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2012-12-27

http://anond.hatelabo.jp/20121227011810

まあ、さくら荘のペットな彼女原作改変がプロダクトプレースメント(以下PP)だという根拠を示せと言われても難しい訳だが、それは全てのPPにおいて言える話である。全てのPPがただの偶然だと言われたら、その可能性は充分ある。

からこそ、放送主側や制作側に説明責任があると思う、少なくとも今回のようにネット上では大いに取り上げられた話題なのだから、それもこのアニメを見てDVDを買う購買層から疑惑である、公式に回答しない理由が無い。


プロダクトプレースメントには、広義として、個人的な賄賂も含まれる。

プロダクト・プレースメントの英語wikiのLegal considerationsの項にアメリカでのラジオDJの実際の事件と全体の規制について載ってる。

http://en.wikipedia.org/wiki/Product_placement#Legal_considerations


この辺、日本の放送倫理規定やJAROの調査が現行どのようなものか把握していないので何とも言えないが、現状の民放でその辺を考慮している素振りは無いように見える。

例えば特定の商品名について、あくまで考慮しているのは、その番組スポンサーと対抗他社の製品を映さないとか、スポンサー批判をしないとかである

テレビを見てると、お前はそんなに〇〇会社製品の話をして〇〇会社の回し者か? というツッコミを聞くが、それがもし事実PPに対して規制があるなら、非常に際どい質問である。そのような理由から日本PP規制に対して非常に緩いのでは無いだろうか。

どちらにせよ、そのような規制が無いのならば、制作側において決定権を持つ特定の人物が、個人的な見返りを受け取って、意図的な広告効果を狙った演出を実行しうる、という事。逆に、規制があるなら、JAROなり調査機関が何らかの調査結果を発表すべきだろう。


では誰が、「サムゲタン」という商品名でも何でもないものを、宣伝するだろうか、という疑問だが。

wikiによると、韓国では韓食世界化事業というものを展開しているとの事。

韓食の世界化

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E9%A3%9F%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%8C%96

2011年5月にはニューヨークの有名韓国料理店が相次いで閉店したことが報じられ、多大な予算をつぎこまれた韓食世界化事業の推進に疑問が持たれた

韓食世界化リードすることを目的韓国政府が推進していた「フラッグシップ韓食レストラン」事業に運営事業者の応募がなく白紙化されるなど、「高級化」も難航している[50][51]。更に2012年10月にはこれらに使用されなかった50億ウォンは本来返納されなければならないものだが、韓国料理レストランとは無関係研究業務やウェブサイトリニューアルに全て使用されたことが明らかとなった。なお、農林水産部は問題はないと認識している。

上記記事によると、実店舗への資金提供は上手くいっておらず、韓国料理のものへの周知へ向かっているようである

その資金提供を受けた者の中で、会社、団体、レストラン、個人が、日本テレビ番組制作者とのコネクションがあったとしてもおかしくない。

ちなみにグーグルによると、50億韓国ウォン = 3.98460881 億円との事。約4億円。消えた4億円は本当に研究業務やウェブサイトリニューアルのみに使われたのだろうか?



という訳で、あくまでも疑惑であるしかしながら、疑惑が起こる事それ自体が問題で、つまり人種差別的なもの政治的なもの、果ては物語の演出論等、それらは切り離して考えるべきである

また、その疑惑が調査されているかどうか、それが規制対象であるかどうかすら分からないのが現状であり、誰もそこに疑問を持っていない。

もう一度書いておくが、このアニメのみならず一連の「サムゲタン」に付いて回る放送に対する疑惑は、明らかに制作側や放送側に説明責任がある。公式の回答が無い以上、あるいは調査機関からの回答が無い以上、答えたく無い理由があると判断されても仕方がない。




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以下上記記事に対するコメントなりブクマなりに対する回答を、気が向いた時に適当に選択して書こかと思います

id:type-100そんな説明責任あるわけねえだろボケサムゲタン料理であって商品ですらないんだから、あらゆる料理番組に登場させるにあたって説明責任が生じることになるぞ。

id:djsouchouネットで「炎上」したから釈明せよ、とか発想がぶっ飛んでるな。疲れてんだろ? ネットから離れろよ/一時期「スラックティビズム」と連呼してる人を思い出した

なるほど。つまり、仮に賄賂のような金銭の授受があったとして、それを疑われたからと言って説明する責任は無いという事でしょうか?そんな疑惑無視するべきだと?

では、これがタバコならどうでしょうか? 例えば、JTがあるアニメ主人公原作とは違うヘビースモーカーでおいしそうにタバコを吸うキャラクターにするよう依頼したとして、その見返りとして金銭の授受を作者なり演出家なり監督なり決定権のある人物に賄賂として行った場合。この場合も同じようにタバコを吸うキャラクターは沢山居るので、タバコが登場する度に説明責任が生じる事になって、そのような疑惑無視して良いのでしょうか?

そもそも倫理規定違反とかなんじゃないの?そのへんどうなってんの?どうして誰も疑問に思わないの?というのが上記記事の内容なんですが。



http://anond.hatelabo.jp/20121227123030

からさ、「金銭の授受」を疑う合理的な理由がどこにあるのよ。それがないからただのイチャモンなんだよ。

政府機関が裏口で金払って男性向けの深夜アニメサムゲタンを出させるという可能性もそりゃあゼロではないだろう。だが考慮に値するものだとは思えんぞ。

まり、多くの人に疑惑の目を向けられ騒がれても、その疑惑の根拠が薄いか無視しても良い、という事ですね。私の意見とは違いますが、それは一つの別な意見として納得できます

あと、釈明ってどういう風なのを想定してるの? スタッフが口で「違います」とだけ言えばそれで納得するの?

制作側で決定権を持つ何某がtwitter等で「あー、おかゆをサムゲタンにしようって言ったの俺だわ、その場の皆もそれいいねってなって、ちょうどサムゲタンにハマってたんだよね、ステマじゃねーし、金なんてもらってないっつーの」

という風なのを想定しています。誰がどのような理由で改変しようとしたか、金銭の授受の有無、これで充分納得できるかと。



id:AutoAutoこの記事もさくらスタッフステマの可能性であることを否定できない。増田もこの疑惑に何か釈明すべきではないか

前述した通り、「誰がどのような理由で改変しようとしたか、金銭の授受の有無」にのっとって書かせていただきます

この一連の記事を私が書いた理由は、「誰がどのような理由で改変しようとしたか、金銭の授受の有無」を知りたいからです。その意図制作から回答があり広く知られれば、この一連の人種差別的な軋轢や、罵り合いや、疑惑や、果ては韓国の方やPSYさんのファンをわざと怒らすような同人誌活動等が、多少なりとも収まるのでは無いだろうか、と思ったからです。

例えば「ココロコネクトドッキリ事件」ではその意図制作から公式に回答されて、今あれが本当に悪質ないじめ意図したものであると誤解している人は少ないと思われます

ココロコネクトドッキリ事件

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1209/02/news006.html


同じように、「さくら荘(略」に付いて回る疑惑も誤解であると、望んでいます

しかしながら、それについて回答が無いので、それは誤解であると断言できません。またほとんどの人は別にその疑惑真相を知りたいと思っていないようです、そのせいで人種間に軋轢が生まれようが、罵り合いや中傷が起こっていても興味が無いようです。あるいは諦めているのかそれを楽しんでいるかだと思います


そのような理由で、僕はこの記事を書きました。もしそれがこの記事を読んだ人に伝わっていなかったならば、申し訳無いです。他人も自分と同じように読み取ってくれるはずという思い込みは文章を書く度に気をつけているつもりですが、かえって誤解を招く事もあったりして、本当に難しいと今回思いました。

あ、あとこの記事を書くにあたりお金は誰からももらってません。

このように、何にでも全て広告意図があるのでは、と疑う人がもっと増えていけば、いずれ規制必要になってくるのかもしれませんね。

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※重大な情報を一つ見落としていたので追記します。

■「さくら荘のペットな彼女」は日本以外に韓国でも同時期に放送されているようです。

さくら荘のペットな彼女 放送局 wiki

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89%E8%8D%98%E3%81%AE%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AA%E5%BD%BC%E5%A5%B3#.E6.94.BE.E9.80.81.E5.B1.80


韓国放送局と何らかの取引があったのでは? 

例えば、韓国側の放送局韓国で馴染みのある料理を作品中に登場させて欲しいと依頼があり、その見返りに何か(これは金銭に限りません)を日本側が望む、というような取引です。

普通に考えてこれが一番あり得るかと思われます

公式な回答が無いのも、一連の記事で書いた通り、wikiによると韓国ではPPが禁止されているとの事なので、このような架空物語中のモノを実際の取引に使う事自体が、韓国では禁止されている可能性があるのではないかと。

今になっても公式回答が無いのは、どう考えてもおかしいので、おそらく、日韓テレビ局法務部やら広報部やらがその辺を調べているんじゃないでしょうか。規制対象かどうかはっきりするまで、公式な回答ができない、という状態かと。

時間が経ってはっきりすれば、いずれ何か回答があるかもしれません、回答が無ければ規制対象ということで契約上の問題で回答できない、という事でしょう。


もしこれが真相だったとして、私個人的には悪感情はありません、むしろ広く人種間を越えて視聴者を楽しませようとする意図に基づいた、ビジネス上正当な取引だと思います

そして、今回の件で、これ以上特定の人物が攻撃されたり、会社人種中傷されたりする事が無くなるよう望みます


やはり、このような問題が起こるのだから架空物語中のモノを実際の取引や広告に使うのはある程度規制した方が良いのかもしれません。

2012-12-12

DMMゲオペニオクに関して身の潔白を訴えるべき

 

読売新聞 ペニーオークション詐欺 タレント落札うそ

http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121212-OYO1T00253.htm

ついに大手マスコミ警察まで巻き込んで火を噴いたペニオク詐欺疑惑

そんなの俺らネット民が2年ぐらい前に追求してたよねー 2年前くらいに結論でてたわー とミサワ風の感想を抱かざるを得ないほど今頃感が全開である。おせーよ。

 

ただね、今回炎上しているのは既に別件で逮捕されている零細チンピラ集団が運営していた「ワールドオークション」であり、あんなのはとっくの昔に100%黒判定がなされてたわけだし何より小物過ぎてつまんないんですよ。もっとこう業界を巻き込んで大騒ぎになって欲しいと思ってるのは俺だけじゃないはず。

 

DMMゲオ

さてここでDMMである。「DMMポイントオークション」と称して2011年9月15日までペニオクを運営していた。

http://www.dmm.com/auction/

多くの会員の皆さまにご愛顧いただきましたDMMポイントオークションですが、

事情により、2011年9月15日(木)正午をもってサービスを終了とさせていただきました。

以下は2010年10月27日に書かれたDMMポイントオークション実際に利用して落札したと主張するデヴィ夫人ブログ記事である

DMMポイントオークション デヴィ夫人オフィシャルブログ

http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10687315667.html

最近スタッフの間で話題に良く出るDMMポイントオークション

面白いからと勧められてスタッフが実際に登録してやってみると意外と簡単に落札できました。

初めてやってみた感想としては、ゲーム感覚でなかなか面白そうですね。

時間の空いたお暇な時間にDMMポイントオークションを試してみてはいかが?

として、記事直下DMMポイントオークションへと誘導するリンクが張られている。うーん。どうなのこれ。

他にも同時期にこんな記事が。(今回のワールドオークション逮捕の件を受けて記事上部に「ペニオクへの注意喚起」を追記しているようだ おせーよ)

http://www.akiyan.com/blog/archives/2010/09/penny-auction.html

akiyan.com ペニーオークション本質は、新規参加自由なチキンレース

もし仮にデヴィ夫人の記事がネット民の推察通りステマだとしたらワールドオークションとは比べ物にならないぐらい問題であるDMMのようなそこそこ大きい企業までもがステマを行っていて、なおかつワールドオークションのように不正プログラムを走らせて実際のユーザーほとんど落札させないようにしていたとすれば、当然ながら大きな社会問題になる。その辺のチンピラが小遣い稼ぎしていたのとは訳が違う。

さらゲオDMMとは比べ物にならないぐらい大きな企業だ。東証一部に上場している立派な大企業だ。その100%子会社である株式会社ぽすれんが運営していたGEOオークションまで不正があったとすれば大袈裟でもなんでもなく日本ネット史に残る事件と成りはしないだろうか。それだけは絶対に避けたい。そんなことはあってはならないし、東証一部上場企業の100%子会社に対して詐欺嫌疑がかけるかけれらるなど絶対に避けなければならない。

 

全てのペニオク運営企業は身の潔白を訴えるべき

DMMゲオのような会社ペニオクなんていう子供だましビジネス詐欺を働いていたとはちょっと考えにくい。しかし、しかである。これだけペニオク社会を騒がせてしまっている以上、既に撤退しているかどうかに関わらず自分たちはステマ詐欺をおこなっていない 正々堂々とオークションを行っていた」とキッパリと表明する必要があるのではないか。ここで白黒はっきりさせておかないと今後ずーっとネット民からネチネチと言われ続ける可能性があるよ。「あそこも詐欺ペニオクやってたよね」って。

 

ペニオクなんていう道徳的に極めて悪質な商売に手を出したのならば、ちゃんと説明責任を果たすべきだ。

2012-11-05

http://anond.hatelabo.jp/20121105204335

自分の絵がトレスされたと主張する人がいるならその人には説明責任があるだろうけど、他の外野には説明責任なんてする義理無いでしょ

大体あの酷いタグ中傷炎上チャラっしょ あんな酷いタグばかり付けられて可愛そうに

http://anond.hatelabo.jp/20121105202052

いや、だからさ…説明責任があるのにそこから逃げているというのは非常に問題があると思うよ

トレパクや盗作がばれたら普通打ち切り雑誌追放なんかの制裁があるはずなのにマサオはそれを免れている

証拠は挙がりきっているんだから盗作をしていないならしてないとはっきり言うべきで

なおかつ今まで挙がった証拠についても言及しないといけない

要するに禊を済ましていないってことだよ。それなら叩かれても仕方ない。

すべての説明が終わってなお叩くならそれは問題だと思うけど、そもそも今回はそこまで問題が進んでいない。

2012-09-19

http://anond.hatelabo.jp/20120919150620

・Aの発言に通行人からツッコミが入った。

・発言の説明責任を負うのは誰?


そこでAが「いや、深い考えなく言ってしまったんだ」って撤回するならわかるし

その場合は通行人もそれ以上しつこく追求するべきじゃないけど。



自分の発言に反応やツッコミが入って、

「反応するなんてナイーブ」っていうのはちょっと意味不明逆ギレじゃないの。

2012-08-28

24時間テレビの出演者のギャランティーについて

テレビを見なくなって久しい。今ではいつどんな番組をやっているのかさえよく知らない。だから今年の24時間テレビがもう終わってたことも知らなかった。2ちゃんねるまとめブログで「出演者にギャラはらってチャリティーって言いながらクズばっか」みたいなエントリーがアップされるのを見て、あぁこんな季節にやってたっけなと思い出したくらいだ。昔は僕自身も「へっ偽善者番組がっ!!」などと思っていたがテレビを見なくなってテレビ文化から離れてしまった今となってはそんな怒りはわかなくなった。距離を置いたことで冷静に見られるようになったのかもしれない。

さて、出演者のギャラについてだが結論から言えばこれは悪いことだとは僕は思わない。むしろタレントへのギャラがよくないという意見に若干の違和感を感じる。

番組制作の枠組みとか流れを考えてみよう。ネットで見た意見の中には「募金タレントのギャラに使ってる」などというのもあったがこういったのは誤解であると思われるし。まず24時間テレビに限ったことではなく日本テレビというのは広告主(スポンサー)、放送局視聴者という三つの要素から成り立っている。

広告主】 →資金→ 【放送局

  ↑ 日本テレビ構造 ↓

  購買←【視聴者】←コマーシャル

これに電通博報堂などの広告代理店とか番組制作会社とかあといろいろが絡んでくるわけだけどそれは一旦置いとく。このように日本テレビというのは広告媒体として発展してきたわけだ。ただCMとか流しても見てもらえるわけないか面白い番組を放送してその合間にCMを流すことでコマーシャルの質を高めてる。

さて広告から資金を得て効率よくコマーシャルを流すのが放送局の役目。得た資金を元に「番組」というコンテンツを作らなければならない。コンテンツ面白視聴率がよくないと広告主は資金を出す意味がないからね。コンテンツを作るために放送局製作会社に依頼する。制作会社コンテンツを作るための場所と物と人と企画を用意する。たとえば武道館という場所を借りるにはお金がかかる。タレントという出演者をに出てもらうにもお金がかかる。もちろんこれにかかる費用広告から出された資金を元にしている。こうして番組が作られている。そして番組とともにコマーシャルを流す。24時間テレビであっても変わらないはずだ。24時間テレビでもコマーシャルは流れるよね?(もし流れないんだったらこのエントリー自体の意味がなくなるが笑)

番組制作費は広告から出ている。これ重要。けして視聴者から集めた募金から番組制作しているのではない。

一応24時間テレビサイトから

http://www.ntv.co.jp/24h/contents/how2012.html

募金は全額福祉環境災害活動に使うという方針らしい。(収支報告を出しているかどうかまではわからなかった。)つまりコンテンツ制作にかかる費用は全くの別会計、別の流れがあるということだ。で、問題になっているタレントギャランティーだがこれはコンテンツ製作費に含まれるということになる。「タレントにギャラを払うのはおかしい」というのは何となくわかる気がしながらも違和感を感じていたのはここにポイントがある。コンテンツ制作の流れを見てわかる様に24時間テレビにおける「タレントのギャラ」は「武道館レンタル料」と同じことだ。調べた限り証拠はなかったがたぶん武道館にはレンタル料払っているのだろう。これは人を用意するのと場所を用意するのの違いだけで基本的には同じ費用の類だ。でも今まで見た批判の中に「武道館へのレンタル料を払っているのはおかしい」という意見は見たことがない。あったら教えて欲しい。タレントチャリティーで儲けるなと批判するなら武道館チャリティーで儲けるなという批判もあるべきだ。結局はタレントへのギャランティーの問題は視聴者の「タレントテレビの人」というイメージの問題に収斂するのではないだろうか。タレントコンテンツソフトとして”使われている”だけで本来は放送局と同じカテゴリーのものではない。もちろんそういった「テレビの人」というパブリックイメージを用いて経済活動をしている限りチャリティーのギャラには節度必要という意見はあってしかるべきだとは思う。

たとえば平々凡々な一般人たる僕がチャリティーをしようと思う。そうだ、Tシャツを作って売ってその収益寄付しよう。拙いながらデザインを起こしてTシャツを買い、印刷会社プリント発注する。かかった経費の3掛けで売ろう。なんとか作った分完売交通費や販売に関しての諸経費は考えないことにして収益は全額赤十字寄付した。領収書スキャンしてブログで公開。

さて、批判されるところはあるだろうか?偽善と言われるのはしかたない。だって偽善もの。でもTシャツメーカー印刷会社を批判する人はいないと思う。24時間テレビにおける出演者はまぁこ印刷会社と一緒だ。Tシャツ売るってチャリティーで儲けてるやつらがいるぜ、糞と味噌の区別もできずに批判しているのと同じだ。ギャランティーを支払われるのは批判されることではない。と思う。

最後にはなるが「チャリティー」と銘打ってる限りイメージや収支に関する説明責任とかは大事だ。それは番組の内容にも係わってくるがそれはこの日記テーマの出演者のギャラとは別の問題だ。そしてそれに関しては僕は語る言葉を持たない。

だって24時間テレビ、1分も観てないからねっ。

2012-07-06

私がオタキングexを辞めた理由 その5

http://anond.hatelabo.jp/20120706010536

の続き。これで終わり。

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私がオタキングexを辞めた理由 その5 理念喪失

exというシステムは、その中心となる人物には清廉さなり、自ら率先して情報開示・ 説明責任する必要がある。払っている人たちから(見返りを求められているとしても、大半は善意で)お金をもらっている以上、それに対して自分がそれを得る にふさわしい人であることを証明し続けなければいけない。でなければ人員の入れ替えがあっても、組織として、岡田斗司夫が目指している10年以上という長 期にわたり続けることはできない。

だが、最近オタキングexは「社長独裁」ということが強調され、exというシステム必要な透明性がどんどん失われている。

当初の計画が狂ったというならばそれでも問題ない。ただ、なぜそのような行動にでるのか、思いつきや「何かが降りてきた」というだけでまともな説明責任果たしていない。これでは返って不信を招くだけだ。

お 前(私)が言えよ?明に暗に各所で言い続けてきたのだが、見過ごされてしまったようだ。そもそもこれはex社員である誰かに促されなくても、組織独裁正当性を示すために、岡田斗司夫自身が率先してやらなければいけないことだ。でなければ、人を魅了する組織であり続けるのは難しい。

オタキングexはその理念にもある通り、「人類苦痛の0.3%を軽減する」という岡田斗司夫が立てた目標の実現にためするために作られた。

自分を含め、何もない状態で最初に集まった社員は、多かれ目標にその目標に感銘なり共感して入社したはずだ。「岡田斗司夫がやりたいことを実現する、あるいは岡田斗司夫個人に尽くすための組織」に入ったわけではない。

ただ、その組織の中心にいる人物は「今自分がやりたいこと」を優先して、目標のためにやらなければいけないことを「辛いのがイヤだ」という子供のような理由で避けている。あるいは自身への個人的忠誠を求めるような行為に走っている。

前者は前にも説明した、劣化した週刊アスキーの連載が好例だ。

後 者は私が直接辞める原因になった「☆制度」がそうだ。社員自分オタキングexでしてきた仕事や実績とその所要時間数を申請させて、それに対し岡田斗司 夫が感謝の意を示し「☆」を与えるというものだ。この☆をバベルの塔プロフィール欄で名前の後ろにつけるのを義務付けている。「代々木アニキ★☆」と いった具合だ。☆は時間数に対して与えられるもので、★は時間とは関係なく岡田がその人の個人実績として認めて与えたものだ。

評価経済導 入の実験の一環ということで始まったが、私自身この仕組みがどうにも受け入れがたいほど気持ちが悪かった。☆は岡田斗司夫が個人に対して与えるものであっ て、社員同士あるいは社員岡田斗司夫をといった相互評価する仕組みにはなっていない。当初は年間12万円払えば何もしなくてもいいという話だったはずな のに、これでは12万円払った上で仕事をしないと居づらい仕組みになってしまう。

岡田斗司夫が実社会では無価値ものを与え、それを社員はありがたく頂戴しなければいけない…。ってこれだと最初あれだけ否定していた「怪しい宗教組織」と大差はない。他にもこの制度について言いたいことは山ほどあるのだが、それについては割愛する。

こ れが導入されたのは2011年8月だが、11月半ばからは今まで自分がした仕事を申請して、かつ☆をつけないものは翌年度以降は社員更新は断るという お達しが出た。しかも、今まで申請してこなかった人は謝罪文を出さなければいけないというおまけつき。それを順守しなければいけない理由として岡田斗司夫 は「ex独裁制から社員社長の言うことを聞かなければいけないから」と説明した。

導入時から自分はこの仕組みに対して反対だったことに加え、謝罪はしたくないし、する理由もない。それまでに鬱積したものがついに爆発するような形で2011年11月17日退職届を出した。

私 を含め、昨年末から退社した一部社員の間では、社員更新時期を迎えずに退社宣言することを「脱北」と言っている。「理屈民族都市国家」という「地上の 楽園」をうたいつつ、周りには個人的忠誠を求め、☆というチャチな勲章を与え、自らは絶対的かつ安全ポジションに君臨しようとする岡田斗司夫を、北朝鮮独裁者になぞらえてのものだ。

国家運営に失敗している北朝鮮強気な発言をし続けなければ成り立たないように、岡田斗司夫exやクラ ウドシティは今のやり方が自分が作ったルールに沿っていて、目標に向かっているし、道筋も見えていて、前進していると言い張るだろう。でも、実態は私が説 明してきた通りだ。クラウド市民の方々が成功と判断するか、失敗と判断するかは、今後出てくるであろう他の元社員コメントなども参照した上で判断してい ただきたい。

ちなみにこの文章は当初、オタキングexを去った・あるいは去る予定の人、そして今後も在籍する予定の人を含めた有志に公開 し、転載も自由としたが、今まで社員SNSバベルの塔」には転載されなかったようだ。私の言い分が全て正しいとは言わない。それでも、今後FREEexクラウドシティの運営を改善していく上で幾分かは聞く価値はあるはずだ。それでも岡田斗司夫に伝えなかった・伝わらなかったということは、耳に痛い・都 合が悪いことは「無視する」「上に伝えない」ダメ組織に成り下がったということなのかもしれない。そもそも岡田斗司夫が耳にいたい・都合が悪いことは聞 かなかったことにする性格だが…。

この文章はクラウドシティでそれなりに注目を集めているはずだが、私の発言の是非について、おそらく退 社した(退社を決めた)社員を除けば、誰一人としてクラウドシティ内の日記コミュニティコメントをしていないはずだ。最近バベルの塔では、立ち上げ当 初からあった、岡田斗司夫自身は読めず社員けが書き込み・閲覧が可能な、岡田斗司夫に対する愚痴を言うトピックが本人の要望で撤去されたと聞く。それか ら察するに、自由に何かを言える雰囲気ではないのかもしれない。

ここに至るまで岡田斗司夫に付き合ってきたex社員は、現状に責を負う ところはあるか。社員だった自分自身を含め当然ながらある。ただ、コロコロ変わる方針や思いつきで増える作業、その揚げ句自分で始めたことなのに「疲れた から休む」とわがままを言ったり自分で決めたルールすら忘れる岡田斗司夫に、今いる社員はついていくだけで精一杯なはずだ。

繰り返すこと になるが、目標へ到達するための途中の道は間違えても構わない。ただ、ある決断がそのときは正しかったという履歴を残せないのであれば、将来その組織が目 標に到達したとしても、正義をなしたとは認められないし、「よい組織だった」とは言えなくなる。オタキングexのように、活動記録の大部分がネットに残っ ているならなおさらだ現在オタキングexにおいて、立ち上げからいる社員の少なからずが不満なりわだかまりを明らかにして退社を宣言している。岡田斗司 夫がそうした正しさを示せていないからだ。

今のオタキングex理念にある「人類苦痛の0.3%を軽減する」ための「考え方のOSの普 及」には努めていない。社員が企画したオフ会より参加者が少ないディズニーリゾートUSJでのイベントは、参加者の数が示すように需要がないし、そもそ も傍目から岡田本人が遊んでいるようにしか見えない。目標を実現する過程は「楽しく」あるべきだが、それは決して「楽」をすることではないはずだ。

そ してこれ(と同時にクラウドシティにおける、社員たちの私の文章にた対する無反応)は、岡田斗司夫が自ら課した苦痛の「軽減」ではなく、安易な「逃避」に ほかならない。逃避は、岡田自身が「クラウド市民憲章」で語った理屈民族の悩みの解決方法(解決、発散、依存、逃避)のうち、「理屈民族のフォロー範囲 外」とされるものだ。http://ja-jp.facebook.com/CloudCityex?sk=app_7146470109

オタキングex理念は、岡田斗司夫自身さえも書き換えを認めていないと宣言している。その組織の根っこである理念からexの対象である岡田斗司夫本人が離れてしまったと私は考えている。もっと厳しい言い方をすると、ex理念は失われてしまった。

そうなった組織存在価値はないし、そこに居続ける意味はない。

かい個別事例なども指摘すれば言えることはほかに幾らでもあるが、オタキングexFREEexが抱える問題点を整理した上での私の退社理由はこんな感じです。

私がオタキングexを辞めた理由 その4

http://anond.hatelabo.jp/20120706010332

の続き。

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私がオタキングexを辞めた理由 その4 説明責任の欠如

クラウドシティ市民比較して、オタキングexFREEex)の社員には何のメリットがあるのだろう?何が面白いのだろうか?

誕生月の社員ブレイン)は、岡田斗司夫わがままを聞ける・定例会に参加できる・仕事ができる「権利」が手に入る。具体的な仕事は イベント運営 クラウドシティ運営 文字起こしコピペ メルマガブログ その他雑務

といったところか。

安定したコミュニティという居場所がある、古くからいる社員にとってオタキングexはそれなりに居続ける意味はあるだろう。

でも、新しく入る社員は数十人と新たな人間関係を築きながら、明文化されていないどころか、猫の目のように変わる岡田斗司夫が作った細かいルールにお慣れていかなければならない。しかも、そうしたルール自分で作っておきながら、岡田斗司夫自身が忘れたり反故にする。今、オタキングexFREEex社員になる魅力は乏しいはずだ。

2011年の後半に新入社員が2人しか入らなかったのは当然だろう。というか個人的には入ってきたこと自体が不思議だ。社員になって、まずできることは「文字起こし」でしかなかったりするので。

前にも書いた通り、意味ある講演を文字起こしするならそれなりに意義があるだろうし、面白いかもしれない。でも、社員との雑談レベルTS講義とか、定例会の話を聞いても面白いわけではない。今後有効利用されるかも分からないし、やるモチベーションもわきにくい。

単純に考えると、社員になることによって得られる充足感は、クラウド市民12倍以上でなければいけない。では、その12倍以上に値するものは何なのか?自分exの初期から社内全体に対して問い続けてきたが、その答えは出ていない。

それを明確にせず、勢いだけで進めてきたツケが今になって回ってきているのでないか

業務を遂行する社員新陳代謝がうまくいくという前提が立てば、市民社員の違いについては考えようはあった。

でも、社員が純減している先細りの現状では市民にも雑務を頼まなければならないのだろうし、そうすると社員市民の違いは「バベルの塔に入れるかどうか」くらいでその線引きはさらあいまいになる。

その結果、社員にできる仕事市民が引き受けたがらない、あるいは引き受けられない仕事ばかりになってしまう。「仕事権利」?いやぁ、誰もやりたがらない仕事には買い手はつかない。実際、ブログ更新会計処理といった仕事はエーアイエルロケットといった社員が運営している会社にやってもらっているわけだし。

そして、このエーアイエルロケットオタキングexの関係、これが問題だ。

市民は1万円払って「岡田斗司夫交流できる」「何かを学べる(現状はその体制ではないはず)」「その他社員市民交流できる」権利を得る。また、それだけの対価を払っているのだから、当然ながら市民が増えるにつれ、サービスも向上しなくてはいけないし、求めるはずだ。

だけど、クラウドシティが始まってから市民から徴収したお金サービス向上に使っことはあるのか?

ないに等しい。

エーアイエルクラウドシティ市民から徴収した費用の現状の主な使用用途は、自分が知っている限りでは東京で月一回開催されるブレイン会議定例会社員を呼ぶための交通費だ。その交通費クラウドシティサービス向上について議論するために使われているなら問題ないのだが、自分がいた時期にそうしたことについて話したことは皆無だ。ブレイン会議自体、「議論する場」ではなく、「限られた社員岡田斗司夫の言うことをナマで聞く場に」なってしまっている。

会議交通費を使って呼び寄せる地方社員も当初はブレイン会議への参加資格を持つ人(当月が誕生月の社員)だけだったのだが、資金に余裕ができるようになってからは、誕生月でなくても業務に携わっている人を呼び寄せるようになった。その結果、クラウドシティの使い勝手がよくなるなどサービスが向上したか?おそらくない、あるいは逆に使いにくくなっているのではないか

ex社員交通費は支払われるが、そもそもクラウドシティの会費を徴収しているエーアイエルお金がいくら集まって、そこからどれだけ出ているのか、といった出納の実態は、おそらくエーアイエル社長である教え人のシゲルさんと岡田斗司夫しか把握していない。

クラウドシティの会費をどのように徴収して、どのように処理するかについては紆余曲折があってエーアイエルが引き受けることになった。当初はexex社員とは関係ない企業に徴収を外部委託していた。しかしその委託先の対応が悪いということで岡田斗司夫がエーアイエルに切り替えた(その過程クラウドシティの会費58万円が違約金として外部委託先に使われている)。

お金が絡む話は遺産相続などにもあるように、親しい間柄でも(だからこそ)揉め事になりやすい。だから間内で扱う場合お金の流れを明らかにしないと不信が生まれやすい。そうした事態を憂慮して、2011年半ばにクラウドシティの金のフローについて一部社員が詰め寄ったが、岡田斗司夫社長案件ということでうやむやにしてしまった。

シゲルさんは職業訓練講師をしていて、そこの生徒に入会処理の手続きをやってもらっていると聞いている。これはあくまで私の推測だが、クラウドシティの入会処理だけではその生徒に安定した収入をもたらすのは難しい。なので、おそらく入会処理のための1件あたりの料率を高くせざるを得ないといった実態があるのかもしれない。いずれにしても、人件費は賄えても、クラウドシティの入会処理はシゲルさんを潤わせるほどのビジネスにはならないはずだ。生臭いかもしれないが、そうした事情を説明しない理由はない。

ex社員関東関西に集中している。この2ブロック社員定例会イベントに限らず、普段から会ったりとリアルでのコミュニケーション比較的取りやすい。地方社員クラウドシティの会費を使って会議に呼び寄せるのは、そうした物理的な環境からの隔絶で生じるコミュニケーション格差を解消するため(それだけではないが)の措置でもある。

こうした説明を市民に公にした上で、それが市民が納得できるだけの正当性を持つものだと判断できてから導入するのが筋だろう。いずれにしても、ex社員シゲルさんを除いて、クラウドシティの会費がどれだけ何のために使われたのかは知らない。評価経済標榜するからには透明性が何よりの評価対象になるはず。なのに、それを提供しているクラウド市民に対する使用用途の説明責任をないがしろにして、「何となくそこにある便利なお金」としてしか使っていない。

さらおかしいのが、とあるex社員Aが社長を務めている会社ロケット」だ。元々はとある社員Bの会社剰余金120万円で何かできないか、ということで始めたお遊びだった。ところがBがAに出資するにとどまらず、岡田斗司夫自身もなぜか出資し、Aはロケット社長であると同時に専業社員となってしまった。

ロケット岡田斗司夫コンテンツの物販でビジネスをする会社だとex社員に対しては説明している。

オタキングex自体、岡田斗司夫コンテンツをタダで提供するためにできた組織なのに、これはどういうことなのか?しかもその会社岡田斗司夫出資している。営利企業出資している以上リターンは求めなければいけないし、利益を出したら当事者になってしまう。

となると、当初自分が言っていたことに反して、コンテンツで儲けるためのビジネスをしているということになる。これはオタキングexが始まった当初の考えからは大きく離れていないか

方針の変更はあってもいい。世の中思い描いていたことがそのままうまくいくことはあまりないので。でも、岡田斗司夫はそうした方針の変更についての詳細な説明責任ex社員クラウド市民、そして公に宣言した世間に、「面倒だから」と一切していない。

というわけで、次で最後になります

さよならオタキングex 私がオタキングexを辞めた理由 その1 

以下は2月岡田斗司夫の会員制SNSクラウドシティ」に辞めた社員が残った社員クラウドシティの会員のために書き残した。

http://anond.hatelabo.jp/20120527012755

http://anond.hatelabo.jp/20120527215622

も参考に。

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さよならオタキングex 私がオタキングexを辞めた理由 その1 「自ら率先して能力を低下」

私は2010年3月の立ち上げからオタキングexに参加していました。2011年に入ってからは実績と言えるほどの仕事はしていません(できなかったというほうが正しい)でしたが、2010年オタキングex公式サイト制作やその後のコンテンツ管理など、それなりに貢献はしてきたと考えています

「参加していました」と冒頭で言っているように、現在退職しています。正確には、2011年11月17日付でオタキングex社員向けSNSバベルの塔」に岡田斗司夫や他の社員の目に必ず触れる形で退職届を出しました。

退職をする際、岡田斗司夫が提示したある方針に納得できないことを理由に挙げましたが、実際はそれほど単純な話ではありません。様々な不満の蓄積が積み重なっての結果でもあります

1年半あまりに渡ってやってきた活動を途中で辞めるにあたって、岡田斗司夫に対して思い残すことはなかったのですが、残った社員に対してはそれなりに申し訳ないと考えていました。残る人たちに対するダメージを最小限にするためには、スパっと辞めるのが一番よいと判断し、そのためバベルの塔では退社理由を短い文章にとどめ、同時に周辺をかき乱したくはないという意志を明確にするため、バベルの塔クラウドシティへのアクセス権限停止も申し出ました。

ただ、このような退社の仕方では、私が辞めた理由の説明責任を果たしたことにはならない。なので、一部有志に対して私がオタキングexを辞めた理由を数回に渡って書きました。これから続く長い文章は、12月初旬に書いたものです。

当時からこの文章について「転載はご自由に」としてきましたが、それを情報がより拡散やすクラウドシティに掲載するために体裁を変えているのは、2011年11月2012年2月で状況が大きく変わっているからです。2011年11月に退社宣言をしたのは私一人でしたが、その後オタキングex(現FREEex)では退社宣言が相次いでいる状況だと聞いています

しかも、退社宣言をしているのは何もしてこなかった人ではなく、皆それなりにオタキングex内(あるいはクラウドシティでも)で存在感を示してきた人ばかり、いわゆる今まで核となってきた人たちです。3月社員更新手続きの際に何もしなければそのまま退社することになります。それを待たずして退社宣言をしている理由はニュアンスの違いがありますが、「これ以上ここにいてもいいことがない」と判断している点で共通しています

今後FREEex入社検討される方、あるいはクラウドシティの入会継続を考えている方の参考にしていただければと思います

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オタキングexを辞めた理由は主に5つあります

1つ目は、岡田斗司夫最近、明らかに仕事を手抜きしていて、それに伴い能力も劣化していること。しかも、自分が止めようとしても、本人が自らの能力劣化を推し進めていて、周りもそれに賛同して許してしまっていること。

自分が何かを指摘する度に岡田斗司夫にイヤな顔をされるのは別に構わなかったのだが、それにより批判を言いたくても言えない人たちを萎縮させ、さらに言いにくい雰囲気にしてしまっている。しかも、一部社員はそのようにして社長を甘やかすのはいいことだと本気で信じている。

仕事の手抜きについては、アスキーの「「ま、金ならあるし」」を明確な例として挙げたい。

ある食堂が今まで提供してきた定食の料金を無料にするが、その代わり残飯を提供すると言ったらどうするか。大半の人は金を払っても、今までの定食を食べるはずだ。

今の「ま、金」は無料の残飯を提供しているのに等しい。

ま、金は雑誌の最終ページという一等地に掲載されている。雑誌にとっても看板コラムのはずなのに、最近クラウドシティ宣伝が目立つ。一等地にある食堂で残飯を出された揚げ句、「うまいもの食べたいなら1万円払ってクラウドシティへ!」と宣伝されているアスキー編集部、そして読者の立場になって考えたことはあるのだろうか。

自分2011年に入ってから岡田斗司夫が講演などのアウトプットばかりでインプットがない状況をまずいと思っていた。社員クラウドシティ市民との交流もいいが、それだけでは発展性がない。なので2011年2月クラウドシティ市民も同席したオフ会で、「ま、金」は様々な分野の専門家インタビューしたらどうか、と提案した。去年「ま、金」でやった苫米地英人との対談をまとめた「お笑いウルトラリッチ」のイメージだ。

個人的には、今後本を執筆する上でも参考になる人をインタビューすれば、連載+本の材料+音声、映像クラウドシティウェブコンテンツと、一石三鳥になるのでは、という目論みもあった。

この提案に対し、岡田は「対談記事なら誰かが書き起こせばいいし、俺も楽ができる」とすごい安易な解決策に走ろうとした。週刊アスキーは元々インタビュー連載が多いし、巻末の看板コラムインタビューにするというのはありえない。「それは無理でしょう」と私は言ったけど、本人は恥も外聞もなく、アスキーに提案。当然ながらアスキーには断られた。

そうしたら、楽ができるからという発想で身辺雑記を書くようになった。しかも、「オタキングexへの道」を書き始めたのを途中でぶった切ったままで。11月からは身辺雑記すら書くのが面倒になって、(ボイスチャットシステムの)Teamspeakで、クラウドシティ市民日記を読んだ感想を話すようになった。でも、話している内容を全く練っていない上、考察も浅いので、面白いとは言い難いものばかりだ。

今まで1週間に1回、〆切という発生装置があって、考えることを凝縮するプロセスを定期的にしていたと思うんだが、それが今は「悩みのるつぼ」だけになってしまった。しかも、そのるつぼもクラウドシティ市民意見をかなり参考にしているので、切れ味は鈍い。

岡田自身もおそら自分能力低下に気付いている。だから2011年後半に入ってから社員と会ったり、アウトプットを増やそうとしている。でも今必要なのは発信することではなく、インプットを蓄積する=聞くこと、しかも何らかの体系的な知識を持つ専門家からインプットだ。そうしたインプットの欠如がここ15年にわたり評論家岡田斗司夫を「言っていることは面白いんだけど、裏付けが乏しいから信憑性に欠ける人」にしているので。

岡田斗司夫最後テレビ出演したのは2010年10月、「ハーバード白熱教室」の特集番組に出たときだ。このとき注目されたのも、本を読んだりテレビを見てツイッターをするだけでなく、六本木サンデル教授の授業に出たりするなど、質のよいインプットがあり、それなりに咀嚼する時間があったからだ。

ただ、最近社員と会っていても、自分の話をするだけに終始していると聞く。これでは考えの咀嚼や積み重ねにはつながらない。

2011年に開催したイベントでは同志社大での講演が評判よかったようだが、これは2010年10月に開催して観客の反応がイマイチだった「国民スナフキン計画」の雪辱戦で、関西社員総出によるバックアップもあったからこそだ。

から最近イベント11月末に開催したディズニーリゾートでのニコニコ生放送をはじめ、見るに値しないつまらないものが多い。しかも、本人はニコ生海賊放送をはじめ、イベントをやりたがり、周りもそれを後押ししている。さらに言うと、本人はニコ生をやった後は疲れてぐったりなので、自分の考えを広めるための媒体に注ぐエネルギーがどんどん削がれていっている。そんなマイナススパイラルが続いている。

自分としては、岡田斗司夫を「昔の名前で売っています」といった、通販番組に出演しているタレントのようにするためにオタキングexに入ったわけではない。本人が立ち上げ時に「東京ドームで『ひとり夜話をやりたい』」と言ったように、よりメジャーになるための手助けをできればと思っていた。

でも、最近岡田斗司夫ex内やクラウドシティに目を向けるばかりで、率先して通販タレントになろうとしている。周りもそれに満足して、それがいいことだと思っている。これにはついていけない。そもそも、本人の能力と影響力の低下は、ex理念である人類苦痛を0.3%軽減する」ことから遠ざかることにしかならないはずなのだが…。

続く。

2012-06-08

メモ

http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:rIL4g9SN2z0J:fmcent.exblog.jp/16000462/+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&client=firefox-a

武雄市図書館についての雑惑(とりあえず)。

例によって、かなり長めの文章を書くつもりでいたのだが、どうしても途中から筆が進まなくなってしまった。よって方針を変更し、ちょっと短めの文を書いてみたいと思う。…と思っていたが、最終的に書き上がった文章はそれなりに長いものとなった。覚悟して読んでいただきたい。

まずはじめに断っておくが、私は武雄市在住のれっきとした武雄市民であり、もちろん住民税等も武雄市に納めている。よって今回の問題については一市民として堂々と意見を物申すことが出来る資格があると考えている。

なぜそんな回りくどいことをここで書くのかといえば、ネット上での一部で、「武雄市民以外の人間武雄市のことにごちゃごちゃ口をだすな」的な発言が多用されているためである(誰がどういったかは言った言わないの話になるので、各自検索していただきたい)。よって私がここで発言することには、武雄市民でないからなどという屁理屈は一切言わせないぞ、と一応宣言しておくこととする。

これで拒否されるなら、来年から住民税ふるさと納税制度を利用し合法的に武雄市以外の他都市に支払う覚悟であるので、念のため申し添えておく。

さて、全国ニュースにも取り上げられるようになった武雄市図書館歴史資料館(エポカル武雄)のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下CCC)への業務委託の件である

5月4日記者会見以来、その内容をめぐって「健全な」論戦が繰り広げられている(と少なくとも私は思っている。そう思ってない方もいるようだが…)。

気の変わらないうちに先に書いておくが、今回の件で私は武雄市長には一つだけ感謝していることがある。それはなぜか。

ふだん私もエポカル武雄は利用している。今年も既に数回は本をかりている。勉強にも行っている。何しろ近くにあるので便利なのだ。ただ行けるのは土日くらいのものだが。

で、だ。私はこれまで生きてきた中で、図書館は「あって当たり前のもの」だと思っていた。武雄市も「市」だが、以前いた土地も「市」だ。法律で「市」には図書館を設置すること、となっているので、図書館があるのが当たり前の環境だったわけだ。これがもし「町」や「村」だったら、図書館がなかったかもしれない(もちろん図書館が設置されている素晴らしい「町」「村」もちゃんとあります。念のため)。

そんな環境で過ごしてきたせいか図書館はあって当たり前、無料で本が読めて借りることもできる、快適な環境で静かに勉強ができる、くらいのイメージであった。

よもやその裏側で、司書さんを始めとするスタッフいかに苦労をされていたのか、選書だったりリファレンスだったり、もちろん貸し出し返却や蔵書整理、はては郷土資料の収集保存など、様々な業務を行なって下さっていたことを、今の今まで恥ずかしながら知らなかったし、考えたこともなかった。また、「図書館の自由に関する宣言」の存在も知らなかったであろうし、その歴史的な背景について知り考えることもなかっただろう。

おそらく、今回の件がなかったら、もしかしたら死ぬまで図書館の裏側については知ることもなく考えることもなかったかもしれない。

そう考えると、今回の件で、改めて図書館に関わるすべての方に感謝すべきだと気づくことができたし、図書館無料で使えることのありがたさ、私たち市民の「知る権利」や「読書の自由(貸出履歴の秘密保持)」があることの大切さに気づくことができた。この点では武雄市長には感謝以外の何物でもない。改めてこの場でお礼を申し上げる。

忘れないうちに、この件についての私の考えを簡単に述べておこう。文句もたくさんあるが、それは後になってくるに連れて出てくるだろう。

まず、指定管理者制度のものの導入については、絶対反対とは言わない。というのも、それこそ最近エポカル武雄で借りてきた本の中に、「私たち図書館やってます」という本がある。興味のある方はぜひ読んでいただきたいのだが、これにはとあるNPO法人図書館委託運営を行なっている事例が事細かに載っている。彼らは市民視点から市民必要図書館のあり方を常に考え運営しており、市民行政参加という面からも評価できるものである。ただ、最近佐賀市指定管理者で運営していた図書館の分館が、直営に戻されるという事例も起きており、どういった形が望ましいのかはよほど慎重に考える必要があるのではないかと思われる。

開館時間の延長についても、概ねは賛成である。私もしがないサラリーマンである以上、図書館に行くことのできる日は決まっている。夜7時でも普通に仕事をしていることも少なくないので、開館時間が延長できたら夜家に帰る前に寄るなど、自由度は格段に向上する。

ただ、便利になる反面、運営費が上がることは覚悟しておかなければならないと思う。市長は1割減という発表をされていたが、本当にそれは可能なのか。民間に委託するから安くする、という簡単な理論ではあるまい。事務の人間を減らせばいいというものでもあるまい。図書館は貸出返却の業務だけではない。TSUTAYAアルバイト店員のような感覚で務まると思ったら大間違いだ。そこはよく精査する必要がある。

それと、蔵書の整理や虫対策の燻蒸など(市長書籍には燻蒸しないと思っているようだが、武雄の場合書籍にも燻蒸を行なっている。過去ホームページに掲載した履歴がある)、どうしても休館日が必要な可能性が出てくるのだが、それはどうするつもりなのか。まぁ蔵書を並べるくらいなら、書店のように利用者のじゃまにならないように随時行うことで、ある程度の作業量をこなすことはできるかもしれない。また、ある村では自動機を利用して無人で24時間貸出を行なっているところもあるので、それも導入の参考にはなるかもしれない(さすがに防犯上すべての本ではないと思うが)。

20万冊の本をすべて開架にするとのことだが、それはそれで結構な話だが、物理的にどうなのか?という疑問は残る。私も通っているのでよくわかっているつもりだが、記者会見スライドで出ていたパースはどう見ても壁の部分にも本がズラリと並べられていた。となれば、かなりの部分を改修する必要が出るだろう。果たしてその費用はどこから出てくるのか。委託費用の削減分と簡単に言うが、前項の理由で本当に削減できるのかは正直怪しいと思う。せめて議会にはきちんと積算根拠が提出されることを望む。でなければ納得はできない。

また、現在開架部分もよほど高い本棚にし、かつ本棚の間隔を狭めないことにはまずそれだけの冊数の収納は難しいだろう。ブックオフのように背伸びしても届かないくらいの高さになってしまうのか。利用者の利便性としては後退しそうな気もする。また逆に貸出不可のため大事しまっておくためにわざと閉架にしておく資料だってあるだろう。そういったものの区別はきちんと付けるべきである

次にカフェダイニングの件だ。

図書館でたしかに喉が渇くこともあるだろう。今の図書館は、入って左側にカフェコーナーと称した空間があり、水を飲んだりジュースを飲んだりすることができるようになっている。あれではダメなのか。そんなにスタバがほしいのか。よくわからない。

第一、市議会1日目での演説を聞いていて私は愕然とした。図書館教育施設というのなら給食はどうなるのか、というあの発言だ。何を言っているのだ。学校は確かに教育施設だ。しかし、そこでは子供たちにきちんと教育をする。給食時間は皆一斉に机の上を片付けて給食の準備をし、盛りつけて皆同時に食事をする。その時に、おしゃべりこそすれ誰が本を取り出して読み始めるというのだ。普通そういうシチュエーションならば、先生が「食べているときは行儀が悪いから本を読まないように」と注意するだろう。もちろん家でも同じようなことがあれば「行儀が悪い」と怒られるだろう。それと図書館コーヒーを飲みながら本を読むのと一緒にしてどうする。それは躾の問題とは言わない。TPOをわきまえろといっているだけだ。

飲み物を飲むなとは言わない。例えばペットボトルのように蓋が閉められるものであれば持ち込み可、ただしこぼして汚したら弁償、とするだけでも市民の利便性は上がるし、こぼしても自分のせいとあきらめも付くだろう。実際にその方式をとっている図書館もあるようだが、調べてみるとよいだろう。

あとは文具を売ったり雑誌を売ったりするということだったが。

まぁ最近は、例えば水族館などの観光施設で、来館記念にと施設のオリジナルグッズを製作販売しているところも確かにある。ゆえに、そういったノリでの文具販売という形なら無くはないかもしれない。エポカル武雄もオリジナルマークがあったはずだ。そのマークが入った筆記具など、オリジナルの物を売ってみるのはありかもしれない。

ただ、それ以外のもの特に雑誌あたりを売り始めるとなるとちょっと話は変わってくる。文具にしろ雑誌にしろ、既に市内にある商店ともろに競合する話になってくるからだ。これは図書館での説明会に言った方から聞いた話だが、とある書店の方が雑誌販売について尋ねたところ、既存書店競争してもらいたい、という旨の話が出たという。

ちょっと待て。競合ということは、つまりTSUTAYA競争しろということか。かたや巨人、かたや零細となってはどこにフェアな競争条件があるというのか。もっと言わせてもらえば、首長というものはそもそもその自治体経済的発展のために力を注ぐのもひとつ重要仕事であろう。そりゃ工業団地を作り企業を誘致することで雇用も生まれ市には税収が入ってくるかもしれん。だがそれだけではなく、雇用された人が市内に住み、消費行動を起こすことで地域経済が回っていくのではないか。では地元商店はどうか。ゆめタウンなど大型店舗が増え、自家用車で買い物に行く人が特に若い人を中心に増えた。そうすると旧来の商店街からは客足が遠のき、もはや青息吐息となってしまっている。そんな中でさら巨人首長自ら引っ張ってきて、競争をせよというその信念が理解できない。むしろ地元書店や文具店等にスペースを有償で貸し出し、ここで商売をして儲けてぜひ市に税金をたくさん納めてくれ、というのが地元自治体のあり方ではないのか。何か根本的なところから間違っていると言わざるをえない。

だんだん疲れてきた。ここから文章崩れます中の人も崩れてます。ごめんなさい。

まず、映画音楽の充実でTSUTAYAレンタルをする、と。それでその内容は既存の武雄店と被らないような品揃えにする、という話だったように思う。

…で?

もう隣接地に別にTSUTAYAを作ったらいいじゃないか。なんで図書館内でやるの?図書館同様無償で貸し出すならともかくとして、有償で貸し出すのだったら単なるTSUTAYAだよね?

むしろ近くにあるレンタル屋(SQUARE)がどう思っているか聞きたいよ。多分本屋さんと同じ事を言い出すと思うけど。

えっと、あと電子端末を使った検索サービスと。

iPadでもWebは見られるよね?今の図書館でもWebで蔵書検索はできるよね?私は結構利用しているのだけど。まぁメリルというちょっと危ないシステムではあるから(岡崎図書館事件でぐぐってくれ)、変えられるなら変えたほうがいいけど、それ以上に何がご不満なの?むしろMy図書館青空文庫化をどうにかして欲しいのだが。

それから?…あぁ、代官山か。

これもエポカル武雄にあった、増田社長の本「代官山オトナTSUTAYA計画」と「情報楽園会社」両方を借りて読んでみた。が、特に武雄に持ってきて嬉しそうな話は何もなし。むしろ確かにカンブリア宮殿でも見たほうがよっぽどマシかもしれん。ただね、テレビを見ただけで簡単に全国で同じ物が実現できると思ったら、大間違いだと思うだけど。代官山はむしろTSUTAYAでは採算度外視番組内でも明言しているわけで、そんないくら掛かるかわからないようなシロモノを丈夫に作って、コスト削減ができるとはとても思えないのだが。コストとコンセプトが見合うという根拠を示してもらう必要がある。

極めつけはTカードだ。

ポイントを付けるためには日時を記録しておく必要が有る(あとで訂正する必要があるかもしれないからね)。貸出日時が全く同じ、ということはまずありえないから(カウンター2台での確率を考えてみればすぐわかる)、その時点で名前が直接わからなくても、特定の人間を判別することは容易だということだ。

もう高木浩光先生はじめ、ネットセキュリティ関係者のみならず、少々データベースが分かる人は総ツッコミしているわけだが、これはもう誰かセキュリティに詳しい人が進言してもらうしかないんじゃないかな。市議会でもそこまで詳しそうな人はいないと思うし。

一つだけ書いておくと、今のコンピュータ舐めるな、と。というか人間を甘く見るな、ということだ。たとえシステムが別々に分かれていても、それを管理する人間が同じであれば、簡単に両方のシステムから共通する情報を抜き出すことはわけないということだ。データさえどうにかしてシステムから取り出せれば、名寄せくらいなら多分私でもできるぞ。世の中には便利なソフトがあるからね。

Tカード規約を知らない人は(カードを作ったけど、あの小さい字なんか読んだことないというそこのアナタだ)、ぜひ一度読み返してもらいたい。ネットにはちゃんと大きな字で書いてある。何故か色は薄いけど。そこには、ポイントプログラム参加企業で個人に関する様々な情報を共通利用できる旨のことがちゃんと書いてある。個人情報法律上は住所とか名前とかだが、個人に関するセンシティブ情報だってたくさんある。家族のこと、買い物の履歴(例えばファミマで何を買ったとかガストで何を食べたとかエネオス石油を入れたとか蔦屋で何のビデオレンタルしたとか…いろいろだ)など、人によってはそんなの他人に知られたくない、といった情報もひとまとめになっているのがこのTカードと呼ばれるシステムだ。ビデオを借りたらポイントが付いて便利じゃんとか簡単に思っているかもしれないが、つまりわれわれは個人情報ポイントと引換に売り渡しているようなものだと思ったらいい。

それと図書館に何の関係が?と思うだろう。図書館歴史的に個人の貸出履歴は秘密にしておきますよ、という宣言をしている(図書館の自由に関する宣言でググってほしい)。今のような平和な世の中ならそうでもないが、以前図書館の貸出履歴がお上の思想調査の材料として使われたという苦い経験があったのだ。それでその反省を踏まえてこの宣言ができ、図書館員は(たとえ民間委託であろうが)この考えを守る、ということで一致している。しかし、CCCがいくら情報を使いませんよーといっても、物理的に別々のシステムから一致する情報を探し出せる条件がそろっているのなら、コソッとされても我々利用者にはわからない。それをしません、とどうやって担保するのか。そこが今だ不明なところだ。

ちなみに、図書館ポイント、というのも実は既に別の図書館で事例がある。図書館独自のポイントではあるが、利用者を増やすというインセンティブだけの目的であれば、それでも十分客寄せの用は果たすだろう。

というわけで、ひと通り書いてみたが、時間がもしとれたら改めて順序立てて書いてみたいと思う。

まぁ、今回の一件については、1ヶ月以上の時間が過ぎたこともあり、twitterなどの議論に参加していても、徐々に話が散漫になってきているような気もしなくもない。それは主に以下の様な理由がある。

(1) この期に及んでもなお、話の全体像はともかく詳細が全く見えてこない。

市長は「議会で説明する」の一点張りで(それはそれでわからなくはないが)、そうかと思えば市民団体から要望でと、当日になって急に説明会を行ったり、5月4日から記者会見で話した内容と、後にブログに記載した内容に一貫性がなかったり、市民に対してきちんとした情報は全くといって良いほど出ていない。その割には市民からの反応が云々とブログに書くなど、何が本当なのかさっぱりわからない。

からの公式な発表といえば、あの不便な顔本(Facebook、ね)にほんの数行書いているのみで、あとはCCCのりリースを見るしかない。と思っていたらさらにその抜粋が今月号の市報に1段だけ掲載されていたという…。なんじゃそりゃ。

市民の多くは、新聞テレビなどの報道を見て初めて知った人も少なくないだろう。なにせ、ITに詳しい人だけが市民なのではないのだからネットが見られないとほとんど情報を知りえないという人も少なくはなかろう。そもそも、図書館存在する理由の一つとしては、経済的な理由で書籍の購入が困難な市民でも、知る権利保証するためという一面がある。とすれば、図書館の話はそういったITと縁遠い人にもきちんと説明責任を負う必要があるのではないか

(2) メリットばかりで、デメリットに触れない

CCCと組むとこんな良いことがありますよ、というのは記者会見でもニュースリリースでも述べられており、基本的にその論調でしか正式な話は伝わってこない。

対して、ネット一部報道などでは、CCCと組むことでこんなことも考えられるのではないか、と専門家(図書館協会やセキュリティ専門家など)の視点も交えて指摘をしているにもかかわらず、やれ荒唐無稽だの、対案を出せだのと明後日の方向でしか返答が帰ってこない。

指摘する方は、「今発表されている計画のままだと、こんなリスクがあり、そのままにしておくとこんな結果になりますがどうですか?」と指摘しているにすぎない。普通対案を考えるのはむしろ指摘されたほうだろう。「そういう問題点なら、これこれこういう方法を取ることで回避できると思います」といった返答をするのが常識だろう。それを蹴散らした挙句暴言まで吐くとは何事か。嘘だと思うならネット上で検索してみるがよい。

…さすがに疲れてきた。まだ書きたいことは山のようにあるのだが、今日のところはそろそろやめることにする。

とにかく今は議会が全て、という話なので、我々としては一般質問の内容をよく精査した上で、地区議員諸氏を説得していくよりほかないかとは思う。議員諸氏が闇雲に条例案に賛成すること無く、上記に挙げたような問題点を今一度理解していただき、よりよい武雄市図書館を作るために全力を尽くしていただきたいと切に願うものである

2012-05-22

http://anond.hatelabo.jp/20120522144800

詐欺かどうか未確定なものに、かもしれないとつけるかどうかは別して、『詐欺』という単語を使うことにより社会的経済不利益を与えかねない自体に対して

実質詐欺でなかった場合に、問題となるので 言葉を選んでるだけだが?

かもしれない。ってつけてるからOKって事はないだろ。説明責任不十分(で過失の疑いがある)。っていう言葉意味を理解しよう。

 

あと、免責特約は、運営団体に過失がある場合そもそも無効から。(過失なので)

この場合入学(復学)を前提に販売しているので、入学(復学)できなかったら販売した商品と内容が異なるので おもいっきり過失だろ。過失ではないと反論されて初めて、内容と売り文句が違う詐欺だと訴え出る。という事になる。

(復学)の是非を販売者が管理できないので、リスク説明が十分かどうかは別として、販売可能と判断して不可能だった場合普通ソレを過失と呼ぶ。そこまでいたって、返金しないなら。という話だろ。

最初から詐欺というのは、(復学)の是非を販売者が管理出来る場合か、予見できる場合だ。予見の是非はたぶん、立証できなかろ。であれば、過失で初めて、対応で判断しか無い。

2012-05-10

http://anond.hatelabo.jp/20120510141749

都道府県によるけど、教育委員会は、通常 都道府県の下に置かれる下部組織なので、上部組織都道府県

府知事時代の話かどうかはわからないけど、どのみち、管理監督責任は 最終的には 市 または 府 にあるので。

教育委員会責任責任があるならば、市 または 府 に 責任があるだろ。

 

大臣等々は 政治家としては立法側だが、大臣としては行政側だ。兼任してるのにそれはおかしい。

この場合、市ではなく符にあると言うことはできても、教育委員会にあるというのは、説明責任を途中で放棄している。

裁量の移譲はできても、責任の移譲はできないので、自由にして良いといっても、その場合管理監督責任はやはり、市または府に残っていることは明白。

 

政治団体としては結局 維新の会に責任が辿り着くでまちがいなくね?

国歌斉唱の是非その物は、どちらでもいいが、教育委員会管理監督責任が、国なのか、自治体なのかは、明確にしてほしい。

2012-04-11

オウム真理教ナウい教化法”を実践した広瀬死刑囚手紙 vol.6

【vol.5「規範意識を変容させる集団」】はこちら

 これまで四つの観点からカルトについて述べさせていただきました。しかし、「入会防止」の目的なので、それに関連する内容に言及されており―学問的に説明が不十分でもあります―。オウムのすべてが網羅されているわけではありません。ましてや、私はカルトのすべてを論じることのできる立場ではありません。その意味では、本文は「オウムへの入信を防止するための手紙」でしかいかもしれません。

 この理由で、カルトへの入会を防止するためにも実学としてカルトのすべてを知るためにも専門家による著書『マインドコントロールとは何か』(西田公昭 著 紀伊國屋書店)お勧めします。

 また、本文にはオウムの教義の概念が氾濫しているので、皆様にどのように受け取られるか気掛かりでもあります。これまでも、私は多くの方々から質問を受けてきました。説明責任があると思い、できる限り回答させていただきましたが、私どもの愚行をお伝えすることには失敗することが多かったです。殊に宗教経験に係わる話になると、その方の人生経験に沿うように別の解釈をされてしまうことが多々ありました。人は自身の経験に基づいて物事を理解するものですから、無理もありません。

 ですから、この度は説明方法を変え、具体的な描写とそれを説明する文献の引用を加えました。それでも、理解が困難な点があると思いますが、ご容赦願います

 現在、私はオウムの教義や麻原の神格を全否定しています。その正当性の根拠だった宗教経験について、脳内神経伝達物質が活性過剰な状態で起こる幻覚的現象として理解しており、教義のいう意味はないと考えているからです。

 それだけに、いかなる理由があれ人間として許されない罪を犯したことは、慚愧の念に堪えません。亡くなった皆さまのかけがえのない生命は取り戻すことができないこと、ご遺族の皆さま、重傷を負われた皆さまやそのご家庭の皆さまの苦しみが今後も続くであろうことを考えると、後悔の念ばかりが浮かびます

 また、オウムの教義や麻原から心が離れた今、私は無信仰の状態にありますしかし、宗教価値は認めています信仰によって人格を高められた方々が多数いらっしゃるからです。人間には超越的な存在を感じる資質が備わっているのでしょう。それは、人類誕生して以来、いかなることがあっても―権力から弾圧されても、科学が発達しても―、宗教が存続していることが証明しています。その資質によって人格を高めることは、決して否定できません。そして、超越的存在自体も、私などが否定できることではありません。

 「超越的存在も否定できない」と申し上げると、これまで私が述べてきたことと矛盾していると思われるかもしれません。実は、「宗教経験脳内伝達物質が活性過剰な状態で教義のいう意味はない」ということも、私の個人的経験によってそう感じているだけであって、客観真実ではないと自覚しています。私の経験に基づいて、多くの方々にそれを納得していただける程度の説明をすることは可能と思いますが、科学的に厳密な証明は不可能です。元々、この種の概念は、科学的な証明が可能なように定義づけすることができないからです。そのため、カルトの超越的世界観についても、それを科学によって排斥することは、極めて困難です。

 また、前に「禅」の瞑想の例を挙げましたが、それは、オウム技法本質な違いはありません―もちろん、教義は大違いですが―。つまりオウムは多くの文化遺産採用―濫用というほうが正確かもしれません―してきたのです。この場合伝統的に承認されており、有益性もある瞑想技法と“オウム的なもの”として排斥したら、社会問題になりかねないでしょう。そして、この事情はほかのカルトについても同様でしょう。このように、社会的要因によっても、カルトを構成する要素を排斥しきることは難しいのです。

 これらのエアポケットにおいて、カルトはいつまでも生息し続けるかもしれません。

 たとえば最近は、「スピリチュアル」が話題になっています。これはいまだ「カルト」とはいえないかもしれませんが、その超越的世界観が有益なもの有害ものか注意深く見守る必要があると思います。もし、恐怖を喚起する概念が含まれているならば、影響を受けやすい人は日常生活に支障をきたすでしょう。また、「スピリチュアル」が集団化すれば、個人の価値観が相当受容して、社会通念から逸脱した行動をとる人も現れるかもしれません。

 以上の状況においては、結局、各個人が「カルト」を理解し、その基準を定めるしかないでしょう。本文が少しでもそのお役に立てれば、幸いに思います

 平成二〇年六月二五日  

 広瀬健一  

 平成二〇年一〇月二七日改訂


【vol.1「カルトに係わる契機」】へ戻る。

 

 

◆参考記事リンク

 『広瀬健一 - Wikipedia』

 『摂理資料』

 『駅長日記:サリン事件実行犯広瀬健一氏の手記をUPしました』

広瀬健一氏の直筆手記、PDFへの直リンク

 『オウム元信者広瀬健一氏の手記「学生の皆様へ」』(2008年公開)

 『オウム真理教元信徒広瀬健一の手記を一部公表。順次追加』(2011年~公開)

◆皆さんに読んで欲しい記事リンク

 『悪い知識は大切 - レジデント初期研修用資料』

 『やる夫とAAで学ぶオウム地下鉄サリン事件』

2011-10-30

TPP中野先生お話をまとめてみた

ルール策定政治力で決まる 米韓FTAより酷いTPP】中野剛志

http://www.youtube.com/watch?v=NEf6bzEe1R8

http://www.youtube.com/watch?v=O9ghcF_M2CI

http://www.youtube.com/watch?v=-Qmac-tclMM

の要点を文章でまとめてみた。

どうも反市場主義者偏見みたいな部分もあって、すべての意見に賛成できたわけではないけれども、実際の事例などを元に具体的に問題点を解説されており、概ね説得力はある。

もしも、TPPがよいものであると言うのであれば、ここで掲げられている問題点杞憂であることを示し、同等かそれ以上に説得力のある意見を提示しなければ、単なる妄言しか受け止められないであろう。

TPP推進論者には、個々の間違いや重箱の隅への反論ではなく、これらを問題視することが根本的に間違っており、TPP受け入れにより大変なメリットを享受できることを、実例を交えてご紹介いただきたいものだ。

……にしても、最後の方、先生、投げやりだなぁ。

TPPは、環太平洋の発展を願ったもの

TPP日本が加わったとしても、全体のうち(GDPが?)アメリカが7割、日本が2割と日米で9割である。実質、日米の貿易協定といえる。さらに、アメリカは輸出倍増戦略をとっている。TPP日本ものを売りつけるためのものといえる。

米韓FTAや、アメリカカナダメキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)と似ており、アメリカに都合いいルール押し付けられ、搾取される。

そもそも自由貿易協定とはどういうもの

一般的には、関税の撤廃で物を自由に行き来できるようにし、公平な競争を促す協定であると捉えられている。しかし、かつてはそうであったが、70年代くらいからは意味が変わってきた。

それまでは各国の関税が高かったため、関税の撤廃が主眼に置かれていたが、70年代くらいからは関税が低くなり、農業以外の大抵の製品関税は低くなった。そのため、関税の撤廃による自由競争よりも非関税障壁の撤廃、すなわち各国の制度を変更することが主眼に置かれるようになった。

各国の制度を変更するということは、相手の国の制度を自国企業に有利なように変更させることを意味する。そして、どのように制度を変更できるかは、その国の政治力によって決まる。

また、アメリカ企業70年代以前よりも競争力が低くなり、公平な自由競争では他国企業に負けることも多くなった。そこで、アメリカの強大な政治力を利用して、他国の制度アメリカ企業に有利になるよう変更させることで競争力を高める手段がとられ始めた。自由貿易協定の対象となる領域の範囲が広まったのも、70~80年代のことである

80年代後半からは、日本アメリカに頻繁に制度変更を強いられている。日本企業努力は、勝手制度変更によって台無しになる。オリンピック浅田真央が苦しんだのと同じ構図だ。

現在TPPの議論では、農業vsその他の産業といった形でしか情報が出ていないが、問題はそればかりではない。

米韓FTAとは、どのようなもの

韓国コメ以外の農作物に関して、猶予はあるものの実質関税撤廃とする。また、アメリカ関税も撤廃してもらった。そして、関税撤廃を理由に、いくつもの不利な条件を飲まされることになったが、そもそも関税撤廃は韓国にとってそれほど大きな効果をもたらさない。

例えば韓国が得意とする輸出品である自動車関税は2.5%、テレビは5%と、もともと関税率は低かった。また日本企業もそうだが、韓国企業アメリカでの現地生産を積極的に行っており、当然その場合関税はかからない。このように、グローバル化を行うとそもそも関税はあまり重要でなくなってくる。また、さらに悪いことに自動車関税は、アメリカ自動車メーカーが「脅かされている」と感じたら復活させることができる。

アメリカ韓国自動車市場に参入しやすくするため、韓国に対し排ガス規制アメリカと同じにすること、安全基準や排ガス関係の装置の設置義務をアメリカに一時的に猶予するよう要求した。また、小型車が有利な韓国に対し、アメリカ大型車が有利であるため、税制大型車に有利になるよう変更させる。

農協漁協など協同組合共済保険や、郵便局保険サービス、つまり日本で言うところの簡保FTA発効3年以内に解体させ、アメリカ保険会社が参入しやすいようにする。

また、韓国で薬価が安く設定された場合に、アメリカ医薬品メーカー韓国政府に不服を申し立てできるよう、第三者機関を設置する。

その他、法律会計・税務事務所をアメリカ人が開設できるようになり、放送局外資規制も緩和される。

これらのように、環境安全に関する基準や共済保険のような相互扶助の仕組みなどを、アメリカ企業に有利にするために踏みにじられる。

また、もし韓国が他の国と貿易協定を結び、米韓FTAよりも市場開放した場合は同じ条件を自動的に適用できる制度も導入される。

さらに、ラチェット規定や投資家と国の紛争解決手続き(ISD)といった、問題の大きい制度も受け入れることとなった。

ラチェット規定とは何か

ラチェットとは、爪のついた、決まった方向にしか回せず、逆回転ができない歯車を言う。ラチェット規定とは、一旦、自由化や市場開放を認めると、今後は元に戻せないとする規定である

例えば、アメリカに対して牛肉の自由化を認めた場合、仮にアメリカ狂牛病が発生したとしても、輸入を禁止することができない。

投資家と国の紛争解決手続き(ISD)とはどのようなもの

NAFTAで導入された、非常に問題の多い制度である外国投資家が、例えば韓国カナダで、国の政策によって損害を受けたとき世界銀行傘下の国際投資紛争解決センターに訴えることができる。国際投資紛争解決センターは、その規制が必要であったか考慮せず、単に規制のせいで受けた損害のみを考慮する。また、非公開で、判例に拘束されず、上訴できない。圧倒的に投資家に有利な制度で、国家主権を制限してグローバル化を推し進めるための協定である。以下に、これまでにカナダメキシコ政府が訴えられたとき判例を紹介する。

こういった事例が頻発している。

米韓FTAでは、韓国はこのISD条項を受け入れた。ただし、アメリカ韓国を訴えることはできるが、韓国アメリカを訴えることはできない。

また、仮に、双方に訴えることができるとしても、投資訴訟アメリカが得意とする分野であるアメリカは、自国に有利な分野に戦いを持ち込もうとしている。

このISD条項は、TPPでも導入が議論される。

国際間での条約と、力関係

TPP推進論者は、話し合いの場には参加して、合意できなかったら離脱すればいいと言う。ところが、そういったことをすると国際関係や日米関係を損なう恐れがある。

また、米韓FTAについて、韓国にもメリットがあるから合意したと言う者もいるが、そんなに単純な話ではない。合意たから双方にとってよいものであるならば、不平等条約詐欺など存在しない。

力で押し切られるか、契約当事者がバカだった場合メリットの無い条約を結んでしまう。日本場合、力はないし、当事者はバカだ。

韓国場合は、アメリカに押しきられた。アメリカの要求があまりにひどいので、昨年11月までは抵抗しており、一旦決裂した。ところが12月に突然合意。その間に何があったかというと、北朝鮮砲撃があった。米韓FTAに関して、国民には内容はほとんど知らされていなかった。

日本は、バカなのか

民主党の資料によると、ISD条項は、拒否したいルールではなく、導入したいルールに含まれていた。その理由は、日本企業海外に進出したとき海外の政策によって不利益を被ったら問題を解決できるから日本政府が訴えられる可能性を一切考慮していないし、地下水を汚染されても何も言えなくなる可能性も考慮していない。日本政府TPP推進論者には、日本にとって有利になるルールとは何か、国益とは何か、それが全く分かっていない。

韓国の前大統領秘書官は「主要な争点において我々が得た物は何もない。アメリカの要求はほとんどすべて一つ残らず譲歩した」と述べており、官僚責任をとらないと付け加えている。

TPP推進論者はTPPに対する不安を煽るなと言ってるが、この状況を羨ましいと思うのか。

日本もうだめぽ。99%手遅れ

もう手遅れで、抵抗しても99%無駄だろう。

管前首相が交渉参加の検討を表明し、マスコミはそれに賛成した。その時点で賛成してしまったので、今更反対に回れなくなっている。

マスコミが賛成したことに気をよくした政府は、国民の支持を得るため、開国フォーラムと称した説明会を行ったところ、騒ぎになった。この開国フォーラム震災を機会に中止され、国民への説明は行われなくなった。

国民を説得することができなくなったので、現在は「交渉だけならいいじゃないか」と主張して、説明責任を放棄している。

米韓FTA締結でオバマセレモニーを行うので、それに対し日本も遅れるなと煽る。反対の声は矮小化する。

TPPが結ばれることは、既に決まりきっている。TPP条約なので、締結は国会承認が必要だが、交渉参加表明は政府の専権事項で阻止できない。そしてその後は日米関係、国際関係から抜けられない。阻止する手段がなかった。

私はこれまで反対しつづけていたが、もう無理だ。どうしようもない。

大きな被害が出たら、TPP推進論者はどう言うか

農業が壊滅すれば、農林水産省ダメだ、構造改革しないといけない。俺たちならもっとうまくやっていたと嘯くだろう。

何かがダメになれば、グローバルな流れに乗り遅れて淘汰されたのだから、仕方ないと言うだろう。

TPP推進論者は、自己責任と他人に責任押し付けて、自身は絶対に責任をとらない、新自由主義者である

新自由主義者による政権として、サッチャー政権レーガン政権小泉政権があるが、敵が多いのに長命政権であった。負けたものの面倒を政府が見るのはおかしい、自己責任だ、と責任逃れをして、長期政権になる。

もう手は無い

もうどうにもならん。植民地への道を。

2011-09-30

科学の悩みを解決してくれるのは誰か

http://togetter.com/li/194145

C.M.B. 森羅博物館の事件目録

で、「ここから先は入館料を支払い下さい。」

みたいな言葉が出てくる。

ものだけでなく、情報も手に入れるならば、

それなりの対価を払うべきだと思う。

科学の悩みがあって、それを解決してもらいたいなら、

お金時間とを支払うべきである

誰に聞けば良いかも、自分で探すべきである

また、それを理解するだけの、才能や能力経験も要求される。

一生涯かけても理解できないかもしれない。

そして、ほとんどの真理と言われるものは、

一生を費やしても理解できずに終わるだろう。

現代は多くの情報無料で手に入る。

から情報無料で手に入って当然、

という考え方は、ごう慢であり、おこがましい。

では放射能汚染に対する不安はどうしたら良いのか?

これはほおっておいてよい問題なのか?

本来は事故が起こる前にその危険性を、

原発を立てる人が説明すべきである

から説明責任は、サイエンスコミュニケーターではなく、

原発を推進した人(科学者を含むだろう)にある。

事故は起こらないと言っていたが、起こった。

そしてこれから先、どうなるかは、科学者にも分からない。

説明責任をもつひとはいるが、説明できる人はいない。

法律や政策でどうなるものでもない、

「知りたいけど、分からないこと。」が目の前にある。

昔はこの状態が普通だったのだろう。

現代の私たちはこの状態に慣れていない。

一生かけても解消されない不安がある。

不安のまま、生きていかなければならない。

それが人生であることを、改めて思い起こさせてくれる。

2011-09-13

私憤が義憤にすり替わる

http://news.livedoor.com/article/detail/5857112/

鉢呂に暴言を浴びせた記者も、私憤が義憤に摩り替わったのが原因なのかなぁ。ぶっちゃけそこまで騒ぐ問題でもないと思うんだけど。放射能を擦りつけられて、えんがちょされたのがマスコミ人間だったのが運の尽きかもね。「人が死んでんねんで!」(元ネタ失念)みたいに、マスコミの人は、私憤と義憤を取り違える環境にあるのは否めないけど。ただ、それを奇貨として、意図的に取り違えてるのがマスコミと言えるのかもしれないけど。「(特定)アジアの人が苦しんでるのに」的な御注進を奉ってた新聞社とか。

もちろん、ささいな失言・言い間違いについて揚げ足を取る形で、大臣を辞めさせたり、任命責任として総理大臣に追及してたのは、当の民主党議員であるわけだから、まぁどうでもいいんだけど。絆創膏説明責任とかもあるし。

そういえば、このまえうっかり、TVタックル番宣をみたら、すっかり民主党バッシングに染まってて笑った。太田光総理大臣云々の番組はもう終わったんだっけ。TVタックル太田光総理大臣番組は、衆愚政治の象徴だと思う。2年前の民主党マンセーとかを出演者に見せたい。たけしとか太田光ご意見番みたいな位置に座ってるらしいけどなんて言うのかね。

2011-09-04

人生楽しすぎて泣きそう

生まれたいだなんて頼んでもないし、誕生前説明会があったわけでもないのに、働け、金稼げだってお!

人間として生活していくについての説明責任、あらかじめ果たされるべきと思うんですお!

3000歩譲って、それは良いとしても、どこの国に生まれたいといった希望すら、聞いてもらえないんだってお!

うれしくて小躍りしちゃうお!

世間は我輩を白い目で見るけど、知ったことかお!

その世間なるものも、我輩の認識の一部にすぎないんだお!

ゲス結構、何もかも理不尽だと考えるばかりのウンコ製造機、それが我輩だお!

2011-07-14

企業業界関係者姿勢の問題

http://anond.hatelabo.jp/20110710004327

自動車製造会社航空機製造会社

衝突実験を繰り返し、毎年カイゼンしている。

利用者が理解できるまで噛み砕いて説明責任も果たす。

彼らは、やれることを探して、実際にやっている。

無論、競争原理がそうさせている面もあるが。

一方の原子力・核エネルギー関連は

政府学会財閥産業界との癒着マスコミ口封じ、嘘とねつ造、と

次々えげつない内情が露呈されてるでしょ?

基本「安全ですクリーンです」の連呼だけ。

測定装置などつけるが、公表しない・運用がずさんで、気休め。アピってるだけ。

世界中から買い付けされてウランの入手が徐々に困難になっている(当然価格も上がっている)し

廃棄物廃炉後の話もうやむや。管理先もまだない、費用は?それでも一番安価とは?

東電の体質が垣間見れる実例はいろいろ報道されているが、

アンケート個人情報

「お前ら、おれらがいくら広告料払ってるんだ?」と東電恫喝をかけて提出させる、といった社風だそうだ。

差がついて、何も不思議に思わない。

2011-07-10

http://anond.hatelabo.jp/20110710101923

同じく横からですが,下記の件は普通に説明責任」の説明のための例示では?

説明のための例示は,その例示を何のためにしているのかを無視して読んでしまったら,

元の文意をゆがめてしまますよ.

からですが、どうにも論理破綻しているのが傍目にひどくて書きます

2011-06-20

最近、書き込みをするのは「はてな匿名ダイアリー」だけになってきた

理由は「同一性の有無を自分コントロールできるから」。

分析すると

1:自分の意思で同一性を簡単にリセットできる点

2:自分の意思で同一性を継続できる点

1:については、匿名であることから馬鹿言ったり本音で話したりでき、それらに対して非難や批判があってもスルーすればいい。これがSNSだったり、ブログだったりすると、説明責任だの何だのとあと後まで尾を引くことになる。増田ではそれがない。

2:については、反応が良かったりすると、「元増田ですが」といって追記することで話を広げることができる。2chニコニコ動画だと、一日経つとIDが変わってしまから、これらは難しい。

そういうわけで、今の自分にとっては、増田が一番気楽に書き込みできる。

2011-05-15

http://anond.hatelabo.jp/20110514170542

システム管理から言わせてもらうと、これだけの情報ではシステム停止対応した是非は判定できないが、

おそらくは、事前通知なしのシステム緊急停止は行きすぎた対応はないかと思う。

それに、この派遣社員は、テスターとしては合格だが、技術者としては微妙ビジネスマンとしてはアウトだ。

このケースは、「SQLインジェクション」といって、攻撃により情報漏えいが起きる可能性であり、

システムセキュリティ上の致命的な欠陥が潜在的に存在すると分かっただけで、事前通知なしの緊急停止という対応普通はしない。

逆に、具体的な攻撃が観測された場合、または通常の操作情報漏えいが発生する欠陥が見つかった場合などは、迷いなく事前通知なしの緊急停止に踏み切るべきだ。

プライベート趣味サイトであれば即停止でもよいだろうが、ビジネスで使っているシステムである以上、セキュリティだけでなく、事業継続性や説明責任や止めた場合の影響も考慮すべき。

緊急度や対応方法もいろいろなバリエーションがあるし、インシデント発生対応時のマニュアルを参照しつつ、状況を照らして迅速に判断することになる。

なお、判断するのは、あくまで正社員責任者(内容によっては経営者が)であって、派遣社員はない。

ただ会社側の体制に問題があると思う。

派遣社員暴走?も、会社側がこういう場合対応について考えるきっかけを与えることになっただろうから、それはそれで意義はあったのではないかと思う。

システムのことさっぱりわからない経営者マネジメント側の人間ができることは、

(1)派遣社員には、システム運用稼働中に本番サーバを触らせないように権限を決めておく。

(2)その代わり、システム管理者として、スキルと判断力と責任感を兼ね備えた人材(正社員)を配置しておく。

(3)インシデント発生対応時のマニュアルを整備しておく。

ことだろう。

プライバシーマークISMSを取得すれば、こういうことが体系的にできる。

私がもしこのテスター(派遣社員)から運用中のシステム脆弱性を指摘されたらどうするか考えてみた。

(そもそもこんな品質レベルシステムは導入する時に却下するだろうが。)

(1)テスターから第一報をうける。時刻を記録

 ここからインシデント対応マニュアルを参照しつつ対応する。

(2)上司に口頭で「XXシステムで、セキュリティ上の問題発生、これより対応開始します」と報告。時刻を記録

(3)状況を確認する。

 (「SQLインジェクション脆弱性存在することがわかった。

  アクセスログなどから攻撃や情報漏えい痕跡はとりあえず見当たらない。

  ただし、攻撃は比較的容易で、個人情報流出する可能性があることが分かった。)

(4)対応方法を判断する。

 緊急性、停止方法、影響、修正、暫定復旧のめどを見積もる。

 (1時間以内に顧客通知を完了した上で、システムを停止して調査するとする。)

(5)上司対応概要説明。同意を得る。

(6)顧客通知開始。時刻を記録

(7)システム停止。時刻を記録

(8)ここからは調査、復旧作業など、具体的な対応に入る。

トラブル対応は手がいるので助っ人を頼む。顧客への連絡などは、営業担当者でも手伝ってもらえるはずだ。

システム停止後は、攻撃や情報漏えいが起きたか起きなかったかの調査が先になるだろう。

もちろん致命的なバグを仕込んだ開発者は呼びつけて調査に加わらせる。

都度、時刻を記録するのは、後で顧客に提出する報告書を書くためだ。

また、システム停止前に利用者に事前通知するかどうかは重要ポイントで、

データ更新処理を行うデータベース連携システムであれば、

更新処理中にシステムを停止すると、データの内容に不整合が生じる可能性もある。

事前通知なしでシステム止めた場合責任上これが問題となってくるし、データ整合が発生したら、その分復旧も遅れだろう。これひとつとっても、やみくもにシステム停止すればよいわけでは決してない。

備えあれば憂いなし。

2011-03-11

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110311/stt11031114430007-n1.htm

社民福島党首「政治資金規正法の議論を」「説明責任果たせ」

 社民党福島瑞穂党首は11日昼、菅直人首相資金管理団体在日韓国人から計104万円の献金を受けていた問題について「通名献金された場合には(外国人とは)分からない。外国資本企業政治献金は認めながら、外国人は駄目という制度のあり方を議論すべきだ」と述べた。

 そのうえで「全国会議員に関係する問題であり、一歩間違えば外国人政治的自由を制限することになりかねないし、どうあるべきかという議論につながる」とも指摘した。国政への影響を未然に防ぐため外国人から献金を禁じた政治資金規正法を大幅に緩和すべきとの考えを示したものとも受け止められそうだ。

 首相に対しては「外国人であることは知らなかったと説明しているので、調査結果を待ちたい説明責任を果たしてほしい」と述べた。

逆に言えば、アメリカ人から献金も合法って事になるんだけどな。

そこまでオツムが回ってないのかな。

http://anond.hatelabo.jp/20110311124436

「誓約書よく読まないで機械的にサインした(←別に献金に限らずこういう人はよくいる)」

とか言ったらどうするんだろう?

そりゃ単純に献金者のミスだろう。

そらそうだが、というのは、前置きだが日本ではそれが許されていないケースがある。

金融取引にはリスク説明の指導が出ているし

特に不動産 などでは、対面で重要事項説明が、有資格者で求められている。

 

ようするに、説明責任という単語があって、十分説明出来ていなかった。とされた場合

過失が相殺されて、たとえば、不起訴になるかのうせいがある。逆に、説明側の過失が問われることもある。

これは、説明する側が、専門職で、される側が、非専門職場合によくあるケース。

 

そうすると、事務方のミスミスすると政治家がパーで 楽天ならOKという事はなく、

楽天のせいで政治家が飛ぶという可能性があり得る。

逆に、政治家を守るなら、楽天が確認代行業務を怠ったという事になる。

 

仮に、過失相殺献金者が無罪 政治家無罪となるのならば、

それを意図的に利用することで、政治献金ができてしまう。

返済するとしても、利息の問題があるから、一時で的にお金を預けることも問題だろう。

とすると、楽天は、個人による政治献金の返却を利用した政治家に利子分を外国籍の人から献金できる装置に早変わりする。

 

仮に、この事実を指摘されて、改善しないとすると、外国籍の人の内政干渉放置しておき、確認代行業務を怠った。

ということで、最悪は、国家動乱だねぇ・・・。

ことが大きくなる前に、国籍については、複数の事項の中の一つではなく 独立して複数の言語で、一番最初に それだけを

わかりやすく確認したほうがいいと思うけど。

 

また、クレジットカード利用なども、本人名義を確認したりする必要が有るね。(やってるとおもうけど)

 

あと、コレあれだね。政治献金管理口座は当座口座であり、有利子に変えてはならない。としないと

外国籍ファンドやなにかで、金利優遇による献金ができてしまうんだね。それももんだい。

2011-03-05

まどかマギカ 2クール目あるのかねぇ。また1話目は、夢だったり?

 

それはそれとして、QB先生 重要事項説明が抜けています。

死の概念が理解できるなら、死亡リスク魔女との戦闘以外にもあることを説明しておらず、それを意図的と認識する知能があるなら、説明責任があることも理解できただろ。

人類という群体であり、細胞の一つが抜け落ちても、人類は生きているじゃないか!といっていれば、死の概念は理解できなかっただろうが・・・理解できるのかよ。

  

自分の行動に対する、他者の行動の誘発というリスクを理解出来ない種族ならともかく、

行動に対する、赤いのの行動予測できるのだとすると、人間自分の発言に対して、どう動くか理解出来てるじゃん。

とするなら、人間の行動心理が理解できているということで、 わけわかんないよ が嘘になり

QBは誤認はさせるが、ウソはつかない。という前提は 崩れるなぁ。 人間が情によって行動することは理解して予想してるじゃん。

 

理解した上で、ウエイトを下げるのと、理解する概念存在しないのは別。

 

理解する概念が無いなら、赤いのが情によって、動くことは予想できなかったはずで、優先度的には、どうしても無理になったら、ほむほむと共闘して、さっさと滅ぼすだろうと予測するはず。または、グリフシードを獲得するだろうと。すくなくとも、この結果予測していたと発言するのは合理性が低い。

少なくとも、感情によって暴走して身を滅ぼすことがあるという事は理解できている。という発言。

 

仮に統計学的なノイズとしてであっても、理解はしているし。理解できるのであれば、単純現象としてではなく、明確に感情を合理的なノイズとして利用している。

よって、正体不明でも、物理特性は理解している。

また、それが感情という名前で、そういう特性持った機能であり、エネルギーであるということも理解している。

とすると、一連の行動が、単に自分たちが持っていない、感情という物質により生成されている行動であると正しく理解している。

よって、ワケワカンナイヨはウソであり。ワケは感情であると理解しているし、感情統計学的特性も理解している。

                     (理解できるが共感できない。が正しいし、QBの知性からすればこの差は知っていて当然)

よって、QBは能動的にウソを付くことが可能

2011-01-15

あなた伊達直人を殺したがる理由。

寄付流行ってるね!

 増田寄付は大好きだよ! 施すほうじゃなくて、受け取る方としてならね!

 なんだか一億総ポトラッチ化が進んできました昨今、増田が由緒正しきネトウヨであったら「ゲヒヒ、次は国を隣国に寄付ですか?」と揶揄の一つも売ってやるところだけどはてサは恐いし増田はそもそも右翼じゃない。ただの逆張りが好きな女子中学生だ。そう考えて読むと気分いいよ?

 

寄付disりが流行ってるね!

 流行ものをとりあえずdisとくのはウェブに生きる天邪鬼としてのたしなみだよ! みんなも若いうちは、無闇やたらに反発するといいんじゃないかな? 

 でも実際twitterとかでこの手の逆張りやってんのは三十代のピザデブハゲ女子中学生たちなので、きみたちの健康精神に大ダメージを与えるよ! 貧弱な想像力は時にみずからの命を助けるね!

 ところでなんでぼくらはタイガーマスクきどりどもが嫌いなのかな?

 不思議? ふしぎだよね!? だって寄付ってすごいいいことなんだよ? ただの偽善じゃない。誰も傷ついてない。与えるほうも貰うほうも、みんな得してる。死んだビジネス用語でいうところのwin-winってやつだね。そうそう、未だに会議win-winなんていう単語出してくる上司をみかけたら、さっさとその会社の四階から飛び降りたほうがいい。

 

まあ、とにもかくにもぼくらは寄付ブームが嫌いだ。

 なぜか。

 まあそんなことは上でさんざん申し述べてきたように、ぼくらが「どうしようもない天邪鬼だから」で済むんだけど、世間はそれじゃあ納得しない。反対するなら説明すべし。感情論は排してな。

 と、ぶっちゃけバカに理論的な説明求めるなんてバカなんじゃねえのと思うむねがあるかもしれない。けれど、ココは天下の往来はてな匿名ダイアリー。またの名を皆殺しの増田

 説明責任逃れは問屋がおろさない。せめて嫌悪感の根源くらいはつきとめないといけない。

 とはいうものの、「なぜ私は寄付ブームが嫌いなのか」を論理的に説明するのは、おそらくアジを三枚におろすより難しい

 この手の喧嘩でよく使われる殺法は「だって寄付者が迷惑がってるじゃないかやめてあげなよ白豚野郎」と「親切の押し売り、大きなお世話」を強調するやりかただ。

 ここでぼくら天邪鬼は施す物-施される物、という図式を瞬時にして加害者-被害者という関係に塗り替えることでスペクタクルカタルシスをおぼえるんだけど、それで非難される無辜の大学生ボランティアとかはいい迷惑だよね! いい気味ですね! 

 そう、善意の悪人は悪意を自覚している悪人よりも罪が重い。なんだかよくわからないけど、ぼくらはそう信じちゃってる。漫画か何かの影響ですよね。あるいはお母さんについて、何かトラウマがあるのか。

 まあ、ともかくしかし、タイガーマスクについてはなかなか「迷惑してる」という話は聞かない。少なくともビル・ゲイツより広くておーつねさんより狭い増田の観測範囲では、見当たらない。被害者存在しない。まあ「あの手の寄附行為ばっかり報道されて恒常的に寄付を行なっている人たちが無視されてる」って声もあるけど、そんなもん、もともと無視されてたわ。

 「みんなが得した」ここが、今回の件でやっかいなところだ。火のない所に煙は立たないし、煙が高いところにのぼらなければバカもまた踊れない。

 さて、実はここに今回のぼくらが抱えるフラストレーションの一端が隠されている。

 つまり、「いつもとおなじように偽善者を叩けると思ったら、おあずけくらってしまった」ってわけ。これってとってもストレスフルな状況じゃない? 犬みたい? 哺乳類と比べられるだけマシさ。

偽善者という言葉が出てきたけれど

偽善くささが嫌い」。

 よくタイガーマスクを批判する時に聞かれる言葉だ。

 偽善ってなんだろうね? 寄附行為に限定して考えてみよう。広辞苑定義を持ってくるのは、頭の悪い学生にやらせておけばいい。ぼくらには集合知の究極体、wikipediaさんがいるのだから

寄付(きふ、本来の用字は寄附。寄付は代用字)とは、金銭や財産などを公共事業公益・福祉・宗教施設などへ無償で提供すること」

 フリーミアム! 

 「無償」とはつまり、見返りをもとめないということだ。税金控除される時点で見返りもクソもないだって? まあ、それはここでは関係ないから頭から弾いてくれ。

 さて、タイガーマスクたちは偽善的な寄付であるか。

 この議論は彼らが「見返りを得ているか」の一点に集約される。

 もちろん、違うよね? 物質的な恩恵はもちろん、名誉すら得られない。だって匿名だもの。キャラクターだもの。「タイガーマスクはえらいですね」っていくら古舘さんがつばはいコメントしても、それは神奈川県在住の庭師・津田大介さん(48)を褒めたことにはならない。まあ、2chでアンカもらえたときたいに「存在すること」の承認を貰える快感はあるかもしれないけど、自己承認欲求そのものが満たされることはない。ランドセルは一個9000円。六つで54000円。あなた2chでアンカもらうためだけにこれだけの金額を払おうと思う?

 善意証明するのは極端に赤字な収支なんですね。

自分がいいことをやった」という自己満足キモイ

 でも、実際金髪……津田さん(仮名)は「いいこと」やったじゃん。子どもたちの反応はともかく、施設は受け入れてるじゃん。全然ひとりよがり自己満足ちゃうやん。

はいーみんなちゅーもーく、いまさっき高田くんがいいこといいました

自己満足キモイ

 はい、これ超重要

 自己満足っていうのは充足してるってことです。いわゆるリア充

 はいみんな思い出してー。

増田は他人の幸せがなにより大嫌いです。リア充っぽいのが大嫌いです。

 っていうか、今回に限らず「ボランティアフォビア」だの「NGO死ね」だの「人権団体とか環境団体とかバカヤロウ」だのを表層だけで叩いてるとか、

 っていうか、ぼくらが何者かを叩くときの原動力は、たぶんだいたい、コレ。

 だって妬ましいじゃないですか。嫉ましいじゃないですか? 死ねばいいじゃないですか?

 自分が善人だって自覚するのはなにより強烈なうぬぼれですよ? ましてや、ヒーロー自分をかさねて? 「悪ふざけだもん」ってみんなにバレバレな形で照れ隠ししてたりして?

 ハンッ!

 そんな綺麗事、罪じゃないわけないじゃないですか

 彼らはまごう事無き「善人」であるからこそ、叩かれるに値するのです

 だって、妬み深いクズですもの、ぼくらって。

 まあ、結局は、感情論ですね。天邪鬼の。

さて、クズであるところの増田さんたちはこれからどうあるべきか。

 死ねいいんじゃない

 それがイヤならアラを探すんだ。マスクどものアラを。徹底的にひとりひとりの素性を洗いだして、瑕疵を探しだせ。これだけいるんだ、ひとりふたり後ろめたいのやら奇抜なのやらは混じってるだろう?

 特殊な例を普遍化しろ。延焼させろ。大火がみたい。燃やし尽くせ。

 それがぼくらの帰納術。

 でも今回はそれが通じるかしら? しょせんは匿名が個人を葬るための技術

 匿名匿名を殺す、新しい時代戦争に対して、ぼくらはあまりに無知ありすぎる。

 

 

 

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