はてなキーワード: 結果的とは
法に反しているとして、法を使って人や法人を裁くことが出来るのは裁判所だけなのでは。
暇空氏が主張している事はもっともだし、恐らく内容も正しい。
だからと言って事実の指摘だけに留まらず、なんやかんや巻き込んで"悪"に落とし込んでいくのは
単なるリンチでは無いのか。
暇空氏が都に対して起こしていた住民監査請求の結果が公表された。
結果としては、疑わしい事ありありで、colaboは勧告を受けた。
これが単なる事実なのだから、colaboは勧告を受け止め、粛々と対応すれば良いだけなのではないか。
現実に税金の使い道として問題が有ったとしたら、それはcolaboと東京都で話し合いをして解決を図ればいい。
もちろんそれは許さず、東京都は違法な事があったとなれば告発なりなんなりするべきであろうが、
都民及び国民がそれを"許さん"と声を上げるのは自由だろうけど、それをネタにリンチするというのはどうかなあ。
個人的には法的に告発するべきだし、そういう動きがなくてもなんらかの公的なお灸を据えてもらいたいというのはある。
よう、俺だ。
ハードと言ってもまだ特殊な道具とか特定部位の筋肉を鍛える必要があるような奴には手を出してないけど、でも今までの俺のオナニー史では間違いなく一段階「上」の刺激だよ。
もともと遅漏気味で、これ以上遅漏にならないようにと思って、ずっとハードなオナニーはしないようにしてたんだけど、ちょっと考え方を変えたんだ。
オナニーをセーブして得られる快感が減るのって人生単位ではかなりマイナスだよな。
で、よく考えたら俺はあんまりセックスでは射精に重きを置いてないなと気づいたんだ。
セックスは好きだけど、どっちかっていうと奉仕したいタイプなんだよな。
今まであんまりはっきりとは考えてなかったから、セックスといえば射精だろと思って、結果的に相手を俺の射精に長時間付き合わせてしまったこともある。
反省してる。
セックスは俺の大好きな奉仕とコミュニケーションの場と割り切る。
これからはさ、相手の集中力が切れたなと思ったらそこで射精したふりだってするよ、俺は。
そう決めたんだ。
そしたらさ、急に目の前が明るく開けた感じになったんだよ。
小学生の頃、古紙を回収するための無人の倉庫みたいなのが各地区ごとに出来てさ、そこを巡回してれば新鮮なエロ本が無限に手に入るようになったんだ。
そのとき以来だよ。この胸の高鳴りは。
すごいことだよ。
2020年に鳴り物入りで広告を打ち、大々的に売り出しにかかったジャンプアニメ呪術廻戦を見た。アニメが先で漫画も後から最新話まで見たよ。
結果的にヒット作品(?)として映画版も好評だったらしい。(国内137億円・世界興収230億円以上売れてる)
が、正直な所この作品は原作を通して非常に不親切な作りになっていると感じている。何に不親切かというと、読者や視聴者に対してだ。
なぜそう感じるというとこの作品の前年に、懇切丁寧に戦闘中も脳内でしゃべり続ける【鬼滅の刃】が大ヒットしたあとだったのもあるだろう。
この売上や人気は正直、大げさというか、作品のクオリティの割に過大な注目度だと感じている。とにかく動く戦闘シーンだったら絶賛するアニメオタク達のパワーを感じる所だ。
なんで俺がこんなに置いてけぼりの気持ちなったのか、いくつかあるんだけど今回は戦闘に関して掘り返してみる
良い所も一応触れておこうか
・魅力的な導入。
主人公が通う学校に供養されていたのはラスボスの人体で、紆余曲折あり主人公とラスボスが一体化し世界中の呪術界から抹殺の対象となり、両目を包帯ぐるぐる巻きのイケメンに庇護される展開から始まる。
一話の導入として非常によくできている。その後ラスボスの宿儺と主人公達はしゃべる場面もあって不思議な気持ちにさせられた。(宿儺がラスボスという表現も怪しいがいったんそうする)
2.そして地獄先生ぬ~べ~や鬼滅の刃にもある異形の禍禍しさの表現は秀逸だ。呪霊に関わってしまうとどんな目に合うのか、ギョっとする様なおどろおどろしい表現は上手くいっていたはずだ。
けどその後の展開で納得いかない部分が増えていく
呪術高専の生徒となった主人公が、同級生のメンバーと知り合ってキャラクター紹介も含め集まっていく序盤の展開。が、アニメ5話目にして主人公がばっさり死ぬ。
実際にはのちのち生き返って修行する為の時間稼ぎに利用するが。
知り合って一カ月も経たない主人公の死はやたら重く受け止めている同級生ふたり。いや君ら知り合って半月足らずですやん?同級生ふたりとも仲間の死は体験済みらしいが、同級生になったとはいえ、主人公だけ特別視されすぎで納得できかねた
・呪力と術式に関する設定がフワフワしていて、掘り下げが足りていない
作者がハンターハンターの大ファンである事を公言している通り、いうならば”念能力”の様なモノだ。縛りで能力向上など、リスペクトがかんじられる。
才能こそ必要だが、訓練さえすれば応用化できるものという表現だ
主人公の修行描写で訓練する場面が出てくるが、他の同級生や上級生が特訓する描写はほとんど肉体訓練ばかりで、能力訓練の描写がほとんどされていない。というかこれ以降修行パートが出てこない。
HxHでいうならばキルアはスタンガンを腕に押しつけ力を身に着けた。クラピカは鎖を四六時中弄り回しイメージする訓練をしたという描写がされ、能力が身についてからもI・G編のビスケとの訓練などが要所要所で設けられていた。現在の暗黒大陸編でも念を知らない人間に訓練を施すなど、念は技術である事を徹底描写している。
伏黒くんはいつの間にか新しい呪霊を増やし、なんとなく影を使う応用技術を体得しました。乙骨くんは呪霊がやたら強力だが、劇中の刀の扱いがもはや達人級。彼もほぼ一般人だったはずだが。訓練期間4カ月ぐらいなんですけど…
呪術師の血筋はそれぞれの家系に応じて引き継いできた呪術があるようだが、突発的に能力が目覚める人間も。三年生のパチスロ戦法や星座をもとにした能力なんて、もう呪術の応用なんて表現では納得できない域だろと
黒閃という、いうならば呪術師ならば撃てる呪力の会心の一撃があるが、これもあやふや。劇中で4回使えたら凄い事という表現をされてるが主人公は連発するし、具体的にどんな強化のされ方なのかも不明瞭。領域展開にも一言あるんだけど今日は疲れたから明日にでも追加して書こう
「鼠」は「風の歌を聴け」に始まる「鼠四部作」に登場する。主人公の友人であるが、ある日突然行方をくらまし、「羊をめぐる冒険」では自ら死を選ぶ。語り手と主人公の仲は深く、あたかも語り手の半身のようである。己の半身が半ば死の世界にいるというモチーフはこの後に何度も繰り返される。
この半身のように親しい友人は「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」のなかでは幻想パートの「影」に姿を変える。彼は語り手の半身であり、語り手の記憶を保持している。壁の中に閉じ込められた世界を脱出するためには二人がそろっていなければならないが、土壇場で語り手は壁の内側にとどまることを選び、影は死ぬことになる。
「ノルウェイの森」では彼は「キズキ」になる。物語の序盤で排気ガスによる死を選んだことが語られ、交際相手であった直子の死の遠因となる。
また、直接の半身ではないにせよ親しい友人で自ら死を選ぶ点で共通しているのは、「ダンス・ダンス・ダンス」の「五反田君」だ。彼は連続殺人犯であったことを明かして死ぬ。このあたりのくだりは恐らくチャンドラーの影響が深い。
このように、半身はしばらくのあいだ無力な存在だったが、「海辺のカフカ」以降では様子が変わる。「カラスと呼ばれる少年」は、「カフカ少年」のもう一つの人格のように見えるが、彼は「カフカ少年」を客観視し、適切なアドバイスを与える。一貫してサポートしてくれる存在だ。半身が異界の住人であるというモチーフであり、「鼠」の系譜に属しているが、そこに自ら死を選ぶような面は見られない。「海辺のカフカ」は主人公がとても若い点でも特異だ。
ただし、佐伯さんが現実感を失った生活をするきっかけとなった、東京の大学紛争で殺された友人は、佐伯さんがノルウェイの森の「直子」の系譜に属するとすれば、「キズキ」のもう一人の子孫だ。
キズキと直子が、そして佐伯さんとその恋人は幼い頃から自然に性交をしていたが、まるで思春期の完璧さを求める性向が現実によって打ち砕かれるかのように、その関係が死によって断たれる点でも、この二つのカップルは類似している。
村上春樹の小説には一貫して何らかの精神疾患を患った、少なくとも感情的に不安的な女性が出てくる。
デビュー作の「風の歌を聴け」の時点から、「小指のない女の子」として出てくる。彼女は話している途中に突然泣き出してしまう。また、周囲の人々がひどいことを言うとも語るが、これが事実なのか、精神疾患ゆえの妄想なのかどうかは判然としない。
この系譜が「1973年のピンボール」の中ですでに亡くなっているかつての恋人「直子」につながり、さらに「羊をめぐる冒険」の「誰とでも寝る女の子」につながっているかどうかはわからない。ただ、「ノルウェイの森」の「直子」には直接つながっているだろう。語り手の過ちによって感情を失った「国境の南、太陽の西」の「大原イズミ」も、彼女の裏面だ。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の「白根柚木」もその子孫だ。
また、恋人または妻の一つのアーキタイプとして、「ねじまき鳥クロニクル」の「クミコ」「加納クレタ」や「スプートニクの恋人」の「にんじん」の母にも発展しているようにも思える。
より明確な形としては、「海辺のカフカ」の「佐伯さん」が子孫のようだ。前述のように恋人の死をきっかけに精神を病む、少なくともある種の現実感を失ってしまう点が共通している。ただし、佐伯さんは後述の老女の系譜にもつながっている。ピアノができたことを考えると、「スプートニクの恋人」の「ミュウ」も「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の「白根柚木」も同じカテゴリに入れていい。
そもそもこのキャラクターの流れについての記述は、誰が後の作品の誰に直接発展したかを明確に追うことではない。おそらくはいくつも混ざり合っている。むしろ、これは村上春樹の作品を解釈するための補助線として見るのが適切だろう。
彼女がやたらとタフになったのが「1Q84」の「青豆」かもしれない。あるいは、生命力にあふれている点では後述の「ミドリ」だろうか。
直子とは対照的な心身が比較的健康なタイプの女性の系譜もある。
性に対する好奇心の強い「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の「太った娘」もそうだが、彼女は後述する「少女」の系譜につながる面もある。
同じく制に対して罪悪感を持たない「ノルウェイの森」の「ミドリ」、「国境の南、太陽の西」の「島本さん」、「スプートニクの恋人」の「すみれ」、「海辺のカフカ」の「さくら」(どうでもいいがこのキャラのせいでおねショタに目覚めた)、「1Q84」の安田恭子へとつながっている。
村上春樹の作品を時系列順に読み返すと、ある時点で突然新しい属性を持ったキャラクター群が登場する。それは、どことなく巫女的な力を持った若い女性である。
前兆としてあらわれるのが、「羊をめぐる冒険」では耳専門のモデルをしている21歳の女性だ。彼女は不思議な力で主人公を羊へと導くが、物語の終盤を前に姿を消してしまうので、いくばくか影が薄い。しかし、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に出てくる肥満の17歳の女の子は語り手を「やみくろ」の支配する東京の地下世界にいざなう。
より少女性が強まるというか、単純に年齢が幼くなるのが「ダンス・ダンス・ダンス」に登場する13歳のユキで、彼女は五反田君の殺人の痕跡を巫女のように感じ取ることができた。
「ねじまき鳥クロニクル」での「笠原メイ」は、映画「ロリータ」を思わせる登場の仕方をするし、終盤では主人公を救う力の源であるかのように描写されている。月光の下で裸身をさらす姿は、今までの村上春樹にはなかった描写である。確かに「ノルウェイの森」で「直子」がそうするシーンはあるが、彼女は成人した女性だ。
「海辺のカフカ」では夢の中に現れる十五歳の佐伯さんの姿を取る、ここでは少女との性交が初めて描かれる。
巫女的な少女の系譜がより明確になるのが「1Q84」に出てくる17歳のカルト教団育ちである「ふかえり」だ。彼女は何らかの学習障害を患っていて独特の話し方をするが、彼女との性交は異世界との経路となる。
村上春樹が歳を重ねて少女との性交を書くのをためらわなくなっていったのは面白い(【追記】「ふかえり」にいたっては巨乳の文学少女という属性!)。というのも、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」では肥満の女の子から私と寝ないかと誘われて断っているからだ。
大学の先輩がこう述べていた。ある種の作家は自分が生まれる十年ほど前の出来事をテーマにすることがある。なぜなら、自分が参加できなかった「祭り」だからだ。これが事実かどうかはわからないが、村上春樹は古くから第二次世界大戦と中国がテーマに含まれている。「鼠」の父親も戦争とその後の混乱で金持ちになった人間だ。興味深いことに村上春樹の父は中国に従軍している。
(余談だけれどもこの先輩は村上春樹作品にしばしば出てくる井戸は「イド」つまり無意識を示唆しているのではないかと言っていた)
さて、老人がキャラクターとして物語の信仰に深くかかわるようになったのは、「羊をめぐる冒険」の「羊博士」からだろう。彼はいるかホテルにこもったきりで、外に出ようとしない。しかし、探し求めている羊がどこにいるかという重大な情報を指し示す。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」でも、現実パートには「老博士」が出てくるし、幻想パートには退役した「大佐」がいる。
軍人という属性が前面に出てくるのが「ねじまき鳥クロニクル」の間宮老人だ。彼はノモンハンにて過酷な体験をするし、そこである種の悪しき力に取りつかれる。
「海辺のカフカ」には「中田老人」が出てくる。彼もまたある種の不可解な力(後述の闇の力?)の犠牲になり、記憶や知性の多くを奪われてしまう。一方で、彼は「カフカ少年」に代わって父殺しを遂行する半身でもある。
「1Q84」では少し特殊で、これは近過去SFであり、戦争の経験者やその前後に生まれた人々が相対的に若い。それゆえ今までのパターンを単純に当てはめるのが適切かはわからない。
天吾の父がこの系譜に属するだろうか。「1Q84」では善悪が入れ替わることが多い。幼い天吾を無理やりNHKの集金に連れまわす点でネガティブに描かれていたにもかかわらず(村上春樹はこうした巨大組織を一般に「システム」と呼んであまり肯定的に扱わない)、後半では声だけの存在になった彼が助けに来るのだ。
なお、戦場に行っていたという点を考慮すると、これらの老人たちは村上春樹の父親の世代に当たるだろう。
米軍基地にいたという点でジェイもここに属しているかもしれない。
一世代上の女性が出てきたのは「ノルウェイの森」の「レイコさん」だ。彼女は心を病んではいるものの、主人公たちを導いてくれる。「直子」のルームメイトとして、彼女の心身の安定に寄与している。
それがおそらく「ねじまき鳥クロニクル」の「赤坂ナツメグ」になるし、「海辺のカフカ」の「佐伯さん」を経て「1Q84」の「緒方静恵」になる。
彼女たちの多くは戦争をはじめとした暴力の中で深く傷つき、その中でもある種のコミュニティ・安全地帯を運営し続けている。「レイコさん」は精神病院の患者たちのまとめ役だし、「赤坂ナツメグ」は女性向け風俗(?)で女性の性的空想を現実にし、「佐伯さん」は図書館という静謐な環境を守護し、「緒形静恵」は性暴力を受けた女性の避難所を運営して、しばしば法を破ってでも報復を行う。年齢的にはかけ離れるが、「スプートニクの恋人」の「ミュウ」もこの老女の系譜に属するか。
彼女の息子たち(血縁があるかどうかはともかく)の系譜は、「赤坂ナツメグ」の息子「シナモン」、「佐伯さん」の図書館で司書を務める「大島さん」、それから「緒方静恵」の柳屋敷でセキュリティを担当するタマルだ。セクマイであることが多い。
「1973年のピンボール」の双子の女の子を除いて、概して二人組の登場人物は不吉な前兆だ。体格は対照的なことが多い。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」では「大男」・「ちび」の二人組が語り手に刺客を差し向け、第三勢力になって儲けようとだましに来る。「ダンス・ダンス・ダンス」ではまるで「長いお別れ」みたいな嫌がらせをしてくる「文学」「漁師」と語り手があだ名をつけた警官が出てくる。「海辺のカフカ」に出てくる二人組は、軽率な発言から「大島さん」を傷つけてしまう自称フェミニスト二人組だ。「1Q84」には「さきがけ」のリーダーの警備をする坊主頭とポニーテールの二人組がいる。
ただし、何度か繰り返すが善悪のシンボルを意図的に逆転させることが多いのが村上春樹の作品で、おなじ「海辺のカフカ」でも「カフカ少年」を森の奥に導くのは同じように体格が対照的な二人組の日本兵だ。
また、よくよく考えてみれば、「風の歌を聴け」の時点でも、「小指のない女の子」には双子の妹がいたのである。直接姿を見せず言及されるだけだが、このモチーフの萌芽とみていいだろう。
村上春樹はある時点で純粋な悪の起源はなんであるかについて語ろうとしている。
それは悪しき登場人物の姿だけでなく、クトゥルフ神話的な怪物としても姿を見せる。
現に「風の歌を聴け」に出てくるデレク・ハートフィールドの伝記は、ラブクラフトやバロウズをはじめとしたパルプフィクションの作家たちを混ぜ合わせたものだ。
「鼠四部作」のなかでは「羊」がそれに該当する。不可解な暴力や権力の中心に存在し、人間に憑りつくことで現実的な力をふるう。あるいは、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の現実パートの「やみくろ」たち、幻想パートの「門番」。「ねじまき鳥クロニクル」の「ねじまき鳥」や、綿谷昇の属する政治の世界。そして「海辺のカフカ」に登場する「ジョニー・ウォーカー」や、「中田老人」の口の中から出てくる不可解な物体。
非人間的な力ではないが、「ノルウェイの森」の「レイコさん」の精神を悪化させる原因となった少女も、この系譜に属していると見なしていいかもしれない。
だが、「1Q84」のリトルピープルの存在は解釈が難しい。今までとは異なり、単純な悪ではないようだ。初読時には「これは人が複雑な現実を物語化する能力の具現化で、善にも悪にもなりうる、ある種の単純化する力ではないか」と思ったが、再読したら違う印象を受けるやも知れない。また、「牛河」も悪しき力の手先のように見えるが、離婚した妻子がおり、生きた人間であって化け物ではない。
善悪が曖昧と言えば、「海辺のカフカ」では「圧倒的な偏見でもって強固に抹殺するんだ」が主人公サイドと敵役サイドのいずれでも使われる。
こんな風に、村上春樹はある時期から善悪を意図的にぼかし、単純化を避けるようになった。
【追記】アフターダークの暴力を振るった深夜残業してたサラリーマンもここにいれていいかも。
村上春樹後半期のテーマの一つをまとめるとしたら「どれほど不適切な養育環境で育ったとしても、その現実を受け入れてスタートするしかないし、ときとしてそこで学んだことに結果的に心が支えられてしまうケースがある」だろう。言い換えると「歴史・過去を消し去ることはできない」だ。
あと、「国境の南、太陽の西」の「にんじん」はうまくしゃべれないけど、「海辺のカフカ」の「カフカ少年」の造形に影響を与えたかもしれない。
別に結論はない。ただ、こういう順で発展していったのだなと考えながら読むと楽しいだけである。
もう一つ興味深いのは、親が亡くなるかそれくらいの年齢に近づくと、ちゃんと親と向き合ったような小説を、みんな書き始めることだなあ。
物心ついた頃から親が自分(長男)の世話になる気で、同居前提のプレッシャーをかけられまくったので
子どもが自立する前提で老後の準備をしていた親を持つ人はいいなって思う。
結果的に田舎から出れなかったので20代前半に結婚を諦め、将来の親の介護を外注化できるように金を貯めた。
(家父長制の強い家柄なので、相手となる人には申し訳ないので諦めている。)
祖母と同居していたので年寄りと暮らす煩わしさは分かっていて、大人になっても老人が生活にいるのかという気持ちにもなる。
金がなく5080問題な状況にはなりたくない。
順風満帆の生活だったのに、親が人を轢き殺したとか認知症で人様に迷惑をかけまくるといった状況に陥り生活を壊されたくもない。
そんなこんなで30代後半に入る今、自分の生活を壊さないよう親の介護用にと貯めた貯金は2000万弱になろうとしている。
金を貯め始めた頃、あと40年程度の辛抱か。早く親は死なないかなと思ってた。十数年経った今もそう思ってる。
親のことはいいから自分のことを考えなって言ってもらえるだけでも全然違ったんだけど、
老後の為にお見合いして結婚して子ども作ったってことを子である自分(長男)に当然かのように言ってくるし。
https://anond.hatelabo.jp/20230102104156
文字数制限かなんかで追記が反映されなくなったので、こちらで改めて書いておきます。
https://twitter.com/Kannaduki104/status/1609908856708304897
https://twitter.com/uta2i/status/1609834747412504577
https://twitter.com/kondohi/status/1610024011353952256
まずわざわざ「評論」をやるよーなヤツが「売り上げが1/3に減ったから続けるのが厳しい」とか、ぬるいこと言ってんじゃねーよ、という感想しか出ないんだよな。
このあたりが典型だけど、厳しい気持ちになったという「お気持ち」を上から目線でジャッジするやつ、思い上がりと勘違いも甚だしいわ。これを「文句」ととるの、さすがに国語が苦手すぎるだろ。新刊も落としたことねえよ。引用するなら適切な文脈を読めボケナス。
「続けるのが厳しい」って?コミケが厳しい場になってんじゃないのって話をそもそもの活動継続まで拡大解釈して「ぬるいこと言ってんじゃねーよ」と論評するの、ほんとに馬鹿なんですねえ。
お前らがいつかどこかでお気持ちを表明したとき、それをある規範に基づきジャッジされて滅茶苦茶不愉快な気持ちになってくれることを祈るよ。震えて眠れ。
https://twitter.com/kondohi/status/1610056276817608705
自分とこで書いたけどアレ、コミケが終わった都度おなじネタを出して反響を楽しみたいだけの増田扱いでいいと思う。夏コミ後にも同じ文章なかったかな?
僕は当初、売上20くらいの評論かと思って反応しちゃったんだけどね。友人の指摘で4桁に届きそうな3桁というのに気がつくまでは。
https://twitter.com/kondohi/status/1610057407425810432
とりあえず本人が書いている「増田のような零細サークル」というのにミスリードされた感があるのですが「だいたいxxxxくらい刷って」とは明確に矛盾しているので、嘘ネタ確定でいいと思います。
これは修正後の表記も悪かったんですけど、「4桁に届きそうな3桁」ではないです。xxxの個数は桁数と対応してない。単なるタイポ。はてなブックマークのコメント読めば最初に書いてあった部数は推測できると思うんで、適宜補完よろしくね。ここでは恥ずかしいから書きません。でもちょっとさかのぼって調べればわかることを勘違いして「嘘ネタ確定」は相当恥ずかしいですね。追記部分読んだら、ブックマークのコメントに隠す前の部数書いてあるのわかりそうなのにね。
嘘ネタかどうかのご判断はまかせますけど、断定の根拠がそもそも勘違いだということはご認識あそばしてくださいませ〜
余計なお世話すぎる…。ナチュラルな上から目線、すごいですね。誰に心構え説いてるの?壁?もしかして私?
少なくとも、知り合いにやるのはやめたほうがいいですよ。おっさんの講釈をありがたがるふりして聞いてあげるの、相当だるいから。
https://twitter.com/kondohi/status/1610152985241464833
どうあっても嘘とか釣りであってほしいみたいだけど、なんで?ほんとだとなんか困る?嘘だったらなんでうれしい?
ttps://twitter.com/kondohi/status/1610657676811472897
例の増田については「評論系で4桁売っているのに自分は大手ではない」みたいなこと言ってる時点で嘘松確定というのは揺るぎなく注意喚起を続けたいと思っています。
あはは、ウケる!勘違いに基づく揺るぎない注意喚起、よろしく!友達はこの追記に誘導したってくれや!
てか「4桁に届きそうな3桁」→「4桁刷って」る→「4桁売っている」と、どんどんわたくしが強大になっているぞ!思い込みが強化されていくさまがありありと観測できますねえ。
心構え説いてあげようとした対象がアテンション集めるの、そんなに怖い?思い込みに任せて「真実」を発信しようとするの、最近の流行りかな?
くだらねえ紋切型その1。「そういうとこじゃん」みたいな定型文の鳴き声でイージーに済ませてねえで、ちゃんとした文章でかかってこいよ。
くだらねえ紋切型その2。批評しているのに自分に対する批評は耐えられないって?耐えられてなかったら反撃もできねえだろうがよ。安全圏から石投げてると思ってる馬鹿どもに、ここは双方向のコミュニケーション空間だと教えてやってるわけ。これは啓蒙活動です。
ttps://twitter.com/neaswe/status/1610879571427209216
コミケ大手サークル以外厳しい増田、今更本文読もうとして本文よりもコメント全レスブチギレが多くて「そういうとこやで」があった(最後まで読めんかった)
紋切り型喋り虫〜
https://twitter.com/butakichi3hide/status/1610141506836520961
はあ、左様ですか。一方的に雑言及されて黙ってるのって、性格のいい人間じゃなくてただの都合のいいサンドバッグじゃない?私は都合のいいサンドバッグ役をやってあげるつもりはないのよ。
「何か蛇みたいな人だな」って頭のなかで思うまではいいとして、それをTwitterでわざわざつぶやいちゃうの、あなたも十分性格悪くない?
ttps://twitter.com/butakichi3hide/status/1610203323629699074
「手に取ってもらえる人数が減った事がメインの話」らしいですわよ
うふふ、あなたが罵倒されたのは他人の性格をわざわざ論評して貶めたからですよ。
それ以外の感想は全て「文章読めてない残念なお前乙」っていうのもあまりに乱暴な要約ですねえ。結果的に「文章読めてない残念な」みなさんが癪にさわるんで取り立ててピックアップされてるの、わかりそうなもんだけど?
そのほか、刷り部数についてありがたいお言葉をたくさんいただき、わりとはらわた煮えくりかえっているのだが、これはわたくし自身アンビバレンツな感情があるのでストレートな反論は難しい。
結果「厳しい気持ち」になったんだったらミスじゃん、といわれたらそうなんだが、まあこのくらいの部数であれば何度か文フリとかコミケにもってければ全部頒布しきるだろうというのもあって、そう考えるとたいした失敗ではない。どちらもほんとうなのだ。
ただ、即売会に出るようになったとき、知り合いからかけてもらった、「同人誌は刷りたい部数を刷ったらそれが「正しい部数」なんですよ。結果が完売でも、余っても」という言葉を思い返すと、まあ当日の読みはミスったが結果としては「正しい部数」を刷ったんだということにします。よって、刷り部数についてケチをつけるやつらは全員ノックアウト!
返信もここらでさすがに切り上げます。まああんまりなやつがいたら晒しあげたるけどな!じゃあの!読んでくれてサンキューな!
会話のテンポの良さが完璧すぎる。ちゃっとズレてるおじさんが、ツッコまれたりイジメられるのを基本とするギャグなので間こそが生命線。それを完全に映像化しきってる。セガネタをふんだんに盛り込みつつ、セガなんてダセー会社のことは詳しく知らなくてもそのセンスの異常さを楽しめるのもバランスが良い。
音楽とギャグのクオリティ、全体的な気合の入り方が凄い。演奏シーンの状況と鳴らす音の噛み合いに納得感があり、作品のサビに当たるシーンでの没入感が高い。原作が4コマであるためシーン間に無数の隙間が空いているのを丁寧に補完しており作り込まれている。
むしろ全体として異常にクオリティが高く、結果的に細かいミスにやたらケチをつけられてしまうという怪作。とにかく面白い原作に金とやる気を注ぎ込めば面白くなるという当たり前の事実がある。デンジのクズさと純粋さが丁寧に描かれており原作の空気感への理解度が高い。
ガンダムシリーズの得意分野である不穏さとシュールレアリスムの舞台として学園モノを選ぶ判断が意外にも適切だった。企業間による政治的な小競り合いという最近のガンダムシリーズで流行りのテーマも組み入れており令和ガンダムとして非常に「らしさ」がある。大規模戦争ではなく小競り合いというのは実に現代風な戦争観であり、「既存のロボットアニメの戦争感の先を行く」というのはロボットアニメ界の重鎮として業界を引っ張る役割をしっかり担っている。
最後はもうギャグアニメだったが、ギャグアニメとして面白かったのでギリギリこの順位。キャラがカワイイ・カッコ良くて役割がきっちり分けらていて、映像の細かい所まで作りが良くて、話が起承転結をテンポよく進めていけば楽しんで見ていられるという原始的なアニメの面白さがある。加点で稼げるだけ稼いでいれば減点を返済しきれるというのはエンタメならではある。
アクションもので作画駄目というのは凄まじい。日常シーンの作画も問題があり深夜アニメ黎明期のようであり、連載当時にアニメ化されたらという設定で作っているのなら完成度の高い現代アートだ。全10巻を2クールなのでテンポは悪くないはずなのに絵の退屈さのせいでやたら遅く感じる。
金や手間がかかっているが、いまいち面白くない。大張をコキ使って作画させた回なんて大梁の作画の凄さで笑ってしまうが話は全然面白くなくて可愛そうになってくる。
キャラが可愛い・格好いいだけで画面が退屈な時間が長すぎる。原作のステージ間会話の隙間を埋めきれていない。なに戦場でのんびり話しとんねんというJRPGのような問題に直面していた。どう動かせばいいかハッキリしてるシーンはクオリティが高いので勿体なさが凄い。
デカイ嘘をつくまでは良かったがそのあとが続かなすぎた。日本の町中でバンバン銃を撃つという絵面は強いインパクトがあり正解であり、問題はオチのつけ方だけだったと思う。つーかまあラスボス戦の流れが雑いんだよな。小銃回避の仕方ヤケクソすぎるとかの問題もあるが。
過去に強引だったり傍若無人な振る舞いで成功した体験があると、そのやり方がいつでもどこでも通用すると思い込んで結果的に大目玉を食らうパターン、最近めちゃくちゃ増えてる様に思う
自分も過去同じ様に他人の気持ちを考えずに行動し続けて失敗した
ああいう時って「これぐらいやっても相手や世間は許してくれるだろう病」と「絶対にごめんなさいが言えない病」の両方に罹った状態なんだよな
話し合いで妥協とかして自分に保険を一切掛けない、あるいは保険を掛けたと自分では思い込んでるけど実際には全然保険になってない、はっきり言ってアホだよな
勝てば官軍負ければ賊軍とか言うけど、10回勝っても1回負けると今までの勝ちで積み上げた物が一瞬で消し飛ぶぐらいとんでもない不利益を被るのが今の社会だから賊軍になった瞬間に全てを失うんだよな
そしてその失う物は調子に乗れば乗る程増えていく
でも成功してる内はそんな事微塵も考えないし、自分が負けるなんて想像もしてないから変な万能感に支配されて自分がチキンレースしてる自覚すら無くなっていく
小学校からの腐れ縁のオタク仲間で、それぞれ住んでるジャンルは全然違ったけど沸った想いをお互いに語り合い聞き合い、インターネットミームでゲラゲラ笑ったりした。一緒に旅行に行ったり、同人活動を手伝ってもらったり、しょうもないネットの記事をLINEに送りつけてだらだら下らない話をしたりしていた。
ただ自分はアホだからたまに何か失礼だったり不快なことをやらかしてしまって、その度に相互フォローのアカウントでエアリプみたいにぼかして愚痴られてるのが昔からしんどかった。
しんどかったけど、こんなアホのポンコツ人間とこんなにも長く仲良くしてくれていい奴だな、自分が悪いな、またやらかしてしまったな、いつも申し訳ないな、優しいから直接言えないんだろうな、とずっと思ってた。
コロナ禍が始まった年だったか、自分の推しが大変なことになって、すごく精神的に荒れてた頃があった。
大変だから何とか応援したい+見納めになるかもしれないタイミングだった。だから元親友を今までイベント事に誘ったことは多分ほぼ無かったかもしれないけど、その時はよかったら今度有料配信があるから観て欲しいって誘ってみた。けど観れたら観るわ(観ない)で、当日は自分の推しの映画だか配信だかを見ていた。
あっちの推しのイベントや遠征にも付き合ったのに、こっちの推しには、推しが大変だって話してたのに付き合ってくれないんだと思って、それが結構ショックでTwitterで思わず愚痴ったら、それがド地雷だったみたいでまたTwitterで愚痴られた。
それについては結構長いこと愚痴られて、やっちまった感で申し訳無さと自己嫌悪で結構しんどくて、お詫びに誕生日祝いも兼ねてプレゼントをあげてとても喜ばれたけど、謝罪に対しては「いやお前の推し知らんのよ」って言われたのもまたショックだったし、その後も愚痴は止まらなかった。
以前はルームシェアでもするか、老後は一緒の老人ホーム入ろう、なんて言ってたのに、突然家を買うみたいな話をしだして、態度も一気によそよそしくなった。
謝ったから許されるとは思ってなかったけど、遠回しに独り言みたいにぼやかれるよりハッキリぶつけてもらいたいと思って、ビビりながらクソ長文LINE送ったけど「別にお前のことじゃないけど、誤解させたなら悪かった」「Twitterで愚痴られるの気になってたって言う割に、自分はこないだそういうツイートしてたよね^^」みたいなことを返された。
こんな人だったっけ?と思った。
それから、私が悪かったなと思った。
私は期待し過ぎてたんだと理解した。
いつも私の推しなんか別にいいよって10年以上言ってたのに、いきなり見てくれって何だって話だし。そもそも顔がどうしても覚えられないってずっと言われてたのに。その時元親友の推しもコロナで大変だったのに、自分本意だったなって反省した。
元親友の推しジャンルは自分からは好まないものの、親友の好きなものだから知りたいし喜んでる親友を見たいと思っていた。でも友達だから必ず付き合う必要も無いし、断るという選択肢あったのにそれを選ばなかったのは自分だった。
「何かあるなら直接言ってくれ」は、嫌な思いをさせた側のエゴでしかない。Twitterも私が誤解してるだけならフォロー外して見なければいいだけだ。
ただこれは私の悪意が含まれるけど、もしこの場は誤魔化されただけで、実は本当に私の愚痴だとしたら、本人が見られる場で「はぁ〜嫌な思いしたな〜いやお前のことじゃないけどね?」と繰り返し発言する神経が分からないなとも思った。
だからとりあえずTwitterのフォローを外した。相互フォロー必須の鍵垢にしてたから申し訳ないけどブロ解した。一言も言わなかったけどフォロリムご自由にって書いてあるからまあいっかと思った。自分のことじゃないとしても、もう元親友の愚痴を見たくなかった。
あまりのよそよそしさで、もう元親友は私のこと嫌いなんだろうな、もう遊ぶこともないだろうなと思い込んでゲームのフレンド登録も消してしまった。
まあ腐れ縁だし遠い将来に来たる訃報くらいはなと思って、LINEだけは一応残した。SNS一つ残ってれば連絡は取れるし、今までもLINEでよくやりとりしてたし。
もしかしてこのことでまた何か呟くかなと思ってTwitterを覗きに行ったら、やっぱり私の愚痴を話してた。「おっ向こうからフォロー外したかw助かるわw」なんて言ってた。
最終的に「私は何もしてないけど突然友達にTwitterで暴言吐かれた。後から謝りたいと言われた」「元々変な子だったし付き合いも長いからまあいいよって返したけど、結局その後Twitterもゲームもブロックされた。LINEもブロックされてるかもしれない」「多少モヤったけど、自分でも驚くくらい感情が動かなかった」「私のことを大事にしてくれる友達を大事にしていこうと思った」みたいなことをツイートしてた。
ああ、これが本音かぁ。そうだったんだ、今まで長らく本当にごめんね。でも本当にそんな人だったんだね、今まで気づかなかったよ、ごめんね。
昔から変な奴と思いながらも付き合ってやってたのに、いきなり地雷踏まれたらそりゃあ不快で嫌いになるよなって納得した。
今まで一緒にゲラゲラ笑ってた思い出も全部パァになるくらいどうでもよくなったみたいだし、そこまでになったら私ももう関係を取り戻すのは大変過ぎる。
冷静に考えれば黙ってフォローを外すなんてとても乱暴で、ともすれば強いショックを与える可能性のある行為だったと思う。でも何も感じなかったそうだし、変に断ってから外すとそれはそれでめんどくさかっただろうから、結果的にこれで良かったなと思った。
本当に他意は無かったのに私が勝手に気にし過ぎてグルグルしてるなんて精神的に不健全だったし、向こうからしたらどうでもいい奴が視界から消えたし、お互いにとってこれがベストだったに違いない。
きっともう二度と連絡し合うことは無いんだろう。「達者でな」ってツイートに心の中で、お前も元気で暮らせよ、いつか線香あげさせてくれたら、もしくは線香あげに来てくれたら嬉しいよと返しながら、晴れやかな気持ちでTwitterの検索履歴から元親友のアカウントを消した。
それから1年半くらい経って、突然連絡が来た。
遠慮がちに腰低く「連絡見るのも嫌かもしれないけど、良かったら忘年会でも」みたいな連絡が来た。
正直ねずみ講かどこどこに投票してくれみたいな話かと怪しんだけど、私のことが嫌いを超えて無関心になってたのに、どういう風の吹き回しなんだろうと思った。以前元親友のことを相談していた友達には止められたけど、応じてみた。クリスマスも近かったから、元親友の好きな食べ物を手土産に買って行った。
実際会ったら全然ねずみ講じゃなかった。腰が低かったのは直前にクソ長文LINEが残ってたから気を遣ったそうだ。
仕事で鬱になってしまって、死ぬことをふと考えた時に、死ぬまでにやりたいこととして私に会いたいと思ったらしい。
一方的に切られてもショックを感じないくらいどうでもいい嫌いな人間に会いたくなるなんて、鬱はやっぱり怖い病気だなと思った。自分もなったことがあるが、食が細くなったり不眠になったりで体力が削られることで余計に弱って考えや行動がおかしくなるから仕方ないなとは思った。
あと友達を増やすにはどうしたらいいかと相談された。元親友にとって私は「友達を大事に出来ない人間」「いきなり暴言吐いてくる変な奴」なのに、どうしてわざわざ会って訊くんだろうと思った。
私を含めて友達と言える人はすごく少なくて、でも私以外の友達には遠慮してしまって物寂しさを感じてるらしい。自分なりに友達に配慮して、大事にしてて偉いなと思うと共に、どうして大事にされてないと感じる私がまだ友達扱いなんだろうと内心首を傾げた。
色々不思議だったけど、鬱はどうしても一定ネガティブになるから思考の壁打ちは大事だし、自分なりに答えて、後は昔みたいに最近ハマってるジャンルの話とかして、よいお年をって解散した。手土産は素直に受け取って帰っていった。
まずプラスのパターン。これは「何かを投じてる」という意識が無く、ただただ楽しい・快と思える状態。
次にプラマイゼロのパターン。これは例えば「あの人すごいめんどくさい(=精神でマイナス)けど、高いご飯奢ってくれる(=金銭でプラス)んだよな」「あの人暴力振るう(=体力でマイナス)けど、一緒にいると幸せ(=精神でプラス)」みたいな状態。
最後にマイナスのパターン。これは「こんなに○○してあげたのに、ちっともお返ししてくれない」「本当は○○したいのに物足りない、寂しい」など、自分の投資に対してリターンが少ないと明確に感じている状態。
例えば同級生、同僚だとか同じコミュニティにいたり、妊婦仲間とかライフステージが同じだと、時間や精神が自動積立されるから関係性が維持しやすくて、逆に同じじゃない場合は維持したいなら自分から積極的に投資しにいかないといけないし、相手も自分に投資したいと思っていてくれないと成立しない。
あと精神に関してはFXとか暗号資産みたいなもので、突然高騰したり暴落したりする。一番不確定要素がデカい。先の例で言うDV彼氏みたいな、客観的には大損でとっとと手放した方がいいのに、本人にとってはリターンがすごくて手放せなくなる、みたいなこともあるから、ちゃんと自分の状態をメタ認知していかないと危ない。
更に人間関係は、アップデートをかけ続けていかないといけない。
もちろんしなくてもいい・必要としない関係もあるけど、例えば学生から社会人になる、結婚をする、子供ができる、みたいなライフイベントは、その人の暮らしがガラッと変わる。暮らしが変われば連絡の取り方だけじゃなくて、その人のトピックスもボキャブラリーも変わってくる。
人間関係ってどうしても現状に甘んじてアップデートをあまりかけないけど、例えば「独身同士の付き合い」があって、ある日どちらかが結婚・出産した場合、「独身と既婚子持ちの付き合い」に変えられないとどこかで破綻する可能性がある。
そういった時に「これからも仲良くしたいんだけど、連絡は独身時代みたいな感じだと迷惑にならないかな?」「もしよかったら子供の話してもいいかな?子供連れて遊んでもいいかな?」みたいな一言を投げかけられるか=アップデートをかけにいけるかが結構大事だと思ってる。
こういう明確なライフスタイルの変化はまだわかりやすい。環境とか置かれた状況、時間の流れで生まれた小さな小さな変化の積み重ねによって実はお互い色々変わっているのに、それに気付けていないパターンは結構重篤なのにきっかけが無くてアップデートがかけにくい。
そして人間関係はここまで語った内容に加えて、縁や運、偶然というものもあると私は信じている。様々な要素があるからこそ、出会って3日で入籍するようなカップルもいれば、数十年来の付き合いがある日突然終焉することもある。高齢者になって恋が芽生えることもあれば、若くして運命の出会いによってプロの道へ歩み出す人もいる。人間関係は面白くも難しくもあって、それらを感じて一喜一憂しながら生きるのが、高度なコミュニティを形成して暮らす生き物の醍醐味なんじゃないだろうか、と私は考えている。
自分の法則で言えば、我々は最初はプラスの関係だった。それは間違いない。
しかしいつのまにか「お互い嫌なところを感じながらも、一応楽しいから」というプラマイゼロの関係に成り下がってしまったのを自覚しながらも、そのまま漫然と維持してきてしまったツケを払ったんだと思う。
私が勝手に期待という莫大な精神を一方的に投じて、一人で損が出た時の一言で、相手の精神を大暴落させてしまった。
私も優良銘柄だと思って保有してたけど、長期的に続いていた地味に痛い損失にふと目がいってしまって、もうこんなに暴落してるから、今から挽回するにはかなりの投資が必要になるし、元々損失のある銘柄にそこまでのリソースを割く必要も感じない。これはポートフォリオに積極的に残しておいても仕方ないと考えてしまった。
向こうも長期的に小さく小さく不快が積み重なっていたからこその大暴落だったんだろうし、アップデートをかけずにいた古いままの我々はもうとっくにガタがきていて、たまたまあの時の私の一打がきっかけになっただけの、必然の結果だったんじゃないだろうか。
向こうにとって今の時点で私からどういうリターンがあったのか分からないけど、忘年会の席であの時の話はほとんど出なかったから、向こうとしては過去のことには蓋をしてアップデートをかける気は無さそうだった。
破綻したものを再構築するのはとても大変だし、仕事や生活、他の友達との付き合いで忙しいから、私としても助かった。とりあえず鬱は本当に怖い病気だから早く寛解するといいなと思う。
読み返すといやに卑屈で、それでいて根に持った文章になってしまった。根に持つ以前に、数十年の付き合いだったから後ろ髪を引かれた部分はあって、「人生の大半を過ごした友達だからこそ」、「私の期待を分かって欲しかった」「何が嫌だったのかちゃんと理解させて欲しかった」「あの時のことを腹割って話して、わだかまりを無くしたかった」みたいな気持ちがやっぱりあったんだと思う。
でも関係の年数そのものに価値は無い。これも所詮「過剰な期待」だし、時間も経ってしまったから流石にもうどうでもいい。記憶の経年劣化で私も、きっと向こうも、都合の悪いことは忘れて、被害者意識だけが強まっているようなレベルまで塩漬けにしたものに、腹を割って話すような大規模アップデートは相当しんどいものになるに違いない。
だからもういい。めんどくさい。何考えてるんだろう本音はどうなんだろうどうせ後でツイートするんだろうってグルグルするの疲れた。あの日の帰り道もきっと何かツイートしてたんだろうなと思ってしまう。この気持ちを訴えたところで「それは申し訳なかったけど、その場ではダメなとこ気付けないんだね^^」なんて言われるに違いない。
もし仮にものすごい相互の努力の果てに無事アップデートできたとしても、疑心暗鬼は多分一生拭えない気がする。
そう。散々偉そうに持論を垂れておいて、結局のところ私は久しぶりのコンタクトで、忘却の彼方にあった遺恨を思い出してしまったから、これを綴っている。書きながらネガティブ感情を反芻してしまった。あの時感覚的に捉えていたことを、書き綴ることで言語化して、あの時よりも強くはっきりと再認識している。
人は楽しかった思い出よりも嫌な思いをさせられた記憶の方が残る。今はもうありし日の思い出への後ろ髪よりも、根に持つ気持ちの方が強くなってしまった。この増田は、ただの被害者意識と、エゴの塊から来る、自分のしでかしたことを棚上げした八つ当たりの怨嗟だ。
それを心の内に留めておけず、隠れてインターネットに吐瀉物を撒き散らす自分の何と幼稚なことか。そんな自分を吐き切って、これを限りにもうこの2022年に置いていく。きっと元親友も、自分のことは本来ならとっくに置いていっていただろうから。
辛い時に思い出してくれたのは嬉しかったけど、無事寛解した暁には今度こそブレずに、トラウマにまでなる思いやりのない非常識な私のことなんて早く忘れて、自分のことを大事にしてくれる友達と仲良くしていって欲しい。
フィクションだと、女のいじめっ子ほど、美少女に描かれ、男のいじめられっ子ほど、イケメンにされる。
現実のどこにそんな奴がいるんだと思う。
現実には、女のいじめっ子ほど、女バージョンのジャイアンみたいなゴリ子が多く、男のいじめっ子ほど、イケメンで、大人しいブサイク男をイジメているのである。
現実の世界では、女は美人ほど嫉妬されイジメられ、差別される。
アメリカでも、女性差別は、主にもてる女に向けられ、ブスほど甘やかされる。
もちろん、男の場合、逆だ。
イケメンほどチヤホヤされ、イケメンでない男には、とてつもない差別と虐待が行われる。
そしてそれを、ネットでしか粋がれないようなキモオタブス女が、助長させるのである。
男の方が、下手にこの糞ブスどもに同情して助けたせいで、糞ブス女が増長するのだ。
ネットや漫画によくあるキモオタ絵を、男女逆にしたらどうなるか、想像すれば分かるだろう。
誰もがオタク君という言葉を、侮蔑語として扱っているくせに、「オタク差別なんて無いー!」「オタクは被害者ぶるなー!」と、これまた差別意識全開でほざく。
これも、マスゴミや屑ネット民が大好きな『腐女子』に脳内変化すれば、どれほど酷い差別か、安易に想像つくだろう。
結果的に、この国では、ブス女とイケメンだけが増長してクズになっている。
殺すことが目的の連続殺人鬼に女はいるが、殺すことそのものに快楽を感じるから殺すというタイプ
今年のはじめに色々あって結婚しないとまずい状況になったため、マッチングアプリと結婚相談所に登録し、婚活を始めた。そこからだいたい半年くらいで成婚退会。
今年の総括としてメモしておく。一年後、結婚生活の振り返りもできればという意味もこめて。
○前提
・年収4〜500万前後、副収入は特になし。貯金は年50万くらいずつ積んだものがある。
・家事ができる(最重要)…私が家事嫌いですぐサボるため。ケツの叩き方のわからない人間と一緒になると私がただのゴミ屋敷発生装置になるため、家事スキルは必須。
・転勤しない…首都圏以外には住みたくないため転勤はNG。なるべく実家も首都圏だとより地方住まいの可能性が下がるので、そこはそれなりにチェックしていた。
・年収は同じくらい…こちらの生活費負担がデカくなるならそもそも結婚しなくていい。金に困るのはNG。
・オタク趣味を受け入れられる…「一緒に楽しんでほしい」ではない(横から余計な口出しをされたくない)ので、同じジャンルの人間は避けた。今の婚約相手の好きなジャンルもよく知らないし、こちらも開示していない。何が好きでもあまり気にならない。なんならグラビアアイドルに入れ込んでても気にしてないと思う。
あとはカルト宗教やってないとかギャンブルで借金してないとかだけど、これは正直大体当たり前じゃないか?と思うので、なんとも。
逆にこちら側のマイナスポイントとして引きこもりの身内がいるので、それを気にしないかどうかは一応聞いたりしていた。将来的には絶縁するつもりだし、一度もきょうだいでいてよかったと思ったこともないので世話を見る気は全くない。
・写真はあった方がいいというか、ない場合基本まともに声はかからない。インカメの自撮りで済ませたい場合はインスタの自撮り上手いやつとか参考にする。見合い写真撮るのはトータル2万くらいかかったけど、当面死んだ時の遺影にも使えそうだしまあ必要経費かなと。
・いくつかやったけど、アラサーまではペアーズでいい。オタクがやるならほぼペアーズ一択だと思う、コミュニティ?みたいな機能があるので、そこから相手が好きなものがわかりやすくて話の糸口がつかみやすい。
・最大10人くらいと並行したけど、誰とも会わなかった。良さそうだった人とは続かなかったのもあるし、すぐ相談所登録してしまい並行するのがめんどくさくなってしまってアプリを続ける気力がなくなった。
・マッチングアプリに1ヶ月くらいであきて、相談所に行った。IBJの系列。
・見合い20くらい→仮交際5〜→真剣交際→成婚。真剣交際からは絶対出戻りしたくなかったので仮交際で少し時間はかけた。
・見合いは世の中で言われているほど無理な人があまり居なかったので8割くらいはオーケーだったが、仮交際に進むと絶対1回はデートしなければいけないので、スケジュールがきつすぎて並行できなくてごめんなさいした人がほとんど。単純にタイミングの問題でしかなく、先に声をかけられていたらオーケーしていた。
・自分から何も話題を振らない人(私が黙ると一緒にだんまり)と一生自分の質問をおうむ返しで聞いてくる奴だけ終わった直後に断った。頼むから少し自分から会話のネタを作ってくれ。
・仮交際は4人までじゃないとスケジュールがキツすぎると思う。土日で千葉埼玉神奈川全部行ったことあるけど狂いそうになり、これ以上はムリと判断してそこからは見合いは全部断り、仮交際に集中した。
・仮交際で1番きつかったのはユニクロのアニメコラボTシャツ着てた奴。オタク服はイベント以外では絶対着てほしくなかったので断った。他は真剣交際になってしまったので自動的にお断りとか、先に相手が真剣交際進んだとか。だいたいみんな良い人だったので、すぐ次の人も見つかっているのではないかと思う。
・真剣交際の決め手は連絡マメだったことと、申し訳ないがこの人だけが全奢りだったこと。正直他のところで全員ほとんど差がなく、そうなると自分のデート費安くて済むのは助かる、になってしまった。割り勘はこちらから言い出していたのでそれに応じたのが悪いとかでは全くない……が、結果的にそこで差がついてしまったのも事実。逆に言えば気遣いなどがいまいちだとしてもある程度金で他人と差はつけられると思うので、この人だと思ったら何言われても奢りにした方がいいのかもしれない。分からん。
・真剣交際後は特段何もなかったが、あまり向こうに主体性がなかったのでこちらがほとんど音頭をとって色々やっていた。見合いから概ね半年で結論を出さなければいけないのにのんびりしていて期限感がないのは参ったが、何よりもう一回振り出しに戻るのはあまりに面倒臭すぎるため、こちらで押し進め、なんとかプロポーズ。成婚退会した。
○感想
・とにかく人と喋るのが疲れた。元々人嫌いなので、見合いも仮交際も本当に知らん人間にニコニコ喋るのがしんどかった。ほとんど全員が仮交際希望だったそうだが、何が良かったのかは知らない。なお顔面は完全に終わっているし服もクソダサいので間違いなく見た目ではない。
・恋愛心が芽生えるまで待ちたいみたいなタイプはマッチングアプリがおすすめというか、そういう気分で相談所に来られるとすごく困る。なぜなら期限があるので、やっぱりときめかなかったとか半年後に言われるとなると、かなりふざけんなという気持ちになる。半年を無駄にしたと思うと金はいいから時間を返せと恨みつらみ吐きたくなりそうなので、真剣交際後のお断りはなるべく早期をおすすめしたい。
・結婚するには適した人と思っているけどときめきは今に至るまで全くない。婚活して気づいたが、多分アロマンスなんだと思う。もともと今までも好きな人は男女共にいたことがない。でも別に手もつなげるしセックスもできる(出来た)のでそんなんどうでもいいと思っている。
・でもとりあえず成婚して、人生のピンチを乗り切れたのでそれはよかった。本当にその一点だけで婚活をした価値があるくらいのピンチだったので、そのことだけでかなり感謝している。
結論としては一年内で成婚できて本当に良かった、と思っている。結婚生活については来年覚えていればまた書こうと思う。
※19:00追記
なんだかんだ読んでもらえてありがたい。追加でいくつか書く。
・結婚した理由→本当に近しい人間には理由を明かしているので身バレする。すまん。日本を出なくても良くなったのが利点、とだけ…。
⇒さらに追記。国籍では全くないというか純日本人です。イルクーツク支店の話全然知らなくて検索したら殆ど同じでビックリしている。ほとんど同じです。会社辞める選択肢は全くない。その点以外に不満がないから。
・守銭奴→その通りというか、「愛では何ともならなくても最悪金ではなんとかなる」タイプなのと、極力同じ生活を続けたいので年収は完全に同じくらいがよかった。金が欲しいというより生活ランクを下げるのが嫌。
年収が高すぎると「金に困ってないのに声をかけてくる人間は須く怪しい」(金で解決できない問題が裏にありそう)と思い、それも断っていた。
・奢りについて→これは本当に婚活やってみて初めてわかったけど、割り勘だと加点が±0なところ(減点では本当にない)、奢られるとどんなに些少でも一応加点はするので、そこで差が出てしまう。全く加点要素にしない人もいるとは思うけど、もう他にそれほど差をつける要素がなかった……。
これは察しろとは思わない。私も割り勘でと言われたら割り勘するしこんなん気づくかと思うので。これだけはこれを理由に差をつけるのが申し訳ないとは思ったが、なんせもう早く決めたかった……。すまん。