっぱりキモい。
腐女子歴は15年を過ぎ、これまで何度かか足を洗うタイミングを得た(彼氏ができたり、結婚したりした)が、幸か不幸か環境に恵まれ今に至る。
結婚が決まり、なんとなく主婦になることになったとき、私の心は期待に満ちていた。
これまで同人誌を作ったことがないので、一度は作ってみたいなあ、なんて夢想もしていた。
そんなこんなで、最初の数ヶ月はとても楽しかった。一日中ゲームをしていた日だってあるし、創作活動に勤しんだ日もあった。創作活動自体は思うようには行かなかったけれども、何をしてもいい解放感にうち震えていた。ノーストレス!
私はある日昼寝から目覚め、つまらない生活を自覚したのである。
時間はいくらでもある。まだまだ積んでいる漫画やゲームだってある。ところがそれらに触れたところで、なんだか心が動かないのである。
働いていたときに感じていたような、やりたい!という強い気持ちがないのだった。そして終わった後に得られる面白かった!という気持ちも、以前に比べて格段に薄くなった気がした。
働いていた頃は決して仕事が好きではなかったし、残業も多くてしんどかった。
それでも、仕事がうまくいかなかった日に読むBLの読後感たるや、言葉では言い尽くせないものがあった。まさに生きててよかった!である。
仕事に限らず、過去15年余りを振り返ってみると、私は常にストレスと隣り合わせであった。
受験勉強やアルバイト、就活、仕事。やりたくないことをやりながら、漫画読みたいなあ、ゲームしたいなあなんて考えながら、いくつかの困難を乗り越えてきたのである。
そのことに気づいて、現実と照らし合わせたとき、私は強く就業を決意した。
働くことは好きではない。それでもこのまま、やりたいことをやるだけの生活をしていては、心が死んでしまう。
決意してからの行動は早く、ありがたいことにすぐ就業が決まった。
休みが終わると思うとあれこれとやりたいことが出てきて、私は半年間何をしていたのかと後悔することもあるけれど、やりたい!楽しい!と強く思えることが嬉しい。
私はもう一度、BLを読んで、生きている喜びを感じたいのだ。
女性に対して酷いとか企業の甘えだみたいなのがブコメでもあって強い違和感がある。
資生堂は、世の中の2歩も3歩も先に行ってて、だからこその今回の報道なんだけど、それが判ってないコメントが多いと思う。
(資生堂ショックとは、資生堂が美容部員の時短勤務者に土日や夕方以降のシフト入れを促す施策の事)
資生堂は離職率を公表しており、2013年度の国内資生堂グループ(管理・総合職)で3.2%だ。2014年度4.2%。
しかし、結婚・出産・育児理由は、0.03%にすぎない。2014年度は、ついに0.00%になった。
美容職で、離職率2013年度 3.1%(結婚出産育児理由0.80%), 2014年度 3.7%(結婚出産育児理由1.00%)。
他にも、育児期間中の転勤への配慮、配偶者の転勤に伴う異動考慮、等など。
「企業内保育所設置!」に「そこは資生堂が12年前に通った道だ……」とかやってほしい。
あえて書かないが、ググれば復職率・定着率の高さにたぶんビビると思う。(ヒント、9割は超えてる)
化粧品業界の最前線に立つ一万人以上の女性の集団をコントロールして、離職率をここまで抑えているのは驚異的だと思う。
「守る対象から戦力へ」と言い出したのが、この資生堂だというのは念頭に置く必要がある。
こう言う時、オトコは、とか書くと炎上するのだろうが、一般的な目線で見ても「企業は人を採れば良い」となりがちだ。
美容部員(想像し辛い人は、化粧品売り場で働く、相手に化粧を施して売り込む店員だと思えば良い。男性も少数だが居る)対象だから女性だ、というのは実は本質ではなくて、
これは、男性であっても女性であっても、育児短時間勤務が今後一般的になってきた時に、必ず起こる問題になる。
なぜなら
この場合、「男性社員を雇えば良い」とはならない。男性は育児をしないと企業が宣言しているのも同義だからだ。
また「育児休暇を取らない社員を雇えば良い。出産育児は権利であって義務でないので、使わない人間も居るだろう」というのは退化だ。
採用面接で「女性は寿退社or出産or育児で働かなくなるからリスクがある」と言うサラリーマンは、残念なことに未だに一定数居る。
こうすると、
2番が実際に根付いた資生堂は、日本企業としてはかなり進んでいるだろう。(実際、常に10%程度が短時間勤務者)
そして、ついに3番に手を付けた、というのが今回の「資生堂ショック」の話になる。
これは、ほぼ女性のみの美容部員だから生まれた問題ではあるものの、何れ日本社会全体にこの問題が来る、と信じたい。
(実際には、介護の話が避けがたく先に来るので、そちらから整備されていくのだろうけども……)
念の為補足しておくと、美容部員の短時間勤務者のために、夕方以降の店頭活動を代替する「カンガルースタッフ」という派遣社員が1600名ほど在籍している。
ただ、このカンガルースタッフの育児を犠牲にすれば良いかというと違うので、結局またその店頭活動サポートのサポートが必要になり……と根本的な解決にはならない。
(実態はバイトだしキャリア蓄積という意味でも難しい。わりとこのカンガルースタッフは常時募集しているので、はてなでもやってた人がいるかもしれない)
基本的に、上記の二択だった。(下手すると時短勤務を取れず育児専任女性)
当たり前の話だけど、こうするとキャリアを積むのは、育児を犠牲にした人か、(育児もキャリアも積み上げた)超人だけになる。
(働きたい人だけが働けば良いというのは、キャリアを積みたいなら育児は犠牲にしろと言ってるのと同義なので意味が無い)
この内、1番の「キャリア重視なら育児が犠牲になるのはやむを得ないよね」というのにハッキリ「ノー」と言ったのが資生堂になる。
育児は当然の権利なのでそれは尊重した上で、キャリアを積み重ねるのは、この方法だという方針を打ち出したと言って良い。
「私はキャリアを積み重ねるルートから外れた」と時短勤務者本人や周りに思わせないよう宣言した、とも言える。
キャリアを積み重ねて欲しいと言って採ったのならば、その道筋を引くのが企業の責務だろう。
理念だけでは回らない現場に寄り添ったガス抜き施策じゃないかな、と思う。
露悪的に言えば、婚期を逃したお局様みたいなBC(ビューティーコンサルタント)は、キャリア的には実績もあるしバリバリ働く。
あっちで短時間、こっちで短時間、結局土日や遅番は子供の居ない連中で回すんかいという不満が現場に蓄積される。
「キャリア指向」だけではなく「育児もキャリアも」でやりくりして土日に出ている「育児女性」にも不満が出る。
産後2ヶ月後には私は働いていた!半年も休んだ上に短時間とは軟弱だ!とソコココにそういう空気が流れる。
結果、「出産育児理由では無いんですが」と「職場で働き辛い(一身上の都合)」と、辞めていったりする。
(キャリアを積む道筋が無ければ、育児重視で行きたいと思った女性は「バリバリ働きたい人の雰囲気には馴染めず」となりがち)
そういう不満に対して「制度にべったりではなく、出来る範囲で努力はしてもらう。そういう内容で啓蒙もしてる」と証拠を見せるのが大きな目的の一つだとは思う。
(繰り返しになるが、たぶんそこらの企業よりよほど産後復帰しやすい環境を整えておいて、なお、同じ職場の女性に不満が溜まりがち、という事)
短時間勤務者は、「育児期間中の保護対象社員(特別な扱い)」から「一般社員(ただし育児時間中)」になった。
これでもし、「短時間勤務者にしわ寄せが向かう」のであれば、それは「短時間勤務者だけが育児を担っていた」事になる。
「資生堂ショック」とは、資生堂で働く女性短時間勤務社員に対してではなく、その伴侶であったり、周辺の環境に対しての事だと思う。
この報道で「男性の育児休暇推進に向かえよ他の企業は」というコメントで盛り上がらないのは、ちょっとどうかと思う。