はてなキーワード: ボーイズラブとは
面白くも何ともない話だが、原作否定の多さに辟易する気持ちを吐き出したかった。
なるべく冷静に、客観的に、何なら評論のように書いたつもりだ。
サブカルチャーが発達してどれくらいの年数が経っただろう。
一番に脚光を浴びたのはやはり秋葉原かもしれない。オタク、メイド喫茶、コスプレ、これまで日陰にひっそり存在した物がメディアで大きく取り上げられ、日本のアニメや漫画文化は世界にまで広く知れ渡った。もはやサブカルの枠に留まらない娯楽とも言える。
今日私が主題にしたい同人、引いては二次創作に関しても同じだ。コミックマーケットなどは今やメジャーな催し物。夏コミ、冬コミ、詳しくない人でも単語は聞いたことがあるだろうし朧げながら様子も浮かぶはず。テレビで報道されるからだ。SNSで見る人もいるかもしれないし、ゆりかもめの混雑具合で知るかもしれない。
今、かつてサブカルと呼ばれた物たちはメジャーになりつつある。
胸に手を当てて考えてみてほしい。芸能人がアニメキャラや漫画キャラのコスプレ写真を上げるようになってはいないか。やたらとボーイズラブを題材にした作品が増えてはいないか。腐女子が主人公のドラマが普通に放映されていないか。どこでも手に入るコスプレ衣装、書店に我が物顔で並んだボーイズラブ本、有名俳優や人気アイドルが演じる男同士の絡み、一つくらいは心当たりがあるだろう。
したがって、これまで息を潜めていたカテゴリーが脚光を浴びる時代で、大手を振って楽しめる環境が整ったというわけだ。
私は何もそれらを否定したいわけではない。ボーイズラブ、いいじゃないか。腐女子、いいじゃないか。母数が増えれば増えるほど、良作に出会う確率も跳ね上がるのだし。
かく言う私も腐女子歴は長く、同人活動歴もそこそこの、いわゆるオタクである。ちなみに独身だ。
前置きが長くなったが、私が言いたいのは腐女子や同人作品の数が増えるにつれて蔑ろにされる物が見えてきた、ということである。タイトルに戻った。
ここで言う同人作品というのは、漫画やアニメなど原作ありきの作品に対する二次創作のみに限らせていただく。コミックマーケットなどで毎年スペースを獲得できるような大手同人サークル様やオリジナルで精力的に活動されている方々には何ら物申したいことはないのであしからず。
2007年、と聞いて同人関係で何があったか思い出せる人はいるだろうか。
今でこそ当たり前に存在し、二次創作と切っても切り離せないpixivがサービスを開始したのだ。初めこそ作品数は少なく、今のように漫画を上げる人は稀で一枚絵ばかりの謂わば地味なSNSだったが、2010年くらいからだろうか、個人サイトから移行する人が増えてpixiv隆盛期に入った。今なお衰えない勢いで、新しいサービスも続々と導入されており、私もずっとお世話になっているツールだ。投稿も閲覧も簡単で、二次創作には不可欠だろう。
私はpixivが作られる前から腐女子だった。個人でホームページを持ち、自分の絵や文章をひっそりと投稿していく時代だ。今でも古の腐女子として度々話題に上っているのを目にするかと思う。
若い子は知らないだろうが、一つお気に入りのホームページを見つけるだけでも苦労し、そこから△△受け同好会、愛され□□ランキングといった名前のリンクを辿って、自分の好みを探すといった困難さだ。当然、こうこうこういった地雷が含まれます、などといった注意書きはなく、リンクがカップリングじゃない場合も多かったので左右完全固定の方への配慮などもない。読み始めて無理だったらブラウザバック。これが個人サイトの鉄則である。タグ一つで好きな物が見られる今とは雲泥の差。
話が少し逸れたが、要は今これだけ楽に取捨選択できる環境に置かれているくせに、二次創作に携わる者の文句が多いということだ。慣れとはげに恐ろしきかなと感じるばかり。
時代が違うことは理解している。懐古厨、オバサンは黙っておけと言われたなら黙るしかないだろう。否、私はまだ世間的にオバサンと呼ばれる年齢ではないのだが、念のため具体的な数字は伏せておく。
地雷だなんだ、苦手だなんだ。それはまだ良い。二次創作界隈のクレームとしてはひよっこみたいなものだ。苦手はあって然るべき。必要以上に貶めなければ誰も何も言わないだろう。
私が最も言いたいのは、原作に対する二次創作視点からのクレームの多さ。
ようやく本題に入ったと思った人もいただろう。私も思いました。申し訳ない。
近頃サブカルがサブカルでなくなり、腐女子や同人などの秘めるべきものが大きく取り上げられ、比例して携わる人口も増えている。
だからだろうか、まるで二次創作が本筋だと言わんばかりの勢いで物を言うではないか。そこ退けそこ退け我が推しカプのお通りじゃい!と目を血走らせて叫びそうである。
ここは動物園かと見まごうほどの凄まじさだ。騒がしいことこの上ない。
二次創作は幻覚だ。妄想だ。だから何をやっても良い。当然だ。私もそうして活動してきた。原作にない部分だからこそ二次創作で補完したり、原作ではくっつかないと分かっているからこそカップリングにしてチュッチュさせたりして皆で楽しむわけである。同人誌の発行も萌えの共有。これいいよね、最高だよね、そんなふうに言い合えるときの尊さといったらない。
しかし、近頃はどうも原作ありきということを忘れているように思う。己の見たいものが原作で見られなかったからと言って、平気でアンチのような発言をするのはいかがなものか。
幻覚や妄想を形にするのは自由にやって良いのだ。それこそを楽しむための活動なのだから。
そうして逃げ道が与えられているというのに、何故いちいち文句を言う? 有り得ない、そんなことしない、解釈違い! 全員黙っとれ、である。
原作様にあやかって作品作りをしておいて、よくもまあ言えたものだ。解釈違いと言うのなら、二次創作を目にした原作者こそが言いたいものだろう。
そして、さらに問題なのは、SNSでそういった否定意見が広く拡散される傾向にあることだ。
二次創作はグレーゾーンだ。完全にアウトではないが皆目を瞑っているだけ。盛り上がるのは良いが、検索除けもせずに投稿すれば人目に触れる数は格段に上がる。
原作者様に駄目だと言われたなら、鶴の一声ですべて葬らねばならない危うい趣味なのだと忘れてはいないか? 己らが覇権を握っているのだと勘違いしていないか?
原作はこうだけどこっちのほうが良いと思うのなら、黙って作品に昇華すれば良いだけの話。皆それを待っている。共有したがっている。二次創作の本質とは本来そういうものだろう。
こういったことが頻繁に起きるので、公式様が何かを出す度にこちらはひやひやものだ。また荒れるのではないか。また否定意見に溢れるのではないか。また見たくないものを見なければいけないのではないか。
私はそこそこフォロワーの多い二次創作者だが、フォローはほとんどしていない。見たくないものを避けるためだ。それでも否定意見が氾濫し、流れてくるためにしょっちゅう目につく。推しカプは好きだが、界隈が嫌いでどうにかなりそうだ。
サブカルが市民権を得たこと、人口が増えたこと、容易に投稿閲覧できる便利ツールがあること、SNSの普及や情報社会、様々な要因があるのだろうな。
初めからネットが存在し、SNSの波に乗って生きてきた若者にとってはそれが普通のことだから仕方がないのかもしれない。
それにしても、心が弱すぎだと感じてしまう。同調しないとやっていけないのか。否定で盛り上がってからでないと作品作りができないのか。個人サイトに叩き上げられた歴戦の猛者を見てみろ。面構えが違う。
否定意見に対してさらなる反論をすると界隈が荒れてしまうのは言うまでもないことだ。推しカプのイメージは地の底に落ちる。
歴戦の猛者たちはその心得でぐっと口を噤んでいるだけで、何も思っていないわけではない。
けっして君たちが主流じゃない。原作否定が許されているわけでもない。もう少しだけで良いから視野を広く持ってくれ。
ここまで読んでくれてありがとう。
こんなふうに軽く書いているが、結構つらい。好きな界隈で活動が狭められることの苦しさ。原作が好きだと言ってはならない雰囲気。どう考えてもおかしいだろう。原作が好きだからこそ二次創作の世界に足を踏み入れたのではないのか。
今必死に唇を噛んで黙っている人がいるのなら、貴方は一人ではないよと勇気付けたい。
これを結びの言葉とする。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 100 | 13388 | 133.9 | 32 |
01 | 110 | 14491 | 131.7 | 50.5 |
02 | 88 | 9129 | 103.7 | 58.5 |
03 | 43 | 5649 | 131.4 | 36 |
04 | 17 | 2867 | 168.6 | 80 |
05 | 19 | 2556 | 134.5 | 104 |
06 | 25 | 2060 | 82.4 | 42 |
07 | 36 | 2555 | 71.0 | 39.5 |
08 | 76 | 5900 | 77.6 | 34.5 |
09 | 101 | 10009 | 99.1 | 63 |
10 | 136 | 13890 | 102.1 | 39.5 |
11 | 157 | 14511 | 92.4 | 47 |
12 | 151 | 12627 | 83.6 | 41 |
13 | 178 | 18012 | 101.2 | 37 |
14 | 129 | 11801 | 91.5 | 38 |
15 | 119 | 21733 | 182.6 | 51 |
16 | 161 | 10720 | 66.6 | 41 |
17 | 199 | 21751 | 109.3 | 50 |
18 | 215 | 26807 | 124.7 | 47 |
19 | 186 | 17904 | 96.3 | 37.5 |
20 | 194 | 17288 | 89.1 | 44.5 |
21 | 160 | 13708 | 85.7 | 39.5 |
22 | 200 | 16035 | 80.2 | 34 |
23 | 260 | 32969 | 126.8 | 33 |
1日 | 3060 | 318360 | 104.0 | 42 |
パルスオキシメータ(4), 強産(4), 黒瀬陽平(3), 抜糸(3), 4000人(3), 道路族(3), 超正統派(3), きらー(9), confidence(3), テスカトリポカ(3), 触ん(3), 自炊(32), コスプレ(20), 五輪(14), 下方婚(23), 外食(31), 繁殖(8), 味付け(7), ハマり(6), 幽霊(6), 精神病(7), 映画館(14), 産ま(13), 物件(10), 自分語り(9), マウンティング(10), ワクチン(23), 出産(31), メンヘラ(18), メンバー(18), コロナ禍(14), 牛(16), 娘(31), 野菜(17), 妊娠(20), オリンピック(15)
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間違い。BLは専門家も認めるポリティカリーにコレクトな表現です
溝口 BL作家のすごいところは、ゲイの人に気を遣ってとか、ゲイの人に一生懸命たくさん取材をして、というわけではない人がほとんどで、自分たちの楽しみを追求しているだけ、という人が多いのに、それでも、リアルなゲイの方から見て、ポリティカリーにコレクトな表現にたどり着いている人が大勢いることです。
大学非常勤講師。ビジュアル&カルチュラル・スタディーズPhD。著書『BL進化論 ボーイズラブが社会を動かす』(2015)、『BL進化論〔対話篇〕 ボーイズラブが生まれる場所』(2017)が2017年度「Sense of Gender」賞特別賞受賞。
宅建士の試験は国家資格の中では比較的易しいらしいが、それでも合格率は高くなく職場には何年受験しても合格できないという人もいた。
わたしは当時30歳のオタクで腐女子、仕事で資格が必要になったので受験したのだが、大学受験以来の久々の試験勉強になかなか苦戦した。長らく勉強というものをしていないと、まず集中して参考書を読むことすら難しい。
わたしは無音状態で何かに集中するのが苦手で、かといって音楽を聞くとなるとオタクなのでアニソンやアイドルソングばかりになってしまう。日本語の歌詞だと頭の中で歌詞と宅建業法の条文がけんかを始めて勉強にならない。
ひとくちにボーイズラブCDと言っても勉強に向いているものとそうでないものがある。勉強中に聞くべきボーイズラブCDはとにかくエロいもの。男の喘ぎ声は特に意味もなく耳に優しいので聞いていると心が安らぐうえに集中力を高めてくれる。
特に聞いていたのは、彼らの恋の行方をただひたすらに見守るCD「男子高校生、はじめての」シリーズ。このシリーズはノーカット、ノーフェード、ノーBGMで男子高校生たちのそれを盗み聞きできるというもので、大部分がエッチシーンでできていてとても素晴らしい。一応ストーリーもあるが、民法の条文の邪魔をしない程度なのであまり気にならない。
シリーズの中でも第3弾「生徒会役員の密やかな謀」が良い。受け役の興津和幸さんの演技が最高。この喘ぎ声を聞くために現代に生まれた。
わたしはボーイズラブCDを家での勉強中はもちろん、出勤前のカフェ、通勤中の電車、職場で開かれた勉強会、とにかく勉強をするときはひたすらに聞き続けた。わたしが真剣な顔で法令上の制限を覚えているとき、耳元ではいつも男が喘いでいた。
30歳独身腐女子が合法的に高校の校舎に足を踏み入れる機会なんてそうそうない。高校を卒業してから10年以上が経っており、高校という場はもはやなによりもボーイズラブの舞台という感覚が強い。
校舎まで続く道、毎日の生活を感じる下駄箱、教室へと向かう階段、窓から昼の陽がさしこむ踊り場、分別を促す手書きの貼り紙があるゴミ箱、教室のドアが並ぶ廊下、すべてからボーイズラブの息遣いが聞こえた。
試験を受ける教室に入ると受験する人たちがすでに席で参考書などを開いていた。試験会場に入る指定の時刻から試験開始までけっこうな時間があり(細かく覚えていないが30分~1時間程度はあったと思う)、わたしも周囲の人にならって一応参考書を開いた。
しかし、ふと視線をあげれば黒板があり、日常で教室の黒板なんて見ることがないわたしは黒板にもまたボーイズラブを感じ、思った。今しかない。
参考書を閉じてイヤホンを装着し、まっすぐに前を見て「男子高校生、はじめての」を再生した。
実際の高校の教室で、男子高校生のボーイズラブを聞くのはこれまでに経験したことのない楽しさがあった。まるで今この瞬間に隣でボーイズラブたちが事に及んでいるような気がした。
ここまでくるとボーイズラブCDを聞きながら勉強をすると集中できるなんてことはもう言ってられず、頭の中はボーイズラブ一色、受けの痴態に興奮している攻めよりもただそれを聞いているわたしのほうが確実に大興奮していた。
ボーイズラブに包まれたままに試験が始まり、わたしは試験への緊張とボーイズラブへの興奮で手の震えが止まらずシャープペンシルを一本折った。
そんな状態で受けた試験だから絶対に落ちたと思い、そしたらまた来年も高校に行こう…あのボーイズラブが詰まった空間へと…と絶望を希望に変えていたが意外にも試験には合格した。わたしの地頭が良いということもあるが、ボーイズラブCDの力が大きかったのだろう。
ジャンルがある程度盛り上がったところで
(それに続く「私もそうかもしれない…」と謎アピールする人々)
この流れがうんざりするほど嫌い。
そもそもボーイズラブとセクシャルマイノリティは全く異なる分野だろ。
なぜ特殊なジャンルの娯楽であるBLドラマが好きな人には受け入れてもらいやすいと思うのか?
又はBLドラマを見ればセクマイをよく知れて配慮できる人間になれるのか?違うよね。
それは逆にセクマイの人に失礼では。そんな簡単な問題じゃないと素人でも分かる気がする。
ただの趣味友にカムアウトされても困る。セクマイだろうがヘテロだろうがお前のセクシャリティに興味ないから。
純粋にドラマの感想を共有したいのにそこに個人のセクシャリティの話いる?
(趣味をきっかけにその人とすごく仲良くなって、色んな話をする流れで…ていうなら分かるけど)
同様の理由で、趣味のアカウントで彼氏彼女旦那奥さん子供の話ばっかりする人も苦手。リアル用のアカウントでやれば?
その後別の人間による「BLドラマの恋愛観をセクマイと同一視するな、セクマイに当てはめるな」的な、当たり前すぎて議論する必要もないようなツイートが流れてきて、更にうんざりするから。
前回はこちら
https://anond.hatelabo.jp/20200911202150
精神的に不健康な作品・コンテンツの例として、青年向け漫画も取り上げる予定だった。もつあきさんと無望菜志さんと朝凪さんを取り上げようと考えていた。
迷った挙句に書かないことにした。男性しか読んで楽しめないものは書くべきではないと考えたからだ。かといって、私がボーイズラブの世界に足を踏み入れるわけにもいかず。
その代わり、ブクマコメントで要望のあった、精神的に健康なコンテンツを取り上げてみようと思った。
各編ひとつずつ選んで紹介する。ひとつにつき1000字程度。たまにネタバレをする。
久しぶりに読み返して、精神的に不健康な作品ってそもそもどんなものなのか?と自らに問いかけることになった。
これは面白い。「何も聞かずに読んでみて!」と無条件で人に勧めることができる数少ない漫画だ。
火の鳥。生き血を飲むと不老不死になる。彼女(?)は人間世界を見守っている。たまに人間に捕まえられて血を取られたり、稀に自分から血をあげることもある。その血を巡ってドラマが繰り広げられる章編もあれば、そもそも生き血を飲みたいという展開のない章編もある。
精神的に不健康な描写が数多くある。不老不死がテーマなだけに理不尽な死も多い。エロもあるし、グロもある。昔の漫画なのでよくない言語表現もある。
でも、読んでいるうちに何が何だかわからないまま時間が経って、読み終えると心が静かになっている。何も考えられない。心が作品に持っていかれる。
前々回の記事で、『完全なる経営』から読み取ることができる、精神的に健康な人間の要件として以下の5つを挙げた。
・今の状況をありのままに捉え、不確実な状況でも耐えることができる
・夢中になれる物がある
火の鳥に出てくる主要人物は、このいずれかを必ず持っている。持っていないこともあるが、成長とともに持つようになる。
どのシーンも主人公に厳しい。安息の時はない。あったとしても理不尽に打ち砕かれる。各編の主人公には欲しいものや、なりたいものがある。それらを目指して戦い続ける。
彼らが生の終わりを迎えた時、死の跡には必ず何かが残っている。
精神的に健康/不健康な作品を分かつものは、破壊と創造のバランスなのだと思う。精神的に不健康な作品やコンテンツは、最後は何かが崩壊して終わる。対して、精神的に健康な作品というのは、最後に何かが創造される。
物語の過程で、登場人物が絶えず営為を繰り返している。だから読者の心に爪痕が残る。
精神的に健康になりたいのなら、土日の朝にやっているアニメを見るのが近道かもしれない。
人として正しい道へと導いてくれる作品が多い。
プリキュアはその筆頭だろう。プリキュア作品を見た児童は、正しい人格の在り方や、仲間のために何をしてあげればよいか、敵に対してはどのような態度で接すべきかなど、社会生活を営むうえで大事なことを学べる。
大人が視聴すると、忘れかけていた大事なことを思い出させてくれる。
今やっている『ヒーリングっどプリキュア』だと、15話がよかった。のどかとラビリンがあることをきっかけに喧嘩となり、冷戦状態になる。なんというか、リアルなのだ。ラビリンが問題行動を起こすきっかけも、のどかが怒った理由も。ケンカ中の態度も。
イザという時にケンカが裏目に出てしまう。信頼関係がなくなったせいで〇〇に失敗する。
ラテの仲介によって二人は仲直りするのだが、これもまたリアルだ。現実でも、こんなやり取りを見たことのある人がいるのではないか。
創作の世界に生きている人間を、現実に生きているように描く。これができるのは一流の作品だ。当たり回はいくらでもある。騙されたと思って是非視聴してほしい。
(余談)
大人が児童向けアニメを見ても面白くないという意見もある。特に作画。児童向けアニメというのは、1年間放送する関係で1話当りの予算が少ない。作画がよくないイメージが強いのではないか。
その点は安心だ。ハートキャッチプリキュア!の辺りから予算が上がっている(ような気がする)。それまでのプリキュアシリーズというのは、月に一度は作画が崩れてプリキュアの顔がおっさんになるという事態が生じていた。
いい時代になった。ただし弊害もある。スタッフがお気に入りのプリキュアが贔屓されるようになった(※今は特定のキャラが贔屓されることはない)。個人的意見になるが、キュアムーンライトの変身時の作画枚数が少ないのは、キュアサンシャインの変身バンクを盛大にするために暴走したスタッフのせいだと思っている。
プリキュアシリーズがたくさんありすぎて選ぶのがしんどいと思われた貴方には、私が選んだ大人向けのプリキュアを紹介させてもらう。作品紹介は最小限に留めている。
キャラデザは子ども向け。物語はシリアス。ファッションショー回にスタッフの愛を感じる。
本物の友情を描いている。硬派で軟派。中学生なのに色気がある。
男の子向け? 保守寄りの価値観をベースにしている。お笑い描写に定評がある。
★Go!プリンセスプリキュア(2015年)
誇りや気高さ、心の強さを描いている。みんな大好きキュアトゥインクル。
少女の友情がメイン。スイプリに比べれば甘々な感じ。最後の方は泣ける。
フリーゲームだ。一時期話題になったので知っている人もいるだろう。
主人公やヒロインは、病気や障害を持っている。主人公である中井久夫は、ある時に心臓病であることが判明し、30まで生きられるか怪しいという状態で物語がスタートする。
ヒロインの障害は様々だ。目が見えない子、話すことができない子、足がない子、手がない子、火傷のある子……。
この作品の、いったい何が精神的に健康なのかといえば、キャラクター同士の人間関係の深みを追体験できることだ。
外国人の有志が作ったゲームなので、そのあたりの深みはとんでもない。愛情で繋がるシーンが感動的なのと同じく、信頼が消えるシーンもまた同じくらいの衝撃で心を抉ってくる。
笑美のルートがよかった。外国人から見たときの模範的な恋人同士ってこうなのかな、というのが伝わってきた。個人主義・秘密主義を貫いていた笑美が、心の弱さを久夫に見せられるようになる過程に癒された。
テキスト量が凄まじいゲームなので、ホームページを読んで感じるものがあった子をプレイするのがいい。
某動画サイトではお馴染みのシリーズであり、2011年頃までは定期的に動画投稿をしていた。
このシリーズは、各作品の制作時期によって印象がてんで異なる。
初期の作品は見るに堪えない。まさに精神的に不健康だ。理不尽な死は基本であり、人権侵害を地でいっている。実際に見てみるのが一番早い。
初期に投稿されたのは、邦子が子どもの頃に作ったと思われるものだ。キャラクターはとりあえず雄叫びを上げ、とりあえず戦闘に突入し、とりあえず死ぬ。そんな作品としか言いようがない。ただし、作者のセンスが飛び抜けているので結果的に面白いストーリーになる。
邦子が大人になってから作ったと思われる作品は、初期のものとはまるで違う。理不尽な死が基本であるのは変わらないが、以下の特徴が挙げられる。
・視聴者のテンションの変化を読んでプロットを組んでいる。ハリウッド映画を研究している。
・真面目でひたむきなキャラが無残な死を遂げるのが減った
高橋邦子は大人になってしまったのだと思う。新しめの作品を視聴すると、このことがよくわかる。
精神的に若くないと、ああいう作品を作るのは難しい。例えば、会社員として適合してしまうと、そっち方面のアイデアが湧いてこなくなる。
これまでに30ヵ国語以上に翻訳され,1000万部以上を売ったとされる。架空の町マコンドの創設から、その滅亡に至るまでのブエンディア一族の歴史が描かれる。
ブエンディア一族は、みな自らが決めた使命や、本能のままに生きている。長生きした者もいれば、短命だった者もいるが、誰一人例外なくキャラクターが濃い。
キャラの立ち方について、「根が明るい」とか「聡明」とか「向こう見ず」とか、そういう言葉で表すのではなく、具体的なエピソードで表現している。
読了後は放心状態になる。静かな気持ちの中で、この本を選んでよかったという感慨を得ることができる。
大衆向けの作品でありながら純文学でもある。思わず吹き出してしまうシーンもあれば、「お前ここで終わるんか…」みたいに物悲しいシーンもある。
一番のおススメは文章だ。一文字一文字が読書中の脳に突き刺さる。以下の例はほんの一部だ。
屋敷のなかが恋であふれた。アウレリャノはその恋心を、初めも終わりもない詩にうたい込めた。メルキアデスからゆずられたざらざらの羊皮紙や浴室の壁、自分の腕にまで詩を書きつけた。あらゆるものに、変身したレメディオスの姿を認めた。午後二時の睡魔をさそう風のなかのレメディオス、薔薇の穏やかな息遣いにつつまれたレメディオス、蛾の浮いた静かな水時計のなかのレメディオス、明け方のパンの匂いにただようレメディオス。いたるところにレメディオスがいた。永遠に変わらぬレメディオスがいた。 P.73
ホセ・アルカディオが寝室のドアを閉めたとたんに、家じゅうに響きわたるピストルの音がした。ひと筋の血の流れがドアの下から洩れ、広間を横切り、通りへ出た。でこぼこの歩道をまっすぐに進み、階段を上り下りし、手すりを這いあがった。トルコ人街を通りぬけ、角で右に、さらに左に曲り、ブエンディア家の正面で直角に向きを変えた。閉っていた扉の下をくぐり、敷物を汚さないように壁ぎわに沿って客間を横切り、さらにひとつの広間を渡った。大きな曲線を描いて食堂のテーブルを避け、ベゴニアの鉢の並んだ廊下を進んだ。アウレリャノ・ホセに算術を教えていたアマランタの椅子の下をこっそり通りすぎて、穀物部屋へしのび込み、ウルスラがパンを作るために三十六個の卵を割ろうとしていた台所にあらわれた。
「あらぁ大へん!」とウルスラは叫んだ。 P.142~143
モンカダ将軍は起きあがって、シャツの裾でべっこうの分厚い眼鏡をふき、次のように言った。「恐らくね。しかし、わたしが気にしているのは、銃殺されるかどうかということじゃない。結局のところ、われわれのような人間にとっては、銃殺は自然死と変わらないんだから」。 P.172
現実世界ではありえない現象を何度も何度も描くことで、読者に対してこういう世界なんだなと思わせる。慣れてしまうと、どんな不思議な情景が現れても自然に読める。この小説はマジックリアリズムの極致にある。
時間のある人は図書館で手に取ってみよう。時間のない人はほしい物リストに放り込もう。
イラスト形式で人生に役立つ知恵を提供している。あなたも動画を見たことがあるかもしれない。
このコンテンツも、高橋邦子と同じく、作者が人間的な成長を遂げたタイプだ。
初期の頃は、インターネット上の疑問やネタを集めて電撃ランキングやその他まとめ的な成果物を作り、電ラン子というキャラクターに解説させるスタイルだった。
だが時を経て、そういったランキングで使うテーマや疑問、ネタを自らの手で作り出すようになった。
そこまで珍しい作風ではない。ほかにも、「ネタざんまい」や、「これ本当かも」、「アシタノワダイ」、「セカイノフシギ」など、イラスト形式で日常・非日常の疑問を解説するページはけっこうある。
フェルミ研究所が、類似コンテンツよりも抜きん出ているところ――精神的に健康な要素というのは、ひとえに笑いだ。
他に比べて、フェルミ研究所が一番笑えるし、絵も可愛いし、ネタが豊富だ。他のコンテンツは、ストーリーの傾向がシンプルな意味で「精神的に不健康」である。
一応はディスる内容なので、どのコンテンツがこういう内容で精神的に不健康である~といった具体的な説明はしない。
一般的な傾向として、ストーリーが語られる中で不幸になるキャラが存在している。そんな、不幸になった人物をラストに描くことで、視聴者に「ざまあみろ」という感情を吐き出させる。
精神的に健康な人間は、そういったコンテンツを好まない。再生ボタンを押したとしても、臭いを感じた時点でページを閉じる。
フェルミ研究所にしても、初期~中期にかけてはやりたい放題やっていた感がある。
恋愛を扱った回だと、童貞を煽るようなナレーションを連発したり、女性キャラが恋愛に挑んで失敗した男性に辛辣なセリフを吐いたりしていた。
今では、そういった描写は少ない。むしろ、恋愛に挑む若者を応援するような作品を作るようになっている。
青年向け漫画で活躍している。性別非公表。一般的なエロ漫画に比べて絵が独特なので見たらすぐにわかる。
男女別の作品を好む傾向として、「男性はシチュエーションに萌え、女性は人間同士の関係性に萌える」というのがある。
このふたりはこういう関係で、あの時こんなことがあって、だから今はお互いにこう思っている、といった情報がさりげなく挿入されている。読者はこれから行為をする者同士の気持ちを知ることができる。
では、肝心の行為をしているシーンはどうかといえば、これがまた…略
はてな匿名ダイアリーなので、あまり詳細に書くことはできない。一般的な男性であれば満足できる。「スミヤでは抜けない」といった意見もあるが、漫画をよく読んでいないからだ。
肉々しいタイプの絵柄ではないので、作中の行為だけを見て興奮するのは難しい。ふたりの関係性を理解したうえで楽しむのが筋といえる。
男性向けのエロ漫画において描かれる女性というのは、実は女性ではない。女の姿をした男だ。最初は嫌がっているものの、性的な興奮によりスイッチが入り、快楽に抗えなくなる。最後は自ら求めるようになる――愛よりも肉を優先せざるをえない。それが男だ。
スミヤの作品は純愛が多い。ふたりの愛情を描いたうえで行為を表現する。最初に愛情がない時もあるが、ラストではお互いに何らかの感情が芽生えたことが示唆される。
それらに触れて、多くの感情を得ることができた。もちろん、他の作家からも得られるものは多かったけれども、ここでスミヤを紹介したのは、「これって男性からも女性からもウケるんじゃないのか?」と私が勝手に思ったからだ。面白くなかったらごめんなさい。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 182 | 18598 | 102.2 | 32.5 |
01 | 86 | 10919 | 127.0 | 46.5 |
02 | 85 | 9331 | 109.8 | 35 |
03 | 27 | 2746 | 101.7 | 35 |
04 | 19 | 1315 | 69.2 | 44 |
05 | 13 | 4114 | 316.5 | 46 |
06 | 34 | 6182 | 181.8 | 36 |
07 | 61 | 5543 | 90.9 | 45 |
08 | 116 | 8156 | 70.3 | 33.5 |
09 | 235 | 19758 | 84.1 | 37 |
10 | 171 | 16275 | 95.2 | 39 |
11 | 241 | 18331 | 76.1 | 33 |
12 | 178 | 16338 | 91.8 | 40 |
13 | 196 | 14431 | 73.6 | 42 |
14 | 126 | 12763 | 101.3 | 45 |
15 | 111 | 8315 | 74.9 | 37 |
16 | 74 | 7682 | 103.8 | 56 |
17 | 130 | 12195 | 93.8 | 38.5 |
18 | 122 | 12854 | 105.4 | 45 |
19 | 184 | 12896 | 70.1 | 40.5 |
20 | 195 | 18250 | 93.6 | 34 |
21 | 160 | 13556 | 84.7 | 31 |
22 | 210 | 15775 | 75.1 | 36.5 |
23 | 153 | 15712 | 102.7 | 47 |
1日 | 3109 | 282035 | 90.7 | 38 |
軍事研究(5), トビウオ(12), ジャンプフェスタ(3), 石塚(3), 官職(3), 知性主義(5), 松尾芭蕉(3), ブティック(3), 軍備(11), 反知性主義(12), グソ(3), 防御(20), 庭(18), お盆(17), 防衛(13), コア(10), ミサイル(10), 基地(9), 香港(21), 清潔感(14), ツイフェミ(18), 暑い(19), 新型コロナ(9), 風邪(31), 知性(13), PCR検査(9), ブス(40), 反(21), 最大(23), 非モテ(20), 攻撃(44), ブサイク(15), ソシャゲ(11), ジャンプ(11), 自衛隊(11)
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私には10歳年の離れた姉が居た
姉は少年漫画をよく読む人で、幼い私にも自分の漫画をよく貸してくれた
私は現在20代半ばだけど、今でも漫画が大好きなのは間違いなく姉のお陰だと思う
ライジングインパクト、ヒカルの碁、遊☆戯☆王など2000年代初頭のジャンプ作品が好きだった姉は熱心にジャンプを買っていた
中でも姉はテニスの王子様が特にお気に入りで、今でいう所の推しは青学の海堂薫だった
私はテニプリに関しては姉と一緒にTVアニメを見るくらいであまり興味が無かった。それよりワンピースが好きでたまらなかった
姉はワンピースならサンジさんが特に好きで、私はルフィ、ゾロに次いでサンジさんは三番目に好きだった。
今なら本当の意味でサンジさんの良さが理解出来る。当時の私には、ちょっと大人なキャラだった
どうも姉は今思うと少女漫画より少年漫画の方が好きな人だったらしく、少女漫画はあまり貸してくれなかった
私も主にジャンプ派だったのでそこは気にしなかった。私はちゃお、りぼん、なかよしなどを読んで育った訳ではない。
「世紀末リーダー伝たけし!」や「花さか天使テンテンくん」など私が好きで買っていたギャグ漫画を姉も一緒に読んでよく笑っていた
まあ二人の間で一番盛り上がったギャグ漫画はボンボン坂高校演劇部だろうけど…本当に絵が綺麗な漫画だったなー、あれ
という訳で、私はジャンプで育ったジャンプっ子である。マガジン、サンデー、チャンピオンなどに掲載されていた作品は単行本で少し持っているだけだ。
ちなみにチャンピオンの作品だとやはり姉が私に薦めてくれた「覚悟のススメ」が好きだ。グロテスクな描写も多いが、同時にとても耽美な作品だと思う。
中学生以降は幼い頃怖くて敬遠していたあのジョジョの奇妙な冒険にハマってそれはもう奇妙な学生生活を送っていたような気がする。気がするだけだった。
少女漫画に関してはカードキャプターさくらなどファンタジー要素がある作品ならともかく、そうでない内容の漫画はその時あまり興味が無かった
姉が時々貸してくれる少女漫画もあの長寿漫画「パタリロ!」で、ギャグマンガかつ作者が男性という事でどうも正道の少女漫画ではないと思う
姉は花とゆめやプリンセスGOLDに一時ハマっていた時期があったと何年か前に教えてくれたが、私の趣味ではないと思ったのか雑誌を貸してくれた事は無かった
しかしやはり嗜好は似るのか、私は少女漫画を読むにしても「彼氏彼女の事情」「フルーツバスケット」などの白泉社作品や「エロイカより愛をこめて」などの秋田書店作品が多い
それ以外ではパタリロの中でパロディとして登場したポーの一族、風と木の詩、ベルサイユのばらなど昔の作品を少し齧った事しかない
私に少女漫画読みとしての経験値が圧倒的に足りていない事は分かる。長らくの間、私にとって漫画といえば少女漫画ではなく少年漫画だったのだから。
だからかもしれないが、あるいは全く何の関係もないのかもしれないが、私は今でもボーイズラブの良さがよく分からない
パタリロもボーイズラブ的な要素がある作品ではあるが、魔夜峰央先生は女性キャラを描くのが苦手でやむをえなく美少年を描いていたそうなので、パタリロの同性愛カップルはほぼ異性愛カップルと認識しても間違いないかも
萩尾望都先生や竹宮恵子先生など少女漫画の祖と言える人達の作品にもボーイズラブ的な描写はよく出てくるし、「こういうの好きな人多いよねー」と思いながら読んでいた
しかし私は、そういう大御所先生の描いた名作でも、ポーの一族やトーマの心臓のようなボーイズラブ的な要素がある作品より、11人いる!など異性愛的な描写が多い作品の方が自分に合う、と感じる
詳しくは知らないけれど、ボーイズラブというジャンルは少女漫画や女性作家さんが描かれた作品から生まれた、という話は聞いた事がある
私がボーイズラブ作品にどうしてもあまり興味が湧かないのは、基本的に同性愛要素が出てくる事のない少年漫画を育って読んだからか、はたまた生まれ持っての気質か、どちらなんだろうか
でもBL二次創作が好きな人って少年漫画好きな人多いよね?という事はやっぱり自分の気質の方かなあ。
幼い頃にBL系の二次創作に全く触れずに育ったこともあるのかもしれないけど、ボーイズラブの良さが分からない人ってどれくらい居るんだろう?
【追記】
タマネギ部隊、という主人公パタリロ殿下を護衛する武官達が作品に登場するのだけど、
この部隊は隊員のほぼ全員が同性愛者で、数少ない異性愛者は奇異の目で見られている
「女が好きなんてあいつ変態じゃないか?」とマジョリティの同性愛者がマイノリティの異性愛者を蔑む光景は、ギャグなんだけどどこか悲しい物があった
デビュー当初の読み切りなどには女性キャラがメインの作品もありましたが、ある時期から同性愛を扱った物が多くなりましたね
女性を描くのが苦手だったから代わりに美少年を描いたって何かで見た気がするけど何だったかなあ…
バンコランの奥さん(?)マライヒのモデルが魔夜峰央先生の奥さんとも何かで聞いた気がするけど…はて?
【追記2】
お姉さんに『崑崙の珠』と『ゴー!ゴー!ヘブン!』は好きか聞いてくれませんか……私は好きです。
今後機会があったら是非…姉は私の知らない漫画についてよく知っている漫画の師匠!みたいな感じです
徳大寺ヒロミ部長をボーイと呼んで良い物か…あの人性自認「女性」なんですよね…オカマと男性の恋愛も広義の意味ではボーイズラブなのかなあ?
逆に少女漫画に慣れ親しみすぎてたまにBL読んでもシナリオに必然性がない限り男女でよくない?ってなるなぁ(単純にイケメンより美少女が好き)。
これまで自分が触れたBL要素のある作品だと、所謂「受け」側の少年が少女のような顔だったり男性にモテモテだったりでこれ美少年である必要あるのかな?美少女で良くない?とはよく思います
確かに!自分の知ってる作品でも知らない作品でもこういう漫画を読んで育ったって話を聞くのは面白いです
BLというか少女漫画的恋愛全般が理解出来ないのでは?/BL=少女漫画的恋愛という意味ではなく、この増田は「BLが理解出来ない」のではなく「少女漫画的恋愛が理解出来ない」のでは?という意図です
BL要素のある作品は主に古典しか読んだ事が無くて、最近(?)の少女漫画もフルバとカレカノを読んだくらいなので確かに少女漫画やBLについては全然理解出来ていないと自分でも思います
ただ私の場合は作中BL要素も匂わせてある少女漫画(例えばカードキャプターさくらの雪兎さんと桃矢お兄ちゃんの関係みたいな)を読む事はあっても
男性同士の恋愛を中心に繰り広げられる作品を積極的に読む事はあんまり無いかもしれません…吉田秋生先生の作品は読んでみたいなあ、と前々から思ってはいるんですが…
【蛇足】
そういえば私は創作におけるボーイズラブにはこれまで生きてきて接点があまり無かったけど、同性愛者の人に苦手意識がある訳では無い
私の姉は90年代ゆず、スピッツ、KinKi Kidsなどのバンドに熱をあげていた事があって、同時期のJ-POPだと槇原敬之さんの曲も好きだったらしい
その影響という訳じゃないけど私も槇原さんの曲は好きだった。まあ長い間どんなときも。以外の曲を知らなかったけど…とにかく一曲しか知らなくても好きだったと言い張る
何年か前に姉と槇原さんについて話した事があるのだけど、姉は当時槇原さんの曲の中でも「Hungry Spider」が特に好きだったらしい。ちなみに私は「軒下のモンスター」がお気に入りだ。
この二曲は腹を空かした蜘蛛や軒下のモンスターという他者に恐れられる存在の視点から叶わぬ恋や秘めた想いが歌われているという点で近い物を感じる。
やっぱり感性が近いというか今現在の私の嗜好って滅茶苦茶姉の影響を受けているんだなあ…とこういう時に思う。
私は同性愛者の人がどういう立場に居て、どういう思いを抱えているか、我が身の事として理解する事はきっと出来ないだろうけど、
自分の思いを周囲に打ち明けられなくて苦しい、自分の好意を好きな相手に打ち明けられなくて辛い、嫌われたくない…という苦しみを感じるマッキーの曲には共感出来る所が多いし心が揺さぶられる
ところで姉、Hungry Spiderが好きで少女漫画初心者に薦めた漫画がパタリロって…やっぱり私には早すぎるから、と打ち明けなかっただけでボーイズラブ好きだったのかなあ…
20年ほど昔、カードキャプターさくらのアニメを雪兎さん目当てに見ていると言った時「へー、お姉ちゃんは雪兎さんが好きなんだ」くらいにしか思わなかったけど…
今思うと雪兎さんと桃矢お兄ちゃんの二人組が好きだったのかな、姉…私はその時さくらちゃんと小狼くんの二人が好きだったよ…
【蛇足2】
女性は女性向けの作品をそういう欲望を持って読んでいる訳では無い
彼女らは登場人物達が恋愛している様子を「壁や天井になって客観的に見ていたい」のであって「自分がイケメン上司に迫られたい」訳では無い
よくボーイズラブなんかでも女性は挿入される側に自己投影をしているとかBLでオナニーをしているんだろとか煽られるんだけど全くそんな事はない
ただあくまで客観的に神の視点から登場人物達が恋愛したりエッチな事をしているのを見たいだけでそこに自分がこうされたいという欲望は一切介在しない
だから女性は「でも女ってこういう事されたいんだろう?」って男に聞かれると怒るんだよ
【追記】
誰も女だとは言っていないのに「これは女の書き込みだ」と断定するのは危険だと思う
きちんとした統計を取った訳ではないけれど、ボーイズラブ・少年愛を取り扱った作品の作者は体感では9割以上が女性だと思う。
何故ボーイズラブというジャンルはそこまで女性達に愛されるのか。好き嫌いの話だから正しい答えなんて初めから無いかもしれないけど、それでも考えてみたい。
「好きなキャラクター同士が絡んでいる所を見たいから」という主張は正しいと思う。ハンバーグに目玉焼きを乗せて食べるのは美味しい。
「推しは受け」という言葉もあるように、一番好きなキャラがグイグイと攻められる可愛い所が見たい、という話をよく聞く。
ただそれなら好きな男性キャラと女性キャラの組み合わせでも良い訳で、無理に男性同士の組み合わせに拘る必要は無い。
上位の女性が下位の男性を攻める作品も無くはないが、一般的なBL作品と比べればあまりに数が少なくはっきり言って嗜好としてはドマイナーだろう。
またBL作品において女性の存在感が極めて薄い事を考えると、BLを嗜む女性は女性という存在が嫌いなのだろうか。
しかしその割にはBLという大きなジャンルの中にはトランスセクシャルや女体化というシチュエーションもあり、それも中々の人気を博しているらしい。
それも「ある日男性が女性になってしまった」いわゆる後天的女体化ではなく、「ある男性キャラがもし女性として生まれていたら」という後天的女体化の方が圧倒的人気があるそうな。
初めから女性として生まれていたら…というifはもう女性キャラと変わらないような気がするけれど、BLの一種としてTSを嗜む人からすればまた違うのであろうか。
また、BLにおける「受け攻め」の受けは女性役として扱われる事が多く、女性のように可愛らしく周囲の男性達に愛され、時には「お姫様」として扱われ、セックスの際には必ず挿入される側でなくていけないらしい。
このセックスの際に挿入する側とされる側がいつも同じである事を「固定」と言い、時々逆になる事を「リバ」と言うそうな。一般的にBLは固定を愛する人間が多く、リバはゲテモノ食いの邪道として忌み嫌われている。
BLはファンタジーという言葉があるように、ボーイズラブで描かれる恋愛は現実の同性カップルの恋愛とは大きな隔たりがある。はっきり言えば少女漫画の女性キャラクターの側を男性に置き換えただけの物が大多数ではないだろうか。
なら何故異性愛では駄目なのか?男性キャラに女性役を演じさせるほど男女の恋愛を見たいのに、そうまでして女性キャラを見たくないのか?門外漢ながらBLや腐女子について調べている内に出会った解けない疑問だった。
ある日、自分にとって結構しっくりと来る解答に出会えた。「BLで男性が女性役になるのは、女性が酷い目に遭う所を読者である女性が見たくないから」という、言われて見ればああ、なるほどなぁ…と理解出来る答えだった。
「風と木の詩」のジルベール・コクトーや「BANANA FISH」のアッシュ・リンクスは魔的な美貌で周囲の男達を骨抜きにする絶世の美少年として描かれる。また、過去に男性から暴行された事のある性暴力の被害者でもあった。
自分はこれらの作品に触れた時「美形なのは分かるけどこの作品ホモが多すぎない?」と違和感があった。ここで、「仮にジルベールやアッシュが男性でなく女性で、絶世の美少女だったら?」と考えるとこの違和感が途端に無くなった。
そうした作画以外で、本作の持つ少女漫画的要素といえば、主人公の白人少年・アッシュが女性的立場で描かれていることが挙げられる。ニューヨークのストリートキッズグループでボスを務めるアッシュだが、美しく華奢な容姿が原因で、幼い頃から同性の大人たちから性的暴行を繰り返し受けてきた。そうした経験は彼にとってトラウマとして記憶と身体に刻まれており、自分に性的な眼差しを投げかける人々に対しては、嫌悪の感情を向けている。だが、彼の立ち振る舞いからは、同時に“諦め”のようなものも感じられるのだ。
こうした諦めの感覚は、男性にはなかなか理解されにくいものかもしれない。だが、アッシュは男性でありながら、我々女性と同じサイドに立っている。理不尽に性を搾取されることへ嫌悪を示し、それに抗いながらも強くあろうとする彼の姿には、女性だからこそ大いに共感してしまうのだ。
アッシュは容姿端麗だが、ただ「強くてかっこいい」、「かわいそうな過去があるから応援したくなる」といったタイプの主人公ではない。女性が自分の姿を重ねられるような存在で、さらに、多くの女性が抱えているのと共通した苦悩を背負いながら彼は生きている。そうした類まれな立ち位置にいるからこそ、女性たちはアッシュというキャラクターに惹かれてしまうのだろう。
「風と木の詩」や「BANANA FISH」がBL作品か否かは意見の分かれる所だと思うけど、何故BL作品に女性が登場せず、男性が女性としての役割を担っているかはこういう意見を見て理解出来た気がする。
BLが好きな女性はある意味男性の事が嫌いなのかもしれない。女性が男性と性的な行為を行う事にどうしようもない嫌悪感があるのかもしれない。だから好きな男性を女性として扱って疑似的な異性愛を楽しんでいるのだろうか。
TSや女体化も同じで、「元は男性」なので女性の体であっても女性ではないという扱いなのかもしれない。女性が男性に犯されるのは可哀想だけど、男性が男性に犯されるのは有りという事なのだろう。
男性向けの作品の中にも似たような空気のジャンルがある。「女性視点」「女主人公」物だ。一般的に全年齢向けの女性主人公作品は女性向けの物が多めだが、これがR-18物になると一気に男性向け作品の数が増える。
一般的に男性向け「女性主人公作品」の主人公は酷い目に遭う。とてもじゃないけれど人間的な扱いがされないのは当然と言っていい。リョナという言葉もあるけれど、冷静になって考えると猟奇的なんて言葉では言い表せない。
これが男性向け「男性主人公作品」となると主人公はサディスティックな人物が多く、マゾ向けと言われている物でも「女性主人公作品」の主人公よりは大分マシな扱いだと思う。
昔「サキュバスの巣」という小説サイトがあったけれど、どれも男性が女性の罠にかかり悲惨な結末を迎える物ばかりだった。そのサイトの管理人であり小説を投稿している作家さんは女性だった。女性だから、書けたのだと思う。
創作物においても同性にはどうして自分を重ねたり同情をしてしまうのでそこまで加虐する気になれず、逆に異性なら何の躊躇いもなくどんな性的な行為をさせても心が痛まない人間は多いのかもしれない。朝から何を書いてるんだろう。
その2chの頃から今のSNSに至るまで腐女子をはじめとする女性全般を性器呼びしてクソリプしたり殺害計画スレ立てたりして加害し続けてるのがゲイだけどね。現在進行形で。
女性器呼びの発祥自体が同性愛板だと指摘してる増田もある。これはこの増田一人の思いつきではなく腐女子叩きに反対する層ではよく知られた話。
女をまんこ呼びするのは
ちなみに2020/07/15現在の同性愛板のスレ一覧から抜粋。
【なりすまし】ノンケに片想い【マンコ限定】part19 [無断転載禁止]©2ch.net
ゲイの人、女が憎くないですか?
2chに出入りしてて同性愛板の腐叩きがどれほど苛烈なのか知らないはずないよね?
でもゲイが腐女子にやられた被害体験を語る時、ゲイによる腐女子への現在も続く加害は一切触れられない。マジで誰も一言も触れない。
ちなみに801板にゲイ叩きスレは立ったことすらない。芸能人などではない現実の一般人ゲイに萌えるスレもない。(そもそも同性愛板=ほぼゲイ専用板にされてること自体おかしいんだけど、そういう視点もないよね)
ゲイが開発した腐女子の蔑称(腐+女性器)で検索すればこの言葉がもはやゲイだけでなく女叩き男性全般に広まっているのが分かる。
掲示板に書かれた自称だけで「おそらくは〜」と妄想の害悪腐女子を語るわりに、SNSでゲイ丸出しにしながら腐女子叩きしてるお仲間には一切触れないんだねえ。
801板はほとんどが二次元ジャンルのスレで三次元イケる腐女子は珍しい部類、それもイケメンですらない一般人ゲイにそこまで絡みたがる腐女子が大量にいるって思えるところが逞しいというか。
当時でそんな状況ならもっと気軽に絡めるツイッターなんかじゃゲイのアカウントに大量の腐女子が群がっていそうだけど聞いたことないなあ。
まあ腐女子に上から目線でああしろこうしろと難癖つけてくるゲイは昔から少なくない。
ゲイの権利を尊重すべきと言えばポルノの題材にしてるくせに理解者ぶるなと言い、じゃあBLはリアルなゲイとは違うからファンタジーだということにしてたらBLはゲイへの偏見を助長するからもっとリアルに描けと言い。
腐女子の大多数はゲイを性的に搾取している自覚があるのでそのたびに大学級会を開き大人しく従った。BL研究の書籍でもゲイとの論争(栗本御大による往復書簡など)はよく言及される。
もちろんBLがゲイへの性搾取であり偏見を広める一旦を担っていることを否定する気は無い。
でももうさ、はっきり言われずとも分かってるんだよ。ゲイはおかずとしてBLを消費してるくせにミソジニーだから腐女子は殺したいほど嫌いなんだと。
俺たちゲイ様のために抜けるおかずを供給しろ、でもゲイの権利がどうだの偉そうな口は叩くな、私たちは恥ずかしいポルノ好きの女ですと縮こまって土下座してろと、そう言いたいわけだよね。
BLに救われた、BLが大好きだと語るゲイは珍しくないが、同じゲイ仲間がネットの各所で腐女子叩きしてる現実はスルーする。たぶんゲイの間ではBLを読むのはいいが腐女子の味方する奴は村八分なのかもね。腐女子なんか擁護したら抑圧者であり性の対象でもあるヘテロ男性に殴られるかもしれないしね。
腐女子叩きする有害なゲイはごく一部だ、そのとおりだろう。その同じ論理を腐女子には適用しないのは偏見という名の差別心があるからだ。ゲイを苦しめ続けているそれそのものだ。
私だってつらかった論法でゲイの苦しみを矮小化する気はない。が、増田の文章に見られるいろんな部分があまりにも「ゲイを装って腐女子叩きしたいヘテロ男性」にそっくりなんでね。
これだけ(過去の)被害体験を語っていながらそれとなく主張するのは要は増田から腐女子は出てけってことらしく、こういうとにかく俺の視界から消えろ系の主張は腐女子叩きに共通する特徴。社会から疎外されてきた苦しみを語る文章の締めにそんな内容もってくるかね。
ちなみにこういう腐女子叩きヘテロ男性は各所で腐女子を名乗って害悪を撒き散らしてもいる。さて、増田が苦しめられた腐女子投稿者とやらは本当に腐女子だったのかな。
自称腐女子すらほとんどおらずゲイが腐女子を性器呼びで愚弄するスレばかり立ってるのがここ15年ほどの同性愛板の現状なんで、もし一連の腐女子増田に疲れたならそっち見て癒されてきたらいいんじゃないかな。