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2015-09-11

昨日「釣りタイトル」と騒がれたアルツハイマー病の記事について

http://b.hatena.ne.jp/entry/www3.nhk.or.jp/news/html/20150910/k10010224521000.html

私も昨今の釣りタイトルの多さには辟易しているが、この件は違うと思うので解説したい。

(私は医者研究者です。)

まず最初に、アルツハイマー病とアルツハイマー認知症は違う。

アルツハイマー病は、極めて稀な遺伝性疾患で若年性認知症を引き起こす。

映画私の頭の中の消しゴム」の主人公罹患した病気

原因はβアミロイドという異常タンパク質が膿の神経細胞に蓄積して細胞死を起こすことによる。

ゴミが溜まりすぎて死んじゃった状態。神経細胞がどんどん死んじゃうから認知症になる。

アルツハイマー認知症は、老人性認知症の約半数をしめるもので、

よくある病気というかむしろ正常な老化現象のひとつとも言える。

なぜアルツハイマー認知症と呼ばれるかというと、βアミロイドが脳の神経細胞に蓄積していて、

顕微鏡で見るとアルツハイマー病に似ているから。

クロイツフェルト・ヤコブ病狂牛病プリオン病と呼ばれ、異常プリオンが脳の神経細胞に蓄積して細胞死を起こす病気

正常プリオンは成体に必須大事分子で、用済みになると分解されるのだが、

異常プリオン分子のたたみ方が違うので分解できずに蓄積してしまう。

基本的には遺伝性代謝異常で起こる病気だけど、外来性に異常プリオンを多量に摂取することで遺伝性背景のない人でも発症する。

狂牛病クールー病のように異常プリオンを含むものを食べたり、

医原性ヤコブ病のようにヒト由来手術材料(脳の手術をした後に穴を塞いだりする)とか成長ホルモン投与などで起こる。

ここまでが基本的な背景。こっから本題の今回のニュース

アルツハイマー病は従来ではβアミロイドの合成・分解に関わる遺伝性代謝異常と考えられてきた。

しかしながら、このたび医原性ヤコブ病の脳を調べた結果、プリオンだけじゃなくてβアミロイドも蓄積されていた。

ということは、プリオンのみならずβアミロイドも、外来のものが蓄積する可能性があって、

から人へ伝搬されうる病気であることが示唆された。

間違えないでほしいのは、ヤコブ病でも認知症をきたすことは知られているが、今回の研究はその認知症の仕組みを探ったものではなくて、

あくまでもアルツハイマー病の原因となるβアミロイドの蓄積が顕微鏡的に認められたという現象論だということ。

「βアミロイドも人から人へ伝搬されうるよ」っていうのがもの凄いインパクトで、Natureに載るのもうなずけるぐらい凄い研究

ここでまた補足するけど、病原物質個体から個体に伝搬されることを感染定義する。

感染というと飛沫感染とか空気感染とか接触感染とかをイメージするかもしれないけど、ヒト材料による医原性感染も立派な感染だ。

したがって、上記の現象をまとめると、

アルツハイマー病の原因物質であるβアミロイドが、人から人に感染する可能性が示唆された」ということになる。

それをさらに要約して、「アルツハイマー病の原因物質から人に感染か」

というタイトルをつけるのは、医学的・生物学的に正しい表現だし、的外れでも大袈裟でもない。

意識と知性の高いはてブ民が、

バカがこのタイトルだけ読んだら『呆けた年寄りの近くに寄ったら自分も呆けちゃう』と勘違いして差別に繋がる」

なんてことを勝手危惧してNHKを叩くのは、余計なお世話だしパターナリズムじゃないか。

余談だが、昨年にアイスバケツチャレンジ話題となった筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因は、

TDP43という分子神経細胞に蓄積して細胞死をきたすことなので、もしかするとこれも感染性の可能性があるかもね。

2015-07-05

http://anond.hatelabo.jp/20150704182107

「お前はカルテを書かないからからない」と言って喫煙患者に説明を放棄するのをやめてくれ。

「わからないだろうけど、それは不健康」と言う割に、なぜ不健康なのか説明しない。

「その病気に(罹患する)する意味がわからない」と言うので、体調不良のいきさつを説明するが納得しようとしない。意味がわからない理由は言わない。

ただのカルテ書きとして存在してるならわかるけど、医術的アプローチ問題解決する立場の人にやられると辛い。

ぶっちゃけ病気を治したくないんだろ?」とツッコミをしたら負け、「いいから病気を治してくれ」と言いたくもない。

ダメなら理由を教えてくれ。できないなら理由を教えてくれ。それだけなんだ。(と、言うと機嫌が悪くなる。どうしてほしいの?)

これが医者と患者です。

2015-06-23

鬱病を怖がるようになったらもう大人

ファッション鬱は大抵、バカにされる。四方から攻撃を喰らい、ネットで「あたしたちって繊細だよね」「そうだよねこんな冷たい社会なんて生きていけないよね」と傷を舐め合うしかない。

で、そんなのが許されるのは身内の葬式に出るまで、昔で言えば親だけど、今は寿命が延びているので祖父母の死あたりだろうか。少し前に、私も最後の祖父母を喪った。

今年に入ってから必要以上にうつ病罹患を恐怖するようになった。

昔は楽しげにウツダシノウとか言っていたのに、今は恐れしかない。

イライラの多かった無職時代に処方してもらった眠剤最後の一錠を二年ぶりくらいに飲んだ。

半日仕事にならなかった。ワイン二日酔いして以来である

そう言えば、安定剤を処方してもらっていた頃、よく通勤電車で具合を悪くしていて、医師に成分最小の錠剤に切り替えてもらったことがあった。何種類も薬を飲んでいる繊細メンタリティな方々は、そりゃまともに働けなくなるわとあのとき悟った。

でも、今は事情が違うのだった。

うつ病をこじらせて自ら命を絶った友人は、肉料理が大好きだったにもかかわらず、死の前には老人や離乳期の赤ちゃんのように、お粥しか食べなくなったという。

今の私の味覚も満足感も、お粥最上である。どんなに贅沢な肉や好きな麺料理を食べても、お粥満足度には敵わない。お粥はいものなのだ

けれど、お粥を食べれは食べるほど、他の食べ物がどんどん美味しくなくなっていく。

とりあえずカロリー補給するだけ。

とりあえずなんか口に入れて暇潰しをするだけ。

そんな食品に、成り下がってしまった。

味覚が鈍化したかのようですごく怖い。

コロッケ?あ、こないだ吐きましたね。食べたときは美味しいと思ったんですが。

うつ病になりたくない、うつ病は怖い。だって治らないんでしょう。

でもこのままでは本格罹患してしまうかもしれないし、既になっているかもしれない。

どうしたらいいのか、うつ病なんて嫌だ。

2015-06-12

増田クリニック

ワークライフバランス概念が浸透するにつれ、あるいは労災認定における精神疾患割合の上昇を受けて、メンタルヘルス対策に力を入れる企業が増加していますが、増田共の会社はそんなのお構いなしに残業やらパワハラやら無理な納期やらを押し付けてきますが、いかがお過ごしでしょうか。

ビジネスパーソン罹患しうる精神疾患は、うつ病新型うつ病のみではなく、適応障害摂食障害パニック障害強迫性障害双極性障害社交不安障害パーソナリティ障害アルコール依存症、(若年性)認知症統合失調症ナルコレプシーを含めた睡眠障害など、実に様々です。例えば、会議恐怖などの社交不安障害からうつ病発症し、逃避的行動からアルコール依存に陥って職場不適応を起こすなど、複数精神疾患罹患して、複雑な病態を示すケースも少なくありません。ですが増田共がお勤めのブラック企業では、精神疾患羅患による人件費損失なんかには慣れているため、豊富精神科臨床経験を伴う最新の医学知識を有した箱田病院専門家企業内に配置することな検討しませんものね。

いまこそ増田病院をお尋ねください。

2015-05-27

たまに増田に書かれるホントっぽい愚痴って

心療内科に行くハードルをむやみに上げてることが原因なことが多い気がする。

最近立て続けにそういうのを読んで(消されてるのもあるのでトラバにはしない)、

身近でもそういう話を聞いて思ったんだけど、みんな精神的な病気を「穢れ」扱いし過ぎな気がする。

肉体的な病気は、そういう「穢れ」扱いって、差別だって言ってくれんじゃん。少なくとも表面上は。

日本メンタル系の病気に対する扱い、エボラ出血熱を「精霊の祟り」とか言う人達と、同じになってない?

自分は、親戚に医者いたこともあって、あんまりフィジカル病院には抵抗が無かった。

から風邪とか腹壊したとか打ち身みたいなときに、探しといた「かかりつけ病院」にちょくちょく行ってた。

自分の中では、歯医者と同じ感覚。相性もあるしヤブもいるけど、歯石取りたいって言って品定めしとけば良いみたいな。

でも、仕事で追い詰められた時、(自分では追い詰められてる感覚なんて無かったんだけど)

普段の医者に見てもらっても、疲れから風邪じゃね?という話しか出なくなった時期があった。

から思えばオカシイと思う言動も、自分じゃ気が付かないんだよね。

で、やっぱり自分心療内科に行くのは凄くハードルが高かった。

プリントアウトして病院にいけ」とか「メンヘルは恐ろしい」とか言う人達の影響が大きかった。

それに乗っかって、冗談揶揄してるのも同罪だと思う。

拡大再生産して、輻輳して、どんどんそのイメージが広がってる。

メンヘルとかさ、病んでるとかさ、心の闇とかさ、フィジカルだとそうやって揶揄しないじゃん。

自分も、「心療内科に行くのは、そういう人間なんだ」と思い込んでたもの

から、凄くハードルが高かった。

だって自分が壊れてるって宣言するの、怖いもの

自分大脳が壊れて、周りに迷惑をかけるのかもしれないとか認めるの。

これもしかしてオカシイですかってプリントアウトして持って行くとか、考えられない。

そういう考えがぐるぐるしだして、でもやっぱり有給を使うしかないみたいな状態が続いて、

ついに医者から「一回見てもらったら?紹介書いてあげるから」と言われて、心療内科に行った。

物凄く抵抗があった。

行きたくないし怖いし不安だし。

紹介文がなかったら自分も多分行かなかった。

でも、行ってみたらごくあっさりした感じで、薬を出された。

身の上話も、診断テストも、カウンセリングみたいな想像してた恐怖の「自己晒す」という部分がなかった。

結局、薬が効かないみたいですとか、じゃあもちょっと強めの睡眠導入剤にしてみようかみたいなのがあって、

良く眠れるようになった。胃腸の具合も改善した。具合も元に戻った。

自分場合は、ストレスから睡眠不足になってたのが原因みたいだった。

それを自覚すると、ストレスの原因を減らそうという気にもなった。

拍子抜けしたし、なんかこれなら合わなかったら調べて他の心療内科行ってみても良いかなと思えた。

当然、睡眠障害が専門の医者と、他の病気が専門の医者だと、対応も違ったんだと思う。

たまたま自分場合最初に紹介された心療内科医が合ってたみたいで改善したけど、これなら歯医者感覚で良いかなと思えた。

ネットだと情報がよく手に入る。外聞も気になる。

でも今ネットにあふれてるのは「インフルエンザ罹患は、社会害悪、関わると死ぬ」とか言われてるのと同じなんだよね。

「熱でダルい」ってつぶやくと「体の壊れた欠陥品め、ゲロと鼻水をビニール採取して病院にいけ」みたいな状態。

そりゃ、鼻水とかゲロを集めて病院に持っていけば、診断は楽かもしれないけど、行くハードルは上がる。

ハードル上がれば、面倒だし、鼻水集めるとか嫌だし、騙し騙し会社に通うことになる。

公衆衛生に悪いのは自分でも理解してても、やっぱり行けない。

いつか倒れるまで。

でもさ、インフルエンザの「疑いがある」時点でさ、みんな病院に行くじゃん。

とりあえず保険証持って、別に鼻水採取しないし、そうなった理由とか話さないじゃん。

インフルの時は出社されたほうが迷惑から有給使うべきだって社会になってきたじゃん。

インフル自己責任免疫の壊れたフィジヘル。恐ろしい恐ろしい」とか言わないじゃん。

同じようにさ、とりあえず何も持たずになんか調子悪いんだけど程度で心療内科に行けるようになるべきだと思うんだよね。

極端なアドバイスって、ハードルをあげる。

ブラックかもしれない、じゃあ会社を辞めろそれはお前がダンピングしてて社会害悪だ、みたいなさ。

サービス残業に対するアドバイスが、会社を辞めるか組合を作るかしか無いって、やっぱ変だと思うんだよね。

まずは、体調は大丈夫なのか、金曜夜だけでも早く帰るようにならないか、理由をつけて残業をしない日を作れないか、

ステップ・バイ・ステップで、ほんの少しづつ出来る事からするのが、具体的だと思うんだよね。

でも、「会社を辞めろ」「組合作れ」って言われたら「そうか。じゃあ我慢してサービス残業し続けるか。辞めても職もないし面倒だし」になって悪化するんだよね。

世の中そんなにデジタルゼロかイチかじゃなくて、もっと曖昧でばっくりしたものだと思うんだよね。

この文章が届く人がどれくらい居るかわからないけどさ、

  • 夜、寝付くのに時間がかかるようになった
  • 朝、会社に行く支度をぐずぐずと時間をかけるようになった
  • ご飯の味がしなくなった。なんとなくお腹が緩いのが続いてる。
  • 今まで興味があったこと(趣味とかペットとか)に興味が持てなくなった。
  • 物忘れが増えた。単語が出てこないことが増えた。咄嗟に反応できなくなった。
  • イライラするようになった。ヘコみやすくなった。なぜか泣くようになった。泣けなくなった。
  • なんとなく、精神的なストレスがたまってる気がする

この程度のことで、心療内科に行くといいと思う。

ほんとに「この程度」って時に、歯石を取るつもりで、心療内科にかかって良いと思う。

話したくないこととか、話しづらい事は、話さなくて良いんだよね。

人間って意外にイイカゲンで、薬で胃腸も眠気もコントロールできるし、それだけで回復したりする。

肺炎になってから入院するより、風邪のうちに診てもらう人のほうが多いわけじゃん。

からもっと気楽に心療内科行こうぜ。

ブコメもさ、「このコメントベランダの手すりの上に立ってる人間に対する、最後のひと押しになるかも」と思って欲しい。

釣りじゃない増田愚痴って、そういうレベル人間を見かけると思うんだけど。

インフルで弱ってる人間に「フィジヘルは恐ろしい」とか言葉を投げつけるの、相当醜悪だと思う。

何の意味もないし、むしろ公衆衛生にとって害でしか無いと思うんだけど。

他人病気揶揄するの、一人でも減って欲しい。

病気じゃなくても、他人の身体的特徴指さして笑うの醜い行為なわけじゃん。他人精神的な特徴も、笑わないで欲しい)

2015-05-26

http://anond.hatelabo.jp/20150525154930

呼んだ?呼ばれた気がしてここに降臨

古来、ケツの穴の小ささは心の狭さ、器の大きさに比例するという

貴方メンタル大丈夫だろうか?

大腸がん検査、それは「便潜血検査」、大腸がんウンチョの細い太いには関係ない

ちなみにウンチョがのり佃煮(今、桃屋の「ごはんですよ」食べている人すまん)は胃の出血が原因だから胃潰瘍

便潜血検査成人病検査の項目だ、つまりオッサン、40才以降毎年だったかな、必須科目だ

何をするかというと、自分ウンチョを目の前に持って来て、その表面をスティックでなぞるのだ

まず、ウンチョを採取しなければならない

いつもは”こと”を済ませたら永訣のレバーをひねるだけだ

しか採取の朝は違う

説明書にはトイレットペーパーを幾重に折って「受け止めろ」と書いてある

まれ出る我がコを受け止めろとな

うそうできる体験ではない

長い一本グソをすると手のひらのトイレットペーパーからはみ出るから肛門様に力を入れてねじ切る

ケツの穴の小ささは、その時にだけ役立つな

マジマジでウンコを見る機会が来た、しか自分の手のひらの上

そして「我がコ」の表面をスティックでなぞるのだ

トイレットペーパー越しとはいえずっしりと感触がある我がコを目の前にする

まあ目の目に持ってこないと作業ができないが

その表面をスティックでなぞる、スティックには溝がありその溝にウンチョが均等に付着するように

便潜血検査趣旨は、大腸ウンコが通るとき腫瘍から出ている血液が付いているかを調べることだという

テクニックウンコの表面を撫でる、ウンコにぶっ刺してはいけない、撫でるようになぞるのだ

ここまで書けば十分だろう

嫌が応でもそのうちあなたも、朝からウンコを”こねる”日が来る

私はコネラーでは無いし、そのいわゆるスカトロジー的な思想も無い嗜好も無い

からウンコをこねた日は一日ブルーだ、見た目、手の感触、ひと肌のぬくもり、そして「臭い

その所作だけで徹夜したほどのメンタルを消耗する

有休を使ってその日は休もうと思いたくなるが、理由が「ウンコこねた」では世間体が悪い

余談だが、採取済みの専用容器は要冷蔵

わかるな、皆まで言わすな、何も考えずに冷蔵庫に入れよう、考えるだけ苦悩が続く

最近大腸がん罹患者が増えたらしく2本取ってこいという

・・長くなったので肛門様に力を入れてねじ切るように筆をおきたいと思う、グッドラック若造

2015-05-24

http://anond.hatelabo.jp/20150524125348

呼んだ?呼ばれた気がしてここに降臨

そんなに見たいの?そんなこと言ってるようじゃ、まだまだ若いね、若気の至りだね

イヤでもマジマジと見なければならない日が来るから、それが和式でも洋式でも

それは「便潜血検査

成人病検査の項目だ、つまりオッサン、40才以降毎年だったかな、必須科目だ

何をするかというと、自分ウンチョを目の前に持って来て、その表面をスティックでなぞるのだ

まず、ウンチョを採取しなければならない

いつもはあなたが言う通り済ませたら永訣のレバーをひねるだけだ

しか採取の朝は違う

説明書にはトイレットペーパーを幾重に折って「受け止めろ」と書いてある

まれ出る我がコを受け止めろとな

うそうできる体験ではない

長い一本グソをすると手のひらのトイレットペーパーからはみ出るから肛門様に力を入れてねじ切る

マジマジでウンコを見る機会が来た、しか自分の手のひらの上

そして「我がコ」の表面をスティックでなぞるのだ

トイレットペーパー越しとはいえずっしりと感触がある我がコを目の前にする

まあ目の目に持ってこないと作業ができないが

その表面をスティックでなぞる、スティックには溝がありその溝にウンチョが均等に付着するように

便潜血検査趣旨は、大腸ウンコが通るとき腫瘍から出ている血液が付いているかを調べることだという

テクニックウンコの表面を撫でる、ウンコにぶっ刺してはいけない、撫でるようになぞるのだ

ここまで書けば十分だろう

嫌が応でもそのうちあなたも、朝からウンコを”こねる”日が来る

私はコネラーでは無いし、そのいわゆるスカトロジー的な思想も無い嗜好も無い

からウンコをこねた日は一日ブルーだ、見た目、手の感触、ひと肌のぬくもり、そして「臭い

その所作だけで徹夜したほどのメンタルを消耗する

有休を使ってその日は休もうと思いたくなるが、理由が「ウンコこねた」では世間体が悪い

余談だが、採取済みの専用容器は要冷蔵

わかるな、皆まで言わすな、何も考えずに冷蔵庫に入れよう、考えるだけ苦悩が続く

最近大腸がん罹患者が増えたらしく2本取ってこいという

・・長くなったので肛門様に力を入れてねじ切るように筆をおきたいと思う、グッドラック若造

2015-05-05

働く量を4/5に減らしたい

軽い5月病に罹患しているせいかもしれないけど、働く量を4/5に減らしたいと思った。

だいたい7という数字を2つに配分するなら、4:3で分けるのが自然ではないか。(朝三暮四三寒四温…)

そんなわけで、週に4日働いて3日休むのがデフォルトになればいいなぁ。

2015-02-26

http://anond.hatelabo.jp/20150226182404

中学生の作文なんか、知能高い子ほどまるっきりイッちゃってますけどね、あなたの水準で言うと。

ただ頭のいい子は視野修正能力も高いから中二病にでも罹患しない限り、すぐに立派で大人びたものをかたるようになる。つまんないけど。

あなたはきっと、りっぱな文章をお書きになるんでしょうね。

文才なき私としては、羨ましい限りです。

2015-02-24

「人の分まで食べてしまう」という病

5個入りのお菓子があってその場に5人いれば、普通は「自分デフォルトで許された取り分は1つで、それ以上食べたければ場にいる人との交渉が必要になる」という意識が働く。

大皿に盛られたおかずがあってその場に2人以上いれば、普通は「その場にいる人全員が一定量を食べられるよう見計らいながら食べる。独り占めをしてはいけない」という意識が働く。

どうやら世の中にはこの単純明快機能を身につけていない人が相当数いるようである


この手の話で最も有名なエピソードとして挙げられるのは「震災おにぎりの話」であろう。

被災した4人家族の一家に、ひとり1個ずつ合計4個のおにぎりが配給された。ところが一家の父親は4個のうち3個を妻子の前であっという間に平らげてしまった。困惑した妻が「私たちの分は……?」と尋ねると、ようやく残り1つを「食べる?」と差し出したという話で、真偽は不明だが「震災離婚の原因の一例」としてネット上では広く流布されている。

同種の話はネット上には枚挙に暇がなく『大量に作り置いた好物の唐揚げを、突然訪問して来た彼氏に有無を言わさず大半喰い尽くされたので別れた』『食事に行くと、割勘なのに出て来る料理の大半を彼氏が食べ尽くしてしまう』『大皿でおかずを出すと、夫が他の家族の分を考えずおかずの9割を食べる』『夫が戸棚に隠していた子供おやつ誕生日ケーキ勝手に食べて子供を泣かせた』等、様々なシチュエーションでこの手の被害が報告されている。

先天的にそのような気質の持ち主なのか、躾や教育関係でそのように育ってしまったのかは判然としないが、この病に罹患しているのはどういう訳か圧倒的多数男性のようだ。

男児は『好きなだけ食べなさい』と甘やかされやすいのでは」「逆に兄弟の多い家庭で食べ物を取り合って育ったので食物に執着しやすいのでは」等、理由については色々と推察されているが、性差以外ではハッキリ断言できるほど大きな共通点は挙げられていない。

強く非を指摘されることで行動を改める場合と全く改まらない場合、親しい人間に対しては症状を顕すが公的な場では通常通り振る舞える場合等、予後や症状の出方についても様々である


前述のような被害報告が話題に上る度「自分の身近にもこういう輩がいる」というコメントは相次ぐが、この病を持った当人意見はあまり聞かれることがない。稀に見られるコメントとしては「無意識についやってしまう。よく家族に怒られるし悪いとは思うが改められない」というもので、本人にはあまり病識がないのかも知れない。

何故彼らがこのようなことをしてしまうのかについての思い当たる原因、どうすれば症状が改善されるかについての予想や体験談等、ご存知の方はご意見をお聞かせ頂けると幸いである。

2014-12-14

最近アニメとか漫画での中二病の扱いっておかしくない?

中二病定義伊集院光氏が提唱したものから異能バトル系の妄想を好む人達も含まれるようになった、みたいな詳細な経緯は割愛

中二病でも恋がしたい!」「異能バトルは日常系の中で。」など、最近やたらと中二病を題材にしたアニメをよく見るようになった気がする

なんていうか、「邪気眼が疼くうわあああ!!」とか言ってるキャラクターの滑稽な様子を笑い飛ばすだけならなんとも思わないのだけれど、中二病を題材にした作品というと必ずと言っていいほど「中二病とは幼児性と承認欲求が云々~」みたいな的外れすぎる考察をしだすから何言ってんだこいつ?」ってなことになってしま

異能バトル系妄想リアルで披露しちゃうレベル罹患しているという、その手の漫画しか存在しないレベルで患っている後天的付与された意味の方の中二病患者伊集院光氏が提唱した方の中二病中途半端に当てはめて考察しようとするからこのような齟齬が生まれるのだと私は考える

うまく言えないけど、アパート住まいの気の短い壁ドン常習犯のオッサンに「現実少女漫画勘違いしてる痛い男」とか言っちゃったり、逆に少女漫画肉食系イケメンキャラ壁ドンを「怒りすらコントロールできない犯罪者予備軍」とか言っちゃったり、今のアニメラノベ等での中二病の扱いというのは大体こういう頓珍漢で食い違ってる感じなんだと思う

2014-09-25

精神科慢性期病棟で働いて一年経った(長文)

昨今では忌み嫌われる長文で、たいして面白くもない内容なので誰も読まないだろうが、それでいい。

軽く自己紹介精神科病棟で働きはじめて一年になろうとしている。看護助手契約社員。今年で21歳になった。

一浪して合格した、世間的には難関と認識されている、都内の有名私立大学()を半年で退学して、今の職場に入った。高卒資格なしで将来食っていけるか不安なので、不況でも食いっぱぐれないと聞く、看護師を目指そうと今は考えている。それ以前はコンビニアルバイト日雇い倉庫作業くらいしかしたことがなかった。退学した理由はくだらない。授業に出席せず、単位取得における必須出席率(三分の二)に満たなかったので、留年がほぼ確定していたかである受験当初から志望校などなく、勉強もさほどせず、たまたま合格した大学にとりあえず入ったという塩梅で、絶対に卒業しなければならないという意志もなかった。中流家庭で経済的には比較的恵まれていたので、仮に努力さえすれば(一般的大学生にとってはそれは努力ではなく普通ことなのだろうが)一留したとしても卒業はできたはずである。まったく親不孝な息子である

わたしが働いているのは比較的症状が安定した患者が療養する慢性期病棟である患者の平均年齢は65歳くらいで、ほぼ全員が統合失調症患者である。平均入院年数は約15年である医学的知識に乏しいので統合失調症とは何かといった説明はしないが、約100人に1が罹患するとされている疾患である自分の身近に統合失調症を患った者がいても珍しいことではない。事実、わたしの身内にも罹患者がいる。距離的に頻繁に会うことはできず、ほとんど疎遠である自分と年齢が近いこともあり気にかけている。

病棟で働いていくつか思ったことあるので適当に書き連ねる。

慢性期の開放病棟とは言え、当然ながらそれは院内における開放という意味であって、自由に院外に出られるという意味ではない。あたりまえのことだ。また患者各々の処遇によって、院内開放の認められる患者とそうでないものがいる。前者は全体の三割ほどだろうか。それ以外の患者看護師同伴での外出の外は、ほぼ365日病棟内で過ごすことになる。彼らの生活は異常なほどに規則正しいものになっている。規定時間に起床を促され、看護スタッフ監視(長年にわたる薬の服用がもとで嚥下問題がある患者が多く、誤嚥で窒息する恐れがあるため)のもと朝食を済ませ、その日が入浴日であれば風呂に入るよう半ば強引(彼らは清潔観念が乏しく風呂嫌いが多い)に促され、昼食を食べ、自主参加ではあるが作業療法に参加し、夕食を済ませる。食後は各々に処方された抗精神病薬を服用し、就寝前には看護用語でVDSと呼ばれる就寝前薬を服用し消灯、就寝となる。もちろん彼ら全員がすんなりと眠ってくれるわけではないので、必要に応じて追加薬として眠剤さらに服用させる。それでも睡眠ゼロ時間で朝をむかえる患者もいるが。

規則正しい生活健康を保つ秘訣であるとは言われるが、物事がすべて規則的に進む環境に長く置かれれば、精神的に健康人間でも何らかの精神症状を示すようになるのじゃないかと思う。何事も適度にやることが大切である。仮に自分が彼ら患者と同じ生活をしてみるとなれば、1ヶ月も耐え切れないのではないか。

普通の人から見れば異常な規則生活を強いられているばかりでなく、彼らはプライベート空間を与えられていない。病室は4人1部屋の総室であり、ベッドにはカーテンが備え付けられはいるが、必要とあればスタッフが遠慮無く開けるのでプライバシーの確保としては機能しない。唯一例外として挙げられるとすれば個室トイレであるが、それでも外側から簡単に鍵を開けられる。もちろん理由はある。ここは精神科である患者を1人にするのはリスクが伴う。その最悪のリスク患者病棟内で自殺するというケースだ。自殺するのに銃もロープも包丁必要ない。タオルシーツ1枚で十分である。首を吊る必要もなく頸動脈を絞めれば尻をついた体勢でも逝ける。患者希死念慮の疑いがあれば、保護室と呼ばれる個室で隔離し、常時モニターで観察する。必要であれば拘束帯で手足、体幹を拘束する。それは仕方のないことである個人的にも思う。そのようなことがあれば直ぐに訴訟になり、病院だけでなく医師看護師資格を有していない看護助手裁判にかけられるのである人間が外部との接触なく常に1人きりで長時間過ごすことに耐えられないのは、拘置所などにおけるSolitary Confinementが精神に及ぼす悪影響を鑑みれば明らかであるが、それでも生活の中に1人の時間を設けることは精神の安定にとって非常に重要なことである

一日の中で病棟が最も活気にあふれるのは3時のおやつ時間である患者小学生の小遣いほどの小銭を握りしめて、病院に併設された売店へと向かう。わたしも幼少時代、同じように手汗にまみれた小銭を握りしめ駄菓子屋へ足を運んだ記憶があるが、自分より2回り以上年齢を重ねた彼らが喜びと興奮の面持ちで売店に赴くのである。もちろん離院されては困るのでスタッフ同伴である。なかには1時間も2時間も前から「○○さん、おかし」とこちらが辟易とするほど頻回に訪ねてくる患者もいる。そのたびに「△△さん、時計見てください。今何時ですか?3時まで待ってくださいね」と説明する。しか時間を把握することができないのか、理解に乏しいのか、その後にわたって同じやりとりが何度となく繰り返される。そしておやつ時間が近づくと、患者詰所ナースステーション)に詰めかけて「かいものかいもの」の大合唱がはじまる。入社して形式的研修を終え、病棟で働きはじめた初日、その光景を目の当たりにし、「これはなにごとか、いったい今から何が始まるんだ」と誇張なしで思ったものである。一度に売店へ連れていけるいけるのは、多くて5名である。それに対して2名の看護スタッフが同伴する。離院のリスクが高い患者はマン・ツー・マンで対応しなければならないので、業務の都合上、最後に後回しにしざるをえない。この対応に納得のいかない患者は時としてもの凄い険相でこちらを睨みつけたりもするが、申し訳ないが待って頂く。いざ売店へとたどり着くと、患者菓子の並ぶ棚を物色し、各々お気に入り菓子飲み物十中八九コーラである)を買うのだが、彼らの選択肢はさほど多くはない。金銭的な問題もあるが、誤嚥のリスクが高い菓子類(特にパンや、硬いもの)は遠慮してもらう。病棟へ戻り、スタッフの目の届く範囲のテーブルで購入した菓子を食べるのだが、彼らの食べる、飲むの早さは尋常ではない。これは食事においても同じであるコーラを飲み干す早さは、ハイキングウォーキングQちゃんにも引けをとらないだろう。

余談だがこの病棟にはデイルームに自動販売機が1つ設置されているのだが、患者が選ぶのは常にコーラであるコーラの横に並ぶ水やお茶などを患者が買う場面を見た試しがない。聞くところによるとこの傾向はこの病棟病院)に特異なものではないらしい。特にかくコーラの消費量が半端ではないのである。1日になんども業者コーラの補充に来る。仮に1日のコーラ販売数が最も多い自販機であったとしても驚かないだろう。

ここで少しOT活動作業療法)について触れておきたい。その内容ではなく病院経営観点から見た作業療法である。わたしは不勉強参加者1人あたりの診療報酬がいくらで、具体的に自分の働いてる病棟で月あたりどれほどの利益が出ているのかといったデータは知らないのだが、現状でも結構な額の利益を稼ぎだしているようなのであるしかしそれ自体はなんら問題ではない。病院利益を出さないかぎり存続が危ぶまれるわけであり、それは結果として直接的に患者不利益になるので致し方無いだろう。しか病院経営者としては、さらなる診療報酬の増収を求めて参加者の今まで以上に増やすことを病棟プレッシャーをかけてくる。だが経営観点からのみ作業療法を考えるのは、本末転倒であり、本来の作業療法の意義を見失いやしないだろうか。普段活動意欲の乏しい患者たちの他者交流する機会の場を提供したり、同じことの繰り返しである日常に些細でも刺激や楽しみを見出させ、活動意欲の向上を目指す。わたしは作業療法士ではないので専門的な知識はないが、研修とき作業療法士からそのような目的を聞かされた記憶がある。作業療法は任意参加である。もちろん参加したほうが治療的には望ましいことは間違いないが、患者自身活動に対して主体的にならなければ効果は期待できない。仮に活動に参加しない患者には売店へ行かせない等のやり方で、強制的に参加を促したところで継続しないのは明らかで、それ以前に患者自身の金でおかしを買わせないとなると人権侵害である。ある患者は「おもしろくないから、わたしはいいよ」と参加を断り続けている。確かにプログラムマンネリ化していることは否めない。病院作業療法士仕事に対して不真面目であるからではない。みな限られた予算のなかで真面目に患者のことを思い必死でやっている。要は作業療法で得た診療報酬はどこに還元されているのかという話なのである。言うまでもなく、参加をしぶっている患者に対して毎日声掛けしている現場スタッフには還元されない。それは別にいい。しかしOT部門への予算を増やす給料面で還元するなど多少はできないのだろうかと常々感じている。慢性期病棟ほとんどの患者退院が見込めないため、患者を金づるにし作業療法による診療報酬利益を出そうとう考えなのだろうか。これは完全なる愚痴である

わたしは今まで目的も夢もなく堕落的に生きてきたので、それゆえか「生きがい」だとか「なぜ人は生きなければいけないのか」といった面と向かって口にするのは恥ずかしい問題だが、漠然と考えてきた。

いままでは、どちらかと言えば普遍的命題として考えていたのだが、統合失調症を身内に持つものとして、同じ疾患の患者毎日のように接触を持ち、「彼らに生きがい、あるいは生きる目的があるとすれば、それはなにか」といった具体的な疑問に変遷していった。

ある患者病棟での生活で一番楽しいことはなんですか、と尋ねたところ「(部屋の窓から)道をみること」という答えが返ってきた。わたしから見れば、そんな些細なことが彼女にとって一番楽しいことなである。別の患者は「婚約者結婚して二人で暮らすこと」だと言う。彼には婚約者もいなければ彼女もいない。すべて妄想なのであるしかし誰が「あなたの言ってることは妄想によるものですよ」などと否定できるだろうか。このような閉鎖的な環境で長年生きていれば、自分虚構世界をつくりあげてそれにすがって生きていくしかないのではないかと個人的には思う。

精神疾患に対して偏見を持っている者は多くいるだろう。わたし自身も実際に今の職場で働き始めるまで偏見を持っていただろうし、今も偏見はあるだろう。偏見というものは概して無意識のうちに身体に染み付いているものであって、「わたしは○○に対して偏見はありません」などと平気で言う人々は疑ってかかったほうがいい。自分のなかに偏見があることを自覚し、それを少しでも減らしいくことしか我々にはできない。ちなみに今までこの文章は、一つの精神病院にたった一年しか勤めていない人間が書いたものなので多分にいろいろなバイアスがかかっていることだろう。

(追記)

ここで、わたしは実際のところ統合失調症患者です、つい先日退院しました、と書けば結構釣りになるのだろうが、残念ながらそうではない。

上記の文章を読まれたかたは、鬱屈した患者たちの姿を想像されるかもしれない。彼ら患者たちは、閉鎖的な環境長期間に渡る入院生活を余儀なくされている。憐れむべき現実だろう。病棟に飾られた造花の紅葉では秋の匂いを感じさせてはくれない。夏が過ぎ去った後の秋風の涼しさを感じることもできない。しか患者たちの表情は思いのほか明るく柔和である。無論、ついさっきまでニコニコとしていた患者が、いまにも殴りかからんばかりの表情に急変することは多々あるのだが。概して、彼らは彼らなりに現在環境適応し、楽しみを見つけながら生活している。

彼らは退院することな死ぬまで病院で過ごすことになるのだろうか。慢性期病棟長期間入院する患者退院が難しいことは言うまでもない。特に高齢者となると退院後の受け入れ先が限られてくる。また患者自身退院したいという意欲に乏しいという場合もある。それもそうだろう。入院生活が十数年にも及ぶとなると、社会復帰をためらうのも無理もない。病棟の五十代のある患者精神症状もほとんど見られず、一見して彼が精神障害者であるとは思えない。人当たりの良いハゲのおじさんといった風貌である精神保健福祉士が先頭に立って、退院実現を図ろうと粘り強く退院促進をすすめている。退院後は病院デイケアを利用してもらう計画である。それでも普段多弁である彼は、退院という言葉を聞くとそっぽを向いて耳を貸さない。

ショーシャンクの空に』という映画がある。有名な映画なので観たことのある人も多いだろう。そのなかでモーガン・フリーマン演ずる囚人レッドがこんなことを言う。

「あの塀を見てみろ。はじめは憎らしく見えるだろうが、しだいにそれに慣れ、しまいには依存するようになる」

わたしは退院をしぶる彼を見て、長期入院している精神科患者も似たような心境の変遷をたどるのかもしれないと考えることがある。ホームレスと違い、入院していれば働かなくとも毎日腹を満たすことができる。そのかわり自由制限されるが、ときとして自由は重荷にもなりうるのであるしかし彼は年齢的にまだ中年であり、やりたいことも多々あるだろう。彼が恐怖心を断ち切り、入院生活に終止符を打つことを願っている。ダメだったら戻ってくればいいいのである

精神科で働いてわかったことは、統合失調症という人格存在しないという当たり前の事実である。彼らには統合失調症という共通項があるにしても、性格精神症状も皆異なる。それがこの疾患のおもしろいところと言うと語弊があるかもしれない。しか患者と日々接するのは、うんざりするどころか楽しいである。たまに患者ヤクザ口調で怒声を浴びたり、軽く殴られたりもするが、病気のせいだと考えれば、それも仕事だと思える。頓服薬を服用して落ち着いた患者は、自ら「さっきはごめん」と謝ってくる。わたしは「べつに気にしないでいい」と答えるだけである

最後に、ある六十代の患者さんは「葬式ないよね?」と頻回にスタッフに尋ねる。彼女が「姉さん」と呼んでいる妹さんが死ぬという妄想があるようで、妹の葬式はないかと確認しているのである。とりわけ、わたしに対して尋ねてくる。恐らくはわたしが坊主頭で、彼女に坊さんと呼ばれているからであろう。わたしが実際に坊さんではないことは理解している様で、ある時冗談で、「○○さん(彼女)が死んだら、葬式は僕に任せて下さいね」と言うと、彼女は笑った。ブラックジョーク理解するだけのユーモア精神のある患者さんである

2014-08-22

http://anond.hatelabo.jp/20140822175139

最初の方の報道では、多くの罹患者が道路に放り出され横たわっているとあったな。

家の者に伝染らないようにするためだろう。

俺ならそんな扱い受けるぐらいなら病院行きたいわ。

2014-08-09

ボラ政府社会

不思議なことに、「2ちゃん」とか「まとめサイト」とか「ツイッター」では盛り上がっているエボラネタが、

全く増田では話題にもならないのは何故?

由井寅子がエボラのレメディを準備したとか、空気感染能力を身に付けた疑惑とか、いろいろ香ばしいネタに事欠かないのに。¥

日本パンデミックが起こるか否かは兎も角、リベリアシエラレオネは、事実上国家崩壊でしょ。

「院長がエボラで死んで病院閉鎖」

治安部隊隔離作業」

医師感染恐れストライキ

欧米ボランティア脱出

遺体処理が追い付かず街角放置

罹患しても病院に駆け込むのはごく一部で、死者把握数は氷山の一角

医療マンパワーが決定的に不足」

「エボラ医療がマヒしたせいで、他の感染症もロクに見てもらえず死亡」

等々、断片的情報を眺めてみても「政府機能マヒ」「社会崩壊」としか思えない。

(断片的情報しか入ってこないのは、たぶん欧米ジャーナリストも逃げ出して、取材する人がいないからだろう)

現代において、人口数百万人の社会無政府状態に陥った場合、どういうカオスが現出するのか?って、格好の増田ネタだと思うのだが。

2014-06-14

http://anond.hatelabo.jp/20140614195852

痔の時には効くんだぞバカにしちゃいかん。

あ、切れ痔の時のみね。オッサン病だと笑ってたら、案外出産後の主婦とかなりやすいらしいね

若いお姉ちゃんも、無理なダイエット冷え性の果てに罹患するらしい。

バカにしちゃいかん国民病だよ。

2014-05-14

自称科学的なひと」ではない、文系からの、決めつけ的な分析メモ

盲信的な反原発主義の人々は、科学的な知識があるかどうか以前に、

 -第三者の主張を理解できるか

 -それを、客観的な内容で反証できるか

 -お互いの相容れない部分について、冷静に話し合えるか

などの、基本的コミュニケーションができていない人が多い

自分にとって不利なことを言われると、議論のすりかえをするかコミュニケーション遮断するかのどちらか

こういうのは、典型的コミュニケーション不全で、彼らには「他者」が存在しない。

更に、盲信的の、「信」の内容について

ゼロリスク信仰、という言葉が生まれたように、善悪中間を受け入れられない人が多い

この辺は、おそらく心が弱いゆえだろうから、責める気はさらさらないが

こういう「症状」は、一定以上「その他大勢」の社会との接点が失われている人に出やすい症状。

いわゆる左翼人はもちろん、そのもっとステレオタイプなサンプルだ。

また、子供のいる主婦で盲信的反原発主義に罹患してしまったというケースでは

子供への影響を恐れることだけでなく、子育てによる社会からの隔絶という隠れた病理がありそうだ。

いわゆる「生きにくい私たち」ってやつ。

原発事故によって、安心してのんべんだらりと「私って生きにくいの」をやってることができた人たちが、魂の危機に瀕しているわけだ

この二つの社会的な症状は、表と裏の関係というか、鶏と卵ではないが

だいたいのケースにおいて、両方発症してしまっている人が多い。

他者存在しない」からこそ、結果的社会から孤立しがちで、「生きにくい私」が出来上がるのか、その逆か。

どっちにしろ、彼らにとって反原発は、ちょうど良い「依り代」ができたってなもんだろう。

その弱さを否定するつもりは全くないんだけど、何しろコミュニケーションが成立しないのが、身近にいると本当に困るね

あとあれだ、反原発関連で、左翼の金回りが良くなってるらしくて

反原発以外の色んな社会運動(驚くほど大したことないやつで、このところお出ましはなかった)にまで

出張ってくるようになった。

これはアベノミクス効果なのではないか。金回りが良いのは、まぁいいんかな。どうでもいいな。

2014-05-08

高年齢童貞病気認定するべき

誰も直視しないが、現代日本蔓延社会問題としてセックス満足度の低下という大問題が存在する。

例えば20を超えても自然恋愛の結果セックスに至らなかった男はなんらかの精神疾患にかかっていると言える。

かつて鬱は甘えと言われた時代があった。

性同一性障害は気のせいだと思われていた時代があった。

同じことである

思春期を終えてもセックスまで至れない男は、ある種の精神的な病気にかかっている。

その結果、さまざまな社会的な問題を引き起こすことになる。

彼らを童貞病と認定し適切な治療を受けられるように政治が後押しするべきである

具体的には戦後すぐまであった公娼制度を復活させ、医師の診断の元、童貞病に罹患していることが判明した場合

風俗通いに保険適用できるようにするべきである

これにより、童貞をこじらせたせいで発生する、大量の性犯罪が予防される他、

童貞、非童貞の間に存在する対立や、社会的齟齬が解消され、

生産性が高まり、失われつつある国際競争力回復さえ見込まれる。

さあ、高年齢童貞たちよ!

いまこそ声高に叫ぶ時である

私達は病人であると!

2014-04-26

http://anond.hatelabo.jp/20140426042105

ガチガチフェミ左翼だ、って論旨だったら、普通に通ったと思うというか、そっち路線で突っかからせるために、誘導していったネタだったわけですが。

ただその、流石にちょっと本当に病院に通われている方が相手で、しか学生さんだったということで、これはこっちが大人気なかったと反省してます申し訳ない。

ネタにすべきでない世界の方相手に、その手の病気ネタで使ったことがある自分が相対したため、色々と配慮が足らなかったし、倫理にもとる対応だったかと思います

一応ご心配さらなくても、こちらは病院に通わずにすむ心身健康な日々を送ることが出来ていますが、病気などはい罹患するかも分からないものですし、あまり気軽にやるべきネタではなかったですね。すみません

2013-10-13

http://anond.hatelabo.jp/20131012170647

調査不足の一言

学校事務をしているが、「自分は○○になりたいが、どうしたらいいか」という電話をかけてくる人が時々いる。

資料も取り寄せずネットでも調べず、希望さえすれば誰かが手取り足取り教えてくれて成功させてくれる、障害なんかあるわけないとでも思っているようだ。

本当にその資格が取りたいのなら、自分がそれに届く状態なのかをまず自分で調べるべき。そうすることで色々な情報が手に入り、問題点に気付く目も養える。自助努力というやつだ。

上記の例は極端としても、目指す資格についてはみっちり調べておくべきだ。特に元増田は人よりも抱える問題が多いのだから資格取得までのそれぞれのステップについて自分が参加可能かどうかをいろいろな方面から確認し、トラブルに見舞われないためにも状況を掴んでおかなければいけない。他の誰でもない、全て自分の進路のことだからだ。

臨地実習があるのは調べればいつでもわかること。自分の状況でこれに参加できるかどうかも、担当部署に訊ねればいつでもわかることだ。

自分がかかわる制度の動きについて目を光らせていなくてはいけない。これは、「障害があるから」で免除されるものではない。そういう事にルーズでないこともまた、仕事をしていくうえで必要スキルからだ。

もしルーズなのであれば、それによって起こった結果は自分責任として引き受けなくてはいけない。今回のケースで言えば、進路を諦めることがそれに当たる。

自分統合失調なのを学校側は知っているのだから研修を受けられない事を向こうから言ってくるべきだ、もしくはどうにかして受けられるようにしてくれるべきだ、と期待するのは他人任せに過ぎるというもの。まぁ気持ちはわからないでもないが、学校からすれば「あなた勉強しても無駄ですよ」なんて言える訳もない。向こうだって商売だ。

できることなら、入学当初から調べをつけておいて、自分はこの実習を受けられますよね?と講師なり事務方なりに言質をとっておくぐらいのたくましさがあってほしい。それで100%確実に受けられるとは言えないけど、一度学校として認めてしまった経歴があれば、その責任として実習先をやりくりしてくれた……かもしれない。

まり愉快ではないけれど、いざという時のために向こうに弱みを作っておくのも有効な手段のひとつなのだ

統合失調であることを隠してくれ、などというのは言語道断。それは先生の言うとおり信用問題に関わる。その問題の責任自分が全て取るというなら話は別だが、まずそんな事は不可能だ。

病気を隠して生きることを人に勧めているが、結局そのツケは本人にいずれ回ってくる。

学校での信用、就職先での信用、罹患者としての信用。結局どこかで何かを失う。

目指しさえすれば、頑張りさえすれば夢は叶うなどという夢想は、障害者にも健常者にも保証されてはいない。

例えば、出自で進路を断念する人もいる。性別の壁を越えられない人もいるだろう。どちらも薬を飲んでも克服できない障壁だ。

ものすごく頑張って勉強をしてきたことはとても立派だ。だけど哀しいかな、それとこれとは別なのだ。言い方は厳しいが、資格を取るにあたり頑張って勉強することは誰にとってもあたりまえで、その上で諸々の手続きや条件を満たせることが必要なのだ

これからも書類上、制度上で不本意なことや面倒なことは色々発生すると思う。大変だろうけど、めげずに頑張ってほしい。

2013-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20130908022540

そうだそうだ!

夢ばっかりおってると俺みたいな博士なっちゃうぞ!

尚、よく訓練されたポスドク

自分フリーター以下のカスだということを誰よりも自覚しているので

耐性はキッチリできてるもんです。

助教だけに罹患する特殊なウィルスとか誰か発明してくんねえかな。

2013-08-06

高専(笑)

そもそも(工業高専って,大卒給料が高いから雇いたくない&高卒だと教育必要で雇いたくないっていう時代産物じゃなかったっけ.

時代に合ってないよね.中途半端

それでも早いうちから専門を学べるのは得なように思えるけど,それもインターネットの無かった時代の話で,

今やGoogle先生に聞いたらなんでも見つかるし,勉強するにしてもAmazonで名著を推薦してくれるから効率よく学べるし.

たかだか3年ぐらいのアドバンテージなんてほとんど無い.大学就職後ですぐに埋まる.

それより動機とモチベーションの維持の方が大事.当たり前だけど.

大学編入が楽だから学歴ロンダやすい」

とか聞くけど,そもそもその根性が腐ってるのと,大学院まで行くならそのときロンダできるのと,

ロンダして就活してるやつはやっぱり苦労してるから意味無いよね.

しかも編入後はいきなり3年からで授業が繋がらないからついて行けないor内容が被ってることが多いよ.

「この分野だと高専卒の人が多い」

とか言うけど,他の選択肢いからってだけだからね.



こんだけ良いとこ無いのに,なんで高専行くかっていうと,「大学受験したくない」「国立で安い」「他の人と違う道を進みたい」ってことだから

そのために普通高校生なら経験する3年分の青春大学受験という名の知的トライアルを捨てるからね.

高専だと出会いの場は専ら合コンからね.付き合っても週1ぐらいしか会わなかったりするからね.

普通高校生は付き合って無くても週5で異性と会って,何かしら話をするでしょ.多分.

文化祭とか体育祭とか部活動マネージャーとか,マジでマンガ世界から

から高専病ってのができるんだけど,ぶっちゃけ罹患してる奴の方がマシ.異性と接してるから

変なプライドっていう抗体を作り出して高専病にかかってない奴の方がヤバイ女性との接し方が異常になる.

から高専卒は童貞多すぎだし,そうでなくても女性との接し方が下手くそから

キョドるか水商売扱いするかのどっちか.俺は後者



で,知的トライアルを受けてないから妙にプライドが高い.ランキングされたことがないし,挫折経験しない奴が多すぎる.

編入は割と楽だし,編入後も専門分野の講義から自力を発揮しやすい.

から割といい評価で大学を出るんだけど,やっぱり地頭が付いていかないことが多くて,

じりじりと化けの皮が剥がれてくる.でも本人は周りより出来ると思ってる.それがイタイ



こんだけ言っておいて,高専生にアドバイスするのは,もう,思いっきバイトした方がいい.

授業終わったらさっさとバイト行け.出来れば女性が半分ぐらいのバイト.時給は関係無い.

間違っても時給がいいからと言って家庭教師とか運送屋とかやめとけ.飲食業とかにしろ

学業への影響とか気にするな.授業中に寝なければ留年することは無いから.

で,4年後半ぐらいで辞めろ.続けてもいいけど減らせ.で,死にものぐるいで勉強して,大学へ編入しろ

編入決まったらまたバイトしろ卒業研究なんて適当にこなせ.

仕事して客に怒られて,ヤンキーみたいなバイト仲間に親近感を持って自分プライドなんて捨てちまえ.

それでお金が貰えるんだから,大好きなパソコン旋盤とか買っちゃえばいいんだよ.

そうすれば高専は割と良い場所.長めの大学生活みたいな.間違えても家と高専を往復してロボコンプロコンに出るんじゃ無いぞ.

俺ぐらいの歳になったときに猛烈に後悔するから.頑張れよ,高専生.

2013-08-02

http://anond.hatelabo.jp/20130802211548

つかさ、主語がなくてもモトマスダの話だってわかるでしょ。

そっちこそ、誰の話をしてたの?モトマスダさんの感想を中二的だって言ってたんじゃないの?


荒唐無稽フィクションに登場する天然さんの行為を、自分の中二的妄想に被らせて、勝手に半端にリアルだの、脱臭されてないだの、知らんがな。

別にさ、あの作品は中二に罹患した奴を描いてるわけじゃないよね。

なにが「リアル()」なわけ?

なにが、脱臭されてないの?

それはさ、自意識過剰被害妄想じゃねぇの?って話だよ。

2013-07-25

人間力を判断する入試発達障害者支援法

発達障害者支援法」という法律がある。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H16/H16HO167.html

その中に第八条があって。

教育

八条  国及び地方公共団体は、発達障害児(十八歳以上の発達障害者であって高等学校中等教育学校及び特別支援学校に在学する者を含む。)がその障害の状態に応じ、十分な教育を受けられるようにするため、適切な教育的支援、支援体制の整備その他必要な措置を講じるものとする。

2  大学及び高等専門学校は、発達障害者の障害の状態に応じ、適切な教育上の配慮をするものとする。

特に高等教育現場に対し、この発達障害者支援法は、大学高専学力入試を通過する発達障害者には『学習障害』は無いということを暗黙の了解としている。

なぜなら、学習障害のある発達障害者学力を測る入試おいて振り落とされるからだ。推薦は高校が成績を保証してれば学力がチェックされているはずだ。AOは知らん。

振り落とされなかったけど出来が悪い、という人間は、発達障害の有無に全く関係なく単に、もっと勉強すべき人、として扱われる。

ではもし、学力とは異なる「人間力」という指標が、残りの発達障害の特徴である『多動性障害』『注意欠陥』『アスペルガー症候群』『高機能自閉症』のいずれかを罹患していることで得点を阻害されるような指標になったら、どうなるのか?

どうなるんだろう。

もしかして人間力スコアが低かった人に対し、人間力スコアを高めるための初年次教育、あるいは橋渡し教育というものを新たに高等教育現場に設置せよ、と、そういう要求が待ってる流れ?

2013-07-12

http://anond.hatelabo.jp/20130712185321

当然交際中は浮気なんかせず1人としか関係を持たなかったので、相手が浮気しない限り性病罹患するおそれもないからね。念のため一度互いに性病検査を受けて、シロだったことを確認済だよ。

それでも将来子供が欲しかったり長生きしたい人は、相手が浮気風俗なんかでクラミジア貰って来て不妊になったりHIVHPVのせいでエイズや癌に冒されたら取り返しつかないから、ちゃんとゴム付けるべきだろうね。

結婚後に亭主から子作り目的の生セクロス病気移されたらもうどうにもならないけどな。

2013-05-21

橋下徹被害者である

 橋下氏の慰安婦発言が泥沼化している。

 言えば言うほど深みにはまって行く様は、政治家としてというよりも、人間として根本的な所が間違っている証明のようにも見えるが、私はこう思う。

 彼は被害者である。 

● 慰安婦発言根本矛盾

 大元となった慰安婦発言の要点をここに書き出してみよう。

1 

 慰安婦実在した。

 それがどのような形態であれ、慰安婦存在自体は容認されてはならない。

 現在は。

2

 慰安婦というシステムではなかったとしても、現地の女性を活用して性的サービスを受けた例は他の国にもあった。

 アメリカ軍にもあった。

 当時は、世界中で、そうだった。

 だから日本だけ非難されるのはおかしい。

 もちろん、現在では許されざる事である

3

 ところで米軍兵の沖縄での性的暴行が続いている。

 性的欲求は、ビーチバレーで発散できるものではないので

 日本(現地)の

 風俗(性的サービス)を活用すればいい。

 

4 

 私は米軍司令官にそれを進言した。

 マスコミが悪意を持って自分の発言を歪めたと言う、インターネット中毒患者に良く見られる被害妄想を景気よくふるまっている橋下氏である

 彼の発言が正しく英訳されていたとしても、この破綻した思考と錯乱した行動と、それに気づかない精神状態では批判は避けられなかっただろう。

 むしろ全てが英訳されずに、一部が伝わった(彼の認識では、だが)からこそ、この程度で済んでいるのかもしれない。

 しかし、本気で自分の考えを説明したいのであれば、せっかくのツイッターで「可哀想な私」をまき散らしていないで

 自分の気に入る英訳をしてくれる翻訳者翻訳を依頼し(まさか仕事を頼むだけの金がないという事はないだろう)、気の済むまで発信すればいい。

 場合によったら世界中ネット以外で活躍されている論客との議論が白熱し、ネットテレビ番組で醸成されたセカイから抜け出し、一躍、世界的な政治リーダーとなれるかもしれない。

 いや、むしろ、そのように成長してくれる事を望む。

 もちろん、迂闊な発言は余計な火種の元であり、迂闊な人間性であればなおさら

 それゆえに政治家失言に注意するのだが、彼の場合、もはや今更だ。

■ 橋下徹氏の風俗

 彼の風俗観にはエロゲーのやり過ぎやハーレムライトノベルの読み過ぎを疑いたくなるのだが

 彼によれば、日本には色々な風俗があって法的にOKだから大丈夫、との事である

 「軍人風俗をあてがう」という考え方自体が、上にあげたように自分自身の論理から破綻を含んでいるのはもちろんであり

 戦後日本進駐軍軍人のために、募集した素人日本人女性提供した慰安所RAA」は、まさにそういう発想で作られたものである

  (テリー伊藤が間違った発言をしていたようだが、この「RAA」は日本政府が自発的に作ったものである

  わずかな期間でGHQによって廃止された。前時代的だと批判されたのはそういう事である

  「日本女性を守るために」という点まで同じである)

 それ自体は、まぁ、置いておくとしよう。

 きっとテレビ出演時から風俗通いして金払いがよくてモテたので

 全ての風俗嬢が「喜んで」セックスワーカーや接客業をしていると思い込んでいるのだろう

 というのは、風俗好きな私の憶測だが、それも、置いておくとしよう。

 置いておく項目が増えすぎて収拾がつかなくなるので、まとめて置いておくが

 要するに、いろいろと奇怪で話を聞けば聞くほど、考えが気持ち悪い。

 OK、とりあえずは好意的に考えて、橋下氏は「本番がなければ性的サービスにあたらない」と考えているのだとしよう。

 そう考えると、いろいろとおかし論理矛盾の幾らかは、なんとなくは消化できるし

 ワルぶっていて性的な要求を女性にいろいろさせる事に不自由しなかった人間であれば、そう考える傾向があっても不思議ではない。

 (そこが警戒される理由ではないかと言うのは、置いておくリストの中に放り込もう)

 私は彼に問いたい。

「一体、どこまでならOKなのか?」

 どこまで、というのはもちろん、ゴール地点を挿入に設定した時の「どこまで」である

 分かり易いよう、ひとつ具体的なコースを提示してみるので、答えてみて欲しい。

 【スタート

 ビデオボックス

   ↓

 オナクラ

   ↓

 ピンサロ

   ↓

 ヘルス

   ↓

 【ゴール】

 ソープ

 彼は元弁護士らしく、「国内法の定める範囲内」と答えるかもしれない。

 要するに風俗営業許可を得ている店ならなんでもいい、と。

 内気で非モテプロムの相手もいなかったようなアメリカ軍人であれば夢のような話だ。

 だが、それはビーチバレー程度で性欲は解消できないという自らの認識との矛盾をはらんでいる。

 男性として言わせてもらえば

 少なくともヘルスまではOKにしないとスッキリするどころか

 却って悶々としてしま性犯罪が増えそうである。    

 最も、アメリカまで出向いて優秀な日本風俗を売り込んでくるというのなら、話は別だ。

 せっかくアメリカに行くのだから例の報道官にも、司令官にするものと同じ進言をすればいいのだ。

 直接会って話をすれば、「誤解」も解けるかもしれないし、彼の主張も聞き入られるかもしれない。

 成功したらクールジャパンの品目に風俗を加えれば、一石二鳥である

 彼が自分を支持したと主張する「アラブメディア」というものが実はAFPだったり、別に支持してはいなかったりした事は、もう見て見ぬフリをしてあげよう。

 ツイッターばっかりやってる人間にはよくあるミスだ。

 煽動や問題のすり替えを頻繁に行うが、これもネットばっかりやってる人間にはよくある事である

 彼はネット中毒なのだろうか。

 あるいはゲーム脳

 現実と虚構の区別がついていないようにも見える。

 世代の特徴でもある、万能感とアメリカへのコンプレックスに蝕まれているのは確かだろう。

 中二病

 おそらくはそれら全てに罹患しており、そういう物に蝕まれてボロボロになっている人たちの象徴が橋下徹という人間なのだ

 彼は被害者である

 彼の世代に浸透していた、コンプレックスを基底とした日本サブカルチャー的な価値観受験勉強としての教育への反感、インターネットという居場所、そういう欺瞞によって作り出された「可哀想な人間」なのである

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