はてなキーワード: 手土産とは
引くってタイトルつけたけど、半分は私のせいかもな、とも思う。
出会った時から「こいつケチだな……」と思ってはいたけど、揉めたことは無かった。基本的に食べた分だけ各自が払うスタイルだったからトラブルにならなかった。
時々友達の家に遊びに行くときにこちらは手土産を持っていったし、当然お金を取ったりはしなかったけど、友達がうちに遊びに来るときはお菓子は割り勘か代金徴収って形だった。まぁ自分も食べるし良いか、と思ってた。ケチだな〜とは思ったけど。
お互い結婚適齢期ってやつになった頃、奢ってくれない男はダメだとかそんな話をするようになった。私も当時は同意見だったから、そうだそうだと賛同していた。なんならちょっと過激に煽ったりもした。奢ってくれない男なんかやめた方がいい、女は妊娠出産があるんだから金を持ってる気前のいい男がいい、と返していた。
そんなことを続けていたら、友達は歳を重ねるごとにそういう思想が強くなってきた。全奢りじゃないと出かける気にもならないだとか、年収1,000万無いと価値がないとか。お金だけじゃなく、それ以外でもちょっとしたことで男性にけちをつけるようになってきた。内心「結構モンスター化してきているな……」と思っていたが、友達の男性問題は私には関係がないので、そうだそうだと聞いていた。
友達は会社員で、時々会社内で結婚した人や出産した人がいると社員みんなで少額ずつ出し合ってお祝いを渡す文化があったらしいが、その都度私に「仲良くもないのにお金を取られるなんて不愉快だ」と連絡してきた。大した額じゃないだろうしいいじゃんと思いつつ、わかるわかると返していた。
友達には私の他に仲の良い友達が数人いるが、その人たちが結婚出産したときも、その都度「正直お金を出すのが嫌だ。結婚して金持ちになるんだから、独身で貧乏の自分がお金を出してお祝いするなんて変だ。」と私に連絡してきた。お金の問題じゃないしそれくらいは出してやれよと思いつつ、わかるわかると返していた。
しばらくして私が結婚した。多くの人から常識的な金額のお祝いと言葉を頂く中、友達は「欲しいものある?お金ないから3,000円以内で。」と言った。相変わらずケチだな〜と思ったが、何かを買ってもらうことに文句つけるもんじゃないしな、と思いありがたく3,000円以内で収まるものをお願いした。
しばらくして私が出産した。多くの人から常識的な金額のお祝いと言葉を頂いたが、友達からは「よかったね」だけ言われた。まぁそういう人だしいっか。と思った。
数ヶ月後、友達から出産祝いを兼ねてウチに遊びに来たいと言われた。日程を調整して夫にも相談して準備を整えた。お昼ご飯もこちらで用意した。
当日友達がちょっと良いお菓子を買ってきてくれた。我が家のお昼ご飯を食べ(もちろん代金は請求しなかった)、食後に友達の持ってきたお菓子を一緒に食べた後、「じゃ、820円ね。」と言われた。そこでさすがに「こいつヤベー」と思った。今までのことを考えれば友達らしい発言だしわかっていたことなんだけど、出産祝いの目的で家を訪れて、タダ飯食べておいて、持ってきたお菓子の代金をよこせと言う……。とんでもない怪物になっちゃったなぁ、と思いつつ、それは言わずにありがとう〜と返してお金を渡した。
もう今までのように遊ぶことは減っていくだろうなと思ってしまった。長い付き合いの友達にそんなことを思ってしまうのも悲しいし、友達が怪物になってしまったことも悲しい。だけど指摘するエネルギーも無いので、このまま離れていくんだろう。
『道義的責任が何かわからない』とまで言い放つ、知事として適性を欠いた斎藤元彦知事は、
今回の兵庫県知事選挙は、早い話が知事をクビになった斎藤氏の代わりの知事を選ぶ選挙な訳だが、
そして、今回、斎藤陣営(正確に言えば斎藤に味方した立花孝志氏)が
「斎藤氏を告発した文書を作成し、後に自殺した元県民局長が〇〇していた」ことを暴露し、
(自分は個人のプライバシーをあげつらうのが目的ではないので、伏字にする。
これ見てて知らない人がいたら適当にググってくれればいい)
さらには
「改革に反発した県職員が斎藤を引きずり降ろそうと画策し、これにマスコミが加担した。
こんなような論を展開している。
これについて自分の考えを述べる。
「今まで斎藤はとんでもなく悪い奴だと思っていたが、真実に目覚めて180度見方が変わった。
という風潮が生まれているが、落ち着いて考えてみると、どう考えてもおかしい。
彼はあくまできっかけとして外部に斎藤氏の告発文書を作って配布しただけであり、
彼が聖人君子でなくてもプライベートで〇〇してようが何ら関係がないのである。
彼の作った告発文書はあくまできっかけであり、その後の調査や百条委員会で
斎藤氏の知事として不適切な言動は明らかにされており、それは告発者の人格や自殺の動機とは関係がない。
自民から共産まで幅広く100人近くいる県会議員全員が彼を知事として不適格と判断している。
直接関係ない暴露一つでオセロで黒を全部白にするように全ての事実がひっくり変えるわけがない。
斎藤氏が車両通行禁止の区間を20m歩かされたことで職員を怒鳴り散らした(本人曰く「強く注意した」)
ことは本人も認めており、捏造ではない。
職員に対して気に入らないことがあると机を叩いたり物を投げたりすることも本人が認めている。
そもそも、事実関係として、20m歩かされたことで「強く注意」したり、ことあるごとに物を投げたりしたことは
本人も認めており、事実関係に争いはないので、録音は必要ない。
せいぜい争点となるのは、
「20m歩かされたりエレベータが閉まったりしたことで職員を注意するのは職務上適切な注意と言えるか」
くらい。
「手土産として用意されたカニを随行職員が断ったにもかかわらず、
他の職員の分も含めて持ち帰った」ことは知事本人も認めており、捏造ではない。
また、おねだりについては、ワインをおねだりする録音は存在する。
彼が職位を利用して県内の様々な箇所に利益供与を要求したことはもはや疑う余地はない。
いいですよ?
勉強を頑張った神戸大学生は学費を払い、兵庫県立大学は学費を払わないというのはおかしい。
「全体の学生の中で、わずか2パーセントしか恩恵を受けられず、不公平。やるべきではなかった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9cb8d7292a140952e2041491cbc10a5fb95ed7e
いいですよ?
そもそも、「職員の4割をリモートワークさせて必要になる庁舎を小さくして財政削減」
少なくとも自分の会社では、リモートワークしている人も職場に自分の机は存在している。
役所にも「自分の机にしまってある自分の書類」があることは想像に難くなく、
「業務が非効率化するのでやめてほしい」との職員の声の方が自分には共感ができる。
4割リモートワークさせようが、職員全員分の机は必要であり、そのための経費は必要な経費だと思う。
そのために1000憶円が適性価格なのかは自分は詳しくないので知らないが、
斎藤案をこのまま進めるべきでないのは自分でも十分理解できる。
12年尼崎で市長をソツなく勤め上げたのだから、心配ないんじゃないですかね。
隣で見ていた西宮市長も太鼓判を押しているので、市長として優秀だったんだと思う。
https://toshiro.jp/2024/10/31/4498/
身近で見ていた県会議員全員から不適格とみなされた斎藤知事とは大違い。
似たような話として民主党出身で千葉市長→千葉県知事の熊谷氏も名市長として名高いし。
・職員のコミュニケーションができず、現場が疲弊する(長妻昭)とか、
そういう弊害が起きた時で、むしろ斎藤氏がもし再選されたときの方がそういう懸念が大きいのでは。
何を根拠に言っているのか知らないけど(興味もない)
市長を12年やってやらなかったことを知事4年でするとも思えないし、
今度は自民党がバックについているので、自民党が本気で嫌がることはしないんじゃないですかね。
刑事裁判で被告人の言うことが全て100%認められるのなら刑事事件で有罪は存在しない。
多くの弁護士が最初の告発文書も公益通報として認められると指摘しているので、
また、百条委員会で告発文書に真実があったことは明らかになっている。
本当にただの怪文書なら誰も本気にしないのだから犯人探しなどせずに
もし〇〇していたことが本当でも、「死をもって抗議する」を普通に解釈するのなら、
「斎藤側が元県民局長を調べ上げるときにパソコンを押収し、そこで
元県民局長のプライベートを知り、『斎藤側に不利な証言をするのなら秘密を暴露する』等脅されたので
そういうことになった」
ということであるはず。
・副次的に知ったプライベートなことを目的外に使うのは完全な守秘義務違反である。
また、斎藤側の対応が不適切であったこと、そのために死者が出たことに何ら変わりはない。
奥谷議員がある程度の事情を知っていて隠していた(知らないと嘘をついた)
「斎藤知事の資質を問うのに直接関係の無い個人のプライバシーが世に出るのを抑えたかった」
からでしょ。
「議員とマスコミ全員がグルになって斎藤に有利な情報を隠していた」
なんてのはただの妄想。
少なくても自分は(極悪人ということになっている)井戸県政に何の不満もなかった。
告発文書が出る前、自分が斎藤知事を意識したのは、プレミアム付きデジタル商品券「はばタンPay」
その時の感想として、
「なんでこんなところに知事の写真があるんだ。この知事は自分大好き人間だな」
というものだった。
他にも、街や公共機関に以前あったはばたん(兵庫県のゆるキャラ)のイラストが軒並み
「権力をかさに県の業務で自分の顔写真を宣伝する自分大好き人間」
いう感覚を持っていた。
なので、一連のパワハラ(職員が自分を最恵待遇しないと職員に怒る)
が報道されたときは、自分の肌感覚と一致していたので、全く違和感が無かった。
「県民のためという信念を持ち、既得権益にまみれた職員と戦う権力基盤が無い県知事」
「県民のためという信念を持ち、既得権益にまみれた職員と戦う権力基盤が無い県知事」
それ以外の人でも、この文章兵庫県民に見せて感想をもらってくれるとうれしいです。
返事書いた
https://note.com/yoshiki_okmt/n/nfab2ae59815f
「いやいや、給料払わないで社員にゲーム開発を続けさせるなんて、ブラック企業でしょ。何言ってんだ、岡本は!」
そう思われる方も、少なくないでしょう。ほかの業界だとありえないかもしれません。これは、ゲーム業界であるゆえの選択でした。会社が生き残るためではなく、みんなが再就職しやすくなるための最善手が、ゲーム開発を続け、リリースすることだったんです。
ゲーム開発とは、1作品を完成するのに最低でも2年はかかります。そうなると、会社が倒産するからといって開発を止めてしまうと、担当者の直近2年間の実績が何もないことになってしまいます。
数年間ゲーム開発に携わったのに「実積ゼロ」とは、特に若い人たちにとって、再就職のときに非常に不利になってしまいます。
一方で、何かしらリリースさえできていれば、「このゲームの、この部分を担当していました」と経験者として採用してもらえます。だから、会社がいよいよ危ないとなったとき、彼らの再就職のための、つまり彼らのこれからの人生に対するぼくなりの最善手が、ゲーム開発を続けることだったんです。
何は無くとも未払いはダメってのはあるとして、
再就職のための実績をつくってあげようとしてたってのはなあ・・・
再就職のためっていうなら3か月で勉強とか簡単なインディーゲーム作るとかでもよかったんじゃ・・・
本人も書いてるけど業界だと実際に発売されたゲームしか実績にならないからとかかなあ
というか本人がそういう基準で人を選んでいたってことかなー
当時はまだインディーゲームいまほど流行ってなかったとはいえ、月姫fateひぐらしはとっくにバズりおわってた時期だし
んで結局未払い3か月でゲーム完成したんだろうか?
全国各地の、あげたら「わあ!」って印象に残れるようなお土産知りたい。
わたしは三重県(鳥羽市)のシェルレーヌが好き。あとお菓子じゃ無いけど同じく三重県のミキモトの入浴剤。
もはや東京とかに出店しておりご当地お土産かは微妙になってしまったが、かつては静岡県の自慢だった治一郎のバームクーヘン。
箱根ラスクのバジルもやたら美味しいが小分けないのでばらまきにはちょっとかさばる&高い。
西伊豆の塩鰹茶漬も大変美味しいが、お茶漬けばら撒く絵面がちょっとなんともいえない。
個人的には上記ほどのヒットではないが、箱根の箱根の木ガトーショコラ、熱海の逢初、名古屋の小倉トーストラスクもわりと良かった。
あと鹿児島の蒸気屋かすたどんは味単体というか総合的なコスパが最高すぎて記憶に残ってる。
大体のお土産ランキングで上位に出てくるメンツ(萩の月、うなぎパイ、赤福、博多通りもん、白い恋人、東京ばな奈、信玄餅、鳩サブレーなどなど)も、別にいいんだけど、正直シェルレーヌ、治一郎と比べると見劣りせんか…?と個人的に思ってる。
あともはやお土産でもなんでもないけど、ゴディバのノーマルプリン、強火かためぷりん派で、クリーミーなタイプに当たるとがっかりする自分でさえ今まで食べた中で一番美味しかった。クリーミーなのに。手土産におすすめ。
困ったな、あまり悲しくないんだ
家を出て22年
今年5月に「病気が悪化してきたから会ってやってほしいが、仲立ちはしたくないので自分で連絡しろや」
という母からの胸糞な要請を受けて親父に連絡をして、向こうの希望するままにセッティングをして、すっぽかされた
そういう病気だし
しかし連絡がひとっつも来ない
そして昨日亡くなったと叔母経由で知らされた
もちろん母からは何もない
家を出た理由は根深くて書ききれないが、母とは違って親父とはいい思い出もあった
それにしても親父のためにと言うのならば、仲立ちくらいちゃんとやれやと思う
結局実家の人々は親父のために動く気はまるでなかったんだなと思うと、
「あんたも浮かばれないね」と言ってやりたくなるってもんである
なお、母には少しもいい思い出がないので、多分こっちは亡くなったら祝杯もん
さあ、葬式だ
きっと私は親不孝者として袋叩きにあうのだろう
まあ10年も経てばそんなことあるよね、ライフステージが変わればそうなる人もいるよね、というだけの話ではある。大学の友人もいずれそうなるかもしれない。
いわゆる「地元の友達」、その中でも進路が進学じゃなかった子達ともう価値観が噛み合っていない。
食事、酒、金銭感覚、文学、芸術、ポップカルチャー、美容、結婚、昇進、あらゆるものの価値観が全く違うところにある。
大学以降の友人たちや勤め先の人らは、比較的だれしもが会話を広げられる。(上司は経営者の目線というところで色々詳しいというのもあるだろうけど)
けど地元の彼彼女は「知らない」「興味無い」で会話をぶった切ってこちらが新たな話題を提供するまでだんまりだったりする。
なんでこっちがそっちの分かる話題探してやらにゃならんのだ。こっちの話をぶった切ったなら、そっちが話題提供してこいよ。
待ち合わせの報連相とか、手土産の選び方とか、人んち訪ねた時の態度とか、全部学生時代で止まってる。長い付き合いの友人宅でもそれは実家じゃないんだよ。配偶者や子供がいる家ならそれなりの配慮も必要になるじゃん。
「結婚したい」という話も聞くけど、話が広げられて教養のある人間と比べたら売り込むポイントがないのに、なんでお前らは数回しか会ってないやつと同棲しようとしたり、最初から熟年夫婦みたいな関係望んだりしてるんだよ。高望みすんな。正しく段階を踏め。
特定の1人、じゃない。複数人こんな調子のやつらがいるんだよ。ちょっと付き合い見直そうと思う。
「これ言わないとわかんないの?」みたいなのが増えてきた。こうして友達って減っていくんだな。
『ワイ婚活のために転職して、歯列矯正して、8kg痩せて、相手に合わせて手土産リサーチして、10着以上デート服買って、店やデート提案&予約して、多めに会計払って、100人アポ取って、10人並行して即レスしてってやれる事全部したから。
努力したくない、奢りたくないって男性の気持ちが全く理解できん。』
男は人生賭けて勉強したりスポーツで結果出して、高収入得るために頑張って
女がやるべき努力ってセックスで徹底的に奉仕して、一生のセックスパートナーとして男に満足を提供出来るかってのを証明することだと思う
男はそもそも歯並びや8キロ程度の体型の変化なんて別に求めてないし、100人アポ取るとか自分が有利になるための行動であって全く相手のことを人として尊重してない証拠
なんか新書に対して悪いイメージを持っている人がいるような気がするな
いや、これは「新書ばっかり読むような人」に対する悪いイメージなのか?
わからない
あるいは内容がキャッチーすぎて内容が無いだとか偏向しているとかそういう話なのだろうか
そういう本は確かにあるかもだけど面白い新書も沢山あるじゃんねえ
「新書は(何らかの人の属性)が読むもの」のようなイメージが世代によって異なる?
例えば教養を身につける目的で新書を読む、のような人を嫌う層はいるかもしれない
個人的には新書にいいイメージも悪いイメージもなく単なる読みやすい薄い本(という時点で若干のいいイメージ寄りか)という感想はあるが
価値観の違いがあるのだなあという気付きがある
これなんておまおれwww
ちょうど去年のこの時期、毒親持ち彼女に結婚ブッチされたよ。プロポーズして指輪買って式場予約して二人で住むことまで決めて、いざ一緒に住もうとした瞬間にブッチされたよ🤗
結婚を期に彼女が実家から離れられる環境をすべて用意すればいけると思ったし、それも散々説明した。プロポーズしたときはすんげえ泣いて喜んでくれた。たけど直前になって「やっぱり親を裏切ることはできない」だってさ。あのヘタレ女。
こんな俺からできるアドバイスは、まず向こうの親に会え。そしてそのときの彼女の反応を見ろ。それまで何も行動するな。ここでいう行動っていうのは、指輪とか式場とか新居のことな。君が向こうの親と会ってみてから、彼女と結婚するか判断しろ。必ずだぞ。
交際期間3年、ちょうどお互い31になったし、そろそろ結婚しようと持ちかけたのだけど、彼女は何かと理由を付けて親に会わせてくれなかった。俺は母親から「結婚は両性の合意があればできるって憲法にも書いとる。自分で決めた相手なら別に誰でもええ」って教わって育ったし、向こうの両親に会えないなら、その前に他の諸々のことも進めておこうと思ったんだよ。それこそ彼女もノリノリで指輪も式場も選んだんだ。うちの親と兄弟にも紹介した。だけど彼女の両親と会うことはずーっと引き延ばされた。平日は父が仕事から帰るのが遅いとか、土日は母の予定が合わないとかなんとか。
そんであれよあれよと進んでしまって、最終段階になってやっと向こうのお母さんに会うことができた。立派なホテルにあるカフェにビシッとスーツ着て手土産持ってさ。俺と彼女とお母さんの3人で話した。
お母さんは少し痩せ柄の、どこにでもいそうな普通の50代女性って感じだったが、会話が始まるとその異様さに気づいた。まず開口一番に娘がいかに非常識でヒステリックであり、自分がどれだけ子育てに苦労したか、ということを延々と演説された。最初のうちは愛想笑いでテキトーに相槌打っていたが、なにせ大好きな人の悪口をずっと聞いているなんて無理だった。俺は途中からずっと険しい顔をしてしまった。
何とか話題を切り替えて、自分と彼女の出会いとか、コロナのとき看病してくれたことの感謝を述べた後、娘さんと結婚させてほしいって伝えると、とにかく驚かれた。娘に気になる男がいたことは薄々気づいていたが、本格的に男女の付き合いをしていること、結婚の準備は着々と進んでいることを知って狼狽していた。その表情や言葉に、喜びの感情は一切無かった。
さらにちょっとした旅行もかねて、遠方にあるうちの実家に彼女と行きたいと申し出ると「申し訳ないが、結婚前の娘を泊まり掛けの旅行に行かせることはできない」と断られた。鈍感な俺は、これは箱入りってやつじゃない、毒親の呪いだとやっと確信した。
何より一番辛かったのは、彼女がその間ずーっと黙って俯いたままだったこと。彼女は「ずっと隠してたのは申し訳ないと思う。でも私はこの人と結婚したい。」と言ってくれなかった。それは彼女にとっての独立宣言であり、俺にとっての最大の援護射撃のはずなのに。2時間ほどの間、彼女は茫然自失のような状態で、本当に一度も口を開かなかった。
結局、お母さんの答えは「うちに帰って家族でよく話し合います」とだけ。その後、2週間ほどして彼女から別れを切り出された。結婚のための金も時間も俺の気持ちも、全部ドブに捨てられた気分だった。
長くなって申し訳ない。とにかく俺から言えることは「彼女の親に会え」ってこと。そこで君が結婚を申し込み、彼女も自分の親の前で結婚を宣言できれば、見込みはあると思う。それができない彼女なら、しょせんそこまでの女だ。さっさと別れたほうがいい。俺はまだ駆け出しだが、30代の婚活の厳しさを味わっている。
よその家にお邪魔するときは手土産を持たせるし、うちに呼んでほしくもないのであまりよその家にもお邪魔させてない。
多分、家の容積と構造の変化もこれをもたらしていると思う。
祖父母宅は屋根裏部屋も蔵もあって、収納スペースが大量にあったので、母屋の見えるところに収納をする必要はなかった。
自分が育った家は子供部屋が玄関から通じる廊下に直通していて、リビングにいる家の人に声をかけることはあっても中にまでは入らなかった。
今の自分の家は所謂リビングイン階段構造なのでリビングを通らないとどこにも行けない。
お姉ちゃんがお風呂に入っている間に弟の友達が遊びに来てリビングで遊び始めると風呂から出られなくなるあれ。
収納も少ないので、とにかくいつも家がごみごみしているから、誰かが来るとなると大掃除が必要。よって、あまり人に中まで入ってほしくない。
近所づきあいはそれなりにあり、子供も近所の大人と顔見知りだけれど、別にお互いに家の中にまで入らない。
子供のころは友達の家に行ったり、自分の家に今でいう放置子な子供が入り浸ったり、親の友達の家に泊まったりしてたけれど、誰かがいうような学びは特に感じなかったな。